JP2003082863A - 洗面所及び洗面所の設計方法 - Google Patents
洗面所及び洗面所の設計方法Info
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- JP2003082863A JP2003082863A JP2001267020A JP2001267020A JP2003082863A JP 2003082863 A JP2003082863 A JP 2003082863A JP 2001267020 A JP2001267020 A JP 2001267020A JP 2001267020 A JP2001267020 A JP 2001267020A JP 2003082863 A JP2003082863 A JP 2003082863A
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Abstract
て、洗面台の配置位置や配置方向の如何に関わらず、且
つ出入口が3つ形成されるような場合であっても、大き
な窓を形成する。 【解決手段】洗面所Cは、洗面台4に隣接してカウンタ
ーユニット13を構成する収納庫13aを設けると共に該収
納庫13aの上部で且つ洗面台4に直交する方向に長さが
約900mmのカウンター13bを設ける。洗面台4の上方で
あって外壁1に大窓9を設けると共にカウンター13bの
上方であって壁12に鏡10を設ける。またカウンターを洗
面所の内壁面の間の寸法である1.8mとし、洗面台の上
方に大窓又は鏡を、カウンターの上方に鏡又は大窓を設
ける。前記各レイアウトをパターン化し、洗面所の設計
にあたって前記パターンの中から選択して設計する。
Description
に、浴室と連続して設けられて比較的狭い空間として制
限されているにも関わらず、広い窓を確保すると共に複
数の出入口を確保した洗面所と、この洗面所を設計する
方法に関するものである。
濯室を兼ねた洗面所が設けられるのが一般的である。こ
のような洗面所では洗面ユニットと洗濯機が設けられて
おり、これらの他に、洗濯物を収容する容器や乾燥機,
吊り戸棚等が夫々壁面に沿って配置される。一般的な住
宅に於いて、洗面所の面積はさほど広いものではなく、
約1.8m×約1.8m又は2m×2m程度であり、洗面所及
び洗濯室として利用し得る最低限の広さであるといえ
る。
された所謂洗面化粧台を用いており、この洗面化粧台を
建物側に設けた給水栓,排水孔及び電源と接続すること
で利用し得るように構成されている。この洗面化粧台
は、単体で洗面及び化粧機能の全てを満足し得るように
構成されており、洗面ボウルを中心として、正面に半身
用の鏡が設けられると共に該鏡の上部に収納庫が設けら
れ、更に、洗面ボウルの下に収納庫が設けられている。
ーが独自に設定しており、これらのカタログの中から目
的の洗面所の寸法に合わせて最適な寸法と機能を有する
ものを選択して利用している。このため、最適なものと
して選択した洗面化粧台及び洗濯機を設置したとして
も、洗面所のスペースの全てを有効に利用し得るという
ものでもない。
屋に続く扉の少なくとも2つの扉が設けられており、こ
れらの扉を利用して洗面所への出入り、及び浴室への出
入りが行なわれる。特に、最近では家事を合理的に進め
るために、キッチン等から直接洗面所に出入りし得るよ
うに、三方の壁に夫々扉が設けられることもある。即
ち、洗面所を構成する壁面のうち、2つ或いは3つが浴
室,廊下或いはキッチンに連続しており、残りの壁面に
窓が形成されている。
面所は限られたスペースを利用して洗面化粧台や洗濯機
が設置されており、且つ壁面には少なくとも2つの出入
口が設けられるため、利用し得る壁面の面積も小さくな
っている。また洗面化粧台は洗面ボウルの正面に鏡が置
かれるようになっているため、該洗面化粧台を配置する
ことによって露出する壁面の面積が小さくなってしま
い、大きい窓を形成することが出来ないという問題や、
大きい窓を形成しようとした場合、洗面化粧台の配置方
向に制限があるという問題が生じる。
居室の壁面に形成された窓と、洗面所の窓とが異なる大
きさになり、建物の外観が統一のとれない意匠になって
しまうという問題を派生している。
によって提供されるものであるため、洗面所としてのス
ペースを合理的に利用するという思想はなく、夫々の投
影面の形状は略四角形である。このため、寸法的に且つ
機能的に合理的なものを選択しても、洗面所に於けるデ
ッドスペースの発生が多々ある。
るという要求がある場合、洗面化粧台は外壁側に向けて
配置せざるを得ず、このため、充分に大きい窓を形成す
ることが出来ないという問題も生じる。この場合、洗面
化粧台の上方に欄間状の窓を形成し、或いは洗濯機の上
方に小窓を形成することがあるが、充分な採光や通風を
確保することが出来ないという問題が生じ、且つ建物の
外観が統一のとれない意匠となって著しく美観を損なう
という問題を派生する。
方向の如何に関わらず洗面所の内部を合理的に配置し、
且つ出入口が3つ形成されるような場合であっても、大
きな窓を形成することが出来る洗面所を提供すると共に
該洗面所の設計方法を提供することにある。
に本発明に係る洗面所は、洗面台に隣接して収納庫を設
けると共に該収納庫の上部で且つ洗面台に直交する方向
にカウンターを設け、前記洗面台の上方に窓を設けると
共にカウンターの上方に鏡を、又は洗面台の上方に鏡を
設けると共にカウンターの上方に窓を設けたものであ
る。
交する方向に配置し、洗面台の配置方向に応じて、該洗
面台の上方に窓或いは鏡を設け、カウンターの上方には
洗面台の上方に窓を設けたときには鏡を、また洗面台の
上方に鏡を設けたときには窓を設けることで、洗面台の
配置方向の如何に関わらず壁面を有効に利用して、外壁
面側に大きな窓を形成すると共に、外壁面と直交する方
向の壁面に鏡を設けることが出来る。
方に洗面台を設けると共に該洗面台に隣接して収納庫を
設け、前記収納庫の上部に前記洗面台と直交する方向に
該洗面台の上面と略連続した上面を有し且つ長さが予め
設定された値を有するカウンターを設け、前記カウンタ
ーの上方に上半身用の鏡を設けたものである。
け、この洗面台と直交する方向に該洗面台の上面と略連
続した上面を有し、予め設定された長さを持ったカウン
ターを設け、更に、カウンターの上方に半身用の鏡を設
けたので、カウンターの長さを予め設定された長さ、例
えば洗面所の壁面の間隔の半分の長さ、或いは半分以下
の長さ(約600mm〜1m程度)に設定した場合、カウン
ターの設置面には該カウンターが対向する部位以外の壁
面が露出することとなり、露出した壁面に出入口を形成
することが出来る。
ち、外壁面には大窓を形成し、他の3つの壁面に夫々出
入口を形成してこれらを、浴室との出入口,廊下との出
入口,居室或いはキッチンとの出入口とすることが出来
る。このため、洗面所の壁面及びスペースを有効に利用
することが出来る。
形成することが出来るため、該窓のサイズを隣接する居
室に設けた窓のサイズ(例えば、腰高窓)と同一とする
ことによって、統一のとれた外観を持った建物とするこ
とが出来る。
め上記各複数の洗面所をパターン化しておき、前記パタ
ーンの中から選択したパターンに基づいて洗面所を設計
することを特徴とするものである。
位置と、洗面台と窓或いは鏡との組み合わせからなる複
数のパターンと、カウンターの長さを変化させた請求項
2のパターンを含む複数のパターンを設定しておき、目
的の住宅に於ける洗面所に対する出入口の数と方向、外
壁の方向等の条件が設定されたとき、前記パターンの中
から最適なものを選択し、選択したパターンに基づいて
洗面所の設計を行なうことが出来る。
しい実施形態について説明し、合わせて設計方法につい
て説明する。
と壁面を有効に利用して外壁の壁面に大きな窓を形成す
ることを可能とし、且つ複数の壁面(最大3つの壁面)
に夫々出入口を形成し得るようにしたものである。この
ため、洗面所に対する採光を確保すると共に通風を確保
し、且つ洗面所を介して浴室,廊下或いは居室,キッチ
ンとの通行を実現することが可能となる。
の外壁を有しており、該外壁の壁面に大きな窓を設ける
ことによって、採光を確保すると共に通風を確保するこ
とが可能である。特に、前記窓を洗面所に隣接する居室
の窓と同じ高さとすることで、建物の美観を向上するこ
とが可能である。
ではないが、1.8m×1.8m或いは2m×2m程度の面積
を対象とした場合に極めて有効である。従って、本発明
では、前記面積以上の面積を持った洗面所に適用するこ
とが可能である。
して構成される。即ち、洗面台としては洗面ボウルがあ
れば良く、該洗面ボウルの下部に収納庫が形成されるこ
とが好ましい。しかし、従来の洗面化粧台のように、洗
面ボウルと鏡や上部収納庫が一体的に構成しようとする
ものではない。
は異なる構造体として構成されており、洗面台の左右何
れの側面であっても隣接して設置することが可能なよう
に構成されている。また収納庫の上面のレベルは洗面台
の上面と略等しい。
いが、カウンターの幅寸法と同じであることが好まし
い。更に、洗面台と該洗面台の側面に隣接させて設けた
収納庫との横方向の寸法は、洗面台に並べて洗濯機を設
置し得る値であることが必要である。
にするかは特に限定するものではないが、洗面所に於け
る収納庫の設置位置は2つの壁面が交差する部位とな
り、且つ可及的に壁面に接近させることから、観音開き
型では扉の開放が困難になることがあり、引出型である
ことが好ましい。
は、これらを互いに隣接させると共に、収納庫を壁面に
接近させて設置したとき、洗面台の反対側(収納庫を隣
接させていない側)には洗濯機を設置するためのスペー
スを確保することが可能である。
ーバーやドライヤー等の器具類を置くためのものであ
り、洗面台の奥行き寸法よりも大きい予め設定された寸
法を持って洗面台に対し直交する方向に配置されてい
る。このカウンターは、予め設定された長さと収納庫の
幅寸法と略等しい奥行き寸法(約200mm〜約300mm)を持
った板状の部材によって形成されており、一方側の端部
が収納庫の上部に載置されて固定されて一体化し、他方
側の端部は下方に設けた収納庫に支持され、或いは片持
ち梁状の自由端として構成される。
することによってカウンターユニットを構成している。
特に、収納庫を引出型とすることによって、カウンター
ユニットは、洗面台の左右何れの側面に設置した場合で
あっても、不便を感じることなく使用することが可能で
ある。
形成する出入口の有無等に対応させて予め設定されてい
る。例えば、1つの壁面の全面にわたってカウンターを
設ける場合の長さは約1.8m又は2m(内壁面の間隔に
対応させた寸法、建物に設定されたモジュール寸法に応
じる。以下代表して「18カウンター」という)に、ま
たカウンターを設ける壁面に出入口を形成する場合の長
さは約0.9m又は1m(内壁面の間隔の約半分、以下代
表して「09カウンター」という)に設定することが好
ましい。
ものではなく、約1.2m,約1.5m等の寸法で適宜設定す
ることが可能である。また洗面台の奥行き寸法が約 450
mm〜600mm程度であることから、例えば0.6m〜0.9mの
長さであっても、カウンターとしての機能を発揮するこ
とが可能である。
してカウンターを短くすることが多いため、人の出入り
の際に邪魔にならないように、カウンターとしての機能
を損なわない範囲で短くすることが好ましい場合もあ
る。更に、カウンターの自由端は必ずしも壁面に対して
直角である必要はなく、人の出入りの邪魔にならないよ
うに斜めに形成しておくことも好ましい。
ウンターを選択的に用いることによって、一方側の壁面
の全幅にわたって有効に利用することが可能となる。
尚、18カウンターを形成した場合、該18カウンター
に於ける洗面台から離隔した端部の下部に収納庫を設け
ることによって該18カウンターを支持することが可能
であり、09カウンターを形成した場合、該09カウン
ターを片持ち梁状とすることが可能である。
が洗面台の上面と略同一のレベルを有しており、且つ板
状の部材によって構成されることから、該カウンターの
上部の壁面は全面にわたって露出していることになる。
ットを設置したとき、洗面台とカウンターは互いに直交
して配置される。前記洗面台及びカウンターの何れか
が、少なくとも1つの外壁の壁面に向けて配置される。
従って、洗面台,カウンターが外壁或いは外壁以外の壁
面の何れに面した場合であっても、洗面台及びカウンタ
ーの上部の壁面が充分に露出することから、外壁の壁面
も充分に露出することになり、これらの露出した壁面を
有効に利用することが可能である。
ットを洗面台に対して単独で移動し得る構造体とするこ
とで、カウンターユニットを洗面台の左右何れの側面で
あっても設置することが可能となり、洗面所に於ける外
壁と出入口との位置関係の変更に対し円滑に対応するこ
とが可能である。
合わせたときの投影面の形状はL字型となるため、2つ
の壁面に対向する床面を有効に利用して洗濯機を加えた
レイアウトを合理的に実現することが可能となる。この
ため、デッドスペースを減少させて狭い洗面所の面積を
活用することが可能である。
いに細部のデザインや色調等を統一しておき、目的の洗
面所のレイアウトに対応して、例えば洗面台を基準とし
て、異なる長さの中から選択したカウンターユニットを
組み合わせたとしても、全体のデザイン,色調が統一の
とれたものとして構成されることが好ましい。
は、互いに異なる構造体として構成されるものの、デザ
イン,色調,寸法が統一のある組合せ体として構成され
ている。
保し得る大きい窓を設けることが好ましい。このため、
上記の如く、外壁面に面して洗面台,カウンターを設け
た場合であっても、これらの上部の壁面が露出すること
で、下側が洗面台の上面のレベルよりも高く且つ上側が
天井面までの間の壁面を利用して窓を構成することが可
能である。このような窓として特に限定するものではな
いが、幅が0.9m程度の所謂腰高窓を設けることが可能
である。このような窓では、一般の居室に取り付けられ
る窓(腰高窓)と高さが等しくなり外観上好ましい。
られる腰高窓と同等の大窓を設けたとき、この大窓を塞
ぐようなものが存在しないため、充分な採光を確保する
ことが可能となり、且つ充分な通風を確保することが可
能となる。
面が外壁であるか内壁であるかに応じて設定される。即
ち、洗面台が外壁の壁面に面している場合、この壁面に
は窓が設けられ、洗面台が内壁の壁面に面している場
合、この壁面には鏡が設けられる。特に、洗面所が2つ
の外壁を有する場合であって、洗面台及びカウンターが
夫々外壁の壁面に面している場合、洗面台の上部に窓を
設けるか、鏡を設けるかは限定するものではない。
洗面台の場合と同様に壁面が外壁であるか内壁であるか
に応じて設定される。即ち、カウンターが外壁の壁面に
面している場合、この壁面には窓が設けられ、カウンタ
ーが内壁の壁面に面している場合、この壁面には鏡が設
けられる。従って、洗面所が2つの外壁を有する場合で
あって、洗面台及びカウンターが夫々外壁の壁面に面し
ている場合、カウンターの上部に窓を設けるか、鏡を設
けるかは限定するものではない。
ウンターの上部の壁面に同じ部材が設けられることはな
く、窓と鏡の何れかが洗面台の上部に設けられたとき、
カウンターの上部には窓,鏡の残った方が設けられる。
鏡は、少なくとも上半身が写るサイズであることが好ま
しい。このように上半身を写す鏡は幅寸法が約500mm〜7
50mm、上端の高さが約1800mm程度で下端が洗面台或いは
カウンターの上面程度(750mm程度)であることが好ま
しい。このような鏡を洗面台或いはカウンターの上部に
設けることによって、化粧や身だしなみを整えることが
可能となる。
ターの上面から上方に離隔した位置に薄型の収納庫(薄
収納)を設けることが好ましい。このような薄収納を設
けることによって、化粧品や化粧用具、或いは電気器具
類を収納することが可能である。この薄収納の寸法は、
幅方向がカウンターの長さと等しいか短く、且つ厚さ寸
法がカウンターの幅寸法と等しいか小さいことが好まし
い。
とカウンターの配置に対し、夫々の上部に設ける窓と鏡
との組み合わせによって2つのパターンが形成される。
またカウンターを、09カウンターとするか、18カウ
ンターとするかによって2つのパターンが形成される。
更に、洗面台とカウンターユニットとの組み合わせの勝
手違い(カウンターユニットを洗面台の左側に配置する
か、右側に配置するか)が形成される。
ンターと窓,鏡の組み合わせによるパターン、カウンタ
ーの長さの違いによるパターンを設定しておくことで、
目的の住宅に於ける洗面所を設計する際に、出入口の位
置や外壁の位置に応じて前記何れかのパターンを選択し
て設計することが可能である。
置と、目的の洗面所に於ける出入口の位置が異なる場
合、選択したパターンの勝手違いを設計することで、対
応することが可能である。
て図を用いて説明する。図1は第1実施例に係る洗面所
の構成を説明する図である。図2は第1実施例に係る洗
面所の構成を屋内側の壁と出入口を除いた状態で説明す
る図である。図3は第2実施例に係る洗面所の構成を説
明する図である。図4は第3実施例に係る洗面所の構成
を説明する図である。
洗面所の構成について説明する。尚、図1(a)は洗面
所Aの平面図であり、同図(b)は洗面台を正面に見た
斜視図である。
略正方形の床面を有しており、外壁1に対向する位置に
廊下への出入口2が形成され、外壁1と直交する壁に浴
室(ユニットバス、UB)への出入口3が形成されてい
る。この洗面所AのレイアウトはパターンAとして設定
される。
面台4の側面であって出入口3が形成された壁と対向す
る壁5側にカウンターユニット6の収納庫6aが隣接し
て配置されている。また洗面台4の収納庫6aを配置し
た側面とは反対側の側面に洗濯機7が配置されている。
ル4aの下部に形成された収納部4bとを有して構成さ
れている。洗面台4は、幅寸法(左右方向の寸法)が75
0mm〜900mmの範囲に形成され、奥行き寸法は450mm〜600
mmの範囲に、高さは750mm程度に形成されている。また
カウンターユニット6を構成する収納庫6aの幅寸法は
約200mm〜300mm程度で形成されている。
ー6bは、長さが洗面所Aの内寸法と略等しい1.8mを
持った18カウンターとして形成されている。従って、
壁5には全面にわたってカウンター6bが設けられるこ
とになる。またカウンター6bの奥行き寸法は収納庫6
aの幅寸法と等しく200mm〜300mm程度に設定され、上面
の高さは洗面台4の高さと等しい750mm程度に設定され
ている。
aと対向する位置には下部収納庫6cが設けられてお
り、カウンター6bの端部は下部収納庫6cに載置され
て支持されている。また収納庫6aと下部収納庫6cと
の間には収納庫6aの引出を操作するのに充分な空間6
dが設けられており、この空間6dを利用してごみ箱や
折り畳みイス等を収容することが可能である。
ター6bから離隔した位置に2つの薄収納8が設けられ
ている。この薄収納8は、夫々カウンター6bの両端部
分に対応する位置に設けられており、一方はカウンター
ユニット6を構成する収納庫6aの上方に、他方は下部
収納庫6cの上方に配置されている。
(奥行き寸法)がカウンター6bの幅寸法と略等しいか
或いは小さく形成されており、これにより、カウンター
ユニット6の前に立った人の邪魔にならないように構成
されている。
大窓9が設けられている。この大窓9は幅寸法が900mm
の腰高窓として、特に、居室に用いる窓と同一の腰高窓
として構成されており、建物の外観意匠の統一をはかる
と共に、充分な採光を確保すると共に通風を確保するこ
とが可能である。また壁5であってカウンター6bの上
部には上半身を写すことが可能な鏡10が設けられてい
る。この鏡10は、カウンター6bの上部に設けた薄収納
8の間に設けられている。
1に大窓9が形成され、該外壁1と交差する方向の壁5
の全面にカウンターユニット6が設けられている。また
外壁1と対向する壁及び壁5と対向する壁は、何れも洗
濯機7やカウンターユニット6の一部が対向するもの
の、全面にわたって対向するものではなく、従って、こ
れらの壁に廊下への出入口2,浴室への出入口3を構成
することが可能である。また浴室の設置方向が図1の反
対側に変更された場合、洗面台4を基準として右側にカ
ウンターユニット6を設ける所謂勝手違いのレイアウト
を設計することで対応することが可能である。
けた収納、或いは乾燥機等の機能備品である。
Bの構成について説明する。尚、図3(a)は平面図、
(b)は洗面台を正面に見た斜視図である。また前述の
洗面所Aと同一の部分及び同一の機能を有する部分には
同一の符号を付して説明を省略する。
て18カウンターを有するカウンターユニット6が設け
られており、該外壁1の全面にわたってカウンター6b
が配置されている。このため、洗面台4はカウンターユ
ニット6と直交する方向である壁5に対向して配置され
ている。また外壁1に対向して廊下への出入口2が形成
され、壁5に対向して浴室への出入口3が形成されてい
る。このような洗面所BのレイアウトはパターンBとし
て設定される。
ウンター6bの上方に大窓9が形成されており、壁5に
対向して設けた洗面台4の上部に鏡10が設けられてい
る。
も、3方向の壁に出入口2,3と大窓9が形成されるこ
ととなり、充分な採光を確保することが可能であり、且
つ図3(a)に矢印で示すように充分な通風を確保する
ことが可能である。また浴室の設置方向が図3の反対側
に変更された場合、カウンターユニット6を基準として
右側に洗面台4を設ける所謂勝手違いのレイアウトを設
計することで対応することが可能である。
Cの構成について説明する。尚、図4(a)は平面図、
(b)は斜視図である。また前述の洗面所Aと同一の部
分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付して
説明を省略する。
洗面台4が配置され、該洗面台4に向かって左側の壁12
側にカウンターユニット13の収納庫13aが隣接して配置
されている。また洗面台4の収納庫13aを配置した側面
とは反対側の側面に洗濯機7が配置されている。
ー13bは、長さが洗面所Cの内寸法の略半分の寸法と略
等しい0.9mを持った09カウンターとして、即ち、壁1
2に出入口14を形成する際に邪魔になることのないカウ
ンターとして形成されている。従って、壁12には、外壁
1側から略半分の位置までカウンター13bが設けられる
ことになる。カウンター13bの端部であって、収納庫13
aからの突出部分は片持ち梁状に形成されている。
することなく全面が露出した壁面が形成され、この部位
に出入口14が形成されている。この出入口14は、居室空
間やキッチン等に連続しており、これらの空間から出入
口14を介して直接洗面所Cに出入りすることが可能であ
る。
ター13bから離隔した位置に1つの薄収納8が設けられ
ている。この薄収納8は、カウンター13bの洗面台4側
の端部に設けられている。
大窓9が設けられており、該大窓9によって充分な採光
を確保すると共に、図4(a)に矢印で示すように充分
な通風を確保することが可能である。また壁12であって
カウンター13bの上部には上半身を写すことが可能な鏡
10が設けられている。
1に大窓9が形成され、該外壁1と交差する方向の壁12
の略半分の壁面に対向してカウンターユニット13が設け
られ、該カウンターユニット13が対向することのない部
位に出入口14が形成されている。また外壁1と対向する
壁及び壁12と対向する壁には、廊下への出入口2,浴室
への出入口3を構成することが可能である。
ニット13を構成するカウンターを09カウンターとする
ことによって、洗面所Cを構成する4つの壁面に夫々大
きな開口部(外壁1に対する大窓9、他の3つの壁に対
する出入口2,3,14)を形成することが可能となり、
該洗面所Cを中継して廊下,浴室,居室或いはキッチン
に通行することが可能となる。従って使い勝手の良い洗
面所Cを構成することが可能であり、且つ充分な採光と
通風を確保することが可能である。
図4の反対側に変更された場合、洗面台4を基準として
右側にカウンターユニット13を設ける所謂勝手違いのレ
イアウトを設計することで対応することが可能である。
場合、上記パターンA〜Cを予め設定しておき、目的の
洗面所に於ける外壁1の方向と、外壁1に対する廊下及
び浴室の方向、更に、キッチンや居室であって直接洗面
所に出入りする必要のある空間の有無と方向を夫々確認
することで、目的の洗面所をパターンA〜C、或いはパ
ターンA〜Cの勝手違いの何れかに当てはめることで、
目的の洗面所のパターンを選択することが可能である。
を目的とした場合、従来の洗面化粧台を利用しても、特
定のレイアウト(洗面化粧台が内壁面に対向すると共に
外壁に大窓を形成し得るレイアウト、例えば特定パター
ン)であれば実現することが可能である。このため、上
記パターンA〜Cに前記特定パターンを加えた複数のパ
ターンA〜C,特定パターンを設定しておき、これらの
パターンの中から目的の洗面所に最適なパターンを選択
することで、より選択肢の広い設計を行なうことが可能
である。
ンの中から選択されたパターンをそのまま、或いは勝手
違いを設定することで、洗面所の設計を行なうことが可
能である。
洗面所では、洗面台とカウンターを直交する方向に配置
し、洗面台の配置方向に応じて、該洗面台の上方に窓或
いは鏡を設け、カウンターの上方には洗面台の上方に窓
を設けたときには鏡を、また洗面台の上方に鏡を設けた
ときには窓を設けることで、洗面台の配置方向の如何に
関わらず壁面を有効に利用して、外壁面側に大きな窓を
形成すると共に、外壁面と直交する方向の壁面に鏡を設
けることが出来る。
台と直交する方向に該洗面台の上面と略連続した上面を
有し、予め設定された長さ(壁面の間隔の約半分、或い
はより短い長さ、例えば約900mm)にカウンターを設け
ると共に該カウンターの上方に半身用の鏡を設けたの
で、カウンターに面した壁面は前記寸法の残りの幅で露
出することとなり、露出した壁面に出入口を形成するこ
とが出来る。このため、洗面所を構成する4つの壁面の
うち、外壁面には大窓を形成し、他の3つの壁面に夫々
出入口を形成してこれらを、浴室との出入口,廊下との
出入口,居室或いはキッチンとの出入口とすることが出
来る。
直交方向に配置されるため、2つの壁面に対向する床面
を有効に利用することが出来る。このため、洗濯機を加
えて合理的なレイアウトを実現することが出来、洗面所
の床面を有効に利用してデッドスペースを減少させるこ
とが出来る。
ることが出来るため、該窓のサイズを隣接する居室に設
けた窓のサイズと同一とすることによって、統一のとれ
た外観を持った建物とすることが出来る。特に、洗面所
に大窓が形成されるため、充分な採光と通風を確保する
ことが出来る。
洗面台の配置位置と、洗面台と窓或いは鏡との組み合わ
せからなるパターンと、カウンターの長さを変化させた
パターンを含む複数のパターンを設定しておき、目的の
住宅に於ける洗面所に対する出入口の数と方向、外壁の
方向等の条件が設定されたとき、前記パターンの中から
最適なものを選択し、選択したパターンに基づいて洗面
所の設計を行なうことが出来る。
ある。
出入口を除いた状態で説明する図である。
ある。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 洗面台に隣接して収納庫を設けると共に
該収納庫の上部で且つ洗面台に直交する方向にカウンタ
ーを設け、前記洗面台の上方に窓を設けると共にカウン
ターの上方に鏡を、又は洗面台の上方に鏡を設けると共
にカウンターの上方に窓を設けたことを特徴とする洗面
所。 - 【請求項2】 大窓の下方に洗面台を設けると共に該洗
面台に隣接して収納庫を設け、前記収納庫の上部に前記
洗面台と直交する方向に該洗面台の上面と略連続した上
面を有し且つ長さが予め設定された値を有するカウンタ
ーを設け、前記カウンターの上方に上半身用の鏡を設け
たことを特徴とする洗面所。 - 【請求項3】 予め請求項2に記載した洗面所を含む請
求項1に記載した複数の洗面所をパターン化しておき、
前記パターンの中から選択したパターンに基づいて洗面
所を設計することを特徴とする洗面所の設計方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001267020A JP4859306B2 (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 建物の洗面所 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001267020A JP4859306B2 (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 建物の洗面所 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001267020A Expired - Fee Related JP4859306B2 (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 建物の洗面所 |
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JP (1) | JP4859306B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013112987A (ja) * | 2011-11-29 | 2013-06-10 | Misawa Homes Co Ltd | 洗面所 |
JP2015200140A (ja) * | 2014-04-09 | 2015-11-12 | トヨタホーム株式会社 | 収納室構造及び建物 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05154030A (ja) * | 1991-12-09 | 1993-06-22 | Toto Ltd | 化粧室 |
JPH08260729A (ja) * | 1995-03-24 | 1996-10-08 | Inax Corp | 洗面ユニット |
-
2001
- 2001-09-04 JP JP2001267020A patent/JP4859306B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015200140A (ja) * | 2014-04-09 | 2015-11-12 | トヨタホーム株式会社 | 収納室構造及び建物 |
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JP4859306B2 (ja) | 2012-01-25 |
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