JP2003082434A - 伸線性に優れた高炭素鋼線材およびその製造方法 - Google Patents
伸線性に優れた高炭素鋼線材およびその製造方法Info
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Abstract
線材およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 mass%で、C:0.6〜1.0%、S
i:0.1〜1.5%、Mn:0.3〜0.9%、P:
0.02%以下、S:0.03%以下、N:0.005
%以下、残部Feおよび不可避的不純物からなり、ある
いはさらにNb:0.020〜0.050%、V:0.
05〜0.20%の1種または2種以上を含む。さら
に、N:0.0015〜0.0050%の下でAl:
0.030%以下含ませるとよい。組織的には、95面
積%以上のパーライトを有し、パーライトの平均ノジュ
ール径Pが30μm 以下、平均ラメラ間隔Sが100n
m以上でかつPをμm 、Sをμm で表したとき下記F式
がF>0となる範囲内とされる。F=350.3/√S
+130.3/√P−51.7
Description
線、PC鋼線、ロープ用鋼線などの高強度鋼線の素材と
して使用される高炭素鋼線材およびその製造方法に関す
る。
れた高炭素鋼線材を必要な線径に伸線加工することによ
って製造される。タイヤのスチールコード、ベルトコー
ドなどのように細線に伸線加工される線材では、伸線時
に断線すると、生産性が著しく阻害されるため、良好な
伸線性が求められる。従来、かかる良好な伸線性を得る
ため、熱間圧延後、熱延線材を水冷し、衝風冷却するこ
とによって線材組織を微細パーライトにし、さらに伸線
工程の途中で1〜2回中間パテンティングを施すことが
行われている。
径が求められており、また生産性の向上の観点から中間
パテンティングを省略することが望まれている。このた
め、高炭素鋼線材にはより優れた耐断線性が要求されて
おり、さらにダイスの寿命を向上させることも生産性向
上の観点から求められている。
0号公報には、高炭素鋼線材のC当量に応じて引張強さ
とパーライト中の粗パーライト(500倍の顕微鏡下で
識別可能なパーライト)の割合を適正値に制御すること
により、また特開2000−63987号公報には、パ
ーライトの平均コロニー径を150μm 以下とし、平均
ラメラ間隔を0.1〜0.4μm とすることにより、伸
線性を向上させる技術が紹介されている。前記コロニー
とは、パーライトのラメラの方向が揃った領域をいい、
このコロニーの複数によってフェライト結晶方位が一定
の領域であるノジュール(ブロックともいう。)が形成
される。なお、熱間圧延後の線材は、上記公報に記載さ
れているように、水冷により巻き取り温度を調節し、引
き続きステルモア調整冷却装置により衝風量を調整する
ことにより製造される。
技術では、ラメラ間隔の粗い粗パーライトが10〜30
%程度存在するため、ダイス寿命の改善が図られるもの
の、伸線中の断線に対する抵抗性が不足し、十分な伸線
性が得られていない。一方、後者の技術においてもラメ
ラ間隔を0.1〜0.4μm とある程度粗くすることで
ダイス寿命を改善することができるが、ラメラ間隔を上
記のように粗くした結果、平均コロニー径が実施例に開
示されているように40μm 程度に止まっており、やは
り十分な耐断線性が得られているとは言えない。
3、1978年、新日本製鐵株式会社発行の技報)に
は、断線の防止には極端なラメラ間隔の粗大化の抑制や
パーライトブロック(ノジュール)サイズの粗大化の抑
制が有効であることが示されているが、供試鋼としてC
rを1〜2wt%を含むCr添加高炭素鋼線材に基づく結
果であり、またダイス寿命の観点を考慮して論じられた
ものではなく、ダイス寿命を考慮した伸線性に対してラ
メラ間隔とノジュールサイズとの関係について明らかに
されていない。
で、耐断線性およびダイス寿命に優れた、優れた伸線性
を有する高炭素鋼線材およびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
の向上のためにはパーライトのラメラ間隔をある程度広
くし、線材の強度を下げることが必須であるとの認識の
下、如何に断線を抑制、防止するかについて研究したと
ころ、結晶粒として物理的意味のあるパーライトのノジ
ュールの平均粒径をある値以下に微細化することで、比
較的広いラメラ間隔のパーライト組織であっても耐断線
性が大幅に向上し、優れた伸線性が得られることを知見
し、本発明を完成するに至った。
成分がmass%で、C:0.6〜1.0%、Si:0.1
〜1.5%、Mn:0.3〜0.9%、P:0.02%
以下、S:0.03%以下、N:0.005%以下、残
部Feおよび不可避的不純物からなり、あるいはさらに
Nb:0.020〜0.050%、V:0.05〜0.
20%の1種または2種以上を含み、組織が95面積%
以上のパーライトを有し、パーライトの平均ノジュール
径Pが30μm 以下、平均ラメラ間隔Sが100nm以
上で、かつPをμm 、Sをnmで表したとき下記F式が
F>0となる範囲内とされたものである。さらに、上記
組成において、Alを0.035%以下含有させること
ができ、特にN:0.0015〜0.0050%で、か
つAl:0.030%以下を含有させるようにするとよ
い。 F=350.3/√S+130.3/√P−51.7
は、前記化学成分の鋼片を仕上温度1050〜800℃
で熱間圧延を行い、仕上圧延終了後直ちに50℃/s以
上の冷却速度にて950〜750℃の範囲内の温度に冷
却し、引き続き5〜20℃/s以上の冷却速度にて62
0〜680℃の範囲内の温度に冷却した後、2℃/s以
下の冷却速度にて20秒以上冷却し、あるいはその後さ
らに引き続いて5℃/s以上の冷却速度にて300℃以
下まで冷却する方法である。
学成分(以下、単位はmass%)の限定理由について説明
する。 C:0.6〜1.0% Cは強度を確保するための基本元素であり、0.6%未
満では初析フェライトが生成し過ぎてパーライト主体の
組織にならず、強度も低下する。一方、1.0%超では
初析セメンタイトが生成して、伸線性を阻害するように
なる。
する。0.1%未満と少な過ぎるとこれらの効果が不足
し、一方1.5%を超えて高過ぎるとフェライトを固溶
強化し過ぎて加工性を阻害する。
る。含有量が0.3%未満と少な過ぎるとこれらの作用
が不足し、一方0.9%超ではフェライトを固溶強化し
すぎて加工性を阻害するようになる。また、偏析が生じ
易い元素であり、添加量が多いと偏析により組織が不均
−となり、伸線性が阻害される。
ライトを固溶強化するため、伸線性の劣化への影響が大
きいので、本発明では0.02%以下に止める。
を阻害するため、0.03%以下に止める。
の発熱により時効硬化させ、伸線性の低下への影響が大
きいため、少ないほど好ましく、0.005%以下に止
める。
成分および残部Feを本質的成分とし、その他不可避的
不純物からなるが、上記本質的成分の作用、効果を損な
わない範囲で他の成分を添加してもよく、さらに線材の
特性をより向上させる元素を添加してもよい。例えば、
下記のNb、Vの1種以上を必要に応じて添加すること
ができる。
0.05〜0.20% これらの元素はオーステナイトの回復、再結晶、粒成長
を抑制する作用を有する。これによりパーライト変態が
促進され、引張強さTSの低下、ノジュールサイズの微
細化を促進することができ、伸線性が向上する。Nbが
0.020%未満、Vが0.05%未満では前記作用が
過少であるため、各々下限を0020%、0.05%と
する。一方、Nbが0.050%超、Vが0.20%超
では過度の析出強化により伸線性が返って低下するの
で、各々上限を0.050%、0.20%とする。Vは
添加により焼き入れ性向上効果も有するが、上記添加範
囲では強度は過大にならず、伸線性も劣化しない。
成、あるいはさらにNb、Vを添加した組成において、
Alを0.035%以下含有させても伸線性が劣化する
ことはないが、特にN:0.0015〜0.0050%
で、かつAl:0.030%以下含有させることで伸線
性をより向上させることができる。Alを微量添加する
ことで、AlNを析出させ、圧延線材のノジュールサイ
ズをより微細に維持することが可能となる。ノジュール
サイズをより微細化することで、伸線加工性がより向上
し、より高い速度での伸線が可能となる。このとき、こ
の効果を有効に発揮させるには、Alを0.006%以
上添加することが好ましい。もっとも、Al添加系の高
炭素鋼線は、タイヤコードやソーワイヤのような直径
0.5mm以下の極細鋼線にまで加工すると、Alを主成
分とした不可避的な介在物がカッピー断線の起点となる
ため、かえって伸線性を阻害する。従って、Alの微量
添加は、鋼線の直径が0.5mm超のサイズの場合に適用
することが好ましい。また、Alを添加し過ぎても、A
lNが析出し過ぎて、高い伸線速度における伸線性の向
上が果たせないようになるため、Alの含有量の上限は
0.030%とすることが好ましい。なお、Alを添加
する場合、AlNの適量析出のために、鋼中に含有され
るN量を0.0015%以上に調節する必要がある。こ
のようにAl量およびN量を適切にコントロールするこ
とで、適量のAlNを析出させることができ、高速伸線
により適した鋼線材を得ることができる。
て説明する。まず、組織と伸線性、ダイス寿命との関係
について説明し、本発明の組織限定理由について説明す
る。
延材)の強度を低下させる必要がある。引張強さTS
(MPa)はラメラ間隔S(μm )によって決まり、下
記の関係があることが知られている。したがって、ダイ
ス寿命を伸ばすには、平均ラメラ間隔Sを大きくするこ
とが重要である。 TS=σ0+KS-1/2 ここで、σ0、Kは定数である。一方、歪(減面率)の
小さい伸線初期には、ノジュール単位でパーライトの回
転が起こり、ラメラが伸線方向に平行になるように回転
する。このときラメラ間隔が粗いと円滑に回転すること
が困難であるため、ポイドが発生しやすくなる。ボイド
が発生すると、これが起点となってカッピー断線と呼ば
れる破断を引き起こし易くなり、伸線性が低下する。
ため、圧延後、水冷した線材を衝風冷却する際に、衝風
量を絞り込んで製造していた。これによって、ラメラ間
隔の広いパーライトを生成させることができるが、必然
的にノジュールのサイズも大きくなり、強度の低下によ
るダイス寿命の向上と、ノジュールの微細化による伸線
性の向上との両立が困難であった。なお、衝風量の制御
においては、衝風量をゼロとするような特殊な制御は行
われていない。
却段階で衝風量をゼロとする冷却工程を含む冷却条件に
て冷却することで、パーライトのラメラ間隔を広く維持
しながら、ノジュールのサイズを飛躍的に微細化するこ
とに成功したものである。ノジュールが十分微細であれ
ば、ラメラ間隔が広くても、伸線時にノジュールの回転
が円滑に生じ、ポイドの発生ひいてはカッピー断線の発
生が抑制される。このため、低強度ながら優れた伸線性
を備え、より高速で伸線しても断線が生じることがな
く、しかもダイス寿命の低下を防止することができる。
ライトの面積割合は多いほど望ましく、95面積%以上
とされる。パーライト以外の組織(フェライト、ベイナ
イト)が5%超であると伸線性が低下し、またフェライ
トは強度を低下させるため、最終製品(鋼線)の強度が
出ないようになる。
30μm 以下とされる。30μm 超では伸線の際にノジ
ュールの円滑な回転が起きにくくなり、その分、断線し
易くなり、伸線性の大幅な向上が期待できない。また、
パーライトの平均ラメラ間隔は100nm以上、好まし
くは150nm以上とされる。100nm未満では強度
が必然的に高くなり、ダイス寿命が低下するようにな
る。一方、平均ラメラ間隔の上限は、下記F式がF>0
となる範囲内とされる。F式は、後述の実施例によって
求められたものであり、ラメラ間隔を広くしたとき、そ
の強度低下による断線発生傾向をノジュールの微細化に
よって相殺することができる限界を定める式であり、F
>0の範囲であれば断線を抑制しつつ、ラメラ間隔の拡
張によりダイス寿命の向上を図ることができる。 F=350.3/√S+130.3/√P−51.7 但し、Sは平均ラメラ間隔(nm)、Pは平均ノジュー
ル径(μm )
に適した製造方法について説明する。上記化学成分の高
炭素鋼を溶製後、連続鋳造により、あるいはその鋼塊を
分塊圧延により鋼片(ビレット)を作製し、これを必要
に応じて加熱後、仕上温度を1050〜800℃として
熱間圧延を終了する。仕上温度を1050℃以下の低温
にすることによりオーステナイトの回復、再結晶、粒成
長を抑制して強度低下を抑制し、ノジュールを微細化す
ることができる。仕上温度の下限は低温過ぎると圧延機
への負荷が過大となるため、800℃以上、好ましくは
900℃以上とするのがよい。
て特に重要であり、図1を参照して詳細に説明する。な
お、図1中、破線はパーライトのラメラ間隔を広くする
際に採られる従来の冷却パタンを示すものであり、一様
に冷却速度を遅くして冷却するため、ノジュール径を小
さくすることに限界があり、ダイス寿命の向上と耐断線
性との両立に限度があった。図1中の実線が本発明の冷
却パターンであり、低強度と高耐断線性とを備えた前記
パーライト組織を実現するものである。
50℃/s以上の冷却速度にて950〜750℃の範囲
内の温度まで急冷する。この第1段冷却によって、オー
ステナイトの回復、再結晶、粒成長を抑制して、線材の
強度を低下させ、パーライトのノジュールを微細化す
る。第1段冷却の停止温度は、後述する第2段冷却の際
にスケールを適度に生成させて、脱スケール性を確保す
るために規定される。スケールと伸線性とは密接な関連
があり、脱スケール性が悪いと、残存スケールが多くな
り、線材の表面性状が悪化し、ダイスとの摩擦が増加す
るため、ダイス寿命が低下し、また伸線性も低下するよ
うになる。このため、適切なスケールを生成させるべ
く、第1段冷却の急冷停止温度を750〜950℃の範
囲内に定める。750℃未満の温度まで冷却するとスケ
ールが成長せず、脱スケールがし難くなる。一方、95
0℃超ではスケールが厚くなり過ぎるために、返って脱
スケールが難くなる。また、950℃超では、その後の
冷却過程で高温に曝される時間が長くなるため、オース
テナイト粒が粒成長してしまい、微細ノジュールが得ら
れないようになる。この第1段冷却は典型的には熱延後
の線材を水冷することにより実施することができる。
の冷却速度にて620〜680℃の範囲内の温度に冷却
する。冷却速度が5℃/s未満では680℃よりも高い
温度でパーライト変態が生じる。680℃超では、パー
ライトの核生成頻度が非常に低い状態での変態となる。
このため生成するパーライト核の数が非常に少なく、少
数のパーライトが成長することになり、ノジュールサイ
ズが粗大化し、伸線性が低下する。一方、冷却速度が2
0℃/s超では、第2段冷却の際にスケールが成長しな
いようになるため、脱スケール性が悪化する。また、6
20℃未満まで冷却すると、ラメラ間隔が狭くなり、強
度が高くなり過ぎてダイス磨耗が増加する。一方、68
0℃超では、高い温度域でパーライト変態が起こるた
め、上記のように伸線性が低下するようになる。この第
2段冷却は、典型的には衝風冷却を行い、その風量を調
整することにより実施することができる。
2℃/s以下の冷却速度にて20秒以上保持する。この
冷却により、第2段冷却後のある程度低い温度で保持さ
れた状態でパーライト変態が進行する。このため、パー
ライトの変態核が数多く生成し、ノジュールが微細化す
る。2℃/s超の冷却速度あるいは20秒未満の保持時
間では、その後の温度低下が速く、低い温度領域でパー
ライト変態するようになり、パーライトのラメラ間隔が
狭くなって強度が上昇し、ダイス寿命を悪化させる。こ
の第3段冷却は、衝風量を必ずしもゼロにする必要はな
いが、典型的には衝風を所定時間止めて衝風量をゼロと
し、パーライト変態の際の発熱を利用することによって
実行することができる。
段冷却として、5℃/s以上で300℃以下の温度まで
冷却するのがよい。かかる冷却により、スケール性状が
改良され、伸線性がより向上する。冷却停止温度が30
0℃超では、スケールの剥離を招き、新生面に新たに非
常に薄いスケールが発生して脱スケールが困難になる。
また、5℃/s未満の冷却速度では、300℃以下まで
冷却するのに時間がかかり、生産性が非常に悪くなる。
的に説明するが、本発明はかかる実施例によって限定的
に解釈されるものではない。
炭素鋼を転炉で溶製し、その鋼塊を分解圧延して155
mm角のビレットを作製し、1150℃程度に加熱後、熱
間圧延を行い、直径5.5mmの線材を得た。熱延線材を
880〜1100℃に設定した大気加熱炉、580〜6
90℃に保持した流動層に連続して通線し、線材の組織
をパーライトに変態させた。この際、加熱温度、通線速
度を変化させることにより、オーステナイト粒径を10
〜200μm に制御した。流動層の温度により若干変化
するが、オーステナイト粒径が小さい場合にはノジュー
ル径が小さくなり、オーステナイト粒径が大きい場合に
はノジュール径も大きくなる。一方、ラメラ間隔は流動
層の温度が高ければ広くなり、低くければ狭くなる。こ
れら温度を種々設定することにより、ラメラ間隔とノジ
ュール径が種々異なる線材を実験室的に作製した。
平均ノジュール径、平均ラメラ間隔および引張試験によ
り引張強さが測定された。パーライト面積率は、線材を
切断して横断面を鏡面研磨した試料を硝酸とエタノール
の混合溶液でエッチングし、線材の表面と中心との間の
中央位置における組織をSEM(走査型電子顕微鏡、倍
率1000)によって観察することによって求められ
た。また、平均ノジュール径は、上記と同様にして試料
を調整し、光学顕微鏡(倍率100)にて組織観察を行
い、フェライト粒度の測定方法(JISG0552)に
準拠して粒度番号Gを小数点以下第1位まで求め、次の
式によってμm の単位に換算することによって求められ
た。 ノジュール径(μm )=10×2(10-G)/2 一方、平均ラメラ間隔は、上記と同様に鏡面研磨し、上
記と同様の方法でエッチングした試料の前記中央位置を
SEMで観察し、10視野で5000倍の写真を撮影
し、各視野の写真を用いて視野内で最も、あるいはそれ
に次いで微細である3点でラメラに直角に線分を引き、
その線分の長さとそれを横切るラメラの数からラメラ間
隔を求め、すべての線分のラメラ間隔を平均することに
よって求められた。
うに実際に線材を伸線することによって評価された。線
材は塩酸中に浸漬されてスケールが完全に除去された
後、燐酸塩を線材表面に形成させる潤滑処理が行われ、
その後、多段式の乾式伸線機で直径1.0mmまで伸線さ
れた。伸線は、最終伸線速度が300m/min の通常速
度領域での通常伸線と、その2倍の600m/min での
高速伸線とが行われた。伸線性の評価は、耐断線性につ
いては線材100トン当たりの断線の有無によって評価
された。さらに、断線が生じなかった線材についてダイ
スへの影響が調べられ、伸線後の表面性状(ダイス荒れ
による表面傷が観察されなかった場合:○、断続的に軽
微な表面傷が観察された場合:△、連続的な表面傷が観
察された場合:×)とダイス寿命(ダイスが割れること
なく摩耗もほとんど生じなかった場合:○、ダイスが割
れなかったものの軽微な摩耗が生じた場合:△、摩耗が
著しく、ダイスが割れた場合:×)とが評価された。
て示す。表1には前記F式によって算出した値(F値)
も併記した。また、平均ラメラ間隔と平均ノジュール径
と伸線速度600m/min における総合判定との関係を
整理したグラフを図2に示す。前記F式は、同図におい
て総合判定の○(図2中◎)および△(図2中○)と、
×(図2中●)との境界線を求めることによって決定さ
れたものであり、図中に実線により示される。
ル径、F値が本発明条件を満足する試料No. 1〜17
(発明例)では、通常伸線、高速伸線のいずれの場合で
も良好な結果を得た。特に平均ラメラ間隔が150nm
以上かつF値が適正なNo. 4〜17では伸線性が非常に
優れている。一方、試料No. 21〜36は比較例であ
り、No. 31はパーライト量が過少であり、平均ラメラ
間隔が100nmよりも狭いため、通常伸線においても
表面性状が悪く、またダイスに割れが生じた。他のもの
では、F値がF<0となっており、通常伸線では問題が
ないものもあったが、高速伸線では全て断線してしま
い、伸線性の劣化が著しい。
分の鋼を用いて、実施例Aと同様に、パーライト組織を
有する直径5.5mmの熱間圧延線材を製作し、実施例A
と同様に、引張強さ、パーライト面積率、平均ラメラ間
隔、平均ノジュール径を測定し、伸線性を評価した。A
lを含有する試料線材の伸線性については、より一層条
件の厳しい、最終伸線速度が800m/min での高速伸
線をも実施し、評価した。それらの結果を表3に示す。
の成分、パーライト組織条件を満足しており、通常伸
線、高速伸線のいずれの場合でも良好な結果を得た。こ
れに対して、比較例のNo. 21,22はNb、Vのいず
れかが規定量を超えて多量に添加されており、これらの
元素による析出強化によって強度が非常に高くなり、通
常伸線ではNo. 22は断線しなかったものの、高速伸線
では全て伸線途中で断線し、伸線性に劣る。また、A
l、Nをバランスよく含有した発明例のNo. 30〜32
は伸線速度が800m/min の高速伸線であっても良好
な伸線性を示した。一方、Alは含有するもののN量が
極めて少ないNo. 40やAl量が多過ぎるNo. 42で
は、伸線速度:600m/min までは良好な伸線性を示
したものの、伸線速度:800m/min では断線を生じ
た。また、Alを含有するものの、Nが0.0055%
含有するNo. 41はN量が多すぎて伸線性が劣化してい
る。
高炭素鋼を連続鋳造によりビレットを作製し、表4に示
した仕上温度にて直径5.5mmの線材に熱間圧延し、こ
の線材を熱延後直ちに図1に示す冷却曲線および表4に
示す冷却速度、冷却停止温度、冷却時間に従って冷却し
た。第1段冷却は水冷により、第2段および第4段冷却
は衝風冷却により、第3段冷却は衝風を停止して冷却速
度を調整した。 ・鋼組成(残部Fe、単位mass%) C:0.816%、Si:0.15%、Mn:0.46
%、P:0.007%、S:0.005%、N:0.0
025% このようにして得られた線材を用いて、実施例Aと同様
にして、引張強さ、パーライト面積率、平均ラメラ間
隔、平均ノジュール径を測定し、伸線性を評価した。そ
れらの結果を表5に示す。
圧延、冷却を行った発明例No. 1〜11は、いずれも平
均ラメラ間隔、平均ノジュール径、これらの値から求め
られるF値がそれぞれ本発明条件を満足しており、良好
な伸線性が得られることが確認された。
温度が1050℃を超えており、このため平均ノジュー
ル径が大きく、F<0となり、高速伸線の際に断線し
た。No. 22は仕上げ圧延直後の第1段冷却の冷却速度
が35℃/sと遅いために平均ノジュール径が大きく、
F<0となり、高速伸線の際に断線した。No. 23は第
1段冷却の冷却停止温度が923℃と900℃を超えて
いるために平均ノジュール径が粗大化し、F<0とな
り、またスケールが厚くなって脱スケール性が悪化した
ため、高速伸線で断線した。No. 24は第2段冷却の冷
却速度が29℃/sと速いため、スケールが十分に成長
せず、このため脱スケール性が悪化したため、高速伸線
時に断線した。No. 25は第2段冷却の停止温度が69
5℃と高く、このため第3段冷却の開始温度が680℃
を超えるため、ラメラ間隔は十分広いが、ノジュールの
微細化が不足して、F<0となり、高速伸線時に断線し
た。No. 26は、第2段冷却の停止温度が610℃と低
すぎるため、またNo. 27は第3段冷却の冷却速度が
2.8℃/sと速すぎるため、ラメラ間隔が狭くなり過
ぎて平均ラメラ間隔が100nmを下回り、強度が高く
なり過ぎ、高速伸線時に断線した。またNo. 28は第3
段冷却の冷却時間が短すぎるため、第3段冷却の際に高
温域で十分にパーライト変態が進行せず、その後の第4
段冷却中の低温域にてパーライト変態が進行したため、
平均ラメラ間隔が100nmを下回り、強度が過大とな
って、高速伸線時に断線した。また、No. 29は第2段
冷却〜第4段冷却を段階的に行うことなく一様の冷却速
度にて冷却した従来の製造条件に対応した例であり、平
均ラメラ間隔は広いが、平均コロニー径が40μm 程度
に微細化されたものの、平均ノジュール径はかなり大き
いレベルに止まっており、このため高速伸線時に断線が
生じた。
て、実施例Cと同様に連続鋳造によりビレットを作製
し、表6に示した仕上温度にて直径5.5mmの線材に熱
間圧延した。その後、得られた線材の冷却速度を実施例
Cと同様の方法で調節して、製造条件が伸線性に及ぼす
影響を調べた。その結果を表7に示す。 ・鋼組成(残部Fe,単位mass%) C:0.790%、Si:0.18%、Mn:0.38
%、P:0.006%、S:0.009%、N:0.0
035%、Al:0.018%
圧延、冷却を行った発明例の試料No. 1〜3は、Alお
よびNを適量含有するものであるので、伸線速度が80
0m/min まで良好な伸線特性が得られた。一方、比較
例の試料No. 11は、熱間圧延仕上温度が1050℃を
超え、かつ第1段冷却の冷却停止温度が950℃を超え
ているため、平均のノジュール径が大きくなり、F値が
負となり、伸線時に断線した。また、比較例の試料No.
12は第2段冷却の冷却速度が5℃/s未満であり、か
つその冷却停止温度も680℃を超えているため、平均
のノジュール径が粗大化し、F値が負となって、伸線時
に断線した。
下、95面積%以上のパーライトを有し、パーライトの
平均ラメラ間隔を100nm以上としてダイス寿命の向
上を図る一方、従来ラメラ間隔を広げる製造条件の下で
は不可能であった領域まで平均ノジュール径を微細化し
たので、断線の発生を抑制しつつ、強度の上昇を抑えて
ダイス寿命の向上を図ることができ、優れた伸線性を備
える。
冷却工程を示す冷却線図である。
メラ間隔と伸線性との関係を示すグラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】 化学成分がmass%で、C:0.6〜1.
0%、Si:0.1〜1.5%、Mn:0.3〜0.9
%、P:0.02%以下、S:0.03%以下、N:
0.005%以下、残部Feおよび不可避的不純物から
なり、組織が95面積%以上のパーライトを有し、パー
ライトの平均ノジュール径Pが30μm 以下、平均ラメ
ラ間隔Sが100nm以上で、かつPをμm 、Sをnm
で表したとき下記F式がF>0となる範囲内にある、伸
線性に優れた高炭素鋼線材。 F=350.3/√S+130.3/√P−51.7 - 【請求項2】 さらに、Nb:0.020〜0.050
%、V:0.05〜0.20%の1種または2種以上を
含む請求項1に記載した高炭素鋼線材。 - 【請求項3】 さらに、Al:0.035%以下を含む
請求項1または2に記載した高炭素鋼線材。 - 【請求項4】 N:0.0015〜0.0050%で、
かつAl:0.030%以下である請求項3に記載した
高炭素鋼線材。 - 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項に記載し
た成分を有する鋼片を仕上温度1050〜800℃で熱
間圧延を行い、仕上圧延終了後直ちに50℃/s以上の
冷却速度にて950〜750℃の範囲内の温度に冷却
し、引き続き5〜20℃/s以上の冷却速度にて620
〜680℃の範囲内の温度に冷却した後、2℃/s以下
の冷却速度にて20秒以上冷却する、伸線性に優れた高
炭素鋼線材の製造方法。 - 【請求項6】 前記2℃/s以下の冷却速度にて冷却
後、さらに引き続いて5℃/s以上の冷却速度にて30
0℃以下まで冷却する、請求項5に記載した製造方法。
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