JP2003081020A - 車両用ルーフトリム構造 - Google Patents

車両用ルーフトリム構造

Info

Publication number
JP2003081020A
JP2003081020A JP2001273607A JP2001273607A JP2003081020A JP 2003081020 A JP2003081020 A JP 2003081020A JP 2001273607 A JP2001273607 A JP 2001273607A JP 2001273607 A JP2001273607 A JP 2001273607A JP 2003081020 A JP2003081020 A JP 2003081020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
roof trim
reinforcing
roof
reinforcing bone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001273607A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kanashiki
昭 金敷
Kiyohiko Obara
清彦 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP2001273607A priority Critical patent/JP2003081020A/ja
Publication of JP2003081020A publication Critical patent/JP2003081020A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクセサリ部品やエアダクトを設けてルーフ
トリム本体をモジュール化をしたとしても、全体剛性を
向上させた。 【解決手段】 ルーフトリム本体1に、車室内に空気を
噴出する通気開口部1aと車体フレーム3に設けられた
空気供給用通気口に連通する空気供給用開口部1bとを
開口すると共に、通気開口部1aおよび空気供給用開口
部1bを覆うようにエアダクト5を設置する。エアダク
ト5はルーフトリム本体1の車両前後方向に延在する縦
方向ダクト部5bを有し、縦方向ダクト部5bにルーフ
トリム本体1の車両左右側部側に延在する横桁状補強骨
6を分岐形成する。縦方向ダクト部5bの車両前端部側
に前方側補強骨9を設けている。そして、横桁状補強骨
6および前方側補強骨9に、サンバイザやアシストグリ
ップ等のアクセサリ部品の取付け部が形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室の天井面を内
装する車両用ルーフトリム構造、特にエアダクト或いは
サンバイザ、アシストグリップ等のアクセサリ部品を取
付けてモジュール化した車両用ルーフトリム構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ルーフトリム構造として、
図10および図11に示すようなものが知られている
(類似技術として、米国特許第6062635号明細書
に開示された技術がある)。
【0003】図10に示す車両用ルーフトリム構造にお
いては、ルーフトリム本体aの車両前端部横方向略全域
に延在するように、サンバイザ取付けブラケットbを設
けて、一対のサンバイザcを車両左右方向に離間した状
態で設置すると共に、ルーフトリム本体aの車両左右端
部にそれぞれ一対のアシストグリップdをクリップeを
貫通させることによって設置して、モジュール化を図っ
ていた。なおクリップeは不図示の車両のルーフトリム
に係着することによって、アシストグリップdを固定し
ている。
【0004】図11に示す車両用ルーフトリム構造にお
いては、図9に示すものに更に、ルーフトリム本体a
に、これに形成された通気開口部fと空気供給用通気口
gとを覆うように設けられたエアダクトhを設置して構
成するものである。
【0005】図示しないが、その他の従来構造として、
ルーフトリム本体aに更にルームミラーやルームランプ
ユニット等のアクセサリ部品を取付けてモジュール化を
図ったものも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成する従来構造においては、ルーフトリム本体
aにサンバイザcが取付けられたサンバイザ取付けブラ
ケットbやエアダクトh或いはアシストグリップdやそ
の他のアクセサリ部品を取付けてモジュール化を行って
いるために、ルーフトリム本体aの各部において、モジ
ュール化に伴うアンバランスな重力がかかることになっ
て、車両のルーフパネルに取付けるために、作業者がル
ーフトリム本体aを持ち上げた場合、ルーフトリム本体
aにおけるサンバイザ取付けブラケットbやエアダクト
h等が取付けられていない部位特にルーフトリム本体a
の左右側部中央に形成したセンタピラー合せ凹部におい
て折れることが考えられ、一旦折れたルーフトリム本体
aは廃棄処分せざるを得なかった。
【0007】そこで、本発明はかかる点に鑑み案出され
たもので、たとえサンバイザ等のアクセサリ部品やエア
ダクトを設けてモジュール化をしたとしても、これら取
付け部品の重力がルーフトリム本体全体にほぼ均等に分
布するように全体剛性を向上させた車両用ルーフトリム
構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、第1に、車両のルーフパネル内側に取付け
て、車室内の天井面を内装する車両用ルーフトリム構造
であって、ルーフパネルの内側を覆うルーフトリム本体
に、車室内に空気を噴出する通気開口部と車体フレーム
に設けられた空気供給用通気口に連通する空気供給用開
口部とを開口すると共に、通気開口部および空気供給用
開口部を覆うようにエアダクトを設置し、エアダクト
は、少なくともルーフトリム本体の車両前後方向に延在
する縦方向ダクト部を有すると共に、縦方向ダクト部に
ルーフトリム本体の車両左右側部側に延在するように補
強骨を分岐形成して構成しており、補強骨には、ルーフ
トリム本体に設置するサンバイザやアシストグリップ等
のアクセサリ部品の取付け部が形成したことを特徴とす
るものである。
【0009】本発明によれば、エアダクトにおける縦方
向ダクト部に車両左右側部側に延在する補強骨を分岐形
成したことにより、ルーフトリム本体の全体剛性がアッ
プすることになって、補強骨に形成した取付けブラケッ
トに各種アクセサリ部品を装着したとしても、これらア
クセサリ部品やエアダクトの重力がルーフトリム本体全
体にバランスよくかかることになって、ルーフトリム本
体におけるサンバイザ取付け部やエアダクト等が取付け
られていない部位特にルーフトリム本体の左右側部中央
に形成したセンタピラー合せ凹部において折れる心配を
解消できる。
【0010】また本発明は、エアダクトの縦方向ダクト
部がルーフトリム本体における車両前方先端部まで延在
形成された車両前方側延在部を有しており、車両前方側
延在部の車両前方先端に補強骨の一つを構成する前方側
補強骨を形成し、前方補強骨にアクセサリ部品の一つで
あるサンバイザを取付けるためのサンバイザ取付け部を
形成したことを特徴とするもので、エアダクトの縦方向
ダクト部に連設する車両前方側延在部の存在により、エ
アダクトの車両前方側延在部と相俟って前方側補強骨が
ルーフトリム本体の前部の剛性をアップすることになっ
て、たとえ前方側補強骨に設けたサンバイザ取付け部に
サンバイザを取付けてモジュール化したとしても、サン
バイザの重力がルーフトリム本体の広い範囲に分布させ
ることができ、ルーフトリム本体の折損事故を未然に防
止することができる。
【0011】また本発明は上記目的を達成するために、
第2に、車両のルーフパネル内側に取付けて、車室内の
天井面を内装する車両用ルーフトリム構造であって、ル
ーフパネルの内側を覆うルーフトリム本体の略中央部に
車両前後方向に延在する縦方向補強部と、縦方向補強骨
の後端側に連設し車両左右両側に延在する横桁状補強骨
部と、縦方向補強骨部における前端部側に連接されて車
両左右方向に延在する前方側補強骨とで補強骨を構成し
てルーフトリム本体に設けられており、前方側補強骨部
にサンバイザ取付け部を形成すると共に、横桁状補強骨
部の両端部に車両前後方向に延在するように乗員の頭部
等を保護する格子状の衝撃吸収パッド部を連設してお
り、衝撃吸収パッド部にアシストストラップ取付け部を
形成したことを特徴とするものである。
【0012】したがって、本発明によれば、ルーフトリ
ム本体の補強骨をルーフトリム本体の略中央部に車両前
後方向に延在する縦方向補強部と、縦方向補強骨の後端
側に連設し車両左右両側に延在する横桁状補強骨部と、
縦方向補強骨部における前端部側に連接されて車両左右
方向に延在する前方側補強骨とで構成していることか
ら、ルーフトリム本体にサンバイザやアシストストラッ
プ等のアクセサリ部品或いはエアダクト等を設けてモジ
ュール化構造にしたとしても、ルーフトリム本体の剛性
アップがなされていることから、サンバイザやアシスト
グリップ或いはエアダクト等の重力がルーフトリム本体
の広い範囲に分布させることができ、ルーフトリム本体
の折損事故を未然に防止することができる。同時に、横
桁状補強骨部に衝撃吸収パッドを連設したことから、衝
撃吸収パッドをもルーフトリム本体に設けたモジュール
構造を達成することができる。
【0013】また本発明は、横桁状補強骨部がルーフト
リム本体における車両左右両側端部に設けたセンタピラ
ー合せ凹部に橋渡すようにルーフトリム本体に設けて構
成していることから、ルーフトリム本体のセンタピラー
合せ凹部からの折損事故を確実に防ぐことができる。
【0014】また本発明は、横桁状補強骨部と前方側補
強骨部とを連結形成して構成していることから、ルーフ
トリム本体の剛性を益々アップすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明における第1の実施
の形態について、図1乃至図7を用いて説明する。
【0016】図1は、本発明に係る第1の実施の形態の
斜視図、図2は同じく分解斜視図、図3は図1のA−A
断面図、図4は図1のB−B断面図、図5は図1のC−
C断面図、図6はサンバイザの取付け過程を示す図1の
D−D断面図、図7は同じくサンバイザの取付け完了状
態を示す図1のD−D断面図である。
【0017】先ず、図1および図2を用いて、本発明に
係る第1の実施の形態の全体構成を説明する。
【0018】図1および図2において、ルーフトリム本
体1は、車両のルーフパネルにおける車室側全体をほぼ
覆うことができる大きさに形成されていて、全体が軽量
な材料により一体に成形されている。
【0019】ルーフトリム本体1は、例えば略中央部お
よび後部中央側にそれぞれ一対の通気開口部1aが開口
していると共に、一方の後側隅部に車体フレーム(リア
ピラー)3に設けられた空気供給用通気口に連通する空
気供給用開口部1bが開口している。通気開口部1aに
は、ルーバ3が図3に示す係着構造により車室内側より
嵌着されている。
【0020】そして、ルーフトリム本体1におけるルー
フパネル2側には、通気開口部1aおよび空気供給用開
口部1bを共に覆うように、強度メンバーを兼用した断
面略コ字状のエアダクト5が設けられている。
【0021】エアダクト5はルーフトリム本体1の一方
の後側隅部から中央部側に延在する横方向ダクト部5a
とこれに連続して車両前後方向に延在してルーフトリム
本体1の中央部に位置する縦方向ダクト部5bとが略逆
L字型を呈して構成している。したがって、空気供給用
開口部1bは横方向ダクト部5aに連通しており、通気
開口部1aは縦方向ダクト部5b側に連通していること
になる。
【0022】また、エアダクト5は全体がABS樹脂や
PP(ポリプロピレン)樹脂、PC(ポロカーボネ−ト)樹
脂などの材料を射出成形、プレスモールド成形、プレス
成形等で成形したものである。
【0023】更に、エアダクト5の縦方向ダクト部5b
は、通気開口部1aより車両前部方向からルーフトリム
本体1の前端側まで延在する部分を断面扁平に形成し
て、車両前方側延在部5cとなっている。
【0024】そして、縦方向ダクト部5bおよびこれに
延在する車両前方側延在部5cには、それぞれルーフト
リム本体1の車両左右両側部側に延在するように、補強
骨を構成する横桁状補強骨6および前方側補強骨9が分
岐形成されている。
【0025】横桁状補強骨6の先端部には、車両前後方
向に延びるアシストストラップ取付け部7が形成されて
いる。
【0026】アシストストラップ取付け部7は、それぞ
れ一対の取付け孔7aが形成されていて、取付け孔7a
にアクセサリ部品としてのアシストストラップ8に装着
したクリップ8aを、ルーフトリム本体1の挿通孔1g
に挿通させた後に、図5に示すようにルーフパネル2の
係着孔2dに係着することによって、アシストストラッ
プ8をルーフパネル2に取着している。
【0027】車両前方側延在部5cの車両前方側先端に
は、補強骨の一つを構成する前方側補強骨9が形成され
ており、前方側補強骨9における車両左右両側部には、
アクセサリ部品の一つである一対のサンバイザ10を取
付けるためのサンバイザ取付け部であるサンバイザ取付
け孔部11が形成されている。
【0028】サンバイザ取付け孔部11は、ルーフパネ
ル2に設けた装着孔2a(図6及ぶ図7参照)と共に、サ
ンバイザ10の回動シャフト10aをそれぞれ回転自在
に支承する取付け部材12をルーフトリム本体1側の貫
通孔1cを挿通した後装着しており、これによってサン
バイザ10をルーフパネル2に対して回動できるように
支承している。
【0029】すなわち、取付け部材12は、図6および
図7に特に詳細に示すように、回動シャフト10aを支
承する支承部12aと取付け台座部12bとを一体に形
成して構成している。
【0030】支承部12aには外方に開口する取付け凹
部12cが形成されており、取付け凹部12cをルーフ
トリム本体1側の貫通孔1cおよび前方側補強骨9側の
サンバイザ取付け孔部11から挿入されてルーフトリム
本体1および前方側補強骨9を共に挟着している(図6
の状態)。
【0031】取付け台座部12bには、薄肉部によって
蓋体12dがヒンジ結合されており、蓋体12dには、
先端鉤状の係合片12eが立設されている。
【0032】また、取付け台座部12bには、係合片1
2eを挿通させる孔12fが形成されていて、孔12f
には蓋体12dが嵌合収容される座ぐり部12gが形成
されている。
【0033】そして、図6の状態から、蓋体12dを回
動させることによって、係合片12eは、孔12fに挿
通した後、貫通孔1c、サンバイザ取付け孔部11およ
び装着孔2aに挿入すれば、蓋体12dと共にルーフト
リム本体1、前方側補強骨9およびルーフパネル2を共
に挟着することになり、蓋体12dが座ぐり部12g内
に収容されて、サンバイザ10が前方側補強骨9を介し
てルーフパネル2に装着されることになる(図7の状
態)。
【0034】再び図1および図2に戻って、前方側補強
骨9には、サンバイザ10の回動シャフト10aの他端
部を着脱自在に抱持するための補助ノブ13を装着する
ために補助ノブ装着孔9aが形成されていて、補助ノブ
装着孔9aは、ルーフトリム本体1に設けた挿通孔1g
を挿通した後の補助ノブ13を受け入れて装着してい
る。
【0035】また、前方側補強骨9の略中央部には、ア
クセサリ部品の一つであるルームミラー14を装着する
ためのルームミラー装着部9bが設けられている。ルー
ムミラー装着部9bは、ルーフトリム本体1に設けられ
たルームミラー挿通部1eに挿通させた後のルームミラ
ー14を受け入れ装着している。
【0036】また、車両前方側延在部5cにおける縦方
向ダクト部5bに近接した部位には、ルームランプ取付
け部5dが形成されていて、ルーフトリム本体1の略中
央部に形成したルームランプ挿通部1hを挿通したルー
ムランプ16を図4に示す係着構造により受け入れ装着
している。
【0037】そして、エアダクト5は、その縦方向ダク
ト部5b、車両前方側延在部5cおよび前方側補強骨9
のそれぞれにクリップ片15を設けて、クリップ片15
を、図3および図4に示すように、ルーフパネル2側の
クリップ孔2eに係着することによって、ルーフパネル
2に装着している。
【0038】ルーフトリム本体1は、エアダクト5のル
ーフパネル2への装着のほかに、不図示の方法で、ルー
フパネル2に装着されている。
【0039】上記のように構成する本発明に係る第1の
実施の形態においては、エアダクト5における縦方向ダ
クト部5bに車両左右側部側に延在する補強骨としての
横桁状補強骨6を分岐形成したことにより、ルーフトリ
ム本体1の全体剛性がアップすることになって、横桁状
補強骨6に形成したアシストストラップ取付け部7にア
クセサリ部品であるアシストストラップ8を装着したと
しても、アシストストラップ8やエアダクト5の重力が
ルーフトリム本体1の全体にバランスよくかかることに
なって、ルーフトリム本体1におけるアシストストラッ
プ取付け用ブラケット7やエアダクト5等が取付けられ
ていない部位特にルーフトリム本体1の左右側部中央に
形成したセンタピラー合せ凹部1fにおいて折れる心配
を解消できる。
【0040】エアダクト5の縦方向ダクト部5bは、ル
ーフトリム本体1における車両前方先端部まで延在形成
された車両前方側延在部5cを有しており、車両前方側
延在部5cの車両前方先端に補強骨の一つを構成する前
方側補強骨9を形成し、前方側補強骨9にアクセサリ部
品の一つであるサンバイザ10を取付けるために、サン
バイザ取付け部としてのサンバイザ取付け孔部11を形
成したことにより、エアダクト5の縦方向ダクト部5b
に連設される車両前方側延在部5cおよびこれに形成さ
れた前方側補強骨9の存在により、ルーフトリム本体1
の前部の剛性をアップすることになって、たとえ前方側
補強骨9に設けたサンバイザ取付け孔部11にサンバイ
ザ10を取付けてモジュール化したとしても、サンバイ
ザ10の重力をルーフトリム本体1の広い範囲に分布さ
せることができ、ルーフトリム本体1の折損事故を未然
に防止することができる。
【0041】要するに、本実施の形態においては、ルー
フトリム本体1にアシストストラップ8やサンバイザ1
0等の各種アクセサリ部品更にはエアダクト5を装着し
てモジュール化したとしても、これらアクセサリ部品や
エアダクト5の重力がルーフトリム本体1の全体にバラ
ンスよくかかることになって、ルーフトリム本体1にお
けるアクセサリ部品やエアダクト5等が取付けられてい
ない部位特にルーフトリム本体1の左右側部中央に形成
したセンタピラー合せ凹部1fにおいて折れる心配を解
消できる。
【0042】図8および図9は本発明に係る第2の実施
の形態を示しており、図8は本発明に係る第2の実施の
形態の斜視図、図2は同じく分解斜視図である。
【0043】図8および図9によれば、第1の実施の形
態と異なり、ルーフトリム本体1を補強する補強骨20
は、不図示のダクトとは独立して構成されており、縦方
向補強骨部21と縦方向補強骨部21の後端側に連設し
車両左右両側に延在するようルーフトリム本体1の両セ
ンタピラー合せ凹部1f間に橋渡された横桁状補強骨部
22と縦方向補強骨部21における前端側に連設し車両
左右両方向に延在する前方側補強骨部23とを略H字状
に形成することによって構成している。
【0044】横桁状補強骨部22の中央部には、ルーム
ランプ16が取付けられている。横桁状補強骨部22の
両端部には、横桁状補強骨部22を中心に車両前後方向
に延在するように格子状に形成された衝撃吸収パッド部
24が連設している。
【0045】衝撃吸収パッド部24は、衝撃に対して潰
れることによって乗員の頭部等を保護するものであっ
て、互いに離間した位置の2箇所を平面板状に形成する
ことによって、アシストストラップ取付け部25を構成
しており、アシストストラップ取りつけ部25にはクリ
ップ26によってアシストストラップ8を装着するよう
になっている。
【0046】衝撃吸収パッド部24は、その前端部側で
前方側補強骨部23に連接構成されている。
【0047】前方側補強骨部23には、前記第1の実施
の形態と同様な構成の下に、サンバイザ取付け部である
サンバイザ取付け孔部27および補助ノブ挿着孔28が
形成されて、サンバイザ10を装着するようになってお
り、また、ルームミラー14を取付けるための挿着孔2
9aを有して構成するルームランプ装着部29が形成さ
れている。
【0048】そして、縦方向補強骨部21および前方側
補強骨部23にクリップ片15をそれぞれ複数個形成し
て、ルーフパネル2に係着するようになっている。
【0049】上記のように構成する第2の実施の形態に
おいては、補強骨20が、縦方向補強骨部21、横桁状
補強骨部22および前方側補強骨部23を略H字状に配
して構成され、ルーフトリム本体1に張設して、ルーフ
トリム本体の全体剛性をアップしていることから、例え
ば前方側補強骨部23にサンバイザ10を設けたとして
も或いは横桁状補強骨部22に衝撃吸収パッド部24を
設けたとしても、これらの重力がルーフトリム本体1の
全体にバランスよく分布吸収することになり、ルーフト
リム本体1に別にエアダクト等を設けたとしても、ルー
フトリム本体1の持ち運び等に折損してしまう心配がな
く、特に横桁状補強骨部22が、ルーフトリム本体1の
センタピラー合せ凹部1f間に位置していることから、
センタピラー合せ凹部1fを中心としてルーフトリム本
体1が折れる折損事故を未然に防止することができる。
【0050】要するに、本実施の形態においては、ルー
フトリム本体1にアシストストラップ8やサンバイザ1
0等の各種アクセサリ部品更にはエアダクトを装着して
モジュール化したとしても、これらアクセサリ部品やエ
アダクトの重力がルーフトリム本体1の全体にバランス
よくかかることになって、ルーフトリム本体1における
アクセサリ部品やエアダクト等が取付けられていない部
位特にルーフトリム本体1の左右側部中央に形成したセ
ンタピラー合せ凹部1fにおいて折れる心配を解消でき
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち第1
の本発明によれば、エアダクトにおける縦方向ダクト部
に車両左右側部側に延在する補強骨を分岐形成したこと
により、ルーフトリム本体の全体剛性がアップすること
になって、補強骨に形成した取付けブラケットに各種ア
クセサリ部品を装着したとしても、これらアクセサリ部
品やエアダクトの重力がルーフトリム本体全体にバラン
スよくかかることになって、ルーフトリム本体における
サンバイザ取付け部やエアダクト等が取付けられていな
い部位特にルーフトリム本体の左右側部中央に形成した
センタピラー合せ凹部において折れる心配を解消でき
る。
【0052】また本発明のうち第2の発明によれば、ル
ーフトリム本体の補強骨をルーフトリム本体の略中央部
に車両前後方向に延在する縦方向補強部と、縦方向補強
骨部の後端側に連設し車両左右両側に延在する横桁状補
強骨部と、縦方向補強骨部における前端部側に連接され
て車両左右方向に延在する前方側補強骨部とで構成して
いることから、ルーフトリム本体にサンバイザやアシス
トストラップ等のアクセサリ部品或いはエアダクト等を
設けてモジュール化構造にしたとしても、ルーフトリム
本体の剛性アップがなされていることから、サンバイザ
やアシストグリップ或いはエアダクト等の重力がルーフ
トリム本体の広い範囲に分布させることができ、ルーフ
トリム本体の折損事故を未然に防止することができる。
同時に、横桁状補強骨部に衝撃吸収パッド部を連設した
ことから、衝撃吸収パッド部をもルーフトリム本体に設
けたモジュール構造を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態を採用した車両
用ルーフトリム構造斜視図である。
【図2】同じく分解斜視図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】図1のC−C断面図である。
【図6】サンバイザの取付け過程を示す図1のD−D断
面図である。
【図7】同じくサンバイザの取付け完了状態を示す図1
のD−D断面図である。
【図8】本発明に係る第2の実施の形態を採用した車両
用ルーフトリム構造斜視図である。
【図9】同じく分解斜視図である。
【図10】従来における車両用ルーフトリム構造斜視図
である。
【図11】同じく、分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ルーフトリム本体 1a 通気開口部 1b 空気供給用開口部 1f センタピラー合せ凹部 2 ルーフパネル 3 車体フレーム 5 エアダクト 5a 横方向ダクト部 5b 縦方向ダクト部 5c 車両前方側延在部 6 横桁状補強骨 7 アシストストラップ取付け部 8 アシストストラップ(アクセサリ部品) 9 前方側補強骨 10 サンバイザ(アクセサリ部品) 11 サンバイザ取付け孔部(サンバイザ取付け部) 20 補強骨 21 縦方向補強骨部 22 横桁状補強骨部 23 前方側補強骨部 24 衝撃吸収パッド部 25 アシストストラップ取付け部 27 サンバイザ取付け孔部(サンバイザ取付け部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のルーフパネル内側に取付けて、車
    室内の天井面を内装する車両用ルーフトリム構造であっ
    て、 前記ルーフパネルの内側を覆うルーフトリム本体に、前
    記車室内に空気を噴出する通気開口部と車体フレームに
    設けられた空気供給用通気口に連通する空気供給用開口
    部とを開口すると共に、前記通気開口部および空気供給
    用開口部を覆うようにエアダクトを設置し、 前記エアダクトは、少なくとも前記ルーフトリム本体の
    車両前後方向に延在する縦方向ダクト部を有すると共
    に、該縦方向ダクト部に前記ルーフトリム本体の車両左
    右側部側に延在するように補強骨を分岐形成して構成し
    ており、 前記補強骨には、前記ルーフトリム本体に設置するサン
    バイザやアシストグリップ等のアクセサリ部品の取付け
    部が形成したことを特徴とする車両用ルーフトリム構
    造。
  2. 【請求項2】 前記エアダクトの縦方向ダクト部は、前
    記ルーフトリム本体における車両前方先端部まで延在形
    成された車両前方側延在部を有しており、該車両前方側
    延在部の車両前方先端に前記補強骨の一つを構成する前
    方側補強骨を形成し、該前方補強骨に前記アクセサリ部
    品の一つであるサンバイザを取付けるためのサンバイザ
    取付け部を形成したことを特徴とする請求項1記載の車
    両用ルーフトリム構造。
  3. 【請求項3】 前記補強骨が、前記ルーフトリム本体に
    おける車両左右方向先端部まで延在形成された横桁状補
    強骨により構成されており、該横桁状補強骨の先端部に
    前記アクセサリ部品の一つであるアシストグリップを取
    付けるためのアシストグリップ取付け部を形成したこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の車両用ルーフトリム
    構造。
  4. 【請求項4】 車両のルーフパネル内側に取付けて、車
    室内の天井面を内装する車両用ルーフトリム構造であっ
    て、 前記ルーフパネルの内側を覆うルーフトリム本体の略中
    央部に車両前後方向に延在する縦方向補強部と、該縦方
    向補強骨の後端側に連設し車両左右両側に延在する横桁
    状補強骨部と、前記縦方向補強骨部における前端部側に
    連接されて車両左右方向に延在する前方側補強骨とで補
    強骨を構成してルーフトリム本体に設けられており、 前記前方側補強骨部にサンバイザ取付け部を形成すると
    共に、前記横桁状補強骨部の両端部に車両前後方向に延
    在するように乗員の頭部等を保護する格子状の衝撃吸収
    パッド部を連設しており、 該衝撃吸収パッド部にアシストストラップ取付け部を形
    成したことを特徴とする車両用ルーフトリム構造。
  5. 【請求項5】 前記横桁状補強骨部は、前記ルーフトリ
    ム本体における車両左右両側端部に設けたセンタピラー
    合せ凹部に橋渡すように前記ルーフトリム本体に設けた
    ことを特徴とする請求項4記載の車両用ルーフトリム構
    造。
  6. 【請求項6】 前記横桁状補強骨部と前記前方側補強骨
    部とを連結形成したことを特徴とする請求項4又は5記
    載の車両用ルーフトリム構造。
JP2001273607A 2001-09-10 2001-09-10 車両用ルーフトリム構造 Pending JP2003081020A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001273607A JP2003081020A (ja) 2001-09-10 2001-09-10 車両用ルーフトリム構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001273607A JP2003081020A (ja) 2001-09-10 2001-09-10 車両用ルーフトリム構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003081020A true JP2003081020A (ja) 2003-03-19

Family

ID=19098800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001273607A Pending JP2003081020A (ja) 2001-09-10 2001-09-10 車両用ルーフトリム構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003081020A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006306257A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Suzuki Motor Corp 車両ルーフ部における緩衝部材取付構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006306257A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Suzuki Motor Corp 車両ルーフ部における緩衝部材取付構造
JP4548207B2 (ja) * 2005-04-28 2010-09-22 スズキ株式会社 車両ルーフ部における緩衝部材取付構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2662255B2 (ja) 車両用ガラス窓
EP1977936B1 (en) Mounting structure of impact absorbing member and method of mounting same
JP6919518B2 (ja) 車両用ピラー構造
JPH0214921A (ja) 車両ルーフ用組立ユニット
US10737638B2 (en) Vehicular pillar structure
EP1262358A1 (en) Vehicle instrument panel with flexible foam closure cap in which an electrical circuit board is embedded and vehicle component having an electrical circuit board at least partially embedded in a flexible foam material
CA2643184A1 (en) Partition for separating cabin and cargo areas in a motor vehicle
JP2004501024A (ja) 車両のダッシュボードの支持組立体
EP1552986B1 (en) Support structure for an interior overhead console of panoramic roofs of automotive vehicles
JP2003081020A (ja) 車両用ルーフトリム構造
US20100269307A1 (en) Fixing structure for interior base material
KR100728839B1 (ko) 지게차용 모듈라 캐빈
EP0952019A1 (en) Door module
JP2000177641A (ja) 自動車のリヤシェルフ構造
GB2335396A (en) A dashboard assembly for a vehicle
JP4040342B2 (ja) インストルメントパネル
JP6210933B2 (ja) 車両用内装材
US7134760B2 (en) Outside rear-view mirror for a motor vehicle
KR200159993Y1 (ko) 자동차의 루프 랙 취부구조
JP4106423B2 (ja) 車載機器取付け構造
JP2002187573A (ja) 車両の上部車体構造
US7661745B2 (en) Supporting device
JPS63242715A (ja) 自動車のフロントウインド部構造
WO2004052707A3 (fr) Ensemble de carrosserie pour vehicule automobile et vehicule automobile comprenant au moins un tel ensemble
JP2605855Y2 (ja) 自動車のドア構造