JP2003080997A - 交通規制標識積込み収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】交通規制標識を搬送用トラック荷台上に搭載す
る際、他の交通規制機材を収納する為の荷台上空きスペ
ースを十分確保すると同時に、交通規制標識同士あるい
は他の交通規制機材との擦れやぶつかりなどによる破損
や傷を防止し、かつ、交通規制標識を設置及び回収する
際には、作業者が路上に立って交通規制標識を掴むこと
ができて、一人で積降し、あるいは積込みできる機能を
有する。 【解決手段】交通規制標識を積込み収納、そして固定す
るための専用架台を搬送用トラック荷台上部空間に配置
し、その架台支柱である回転アームの回転機能によっ
て、専用架台を約９０度回転させる装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、高速道路あるいは一般
道路上において、維持修繕作業や事故及び災害復旧工事
などを行う際道路交通規制を行うが、その際使用する交
通規制機材の一種類、図１に示す交通規制標識を効率的
に積込み及び収納する装置に係るものであり、人力によ
る積込み及び積下しが容易に出来ると同時に、交通規制
規制標識以外の交通規制機材も十分に積載できるスペー
スをトラック荷台上に確保し、かつ、搬送中の擦れ合い
による交通規制標識板、標識柱、またその他の交通規制
機材の破損を少なくする機構に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来よりこの分野の技術は、交通規制標
識を搬送用トラック荷台に単純に横並び、積み重ねの状
態で１０本から１５本程度を積込み、その後の荷台空き
スペースに他の交通規制機材を載せている。

【０００３】しかし、単純な横並び、積み重ねのため、
交通規制標識以外の多品種大量にある交通規制機材を１
台のトラックに十分に積みきれない状況が発生したり、
また交通規制機材同士が搬送中の擦れや、積込みあるい
は積下しの際のぶつかり合いにより、交通規制標識板の
傷や破損が多く発生している。

【０００４】また、交通規制標識をトラック荷台上に単
純な横並び、積み重ねの状態で搬送するため、交通規制
標識の設置及び回収時には、一人がトラック荷台にい
て、一人が路面に立って受け渡しをする以外に方法が無
く、効率が非常に悪いと言う欠点があった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、トラック荷
台上部、荷台から建築限界３．８Ｍまでの空間をフルに
利用することに着目し、交通規制標識を単純な横並びの
積み重ねで荷台上にあった状態から、専用架台に積込
み、搬送トラック荷台上部空間に交通規制標識を配置す
る事で、荷台スペースの実質的拡大を計り、規制機材を
１台のトラックでも十分に積みこむ事が可能となり、専
用架台に交通規制標識を積込み、収納することで、整理
整頓が計られ、規制機材同士のぶつかり合い等による機
材の破損や傷を減少させ、また、交通規制標識の設置及
び回収時には、それを掴みやすい位置へ専用架台の機械
的移動を行うことで、荷台上に人が登らなくとも良い状
態になり、作業の効率を飛躍的に向上させる装置を提供
しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決する為の手段】本発明は、搬送用トラック
荷台上部空間に交通規制標識積込み収納装置を配置し、
図３に示す通り、交通規制標識を収納固定する専用架台
の支柱である回転アームを９０度回転させることで、ト
ラック移送中は交通規制標識がトラック荷台上部空間に
配置され、交通規制標識を設置及び回収する際には、こ
の専用架台端部が道路面より約１０ｃｍ程度上まで移動
し、その架台部が道路面に対してほぼ垂直に立つことに
より、交通規制標識の積下し及び積込みが行ないやすく
なる。

【０００７】

【作用】道路規制を行なう際、工事予告の為、１０本か
ら１５本程度の図１に示す交通規制標識及び他交通規制
機材をトラックに積載し規制現場まで搬送する。

【０００８】その際図３が示すように、交通規制標識は
荷台上スペースを侵すことなく配置されている。

【０００９】規制現場において、交通規制標識を設置又
は回収する際、図４に示す通り交通規制標識積込み装置
の支柱である回転アームを約９０度回転させる事で、交
通標識柱底部を道路面より約１０ｃｍの高さへ移動さ
せ、かつ、車両後部にほぼ垂直に立つように配置され
る。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明すると、
交通規制機材搬送用のトラック荷台上に交通規制標識を
搭載し、かつ、他の多品種大量にある交通規制機材を積
むのに十分なスペースが確保される。

【００１１】交通規制機材搬送時には、交通規制標識は
専用架台の上に固定された状態で収納されており、整理
整頓が出来ていて、交通規制標識同士及びその他の交通
規制機材と互いにぶつかり合ったり、擦れたりしての破
損や傷が少なくなる。

【００１２】交通規制標識の設置及び回収時には、ロボ
ットのアーム感覚に近い機械的移動により、交通規制標
識が路面近くまで降りていて、作業する人が掴みやす
く、トラックからの搬出及び搬入を容易にする。

【００１３】

【発明の効果】本発明の交通規制標識積込み収納装置
は、交通規制機材搬送用のトラック荷台に交通規制標識
を搭載した上で、なおかつ十分なスペースが確保出来
る。

【００１４】交通規制標識の積込み・積下し時において
整理整頓が出来ていて、互いにぶつかり合ったり、擦れ
たりしての傷や破損が少なくなる。

【００１５】交通規制標識の設置及び回収時に、交通規
制標識が路面近くまで降りていて、かつ路面に対してほ
ぼ垂直に立っているので、作業する人は掴みやすく、ト
ラックからの搬入及び搬出が容易になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】交通規制標識の全体平面図

【図２】交通規制標識の全体側面図

【図３】トラックが移送中の交通規制標識積込み収納装
置の状態

【図４】交通規制標識を設置及び回収する際の交通規制
標識積込み収納装置の状態

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】標識板と標識柱から構成される図１に示す
   交通規制標識を、搬送用トラック荷台上に搭載する際、
   他の交通規制機材を収納する為の空きスペースを荷台上
   に十分確保しながら、かつ、移送時における擦れ合いに
   よる破損や傷が出ないように積込み及び収納することが
   できる装置。
2. 【請求項２】交通規制標識を積込み収納するための専用
   架台を荷台上で支持する支柱、図３に示す回転アームを
   約９０度回転させることで、標識柱底部を道路面から約
   １０ｃｍの高さへ移動させることが出来、かつ、道路面
   に対して標識柱をほぼ垂直に立てることが出来るように
   なり、人力による交通規制標識の設置・回収時にトラッ
   クからの積下し及び積込みを容易にすることができる装
   置。