JP2003080035A - 脱硝装置および脱硝方法 - Google Patents

脱硝装置および脱硝方法

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JP2003080035A JP2001277198A JP2001277198A JP2003080035A JP 2003080035 A JP2003080035 A JP 2003080035A JP 2001277198 A JP2001277198 A JP 2001277198A JP 2001277198 A JP2001277198 A JP 2001277198A JP 2003080035 A JP2003080035 A JP 2003080035A
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Hitoshi Nakamura
仁士 中村
Kozo Iida
耕三 飯田
Takafuru Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒層に排ガス中の未燃分が飛来するのを防
ぎ、触媒層の熱損を防止すること。 【解決手段】 触媒層52をバイパスするバイパス管1
02を設け、LIBS装置108によって排ガス中の未
燃分を計測し、排ガス中の未燃分が所定値を超えた場合
にバイパス管102を開き、未燃分が触媒層52に飛来
するのを防止する。これにより、触媒層52の熱損を防
止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、重油・石炭焚き
ボイラ、ガス焚きボイラ、ガスタービン、ガスタービン
・コンバインドサイクル等のシステムにおける脱硝装置
に関し、更に詳しくは、未燃分の飛来により脱硝装置が
酸化発熱して損傷するのを防止する脱硝装置および脱硝
方法に関する。また、この発明は、FCC(流動接触分
解装置)、RFCC(重油流動接触分解装置)プロセス
排ガスに有用である。
【0002】
【従来の技術】現在、各種の燃焼排ガス中に含まれる窒
素酸化物の低減が環境保護の観点から必須となり、その
対策としてボイラ等にてアンモニア注入を行うことで無
害なN 2とH2Oに分解してから排出するようにしてい
る。
【0003】図8は、石炭焚きボイラの脱硝設備を示す
概略構成図である。この石炭焚きボイラ1は、ボイラ2
と、ボイラ2のダクト3内に設置したアンモニア注入ノ
ズル4と、脱硝反応器5と、空気予熱器6と、押込通風
機7とから構成されている。脱硝反応器5の下流には図
示しない電気集塵器、脱硫装置等が設置され、排ガスは
煙突から排出される。
【0004】図9は、図8に示した脱硝反応器を示す断
面図である。この脱硝反応器5は、反応容器51内に複
数層設置した触媒層52と、整流層53と、ガイドベー
ン54とから構成されている。アンモニアが注入された
窒素酸化物を含む排ガスは、触媒層52を通過すること
で化学反応し、N2とH2Oに分解される。触媒層52
は、複数の触媒パック55から構成されており、各触媒
パック55は、図10(a)に示すように触媒56を枠
57に複数収納した構成となる。触媒56は、同図
(b)に示すように、酸化チタンを主成分としたハニカ
ム構造である。なお、高温焼成したコージライトやムラ
イト等のセラミックス製のハニカム構造であってもよ
い。
【0005】ところで、上記脱硝反応器5では、プラン
トの異常運転に起因して未燃分が触媒層に飛来して付着
し、その酸化作用により燃焼することで前記触媒56の
結晶構造に熱的ダメージを与えることが問題となってい
た。このような問題に対し、例えば特開昭64−398
19号公報に記載の脱硝装置が提案されている。この脱
硝装置は、触媒層の上流にハニカム構造のセラミックス
フィルタを設置し、このセラミックスフィルタにタール
状の未燃分を付着させるもので、未燃分の燃焼による熱
的ダメージをセラミックスフィルタに負わせ、触媒層を
保護するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記脱
硝装置では、セラミックスフィルタのみで未燃分の吸着
を行うので、プラントの運転状態によっては完全に未燃
分を除去できず、触媒層に未燃分が飛来し、熱損を起こ
すという問題点があった。また、セラミックスフィルタ
に未燃分を付着させて当該セラミックスフィルタを熱損
させるようにしているため、セラミックスフィルタの定
期的な交換が必要となるところ、セラミックスフィルタ
が触媒層と同様の材質かつ構造となっているため、ラン
ニングコストがかかるという問題点があった。なお、上
記脱硝装置は、参考のため提示したもので、必ずしも所
謂公知・公用の技術であるとは限らない。
【0007】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、未燃分が触媒層に飛来するのを極力防
止できる脱硝装置および脱硝方法を提供することを目的
とする。また、未燃分の飛来を防止するためのランニン
グコストを低減できる脱硝装置および脱硝方法を提供す
ることが別の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係る脱硝装置は、燃焼器から排出され
る排ガスの脱硝を行う脱硝触媒層と、脱硝触媒層のダク
トの上流に設けられ、排ガス中の未燃分を吸着する吸着
手段と、吸着手段の上流に設置され排ガス中の未燃分を
計測する未燃分計測装置と、吸着手段と脱硝触媒層との
間のダクトから分かれて脱硝触媒層をバイパスさせるバ
イパスラインと、通常のラインとバイパスラインとを切
り換える切換手段と、未燃分計測装置により計測した未
燃分値が所定の閾値を超えたとき、切換手段により通常
のラインからバイパスラインに切り換えるように制御す
る制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】排ガス中の未燃分を未燃分計測装置により
計測し、この計測結果である未燃分値が閾値を超えたと
き、切換手段が通常のラインからバイパスラインに切り
換え、脱硝触媒層に未燃分が飛来しないように制御す
る。このようにすれば、未燃分の大半は吸着手段にて吸
着されるが、この吸着手段を通過した未燃分は、バイパ
スラインを介して脱硝触媒層をバイパスすることにな
り、後段の処理装置或いは外部に運ばれる。これによ
り、脱硝触媒層に未燃分が飛来するのを極力防止でき
る。
【0010】また、請求項2に係る脱硝装置は、燃焼器
から排出される排ガスの脱硝を行う脱硝触媒層と、脱硝
触媒層のダクトの上流に設けられ、排ガス中の未燃分を
吸着する吸着手段と、吸着手段の下流に設置され排ガス
中の未燃分を計測する未燃分計測装置と、吸着手段と脱
硝触媒層との間のダクトから分かれて脱硝触媒層をバイ
パスさせるバイパスラインと、通常のラインとバイパス
ラインとを切り換える切換手段と、未燃分計測装置によ
り計測した未燃分値が所定の閾値を超えたとき、切換手
段により通常のラインからバイパスラインに切り換える
ように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、この発明のように未燃分計測装置を
吸着手段の下流に設置することで、吸着手段を通過した
未燃分を計測し、これに基いてバイパスラインの切換制
御を行うようにしても良い。このようにすれば、実際に
吸着手段を通過した未燃分を計測し、当該通過した未燃
分をバイパスすることで、脱硝触媒層への飛来を極力防
止できる。
【0012】また、上記吸着手段を用いず、脱硝触媒層
のバイパスラインで脱硝触媒層への未燃分の飛来を防止
するようにしても良い(請求項3)。この場合、吸着手
段の交換等の定期的なメンテナンスが不要となるので、
ランニングコストを低減できる。
【0013】また、請求項4に係る脱硝装置は、上記脱
硝装置において、前記未燃分計測装置を、レーザ法によ
り未燃分を計測する装置としたことを特徴とする。レー
ザ法により計測する装置によれば、排ガス中の未燃分を
極めて短時間に計測できるので、バイパスラインの制御
を未燃分の有無に基いてリアルタイムで行うことができ
る。これにより、未燃分が脱硝触媒層に飛来するのを極
力防止できる。
【0014】また、請求項5に係る脱硝装置は、燃焼器
から排出される排ガスの脱硝を行う脱硝触媒層と、脱硝
触媒層のダクトの上流に設けられ且つハニカム構造の基
材内面に吸着層をコーティングし、排ガス中の未燃分を
吸着する吸着手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】吸着手段は、未燃分の吸着によって目詰り
等を起こすため、一定期間使用後は交換が必要になり、
それに起因したランニングコストが問題になるが、ハニ
カム構造の基材の内面に吸着層をコーティングすること
で、使用する吸着材の量を少なくできる。このため、脱
硝装置のランニングコストを低減できる。また、基材に
強度部材を用いることで吸着手段の強度を向上できる。
【0016】また、請求項6に係る脱硝装置は、上記脱
硝装置において、前記吸着手段に代えて、脱硝触媒層の
ダクトの上流に設けられ、排ガス中の未燃分を酸化させ
て燃焼させる燃焼手段を設けたことを特徴とする。
【0017】燃焼手段は未燃分を燃焼させることで、当
該未燃分が脱硝触媒層に飛来するのを防止する。また、
燃焼手段を用いることで、吸着手段のように定期的に交
換する必要がなくなるため、メンテナンス性を向上でき
る。
【0018】また、請求項7に係る脱硝方法は、脱硝触
媒層により燃焼器から排出される排ガスの脱硝を行う脱
硝方法であって、排ガス中の未燃分を計測し、この計測
した未燃分値が所定の閾値を超えたとき、通常のライン
からバイパスラインに切り換えて脱硝触媒層をバイパス
させることを特徴とする。
【0019】また、請求項8に係る脱硝方法は、脱硝触
媒層により燃焼器から排出される排ガスの脱硝を行う脱
硝方法であって、排ガス中の未燃分を燃焼手段により酸
化燃焼させると共に、更に燃焼手段に酸素を供給して燃
焼手段に付着した未燃分を燃焼させることを特徴とす
る。燃焼手段に酸素を供給して燃焼させることで、未燃
分の付着を防止し、燃焼手段の目詰まりを防止する。こ
れにより燃焼手段の交換頻度を少なくできる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、この実施の形
態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、
或いは実質的に同一のものが含まれる。
【0021】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に係る脱硝装置を示す構成図である。この脱硝
装置100は、ボイラ2のダクト3の下流に未燃分の吸
着層101を設けると共に、吸着層101の下流にアン
モニアを注入するアンモニア注入ノズル4を備え、更に
アンモニア注入ノズル4の下流には脱硝反応器5が設置
された構成であり、これらにより通常の処理ラインAが
形成されている。脱硝反応器5内には、従来の図8に示
した脱硝触媒層52が複数層設置されている。また、吸
着層101とアンモニア注入ノズル4との間のダクト3
には、脱硝触媒層52をパイパスするためのバイパス管
102が連結され、通常のラインAから分岐するバイパ
スラインBを形成している。アンモニア注入ノズル4の
直前には、バイパス用の弁103が設けられている。ま
た、バイパス管102にもバイパス遮断の用の弁104
が設けられている。これらの弁103、104は、制御
装置105により制御される。なお、実質的に通常のラ
インAとバイパスラインBとを切り換え可能な手段であ
れば、弁103、104以外の公知の手段を用いること
ができる。
【0022】吸着層101には、シリカ、チタニア、ア
ルミナ、ジルコニアのいずれか、或いは少なくとも2種
類以上からなる複合酸化物、又はMFI型構造のZSM
−5、シリカライト、メタロシリケート等を用いること
ができる。MFI構造の吸着層は、熱に強く、吸着容量
が大きいという利点がある。この吸着層101は、触媒
層52と同様にハニカム構造となっており、図2に示す
ように、吸着材106を枠体107内に収めて吸着パッ
ク108を構成し、この吸着パック108を複数並べて
構成されている。また、この吸着材106には、使用済
み触媒の再処理品或いは中古品を利用するのが好まし
い。再処理品や中古品を用いることで脱硝装置100の
ランニングコストを低減できる。特に未燃分が多く発生
する場合は、吸着層101を複数層設置するようにして
も良い。ハニカム構造は、断面が矩形のものに限定され
ず、六角形や三角形のものを用いることができる。
【0023】更に好ましくは、吸着材106には、ムラ
イト、コーディエライト等の高温焼成した耐熱性の高い
基材に前記シリカ、チタニア、アルミナ、ジルコニア等
をコーティングしたものを用いるのが良い。図3に示す
ように、吸着材106は、その基材106aが上記同様
のハニカム構造となっており、これにハニカム内面に所
定厚さのコーティング106bを施す。また、排ガスの
流れや灰の目詰まり等を考慮して、コーティング後のハ
ニカムの肉厚が1mm程度、ピッチが6mm×6mm程
度とするのが好ましい。セラミックスの基材106aに
未燃分吸着材料をコーティング106bすることで、吸
着材料の量を大幅に低減できるため、吸着材106の製
造コストを低減できる。また、強度部材であるセラミッ
クスの基材106aにコーティング106bを施す構造
のため、吸着材106の強度を向上できる。
【0024】次に、未燃分の計測はレーザ法により測定
するものとし、好ましくは、特開平9−155293号
公報にて本願出願人により提案されたレーザ誘起ブレー
クダウン方法(Laser Induced Breakdown Spectroscop
y:LIBS)を挙げることができる。このLIBS方
法の原理は、レーザ光を気体、液体、固体中に集中して
計測場をプラズマ化させ、レーザ光により生成したプラ
ズマ光を検出して計測場の成分濃度を計測すると共に、
石炭灰を組成成分であるSi、Al、Fe、Ca、Cの
信号強度を検出し、主成分であるSiとの強度比を計算
することで未燃分を算出するものである。
【0025】LIBS装置108は、ボイラ2と吸着層
101との間のダクト3から分岐した配管109に設け
られ、ダクト3内を通過する排ガス内の未燃分の計測を
行う。図4は、そのようなLIBS装置の一例を示す構
成図である。このLIBS装置108は、パルスレーザ
装置301と、集光用のレンズ302と、配管109に
設けた計測窓304と、プラズマ光を反射するミラー3
05と、プラズマ光を集光するレンズ306と、分光器
307およびCCDカメラ308と、コンピューター3
09とから構成されている。パルスレーザ装置108か
ら出力されたレーザ光R1は、レンズ302および計測
窓304を介して配管109内の計測場に集光される。
配管109内には微粉炭やファライアッシュ等の測定対
象物が流れており、レーザ光R1の集光により、計測場
に存在する微粒子が高温加熱されてプラズマ化し、プラ
ズマ化した成分物質からプラズマ光R2が発生する。
【0026】発生したプラズマ光R2は計測場の計測窓
304から外部に出力され、ミラー305で反射され、
更にレンズ306で集光されて分光器307に入射され
る。この分光器307は、波長が190nm〜500n
mのプラズマ光R2を分光すると共に当該分光した光成
分をCCDカメラ308に入力する。CCDカメラ30
8は高速ゲートが可能であり、分光器307にて分光さ
れた分光プラズマ光R2を検出し、この分光プラズマ光
R2に応じた信号をコンピューター309に転送する。
なお、CCDカメラ308は、同期ライン310を介し
てパルスレーザ装置301と接続され、これによりCC
Dカメラ308のゲート制御とパルスレーザ装置301
との発振とが同期される。
【0027】コンピューター309は、各成分の発光強
度情報を有する信号を情報処理して、計測場に存在する
微粉炭等の発熱量、未燃分、成分組成等をリアルタイム
で算出する。このように、LIBS装置108は、測定
対象物の組成成分の計測をリアルタイムで行うことがで
きるので、リアルタイム制御に好適である。
【0028】このLIBS装置108による未燃分(例
えばCO)の計測結果は制御装置105に送られ、制御
装置105は未燃分値が閾値を超えた場合、弁103、
104の開閉制御を行う。具体的には、ボイラ2の異常
燃焼により未燃分が多く発生した場合、LIBS装置1
08によって未燃分値が計測され、制御装置105は、
この未燃分値に基いてダクト側の弁103を閉じ、バイ
パス管102側の弁104を開く。これにより、未燃分
を含む排ガスは、吸着層101でその未燃分が除去さ
れ、更に触媒層52に至ることなくバイパスラインBを
介して排出されるため、吸着層101で除去しきれなか
った未燃分が触媒層52に付着することがない。前記閾
値は、吸着層101による未燃分の吸着能力を実測し、
吸着層101の吸着能力に所定の安全係数を掛けた値と
して設定できる。具体的には、吸着層101の吸着能力
を超えた場合に、吸着層101を未燃分が通過するが、
この吸着能力の例えば90%の値を閾値とし、未燃分が
通過する可能性が高くなったときにバイパスラインBを
開放する。この結果、未燃分により触媒層52が熱損傷
を受けることがないし、外部に排出される未燃分を最小
限に抑えることができる。
【0029】なお、未燃分の計測値が所定の閾値未満に
なると、制御装置105はダクト3側の弁103を開
け、バイパス管102側の弁104を閉じる。これによ
り、吸着層101のみで未燃分を吸着し、触媒層52に
未燃分が付着するのを防止する。吸着層101に吸着し
た未燃分は、ボイラ2の負荷上昇過程で発火して燃焼す
る。なお、LIBS装置108に代えて、レーザ誘起蛍
光法(Laser Induced Fluorescence:LIF)等の他の
レーザ法を用いることもできる(以下、同様)。また、
上記では、吸着層101の吸着能力を基準としてバイパ
スラインBの開閉制御を行うようにしているが、吸着能
力に関係なく、未燃分が計測された場合、バイパスライ
ンBを開放して常に吸着層101とバイパスラインBの
両方で未燃分が触媒層52に至るのを防止するようにす
ることもできる。
【0030】次に、上記吸着材106に代えて酸化触媒
(図1の共通符号106)を用いることもできる。酸化
触媒には、脱硝触媒やCO触媒を用い、シリカ、チタニ
ア、アルミナ、ジルコニアのいずれか或いはそれらの少
なくとも2種類以上からなる複合酸化物、又はMFI型
構造のZSM−5、シリカライト、メタロシリケート等
にPt、Pd、Rh、Ir、Ruの1種類以上を担持し
た構成のものを用いることができる。また、好ましく
は、上記吸着材106と同様にムライト、コーディエラ
イト等の高温焼成した耐熱性の高い基材に前記酸化触媒
の材料をコーティングしたものを用いるのが良い。これ
により、製造コストの低減と強度の向上を図ることがで
きる。
【0031】酸化触媒は、未燃分を捕らえてその酸化作
用により当該未燃分を燃焼させる。これにより、未燃分
の飛来を防止して触媒層52を保護する。また、バイパ
ス管102の弁104を開き、ダクト3側の弁103を
閉じた状態で酸化触媒にO2を流し、酸化触媒の洗浄を
行うようにしても良い。酸化触媒にO2を流すことで、
酸化触媒の未燃分を完全燃焼してその排ガスをバイパス
ラインBから排出できる。洗浄後は、バイパスラインB
の弁104を閉じ、ダクト3側の弁103を開けて通常
ラインAに復帰させる。O2の洗浄は定期的に行うよう
にしても或いは未燃分が詰まったときに行うようにして
も良い。
【0032】以上から、この脱硝装置100によれば、
バイパスラインBを吸着層101と併設することで触媒
層52に未燃分が飛来して熱損を生じさせるのを完全に
防止できる。また、LIBS装置108等のレーザ法に
より未燃分値を計測し、その計測結果に基いてバイパス
ラインBの開閉制御を行うので、リアルタイム制御が可
能となり、より触媒層52の熱損を防止できる。更に、
LIBS装置108を吸着層101の上流に配置するこ
とで、吸着層101を通過する未燃分を計測してから制
御する場合(詳細は実施の形態2で後述する)に比べ
て、未燃分が触媒層52に飛来する量を少なくできる。
【0033】(実施の形態2)図5は、この発明の実施
の形態2に係る脱硝装置を示す構成図である。この脱硝
装置150は、LIBS装置108を吸着層101の下
流に設置した点に特徴があり、その他の構成は上記脱硝
装置100と同様であるから、その説明を省略し同一構
成要素には同一符号を付する。この脱硝装置150は、
吸着層101により吸着できなかった未燃分をLIBS
装置108により計測し、未燃分が所定量以上存在する
場合、バイパス管102の弁104を開け、ダクト3側
の弁103を閉じるように制御し、未燃分を含む排ガス
をバイパスラインBを介して触媒層52を通過させるこ
となく排出する。このようにすれば、未燃分が触媒層5
2に飛来するのを確実に防止できる。なお、ボイラ2の
燃焼が正常に行われている場合でも未燃分は微量に存在
するが、この未燃分が触媒層52に熱損を与える程の量
のときに、バイパスラインBを介して未燃分をバイパス
させるようにすれば充分であり、未燃分が極めて微量で
触媒層52に深刻な熱損を与えない程度であれば未燃分
のバイパスは必要でない。
【0034】(実施の形態3)図6は、この発明の実施
の形態3に係る脱硝装置を示す構成図である。この脱硝
装置200は、実施の形態1に示した脱硝装置100の
吸着層101を省略し、バイパスラインBのみで未燃分
の飛来を防止する点に特徴がある。その他の構成は上記
脱硝装置100と同様であるから、その説明を省略し同
一構成要素には同一符号を付する。この脱硝装置100
では吸着層101を省略しているため、制御装置105
は、LIBS装置108による未燃分値の計測結果に基
づき、未燃分の発生と共にバイパス管102の弁104
を開け、ダクト3側の弁103を閉じることで、未燃分
を含んだ排ガスを外部に排出する。LIBS装置108
により未燃分が発生していないと判断した場合は、バイ
パスラインB側の弁104を閉じ、ダクト3側の弁10
3を開けて通常のラインに復帰させる。なお、係る構成
では未燃分の発生を基準としてバイパスラインBの開閉
制御を行うが、触媒層52に対して熱損が発生しない限
度で未燃分をバイパスさせれば済む。
【0035】すなわち、未燃分が存在してもその他の条
件が満たされなければ触媒層52に熱損を与えない場合
もあり、これらの条件の下で未燃分を含む排ガスをバイ
パスさせるようにしても良い。図7は、未燃分発生によ
る熱損の発生過程の一例(油焚きボイラ)を示すフロー
チャートである。同図に示すように、充分な酸素が存在
することを前提とし(ステップS1)、未燃ダストが存
在し(ステップS2)且つ排ガスの温度が規定温度より
高いこと(ステップS3)を条件とし、これに所定の充
分な時間と(ステップS4)、未燃分の昇温・発火する
こと(ステップS5)により、熱損が発生する。又は、
油ミストが存在し(ステップS6)且つ排ガス温度が規
定温度より高いこと(ステップS7)を条件とし、これ
に所定の充分な時間と(ステップS4)、未燃分が昇温
・発火すること(ステップS5)によっても、熱損が発
生する。
【0036】制御装置105は、上記条件を満たす場合
にバイパス管102の開閉制御を行うようにすれば良
い。排ガス温度は、ダクト3内に設けた温度計により計
測する。また、未燃ダストおよび油ミストの有無は、L
IBS装置108により計測する。この脱硝装置200
によれば、レーザ法による計測結果に基づき、バイパス
管102の開閉をリアルタイム制御するので、触媒層5
2に未燃分が飛来するのを効果的に抑制でき、触媒層5
2の熱損を防止できる。また、吸着材が不要であるの
で、ランニングコストを低減できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の脱硝装
置(請求項1)では、燃焼器から排出される排ガスの脱
硝を行う脱硝触媒層と、脱硝触媒層のダクトの上流に設
けられ、排ガス中の未燃分を吸着する吸着手段と、吸着
手段の上流に設置され排ガス中の未燃分を計測する未燃
分計測装置と、吸着手段と脱硝触媒層との間のダクトか
ら分かれて脱硝触媒層をバイパスさせるバイパスライン
と、通常のラインとバイパスラインとを切り換える切換
手段と、未燃分計測装置により計測した未燃分値が所定
の閾値を超えたとき、切換手段により通常のラインから
バイパスラインに切り換えるように制御する制御手段と
を備えたので、吸着手段を通過した未燃分はバイパスラ
インを介して脱硝触媒層をバイパスするので、当該脱硝
触媒層に未燃分が飛来するのを極力防止できる。
【0038】また、この発明の脱硝装置(請求項2)で
は、燃焼器から排出される排ガスの脱硝を行う脱硝触媒
層と、脱硝触媒層のダクトの上流に設けられ、排ガス中
の未燃分を吸着する吸着手段と、吸着手段の下流に設置
され排ガス中の未燃分を計測する未燃分計測装置と、吸
着手段と脱硝触媒層との間のダクトから分かれて脱硝触
媒層をバイパスさせるバイパスラインと、通常のライン
とバイパスラインとを切り換える切換手段と、未燃分計
測装置により計測した未燃分値が所定の閾値を超えたと
き、切換手段により通常のラインからバイパスラインに
切り換えるように制御する制御手段とを備えたので、実
際に吸着手段を通過した未燃分をバイパスし、脱硝触媒
層への飛来を極力防止できる。
【0039】また、この発明の脱硝装置(請求項3)で
は、燃焼器から排出される排ガスの脱硝を行う脱硝触媒
層と、排ガス中の未燃分を計測する未燃分計測装置と、
燃焼器より脱硝触媒層に至るダクトから分かれて脱硝触
媒層をバイパスさせるバイパスラインと、通常のライン
とバイパスラインとを切り換える切換手段と、未燃分計
測装置により計測した未燃分値が所定の閾値を超えたと
き、切換手段により通常のラインからバイパスラインに
切り換えるように制御する制御手段とを備えたので、バ
イパスラインをもって脱硝触媒層への未燃分の飛来を極
力防止できる。また、吸着手段の交換等の定期的なメン
テナンスが不要であるので、ランニングコストを低減で
きる。
【0040】また、この発明の脱硝装置(請求項4)で
は、前記未燃分計測装置に、レーザ法により未燃分を計
測する装置を用いたので、リアルタイムでバイパスライ
ンの切換制御を行うことが可能になり、未燃分の飛来が
極力防止されることになる。
【0041】また、この発明の脱硝装置(請求項5)で
は、燃焼器から排出される排ガスの脱硝を行う脱硝触媒
層と、脱硝触媒層のダクトの上流に設けられ且つハニカ
ム構造の基材内面に吸着層をコーティングし、排ガス中
の未燃分を吸着する吸着手段とを備えたので、吸着材の
使用量を低減できる。このため、脱硝装置のランニング
コストを低減できる。
【0042】また、この発明の脱硝装置(請求項6)で
は、吸着手段に代えて、脱硝触媒層のダクトの上流に設
けられ、排ガス中の未燃分を酸化させて燃焼させる燃焼
手段を設けたので、未燃分が脱硝触媒層に飛来するのを
防止できると共にメンテナンス性を向上できる。
【0043】また、この発明の脱硝方法(請求項7)で
は、脱硝触媒層により燃焼器から排出される排ガスの脱
硝を行う脱硝方法であって、排ガス中の未燃分を計測
し、この計測した未燃分値が所定の閾値を超えたとき、
通常のラインからバイパスラインに切り換えて脱硝触媒
層をバイパスさせるので、当該脱硝触媒層に未燃分が飛
来するのを極力防止できる。
【0044】また、この発明の脱硝方法(請求項8)で
は、脱硝触媒層により燃焼器から排出される排ガスの脱
硝を行う脱硝方法であって、排ガス中の未燃分を燃焼手
段により酸化燃焼させると共に、更に燃焼手段に酸素を
供給して燃焼手段に付着した未燃分を燃焼させるので、
燃焼手段の交換頻度が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る脱硝装置を示す
構成図である。
【図2】吸着層を示す説明図である。
【図3】吸着材を示す説明図である。
【図4】LIBS装置の一例を示す構成図である。
【図5】この発明の実施の形態2に係る脱硝装置を示す
構成図である。
【図6】この発明の実施の形態3に係る脱硝装置を示す
構成図である。
【図7】未燃分発生による熱損の発生過程の一例を示す
フローチャートである。
【図8】石炭焚きボイラの脱硝設備を示す概略構成図で
ある。
【図9】図8に示した脱硝反応器を示す断面図である。
【図10】触媒パックを示す構成図である。
【符号の説明】
100 脱硝装置 2 ボイラ 3 ダクト 4 アンモニア注入ノズル 5 脱硝反応器 51 反応容器 52 触媒層 101 吸着層 102 バイパス管 103 弁 104 弁 105 制御装置 108 LIBS装置 109 配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 耕三 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 小林 敬古 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 Fターム(参考) 3K070 DA22 DA24 DA25 4D048 AA06 AA13 AA14 AA18 AB01 AB02 AC04 BA03Y BA06Y BA07Y BA08Y BA11Y BA30Y BA31Y BA32Y BA33Y BA41Y BA42Y BD04 CC25 CC26 CC31 CC47 CD01 CD08 CD10 DA01 DA02 DA05 DA20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼器から排出される排ガスの脱硝を行
    う脱硝触媒層と、 脱硝触媒層のダクトの上流に設けられ、排ガス中の未燃
    分を吸着する吸着手段と、 吸着手段の上流に設置され排ガス中の未燃分を計測する
    未燃分計測装置と、 吸着手段と脱硝触媒層との間のダクトから分かれて脱硝
    触媒層をバイパスさせるバイパスラインと、 通常のラインとバイパスラインとを切り換える切換手段
    と、 未燃分計測装置により計測した未燃分値が所定の閾値を
    超えたとき、切換手段により通常のラインからバイパス
    ラインに切り換えるように制御する制御手段と、を備え
    たことを特徴とする脱硝装置。
  2. 【請求項2】 燃焼器から排出される排ガスの脱硝を行
    う脱硝触媒層と、 脱硝触媒層のダクトの上流に設けられ、排ガス中の未燃
    分を吸着する吸着手段と、 吸着手段の下流に設置され排ガス中の未燃分を計測する
    未燃分計測装置と、 吸着手段と脱硝触媒層との間のダクトから分かれて脱硝
    触媒層をバイパスさせるバイパスラインと、 通常のラインとバイパスラインとを切り換える切換手段
    と、 未燃分計測装置により計測した未燃分値が所定の閾値を
    超えたとき、切換手段により通常のラインからバイパス
    ラインに切り換えるように制御する制御手段と、を備え
    たことを特徴とする脱硝装置。
  3. 【請求項3】 燃焼器から排出される排ガスの脱硝を行
    う脱硝触媒層と、 排ガス中の未燃分を計測する未燃分計測装置と、 燃焼器より脱硝触媒層に至るダクトから分かれて脱硝触
    媒層をバイパスさせるバイパスラインと、 通常のラインとバイパスラインとを切り換える切換手段
    と、 未燃分計測装置により計測した未燃分値が所定の閾値を
    超えたとき、切換手段により通常のラインからバイパス
    ラインに切り換えるように制御する制御手段と、を備え
    たことを特徴とする脱硝装置。
  4. 【請求項4】 前記未燃分計測装置は、レーザ法により
    未燃分を計測する装置であることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか一つに記載の脱硝装置。
  5. 【請求項5】 燃焼器から排出される排ガスの脱硝を行
    う脱硝触媒層と、 脱硝触媒層のダクトの上流に設けられ且つハニカム構造
    の基材内面に吸着層をコーティングし、排ガス中の未燃
    分を吸着する吸着手段と、を備えたことを特徴とする脱
    硝装置。
  6. 【請求項6】 前記吸着手段に代えて、脱硝触媒層のダ
    クトの上流に設けられ、排ガス中の未燃分を酸化させて
    燃焼させる燃焼手段を設けたことを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか一つに記載の脱硝装置。
  7. 【請求項7】 脱硝触媒層により燃焼器から排出される
    排ガスの脱硝を行う脱硝方法であって、排ガス中の未燃
    分を計測し、この計測した未燃分値が所定の閾値を超え
    たとき、通常のラインからバイパスラインに切り換えて
    脱硝触媒層をバイパスさせることを特徴とする脱硝方
    法。
  8. 【請求項8】 脱硝触媒層により燃焼器から排出される
    排ガスの脱硝を行う脱硝方法であって、排ガス中の未燃
    分を燃焼手段により酸化燃焼させると共に、更に燃焼手
    段に酸素を供給して燃焼手段に付着した未燃分を燃焼さ
    せることを特徴とする脱硝方法。
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