JP2003079672A - 車いすのブレーキ調節機構 - Google Patents
車いすのブレーキ調節機構Info
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- JP2003079672A JP2003079672A JP2001273242A JP2001273242A JP2003079672A JP 2003079672 A JP2003079672 A JP 2003079672A JP 2001273242 A JP2001273242 A JP 2001273242A JP 2001273242 A JP2001273242 A JP 2001273242A JP 2003079672 A JP2003079672 A JP 2003079672A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、車いすのブレーキを常に適切な制動
力に簡単に調節することを課題とする。 【解決手段】 タイヤ押さえ22aを主車輪のタイヤに
押圧させて停止させるブレーキ機構を有する車いすにお
いて、該ブレーキ機構は車いす本体の側枠19に前後ス
ライド可能に取り付けられ、カムレバー52を有するカ
ムクランプ機構により所定位置に固定され、カムレバー
52により該カムクランプ機構を解放して該ブレーキ機
構を前後に移動させ、所定位置でカムレバー52により
カムクランプ機構により固定して、タイヤ押さえ22a
と主車輪のタイヤとの間の距離を調節することによっ
て、ブレーキ作動時のタイヤ押さえ22aの押圧力を調
節する。該ブレーキ機構はカムレバー52を有するカム
クランプ機構により固定されているので、カムレバー5
2を片手で操作するだけでカムクランプを解放しブレー
キ機構の前後位置を調節し、車いすのブレーキの制動力
の調節ができる。
力に簡単に調節することを課題とする。 【解決手段】 タイヤ押さえ22aを主車輪のタイヤに
押圧させて停止させるブレーキ機構を有する車いすにお
いて、該ブレーキ機構は車いす本体の側枠19に前後ス
ライド可能に取り付けられ、カムレバー52を有するカ
ムクランプ機構により所定位置に固定され、カムレバー
52により該カムクランプ機構を解放して該ブレーキ機
構を前後に移動させ、所定位置でカムレバー52により
カムクランプ機構により固定して、タイヤ押さえ22a
と主車輪のタイヤとの間の距離を調節することによっ
て、ブレーキ作動時のタイヤ押さえ22aの押圧力を調
節する。該ブレーキ機構はカムレバー52を有するカム
クランプ機構により固定されているので、カムレバー5
2を片手で操作するだけでカムクランプを解放しブレー
キ機構の前後位置を調節し、車いすのブレーキの制動力
の調節ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車いすのブレーキ機構に
おいてその制動力を調節する機構に関するものである。
おいてその制動力を調節する機構に関するものである。
【0002】
【発明の背景】乗り物においてブレーキは適切にきくこ
とが必要であるが、特に車いす(1)においては使用者が
体が不自由であることから、簡単な操作で適切な制動力
でもってブレーキがかけられるようにされていることが
重要である。
とが必要であるが、特に車いす(1)においては使用者が
体が不自由であることから、簡単な操作で適切な制動力
でもってブレーキがかけられるようにされていることが
重要である。
【0003】車いす(1) のブレーキ機構(2) は図13に
示すように手で操作レバー(21)を操作をすることにより
ブレーキレバー(22)の先端に設けられたタイヤ押えを主
車輪(3) のタイヤ(32)外周面に圧接させる構成のものが
多く採用されているが、タイヤ(32)やタイヤ押え(22a)
などによるタイヤ(32)の摩耗、あるいはタイヤ(32)の空
気圧が減ったりしてブレーキの制動力が弱まったりす
る。
示すように手で操作レバー(21)を操作をすることにより
ブレーキレバー(22)の先端に設けられたタイヤ押えを主
車輪(3) のタイヤ(32)外周面に圧接させる構成のものが
多く採用されているが、タイヤ(32)やタイヤ押え(22a)
などによるタイヤ(32)の摩耗、あるいはタイヤ(32)の空
気圧が減ったりしてブレーキの制動力が弱まったりす
る。
【0004】
【従来の技術】そこでブレーキの制動力を適切に保つた
めタイヤ押えを常に適切な位置に調節することが必要で
あるが、通常ブレーキ機構(2) 自体を移動させることに
よりタイヤ押え(22a) の位置の調整を行っている。
めタイヤ押えを常に適切な位置に調節することが必要で
あるが、通常ブレーキ機構(2) 自体を移動させることに
よりタイヤ押え(22a) の位置の調整を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来ブレーキ機
構(2) はブラケット(4) にボルト(59A,59A) およびナッ
ト(59B,59B) により固定されていたので、これらのナッ
ト(59B,59B) を全て緩め、ブレーキ機構(2) の位置調節
をした後、再びナット(59B,59B) を締め付け固定すると
いう作業は、高齢者や病人等の車いすを使用する者にと
っては殆ど不可能な作業であり、また介助者にとっても
スパナ等の道具が必要で手間のかかる作業であった。さ
らに美観や安全面からナット(59B,59B) は内側に取り付
けられているため、ナット(59B,59B) を緩めたり締め付
けたりする作業は車いすを上方に持ち上げて車いすの下
側から行う必要があり、特に人を乗せてから不具合に気
づいた時などは、人を乗せたままでの作業は殆ど不可能
であり、しかし乗った人を車いす(1)から降ろすことも
出来にくい場合があるという問題点もあった。
構(2) はブラケット(4) にボルト(59A,59A) およびナッ
ト(59B,59B) により固定されていたので、これらのナッ
ト(59B,59B) を全て緩め、ブレーキ機構(2) の位置調節
をした後、再びナット(59B,59B) を締め付け固定すると
いう作業は、高齢者や病人等の車いすを使用する者にと
っては殆ど不可能な作業であり、また介助者にとっても
スパナ等の道具が必要で手間のかかる作業であった。さ
らに美観や安全面からナット(59B,59B) は内側に取り付
けられているため、ナット(59B,59B) を緩めたり締め付
けたりする作業は車いすを上方に持ち上げて車いすの下
側から行う必要があり、特に人を乗せてから不具合に気
づいた時などは、人を乗せたままでの作業は殆ど不可能
であり、しかし乗った人を車いす(1)から降ろすことも
出来にくい場合があるという問題点もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、タイヤ押え(22a) を主車
輪(3) のタイヤ(32)外周面に押圧させて停止させるブレ
ーキ機構(2) を有する車いす(1) において、該ブレーキ
機構(2) は車いす(1) 本体(11)に前後スライド可能に取
り付けられ、カムレバー(52)を有するカムクランプ機構
により所定位置に固定され、カムレバー(52)により該カ
ムクランプ機構を解放して該ブレーキ機構(2) を前後に
移動させ、所定位置でカムレバー(52)によりカムクラン
プ機構を固定して、タイヤ押え(22a) と主車輪(3) のタ
イヤ(32)外周面との間の距離を調節することによって、
ブレーキ作動時のタイヤ押え(22a) の主車輪(3) のタイ
ヤ(32)外周面に対する押圧力を調節する車いすのブレー
キ調節機構を提供するものである。該ブレーキ機構(2)
は摺動移動を円滑にするスムーサー(55)を介して該ブラ
ケット(16)に取り付けられていることが望ましい。また
該カムクランプ機構は根端部にボルト杆(51)が偏軸(51
a) を介して回動可能に枢着されているカムレバー(52)
の根端面に凸曲面であるカム面(52a) を形成し、カム受
け座金(53)を介してナット(57)により締結されているこ
とが望ましい。上記車いすのブレーキ調節機構は、基板
(23)に一端が回動可能に取り付けられている操作レバー
(21)と、該基板(23)に該操作レバー(21)と相対してニュ
ートラル位置からブレーキ位置まで回動可能に取り付け
られているブレーキレバー(22)と、該操作レバー(21)と
該ブレーキレバー(22)とを連結するリンク(25)とからな
り、該操作レバー(21)をニュートラル位置からブレーキ
位置まで操作することにより該リンク(25)を介してブレ
ーキレバー(22)がニュートラル位置からブレーキ位置に
移動して該ブレーキレバー(21)のタイヤ押え(21a) が主
車輪(3) のタイヤ(32)外周面に当接押圧するブレーキ機
構(2) に適用される。
を解決するための手段として、タイヤ押え(22a) を主車
輪(3) のタイヤ(32)外周面に押圧させて停止させるブレ
ーキ機構(2) を有する車いす(1) において、該ブレーキ
機構(2) は車いす(1) 本体(11)に前後スライド可能に取
り付けられ、カムレバー(52)を有するカムクランプ機構
により所定位置に固定され、カムレバー(52)により該カ
ムクランプ機構を解放して該ブレーキ機構(2) を前後に
移動させ、所定位置でカムレバー(52)によりカムクラン
プ機構を固定して、タイヤ押え(22a) と主車輪(3) のタ
イヤ(32)外周面との間の距離を調節することによって、
ブレーキ作動時のタイヤ押え(22a) の主車輪(3) のタイ
ヤ(32)外周面に対する押圧力を調節する車いすのブレー
キ調節機構を提供するものである。該ブレーキ機構(2)
は摺動移動を円滑にするスムーサー(55)を介して該ブラ
ケット(16)に取り付けられていることが望ましい。また
該カムクランプ機構は根端部にボルト杆(51)が偏軸(51
a) を介して回動可能に枢着されているカムレバー(52)
の根端面に凸曲面であるカム面(52a) を形成し、カム受
け座金(53)を介してナット(57)により締結されているこ
とが望ましい。上記車いすのブレーキ調節機構は、基板
(23)に一端が回動可能に取り付けられている操作レバー
(21)と、該基板(23)に該操作レバー(21)と相対してニュ
ートラル位置からブレーキ位置まで回動可能に取り付け
られているブレーキレバー(22)と、該操作レバー(21)と
該ブレーキレバー(22)とを連結するリンク(25)とからな
り、該操作レバー(21)をニュートラル位置からブレーキ
位置まで操作することにより該リンク(25)を介してブレ
ーキレバー(22)がニュートラル位置からブレーキ位置に
移動して該ブレーキレバー(21)のタイヤ押え(21a) が主
車輪(3) のタイヤ(32)外周面に当接押圧するブレーキ機
構(2) に適用される。
【0007】
【作用】本発明のブレーキ機構(2) はタイヤ押え(22a)
を主車輪(3) のタイヤ(32)外周面に当接押圧させて停止
させるブレーキ機構(2) であり、該ブレーキ機構(2) は
車いす(1) 本体(11)に前後スライド可能に取り付けら
れ、カムレバー(52)を有するカムクランプ機構により所
定個所に固定されているので、カムレバー(52)を操作し
てカムクランプ機構を締め付けることにより該ブレーキ
機構(2) を所定位置に強固に固定できる。また該カムレ
バー(52)を操作してカムクランプ機構を解放し該ブレー
キ機構(2) を前後に移動して、該ブレーキ機構(2) のタ
イヤ押え(22a) と主車輪(3) のタイヤ(32)外周面との間
の距離を調節でき、したがってブレーキ作動時のタイヤ
押え(22a) の主車輪(3) のタイヤ(32)外周面に対する押
圧力を簡単に調節することができる。
を主車輪(3) のタイヤ(32)外周面に当接押圧させて停止
させるブレーキ機構(2) であり、該ブレーキ機構(2) は
車いす(1) 本体(11)に前後スライド可能に取り付けら
れ、カムレバー(52)を有するカムクランプ機構により所
定個所に固定されているので、カムレバー(52)を操作し
てカムクランプ機構を締め付けることにより該ブレーキ
機構(2) を所定位置に強固に固定できる。また該カムレ
バー(52)を操作してカムクランプ機構を解放し該ブレー
キ機構(2) を前後に移動して、該ブレーキ機構(2) のタ
イヤ押え(22a) と主車輪(3) のタイヤ(32)外周面との間
の距離を調節でき、したがってブレーキ作動時のタイヤ
押え(22a) の主車輪(3) のタイヤ(32)外周面に対する押
圧力を簡単に調節することができる。
【0008】また該ブレーキ機構(2) が摺動移動を円滑
にするスムーサー(55)を介してブラケット(16)に取り付
けられているとブレーキ調節時に該ブレーキ機構(2) を
スムースに摺動移動させることができる。また該カムク
ランプ機構は根端部にボルト杆(51)が偏軸(51a) を介し
て回動可能に枢着されているカムレバー(52)の根端面に
凸曲面であるカム面(52a) を形成し、カム受け座金(53)
を介してナット(57)により締結されているものである
と、カム面(52a) がカムレバー(52)の根端部に形成さ
れ、カムレバー(52)を操作することによりワンタッチで
締め付け、解放動作ができる。
にするスムーサー(55)を介してブラケット(16)に取り付
けられているとブレーキ調節時に該ブレーキ機構(2) を
スムースに摺動移動させることができる。また該カムク
ランプ機構は根端部にボルト杆(51)が偏軸(51a) を介し
て回動可能に枢着されているカムレバー(52)の根端面に
凸曲面であるカム面(52a) を形成し、カム受け座金(53)
を介してナット(57)により締結されているものである
と、カム面(52a) がカムレバー(52)の根端部に形成さ
れ、カムレバー(52)を操作することによりワンタッチで
締め付け、解放動作ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図10に示す実施
例によって説明する。図1に示す車いす(1)の本体(1
1)は、左右一対の側枠(19)と、該側枠(19)間に差し渡さ
れる座部(12)および、背面に設けられた左右一対の背も
たれ枠(13)よりなり、該車いす(1)本体(11)の左右後よ
りには主車輪(3) が、前よりにはキャスター(6) が取り
付けられている。また該側枠(19)の側方には一対のアー
ムレスト枠(18)および前下方には左右一対のフットレス
ト枠(14)が差し出されており、該背もたれ枠(13)の上部
は屈曲されてハンドル部(15)が設けられている。さらに
座部(12)側部において片側の側枠(19)にはブラケット(1
6)が垂設され、該ブラケット(16)にはブレーキ機構(2)
が取り付けられている。またフットレスト枠(14)の下端
にフットレスト(17)が横方向に跳ね上げ可能に取り付け
られている。
例によって説明する。図1に示す車いす(1)の本体(1
1)は、左右一対の側枠(19)と、該側枠(19)間に差し渡さ
れる座部(12)および、背面に設けられた左右一対の背も
たれ枠(13)よりなり、該車いす(1)本体(11)の左右後よ
りには主車輪(3) が、前よりにはキャスター(6) が取り
付けられている。また該側枠(19)の側方には一対のアー
ムレスト枠(18)および前下方には左右一対のフットレス
ト枠(14)が差し出されており、該背もたれ枠(13)の上部
は屈曲されてハンドル部(15)が設けられている。さらに
座部(12)側部において片側の側枠(19)にはブラケット(1
6)が垂設され、該ブラケット(16)にはブレーキ機構(2)
が取り付けられている。またフットレスト枠(14)の下端
にフットレスト(17)が横方向に跳ね上げ可能に取り付け
られている。
【0010】該ブレーキ機構(2) は基板(23)と、該基板
(23)に取り付けられている操作レバー(21)、およびリン
ク(25)を介して該操作レバー(21)に連動して動くブレー
キレバー(22)とからなる。
(23)に取り付けられている操作レバー(21)、およびリン
ク(25)を介して該操作レバー(21)に連動して動くブレー
キレバー(22)とからなる。
【0011】該基板(23)は図2に示すように略台形の金
属板であり内側上端部には一対のボルト貫通孔(23h,23
i) を有する円筒状ボルト支持部(23a,23b) が突設さ
れ、一方の側辺上部にはブレーキレバー(22)の取付け台
座(23c) および他方の側辺の下部には操作レバー(21)の
取付け台座(23d) が突設され、さらに該取付け台座(23
d)の下方にはスプリング取付け孔(23f) を有するスプリ
ング取付け突起(23e) が突設されている。
属板であり内側上端部には一対のボルト貫通孔(23h,23
i) を有する円筒状ボルト支持部(23a,23b) が突設さ
れ、一方の側辺上部にはブレーキレバー(22)の取付け台
座(23c) および他方の側辺の下部には操作レバー(21)の
取付け台座(23d) が突設され、さらに該取付け台座(23
d)の下方にはスプリング取付け孔(23f) を有するスプリ
ング取付け突起(23e) が突設されている。
【0012】該基板(23)の取付け台座(23d) には図3お
よび図4に示すように上端部には把手(21a) が取り付け
られている略L字形の操作レバー(21)の根端がワッシャ
ー(27,27) を介して軸(26)と留め具(28)により回動可能
に枢着されている。また該取付け台座(23c) には略くの
字形のブレーキレバー(22)の根端がワッシャー(27,27)
を介して軸(26)および留め具(28)にて回動可能に枢着さ
れている。また該ブレ ーキレバー(22)の先端は屈曲せ
られてタイヤ押え(22a) が形成され、中央やや根端寄り
にはスプリング取付け孔(22b) が設けられている。
よび図4に示すように上端部には把手(21a) が取り付け
られている略L字形の操作レバー(21)の根端がワッシャ
ー(27,27) を介して軸(26)と留め具(28)により回動可能
に枢着されている。また該取付け台座(23c) には略くの
字形のブレーキレバー(22)の根端がワッシャー(27,27)
を介して軸(26)および留め具(28)にて回動可能に枢着さ
れている。また該ブレ ーキレバー(22)の先端は屈曲せ
られてタイヤ押え(22a) が形成され、中央やや根端寄り
にはスプリング取付け孔(22b) が設けられている。
【0013】さらに該操作レバー(21)の屈曲部と該ブレ
ーキレバー(22)の上部とはリンク(25)により連結されて
いる。即ち該リンク(25)の両端部はワッシャー(27a,27
a) を介して軸(26a,26a) および留め具(28a,28a) によ
り該操作レバー(21)と該ブレーキレバー(22)とに回動可
能に連結されている。そして操作レバー(21)をニュート
ラル位置 (図5Nの位置)からブレーキ位置 (図5Bの
位置)まで移動させると、これに連動してブレーキレバ
ー(22)もニュートラル位置 (図5Nの位置)からブレー
キ位置 (図5Bの位置)まで移動する。このときボルト
支持部(23a,23b) は操作レバー(22)に当接してレバーの
過剰な操作を規制する。
ーキレバー(22)の上部とはリンク(25)により連結されて
いる。即ち該リンク(25)の両端部はワッシャー(27a,27
a) を介して軸(26a,26a) および留め具(28a,28a) によ
り該操作レバー(21)と該ブレーキレバー(22)とに回動可
能に連結されている。そして操作レバー(21)をニュート
ラル位置 (図5Nの位置)からブレーキ位置 (図5Bの
位置)まで移動させると、これに連動してブレーキレバ
ー(22)もニュートラル位置 (図5Nの位置)からブレー
キ位置 (図5Bの位置)まで移動する。このときボルト
支持部(23a,23b) は操作レバー(22)に当接してレバーの
過剰な操作を規制する。
【0014】またブレーキレバー(22)と基板(23)のスプ
リング係合突起(23e) との間にはスプリング(24)が差渡
されている。ブレーキレバー(22)はスプリング(24)によ
って図3および図5矢印方向に付勢されているが、該ス
プリング(24)の一端はスプリング取付け孔(23f) に引っ
かけられ、他端はブレーキレバー(22)のスプリング取付
け孔(22b) に引っかけられている。
リング係合突起(23e) との間にはスプリング(24)が差渡
されている。ブレーキレバー(22)はスプリング(24)によ
って図3および図5矢印方向に付勢されているが、該ス
プリング(24)の一端はスプリング取付け孔(23f) に引っ
かけられ、他端はブレーキレバー(22)のスプリング取付
け孔(22b) に引っかけられている。
【0015】上記構成のブレーキ機構(2) は図5および
図6に示すように車いす本体(11)の側枠(19)に垂設され
ているブラケット(16)に前後スライド可能に取り付けら
れている。即ち、該ブラケット(16)にはスライド長孔(1
6a) が設けられており、該スライド長孔(16a) にはカム
クランプ機構のカムレバー(52)の根端部に偏軸(51a)を
介して枢着されているボルト杆(51)が貫通されている。
図6に示すように車いす本体(11)の側枠(19)に垂設され
ているブラケット(16)に前後スライド可能に取り付けら
れている。即ち、該ブラケット(16)にはスライド長孔(1
6a) が設けられており、該スライド長孔(16a) にはカム
クランプ機構のカムレバー(52)の根端部に偏軸(51a)を
介して枢着されているボルト杆(51)が貫通されている。
【0016】該カムレバー(52)の根端には凸曲面である
カム面(52a) が設けられている。図7および図8に示す
ように該カムレバー(52)のボルト杆(51)は基板(23)のボ
ルト支持部(23a) を介してブラケット(16)のスライド長
孔(16a) を貫通しているが、該基板(23)よりもカムレバ
ー(52)側において、該ボルト杆(51)にはカム受け座金(5
3)およびワッシャー(54A) が貫着され、該基板(23)の反
対側にはスムーサー(55)、弾性部材である一対のさらば
ね(56a,56b) およびワッシャー(54B) が貫着さ れ、つ
まみナット(57)により締結されている。
カム面(52a) が設けられている。図7および図8に示す
ように該カムレバー(52)のボルト杆(51)は基板(23)のボ
ルト支持部(23a) を介してブラケット(16)のスライド長
孔(16a) を貫通しているが、該基板(23)よりもカムレバ
ー(52)側において、該ボルト杆(51)にはカム受け座金(5
3)およびワッシャー(54A) が貫着され、該基板(23)の反
対側にはスムーサー(55)、弾性部材である一対のさらば
ね(56a,56b) およびワッシャー(54B) が貫着さ れ、つ
まみナット(57)により締結されている。
【0017】該スムーサー(55)はガイド凸条(55b) が該
スライド長孔(16a) に嵌着され、該一対のさらばね(56
a,56b) は凸面を相対して組み合わされている。また該
ブレーキ機構(2) はカムクランプ機構により強固に締め
付けられるので、ボルト杆(51)およびボルト(58)のつま
みナット(57,57) は該ブレーキ機構(2)が摺動可能かつ
ガタつかない程度に締結されている。
スライド長孔(16a) に嵌着され、該一対のさらばね(56
a,56b) は凸面を相対して組み合わされている。また該
ブレーキ機構(2) はカムクランプ機構により強固に締め
付けられるので、ボルト杆(51)およびボルト(58)のつま
みナット(57,57) は該ブレーキ機構(2)が摺動可能かつ
ガタつかない程度に締結されている。
【0018】弾性部材はさらばねに限らず、適度な弾性
力を有する部材であればどのようなものでもよい。例え
ばコイルばね、重ね板ばね、U字型ばね、ゴム、積層合
成樹脂、ショックアブソーバー、空気ばね、液体ばね等
でもよい。またボルト杆(51)は通常の六角ナット等で締
結してもよいが、簡単に締め付け等出来る点からつまみ
ナットによることが望ましい。
力を有する部材であればどのようなものでもよい。例え
ばコイルばね、重ね板ばね、U字型ばね、ゴム、積層合
成樹脂、ショックアブソーバー、空気ばね、液体ばね等
でもよい。またボルト杆(51)は通常の六角ナット等で締
結してもよいが、簡単に締め付け等出来る点からつまみ
ナットによることが望ましい。
【0019】またボルト(58)は他方のボルト支持部(23
b) を介してブラケット(16)のスライド長孔(16a) を貫
通しているが、該基板の外側にはワッシャー(54A) が貫
着され、反対側にはスムーサー(55)およびワッシャー(5
4B) が嵌着されている。
b) を介してブラケット(16)のスライド長孔(16a) を貫
通しているが、該基板の外側にはワッシャー(54A) が貫
着され、反対側にはスムーサー(55)およびワッシャー(5
4B) が嵌着されている。
【0020】該カム受け座金(53)は図9に示すように凹
曲面であるカム当接面(52a) を有するワッシャーであ
り、中心部にボルト杆(51)が貫通する軸貫通孔(53a) を
有する。なおカム受け座金は必ずしも凹曲面が形成され
なくてもよく、例えば円板状であってもよいが、スムー
ズかつ効率的なレバー操作の点からは凹曲面を形成する
ことが望ましい。
曲面であるカム当接面(52a) を有するワッシャーであ
り、中心部にボルト杆(51)が貫通する軸貫通孔(53a) を
有する。なおカム受け座金は必ずしも凹曲面が形成され
なくてもよく、例えば円板状であってもよいが、スムー
ズかつ効率的なレバー操作の点からは凹曲面を形成する
ことが望ましい。
【0021】また該スムーサー(55)は図10に示すよう
に摩擦係数の小さな合成樹脂製あるいは真チュウ材や焼
結部材等の短円柱状の本体(11)の中央部に該スライド長
孔(16a) の巾と略同一の巾を有するガイド凸条(55b) が
設けられ、さらに中心部にはボルト杆(51)が貫通する軸
貫通孔(55a) が形成されている。該ガイド凸条(55b)は
ブラケット(16)のスライド長孔(16a) に嵌着されてブレ
ーキ機構のスライドをガイドする。
に摩擦係数の小さな合成樹脂製あるいは真チュウ材や焼
結部材等の短円柱状の本体(11)の中央部に該スライド長
孔(16a) の巾と略同一の巾を有するガイド凸条(55b) が
設けられ、さらに中心部にはボルト杆(51)が貫通する軸
貫通孔(55a) が形成されている。該ガイド凸条(55b)は
ブラケット(16)のスライド長孔(16a) に嵌着されてブレ
ーキ機構のスライドをガイドする。
【0022】上記構成において該ブレーキ機構(2) は操
作レバー(21)を引いてブレーキ位置に回動させたときブ
レーキレバー(21)のタイヤ押え(22a) がタイヤ(32)外周
面に当接押圧するよう位置決めするのであるが、該タイ
ヤ押え(22a) をタイヤ(32)外周面に対する押圧力を調節
するには、まずカムレバー(52)を図11に示すように水
平位置にしてカムクランプ機構を解放する。即ちこの状
態ではさらばね(56a,56b) の弾性によるブラケット(16)
のスライド長孔(16a) の周縁に対するカム受け座金(53)
およびワッシャー(54A) とスムーサー(55)との挟持力が
緩和される。
作レバー(21)を引いてブレーキ位置に回動させたときブ
レーキレバー(21)のタイヤ押え(22a) がタイヤ(32)外周
面に当接押圧するよう位置決めするのであるが、該タイ
ヤ押え(22a) をタイヤ(32)外周面に対する押圧力を調節
するには、まずカムレバー(52)を図11に示すように水
平位置にしてカムクランプ機構を解放する。即ちこの状
態ではさらばね(56a,56b) の弾性によるブラケット(16)
のスライド長孔(16a) の周縁に対するカム受け座金(53)
およびワッシャー(54A) とスムーサー(55)との挟持力が
緩和される。
【0023】カムクランプ機構を解放して該ブレーキ機
構(2) が摺動可能になったらブラケット(16)のスライド
長孔(16a) を介して前後にスライド移動させる。このと
き該スライド長孔(16a) にはスムーサー(55)が嵌合され
ているので簡単に前後にスライド出来る。
構(2) が摺動可能になったらブラケット(16)のスライド
長孔(16a) を介して前後にスライド移動させる。このと
き該スライド長孔(16a) にはスムーサー(55)が嵌合され
ているので簡単に前後にスライド出来る。
【0024】このようにして該ブレーキ機構(2) を該操
作レバー(21)を倒してブレーキレバー(22)のタイヤ押え
(22a) がタイヤ(32)外周面に当接押圧されたとき適切な
制動力が得られる位置に調節し、かかる位置で図12に
示すようにカムレバー(52)を締め付け位置に戻して該ブ
レーキ機構(2) を締め付け固定する。このときさらばね
(56a,56b) の弾性によるブラケット(16)のスライド長孔
(16a) の周縁に対するカム受け座金(53)およびワッシャ
ー(54A) とスムーサー(55)との挟持力が増加される。こ
のように該ボルト杆(5) にはさらばね(56a,56b) が介設
されているので、さらばね(56a,56b) の外力吸収・蓄積
作用によりカムレバー(52)は無理なく動かすことが出
来、締め付け後は強固に固定される。
作レバー(21)を倒してブレーキレバー(22)のタイヤ押え
(22a) がタイヤ(32)外周面に当接押圧されたとき適切な
制動力が得られる位置に調節し、かかる位置で図12に
示すようにカムレバー(52)を締め付け位置に戻して該ブ
レーキ機構(2) を締め付け固定する。このときさらばね
(56a,56b) の弾性によるブラケット(16)のスライド長孔
(16a) の周縁に対するカム受け座金(53)およびワッシャ
ー(54A) とスムーサー(55)との挟持力が増加される。こ
のように該ボルト杆(5) にはさらばね(56a,56b) が介設
されているので、さらばね(56a,56b) の外力吸収・蓄積
作用によりカムレバー(52)は無理なく動かすことが出
来、締め付け後は強固に固定される。
【0025】本発明においてブレーキ機構はブレーキ機
構の中央部において1本のボルト杆により固定してもよ
いが、該ブレーキ機構が安定しスライド移動時のガイド
機能を果たす点からは複数のボルトにより固定する方が
望ましい。
構の中央部において1本のボルト杆により固定してもよ
いが、該ブレーキ機構が安定しスライド移動時のガイド
機能を果たす点からは複数のボルトにより固定する方が
望ましい。
【0026】またブレーキ機構はボルトに限らずカムク
ランプ機構が具備可能な他の手段により車いすに固定し
てもよい。
ランプ機構が具備可能な他の手段により車いすに固定し
てもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明では、簡単にカムレバーを片手で
操作するだけでブレーキ機構の前後位置を調節し、車い
すのブレーキの制動力の調節ができる。介助者において
は道具を使用することなく、また人が乗ったままでもブ
レーキ調節ができ、さらに使用者自らがブレーキの調節
をすることも可能である。したがって車いすのブレーキ
を常に適切に保ちより安全性が高められる。
操作するだけでブレーキ機構の前後位置を調節し、車い
すのブレーキの制動力の調節ができる。介助者において
は道具を使用することなく、また人が乗ったままでもブ
レーキ調節ができ、さらに使用者自らがブレーキの調節
をすることも可能である。したがって車いすのブレーキ
を常に適切に保ちより安全性が高められる。
図1〜図12は本発明の実施例を示すものである。
【図1】車いす側面図
【図2】基板斜視図
【図3】ブレーキ機構側面図
【図4】ブレーキ機構正面図
【図5】ブレーキ機構取付け説明側面図
【図6】ボルト杆斜視図
【図7】基板取付け説明斜視図
【図8】基板取付け説明平面図
【図9】カム受け座金斜視図
【図10】スムーサー斜視図
【図11】カムクランプ機構解放正面図
【図12】カムクランプ機構締め付け正面図
【図13】従来例のブレーキ機構取付け側面図
1 車いす
2 ブレーキ機構
5,58 ボルト (ボルト杆)
16 ブラケット
21 操作レバー
22 ブレーキレバー
22a タイヤ押え
23 基板
25 リンク
3 主車輪
51 ボルト杆
52 カムレバー
52a カム面
53 カム受け座金
55 スムーサー
57 つまみナット(ナット)
Claims (4)
- 【請求項1】タイヤ押えを主車輪のタイヤ外周面に押圧
させて停止させるブレーキ機構を有する車いすにおい
て、該ブレーキ機構は車いす本体に前後スライド可能に
取り付けられ、カムレバーを有するカムクランプ機構に
より所定位置に固定され、カムレバーにより該カムクラ
ンプ機構を解放して該ブレーキ機構を前後に移動させ、
所定位置でカムレバーによりカムクランプ機構を固定し
て、タイヤ押えと主車輪のタイヤ外周面との間の距離を
調節することによって、ブレーキ作動時のタイヤ押えの
主車輪のタイヤ外周面に対する押圧力を調節することを
特徴とする車いすのブレーキ調節機構。 - 【請求項2】該ブレーキ機構は摺動移動を円滑にするス
ムーサーを介してブラケットに取り付けられている請求
項1に記載の車いすのブレーキ調節機構。 - 【請求項3】該カムクランプ機構は根端部にボルト杆が
偏軸を介して回動可能に枢着されているカムレバーの根
端面に凸曲面であるカム面を形成し、カム受け座金を介
してナットにより締結されている請求項1または2に記
載の車いすのブレーキ調節機構。 - 【請求項4】該ブレーキ機構は基板に一端が回動可能に
取り付けられている操作レバーと、該基板に該操作レバ
ーと相対してニュートラル位置からブレーキ位置まで回
動可能に取り付けられているブレーキレバーと、該操作
レバーと該ブレーキレバーとを連結するリンクとからな
り、該操作レバーをニュートラル位置からブレーキ位置
まで操作することにより該リンクを介してブレーキレバ
ーがニュートラル位置からブレーキ位置に移動して該ブ
レーキレバーのタイヤ押えが主車輪のタイヤ外周面に当
接押圧するブレーキ機構である請求項1〜3に記載の車
いすのブレーキ調節機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001273242A JP2003079672A (ja) | 2001-09-10 | 2001-09-10 | 車いすのブレーキ調節機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001273242A JP2003079672A (ja) | 2001-09-10 | 2001-09-10 | 車いすのブレーキ調節機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003079672A true JP2003079672A (ja) | 2003-03-18 |
Family
ID=19098483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001273242A Withdrawn JP2003079672A (ja) | 2001-09-10 | 2001-09-10 | 車いすのブレーキ調節機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003079672A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009000418A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Masaru Komiyama | 車椅子のブレーキ装置 |
CN106344293A (zh) * | 2016-09-23 | 2017-01-25 | 丹阳市鑫泰医疗器材有限公司 | 一种助行轮椅刹车机构 |
-
2001
- 2001-09-10 JP JP2001273242A patent/JP2003079672A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009000418A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Masaru Komiyama | 車椅子のブレーキ装置 |
CN106344293A (zh) * | 2016-09-23 | 2017-01-25 | 丹阳市鑫泰医疗器材有限公司 | 一种助行轮椅刹车机构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081202 |