JP2003078392A - 自動追従型バンドパスフィルタおよび光ディスク再生装置 - Google Patents

自動追従型バンドパスフィルタおよび光ディスク再生装置

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JP2003078392A
JP2003078392A JP2001267989A JP2001267989A JP2003078392A JP 2003078392 A JP2003078392 A JP 2003078392A JP 2001267989 A JP2001267989 A JP 2001267989A JP 2001267989 A JP2001267989 A JP 2001267989A JP 2003078392 A JP2003078392 A JP 2003078392A
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Ichiro Otsuji
一郎 尾辻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウォブル信号に追従したバンドパスフィルタ出
力が得られるようにする。 【解決手段】中心周波数が変化する電流制御型バンドパ
スフィルタ50と、カットオフ周波数が変化する電流制
御型ハイパスフィルタ54およびローパスフィルタ58
と、ハイパスフィルタとローパスフィルタの各出力が供
給される電流源制御部62とで構成される。フィルタの
差分出力SDに応じて電源制御部の出力電流値を制御
し、この出力電流に応じて各フィルタの各電流値Ix
b,Ixh,Ixlが共通に制御されることで、バンド
パスフィルタの中心周波数fp、ハイパスフィルタおよ
びローパスフィルタの各カットオフ周波数fch、fc
lがそれぞれウォブル周波数fuと同じ値となるように
制御される。これでディスク回転数に応じてウォブル信
号の周波数が変化しても、このウォブル信号を確実に抽
出分離できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスク装置
などに適用できる自動追従型バンドパスフィルタおよび
これを使用した光ディスク再生装置に関する。
【0002】詳しくは、入力信号の周波数が基準の周波
数に対して変化するとき、基準の周波数に対して高低何
れの方向にシフトしているかを検出し、そのシフト量に
応じてフィルタ周波数を自動的に修正する自動追従型と
することで、入力信号の周波数が変化した場合であって
も、その周波数成分を確実に抽出分離できるようにした
ものである。
【0003】またこの発明では、光ディスクに記録され
たウォブル信号を抽出分離するに当たり、ウォブル信号
の搬送周波数に追従した自動追従型バンドパスフィルタ
を使用することで、光ディスクを角速度制御したときで
も、簡単な構成で常にウォブル信号を検出できるように
したものである。
【0004】
【従来の技術】CD−RやCD−RWなどの光ディスク
には、図15Aに示すように円周方向に僅かに蛇行した
プリグルーブと呼ばれる案内溝12が設けられている。
このプリグルーブ12には円周方向に情報が記録され
る。情報はプリグルーブ12内の他に、図15Bに示す
プリグルーブの頂面14に記録される場合がある。プリ
グルーブ12には周知のように光ディスク10に記録さ
れる情報のアドレスを知るための時間情報が盛り込まれ
ている。
【0005】具体的には、プリグルーブ12を蛇行さ
せ、その蛇行をFM変調することでプリグルーブに時間
情報を記録している。この蛇行したプリグルーブをウォ
ブルといい、プリグルーブを再生したときに得られるF
M再生信号をウォブル信号という。
【0006】ウォブル信号(FM再生信号)は、光ディ
スク10を標準倍速で再生したとき、その搬送周波数
(キャリア周波数)が22.05kHz、変調幅が±1
kHzとなるように規定されている。
【0007】ウォブル信号は光ディスク10からの戻り
光を検出して再生される。光ディスク10からの戻り光
は図16Aに示す4分割されたフォトディテクタ18で
受光される。戻り光は図16Bに示すように、左半分の
戻り光と、右半分の戻り光の差分がプリグルーブ12の
蛇行に比例するから、その差分を検出すればプリグルー
ブ12の変調信号を得ることができる。
【0008】そのため、図17に示すウォブル信号抽出
回路20にあっては、フォトディテクタ18で受光され
た戻り光の出力信号A〜Dがマトリックス回路22,2
4に供給されて、2つの加算出力(A+D)、(B+
C)が得られる。加算出力のそれぞれは対応するゲイン
調整回路26,34に供給される。
【0009】一方のゲイン調整回路26は情報が記録さ
れている記録済みの光ディスク10を再生したときに得
られるウォブル信号に対するゲイン調整手段であって、
この例ではウォブル信号の出力レベルを一定にするAG
C回路26a、26bが使用される。
【0010】他方のゲイン調整回路34は、未記録の光
ディスク10を再生したときに得られるウォブル信号に
対するゲイン調整手段であり、この例では固定のゲイン
アンプ34a、34bで構成される。これは、未記録の
光ディスクの場合には、プリグルーブには情報を記録し
たピットがなく、プリグルーブのうねり成分だけである
ので、AGCがかけにくく、そのため固定ゲイン(大ゲ
イン)に設定されたゲインアンプが使用されるものであ
る。
【0011】記録済みの光ディスク10を再生するとき
には、AGC回路26a、26bによって加算出力(A
+D)、(B+C)が等振幅となるようにゲイン調整さ
れる。ゲイン調整された加算出力(A+D)、(B+
C)は第1の減算回路30に供給されて、 SD=(A+D)−(B+C) ・・・・(1) なる減算処理が行われる。
【0012】プリグルーブ12に照射されるビーム光と
戻り光との関係は図16Bに示すようになっているの
で、プリグルーブ12の左側の溝から得られる加算出力
(A+D)から、右側の溝から得られる加算出力(B+
C)を減算すれば第1のウォブル成分を検出できる。
【0013】未記録の光ディスクを再生するときには、
固定のゲインアンプ34によって加算出力が固定ゲイン
倍されて出力される。ゲイン調整された加算出力(A+
D)、(B+C)は第2の減算回路36に供給されて、
記録済みの場合と同じ減算処理が行われて、第2のウォ
ブル成分が検出される。
【0014】第1と第2のウォブル成分はスイッチング
手段32によってその何れかが再生ディスクの種類に応
じて選択され、選択されたウォブル成分がバンドパスフ
ィルタ40に供給される。バンドパスフィルタ40の中
心周波数であるピーキング周波数は上述したように2
2.05kHzに設定され、これよりウォブル信号Su
を検出できる。
【0015】ここで、光ディスク10に情報を記録した
り、記録された情報を再生する場合に光ディスク10の
回転速度を制御する手段として、CLV(Constant Lin
e Velocity)方式と、CAV(Constant Angle Velocit
y)方式が知られている。CLV制御は一般にディスク
回転速度が1倍速から12倍速程度までのときに適用さ
れる速度制御であり、CAV制御はそれよりも高速での
速度制御を行う場合に利用される。例えば高速ダビング
の場合にはCAV制御が行われる。
【0016】CLV制御の場合にはウォブル信号の搬送
周波数が一定になるように制御されるので、上述したバ
ンドパスフィルタのピーキング周波数は光ディスクの記
録再生位置に拘わらず一定になる。
【0017】これに対して、CAV方式の場合には、角
速度が常に一定となるように制御されるために、例えば
光ディスクの内周側から外周側のトラックに移動するに
つれて、線速度が上昇し、それに伴って再生されたウォ
ブル信号の搬送周波数も高くなる。このため、ウォブル
信号の搬送周波数に合わせてバンドパスフィルタのピー
キング周波数が高くなるような周波数制御を行わない
と、バンドパスフィルタよりウォブル信号を出力するこ
とができない。
【0018】そのため、CAV制御を行う場合には図1
7に示すように、バンドパスフィルタ40のピーキング
周波数制御のための周波数制御回路38が設けられ、光
ディスク10の回転速度情報と光ディスクの記録再生位
置情報とがこの周波数制御回路38に供給される。周波
数制御回路38では、回転速度情報と記録再生時の位置
情報からウォブル信号の搬送周波数が演算され、その周
波数となるようにバンドパスフィルタ40のピーキング
周波数が制御される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図17に示
すように光ディスク10をCAV制御する場合には、記
録再生位置が光ディスク10の内周側のトラックと外周
側のトラックとでは、ウォブル信号の搬送周波数が変化
するため、周波数制御回路38では常にこの搬送周波数
を得るための演算処理を行って、バンドパスフィルタ4
0のピーキング周波数を調整する必要がある。そのた
め、周波数制御回路38での周波数演算処理が負担とな
る。結果としてコストアップを招来してしまう。
【0020】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、入力信号の周波数が基準の周
波数に対して変化するとき、基準の周波数に対して高低
何れの方向にシフトしているかを検出し、そのシフト量
に応じてフィルタ周波数を自動的に修正する自動追従型
とすることで、入力信号の周波数が変化した場合であっ
ても、その周波数成分を確実に抽出分離できるようにし
たものである。
【0021】また、ウォブル信号の搬送周波数に追従し
た自動追従型バンドパスフィルタを使用することで、光
ディスクを角速度制御したときでも、簡単な構成で常に
ウォブル信号を検出できるようにしたものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載したこの発明に係る自動追従型バン
ドパスフィルタでは、中心周波数が変化する電流制御型
バンドパスフィルタと、それぞれそのカットオフ周波数
が変化する電流制御型ハイパスフィルタおよび電流制御
型ローパスフィルタと、上記ハイパスフィルタとローパ
スフィルタの各出力が供給される電流源制御部とで構成
され、上記フィルタの差分出力に応じて上記電源制御部
の出力電流値が制御されると共に、この出力電流に応じ
て上記バンドパスフィルタ、ハイパスフィルタおよびロ
ーパスフィルタの各電流値が共通に制御されることで、
上記バンドパスフィルタの中心周波数、ハイパスフィル
タおよびローパスフィルタの各カットオフ周波数がそれ
ぞれ入力周波数と同じ値となるように制御されることを
特徴とする。
【0023】また請求項7に記載したこの発明に係る光
ディスク再生装置では、光ディスクからの信号を再生す
るための光ピックアップ手段と、この光ピックアップ手
段に設けられたフォトディテクタからの再生信号が供給
され、この再生信号から上記光ディスクに記録された情
報を再生する再生手段と、上記フォトディテクタからの
再生信号のうち、光ディスクに記録されたウォブル信号
を抽出分離する自動追従型バンドパスフィルタとを有
し、この自動追従型バンドパスフィルタは、中心周波数
が変化する電流制御型バンドパスフィルタと、それぞれ
そのカットオフ周波数が変化する電流制御型ハイパスフ
ィルタおよび電流制御型ローパスフィルタと、上記ハイ
パスフィルタとローパスフィルタの各出力が供給される
電流源制御部とで構成され、上記フィルタの差分出力に
応じて上記電源制御部の出力電流値が制御されると共
に、この出力電流に応じて上記バンドパスフィルタ、ハ
イパスフィルタおよびローパスフィルタの各電流値が共
通に制御されることで、上記バンドパスフィルタの中心
周波数、ハイパスフィルタおよびローパスフィルタの各
カットオフ周波数がそれぞれ上記ウォブル信号の周波数
と同じ値となるように制御されることを特徴とする。
【0024】この発明では、ウォブル信号の抽出分離に
適用した場合、バンドパスフィルタのピーキング周波数
と、ハイパスフィルタおよびローパスフィルタの各カッ
トオフ周波数がそれぞれ等しくなるように設定されると
共に、光ディスクを標準速度(1倍速)で駆動したとき
のウォブル周波数にピーキング周波数が等しくなるよう
に設定されている。
【0025】バンドパスフィルタ、ハイパスフィルタお
よびローパスフィルタのそれぞれは電流制御型のフィル
タ構成であって、その電流値を制御することで、ピーキ
ング周波数およびカットオフ周波数のそれぞれが、同時
に、しかも同じ周波数分だけ制御される。
【0026】光ディスクが標準倍速よりも高速で駆動さ
れるときには、ハイパスフィルタの出力は基準の周波数
時(1倍速時のウォブル周波数時)のフィルタ出力より
も高くなり、ローパスフィルタ出力は逆に低くなる。同
一回転速度に制御されている場合でも光ピックアップ手
段18がディスク内周側にあるときと、外周側にあると
きでは、後者の方がウォブル周波数は高い。
【0027】この発明ではそれぞれのフィルタ出力の差
分に応じて出力電流値を可変する。出力電流値が大きく
なると、これによってピーキング周波数は高い方にシフ
トされる。同様に、ハイパスフィルタのカットオフ周波
数も、ローパスフィルタのカットオフ周波数も同じよう
に高い方にシフトされる。そして、シフトしたピーキン
グ周波数およびカットオフ周波数がそれぞれ高速駆動時
のウォブル周波数と一致するところで、周波数シフト制
御が停止する。したがって、このときのバンドパスフィ
ルタの出力をウォブル信号として出力すれば、ディスク
回転周波数が高速回転時でも正しくウォブル信号を抽出
分離できることになる。
【0028】標準倍速よりもさらに低速で光ディスクを
駆動するときや、同じ回転速度で光ピックアップ手段1
8が内周側にいるときと、外周側にいるときとでも同様
な処理が行われる。つまり、例えば光ディスクが標準倍
速よりも低速で駆動されるときには、ローパスフィルタ
の出力は基準の周波数時(1倍速時のウォブル周波数
時)のフィルタ出力よりも高くなり、ハイパスフィルタ
出力は逆に低くなる。その差分に応じて出力電流値が少
なくなるように制御する。出力電流値が小さくなると、
これによってピーキング周波数は低い方にシフトされ
る。
【0029】同様に、ハイパスフィルタのカットオフ周
波数も、ローパスフィルタのカットオフ周波数も同じよ
うに低い方にシフトされる。そして、シフトしたピーキ
ング周波数およびカットオフ周波数がそれぞれ低速駆動
時のウォブル周波数と一致するところで、周波数シフト
制御が停止する。したがって、このときのバンドパスフ
ィルタの出力をウォブル信号として出力すれば、ディス
ク回転周波数が低速回転時でも、さらには光ピックアッ
プ手段18の光ディスク10上の位置に拘わらず正しく
ウォブル信号を抽出分離できることになる。
【0030】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る自動追従
型バンドパスフィルタおよび光ディスク再生装置の一実
施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1はこの発
明に係る光ディスク再生装置の実施の形態を示す要部の
系統図である。駆動モータMによって光ディスク10が
所定速度で回転駆動される。光ピックアップ手段18に
は図示はしないがレーザ光源を始めとして対物レンズな
どの光学系や、フォトディテクタなどが内蔵され、光デ
ィスク10からの戻り光がフォトディテクタで検出され
る。このフォトディテクタは従来と同様な分割型であっ
て、それぞれから得られる再生信号A〜Dが再生手段4
2に供給されて光ディスク10に記録された情報が再生
される。
【0031】また、再生信号A〜Dはさらにウォブル信
号検出回路20に供給されてウォブル信号Suが抽出分
離される。抽出されたウォブル信号SuはCPUで構成
された制御部44に供給されて光ディスク10の位置情
報などが読み出される。制御部44には再生信号A〜D
の他に、図示しないトラッキング情報なども供給され
て、光ピックアップ手段18のトラッキング制御やフォ
ーカス制御などが行われる。
【0032】ウォブル信号検出回路20にはウォブル信
号のみを抽出分離するためのバンドパスフィルタ40が
設けられている。この発明ではこのバンドパスフィルタ
40として自動追従型に構成することで、光ディスク1
0がCLV制御からCAV制御に切り替えられたときで
も、光ディスク10の回転に追従した周波数成分を持つ
ウォブル信号を確実に検出できるようにしたものであ
る。
【0033】図2はこの発明に係る自動追従型バンドパ
スフィルタ40の実施の形態を示す要部の系統図であ
り、したがってこの自動追従型バンドパスフィルタ40
は光ディスク10に記録されたウォブル信号を検出する
ためのバンドパスフィルタに適用したものとなってい
る。
【0034】図2において、この自動追従型バンドパス
フィルタ40は、電流制御型バンドパスフィルタ50、
電流制御型ハイパスフィルタ54、同じく電流制御型ロ
ーパスフィルタ58および電流源制御部62で構成され
る。そして、端子32aに供給された再生信号A〜Dの
差分出力SD{SD=(A+D)−(B+C)}が共通
に供給される。
【0035】電流制御型バンドパスフィルタ50は、後
述するようにその内部に可変電流回路が設けられ、その
可変電流源52aを制御して、この可変電流源52aを
流れる電流値Ixbによってこのバンドパスフィルタの
中心周波数つまりピーキング周波数fbが制御できるよ
うに構成されている。
【0036】電流制御型ハイパスフィルタ54も内部の
可変電流源56aを流れる電流値Ixhを制御すること
でそのカットオフ周波数fchが制御できるように構成
されている。
【0037】同じく電流制御型ローパスフィルタ58も
内部の可変電流源60aを流れる電流値Ixlを制御す
ることでそのカットオフ周波数fclが制御できるよう
に構成されている。
【0038】ハイパスフィルタ54のフィルタ出力SH
およびローパスフィルタ58のフィルタ出力SLはそれ
ぞれ電流源制御部62に供給される。電流源制御部62
は信号レベル検出部62Aと電流制御部62Bとで構成
される。
【0039】信号レベル検出部62Aはそれぞれ信号レ
ベル検出回路64,66を有し、それらには対応するフ
ィルタ出力SH、SLが供給され、対応するレベルを持
った検出出力VH、VLが得られる。電流制御部62B
はトランスコンダクタンスアンプ62で構成され、検出
出力VHが非反転端子に供給され、他方の検出出力VL
が反転端子に供給されて、検出出力VH、VLの差分が
検出される。その差分出力(電圧)が電流変換回路63
によって電流出力に変換される。出力電流値Ioは固定
電流源67の電流値I1にミックスされた上で可変電流
源68に供給される。したがって、この可変電流源68
を流れる合成電流I2は、 I2=Io+I1 ・・・・(2) となり、出力電流値Ioによって変動する。出力電流値
Ioは検出出力VH、VLの差分に比例する。
【0040】この電流制御部62Bに設けられた可変電
流源68によって、上述した可変電流源52a、56a
および60aが同時に同量だけ制御される。つまり、出
力電流値IoがΔIoだけ変動すると、それぞれの電流
値Ixb,IxhおよびIxlもΔIoに比例した値Δ
Ixだけ変化し、それに伴ってピーキング周波数fp、
カットオフ周波数fch、fclが高低何れかの方向に
制御される。
【0041】この発明においては、上述したバンドパス
フィルタ50のピーキング周波数fpと、ハイパスフィ
ルタ54のカットオフ周波数fchと、ローパスフィル
タ58のカットオフ周波数fclとは、図3に示すよう
に何れも同じ値となるように設定されている。バンドパ
スフィルタ50のピーキング周波数fpは光ディスク1
0を回転駆動したときのウォブル周波数fuとなるよう
に、したがって標準倍速(1倍速)で回転駆動したとき
に得られるウォブル周波数fu(搬送周波数であって、
22.5kHz)に選ばれ、またその変調幅(±1kH
z)をカバーできるバンド幅となされている。
【0042】また、バンドパスフィルタ50にあって、
そのピーキング周波数fpと制御電流値Ixbとの関係
は、図4直線LBのように比例関係にあり、制御電流値
Ixbの高低に応じてピーキング周波数fpが変化す
る。
【0043】同様に、ハイパスフィルタ54にあって
も、そのカットオフ周波数fchと制御電流値Ixhと
の関係は、図5直線LHのように比例関係にあり、制御
電流値Ixhの高低に応じてカットオフ周波数fchが
変化する。そして、この直線LHの勾配は直線LBと同
じ勾配となされている。その結果、制御電流値Ixbと
Ixhとが同じだけ変化すると、同じ周波数だけピーキ
ング周波数fpもカットオフ周波数fchも同方向に変
化する。
【0044】ローパスフィルタ58も同じような周波数
制御となる。したがって図6のように制御電流値Ixl
の高低に応じてカットオフ周波数fclが変化する。そ
して、この直線LLの勾配は直線LBと同じ勾配となさ
れているので、上述した3つの周波数fp、fchおよ
びfclは何れも同じ値だけ周波数が、同じ方向(高低
何れかの方向)に変化することになる。
【0045】さて、光ディスク10を高速で駆動するた
め、光ディスク10がCLV制御からCAV制御に切り
替えられると、そのときの回転速度と、光ピックアップ
手段18の読み出し位置によって、出力される再生信号
中に含まれるウォブル周波数fuは、図7のように基準
の周波数(20.5kHz)よりも遙かに高い周波数と
なっている。したがってこのときのウォブル周波数fu
は、ピーキング周波数fp、カットオフ周波数fch、
fclよりも高い。
【0046】この周波数の高低関係によって、フィルタ
出力SH、SLに関連した検出出力はVH>VLの関係
になるから、出力電流値IoはCLV制御時よりも大き
くなり、その結果、電流値I2が増える。電流値I2が
ΔIoだけ増えると、可変電流源52aの電流値Ixb
もΔIxだけ増加する。電流値IxbがΔIxだけ増え
ると、図4の特性よりピーキング周波数fpが高くなる
方向に制御される。
【0047】これと同じように、出力電流値Ioによっ
て可変電流源56aおよび60aの電流値Ixh、Ix
lも同様にΔIxだけ増えるので、図5および図6の特
性からそれぞれのカットオフ周波数fch、fclが高
くなる方向に制御される。
【0048】そして、これらの制御動作は、 VH=VL ・・・・・(3) となったところで平衡し、この平衡点はピーキング周波
数fpがウォブル周波数fuと等しくなった周波数であ
る(図8参照)。つまり、ピーキング周波数fpがウォ
ブル周波数fuと等しくなるまで制御されると、ハイパ
スフィルタ54のカットオフ周波数fchがローパスフ
ィルタ58のカットオフ周波数fclと同じになり、検
出出力VHとVLとが等しくなるからである。
【0049】なお、光ディスク10が同じ回転速度に制
御されている場合でも、光ピックアップ手段18がディ
スクの内周側にあるときと、外周側にあるときとでは再
生されるウォブル信号Suの周波数fuが相違する。外
周側のときの方がウォブル周波数fuは高くなる。この
ような場合にも同様な周波数制御動作となって、再生さ
れたウォブル周波数fuに追従するようにピーキング周
波数fpを始めとしてカットオフ周波数fch、fcl
が制御される。
【0050】上述した場合よりも低速で光ディスク10
が回転し、ウォブル周波数fuが図9のようにローパス
フィルタ58のカットオフ周波数fclよりも低くなっ
たとき、あるいは光ピックアップ手段18がディスクの
外周側から内周側に移動したときには、出力電流値Io
が標準時よりも小さくなるため、出力電流値Ioが減少
して電流値I2も減少する。
【0051】電流値I2が減少すると、可変電流源52
a,56a,60aの各電流値Ixb、Ixh、Ixl
のそれぞれが同じ値だけ減少するので、これに伴ってピ
ーキング周波数fpを始めとして、それぞれのカットオ
フ周波数fch、fclがウォブル周波数fu方向に下
がり(図10参照)、やがてウォブル周波数fuに一致
するところで平衡する。
【0052】このような電流制御を行うことで、入力す
るウォブル周波数fuに追従するようにピーキング周波
数fpやカットオフ周波数fch、fclを制御するこ
とができるので、光ディスク10を高速制御するために
CAV制御に移行した段階でも、あるいはCAV制御の
まま低速制御する場合でも、そのときのウォブル信号S
uを確実に抽出分離できることになる。
【0053】図11以下は上述した自動追従型バンドパ
スフィルタ40の具体例を示す。図11は電流制御型バ
ンドパスフィルタ50の実施の形態である。入力端子3
2aには差分出力SDが供給され、この差分出力SDは
直流カット用のコンデンサCおよびゲインが「1」のバ
ッファアンプ70を介してトランスコンダクタンスアン
プ72の非反転端子に供給される。
【0054】トランスコンダクタンスアンプ72の出力
段には可変電流回路52が設けられている。電圧−電流
変換回路としても機能するこの可変電流回路52の出力
はコンデンサCによって電圧に変換され、その出力がゲ
イン「1」のバッファアンプ74を介して出力端子40
aに導かれる。この出力はさらにトランスコンダクタン
スアンプ72の反転端子に帰還されると共に、第2のト
ランスコンダクタンスアンプ76の反転端子に帰還され
る。このトランスコンダクタンスアンプ76も上述した
と同一構成の可変電流回路52が設けられ、その出力が
入力信号とミックスされる。
【0055】この電流制御型バンドパスフィルタ50の
ピーキング周波数fpは、トランスコンダクタンスアン
プ72,76の相互コンダクタンスをGmとし、コンデ
ンサCの容量を同じくCで表すと、 fp=1/{2π(C/Gm)} ・・・・(4) となり、外部端子78によってその電流値が制御できる
ようになされている。電流値を制御することで最終的に
はこのピーキング周波数fpを制御できる。
【0056】図12は電流制御型ローパスフィルタ58
の実施の形態である。このローパスフィルタ58にあっ
てもトランスコンダクタンスアンプ80が使用され、そ
の非反転端子58aが入力端子である。入力端子には差
分出力SDが供給される。
【0057】トランスコンダクタンスアンプ80の出力
段には可変電流回路60が接続され、その出力がコンデ
ンサCによって電圧変換される。電圧出力はさらにゲイ
ンが「1」のバッファアンプ82を介して出力端子58
bに導かれる。さらにこの出力端子58bに得られる出
力はトランスコンダクタンスアンプ80の反転端子に帰
還される。
【0058】このように構成されたローパスフィルタ5
8にあって、そのカットオフ周波数fchは、周知のよ
うに、 fch=1/{2π(C/Gm)} ・・・・(5) となり、外部端子84から電流値を制御することで、そ
のカットオフ周波数fchを制御できる。
【0059】図13は電流制御型ハイパスフィルタ54
の実施の形態である。このハイパスフィルタ54は図1
2のローパスフィルタ58を使用して図13のように接
続することで、ハイパスフィルタを構成できる。ここ
に、トランスコンダクタンスアンプ86は図12の80
に相当し、可変電流回路56は60に相当し、そしてバ
ッファアンプ88は82に相当する。
【0060】加算器57のプラス端子に差分出力SDが
供給され、そのマイナス端子に電流制御型ローパスフィ
ルタ58の出力が供給され、その入力端子には差分出力
SDが供給される。
【0061】この構成におけるカットオフ周波数fcl
は、 fcl=1/{2π(C/Gm)} ・・・・・(6) となり、外部端子89から電流値を制御することで、そ
のカットオフ周波数fclを制御できる。
【0062】上述したトランスコンダクタンスアンプ7
2,76,80および86は何れも図14のように構成
することができる。代表してトランスコンダクタンスア
ンプ72について説明する。このトランスコンダクタン
スアンプ72は差動アンプ構成であって、一対の差動ト
ランジスタQa、Qbと、そのエミッタ側に接続された
電流源92,94と、エミッタ間に接続されたエミッタ
抵抗器REと、そのコレクタ側に接続されたダイオード
Da、Dbおよび直流電源96で構成される。
【0063】一対の差動出力は可変電流回路52を構成
する一対のトランジスタQc、Qdに供給され、出力端
子104から出力電流が得られる。これらトランジスタ
Qc、Qdにはそのコレクタ側に電流源100,102
が接続され、そのエミッタ側に可変電流源52aが接続
される。
【0064】このようにトランスコンダクタンスアンプ
72を構成した場合の相互コンダクタンスGmは、入力
電圧の変化分をΔV、そのときの出力電流の変化分をΔ
Iとし、また電流源92,94の固定電流をIotと
し、エミッタ抵抗値をREとしたとき、次のように表す
ことができる。 Gm=ΔI/ΔV ≒(1/RE)・(Ix/Iot) ・・・・(7) したがって、相互コンダクタンスGmは可変電流源52
aを流れる電流値Ixに比例することが判る。
【0065】また、この相互コンダクタンスGmは図1
1〜図13で説明したように、ピーキング周波数fpを
決定する変数でもある。つまり、電流値Ixが大きくな
ると、相互コンダクタンスGmも大きくなり、相互コン
ダクタンスGmが大きくなると、ピーキング周波数fp
が高くなる。
【0066】したがって、ウォブル周波数fuが高くな
ったとき、出力電流値Ioを大きくして電流I2を大き
くすれば、外部端子78に供給される制御信号も大きく
なることから、電流値Ixbも沢山流れる。その結果、
ピーキング周波数fpもウォブル周波数fuと同じ方向
に制御されることになる。
【0067】上述したトランスコンダクタンスアンプ7
2以外のトランスコンダクタンスアンプ76,80およ
び86も同様に構成され、それぞれに設けられた可変電
流源56a、58aを流れる電流値Ixh、Ixlを制
御することで、相互コンダクタンスGmを可変すること
ができる。
【0068】上述した実施の形態では、この発明に係る
自動追従型バンドパスフィルタを光ディスクのウォブル
信号の抽出分離手段に適用したが、変動する周波数成分
を検出しなければならないこの他の回路系にこの発明を
適用できることは明らかである。光ディスク10として
はCDやCD−RWなどを利用できる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係るバン
ドパスフィルタでは、周波数が変化する入力信号を抽出
分離するに当たり、入力信号の周波数に追従した自動追
従型に構成したものである。これによれば、入力信号の
周波数が回転速度などによって変動したような場合で
も、バンドパスフィルタの中心周波数を入力信号の周波
数となるように追従させることができる。
【0070】この場合、入力信号だけを利用してその周
波数に追従させるようにしたため、複雑な回路系を駆使
して演算などを行いながら、入力信号周波数を割り出す
ようなことが全く不要になる。したがって構成が非常に
簡単である。そのため、この発明を光ディスクのウォブ
ル信号検出系に適用した場合には、光ディスクを角速度
制御したときでも、簡単な構成で常にウォブル信号を検
出できるようになるなどの特徴を有する。
【0071】また、この発明では、光ディスクに記録さ
れたウォブル信号を抽出分離するに当たり、ウォブル信
号の搬送周波数に追従した自動追従型バンドパスフィル
タを使用するようにしたものである。これによれば、光
ディスクを角速度制御したときでも、簡単な構成で常に
ウォブル信号を正確に検出できる特徴を有する。したが
ってこの発明はCDなどの光ディスクの再生系に適用し
て極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光ディスク再生装置の実施の形
態を示す要部の系統図である。
【図2】この発明に係る自動追従型バンドパスフィルタ
の実施の形態を示す要部の系統図である。
【図3】各フィルタのピーキング周波数およびカットオ
フ周波数の関係を示す周波数特性図である。
【図4】出力電流値とピーキング周波数との関係を示す
特性図である。
【図5】出力電流値とハイパスフィルタのカットオフ周
波数との関係を示す特性図である。
【図6】出力電流値とローパスフィルタのカットオフ周
波数との関係を示す特性図である。
【図7】光ディスクを高速回転させたときのウォブル周
波数とフィルタ特性との関係を示す周波数特性図であ
る。
【図8】自動追従後のウォブル周波数とフィルタ特性と
の関係を示す周波数特性図である。
【図9】光ディスクを低速回転させたときのウォブル周
波数とフィルタ特性との関係を示す周波数特性図であ
る。
【図10】自動追従後のウォブル周波数とフィルタ特性
との関係を示す周波数特性図である。
【図11】電流制御型バンドパスフィルタの構成図であ
る。
【図12】電流制御型ローパスフィルタの構成図であ
る。
【図13】電流制御型ハイパスフィルタの構成図であ
る。
【図14】トランスコンダクタンスアンプの構成図であ
る。
【図15】プリグルーブの説明図である。
【図16】戻り光とプリグルーブの関係を示す図であ
る。
【図17】従来のウォブル信号抽出回路の系統図であ
る。
【符号の説明】
10・・・光ディスク、12・・・プリグルーブ、20
・・・ウォブル信号検出回路、22,24・・・マトリ
ックス回路、26,34・・・ゲイン調整手段、30,
36・・・演算回路、40・・・バンドパスフィルタ
(自動追従型バンドパスフィルタ)、50・・・電流制
御型バンドパスフィルタ、54・・・電流制御型ハイパ
スフィルタ、58・・・電流制御型ローパスフィルタ、
62・・・電流値制御部、52,56,60・・・可変
電流源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 BC04 CC06 DE37 FG01 FG04 FG05 FG18 5D090 AA01 CC04 DD03 EE16 FF41 HH01 5J098 AA02 AA14 AB02 AB03 AB12 AB25 AC02 AC13 AC22 AC27 AD18 CA05 CB01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力周波数が変化する入力信号を抽出す
    る自動追従型バンドパスフィルタであって、 中心周波数が変化する電流制御型バンドパスフィルタ
    と、 それぞれそのカットオフ周波数が変化する電流制御型ハ
    イパスフィルタおよび電流制御型ローパスフィルタと、 上記ハイパスフィルタとローパスフィルタの各出力が供
    給される電流源制御部とで構成され、 上記フィルタの差分出力に応じて上記電源制御部の出力
    電流値が制御されると共に、この出力電流に応じて上記
    バンドパスフィルタ、ハイパスフィルタおよびローパス
    フィルタの各電流値が共通に制御されることで、 上記バンドパスフィルタの中心周波数、ハイパスフィル
    タおよびローパスフィルタの各カットオフ周波数がそれ
    ぞれ入力周波数と同じ値となるように制御されることを
    特徴とする自動追従型バンドパスフィルタ。
  2. 【請求項2】 上記バンドパスフィルタは、中心周波数
    を決定するトランスコンダクタンスアンプを有し、 このトランスコンダクタンスアンプは、差動アンプと可
    変電流回路とで構成され、 上記可変電流回路に設けられた可変電流源の電流値を上
    記出力電流値で制御することで、上記トランスコンダク
    タンスアンプの相互コンダクタンスが制御されて、上記
    バンドパスフィルタの中心周波数が制御されるようにな
    されたことを特徴とする請求項1記載の自動追従型バン
    ドパスフィルタ。
  3. 【請求項3】 上記ハイパスフィルタは、中心周波数を
    決定するトランスコンダクタンスアンプと、加算器を有
    し、 上記トランスコンダクタンスアンプは、差動アンプと可
    変電流回路とで構成され、 上記可変電流回路に設けられた可変電流源の電流値を上
    記出力電流値で制御することで、上記トランスコンダク
    タンスアンプの相互コンダクタンスが制御されて、上記
    ハイパスフィルタのカットオフ周波数が制御されるよう
    になされたことを特徴とする請求項1記載の自動追従型
    バンドパスフィルタ。
  4. 【請求項4】 上記ローパスフィルタは、中心周波数を
    決定するトランスコンダクタンスアンプを有し、 このトランスコンダクタンスアンプは、差動アンプと可
    変電流回路とで構成され、 上記可変電流回路に設けられた可変電流源の電流値を上
    記出力電流値で制御することで、上記トランスコンダク
    タンスアンプの相互コンダクタンスが制御されて、上記
    ローパスフィルタのカットオフ周波数が制御されるよう
    になされたことを特徴とする請求項1記載の自動追従型
    バンドパスフィルタ。
  5. 【請求項5】 上記電流源制御部は、上記ハイパスフィ
    ルタとローパスフィルタの出力がそれぞれ供給される信
    号レベル検出部と、 これら信号レベル検出部の検出出力が供給される電流制
    御部とで構成され、 この電流制御部は、トランスコンダクタンスアンプと電
    流変換部を有し、 上記電流変換部の出力電流値が上記ハイパスフィルタと
    ローパスフィルタの差分出力に応じて制御されるように
    なされたことを特徴とする請求項4記載の自動追従型バ
    ンドパスフィルタ。
  6. 【請求項6】 上記入力信号は、光ディスクを再生した
    ときに得られるウォブル信号であることを特徴とする請
    求項1記載の自動追従型バンドパスフィルタ。
  7. 【請求項7】 光ディスクからの信号を再生するための
    光ピックアップ手段と、 この光ピックアップ手段に設けられたフォトディテクタ
    からの再生信号が供給され、この再生信号から上記光デ
    ィスクに記録された情報を再生する再生手段と、 上記フォトディテクタからの再生信号のうち、光ディス
    クに記録されたウォブル信号を抽出分離する自動追従型
    バンドパスフィルタとを有し、 この自動追従型バンドパスフィルタは、 中心周波数が変化する電流制御型バンドパスフィルタ
    と、 それぞれそのカットオフ周波数が変化する電流制御型ハ
    イパスフィルタおよび電流制御型ローパスフィルタと、 上記ハイパスフィルタとローパスフィルタの各出力が供
    給される電流源制御部とで構成され、 上記フィルタの差分出力に応じて上記電源制御部の出力
    電流値が制御されると共に、この出力電流に応じて上記
    バンドパスフィルタ、ハイパスフィルタおよびローパス
    フィルタの各電流値が共通に制御されることで、 上記バンドパスフィルタの中心周波数、ハイパスフィル
    タおよびローパスフィルタの各カットオフ周波数がそれ
    ぞれ上記ウォブル信号の周波数と同じ値となるように制
    御されることを特徴とする光ディスク再生装置。
  8. 【請求項8】 上記バンドパスフィルタは、中心周波数
    を決定するトランスコンダクタンスアンプを有し、 このトランスコンダクタンスアンプは、差動アンプと可
    変電流回路とで構成され、 上記可変電流回路に設けられた可変電流源の電流値を上
    記出力電流値で制御することで、上記トランスコンダク
    タンスアンプの相互コンダクタンスが制御されて、上記
    バンドパスフィルタの中心周波数が制御されるようにな
    されたことを特徴とする請求項7記載の光ディスク再生
    装置。
  9. 【請求項9】 上記ハイパスフィルタは、中心周波数を
    決定するトランスコンダクタンスアンプを有し、 このトランスコンダクタンスアンプは、差動アンプと可
    変電流回路とで構成され、 上記可変電流回路に設けられた可変電流源の電流値を上
    記出力電流値で制御することで、上記トランスコンダク
    タンスアンプの相互コンダクタンスが制御されて、上記
    ハイパスフィルタのカットオフ周波数が制御されるよう
    になされたことを特徴とする請求項7記載の光ディスク
    再生装置。
  10. 【請求項10】 上記ローパスフィルタは、中心周波数
    を決定するトランスコンダクタンスアンプを有し、 このトランスコンダクタンスアンプは、差動アンプと可
    変電流回路とで構成され、 上記可変電流回路に設けられた可変電流源の電流値を上
    記出力電流値で制御することで、上記トランスコンダク
    タンスアンプの相互コンダクタンスが制御されて、上記
    ローパスフィルタのカットオフ周波数が制御されるよう
    になされたことを特徴とする請求項7記載の光ディスク
    再生装置。
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