JP2003078263A - 通信機器収納装置 - Google Patents

通信機器収納装置

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JP2003078263A JP2001266927A JP2001266927A JP2003078263A JP 2003078263 A JP2003078263 A JP 2003078263A JP 2001266927 A JP2001266927 A JP 2001266927A JP 2001266927 A JP2001266927 A JP 2001266927A JP 2003078263 A JP2003078263 A JP 2003078263A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メディアコンバーターなどの通信機器や電源
ユニットなどの取り付け、交換、操作、配線を容易にす
る収納装置を提供する。 【解決手段】 伝送媒体に接続される通信機器を複数台
収納可能な収納装置であって、外部フレームに固定され
た支持部と、前記通信機器を取り外し可能に収納し、前
記支持部に対して移動可能な搭載部とを有し、前記搭載
部は、第１の面と、当該第１の面とは異なる第２の面と
を有し、前記伝送媒体は前記搭載部の前記第１及び第２
の面を介して前記通信機器に接続可能である収納装置を
提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信機器を収納す
るための収納装置に関する。本発明は、例えば、メディ
アコンバーターを収納する収納装置に好適である。ここ
で、メディアコンバーターとは、光ファイバーと非シー
ルドより対線（ＵＴＰ：Ｕｎｓｈｉｅｌｄｅｄ Ｔｗｉ
ｓｔｅｄ Ｐａｉｒ Ｃａｂｌｅ）や光と光（シングルモ
ードとマルチモード）などの異なる伝送媒体（メディ
ア）を伝播する信号を変換する装置である。
【０００２】
【従来の技術】ＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗ
ｏｒｋ）の代表的なＭＡＣ（Ｍｅｄｉａ Ａｃｃｅｓｓ
Ｃｏｎｔｒｏｌ）技術であるＣＳＭＡ／ＣＤ（Ｃａｒｒ
ｉｅｒＳｅｎｓｅ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ ｗ
ｉｔｈ Ｃｏｌｌｉｓｉｏｎ Ｄｅｔｅｃｔｉｏｎ）はデ
ータを送信したいステーションが他の送信の有無を確認
し、通信中で無ければデータ送信を開始する。伝送速度
が１００Ｍｂｐｓで信号をベースバンド伝送する高速Ｌ
ＡＮは１００ＢＡＳＥ規格と呼ばれ、１００ＢＡＳＥ−
ＴＸや１００ＢＡＳＥ−ＦＸを含む。１００ＢＡＳＥ−
ＴＸは伝送媒体にＵＴＰを使用し、１００ＢＡＳＥ−Ｆ
Ｘは伝送媒体に光ケーブルを使用する。
【０００３】これらの伝送媒体上の信号を変換するメデ
ィアコンバーターは、ＬＡＮのイーサネット（登録商
標）を数キロに亘って光ケーブルで伝送したり、ＦＴＴ
Ｈ（Ｆｉｂｅｒ ｔｏ ｔｈｅ Ｈｏｍｅ）を安価な方法
で提供したりすることができるという理由から、その需
要が最近益々高まっている。また、ＬＡＮやＷＡＮ（Ｗ
ｉｄｅ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）と、光ケーブルの急
速な発展から数十台のメディアコンバーターを使用する
需要もでてきた。
【０００４】メディアコンバーターは、例えば、１００
ＢＡＳＥ−ＴＸポートと１００ＢＡＳＥ−ＦＸポートと
を有し、ラックに複数台搭載及び収納される場合もあ
る。このようなラックは、メディアコンバーターの集中
管理を可能にし、ＪＩＳ（日本工業）規格、ＥＩＡ（米
国規格協会／電子工業界）規格などによって規格化され
ている。
【０００５】少数のポートを有するメディアコンバータ
ーを複数台利用することは多数のポートを有するメディ
アコンバーターよりも、交換、操作、配線などの観点か
ら好ましい場合がある。例えば、各メディアコンバータ
ーを異なる地域に割り当てる場合、メディアコンバータ
ーが故障して交換する場合に影響がある地域は当該メデ
ィアコンバーターが割り当てられた地域に限定されるか
らである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のラック
は、メディアコンバーターの取り付け、交換、操作、配
線の点で必ずしも適当な構造ではなかった。
【０００７】即ち、従来は数台のメディアコンバーター
を横一列に収納した一のトレーをフレームに固定したラ
ックを使用していたが、最近ではこのようなトレーを複
数段垂直に積み重ねるほど多数のメディアコンバーター
が必要になってきた。従って、あるトレーにメディアコ
ンバーターを取り付ける場合やあるトレーに搭載された
メディアコンバーターを交換するにはその上にあるトレ
ーをフレームから取り外さなければならないため不便で
あった。また、電源ユニットがトレー部に搭載される場
合にも同様の問題があった。
【０００８】また、ある種の小型メディアコンバーター
は、例えば、前面に１００ＢＡＳＥ−ＴＸポートを、背
面に１００ＢＡＳＥ−ＦＸポートを、上面に各種の操作
スイッチを有する。このためトレーに搭載されたメディ
アコンバーターの上面の各種スイッチを操作するために
はその上にあるトレーをフレームから煩雑にも取り外す
か、メディアコンバーターの上面とその上にあるトレー
との間に指を入れて操作しなければならなかったため不
便だった。
【０００９】更に、かかるメディアコンバーターの前面
がトレーの前面になるようにトレーに搭載されると１０
０ＢＡＳＥ−ＦＸポートはトレーの背面になり、ネット
ワークの配線構成から光ファイバをトレーの前面に出し
たいという需要を満足することができないという問題も
あった。
【００１０】そこで、本発明は、メディアコンバーター
などの通信機器や電源ユニットなどの取り付け、交換、
操作、配線を容易にする収納装置を提供することを目的
とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の一側面としての収納装置は、伝送媒体に接
続される通信機器を複数台収納可能な収納装置であっ
て、外部フレームに固定された支持部と、前記通信機器
を取り外し可能に収納し、前記支持部に対して移動可能
な搭載部とを有し、前記搭載部は、第１の面と、当該第
１の面とは異なる第２の面とを有し、前記伝送媒体は前
記搭載部の前記第１及び第２の面を介して前記通信機器
に接続可能である。かかる収納装置は、搭載部が支持部
に対して移動可能なので、かかる移動を行えば通信機器
を交換及び操作するのが容易になる。また、伝送媒体が
第１及び第２の面という２つの面を介して通信機器に接
続可能であるのでネットワーク配線の構成に弾力的であ
る。前記第２の面は前記第１の面に対向する面（例え
ば、第１の面を搭載部の前面で第２の面は背面）であっ
てもよい。
【００１２】前記収納装置は、前記搭載部の前記支持部
からの移動距離を規制する規制部を更に有してもよい。
これにより、前記搭載部を前記支持部から離間させすぎ
ることによって前記伝送媒体が破損することを防止する
ことができる。特に、伝送媒体が破損しやすい光ファイ
バーケーブルの場合には上述の特徴は好ましい。前記搭
載部は、前記通信機器を放熱するための放熱孔を有する
ことが好ましい。これにより、通信機器を熱破壊から保
護することができる。
【００１３】前記伝送媒体は、第１及び第２の伝送媒体
を含み、前記通信機器は、第１及び第２の伝送媒体上の
信号を変換するメディアコンバーターであり、前記第１
の伝送媒体は前記搭載部の前記第１の面を介して前記メ
ディアコンバーターに接続され、前記第２の伝送媒体は
前記搭載部の前記第１及び第２の面を介して前記メディ
アコンバーターに接続可能であることが好ましい。例え
ば、第１の伝送媒体はＵＴＰであり、第２の伝送媒体は
光ファイバーケーブルである。
【００１４】前記収納装置は、前記搭載部の移動方向と
はほぼ垂直な方向に前記外部フレームに複数の前記支持
部を固定することができる。このような多段的に積み重
なった支持部は、通信機器の収納の少スペース化を図る
ことができると共に上述の特長により通信機器の交換、
操作及び配線が容易になる。
【００１５】前記通信機器は操作スイッチを有し、前記
搭載部が移動すると前記支持部から露出してもよい。前
記搭載部が移動すると前記支持部から露出するのでスイ
ッチの操作が容易になる。
【００１６】前記搭載部は、前記支持部に対して前記搭
載部を移動させるための取っ手を有してもよい。かかる
取っ手は搭載部の移動を容易にする。
【００１７】前記通信機器は筐体を有し、前記搭載部
は、前記通信機器の筐体と係合して前記通信機器を前記
搭載部に取り外し可能に収納する係合部を更に有するこ
とができる。これにより、螺子回しなどを使用せずに通
信機器の着脱を簡単に行うことができる。
【００１８】本発明の別の側面としての収納装置は、電
源ユニットに接続されると共に伝送媒体に接続される通
信機器を複数台取り外し可能に収納する収納装置であっ
て、前記電源ユニットを搭載可能な第１の搭載部と、前
記通信機器に接続された前記伝送媒体を収納し、前記第
１の搭載部とは異なる高さに配置された第２の搭載部と
を有する。かかる構造は、電源ユニットと通信機器とを
同一平面上に配置していた従来の構造よりも、伝送媒体
の収納スペースを広く確保することができるので伝送媒
体の折れ曲がりによる破損を防止することができる。特
に、伝送媒体が破損しやすい光ファイバーケーブルの場
合にはかかる特徴は好ましい。
【００１９】前記収納装置は、外部フレームに固定され
た支持部を更に有し、前記第１及び第２の搭載部は前記
支持部に対して移動可能である。かかる収納装置は、搭
載部が支持部に対して移動可能なので、かかる移動を行
えば通信機器を交換及び操作するのが容易になる。前記
支持部は、前記電源ユニットを外部電源に接続する電源
ケーブルを外部に導出し、前記搭載部の前記移動方向に
延びる一又は複数の切欠き部を有することが好ましい。
かかる切欠き部は、例えば、タイラップと協同して電源
ケーブルを固定するのに使用することができる。また、
前記移動方向に延びるので搭載部の移動に合わせて電源
ケーブルが移動することができ、電源ケーブルが破損す
ることを防止することができる。また、一の電源ケーブ
ルに対して複数の切欠き部を設けることによって電源ケ
ーブルに負担をかけない方向に自由に電源ケーブルを導
出することができる。
【００２０】前記第２の搭載部は放熱孔を有することが
好ましい。これにより、電源ユニット及び／又は通信装
置が熱破壊することから保護することができる。前記第
１の搭載部は、前記通信機器を更に搭載可能であると共
に前記伝送媒体が前記第２の搭載部に収納されることを
可能にする開口部を含み、前記放熱孔は前記開口部に連
通していてもよい。かかる構成により、かかる開口部は
放熱機能と伝送媒体の通路としての機能を兼ねる。
【００２１】前記第２の搭載部は、第１の面と、当該第
１の面とは異なる第２の面とを有し、前記伝送媒体は前
記第２の搭載部の前記第１及び第２の面を介して前記通
信機器に接続可能であってもよい。かかる収納装置は、
伝送媒体が第１及び第２の面という２つの面を介して通
信機器に接続可能であるのでネットワーク配線の構成に
弾力的である。前記搭載部は、前板部を有し、当該前板
部は前記伝送媒体を前記第１の面を介して前記通信機器
に接続するための切欠き部を有してもよい。かかる構成
により、前記伝送媒体を第１の面から導出することがで
きる。
【００２２】前記第１の搭載部は、前記通信機器を機械
的な係合によって保持するブリッジ部を更に有してもよ
い。かかるブリッジ部と通信機器の機械的な係合により
通信機器を螺子止めする手間を省略することができる。
【００２３】本発明の更なる目的又はその他の特徴は、
以下添付図面を参照して説明される好ましい実施例によ
って明らかにされるであろう。
【００２４】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の収納装置１０について説明する。ここで、図１は、収
納装置１０の概略断面図である。収納装置（又はラッ
ク）１０は、各々複数のメディアコンバーター２００と
一の電源ユニット３００とを収納可能なサブラック１０
０を複数段積み重ねて一対のフレーム１２に固定部１８
８を螺子１４で固定した構造を有する。このように、収
納装置１０は、多数のメディアコンバーター２００を省
スペースで収納することができる。
【００２５】フレーム１２は、本実施形態では例示的に
Ｌ字形状を有し、サブラック１００を固定するための複
数の螺子孔１２ａを有している。フレーム１２は、本実
施形態では金属性であるが、サブラック１００を支持で
きる限り、プラスチック製、木製等を問わない。
【００２６】以下、サブラック１００の構造について、
図２乃至図５を参照して説明する。ここで、図２は、サ
ブラック１００の斜視図である。サブラック１００は、
例えば、ＥＩＡ３１０Ｄ規格で規定される１９インチラ
ックに組み込まれるサブラックである。サブラック１０
０は、メディアコンバーター２００を取り外し可能に収
納し、メディアコンバーター２００の交換、操作及び配
線を容易にするものであり、トレー部１１０とブラケッ
ト部１８０とを有する。
【００２７】トレー部１１０は、ブラケット部１８０に
対してＭ方向に移動可能に接続され、上板部１２０と、
下板部１４０と、前板部１５０とを有する。以下、図３
を参照して、トレー部１１０の構造について説明する。
ここで、図３（ａ）及び（ｂ）は、それぞれ、トレー部
１１０の分解斜視図及び組立後の斜視図である。
【００２８】上板部１２０は、側面上部１２８ａを下板
部１４０の側面上部１４６ａとかみ合わせ、螺子孔１２
９及び前板部１５０の螺子孔１５１ａを介して螺子止め
することで下板部１４０の上に配置し、メディアコンバ
ーター２００及び電源ユニット３００を保持する。上板
部１２０は、前部１２２と、中央孔１２４と、後部１２
６と、側部１２８を有する。上板部１２０は、例えば、
一枚の金属板状部材をほぼＵ字形状に折り曲げ加工する
ことによって形成される。
【００２９】前部１２２は、ブリッジ部１３２と螺子孔
１３３とを有してメディアコンバーター２００を保持及
び固定する。
【００３０】ブリッジ部１３２は、所定の高さを有する
ほぼ直方体形状を有し、メディアコンバーター２００を
位置決めし、使用時の回転を防止する。図７（ａ）に最
も良く示すように、ブリッジ部１３２は、Ｍ方向に２
個、Ｍ方向と直交するＮ方向に１１個形成されている。
隣接するブリッジ部１３２の間若しくはブリッジ部１３
２と側部１２８との間にメディアコンバーター２００が
配置される。ここで、図７（ａ）及び（ｂ）は、それぞ
れ、サブラック１００の上面図及び正面図である。
【００３１】１２個の螺子孔１３３は、図３（ａ）及び
図７（ａ）に示すように、Ｎ方向に整列し、Ｍ方向に整
列する２つのブリッジ部１３２の間近傍に配置される。
図８（ａ）に示すメディアコンバーター２００の底面２
４０に設けられた図示しない螺子孔と連通する。前部１
２２の裏側から螺子を、螺子孔１３３を介して、メディ
アコンバーター２００の螺子孔に嵌合することによっ
て、メディアコンバーター２００をブリッジ部１３２に
固定する。図８（ａ）及び（ｂ）は、それぞれ、メディ
アコンバーター２００の斜視図及び正面図である。
【００３２】螺子孔１３３はメディアコンバーター２０
０を強固に固定することができる反面、取り付けに螺子
回しなどを必要とするため煩雑である。このため、代替
的な実施形態においてはブリッジ部１３２とメディアコ
ンバーター２００との機械的な係合によってブリッジ部
１３２にメディアコンバーター２００を固定する。この
ような機械的係合は当業界で既知のいかなる方法をも使
用することができる。
【００３３】例えば、図４（ａ）に示すように、ブリッ
ジ部１３２を弾性変形可能な板バネ等により構成された
ブリッジ部１３２ａに置換することができる。ここで、
図４（ａ）はブリッジ部１３２の変形例の概略断面図で
ある。ブリッジ部１３２ａは矢印方向に弾性力で付勢さ
れており、何らかの手段で矢印と逆方向に開いてメディ
アコンバーター２００を挿入することにより、ブリッジ
部１３２ａの弾性力を利用してメディアコンバーター２
００を固定することができる。
【００３４】また、ブリッジ部１３２を図４（ｂ）に示
すＬ字状のブリッジ部１３２ｂと置換し、メディアコン
バーター２００をメディアコンバーター２００Ａと置換
してもよい。ここで、図４（ｂ）はブリッジ部１３２の
別の変形例の概略断面図である。ブリッジ部１３２ｂ
は、上板部１２０に近い底部の幅が上部の幅よりも広く
なっている。また、メディアコンバーター２００Ａは、
図８（ａ）に示す底面２４０に近い部分の筐体形状が幅
広にされている点でメディアコンバーター２００と異な
る。かかるブリッジ部１３２ｂの底部にメディアコンバ
ーター２００Ａの幅広にされた底部を紙面の手前から奥
側へ又は奥側から手前へ挿入することによってメディア
コンバーター２００Ａをブリッジ部１３２ｂに固定する
ことができる。
【００３５】再び図３（ａ）に戻って、上板部１２０の
中央孔１２４は、メディアコンバーター２００に接続さ
れる光ファイバーケーブル４００が通過する孔である。
光ファイバーケーブル４００は、後述するように、破損
しやすく所定の曲率半径を維持しなければならない。ま
た、ネットワークの配線構成よって光ファイバーケーブ
ル４００を収納装置１０の正面から導出したい場合もあ
るし、背面から導出したい場合もある。中央孔１２４
は、下板部１４０と共に、光ファイバーケーブル４００
をメディアコンバーター２００及び電源ユニット３００
とは異なる高さに収納している。
【００３６】これにより、光ファイバーケーブル４００
は、収納装置１０の正面に導出するにも背面に導出する
にもメディアコンバーター２００及び電源ユニット３０
０が邪魔にならない。また、例えば、光ファイバーケー
ブル４００と電源ユニット３００とが同一平面状にあれ
ば、例えば、後部１２６において電源ユニット３００の
隣の図７（ａ）に示す領域１２７から背面に導出しなけ
ればならないが、これでは図７（ａ）において一番左側
のメディアコンバーター２００に接続される光ファイバ
ーケーブル４００は電源ユニット３００の角３０１で折
れ曲がって破損する惧れがある。このように中央孔１２
４は、光ファイバーケーブル４００の導出を確保し、破
損を防止している。中央孔１２４は、メディアコンバー
ター４００ごとに分割された複数の（例えば、１２個の
孔）から構成されてもよいが光ファイバーケーブル４０
０を所定の曲率半径を維持しつつ下板部１４０上に導入
及び収納するためには本実施形態のようになるべく広い
方が好ましい。
【００３７】また、中央孔１２４は後述する放熱孔１４
２及び図５（ａ）に示す開口部１８４に連通しているた
め放熱孔としても機能する。ここで、図５（ａ）及び
（ｂ）は、それぞれ、サブラック１００の底面図及び背
面図である。
【００３８】本実施形態の変形例においては、メディア
コンバーター２００が上板部１２０又は下板部１４０に
配置され、電源ユニット３００が下板部１４０上に配置
され、光ファイバーケーブル４００が上板部１２０の後
部１２６から収納装置１０の背面に導出される。
【００３９】再び図３（ａ）に戻って、上板部１２０の
後部１２６は、電源ユニット３００を搭載する。後部１
２６は、Ｍ方向には電源ユニット３００よりも多少長
く、Ｎ方向には電源ユニット３００よりも多少狭く図５
（ａ）に示すように領域１２７を形成している。必要が
あれば、後部１２６にも放熱孔が形成されてもよい。
【００４０】上板部１２０は一対の側部１２８を有す
る。側部１２８は、上部１２８ａ、中部１２８ｂを有
し、上から見るとほぼＵ字形状をしている。
【００４１】側部１２８の上部１２８ａは、側部１２８
の外側にコの字形に折れ曲がっており、後述する下板部
１４０の側板部１４６とかみ合わさり、後述する前板部
１５０の螺子孔１５１ａに連通する螺子孔１２９を介し
て固定される。
【００４２】側部１２８の中部１２８ｂは上板部１２０
から垂直に起立し、その高さは少なくともメディアコン
バーター２００及び電源ユニット３００の高さよりも高
く設定される。
【００４３】図３（ａ）に戻って、下板部１４０は、メ
ディアコンバーター２００の光ファイバーケーブル４０
０を収納し、光ファイバーケーブル４００が収納装置１
０の前面及び後面から導出されることを可能にする。下
板部１４０は、図３（ａ）に示すように、底板１４１
と、一対の側板部１４６とを有する。下板部１４０は、
例えば、一枚の板状金属部材を折り曲げて作成され、側
板部１４６によって上板部１２０を支持している。
【００４４】底板１４１は、放熱孔１４２及び開口部１
４４及び切欠き１４５が形成されている。底板１４１
は、光ファイバーケーブル４００の余長分を収納するの
に十分な広さを有する。即ち、光ケーブル４００は規格
によってケーブル長が決められているため余長分が生じ
てしまうことがある。しかし、本実施形態の底板１４１
が光ケーブル４００を接続する際に光ファイバーケーブ
ル４００の余長分を収納するので、光ファイバーケーブ
ル４００が折れ曲がって損傷するのを防止する。底板１
４１に収納された光ファイバーケーブル４００は前板部
１５０の切欠き部１５４から前面に導出されてもよい
し、図５（ｂ）に示す後面から導出されてもよい。
【００４５】放熱孔１４２は、上板部１２０の中央孔１
２４に連通し、メディアコンバーター２００及び電源ユ
ニット３００を放熱するためのメッシュ状の多数の孔で
ある。
【００４６】開口部１４４は、図３（ａ）及び図５
（ａ）に示すように、上板部１２０の前部１２２の螺子
孔１３３に連通するように形成される。かかる開口部１
４４を介して螺子孔１３３及びメディアコンバーター２
００の底面２４０の図示しない螺子孔を螺子止めする。
【００４７】切欠き１４５は、上板部１２０に電源ユニ
ット３００を搭載する時に上板部１２０の裏から螺子止
めをしやすくするためのものである。
【００４８】側板部１４６は、上部１４６ａと、中部１
４６ｂと、下部１４６ｃとを有し、上から見るとほぼＵ
字形状をしている。上部１４６ａは、側板部１４６の外
側にＬ字型に折れ曲げられた形状をしており、上板部１
２０の側部１２８とかみ合わさる。
【００４９】中部１４６ｂは、底板１４１に対して垂直
に起立しており、中部１４６ｂに設けられている図示し
ない螺子孔を介してストッパー１６０を固定する。
【００５０】ストッパー１６０はＬ字形をしており、ト
レー部１１０の引き出し過ぎによって光ケーブル４００
及び電源ケーブル３０４が抜けるのを防止すると共に、
トレー部１１０がブラケット部１８０から脱落するのを
防止する。
【００５１】下部１４６ｃは、中部１４６ｂに対して垂
直に設けられ、後述する前板部１５０に設けられている
螺子孔１５２ａに連通する螺子孔１４８を介して固定さ
れる。
【００５２】前板部１５０は、上板部１２０及び下板部
１４０に対して垂直に配置され、その高さは後述するブ
ラケット部１８０の側部の高さとほぼ同じである。前板
部１５０は、上部１５１と、下部１５２と、開口部１５
２と、切欠き部１５３と、両縁部１５４とから構成され
る。
【００５３】前板部１５０は、上板部１２０及び下板部
１４０と平行になるように上下をＬ字形に折り曲げて上
部１５１及び下部１５２を形成している。上部１５１に
は、上板部１２０に設けられている螺子孔１２９と連通
して螺子で前板部１５０を固定するための螺子孔１５１
ａを有し、下部１５２には、下板部１４０に設けられて
いる螺子孔１４８と連通して螺子で前板部１５０を固定
するための螺子孔１５２ａを有している。
【００５４】前板部１５０には、メディアコンバーター
２００の正面２１０に対応した１２個の矩形状の開口部
１５３が設けられている。かかる開口部１５３を介し
て、ＵＴＰをメディアコンバーター２００の正面２１０
の１００ＢＡＳＥ−ＴＸポート２１２に挿入することが
できる。
【００５５】前板部１５０には、図７（ｂ）に最も良く
示されるように、メディアコンバーター２００が搭載さ
れる範囲に亘って切欠き部１５４が更に設けられる。か
かる切欠き部１５４により光ファイバーケーブル４００
をサブラック１００の前面から導出することができ、サ
ブラック１００をネットワークの配線に弾力的にするこ
とができる。
【００５６】前板部１５０の両縁部１５６には、ハンド
ル１５７を螺子止めするための２つの螺子孔１５８と螺
子１５９とを有している。
【００５７】ハンドル１５７は、トレー部１１０をブラ
ケット部１８０からユーザが移動するための金属又はプ
ラスチック製のほぼＵ字形状の取っ手である。ハンドル
１５７は前板部１５０に設けられた螺子孔１５８を介し
て螺子止めされる。ハンドル１５７は、サブラック１０
０が図１に示すように数段積み重なった状態であって
も、トレー部１１０をブラケット部１８０から容易に移
動することができる。トレー部１１０をブラケット部１
８０から引き出すことができることによって、後述する
ように、メディアコンバーター２００の交換、操作及び
配線を容易に行うことができる。
【００５８】前板部１５０に設けられた螺子１５９は、
トレー部１１０を完全に押し入れた時に、後述するブラ
ケット部１８０に設けられた突起１９６の孔を介して、
トレー部１１０をブラケット部１８０に固定するための
ものである。
【００５９】ブラケット部１８０は、トレー部１１０を
移動可能に支持し、底板１８１と一対の側板１８７とを
有し、板状金属部材をほぼＵ字形状に折り曲げ加工する
ことによって形成される。
【００６０】底板１８１は、開口部１８４と、切欠き部
１８６とを有する。開口部１８４は、下板部１４０の放
熱孔１４２と協同してメディアコンバーター２００及び
電源ユニット３００の放熱を行う。切欠き部１８６は、
電源ケーブル３０４を通過させてタイラップ（Ｔｉｅｓ
Ｃａｂｌｅ）３６０によって固定するためのＭ方向に
延びる複数の孔である。切欠き部１８６は、Ｍ方向に延
びているので、トレー部１１０がＭ方向に移動する際に
電源ケーブル３５４が切れることを防止する。実際に使
用される切欠き部１８６は複数のうちの一つであるが、
複数個設けることで、電源ケーブル３５４に負担をかけ
ない方向に自由に固定ができる。
【００６１】各側板１８７は、底板１８１から略垂直に
起立し、前面に２つの螺子孔１８９を有する固定部１８
８と、レール１９０と、突起１９６とを有する。固定部
１８０は、図１に示すように、フレーム１２に螺子孔１
２ａ及び１８９及び螺子１４を介して固定される。ま
た、図６（ａ）及び（ｂ）に示すように、側板１８７の
トレー部１１０に面している側に螺子孔１９４を介して
コの字型のレール１９０及び突起１９６が取り付けられ
ている。
【００６２】レール１９０には、２つの切欠き１９２が
設けられている。レール１９０にトレー部１１０に設け
られたストッパー１６０を通すことで、トレー部１１０
をブラケット部１８０に対して移動可能にすることがで
きる。また、トレー部１１０を可動させている際にスト
ッパー１６０を切欠き１９２にはめ込むことでトレー部
を静止させることができる。よって、トレー部１１０の
引き出し過ぎによって光ケーブル４００及び電源ケーブ
ル３５４が抜けるのを防止すると共に、トレー部１１０
がブラケット部１８０から脱落するのを防止する。
【００６３】メディアコンバーター２００は、ＵＴＰと
光ケーブル４００という異なるメディア上の信号を変換
する。このようなメディアコンバーター２００には、例
えば、アライドテレシス社製のＭＭＣ１００シリーズ
（ＭＭＣ１０１、ＭＭＣ１０２、ＭＭＣ１０３、ＭＭＣ
１０３ＬＨなど）を適用することができる。メディアコ
ンバーター２００は、図７（ａ）に示すように、正面２
１０と、上面２２０と、背面２３０と、底面２４０とを
有する。
【００６４】正面２１０には、図７（ｂ）に示すよう
に、１００ＢＡＳＥ−ＴＸポート２１２と、リンクテス
トスイッチ２１４と、設定を確認するための３つのＬＥ
Ｄ２１６とが設けられている。
【００６５】１００ＢＡＳＥ−ＴＸポート２１２は、例
えば、イーサネットのハブなどの外部装置に接続された
図示しないＵＴＰを接続するためのコネクタである。１
００ＢＡＳＥ−ＴＸポート２１２は、Ｆｕｌｌ Ｄｕｐ
ｌｅｘ（全二重）／ＨａｌｆＤｕｐｌｅｘ（半二重）自
動認識機能を持ち、接続される外部装置に応じて適切な
モードで動作する。
【００６６】リンクテストスイッチ２１４は、１００Ｂ
ＡＳＥ−ＴＸポート２１２と後述する１００ＢＡＳＥ−
ＦＸポート２３２に接続される２つの通信機器の接続状
況を表示するノーマルモードと、該当ポートと接続機器
間のリンクが確立するかどうかを表示するテストモード
とを選択するスイッチである。
【００６７】ＬＥＤ２１６は、通信における設定を確認
するためのものであり、リンクテストを識別するＬＥＤ
２１６ａと、１００ＢＡＳＥ−ＦＸポート２３２の接続
を識別するＬＥＤ２１６ｂと、１００ＢＡＳＥ−ＴＸポ
ート２１２の接続を識別するＬＥＤ２１６ｃとを有す
る。
【００６８】上面２２０には、通信モード切替スイッチ
２２２と、ＭＤＩ／ＭＤＩ−Ｘ切替スイッチ２２４とが
設けられている。通信モード切替スイッチ２２２は、通
信モード（Ｆｕｌｌ Ｄｕｐｌｅｘ／Ｈａｌｆ Ｄｕｐｌ
ｅｘ）を設定するスイッチで、１００ＢＡＳＥ−ＦＸポ
ート２３２に接続される機器の通信モードと同様のモー
ドに設定される。ＭＤＩ／ＭＤＩ−Ｘ切替スイッチ２２
４は、１００ＢＡＳＥ−ＴＸポート２１２をカスケード
接続用ポートとして使用するか、通常のＭＤＩ−Ｘポー
トとして使用するかを設定するためのスイッチである。
【００６９】背面２３０には、１００ＢＡＳＥ−ＦＸポ
ート２３２と、ＤＣジャック２３４とが設けられてい
る。１００ＢＡＳＥ−ＦＸポート２３２は光ファイバー
ケーブル４００を接続するためのコネクタである。ＤＣ
ジャック２３４は、ＤＣケーブル３４０を接続するコネ
クタである。光ファイバーケーブル４００には、例え
ば、光ネットワークが接続される。
【００７０】電源ユニット３００は上板部１２０に螺子
止めされる。電源ユニット３００は、メディアコンバー
ター２００に電気を供給し、１２個のＤＣケーブル差込
口３０２と一本の電源ケーブル３５４とを有する。ＤＣ
ケーブル差込口３０２には、ＤＣケーブル３４０が接続
され、ＤＣケーブル３４０を介して各メディアコンバー
ター２００に電源を供給する。
【００７１】電源ケーブル３５４の先端にはプラグ３５
２が接続されている。プラグ３５２を外部の図示しない
コンセントに挿入することによって、電源ユニット３０
０を通電する。電源ユニット３００は、上面、背面及び
両側面に放熱孔が配列され内部の回路を放熱して熱破壊
から保護している。
【００７２】光ファイバーケーブル４００は、光通信を
行うためのケーブルで透明なガラスやプラスチックなど
の誘電体でできた細い繊維からなる。構造は、中心に屈
折率の大きいコア部、その周辺を屈折率の小さいクラッ
ド部が包み込むという形をしている。光に変換された電
気信号は、コア／クラッド境界面で屈折率差のために全
反射され、コアの中を進み伝送される。また、光ファイ
バーケーブル４００には、コアの直径とコア／クラッド
の屈折率の差により、多数のモードが伝搬可能なマルチ
モードと１つのモードだけを伝搬するシングルモードと
がある。光ファイバーケーブル４００は、減衰が少ない
ので中継器なしでの長距離の伝送が可能であり、また、
ケーブルの直径も細く１本あたりの伝送量が１００Ｍｂ
ｐｓ〜数Ｇｂｐｓと大きいのでケーブルの断面積で比べ
ると、金属ケーブルよりも遥かに大容量の伝送が可能で
あるという特長をもっている。しかし、光ファイバーケ
ーブル４００は曲げの力に弱く、ある一定限度を超えて
曲がると損傷してしまうという欠点がある。
【００７３】次に、メディアコンバーター２００の取り
付け、交換及び配線について説明する。メディアコンバ
ーター２００を取り付ける場合、サブラック１００をブ
ラケット部１８０から所定距離だけ引き出す。次いで、
トレー部１１０のブリッジ部１３２の所望の位置にメデ
ィアコンバーター２００を載置する。この際、メディア
コンバーター２００は、正面２１０が開口部１５２を向
き、上面２２０が上を向くように配置される。次に、開
口部１４４及び固定孔１３３を介して、裏側から螺子止
めする。図４に示すブリッジ部を使用する場合は螺子止
めは省略される。
【００７４】螺子止め終了後に、ＵＴＰを１００ＢＡＳ
Ｅ−ＴＸポート２１２に接続し、ＤＣケーブル３４０を
電源ユニット３００のＤＣケーブル差込口３０２に接続
する。また、光ケーブル４００を１００ＢＡＳＥ−ＦＸ
ポート２３４に接続する。この際、光ファイバーケーブ
ル４００は前面の切欠き部１５４から導出してもよい
し、背面から導出してもよい。
【００７５】メディアコンバーター２００を交換する場
合はこれと逆の作業を繰り返す。
【００７６】このように、サブラック１００をブラケッ
ト部１８０から所定距離だけ引き出すことによって、上
側のサブラック１００を取り外さなくても、取り付け及
び交換が行えるので便利である。また、レール１９０に
設けられた切欠き１９２及びトレー部１１０に設けられ
たストッパー１６０により、トレー部１１０がブラケッ
ト部１８０から脱落することを防止する。
【００７７】また、光ファイバーケーブル４００を前面
からも背面からも導出することができるので、光ファイ
バーケーブル４００に接続されるネットワーク機器が収
納装置１０の前面にあっても背面にあっても接続するこ
とができる。その際、光ファイバーケーブル４００の余
長分は底板１４１が収納するので折れ曲がりによる破損
を防止することができる。
【００７８】また、光ファイバーケーブル４００を導出
する場合はメディアコンバーター２００や電源ユニット
３００による折れ曲がりなどがない。例えば、光ファイ
バーケーブル４００をサブラック１００の後方から導出
する場合、従来のように電源ユニット３００の隣の領域
１２７を通過させるために光ケーブル４００を曲げる必
要がないため、光ケーブル４００が損傷を防止すること
ができる。
【００７９】次に、電源ユニット３００の取り付け、交
換及び配線について説明する。まず、電源ユニット３０
０を、トレー部１１０の上板部１２０にネジによって固
定する。一般に、電源ユニット３００は、いずれのメデ
ィアコンバーター２００の取り付けよりも先に上板部１
２０に取り付けられ、上板部１２０を下板部１４０に取
り付ける前に電源ユニット３００が上板部１２０に取り
付けられる。もちろん、既にトレー部１１０が組み立て
られた後であれば、下板部１４０の底板に設けられた切
欠き１４５を介して取り付けることができる。既に、サ
ブラック１００が収納部１０に取り付けられた後であれ
ばトレー部１１０をブラケット部１８０から所定距離だ
け引き出して作業を行う。
【００８０】次に、電源ユニット３００の電源ケーブル
３５４をいずれかの切欠き部１８６から導出する。いず
れの切欠き部１８６を選択するかは外部コンセントとプ
ラグ３５２との位置関係による。ブラケット部１８０の
切欠き部１８６にタイラップ３６０を通し、余った電源
ケーブル３５４をタイラップ３６０によってまとめる。
【００８１】電源ユニット３００を交換する場合はこれ
と逆の作業を繰り返す。各メディアコンバーター２００
が電源ユニット３００から電力を得ているので、あるメ
ディアコンバーター２００の交換は他のメディアコンバ
ーター２００に影響を与えない。
【００８２】このように、電源ユニット３００をブラケ
ット部１８０から所定距離だけ引き出すことによって、
上側のサブラック１００を取り外さなくても、取り付け
及び交換が行えるので便利である。また、タイラップ３
６０により、電源ケーブル３５４がばらけることを防止
することができる。更に、複数の切欠き部１８６はプラ
グ３５２と外部コンセントとの接続を容易にする。ま
た、切欠き部１８６は、トレー部１１０の移動方向（即
ち、Ｍ方向）に延びているので、電源ケーブル３５４が
トレー部１１０の移動時に切欠き部１８６を移動するこ
とができ、破損や断線を防止することができる。
【００８３】次に、メディアコンバーター２００の操作
及び操作の変更について説明する。メディアコンバータ
ー２００がトレー部１１０に取り付けられた後、通信モ
ード切替スイッチ２２２及びＭＤＩ／ＭＤＩ−Ｘ切替ス
イッチ２２４が操作される。通信モード切替スイッチ２
２２によってＦｕｌｌ Ｄｕｐｌｅｘ（双方向同時通
信）又はＨａｌｆ Ｄｕｐｌｅｘ（片方向ずつの通信）
を選択することができる。また、ＵＴＰ接続後、メディ
アコンバーター２００上面に設けられているＭＤＩ／Ｍ
ＤＩ−Ｘ切替スイッチ２１０でＨＵＢ（リピータやスイ
ッチとのカスケード接続用ポートとして使用）又はＸＰ
Ｃ（通常の１００ＢＡＳＥ−ＴＸポートとして使用）を
選び設定する。設定の変更の場合も同様の作業を行う。
【００８４】メディアコンバーター２００の設定は、正
面２１０に設けられたリンクテストスイッチ２１４やＬ
ＥＤ２１６によって確認することができる。
【００８５】このように、サブラック１００をブラケッ
ト部１８０から所定距離だけ引き出すことによって、上
側のサブラック１００を取り外さなくても、メディアコ
ンバーター２００の操作が行えるので便利である。
【００８６】
【発明の効果】本発明によれば、メディアコンバーター
などの通信機器や電源ユニットなどの取り付け、交換、
操作、配線を容易にする収納装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の収納装置の概略斜視図である。
【図２】 図１に示す収納装置に使用されるサブラック
の斜視図である。
【図３】 図２に示すサブラックのトレー部の分解斜視
図及び組み立てられた後の斜視図である。
【図４】 図２に示すサブラックのブリッジ部の２つの
変形例を示す断面図である。
【図５】 図２に示すサブラックの底面図及び背面図で
ある。
【図６】 図２に示すサブラックの左側面図及びストッ
パー機構を説明するための斜視図である。
【図７】 図２に示すサブラックの上面図及び正面図で
ある。
【図８】 図１に示す収納装置に収納されるメディアコ
ンバーターの斜視図及び正面図である。
【符号の説明】
１０ 収納装置 １００ サブラック １１０ トレー部 １２０ 上板部 １４０ 下板部 １５０ 前板部 １５９ ハンドル １６０ ストッパー １８０ ブラケット部 １８４ 開口部 １８６ 切欠き部 ２００ メディアコンバーター ３００ 電源ユニット ３５４ 電源ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０５Ｋ 7/18 Ｈ０５Ｋ 7/18 Ｌ 7/20 7/20 Ａ Ｆターム(参考） 4E352 AA03 AA08 BB11 CC12 EE01 GG12 GG15 5E322 AA03 BA01 BC05 5E348 AA03 AA08 CC09 EE01 EE37 EF03 EF16 FF01

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 伝送媒体に接続される通信機器を複数台
    収納可能な収納装置であって、 外部フレームに固定された支持部と、 前記通信機器を取り外し可能に収納し、前記支持部に対
    して移動可能な搭載部とを有し、 前記搭載部は、第１の面と、当該第１の面とは異なる第
    ２の面とを有し、 前記伝送媒体は前記搭載部の前記第１及び第２の面を介
    して前記通信機器に接続可能である収納装置。
  2. 【請求項２】 前記第２の面は前記第１の面に対向する
    面である請求項１記載の収納装置。
  3. 【請求項３】 前記搭載部の前記支持部からの移動距離
    を規制する規制部を更に有する請求項１記載の収納装
    置。
  4. 【請求項４】 前記伝送媒体は光ファイバーケーブルで
    ある請求項１乃至３のうちいずれか一項記載の収納装
    置。
  5. 【請求項５】 前記搭載部は、前記通信機器を放熱する
    ための放熱孔を有する請求項１記載の収納装置。
  6. 【請求項６】 前記伝送媒体は、第１及び第２の伝送媒
    体を含み、 前記通信機器は、第１及び第２の伝送媒体上の信号を変
    換するメディアコンバーターであり、 前記第１の伝送媒体は前記搭載部の前記第１の面を介し
    て前記メディアコンバーターに接続され、前記第２の伝
    送媒体は前記搭載部の前記第１及び第２の面を介して前
    記メディアコンバーターに接続可能である請求項１乃至
    ４のうちいずれか一項記載の収納装置。
  7. 【請求項７】 前記収納装置は、前記搭載部の移動方向
    とはほぼ垂直な方向に前記外部フレームに複数の前記支
    持部を固定する請求項１記載の収納装置。
  8. 【請求項８】 前記通信機器は操作スイッチを有し、前
    記搭載部が移動すると前記支持部から露出する請求項７
    記載の収納装置。
  9. 【請求項９】 前記搭載部は、前記支持部に対して前記
    搭載部を移動させるための取っ手を有することを特徴と
    する請求項１記載の収納装置。
  10. 【請求項１０】 前記通信機器は筐体を有し、 前記搭載部は、前記通信機器の筐体と係合して前記通信
    機器を前記搭載部に取り外し可能に収納する係合部を更
    に有する請求項１記載の収納装置。
  11. 【請求項１１】 電源ユニットに接続されると共に伝送
    媒体に接続される通信機器を複数台取り外し可能に収納
    する収納装置であって、 前記電源ユニットを搭載可能な第１の搭載部と、 前記通信機器に接続された前記伝送媒体を収納し、前記
    第１の搭載部とは異なる高さに配置された第２の搭載部
    とを有する収納装置。
  12. 【請求項１２】 前記伝送媒体は光ファイバーケーブル
    である請求項１１記載の収納装置。
  13. 【請求項１３】 前記収納装置は、外部フレームに固定
    された支持部を更に有し、 前記第１及び第２の搭載部は前記支持部に対して移動可
    能である請求項１１記載の収納装置。
  14. 【請求項１４】 前記支持部は、前記電源ユニットを外
    部電源に接続する電源ケーブルを外部に導出し、前記搭
    載部の前記移動方向に延びる一又は複数の切欠き部を有
    する請求項１３記載の収納装置。
  15. 【請求項１５】 前記第２の搭載部は、放熱孔を有する
    請求項１１記載の収納装置。
  16. 【請求項１６】 前記第１の搭載部は、前記通信機器を
    更に搭載可能であると共に前記伝送媒体が前記第２の搭
    載部に収納されることを可能にする開口部を含み、 前記放熱孔は前記開口部に連通している請求項１５記載
    の収納装置。
  17. 【請求項１７】 前記第２の搭載部は、第１の面と、当
    該第１の面とは異なる第２の面とを有し、 前記伝送媒体は前記第２の搭載部の前記第１及び第２の
    面を介して前記通信機器に接続可能である請求項１１記
    載の収納装置。
  18. 【請求項１８】 前記搭載部は、前板部を有し、当該前
    板部は前記伝送媒体を前記第１の面を介して前記通信機
    器に接続するための切欠き部を有する請求項１７記載の
    収納装置。
  19. 【請求項１９】 前記第１の搭載部は、前記通信機器を
    機械的な係合によって保持するブリッジ部を更に有する
    請求項１１記載の収納装置。
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