JP2003077237A - ハードディスクドライブ装置のスイングアーム用ピボット軸受 - Google Patents
ハードディスクドライブ装置のスイングアーム用ピボット軸受Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
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- G—PHYSICS
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/4806—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
- G11B5/4813—Mounting or aligning of arm assemblies, e.g. actuator arm supported by bearings, multiple arm assemblies, arm stacks or multiple heads on single arm
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- G—PHYSICS
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- G11B5/55—Track change, selection or acquisition by displacement of the head
- G11B5/5521—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】部品点数が少なく、しかも組み付けが容易で製
造コストの低減を期すことができ、もってハードディス
クドライブ装置のより一層の低コスト化を実現できるス
イングアーム用のピボット軸受を提供する。 【解決手段】大径軸部８ａと小径軸部８ｂとを有する二
段軸８の大径軸部外周に下側列用の内輪軌道１１が直接
形成され、この内輪軌道と、二段軸の大径軸部を囲むス
リーブ外輪１２の内周面に直接形成された外輪軌道１３
との間に下側列用の複数のボール１０が配設され、前記
小径軸部８ｂに、内輪９ａと外輪９ｂとの間に上側列用
の複数のボール９ｃが配設され、外輪９ｂの下端面を前
記スリーブ外輪１２の上端面へ密着せしめた玉軸受９の
内輪９ａを、この内輪の上端面側から適正な予圧を付与
した状態で小径軸部８ｂに固定した。
造コストの低減を期すことができ、もってハードディス
クドライブ装置のより一層の低コスト化を実現できるス
イングアーム用のピボット軸受を提供する。 【解決手段】大径軸部８ａと小径軸部８ｂとを有する二
段軸８の大径軸部外周に下側列用の内輪軌道１１が直接
形成され、この内輪軌道と、二段軸の大径軸部を囲むス
リーブ外輪１２の内周面に直接形成された外輪軌道１３
との間に下側列用の複数のボール１０が配設され、前記
小径軸部８ｂに、内輪９ａと外輪９ｂとの間に上側列用
の複数のボール９ｃが配設され、外輪９ｂの下端面を前
記スリーブ外輪１２の上端面へ密着せしめた玉軸受９の
内輪９ａを、この内輪の上端面側から適正な予圧を付与
した状態で小径軸部８ｂに固定した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスクド
ライブ装置内において磁気ヘッドを移動可能に支持する
スイングアーム用のピボット軸受に関する。
ライブ装置内において磁気ヘッドを移動可能に支持する
スイングアーム用のピボット軸受に関する。
【０００２】
【従来の技術とその問題点】ハードディスクドライブ装
置は、よりデータ容量の大なるものが要求されるように
なっており、磁気データの記録体たる磁気ディスクにお
けるトラックの高密度化が進んでいる。しかし、が、と
ともに製造コストについてはより一層の低減が面では逆
に厳しいく要求されている。が高まっている。
置は、よりデータ容量の大なるものが要求されるように
なっており、磁気データの記録体たる磁気ディスクにお
けるトラックの高密度化が進んでいる。しかし、が、と
ともに製造コストについてはより一層の低減が面では逆
に厳しいく要求されている。が高まっている。
【０００３】したがって、製造コストをの低減を図ると
ともに押さえながらの基で、磁気ディスクの回転をより
高精度に行う必要があるとともにり、しかも磁気ディス
クへデータの書き込みや読み出しを行う磁気ヘッドの位
置制御も高精度に行わなければならず、磁気ヘッドを正
確に移動せしめるにはこの磁気ヘッドを支持するスイン
グアームも高精度に回転できる構成のものでなければな
らない。
ともに押さえながらの基で、磁気ディスクの回転をより
高精度に行う必要があるとともにり、しかも磁気ディス
クへデータの書き込みや読み出しを行う磁気ヘッドの位
置制御も高精度に行わなければならず、磁気ヘッドを正
確に移動せしめるにはこの磁気ヘッドを支持するスイン
グアームも高精度に回転できる構成のものでなければな
らない。
【０００４】すなわち、スイングアームを回転可能に支
承するピボット軸受も回転精度の高いものとしなければ
ならず、しかもスイングアームの取り付け及びハードデ
ィスクドライブ装置への取り付けが容易で作業工数を低
減でき、低コストに製造できるものでなければならな
い。
承するピボット軸受も回転精度の高いものとしなければ
ならず、しかもスイングアームの取り付け及びハードデ
ィスクドライブ装置への取り付けが容易で作業工数を低
減でき、低コストに製造できるものでなければならな
い。
【０００５】従来のスイングアーム支持構造には例えば
図６に示すようなものがある。同図において、符号３１
はハードディスクドライブ装置のベース、３２は同ベー
スに立設した軸を示し、軸３２の外周に各内輪が取り付
けられた上下２列のボールベアリング３３、３４と、こ
れらのボールベアリングの両外輪まわりに取り付けた筒
状のベアリングホルダ３５とを備え、このベアリングホ
ルダ３５の外周にスイングアーム３６の基部に形成した
嵌合筒部３７の縦孔３７ａを嵌合して接着剤等で固定し
てある。
図６に示すようなものがある。同図において、符号３１
はハードディスクドライブ装置のベース、３２は同ベー
スに立設した軸を示し、軸３２の外周に各内輪が取り付
けられた上下２列のボールベアリング３３、３４と、こ
れらのボールベアリングの両外輪まわりに取り付けた筒
状のベアリングホルダ３５とを備え、このベアリングホ
ルダ３５の外周にスイングアーム３６の基部に形成した
嵌合筒部３７の縦孔３７ａを嵌合して接着剤等で固定し
てある。
【０００６】上述した従来のスイングアームアッセンブ
リでは、前記ベアリングホルダ３５をボールベアリング
３３、３４とスイングアームの嵌合筒部３７との間に介
在せしめてあって、このベアリングホルダ３７の加工精
度や組み付け精度は上下のボールベアリングの加工精度
や組み付け精度と同等のものが要求される。
リでは、前記ベアリングホルダ３５をボールベアリング
３３、３４とスイングアームの嵌合筒部３７との間に介
在せしめてあって、このベアリングホルダ３７の加工精
度や組み付け精度は上下のボールベアリングの加工精度
や組み付け精度と同等のものが要求される。
【０００７】したがって、部品点数が大であるとともに
これら部品の精度管理が容易ではなく、ハードディスク
ドライブ装置の低コスト化の障害となっている。
これら部品の精度管理が容易ではなく、ハードディスク
ドライブ装置の低コスト化の障害となっている。
【０００８】
【発明の目的】本発明の目的とするところは、ピボット
軸受の回転精度の向上を図りながら、部品点数が少な
く、しかも組み付けが容易で製造コストの低減を期すこ
とができ、もってハードディスクドライブ装置のより一
層の低コスト化を実現できるスイングアーム用のピボッ
ト軸受を提供することにある。
軸受の回転精度の向上を図りながら、部品点数が少な
く、しかも組み付けが容易で製造コストの低減を期すこ
とができ、もってハードディスクドライブ装置のより一
層の低コスト化を実現できるスイングアーム用のピボッ
ト軸受を提供することにある。
【０００９】
【発明の構成】上記目的を達成するために、本発明に係
るスイングアーム用のピボット軸受は、大径軸部と小径
軸部とを有する二段軸の大径軸部外周に下側列用の内輪
軌道が直接形成され、この内輪軌道と、二段軸の大径軸
部を囲むスリーブ外輪の内周面に直接形成された外輪軌
道との間に下側列用の複数のボールが配設され、前記小
径軸部に、内輪と外輪との間に上側列用の複数のボール
が配設され、外輪の下端面を前記スリーブ外輪の上端面
へ密着せしめた玉軸受の内輪を、この内輪の上端面側か
ら適正な予圧を付与した状態で小径軸部に固定してなる
ものとしてある。
るスイングアーム用のピボット軸受は、大径軸部と小径
軸部とを有する二段軸の大径軸部外周に下側列用の内輪
軌道が直接形成され、この内輪軌道と、二段軸の大径軸
部を囲むスリーブ外輪の内周面に直接形成された外輪軌
道との間に下側列用の複数のボールが配設され、前記小
径軸部に、内輪と外輪との間に上側列用の複数のボール
が配設され、外輪の下端面を前記スリーブ外輪の上端面
へ密着せしめた玉軸受の内輪を、この内輪の上端面側か
ら適正な予圧を付与した状態で小径軸部に固定してなる
ものとしてある。
【００１０】また、本発明に係るピボット軸受は、大径
軸部と小径軸部とを有する二段軸の大径軸部外周に下側
列用の内輪軌道が直接形成され、この内輪軌道と、二段
軸の大径軸部を囲むスリーブ外輪の内周面に直接形成さ
れた外輪軌道との間に下側列用の複数のボールが配設さ
れ、前記小径軸部に、内輪と外輪との間に上側列用の複
数のボールが配設され、外輪の下端面を前記スリーブ外
輪の上端面へ密着せしめた玉軸受の内輪を、この内輪の
上端面側から適正な予圧を付与した状態で小径軸部に固
定し、また前記玉軸受の外輪とスリーブ外輪の外径を同
径としてなるものとしてある。
軸部と小径軸部とを有する二段軸の大径軸部外周に下側
列用の内輪軌道が直接形成され、この内輪軌道と、二段
軸の大径軸部を囲むスリーブ外輪の内周面に直接形成さ
れた外輪軌道との間に下側列用の複数のボールが配設さ
れ、前記小径軸部に、内輪と外輪との間に上側列用の複
数のボールが配設され、外輪の下端面を前記スリーブ外
輪の上端面へ密着せしめた玉軸受の内輪を、この内輪の
上端面側から適正な予圧を付与した状態で小径軸部に固
定し、また前記玉軸受の外輪とスリーブ外輪の外径を同
径としてなるものとしてある。
【００１１】さらに、本発明に係るピボット軸受は、大
径軸部と小径軸部とを有する二段軸の大径軸部外周に下
側列用の内輪軌道が直接形成され、この内輪軌道と、二
段軸の大径軸部を囲むスリーブ外輪の内周面に直接形成
された外輪軌道との間に下側列用の複数のボールが配設
され、前記小径軸部に、内輪と外輪との間に上側列用の
複数のボールが配設され、外輪の下端面を前記スリーブ
外輪の上端面へ密着せしめた玉軸受の内輪を、この内輪
の上端面側から適正な予圧を付与した状態で小径軸部に
固定し、また前記スリーブ外輪の外径を前記玉軸受の外
輪の外径よりも大径とし、スリーブ外輪の上端面におけ
る前記玉軸受の外輪よりも外側に張り出す部分をスイン
グアームの受支部としてなるものとしてある。
径軸部と小径軸部とを有する二段軸の大径軸部外周に下
側列用の内輪軌道が直接形成され、この内輪軌道と、二
段軸の大径軸部を囲むスリーブ外輪の内周面に直接形成
された外輪軌道との間に下側列用の複数のボールが配設
され、前記小径軸部に、内輪と外輪との間に上側列用の
複数のボールが配設され、外輪の下端面を前記スリーブ
外輪の上端面へ密着せしめた玉軸受の内輪を、この内輪
の上端面側から適正な予圧を付与した状態で小径軸部に
固定し、また前記スリーブ外輪の外径を前記玉軸受の外
輪の外径よりも大径とし、スリーブ外輪の上端面におけ
る前記玉軸受の外輪よりも外側に張り出す部分をスイン
グアームの受支部としてなるものとしてある。
【００１２】
【実施例】以下、本発明に係るスイングアームアッセン
ブリの実施例を添付図面に示す具体例に基づいて説明す
る。図１は本発明のピボット軸受１によりスイングアー
ム２を支持するハードディスクドライブ装置の内部構造
を示している。
ブリの実施例を添付図面に示す具体例に基づいて説明す
る。図１は本発明のピボット軸受１によりスイングアー
ム２を支持するハードディスクドライブ装置の内部構造
を示している。
【００１３】スイングアーム２は駆動装置３によって任
意の位置に回動させられ、このスイングアームの回動に
ともなって磁気ヘッド４が磁気ディスク５の半径方向に
移動できるようになっている。
意の位置に回動させられ、このスイングアームの回動に
ともなって磁気ヘッド４が磁気ディスク５の半径方向に
移動できるようになっている。
【００１４】磁気ディスク５はモータハブ６に搭載さ
れ、図示省略のモータにより回転駆動されるようになっ
ており、図中の符号７はハードディスクドライブ装置の
ケーシングを示している。
れ、図示省略のモータにより回転駆動されるようになっ
ており、図中の符号７はハードディスクドライブ装置の
ケーシングを示している。
【００１５】図２に示す第１実施例のピボット軸受１
は、大径軸部８ａと小径軸部８ｂを有する中空の二段軸
８を備え、小径軸部８ｂには、内輪９ａと外輪９ｂ間に
上側列の複数のボール９ｃが配設された玉軸受９の内輪
が嵌められており、また、大径軸部８ａの外周には下側
列のボール１０用の内輪軌道１１が直接形成され、この
内輪軌道と大径軸部を囲むスリーブ外輪１２の内周に直
接形成された外輪軌道１３との間に下側列のボール１０
が配設されている。
は、大径軸部８ａと小径軸部８ｂを有する中空の二段軸
８を備え、小径軸部８ｂには、内輪９ａと外輪９ｂ間に
上側列の複数のボール９ｃが配設された玉軸受９の内輪
が嵌められており、また、大径軸部８ａの外周には下側
列のボール１０用の内輪軌道１１が直接形成され、この
内輪軌道と大径軸部を囲むスリーブ外輪１２の内周に直
接形成された外輪軌道１３との間に下側列のボール１０
が配設されている。
【００１６】しかして、前記玉軸受９の外輪９ｂとスリ
ーブ外輪１２は互いに相対する端面が密着されて外輪部
材１４を構成し、第１実施例の軸受においては外輪部材
１４の外周がストレートすなわち玉軸受の外輪９ｂとス
リーブ外輪１２の外径を同じとしてあって、外輪部材１
４の外周面を直接スイングアーム２の搭載部としてあ
る。
ーブ外輪１２は互いに相対する端面が密着されて外輪部
材１４を構成し、第１実施例の軸受においては外輪部材
１４の外周がストレートすなわち玉軸受の外輪９ｂとス
リーブ外輪１２の外径を同じとしてあって、外輪部材１
４の外周面を直接スイングアーム２の搭載部としてあ
る。
【００１７】なお、前記玉軸受の外輪９ｂとスリーブ外
輪１２の相対する端面は、研磨加工によって波状の歪が
生じないよう平面度・直角度を高精度に加工し、互いに
密着して組み付けられるようにする。
輪１２の相対する端面は、研磨加工によって波状の歪が
生じないよう平面度・直角度を高精度に加工し、互いに
密着して組み付けられるようにする。
【００１８】上述のように構成したピボット軸受１は、
まずハードディスク装置への組み付け前に予め前記玉軸
受９の内輪９ａの上端面に上方から適正な予圧を掛けた
状態で内輪を小径軸部８ｂに接着剤等で固定して完成品
のピボット軸受としておく。
まずハードディスク装置への組み付け前に予め前記玉軸
受９の内輪９ａの上端面に上方から適正な予圧を掛けた
状態で内輪を小径軸部８ｂに接着剤等で固定して完成品
のピボット軸受としておく。
【００１９】そして、図３に示されるように外輪部材１
４の外周にスイングアーム２の基部に設けられた嵌合筒
部２ａの縦孔２ｂを嵌めて接着剤等で固定し、ピボット
軸受１にスイングアームが組み付けられたスイングアー
ム完成体としておき、このスイングアーム完成体を、ピ
ボット軸受１の二段軸８における大径軸部８ａの基部
（下端部）をケーシングベースの孔７ｂに嵌入固定する
ことによってハードディスクドライブ装置に組み付け
る。
４の外周にスイングアーム２の基部に設けられた嵌合筒
部２ａの縦孔２ｂを嵌めて接着剤等で固定し、ピボット
軸受１にスイングアームが組み付けられたスイングアー
ム完成体としておき、このスイングアーム完成体を、ピ
ボット軸受１の二段軸８における大径軸部８ａの基部
（下端部）をケーシングベースの孔７ｂに嵌入固定する
ことによってハードディスクドライブ装置に組み付け
る。
【００２０】上述した第１実施例のピボット軸受１は複
数枚（図２、３では２枚）のアームを備えるスイングア
ーム用のものであったが、１枚のみのアームを備えるス
イングアーム用の実施例（第２実施例）を図４、５に基
づいて以下に説明する。
数枚（図２、３では２枚）のアームを備えるスイングア
ーム用のものであったが、１枚のみのアームを備えるス
イングアーム用の実施例（第２実施例）を図４、５に基
づいて以下に説明する。
【００２１】アームを１枚のみ備えるスイングアームは
シングルアームと呼ばれ、磁気データ記録用のトラック
が両面または片面にのみ形成された磁気ディスク５を備
えるハードディスクドライブ装置に用いられるものとし
てある。
シングルアームと呼ばれ、磁気データ記録用のトラック
が両面または片面にのみ形成された磁気ディスク５を備
えるハードディスクドライブ装置に用いられるものとし
てある。
【００２２】しかして、この第２実施例のピボット軸受
１５は第１実施例のものとは外輪部材の構成が異なる。
すなわち、第１実施例のものにおける外輪部材１４はス
リーブ外輪１２と玉軸受９の外輪９ｂの外径を同じにし
て外輪部材全体の外周面がストレートとなるように構成
してあるが、第２実施例のものではスリーブ外輪１６の
外径を玉軸受の外輪９ｂよりも大としてあって、同外輪
９ｂから外周方向に張り出したスリーブ外輪１６の上端
面をスイングアームの受支部１７としてある。
１５は第１実施例のものとは外輪部材の構成が異なる。
すなわち、第１実施例のものにおける外輪部材１４はス
リーブ外輪１２と玉軸受９の外輪９ｂの外径を同じにし
て外輪部材全体の外周面がストレートとなるように構成
してあるが、第２実施例のものではスリーブ外輪１６の
外径を玉軸受の外輪９ｂよりも大としてあって、同外輪
９ｂから外周方向に張り出したスリーブ外輪１６の上端
面をスイングアームの受支部１７としてある。
【００２３】なお、第２実施例のものにおけるスリーブ
外輪１６以外の構成は第１実施例のものと同じである。
外輪１６以外の構成は第１実施例のものと同じである。
【００２４】上述した構成の第２実施例のピボット軸受
１５は、第１実施例のものと同様にまずハードディスク
装置への組み付け前に予め前記玉軸受９の内輪９ａの上
端面に上方から適正な予圧を掛けた状態で内輪を小径軸
部８ｂに接着剤等で固定して完成品のピボット軸受とし
ておく。
１５は、第１実施例のものと同様にまずハードディスク
装置への組み付け前に予め前記玉軸受９の内輪９ａの上
端面に上方から適正な予圧を掛けた状態で内輪を小径軸
部８ｂに接着剤等で固定して完成品のピボット軸受とし
ておく。
【００２５】そして、図５に示されるように玉軸受９の
外輪９ｂの外周に１枚のスイングアーム１８の基部に設
けられた嵌合用孔１８ａを嵌め、スイングアームを外輪
９ｂの外周面に沿って嵌合せしめてスイングアームの基
部における嵌合用孔まわりの端面を前記受支部１７に当
接させて接着剤等で固定し、ピボット軸受１５にスイン
グアーム１８が組み付けられたスイングアーム完成体と
しておき、このスイングアーム完成体を、ピボット軸受
１５の二段軸８における大径軸部８ａの基部（下端部）
をケーシングベースの孔７ｂに嵌入固定することによっ
てハードディスクドライブ装置に組み付ける。
外輪９ｂの外周に１枚のスイングアーム１８の基部に設
けられた嵌合用孔１８ａを嵌め、スイングアームを外輪
９ｂの外周面に沿って嵌合せしめてスイングアームの基
部における嵌合用孔まわりの端面を前記受支部１７に当
接させて接着剤等で固定し、ピボット軸受１５にスイン
グアーム１８が組み付けられたスイングアーム完成体と
しておき、このスイングアーム完成体を、ピボット軸受
１５の二段軸８における大径軸部８ａの基部（下端部）
をケーシングベースの孔７ｂに嵌入固定することによっ
てハードディスクドライブ装置に組み付ける。
【００２６】
【発明の作用、効果】本発明に係るピボット軸受は、外
輪部材の外周に直接スイングアームを取り付ける構造で
あるので、従来のもののように外輪部材とスイングアー
ムとの間にベアリングホルダを介在せしめる必要がな
く、したがって、部品点数が従来のものに比して少なく
することができるとともにベアリングホルダの寸法精度
の影響をなくすことができ回転精度の向上を図ることが
できる。
輪部材の外周に直接スイングアームを取り付ける構造で
あるので、従来のもののように外輪部材とスイングアー
ムとの間にベアリングホルダを介在せしめる必要がな
く、したがって、部品点数が従来のものに比して少なく
することができるとともにベアリングホルダの寸法精度
の影響をなくすことができ回転精度の向上を図ることが
できる。
【００２７】また、ピボット軸受はスイングアームを組
み付ける前に予め玉軸受の内輪へ上端面から所要の予圧
を正確に付与しておくことができるので、スイングアー
ムの組み付け時やハードディスクドライブ装置への組み
付け時にはピボット軸受の予圧設定を行う必要がなく、
ハードディスクドライブ装置の製造工数を抑え、かつ精
度管理を容易に行うことができる。
み付ける前に予め玉軸受の内輪へ上端面から所要の予圧
を正確に付与しておくことができるので、スイングアー
ムの組み付け時やハードディスクドライブ装置への組み
付け時にはピボット軸受の予圧設定を行う必要がなく、
ハードディスクドライブ装置の製造工数を抑え、かつ精
度管理を容易に行うことができる。
【００２８】さらに二段軸に大径軸部を有しているの
で、軸受としての剛性が高く、ボールにも径の大きいも
のを使用でき、耐衝撃性・全体強度の改善も図ることが
できる。
で、軸受としての剛性が高く、ボールにも径の大きいも
のを使用でき、耐衝撃性・全体強度の改善も図ることが
できる。
【００２９】したがって、スイングアームの回動精度を
損なうことなく、ハードディスクドライブ装置のより一
層の低コスト化を実現することができる。
損なうことなく、ハードディスクドライブ装置のより一
層の低コスト化を実現することができる。
【００３０】さらに、スイングアームがシングルアーム
タイプのものである場合は、スリーブ外輪を玉軸受の外
輪よりも大径のものとすることにより、スイングアーム
の基部に設けた嵌合用孔を外輪部材の小径部に嵌めて嵌
合用孔の下面を外輪部材の受支部に接着等で固定するの
で、スイングアームの基部に嵌合用の筒部を設ける必要
がなく、スイングアームはこの受支部によって安定よろ
しく支承され、スイングアームの取り付け作業を容易に
行うことができ、シングルアームタイプのもののさらな
る低コスト化を期すことができる。
タイプのものである場合は、スリーブ外輪を玉軸受の外
輪よりも大径のものとすることにより、スイングアーム
の基部に設けた嵌合用孔を外輪部材の小径部に嵌めて嵌
合用孔の下面を外輪部材の受支部に接着等で固定するの
で、スイングアームの基部に嵌合用の筒部を設ける必要
がなく、スイングアームはこの受支部によって安定よろ
しく支承され、スイングアームの取り付け作業を容易に
行うことができ、シングルアームタイプのもののさらな
る低コスト化を期すことができる。
【図１】本発明に係る軸受によりスイングアームを支持
するハードディスクドライブ装置の内部構造を示す平面
図。
するハードディスクドライブ装置の内部構造を示す平面
図。
【図２】本発明に係る第１実施例のピボット軸受の縦断
正面図。
正面図。
【図３】第１実施例の軸受の使用状態を示す縦断正面
図。
図。
【図４】本発明に係る第２実施例のスピボット軸受の縦
断正面図。
断正面図。
【図５】第２実施例の軸受の使用状態を示す縦断正面
図。
図。
【図６】従来の軸受によりスイングアームを支持した状
態の一例を示す縦断正面図。
態の一例を示す縦断正面図。
１ ピボット軸受 ２ スイングアー
ム ３ 駆動装置 ４ 磁気ヘッド ５ 磁気ディスク ６ モータハブ ７ ケーシング ８ 二段軸 ９ 玉軸受 １０ 下側列のボー
ル １１ 内輪軌道 １２ スリーブ外
輪 １３ 外輪軌道 １４ 外輪部材 １５ ピボット軸受 １６ スリーブ外
輪 １７ 受支部 １８ スイングア
ーム
ム ３ 駆動装置 ４ 磁気ヘッド ５ 磁気ディスク ６ モータハブ ７ ケーシング ８ 二段軸 ９ 玉軸受 １０ 下側列のボー
ル １１ 内輪軌道 １２ スリーブ外
輪 １３ 外輪軌道 １４ 外輪部材 １５ ピボット軸受 １６ スリーブ外
輪 １７ 受支部 １８ スイングア
ーム
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Ｆターム(参考） 3J017 AA01 AA10 CA04 DA01 DB09
3J101 AA02 AA42 AA52 AA62 AA72
FA41 GA53
3J105 AA02 AA41 AA42 AB46 AB49
AC10
5D068 AA01 BB01 CC11 EE18 GG07
Claims (3)
- 【請求項１】大径軸部と小径軸部とを有する二段軸の大
径軸部外周に下側列用の内輪軌道が直接形成され、この
内輪軌道と、二段軸の大径軸部を囲むスリーブ外輪の内
周面に直接形成された外輪軌道との間に下側列用の複数
のボールが配設され、前記小径軸部に、内輪と外輪との
間に上側列用の複数のボールが配設され、外輪の下端面
を前記スリーブ外輪の上端面へ密着せしめた玉軸受の内
輪を、この内輪の上端面側から適正な予圧を付与した状
態で小径軸部に固定してなるハードディスクドライブ装
置のスイングアーム用ピボット軸受。 - 【請求項２】大径軸部と小径軸部とを有する二段軸の大
径軸部外周に下側列用の内輪軌道が直接形成され、この
内輪軌道と、二段軸の大径軸部を囲むスリーブ外輪の内
周面に直接形成された外輪軌道との間に下側列用の複数
のボールが配設され、前記小径軸部に、内輪と外輪との
間に上側列用の複数のボールが配設され、外輪の下端面
を前記スリーブ外輪の上端面へ密着せしめた玉軸受の内
輪を、この内輪の上端面側から適正な予圧を付与した状
態で小径軸部に固定し、また前記玉軸受の外輪とスリー
ブ外輪の外径を同径としてなるハードディスクドライブ
装置のスイングアーム用ピボット軸受。 - 【請求項３】大径軸部と小径軸部とを有する二段軸の大
径軸部外周に下側列用の内輪軌道が直接形成され、この
内輪軌道と、二段軸の大径軸部を囲むスリーブ外輪の内
周面に直接形成された外輪軌道との間に下側列用の複数
のボールが配設され、前記小径軸部に、内輪と外輪との
間に上側列用の複数のボールが配設され、外輪の下端面
を前記スリーブ外輪の上端面へ密着せしめた玉軸受の内
輪を、この内輪の上端面側から適正な予圧を付与した状
態で小径軸部に固定し、また前記スリーブ外輪の外径を
前記玉軸受の外輪の外径よりも大径とし、スリーブ外輪
の上端面における前記玉軸受の外輪よりも外側に張り出
す部分をスイングアームの受支部としてなるハードディ
スクドライブ装置のスイングアーム用ピボット軸受。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001262984A JP2003077237A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | ハードディスクドライブ装置のスイングアーム用ピボット軸受 |
| US10/228,183 US7056030B2 (en) | 2001-08-31 | 2002-08-27 | Pivot bearing for a swing arm of a hard disk drive device |
| EP02256038A EP1288917A3 (en) | 2001-08-31 | 2002-08-30 | Pivot bearing for a swing arm of a hard disk drive device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001262984A JP2003077237A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | ハードディスクドライブ装置のスイングアーム用ピボット軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003077237A true JP2003077237A (ja) | 2003-03-14 |
Family
ID=19089808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001262984A Pending JP2003077237A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | ハードディスクドライブ装置のスイングアーム用ピボット軸受 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US7056030B2 (ja) |
| EP (1) | EP1288917A3 (ja) |
| JP (1) | JP2003077237A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008190677A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Ogino Kogyo Kk | 揺動型歯車装置 |
| US7428125B2 (en) | 2004-03-24 | 2008-09-23 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Rotating disk storage device and pivot bearing |
| US7628539B2 (en) | 2004-10-14 | 2009-12-08 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Bearing mechanism, carriage assembly, and magnetic disk drive |
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|---|---|---|---|---|
| US7540004B2 (en) * | 2004-12-08 | 2009-05-26 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Ultra-small optical/magnetic head actuator with pivot hinge and Halbach magnet array |
| DE112009000465T5 (de) * | 2008-02-29 | 2011-02-24 | Thk Co., Ltd. | Drehtischvorrichtung, die mit einer Kühlstruktur versehen ist, und Drehlager, das mit einer Kühlstruktur versehen ist |
| US8363358B2 (en) * | 2008-08-15 | 2013-01-29 | Hgst, Netherlands B.V. | Pivot-carriage having a center-bore with an integrated bearing-spacer portion |
| CN102374231A (zh) * | 2010-08-24 | 2012-03-14 | 上海宝钢化工有限公司 | 一种适合用于腐蚀介质中的组合式轴承 |
| CN109178893A (zh) * | 2018-09-21 | 2019-01-11 | 广州晶品智能压塑科技股份有限公司 | 具有卸荷功能的瓶盖移位装置 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2890158B2 (ja) * | 1992-10-07 | 1999-05-10 | ミネベア株式会社 | Ｏａ機器用のモータ部品一体型複合玉軸受 |
| US6050729A (en) * | 1992-10-07 | 2000-04-18 | Minebea Kabushiki-Kaisha | Compound ball bearing |
| DE69621399T2 (de) * | 1995-10-25 | 2002-12-12 | Minebea Kk | Mehrteiliger Lagerzusammenbau für den Schwenkarm eines Festplattenlaufwerks |
| JP3054858B2 (ja) * | 1997-05-14 | 2000-06-19 | ミネベア株式会社 | 軸受装置 |
| JP2002324373A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-11-08 | Minebea Co Ltd | スイングアームアッセンブリ |
-
2001
- 2001-08-31 JP JP2001262984A patent/JP2003077237A/ja active Pending
-
2002
- 2002-08-27 US US10/228,183 patent/US7056030B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-08-30 EP EP02256038A patent/EP1288917A3/en not_active Withdrawn
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| JP2008190677A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Ogino Kogyo Kk | 揺動型歯車装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US7056030B2 (en) | 2006-06-06 |
| EP1288917A3 (en) | 2005-02-02 |
| US20030044096A1 (en) | 2003-03-06 |
| EP1288917A2 (en) | 2003-03-05 |
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|---|---|---|---|
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