JP2003076910A

JP2003076910A - ポイント交換方法、ポイント交換システム及びポイント交換プログラム

Info

Publication number: JP2003076910A
Application number: JP2001267933A
Authority: JP
Inventors: Tomoyuki Arimura; 智之有村
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 2001-09-04
Filing date: 2001-09-04
Publication date: 2003-03-14

Abstract

(57)【要約】【課題】企業等が容易かつ少ないリスク及び低コスト
でポイントサービスを導入、維持管理可能にし、顧客が
無駄なく簡単に獲得したポイントで所望の商品等を得ら
れるようにする。【解決手段】開示されるポイント交換方法では、各ユ
ーザ端末１は、ポイント交換サーバ４にアクセスし、操
作者が現有するあるＩＳＰ又はＥＣサイトのポイントの
一部又は全部の、他のＩＳＰ又はＥＣサイトのポイント
へのポイント交換を依頼する。ポイント交換サーバ４
は、ポイント交換の対象となった２つのＩＳＰ会員管理
サーバ２又はＥＣサイト会員管理サーバ３にアクセスし
てポイントの増減を通知する。ＩＳＰ会員管理サーバ２
又はＥＣサイト会員管理サーバ３は、ポイント交換に基
づくポイント更新と、上記ポイント交換に基づく決済と
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ポイント交換方
法、ポイント交換システム及びポイント交換プログラム
に関する。この発明は、詳しくは、複数のインターネッ
ト・サービス・プロバイダ（ＩＳＰ；Internet service
provider）や複数の電子商取引サイト（ＥＣサイト；e
lectronic commerce site）等において顧客が商品やサ
ービスを購入した際に購入金額に応じて発行されるポイ
ントを異なるＩＳＰやＥＣサイト等の間で交換するポイ
ント交換方法、ポイント交換システム及びポイント交換
プログラムに関する。

【０００２】

【従来の技術】最近では、インターネット・サービス・
プロバイダ（ＩＳＰ；Internet service provider）や
電子商取引サイト（ＥＣサイト；electronic commerce
site）において、ポイントサービスが行われている。こ
のポイントサービスは、顧客が商品やサービスを購入し
た際に、購入金額に応じてポイントを発行し、発行され
たポイントの累積数に応じて、所定の商品やサービス、
あるいは商品やサービス購入時の割引サービス等を顧客
に提供するものである。ところが、上記ポイントサービ
スは、個々のＩＳＰやＥＣサイトが別個独立に行ってい
るため、ポイントが所定の累積数になるまでに多くの時
間を要し、顧客の利用状況は芳しくなかった。

【０００３】そこで、複数の異なる企業で発行されたポ
イントの情報を一元的に管理するポイント管理システム
が、例えば、特開２０００−３０５９８４号公報や特開
２００１−５２０５３号公報に提案されている。例え
ば、特開２０００−３０５９８４号公報に開示されたポ
イント管理システムは、以下の通りである。すなわち、
会員が加盟企業の商品を購入すると、加盟企業に設置さ
れたポイント処理装置は、会員と加盟企業との間で行わ
れた取引の内容に応じて発行ポイントを算出し、算出し
た発行ポイントを示すポイント発行情報を事業者側装置
に送信する。これにより、事業者側装置は、複数の異な
る加盟企業に設置されたポイント処理装置から送信され
たポイント発行情報を会員別に集計して累積ポイントを
算出することにより、一元管理する。ポイントの発行を
受けた会員が事業者側装置に蓄積された累積ポイントと
商品との交換を希望する場合には、事業者側装置にポイ
ントの交換依頼を送信する。これにより、事業者側装置
は、その会員について蓄積されている累積ポイントを会
員が希望する商品に相当する数だけ減少させた後、当該
商品を会員に提供する。また、ポイント管理システムの
中には、加盟企業が事業者が発行するポイントを会員数
や過去の利用実態に応じて予め買い上げ、会員が当該加
盟企業の商品を購入するごとに、予め買い上げてあるポ
イントを会員に発行するものがある。以上説明したＩＳ
ＰやＥＣサイトの顧客に対するポイントサービスをバー
チャル取引におけるポイントサービスと呼ぶことにす
る。

【０００４】一方、対面販売を行う、商店、コンビニエ
ンスストア、スーパーマーケット、百貨店等の小売店、
あるいは複数の商店によりなる商店街では、従来から、
割引券、シール、スタンプ、クーポン、ポイントカード
によるサービスなど、上記ポイントサービスに類似した
サービスを行っている。ここで、ポイントカードとは、
略名刺大の大きさのプラスティックや紙などからなり、
その表面に顧客の氏名や住所が印字又は記入され、顧客
固有の登録番号や累積されたポイント数に関する情報な
どがバーコードや磁気情報として表示又は帯状の磁気ス
トライプに記録されているものをいう。さらに、クレジ
ットカードについても、クレジットカード会社が上記ポ
イントサービスに類似したサービスを行っている。以上
説明した小売店や商店街、あるいはクレジットカード会
社の顧客に対するポイントサービスをリアル取引におけ
るポイントサービスと呼ぶことにする。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記した従来のバーチ
ャル取引におけるポイントサービスにおいては、上記ポ
イント管理システムは、各ＩＳＰやＥＣサイトが新規に
ポイントサービスを始める場合には容易に導入すること
ができる。ところが、既に独自のポイントサービスを行
っている場合には、ポイント交換のレートや決済方法、
あるいは自社のポイントサービスのシステムとポイント
管理システムとの整合性などを検討する必要があるし、
自社のポイントサービスからポイント管理システムによ
るポイントサービスに変更するには多大なコストを要す
るため、容易に導入することができない。また、上記加
盟企業が事業者が発行するポイントを予め買い上げるポ
イント管理システムにおいては、予想に反してポイント
の利用状況が悪かった場合には、買い上げたポイントが
無駄となってしまう。したがって、資金に余裕のない企
業は、この種のポイント管理システムを導入することが
できないし、事業者側も加盟企業数を増加させることが
できず、事業規模を拡大することができない。

【０００６】一方、上記した従来のリアル取引における
ポイントサービスは、チェーン展開している小売店や、
規模が大きい小売店、商店街においては、それなりの集
客が望めるため、メリットが大きい。しかし、単独の小
売店や、規模が小さい小売店、商店街においては、ポイ
ントサービス等のサービスを行っても、あまり集客する
ことができず、手間ばかりかかってかえってデメリット
が大きい。また、顧客としても、商店ごとに、割引券、
シール、スタンプ、クーポン、ポイントカードを財布な
どに収納しなければならないし、シールは台紙に貼付し
なければならず、面倒である。また、上記割引券やポイ
ントカード等は、通常、精算前に店員に提示しなければ
ならないが、顧客は、せっかく商店で買い物をしたにも
かかわらず、持ってくるのを忘れてしまった場合には、
割引等の特典を受けられない。さらに、上記割引券やク
レジットカードのポイント等の中には有効期間（例え
ば、１年、２年）が定められているものがある。ところ
が、顧客が、有効期間内に、所定の枚数や所定のポイン
ト数が蓄積されるほど当該割引券等を発行する商店での
買い物やクレジットカードを用いた買い物をしなかった
場合には、割引券等やクレジットカードのポイントは無
駄になることが多い。

【０００７】また、上記した従来のポイントサービス
は、バーチャル取引及びリアル取引いずれの場合も、あ
る程度規模が大きい企業や企業グループ、あるいは事業
者が実施する場合には、ポイントと引き替える商品やサ
ービス、あるいは特典の種類も豊富であるし、システム
の構築や管理についても資金及び人員を確保することが
できる。しかし、規模の小さい企業や企業グループ、あ
るいは事業者の場合には、ポイントと引き替える商品や
サービス、あるいは特典の種類も少なく、システムの構
築や管理についても資金及び人員を確保することは難し
い。したがって、規模の小さい企業や企業グループ等
は、他の企業や企業グループ等との差別化が難しく、思
うように顧客を増加させることができない。

【０００８】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、企業や企業グループ、あるいは事業者がその規
模にかかわらず、容易かつ少ないリスク及び低コストで
ポイントサービスを導入及び維持管理することができる
とともに、顧客が無駄なくかつ簡単に、獲得したポイン
トで所望の商品やサービス、あるいは割引等の特典を得
ることができるポイント交換方法、ポイント交換システ
ム及びポイント交換プログラムを提供することを目的と
している。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項１記載の発明に係るポイント交換方法は、複
数のユーザ端末と、インターネット・サービス・プロバ
イダ、電子商取引サイト、クレジットカード会社、商店
街、あるいは商店からなる少なくとも２つの企業又は団
体ごとに設けられ、会員がある企業又は団体において商
品やサービスを購入した際に当該企業又は団体から発行
されるポイントを含む会員情報を管理する複数の第１の
サーバと、会員がある企業又は団体から発行された上記
ポイントを他の企業又は団体の上記ポイントに交換する
ポイント交換サービスを行う第２のサーバとがネットワ
ークを介して接続され、上記各ユーザ端末は、上記第２
のサーバにアクセスし、当該ユーザ端末の操作者が現有
するある企業又は団体のポイントの一部又は全部の、他
の企業又は団体のポイントへのポイント交換を依頼する
ポイント交換依頼処理を実行し、上記第２のサーバは、
各会員からのポイント交換の依頼ごとにポイント交換の
対象となった２つの企業又は団体の上記第１のサーバに
アクセスし、ポイントが減少する企業又は団体の上記第
１のサーバに対しては減少後のポイントを、ポイントが
増加する企業又は団体の上記第１のサーバに対しては増
加後のポイントを通知するポイント交換通知処理を実行
し、上記第１のサーバは、各会員のポイント交換ごとに
上記第２のサーバからアクセスされ、上記会員情報を構
成するポイントを通知された増減後のポイントに更新す
るポイント更新処理と、上記各会員のポイント交換ごと
に当該ポイント交換の相手方の上記第１のサーバにアク
セスし、当該ポイント交換によるポイントの増減を所定
の交換レートで決済するポイント決済処理とを実行する
ことを特徴としている。

【００１０】また、請求項２記載の発明は、請求項１記
載のポイント交換方法に係り、上記第２のサーバは、上
記ポイント交換通知処理の前に、上記ポイント交換の対
象となった２つの企業又は団体の上記第１のサーバにア
クセスし、上記操作者が上記２つの企業又は団体の正当
な会員であるか否かを確認するユーザ確認処理を実行
し、上記第１のサーバは、上記第２のサーバからユーザ
確認のためにアクセスされた際に、上記操作者が当該企
業又は団体の正当な会員であるか否かを確認し、その確
認結果を上記第２のサーバに回答するユーザ確認回答処
理を実行することを特徴としている。

【００１１】また、請求項３記載の発明は、請求項１又
は２記載のポイント交換方法に係り、上記第１のサーバ
は、上記ポイント決済処理後に上記第２のサーバにアク
セスし、上記ポイント交換の手数料を支払う交換手数料
支払処理を実行することを特徴としている。

【００１２】また、請求項４記載の発明は、請求項３記
載のポイント交換方法に係り、上記第２のサーバは、上
記ポイント交換の手数料を所定時期に支払わない上記企
業又は団体がある場合に、対応する第１のサーバにアク
セスし、ポイント交換の手数料の支払を催促する交換手
数料支払催促処理を実行することを特徴としている。

【００１３】また、請求項５記載の発明は、請求項１乃
至４のいずれか１に記載のポイント交換方法に係り、上
記ユーザ端末は、上記第２のサーバにアクセスし、上記
操作者が会員として登録し、かつ、上記ポイント交換サ
ービスに加盟しているすべての企業又は団体において上
記操作者が現有している各ポイントを照会するポイント
照会処理を実行し、上記第２のサーバは、上記照会に応
じて、上記操作者が登録しているすべての企業又は団体
で現有するポイントについて、上記すべての企業又は団
体の上記第１のサーバに順次アクセスして照会すること
により得て上記ユーザ端末に回答するポイント回答処理
を実行し、上記第１のサーバは、上記第２のサーバから
の照会に応じて、上記操作者が現有するポイントを上記
第２のサーバに回答するポイント回答処理を実行するこ
とを特徴としている。

【００１４】また、請求項６記載の発明は、請求項１乃
至５のいずれか１に記載のポイント交換方法に係り、上
記第１のサーバは、上記会員ごとに上記第１の会員情報
を構成するポイントを内部で獲得又は消費したポイント
と加減演算して更新する内部ポイント更新処理を実行す
ることを特徴としている。

【００１５】また、請求項７記載の発明に係るポイント
交換方法は、複数のユーザ端末と、インターネット・サ
ービス・プロバイダ、電子商取引サイト、クレジットカ
ード会社、商店街、あるいは商店からなる少なくとも２
つの企業又は団体ごとに設けられ、会員がある企業又は
団体において商品やサービスを購入した際に当該企業又
は団体から発行されるポイントを含む第１の会員情報を
管理する複数の第１のサーバと、会員がある企業又は団
体から発行された上記ポイントを他の企業又は団体のポ
イントに交換するポイント交換サービスを希望する会員
の第２の会員情報を管理する第２のサーバとがネットワ
ークを介して接続され、上記各ユーザ端末は、上記第２
のサーバにアクセスし、当該ユーザ端末の操作者が現有
するある企業又は団体のポイントの一部又は全部の、他
の企業又は団体のポイントへのポイント交換を依頼する
ポイント交換依頼処理を実行し、上記第２のサーバは、
各会員からのポイント交換の依頼ごとにポイント交換の
対象となった２つの企業又は団体の上記第１のサーバに
アクセスし、上記第２の会員情報に基づいて、ポイント
が減少する企業又は団体の上記第１のサーバに対しては
減少後のポイントを、ポイントが増加する企業又は団体
の上記第１のサーバに対しては増加後のポイントを通知
するポイント交換通知処理と、上記依頼に基づいて上記
ポイント交換を行うポイント交換処理とを実行し、上記
第１のサーバは、各会員のポイント交換ごとに上記第２
のサーバからアクセスされ、上記第１の会員情報を構成
するポイントを上記ポイント交換によって増減したポイ
ントに更新するポイント更新処理と、他の第１のサーバ
にアクセスし、自己と相手方との間で所定期間内に発生
したポイント交換によるポイントの増減を所定の交換レ
ートで決済するポイント決済処理とを実行することを特
徴としている。

【００１６】また、請求項８記載の発明は、請求項７記
載のポイント交換方法に係り、上記第２のサーバは、上
記ポイント交換処理後に上記ポイント交換の対象となっ
た２つの企業又は団体の上記第１のサーバにアクセス
し、会員から依頼のあったポイント交換が完了した旨を
通知するポイント交換完了通知処理を実行し、上記第１
のサーバは、上記通知に基づいて、上記ポイント決済処
理を実行することを特徴としている。

【００１７】また、請求項９記載の発明は、請求項７又
は８記載のポイント交換方法に係り、上記第１のサーバ
は、定期的に、上記第２のサーバにアクセスし、所定期
間内に上記第２のサーバによって処理されたポイント交
換の手数料を支払う交換手数料支払処理を実行すること
を特徴としている。

【００１８】また、請求項１０記載の発明は、請求項９
記載のポイント交換方法に係り、上記第２のサーバは、
所定期間内に処理したポイント交換の手数料を所定時期
に支払わない上記企業又は団体がある場合に、対応する
第１のサーバにアクセスし、ポイント交換の手数料の支
払を催促する交換手数料支払催促処理を実行することを
特徴としている。

【００１９】また、請求項１１記載の発明に係るポイン
ト交換方法は、複数のユーザ端末と、インターネット・
サービス・プロバイダ、電子商取引サイト、クレジット
カード会社、商店街、あるいは商店からなる少なくとも
２つの企業又は団体ごとに設けられ、会員がある企業又
は団体において商品やサービスを購入した際に当該企業
又は団体から発行されるポイントを含む第１の会員情報
を管理する複数の第１のサーバと、会員がある企業又は
団体から発行された上記ポイントを他の企業又は団体の
ポイントに交換するポイント交換サービスを希望する会
員の第２の会員情報を管理する第２のサーバとがネット
ワークを介して接続され、上記各ユーザ端末は、上記第
２のサーバにアクセスし、当該ユーザ端末の操作者が現
有するある企業又は団体のポイントの一部又は全部の、
他の企業又は団体のポイントへのポイント交換を依頼す
るポイント交換依頼処理を実行し、上記第２のサーバ
は、各会員からのポイント交換の依頼ごとにポイント交
換の対象となった２つの企業又は団体の上記第１のサー
バにアクセスし、上記第２の会員情報に基づいて、ポイ
ントが減少する企業又は団体の上記第１のサーバに対し
ては減少後のポイントを、ポイントが増加する企業又は
団体の上記第１のサーバに対しては増加後のポイントを
通知するポイント交換通知処理と、上記依頼に基づいて
上記ポイント交換を行うとともに、今回ポイント交換の
対象となった２つの企業又は団体、ポイント数、ポイン
ト交換の日時、ポイントを交換するための交換レートか
らなるポイント交換データを記憶部の所定の記憶領域に
記憶するポイント交換処理と、すべての会員に関する上
記ポイント交換データに基づいて、すべての企業又は団
体の間で所定期間内に発生したポイント交換によるポイ
ントの増減を上記交換レートで決済するポイント決済処
理を実行し、上記第１のサーバは、各会員のポイント交
換ごとに上記第２のサーバからアクセスされ、上記第１
の会員情報を構成するポイントを上記ポイント交換によ
って増減したポイントに更新するポイント更新処理を実
行することを特徴としている。

【００２０】また、請求項１２記載の発明は、請求項１
１記載のポイント交換方法に係り、上記第２のサーバ
は、すべての企業又は団体について、所定期間内に処理
したポイント交換の手数料を決済する手数料決済処理を
実行することを特徴としている。

【００２１】また、請求項１３記載の発明は、請求項１
１又は１２記載のポイント交換方法に係り、上記第２の
サーバは、すべての企業又は団体について同一の金融機
関に開設された預金口座に対して引落処理又は振込処理
を行うことにより上記ポイント決済処理及び上記手数料
決済処理を実行することを特徴としている。

【００２２】また、請求項１４記載の発明は、請求項７
乃至１３のいずれか１に記載のポイント交換方法に係
り、上記ユーザ端末は、上記第２のサーバにアクセス
し、上記操作者が会員として登録し、かつ、上記ポイン
ト交換サービスに加盟しているすべての企業又は団体に
おいて上記操作者が現有している各ポイントを照会する
ポイント照会処理を実行し、上記第２のサーバは、上記
照会に応じて、上記操作者が登録しているすべての企業
又は団体で現有するポイントを回答するポイント回答処
理を実行することを特徴としている。

【００２３】また、請求項１５記載の発明は、請求項７
乃至１４のいずれか１に記載のポイント交換方法に係
り、上記第２のサーバは、定期的に、すべての会員が登
録しているすべての企業又は団体で現有するポイントを
通知するポイント通知処理を実行することを特徴として
いる。

【００２４】また、請求項１６記載の発明は、請求項７
乃至１５のいずれか１に記載のポイント交換方法に係
り、上記第１のサーバは、上記会員ごとに上記第１の会
員情報を構成するポイントを内部で獲得又は消費したポ
イントと加減演算して更新する内部ポイント更新処理
と、上記第２のサーバにアクセスし、上記内部ポイント
更新処理により更新された当該会員の新たなポイントを
通知する内部ポイント更新通知処理を実行し、上記第２
のサーバは、上記各第１のサーバから上記内部ポイント
更新通知処理時にアクセスされ、上記各会員ごとのポイ
ントを上記各会員の上記内部ポイント更新処理によって
更新されたポイントに書き替えるポイント更新処理を実
行することを特徴としている。

【００２５】また、請求項１７記載の発明は、請求項１
乃至１６のいずれか１に記載のポイント交換方法に係
り、上記商店街を構成する各商店に設けられた商店端末
がネットワーク又はケーブルを介して上記商店街に設置
された上記第１のサーバに接続され、上記商店端末は、
上記商店における商品の販売に関するデータを管理する
とともに、上記会員が上記商品の購入により獲得した
り、当該商店街独自のポイントサービスで割引、商品、
あるいはサービスの受領により消費したりしたポイント
を更新する精算・ポイント更新処理と、上記商店街に設
置された上記第１のサーバにアクセスし、上記精算・ポ
イント更新処理により更新された当該会員の新たなポイ
ントを通知するポイント更新通知処理とを実行すること
を特徴としている。

【００２６】また、請求項１８記載の発明は、複数のユ
ーザ端末と、インターネット・サービス・プロバイダ、
電子商取引サイト、クレジットカード会社、商店街、あ
るいは商店からなる少なくとも２つの企業又は団体ごと
に設けられ、会員がある企業又は団体において商品やサ
ービスを購入した際に当該企業又は団体から発行される
ポイントを含む会員情報を管理する複数の第１のサーバ
と、会員がある企業又は団体から発行された上記ポイン
トを他の企業又は団体の上記ポイントに交換するポイン
ト交換サービスを行う第２のサーバとがネットワークを
介して接続されて構成されたポイント交換システムに係
り、上記各ユーザ端末は、上記第２のサーバにアクセス
し、当該ユーザ端末の操作者が現有するある企業又は団
体のポイントの一部又は全部の、他の企業又は団体のポ
イントへのポイント交換を依頼するポイント交換依頼処
理を実行し、上記第２のサーバは、各会員からのポイン
ト交換の依頼ごとにポイント交換の対象となった２つの
企業又は団体の上記第１のサーバにアクセスし、ポイン
トが減少する企業又は団体の上記第１のサーバに対して
は減少後のポイントを、ポイントが増加する企業又は団
体の上記第１のサーバに対しては増加後のポイントを通
知するポイント交換通知処理を実行し、上記第１のサー
バは、各会員のポイント交換ごとに上記第２のサーバか
らアクセスされ、上記会員情報を構成するポイントを通
知された増減後のポイントに更新するポイント更新処理
と、上記各会員のポイント交換ごとに当該ポイント交換
の相手方の上記第１のサーバにアクセスし、当該ポイン
ト交換によるポイントの増減を所定の交換レートで決済
するポイント決済処理とを実行することを特徴としてい
る。

【００２７】また、請求項１９記載の発明は、請求項１
８記載のポイント交換システムに係り、上記第２のサー
バは、上記ポイント交換通知処理の前に、上記ポイント
交換の対象となった２つの企業又は団体の上記第１のサ
ーバにアクセスし、上記操作者が上記２つの企業又は団
体の正当な会員であるか否かを確認するユーザ確認処理
を実行し、上記第１のサーバは、上記第２のサーバから
ユーザ確認のためにアクセスされた際に、上記操作者が
当該企業又は団体の正当な会員であるか否かを確認し、
その確認結果を上記第２のサーバに回答するユーザ確認
回答処理を実行することを特徴としている。

【００２８】また、請求項２０記載の発明は、請求項１
８又は１９記載のポイント交換システムに係り、上記第
１のサーバは、上記ポイント決済処理後に上記第２のサ
ーバにアクセスし、上記ポイント交換の手数料を支払う
交換手数料支払処理を実行することを特徴としている。

【００２９】また、請求項２１記載の発明は、請求項２
０記載のポイント交換システムに係り、上記第２のサー
バは、上記ポイント交換の手数料を所定時期に支払わな
い上記企業又は団体がある場合に、対応する第１のサー
バにアクセスし、ポイント交換の手数料の支払を催促す
る交換手数料支払催促処理を実行することを特徴として
いる。

【００３０】また、請求項２２記載の発明は、請求項１
８乃至２１のいずれか１に記載のポイント交換システム
に係り、上記ユーザ端末は、上記第２のサーバにアクセ
スし、上記操作者が会員として登録し、かつ、上記ポイ
ント交換サービスに加盟しているすべての企業又は団体
において上記操作者が現有している各ポイントを照会す
るポイント照会処理を実行し、上記第２のサーバは、上
記照会に応じて、上記操作者が登録しているすべての企
業又は団体で現有するポイントについて、上記すべての
企業又は団体の上記第１のサーバに順次アクセスして照
会することにより得て上記ユーザ端末に回答するポイン
ト回答処理を実行し、上記第１のサーバは、上記第２の
サーバからの照会に応じて、上記操作者が現有するポイ
ントを上記第２のサーバに回答するポイント回答処理を
実行することを特徴としている。

【００３１】また、請求項２３記載の発明は、請求項１
８乃至２２のいずれか１に記載のポイント交換システム
に係り、上記第１のサーバは、上記会員ごとに上記第１
の会員情報を構成するポイントを内部で獲得又は消費し
たポイントと加減演算して更新する内部ポイント更新処
理を実行することを特徴としている。

【００３２】また、請求項２４記載の発明は、複数のユ
ーザ端末と、インターネット・サービス・プロバイダ、
電子商取引サイト、クレジットカード会社、商店街、あ
るいは商店からなる少なくとも２つの企業又は団体ごと
に設けられ、会員がある企業又は団体において商品やサ
ービスを購入した際に当該企業又は団体から発行される
ポイントを含む第１の会員情報を管理する複数の第１の
サーバと、会員がある企業又は団体から発行された上記
ポイントを他の企業又は団体のポイントに交換するポイ
ント交換サービスを希望する会員の第２の会員情報を管
理する第２のサーバとがネットワークを介して接続され
て構成されたポイント交換システムに係り、上記各ユー
ザ端末は、上記第２のサーバにアクセスし、当該ユーザ
端末の操作者が現有するある企業又は団体のポイントの
一部又は全部の、他の企業又は団体のポイントへのポイ
ント交換を依頼するポイント交換依頼処理を実行し、上
記第２のサーバは、各会員からのポイント交換の依頼ご
とにポイント交換の対象となった２つの企業又は団体の
上記第１のサーバにアクセスし、上記第２の会員情報に
基づいて、ポイントが減少する企業又は団体の上記第１
のサーバに対しては減少後のポイントを、ポイントが増
加する企業又は団体の上記第１のサーバに対しては増加
後のポイントを通知するポイント交換通知処理と、上記
依頼に基づいて上記ポイント交換を行うポイント交換処
理とを実行し、上記第１のサーバは、各会員のポイント
交換ごとに上記第２のサーバからアクセスされ、上記第
１の会員情報を構成するポイントを上記ポイント交換に
よって増減したポイントに更新するポイント更新処理
と、他の第１のサーバにアクセスし、自己と相手方との
間で所定期間内に発生したポイント交換によるポイント
の増減を所定の交換レートで決済するポイント決済処理
とを実行することを特徴としている。

【００３３】また、請求項２５記載の発明は、請求項２
４記載のポイント交換システムに係り、上記第２のサー
バは、上記ポイント交換処理後に上記ポイント交換の対
象となった２つの企業又は団体の上記第１のサーバにア
クセスし、会員から依頼のあったポイント交換が完了し
た旨を通知するポイント交換完了通知処理を実行し、上
記第１のサーバは、上記通知に基づいて、上記ポイント
決済処理を実行することを特徴としている。

【００３４】また、請求項２６記載の発明は、請求項２
４又は２５記載のポイント交換システムに係り、上記第
１のサーバは、定期的に、上記第２のサーバにアクセス
し、所定期間内に上記第２のサーバによって処理された
ポイント交換の手数料を支払う交換手数料支払処理を実
行することを特徴としている。

【００３５】また、請求項２７記載の発明は、請求項２
６記載のポイント交換システムに係り、上記第２のサー
バは、所定期間内に処理したポイント交換の手数料を所
定時期に支払わない上記企業又は団体がある場合に、対
応する第１のサーバにアクセスし、ポイント交換の手数
料の支払を催促する交換手数料支払催促処理を実行する
ことを特徴としている。

【００３６】また、請求項２８記載の発明は、複数のユ
ーザ端末と、インターネット・サービス・プロバイダ、
電子商取引サイト、クレジットカード会社、商店街、あ
るいは商店からなる少なくとも２つの企業又は団体ごと
に設けられ、会員がある企業又は団体において商品やサ
ービスを購入した際に当該企業又は団体から発行される
ポイントを含む第１の会員情報を管理する複数の第１の
サーバと、会員がある企業又は団体から発行された上記
ポイントを他の企業又は団体のポイントに交換するポイ
ント交換サービスを希望する会員の第２の会員情報を管
理する第２のサーバとがネットワークを介して接続され
て構成されたポイント交換システムに係り、上記各ユー
ザ端末は、上記第２のサーバにアクセスし、当該ユーザ
端末の操作者が現有するある企業又は団体のポイントの
一部又は全部の、他の企業又は団体のポイントへのポイ
ント交換を依頼するポイント交換依頼処理を実行し、上
記第２のサーバは、各会員からのポイント交換の依頼ご
とにポイント交換の対象となった２つの企業又は団体の
上記第１のサーバにアクセスし、上記第２の会員情報に
基づいて、ポイントが減少する企業又は団体の上記第１
のサーバに対しては減少後のポイントを、ポイントが増
加する企業又は団体の上記第１のサーバに対しては増加
後のポイントを通知するポイント交換通知処理と、上記
依頼に基づいて上記ポイント交換を行うとともに、今回
ポイント交換の対象となった２つの企業又は団体、ポイ
ント数、ポイント交換の日時、ポイントを交換するため
の交換レートからなるポイント交換データを記憶部の所
定の記憶領域に記憶するポイント交換処理と、すべての
会員に関する上記ポイント交換データに基づいて、すべ
ての企業又は団体の間で所定期間内に発生したポイント
交換によるポイントの増減を上記交換レートで決済する
ポイント決済処理を実行し、上記第１のサーバは、各会
員のポイント交換ごとに上記第２のサーバからアクセス
され、上記第１の会員情報を構成するポイントを上記ポ
イント交換によって増減したポイントに更新するポイン
ト更新処理を実行することを特徴としている。

【００３７】また、請求項２９記載の発明は、請求項２
８記載のポイント交換システムに係り、上記第２のサー
バは、すべての企業又は団体について、所定期間内に処
理したポイント交換の手数料を決済する手数料決済処理
を実行することを特徴としている。

【００３８】また、請求項３０記載の発明は、請求項２
８又は２９記載のポイント交換システムに係り、上記第
２のサーバは、すべての企業又は団体について同一の金
融機関に開設された預金口座に対して引落処理又は振込
処理を行うことにより上記ポイント決済処理及び上記手
数料決済処理を実行することを特徴としている。

【００３９】また、請求項３１記載の発明は、請求項２
４乃至３０のいずれか１に記載のポイント交換システム
に係り、上記ユーザ端末は、上記第２のサーバにアクセ
スし、上記操作者が会員として登録し、かつ、上記ポイ
ント交換サービスに加盟しているすべての企業又は団体
において上記操作者が現有している各ポイントを照会す
るポイント照会処理を実行し、上記第２のサーバは、上
記照会に応じて、上記操作者が登録しているすべての企
業又は団体で現有するポイントを回答するポイント回答
処理を実行することを特徴としている。

【００４０】また、請求項３２記載の発明は、請求項２
４乃至３１のいずれか１に記載のポイント交換システム
に係り、上記第２のサーバは、定期的に、すべての会員
が登録しているすべての企業又は団体で現有するポイン
トを通知するポイント通知処理を実行することを特徴と
している。

【００４１】また、請求項３３記載の発明は、請求項２
４乃至３２のいずれか１に記載のポイント交換システム
に係り、上記第１のサーバは、上記会員ごとに上記第１
の会員情報を構成するポイントを内部で獲得又は消費し
たポイントと加減演算して更新する内部ポイント更新処
理と、上記第２のサーバにアクセスし、上記内部ポイン
ト更新処理により更新された当該会員の新たなポイント
を通知する内部ポイント更新通知処理を実行し、上記第
２のサーバは、上記各第１のサーバから上記内部ポイン
ト更新通知処理時にアクセスされ、上記各会員ごとのポ
イントを上記各会員の上記内部ポイント更新処理によっ
て更新されたポイントに書き替えるポイント更新処理を
実行することを特徴としている。

【００４２】また、請求項３４記載の発明は、請求項１
８乃至３３のいずれか１に記載のポイント交換システム
に係り、上記商店街を構成する各商店に設けられた商店
端末がネットワーク又はケーブルを介して上記商店街に
設置された上記第１のサーバに接続され、上記商店端末
は、上記商店における商品の販売に関するデータを管理
するとともに、上記会員が上記商品の購入により獲得し
たり、当該商店街独自のポイントサービスで割引、商
品、あるいはサービスの受領により消費したりしたポイ
ントを更新する精算・ポイント更新処理と、上記商店街
に設置された上記第１のサーバにアクセスし、上記精算
・ポイント更新処理により更新された当該会員の新たな
ポイントを通知するポイント更新通知処理とを実行する
ことを特徴としている。

【００４３】また、請求項３５記載の発明に係るポイン
ト交換プログラムは、コンピュータに請求項１乃至３４
のいずれか１に記載の機能を実現させることを特徴とし
ている。

【００４４】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。Ａ．第１の実施例まず、この発明の第１の実施例について説明する。図１
は、この発明の第１の実施例であるポイント交換システ
ムの構成を示すブロック図である。この例のポイント交
換システムは、ユーザ端末１_１〜１_ｎ（ｎは自然数）
と、ＩＳＰ会員管理サーバ２_１〜２_ｍ（ｍは自然数）
と、ＥＣサイト会員管理サーバ３_１〜３_ｋ（ｋは自然
数）と、ポイント交換サーバ４と、ネットワーク５とか
ら構成されている。ユーザ端末１_１〜１_ｎ、ＩＳＰ会員
管理サーバ２_１〜２_ｍ、ＥＣサイト会員管理サーバ３_１
〜３_ｋ及びポイント交換サーバ４は、インターネット等
からなるネットワーク５を介して互いに接続されてい
る。

【００４５】ユーザ端末１_１〜１_ｎは、各々、制御部
と、記憶部と、表示部と、操作部と、通信部とを有する
コンピュータ等の情報処理装置によって構成されてい
る。制御部は、ＣＰＵ（中央処理装置）等からなり、記
憶部に記憶されているブラウザ（browser）等の各種プ
ログラムに基づいて、ポイント照会処理やポイント交換
依頼処理等を実行する。ポイント照会処理は、ポイント
交換サーバ４にアクセスし、当該ユーザ端末１の操作者
が会員として登録し、かつ、このポイント交換サービス
に加盟している複数のＩＳＰやＥＣサイトにおいて、操
作者が現在保有している各ポイントを照会する処理であ
る。ポイント交換依頼処理は、ポイント交換サーバ４に
アクセスし、操作者が現在保有しているあるＩＳＰ又は
ＥＣサイトのポイントの一部又は全部を、他のＩＳＰ又
はＥＣサイトのポイントに交換することを依頼する処理
である。

【００４６】記憶部は、ＲＯＭやＲＡＭ等の半導体メモ
リ、ＦＤ（フロッピー（登録商標）・ディスク）が装着
されるＦＤドライバ、ＨＤ（ハード・ディスク）が装着
されるＨＤドライバ、ＭＯ（光磁気）ディスクが装着さ
れるＭＯディスクドライバ、あるいはＣＤ（コンパクト
・ディスク）−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ（Recordable）、ＣＤ
−ＲＷ（ReWritable）やＤＶＤ（デジタル・ビデオ・デ
ィスク）−ＲＯＭ、ＤＶＤ−Ｒ、ＤＶＤ−ＲＷ等が装着
されるＣＤ／ＤＶＤドライバ等からなる。記憶部には、
制御部が実行する各種プログラムの他、各種のデータが
記憶される。表示部は、ＣＲＴディスプレイ、液晶ディ
スプレイ、あるいはプラズマディスプレイなどからな
る。操作部は、キーボードやマウス等からなる。通信部
は、ネットワーク５を介してＩＳＰ会員管理サーバ２_１
〜２_ｍ、ＥＣサイト会員管理サーバ３_１〜３_ｋ、あるい
はポイント交換サーバ４とデータ通信を行う。

【００４７】ＩＳＰ会員管理サーバ２_１〜２_ｍ及びＥＣ
サイト会員管理サーバ３_１〜３_ｋは、各々、制御部と、
記憶部と、表示部と、操作部と、通信部とを有するコン
ピュータ等の情報処理装置によって構成されている。制
御部は、ＣＰＵ等からなり、記憶部に記憶されているプ
ログラムに基づいて、第１ポイント更新処理や第１ポイ
ント回答処理、ユーザ確認回答処理、第２ポイント更新
処理、処理完了通知処理、ポイント決済処理、交換手数
料支払処理等を実行する。第１ポイント更新処理は、各
会員が商品やサービスを購入した際に獲得したポイント
を当該会員がそれまでに保有し、記憶部にＩＤに対応し
て記憶されている会員情報（後述）を構成するポイント
に加算したり、当該会員からの指定により当該ＩＳＰ又
はＥＣサイト独自のポイントサービスで商品やサービス
を受領することにより消費したポイントを当該会員がそ
れまでに保有し、記憶部にＩＤに対応して記憶されてい
る会員情報を構成するポイントから減算したりして更新
する処理である。第１ポイント回答処理は、ポイント交
換サーバ４からアクセスされ、照会されたＩＤを有する
会員が現在保有しているポイントをポイント交換サーバ
４に回答する処理である。ユーザ確認回答処理は、ポイ
ント交換サーバ４からユーザ確認のためにアクセスされ
た際に、照会された氏名及びＩＤと、記憶部に記憶され
ている会員情報を構成する会員の氏名及びＩＤとを照ら
し合わせ、上記照会された氏名及びＩＤを有する操作者
が当該ＩＳＰ又はＥＣサイトにユーザ登録した正当な会
員であるか否かを確認し、その確認結果をポイント交換
サーバ４に回答する処理である。第２ポイント更新処理
は、各会員のポイント交換ごとにポイント交換サーバ４
からアクセスされ、記憶部に記憶されている会員情報を
構成するポイントを当該ポイント交換によって増減した
ポイントに更新する処理である。処理完了通知処理は、
あるＩＤを有する会員のポイント交換に基づくポイント
の更新処理が完了したことをポイント交換サーバ４に通
知する処理である。ポイント決済処理は、上記ポイント
交換の相手方のＩＳＰ会員管理サーバ２及びＥＣサイト
会員管理サーバ３にアクセスし、自社と相手方との間で
発生したあるＩＤを有する会員のポイント交換によるポ
イントの増減を所定の交換レートで決済する処理であ
る。交換手数料支払処理は、ポイント交換サーバ４にア
クセスし、上記ポイント交換の手数料を支払う処理であ
る。

【００４８】記憶部は、ＲＯＭやＲＡＭ等の半導体メモ
リ、ＦＤが装着されるＦＤドライバ、ＨＤが装着される
ＨＤドライバ、ＭＯディスクが装着されるＭＯディスク
ドライバ、あるいはＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−Ｒ
ＷやＤＶＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−Ｒ、ＤＶＤ−ＲＷ等が装
着されるＣＤ／ＤＶＤドライバ等からなる。記憶部に
は、制御部が実行する各種プログラムの他、会員の氏
名、住所、ＩＤ、パスワード、会員が現在保有している
ポイント等に関する会員情報、ポイントに応じて会員に
提供する商品やサービスに関する提供情報、他のＩＳＰ
やＥＣサイトとのポイントの交換レートに関する交換レ
ート情報等が記憶される。表示部は、ＣＲＴディスプレ
イ、液晶ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイ
などからなる。操作部は、キーボードやマウス等からな
る。通信部は、ネットワーク５を介してユーザ端末１_１
〜１_ｎ、他のＩＳＰ会員管理サーバ２や他のＥＣサイト
会員管理サーバ３、あるいはポイント交換サーバ４とデ
ータ通信を行う。

【００４９】ポイント交換サーバ４は、制御部と、記憶
部と、表示部と、操作部と、通信部とを有するコンピュ
ータ等の情報処理装置によって構成されている。制御部
は、ＣＰＵ等からなり、記憶部に記憶されているプログ
ラムに基づいて、第２ポイント回答処理やユーザ確認処
理、ポイント交換通知処理、交換手数料支払催促処理、
交換手数料受領処理等を実行する。第２ポイント回答処
理は、各ユーザ端末１ _１〜１_ｎからポイント照会のため
にアクセスされた際に、当該ユーザ端末１の操作者がユ
ーザ登録している各ＩＳＰ及び各ＥＣサイトの現在保有
しているポイントについて、各ＩＳＰのＩＳＰ会員管理
サーバ２及び各ＥＣサイトのＥＣサイト会員管理サーバ
３に順次アクセスして照会することにより得て当該ユー
ザ端末１に回答する処理である。ポイント交換サーバ４
は、この回答を、ｗｅｂページ上で直ちに行っても、後
に電子メールで行っても良い。ユーザ確認処理は、各ユ
ーザ端末１_１〜１_ｎからポイント交換のためにアクセス
された際に、当該ユーザ端末１の操作者がユーザ登録し
ている各ＩＳＰのＩＳＰ会員管理サーバ２及び各ＥＣサ
イトのＥＣサイト会員管理サーバ３に順次アクセスし、
当該操作者の各ＩＳＰ及び各ＥＣサイトの対応するＩＤ
を照会することにより、上記操作者が当該ＩＳＰ又はＥ
Ｃサイトにユーザ登録した正当な会員であるか否かを確
認する処理である。ポイント交換通知処理は、各会員か
らポイント交換の依頼があったごとにポイント交換の対
象となった２者のＩＳＰ会員管理サーバ２又はＥＣサイ
ト会員管理サーバ３にアクセスし、会員からポイント交
換の依頼があった旨を通知するとともに、ポイントが減
少するＩＳＰ会員管理サーバ２又はＥＣサイト会員管理
サーバ３に対しては減少するポイントを、ポイントが増
加するＩＳＰ会員管理サーバ２又はＥＣサイト会員管理
サーバ３に対しては増加するポイントを通知する処理で
ある。交換手数料支払催促処理は、各ポイント交換後所
定期間以内（例えば、１０日以内）に当該ポイント交換
の手数料を支払わないＩＳＰ又はＥＣサイトがある場合
に、当該ＩＳＰのＩＳＰ会員管理サーバ２又は当該ＥＣ
サイトのＥＣサイト会員管理サーバ３にアクセスし、当
該ポイント交換の手数料の支払を催促する処理である。
交換手数料受領処理は、各ポイント交換後にＩＳＰ会員
管理サーバ２及びＥＣサイト会員管理サーバ３からアク
セスされ、当該ＩＳＰ及びＥＣサイトによって支払われ
た当該ポイント交換の手数料を受領する処理である。

【００５０】記憶部は、ＲＯＭやＲＡＭ等の半導体メモ
リ、ＦＤが装着されるＦＤドライバ、ＨＤが装着される
ＨＤドライバ、ＭＯディスクが装着されるＭＯディスク
ドライバ、あるいはＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−Ｒ
ＷやＤＶＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−Ｒ、ＤＶＤ−ＲＷ等が装
着されるＣＤ／ＤＶＤドライバ等からなる。記憶部に
は、制御部が実行する各種プログラムの他、会員の氏
名、住所、ＩＤ、パスワード等に関する会員情報等が記
憶される。表示部は、ＣＲＴディスプレイ、液晶ディス
プレイ、あるいはプラズマディスプレイなどからなる。
操作部は、キーボードやマウス等からなる。通信部は、
ネットワーク５を介してユーザ端末１_１〜１ _ｎ、ＩＳＰ
会員管理サーバ２_１〜２_ｍ、あるいはＥＣサイト会員管
理サーバ３_１〜３_ｋとデータ通信を行う。

【００５１】次に、上記構成のポイント交換システムの
動作及び操作者の操作について説明する。まず、以下の
ことを前提とする。すなわち、ユーザ端末１_１の操作者
は、「山田太郎」であり、ＩＳＰ「Ａ社」にＩＤ「１２
３４５６」でユーザ登録しているとともに、ＥＣサイト
「Ｂ社」にＩＤ「ＡＢＣＤＥ」でユーザ登録しているも
のとする。そして、「山田太郎」は、２００１年７月２
０日現在、Ａ社のポイントを「５００」、Ｂ社のポイン
トを「１０００」保有しているものとする。また、ポイ
ント交換サーバ４は、ポイント交換業者「p-changers」
社が管理・運営しており、「p-changers」社に登録され
ている「山田太郎」のＩＤは「ｘｙｚ」であるとする。
各社のポイントは、例えば、「Ａ社」の１ポイントは
１．０円に相当し、「Ｂ社」の１ポイントは０．５円に
相当するものとし、このような各社間のポイントの交換
レートに関する情報が予めポイント交換サーバ４の記憶
部に記憶されているものとする。

【００５２】次に、上記ポイント交換システムの動作及
び「山田太郎」の操作について、図２〜図６に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。ここでは、ユーザ端末
１_１の操作者である「山田太郎」は、「Ａ社」のポイン
ト「５００」すべてを、「Ｂ社」のポイント「１００
０」に交換することを希望するものとする。また、ＩＳ
Ｐ「Ａ社」はＩＳＰ会員管理サーバ２_１を、ＥＣサイト
「Ｂ社」はＥＣサイト会員管理サーバ３_１を各々維持・
管理しているものとする。

【００５３】まず、ユーザ端末１_１の動作及び「山田太
郎」の操作について、図２に示すフローチャートを参照
して説明する。「山田太郎」は、既に動作可能状態にあ
る又は電源を投入して動作可能状態としたユーザ端末１
_１の操作部を構成するキーボード又はマウスを操作し
て、ブラウザの起動を指示する。ブラウザが起動された
後、「山田太郎」がキーボード及びマウスを操作して、
「p-changers」社のＵＲＬ（Uniform Resource Locato
r）アドレス「http://p-changers.com/pointexchange
/」を入力し、ポイント交換サーバ４へのアクセスを指
示する。また、「山田太郎」は、ユーザ端末１_１におい
て既にブラウザが起動され、表示部に「Ａ社」又は「Ｂ
社」のホームページが表示されている状態で、そのホー
ムページにリンク先として表示されている「p-changer
s」社のＵＲＬアドレス「http://p-changers.com/point
exchange/」上にマウスを操作してマウスカーソルを移
動した後、クリックし、ポイント交換サーバ４へのアク
セスを指示する。

【００５４】これにより、ユーザ端末１_１の制御部は、
ポイント照会処理を実行する（ステップＳＡ１）。すな
わち、ユーザ端末１_１の制御部は、ポイント交換サーバ
４にアクセスし、「山田太郎」が会員としてユーザ登録
し、かつ、このポイント交換サービスに加盟している複
数のＩＳＰやＥＣサイト（今の場合、「Ａ社」及び「Ｂ
社」）において、「山田太郎」が現在保有している各ポ
イントを照会する。具体的には、「山田太郎」は、ユー
ザ端末１_１の表示部に表示される案内文に従って操作部
のキーボード及びマウスを操作して、自己の氏名（今の
場合、「山田太郎」）、当該「p-changers」社における
ＩＤ（今の場合、「ｘｙｚ」）、パスワード、すべての
ＩＳＰ及びＥＣサイトの名称（今の場合、「Ａ社」及び
「Ｂ社」）、すべてのＩＳＰ及びＥＣサイトのＩＤ（今
の場合、「Ａ社」のＩＤ「１２３４５６」及び「Ｂ」社
のＩＤ「ＡＢＣＤＥ」）等を入力するとともに、現在の
ポイントを照会する旨の表示近傍に設けられたチェック
ボックス及び表示欄「ＯＫ」にマウスカーソルを移動さ
せて順次クリックする。これにより、ユーザ端末１ _１の
制御部は、それらのデータをポイント交換サーバ４に送
信するので、ポイント交換サーバ４が後述する第２ポイ
ント回答処理を実行して、照会された現在のポイントに
関するデータを送信してくる。したがって、ユーザ端末
１_１の表示部には、上記した２００１年７月２０日現在
のＡ社のポイント「５００」及びＢ社のポイント「１０
００」が表示される。

【００５５】そして、上記ユーザ端末１_１の表示部の表
示を読んだ「山田太郎」は、「Ａ社」のポイント「５０
０」すべてを、「Ｂ社」のポイント「１０００」に交換
することを決意したものとする。そこで、「山田太郎」
は、ユーザ端末１_１の表示部に表示されたポイント交換
を依頼する旨の表示近傍に設けられたチェックボックス
及び表示欄「ＯＫ」にマウスカーソルを移動させて順次
クリックする。これにより、ユーザ端末１_１の制御部
は、ポイント交換依頼処理を実行した（ステップＳＡ
２）後、一連の処理を終了する。すなわち、ユーザ端末
１_１の制御部は、「山田太郎」が現在保有している「Ａ
社」のポイント「５００」すべてを、「Ｂ社」のポイン
ト「１０００」に交換することを依頼する。具体的に
は、「山田太郎」がユーザ端末１_１の表示部に表示され
る案内文に従って操作部のキーボード及びマウスを操作
して、自己の氏名（今の場合、「山田太郎」）、当該
「p-changers」社におけるＩＤ（今の場合、「ｘｙ
ｚ」）、パスワード等を入力するとともに、ポイント交
換元のＩＳＰ又はＥＣサイトの名称（今の場合、「Ａ
社」）、ポイント交換元のＩＳＰ又はＥＣサイトのＩＤ
（今の場合、ＩＤ「１２３４５６」）、ポイント交換を
希望するポイント（今の場合、「５００」）、ポイント
交換先のＩＳＰ又はＥＣサイトの名称（今の場合、「Ｂ
社」）、ポイント交換先のＩＳＰ又はＥＣサイトのＩＤ
（今の場合、ＩＤ「ＡＢＣＤＥ」）を順次入力し、内容
に誤りがないことを確認した後、送信を指示する表示欄
「ＯＫ」にマウスカーソルを移動させてクリックする。
これにより、ユーザ端末１_１の制御部は、それらのデー
タをポイント交換サーバ４に送信する。

【００５６】次に、ポイント交換サーバ４の動作につい
て、図３及び図４に示すフローチャートを参照して説明
する。まず、ポイント交換サーバ４の制御部は、会員か
らポイント照会があったか否かを判断する（図３のステ
ップＳＢ１）。この判断結果が「ＹＥＳ」の場合には、
ポイント交換サーバ４の制御部は、ステップＳＢ２へ進
む。ステップＳＢ２では、ポイント交換サーバ４の制御
部は、第２ポイント回答処理を実行した後、ステップＳ
Ｂ３へ進む。すなわち、ポイント交換サーバ４の制御部
は、各ユーザ端末１_１〜１_ｎからポイント照会のために
アクセスされた際に、当該ユーザ端末１の操作者がユー
ザ登録している各ＩＳＰ及び各ＥＣサイトの現在保有し
ているポイントについて、各ＩＳＰのＩＳＰ会員管理サ
ーバ２及び各ＥＣサイトのＥＣサイト会員管理サーバ３
に順次アクセスして照会することにより得て当該ユーザ
端末１に回答する。今の場合、ポイント交換サーバ４の
制御部は、まず、ユーザ端末１_１の制御部から送信され
た「山田太郎」の氏名、ＩＤ（今の場合、「ｘｙ
ｚ」）、パスワード等に基づいて、ユーザ端末１_１の操
作者である「山田太郎」がユーザ登録された正当な会員
であるか否かを認証する。次に、「山田太郎」がユーザ
登録された正当な会員であると認証した場合には、ポイ
ント交換サーバ４の制御部は、例えば、「Ａ社」のＩＳ
Ｐ会員管理サーバ２_１にアクセスし、ＩＤ「１２３４５
６」を有する「山田太郎」が「Ａ社」にユーザ登録され
た正当な会員であるか否かの認証を依頼する。「山田太
郎」がユーザ登録された正当な会員であると認証された
場合には、ポイント交換サーバ４の制御部は、「山田太
郎」が現在保有しているポイントを照会する。これによ
り、「Ａ社」のＩＳＰ会員管理サーバ２_１の制御部が後
述する第１ポイント回答処理を実行して、ＩＤ「１２３
４５６」を有する「山田太郎」が現在保有しているポイ
ント（今の場合、「５００」）に関するデータをポイン
ト交換サーバ４に送信するので、ポイント交換サーバ４
の制御部は、送信された、「山田太郎」が現在保有して
いるポイント（今の場合、「５００」）を記憶部の所定
の記憶領域に一時記憶する。次に、ポイント交換サーバ
４の制御部は、「Ｂ社」のＥＣサイト会員管理サーバ３
_１にアクセスし、ＩＤ「ＡＢＣＤＥ」を有する「山田太
郎」が「Ｂ社」にユーザ登録された正当な会員であるか
否かの認証を依頼する。「山田太郎」がユーザ登録され
た正当な会員であると認証された場合には、ポイント交
換サーバ４の制御部は、「山田太郎」が現在保有してい
るポイントを照会する。これにより、「Ｂ社」のＥＣサ
イト会員管理サーバ３_１の制御部が後述する第１ポイン
ト回答処理を実行して、ＩＤ「ＡＢＣＤＥ」を有する
「山田太郎」が現在保有しているポイント（今の場合、
「１０００」）に関するデータをポイント交換サーバ４
に送信するので、ポイント交換サーバ４の制御部は、送
信された、「山田太郎」が現在保有しているポイント
（今の場合、「１０００」）を記憶部の所定の記憶領域
に一時記憶する。そして、ポイント交換サーバ４の制御
部は、記憶部の所定の領域に記憶されている、「山田太
郎」が現在保有している「Ａ」社のポイント（今の場
合、「５００」）及び「Ｂ」社のポイント（今の場合、
「１０００」）に関するデータをユーザ端末１_１にネッ
トワーク５を介して送信する。一方、ステップＳＢ１の
判断結果が「ＮＯ」の場合、すなわち、いずれの会員か
らもポイント照会がなかった場合には、ポイント交換サ
ーバ４の制御部は、ステップＳＢ３へ進む。

【００５７】ステップＳＢ３では、ポイント交換サーバ
４の制御部は、会員からポイント交換の依頼があったか
否かを判断する。この判断結果が「ＮＯ」の場合には、
ポイント交換サーバ４の制御部は、一連の処理を終了す
る。一方、ステップＳＢ３の判断結果が「ＹＥＳ」の場
合、すなわち、会員からポイント交換の依頼があった場
合には、ポイント交換サーバ４の制御部は、ステップＳ
Ｂ４へ進む。ステップＳＢ４では、ポイント交換サーバ
４の制御部は、ユーザ確認処理を実行した後、ステップ
ＳＢ５へ進む。すなわち、ポイント交換サーバ４の制御
部は、各ユーザ端末１_１〜１_ｎからポイント交換のため
にアクセスされた際に、当該ユーザ端末１の操作者がユ
ーザ登録している各ＩＳＰのＩＳＰ会員管理サーバ２及
び各ＥＣサイトのＥＣサイト会員管理サーバ３に順次ア
クセスし、当該操作者の各ＩＳＰ及び各ＥＣサイトの対
応するＩＤを照会することにより、上記操作者が当該Ｉ
ＳＰ又はＥＣサイトにユーザ登録した正当な会員である
か否かを確認する。今の場合、ポイント交換サーバ４の
制御部は、「Ａ社」のＩＳＰ会員管理サーバ２_１にアク
セスし、会員の氏名「山田太郎」及びそのＩＤ「１２３
４５６」を送信し、「山田太郎」が「Ａ社」にユーザ登
録された正当な会員であるか否かの認証を依頼するとと
もに、「Ｂ社」のＥＣサイト会員管理サーバ３_１にアク
セスし、会員の氏名「山田太郎」及びそのＩＤ「ＡＢＣ
ＤＥ」を送信し、「山田太郎」が「Ｂ社」にユーザ登録
された正当な会員であるか否かの認証を依頼する。

【００５８】ステップＳＢ５では、ステップＳＢ４の処
理で認証を依頼した各ＩＳＰのＩＳＰ会員管理サーバ２
及び各ＥＣサイトのＥＣサイト会員管理サーバ３から正
当な会員であると認証した旨のユーザ確認の回答がある
か否か判断する。この判断結果が「ＮＯ」の場合には、
ポイント交換サーバ４の制御部は、同判断を繰り返す。
そして、上記２社のＩＳＰ会員管理サーバ２の制御部及
びＥＣサイト会員管理サーバ３の制御部が後述するユー
ザ確認回答処理を実行して、ともに正当な会員であると
認証した旨のユーザ確認の回答があると、ステップＳＢ
５の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ポイント交換サーバ
４の制御部は、ステップＳＢ６へ進む。今の場合、「Ａ
社」のＩＳＰ会員管理サーバ２_１及び「Ｂ社」のＥＣサ
イト会員管理サーバ３_１からともに「山田太郎」が正当
な会員であると認証した旨のユーザ確認の回答がある
と、ポイント交換サーバ４の制御部は、ステップＳＢ６
へ進む。

【００５９】ステップＳＢ６では、ポイント交換サーバ
４の制御部は、ポイント交換通知処理を実行した後、図
４に示すステップＳＢ７へ進む。すなわち、ポイント交
換サーバ４の制御部は、各会員からポイント交換の依頼
があったごとにポイント交換の対象となった２社のＩＳ
Ｐ会員管理サーバ２又はＥＣサイト会員管理サーバ３に
アクセスし、会員からポイント交換の依頼があった旨を
通知するとともに、ポイント交換元のＩＳＰ会員管理サ
ーバ２又はＥＣサイト会員管理サーバ３に対しては会員
が入力したポイントを、ポイント交換先のＩＳＰ会員管
理サーバ２又はＥＣサイト会員管理サーバ３に対しては
会員が入力したポイントと予め記憶部に記憶されている
ポイント交換レートとに基づき算出したポイントを通知
する。今の場合、ポイント交換サーバ４の制御部は、Ｉ
Ｄが「ｘｙｚ」である会員「山田太郎」がユーザ登録し
ている「Ａ社」のＩＳＰ会員管理サーバ２_１及び「Ｂ
社」のＥＣサイト会員管理サーバ３_１にアクセスし、Ｉ
ＳＰ会員管理サーバ２_１に対しては、ＩＤが「１２３４
５６」である会員「山田太郎」からポイント交換の依頼
があった旨を通知するとともに、ポイントが「５００」
から「０」に減少する旨を、ＥＣサイト会員管理サーバ
３_１に対しては、ＩＤが「ＡＢＣＤＥ」である会員「山
田太郎」からポイント交換の依頼があった旨を通知する
とともに、ポイントが「１０００」から「２０００」に
増加する旨を通知する。

【００６０】ステップＳＢ７では、ポイント交換サーバ
４の制御部は、上記ステップＳＢ６の処理で通知した２
社のＩＳＰ会員管理サーバ２及びＥＣサイト会員管理サ
ーバ３から処理が完了した旨の通知があったか否かを判
断する。この判断結果が「ＮＯ」の場合には、ポイント
交換サーバ４の制御部は、同判断を繰り返す。そして、
そして、上記２社のＩＳＰ会員管理サーバ２の制御部及
びＥＣサイト会員管理サーバ３の制御部が後述する処理
完了通知処理を実行して、上記２社のＩＳＰ会員管理サ
ーバ２及びＥＣサイト会員管理サーバ３から処理が完了
した旨の通知があると、ステップＳＢ７の判断結果が
「ＹＥＳ」となり、ポイント交換サーバ４の制御部は、
ステップＳＢ８へ進む。今の場合、「Ａ社」のＩＳＰ会
員管理サーバ２_１の制御部及び「Ｂ社」のＥＣサイト会
員管理サーバ３_１の制御部からともに処理が完了した旨
の通知があると、ポイント交換サーバ４の制御部は、ス
テップＳＢ８へ進む。

【００６１】ステップＳＢ８では、ポイント交換サーバ
４の制御部は、上記２社のＩＳＰ及びＥＣサイトから上
記ポイント交換に要した手数料が支払われたか否かを判
断する。この判断結果が「ＮＯ」の場合には、ポイント
交換サーバ４の制御部は、ステップＳＢ９へ進む。ステ
ップＳＢ９では、ポイント交換サーバ４の制御部は、交
換手数料支払催促処理を実行した後、ステップＳＢ８へ
戻る。すなわち、ポイント交換サーバ４の制御部は、各
ポイント交換後所定期間以内（例えば、１０日以内）に
当該ポイント交換の手数料を支払わないＩＳＰ又はＥＣ
サイトがある場合に、当該ＩＳＰのＩＳＰ会員管理サー
バ２又は当該ＥＣサイトのＥＣサイト会員管理サーバ３
にアクセスし、当該ポイント交換の手数料の支払を催促
する。今の場合、「Ａ社」又は「Ｂ社」の一方又は両方
が上記した「山田太郎」が依頼したポイント交換の手数
料を例えば、１０日以内に手数料を支払わない場合に
は、ＩＳＰ会員管理サーバ２_１又はＥＣサイト会員管理
サーバ３_１の一方又は両方にアクセスし、当該ポイント
交換の手数料の支払を催促する。

【００６２】一方、ステップＳＢ８の判断結果が「ＹＥ
Ｓ」の場合には、ポイント交換サーバ４の制御部は、ス
テップＳＢ１０へ進む。ステップＳＢ１０では、ポイン
ト交換サーバ４の制御部は、交換手数料受領処理を実行
した後、一連の処理を終了する。すなわち、ポイント交
換サーバ４の制御部は、各ポイント交換後にＩＳＰ会員
管理サーバ２及びＥＣサイト会員管理サーバ３からアク
セスされ、当該ＩＳＰ及びＥＣサイトによって支払われ
た当該ポイント交換の手数料を受領する。今の場合、上
記した「山田太郎」が依頼したポイント交換後にＩＳＰ
会員管理サーバ２_１及びＥＣサイト会員管理サーバ３_１
からアクセスされ、ＩＳＰ会員管理サーバ２_１及びＥＣ
サイト会員管理サーバ３_１によって支払われた上記した
「山田太郎」が依頼したポイント交換の手数料を受領す
る。

【００６３】次に、ＩＳＰ会員管理サーバ２及びＥＣサ
イト会員管理サーバ３の動作について、図５及び図６に
示すフローチャートを参照して説明する。なお、ＩＳＰ
会員管理サーバ２及びＥＣサイト会員管理サーバ３の動
作は略同様であるので、以下では「Ａ社」のＩＳＰ会員
管理サーバ２_１の動作についてのみ説明する。まず、Ｉ
ＳＰ会員管理サーバ２_１の制御部は、会員によって商品
やサービスが購入されたか否かを判断する（図５のステ
ップＳＣ１）。この判断結果が「ＮＯ」の場合には、Ｉ
ＳＰ会員管理サーバ２_１の制御部は、ステップＳＣ３へ
進む。一方、ステップＳＣ１の判断結果が「ＹＥＳ」の
場合、すなわち、会員によって商品やサービスが購入さ
れた場合には、ＩＳＰ会員管理サーバ２_１の制御部は、
ステップＳＣ２へ進む。ステップＳＣ２では、ＩＳＰ会
員管理サーバ２_１の制御部は、第１ポイント更新処理を
実行した後、ステップＳＣ３へ進む。すなわち、ＩＳＰ
会員管理サーバ２_１の制御部は、各会員が商品やサービ
スを購入した際に獲得したポイントを当該会員がそれま
でに保有し、記憶部に記憶されている会員情報を構成す
るポイントに加算したり、当該会員からの指定により当
該ＩＳＰ又はＥＣサイト独自のポイントサービスで商品
やサービスを受領することにより消費したポイントを当
該会員がそれまでに保有し、記憶部に記憶されている会
員情報を構成するポイントから減算したりして更新す
る。

【００６４】ステップＳＣ３では、ＩＳＰ会員管理サー
バ２_１の制御部は、ポイント交換サーバ４からポイント
照会があったか否かを判断する。この判断結果が「Ｎ
Ｏ」の場合には、ＩＳＰ会員管理サーバ２_１の制御部
は、ステップＳＣ５へ進む。一方、ステップＳＣ３の判
断結果が「ＹＥＳ」の場合、すなわち、ポイント交換サ
ーバ４からポイント照会があった場合には、ＩＳＰ会員
管理サーバ２_１の制御部は、ステップＳＣ４へ進む。ス
テップＳＣ４では、ＩＳＰ会員管理サーバ２_１の制御部
は、第１ポイント回答処理を実行した後、ステップＳＣ
５へ進む。すなわち、ＩＳＰ会員管理サーバ２_１の制御
部は、ポイント交換サーバ４からアクセスされ、照会さ
れた会員が現在保有しているポイントをポイント交換サ
ーバ４に回答する。今の場合、ＩＳＰ会員管理サーバ２
_１の制御部は、ポイント交換サーバ４の制御部から送信
された「山田太郎」の氏名、ＩＤ（今の場合、「１２３
４５６」）等に基づいて、ユーザ端末１_１の操作者であ
る「山田太郎」がユーザ登録された正当な会員であるか
否かを認証する。次に、「山田太郎」がユーザ登録され
た正当な会員であると認証した場合には、ＩＳＰ会員管
理サーバ２_１の制御部は、記憶部に記憶されいるＩＤ
「１２３４５６」を有する「山田太郎」が現在保有して
いるポイント（今の場合、「５００」）に関するデータ
をポイント交換サーバ４に送信する。

【００６５】ステップＳＣ５では、ポイント交換サーバ
４からユーザ確認の依頼があったか否かを判断する。こ
の判断結果が「ＮＯ」の場合には、ＩＳＰ会員管理サー
バ２ _１の制御部は、図６に示すステップＳＣ７へ進む。
一方、ステップＳＣ５の判断結果が「ＹＥＳ」の場合、
すなわち、ポイント交換サーバ４からユーザ確認の依頼
があった場合には、ＩＳＰ会員管理サーバ２_１の制御部
は、ステップＳＣ６へ進む。ステップＳＣ６では、ＩＳ
Ｐ会員管理サーバ２_１の制御部は、ユーザ確認回答処理
を実行した後、ステップＳＣ７へ進む。すなわち、ＩＳ
Ｐ会員管理サーバ２_１の制御部は、照会された氏名及び
ＩＤと、記憶部に記憶されている会員情報を構成する会
員の氏名及びＩＤとを照らし合わせ、上記照会された氏
名及びＩＤを有する操作者が当該ＩＳＰ又はＥＣサイト
にユーザ登録した正当な会員であるか否かを確認し、そ
の確認結果をポイント交換サーバ４に回答する。今の場
合、ＩＳＰ会員管理サーバ２_１の制御部は、ポイント交
換サーバ４の制御部から送信された氏名「山田太郎」及
びＩＤ「１２３４５６」と、記憶部に記憶されている会
員情報を構成する会員の氏名「山田太郎」、ＩＤ「１２
３４５６」とを照らし合わせ、上記照会された氏名及び
ＩＤを有する操作者が当該ＩＳＰにユーザ登録した正当
な会員であると確認し、その確認結果をポイント交換サ
ーバ４に回答する。

【００６６】ステップＳＣ７では、ＩＳＰ会員管理サー
バ２_１の制御部は、ポイント交換サーバ４から当該ＩＳ
ＰのあるＩＤを有する会員についてポイント交換の依頼
があった旨の通知があったか否かを判断する。この判断
結果が「ＮＯ」の場合には、ＩＳＰ会員管理サーバ２_１
の制御部は、一連の処理を終了する。一方、ステップＳ
Ｃ７の判断結果が「ＹＥＳ」の場合、すなわち、ポイン
ト交換サーバ４から当該ＩＳＰのあるＩＤを有する会員
についてポイント交換の依頼があった旨の通知があった
場合には、ＩＳＰ会員管理サーバ２_１の制御部は、ステ
ップＳＣ８へ進む。ステップＳＣ８では、ＩＳＰ会員管
理サーバ２_１の制御部は、第２ポイント更新処理を実行
した後、ステップＳＣ９へ進む。すなわち、ＩＳＰ会員
管理サーバ２_１の制御部は、記憶部にＩＤに対応して記
憶されている会員情報を構成するポイントを当該ポイン
ト交換によって増減したポイントに更新する。今の場
合、ＩＳＰ会員管理サーバ２_１の制御部は、ポイント交
換サーバ４から、自社の会員であり、ＩＤ「１２３４５
６」を有する「山田太郎」からポイント交換の依頼があ
った旨が通知されるとともに、ポイントが「５００」か
ら「０」に減少する旨通知される。したがって、ＩＳＰ
会員管理サーバ２_１の制御部は、記憶部にＩＤに対応し
て記憶されている会員情報のうち、ＩＤ「１２３４５
６」を有する会員「山田太郎」のポイントを「５００」
から「００」に更新する。

【００６７】ステップＳＣ９では、ＩＳＰ会員管理サー
バ２_１の制御部は、処理完了通知処理を実行した後、ス
テップＳＣ１０へ進む。すなわち、ＩＳＰ会員管理サー
バ２ _１の制御部は、ポイント交換に基づくポイントの更
新処理が完了したことをポイント交換サーバ４に通知す
る。今の場合、ＩＳＰ会員管理サーバ２_１の制御部は、
記憶部に記憶されている会員情報のうち、「山田太郎」
のポイントの「５００」から「００」への更新が完了す
ると、その旨をポイント交換サーバ４に通知する。ステ
ップＳＣ１０では、ＩＳＰ会員管理サーバ２_１の制御部
は、ポイント決済処理を実行した後、ステップＳＣ１１
へ進む。すなわち、ＩＳＰ会員管理サーバ２_１の制御部
は、上記ポイント交換の相手方のＩＳＰ会員管理サーバ
２及びＥＣサイト会員管理サーバ３にアクセスし、自社
と相手方との間で発生したポイント交換によるポイント
の増減を所定の交換レートで決済する。今の場合、ＩＳ
Ｐ会員管理サーバ２_１の制御部は、会員「山田太郎」の
ポイント交換の相手方である「Ｂ社」のＥＣサイト会員
管理サーバ３_１にアクセスし、「Ａ社」のポイントの交
換レートが１ポイント１円相当であるので、「５００
円」に消費税（例えば、消費税率５％）を加算した「５
２５円」を「Ｂ社」に支払うことになる。ステップＳＣ
１１では、ＩＳＰ会員管理サーバ２_１の制御部は、交換
手数料支払処理を実行した後、一連の処理を終了する。
すなわち、ＩＳＰ会員管理サーバ２_１の制御部は、ポイ
ント交換サーバ４にアクセスし、ポイント交換サーバ４
によって処理された会員「山田太郎」のポイント交換の
手数料を支払う。

【００６８】このように、この例の構成によれば、ポイ
ント交換サーバ４が会員の希望するポイント交換を実行
するので、会員は、最も魅力的なポイント還元サービス
を提供しているサイトに自己のポイントを集中すること
ができる。一方、ＩＳＰやＥＣサイトは、他のサイトと
ポイント連携を行う際、ポイント交換サーバ４を利用す
ることにより、連携先ごとにポイント交換のしくみを構
築する必要がなくなるとともに、ポイント交換のオペレ
ーションコストを削減することができる。

【００６９】Ｂ．第２の実施例次に、この発明の第２の実施例について説明する。図７
は、この発明の第２の実施例であるポイント交換システ
ムの構成を示すブロック図である。この例のポイント交
換システムは、ユーザ端末１１_１〜１１_ｎ（ｎは自然
数）と、ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１〜１２_ｍ（ｍは自
然数）と、ＥＣサイト会員管理サーバ１３_１〜１３
_ｋ（ｋは自然数）と、ポイント交換サーバ１４と、ネッ
トワーク１５とから構成されている。ユーザ端末１１_１
〜１１_ｎ、ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１〜１２_ｍ、ＥＣ
サイト会員管理サーバ１３_１〜１３_ｋ及びポイント交換
サーバ１４は、インターネット等からなるネットワーク
１５を介して互いに接続されている。

【００７０】ユーザ端末１１_１〜１１_ｎは、各々、制御
部と、記憶部と、表示部と、操作部と、通信部とを有す
るコンピュータ等の情報処理装置によって構成されてい
る。制御部は、ＣＰＵ等からなり、記憶部に記憶されて
いるメールソフトやブラウザ等の各種プログラムに基づ
いて、電子メール受信処理やポイント照会処理、ポイン
ト交換依頼処理等を実行する。電子メール受信処理は、
操作者がユーザ登録しているＩＳＰの図示せぬメールサ
ーバにアクセスし、ポイント交換サーバ１４等から操作
者に宛てられた電子メールをダウンロードする処理であ
る。ポイント照会処理は、ポイント交換サーバ１４にア
クセスし、当該ユーザ端末１１の操作者が会員として登
録し、かつ、このポイント交換サービスに加盟している
複数のＩＳＰやＥＣサイトにおいて、操作者が現在保有
している各ポイントを照会する処理である。ポイント交
換依頼処理は、ポイント交換サーバ１４にアクセスし、
操作者が現在保有しているあるＩＳＰ又はＥＣサイトの
ポイントの一部又は全部を、他のＩＳＰ又はＥＣサイト
のポイントに交換することを依頼する処理である。

【００７１】記憶部は、ＲＯＭやＲＡＭ等の半導体メモ
リ、ＦＤが装着されるＦＤドライバ、ＨＤが装着される
ＨＤドライバ、ＭＯディスクが装着されるＭＯディスク
ドライバ、あるいはＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−Ｒ
ＷやＤＶＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−Ｒ、ＤＶＤ−ＲＷ等が装
着されるＣＤ／ＤＶＤドライバ等からなる。記憶部に
は、制御部が実行する各種プログラムの他、各種のデー
タが記憶される。表示部は、ＣＲＴディスプレイ、液晶
ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイなどから
なる。操作部は、キーボードやマウス等からなる。通信
部は、ネットワーク１５を介してＩＳＰ会員管理サーバ
１２_１〜１２_ｍ、ＥＣサイト会員管理サーバ１３_１〜１
３_ｋ、あるいはポイント交換サーバ１４とデータ通信を
行う。

【００７２】ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１〜１２_ｍ及び
ＥＣサイト会員管理サーバ１３_１〜１３_ｋは、各々、制
御部と、記憶部と、表示部と、操作部と、通信部とを有
するコンピュータ等の情報処理装置によって構成されて
いる。制御部は、ＣＰＵ等からなり、記憶部に記憶され
ているプログラムに基づいて、第１ポイント更新処理や
ポイント更新通知処理、第２ポイント更新処理、ポイン
ト決済処理、交換手数料支払処理等を実行する。第１ポ
イント更新処理は、各会員が商品やサービスを購入した
際に獲得したポイントを当該会員がそれまでに保有し、
記憶部にＩＤに対応して記憶されている会員情報（後
述）を構成するポイントに加算したり、当該会員からの
指定により当該ＩＳＰ又はＥＣサイト独自のポイントサ
ービスで商品やサービスを受領することにより消費した
ポイントを当該会員がそれまでに保有し、記憶部にＩＤ
に対応して記憶されている会員情報を構成するポイント
から減算したりして更新する処理である。ポイント更新
通知処理は、ポイント交換サーバ１４にアクセスし、第
１ポイント更新処理により更新されたあるＩＤを有する
会員の新たなポイントを通知する処理である。第２ポイ
ント更新処理は、各会員のポイント交換ごとにポイント
交換サーバ１４からアクセスされ、記憶部にＩＤに対応
して記憶されている会員情報を構成するポイントを当該
ポイント交換によって増減したポイントに更新するとと
もに、ポイント交換を了承した旨をポイント交換サーバ
１４に通知する処理である。ポイント決済処理は、定期
的（例えば、１ヶ月ごと）に、他のＩＳＰ会員管理サー
バ１２及びＥＣサイト会員管理サーバ１３にアクセス
し、自社と相手方との間で所定期間（例えば、１ヶ月
間）内に発生したポイント交換によるポイントの増減を
所定の交換レートで決済する処理である。交換手数料支
払処理は、定期的（例えば、１ヶ月ごと）に、ポイント
交換サーバ１４にアクセスし、所定期間（例えば、１ヶ
月間）内にポイント交換サーバ１４によって処理された
ポイント交換の手数料を支払う処理である。

【００７３】記憶部は、ＲＯＭやＲＡＭ等の半導体メモ
リ、ＦＤが装着されるＦＤドライバ、ＨＤが装着される
ＨＤドライバ、ＭＯディスクが装着されるＭＯディスク
ドライバ、あるいはＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−Ｒ
ＷやＤＶＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−Ｒ、ＤＶＤ−ＲＷ等が装
着されるＣＤ／ＤＶＤドライバ等からなる。記憶部に
は、制御部が実行する各種プログラムの他、会員の氏
名、住所、ＩＤ、パスワード、会員が現在保有している
ポイント等に関する会員情報、ポイントに応じて会員に
提供する商品やサービスに関する提供情報、他のＩＳＰ
やＥＣサイトとのポイントの交換レートに関する交換レ
ート情報等が記憶される。表示部は、ＣＲＴディスプレ
イ、液晶ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイ
などからなる。操作部は、キーボードやマウス等からな
る。通信部は、ネットワーク１５を介してユーザ端末１
１_１〜１１_ｎ、他のＩＳＰ会員管理サーバ１２や他のＥ
Ｃサイト会員管理サーバ１３、あるいはポイント交換サ
ーバ１４とデータ通信を行う。

【００７４】ポイント交換サーバ１４は、制御部と、記
憶部と、表示部と、操作部と、通信部とを有するコンピ
ュータ等の情報処理装置によって構成されている。制御
部は、ＣＰＵ等からなり、記憶部に記憶されているプロ
グラムに基づいて、第３ポイント更新処理やポイント通
知処理、ポイント回答処理、ポイント交換通知処理、ポ
イント交換処理、ポイント交換完了通知処理、交換手数
料支払催促処理、交換手数料受領処理等を実行する。第
３ポイント更新処理は、各ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１
〜１２_ｍ及び各ＥＣサイト会員管理サーバ１３_１〜１３
_ｋからポイント更新通知処理時にアクセスされ、後述す
るポイントテーブルに記憶されているポイントを各会員
の第１ポイント更新処理によって更新されたポイントに
書き替える処理である。ポイント通知処理は、定期的
（例えば、１ヶ月ごと）にすべての会員がユーザ登録し
ているＩＳＰの図示せぬメールサーバにアクセスし、当
該会員がユーザ登録している各ＩＳＰ及び各ＥＣサイト
の現在保有しているポイントを通知するための電子メー
ルをアップロードする処理である。ポイント回答処理
は、各ユーザ端末１１_１〜１１_ｎからポイント照会のた
めにアクセスされた際に、当該ユーザ端末１１の操作者
がユーザ登録している各ＩＳＰ及び各ＥＣサイトの現在
保有しているポイントを回答する処理である。ポイント
交換サーバ１４は、この回答を、ｗｅｂページ上で直ち
に行っても、後に電子メールで行っても良い。ポイント
交換通知処理は、各会員からポイント交換の依頼があっ
たごとにポイント交換の対象となった２者のＩＳＰ会員
管理サーバ１２又はＥＣサイト会員管理サーバ１３にア
クセスし、会員からポイント交換の依頼があった旨を通
知するとともに、ポイントが減少するＩＳＰ会員管理サ
ーバ１２又はＥＣサイト会員管理サーバ１３に対しては
減少後のポイントを、ポイントが増加するＩＳＰ会員管
理サーバ１２又はＥＣサイト会員管理サーバ１３に対し
ては増加後のポイントを通知する処理である。ポイント
交換処理は、ポイント交換を依頼した会員が現在保有し
ているあるＩＳＰ又はＥＣサイトのポイントの一部又は
全部を、他のＩＳＰ又はＥＣサイトのポイントに交換す
る処理である。ポイント交換完了通知処理は、ポイント
交換の対象となった２社のＩＳＰ会員管理サーバ１２又
はＥＣサイト会員管理サーバ１３にアクセスし、会員か
ら依頼のあったポイント交換が完了した旨を通知する処
理である。交換手数料支払催促処理は、所定期間（例え
ば、１ヶ月間）内にポイント交換サーバ４が処理したポ
イント交換の手数料を所定時期（例えば、毎月２０日ま
で）に支払わないＩＳＰ又はＥＣサイトがある場合に、
当該ＩＳＰのＩＳＰ会員管理サーバ１２又は当該ＥＣサ
イトのＥＣサイト会員管理サーバ１３にアクセスし、ポ
イント交換の手数料の支払を催促する処理である。交換
手数料受領処理は、定期的（例えば、１ヶ月ごと）に、
ＩＳＰ会員管理サーバ１２及びＥＣサイト会員管理サー
バ１３からアクセスされ、当該ＩＳＰ及びＥＣサイトに
よって支払われた、所定期間（例えば、１ヶ月間）内に
ポイント交換サーバ１４が処理したポイント交換の手数
料を受領する処理である。

【００７５】記憶部は、ＲＯＭやＲＡＭ等の半導体メモ
リ、ＦＤが装着されるＦＤドライバ、ＨＤが装着される
ＨＤドライバ、ＭＯディスクが装着されるＭＯディスク
ドライバ、あるいはＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−Ｒ
ＷやＤＶＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−Ｒ、ＤＶＤ−ＲＷ等が装
着されるＣＤ／ＤＶＤドライバ等からなる。記憶部に
は、制御部が実行する各種プログラムの他、会員の氏
名、住所、ＩＤ、パスワード等に関する会員情報、会員
が各ＩＳＰ及びＥＣサイトごとに現在保有しているポイ
ントに関するポイントテーブル等が記憶される。表示部
は、ＣＲＴディスプレイ、液晶ディスプレイ、あるいは
プラズマディスプレイなどからなる。操作部は、キーボ
ードやマウス等からなる。通信部は、ネットワーク１５
を介してユーザ端末１１_１〜１１_ｎ、ＩＳＰ会員管理サ
ーバ１２_１〜１２_ｍ、あるいはＥＣサイト会員管理サー
バ１３_１〜１３_ｋとデータ通信を行う。

【００７６】次に、上記構成のポイント交換システムの
動作及び操作者の操作について説明する。まず、以下の
ことを前提とする。すなわち、ユーザ端末１１_１の操作
者は、「梨本知明」であり、ＩＳＰ「Ａ社」にＩＤ「Ｂ
ＧＮ０３４５２」で、ＥＣサイト「Ｂ社」にＩＤ「ＲＴ
Ｅ５４３２１」で、「Ｄ社」にＩＤ「ＵＲＥ３４２９
８」で各々ユーザ登録しているものとする。そして、
「梨本知明」は、２００１年７月２０日現在、Ａ社のポ
イントを「５２５」、Ｂ社のポイントを「１０２０」、
Ｄ社のポイントを「８３０」保有しているものとする。
また、ポイント交換サーバ１４は、ポイント交換業者
「p-changers」社が管理・運営しており、「p-changer
s」社に登録されている「梨本知明」のＩＤは「tomyha
s」であるとする。

【００７７】さらに、ポイント交換業者「p-changers」
社は、ＩＳＰ及びＥＣサイトにユーザ登録されている会
員の個人情報のうち、ＩＤ及びポイントだけを把握して
いるものとする。このように構成することにより、個人
情報の流出を最小限に抑えることができる。また、この
構成においては、会員は、「p-changers」社にユーザ登
録し、ポイント交換のためのＩＤを獲得する必要はある
が、ポイント交換サーバ１４にアクセスするだけで自己
がユーザ登録しているすべてのＩＳＰ及びＥＣサイトに
おける現在保有しているポイントを把握することができ
るので簡便である。

【００７８】ここで、図８にポイント交換サーバ１４を
構成する記憶部に記憶されているポイントテーブルの構
成の一例を示す。図から分かるように、ポイントテーブ
ルには、会員のＩＤごとに、ユーザ登録されているＩＳ
ＰやＥＣサイトのＩＤ及び現在のポイントが記憶されて
いる。なお、会員は、ポイント交換サービスに加盟して
いる複数のＩＳＰやＥＣサイトにユーザ登録している場
合でも、一部のＩＳＰやＥＣサイトについては、「p-ch
angers」社にユーザ登録する際、あるいはその後に、ポ
イント交換を希望しない旨を申請することができるもの
とする。一方、会員は、ポイント交換サービスに加盟し
ている複数のＩＳＰやＥＣサイトのいずれかに新たにユ
ーザ登録した場合にはその際、あるいはその後に、ポイ
ント交換を希望する旨を申請したり、既にユーザ登録し
ているが、今までポイント交換を希望していなかったＩ
ＳＰやＥＣサイトで獲得したポイントのポイント交換を
新たに申請したりすることができるものとする。図２に
おいて、「−」は、対応する会社にユーザ登録していな
いこと又は、当該会社にユーザ登録しているが、ポイン
ト交換を希望しない旨申請されていることを示してい
る。また、図２に示す各ポイントは、各社で算出された
ものであって、所定の交換レートにより換算されたもの
ではない。各社のポイントは、例えば、「Ａ社」の１ポ
イントは１．０円に相当し、「Ｂ社」及び「Ｄ社」の１
ポイントは０．５円に相当するものとし、このような各
社間のポイントの交換レートに関する情報が予めポイン
ト交換サーバ４の記憶部に予め記憶されているものとす
る。

【００７９】次に、上記ポイント交換システムの動作及
び「梨本知明」の操作について、図９〜図１３に示すフ
ローチャートを参照して説明する。ここでは、ユーザ端
末１１_１の操作者である「梨本知明」は、「Ａ社」のポ
イント「５２５」のうちポイント「５００」を、「Ｂ
社」のポイント「１０００」に交換することを希望する
ものとする。また、ＩＳＰ「Ａ社」はＩＳＰ会員管理サ
ーバ１２_１を、ＥＣサイト「Ｂ社」はＥＣサイト会員管
理サーバ１３_１を各々維持・管理しているものとする。

【００８０】まず、「梨本知明」がポイント交換を行う
方法としては、以下に示す第１〜第３の方法がある。第
１の方法は、ポイント交換サーバ１４から所定の時期
（例えば、毎月１０日）に送信される各ＩＳＰ及び各Ｅ
Ｃサイトにおけるポイントの保有状況を示す電子メール
（図１４参照）を読んだ後にポイント交換を依頼する方
法である。第２の方法は、ポイント交換サーバ１４にア
クセスし、各ＩＳＰ及び各ＥＣサイトに自己が現在保有
しているポイントを照会した後にポイント交換を依頼す
る方法である。第３の方法は、ポイント交換サーバ１４
にアクセスし、直ちにポイント交換を依頼する方法であ
る。以下、上記第１〜第３の方法におけるユーザ端末１
１_１の動作及び「梨本知明」の操作について、図９に示
すフローチャートを参照して説明する。（１）第１の方法「梨本知明」がユーザ端末１１_１に電源を投入して動作
可能状態にした後、操作部を構成するキーボード又はマ
ウスを操作して、メールソフトの起動を指示すると、ユ
ーザ端末１１_１の制御部は、メールソフトを起動する。
次に、「梨本知明」は、キーボード又はマウスを操作し
て、自己に宛てられた電子メールの受信を指示する。こ
れにより、ユーザ端末１１_１の制御部は、電子メール受
信処理を実行する（図９のステップＳＡ２１）。すなわ
ち、ユーザ端末１１_１の制御部は、例えば、ネットワー
ク１５を介してＩＳＰ「Ａ社」の図示せぬメールサーバ
にアクセスし、ポイント交換サーバ１４等から「梨本知
明」宛の電子メールをダウンロードして表示部に表示す
る。これにより、「梨本知明」は、ダウンロードした電
子メールの中に、図４に示すポイント交換サーバ１４か
らの各ＩＳＰ及び各ＥＣサイトにおけるポイントの保有
状況を示す電子メールがあるか否かを判断する（ステッ
プＳＡ２２）。

【００８１】ここで、ダウンロードした電子メールの中
に、図１４に示す電子メールがあり、それを読んだ「梨
本知明」は、「Ａ社」のポイント「５２５」のうち、ポ
イント「５００」を、「Ｂ社」のポイント「１０００」
に交換することを決意したものとする。そこで、「梨本
知明」は、ユーザ端末１１_１の表示部に表示されたＵＲ
Ｌアドレス「http://p-changers.com/pointexchange/」
上にマウスを操作してマウスカーソルを移動した後、ク
リックする。これにより、ユーザ端末１１_１の制御部
は、ポイント交換依頼処理を実行した（ステップＳＡ２
３）後、一連の処理を終了する。すなわち、ユーザ端末
１１_１の制御部は、ブラウザを起動した後、ネットワー
ク１５を介してポイント交換サーバ１４にアクセスし、
「梨本知明」が現在保有している「Ａ社」のポイント
「５２５」の一部であるポイント「５００」を、「Ｂ
社」のポイント「１０００」に交換することを依頼す
る。具体的には、「梨本知明」がユーザ端末１１_１の表
示部に表示される案内文に従って操作部のキーボード及
びマウスを操作して、自己の氏名（今の場合、「梨本知
明」）、当該「p-changers」社におけるＩＤ（今の場
合、「tomyhas」）、パスワード等を入力するととも
に、ポイント交換元のＩＳＰ又はＥＣサイトの名称（今
の場合、「Ａ社」）、ポイント交換元のＩＳＰ又はＥＣ
サイトのＩＤ（今の場合、ＩＤ「ＢＧＮ０３４５
２」）、ポイント交換を希望するポイント（今の場合、
「５００」）、ポイント交換先のＩＳＰ又はＥＣサイト
の名称（今の場合、「Ｂ社」）、ポイント交換先のＩＳ
Ｐ又はＥＣサイトのＩＤ（今の場合、ＩＤ「ＲＴＥ５４
３２１」）を順次入力し、内容に誤りがないことを確認
した後、送信を指示する表示欄「ＯＫ」にマウスカーソ
ルを移動させてクリックする。これにより、ユーザ端末
１１_１の制御部は、それらのデータをポイント交換サー
バ１４に送信する。

【００８２】（２）第２の方法上記第１の方法において、ダウンロードした電子メール
の中に図１４に示す電子メールがなかった場合（図９に
示すステップＳＡ２２が「ＮＯ」の場合）や、所定の時
期でないため、上記電子メールが送信されないことを知
っている場合には、「梨本知明」は、この第２の方法を
とることになる。すなわち、「梨本知明」は、既に動作
可能状態にある又は電源を投入して動作可能状態とした
ユーザ端末１１_１の操作部を構成するキーボード又はマ
ウスを操作して、ブラウザの起動を指示する。ブラウザ
が起動された後、「梨本知明」がキーボード及びマウス
を操作して、「p-changers」社のＵＲＬアドレス「htt
p://p-changers.com/pointexchange/」を入力し、ポイ
ント交換サーバ１４へのアクセスを指示する。これによ
り、ユーザ端末１１_１の制御部は、ポイント照会処理を
実行する（ステップＳＡ２４）。すなわち、ユーザ端末
１１_１の制御部は、ポイント交換サーバ１４にアクセス
し、「梨本知明」が会員としてユーザ登録し、かつ、こ
のポイント交換サービスに加盟している複数のＩＳＰや
ＥＣサイト（今の場合、「Ａ社」、「Ｂ社」及び「Ｄ
社」）において、「梨本知明」が現在保有している各ポ
イントを照会する。具体的には、「梨本知明」は、ユー
ザ端末１１_１の表示部に表示される案内文に従って操作
部のキーボード及びマウスを操作して、自己の氏名（今
の場合、「梨本知明」）、当該「p-changers」社におけ
るＩＤ（今の場合、「tomyhas」）、パスワード、すべ
てのＩＳＰ及びＥＣサイトの名称（今の場合、「Ａ
社」、「Ｂ社」及び「Ｄ社」）、すべてのＩＳＰ及びＥ
ＣサイトのＩＤ（今の場合、「Ａ社」のＩＤ「ＢＧＮ０
３４５２」、「Ｂ」社のＩＤ「ＲＴＥ５４３２１」及び
「Ｄ社」のＩＤ「ＵＲＥ３４２９８」）等を入力すると
ともに、すべてのＩＳＰ及びＥＣサイトの名称（今の場
合、「Ａ社」、「Ｂ社」及び「Ｄ社」）の現在のポイン
トを照会する旨の表示近傍に設けられたチェックボック
ス及び表示欄「ＯＫ」にマウスカーソルを移動させて順
次クリックする。これにより、ユーザ端末１１_１の制御
部は、それらのデータをポイント交換サーバ１４に送信
するので、ポイント交換サーバ１４が後述するポイント
回答処理を実行して、照会された現在のポイントに関す
るデータを送信してくる。したがって、ユーザ端末１１
_１の表示部には、図１４に示す電子メールの内容と類似
の内容が表示される。この後、表示部に表示された画面
の内容を読んだ「梨本知明」がポイント交換を依頼する
場合のユーザ端末１１_１の制御部の動作及び「梨本知
明」の操作については、上記した第１の方法と略同様で
あるので、その説明を省略する。

【００８３】（３）第３の方法所定の時期が到来しているか否かに関わりなく、現在保
有しているポイントを消費して商品やサービスを受領し
たいと決意した「梨本知明」は、この第３の方法をとる
ことになる。すなわち、「梨本知明」は、既に動作可能
状態にある又は電源を投入して動作可能状態としたユー
ザ端末１１_１の操作部を構成するキーボード又はマウス
を操作して、ブラウザの起動を指示する。ブラウザが起
動された後、「梨本知明」がキーボード及びマウスを操
作して、「p-changers」社のＵＲＬアドレス「http://p
-changers.com/pointexchange/」を入力し、ポイント交
換サーバ１４へのアクセスを指示する。この後、「梨本
知明」がポイント交換を依頼する場合のユーザ端末１１
_１の制御部の動作及び「梨本知明」の操作については、
上記した第１の方法と略同様であるので、その説明を省
略する。

【００８４】次に、ポイント交換サーバ１４の動作につ
いて、図１０及び図１１に示すフローチャートを参照し
て説明する。まず、ポイント交換サーバ１４の制御部
は、各ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１〜１２_ｍ及び各ＥＣ
サイト会員管理サーバ１３_１〜１３_ｋから会員のＩＤ及
び更新されたポイントとともにその会員に関するポイン
ト更新通知があるか否かを判断する（図１０のステップ
ＳＢ２１）。ステップＳＢ２１の判断結果が「ＹＥＳ」
の場合には、ポイント交換サーバ１４の制御部は、ステ
ップＳＢ２２へ進み、第３ポイント更新処理を実行した
後、ステップＳＢ２３へ進む。すなわち、ポイント交換
サーバ１４の制御部は、通知してきたＩＳＰ又はＥＣサ
イトの通知されたＩＤにより図８に示すポイントテーブ
ルを参照して、対象となる会員のポイントを通知された
新たなポイントに書き替える。一方、ステップＳＢ２１
の判断結果が「ＮＯ」の場合、すなわち、いずれのＩＳ
Ｐ会員管理サーバ１２_１〜１２_ｍ及びＥＣサイト会員管
理サーバ１３_１〜１３_ｋからもポイント更新通知がない
場合にも、ポイント交換サーバ１４の制御部は、ステッ
プＳＢ２３へ進む。

【００８５】ステップＳＢ２３では、ポイント交換サー
バ１４の制御部は、所定の時期（例えば、毎月１０日）
が到来したか否かを判断する。この判断結果が「ＹＥ
Ｓ」の場合には、ポイント交換サーバ１４の制御部は、
ステップＳＢ２４へ進む。ステップＳＢ２４では、ポイ
ント交換サーバ１４の制御部は、ポイント通知処理を実
行した後、ステップＳＢ２７へ進む。すなわち、ポイン
ト交換サーバ１４の制御部は、すべての会員がユーザ登
録しているＩＳＰの図示せぬメールサーバにアクセス
し、当該会員がユーザ登録している各ＩＳＰ及び各ＥＣ
サイトの現在保有しているポイントを通知するための電
子メールをアップロードする。今の場合、ＩＤが「tomy
has」である「梨本知明」は、図８（１）に示すよう
に、「Ａ社」についてポイント「５２５」を、「Ｂ社」
についてポイント「１０２０」を、「Ｄ社」についてポ
イント「８３０」を各々保有している。したがって、ポ
イント交換サーバ１４の制御部は、記憶部を構成するポ
イントテーブル（図８（１）参照）からＩＤ「tomyha
s」に対応した、「Ａ社」のポイント「５２５」、「Ｂ
社」のポイント「１０２０」及び「Ｄ社」のポイント
「８３０」を読み出し、例えば、図１４に示す電子メー
ルを作成して、ネットワーク１５を介して図示せぬメー
ルサーバに送信する。

【００８６】一方、ステップＳＢ２３の判断結果が「Ｎ
Ｏ」の場合、すなわち、所定の時期（例えば、毎月１０
日）が到来していない場合には、ポイント交換サーバ１
４の制御部は、ステップＳＢ２５へ進む。ステップＳＢ
２５では、ポイント交換サーバ１４の制御部は、会員か
らポイント照会があったか否かを判断する。この判断結
果が「ＹＥＳ」の場合には、ポイント交換サーバ１４の
制御部は、ステップＳＢ２６へ進む。ステップＳＢ２６
では、ポイント交換サーバ１４の制御部は、ポイント回
答処理を実行した後、ステップＳＢ２７へ進む。すなわ
ち、ポイント交換サーバ１４の制御部は、各ユーザ端末
１１_１〜１１_ｎからポイント照会のためにアクセスされ
た際に、当該ユーザ端末１１の操作者がユーザ登録して
いる各ＩＳＰ及び各ＥＣサイトの現在保有しているポイ
ントを回答する。今の場合、ポイント交換サーバ１４の
制御部は、まず、ユーザ端末１１_１の制御部から送信さ
れた「梨本知明」の氏名、ＩＤ（今の場合、「tomyha
s」）、パスワード等に基づいて、ユーザ端末１１_１の
操作者である「梨本知明」がユーザ登録された正当な会
員であるか否かを認証する。次に、「梨本知明」がユー
ザ登録された正当な会員であると認証した場合には、ポ
イント交換サーバ１４の制御部は、図８に示すポイント
テーブルから、「梨本知明」が会員としてユーザ登録し
ている「Ａ社」、「Ｂ社」及び「Ｄ社」において、現在
保有している各ポイントを読み出して、図１４に示す電
子メールの内容と類似の内容のデータをネットワーク１
５を介してユーザ端末１１_１に送信する。一方、ステッ
プＳＢ２５の判断結果が「ＮＯ」の場合、すなわち、い
ずれの会員からもポイント照会がなかった場合には、ポ
イント交換サーバ１４の制御部は、ステップＳＢ２７へ
進む。

【００８７】ステップＳＢ２７では、ポイント交換サー
バ１４の制御部は、会員からポイント交換の依頼があっ
たか否かを判断する。この判断結果が「ＮＯ」の場合に
は、ポイント交換サーバ１４の制御部は、一連の処理を
終了する。一方、ステップＳＢ２７の判断結果が「ＹＥ
Ｓ」の場合、すなわち、会員からポイント交換の依頼が
あった場合には、ポイント交換サーバ１４の制御部は、
図１１に示すステップＳＢ２８へ進む。ステップＳＢ２
８では、ポイント交換サーバ１４の制御部は、ポイント
交換通知処理を実行した後、ステップＳＢ２９へ進む。
すなわち、ポイント交換サーバ１４の制御部は、各会員
からポイント交換の依頼があったごとにポイント交換の
対象となった２社のＩＳＰ会員管理サーバ１２又はＥＣ
サイト会員管理サーバ１３にアクセスし、会員からポイ
ント交換の依頼があった旨を通知するとともに、ポイン
ト交換元のＩＳＰ会員管理サーバ１２又はＥＣサイト会
員管理サーバ１３に対しては会員が入力したポイント
を、ポイント交換先のＩＳＰ会員管理サーバ１２又はＥ
Ｃサイト会員管理サーバ１３に対しては会員が入力した
ポイントと予め記憶部に記憶されているポイント交換レ
ートとに基づき算出したポイントを通知する。今の場
合、ポイント交換サーバ１４の制御部は、ＩＤが「tomy
has」である会員「梨本知明」がユーザ登録している
「Ａ社」、「Ｂ社」及び「Ｄ社」のうち、ポイント交換
の対象となった「Ａ社」のＩＳＰ会員管理サーバ１２_１
及び「Ｂ社」のＥＣサイト会員管理サーバ１３_１にアク
セスし、ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１に対しては、ＩＤ
が「ＢＧＮ０３４５２」である会員「梨本知明」からポ
イント交換の依頼があった旨を通知するとともに、ポイ
ントが「５２５」から「２５」に減少する旨を、ＥＣサ
イト会員管理サーバ１３_１に対しては、ＩＤが「ＲＴＥ
５４３２１」である会員「梨本知明」からポイント交換
の依頼があった旨を通知するとともに、ポイントが「１
０２０」から「２０２０」に増加する旨を通知する。

【００８８】ステップＳＢ２９では、ポイント交換サー
バ１４の制御部は、上記ステップＳＢ２８の処理で通知
した２社のＩＳＰ会員管理サーバ１２及びＥＣサイト会
員管理サーバ１３からポイント交換を了承する旨の通知
があったか否かを判断する。この判断結果が「ＮＯ」の
場合には、ポイント交換サーバ１４の制御部は、同判断
を繰り返す。そして、上記２社のＩＳＰ会員管理サーバ
１２及びＥＣサイト会員管理サーバ１３からポイント交
換を了承する旨の通知があると、ステップＳＢ２９の判
断結果が「ＹＥＳ」となり、ポイント交換サーバ１４の
制御部は、ステップＳＢ３０へ進む。今の場合、「Ａ
社」のＩＳＰ会員管理サーバ１２_１及び「Ｂ社」のＥＣ
サイト会員管理サーバ１３_１からともにポイント交換を
了承する旨の通知があると、ポイント交換サーバ１４の
制御部は、ステップＳＢ３０へ進む。ステップＳＢ３０
では、ポイント交換サーバ１４の制御部は、ポイント交
換処理を実行した後、ステップＳＢ３１へ進む。すなわ
ち、ポイント交換サーバ１４の制御部は、ポイント交換
を依頼した会員が現在保有しているあるＩＳＰ又はＥＣ
サイトのポイントの一部又は全部を、他のＩＳＰ又はＥ
Ｃサイトのポイントに交換する。今の場合、ポイント交
換サーバ１４の制御部は、会員「梨本知明」が現在保有
しているＩＳＰ「Ａ社」のポイント「５２５」の一部ポ
イント「５００」を、ＥＣサイト「Ｂ社」のポイント
「１０００」に交換する。これにより、図８（２）に示
すように、ポイントテーブルのＩＤ「tomyhas」の「Ａ
社」のポイントが「２５」に更新されるとともに、「Ｂ
社」のポイントが「２０２０」に更新される。

【００８９】ステップＳＢ３１では、ポイント交換サー
バ１４の制御部は、ポイント交換完了通知処理を実行し
た後、ステップＳＢ３２へ進む。すなわち、ポイント交
換サーバ１４の制御部は、ポイント交換の対象となった
２社のＩＳＰ会員管理サーバ１２又はＥＣサイト会員管
理サーバ１３にアクセスし、会員から依頼のあったポイ
ント交換が完了した旨を通知する。今の場合、ポイント
交換サーバ１４の制御部は、「Ａ社」のＩＳＰ会員管理
サーバ１２_１にアクセスし、ＩＤが「ＢＧＮ０３４５
２」である会員「梨本知明」から依頼のあったポイント
交換が完了した旨を通知するとともに、「Ｂ社」のＥＣ
サイト会員管理サーバ１３_１にアクセスし、ＩＤが「Ｒ
ＴＥ５４３２１」である会員「梨本知明」から依頼のあ
ったポイント交換が完了した旨を通知する。ステップＳ
Ｂ３２では、ポイント交換サーバ１４の制御部は、所定
の時期（例えば、毎月２０日）が到来したか否かを判断
する。この判断結果が「ＮＯ」の場合には、ポイント交
換サーバ１４の制御部は、一連の処理を終了する。一
方、ステップＳＢ３２の判断結果が「ＹＥＳ」の場合、
すなわち、所定の時期（例えば、毎月２０日）が到来し
た場合には、ポイント交換サーバ１４の制御部は、ステ
ップＳＢ３３へ進む。

【００９０】ステップＳＢ３３では、ポイント交換サー
バ１４の制御部は、すべてのＩＳＰ又はＥＣサイトから
上記ポイント交換に要した手数料が支払われたか否かを
判断する。この判断結果が「ＮＯ」の場合には、ポイン
ト交換サーバ１４の制御部は、ステップＳＢ３４へ進
む。ステップＳＢ３４では、ポイント交換サーバ１４の
制御部は、交換手数料支払催促処理を実行した後、ステ
ップＳＢ３３へ戻る。すなわち、ポイント交換サーバ１
４の制御部は、所定期間（例えば、１ヶ月間）内にポイ
ント交換サーバ１４が処理したポイント交換の手数料を
所定時期（例えば、毎月２０日まで）に支払わないＩＳ
Ｐ又はＥＣサイトがある場合に、当該ＩＳＰのＩＳＰ会
員管理サーバ１２又は当該ＥＣサイトのＥＣサイト会員
管理サーバ１３にアクセスし、ポイント交換の手数料の
支払を催促する。

【００９１】一方、ステップＳＢ３３の判断結果が「Ｙ
ＥＳ」の場合には、ポイント交換サーバ１４の制御部
は、ステップＳＢ３５へ進む。ステップＳＢ３５では、
ポイント交換サーバ１４の制御部は、交換手数料受領処
理を実行した後、一連の処理を終了する。すなわち、ポ
イント交換サーバ１４の制御部は、ＩＳＰ会員管理サー
バ１２及びＥＣサイト会員管理サーバ１３からアクセス
され、当該ＩＳＰ及びＥＣサイトによって支払われた、
所定期間（例えば、１ヶ月間）内にポイント交換サーバ
１４が処理したポイント交換の手数料を受領する。

【００９２】次に、ＩＳＰ会員管理サーバ１２及びＥＣ
サイト会員管理サーバ１３の動作について、図１２及び
図１３に示すフローチャートを参照して説明する。な
お、ＩＳＰ会員管理サーバ１２及びＥＣサイト会員管理
サーバ１３の動作は略同様であるので、以下では「Ａ
社」のＩＳＰ会員管理サーバ１２_１の動作についてのみ
説明する。まず、ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１の制御部
は、会員によって商品やサービスが購入されたか否かを
判断する（図１２のステップＳＣ２１）。この判断結果
が「ＹＥＳ」の場合には、ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１
の制御部は、ステップＳＣ２２へ進む。ステップＳＣ２
２では、ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１の制御部は、第１
ポイント更新処理を実行した後、ステップＳＣ２３へ進
む。すなわち、ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１の制御部
は、各会員が商品やサービスを購入した際に獲得したポ
イントを当該会員がそれまでに保有し、記憶部にＩＤに
対応して記憶されている会員情報を構成するポイントに
加算したり、当該会員からの指定により当該ＩＳＰ又は
ＥＣサイト独自のポイントサービスで商品やサービスを
受領することにより消費したポイントを当該会員がそれ
までに保有し、記憶部にＩＤに対応して記憶されている
会員情報を構成するポイントから減算したりして更新す
る。

【００９３】ステップＳＣ２３では、ＩＳＰ会員管理サ
ーバ１２_１の制御部は、ポイント更新通知処理を実行し
た後、ステップＳＣ２４へ進む。すなわち、ＩＳＰ会員
管理サーバ１２_１の制御部は、ポイント交換サーバ１４
にアクセスし、第１ポイント更新処理により更新された
あるＩＤを有する会員の新たなポイントを通知する。ま
た、ステップＳＣ２１の判断結果が「ＮＯ」の場合、す
なわち、会員によって商品やサービスが購入されなかっ
た場合にも、ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１の制御部は、
ステップＳＣ２４へ進む。ステップＳＣ２４では、ＩＳ
Ｐ会員管理サーバ１２_１の制御部は、ポイント交換サー
バ１４から当該ＩＳＰのあるＩＤを有する会員について
ポイント交換の依頼があった旨の通知があったか否かを
判断する。この判断結果が「ＮＯ」の場合には、ＩＳＰ
会員管理サーバ１２_１の制御部は、一連の処理を終了す
る。一方、ステップＳＣ２４の判断結果が「ＹＥＳ」の
場合、すなわち、ポイント交換サーバ２４から当該ＩＳ
ＰのあるＩＤを有する会員についてポイント交換の依頼
があった旨の通知があった場合には、ポイント交換サー
バ１４の制御部は、ステップＳＣ２５へ進む。

【００９４】ステップＳＣ２５では、ＩＳＰ会員管理サ
ーバ１２_１の制御部は、第２ポイント更新処理を実行し
た後、図１３に示すステップＳＣ２６へ進む。すなわ
ち、ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１の制御部は、記憶部に
ＩＤに対応して記憶されている会員情報を構成するポイ
ントを、ポイント交換サーバ１４から通知された当該ポ
イント交換によって増減したポイントに更新するととも
に、ポイント交換を了承した旨をポイント交換サーバ１
４に通知する。今の場合、ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１
の制御部は、ポイント交換サーバ１４から、自社の会員
であり、ＩＤ「ＢＧＮ０３４５２」を有する会員「梨本
知明」からポイント交換の依頼があった旨が通知される
とともに、ポイントが「５２５」から「２５」に減少す
る旨通知される。したがって、ＩＳＰ会員管理サーバ１
２_１の制御部は、記憶部にＩＤに対応して記憶されてい
る会員情報のうち、ＩＤ「ＢＧＮ０３４５２」を有する
「梨本知明」のポイントを「５２５」から「２５」に更
新する。ステップＳＣ２６では、ＩＳＰ会員管理サーバ
１２_１の制御部は、ポイント交換サーバ１４からポイン
ト交換完了の通知があったか否かを判断する。この判断
結果が「ＮＯ」の場合には、ＩＳＰ会員管理サーバ１２
_１の制御部は、同判断を繰り返す。そして、ポイント交
換サーバ１４からポイント交換完了の通知があると、ス
テップＳＣ２６の判断結果が「ＹＥＳ」となり、ＩＳＰ
会員管理サーバ１２_１の制御部は、ステップＳＣ２７へ
進む。

【００９５】ステップＳＣ２７では、ＩＳＰ会員管理サ
ーバ１２_１の制御部は、ポイント決済処理を実行した
後、ステップＳＣ２８へ進む。すなわち、ＩＳＰ会員管
理サーバ１２_１の制御部は、定期的（例えば、１ヶ月ご
と）に、他のＩＳＰ会員管理サーバ１２及びＥＣサイト
会員管理サーバ１３にアクセスし、自社と相手方との間
で所定期間（例えば、１ヶ月間）内に発生したポイント
交換によるポイントの増減を所定の交換レートで決済す
る。例えば、２００１年の６月２１日から７月２０日ま
での１ヶ月間に、「Ａ社」のＩＤ「ＢＧＮ０３４５２」
を有する会員「梨本知明」のポイント「５００」だけが
「Ｂ社」のＩＤ「ＲＴＥ５４３２１」を有する会員「梨
本知明」のポイント「１０００」に交換されたとする。
この場合、ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１の制御部は、
「Ａ社」のポイントの交換レートが１ポイント１円相当
であるので、「５００円」に消費税（例えば、消費税率
５％）を加算した「５２５円」を「Ｂ社」に支払うこと
になる。ステップＳＣ２８では、ＩＳＰ会員管理サーバ
１２_１の制御部は、所定の時期（例えば、毎月５日）が
到来したか否かを判断する。この判断結果が「ＮＯ」の
場合には、ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１の制御部は、一
連の処理を終了する。一方、ステップＳＣ２８の判断結
果が「ＹＥＳ」の場合、すなわち、所定の時期（例え
ば、毎月５日）が到来した場合には、ＩＳＰ会員管理サ
ーバ１２_１の制御部は、ステップＳＣ２９へ進む。ステ
ップＳＣ２９では、ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１の制御
部は、交換手数料支払処理を実行した後、一連の処理を
終了する。すなわち、ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１の制
御部は、定期的（例えば、１ヶ月ごと）に、ポイント交
換サーバ１４にアクセスし、所定期間（例えば、１ヶ月
間）内にポイント交換サーバ１４によって処理されたポ
イント交換の手数料を支払う。

【００９６】このように、この例の構成によれば、ポイ
ント交換サーバ１４は、記憶部を構成するポイントテー
ブルに会員のＩＤごとに、ユーザ登録されているＩＳＰ
やＥＣサイトから発行され、現在保有しているすべての
ポイント及びＩＤを記憶し、制御部がポイント交換処理
等を実行している。したがって、各ＩＳＰやＥＣサイト
が既に独自のポイントサービスを行っている場合であっ
ても、従来のように、ポイント交換のレートや決済方
法、あるいは自社のポイントサービスのシステムとポイ
ント管理システムとの整合性などを検討する必要はな
い。また、自社のポイントサービスのシステムを変更す
る必要がないので、コストがかからず、この例の構成に
よるポイント交換サービスを容易に導入することができ
る。

【００９７】さらに、この例の構成によれば、ＩＳＰや
ＥＣサイトは、自社と相手方との間で所定期間（例え
ば、１ヶ月間）内に実際に発生したポイント交換による
ポイントの増減を所定の交換レートで決済すれば良い。
したがって、上記した、加盟企業が事業者が発行するポ
イントを予め買い上げる従来のポイント管理システムの
ように、ポイントの利用状況の善し悪しに影響されない
ので、この例の構成によるポイント管理サービスを容易
に導入することができるし、ポイント交換業者も加盟企
業数を容易に増加させることができ、事業規模を拡大す
ることができる。また、この例の構成によれば、会員
は、「p-changers」社にユーザ登録し、ポイント交換の
ためのＩＤを獲得する必要はあるが、ポイント交換サー
バ１４にアクセスするだけで自己がユーザ登録している
すべてのＩＳＰ及びＥＣサイトにおける現在保有してい
るポイントを把握することができるので簡便である。

【００９８】Ｃ．第３の実施例次に、この発明の第３の実施例について説明する。図１
５は、この発明の第３の実施例であるポイント交換シス
テムの構成を示すブロック図である。この図において、
図７の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その
説明を省略する。この図に示すポイント交換システムに
おいては、カード会社会員管理サーバ２１_１〜２１
_ｉ（ｉは自然数）と、商店街会員管理サーバ２２_１〜２
２_ｊ（ｊは自然数）と、商店端末２３_１〜２３_ｐ（ｐは
自然数）とが新たに設けられている。ユーザ端末１１_１
〜１１_ｎ、ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１〜１２_ｍ、ＥＣ
サイト会員管理サーバ１３_１〜１３_ｋ、ポイント交換サ
ーバ１４、カード会社会員管理サーバ２１_１〜２１_ｉ、
商店街会員管理サーバ２２ _１〜２２_ｊ及び商店端末２３
_１〜２３_ｐは、ネットワーク１５を介して互いに接続さ
れている。

【００９９】ＩＳＰ会員管理サーバ１２_１〜１２_ｍ、Ｅ
Ｃサイト会員管理サーバ１３_１〜１３_ｋ及びポイント交
換サーバ１４は、電気的構成自体は図７に示すＩＳＰ会
員管理サーバ１２_１〜１２_ｍ、ＥＣサイト会員管理サー
バ１３_１〜１３_ｋ及びポイント交換サーバ１４と同一で
あるが、各制御部が実行する処理が一部異なっている。
すなわち、上記した第２の実施例においては、ポイント
交換後のポイント決済処理を各ＩＳＰ及び各ＥＣサイト
間で行っていたが、この例においては、ポイント交換サ
ーバ１４が行う。この際、ポイント交換サーバ１４は、
このポイント決済に伴う手数料を決済する処理も行う。
このポイント交換サーバ１４が行うポイント決済処理及
び手数料決済処理を併せてポイント・手数料支払処理と
呼ぶが、その詳細については後述する。カード会社会員
管理サーバ２１_１〜２１_ｉは、クレジットカードを発行
し、独自のポイントサービスを実施しており、かつ、こ
の例のポイント交換サービスに加盟している各カード会
社に少なくとも１台設置されている。商店街会員管理サ
ーバ２２_１〜２２_ｊは、所定の地域に存在する複数の商
店によって形成され、同一のポイントサービスを実施し
ており、かつ、この例のポイント交換サービスに加盟し
ている各商店街に少なくとも１台設置されている。カー
ド会社会員管理サーバ２１_１〜２１_ｉ及び商店街会員管
理サーバ２２_１〜２２_ｊは、上記したＩＳＰ会員管理サ
ーバ１２_１〜１２_ｍ及びＥＣサイト会員管理サーバ１３
_１〜１３_ｋと略同様の構成及び機能を有している。

【０１００】商店端末２３_１〜２３_ｐは、各々、制御部
と、記憶部と、表示部と、操作部と、通信部と、読取部
とを有するコンピュータ等の情報処理装置によって構成
されており、上記各商店街を構成する各商店に少なくと
も１台設置されている。制御部は、ＣＰＵ等からなり、
記憶部に記憶されている各種プログラムに基づいて、精
算・ポイント更新処理や、精算処理、ポイント更新通知
処理等を実行する。精算・ポイント更新処理は、設置さ
れた商店における商品の販売に関するデータを管理する
（通常のキャッシュ・レジスタが有する機能）ととも
に、各会員が商品を購入した際に獲得したポイントを当
該会員がそれまでに保有し、記憶部にＩＤに対応して記
憶されている会員情報（後述）を構成するポイントに加
算したり、当該会員からの指定により当該商店街独自の
ポイントサービスで割引を受けたり、商品やサービスを
受領することにより消費したポイントを当該会員がそれ
までに保有し、記憶部にＩＤに対応して記憶されている
会員情報を構成するポイントから減算したりして更新す
る処理である。精算処理は、顧客がポイントカードによ
るポイントサービスを受けない場合に、当該商店におけ
る商品の販売に関するデータを管理する処理である。ポ
イント更新通知処理は、対応する商店街会員管理サーバ
２２にアクセスし、精算・ポイント更新処理により更新
された当該会員の新たなポイントを通知する処理であ
る。

【０１０１】記憶部は、ＲＯＭやＲＡＭ等の半導体メモ
リ、ＦＤが装着されるＦＤドライバ、ＨＤが装着される
ＨＤドライバ、ＭＯディスクが装着されるＭＯディスク
ドライバ、あるいはＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−Ｒ
ＷやＤＶＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−Ｒ、ＤＶＤ−ＲＷ等が装
着されるＣＤ／ＤＶＤドライバ等からなる。記憶部に
は、制御部が実行する各種プログラムの他、会員の氏
名、住所、ＩＤ、パスワード、会員が現在保有している
ポイント等に関する会員情報、ポイントに応じて会員に
提供する商品やサービスに関する提供情報、他のＩＳ
Ｐ、ＥＣサイト、あるいは商店街とのポイントの交換レ
ートに関する交換レート情報等が記憶される。表示部
は、ＣＲＴディスプレイ、液晶ディスプレイ、あるいは
プラズマディスプレイなどからなる。操作部は、キーボ
ードやマウス等からなる。通信部は、ネットワーク５を
介してユーザ端末１１_１〜１１_ｎ、他のＩＳＰ会員管理
サーバ１２や他のＥＣサイト会員管理サーバ１３、他の
商店街会員管理サーバ２３、あるいはポイント交換サー
バ１４とデータ通信を行う。読取部は、商品に貼付され
たラベルに印刷されたバーコードを読み取るバーコード
リーダや、ポイントカードの磁気ストライプから磁気情
報を読み取るカードリーダからなる。

【０１０２】次に、上記構成のポイント交換システムの
動作について説明する。まず、前提として、このポイン
ト交換サービスに加盟しているすべてのＩＳＰ、すべて
のＥＣサイト、すべてのカード会社及びすべての商店街
は、ポイント交換サーバ１４を管理・運営しているポイ
ント交換業者「p-changers」社が指定する同一の金融機
関との間において、預金口座を開設するとともに、所定
の交換レートで換算されたポイントの決済及びポイント
交換の支払が可能となる契約を締結しているものとす
る。また、各商店街では、ポイントカードによるポイン
トサービスの他、割引券、シール、スタンプ、クーポン
等によるポイントサービスも併用しているものとする。
まず、ユーザ端末１１_１〜１１_ｎの動作については、ポ
イント交換の対象がＩＳＰ及びＥＣサイトだけでなく、
カード会社及び商店街となる以外は、図９に示すフロー
チャートの動作と略同様であるので、その説明を省略す
る。

【０１０３】次に、ポイント交換サーバ１４の動作につ
いて、図１６及び図１７に示すフローチャートを参照し
て説明する。図１６及び図１７と、図１０及び図１１と
を比較して分かるように、ステップＳＢ２１〜ＳＢ２９
は同一である。もっとも、ポイント交換の対象は、ＩＳ
Ｐ及びＥＣサイトだけでなく、カード会社及び商店街も
なる。したがって、以下では、この例の特徴であるステ
ップＳＢ４１〜ＳＢ４３の処理についてのみ説明する。
ステップＳＢ４１では、ポイント交換サーバ１４の制御
部は、ポイント交換処理を実行した後、ステップＳＢ４
２へ進む。すなわち、ポイント交換サーバ１４の制御部
は、まず、ポイント交換を依頼した会員が現在保有して
いるあるＩＳＰ、ＥＣサイト、カード会社、あるいは商
店街のポイントの一部又は全部を、他のＩＳＰ、ＥＣサ
イト、カード会社、あるいは商店街のポイントに交換す
る。次に、ポイント交換サーバ１４の制御部は、今ポイ
ント交換を行ったＩＳＰ等の双方及びそのポイント数、
日時、交換レート等を記憶部の所定の記憶領域に記憶す
る。

【０１０４】ステップＳＢ４２では、ポイント交換サー
バ１４の制御部は、所定の時期（例えば、毎月２０日）
が到来したか否かを判断する。この判断結果が「ＮＯ」
の場合には、ポイント交換サーバ１４の制御部は、一連
の処理を終了する。一方、ステップＳＢ４２の判断結果
が「ＹＥＳ」の場合、すなわち、所定の時期（例えば、
毎月２０日）が到来した場合には、ポイント交換サーバ
１４の制御部は、ステップＳＢ４３へ進む。ステップＳ
Ｂ４３では、ポイント交換サーバ１４の制御部は、ポイ
ント・手数料決済処理を実行した後、一連の処理を終了
する。すなわち、ポイント交換サーバ１４の制御部は、
まず、記憶部の所定の記憶領域に記憶されている、すべ
ての会員について、あるＩＳＰ、ＥＣサイト、カード会
社、あるいは商店街と、他のＩＳＰ、ＥＣサイト、カー
ド会社、あるいは商店街との間で所定期間（例えば、１
ヶ月間）内に発生したポイント交換によるポイントの増
減を所定の交換レートで、同一の金融機関に開設された
預金口座に引落処理及び振込処理を行うことにより決済
する。次に、ポイント交換サーバ１４の制御部は、すべ
てのＩＳＰ、ＥＣサイト、カード会社及び商店街の預金
口座から、所定期間（例えば、１ヶ月間）内にポイント
交換サーバ１４が処理したポイント交換の手数料を引落
処理を行うことにより決済する。なお、ポイント交換サ
ーバ１４の制御部は、ポイント・手数料決済処理を実行
した後、ポイント及び手数料の決済結果を電子メールに
よりすべてのＩＳＰ会員管理サーバ１２、ＥＣサイト会
員管理サーバ１３、カード会社会員管理サーバ２１及び
商店街会員管理サーバ２２に通知するようにしても良
い。

【０１０５】次に、ＩＳＰ会員管理サーバ１２、ＥＣサ
イト会員管理サーバ１３、カード会社会員管理サーバ２
１及び商店街会員管理サーバ２２の動作について、図１
８に示すフローチャートを参照して説明する。図１８
と、図１２及び図１３とを比較して分かるように、この
例においては、ＩＳＰ会員管理サーバ１２、ＥＣサイト
会員管理サーバ１３、カード会社会員管理サーバ２１及
び商店街会員管理サーバ２２の制御部は、ステップＳＣ
２１〜ＳＣ２５の処理しか行わない。すなわち、ＩＳＰ
会員管理サーバ１２、ＥＣサイト会員管理サーバ１３、
カード会社会員管理サーバ２１及び商店街会員管理サー
バ２２の制御部は、ポイント決済処理や交換手数料支払
処理などの経済的な処理は行う必要がない。したがっ
て、ＩＳＰ、ＥＣサイト、カード会社及び商店街は、ポ
イント交換サービスについては、ポイント交換によるポ
イント更新のみを把握すれば良いので、管理・運営が簡
単になる。但し、商店街会員管理サーバ２２は、当該商
店街に加盟している商店に設置されている商店端末２３
から当該商店街が管理・運営するポイントサービスにユ
ーザ登録している各会員が商品やサービスを購入するご
とに更新されたポイントが通知され（ステップＳＣ２
１）、それに基づいてポイントを更新した（ステップＳ
Ｃ２２）後、更新された各会員のポイントをポイント交
換サーバ１４に通知する（ステップＳＣ２３）ことにな
る。

【０１０６】次に、商店端末２３の動作及び操作者であ
る店員の操作について、図１９に示すフローチャートを
参照して説明する。商店端末２３が設置されているチェ
ックアウト場に待機している店員は、ある顧客が複数の
商品が入った買い物カゴを持ち寄って精算を求めると、
まず、顧客に対し、これから行う精算処理により発生し
たポイントをポイントカードに蓄積するか否か尋ねる
（ステップＳＤ１）。顧客が上記ポイントをポイントカ
ードに蓄積する旨回答した場合には、店員は、ステップ
ＳＤ２へ進む。ステップＳＤ２では、店員は、顧客から
ポイントカードを受け取り、商店端末２３を構成するカ
ードリーダのスロットにポイントカードをスキャンさせ
る。これにより、商店端末２３の制御部は、カードリー
ダによって読み取られたポイントカードの磁気ストライ
プに記憶されている磁気情報を顧客の氏名やＩＤ等に関
する顧客データに変換する。その後、商店端末２３の制
御部は、上記顧客データと、記憶部に記憶されている当
該顧客の顧客データとを照合し、一致した場合には、そ
れを表示部に表示する。この後、店員及び商店端末２３
の制御部は、ステップＳＤ３へ進む。

【０１０７】ステップＳＤ３では、商店端末２３の制御
部及び店員は、精算・ポイント更新処理を行った後、ス
テップＳＤ４へ進む。すなわち、店員は、買い物カゴか
ら商品を１つ１つ取り出し、バーコードリーダの側面又
は上面を通過させる。これにより、商店端末２３の制御
部は、バーコードリーダによって読み取られたバーコー
ドを商品名や金額等に関するコードデータに順次変換し
た後、順次表示部に表示する。このバーコード読取によ
る商品登録処理をすべての商品について店員が行うと、
商店端末２３の制御部は、買上合計金額と、当該精算処
理によって発生したポイントを表示部に表示する。した
がって、顧客は、買上合計金額と同額、あるいはそれ以
上の金額の貨幣を店員に渡す。店員は、顧客より貨幣を
受け取ると、操作部を操作して受け取った貨幣の合計金
額を入力する。これにより、商店端末２３の制御部は、
入力された合計金額を預かり金額として表示部に表示す
るとともに、預かり金額から買上合計金額を減算して釣
銭を求めた後、表示部に表示し、かつ、レシートに印字
する。次に、商店端末２３の制御部は、当該ポイントサ
ービスの会員であるこの顧客が商品を購入した際に獲得
したポイントをこの顧客がそれまでに保有し、記憶部に
ＩＤに対応して記憶されている会員情報を構成するポイ
ントに加算して更新する。したがって、店員は、顧客に
釣銭及びレシートを渡すとともに、ポイントカードを返
却する。ステップＳＤ４では、商店端末２３の制御部
は、ポイント更新通知処理を実行した後、一連の処理を
終了する。すなわち、商店端末２３の制御部は、対応す
る商店街会員管理サーバ２２にアクセスし、上記精算・
ポイント更新処理により更新された当該会員の新たなポ
イントを通知する。

【０１０８】一方、ステップＳＤ１の処理において、顧
客が上記ポイントをポイントカードに蓄積しない旨回答
した場合には、店員は、ステップＳＤ５へ進む。ステッ
プＳＤ５では、店員は、通常の精算処理を実行した後、
ステップＳＤ６へ進む。すなわち、買い物カゴから商品
を１つ１つ取り出し、バーコードリーダの側面又は上面
を通過させる。これにより、商店端末２３の制御部は、
バーコードリーダによって読み取られたバーコードを商
品名や金額等に関するコードデータに順次変換した後、
順次表示部に表示する。このバーコード読取による商品
登録処理をすべての商品について店員が行うと、商店端
末２３の制御部は、買上合計金額と、当該精算処理によ
って発生したポイントを表示部に表示する。したがっ
て、顧客は、買上合計金額と同額、あるいはそれ以上の
金額の貨幣を店員に渡す。店員は、顧客より貨幣を受け
取ると、操作部を操作して受け取った貨幣の合計金額を
入力する。これにより、商店端末２３の制御部は、入力
された合計金額を預かり金額として表示部に表示すると
ともに、預かり金額から買上合計金額を減算して釣銭を
求めた後、表示部に表示し、かつ、レシートに印字す
る。したがって、店員は、顧客に釣銭及びレシートを渡
すともに、当該精算処理によって発生したポイントに換
わる割引券、シール、スタンプ、クーポンを顧客に手渡
した後、一連の処理を終了する。このステップＳＤ５及
びＳＤ６の処理は、顧客が当該商店街のポイントサービ
スに登録していない場合や、登録はしているがポイント
カードを忘れたために、ポイントカードを所持していな
い場合などを想定している。したがって、後日、この顧
客がポイントサービスに登録するなどしてポイントカー
ドと、上記割引券、シール、スタンプ、クーポンとを持
参して来店した際に、上記割引券、シール、スタンプ、
クーポンをポイントに変換するようにしても良い。逆
に、ポイントカードに蓄積されているポイントを上記割
引券、シール、スタンプ、クーポンに変換するようにし
ても良い。

【０１０９】このように、この例の構成によれば、ＩＳ
Ｐ会員管理サーバ１２、ＥＣサイト会員管理サーバ１
３、カード会社会員管理サーバ２１及び商店街会員管理
サーバ２２の制御部は、ポイント決済処理や交換手数料
支払処理などの経済的な処理は行う必要がない。したが
って、ＩＳＰ、ＥＣサイト、カード会社及び商店街は、
ポイント交換サービスについては、ポイント交換による
ポイント更新のみを把握すれば良いので、管理・運営が
簡単になる。また、この例の構成によれば、商店街等の
リアル取引におけるポイントサービスにおいて発生した
ポイントやクレジットカードを使用することによって発
生したポイントもポイント交換の対象となるので、規模
の小さい商店街や小売店、あるいはポイントサービスで
会員に提供する品物やサービスが豊富でないＩＳＰやＥ
Ｃサイト、カード会社、あるいは商店街であっても、ポ
イントサービスを容易に提供することができ、集客効果
も向上する。一方、顧客としても、リアル取引の際には
ポイントカードを持参すれば良く、またポイントカード
を忘れた場合でもそれに換わる割引券、シール、スタン
プ、クーポンが臨時に発行されるので、安心してかつ簡
単に割引等の特典を受けられる。さらに、上記割引券や
クレジットカードのポイント等に有効期間（例えば、１
年、２年）が定められている場合であっても、有効期間
経過前に他のポイントに交換することができるので、そ
のポイントを有効に使用することができる。

【０１１０】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
の各実施例においては、ポイント交換サーバ４又は１４
を管理・運営しているポイント交換業者「p-changers」
社は、ポイント交換だけを行う例を示したが、これに限
定されず、独自にポイントの点数に応じて商品又はサー
ビスを提供するように構成しても良い。このように構成
すれば、ポイントに応じて提供すべき商品及びサービス
を用意していなかったり、それらの種類が少ないＩＳ
Ｐ、ＥＣサイト、カード会社、商店街等はポイントサー
ビスの管理・運営が簡単になる。また、会員にとって
も、受領する商品やサービスの種類が増え、選択の幅が
広がる。また、上述の各実施例においては、ユーザ端末
１及び１１は、コンピュータ等の情報処理装置である例
を示したが、これに限定されない。例えば、ユーザ端末
１及び１１は、携帯電話、ＰＨＳ（Personal Handy-pho
ne System）や、これらと接続可能な又はこれらの機能
をも有した、ノート型、パーム型、ポケット型等のコン
ピュータ、あるいは携帯情報端末（ＰＤＡ：Personal D
igital Assistants）などでも良い。この場合、ネット
ワーク５及び１１は、インターネットの他、移動通信網
と、ゲートウェイと、固定通信網とから構成されること
になる。また、上述の第３の実施例においては、商店端
末２３はネットワーク１５を介して対応する商店街会員
管理サーバ２２に接続する例を示したが、これに限定さ
れない。例えば、各商店内にイントラネットを設置する
とともに、そのイントラネットに複数台の商店端末２３
が接続され、当該イントラネットを管理するサーバがネ
ットワーク１５又はケーブルを介して対応する商店街会
員管理サーバ２２に接続するように構成しても良い。

【０１１１】また、上述の第３の実施例においては、各
商店は商店街に加盟している例を示したが、これに限定
されず、個々の商店が直接ポイント交換サーバ１４を管
理・運営しているポイント交換業者「p-changers」社と
契約するように構成しても良い。この場合、当該商店の
商店端末２３は、商店街会員管理サーバ２２が有する機
能をも有することになる。さらに、当該商店に商店端末
２３が複数台設置されている場合には、上記イントラネ
ットを構成し、サーバがネットワーク１５を介してポイ
ント交換サーバ４１に接続するように構成する。また、
上述の第３の実施例においては、ポイントカードとクレ
ジットカードとは別個の機能を有している例を示した
が、これに限定されず、両方の機能を有するカードをカ
ード会社、商店街、あるいは個々の商店が発行するよう
に構成しても良い。また、上述の第３の実施例において
は、ポイントカードは、会員の氏名等の情報が磁気スト
ライプに記憶されているタイプである例を示したが、こ
れに限定されず、バーコードが当該会員を識別する番号
等に対応しているタイプである場合でも良い。この場合
には、カードリーダは不要であり、店員はバーコードリ
ーダにポイントカードのバーコードを読み取らせること
になる。また、上述の第３の実施例においては、商店に
おいて精算・ポイント更新処理を行う際（図１９のステ
ップＳＤ３参照）、精算により発生したポイントを蓄積
だけする例を示したが、これに限定されない。例えば、
顧客が希望すれば、清算前に、この顧客がそれまでに保
有し、商店端末２３の記憶部にＩＤに対応して記憶され
ている会員情報を構成するポイントに基づいて割引のサ
ービスを受けられるようにしても良い。その場合、店員
がポイントによる割引を指示するためのキーを操作する
と、商店端末２３の制御部は、上記買上合計金額からこ
の顧客が指定したポイントに対応した金額を減算し、減
算結果を顧客に支払を要求する金額として制御部に表示
する。そこで、店員は、表示部に表示された金額を顧客
に告げる。この後は、上記したように、店員と顧客との
間で金銭のやりとりが行われる。また、上述の各実施例
は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、
互いの技術を流用することができる。

【０１１２】

【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、企業や企業グループ、あるいは事業者は、その
規模にかかわらず、容易かつ少ないリスク及び低コスト
でポイントサービスを導入及び維持管理することができ
る。一方、顧客は、無駄なくかつ簡単に、獲得したポイ
ントで所望の商品やサービス、あるいは割引等の特典を
得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の第１の実施例であるポイント交換シ
ステムの構成を示すブロック図である。

【図２】同システムを構成するユーザ端末１_１〜１_ｎの
動作の一例を説明するためのフローチャートである。

【図３】同システムを構成するポイント交換サーバ４の
動作の一例を説明するためのフローチャートである。

【図４】同システムを構成するポイント交換サーバ４の
動作の一例を説明するためのフローチャートである。

【図５】同システムを構成するＩＳＰ会員管理サーバ２
_１〜２_ｍ及びＥＣサイト会員管理サーバ３_１〜３_ｋの動
作の一例を説明するためのフローチャートである。

【図６】同システムを構成するＩＳＰ会員管理サーバ２
_１〜２_ｍ及びＥＣサイト会員管理サーバ３_１〜３_ｋの動
作の一例を説明するためのフローチャートである。

【図７】この発明の第２の実施例であるポイント交換シ
ステムの構成を示すブロック図である。

【図８】ポイントテーブルの構成の一例を示す図であ
り、（１）はポイント交換前のポイントテーブル、
（２）はポイント交換後のポイントテーブルである。

【図９】同システムを構成するユーザ端末１１_１〜１１
_ｎの動作の一例を説明するためのフローチャートであ
る。

【図１０】同システムを構成するポイント交換サーバ１
４の動作の一例を説明するためのフローチャートであ
る。

【図１１】同システムを構成するポイント交換サーバ１
４の動作の一例を説明するためのフローチャートであ
る。

【図１２】同システムを構成するＩＳＰ会員管理サーバ
１２_１〜１２_ｍ及びＥＣサイト会員管理サーバ１３_１〜
１３_ｋの動作の一例を説明するためのフローチャートで
ある。

【図１３】同システムを構成するＩＳＰ会員管理サーバ
１２_１〜１２_ｍ及びＥＣサイト会員管理サーバ１３_１〜
１３_ｋの動作の一例を説明するためのフローチャートで
ある。

【図１４】ポイント交換サーバ１４からユーザ端末１１
へ送信される電子メールの一例を示す図である。

【図１５】この発明の第３の実施例であるポイント交換
システムの構成を示すブロック図である。

【図１６】同システムを構成するポイント交換サーバ１
４の動作の一例を説明するためのフローチャートであ
る。

【図１７】同システムを構成するポイント交換サーバ１
４の動作の一例を説明するためのフローチャートであ
る。

【図１８】同システムを構成するＩＳＰ会員管理サーバ
１２_１〜１２_ｍ、ＥＣサイト会員管理サーバ１３_１〜１
３_ｋ、カード会社会員管理サーバ２１_１〜２１_ｍ及び商
店街会員管理サーバ２２_１〜２２_ｋの動作の一例を説明
するためのフローチャートである。

【図１９】同システムを構成する商店端末２３_１〜２３
_ｐの動作の一例を説明するためのフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１_１〜１_ｎ，１１_１〜１１_ｎユーザ端末２_１〜２_ｍ，１２_１〜１２_ｍＩＳＰ会員管理サーバ
（第１のサーバ）３_１〜３_ｋ，１３_１〜１３_ｋＥＣサイト会員管理サー
バ（第１のサーバ）４，１４ポイント交換サーバ（第２のサーバ）５，１５ネットワーク２１_１〜２１_ｉカード会社会員管理サーバ（第１のサ
ーバ）２２_１〜２２_ｊ商店街会員管理サーバ（第１のサー
バ）２３_１〜２３_ｐ商店端末（第１のサーバ）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０６Ｆ 17/60 ＺＥＣＧ０６Ｆ 17/60 ＺＥＣ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数のユーザ端末と、インターネット・
サービス・プロバイダ、電子商取引サイト、クレジット
カード会社、商店街、あるいは商店からなる少なくとも
２つの企業又は団体ごとに設けられ、会員がある企業又
は団体において商品やサービスを購入した際に当該企業
又は団体から発行されるポイントを含む会員情報を管理
する複数の第１のサーバと、会員がある企業又は団体か
ら発行された前記ポイントを他の企業又は団体の前記ポ
イントに交換するポイント交換サービスを行う第２のサ
ーバとがネットワークを介して接続され、前記各ユーザ端末は、前記第２のサーバにアクセスし、
当該ユーザ端末の操作者が現有するある企業又は団体の
ポイントの一部又は全部の、他の企業又は団体のポイン
トへのポイント交換を依頼するポイント交換依頼処理を
実行し、前記第２のサーバは、各会員からのポイント交換の依頼
ごとにポイント交換の対象となった２つの企業又は団体
の前記第１のサーバにアクセスし、ポイントが減少する
企業又は団体の前記第１のサーバに対しては減少後のポ
イントを、ポイントが増加する企業又は団体の前記第１
のサーバに対しては増加後のポイントを通知するポイン
ト交換通知処理を実行し、前記第１のサーバは、各会員のポイント交換ごとに前記
第２のサーバからアクセスされ、前記会員情報を構成す
るポイントを通知された増減後のポイントに更新するポ
イント更新処理と、前記各会員のポイント交換ごとに当
該ポイント交換の相手方の前記第１のサーバにアクセス
し、当該ポイント交換によるポイントの増減を所定の交
換レートで決済するポイント決済処理とを実行すること
を特徴とするポイント交換方法。
【請求項２】前記第２のサーバは、前記ポイント交換
通知処理の前に、前記ポイント交換の対象となった２つ
の企業又は団体の前記第１のサーバにアクセスし、前記
操作者が前記２つの企業又は団体の正当な会員であるか
否かを確認するユーザ確認処理を実行し、前記第１のサ
ーバは、前記第２のサーバからユーザ確認のためにアク
セスされた際に、前記操作者が当該企業又は団体の正当
な会員であるか否かを確認し、その確認結果を前記第２
のサーバに回答するユーザ確認回答処理を実行すること
を特徴とする請求項１記載のポイント交換方法。
【請求項３】前記第１のサーバは、前記ポイント決済
処理後に前記第２のサーバにアクセスし、前記ポイント
交換の手数料を支払う交換手数料支払処理を実行するこ
とを特徴とする請求項１又は２記載のポイント交換方
法。
【請求項４】前記第２のサーバは、前記ポイント交換
の手数料を所定時期に支払わない前記企業又は団体があ
る場合に、対応する第１のサーバにアクセスし、ポイン
ト交換の手数料の支払を催促する交換手数料支払催促処
理を実行することを特徴とする請求項３記載のポイント
交換方法。
【請求項５】前記ユーザ端末は、前記第２のサーバに
アクセスし、前記操作者が会員として登録し、かつ、前
記ポイント交換サービスに加盟しているすべての企業又
は団体において前記操作者が現有している各ポイントを
照会するポイント照会処理を実行し、前記第２のサーバ
は、前記照会に応じて、前記操作者が登録しているすべ
ての企業又は団体で現有するポイントについて、前記す
べての企業又は団体の前記第１のサーバに順次アクセス
して照会することにより得て前記ユーザ端末に回答する
ポイント回答処理を実行し、前記第１のサーバは、前記
第２のサーバからの照会に応じて、前記操作者が現有す
るポイントを前記第２のサーバに回答するポイント回答
処理を実行することを特徴とする請求項１乃至４のいず
れか１に記載のポイント交換方法。
【請求項６】前記第１のサーバは、前記会員ごとに前
記第１の会員情報を構成するポイントを内部で獲得又は
消費したポイントと加減演算して更新する内部ポイント
更新処理を実行することを特徴とする請求項１乃至５の
いずれか１に記載のポイント交換方法。
【請求項７】複数のユーザ端末と、インターネット・
サービス・プロバイダ、電子商取引サイト、クレジット
カード会社、商店街、あるいは商店からなる少なくとも
２つの企業又は団体ごとに設けられ、会員がある企業又
は団体において商品やサービスを購入した際に当該企業
又は団体から発行されるポイントを含む第１の会員情報
を管理する複数の第１のサーバと、会員がある企業又は
団体から発行された前記ポイントを他の企業又は団体の
ポイントに交換するポイント交換サービスを希望する会
員の第２の会員情報を管理する第２のサーバとがネット
ワークを介して接続され、前記各ユーザ端末は、前記第２のサーバにアクセスし、
当該ユーザ端末の操作者が現有するある企業又は団体の
ポイントの一部又は全部の、他の企業又は団体のポイン
トへのポイント交換を依頼するポイント交換依頼処理を
実行し、前記第２のサーバは、各会員からのポイント交換の依頼
ごとにポイント交換の対象となった２つの企業又は団体
の前記第１のサーバにアクセスし、前記第２の会員情報
に基づいて、ポイントが減少する企業又は団体の前記第
１のサーバに対しては減少後のポイントを、ポイントが
増加する企業又は団体の前記第１のサーバに対しては増
加後のポイントを通知するポイント交換通知処理と、前
記依頼に基づいて前記ポイント交換を行うポイント交換
処理とを実行し、前記第１のサーバは、各会員のポイント交換ごとに前記
第２のサーバからアクセスされ、前記第１の会員情報を
構成するポイントを前記ポイント交換によって増減した
ポイントに更新するポイント更新処理と、他の第１のサ
ーバにアクセスし、自己と相手方との間で所定期間内に
発生したポイント交換によるポイントの増減を所定の交
換レートで決済するポイント決済処理とを実行すること
を特徴とするポイント交換方法。
【請求項８】前記第２のサーバは、前記ポイント交換
処理後に前記ポイント交換の対象となった２つの企業又
は団体の前記第１のサーバにアクセスし、会員から依頼
のあったポイント交換が完了した旨を通知するポイント
交換完了通知処理を実行し、前記第１のサーバは、前記
通知に基づいて、前記ポイント決済処理を実行すること
を特徴とする請求項７記載のポイント交換方法。
【請求項９】前記第１のサーバは、定期的に、前記第
２のサーバにアクセスし、所定期間内に前記第２のサー
バによって処理されたポイント交換の手数料を支払う交
換手数料支払処理を実行することを特徴とする請求項７
又は８記載のポイント交換方法。
【請求項１０】前記第２のサーバは、所定期間内に処
理したポイント交換の手数料を所定時期に支払わない前
記企業又は団体がある場合に、対応する第１のサーバに
アクセスし、ポイント交換の手数料の支払を催促する交
換手数料支払催促処理を実行することを特徴とする請求
項９記載のポイント交換方法。
【請求項１１】複数のユーザ端末と、インターネット
・サービス・プロバイダ、電子商取引サイト、クレジッ
トカード会社、商店街、あるいは商店からなる少なくと
も２つの企業又は団体ごとに設けられ、会員がある企業
又は団体において商品やサービスを購入した際に当該企
業又は団体から発行されるポイントを含む第１の会員情
報を管理する複数の第１のサーバと、会員がある企業又
は団体から発行された前記ポイントを他の企業又は団体
のポイントに交換するポイント交換サービスを希望する
会員の第２の会員情報を管理する第２のサーバとがネッ
トワークを介して接続され、前記各ユーザ端末は、前記第２のサーバにアクセスし、
当該ユーザ端末の操作者が現有するある企業又は団体の
ポイントの一部又は全部の、他の企業又は団体のポイン
トへのポイント交換を依頼するポイント交換依頼処理を
実行し、前記第２のサーバは、各会員からのポイント交換の依頼
ごとにポイント交換の対象となった２つの企業又は団体
の前記第１のサーバにアクセスし、前記第２の会員情報
に基づいて、ポイントが減少する企業又は団体の前記第
１のサーバに対しては減少後のポイントを、ポイントが
増加する企業又は団体の前記第１のサーバに対しては増
加後のポイントを通知するポイント交換通知処理と、前
記依頼に基づいて前記ポイント交換を行うとともに、今
回ポイント交換の対象となった２つの企業又は団体、ポ
イント数、ポイント交換の日時、ポイントを交換するた
めの交換レートからなるポイント交換データを記憶部の
所定の記憶領域に記憶するポイント交換処理と、すべて
の会員に関する前記ポイント交換データに基づいて、す
べての企業又は団体の間で所定期間内に発生したポイン
ト交換によるポイントの増減を前記交換レートで決済す
るポイント決済処理を実行し、前記第１のサーバは、各会員のポイント交換ごとに前記
第２のサーバからアクセスされ、前記第１の会員情報を
構成するポイントを前記ポイント交換によって増減した
ポイントに更新するポイント更新処理を実行することを
特徴とするポイント交換方法。
【請求項１２】前記第２のサーバは、すべての企業又
は団体について、所定期間内に処理したポイント交換の
手数料を決済する手数料決済処理を実行することを特徴
とする請求項１１記載のポイント交換方法。
【請求項１３】前記第２のサーバは、すべての企業又
は団体について同一の金融機関に開設された預金口座に
対して引落処理又は振込処理を行うことにより前記ポイ
ント決済処理及び前記手数料決済処理を実行することを
特徴とする請求項１１又は１２記載のポイント交換方
法。
【請求項１４】前記ユーザ端末は、前記第２のサーバ
にアクセスし、前記操作者が会員として登録し、かつ、
前記ポイント交換サービスに加盟しているすべての企業
又は団体において前記操作者が現有している各ポイント
を照会するポイント照会処理を実行し、前記第２のサー
バは、前記照会に応じて、前記操作者が登録しているす
べての企業又は団体で現有するポイントを回答するポイ
ント回答処理を実行することを特徴とする請求項７乃至
１３のいずれか１に記載のポイント交換方法。
【請求項１５】前記第２のサーバは、定期的に、すべ
ての会員が登録しているすべての企業又は団体で現有す
るポイントを通知するポイント通知処理を実行すること
を特徴とする請求項７乃至１４のいずれか１に記載のポ
イント交換方法。
【請求項１６】前記第１のサーバは、前記会員ごとに
前記第１の会員情報を構成するポイントを内部で獲得又
は消費したポイントと加減演算して更新する内部ポイン
ト更新処理と、前記第２のサーバにアクセスし、前記内
部ポイント更新処理により更新された当該会員の新たな
ポイントを通知する内部ポイント更新通知処理を実行
し、前記第２のサーバは、前記各第１のサーバから前記
内部ポイント更新通知処理時にアクセスされ、前記各会
員ごとのポイントを前記各会員の前記内部ポイント更新
処理によって更新されたポイントに書き替えるポイント
更新処理を実行することを特徴とする請求項７乃至１５
のいずれか１に記載のポイント交換方法。
【請求項１７】前記商店街を構成する各商店に設けら
れた商店端末がネットワーク又はケーブルを介して前記
商店街に設置された前記第１のサーバに接続され、前記商店端末は、前記商店における商品の販売に関する
データを管理するとともに、前記会員が前記商品の購入
により獲得したり、当該商店街独自のポイントサービス
で割引、商品、あるいはサービスの受領により消費した
りしたポイントを更新する精算・ポイント更新処理と、
前記商店街に設置された前記第１のサーバにアクセス
し、前記精算・ポイント更新処理により更新された当該
会員の新たなポイントを通知するポイント更新通知処理
とを実行することを特徴とする請求項１乃至１６のいず
れか１に記載のポイント交換方法。
【請求項１８】複数のユーザ端末と、インターネット
・サービス・プロバイダ、電子商取引サイト、クレジッ
トカード会社、商店街、あるいは商店からなる少なくと
も２つの企業又は団体ごとに設けられ、会員がある企業
又は団体において商品やサービスを購入した際に当該企
業又は団体から発行されるポイントを含む会員情報を管
理する複数の第１のサーバと、会員がある企業又は団体
から発行された前記ポイントを他の企業又は団体の前記
ポイントに交換するポイント交換サービスを行う第２の
サーバとがネットワークを介して接続されて構成された
ポイント交換システムであって、前記各ユーザ端末は、前記第２のサーバにアクセスし、
当該ユーザ端末の操作者が現有するある企業又は団体の
ポイントの一部又は全部の、他の企業又は団体のポイン
トへのポイント交換を依頼するポイント交換依頼処理を
実行し、前記第２のサーバは、各会員からのポイント交換の依頼
ごとにポイント交換の対象となった２つの企業又は団体
の前記第１のサーバにアクセスし、ポイントが減少する
企業又は団体の前記第１のサーバに対しては減少後のポ
イントを、ポイントが増加する企業又は団体の前記第１
のサーバに対しては増加後のポイントを通知するポイン
ト交換通知処理を実行し、前記第１のサーバは、各会員のポイント交換ごとに前記
第２のサーバからアクセスされ、前記会員情報を構成す
るポイントを通知された増減後のポイントに更新するポ
イント更新処理と、前記各会員のポイント交換ごとに当
該ポイント交換の相手方の前記第１のサーバにアクセス
し、当該ポイント交換によるポイントの増減を所定の交
換レートで決済するポイント決済処理とを実行すること
を特徴とするポイント交換システム。
【請求項１９】前記第２のサーバは、前記ポイント交
換通知処理の前に、前記ポイント交換の対象となった２
つの企業又は団体の前記第１のサーバにアクセスし、前
記操作者が前記２つの企業又は団体の正当な会員である
か否かを確認するユーザ確認処理を実行し、前記第１の
サーバは、前記第２のサーバからユーザ確認のためにア
クセスされた際に、前記操作者が当該企業又は団体の正
当な会員であるか否かを確認し、その確認結果を前記第
２のサーバに回答するユーザ確認回答処理を実行するこ
とを特徴とする請求項１８記載のポイント交換システ
ム。
【請求項２０】前記第１のサーバは、前記ポイント決
済処理後に前記第２のサーバにアクセスし、前記ポイン
ト交換の手数料を支払う交換手数料支払処理を実行する
ことを特徴とする請求項１８又は１９記載のポイント交
換システム。
【請求項２１】前記第２のサーバは、前記ポイント交
換の手数料を所定時期に支払わない前記企業又は団体が
ある場合に、対応する第１のサーバにアクセスし、ポイ
ント交換の手数料の支払を催促する交換手数料支払催促
処理を実行することを特徴とする請求項２０記載のポイ
ント交換システム。
【請求項２２】前記ユーザ端末は、前記第２のサーバ
にアクセスし、前記操作者が会員として登録し、かつ、
前記ポイント交換サービスに加盟しているすべての企業
又は団体において前記操作者が現有している各ポイント
を照会するポイント照会処理を実行し、前記第２のサー
バは、前記照会に応じて、前記操作者が登録しているす
べての企業又は団体で現有するポイントについて、前記
すべての企業又は団体の前記第１のサーバに順次アクセ
スして照会することにより得て前記ユーザ端末に回答す
るポイント回答処理を実行し、前記第１のサーバは、前
記第２のサーバからの照会に応じて、前記操作者が現有
するポイントを前記第２のサーバに回答するポイント回
答処理を実行することを特徴とする請求項１８乃至２１
のいずれか１に記載のポイント交換システム。
【請求項２３】前記第１のサーバは、前記会員ごとに
前記第１の会員情報を構成するポイントを内部で獲得又
は消費したポイントと加減演算して更新する内部ポイン
ト更新処理を実行することを特徴とする請求項１８乃至
２２のいずれか１に記載のポイント交換システム。
【請求項２４】複数のユーザ端末と、インターネット
・サービス・プロバイダ、電子商取引サイト、クレジッ
トカード会社、商店街、あるいは商店からなる少なくと
も２つの企業又は団体ごとに設けられ、会員がある企業
又は団体において商品やサービスを購入した際に当該企
業又は団体から発行されるポイントを含む第１の会員情
報を管理する複数の第１のサーバと、会員がある企業又
は団体から発行された前記ポイントを他の企業又は団体
のポイントに交換するポイント交換サービスを希望する
会員の第２の会員情報を管理する第２のサーバとがネッ
トワークを介して接続されて構成されたポイント交換シ
ステムであって、前記各ユーザ端末は、前記第２のサーバにアクセスし、
当該ユーザ端末の操作者が現有するある企業又は団体の
ポイントの一部又は全部の、他の企業又は団体のポイン
トへのポイント交換を依頼するポイント交換依頼処理を
実行し、前記第２のサーバは、各会員からのポイント交換の依頼
ごとにポイント交換の対象となった２つの企業又は団体
の前記第１のサーバにアクセスし、前記第２の会員情報
に基づいて、ポイントが減少する企業又は団体の前記第
１のサーバに対しては減少後のポイントを、ポイントが
増加する企業又は団体の前記第１のサーバに対しては増
加後のポイントを通知するポイント交換通知処理と、前
記依頼に基づいて前記ポイント交換を行うポイント交換
処理とを実行し、前記第１のサーバは、各会員のポイント交換ごとに前記
第２のサーバからアクセスされ、前記第１の会員情報を
構成するポイントを前記ポイント交換によって増減した
ポイントに更新するポイント更新処理と、他の第１のサ
ーバにアクセスし、自己と相手方との間で所定期間内に
発生したポイント交換によるポイントの増減を所定の交
換レートで決済するポイント決済処理とを実行すること
を特徴とするポイント交換システム。
【請求項２５】前記第２のサーバは、前記ポイント交
換処理後に前記ポイント交換の対象となった２つの企業
又は団体の前記第１のサーバにアクセスし、会員から依
頼のあったポイント交換が完了した旨を通知するポイン
ト交換完了通知処理を実行し、前記第１のサーバは、前
記通知に基づいて、前記ポイント決済処理を実行するこ
とを特徴とする請求項２４記載のポイント交換システ
ム。
【請求項２６】前記第１のサーバは、定期的に、前記
第２のサーバにアクセスし、所定期間内に前記第２のサ
ーバによって処理されたポイント交換の手数料を支払う
交換手数料支払処理を実行することを特徴とする請求項
２４又は２５記載のポイント交換システム。
【請求項２７】前記第２のサーバは、所定期間内に処
理したポイント交換の手数料を所定時期に支払わない前
記企業又は団体がある場合に、対応する第１のサーバに
アクセスし、ポイント交換の手数料の支払を催促する交
換手数料支払催促処理を実行することを特徴とする請求
項２６記載のポイント交換システム。
【請求項２８】複数のユーザ端末と、インターネット
・サービス・プロバイダ、電子商取引サイト、クレジッ
トカード会社、商店街、あるいは商店からなる少なくと
も２つの企業又は団体ごとに設けられ、会員がある企業
又は団体において商品やサービスを購入した際に当該企
業又は団体から発行されるポイントを含む第１の会員情
報を管理する複数の第１のサーバと、会員がある企業又
は団体から発行された前記ポイントを他の企業又は団体
のポイントに交換するポイント交換サービスを希望する
会員の第２の会員情報を管理する第２のサーバとがネッ
トワークを介して接続されて構成されたポイント交換シ
ステムであって、前記各ユーザ端末は、前記第２のサーバにアクセスし、
当該ユーザ端末の操作者が現有するある企業又は団体の
ポイントの一部又は全部の、他の企業又は団体のポイン
トへのポイント交換を依頼するポイント交換依頼処理を
実行し、前記第２のサーバは、各会員からのポイント交換の依頼
ごとにポイント交換の対象となった２つの企業又は団体
の前記第１のサーバにアクセスし、前記第２の会員情報
に基づいて、ポイントが減少する企業又は団体の前記第
１のサーバに対しては減少後のポイントを、ポイントが
増加する企業又は団体の前記第１のサーバに対しては増
加後のポイントを通知するポイント交換通知処理と、前
記依頼に基づいて前記ポイント交換を行うとともに、今
回ポイント交換の対象となった２つの企業又は団体、ポ
イント数、ポイント交換の日時、ポイントを交換するた
めの交換レートからなるポイント交換データを記憶部の
所定の記憶領域に記憶するポイント交換処理と、すべて
の会員に関する前記ポイント交換データに基づいて、す
べての企業又は団体の間で所定期間内に発生したポイン
ト交換によるポイントの増減を前記交換レートで決済す
るポイント決済処理を実行し、前記第１のサーバは、各会員のポイント交換ごとに前記
第２のサーバからアクセスされ、前記第１の会員情報を
構成するポイントを前記ポイント交換によって増減した
ポイントに更新するポイント更新処理を実行することを
特徴とするポイント交換システム。
【請求項２９】前記第２のサーバは、すべての企業又
は団体について、所定期間内に処理したポイント交換の
手数料を決済する手数料決済処理を実行することを特徴
とする請求項２８記載のポイント交換システム。
【請求項３０】前記第２のサーバは、すべての企業又
は団体について同一の金融機関に開設された預金口座に
対して引落処理又は振込処理を行うことにより前記ポイ
ント決済処理及び前記手数料決済処理を実行することを
特徴とする請求項２８又は２９記載のポイント交換シス
テム。
【請求項３１】前記ユーザ端末は、前記第２のサーバ
にアクセスし、前記操作者が会員として登録し、かつ、
前記ポイント交換サービスに加盟しているすべての企業
又は団体において前記操作者が現有している各ポイント
を照会するポイント照会処理を実行し、前記第２のサー
バは、前記照会に応じて、前記操作者が登録しているす
べての企業又は団体で現有するポイントを回答するポイ
ント回答処理を実行することを特徴とする請求項２４乃
至３０のいずれか１に記載のポイント交換システム。
【請求項３２】前記第２のサーバは、定期的に、すべ
ての会員が登録しているすべての企業又は団体で現有す
るポイントを通知するポイント通知処理を実行すること
を特徴とする請求項２４乃至３１のいずれか１に記載の
ポイント交換システム。
【請求項３３】前記第１のサーバは、前記会員ごとに
前記第１の会員情報を構成するポイントを内部で獲得又
は消費したポイントと加減演算して更新する内部ポイン
ト更新処理と、前記第２のサーバにアクセスし、前記内
部ポイント更新処理により更新された当該会員の新たな
ポイントを通知する内部ポイント更新通知処理を実行
し、前記第２のサーバは、前記各第１のサーバから前記
内部ポイント更新通知処理時にアクセスされ、前記各会
員ごとのポイントを前記各会員の前記内部ポイント更新
処理によって更新されたポイントに書き替えるポイント
更新処理を実行することを特徴とする請求項２４乃至３
２のいずれか１に記載のポイント交換システム。
【請求項３４】前記商店街を構成する各商店に設けら
れた商店端末がネットワーク又はケーブルを介して前記
商店街に設置された前記第１のサーバに接続され、前記商店端末は、前記商店における商品の販売に関する
データを管理するとともに、前記会員が前記商品の購入
により獲得したり、当該商店街独自のポイントサービス
で割引、商品、あるいはサービスの受領により消費した
りしたポイントを更新する精算・ポイント更新処理と、
前記商店街に設置された前記第１のサーバにアクセス
し、前記精算・ポイント更新処理により更新された当該
会員の新たなポイントを通知するポイント更新通知処理
とを実行することを特徴とする請求項１８乃至３３のい
ずれか１に記載のポイント交換システム。
【請求項３５】コンピュータに請求項１乃至３４のい
ずれか１に記載の機能を実現させるためのポイント交換
プログラム。