JP2020087102A - プログラム及び生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の対価を支払った場合にトークンを入手できる権利を付与することが可能な技術を提供すること。
【解決手段】分散コンピューティングネットワークに参加するコンピュータに、第1トークンを第2トークンに交換するために必要なコインの数量を算出するための交換レートを取得する取得ステップと、第1アドレスから第2アドレスに数量Nの第1トークンが送信されたことと、第1アドレスから第2アドレスに数量Mのコインが送信されたこととの送信確認を行う確認ステップと、送信確認が行われた場合に、交換レートと、コインの数量Mと、第1トークンの数量Nとに基づいて、第1アドレスに送信可能な第2トークンの数量を算出し、算出した数量の第2トークンを第1アドレスに送信する送信ステップと、を実行させるためのプログラムを提供する。
【選択図】図10

Description

本発明は、プログラム及び生成装置に関する。
現在、資金調達手段の1つであるICO(Initial coin offering)が広く行われている(例えば非特許文献1参照)。ICOでは、ICO実施者(資金調達者)が、独自のトークン(仮想通貨)を発行し、法定通貨や他の仮想通貨と引き換えに当該独自のトークンを投資家等に配布することで資金調達を行う手段である。
"Initial coin offering",[online],[平成30 年11 月28 日検索],インターネット<URL:https://en.wikipedia.org/wiki/Initial_coin_offering>
ICOに参加する投資家は、ICO時の公募価格を上回る価格でトークンを売却することで得られるキャピタルゲインを狙って投資を行うことが一般的である。しかしながら、ICOでは、ICO実施者等が、発行したトークンの一部を無料で取得していることが多い。そのため、ICOにより販売されたトークンは、取引所への上場後、トークンを無料で取得した者が公募価格未満の価格で売却することにより価格が下落することが多いという問題がある。
従って、トークンの価格が下落することを抑制するためには、ICO実施者等であっても、トークンを取得する場合には所定の対価の支払いを必要とする仕組みが必要になると考えられる。なお、同様の問題は、ICOにより発行されたトークンに限定されず、市場で取引が行われるトークンであれば、どのようなトークンに対しても生じ得る。
そこで、本発明は、所定の対価を支払った場合にトークンを入手できる権利を付与することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るプログラムは、分散コンピューティングネットワークに参加するコンピュータに、第1トークンを第2トークンに交換するために必要なコインの数量を算出するための交換レートを記憶する記憶ステップと、第1アドレスから第2アドレスに数量Nの第1トークンが送信されたことと、第1アドレスから第2アドレスに数量Mのコインが送信されたこととの送信確認を行う確認ステップと、送信確認が行われた場合に、交換レートと、コインの数量Mと、第1トークンの数量Nとに基づいて、第1アドレスに送信可能な第2トークンの数量を算出し、算出した数量の第2トークンを第1アドレスに送信する送信ステップと、を実行させる。
本発明によれば、所定の対価を支払った場合にトークンを入手できる権利を付与することが可能な技術を提供することができる。
従来のICO及び本実施形態に係るICOの仕組みを説明するための図である。 本実施形態に係るICOシステムのシステム構成例を示す図である。 本実施形態に係るICOが実行される際の手順の一例を説明するためのフローチャートである。 端末及びICO管理サーバのハードウェア構成例を示す図である。 端末の機能ブロック構成例を示す図である。 ICO管理サーバの機能ブロック構成例を示す図である。 交換コントラクトの構成例を示す図である。 ICOシステムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。 ICOシステムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。 ICOシステムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
<ICO概要>
図1は、従来のICO及び本実施形態に係るICOの仕組みを説明するための図である。図1の上段は、従来から行われているICOの仕組みを示す。例えば、企業ABCが、資金調達を目的として150,000,000枚のトークンを発行したとする。一般的なICOでは、ICO実施者は、発行したトークンのうち一部(ここでは30,000,000枚とする)を予め保有しておき、残りのトークン(ここでは120,000,000枚とする)を、公募価格で投資家向けに販売する。この販売行為はICOと呼ばれ、ICO実施者は、トークンの対価(例:所定の仮想通貨等)を投資家から得ることで、資金調達を行う。
なお、ICO実施者とは、ICOを通じて資金調達を希望する者又は企業であり、例えば、CEO等のボードメンバーや、ICOの協力者等が含まれる。また、投資家は、ICOにより発行されたトークンを購入する者である。
このとき、株式におけるIPO(Initial Public Offering)とは異なり、トークンを購入した投資家に対して、早期購入特典としてトークンが多めに配布されることが多い。例えば、公募価格を、1通貨あたり100トークンだと仮定すると、第1期で購入した投資家に対しては、1通貨あたり150枚のトークンが付与(50枚が早期購入特典に相当)され、第2期で購入した投資家に対しては、1通貨あたり130枚のトークンが付与(30枚が早期購入特典に相当)され、第3期で購入した投資家に対しては、1通貨あたり100枚のトークンが付与(早期購入特典は無し)されるといったように、早期にトークンを購入するほど多くのトークンが配布される。
ICOが終了し、その後取引所にトークンが上場されると、購入希望者と売却希望者との間でトークンの相対取引が開始される。このとき、ICOにてトークンを公募価格で購入した投資家は、キャピタルゲインを狙うために、売却価格を公募価格以上に設定することが通常である。しかしながら、ICOで発行されたトークンの場合、無料でトークンを取得したICO実施者が、公募価格未満の価格でトークンを売却してしまうことが多い。そのため、ICOにより発行されたトークンは、上場されるとすぐに公募価格未満に下落してしまうという問題が生じている。
続いて、図1の下段は、本実施形態に係るICOの仕組みを示している。本実施形態に係るICOでは、発行するトークンとは別に、所定の行使条件を満たす場合に当該トークンと交換することが可能なトークン(以下、「交換用トークン」と言う。)を発行し、従来のICOでは無料でトークンを取得していたICO実施者等に配布する。
具体的には、図1下段に示すように、トークンを150,000,000枚発行すると共に、交換用トークンを50,000,000枚発行し、そのうちICO実施者には、トークンに代えて交換用トークン30,000,000枚を配布する。
ICOが開始されると、トークンのうち、交換用トークンと交換するために確保すべき50,000,000枚のトークンを除く100,000,000トークンを投資家向けに販売すると共に、早期購入者に対しては、早期購入特典として交換用トークンを配布する。例えば、公募価格を、1通貨あたり100トークンだと仮定すると、第1期で購入した投資家に対しては、1通貨あたり100枚のトークンと50枚の交換用トークンが付与され、第2期で購入した投資家に対しては、1通貨あたり100枚のトークンと30枚の交換用トークンが付与され、第3期で購入した投資家に対しては、1通貨あたり100枚のトークンが付与(交換用トークンは無し)されるといったように、早期にトークンを購入するほど多くの交換用トークンが配布される。
本実施形態に係るICOでは、ICO実施者は、行使条件(基本的に公募価格と同一が望ましい)を満たさないとトークンを入手することができない。そのため、ICO実施者は、取引所で売却益を得るためには、公募価格以上の価格でトークンを売却せざるを得ないことになる。市場(取引所)でトークンが公募価格以上で取引されるためには事業の成功が不可欠であることから、本実施形態により提供する仕組みを用いることで、健全なICO市場を形成することが可能になると考えらえる。
<システム構成>
図2は、本実施形態に係るICOシステムのシステム構成例を示す図である。ICOシステム1は、端末10と、ブロックチェーンネットワーク20と、ICO管理サーバ30(生成装置)とを含む。
端末10は、ユーザ(ICO実施者及び投資家等)が、ブロックチェーンネットワーク20にアクセスして取引を行うために利用する端末10である。端末10には、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話機、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、携帯情報端末(PDA)、家庭用ゲーム機器など、通信機能を備えた端末であればあらゆる端末を用いることができる。
ブロックチェーンネットワーク20は、複数の情報処理装置がP2P(Peer to Peer)で接続されており、トランザクション(取引データ)を受け付けた複数の情報処理装置の各々がトランザクションの正当性を検証し、正当なトランザクションのみをブロックと呼ばれる単位で台帳に記録していく仕組みを備えた分散コンピューティングネットワークである。
ICO管理サーバ30は、トークン及び交換用トークンの発行など、ICOを実行するために必要な各種の処理を行うサーバである。ICO管理サーバ30は、1又は複数の情報処理装置から構成されていてもよいし、クラウドサーバを利用して構成されていてもよい。なお、ICO管理サーバ30は、ICO実施者からの依頼を受けてICOの実施を代行する者又は企業(以下、「ICO運営者」と言う。)が利用することを想定しているが、これに限定されるものではない。例えば、ICO実施者がICO運営者となることで、自らトークンの発行等を行うことも可能である。
また、ICO管理サーバ30は、交換用トークンをトークンに交換する処理を行うスマートコントラクト(以下、「交換コントラクト40」と言う。)をブロックチェーンネットワーク20にデプロイ(deploy)する。交換コントラクト40には、交換用トークンをトークンに交換する際の行使条件が書き込まれており、交換コントラクト40は、行使条件を満たす場合に、交換用トークンをトークンに交換する処理を行う。本実施形態での行使条件とは、具体的には、行使価格(権利行使価格)に相当するコイン(仮想通貨)を支払うことである。
ここで、スマートコントラクトとは、ブロックチェーンネットワーク20に参加するコンピュータにより実行されるプログラムである。ブロックチェーンネットワーク20にデプロイされたスマートコントラクトには、コントラクトアドレスが付与される。端末10は、スマートコントラクトに含まれるメソッドを呼び出すためのトランザクションを発行することで、指定したメソッドを実行することができる。なお、ブロックチェーンネットワーク20上で当該メソッドを実際に実行するのは、採掘者(マイナー)と呼ばれる、トランザクションを検証してブロックを生成する情報処理装置である。
図3は、本実施形態に係るICOが実行される際の手順の一例を説明するためのフローチャートである。まず、ICO運営者は、ICO実施者の本人確認や法律家を交えた実体調査等を行うことで、ICO実施者がICOによる資金調達にふさわしいか否かを審査する。審査に通過したICO実施者は、ICO管理サーバ30に登録される(S10)。ICO管理サーバ30は、ICO運営者から指示された枚数のトークンと交換用トークンとをブロックチェーンネットワーク20上に作成する(S11)。
続いて、ICO運営者が行使条件をICO管理サーバ30に入力すると、ICO管理サーバ30は、行使条件が書き込まれた交換コントラクト40を生成し、ブロックチェーンネットワーク20にデプロイする(S12)。続いて、ICO管理サーバ30は、ICO運営者から入力された枚数の交換用トークンを、ICO運営者から指定されたICO実施者に送信する(S13)。続いて、ICO運営者はICOを実施する。ICO管理サーバ30は、ICOにおいて投資家が支払った額に応じた枚数のトークンを投資家に送信する。また、早期にトークンを購入した投資家に対しては早期購入特典として、トークン枚数に応じた交換用トークンを送信する(S14)。
続いて、ICO管理サーバ30は、ICOを実施したことで、調達目標額分のトークンが投資家に販売されたか否かを確認する。調達目標額分のトークンが販売されなかった場合(すなわちICO失敗)はステップS16に進み、調達目標額分のトークンが販売された場合(すなわちICO成功)はステップS17に進む。一方、ICO運営者は、調達目標額分のトークンが販売されなかった場合、既にトークンを購入した投資家に返金処理を行う。これにより、ICOにおける一連の手順は終了する(S16)。ICO運営者は、調達目標額分のトークンが販売された場合、トークンの取引開始(例えば取引所での取引開始)及び、交換用トークンをトークンに交換する処理の受付を開始する(S17)。
以上説明した手順において、ICO実施者が自らトークンを発行する場合(つまり、ICO実施者がICO運営者でもある場合)、ステップS10の手順は省略される。また、以上説明した手順は矛盾しない範囲で任意に入れ替えてもよい。
例えば、ステップS12の手順は、ステップS11の手順より前であってもよいし、ステップS13の手順とステップS14の手順との間であってもよいし、ステップS14の手順とステップS15の手順との間であってもよいし、ステップS15(YES)の手順とステップS17の手順との間であってもよい。同様に、ステップS13の手順は、ステップS14の手順とステップS15の手順との間であってもよいし、ステップS15(YES)の手順とステップS17の手順との間であってもよい。また、交換用トークンをトークンに交換する処理の受付を、トークンの取引開始前に開始するようにしてもよい。例えば、ICO実施者に交換用トークンが渡された後(S13の手順の後)、交換用トークンをトークンに交換する処理の受付を開始するようにしてもよい。
なお、ICOには、目標調達額を決めておらず(つまり、ICO成功、ICO失敗の基準がない)、単にトークンを売ることで調達できた資金の範囲内で事業を行うといったICO実施者も存在する。その場合、ステップS15及びステップS16は省略される。
以上説明した手順は、ICOが行われる度に繰り返し行われる。つまり、ICOごとに、各々のICOに対応するトークン、交換用トークン及び交換コントラクト40がブロックチェーンネットワーク20上に生成される。
<ハードウェア構成>
図4は、端末10及びICO管理サーバ30のハードウェア構成例を示す図である。端末10及びICO管理サーバ30は、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置12、有線又は無線通信を行う通信IF(Interface)13、入力操作を受け付ける入力デバイス14、及び情報の出力を行う出力デバイス15を有する。入力デバイス14は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス及び/又はマイク等である。出力デバイス15は、例えば、ディスプレイ及び/又はスピーカ等である。
<機能ブロック構成>
図5は、端末10の機能ブロック構成例を示す図である。端末10は、UI(UserInterface)部100と、取得部101と、送信部102と、処理部103とを含む。UI部100と、取得部101と、送信部102と、処理部103とは、端末10のCPU11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体(Non-transitory computer readable medium)であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD−ROM等の記憶媒体であってもよい。
UI部100は、端末10の利用者(ICO実施者又は投資家)から各種の入力を受け付ける機能と、端末10のディスプレイに各種の画面を表示させる機能とを有する。
取得部101は、ブロックチェーンネットワーク20にアクセスすることで、ブロックに記録されている各種データ(トランザクションデータ、トランザクションの実行結果、スマートコントラクトの変数の値等)を取得する機能を有する。なお、端末10自身が採掘者(マイナー)となり、自身が記憶するブロックの中から各種データを取得することとしてもよい。
送信部102は、ブロックチェーンネットワーク20に対して各種のトランザクションを送信する機能を有する。
処理部103は、トークン及び交換用トークンに関して端末10が実行すべき各種の処理を行う機能を有する。処理部103は、例えば、交換用トークンをトークンに交換する際に必要な基軸コインの数を算出する処理等を行う。なお、基軸コインについては後述する。
図6は、ICO管理サーバ30の機能ブロック構成例を示す図である。ICO管理サーバ30は、受付部300と、トークン発行部301と、トークン送信部302と、交換コントラクト生成部303と、交換コントラクト送信部304と、更新部305とを含む。受付部300と、トークン発行部301と、トークン送信部302と、交換コントラクト生成部303と、交換コントラクト送信部304と、更新部305とは、ICO管理サーバ30のCPU11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD−ROM等の記憶媒体であってもよい。
受付部300は、交換用トークン(第1トークン)をトークン(第2トークン)に交換するために必要な基軸コイン(コイン)の数量を算出するための交換レートを、ICO運営者(ユーザ)から受け付ける機能を有する。また、受付部300は、交換用トークンの発行枚数と、トークンの発行枚数とをICO運営者(ユーザ)から受け付ける機能を有する。
トークン発行部301は、受付部300で受け付けた発行枚数のトークンと交換用トークンとを発行する機能を有する。トークン送信部302は、ICO実施者や投資家のアカウントに対して、トークンや交換用トークンを送信する機能を有する。なお、トークンや交換用トークンを送信するとは、トークンや交換用トークンを送信元アカウントから送信先アカウントに移動することを指示するトランザクションを、ブロックチェーンネットワーク20に送信することを言う。
交換コントラクト生成部303は、受付部300により受け付けた交換レートを含む交換コントラクト40を生成する機能を有する。交換コントラクト送信部304は、交換コントラクト生成部303により生成された交換コントラクト40をブロックチェーンネットワーク20に送信する(デプロイする)機能を有する。
図7は、交換コントラクトの構成例を示す図である。図7を用いて、交換コントラクト生成部303が生成する交換コントラクト40の構成について説明する。
交換コントラクト40は、交換用トークンをトークンに交換するために必要な基軸コインの数量を算出するための交換レートを記憶する変数を有する。当該変数には、「法定通貨−トークン交換レート400」(第1交換レート)と、「法定通貨−基軸コイン交換レート401」(第2交換レート)とが含まれる。
ここで、基軸コインとは、交換用トークンをトークンに交換する際に、行使価格に相当する額を支払うために用いられるコインである。本実施形態では、当該コインとして、イーサリアム(ethereum)で用いられる仮想通貨である(Ether)を利用する想定であるが、本実施形態がこれに限定されるものではない。また、法定通貨(所定通貨)とは、交換用トークンをトークンに交換する際の行使価格を規定するために用いられる通貨(例えば円やドルなど)である。例えば、行使価格が、“1トークンあたり10円”と規定された場合、法定通貨は「円」であり、“1トークンあたり0.1ドル”と規定された場合、法定通貨は「ドル」である。
「法定通貨−トークン交換レート400」には、行使価格が格納される。例えば、行使価格が、1トークンあたり10円と規定された場合、「法定通貨−トークン交換レート400」には、1トークンあたり10円であることを示す情報が格納される。
「法定通貨−トークン交換レート400」は行使価格であることから、後日変更されることは望ましくない。従って、「法定通貨−トークン交換レート」401は、更新不可能である固定値(例えば定数として定義される等)で交換コントラクト40に格納されることとしてもよい。しかしながら、これに限定されず、「法定通貨−トークン交換レート」401は更新可能としてもよい。
「法定通貨−トークン交換レート400」は、基軸コインを利用して定義するようにしてもよい。行使価格が、1トークンあたり10円と規定された場合において、基軸コインがETH(Ether)であり、かつ、ETHのレートが1ETHあたり20,000円である場合、「法定通貨−トークン交換レート400」には、1トークンあたり0.0005ETHであることを示す情報が格納されてもよい。ただし、法定通貨と基軸コインの交換レートは変動することから、後述する「法定通貨−基軸コイン交換レート401」の値に合わせて、「法定通貨−トークン交換レート400」の値が行使価格に該当する値になるように書き換える必要がある。
一方、法定通貨と基軸コインの交換レートは、取引所での取引により常時変動することから、「法定通貨−基軸コイン交換レート401」は、更新可能な変数として交換コントラクト40に格納される。「法定通貨−基軸コイン交換レート401」の更新履歴は、ブロックチェーンにおける過去のブロックを辿ることで取得することができるが、これに加えて、本実施形態に係る交換コントラクト40がデプロイされた以降の「法定通貨−基軸コイン交換レート401」の更新履歴を全て格納する変数(配列)を交換コントラクト40に設けることとしてもよい。
「基軸コイン受取量(アドレス別)402」は、交換用トークンをトークンに交換する際に支払われた基軸コインの総数を、ユーザのブロックチェーンアドレスごとに格納するための変数である。
「交換用トークン受取量(アドレス別)403」は、交換用トークンをトークンに交換する際に交換コントラクト40宛に送信された交換用トークンの総数を、ユーザのブロックチェーンアドレスごとに格納するための変数である。
「トークン送信量(アドレス別)404」は、交換用トークンと引き換えに交換用トークン所持者に送信されたトークンの数量を、ユーザのブロックチェーンアドレスごとに格納するための変数である。
メソッド405には、交換コントラクト40の実行コードが格納される。当該実行コードが、ブロックチェーンネットワーク20に参加する情報処理装置により実行されることで、以下に示す更新処理手段410、確認処理手段420、送信処理手段430及び取得手段440がブロックチェーンネットワーク20上で実現される。
更新処理手段410は、「法定通貨−基軸コイン交換レート401」の更新指示を受け付けた場合に、「法定通貨−基軸コイン交換レート401」の変数の値を、受け付けた交換レートの値に更新する機能を有する。なお、「法定通貨(所定通貨)−基軸コイン交換レート」の更新指示は、ICO管理サーバ30の更新部305が行うこととしてもよいし、ICO管理サーバ30とは異なる他の装置により行われることとしてもよい。
確認処理手段420は、ユーザ(交換用トークン所持者)のアドレス(第1アドレス)から交換コントラクトアドレス(第2アドレス)に数量Nの交換用トークンが送信されたことと、当該ユーザのアドレスから交換コントラクトアドレスに数量Mの基軸コインが送信されたことを含む送信確認を行う。
また、確認処理手段420は、送信確認として、交換用トークンがユーザ(交換用トークン所持者)のアドレスから交換コントラクトアドレス向けに数量N送信されたことの通知と、基軸コインが当該ユーザのアドレスから交換コントラクトアドレス向けに数量M送信されたことの通知とを受けた場合に、交換用トークンが当該ユーザのアドレスから交換コントラクトアドレスに数量N送信されたことの承認がなされていることと(数量N送信されたことのトランザクションがブロックに記載されたこと)、基軸コインが当該ユーザのアドレスから交換コントラクトアドレスに数量M送信されたことの承認がなされていることと(数量M送信されたことのトランザクションがブロックに記載されたこと)、を確認するようにしてもよい。
送信処理手段430は、確認処理により送信確認が行われた場合に、交換用トークン(第1トークン)をトークン(第2トークン)に交換するために必要な基軸コイン(コイン)の数量を算出するための交換レートと、ユーザのアドレスから交換コントラクトアドレス向けに送信された基軸コインの数量Mと、ユーザのアドレスから交換コントラクトアドレス向けに送信された交換用トークンの数量Nとに基づいて、ユーザのアドレスに送信可能なトークンの数量を算出し、算出した数量のトークンをユーザのアドレスに送信する。
より具体的には、送信処理手段430は、確認処理により送信確認が行われた場合に、交換用トークンをトークンに交換するために必要な基軸コインの数量を算出するための交換レートを用いて、数量Nの交換用トークンをトークンに交換するために必要な基軸コインの数量を算出し、算出した基軸コインの数量が数量Mと同一又は数量M以下である場合に、数量Nのトークンをユーザ(交換用トークン所持者)のアドレスに送信する。また、送信処理手段430は、算出した基軸コインの数量が数量Mを超える場合(つまり、ユーザから送信された基軸コインの数量が、交換用トークンをトークンに交換するために必要な基軸コインの数量に満たない場合)に、送信された基軸コインの数量Mにて交換可能な上限の枚数のトークンをユーザ(交換用トークン所持者)のアドレスに送信するようにしてもよい。
なお、交換用トークンとトークンとの交換比率は1対1に限定されない。例えば、10対1であってもよいし、1対2であってもよい。この場合、送信処理手段430は、算出した基軸コインの数量が数量Mと同一又は数量M以下である場合に、交換用トークンとトークンとの交換比率に基づいて算出される、数量Nの交換用トークンに対応する枚数のトークン(又は送信された基軸コインの数量Mにて交換用トークンから交換可能な上限の枚数のトークン)をユーザ(交換用トークン所持者)のアドレスに送信する。例えば交換比率が10対1である場合、数量Nの交換用トークンに対応する枚数のトークンは、N÷10枚である。
なお、送信処理手段430は、より詳細には、「法定通貨−トークン交換レート400」に基づいて、数量Nのトークンに交換するために必要な所定通貨の額Xを算出し、更に、「法定通貨−基軸コイン交換レート401」に基づいて、算出した額Xの所定通貨から交換可能な基軸コインの数量Yを算出するようにしてもよい。このように算出された基軸コインの数量Yは、数量Nの交換用トークンをトークンに交換するために必要な基軸コインの数量に該当する。
取得手段440は、「法定通貨−トークン交換レート400」及び「法定通貨−基軸コイン交換レート401」を交換コントラクト40内の変数又は定数から読み出すことでこれらの交換レートの値を取得し、送信処理手段430に渡す。
<処理手順>
続いて、ICOシステム1が行う具体的な処理手順について説明する。以下の説明では、説明の便宜上、企業ABCがICOを実施すると仮定する。企業ABCが発行するトークンを「ABCトークン」と呼び、ABCトークンに交換するための交換用トークンを、「交換ABCトークン」と呼ぶ。また、ICO管理サーバ30は、ICO運営者により操作される前提とする。また、ブロックチェーンネットワーク20においてICO運営者が有するアカウントのアドレス(ブロックチェーンアドレス)を、ICO運営者アドレスと呼ぶ。また、交換用ABCトークンとABCトークンとの交換比率は1対1である前提とする。
(トークン、交換用トークン、交換コントラクトのデプロイ)
図8は、ICOシステム1が行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。まず、ICO管理サーバ30は、ICO運営者から受け付けた発行枚数のABCトークンを、ICO運営者アドレスが保有しているとの情報を含むABCトークンコントラクトを生成し、生成したABCトークンコントラクトを含むトランザクションをブロックチェーンネットワーク20に送信する(S100)。送信されたABCトークンコントラクトが承認されると(ブロックに登録されると)、ABCトークンコントラクトのコントラクトアドレスがICO管理サーバ30に通知される(S101)。
続いて、ICO管理サーバ30は、ICO運営者から受け付けた発行枚数の交換用ABCトークンをICO運営者アドレスが保有しているとの情報を含む交換用ABCトークンコントラクトを生成し、生成した交換用ABCトークンコントラクトを含むトランザクションをブロックチェーンネットワーク20に送信する(S102)。送信された交換用ABCトークンコントラクトが承認されると、交換用ABCトークンコントラクトのコントラクトアドレスがICO管理サーバ30に通知される(S103)。
続いて、ICO管理サーバ30は、ICO運営者から受け付けた「法定通貨−トークン交換レート400」を書き込んだ交換コントラクトを生成し、生成した交換コントラクトを含むトランザクションをブロックチェーンネットワーク20に送信する(S104)。送信された交換コントラクトが承認されると、交換コントラクトのアドレス(以下、「交換コントラクトアドレス」と言う。)がICO管理サーバ30に通知される(S105)。
以上説明した処理手順において、ABCトークン生成(S100、S101)、交換用ABCトークン生成(S102、S103)、及び交換コントラクト40生成(S104、S105)の順序は図8の例に限定されず、どのような順序であってもよい。
また、「法定通貨−トークン交換レート400」の書き込みは必ずしもステップS105の時点に限定されず、どのようなタイミングであってもよい。例えば、(A)ICO管理サーバ30が交換用ABCトークンを新規に発行した時、(B)ICO管理サーバ30が投資家に交換用ABCトークンを付与した時、(C)投資家がABCトークンを購入するためにETHを支払った時、(D)交換用ABCトークンを受領した時、(E)公募(ICO)を開始した時、(F)それ以外であってもよい。
なお、以上説明した処理手順において、ICO管理サーバ30は複数のサーバから構成されており、ABCトークンの生成と、交換用ABCトークンの生成と、交換コントラクト40の生成とが、それぞれ異なるサーバで実行されることとしてもよい。
(ICO実施者への交換用ABCトークン付与)
図9は、ICOシステム1が行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。図9を用いて、ICO実施者に交換用ABCトークンを付与する際の処理手順を説明する。
ICO管理サーバ30は、ICO運営者から指示された枚数の交換用ABCトークンを、ICO運営者アドレスからICO実施者アドレスに向けて送信する(S110)。交換用ABCトークンを付与すべきICO実施者が複数存在する場合、ICO実施者ごとにステップS110の処理手順が繰り返される。
(ICOによる投資家へのABCトークン販売及び交換用ABCトークン付与)
続いて、ICOが実行され、投資家にABCトークンが販売される際の処理手順を説明する。なお、ABCトークンの販売には、所定の仮想通貨(以下、「支払いコイン」と言う。)が用いられるものとする。支払いコインは、どのような仮想通貨であってもよい。例えば、基軸コインと同一であってもよいし、基軸コインとは異なる仮想通貨であってもよい。
ABCトークンを購入するユーザ(投資家)は、自身の端末10を操作することで、購入したいABCトークン枚数に公募価格を乗算した額に相当する支払いコインを、当該ユーザのアドレス(ブロックチェーンアドレス)からICO運営者アドレスに送信する(S120)。
続いて、ICO管理サーバ30は、ブロックチェーンネットワーク20にて、ユーザのアドレスからICO運営者アドレスに支払いコインが送信されたとの承認がなされたこと(トランザクションがブロックに登録されたこと)を確認する(S121)。続いて、ICO管理サーバ30は、支払われた支払いコインで購入可能な枚数のABCトークンをICO運営者アドレスからユーザのアドレスに送信する(S122)。続いて、ICO管理サーバ30は、早期購入特典に相当する枚数の交換用ABCトークンをICO運営者アドレスからユーザのアドレスに送信する(S123)。なお、投資家に早期購入特定が与えられない場合はステップS123の処理手順は省略される。
(法定通貨−基軸コイン交換レート更新処理)
続いて、交換コントラクト40の「法定通貨−基軸コイン交換レート401」を更新する際の処理手順を説明する。ICO管理サーバ30は、法定通貨と基軸コインとの間の交換レートを、例えば、取引所が開示している交換レートや、交換レートを公開しているスマートコントラクト等を参照することで取得する(S130)。続いて、ICO管理サーバ30は、「法定通貨−基軸コイン交換レート401」を取得した交換レートに更新するメソッドを呼び出すトランザクションを送信する(S131)。
ICO管理サーバ30は、ステップS130及びステップS131の処理手順を所定の周期で繰り返し実行することで、「法定通貨−基軸コイン交換レート401」を最新の交換レートに更新する。なお、ステップS130及びステップS131の処理手順は、ICO管理サーバ30以外の情報処理装置により実行されることとしてもよい。また、「法定通貨−基軸コイン交換レート401」が、第三者により不正なレートに更新されることを抑止するため、交換コントラクト40のメソッドには、トランザクションの送信元アドレスが、交換レートの更新が許可されたアドレス(例えばICO運営者アドレス)である場合にのみ交換レートを更新するように処理手順が記述されていてもよい。
(交換用ABCトークンからABCトークンへの交換)
図10は、ICOシステム1が行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。図10を用いて、交換用ABCトークンを所有しているユーザ(ICO実施者及び投資家)が、端末10を用いて、交換用ABCトークンをABCトークンに交換する際の処理手順を説明する。
まず、端末10は、交換コントラクト40の「法定通貨−基軸コイン交換レート401」を参照することで、当該交換レートが正しい交換レートに更新されているか否かを判定する(S140)。確認方法はどのような方法であってもよいが、例えば、端末10は、「法定通貨−基軸コイン交換レート401」に格納されている交換レートと取引所が開示している交換レートとを比較し、交換レートの差分が所定の値以内である場合に、交換コントラクト40に格納されている当該交換レートが正しいと判定するようにしてもよい。若しくは、端末10は、両方の交換レートを画面に表示することでユーザから判定結果を受け付けるようにしてもよい。
交換レートが正しいと判定された場合、端末10は、ユーザから、交換用ABCトークンの交換枚数の入力を受け付ける。続いて、端末10の送信部102は、入力された枚数の交換用ABCトークンを、ユーザアドレス(ユーザのアカウントに割り当てられているブロックチェーンアドレス)から交換コントラクトアドレスに送信する(S141)。続いて、端末10の送信部102は、ステップS141で送信したトランザクションがブロックチェーンネットワーク20で承認されたことを確認した後、交換用ABCトークンの受け取り確認を指示するメソッドを呼び出すトランザクションを送信する(S142)。
続いて、ブロックチェーンネットワーク20に参加する情報処理装置は、交換用ABCトークンの受け取り確認を指示するメソッドに格納されているコードを実行する。情報処理装置は、当該コードを実行することで、ユーザアドレスから交換コントラクトアドレスに交換用ABCトークンが送信されたとの承認がなされていることを確認し(S143)、確認ができた場合に、ユーザアドレスの「交換用トークン受取量(アドレス別)403」に、送信された交換用ABCトークンの枚数を加算する(S144)。
続いて、端末10は、交換コントラクト40の変数である「法定通貨−トークン交換レート400」及び「法定通貨−基軸コイン交換レート401」の値を取得し、取得したこれらの交換レートを用いて、ステップS141の処理手順で送信した枚数の交換用ABCトークンをABCトークンに交換するために必要な基軸コインの枚数を算出する。また、端末10は、算出した枚数の基軸コインを、ユーザアドレスから交換コントラクトアドレスに送信する(S145)。なお、基軸コインを交換コントラクトアドレス宛に送信する際、当該ユーザアドレスが設定された任意のウォレットを利用して送信することも可能である。
交換用ABCトークンをABCトークンに交換するために必要な基軸コインの枚数は、例えば、交換用ABCトークンの枚数×「法定通貨−トークン交換レート」×「法定通貨−基軸コイン交換レート」で算出することができる。例えば、「法定通貨−トークン交換レート」が1トークンあたり10円であり、「法定通貨−基軸コイン交換レート」が、1基軸コインあたり100円である場合、10枚の交換用ABCトークンをABCトークンに交換にするために必要な基軸コインの枚数は、10枚×10円×1/100=基軸コイン1枚になる。
続いて、端末10は、ステップS145で送信したトランザクションがブロックチェーンネットワーク20で承認されたことを確認した後、基軸コインの受け取り確認を指示するメソッドを呼び出すトランザクションを送信する(S146)。
続いて、ブロックチェーンネットワーク20に参加する情報処理装置は、基軸コインの受け取り確認を指示するメソッドに格納されているコードを実行する。情報処理装置は、当該コードを実行することで、ユーザアドレスから交換コントラクトアドレスに基軸コインが送信されたとの承認がなされていることを確認し(S147)、確認ができた場合に、ユーザアドレスの「基軸コイン受取量(アドレス別)402」に、送信された基軸コインの枚数を加算する(S148)。
また、情報処理装置は、送信された基軸コインの枚数が、交換用ABCトークンをABCトークンに交換するために必要な基軸コインの枚数と同一又は当該枚数以上であることを確認する(S149)。確認ができた場合、情報処理装置は、交換コントラクトアドレスからユーザアドレスに対して、受け取った交換用ABCトークンと同数のABCトークンを送信することを指示するトランザクションを送信すると共に(S150)、ユーザアドレスの「トークン送信量(アドレス別)404」に、送信したABCトークンの枚数を加算する(S151)。なお、情報処理装置が、交換用ABCトークンをABCトークンに交換するために必要な基軸コインの枚数を算出する方法は、ステップS145の処理手順で説明した算出方法と同一でよい。
なお、ステップS149の処理手順において、ステップS145の処理手順で送信された基軸コインの枚数が、交換用ABCトークンをABCトークンに交換するために必要な基軸コインの枚数未満であった場合(つまり、ユーザから送信された基軸コインの数量不足している場合)、情報処理装置は、交換コントラクトアドレスからユーザアドレスに対して、送信された基軸コインの枚数で送信可能な上限の枚数のABCトークンを送信することを指示するトランザクションを送信すると共に(S150)、ユーザアドレスの「トークン送信量(アドレス別)404」に、送信したABCトークンの枚数を加算する(S151)ようにしてもよい。
送信された基軸コインの枚数で送信可能なABCトークンの枚数の上限は、例えば、送信された基軸コインの枚数÷(「法定通貨−トークン交換レート」×「法定通貨−基軸コイン交換レート」)で算出することができる。例えば、「法定通貨−トークン交換レート」が1トークンあたり10円であり、「法定通貨−基軸コイン交換レート」が、1基軸コインあたり100円である場合、0.5枚の基軸コインで送信可能なABCトークンの枚数は、0.5÷(10×1/100)=ABCトークン5枚になる。例えば、ユーザアドレスから交換コントラクトアドレスに送信された交換用ABCトークンが10枚であるにも関わらず、ユーザアドレスから交換コントラクトアドレスに送信された基軸コインが0.5枚であったとする。この場合、情報処理装置は、交換コントラクトアドレスからユーザアドレスに対して5枚のABCトークンを送信する。
続いて、端末10は、ブロックチェーンネットワーク20にて、交換コントラクトアドレスからユーザアドレスに対してABCトークンが送信されたとの承認がなされたことを確認する(S152)。
以上説明した処理手順において、交換用ABCトークンの送信タイミングと基軸コインの送信タイミングは逆であってもよい。具体的には、ステップS145乃至ステップS148の処理手順が実行された後で、ステップS141乃至ステップS144の処理手順が実行されることとしてもよい。この処理順序は、”交換用ABCトークンの受け取り確認を指示するメソッド”に、ステップS143及びステップS144の処理手順の後にステップS149乃至ステップS151の処理手順を実行するコードを記述し、”基軸コインの受け取り確認を指示するメソッド”から、ステップS149乃至ステップS151の処理手順を実行するコードを取り除くことで実現することができる。
また、ステップS147及びステップS148の処理手順は、ステップS146で端末20から送信されるトランザクションがトリガとなって実行され、ステップS149乃至ステップS151の処理手順は、端末10から送信される、トークンの交換を指示するメソッドを呼び出すトランザクションがトリガとなって実行されるようにしてもよい。
<変形例1>
本実施形態では、交換コントラクト40に、「法定通貨−基軸コイン交換レート401」が含まれない構成としてもよい。この場合、図10において、端末10は、ステップS140の処理手順を省略するとともに、ステップS145の処理手順において、「法定通貨−基軸コイン交換レート401」に相当する交換レートを、取引所が開示している交換レートや、交換レートを公開しているスマートコントラクト等を参照することで取得するようにしてもよい。
また、交換コントラクト40を実行する情報処理装置は、ステップS149の処理手順において、取引所が開示している交換レートや、交換レートを公開しているスマートコントラクト等を参照することで、「法定通貨−基軸コイン交換レート401」に相当する交換レートを取得し、取得した交換レートを用いて、ステップS149の処理手順を実行するようにしてもよい。すなわち、交換コントラクト40の取得手段440は、取引所が開示している交換レートや、交換レートを公開しているスマートコントラクトから、法定通貨と基軸コインと間の交換レートを取得するようにしてもよい。
<変形例2>
本実施形態では、法定通貨に代えて、所定数の基軸コインが支払われた場合に、交換用トークンをトークンに交換可能としてもよい。
この場合、図7において「法定通貨−トークン交換レート400」を、「基軸コイン−トークン交換レート」に置き換えると共に、「法定通貨−基軸コイン交換レート401」を削除する。
また、図10のステップS145の処理手順において、端末10は、交換コントラクト40の変数である「基軸コイン−トークン交換レート」の値を取得し、取得した交換レートを用いて、ステップS141の処理手順で送信した枚数の交換用ABCトークンをABCトークンに交換するために必要な基軸コインの枚数を算出する。また、端末10は、算出した枚数の基軸コインを、ユーザアドレスから交換コントラクトアドレスに送信する。
また、交換コントラクト40を実行する情報処理装置は、送信された基軸コインの枚数が、交換用ABCトークンをABCトークンに交換するために必要な基軸コインの枚数と同一又は当該枚数以上であることを確認する(S149)。このとき、情報処理装置が、交換用ABCトークンをABCトークンに交換するために必要な基軸コインの枚数を算出する方法は、変形例2に対応するステップS145の処理手順で説明した算出方法と同一でよい。
<変形例3>
本実施形態は、様々なICOのケースに対応可能である。例えば、図1下段の例において、交換用ABCトークンの配布タイミングを、最初のICO実施時には10,000,000枚のみを配布し、1年後のICO時に5,000枚を配布し、3年後のICO時に5,000枚を配布するといったケースにも対応可能である。この場合、1年後又は3年後のICO実施時に配布する交換用ABCトークンをABCトークンに交換する際の行使条件は、最初に実施したICOにおける行使条件とは異なるようにすることも可能である。この場合、行使条件ごとに交換コントラクトを生成してブロックチェーンネットワークにデプロイすることで対応可能である。
また、例えば、ABCトークン及び交換用ABCトークンの発行枚数を事後的に増やすことも可能である。この場合、ABCトークンコントラクト及び交換用ABCトークンコントラクトに格納されている発行枚数を書き換えることで対応可能である。追加発行した交換用ABCトークンをABCトークンに交換する際の行使条件を、最初に発行した交換用ABCトークンをABCトークンに交換する際の行使条件とは異なる行使条件にする場合、行使条件ごとに交換コントラクトを生成してブロックチェーンネットワークにデプロイすることで対応可能である。
<まとめ>
本実施形態によれば、交換用トークンを所持しているユーザは、行使価格で規定された額を支払った場合に、交換用トークンをトークンに交換することができる。つまり、交換用トークンを配布することで、ユーザに対して、行使価格で規定された額を支払った場合にトークンを入手できる権利を付与することが可能になる。また、交換用トークンをトークンに交換する処理をスマートコントラクトで実現することで、ブロックチェーンの特性である高い信頼性を確保できると共に、改ざん等の不正行為を抑制することが可能になる。
また、本実施形態では、交換用トークンからトークンに交換する際に必要な基軸コイン量を計算するための交換レートを、法定通貨及び基軸コイン間の交換レートと、行使価格(法定通貨及びトークン間の交換レート)で規定するようにした。これにより、投資家であるユーザが、行使価格が公募価格よりも低い価格に設定されていないかを監視することができることから、ICO運営者が、行使価格を意図的に公募価格よりも低い価格に設定するといった行為を行うことを抑制することが可能になる。
また、本実施形態では、法定通貨及びトークン間の交換レートを変更できない態様で交換コントラクト40に格納されるようにしてもよい。これにより、ICO運営者が行使価格を意図的に低くするといった行為を行うことを抑制することが可能になる。
なお、本実施形態で説明した交換コントラクト40は、ICOを実施する場合に限らず利用することが可能である。例えば、トークンをチケットとみなすことも可能である。この場合、交換用トークンは、所定の金額を支払うことでチケットを入手できる権利であると言うことができる。これにより、予めチケット当選者に交換用トークンを配布しておくだけで、後日、交換用トークン及び所定の金額との引き換えにチケットを渡すという運用を、改ざん等の不正行為が困難な環境下で実施することが可能になる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態で説明したフローチャート、シーケンス、実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…ICOシステム、10…端末、11…CPU、12…記憶装置、13…通信IF、14…入力デバイス、15…出力デバイス、20…ブロックチェーンネットワーク、30…管理サーバ、40…交換コントラクト、100…UI部、101…取得部、102…送信部、103…処理部、300…受付部、301…トークン発行部、302…トークン送信部、303…交換コントラクト生成部、304…交換コントラクト送信部、305…更新部、410…更新処理手段、420…確認処理手段、430…送信処理手段

Claims (8)

  1. 分散コンピューティングネットワークに参加するコンピュータに、
    第1トークンを第2トークンに交換するために必要なコインの数量を算出するための交換レートを取得する取得ステップと、
    第1アドレスから第2アドレスに数量Nの前記第1トークンが送信されたことと、前記第1アドレスから前記第2アドレスに数量Mの前記コインが送信されたこととの送信確認を行う確認ステップと、
    前記送信確認が行われた場合に、前記交換レートと、前記コインの数量Mと、前記第1トークンの数量Nとに基づいて、前記第1アドレスに送信可能な前記第2トークンの数量を算出し、算出した数量の前記第2トークンを前記第1アドレスに送信する送信ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  2. 前記送信ステップは、前記交換レートを用いて、前記数量Nの前記第1トークンを前記第2トークンに交換するために必要な前記コインの数量を算出し、
    算出した前記コインの数量が前記数量Mと同一又は前記数量M以下である場合に、前記第1トークンと前記第2トークンとの交換比率に基づいて算出される、前記数量Nの前記第1トークンに対応する枚数の前記第2トークンを前記第1アドレスに送信する、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記送信ステップは、算出した前記コインの数量が前記数量Mを超える場合に、前記第1トークンと前記第2トークンとの交換比率に基づいて算出される、前記数量Mの基軸コインにて交換可能な上限の枚数の第2トークンを前記第1アドレスに送信する、
    請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記交換レートは、所定通貨と前記第2トークンとを交換する際のレートを示す第1交換レートと、前記所定通貨と前記コインとを交換する際のレートを示す第2交換レートと、を含み、
    前記送信ステップは、
    前記第1交換レートに基づいて、前記数量Nの前記第2トークンを得るために必要な前記所定通貨の額を算出し、更に、
    前記第2交換レートに基づいて、前記算出した額の前記所定通貨から交換可能な前記コインの数量を算出し、
    算出した前記コインの数量を、前記数量Nの前記第1トークンを前記第2トークンに交換するために必要な前記コインの数量とする、
    請求項2又は3に記載のプログラム。
  5. 前記第1交換レートは、更新不可である状態で記憶され、
    前記第2交換レートの更新を受け付けた場合に、前記第2交換レートを、受け付けた交換レートに更新する更新ステップ、を更に有する。
    請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記確認ステップは、前記送信確認として、前記第1トークンが前記第1アドレスから前記第2アドレス向けに前記数量N送信されたことの通知と、前記コインが前記第1アドレスから前記第2アドレス向けに前記数量M送信されたことの通知とを受けた場合に、前記第1トークンが前記第1アドレスから前記第2アドレスに前記数量N送信されたことの承認がなされていることと、前記コインが前記第1アドレスから前記第2アドレスに前記数量M送信されたことの承認がなされていることと、を確認する、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプログラム。
  7. 前記分散コンピューティングネットワークは、ブロックチェーンネットワークであり、
    前記コンピュータは、前記ブロックチェーンネットワークに参加するコンピュータである、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプログラム。
  8. 第1トークンを第2トークンに交換するために必要なコインの数量を算出するための交換レートをユーザから受け付ける受付部と、
    前記受付部により受け付けた前記交換レートを含む、分散コンピューティングネットワークに参加するコンピュータに実行させるプログラムを生成する生成部と、
    を有し、
    前記プログラムは、更に、
    第1アドレスから第2アドレスに数量Nの前記第1トークンが送信されたことと、前記第1アドレスから前記第2アドレスに数量Mの前記コインが送信されたこととの送信確認を行う確認ステップと、
    前記送信確認が行われた場合に、前記交換レートと、前記コインの数量Mと、前記第1トークンの数量Nとに基づいて、前記第1アドレスに送信可能な前記第2トークンの数量を算出し、算出した数量の前記第2トークンを前記第1アドレスに送信する送信ステップと、
    を含む、生成装置。
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