JP2003076501A

JP2003076501A - 通信制御装置および複合画像処理装置およびデータ処理方法および記憶媒体およびプログラム

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Publication number: JP2003076501A
Application number: JP2001262565A
Authority: JP
Inventors: Akitomo Fukui; 章智福井
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 2001-08-31
Filing date: 2001-08-31
Publication date: 2003-03-14

Abstract

(57)【要約】【課題】１つのネットワークインタフェースで、ＰＤ
Ｌデータの転送処理と制御コマンドに基づく通信処理と
を並列処理して、ホストからの印刷処理要求実行時にお
いても、他の複合機能処理に伴う通信処理を同時に処理
することである。【解決手段】データ処理装置から受信した情報が印刷
データか、または制御コマンドであるかどうかを印刷ジ
ョブ認識手段３が判定し、該判定結果に基づき、制御コ
マンド転送手段２がＰＤＬインタフェース４を介した印
刷データのＰＤＬボード７に対する転送と、複合画像処
理装置のメインコントローラ６に対する制御コマンドの
転送とを制御する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、異なる所定の画像
処理を行う複合画像処理装置に装着されて、ネットワー
クに接続されるデータ処理装置と通信して、前記複合画
像処理装置に通知する通信制御装置および複合画像処理
装置およびデータ処理方法および記憶媒体およびプログ
ラムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、印刷装置、例えばシングルファン
クションの印刷装置に使用されるボード（以下ＰＤＬボ
ード）をＭＦＰに流用する場合、ＭＦＰのメインコント
ローラとＰＤＬボードの接続とＮＩＣの接続を従来は、
ＮＩＣ−ＰＤＬボード−メインコントローラボードをシ
リアルに接続していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このため、上記のよう
に３つのボード（ＮＩＣ−ＰＤＬボード−メインコント
ローラボード）をシリアルに接続すると、ＮＩＣとメイ
ンコントローラとが直接の通信を行うには、ＰＤＬボー
ドの修正が必要であった。

【０００４】また、ＰＤＬボードとＮＩＣ間で印刷デー
タのやり取りを行っている間、ＮＩＣとメインコントロ
ーラ間の通信が待たされてしまい通信効率が低下する等
の問題点があった。

【０００５】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の第１の目的は、データ処理装
置から受信した情報が印刷データか、または制御コマン
ドであるかどうかを判定し、該判定結果に基づき、印刷
データと制御コマンドとを分離して異なる転送経路で複
合画像処理装置に転送することにより、１つのネットワ
ークインタフェースで、ＰＤＬデータの転送処理と制御
コマンドに基づく通信処理とを並列処理可能となり、何
らＰＤＬデータを処理するボードの構成を変更すること
なく、ホストからの印刷処理要求実行時においても、他
の複合機能処理に伴う通信処理を同時に処理できるネッ
トワーク処理を効率良く実行して、複合画像処理効率を
格段に向上できる通信制御装置および複合画像処理装置
およびデータ処理方法および記憶媒体およびプログラム
を提供することである。

【０００６】第２の目的は、データ処理装置から印刷デ
ータを受信してイメージデータへの描画処理を行うＰＤ
Ｌボードが描画処理を実行している場合に、複合画像処
理要求に基づく制御コマンドをデータ処理装置に転送処
理して、データ処理装置側のユーザ要求に応答した複合
画像処理の実行を指示することができる利便性の高い複
合画像処理環境を自在に構築することができる通信制御
装置および複合画像処理装置およびデータ処理方法およ
び記憶媒体およびプログラムを提供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明に係る第１の発明
は、異なる所定の画像処理を行う複合画像処理装置に装
着されて、ネットワークに接続されるデータ処理装置と
通信して、前記複合画像処理装置に通知する通信制御装
置であって、前記データ処理装置から受信する印刷デー
タを前記複合画像処理要求の専用画像処理ボード部に転
送する第１の転送手段（図１に示すＮＩＣ１のＰＤＬイ
ンタフェース４に相当）と、前記データ処理装置から受
信する制御コマンドを前記複合画像処理装置に転送する
第２の転送手段（図１に示すＮＩＣ内１内の制御コマン
ド転送手段２に相当）と、前記データ処理装置から受信
した情報が印刷データか、または制御コマンドであるか
どうかを判定する判定手段（図１に示すＮＩＣ１内の印
刷ＪＯＢ認識手段３に相当）と、前記判定手段による判
定結果に基づき、前記印刷データと前記制御コマンドと
を分離して前記第１または第２の転送手段を介して前記
複合画像処理装置に転送する制御手段（図１に示すＮＩ
Ｃ１内の制御コマンド転送手段２に相当）とを有するこ
とを特徴とする。

【０００８】本発明に係る第２の発明は、前記専用画像
処理ボード部は、ＰＤＬボードであることを特徴とす
る。

【０００９】本発明に係る第３の発明は、前記第２の転
送手段は、前記専用画像処理ボード部が印刷データを処
理中に、複合画像処理装置から所定の画像処理要求に基
づく制御コマンドを受信して前記データ処理装置に転送
可能とすることを特徴とする。

【００１０】本発明に係る第４の発明は、前記異なる所
定の画像処理は、ファクシミリ送受信処理，画像入力処
理，印刷処理を含むことを特徴とする。

【００１１】本発明に係る第５の発明は、ネットワーク
を介して接続されるデータ処理装置からの印刷データを
転送する第１の転送手段（図１に示すＮＩＣ１内のＰＤ
Ｌインタフェース４に相当）と、前記データ処理装置と
の間で制御コマンドを転送す第２の転送手段（図１に示
すＮＩＣ１内の制御コマンド転送手段２に相当）とを備
えるネットワークＩ／Ｆ手段（図１に示すＮＩＣ１）
と、ファクシミリ処理部によるファクシミリデータ送受
信処理，スキャナ部による原稿画像入力処理，プリンタ
部による印刷処理を制御するメインコントローラ（図１
に示すメインコントローラ６に相当）とを有する複合画
像処理装置であって、前記第１の転送手段から前記印刷
データを受信して画像イメージへの展開処理を行う専用
画像処理ボード部（図１に示すＰＤＬボー７に相当）
と、前記専用画像処理ボード部が前記印刷データを展開
処理中に、前記第２の転送手段を介して前記制御コマン
ドを通信するコマンド転送手段（図１に示す制御コマン
ド転送手段５に相当とを有することを特徴とする。

【００１２】本発明に係る第６の発明は、前記専用画像
処理ボード部は、ＰＤＬデータを受信することを特徴と
する。

【００１３】本発明に係る第７の発明は、前記コマンド
転送手段は、前記専用画像処理ボード部が印刷データを
処理中に、前記ファクシミリ処理部からの所定の画像処
理要求に基づく制御コマンドを受信して前記第２の転送
手段に対して転送可能とすることを特徴とする。

【００１４】本発明に係る第８の発明は、異なる所定の
画像処理を行う複合画像処理装置に装着されて、ネット
ワークに接続されるデータ処理装置と通信して、前記複
合画像処理装置に通知する通信制御装置におけるデータ
処理方法であって、第１の転送手段を介して前記データ
処理装置から受信する印刷データを前記複合画像処理要
求の専用画像処理ボード部に転送する第１の転送ステッ
プ（図２に示すステップ（４））と、第２の転送手段を
介して前記データ処理装置から受信する制御コマンドを
前記複合画像処理装置に転送する第２の転送ステップ
（図２に示すステップ（５））と、前記データ処理装置
から受信した情報が印刷データか、または制御コマンド
であるかどうかを判定する判定ステップ（図２に示すス
テップ（２））と、前記判定ステップによる判定結果に
基づき、前記印刷データと前記制御コマンドとを分離し
て前記第１または第２の転送手段を介して前記複合画像
処理装置に転送する制御ステップ（図２に示すステップ
（２），（４），（５））とを有することを特徴とす
る。

【００１５】本発明に係る第９の発明は、前記専用画像
処理ボード部は、ＰＤＬボードであることを特徴とす
る。

【００１６】本発明に係る第１０の発明は、前記第２の
転送ステップは、前記専用画像処理ボード部が印刷デー
タを処理中に、複合画像処理装置から所定の画像処理要
求に基づく制御コマンドを受信して前記データ処理装置
に転送可能とすることを特徴とする。

【００１７】本発明に係る第１１の発明は、前記異なる
所定の画像処理は、ファクシミリ送受信処理，画像入力
処理，印刷処理を含むことを特徴とする。

【００１８】本発明に係る第１２の発明は、ネットワー
クを介して接続されるデータ処理装置からの印刷データ
を転送する第１の転送手段と、前記データ処理装置との
間で制御コマンドを転送す第２の転送手段とを備えるネ
ットワークＩ／Ｆ手段と、ファクシミリ処理部によるフ
ァクシミリデータ送受信処理，スキャナ部による原稿画
像入力処理，プリンタ部による印刷処理を制御するメイ
ンコントローラとを有する複合画像処理装置におけるデ
ータ処理方法であって、前記第１の転送手段から前記印
刷データを受信して画像イメージへの展開処理を行う専
用画像処理ボード部が前記印刷データを展開処理中に、
前記第２の転送手段を介して前記制御コマンドを通信す
るコマンド転送ステップを有することを特徴とする。

【００１９】本発明に係る第１３の発明は、前記専用画
像処理ボード部は、ＰＤＬデータを受信することを特徴
とする。

【００２０】本発明に係る第１４の発明は、前記コマン
ド転送ステップは、前記専用画像処理ボード部が印刷デ
ータを処理中に、前記ファクシミ処理部からの所定の画
像処理要求に基づく制御コマンドを受信して前記第２の
転送手段に対して転送可能とすることを特徴とする。

【００２１】本発明に係る第１５の発明は、第８〜第１
４の発明におけるデータ処理方法を実現するプログラム
を記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であ
ることを特徴とする。

【００２２】本発明に係る第１６の発明は、第８〜第１
４の発明におけるデータ処理方法を実現するプログラム
であることを特徴とする。

【００２３】

【発明の実施の形態】図１は、本発明の一実施形態を示
す複合画像処理装置の構成を説明するブロック図であ
る。

【００２４】図１において、１はネットワークＩ／Ｆカ
ード（ＮＩＣ）であり、印刷ＪＯＢ認識手段３と制御コ
マンド転送手段２とＰＤＬインタフェース（ＰＤＬＩ／
Ｆ）４とを備え、ＬＡＮ１１経由の印刷ＪＯＢをＰＤＬ
ボード７へＰＤＬＩ／Ｆ４を介して転送したり、ＬＡＮ
１１経由のＦＡＸ送信コマンドを制御コマンド転送手段
２を介してメインコントローラ６の制御コマンド転送手
段５へ転送したり、メインコントローラ６の制御コマン
ド転送手段５からのインターネットＦＡＸ受信をＬＡＮ
１１に接続されているユーザへ転送したり、同様にＬＡ
Ｎ１１を経由したスキャナ９の操作を行ったりすること
ができる。なお、ＰＤＬボード７には、所定の描画処理
をハードウエアで高速処理するＡＳＩＣが搭載されてい
る。

【００２５】２は前記ＮＩＣ１の制御コマンド転送手段
であり、メインコントローラ６の制御コマンド転送手段
５と所定のプロトコルで通信できる。該制御コマンド転
送手段２は、メインコントローラ６の制御コマンド転送
手段５と通信できれば何でも良く、ＵＳＢＩ／Ｆで実現
してもいいし、専用のＩ／Ｆで実現しても何でも良い。
本実施形態では、ＵＳＢＩ／Ｆとする。

【００２６】３は印刷ＪＯＢ認識手段であり、ＬＡＮ１
１経由の印刷ＪＯＢを認識できれば何でも良く、ある規
格に基づく形式で認識することで実現しても良い。ここ
では、後者とする。

【００２７】４はＰＤＬＩ／Ｆであり、ＰＤＬボード７
とＮＩＣ１のＩ／Ｆであり、印刷ＪＯＢを単機能のＬＢ
Ｐとして動作しているときと同じようにＰＤＬボード７
との通信に使用できるＩ／Ｆである。

【００２８】６はＣＰＵ，ＲＡＭ，ＲＯＭ等を含むメイ
ンコントローラであり、制御コマンド転送手段５を備
え、ＰＤＬボード７、エンジン８、スキャナ９、ＦＡＸ
１０を総括的に制御する。

【００２９】ＰＤＬボード７、エンジン８、スキャナ
９、ＦＡＸ１０とメインコントローラ６のＩ／Ｆはそれ
ぞれ別々でもいいし、共通であっても構わない。

【００３０】ただし、共通化する場合は、信号が衝突し
ないないようにＰＤＬボード７、エンジン８、スキャナ
９、ＦＡＸ１０及びメインコントローラ６のすべてのボ
ードで出力の構成に注意する必要がある。

【００３１】ここでは、これらのＩ／Ｆを別々とし、そ
れぞれのボードでは、特別な回路を使用しない形態とす
る。

【００３２】５は前記メインコントローラ６の制御コマ
ンド転送手段であり、制御コマンド転送手段２からの制
御コマンドを受信でき、該制御コマンドはメインコント
ローラ６で解釈され、エンジン８の制御に反映させられ
るものである。

【００３３】７はＰＤＬボードであり、印刷用のＪＯＢ
（ＰＤＬ）をラスタライズ処理し、印刷用のイメージデ
ータの作成ができ、該イメージデータをメインコントロ
ーラ６へ転送することができる。さらには、ＰＤＬボー
ド７のみでＬＢＰとして機能させることができるもので
あり、メインコントローラ６とのＩ／ＦはＬＢＰとして
使用されるときと同じである。

【００３４】ただし、ＰＤＬボードとＮＩＣ間で印刷デ
ータのやり取りを行っている間、ＮＩＣとメインコント
ローラ間の通信が待たされてしまい通信効率が低下する
という課題に対応するだけのときは、該メインコントロ
ーラ６とＰＤＬボード７間のＩ／Ｆは多少変更があって
も構わない。

【００３５】８は印刷用のエンジン部分（エンジン）で
あり、メインコントローラ６からの制御と印刷用イメー
ジデータにより、実際の印刷物を出力することができ
る。

【００３６】９はスキャナ部（スキャナ）であり、原稿
画像をイメージデータに変換でき、メインコントローラ
６に送信することができる。

【００３７】１０はＦＡＸ部（ＦＡＸ）であり、電話回
線へのＦＡＸデータ送信と電話回線からのＦＡＸデータ
受信とができ、メインコントローラ６に対してもイメー
ジデータの送受信ができるものである。

【００３８】以下、上記のように構成された複合画像処
理装置において、本実施形態でのＬＡＮ１１経由の印刷
ＪＯＢの処理中にＦＡＸ処理要求が発生した場合の動作
を説明する。

【００３９】ＮＩＣ１はＬＡＮ１１経由で印刷ＪＯＢを
図示しないホストコンピュータより受信すると、印刷Ｊ
ＯＢ認識手段３で印刷ＪＯＢかその他の制御コマンドか
を認識する。

【００４０】この場合、印刷ＪＯＢなので、ＰＤＬＩ／
Ｆ４を介してＰＤＬボード７に対して印刷ＪＯＢを転送
する。ＰＤＬボード７では、ＬＢＰとしての単機能での
動作時と同じように印刷ＪＯＢをラスタ処理し、印刷用
イメージデータを作成し、メインコントローラ６へ印刷
用イメージデータを転送する。なお、印刷用イメージデ
ータ作成時に、種々の画像処理（フォームオーバレイ，
縮小イメージ展開処理，１ページに複数頁を印刷する２
ｉｎ１処理等を含む）が施される場合がある。

【００４１】このようにして、メインコントローラ６が
印刷用イメージデータをＰＤＬボード７より受け取る
と、エンジン８に対して印刷用イメージデータを送信で
きるかどうか確認し、送信可能であれば印刷用イメージ
データを送信し、印刷出力処理を行う。

【００４２】ここで、２ページ目のＰＤＬ処理に時間が
かかっていて、２ページ目のイメージデータがメインコ
ントローラ６に暫くこない状態になっている間に、電話
回線からＦＡＸ１０に対してファクシミリデータが受信
された場合、ＦＡＸ１０は電話回線からのＦＡＸデータ
を受信開始する。そして、ＦＡＸ１０はメインコントロ
ーラ６へＦＡＸ受信中であることを知らせる。

【００４３】ＦＡＸ受信中であることをしらせる方法
は、メインコントローラ６とＦＡＸ１０のＩ／Ｆで確認
できる方法であれば、何でもよく、特定の信号のレベル
を変えても良いし、あるステータスを示すことで現して
も良い。

【００４４】メインコントローラ６はＦＡＸ受信を確認
すると、ＮＩＣ１に対してＦＡＸの宛先となるユーザの
確認や、ＦＡＸをすぐに印刷物として出力するかメモリ
に格納するかの確認などをＬＡＮ１１に接続されるホス
トコンピュータ側のユーザからの指示に基づいて行う。

【００４５】ＮＩＣ１は、制御コマンド転送手段２で受
信したメインコントローラ６からのＦＡＸの宛先の確認
などを開始する。ＬＡＮ１１に接続されているユーザ
は、丁度、このＦＡＸを待っていた場合には、ホストコ
ンピュータ側のユーザは、ＬＡＮ１１経由ですぐに印刷
すると応答することができる。

【００４６】ＮＩＣ１は、ユーザの応答がＦＡＸ印刷指
示であると認識した場合、メインコントローラ６に制御
コマンド転送手段２を通してＦＡＸ印刷の指示を出す。

【００４７】メインコントローラ６は制御コマンド転送
手段５を経由してＦＡＸ印刷の指示を認識し、ＰＤＬボ
ード７からの２ページ目の印刷がまだ来ないので、ＦＡ
Ｘのイメージデータをエンジン８へ出力し、ＦＡＸのイ
メージデータを実際の印刷物として出力する。

【００４８】さらに、しばらくするとＰＤＬボード７か
らメインコントローラ６へ２ページ目の印刷用イメージ
データの転送開始となり、２ページ目の印刷を行う。

【００４９】図２は、本発明に係る通信制御装置におけ
るデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
なお、（１）〜（５）は各ステップを示す。

【００５０】先ず、ステップ（１）で、ＬＡＮ１１を介
して図示しないデータ処理装置（ホストコンピュータ）
からデータを受信しているかどうかを判定して、データ
を受信していると判定した場合は、ステップ（２）で、
受信しているデータが印刷データであるか、それとも制
御コマンドであるか否かを判定して、印刷データである
と判定した場合は、ステップ（４）へ進み、ＰＤＬＩ／
Ｆ４を介して、ホストコンピュータから受信している印
刷データをＰＤＬボード７に転送して、ステップ（１）
へ戻る。

【００５１】一方、ステップ（２）で、ホストコンピュ
ータから受信したデータが制御コマンドであると判定し
た場合は、ステップ（５）で、制御コマンド転送手段２
がホストコンピュータから受信した制御コマンドをメイ
ンコントローラ６の制御コマンド転送手段５に転送し
て、ステップ（１）へ戻る。

【００５２】一方、ステップ（１）で、データをメイン
コントローラ６から制御コマンド転送手段２が受信した
場合には、該受信した制御コマンドをＬＡＮ１１を介し
てホストコンピュータに転送して（３）、ステップ
（１）へ戻る。

【００５３】このようにステップ（４）の処理に基づい
て，ＰＤＬボード４が印刷データに基づくイメージデー
タへの描画処理（レンダリング）を実行中であっても、
ＮＩＣ１はメインコントローラ６の制御コマンド転送手
段５からの制御コマンドの受信と、ホストコンピュータ
から受信した制御コマンドのメインコントローラ６への
転送処理を並行処理可能となり、ＰＤＬボード７がラス
タ処理に集中している間でも、ＮＩＣ１とメインコント
ローラ６の間の通信を行うことが可能となり、ＦＡＸの
受信処理をユーザを経由して処理することが可能となっ
た。

【００５４】同様に、本実施形態によれば、制御コマン
ド転送手段２，５を備えているので、ＰＤＬボード７が
ラスタ処理に集中している間でも、ＦＡＸ受信のみでは
なく、ＬＡＮ１１経由のスキャナ操作も同様に可能とな
る。

【００５５】以下、図３に示すメモリマップを参照して
本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システムで
読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説
明する。

【００５６】図３は、本発明に係る印刷制御装置を適用
可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理プ
ログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する
図である。

【００５７】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報，作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のＯＳ等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。

【００５８】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。

【００５９】本実施形態における図２に示す機能が外部
からインストールされるプログラムによって、ホストコ
ンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その
場合、ＣＤ−ＲＯＭやフラッシュメモリやＦＤ等の記憶
媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶
媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給さ
れる場合でも本発明は適用されるものである。

【００６０】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ（またはＣＰＵやＭＰ
Ｕ）が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。

【００６１】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。

【００６２】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー（登録商標）ディス
ク，ハードディスク，光ディスク，光磁気ディスク，Ｃ
Ｄ−ＲＯＭ，ＣＤ−Ｒ，磁気テープ，不揮発性のメモリ
カード，ＲＯＭ，ＥＥＰＲＯＭ等を用いることができ
る。

【００６３】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているＯＳ（オペ
レーティングシステム）等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。

【００６４】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるＣＰＵ等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。

【００６５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第１
〜第１６の発明によれば、データ処理装置から受信した
情報が印刷データか、または制御コマンドであるかどう
かを判定し、該判定結果に基づき、印刷データと制御コ
マンドとを分離して異なる転送経路で複合画像処理装置
に転送するので、１つのネットワークインタフェース
で、ＰＤＬデータの転送処理と制御コマンドに基づく通
信処理とが並列処理可能となり、何らＰＤＬデータを処
理するボードの構成を変更することなく、ホストからの
印刷処理要求実行時においても、他の複合機能処理に伴
う通信処理を同時に処理できるネットワーク処理を効率
良く実行して、複合画像処理効率を格段に向上できる。

【００６６】また、データ処理装置から印刷データを受
信してイメージデータへの描画処理を行うＰＤＬボード
が描画処理を実行している場合に、複合画像処理要求に
基づく制御コマンドをデータ処理装置に転送処理して、
データ処理装置側のユーザ要求に応答した複合画像処理
の実行を指示することができる利便性の高い複合画像処
理環境を自在にに構築することができるという効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態を示す複合画像処理装置の
構成を説明するブロック図である。

【図２】本発明に係る通信制御装置におけるデータ処理
手順の一例を示すフローチャートである。

【図３】本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷シ
ステムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格
納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。

【符号の説明】

１ＮＩＣ３印刷ＪＯＢ認識手段４ＰＤＬＩ／Ｆ２，６制御コマンド転送手段６メインコントローラ７ＰＤＬボード８エンジン９スキャナ部１０ＦＡＸ部１１ＬＡＮ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 2C061 AP01 AP03 AP07 HJ06 HJ08 HQ20 5B021 AA01 AA05 AA19 BB01 BB02 DD03 QQ04 5C062 AA02 AA05 AA35 AB38 AB41 AC48 AE01 AE15

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】異なる所定の画像処理を行う複合画像処
理装置に装着されて、ネットワークに接続されるデータ
処理装置と通信して、前記複合画像処理装置に通知する
通信制御装置であって、前記データ処理装置から受信する印刷データを前記複合
画像処理要求の専用画像処理ボード部に転送する第１の
転送手段と、前記データ処理装置から受信する制御コマンドを前記複
合画像処理装置に転送する第２の転送手段と、前記データ処理装置から受信した情報が印刷データか、
または制御コマンドであるかどうかを判定する判定手段
と、前記判定手段による判定結果に基づき、前記印刷データ
と前記制御コマンドとを分離して前記第１または第２の
転送手段を介して前記複合画像処理装置に転送する制御
手段と、を有することを特徴とする通信制御装置。
【請求項２】前記専用画像処理ボード部は、ＰＤＬボ
ードであることを特徴とする請求項１記載の通信制御装
置。
【請求項３】前記第２の転送手段は、前記専用画像処
理ボード部が印刷データを処理中に、複合画像処理装置
から所定の画像処理要求に基づく制御コマンドを受信し
て前記データ処理装置に転送可能とすることを特徴とす
る請求項１記載の通信制御装置。
【請求項４】前記異なる所定の画像処理は、ファクシ
ミリ送受信処理，画像入力処理，印刷処理を含むことを
特徴とする請求項１記載の通信制御装置。
【請求項５】ネットワークを介して接続されるデータ
処理装置からの印刷データを転送する第１の転送手段
と、前記データ処理装置との間で制御コマンドを転送す
第２の転送手段とを備えるネットワークＩ／Ｆ手段と、
ファクシミリ処理部によるファクシミリデータ送受信処
理，スキャナ部による原稿画像入力処理，プリンタ部に
よる印刷処理を制御するメインコントローラとを有する
複合画像処理装置であって、前記第１の転送手段から前記印刷データを受信して画像
イメージへの展開処理を行う専用画像処理ボード部と、前記専用画像処理ボード部が前記印刷データを展開処理
中に、前記第２の転送手段を介して前記制御コマンドを
通信するコマンド転送手段と、を有することを特徴とす
る複合画像処理装置。
【請求項６】前記専用画像処理ボード部は、ＰＤＬデ
ータを受信することを特徴とする請求項５記載の複合画
像処理装置。
【請求項７】前記コマンド転送手段は、前記専用画像
処理ボード部が印刷データを処理中に、前記ファクシミ
リ処理部からの所定の画像処理要求に基づく制御コマン
ドを受信して前記第２の転送手段に対して転送可能とす
ることを特徴とする請求項５記載の複合画像処理装置。
【請求項８】異なる所定の画像処理を行う複合画像処
理装置に装着されて、ネットワークに接続されるデータ
処理装置と通信して、前記複合画像処理装置に通知する
通信制御装置におけるデータ処理方法であって、第１の転送手段を介して前記データ処理装置から受信す
る印刷データを前記複合画像処理要求の専用画像処理ボ
ード部に転送する第１の転送ステップと、第２の転送手段を介して前記データ処理装置から受信す
る制御コマンドを前記複合画像処理装置に転送する第２
の転送ステップと、前記データ処理装置から受信した情報が印刷データか、
または制御コマンドであるかどうかを判定する判定ステ
ップと、前記判定ステップによる判定結果に基づき、前記印刷デ
ータと前記制御コマンドとを分離して前記第１または第
２の転送手段を介して前記複合画像処理装置に転送する
制御ステップと、を有することを特徴とするデータ処理
方法。
【請求項９】前記専用画像処理ボード部は、ＰＤＬボ
ードであることを特徴とする請求項８記載のデータ処理
方法。
【請求項１０】前記第２の転送ステップは、前記専用
画像処理ボード部が印刷データを処理中に、複合画像処
理装置から所定の画像処理要求に基づく制御コマンドを
受信して前記データ処理装置に転送可能とすることを特
徴とする請求項８記載のデータ処理方法。
【請求項１１】前記異なる所定の画像処理は、ファク
シミリ送受信処理，画像入力処理，印刷処理を含むこと
を特徴とする請求項８記載のデータ処理方法。
【請求項１２】ネットワークを介して接続されるデー
タ処理装置からの印刷データを転送する第１の転送手段
と、前記データ処理装置との間で制御コマンドを転送す
第２の転送手段とを備えるネットワークＩ／Ｆ手段と、
ファクシミリ処理部によるファクシミリデータ送受信処
理，スキャナ部による原稿画像入力処理，プリンタ部に
よる印刷処理を制御するメインコントローラとを有する
複合画像処理装置におけるデータ処理方法であって、前記第１の転送手段から前記印刷データを受信して画像
イメージへの展開処理を行う専用画像処理ボード部が前
記印刷データを展開処理中に、前記第２の転送手段を介
して前記制御コマンドを通信するコマンド転送ステップ
を有することを特徴とするデータ処理方法。
【請求項１３】前記専用画像処理ボード部は、ＰＤＬ
データを受信することを特徴とする請求項１２記載のデ
ータ処理方法。
【請求項１４】前記コマンド転送ステップは、前記専
用画像処理ボード部が印刷データを処理中に、前記ファ
クシミリ処理部からの所定の画像処理要求に基づく制御
コマンドを受信して前記第２の転送手段に対して転送可
能とすることを特徴とする請求項１２記載のデータ処理
方法。
【請求項１５】請求項８〜１４のいずれかに記載され
たデータ処理方法を実現するプログラムを記憶したコン
ピュータが読み取り可能な記憶媒体。
【請求項１６】請求項８〜１４のいずれかに記載され
たデータ処理方法を実現するプログラム。