JP2001111760A - 情報処理装置、印刷機器及びそれからなる印刷システム - Google Patents

情報処理装置、印刷機器及びそれからなる印刷システム

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JP2001111760A
JP2001111760A JP28467899A JP28467899A JP2001111760A JP 2001111760 A JP2001111760 A JP 2001111760A JP 28467899 A JP28467899 A JP 28467899A JP 28467899 A JP28467899 A JP 28467899A JP 2001111760 A JP2001111760 A JP 2001111760A
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Nobuhiko Sato
信彦 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報処理装置と印刷機器とが接続されてなる
印刷システムにおいて、通信が正常に行えない状態で印
刷処理の指示がなされた場合であっても、印刷処理が正
常に終了し、かつ印刷機器との通信が可能になった時点
で自動的に印刷処理を再開することの可能な印刷システ
ムを提供すること。 【解決手段】 印刷指示を受け付けた際、ネットワーク
に接続されているか否かを判定し(ステップS40
1)、接続されている場合には通常通り印刷データを印
刷機器に送信する(ステップS402)。一方、接続さ
れていない場合には、印刷データを内部の記憶装置に記
憶し(ステップS403)、印刷処理は正常終了させ
る。ネットワークに接続されたならば(ステップS40
4)、内部の記憶装置に記憶された印刷未処理のデータ
有無を確認し(ステップS405)、ある場合には印刷
機器へ送信する(ステップS406)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに任
意のタイミングで脱着可能なホストコンピュータから、
印刷命令を送信してネットワークに接続された印刷機器
に印刷処理を実行する印刷システム及び、この印刷シス
テムにおけるホストコンピュータ並びに印刷機器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷システムは、ホストコンピュ
ータの操作者がネットワークに接続された印刷機器への
印刷指示を行なった場合に、ネットワークとの接続状況
に関わらず印刷命令の印刷機器への送信を試みた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の印刷システム
は、ホストコンピュータの操作者がネットワークに接続
された印刷機器への印刷指示を行なった場合に、ネット
ワークとの接続状況に関わらず印刷命令の印刷機器への
送信を試みた。
【0004】そのため、ホストコンピュータがネットワ
ークに接続されていない場合にホストコンピュータから
ネットワーク接続された印刷機器に対して印刷命令を送
信すると、送信動作が正常に動作せず、ホストコンピュ
ータの操作者の印刷指示命令が正常終了しなかった。
【0005】本発明は、印刷機器との通信が正常に行え
ない状態で印刷処理の指示がなされた場合であっても、
印刷処理が正常に終了し、かつ印刷機器との通信が可能
になった時点で自動的に印刷処理を再開することの可能
な印刷システムを提供することにある。
【0006】本発明の別の目的は、上述の印刷システム
を構成しうる情報処理装置及び印刷機器を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、所定のインタフェースを介して印刷機器に接続可能
な情報処理装置であって、印刷機器と通信可能な状態に
あるか否かを検出する接続状態検出手段と、記憶手段
と、所定のインタフェースを介して印刷機器と通信を行
なう通信手段とを有し、印刷機器を用いた印刷処理を実
行する際、接続状態検出手段を用いて接続状態を検出
し、検出結果が通信不可能である場合、印刷処理に係る
データを記憶手段に記憶させて、印刷処理を正常終了さ
せるとともに、接続状態検出手段の検出結果が接続可能
状態に変化した場合には、記憶手段に記憶された印刷処
理に係るデータを通信手段を用いて印刷機器に送信する
制御手段とを有することを特徴とする情報処理装置に存
する。
【0008】また、本発明の別の要旨は、所定のインタ
フェースを介して受信した印刷データに基づき印刷処理
を行なう印刷機器であって、受信した印刷データを記憶
する記憶手段と、印刷データが優先度の高い印刷データ
であるか否かを検出する優先度検出手段と、記憶手段か
ら供給される印刷データを用いて印刷処理を行なう印刷
手段と、記憶手段に記憶された、印刷処理が終了してい
ない印刷データに関して印刷順序を決定し、決定した順
番に基づいて記憶手段から印刷手段に印刷データを供給
する制御手段とを有し、制御手段が、印刷処理中の印刷
データを除き、まず優先度の高い印刷データが受信順に
印刷処理され、次いでそれ以外の印刷データが受信順に
印刷処理されるように印刷順序を決定することを特徴と
する印刷機器に存する。
【0009】また、本発明の別の要旨は、本発明による
情報処理装置と、本発明による印刷機器がネットワーク
を介してそれぞれ1以上接続されてなる印刷システムに
存する。
【0010】また、本発明の別の要旨は、コンピュータ
機器が実行可能なプログラムを格納した記憶媒体であっ
て、プログラムを実行したコンピュータ機器を、本発明
の情報処理装置として機能させることを特徴とする記憶
媒体に存する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る印刷シス
テムを説明する前に、本発明の実施形態に係る印刷機器
に適用するに好適なレーザビームプリンタの構成につい
て図1を参照しながら説明する。なお、本実施形態を適
用するプリンタは、レーザビームプリンタに限られるも
のではなく、他のプリント方式のプリンタでも良いこと
は言うまでもない。
【0012】図1は本発明の実施形態に係る印刷機器と
して適用可能な第1の出力装置の構成を示す断面図であ
り、例えばレーザビームプリンタ(LBP)の場合を示
す。図において、1000はLBP本体であり、外部に
接続されているホストコンピュータから供給される印刷
情報(文字コード等)やフォーム情報あるいはマクロ命
令等を入力して記憶するとともに、それらの情報に従っ
て対応する文字パターンやフォームパターン等を作成
し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。
【0013】1012は操作のためのスイッチおよびL
ED表示器等が配されている操作パネル、1001はL
BP本体1000全体の制御およびホストコンピュータ
から供給される文字情報等を解析するプリンタ制御ユニ
ットである。このプリンタ制御ユニット1001は、主
に文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換
してレーザドライバ1002に出力する。レーザドライ
バ1002は半導体レーザ1003を駆動するための回
路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ
1003から発射されるレーザ光1004をオン・オフ
切り換えする。
【0014】レーザ光1004は回転多面鏡1005で
左右方向に振らされて静電ドラム1006上を走査露光
する。これにより、静電ドラム1006上には文字パタ
ーンの静電潜像が形成されることになる。この潜像は、
静電ドラム1006周囲に配設された現像ユニット10
07により現像された後、記録紙に転写される。
【0015】この記録紙にはカットシートを用い、カッ
トシート記録紙はLBP1000に装着した用紙カセッ
ト1008に収納され、給紙ローラ1009および搬送
ローラ1010と搬送ローラ1011とにより、装置内
に取り込まれて、静電ドラム1006に供給される。ま
たLBP本体1000には、図示しないカードスロット
を少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプ
ションフォントカード、言語系の異なる制御カード(エ
ミュレーションカード)を接続できるように構成されて
いる。
【0016】(印刷システムの全体構成)図2は本発明
の実施形態に係る印刷システムの最小構成例を説明する
ブロック図である。ここでは、レーザビームプリンタ
(図1)を例にして説明する。なお、本発明の機能が実
行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機
器からなるシステムであっても、LAN等のネットワー
クを介して処理が行われるシステムであっても本発明を
適用できることは言うまでもない。
【0017】図において、3000はホストコンピュー
タで、ROM3のプログラム用ROMに記憶された文書
処理プログラム等に基づいて図形,イメージ,文字,表
(表計算等を含む)等が混在した文蕃処理を実行するC
PU1を備え、システムバス4に接続される各デバイス
をCPU1が総括的に制御する。また、このROM3の
プログラム用ROMには、CPU1の制御プログラム等
を記憶し、ROM3のフォント用ROMには上記文書処
理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM3
のデータ用ROMは上記文書処理等を行う際に使用する
各種データを記憶する。2はRAMで、CPU1の主メ
モリ,ワークエリア等として機能する。
【0018】5はキーボードコントローラ(KBC)
で、キーボード9や不図示のポインティングデバイスか
らの入力を制御する。6はCRTコントローラ(CRT
C)で、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制
御する。7はメモリコントローラ(MC)で、ブートプ
ログラム,種々のアプリケーシヨン,フォントデータ,
ユーザファイル,編集ファイル等を記憶するハードディ
スク(HD)、フロッピーディスク(FD)等の外部メ
モリ11とのアクセスを制御する。
【0019】8はプリンタコントローラ(PRTC)
で、所定の双方向性インタフェース(インタフェース)
21を介してプリンタ1000に接続されて、プリンタ
1000との通信制御処理を実行する。インタフェース
21はパラレルI/F、シリアルI/F又はネットワー
クI/Fのいずれであっても良く、またこれらを複数有
していても良い。インタフェース21はコネクタ、ケー
ブル、インタフェース回路等から構成される。インタフ
ェース21がプリンタ専用のインタフェースでない場合
には、PRTC8ではなく、システムバス4に接続され
る。
【0020】なお、CPU1は、例えばRAM2上に設
定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展
開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのW
YSIWYG表示を可能としている。また、CPU1
は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示さ
れたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを
開き、種々のデータ処理を実行する。
【0021】プリンタ1000において、12はプリン
タCPUで、ROM13のプログラム用ROMに記憶さ
れた制御プログラム等或いは外部メモリ14に記憶され
た制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続
される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、
印刷部インタフェース16を示して接続される印刷部
(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号
を出力する。また、このROM13のプログラムROM
には、後述する図4、図6、図7、図9、図10、図1
1のフローチャートで示されるようなCPU12の制御
プログラム等を記憶する。
【0022】ROM13のフォント用ROMには上記出
力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記憶
し、ROM13のデータ用ROMにはハードディスク等
の外部メモリ14が無いプリンタの場合には、ホストコ
ンピュータ上で利用される情報等を記毎している。CP
U12は入力部18を介してホストコンピュータ300
0との通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報
等をホストコンピュータ3000に通知可能に構成され
ている。
【0023】19はCPU12の主メモリ、ワークエリ
ア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに
接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張す
ることができるように構成されている。なお、RAM1
9は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVR
AM等に用いられる。前述したハードディスク(H
D)、ICカード等の外部メモリ14は、メモリコント
ローラ(MC)20によりアクセスを制御される。外部
メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデ
ータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等
を記憶する。
【0024】また、18は前述した操作パネルで操作の
ためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。
また、上述した外部メモリは1個に限らず、少なくとも
1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォン
トカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈する
プログラムを格納した外部メモリを複数接続できるよう
に構成されていても良い。さらに、図示しないNVRA
Mを有し、操作パネル1012からのプリンタモード設
定情報を記憶するようにしても良い。
【0025】図3は、複数のプリンタ1000と複数の
ホストコンピュータ3000をネットワークを介して接
続してなる印刷システムの構成例を示す図である。図3
においては、図2に示したプリンタ1000と同等構成
のプリンタPRN−1、PRN−2、PRN−3がネッ
トワークに接続されている。
【0026】同様にホストコンピュータ3000と同等
構成のPC−1、PC−2、PC−3、PC−4、PC
−5が存在し、そのうちPC−1、PC−2、PC−3
の3台がネットワークに接続され、PC−4、PC−5
の2台はネットワークに接続されていない状態にある。
これはホストコンピュータ3000用のネットワークへ
の接続ポートが3つのみしか設けられていないために、
3つのポートを計5台のホストコンピュータ3000で
共有しているものとしているからである。また、本実施
形態において、PC−1、PC−2、PC−4、PC−
5は頻繁にネットワークから取り外されるものとする。
これはノートブックコンピュータなどで、ユーザが頻繁
に持ち歩くことがあることを想定している。
【0027】また本実施形態においては、ネットワーク
としてEthernetが、ネットワーク上の通信プロトコルは
TCP/IPを使用しているものとする。しかし本発明
は接続、切断が随時可能なネットワーク環境であればど
のような環境であっても適用可能である。
【0028】(ネットワークに接続されていないコンピ
ュータにおける印刷処理)次に、ネットワークに接続さ
れていないコンピュータから印刷指示がなされた場合の
処理について説明する。本実施形態においては、ユーザ
がPC−1をネットワークから取り外した状態でPC−
1からPRN−1への印刷指示を行なった場合に、どの
ような処理が実行されるかを例にとって説明する。
【0029】このような状態は、ユーザが外出先で作業
を行なって印刷指示まで実行しておきたい場合や、ネッ
トワークへの接続ポート数がホストコンピュータ300
0の台数よりも少ないため1つのポートを複数のホスト
コンピュータ3000で共有しているような環境におい
てネットワークから取り外した状態で印刷指示まで実行
しておく場合などに発生しうる。
【0030】図4(a)は、ホストコンピュータで印刷
指示を行なった場合の動作を説明したフローチャートで
ある。ユーザがホストコンピュータ上で動作させている
ワードプロセッサなどのアプリケーシヨンプログラムな
どに対して印刷指示を行なうことで、この処理が開始さ
れる。
【0031】図4(a)のステップS401では、ホス
トコンピュータPC−1とネットワークとの接続状況を
調査し、接続されていればステップS402へ進み、接
続されていなければステップS403へ進む。
【0032】ホストコンピュータPC−1がネットワー
クに接続されている場合には、ステップS402におい
て、アプリケーシヨンソフトやプリンタドライバが生成
した印刷データをホストコンピュータPC−1上で稼働
するネットワーク通信モジュールが受け取り、この場合
はネットワークインタフェースであるインタフェース2
1を介して経由でプリンタPRN−1へ送信し、処理を
終了する。
【0033】ホストコンピュータPC−1がネットワー
クに接続されていない場合、ステップS403におい
て、アプリケーションソフトやプリンタドライバが生成
した印刷データをホストコンピュータPC−1の記憶装
置に保存し、処理を終了する。保存する領域は、PC−
1内のRAM2でもハードディスク等の外部メモリ11
でもよい。また、保存したデータの検索、削除などの操
作を行なうために、RAM2や外部メモリ11に管理用
テーブルを作成することも考えられる。またさらに、印
刷データを保存する際に、その印刷データをどのプリン
タに送信するのかという情報も印刷データと共に保存す
ることも考えられる。
【0034】以上説明したように制御することにより、
ホストコンピュータがネットワークに接続されていない
場合にホストコンピュータからネットワーク接続された
プリンタに対して印刷命令を送信しようとすると、ホス
トコンピュータ内でその印刷データを保管する。そのた
めホストコンピュータのユーザは正常に印刷指示命令を
完了させることが出来る。
【0035】(保存されていた印刷データの出力処理)
ホストコンピュータがネットワークに接続されていない
場合、印刷データはこの時点ではまだプリンタに送信さ
れていない。次に、ホストコンピュータがネットワーク
に接続された時に、ホストコンピュータ内に保管された
印刷データをプリンタに送信する動作を、図4(b)に
示すフローチャートを用いて説明する。
【0036】ステップS404では、ホストコンピュー
タとネットワークとの接続状況を調査し、接続されてい
ればステップS405へ進み、接続されていなければス
テップS404の処理を繰り返す。ネットワークとの接
続がされていなければこのステップS404の処理を実
行し続けるため、ネットワークとの接続がなされたこと
を検出することが出来る。
【0037】ステップS405では、ホストコンピュー
タPC−1内に保存してある印刷データがあるかどうか
調べ、保存してあればステップS406へ進み、保存し
ていなければステップS404に戻る。
【0038】ステップS406では、ステップS405
で見つけた印刷データをそのデータを送るべきプリンタ
PRN−1へ送り、ステップS404へ戻る。またこの
印刷データを送信する際に、この印刷データはホストコ
ンピュータPC−1がネットワークに接続される以前か
ら存在していたので、優先処理を要求するための情報を
付加する。
【0039】このステップS404からステップS40
6までの処理を繰り返すことで、ホストコンピュータと
ネットワークの接続が成立したら、保管していた印刷デ
ータをプリンタへ自動的に送ることが出来る。
【0040】(プリンタにおけるジョブ管理)次にプリ
ンタ側の動作を説明するが、まず最初にプリンタ内部で
印刷ジョブを管理する方法を説明する。
【0041】図5はジョブ管理リストの概念図である。
このリストはプリンタ1000内のRAM19やハード
ディスク等の外部メモリ14上に記憶することが可能で
あり、記憶すべき項目として、その印刷ジョブの順位、
その印刷ジョブが印刷処理中かどうかを示すフラグ、そ
の印刷ジョブを優先処理するかどうかを示すフラグ、そ
の印刷ジョブの印刷データがどこに保管されているかを
示す情報がある。
【0042】図5にはこのジョブ管理リストの概念図が
図5(a)、図5(b)、図5(c)、図5(d)と4
つあるが、これは後で図6を用いて説明するプリンタ動
作過程におけるジョブ管理リストの内容を示したもの
で、処理が開始する際のジョブ管理リストの初期状態を
示しているのが図5(a)である。この状態ではすでに
4つの印刷ジョプがプリンタPRN−1に存在している
ことを示している。また、図5において、印刷データが
図中の何行目にあるかと処理の順番とは関係がなく、順
位に従って処理が行なわれる。
【0043】順位1番の印刷ジョブの状態は印刷中また
は印刷待ちのいずれかであり、後述する処理の工程によ
ってどちらかの状態を取るものとする。また印刷ジョブ
1番以外の印刷ジョブはすべて印刷待ち状態である。ま
た、すべての印刷ジョブは優先処理しないジョブであ
る。本実施形態では印刷データはRAM19に格納する
ものとして説明するので、印刷データがどこに保管され
ているかを示す情報はRAM19内の特定の位置を示す
アドレスを使用することにし、図5に例示した値を格納
しているものとする。図5におけるアドレス値は印刷デ
ータの開始アドレスを示している。
【0044】また本実施形態に係るプリンタ1000
は、例示していないアルゴリズムに従い、このジョブ管
理リスト上の順位に従って印刷処理を実行するものとす
る。
【0045】(印刷データ受信処理)図6は、プリンタ
1000がネットワークから新しい印刷データを受信し
た場合の動作を説明するフローチャートである。
【0046】まずステップS601では、ネットワーク
経由で印刷データが送られて来たかどうかを調べ、送ら
れてきていればステップS602へ進み、送られてきて
いなければステップS601の処理を繰り返す。印刷デ
ータが送られてきていなければステップS601の処理
を繰り返し、印刷データが送られてくることを待ち続け
ることが出来る。
【0047】ステップS602では、ネットワークから
受信した印刷データをプリンタ1000内部に記憶し、
ステップS603へ進む。前記した通り、本実施形態で
は印刷データをプリンタ1000のRAM19に記憶す
る。
【0048】ステップS603では、ステップS602
でRAM19に記憶した印刷データに優先処理を要求す
るための情報が付加されているかどうかを調べ、付加さ
れていなければステップS604へ進み、付加されてい
ればステップS605へ進む。
【0049】ステップS604では、ジョブ管理リスト
の最終順位に新しい印刷ジョブとしてステップS602
で記憶した印刷データを登録して処理を終了する。これ
によってジョブ管理リストの状態は、図5(a)から図
5(b)の状態に更新される。
【0050】ステップS605では、ジョブ管理リスト
の順位1番の印刷ジョブの状態を調べ、印刷処理中なら
ばステップS606へ進み、印刷処理中でなければステ
ップS607へ進む。
【0051】ステップS606では、ジョブ管理リスト
の2番目の順位の新しい印刷ジョブとしてステップS6
02で記憶した印刷データを挿入して処理を終了する。
これによってジョブ管理リストの状態は、図5(a)か
ら図5(c)の状態に更新される。
【0052】ステップS607では、ジョブ管理リスト
の1番目の順位の新しい印刷ジョブとしてステップS6
02で記憶した印刷データを挿入して処理を終了する。
これによってジョブ管理リストの状態は、図5(a)か
ら図5(d)の状態に更新される。
【0053】以上ステップS601からステップS60
7のようにジョブ管理テーブルを更新制御することによ
って、優先処理を要求する情報が付加された印刷データ
を受信したプリンタ1000はその印刷データによる印
刷処理をできるだけ早く実行するので、特にネットワー
クに接続されていない状態で印刷処理を行なったホスト
コンピュータの印刷処理が高速に終了し、操作者は早く
印刷結果を確認することが出来、すぐに再びホストコン
ピュータ3000をネットワークから取り外すことが出
来る。
【0054】(第2の実施形態)本実施形態では、ネッ
トワークに接続されているホストコンピュータ3000
でユーザが印刷指示を行なったが、その指示を行なった
時点で印刷を指示されたプリンタ1000がネットワー
ク通信不可能な状態である場合の例を説明する。
【0055】本実施形態ではネットワークに接続されて
いるホストコンピュータPC−3からプリンタPRN−
2へ印刷指示を行なったが、印刷指示を行なった時点で
はPRN−2の電源が入っていなかったものとする。
【0056】(通信不能時の処理)まずホストコンピュ
ータPC−3で印刷指示を行なう際の動作を説明する。
図7(a)は、印刷指示を行なった場合の動作を説明し
たフローチャートである。ユーザがホストコンピュータ
上で動作させているワードプロセッサなどのアプリケー
シヨンプログラムなどに対して印刷指示を行なうこと
で、この処理が開始される。
【0057】図7(a)のステップS701では、ホス
トコンピュータPC−3とプリンタPRN−2との通信
状況を調査し、通信可能であればステップS702へ進
み、通信不可能であればステップS703へ進む。
【0058】ステップS702では、アプリケーション
ソフトやプリンタドライバが生成した印刷データをホス
トコンピュータPC−3上のネットワーク通信モジュー
ルが受け取り、ネットワーク経由でプリンタPRN−2
へ送信し、処理を終了する。
【0059】ステップS703では、アプリケーション
ソフトやプリンタドライバが生成した印刷データをホス
トコンピュータPC−3の記憶装置に保存し、処理を終
了する。保存する領域は、PC−3内のRAM2でもハ
ードディスク等の外部メモリ11でもよい。また、保存
したデータの検索、削除などの操作を行なうために、R
AM2や外部メモリ11に管理用テーブルを作成するこ
とも考えられる。またさらに、印刷データを保存する際
に、その印刷データをどのプリンタに送信するのかとい
う情報も印刷データと共に保存することも考えられる。
【0060】以上説明したように制御することにより、
ホストコンピュータ3000とプリンタ1000が通信
できない場合にホストコンピュータ3000からネット
ワーク接続されたプリンタ1000に対して印刷命令を
送信しようとすると、ホストコンピュータ3000内で
その印刷データを保管する。そのためホストコンピュー
タ3000のユーザは正常に印刷指示命令を完了させる
ことが出来る。
【0061】ホストコンピュータPC−3とプリンタP
RN−2が通信できない場合、印刷データはこの時点で
はまだプリンタPRN−2に送信されていない。次に、
ホストコンピュータPC−3とプリンタPRN−2が通
信できるようになった時に、ホストコンピュータPC−
3内に保管された印刷データをプリンタPRN−2に送
信する動作を、図7(b)に示すフローチャートを用い
て説明する。
【0062】(保存された印刷データの送信)ステップ
S704では、ホストコンピュータPC−3とプリンタ
PRN−2との通信状況を調査し、通信できればステッ
プS705へ進み、通信できなければステップS704
の処理を繰り返す。通信ができなければこのステップS
704の処理を実行し続けるため、通信できるようにな
ったことを検出することが出来る。
【0063】ステップS705では、ホストコンピュー
タPC−3内に保存してある印刷データがあるかどうか
調べ、保存してあればステップS706へ進み、保存し
ていなければステップS704に戻る。
【0064】ステップS706では、ステップS705
で見つけた印刷データをそのデータを送るべきプリンタ
PRN−2へ送り、ステップS704へ戻る。またこの
印刷データを送信する際に、この印刷データはホストコ
ンピュータPC−3とプリンタPRN−2の通信が可能
になる以前から存在していたので、優先処理を要求する
ための情報を付加する。
【0065】このステップS704からステップS70
6までの処理を繰り返すことで、ホストコンピュータP
C−3とプリンタPRN−2との通信が可能になった時
点で保管していた印刷データをプリンタへ自動的に送る
ことが出来る。
【0066】さらにそのような印刷データを受信したプ
リンタは優先処理指定に基づきその印刷データによる印
刷処理をできるだけ早く実行するので、ホストコンピュ
ータのユーザは早く印刷結果を確認することが出来る。
【0067】(第3の実施形態)第1及び第2の実施形
態では、ネットワーク接続がなされた、あるいは通信が
可能になった時点において、印刷指定先のプリンタ内部
には優先処理を要求する印刷ジョブが存在しない状態の
動作を説明した。それに対し本実施形態では、印刷指定
先のプリンタ内部に優先処理を要求する複数の印刷ジョ
ブが存在する場合の動作を説明する。
【0068】プリンタ1000はネットワークに接続さ
れており、複数のホストコンピュータ3000から印刷
データを受信することが可能であり、また1台のホスト
コンピュータ3000から複数の優先処理を要求する印
刷データを受信することもありえ、その結果、プリンタ
1000内に優先処理を要求する印刷ジョブが複数存在
することになる。ホストコンピュータ側の動作は図4ま
たは図7のフローチャートで説明したものと全く同じで
あるため、本実施形態では説明を省く。
【0069】(ジョブ管理)図8は、本実施形態で説明
に使用するジョブ管理リストの概念図であり、図8
(a)、図8(b)、図8(c)、図8(d)、図8
(e)と5つあるが、これは図9に示すフローチャート
を用いて後述するプリンタの印刷データ受信処理の過程
における状態を示したものである。これらジョブ管理リ
ストにおいて、表の何行目にあるかと処理の順番とは関
係がなく、順位によって処理されるものとする。本実施
形態において、ジョブ管理リストの初期状態を示してい
るのが図8(a)である。この状態ではすでに4つの印
刷ジョブがプリンタ1000に存在していることを示し
ている。順位1番の印刷ジョブの状態は印刷中または印
刷待ちのいずれかであり、後述する処理の工程によって
どちらかの状態を取るものとする。
【0070】また印刷ジョブ1番以外の印刷ジョブはす
べて印刷待ち状態である。また、印刷ジョブ1番、2番
のジョブは後述する処理の工程によって優先処理を要求
する印刷ジョブ、または優先処理を要求しないジョブの
どちらかの状態を取るものとする。印刷ジョブ3番、4
番のジョブは優先処理を要求しないジョブである。
【0071】(印刷データ受信処理)図9は、プリンタ
1000が新しい印刷データをネットワークから受信し
た場合の動作を説明するフローチャートである。
【0072】まずステップS901では、ネットワーク
経由で印刷データが送られて来たかどうかを調べ、送ら
れてきていればステップS902へ進み、送られてきて
いなければステップS901の処理を繰り返す。印刷デ
ータが送られてきていなければステップS901の処理
を繰り返し、印刷データ示送られてくることを待ち続け
ることが出来る。
【0073】ステップS902では、ネットワークから
受信した印刷データをプリンタ1000内部に記憶し、
ステップS903へ進む。前記した通り、本実施形態で
は印刷データをプリンタ1000のRAM19に記憶す
る。
【0074】ステップS903では、ステップS902
でRAM19に記憶した印刷データに優先処理を要求す
るための情報が付加されているかどうかを調べ、付加さ
れていなければステップS904へ進み、付加されてい
ればステップS905へ進む。
【0075】ステップS904では、ジョブ管理リスト
の最終順位に新しい印刷ジョブとしてステップS902
で記憶した印刷データを登録して処理を終了する。これ
によってジョブ管理リストの状態は、図8(a)から図
8(b)の状態に更新される。
【0076】ステップS905では、ジョブ管理リスト
の順位1番の印刷ジョブの状態を調べ、優先処理を要求
していないジョブであればステップS906へ進み、優
先処理を要求しているジョブであればステップS909
へ進む。
【0077】ステップS906では、ジョブ管理リスト
の順位1番の印刷ジョブの状態を調べ、印刷処理中なら
ばステップS907へ進み、印刷処理中でなければステ
ップS908へ進む。
【0078】ステップS907では、ジョブ管理リスト
の2番目の順位の新しい印刷ジョブとしてステップS9
02で記憶した印刷データを挿入して処理を終了する。
この場合は、図8(a)の順位1のジョブは印刷処理
中、かつ優先ジョブでない場合であるから、ジョブ管理
リストの状態は、図8(c)の状態に更新される。
【0079】ステップS908では、ジョブ管理リスト
の1番目の順位の新しい印刷ジョブとしてステップS9
02で記憶した印刷データを挿入して処理を終了する。
この場合は、図8(a)のもとの順位1のジョブは印刷
待ちかつ優先ジョブでない場合であるから、管理リスト
の状態は図8(d)の状態に更新される。
【0080】ステップS909では、優先処理を要求し
ている印刷ジョブかどうかの調査対象の印刷ジョブの順
位を1つ進め、ステップS910へ進む。
【0081】ステップS910では、優先処理を要求し
ている印刷ジョブかどうかの調査対象の印刷ジョブの状
態を調べ、優先処理を要求している印刷ジョブであれば
ステップS909へ戻り、優先処理を要求している印刷
ジョブであればステップS911へ進む。このステップ
S909とステップS910の処理を繰り返すことで、
ジョブ管理リスト中の優先処理を要求していない最初の
順位の印刷ジョブを見つけることが出来る。
【0082】ステップS911では、ステップS909
とステップS910の処理によって検出したジョブ管理
リスト中の優先処理を要求していない最初の順位の印刷
ジョブの位置に、新しい印刷ジョブとしてステップS9
02で記憶した印刷データを登録して処理を終了する。
たとえば、図8(a)の順位1及び順位2のジョブがい
ずれも優先ジョブであった場合、ジョブ管理リストの状
態は、図8(e)の状態に更新される。
【0083】以上説明したように制御することにより、
前記ホストコンピュータ3000がネットワークに接続
される以前からその印刷命令の存在していたことを示す
情報が受信した印刷命令に付加されているジョブが複数
存在している場合でも、受信した順番にそれらジョブの
印刷処理を実行することが出来、いつまでも印刷が実行
されないような状態を防ぐことが出来る。
【0084】(第4の実施形態)前記第1の実施形態、
第3の実施形態では、ホストコンピュータ3000がネ
ットワークに接続されていない状態での印刷指示を行な
うと、常に優先処理を要求する情報を付加して印刷デー
タを送信していた。本実施形態では、優先処理を要求す
る情報を付加するか付加しないかをホストコンピュータ
3000のユーザが選択できるようにしたことを特徴と
する。
【0085】ホストコンピュータ3000上で印刷指示
を行なう際の動作を説明する。ユーザがホストコンピュ
ータ3000上で印刷指示を行なった場合の動作の内、
印刷データを直接プリンタ1000に送るか、もしくは
ホストコンピュータ3000内に保存するかするまでの
前半の動作は、図4(a)のステップS401からステ
ップS403までの処理と全く同じなので省略する。
【0086】ホストコンピュータ3000がネットワー
クに接続されていない場合、印刷データはこの時点では
まだプリンタ1000に送信されていない。次に、ホス
トコンピュータ3000がネットワークに接続された時
に、ホストコンピュータ3000内に保管された印刷デ
ータをプリンタ1000に送信する動作(図4(b)に
対応)を、図10に示すフローチャートを用いて説明す
る。
【0087】ステップS1001では、ホストコンピュ
ータとネットワークとの接続状況を調査し、接続されて
いればステップS1002へ進み、接続されていなけれ
ばステップS1001の処理を繰り返す。ネットワーク
との接続がされていなければこのステップS1001の
処理を実行し続けるため、ネットワークとの接続がなさ
れたことを検出することが出来る。
【0088】ステップS1002では、ホストコンピュ
ータ内に保存してある印刷データがあるかどうか調べ、
保存してあればステップS1003へ進み、保存してい
なければステップS1001に戻る。
【0089】ステップS1003では、ホストコンピュ
ータのユーザに優先処理を要求する情報を付加する必要
があるかどうか問い合わせ、必要であればステップS1
004へ進み、必要でなければステップS1005へ進
む。
【0090】ステップS1004では、ステップS10
02で見つけた印刷データをそのデータを送るべきプリ
ンタ1000へ送り、ステップS1001へ戻る。また
この印刷データを送信する際に、この印刷データはホス
トコンピュータがネットワークに接続される以前から存
在していたので、優先処理を要求するための情報を付加
する。
【0091】ステップS1005では、ステップS10
02で見つけた印刷データをそのデータを送るべきプリ
ンタ1000に送り、ステップS1001へ戻る。この
際優先処理を要求する情報は印刷データに付加しない。
【0092】このステップS1001からステップS1
005までの処理を繰り返すことで、ホストコンピュー
タ3000とネットワークの接続が成立したら、保管し
ていた印刷データをプリンタ1000へ自動的に送るこ
とが出来る。さらに、優先処理を要求する情報を必要に
応じて印刷データに付加することが出来る。
【0093】(第5の実施形態)前記第2の実施形態で
は、ネットワークに接続されているホストコンピュータ
3000でユーザが印刷指示を行なった場合に印刷を指
示されたプリンタ1000がネットワーク通信不可能で
あると、常に優先処理を要求する情報を印刷データに付
加して印刷データを送信していた。本実施形態では、優
先処理を要求する情報を付加するか付加しないかをホス
トコンピュータ3000のユーザが選択できるようにし
た例を説明する。本実施形態ではネットワークに接続さ
れているホストコンピュータPC−3からプリンタPR
N−2へ印刷指示を行なったが、印刷指示を行なった時
点ではPRN−2の電源が入っていなかったものとす
る。
【0094】ユーザがホストコンピュータ3000上で
印刷指示を行なった場合の動作の内、印刷データを直接
プリンタ1000に送るか、もしくはホストコンピュー
タ3000内に保存するかするまでの前半の動作は、図
4(a)のステップS401からステップS403まで
の処理と全く同じなので省略する。
【0095】ホストコンピュータPC−3とプリンタP
RN−2が通信できない場合、印刷データはこの時点で
はまだプリンタPRN−2に送信されていない。次に、
ホストコンピュータPC−3とプリンタPRN−2が通
信できるようになった時に、ホストコンピュータ300
0内に保管された印刷データをプリンタ1000に送信
する動作(図4(b)に対応)を、図11のフローチャ
ートで説明する。
【0096】ステップS1101では、ホストコンピュ
ータPC−3とプリンタPRN−2との通信状況を調査
し、通信出来ればステップS1102へ進み、通信でき
なければステップS1101の処理を繰り返す。通信が
出来なければこのステップS1101の処理を実行し続
けるため、通信できるようになったことを検出すること
が出来る。
【0097】ステップS1102では、ホストコンピュ
ータPC−3内に保存してある印刷データがあるかどう
か調べ、保存してあればステップS1103へ進み、保
存していなければステップS1101に戻る。
【0098】ステップS1103では、ホストコンピュ
ータPC−1のユーザに優先処理を要求する情報を付加
する必要があるかどうか問い合わせ、必要であればステ
ップS1104へ進み、必要でなければステップS11
05へ進む。
【0099】ステップS1104では、ステップS11
02で見つけた印刷データをそのデータを送るべきプリ
ンタPRN−2へ送り、ステップS1101へ戻る。ま
たこの印刷データを送信する際に、この印刷データはホ
ストコンピュータPC−3とプリンタPRN−2の通信
が可能になる以前から存在していたので、優先処理を要
求するための情報を付加する。
【0100】ステップS1105では、ステップS11
02で見つけた印刷データをそのデータを送るべきプリ
ンタPRN−2に送り、ステップS1101へ戻る。こ
の際優先処理を要求する情報は印刷データに付加しな
い。
【0101】このステップS1101からステップS1
105までの処理を繰り返すことで、ホストコンピュー
タ3000とプリンタ1000の通信が可能になった
ら、保管していた印刷データをプリンタ1000へ自動
的に送ることが出来る。さらに、優先処理を要求する情
報を必要に応じて印刷データに付加することが出来る。
【他の実施形態】
【0102】なお、上述の実施形態においては、ホスト
コンピュータがネットワークに接続されていない場合
や、指定されたプリンタの電源が切断されている場合な
ど、印刷処理が行えない状態であっても、見かけ上は正
常終了する。そのため、特にプリンタ側やネットワーク
に問題があって通信ができない場合に、ユーザは印刷が
正常に行なわれたのか、見かけ上正常終了したのかの判
別ができない。
【0103】そのため、通信ができずに印刷データを内
部に保存した場合には、その旨を示すメッセージを表示
する等して、ユーザに状態を報知する様にしても良い。
【0104】同様に、接続が回復した場合や、ネットワ
ークに接続した場合など、内部に記憶してあった印刷デ
ータをプリンタに送信した場合には、その旨をユーザに
報知するようにすることもできる。
【0105】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0106】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0107】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0108】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図4、図6、図7、図
9、図10、図11のいずれか1つ以上に示す)フロー
チャートに対応するプログラムコードが格納されること
になる。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように本発明による印刷シ
ステムによれば、ホストコンピュータがネットワークに
接続されていない場合にホストコンピュータからネット
ワーク接続された印刷機器に対して印刷命令を送信しよ
うとすると、ホストコンピュータ内でその印刷命令を保
管する。そのためホストコンピュータの操作者は正常に
印刷指示命令を完了させることが出来る。
【0110】そして、ホストコンピュータがネットワー
クに接続されるとホストコンピュータ内に保管されてい
た印刷命令を自動的に印刷機器に送信するので、ホスト
コンピュータの操作者はわざわざ印刷命令の送信を指示
する必要がない。
【0111】そして、そのような印刷命令を受信した印
刷機器はその印刷命令による印刷処理をできるだけ早く
実行するので、ホストコンピュータの操作者は早く印刷
結果を確認することが出来、ホストコンピュータをネッ
トワークからすぐ取り外すことが出来る。
【0112】また、印刷機器が何らかの原因で通信でき
ない状態でホストコンピュータからネットワーク接続さ
れた印刷機器に対して印刷命令を送信しようとすると、
ホストコンピュータ内でその印刷命令を保管する。その
ためホストコンピュータの操作者は正常に印刷指示命令
を完了させることが出来る。
【0113】そして、印刷機器との通信が可能になると
ホストコンピュータ内に保管されていた印刷命令を自動
的に印刷機器に送信するので、ホストコンピュータの操
作者はわざわざ印刷命令の送信を指示する必要がない。
【0114】そして、そのような印刷命令を受信した印
刷機器はその印刷命令による印刷処理をできるだけ早く
実行するので、ホストコンピュータの操作者は早く印刷
結果を確認することが出来、ホストコンピュータをネッ
トワークからすぐ取り外すことが出来る。
【0115】また、前記ホストコンピュータがネットワ
ークに接続される以前からその印刷命令の存在していた
ことを示す情報が受信した印刷命令に付加されているジ
ョブが複数存在している場合でも、受信した順番にそれ
らジョブの印刷処理を実行することが出来、いつまでも
印刷が実行されないような状態を防ぐことが出来る。
【0116】また、その印刷命令による印刷処理に関し
て、他の印刷処理の実行順番を遅くしてまでもその印刷
処理を早く実行させるのか、それともその印刷処理の実
行を特に早くする必要がないのかによって適切な指示を
与えることが出来る。
【0117】また、その印刷命令による印刷処理に関し
て、他の印刷処理の実行順番を遅くしてまでもその印刷
処理を早く実行させるのか、それともその印刷処理の実
行を特に早くする必要がないのかによって適切な指示を
与えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る印刷機器として用いる
ことのできるレーザービームプリンタの構成を示す垂直
断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る印刷システムの最小構
成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る印刷システムの別の構
成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るホストコンピュ
ータの処理を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る印刷機器におけ
るジョブ管理テーブルの例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る印刷機器の処理
を説明するフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るホストコンピュ
ータの処理を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る印刷機器におけ
るジョブ管理テーブルの例を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る印刷機器の処理
を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の第4の実施形態に係るホストコンピ
ュータの処理を説明するフローチャートである。
【図11】本発明の第5の実施形態に係るホストコンピ
ュータの処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ROM 4 システムバス 12 CPU 13 ROM 19 RAM 1000 プリンタ 3000 ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) 9A001 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AQ06 AS02 HH03 HQ12 HR01 HV30 HV32 2H027 EJ13 EK04 ZA07 5B021 AA01 AA02 BB00 BB01 CC04 DD12 5C062 AA13 AA35 AB22 AB23 AB38 AB42 AC58 AF00 5C073 AA02 AB01 BB01 CD07 CD12 9A001 CC03 CZ08 JJ35

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のインタフェースを介して印刷機器
    に接続可能な情報処理装置であって、 前記印刷機器と通信可能な状態にあるか否かを検出する
    接続状態検出手段と、 記憶手段と、 前記所定のインタフェースを介して前記印刷機器と通信
    を行なう通信手段とを有し、 前記印刷機器を用いた印刷処理を実行する際、前記接続
    状態検出手段を用いて接続状態を検出し、検出結果が通
    信不可能である場合、前記印刷処理に係るデータを前記
    記憶手段に記憶させて、前記印刷処理を正常終了させる
    とともに、前記接続状態検出手段の検出結果が接続可能
    状態に変化した場合には、前記記憶手段に記憶された前
    記印刷処理に係るデータを前記通信手段を用いて前記印
    刷機器に送信する制御手段とを有することを特徴とする
    情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が、前記記憶手段に記憶さ
    れた前記印刷処理に係るデータを送信する際、印刷処理
    を優先的に行なう様に前記印刷機器に指示するデータを
    付加することを特徴とする請求項1記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、前記記憶手段に記憶さ
    れた前記印刷処理に係るデータを送信する際、外部から
    供給される指示に応じて印刷処理を優先的に行なう様に
    前記印刷機器に指示するデータを付加することを特徴と
    する請求項1記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 表示手段を更に有し、 前記制御手段が、前記印刷処理に係るデータを前記記憶
    手段に記憶させた場合に、その旨を前記表示手段に表示
    することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に
    記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 表示手段を更に有し、 前記制御手段が、前記記憶手段に記憶された前記印刷処
    理に係るデータを前記通信手段を用いて前記印刷機器に
    送信した場合に、その旨を前記表示手段に表示すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情
    報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記所定のインタフェースがネットワー
    クインタフェースであり、前記印刷機器がネットワーク
    接続されていることを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 所定のインタフェースを介して受信した
    印刷データに基づき印刷処理を行なう印刷機器であっ
    て、 受信した前記印刷データを記憶する記憶手段と、 前記印刷データが優先度の高い印刷データであるか否か
    を検出する優先度検出手段と、 前記記憶手段から供給される印刷データを用いて前記印
    刷処理を行なう印刷手段と、 前記記憶手段に記憶された、前記印刷処理が終了してい
    ない前記印刷データに関して印刷順序を決定し、決定し
    た順番に基づいて前記記憶手段から前記印刷手段に前記
    印刷データを供給する制御手段とを有し、 前記制御手段が、印刷処理中の前記印刷データを除き、
    まず前記優先度の高い印刷データが受信順に印刷処理さ
    れ、次いでそれ以外の前記印刷データが受信順に印刷処
    理されるように前記印刷順序を決定することを特徴とす
    る印刷機器。
  8. 【請求項8】 前記制御手段が、新しく前記印刷データ
    を受信するごとに前記印刷順序の決定を行なうことを特
    徴とする請求項7記載の印刷機器。
  9. 【請求項9】 前記所定のインタフェースがネットワー
    クインタフェースであり、前記印刷データがネットワー
    クを介して送信されることを特徴とする請求項7又は8
    記載の印刷機器。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項6のいずれか1項
    に記載の情報処理装置と、請求項7乃至請求項9のいず
    れか1項に記載の印刷機器がネットワークを介してそれ
    ぞれ1以上接続されてなる印刷システム。
  11. 【請求項11】 コンピュータ機器が実行可能なプログ
    ラムを格納した記憶媒体であって、前記プログラムを実
    行したコンピュータ機器を、請求項1乃至請求項6のい
    ずれか1項に記載の情報処理装置として機能させること
    を特徴とする記憶媒体。
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