JP2003076205A - 定着装置および定着装置の定着圧力調節方法 - Google Patents

定着装置および定着装置の定着圧力調節方法

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JP2003076205A JP2001268349A JP2001268349A JP2003076205A JP 2003076205 A JP2003076205 A JP 2003076205A JP 2001268349 A JP2001268349 A JP 2001268349A JP 2001268349 A JP2001268349 A JP 2001268349A JP 2003076205 A JP2003076205 A JP 2003076205A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱回転部材および加圧回転部材の圧接
領域である定着ニップのニップ荷重を均一にすること。 【解決手段】 加熱回転部材Fhおよび加圧回転部材F
pのうちの一方の回転部材の軸方向両端部を支持する固
定フレーム1,2と、前記軸方向両端部の固定フレーム
1,2への連結時に連結位置を調節可能な一対のガイド
部材6,6と、他方の回転部材の軸方向両端部をそれぞ
れ支持するとともに前記一対の各ガイド部材6により前
記他方の回転部材を前記一方の回転部材に圧接する圧接
位置と前記一方の回転部材から離隔した離隔位置との間
で移動可能にガイドされる一対の可動支持部材3,4
と、前記ガイド部材6の前記固定フレーム1,2への連
結位置に応じて前記加圧力が調節される前記弾性部材7
とを備えた定着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
レーザービームプリンター等の画像形成装置において記
録シート上に形成したトナー像を加熱定着する定着装置
に関し、特に、互いに圧接して回転する加熱回転部材お
よび加圧回転部材を有し、それらの圧接領域により形成
される定着ニップを通過する記録シート上のトナー像を
加熱、加圧して定着する定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記種類の定着装置において、加熱回転
部材および加圧回転部材を圧接させるために、一方の回
転部材を固定フレームにより回転可能に支持し、他方の
回転部材の軸方向両端部を弾性部材の弾性力によって前
記一方の回転部材に向けて加圧する加圧機構を設けたも
のが従来公知である。このような加圧機構を設けた定着
装置では、加圧回転部材の軸方向両端にそれぞれ加圧力
を作用させる一対の弾性部材が、それぞれ独立して配置
されているため、一対の弾性部材のバネ定数のバラツキ
や、弾性部材の組付け時の組付け誤差等により、加熱回
転部材および加圧回転部材の間に発生するニップ荷重
(圧接力)に不均衡が発生してしまう。このニップ荷重
の不均衡により、画質低下や転写材のしわの発生等を引
き起こすという問題点があった。
【0003】前記問題点を解決するため、次の従来技術
(J01),(J02)が提案されている。 (J01)特開昭64−80979号公報記載の技術 この公報に記載された定着装置は、加圧回転部材の軸受
け両端部を、バネにより付勢された単一の支持部材で圧
接する構造とすることで、加熱回転部材および加圧回転
部材の間に発生するニップ荷重の不均衡を解消しようと
している。 (J02)特開平10−83129号公報記載の技術 この公報には定着装置の一対の定着用の回転部材のうち
の一方の回転部材を固定フレームに支持し、他方を回転
部材(加圧回転部材)の両端にワイヤガイドを介して一
本のワイヤを巻きつけ、ワイヤの一端に弾性部材を連結
する構造とすることにより、一対の回転部材の間に発生
するニップ荷重の不均衡を解消しょうとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】(前記従来技術(J0
1)の問題点)定着装置の加圧回転部材の軸受両端部を
バネにより付勢された単一の支持部材で圧接する構造で
は、軸受両端部に加圧力を伝達する支持部材に寸法差が
あり、バネから軸受け両端部までの距離に差が生じる
と、加熱回転部材と加圧回転部材との間に発生するニッ
プ荷重が不均一となる。このため、前記単一の支持部材
を高精度に製作する必要が生じるために、支持部材のコ
ストが高いものになってしまう。さらに、使用するバネ
のバネ定数にはバラツキが有り且つ、バネにより発生す
る荷重がニップ部の総荷重となるために、各定着装置に
おけるニップ部の総荷重を一定とすることが困難であ
る。
【0005】(前記従来技術(J02)の問題点)一本の
ワイヤを加圧回転部材の両端に巻付け、ワイヤの一端に
弾性部材を連結する構造においても、ワイヤガイドとワ
イヤとの間に発生する摩擦抵抗により加圧回転部材の一
端と他端に加わる加圧力に差が生じるためにニップ荷重
が不均一となる。さらに、使用するバネのバネ定数には
バラツキが有り且つ、バネにより発生する荷重がニップ
部の総荷重となるために、各定着装置におけるニップ部
の総荷重を一定とすることが困難である。
【0006】本発明は、前述の事情に鑑み、下記(O0
1),(O02)の記載内容を課題とする。 (O01)加熱回転部材および加圧回転部材の圧接領域で
ある定着ニップのニップ荷重を均一にすること。 (O02)各定着装置における定着ニップの総荷重を一定
とすることが可能な定着装置を提供すること。
【0007】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施の形態の要素との対応を容易にするた
め、実施の形態の要素の符号をカッコで囲んだものを付
記する。また、本発明を後述の実施の形態の符号と対応
させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするため
であり、本発明の範囲を実施の形態に限定するためでは
ない。
【0008】(本発明)前記課題を解決するために、本
発明の定着装置は、次の構成要件(A01)〜(A05)を
備えたことを特徴とする。 (A01)互いに回転しながら圧接する圧接領域により定
着ニップ(Q5)を形成する加熱回転部材(Fh)およ
び加圧回転部材(Fp)であって、未定着トナー像が形
成された転写材(S)が前記定着ニップ(Q5)を通過
する際に前記未定着トナー像を加熱定着する前記加熱回
転部材(Fh)および加圧回転部材(Fp)、 (A02)前記加熱回転部材(Fh)および加圧回転部材
(Fp)のうちの一方の回転部材の軸方向両端部を支持
する固定フレーム(1,2)、 (A03)前記軸方向両端部の固定フレーム(1,2)に
それぞれ連結され且つ前記固定フレーム(1,2)への
連結時に前記固定フレーム(1,2)への連結位置を調
節可能な一対のガイド部材(6,6)、 (A04)前記加熱回転部材(Fh)および加圧回転部材
(Fp)のうちの他方の回転部材の軸方向両端部をそれ
ぞれ支持するとともに前記一対の各ガイド部材(6)に
より前記他方の回転部材を前記一方の回転部材に圧接す
る圧接位置と前記一方の回転部材から離隔した離隔位置
との間で移動可能にガイドされる一対の可動支持部材
(3,4)、 (A05)前記ガイド部材(6)と前記可動支持部材
(3,4)との間に配置されて前記可動支持部材(3,
4)を前記圧接位置に向けて加圧する加圧力を常時発生
する弾性部材(7)であって、前記ガイド部材(6)の
前記固定フレーム(1,2)への連結位置に応じて前記
加圧力が調節される前記弾性部材(7)。
【0009】(本発明の作用)前記構成を備えた本発明
の定着装置では、互いに回転しながら圧接する圧接領域
により定着ニップ(Q5)を形成する加熱回転部材(F
h)および加圧回転部材(Fp)は、未定着トナー像が
形成された転写材(S)が前記定着ニップ(Q5)を通
過する際に前記未定着トナー像を加熱定着する。固定フ
レーム(1,2)は、前記加熱回転部材(Fh)および
加圧回転部材(Fp)のうちの一方の回転部材の軸方向
両端部を支持する。前記軸方向両端部の固定フレーム
(1,2)にそれぞれ連結される一対のガイド部材
(6,6)は、前記固定フレーム(1,2)への連結時
に前記固定フレーム(1,2)への連結位置を調節す
る。前記加熱回転部材(Fh)および加圧回転部材(F
p)のうちの他方の回転部材の軸方向両端部をそれぞれ
支持する一対の可動支持部材(3,4)は、前記一対の
各ガイド部材(6)により前記他方の回転部材を前記一
方の回転部材に圧接する圧接位置と前記一方の回転部材
から離隔した離隔位置との間で移動可能にガイドされ
る。
【0010】前記ガイド部材(6)と前記可動支持部材
(3,4)との間に配置された前記弾性部材(7)は、
前記ガイド部材(6)の前記固定フレーム(1,2)へ
の連結位置に応じて前記加圧力を調節するとともに、前
記可動支持部材(3,4)を前記圧接位置に向けて加圧
する加圧力を常時発生する。ガイド部材(6)の前記固
定フレーム(1,2)への連結位置に応じて前記加熱回
転部材(Fh)および加圧回転部材(Fp)の加圧力を
調節することができるので、前記ガイド部材(6)の前
記固定フレーム(1,2)への連結時に、前記弾性部材
(7)に作用する力が設定値となるように連結すること
により、前記軸方向両端部の加圧力を同一の値に調節す
ることができる。その場合、加熱回転部材(Fh)およ
び加圧回転部材(Fp)の圧接領域である定着ニップの
ニップ荷重を均一にすることができる。また、前記本発
明は、各定着装置における定着ニップの総荷重を一定と
することが可能な定着装置を提供することができる。
【0011】本発明の定着装置は、前記構成要件(A0
1)〜(A05)に加えてさらに、次の構成要件(A0
6),(A07)を備えることが可能である。 (A06)前記固定フレーム(1,2)に連結するフレー
ム連結部(6a)と、バネ支持端部(6b)と、前記フ
レーム連結部(6a)およびバネ支持端部(6b)間を
接続するロッド状のバネ装着部(6c)とを有するロッ
ド状の前記ガイド部材(6)、 (A07)前記ロッド状ガイド部材(6)の外周部に装着
され且つ前記可動支持部材(3,4)と前記バネ支持端
部(6b)との間で圧縮された圧縮コイルバネ(7)に
より構成された前記弾性部材(7)。前記構成要件(A
06),(A07)を備えた本発明の定着装置では、ガイド
部材(6)の前記固定フレーム(1,2)への連結位置
に応じて前記加熱回転部材(Fh)および加圧回転部材
(Fp)の加圧力を調節することができる。したがっ
て、前記ガイド部材(6)の前記固定フレーム(1,
2)への連結時に、前記圧縮コイルバネ(7)に作用す
る力が設定値となるように連結することにより、前記軸
方向両端部の加圧力を同一の値に調節することができ
る。その場合、加熱回転部材(Fh)および加圧回転部
材(Fp)の圧接領域である定着ニップのニップ荷重を
均一にすることができる。
【0012】本発明の定着装置は、前記構成要件(A0
1)〜(A07)に加えてさらに、次の構成要件(A0
8),(A09)を備えることが可能である。 (A08)外周面に雄ネジが形成された前記フレーム連結
部(6a)、および、前記雄ネジに螺合する雌ネジが設
けられた前記固定フレーム(1,2)。 (A09)前記ロッド状ガイド部材(6)の外周部にスラ
イド移動可能に装着され且つ前記圧縮コイルバネ(7)
とバネ支持端部(6b)との間に配置されたスライド部
材(8,8′)、前記構成要件(A08),(A09)を備
えた本発明の定着装置では、ロッド状ガイド部材(6)
のフレーム連結部(6a)の外周面に形成された雄ネジ
を、固定フレーム(1,2)の雌ネジに螺合させて連結
する際に、前記圧縮コイルバネ(7)に作用する力が設
定値となるように連結することができる。前記ロッド状
ガイド部材(6)の外周部にスライド移動可能に装着さ
れ且つ前記圧縮コイルバネ(7)とバネ支持端部(6
b)との間に配置されたスライド部材(8,8′)を移
動させることにより、前記圧縮コイルバネ(7)に作用
する力を容易に設定値とすることができる。
【0013】本発明の定着装置は、前記構成要件(A0
1)〜(A07)に加えてさらに、次の構成要件(A01
0),(A011)を備えることが可能である。 (A010)外周面に雄ネジが形成された前記フレーム連
結部(6a)、および、前記フレーム連結部(6a)が
貫通するロッド連結用貫通孔(1a2)が設けられた前
記固定フレーム(1,2)、 (A011)前記ロッド連結用貫通孔(1a2)を貫通した
フレーム連結部(6a)の雄ネジに螺合するナット(N
T)。前記構成要件(A010),(A011)を備えた本発
明の定着装置では、ロッド状ガイド部材(6)のフレー
ム連結部(6a)の外周面に形成された雄ネジを、固定
フレーム(1,2)に貫通させた状態で、前記圧縮コイ
ルバネ(7)に作用する力が設定値となるようにロッド
状ガイド部材(6)を移動させてから前記フレーム連結
部(6a)の雄ネジにナット(NT)を螺合させること
により前記圧縮コイルバネ(7)に作用する力を容易に
設定値とすることができる。
【0014】また、本発明の定着装置の定着圧力調節方
法は、前記構成要件(A01)〜(A05)または前記構成
要件(A01)〜(A07)を備えた定着装置の定着圧力調
節方法において、次の構成要件(B01)〜(B03)を備
えたことを特徴とする。 (B01)前記一対のガイド部材(6,6)の前記固定フ
レーム(1,2)への連結位置の調節が可能で且つ前記
加熱回転部材(Fh)および加圧回転部材(Fp)が前
記弾性部材(7)により加圧された状態において、前記
一対のガイド部材(6,6)と前記可動支持部材(3,
4)との間に配置された一対の前記弾性部材(7)によ
る前記可動支持部材(3,4)の加圧力が設定値となる
ように治具(T)を用いて前記弾性部材(7)を変形さ
せる弾性部材変形工程。 (B02)前記加圧力が設定値となる状態に変形した弾性
部材(7)の形状が常時保持されるように前記固定フレ
ーム(1,2)への前記一対のガイド部材(6,6)の
連結位置を調節する連結位置調節工程。 (B03)前記治具(T)を定着装置から離脱させる治具
離脱工程。
【0015】前記構成を備えた本発明の定着装置の定着
圧力調節方法では、前記構成要件(A01)〜(A05)を
備えた定着装置の定着圧力を調節する場合、弾性部材変
形工程(B01)において、一対のガイド部材(6,6)
の前記固定フレーム(1,2)への連結位置の調節が可
能で且つ前記加熱回転部材(Fh)および加圧回転部材
(Fp)が前記弾性部材(7)により加圧された状態に
おいて、前記一対のガイド部材(6,6)と前記可動支
持部材(3,4)との間に配置された一対の前記弾性部
材(7)による前記可動支持部材(3,4)の加圧力が
設定値となるように治具(T)を用いて前記弾性部材
(7)を変形させる。次に連結位置調節工程(B02)に
おいて、前記加圧力が設定値となる状態に変形した弾性
部材(7)の形状が常時保持されるように前記固定フレ
ーム(1,2)への前記一対のガイド部材(6,6)の
連結位置を調節する。治具離脱工程(B03)において、
前記治具(T)を定着装置から離脱させる。前記各工程
により、前記一対のガイド部材(6,6)と前記可動支
持部材(3,4)との間に配置された一対の前記弾性部
材(7)による前記可動支持部材(3,4)の加圧力を
設定値に設定することができる。したがって、加熱回転
部材(Fh)および加圧回転部材(Fp)の圧接領域で
ある定着ニップのニップ荷重を前記定着ニップの両端部
で同一の値に設定することができる。また、前記本発明
の定着装置の定着圧力調節方法は、各定着装置における
定着ニップの総荷重を一定とすることができる。
【0016】また、前記構成要件(A01)〜(A07)を
備えた定着装置の定着圧力を調節する場合、弾性部材変
形工程(B01)において、一対のガイド部材(6,6)
の前記固定フレーム(1,2)への連結位置の調節が可
能で且つ前記加熱回転部材(Fh)および加圧回転部材
(Fp)が前記弾性部材(7)により加圧された状態に
おいて、ロッド状ガイド部材(6)の外周部に装着され
且つ前記可動支持部材(3,4)と前記バネ支持端部
(6b)との間で圧縮された圧縮コイルバネ(7)の加
圧力が設定値となるように治具(T)を用いて前記圧縮
コイルバネ(7)を変形させる。次に連結位置調節工程
(B02)において、前記加圧力が設定値となる状態に変
形した圧縮コイルバネ(7)の形状が常時保持されるよ
うに前記固定フレーム(1,2)への前記一対のロッド
状のガイド部材(6)の連結位置を調節する。治具離脱
工程(B03)において、前記治具(T)を定着装置から
離脱させる。前記各工程により、前記一対のガイド部材
(6,6)と前記可動支持部材(3,4)との間に配置
された一対の前記圧縮コイルバネ(7)による前記可動
支持部材(3,4)の加圧力を設定値に設定することが
できる。したがって、加熱回転部材(Fh)および加圧
回転部材(Fp)の圧接領域である定着ニップのニップ
荷重を前記定着ニップの両端部で同一の値に設定するこ
とができる。また、前記本発明の定着装置の定着圧力調
節方法は、各定着装置における定着ニップの総荷重を一
定とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施例)次に図面を参照しなが
ら、本発明の実施の形態を説明するが、本発明は以下の
実施の形態に限定されるものではない。なお、以後の説
明の理解を容易にするために、図面において、前後方向
をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向
とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向ま
たは示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上
方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下
側とする。また、図中、「○」の中に「・」が記載され
たものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」
の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向か
う矢印を意味するものとする。
【0018】(実施例1)図1は本発明の実施例1の定
着装置を備えた定着装置を有するカラー画像形成装置の
説明図である。図1において、画像形成装置Uは、自動
原稿搬送装置U1とこれを支持するプラテンガラスPG
を有する画像形成装置本体(複写機)U2とを備えてい
る。前記自動原稿搬送装置U1は、複写しようとする複
数の原稿Giが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1
と、原稿給紙トレイTG1から前記プラテンガラスPG
上の複写位置(原稿読取位置)を通過して搬送される原
稿Giが排出される原稿排紙トレイTG2とを有してい
る。前記画像形成装置本体U2は、ユーザがコピースタ
ート等の作動指令信号を入力操作するUI(ユーザイン
タフェース)、露光光学系A等を有している。前記自動
原稿搬送装置U1でプラテンガラスPG上を搬送される
原稿または手動でプラテンガラスPG上に置かれた原稿
(図示せず)からの反射光は、前記露光光学系Aを介し
て、CCD(固体撮像素子)でR(赤)、G(緑)、B
(青)の電気信号に変換される。IPS(イメージプロ
セッシングシステム)は、前記RGBの電気信号をY
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K
(黒)の画像データに変換して一時的に記憶し、前記画
像データを所定のタイミングでレーザ駆動回路DLに出
力する。前記IPSおよびレーザ駆動回路DLはコント
ローラCにより制御されている。
【0019】矢印Ya方向に回転移動する像担持体PR
の表面は、帯電ロールCRにより一様に帯電され、潜像
書込位置Q1、現像領域Q2、および1次転写領域Q3を
順次通過する。前記レーザ駆動回路DLにより駆動され
るROS(潜像書込装置)は、レーザビームLにより前
記潜像書込位置Q1において露光走査し像担持体PR表
面に静電潜像を形成する。フルカラー画像を形成する場
合は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シア
ン)、K(黒)の4色の画像に対応した静電潜像が順次
形成され、モノクロ画像の場合はK(黒)画像に対応し
た静電潜像のみが形成される。
【0020】ロータリ式の現像装置Gは、回転軸Gaの
回転に伴って前記現像領域Q2に順次回転移動するY
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K
(黒)の4色の現像器GY,GM,GC,GKを有して
いる。前記各色の現像器GY,GM,GC,GKは、前
記現像領域Q2に現像剤を搬送する現像ロールGRを有
しており、現像領域Q2を通過する像担持体PR上の静
電潜像をトナー像Tnに現像する。
【0021】前記像担持体PRの下方には左右一対のス
ライドレールSR,SRによりスライドフレームF1
(2点鎖線で表示)が前後(紙面に垂直な方向)にスラ
イド移動可能に支持されている。スライドフレームF1
にはベルトモジュールBMのベルトフレームF2がヒン
ジ軸F2a周りに上下に回動可能に支持されている。前
記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBを矢
印Yb方向に回転移動可能に支持する複数のベルト支持
ロール(Rd,Rt,Rf,T2a)と、1次転写ロー
ルT1と、コンタクトロールT2cと、それらを支持す
る前記ベルトフレームF2とを有している。前記複数の
ベルト支持ロール(Rd,Rt,Rf,T2a)は、ベ
ルト駆動ロールRd、テンションロールRt、アイドラ
ロール(フリーロール)Rfおよびバックアップロール
T2aを含み、バックアップロールT2aには前記コンタ
クトロールT2cが当接している。
【0022】前記ベルトモジュールBMは、前記ヒンジ
軸F2a周りに上下に回動可能であり、下方に回動した
状態では、前記スライドフレームF1とともに前記像担
持体PRと摩擦接触することなく、画像形成装置本体U
2に対して出入可能である。前記1次転写器T1は、コ
ントローラCが制御する電源回路Eによりトナーの帯電
極性と逆極性の転写電圧が印加され、前記像担持体PR
表面のトナー像Tnを、1次転写領域Q3において中間
転写ベルトBに1次転写する。フルカラー画像の場合、
像担持体PR表面に順次形成される各色のトナー像Tn
は、前記1次転写領域Q3において中間転写ベルトB表
面に順次重ねて1次転写され、最終的にフルカラーの多
重トナー像が中間転写ベルトB上に形成される。単色の
モノカラー画像を形成する場合には1個の現像器のみを
使用し、単色トナー像が中間転写ベルトB上に1次転写
される。1次転写後、像担持体PR表面は、残留トナー
が像担持体クリーナCLpによりクリーニングされ、除
電ロールJRにより除電される。
【0023】前記バックアップロールT2aの下方に
は、左右一対のスライドレールSR,SRにより前後
(紙面に垂直な方向)にスライド移動可能な2次転写ス
ライドフレームFsが、画像形成装置本体U2に対して
着脱可能に支持されている。前記2次転写スライドフレ
ームFsには2次転写ユニットUtの2次転写昇降フレー
ムFtがヒンジ軸Fta周りに上下に回動可能に支持され
ている。2次転写ユニットUtは下方に回動した状態で
は前記ベルトモジュールBMと摩擦接触することなく、
画像形成装置本体U2に対して出入可能である。前記2
次転写ユニットUtは、2次転写ロールT2bと、2次転
写ロールクリーナCLtと、ロール支持レバーLrと、
転写後シートガイドSG2と、シート搬送ベルトBH
と、それらを支持する前記2次転写昇降フレームFt
と、を有している。
【0024】前記ロール支持レバーLrは、前記2次転
写ロールT2bおよび2次転写ロールクリーナCLtを支
持するレバーであり、図示しないモータによりヒンジ軸
La周りに回動され、前記2次転写ロールT2bを、前
記中間転写ベルトBに接触する2次転写位置および中間
転写ベルトBから離れた待機位置の間で移動させる。前
記2次転写ロールT2bおよび前記中間転写ベルトBの
接触領域により2次転写領域Q4が形成され、前記2次
転写ロールT2b、前記バックアップロールT2aおよび
コンタクトロールT2cにより2次転写器T2が構成さ
れている。
【0025】給紙トレイTR1に収容された記録シート
(転写材)Sは、所定のタイミングでピックアップロー
ルRpにより取り出され、さばきロールRsで1枚ずつ
分離されて、レジロールRrに搬送される。前記レジロ
ールRrに搬送された記録シートSは、前記1次転写さ
れた多重トナー像または単色トナー像が2次転写領域Q
4に移動するのにタイミングを合わせて、転写前シート
ガイドSG1から2次転写領域Q4に搬送される。前記2
次転写領域Q4を記録シートSが通過する際、2次転写
器T2のコンタクトロールT2cには、コントローラC
が制御する電源回路Eからトナーの帯電極性と同極性の
2次転写電圧が印加される。前記2次転写器T2は、前
記中間転写ベルトBに重ねて1次転写されたカラートナ
ー像を前記2次転写領域Q4において一括して記録シー
トSに2次転写する。2次転写後の中間転写ベルトBは
ベルトクリーナCLbにより残留トナーが除去される。
また、前記2次転写ロールT2bは2次転写ロールクリ
ーナCLtにより表面付着トナーが回収される。
【0026】なお、前記2次転写ロールT2bおよびベ
ルトクリーナCLbは、中間転写ベルトBと離接(離隔
および接触)自在に配設されており、カラー画像が形成
される場合には最終色の未定着トナー像が中間転写ベル
トBに1次転写されるまで、中間転写ベルトBから離隔
している。なお、前記2次転写ロールクリーナCLt
は、前記2次転写ロールT2bと一緒に離接移動を行
う。トナー像が2次転写された前記記録シートSは、転
写後シートガイドSG2、シート搬送ベルトBHにより
定着ニップQ5に搬送される。定着ニップQ5は、加熱
ロールFhおよび加圧ベルトFpの圧接領域により形成
される領域である。前記記録シートSは、定着ニップQ
5を通過する際に前記加熱ロールFhおよび加圧ベルト
Fpを有する定着装置Fにより加熱定着される。トナー
像が定着された記録シートSは、記録シート排出トレイ
TR2に排出される。前記符号Rp,Rs,Rr,SG
1,SG2,BHで示された要素によりシート搬送装置S
Hが構成されている。
【0027】(定着装置)図2は図1に示す定着装置の
全体説明図で斜視図である。図3は図2のIII−III線断
面の要部説明図で、加圧ベルトが加熱ロールに圧接して
いる状態を示す図である。図4は前記図2のIV−IV線
断面の要部説明図で、加圧ベルトが加熱ロールから離隔
している状態を示す図である。図5は前記図2のV−V
線断面の要部説明図で、加圧ベルトが加熱ロールに圧接
し且つシート剥離部材を定着動作位置に保持した状態を
示す図である。図6は前記図2のVI−VI線断面の要部
説明図で、加圧ベルトが加熱ロールに圧接し且つシート
剥離部材を定着ロール表面から離れた離隔位置に保持し
た状態を示す図である。
【0028】図2〜図6において、定着装置Fは、一対
の回動レバー支持フレーム(移動部材支持フレーム)と
してのフロント側の固定プレート1およびリア側の固定
プレート2と、それらの上部どうしを連結する連結部材
TB1およびそれらの左側下部どうしを連結する図示し
ない連結部材等を有している。前記連結部材TB1等に
より連結されたフロント側固定プレート1およびリア側
固定プレート2は画像形成装置Uのフレーム(図示せ
ず)に固定されている。前記フロント側の固定プレート
1およびリア側の固定プレート2により加熱ロールFh
が回転可能に支持されており、加熱ロールFhの後端部
には図示しないモータおよび回転力伝達部材により回転
力が伝達されるように構成されている。
【0029】図7は前記フロント側の固定プレート1お
よびリア側の固定プレート2とその内面に支持される移
動部材としての回動レバー(可動支持部材)3および4
の平面図である。図2、図3、図7において、フロント
側の固定プレート1およびリア側の固定プレート2には
それらの上端部に直角に折り曲げられたロッド連結部1
a,2aが設けられており、左側(−Y側)には内側に
突出するレバー支持軸1b,2bが設けられている。前
記ロッド連結部1a,2aはロッド連結用ネジ孔1a
1,2a1を有している。図8は回動レバー3および4の
斜視図である。図7、図8において、レバー支持軸1b
に回動可能に支持される回動レバー3は金属板を折り曲
げて形成されており、ピン嵌合部3a、ロッド貫通部3
b、ベアリング支持溝3c、間隔保持部3d、およびロ
ッド貫通孔3eを有している。前記ロッド貫通部3bお
よび間隔保持部3dのX軸方向(図7参照)の幅Dは同
一であり、図7の2点鎖線で示すように、回動レバー3
のピン嵌合部3aが前記ロッド連結部1aに嵌合状態で
支持され且つフロント側の固定プレート1の内側面と接
触した状態では、回動レバー3の側面およびフロント側
の固定プレート1の側面が平行となるように構成されて
いる。レバー支持軸2bに回動可能に支持される回動レ
バー4も前記回動レバー3と同様に構成されており、前
記符号3a〜3eで示す要素と同様の要素4a〜4eを
有している。
【0030】図2〜図6において、前記フロント側の固
定プレート1およびリア側の固定プレート2のレバー支
持軸1b,2bに回動可能に支持された前記回動レバー
3,4の板状のロッド貫通部3b,4bには、ロッド
6,6がその軸方向にスライド可能に貫通するロッド貫
通孔3e,4e(図7参照)が形成されている。前記ロ
ッド6は、前記固定フレームに連結するフレーム連結部
6aと、バネ支持端部6bと、前記フレーム連結部6a
およびバネ支持端部6b間を接続するロッド状のバネ装
着部6cとを有している。前記ロッド6,6の上端部に
形成された前記フレーム連結部6a,6aは、前記フロ
ント側の固定プレート1およびリア側の固定プレート2
のロッド連結部1a,2aに形成されたロッド連結用ネ
ジ孔1a1,2a1に螺合して連結されている。ロッド
6,6は、前記固定フレーム1,2への連結時に前記固
定フレーム1,2への連結位置を調節可能である。バネ
支持端部6b,6bと回動レバー3,4のロッド貫通部
3b,4bとの間に圧縮ばね(弾性部材)7,7がスラ
イド可能且つ圧縮可能に装着されている。したがって、
ロッド6,6は前記圧縮バネ(弾性部材)7,7をロッ
ド6,6の軸方向にガイドするガイド部材として構成さ
れ、且つ、前記固定フレーム1,2への連結時に前記固
定フレーム1,2への連結位置を調節可能な一対のガイ
ド部材6,6として構成されている。圧縮バネ7,7の
下端部はロッド6,6にスライド可能に装着された段付
ワッシャ(スライド部材)8により支持されている。
【0031】また、前記フロント側の固定プレート1お
よびリア側の固定プレート2により回転操作軸9が回転
可能に支持されており、前記回転操作軸9の前端部には
操作ハンドル(レバー回動操作部材)11(図2参照)
が固定されている。回転操作軸9の両端部にはそれぞ
れ、前記フロント側の固定プレート1またはリア側の固
定プレート2の内側面に隣接する位置に、加圧ロール
(定着用加圧回転部材)Fpを昇降させるための昇降カ
ム12(図4参照)がねじN1により固定されている。
前記符号9および12で示された要素によりレバー回動
位置調節部材(9,12)が構成されている。また図
5、図6において、回転操作軸9には前記昇降カム12
の内側に剥離部材移動用カム13がねじN2により固定
されている。前記操作ハンドル11が図2の状態にある
ときには、前記昇降カム12は図3の位置に保持され、
剥離部材移動用カム13は図5の位置に保持される。ま
た、前記操作ハンドル11が図2から半時計方向に回転
すると、前記昇降カム12は図3の位置から図4の位置
に回転し、剥離部材移動用カム13は図5の位置から図
6の位置に回転する。
【0032】図2、図5、図6において、前記回転操作
軸9に回転可能に支持される剥離部材支持部材16は、
Uを横にした形の断面形状を有し前記回転操作軸9の3
方を囲むように配置した中央部分16a(図2参照)
と、その両端に設けた軸装着部16b,16b(図2参
照)とを有している。前記軸装着部16b,16bは前
記回転操作軸9に回転可能に嵌合している。剥離部材支
持部材16にはガイドロール支持用板ばね17および板
ばね固定部材18がねじN3により固定されている。図
5、図6において、ガイドロール支持用板ばね17の下
端部には複数のガイドロール19が回転可能に支持され
ている。
【0033】図5、図6において、前記剥離部材支持部
材16の中央部分16aの下側部分の下面には複数のナ
ット21が長手方向(X軸方向)に間隔を空けて固着さ
れている。前記ナット21には連結ボルト22が下側か
ら螺合している。前記連結ボルト22には、ボルト頭部
22aの上側にナット23が螺合している。前記各連結
ボルト22の下端部に連結される剥離部材24は、記録
シートSを加熱ロールFh表面から剥離させるためのシ
ート状剥離部材(すなわち、剥離シート)25と、前記
剥離シート25を支持する板状の弾性のある剥離シート
支持板26とを有しており、前記剥離シート支持板26
は前記ボルト頭部22aとナット23との間に挟持され
ている。
【0034】図5、図6において、前記中央部分16a
と前記回転操作軸9回りに回転可能な軸装着部16b,
16b(図2参照)とを有する剥離部材支持部材16が
回転操作軸9回りに回転したとき、前記中央部分16a
の側面に連結された前記ガイドロール支持用板ばね1
7、板ばね固定部材18、ねじN3および複数のガイド
ロール19と、中央部分16aの下部に支持された剥離
部材24等は、前記剥離部材支持部材16と共に前記回
転操作軸9回りに回転する。図5、図6において、フロ
ント側の固定プレート1およびリア側の固定プレート2
にはねじN4により板ばね27の一端部が支持されてお
り、板ばね27の自由端部は前記剥離部材支持部材16
の中央部分16aに係止されている。そして、前記回転
操作軸9上に回転可能に支持された剥離部材支持部材1
6は、前記板ばね27により通常時は図3および図5に
示す位置に保持されている。そして、剥離部材支持部材
16は、回転操作軸9が図5の回転位置から図6の回転
位置に移動して、剥離部材移動用カム13が剥離部材支
持部材16の中央部分16aを下方に加圧したとき(図
6参照)に、回転操作軸9回りに反時計方向に回転する
ように構成されている。
【0035】(実施例1の作用)前記構成を備えた実施
例1の定着装置では、図2の操作ハンドル11を回転操
作することにより、図3および図5に示す圧接位置(加
熱ロールFhおよび加圧ロールFpが圧接する位置)
と、図4および図6に示す離隔位置(加熱ロールFhお
よび加圧ロールFpが離隔している位置)との間で加圧
ロールFpを移動させることができる。前記圧接位置に
おいては、圧縮バネ7は、前記加圧ロールFpを前記加
熱ロールFhに向けて押圧する。この圧接位置におい
て、加熱ロールFhが回転すると、加熱ロールFhの回
転に伴って加圧ロールFpが回転する。
【0036】操作ハンドル11が図2の位置にあるとき
には、回転操作軸9および回転操作軸9に固定された昇
降カム12は、図3に示す位置に保持されている。また
このとき、前記加圧ロールFpは加熱ロール(定着用加
熱回転部材)Fhに圧接する定着位置(図3、図5に示
す位置)に保持されている。前記操作ハンドル11を図
2に示す位置から反時計方向に回転させると、回転操作
軸9は前記図3、図5に示す位置から図4、図6に示す
位置に回転する。このとき、昇降カム12は回転操作軸
9と共に反時計方向に回転し、図3の位置から図4の位
置に回転する。このとき、昇降カム12により回動レバ
ー3,4のロッド貫通部3b,4bが下方に押圧される
ため、回動レバー3,4はレバー支持軸1b,2b回り
に時計方向に回転し、加圧ロールFpは、図3の定着位
置(加熱ロールFhに圧接する位置)から図4の離隔位
置(加熱ロールFhから離隔した位置)に移動する。
【0037】また、前記回転操作軸9および昇降カム1
2が図3の位置から図4の位置に移動すると同時に、図
5に示す剥離部材移動用カム13は回転操作軸9と共に
反時計方向に回転して図6の位置に回転する。この図6
に示す位置では、剥離部材移動用カム13は前記剥離部
材支持部材16の中央部分16aを下方に押圧するの
で、前記剥離部材支持部材16は前記図5に示す位置か
ら回転操作軸9上で反時計方向に回転して図6に示す位
置に回転する。このとき、剥離部材24は図5の定着位
置(剥離シート25先端が加熱ロールFh表面に近接す
る位置)から図6に示す離隔位置(剥離シート25先端
が加熱ロールFh表面から離隔した位置)に移動する。
したがって、図2の操作ハンドル11を回転操作するこ
とにより、加圧ロールFpを加熱ロールFh表面に離
隔、圧接させると同時に、剥離シート25の先端部を加
熱ロール(定着用加熱回転部材)Fh表面に離隔、接近
させることができる。
【0038】前記回転操作軸9、昇降カム12および剥
離部材移動用カム13を回転させると同時に回動レバー
3,4を回動させることができ、そのときに、回動レバ
ー3,4に支持された、加圧ロールFpを定着ロールF
hに対して離隔した離隔位置と圧接した圧接位置との間
で容易に移動させることができる。その時同時に、剥離
部材24を加熱ロールFhから離隔させたり接近させた
りすることができる。このため、定着装置でジャム(紙
詰まり)が発生した場合には、前記回転操作軸9を回転
させるだけで、容易にジャム処理を行うことができる。
【0039】(実施例1の定着圧力調節方法)図9はロ
ッド(ガイド部材)の上端部(連結部)を前記フロント
プレートのロッド連結部に連結する方法の説明図で、図
9Aはロッド連結部のロッド連結用ネジ孔1a1にロッ
ド先端部の雄ネジを螺合させて仮に連結した状態を示す
図、図9Bは圧縮バネ7の下端を支持する段付ワッシャ
に治具を嵌合させて設定された力で段付ワッシャを上昇
させた状態を示す図、図9Cは段付ワッシャに所定の力
を負荷した状態を保持したままロッドを回転させて上昇
させ前記バネ支持端部を前記段付ワッシャの下面に当接
させた状態を示す図、図9Dは前記図9Cの状態から治
具Tを離脱させた状態を示す図である。図9Aには回動
レバー3を貫通し且つ固定フレーム1に連結されたロッ
ド6が記載されているが、前記図2に示す回動レバー4
を貫通し且つ固定フレーム2に連結されたロッド6も図
9Aと同じ状態に保持されている。以後、固定フレーム
1へのロッド6の連結作業のみについて説明するが、固
定フレーム2へのロッド6の連結作業も、同時に同様に
行う。
【0040】図9Bでは治具Tにより段付ワッシャ8を
持ち上げて、設定した力(荷重)で圧縮バネ7を圧縮し
ている。この状態では、前記図3に示す加圧ロールFp
は設定された加圧力で加熱ロールFhに圧接される。図
9Cの状態において、段付ワッシャに所定の力を負荷し
た状態を保持したままロッド6を回転させて上昇させ、
バネ支持端部6bを段付ワッシャ8の下端に当接させ
る。次に、図9Dに示すように、治具Tを段付ワッシャ
8から取り外す。前記図9A〜図9Dに示す、固定フレ
ーム1,2へのロッド6,6の連結作業を行うことによ
り、加熱ロールFhと加圧ロールFpとの圧接領域であ
る定着ニップの荷重を軸方向の両端部で等しくすること
ができ、また、定着ニップの総荷重も設定値に設定する
ことができる。
【0041】(実施例2)図10は本発明の実施例2の
ロッド(ガイド部材)の上端部(連結部)を前記フロン
トプレートのロッド連結部に連結する方法の説明図で、
図10Aはロッド連結部のロッド連結用ネジ孔1a1に
ロッド先端部の雄ネジを螺合させて仮に連結した状態を
示す図、図10Bは圧縮バネ7の下端を支持するワッシ
ャに治具を嵌合させて設定された力で段付ワッシャを上
昇させた状態を示す図、図10Cはロッドを回転させて
上昇させ前記バネ支持端部を前記ワッシャの下面に当接
させた状態を示す図、図10Dは前記図10Cの状態か
ら治具Tを離脱させた状態を示す図である。なお、この
実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対
応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説
明を省略する。この実施例2は、下記の点で前記実施例
1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に
構成されている。
【0042】前記実施例1では圧縮バネ7の下端を支持
し且つロッド6にスライド可能に支持されたワッシャが
段付ワッシャ8により構成されていたのに対し、本実施
例2で普通のワッシャ(スライド部材)8′が使用され
ている。また、本実施例2のロッド6下端のバネ支持端
部6bはその上端部に小径部6b1が形成されている。
【0043】(実施例2の作用)図10Aには回動レバ
ー3を貫通し且つ固定フレーム1に連結されたロッド6
が記載されているが、前記図2に示す回動レバー4を貫
通し且つ固定フレーム2に連結されたロッド6も図10
Aと同じ状態に保持されている。以後、固定フレーム1
へのロッド6の連結作業のみについて説明するが、固定
フレーム2へのロッド6の連結作業も、同様に行う。図
10Aの状態で治具Tを前記ロッド6下端のバネ支持端
部6bの小径部6b1に嵌合させてから治具Tを設定し
た力で上昇させると図10Bの状態となる。
【0044】図10Bでは治具Tによりワッシャ8′を
持ち上げて、設定した力(荷重)で圧縮バネ7を圧縮し
ている。この状態では、前記図3に示す加圧ロールFp
は設定された加圧力で加熱ロールFhに圧接される。図
10Cの状態において、ワッシャに所定の力を負荷した
状態を保持したままロッド6を回転させて上昇させ、バ
ネ支持端部6bの小径部6b1の上端をワッシャ8′の
下端に当接させる。次に、図10Dに示すように、治具
Tをワッシャ8′から取り外す。前記図10A〜図10
Dに示す、固定フレーム1,2へのロッド6,6の連結
作業を行うことにより、加熱ロールFhと加圧ロールF
pとの圧接領域である定着ニップの荷重を軸方向の両端
部で等しくすることができ、また、定着ニップの総荷重
も設定値に設定することができる。
【0045】(実施例3)図11は本発明の実施例3の
ロッド(ガイド部材)の上端部(連結部)を前記フロン
トプレートのロッド連結部に連結する方法の説明図で、
図11Aはロッド連結部のロッド連結用貫通孔1a2に
ロッド先端部の雄ネジ部を貫通させた状態を示す図、図
11Bは圧縮バネ7の下端を支持するバネ支持端部の下
面に治具を押しつけて設定された力でロッドを上昇させ
た状態を示す図、図11Cは上昇したロッド先端部のフ
レーム連結部6aにナットNTを螺合させる前の状態を
示す図、図11Dは前記図11Cの状態でナットNTを
締結してから治具Tを離脱させた状態を示す図である。
なお、この実施例3の説明において、前記実施例1の構
成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、そ
の詳細な説明を省略する。この実施例3は、下記の点で
前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例
1と同様に構成されている。
【0046】前記実施例1では圧縮バネ7の下端を支持
し且つロッド6にスライド可能に支持された段付ワッシ
ャ8を使用していたが、この実施例3では前記段付ワッ
シャ8は使用していない。また、固定フレーム1のロッ
ド連結部1aには前記実施例1ではロッド連結用ネジ孔
1aが形成されていたが、この実施例3ではロッド連結
用貫通孔1a2が形成されている。
【0047】(実施例3の作用)図11Aには回動レバ
ー3を貫通し且つ固定フレーム1を貫通したロッド6の
みが記載されているが、前記図2に示す回動レバー4を
貫通し且つ固定フレーム2を貫通したロッド6も図11
Aと同じ状態に保持されている。以後、固定フレーム1
へのロッド6の連結作業のみについて説明するが、固定
フレーム2へのロッド6の連結作業も、同様に行う。図
11Aの状態で治具Tを前記ロッド6下面に嵌合させて
から治具Tを設定した力で上昇させると図11Bの状態
となる。
【0048】図11Bでは治具Tによりロッド6を持ち
上げて、設定した力(荷重)で圧縮バネ7を圧縮してい
る。この状態では、前記図3に示す加圧ロールFpは設
定された加圧力で加熱ロールFhに圧接される。図11
Cの状態において、ロッド6の先端部のフレーム連結部
6aにナットNT(図11C参照)を螺合させて、前記
ナットNTを締付けると図11Dの状態となる。この状
態では、加熱ロールFhに圧接された加圧ロールFpは
加熱ロールFhからの反力により下方へ押圧されてお
り、加圧ロールFpを支持する回動レバー3も下方に押
圧されている。このため、前記ロッド6の上端部のフレ
ーム連結部6aに連結されたナットNTにより、ロッド
6は固定フレーム1のロッド連結用貫通孔1a2に連結
される。前記図11A〜図11Dに示す、固定フレーム
1,2へのロッド6,6の連結作業を行うことにより、
加熱ロールFhと加圧ロールFpとの圧接領域である定
着ニップの荷重を軸方向の両端部で等しくすることがで
き、また、定着ニップの総荷重も設定値に設定すること
ができる。
【0049】(変更例)以上、本発明の実施の形態を詳
述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の
範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明
の変更実施の形態を下記に例示する。 (H01)回転操作軸の回転は操作ハンドルを使用する代
わりに、駆動モータ、またはソレノイド等を使用して回
転させることが可能である。 (H02)前記各実施例では加圧ロール(加圧回転部部
材)を加熱ロール(加熱回転部材)に押圧するように構
成しているが、加熱ロール(加熱回転部材)を加圧ロー
ル(加圧回転部材)に押圧するように構成することが可
能である。 (H03)本発明の加圧回転部材としては、実施例で示し
た加圧ロールFpの代わりに従来公知の種々の回転加圧
ベルトを使用可能である。
【0050】
【発明の効果】前述の本発明の画像形成装置は、下記の
効果(E01),(E02)を奏することができる。 (E01)加熱回転部材および加圧回転部材の圧接領域で
ある定着ニップのニップ荷重を均一にすることができ
る。 (E02)各定着装置における定着ニップの総荷重を一定
とすることが可能な定着装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例1の定着装置を備えた
定着装置を有するカラー画像形成装置の説明図である。
【図2】 図2は図1に示す定着装置の全体説明図で斜
視図である。
【図3】 図3は図2のIII−III線断面の要部説明図
で、加圧ベルトが加熱ロールに圧接している状態を示す
図である。
【図4】 図4は前記図2のIV−IV線断面の要部説明
図で、加圧ベルトが加熱ロールから離隔している状態を
示す図である。
【図5】 図5は前記図2のV−V線断面の要部説明図
で、加圧ベルトが加熱ロールに圧接し且つシート剥離部
材を定着動作位置に保持した状態を示す図である。
【図6】 図6は前記図2のVI−VI線断面の要部説明
図で、加圧ベルトが加熱ロールに圧接し且つシート剥離
部材を定着ロール表面から離れた離隔位置に保持した状
態を示す図である。
【図7】 図7は前記フロント側の固定プレート1およ
びリア側の固定プレート2とその内面に支持される移動
部材としての回動レバー3および4の平面図である。
【図8】 図8は回動レバー3および4の斜視図であ
る。
【図9】 図9はロッド(ガイド部材)の上端部(連結
部)を前記フロントプレートのロッド連結部に連結する
方法の説明図で、図9Aはロッド連結部のロッド連結用
ネジ孔1a1にロッド先端部の雄ネジを螺合させて仮に
連結した状態を示す図、図9Bは圧縮バネ7の下端を支
持する段付ワッシャに治具を嵌合させて設定された力で
段付ワッシャを上昇させた状態を示す図、図9Cはロッ
ドを回転させて上昇させ前記バネ支持端部を前記段付ワ
ッシャの下面に当接させた状態を示す図、図9Dは前記
図9Cの状態から治具Tを離脱させた状態を示す図であ
る。
【図10】 図10は本発明の実施例2のロッド(ガイ
ド部材)の上端部(連結部)を前記フロントプレートの
ロッド連結部に連結する方法の説明図で、図10Aはロ
ッド連結部のロッド連結用ネジ孔1a1にロッド先端部
の雄ネジを螺合させて仮に連結した状態を示す図、図1
0Bは圧縮バネ7の下端を支持するワッシャに治具を嵌
合させて設定された力で段付ワッシャを上昇させた状態
を示す図、図10Cはロッドを回転させて上昇させ前記
バネ支持端部を前記ワッシャの下面に当接させた状態を
示す図、図10Dは前記図10Cの状態から治具Tを離
脱させた状態を示す図である。
【図11】 図11は本発明の実施例3のロッド(ガイ
ド部材)の上端部(連結部)を前記フロントプレートの
ロッド連結部に連結する方法の説明図で、図11Aはロ
ッド連結部のロッド連結用貫通孔1a2にロッド先端部
の雄ネジ部を貫通させて仮に連結した状態を示す図、図
11Bは圧縮バネ7の下端を支持するバネ支持端部の下
面に治具を押しつけて設定された力でロッドを上昇させ
た状態を示す図、図11Cは上昇したロッド先端部のフ
レーム連結部6aにナットNTを螺合させる前の状態を
示す図、図11Dは前記図11Cの状態でナットNTを
締結してから治具Tを離脱させた状態を示す図である。
【符号の説明】
F…定着装置、Fh…加熱回転部材(加熱ロール)、F
p…加圧回転部材(加圧ロール)、NT…ナット、Q5
…定着ニップ、S…記録シート、T…治具、1,2…固
定フレーム、1a2…ロッド連結用貫通孔、3,4…可
動支持部材、6…ガイド部材、6a…フレーム連結部、
6b…バネ支持端部、6c…バネ装着部、7…弾性部材
(圧縮コイルバネ)、8,8′…スライド部材(段付ワ
ッシャ、ワッシャ)、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 公宏 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 井本 達美 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 塩谷 剛和 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA06 AA15 BA04 BB01 BB28 BB34 BB39

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の構成要件(A01)〜(A05)を備え
    たことを特徴とする定着装置、 (A01)互いに回転しながら圧接する圧接領域により定
    着ニップを形成する加熱回転部材および加圧回転部材で
    あって、未定着トナー像が形成された転写材が前記定着
    ニップを通過する際に前記未定着トナー像を加熱定着す
    る前記加熱回転部材および加圧回転部材、 (A02)前記加熱回転部材および加圧回転部材のうちの
    一方の回転部材の軸方向両端部を支持する固定フレー
    ム、 (A03)前記軸方向両端部の固定フレームにそれぞれ連
    結され且つ前記固定フレームへの連結時に前記固定フレ
    ームへの連結位置を調節可能な一対のガイド部材、 (A04)前記加熱回転部材および加圧回転部材のうちの
    他方の回転部材の軸方向両端部をそれぞれ支持するとと
    もに前記一対の各ガイド部材により前記他方の回転部材
    を前記一方の回転部材に圧接する圧接位置と前記一方の
    回転部材から離隔した離隔位置との間で移動可能にガイ
    ドされる一対の可動支持部材、 (A05)前記ガイド部材と前記可動支持部材との間に配
    置されて前記可動支持部材を前記圧接位置に向けて加圧
    する加圧力を常時発生する弾性部材であって、前記ガイ
    ド部材の前記固定フレームへの連結位置に応じて前記加
    圧力が調節される前記弾性部材。
  2. 【請求項2】 次の構成要件(A06),(A07)を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の定着装置、 (A06)前記固定フレームに連結するフレーム連結部
    と、バネ支持端部と、前記フレーム連結部およびバネ支
    持端部間を接続するロッド状のバネ装着部とを有するロ
    ッド状の前記ガイド部材、 (A07)前記ロッド状ガイド部材の外周部に装着され且
    つ前記可動支持部材と前記バネ支持端部との間で圧縮さ
    れた圧縮コイルバネにより構成された前記弾性部材。
  3. 【請求項3】 次の構成要件(A08),(A09)を備え
    たことを特徴とする請求項2記載の定着装置、 (A08)外周面に雄ネジが形成された前記フレーム連結
    部、および、前記雄ネジに螺合する雌ネジが設けられた
    前記固定フレーム。 (A09)前記ロッド状ガイド部材の外周部にスライド移
    動可能に装着され且つ前記圧縮コイルバネとバネ支持端
    部との間に配置されたスライド部材、
  4. 【請求項4】 次の構成要件(A010),(A011)を備
    えたことを特徴とする請求項2記載の定着装置、 (A010)外周面に雄ネジが形成された前記フレーム連
    結部、および、前記フレーム連結部が貫通する貫通孔が
    設けられた前記固定フレーム、 (A011)前記貫通孔を貫通したフレーム連結部の雄ネ
    ジに螺合するナット。
  5. 【請求項5】 次の構成要件(A01)〜(A05)または
    前記構成要件(A01)〜(A07)を備えた定着装置の定
    着圧力調節方法において、次の構成要件(B01′),(B
    02),(B03)を備えたことを特徴とする定着装置の定着
    圧力調節方法、 (A01)互いに回転しながら圧接する圧接領域により定
    着ニップを形成する加熱回転部材および加圧回転部材で
    あって、未定着トナー像が形成された転写材が前記定着
    ニップを通過する際に前記未定着トナー像を加熱定着す
    る前記加熱回転部材および加圧回転部材、 (A02)前記加熱回転部材および加圧回転部材のうちの
    一方の回転部材の軸方向両端部を支持する固定フレー
    ム、 (A03)前記軸方向両端部の固定フレームにそれぞれ連
    結され且つ前記固定フレームへの連結時に前記固定フレ
    ームへの連結位置を調節可能な一対のガイド部材、 (A04)前記加熱回転部材および加圧回転部材のうちの
    他方の回転部材の軸方向両端部をそれぞれ支持するとと
    もに前記一対の各ガイド部材により前記他方の回転部材
    を前記一方の回転部材に圧接する圧接位置と前記一方の
    回転部材から離隔した離隔位置との間で移動可能にガイ
    ドされる一対の可動支持部材、 (A05)前記ガイド部材と前記可動支持部材との間に配
    置されて前記可動支持部材を前記圧接位置に向けて加圧
    する加圧力を常時発生する弾性部材であって、前記ガイ
    ド部材の前記固定フレームへの連結位置に応じて前記加
    圧力が調節される前記弾性部材、 (B01)前記一対のガイド部材の前記固定フレームへの
    連結位置の調節が可能で且つ前記加熱回転部材および加
    圧回転部材が前記弾性部材により圧接された状態におい
    て、前記一対のガイド部材と前記可動支持部材との間に
    配置された一対の前記弾性部材による前記可動支持部材
    への加圧力が設定値となるように治具を用いて前記弾性
    部材を変形させる弾性部材変形工程、 (B02)前記加圧力が設定値となる状態に変形した弾性
    部材の形状が常時保持されるように前記固定フレームへ
    の前記一対のガイド部材の連結位置を調節する連結位置
    調節工程、 (B03)前記治具を定着装置から離脱させる治具離脱工
    程。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007079036A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Canon Inc 画像加熱装置
KR100758387B1 (ko) * 2006-12-19 2007-09-14 주식회사 이륜 분산부재를 구비한 문서 세단기
US7725053B2 (en) 2004-07-12 2010-05-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Fixing unit having heater roller and pressure roller supports and image-forming device using the same

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