JP4947435B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
従来の定着装置は、加熱装置と加圧装置との間に用紙や封筒などの記録部材を加熱しながら強く挟んで搬送することにより、記録部材の表面に二次転写像を定着させている。このような定着装置は、画像形成装置などに備えられている。従来の画像形成装置は、光学的に潜像が形成された感光体ドラムにトナー像を形成し、そのトナー像を転写ベルトに一次転写し、記録部材に一次転写された一次転写像を転写ベルトから二次転写する。そして、定着装置により二次転写された二次転写像を記録部材に定着させ、記録部材を装置外に排出するものである。
このように、従来の定着装置では、二次転写像を記録部材に定着させるとき、加熱装置と加圧装置との間に記録部材を挟んで搬送するため、記録部材に皺が発生することがある。このような背景のもと、記録部材に皺が発生するのを防止する技術として、例えば特許文献1〜3がある。
特開2007−025571 特開平11−133776 特開2003−005553
本発明は、加熱部材に対する加圧部材の加圧する状態を変更した場合の押付け部材にかかる負荷が大きくなることを防ぐことを目的とする。
請求項に記載の発明は、加熱手段により加熱されて回転する加熱部材と、第1部材と前記第1部材と弾性の異なる第2部材とを有し、前記加熱部材の表面に接触して加圧領域を形成する加圧部材と、前記加圧部材を前記加熱部材へ押し付ける押付け部材と、前記第1部材および前記第2部材で前記加熱部材を加圧する状態では、前記押付け部材の押付け力が前記加圧部材に働くようにする一方、前記第2部材のみで加圧する状態では、前記押付け部材の押付け力が前記加圧部材に働かないように切り替える切換手段と、前記加圧部材を支持する第1支持部材と、当接部を有し、前記押付け部材がこの当接部を押すことにより回転移動し、前記第1支持部材を回転移動可能に支持する第2支持部材と、前記当接部を挟んで前記押付け部材に対向する位置に、該当接部を突き当てる突き当て部とを備え、前記第1部材および前記第2部材で加圧する状態では、前記当接部が前記突き当て部に接触せず、前記第2部材のみで加圧する状態では、前記当接部が前記突き当て部に接触することを特徴とする定着装置である。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記第1支持部材に接触して前記第1支持部材を回転移動させるカムとを備え、前記第1支持部材は、前記カムにより回転移動させられ、前記第2支持部材は、前記第1支持部材が回転移動するのに伴って、前記第1支持部材が回転移動する方向とは逆方向に回転移動することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記カムは、回転軸と、外表面に設けられた第1面と、前記第1面より前記回転軸から近い位置に配置する第2面とを有し、前記第1面が前記第1支持部材に接触すると、前記第1部材および前記第2部材で加圧する状態となり、前記第2面が前記第1支持部材に接触すると、前記第2部材のみで加圧する状態となることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記第1支持部材は、前記第1部材および前記第2部材で加圧する状態において前記加圧部材が受ける荷重の荷重方向に設け、前記荷重方向に対して横方向に平坦な接触部を有し、前記カムは、前記回転軸を前記荷重方向に設け、前記第1面を平坦な面に形成し、前記第1面が前記接触部に接触することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項またはに記載の発明において、前記第2面は、所定の範囲に所定の半径を有する面に形成されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項のいずれか一項に記載の発明において、前記カムは、前記第2面より前記回転軸から近い位置に配置する第3面を有し、前記第3面が前記第1部材に接触すると、前記加圧部材が及ぼす圧力は、前記第1面または前記第2面が前記第1部材に接触する場合において加圧部材が及ぼす圧力より、小さいこと特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項に記載の発明は、加熱手段により加熱されて回転する加熱部材と、第1部材と前記第1部材と弾性の異なる第2部材とを有し、前記加熱部材の表面に接触して加圧領域を形成する加圧部材と、前記加圧部材を前記加熱部材側へ押し付ける押付け部材と、前記加圧部材を支持する第1支持部材と、当接部を有し、前記押付け部材がこの当接部を押すことにより回転移動し、前記第1支持部材を回転移動可能に支持する第2支持部材と、前記加熱部材を支持し、前記当接部を挟んで前記押付け部材に対向する位置に突き当て部とを有して、前記第2支持部材に対して回転移動可能に支持される加熱支持部材と、前記押付け部材により前記加熱部材に向けて押し付けられる前記加圧部材が、前記第1部材および前記第2部材で前記加熱部材を加圧する状態と第2部材のみで加圧する状態とを切り替える切換手段とを備えることを特徴とする定着装置である。
請求項1に記載の発明によれば、加熱部材に対する加圧部材の加圧する状態を変更した場合の押付け部材にかかる負荷を小さくすることができる。
請求項に記載の発明によれば、カムを回転させるだけで加圧部材が加熱部材を加圧する状態を切り換えることができる。
請求項に記載の発明によれば、本件発明を適用しない場合と比べて、単純な構成で加圧部材が加熱部材を加圧する状態を切り換えることができる。
請求項に記載の発明によれば、カムおよびカム受け面が破損するのを防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、カムの回転位置精度の許容量を大きくすることができる。
請求項に記載の発明によれば、記録媒体が詰まった場合の記録媒体を取り除くための加圧部材と加熱部材との接触状態を設けることができる。
請求項に記載の発明によれば、加熱部材に対する加圧部材の加圧する状態を変更した場合の押付け部材にかかる負荷を小さくすることができる。
請求項に記載の発明によれば、加熱部材に対する加圧部材の加圧する状態を変更した場合の押付け部材にかかる負荷を小さくすることができる。
(1)第1の実施形態
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかるカラープリンタを示す概略図である。
(カラープリンタの構成)
図1において、符号1は、カラープリンタ(画像形成装置)である。カラープリンタ1は、制御部5と、画像形成ユニット10と、一次転写装置20と、給紙装置30と、二次転写装置40と、定着装置100とを備えている。カラープリンタ1は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の色成分の重ね合わせた画像を記録部材(記録媒体)Pに印刷する。なお、記録部材の種類としては、封筒、厚紙、薄紙や厚さが封筒より薄く薄紙より厚い用紙などがある。
カラープリンタ1は、パーソナルコンピュータや画像読取装置等の図示省略した画像出力装置から所定の通信回線を経て画像データが制御部5に供給される。制御部5は、供給された画像データに基づき、画像形成ユニット10に画像形成の制御指令を発する。また、制御部5は、この画像形成動作を含めてカラープリンタ1全体の動作を制御する。
画像形成ユニット10は、制御部5から供給される画像データに応じてレーザ光を走査するレーザ光走査装置11と、このレーザ光走査装置11の上方に配置され、レーザ光走査装置11で走査されたレーザ光により静電潜像が形成される感光体ドラム12とを有している。レーザ光走査装置11は、各色の画像データに応じて変調したレーザ光を偏向走査して、感光体ドラム12に照射する。
感光体ドラム12は、矢印A方向に回転する。感光体ドラム12の周囲には、感光体ドラム12の表面を掃除する図示省略したクリーニング装置と、感光体ドラム12の表面を帯電する図示省略した帯電器と、感光体ドラム12の表面に形成された静電潜像を現像する現像器13とが、この順で矢印A方向に沿って設けられている。
この画像形成ユニット10によると、回転する感光体ドラム12が図示省略した帯電器により帯電され、その表面に、レーザ光走査装置11からレーザ光が照射され、これによって各色の画像データに応じた静電潜像が形成される。次に、静電潜像が現像器13を通過することにより現像器13から感光体ドラム12の表面にトナーが供給され、その表面に、静電潜像のみにトナーが残ってトナー像が現像される。
次に、感光体ドラム12上のトナー像が、矢印B方向に循環回転している一次転写装置20の転写ベルト21上に一次転写される。一次転写後、感光体ドラム12の表面には、トナーが残存する。その残存したトナーは、図示省略したクリーニング装置により感光体ドラム12の表面から掻き落とされる。
一次転写装置20は、上記のように感光体ドラム12から転写ベルト21にトナー像を受けて一次転写のプロセスを担うものである。一次転写装置20の転写ベルト21上には、各色のトナー像が多重転写される。転写ベルト21は、駆動ロール22およびバックアップロール23に、一定のテンションがかかった状態で巻回されており、駆動ロール22によって一定速度で矢印B方向に循環回転させられる。
転写ベルト21の内周側には、感光体ドラム12との間に転写ベルト21を挟み、感光体ドラム12と連れ回りする一次転写ロール24が、回転自在に設けられている。転写ベルト21を挟んで駆動ロール22と対向する位置には、転写ベルト21の表面を掃除するベルトクリーナ25が設けられている。このベルトクリーナ25は、転写ベルト21の表面に残存したトナーを掻き落とす。
給紙装置30は、多数の記録部材Pが積載される給紙保管部31と、給紙保管部31から1枚の記録部材Pを引き出す抽出ロール32と、二次転写装置40に向けて間隔をおいて設けられている複数の搬送ロール対33と、規定のタイミングで二次転写装置40に記録部材を送り込むレジストロール対34とを備えている。給紙装置30は、給紙保管部31から引き出した記録部材Pを二次転写装置40に向けて搬送する。
二次転写装置40は、バックアップロール23との間に転写ベルト21を挟み、バックアップロール23との間に転写圧を発生させながら連れ回りする二次転写ロール41を備えている。二次転写装置40においては、給紙保管部31から搬送された記録部材Pが、転写ベルト21上のトナー像とタイミングを合わせて二次転写ロール41と転写ベルト21との間に挿入され、記録部材Pの表面にトナー像が二次転写される。二次転写された記録部材Pは、定着装置50に送られる。
定着装置100は、加熱装置110と、加圧装置120とを備えている。加熱装置110と加圧装置120との間に記録部材Pを加熱しながら強く挟んで搬送することにより、記録部材Pの表面に二次転写像を定着させる。なお、定着装置100の詳細については、後述する。
(カラープリンタの動作)
次に、カラープリンタ1の動作について説明する。カラープリンタ1は、それぞれの感光体ドラム11の表面に形成されたC,M,Y,Kの各色のトナー像を転写ベルト21に順次一次転写する。次いで、給紙装置30から搬送された記録部材Pに、二次転写装置40により転写ベルト21上の一次転写像を二次転写する。そして、記録部材Pを定着装置50に送り、記録部材Pに二次転写像を定着させ、記録部材Pを装置外に排出する。
(定着装置の構成)
次に、定着装置100の構成について図面を参照して説明する。図2は、第1の実施形態にかかる定着装置を示す斜視図である。図3は、定着装置を示す側面図である。図4は、通常モードにおける定着装置を示す概略図である。図5は、圧力分布を示す図である。図6は、加圧部材の加圧する角度を示す概念図である。
定着装置100は、図2および図3に示すように、未定着の像を保持する記録媒体を加熱するための加熱装置110と、この加熱装置110の外周面に接触して加圧する加圧装置120と、加熱装置110に対する加圧装置120の加圧状態を切り換える切換手段130とを備えている。加熱装置110は、加熱ロール(加熱部材)111と、前記加熱ロール111を加熱する図示省略した加熱手段と、加熱ロールの両軸端部に配置されるベアリング112と、このベアリング112を支持する加熱支持部材113とを備えている。加熱ロール111は、ベアリング112に支持されている。加熱ロール111は、図示省略した回転駆動装置により周方向(図3の矢印C方向)に回転する。ベアリング112は、加熱ロール111の両端に設けられている。加熱支持部材113は、ベアリング112を介して、加熱ロール111を支持している。加熱支持部材113は、板状のベアリング支持部とこのベアリング支持部を折り曲げて加熱ロールの軸方向に延びる平面状の突き当て部113aを設けている。そしてこの突き当て部113aの表面には、側面視で略T字状となるように案内部材が固定されている。
加圧装置120は、図2及び図3に示すように、ベルトアセンブリー121と、第2支持部材125と、押付け部材としてのコイル状のばね126とを備えている。加圧装置120は、ばね126が第2支持部材125を押すことで、ベルトアセンブリー121を加熱装置110に押し付ける。ベルトアセンブリー121は、図4に示すように、ベルト122と、加圧部材123と、第1支持部材124とを有している。
ベルト122は、加熱装置110の回転に伴ってその周方向に回転する帯状に形成されている。ベルト122は、図示省略したベルトガイド部材により回転自在に設けられている。ベルト122は、加圧部材123により加熱ロール111に押し付けられて加圧領域を形成する。
加圧部材123は、図4に示すように、ベルト122の内側に設けられている。加圧部材123は、第2部材としてのパッド部材123aと、第1部材としてのヘッド部材123bとを有している。パッド部材123aは、弾性部材であるシリコンゴムにより形成されている。ヘッド部材123bは、アルミニウムまたは樹脂によりL字状に形成されており、パッド部材123aが段差の低い部分に貼り付けられて、その上面はパッド部材123aとヘッド部材123bにより平坦な加圧面を形成する。ヘッド部材123bは、パッド部材123aより弾性が高くなるように設定されている。
パッド部材123aおよびヘッド部材123bで加圧する場合である第1の状態としての(以下、通常モードという)において加熱ロール111にかかる圧力は、図5(b)に示すように、パッド部材123aが及ぼす圧力に比べてヘッド部材123bが及ぼす圧力の方が大きい。パッド部材123aのみで加圧する場合である第2の状態としての(以下、封筒モードという)において加熱ロール111にかかる圧力は、図5(a)に示すように、通常モードの圧力より小さい。なお、加圧部材123が及ぼす圧力が封筒モードの場合より小さい場合を、第3の状態として以下解除モードという。
第1支持部材124は、図4に示すように、加圧部材123の両端部を支持している。第1支持部材124は方形の平板状に形成されて、その下端は、第2支持部材125に設けられている支軸124aを中心にして加圧部材123が加熱ロール111の表面から離れる方向(矢印E方向)に回転移動自在に支持されている。第1支持部材124は、切換手段130により矢印E方向に回転移動させられる。第1支持部材124が矢印E方向に回転移動すると、加圧部材123が移動するとともに、第2支持部材が回転移動する。第1支持部材124が矢印E方向に回転移動すると、通常モードから封筒モードになる。
通常モードから封筒モードとなるとき、加熱ロール111に対する加圧部材123の加圧により形成される加圧領域の中心位置は加熱ロール111の周方向において変わる。つまり、加熱ロール111に対する加圧部材123の加圧する位置は、図6に示すように、加圧部材123の移動前の加圧位置Xから加圧部材123の移動後の加圧位置Yに変わる。その結果、加圧部材123のパッド部材123aのみが加熱ロール111に加圧し、加圧部材123が及ぼす圧力が変わる。
第1支持部材124は、接触部124bを有している。接触部124bは、図4に示すように、通常モードにおいて加圧部材123が受ける荷重の荷重方向(図4の矢印F方向)に設けられている。接触部124bは、通常モードにおいて荷重方向(図4の矢印F方向)に対して交差する方向に平坦な面に形成されている。接触部124bは、切換手段130と接触している。
第2支持部材125は略コ字形状からなり、図4に示すように、第1支持部材124を回転移動可能に支持している。第2支持部材125は、加熱支持部材113に設けられている支軸125aを中心にして矢印G方向に回転移動自在に支持されている。第2支持部材125は、ばね126により、第1支持部材124が回転移動する方向(矢印E方向)とは逆方向(矢印G方向)に回転移動させられて加熱支持部材113から相対的に離れる方向に移動する。第2支持部材125は、第1支持部材124が矢印E方向に回転移動すると、ばね126の作用により矢印G方向に回転移動する。第2支持部材125が矢印G方向に回転移動すると、通常モードから封筒モードになる。
第2支持部材125は、加圧部材123の軸方向に延びる平面状に形成された当接部としての接触片125bを有している。接触片125bは、突き当て部113aに対向する位置に設けられている。接触片125bの一方の面には、ばね126が接触している。この接触片125bには貫通孔が設けられており、突き当て部113aに固定される側とは反対側の端部がフランジとされる案内部材がこの貫通孔を通過している。そして接触片125bの突き当て部113aと対向する側とは反対の面とフランジ部との間にばね126が配置されている。接触片125bは、通常モードにおいて、突き当て部113aに接触せずばね126による押付け力が加圧部材123に働くようになっている。一方、接触片125bは、封筒モードにおいて、突き当て部113aに接触する。第2支持部材125は、接触片125bがばね126に押されることにより、矢印G方向に回転移動し、その後接触片125bが突き当て部113aに接触することにより、回転移動するのを阻止される。
ばね126は、図4に示すように、接触片125bに対向する位置に設けられている。つまり、ばね126は、接触片125bを挟んで突き当て部113aに対向する位置に設けられている。ばね126は、突き当て部113aに向う方向(矢印H方向)に接触片125bを押している。ばね126は、通常モードにおいて、第2支持部材125および第1支持部材124を介して、加圧部材120を加熱ロール111に押し付けている。つまり、通常モードにおいて、接触片125bが突き当て部113aに接触せず、ばね126が加圧部材120を加熱ロール111に押し付ける状態となる。そのため、通常モードでは、定荷重状態となる。
ばね126は、封筒モードにおいて、加圧部材120を加熱ロール111に押し付けない。つまり、封筒モードにおいて、接触片125bが突き当て部113aに接触し、ばね126の押付け力が加圧部材120に働かない状態となる。そのため、封筒モードでは、定変位状態となる。このように、接触片125bが突き当て部113aに接触するため、通常モードにおいて縮められていたばね126は、封筒モードにおいて負荷のかかっていない状態に近づく。
ここで、定荷重状態とは、ばね126の作用により、記録部材Pの厚みが変化しても、記録部材Pに所定の圧力を与えることをいう。したがって、定荷重状態では、記録部材Pの厚みが変化しても、記録媒体Pに与える圧力が定変位状態より変化しない。一方、定変位状態とは、加圧部材123の位置を所定の位置にすることをいう。したがって、定変位状態では、記録部材Pの厚みが変化すると、記録媒体Pに与える圧力が定荷重状態より変化する。
一般には、加熱部材と加圧部材とを加圧する方向に押し付ける押付け部材は、所定の押付け力を発生させるために、あるばね定数の押付け部材を圧縮又は引っ張る状態で保持することになる。この加圧状態から加熱部材と加圧部材とを離間する方向に変位させた場合(押付け力を小さくする)には圧縮若しく引っ張り状態の押し付け部材をさらに負荷の大きくなる方向に変位させることなる。しかしながら本実施の形態においては、加熱部材と加圧部材とを離間する方向に変化させる場合であっても所定の押付け力に抗して変化させるのみであるので押付け部材の負荷が小さくなる。
切換手段130は、図3に示すように、カム131と、カム131に連結されるレバー132とを備えている。切換手段130は、図示省略した作業者によりレバー132を矢印I方向に操作されることで、カム131が矢印I方向に回転し、第1支持部材124を矢印E方向に回転移動させる。つまり、切換手段130は、第1支持部材124を介して、加圧部材123を移動させる。
カム131は、図3および図4に示すように、第1支持部材124の接触部124bと接触する。カム131は、通常面(第1面)131a、封筒面(第2面)131bおよび解除面(第3面)131cの3つの面を有するように形成されている。カム131は、レバー132が固定されている回転軸131dを中心として回転する。通常面131aは、3つの面のうち回転軸131dから一番離れている位置に配置されている。封筒面131bは、通常面131aより回転軸131dから近い位置に配置されている。解除面131cは、封筒面131bより回転軸131dから近い位置に配置されている。
カム131の3つの面のうちのいずれか1つの面が第1支持部材124と接触することにより、通常モード、封筒モードまたは解除モードのいずれか1つのモードとなる。通常面131aが第1支持部材124と接触すると、通常モードとなる。封筒面131bが第1支持部材124と接触すると、封筒モードとなる。解除面131cが第1支持部材124と接触すると、解除モードとなる。この解除モードでは、加圧部材123が加熱ロール111から離間する。
通常面131aは、平坦な面に形成されている。また、回転軸131dは、加圧部材123が受ける荷重の荷重方向(図4の矢印F方向)に設けられている。そのため、平坦な面に形成されている接触部124bと通常面131aとが接触し、通常面131aで荷重を受け、1点に荷重がかかるのを防止する。
封筒面131は、所定の範囲に所定の半径を有するように形成されている。そのため、図示省略した作業者によりレバー132を矢印I方向に回転されたとき、レバー132が回転する回転量が異なっても、封筒モードになり、封筒モードを維持する。
(定着装置の動作)
次に、定着装置100の動作について図面を参照して説明する。図7は、封筒モードにおける定着装置を示す概略図である。図8は、解除モードにおける定着装置を示す概略図である。
厚さが封筒または厚紙より薄い用紙などの記録部材Pに二次転写像を定着させる動作について図4を参照して説明する。カム131の通常面131aが第1支持部材124の接触部124bに接触している状態で、記録部材Pが定着装置100に搬送されてくると、まずパッド部材123aにより記録部材Pを加熱ロール110に押し付ける。次いでヘッド部材123bにより記録部材Pを加熱ロール110に押し付け、記録部材Pに二次転写像を定着させる。このような場合が、通常モードである。
厚さが封筒または厚紙などの記録部材Pに二次転写像を定着させる動作について図7を参照して説明する。カム131の回転軸131dを通常モードの状態から矢印I方向に回転させると、カム131の封筒面131bが第1支持部材124の接触部124bに接触し、第1支持部材124が矢印E方向に回転移動する。この回転移動に伴って、ばね126が接触片125bを矢印H方向に押すことにより第2支持部材125が矢印G方向に回転移動する。そして、接触部124bが突き当て部113aに接触することにより、第2支持部材125が回転移動するのを阻止する。
これらの回転移動により、加圧部材123のヘッド部材123bが加熱ロール111から離間し、加圧部材123のパッド部材123aのみが加圧する状態となる。この状態で、記録部材Pが定着装置100に搬送されてくると、パッド部材123aにより記録部材Pを加熱ロール110に押し付け、記録部材Pに二次転写像を定着させる。このような場合が、封筒モードである。
加熱ロール111とベルト122との間に挟まった記録部材Pを取り出す場合の動作について図8を参照して説明する。カム131の回転軸131dを封筒モードの状態からさらに矢印I方向に回転させると、カム131の解除面131cが第1支持部材124の接触部124bに接触し、第1支持部材124が矢印E方向に回転移動する。この回転移動により、加圧部材123が加熱ロール111から離間する。この状態で、図示省略した作業者が記録部材Pを取り出す。このような場合が、解除モードである。
(2)第2の実施形態
第2の実施形態は、上記第1の実施形態の第1支持部材を変更したものである。したがって、主に変更した部分について図面を参照して説明し、第1の実施形態と同様な構成の説明は省略する。図9は、第2の実施形態にかかる定着装置を示す断面図である。
第3支持部材224は、第1の実施形態の図示省略したベルトガイド部材と第1支持部材124とを兼用したものである。このように部品を兼用しているため、構成部品点数が少なくなり、位置精度を出しやすくなる。
(3)第3の実施形態
第3の実施形態は、上記第1の実施形態の第1支持部材を変更したものである。したがって、主に変更した部分について図面を参照して説明し、第1の実施形態と同様な構成の説明は省略する。図10は、第3の実施形態にかかる定着装置を示す斜視図である。
第4支持部材324は、解除レバー331を有している。第1の実施形態のカム131は、通常モード、封筒モードおよび解除モードの3位置を有しているが、第1切換手段330の第1カム331は、通常モードと封筒モードの2位置を有する。第2の実施形態では、カム131の回転により通常モードまたは封筒モードになり、図示省略した作業者が解除レバー324cを操作することにより、解除モードになる。
本発明は、定着装置やカラープリンタ、FAX、カラー複写機、これらの機能を備えた装置などの画像形成装置に利用することができる。
本発明の一実施形態にかかるカラープリンタを示す概略図である。 第1の実施形態にかかる定着装置を示す斜視図である。 定着装置を示す側面図である。 通常モードにおける定着装置を示す概略図である。 圧力分布を示す図である。 加圧部材の加圧する角度を示す概念図である。 封筒モードにおける定着装置を示す概略図である。 解除モードにおける定着装置を示す概略図である。 第2の実施形態にかかる定着装置を示す断面図である。 第3の実施形態にかかる定着装置を示す斜視図である。
1…カラープリンタ、100…定着装置、113a…突き当て部、123…加圧部材、123a…パッド部材、123b…ヘッド部材、124…第1支持部材、124b…接触部、125…第2支持部材、125b…接触片、126…ばね、131…カム、131a…通常面、131b…封筒面、131c…解除面、131d…回転軸、P…記録部材。

Claims (8)

  1. 加熱手段により加熱されて回転する加熱部材と、
    第1部材と前記第1部材と弾性の異なる第2部材とを有し、前記加熱部材の表面に接触して加圧領域を形成する加圧部材と、
    前記加圧部材を前記加熱部材へ押し付ける押付け部材と、
    前記第1部材および前記第2部材で前記加熱部材を加圧する状態では、前記押付け部材の押付け力が前記加圧部材に働くようにする一方、
    前記第2部材のみで加圧する状態では、前記押付け部材の押付け力が前記加圧部材に働かないように切り替える切換手段と
    前記加圧部材を支持する第1支持部材と、
    当接部を有し、前記押付け部材がこの当接部を押すことにより回転移動し、前記第1支持部材を回転移動可能に支持する第2支持部材と、
    前記当接部を挟んで前記押付け部材に対向する位置に、該当接部を突き当てる突き当て部と
    を備え、
    前記第1部材および前記第2部材で加圧する状態では、前記当接部が前記突き当て部に接触せず、
    前記第2部材のみで加圧する状態では、前記当接部が前記突き当て部に接触することを特徴とする定着装置。
  2. 前記第1支持部材に接触して前記第1支持部材を回転移動させるカムとを備え、
    前記第1支持部材は、前記カムにより回転移動させられ、前記第2支持部材は、前記第1支持部材が回転移動するのに伴って、前記第1支持部材が回転移動する方向とは逆方向に回転移動することを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  3. 前記カムは、回転軸と、外表面に設けられた第1面と、前記第1面より前記回転軸から近い位置に配置する第2面とを有し、
    前記第1面が前記第1支持部材に接触すると、前記第1部材および前記第2部材で加圧する状態となり、
    前記第2面が前記第1支持部材に接触すると、前記第2部材のみで加圧する状態となることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  4. 前記第1支持部材は、前記第1部材および前記第2部材で加圧する状態において前記加圧部材が受ける荷重の荷重方向に設け、前記荷重方向に対して横方向に平坦な接触部を有し、
    前記カムは、前記回転軸を前記荷重方向に設け、前記第1面を平坦な面に形成し、
    前記第1面が前記接触部に接触することを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  5. 前記第2面は、所定の範囲に所定の半径を有する面に形成されることを特徴とする請求項またはに記載の定着装置。
  6. 前記カムは、前記第2面より前記回転軸から近い位置に配置する第3面を有し、
    前記第3面が前記第1部材に接触すると、前記加圧部材が及ぼす圧力は、前記第1面または前記第2面が前記第1部材に接触する場合において加圧部材が及ぼす圧力より、小さいこと特徴とする請求項のいずれか一項に記載の定着装置。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 加熱手段により加熱されて回転する加熱部材と、
    第1部材と前記第1部材と弾性の異なる第2部材とを有し、前記加熱部材の表面に接触して加圧領域を形成する加圧部材と、
    前記加圧部材を前記加熱部材側へ押し付ける押付け部材と、
    前記加圧部材を支持する第1支持部材と、
    当接部を有し、前記押付け部材がこの当接部を押すことにより回転移動し、前記第1支持部材を回転移動可能に支持する第2支持部材と、
    前記加熱部材を支持し、前記当接部を挟んで前記押付け部材に対向する位置に突き当て部とを有して、前記第2支持部材に対して回転移動可能に支持される加熱支持部材と、
    前記押付け部材により前記加熱部材に向けて押し付けられる前記加圧部材が、前記第1部材および前記第2部材で前記加熱部材を加圧する状態と第2部材のみで加圧する状態とを切り替える切換手段とを備えることを特徴とする定着装置。
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