JP2003075447A - 表面プラズモン共鳴バイオセンサー用測定チップ - Google Patents
表面プラズモン共鳴バイオセンサー用測定チップInfo
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Abstract
プラズモン共鳴バイオセンサー用の測定チップを提供す
ること。 【解決手段】 透明基板、該透明基板上に配置された金
属膜、並びに該金属膜上に固定化された有機ケイ素膜を
有し、有機ケイ素膜が、金属表面の原子と結合しうる官
能基を介して該金属膜上に固定化されていることを特徴
とする表面プラズモン共鳴バイオセンサー用測定チッ
プ。
Description
バイオセンサー用測定チップ、その製造方法、並びにそ
の利用に関する。
測定が数多く行われているが、従来法では煩雑な操作や
標識物質を必要とするため、標識物質を必要とすること
なく、リガンドの変化を高感度に検出することのできる
表面プラズモン共鳴(SPR)を利用した免疫センサー
が使用されている。
測定装置(表面プラズモン共鳴バイオセンサー)で一般
的に使用される測定チップは、ガラス基板上に成膜され
た金属膜の上に、多孔性材料が形成されており、この多
孔性材料の表面及び内部に酵素、抗体等の生理活性物質
が担持又は固定されている。この多孔性材料としては、
例えば合成繊維、天然繊維、無機繊維等からなる織物、
編物、不織布や、多孔性の無機又は有機材料などが使用
される(特開平3-164195号公報参照)。また、市販品
(BIAcore 2000用,ファルマシアバイオセンサー社製)
では、この多孔性材料としてカルボキシメチルデキスト
ランが用いられている。
法として、LB(Langmuir-Blodgett )法が用いられる
場合もあるが(特開平5-288672号公報参照)、LB膜と
金属膜との結合が弱く、LB膜が生理活性物質と共に脱
落するという問題がある。
はシランカップリング剤を用いて、金表面に有機ケイ素
膜を形成して、シランカップリング剤の官能基、例えば
アミノ基、カルボキシル基、メルカプト基からさらに二
官能性試薬を用いて、例えばタンパク質を金表面に化学
修飾して、SPRのセンサーチップを作成することが開
示されている。しかし、この方法では金表面とのシラン
カップリング剤との反応性が低く、再現性良く有機ケイ
素膜を作成することはできない。また、特許第2815
120号公報には金表面にメルカプト基を利用して、表
面に官能基、例えばカルボキシル基、アミノ基を導入す
る方法が開示されている。
技術の問題点を解消することを解決すべき課題とした。
即ち、本発明は、良好な感度が得られ、かつ製造が容易
な表面プラズモン共鳴バイオセンサー用の測定チップを
提供することである。本発明者らは上記課題を解決する
ために鋭意検討した結果、金属膜上にメルカプト基を介
して固定化した有機ケイ素膜を形成し、該有機ケイ素膜
から官能基を介して、生理活性物質を固定化すれば、良
好な感度が得られることを見出し、本発明を完成した。
基板上に配置された金属膜、並びに該金属膜上に固定化
された有機ケイ素膜を有し、有機ケイ素膜が、金属表面
の原子と結合しうる官能基を介して該金属膜上に固定化
されていることを特徴とする表面プラズモン共鳴バイオ
センサー用測定チップが提供される。
原子と結合しうる官能基を含有する少なくとも1種類以
上のシランカップリング剤により形成された膜である。
好ましくは、有機ケイ素膜は、金属表面の原子と結合し
うる官能基を含有する少なくとも1種類以上のシランカ
ップリング剤と、生理活性物質と結合することができる
官能基を含有する少なくとも1種類以上のシランカップ
リング剤との混合物により形成された膜である。
官能基は、ジスルフィド基、スルフィド基、ジセレニド
基、セレニド基、メルカプト基、ニトリル基、イソニト
リル基、ニトロ基、セレノール基、3価リン酸化合物に
由来する基、イソチオシアネート基、キサンテート基、
チオカルバメート基、ホスフィン基、チオ酸基、または
ジチオ酸基であり、特に好ましくは、メルカプト基であ
る。好ましくは、有機ケイ素膜は、メルカプト基を含有
する少なくとも1種類以上のシランカップリング剤と、
アミノ基を含有する少なくとも1種類以上のシランカッ
プリング剤との混合物により形成された膜である。
にさらに二官能性試薬が結合している表面プラズモン共
鳴バイオセンサーが提供される。好ましい二官能性試薬
は、下記式: X1−SO2−L2−SO2−X2 [上記の式において、X1およびX2は互いに独立に、−
CR1=CR2R3、または−CHR1−CR2R3Yを表わ
し;R1、R2及びR3は、互いに独立に、水素原子、炭
素原子数が1乃至6のアルキル基、炭素原子数が6乃至
20のアリール基、及び炭素原子数が1乃至6のアルキ
ル鎖を有する合計炭素原子数が7乃至26のアラルキル
基からなる群より選ばれる原子もしくは基を表わし;Y
は、ハロゲン原子、−OSO2R11、−OCOR12、−
OSO3M、及び四級ピリジニウム基からなる群より選
ばれる原子もしくは基を表わし;R11は、炭素原子数が
1乃至6のアルキル基、炭素原子数が6乃至20のアリ
ール基、及び炭素原子数が1乃至6のアルキル鎖を有す
る合計炭素原子数が7乃至26のアラルキル基からなる
群より選ばれる基を表わし;R12は、炭素原子数が1乃
至6のアルキル基および炭素原子数が1乃至6のハロゲ
ン化アルキル基からなる群より選ばれる基を表わし;M
は、水素原子、アルカリ金属原子およびアンモニウム基
からなる群より選ばれる原子もしくは基を表わし;そし
て、L2は連結基を表わす]で表わされるジスルホン化
合物である。
イ素膜に直接または二官能性試薬を介して生理活性物質
が固定化されている上記した表面プラズモン共鳴バイオ
センサーが提供される。本発明のさらに別の態様によれ
ば、透明基板上に配置された金属膜を、金属表面の原子
と結合しうる官能基を含有する少なくとも1種類以上の
シランカップリング剤と、生理活性物質と結合すること
ができる官能基を含有する少なくとも1種類以上のシラ
ンカップリング剤との混合物で処理することにより、該
金属膜上に有機ケイ素膜を形成する工程を含む、表面プ
ラズモン共鳴バイオセンサー用測定チップの製造方法が
提供される。
の生理活性物質が固定化されている表面プラズモン共鳴
バイオセンサーと、目的物質を含む試料とを接触させ
て、該バイオセンサー上に固定化された生理活性物質と
目的物質との相互作用を検出および/または測定するこ
とを特徴とする、生理活性物質と相互作用する物質の検
出および/または測定する方法が提供される。
方法について詳細に説明する。本発明のバイオセンサー
用測定チップは、透明基板、該透明基板上に配置された
金属膜、並びに該金属膜上に固定化された有機ケイ素膜
を有し、有機ケイ素膜が、金属表面の原子と結合しうる
官能基を介して該金属膜上に固定化されていることを特
徴とする
表面プラズモン共鳴バイオセンサー用測定チップ等とし
て用いることができる。なお、表面プラズモン共鳴バイ
オセンサー用測定チップとは、表面プラズモン共鳴バイ
オセンサーに使用されるチップであって、該センサーよ
り照射された光を透過及び反射する部分、並びに生理活
性物質を固定する部分とを含む部材を言い、該センサー
の本体に固着されるものであってもよく、また脱着可能
なものであってもよい。
光学的に透明な物質と金属薄膜層との境界から反射され
た単色光の強度が、金属の出射側にある試料の屈折率に
依存することによるものであり、従って、反射された単
色光の強度を測定することにより、試料を分析すること
ができる。
金属膜を本明細書に定義するシランカップリング剤で処
理することにより製造される。本発明では金属膜は透明
基板上に配置されている。ここで、「基板上に配置され
る」とは、金属膜が基板上に直接接触するように配置さ
れている場合のほか、金属膜が基板に直接接触すること
なく、他の層を介して配置されている場合をも含む意味
である。
は例えば、表面プラズモン共鳴バイオセンサー用を考え
た場合、固定化法に使用されるものであればどのような
ものでもよく、一般的にはガラス、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリカーボネートなどのレーザー光に対して
透明な材料からなるものが使用できる。このような基板
は、好ましくは、偏光に対して異方性を示さずかつ加工
性の優れた材料が望ましい。基板の厚さは特には限定さ
れないが、通常0.1 〜20mm程度である。
ける金属膜としては、例えば、表面プラズモン共鳴バイ
オセンサー用を考えた場合、表面プラズモン共鳴が生じ
得るようなものであれば特に限定されない。この金属膜
に使用することのできる金属の種類としては、金、銀、
銅、アルミニウム、白金等が挙げられ、それらを単独又
は組み合わせて使用することができる。また、上記基板
への付着性を考慮して、基板と金、銀等からなる層との
間にクロム等からなる介在層を設けてもよい。
面プラズモン共鳴バイオセンサー用を考えた場合、10
0 〜2000オングストロームであるのが好ましく、
特に200〜600オングストロームであるのが好まし
い。3000オングストロームを超えると、媒質の表面
プラズモン現象を十分検出することができない。また、
クロム等からなる介在層を設ける場合、その介在層の厚
さは、5〜50オングストロームであるのが好ましい。
例えば、スパッタ法、蒸着法、イオンプレーティング
法、電気めっき法、無電解めっき法等によって行うこと
ができる。
は、有機ケイ素膜が金属膜上に固定化されており、具体
的には、金属表面の原子と結合しうる官能基を介して有
機ケイ素膜が金属膜上に固定化されている。
うる官能基を介して該金属膜上に固定化されている」と
は、金属表面の第1層にメルカプト基などの金属表面の
原子と結合しうる官能基が存在し、さらにその上の第2
層上にSi−O結合及びSi−C結合を分子内に含む高
分子からなる膜が存在する状態を意味する。このような
有機ケイ素膜は、例えば、金属表面の原子と結合しうる
官能基を含有する少なくとも1種類以上のシランカップ
リング剤により形成することができる。シランカップリ
ング剤とは、その分子中にビニル基、エポキシ基、アミ
ノ基、メルカプト基のような有機材料と親和性のある有
機官能基と、メトキシ基、エトキシ基のような無機材料
と親和性のある加水分解基を有する有機ケイ素化合物の
ことをいう。
は、金属表面の原子と結合しうる官能基(例えば、メル
カプト基など)を含有する少なくとも1種類以上のシラ
ンカップリング剤と、生理活性物質と結合することがで
きる官能基(例えば、アミノ基など)を有する少なくと
も1種類以上のシランカップリング剤との混合物により
形成された膜である。金属表面の原子と結合しうる官能
基を含有する少なくとも1種類以上のシランカップリン
グ剤と、生理活性物質と結合することができる官能基を
有する少なくとも1種類以上のシランカップリング剤と
の混合比率(モル比率)は特に限定されないが、好まし
くは1:10から10:1の範囲内であり、より好まし
くは、1:5〜5:1の範囲内であり、さらに好ましく
は1:2〜2:1の範囲内である。
剤は、その分子中に金属表面の原子と結合しうる官能基
を含有する有機ケイ素化合物である。金属表面の原子と
結合しうる官能基としては、ジスルフィド基(−SS
−)、スルフィド(−S−)、ジセレニド(−SeSe
−)、セレニド(−Se−)、チオール(−SH)、ニトリ
ル(−CN)、イソニトリル、ニトロ(−NO2)、セレノ
ール(−SeH)、3価リン酸化合物、イソチオシアネー
ト、キサンテート、チオカルバメート、ホスフィン、チ
オ酸またはジチオ酸(−COSH、−CSSH)等が挙げられ、
特に好ましくはメルカプト基である。第1のシランカッ
プリング剤としては、具体的には、3−メルカプトプロ
ピルトリメトキシシラン、ジメトキシ−3−メルカプト
プロピルメチルシランなどを単独又は組み合わせて使用
することができる。
剤は、その分子中に生理活性物質と結合することができ
る官能基(例えば、アミノ基など)を有する有機ケイ素
化合物のことをいう。具体的には、3−アミノプロピル
トリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシ
シラン、3−アミノプロピルジエトキシメチルシラン、
3−(2−アミノエチルアミノプロピル)トリメトキシ
シラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジメ
トキシメチルシランなどを単独又は組み合わせて使用す
ることができる。
るために、生理活性物質と結合することができる官能基
を別途導入してもよい。例えば、金表面に3−メルカプ
トプロピルトリメトキシシランで処理後、3−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン等のアミノ化シランカップリ
ング剤で再び処理して、表面にアミノ基を導入すること
もできる。アミノ化シランカップリング剤としては、3
−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロ
ピルジエトキシメチルシラン、3−(2−アミノエチル
アミノプロピル)トリメトキシシラン、3−(2−アミ
ノエチルアミノプロピル)ジメトキシメチルシランなど
が挙げられる。あるいは、例えば、金表面に3−メルカ
プトプロピルトリメトキシシランと3−アミノプロピル
トリエトキシシランの混合物を同時に処理することで、
1段階で、表面にアミノ基を導入を導入することができ
る。
重ならない単分子層膜であることが好ましい。単分子層
膜にすることにより、生理活性物質と相互作用する測定
対象物と、入射した光が反射する面との距離を短くする
ことができ、良好な感度が得られるとともに、使用する
シランカップリング剤の量を必要最小限に抑え、コスト
の低減化を図ることができる。
造をとるのが好ましい。細密充填構造とは、有機ケイ素
膜を構成するSi及びOの網目構造中に他の分子が貫入
する余地のないほど、網目構造が緻密であることをい
う。細密充填構造をとることにより、生理活性物質を高
い密度で均等に固定化することができ、測定感度を向上
させることができる。有機ケイ素膜が細密充填構造をと
るかどうかは、以下の方法により確認することができ
る。即ち、好適なプロピルエトキシシラン剤を用いて金
属膜上に有機ケイ素膜を形成させる。次いで、シリンジ
により蒸留水を滴下した際に表面が一様に水滴を弾くの
であれば有機ケイ素膜は細密充填構造をとっており、表
面が部分的にしか水を弾かないのであれば、細密充填構
造をとっておらず、Si及びOの網目構造に空隙が存在
することが推測される。
ップリング剤を用いることにより形成させることができ
る。具体的には、シランカップリング剤の飽和蒸気中に
金属膜を一定時間暴露する方法(飽和蒸気法)、シラン
カップリング剤を含む溶液中に金属膜を一定時間浸漬す
る方法(浸漬法)、スピンコータを用いる方法(スピン
コーティング法)、グラビア印刷機を用いる方法(グラ
ビア法)などにより成膜することができる。本発明にお
いては、これらのいずれの方法を用いてもよい。特に、
細密充填構造をとる単分子層膜を形成させるためには、
飽和蒸気法を用いるのが好ましい。
度なども単分子層構造及び細密充填構造の形成に影響を
与えるが、暴露時間が最も重要な要素である。暴露時間
が長すぎると単分子層構造が得られず、また、暴露時間
が短すぎると細密充填構造が得られない。暴露時間は、
通常、1〜600分とするのが好ましく、15〜90と
するのが更に好ましい。
以下のような利点を有する。 (1)生理活性物質を金属膜に極めて近い位置に固定化
することができるので、従来の固定化法を使用する場合
よりも大幅に測定感度を向上させることができる。 (2)表面処理が容易であり、また、一度に大量の表面
処理ができる。 (3)生理活性物質と共有結合することができる官能基
である置換基Yを選択することにより表面改質、他官能
基導入などの化学修飾が可能となる。
シランカップリング剤で処理した金属表面に対し、直接
又は二官能性試薬を介して、生理活性物質を固定して使
用する。目的とする生理活性物質を固定化する手段とし
ては、二官能性試薬を介して共有結合にて行うことが好
ましい。
アルデヒド、過ヨウ素酸、N,N'−o−フェニレンジ
マレイミド、N−スクシニミジル−4−(N−マレイミ
ドメチル)シクロヘキサン−1−カルボキシレート、N
−スクシニミジルマレイミド酢酸、N−スクシニミジル
−4−マレイミド酪酸、N−スクシニミジル−6−マレ
イミドヘキサン酸、N−スルホスクシニミジル−4−マ
レイミドメチルシクロヘキサン−1−カルボン酸、N−
スルホスクシニミジル−3−マレイミド安息香酸、N−
(4−マレイミドブチリロキシ)スルホスクシンイミド
・ナトリウム塩、N−(6−マレイミドカプロイロキ
シ)スルホスクシンイミド・ナトリウム塩、N−(8−
マレイミドカプリロキシ)スルホスクシンイミド・ナト
リウム塩、N−(11−マレイミドウンデカノイロキ
シ)スルホスクシンイミド・ナトリウム塩、N[2−
(1−ピペラジニル)エチル]マレイミド・二塩酸、ジ
スルホン化合物(例えば、ジビニルスルホン化合物な
ど)等が挙げられ、それぞれ単独で又は組み合わせて使
用することができる。
ジスルホン化合物としては、下記の式(1)で表わされ
るジスルホン化合物が特に好ましい。 X1−SO2−L2−SO2−X2 (1)
に独立に、−CR1=CR2R3、または−CHR1−CR
2R3Y(反応性前駆体基)を表わし;R1、R2及びR3
は、互いに独立に、水素原子、炭素原子数が1乃至6の
アルキル基、炭素原子数が6乃至20のアリール基、及
び炭素原子数が1乃至6のアルキル鎖を有する合計炭素
原子数が7乃至26のアラルキル基からなる群より選ば
れる原子もしくは基を表わし;Yは、ハロゲン原子、−
OSO2R11、−OCOR12、−OSO3M、及び四級ピ
リジニウム基からなる群より選ばれる原子もしくは基を
表わし;R11は、炭素原子数が1乃至6のアルキル基、
炭素原子数が6乃至20のアリール基、及び炭素原子数
が1乃至6のアルキル鎖を有する合計炭素原子数が7乃
至26のアラルキル基からなる群より選ばれる基を表わ
し;R12は、炭素原子数が1乃至6のアルキル基および
炭素原子数が1乃至6のハロゲン化アルキル基からなる
群より選ばれる基を表わし;Mは、水素原子、アルカリ
金属原子およびアンモニウム基からなる群より選ばれる
原子もしくは基を表わし;そして、L2は連結基を表わ
す]。
物は、有機ケイ素膜を固定化した金属膜と、例えば水性
雰囲気にて、接触させることによって、該金属膜上に導
入することができる。
の代表例を下記に示す。なお、ジスルホン化合物は、二
種類以上を混合して用いてもよい。
物の代表的な例としては、1,2−ビス(ビニルスルホ
ニルアセトアミド)エタン[上記のS1に相当する]を
挙げることができる。本発明で用いるジスルホン化合物
の合成法については、たとえば、特公昭47−2429
号、同50−35807号、特開昭49−24435
号、同53−41551号、同59−18944号等の
各種公報に詳細が記載されている。
いて固定される生理活性物質としては、測定対象物と相
互作用するものであれば特に限定されず、例えば免疫蛋
白質、酵素、微生物、核酸、低分子有機化合物、非免疫
蛋白質、免疫グロブリン結合性蛋白質、糖結合性蛋白
質、糖を認識する糖鎖、脂肪酸もしくは脂肪酸エステ
ル、あるいはリガンド結合能を有するポリペプチドもし
くはオリゴペプチドなどが挙げられる。
する抗体やハプテンなどを例示することができる。抗体
としては、種々の免疫グロブリン、即ちIgG、Ig
M、IgA、IgE、IgDを使用することができる。
具体的には、測定対象物がヒト血清アルブミンであれ
ば、抗体として抗ヒト血清アルブミン抗体を使用するこ
とができる。また、農薬、殺虫剤、メチシリン耐性黄色
ブドウ球菌、抗生物質、麻薬、コカイン、ヘロイン、ク
ラック等を抗原とする場合には、例えば抗アトラジン抗
体、抗カナマイシン抗体、抗メタンフェタミン抗体、あ
るいは病原性大腸菌の中でO抗原26、86、55、111 、15
7 などに対する抗体等を使用することができる。
から代謝される物質に対して活性を示すものであれば、
特に限定されることなく、種々の酵素、例えば酸化還元
酵素、加水分解酵素、異性化酵素、脱離酵素、合成酵素
等を使用することができる。具体的には、測定対象物が
グルコースであれば、グルコースオキシダーゼを、測定
対象物がコレステロールであれば、コレステロールオキ
シダーゼを使用することができる。また、農薬、殺虫
剤、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、抗生物質、麻薬、
コカイン、ヘロイン、クラック等を測定対象物とする場
合には、それらから代謝される物質と特異的反応を示
す、例えばアセチルコリンエステラーゼ、カテコールア
ミンエステラーゼ、ノルアドレナリンエステラーゼ、ド
ーパミンエステラーゼ等の酵素を使用することができ
る。
く、大腸菌をはじめとする種々の微生物を使用すること
ができる。核酸としては、測定の対象とする核酸と相補
的にハイブリダイズするものを使用することができる。
核酸は、DNA(cDNAを含む)、RNAのいずれも
使用できる。DNAの種類は特に限定されず、天然由来
のDNA、遺伝子組換え技術により調製した組換えDN
A、又は化学合成DNAの何れでもよい。低分子有機化
合物としては通常の有機化学合成の方法で合成すること
ができる任意の化合物が挙げられ、好ましくは、本発明
で使用する一般式Iのリンカー化合物と直接又は架橋性
化合物を介して結合することができるような官能基を有
する化合物である。
となく、例えばアビジン(ストレプトアビジン)、ビオ
チン又はレセプターなどを使用できる。免疫グロブリン
結合性蛋白質としては、例えばプロテインAあるいはプ
ロテインG、リウマチ因子(RF)等を使用することが
できる。糖結合性蛋白質としては、レクチン等が挙げら
れる。脂肪酸あるいは脂肪酸エステルとしては、ステア
リン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、ステアリン酸エチ
ル、アラキジン酸エチル、ベヘン酸エチル等が挙げられ
る。
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
ノプロピルトリエトキシシラン(信越化学社製)の1:
1の混合物の1%水溶液に、ビアコア社のSIAKit Auの
金薄膜チップを24時間浸した。その後蒸留水で表面を
洗浄して、110℃で15分間加熱した。5重量%1,
2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタンのリ
ン酸緩衝液(pH8.5)溶液に1時間浸した後取り出
し、アセトニトリルで洗浄し、1時間減圧下乾燥し、表
面にビニルスルホニル基が導入されたセンサーチップを
得た。
ラズモン共鳴バイオセンサー(ファルマシアバイオセン
サー社製、BIAcore2000)のカートリッジブロック上に
設置した。このセンサーに1mg/mlの抗ヒトIgG抗体を
流速1μl/分で1時間流し込み、メルカプト/有機ケイ
素膜の表面に抗ヒトIgGを固定化した。その後、10m
Mエタノールアミンでブロッキングして、さらに、未反
応の抗体を洗い流すために、0.1Nの塩酸5μlを流
速5μl/分で測定セルに流し込んだ。
定セルに、0.01、0.1、1、10μg/mlに稀釈したヒト
IgGを流速5μl/分で10分間流しながら光強度を測定
し、共鳴シグナル(RU)を求めた。比較例として、市販の
Sensor Chip C1(ビアコア社製)を用いて同様の実験を
行った。結果を以下の表1に示す。表1の数値の単位は
共鳴シグナル(RU)である。表1の結果から分かるように
本発明のセンサーチップは比較例のセンサーチップより
も良好な感度で測定対象物質を測定することができ、特
に、固定化する生理活性物質が少量であっても、良好な
感度で測定対象物質を測定することができる。
は、製造が容易であり、また、固定化する生理活性物質
が少量であっても、良好な感度で測定対象物質を測定す
ることができる。
Claims (11)
- 【請求項1】 透明基板、該透明基板上に配置された金
属膜、並びに該金属膜上に固定化された有機ケイ素膜を
有し、有機ケイ素膜が、金属表面の原子と結合しうる官
能基を介して該金属膜上に固定化されていることを特徴
とする表面プラズモン共鳴バイオセンサー用測定チッ
プ。 - 【請求項2】 有機ケイ素膜が、金属表面の原子と結合
しうる官能基を含有する少なくとも1種類以上のシラン
カップリング剤により形成された膜であることを特徴と
する、請求項1に記載の表面プラズモン共鳴バイオセン
サー用測定チップ。 - 【請求項3】 有機ケイ素膜が、金属表面の原子と結合
しうる官能基を含有する少なくとも1種類以上のシラン
カップリング剤と、生理活性物質と結合することができ
る官能基を含有する少なくとも1種類以上のシランカッ
プリング剤との混合物により形成された膜である、請求
項1または2に記載の表面プラズモン共鳴バイオセンサ
ー用測定チップ。 - 【請求項4】 金属表面の原子と結合しうる官能基が、
ジスルフィド基、スルフィド基、ジセレニド基、セレニ
ド基、メルカプト基、ニトリル基、イソニトリル基、ニ
トロ基、セレノール基、3価リン酸化合物に由来する
基、イソチオシアネート基、キサンテート基、チオカル
バメート基、ホスフィン基、チオ酸基、またはジチオ酸
基である、請求項1から3のいずれかに記載の表面プラ
ズモン共鳴バイオセンサー用測定チップ。 - 【請求項5】 金属表面の原子と結合しうる官能基がメ
ルカプト基である、請求項4に記載の表面プラズモン共
鳴バイオセンサー用測定チップ。 - 【請求項6】 有機ケイ素膜が、メルカプト基を含有す
る少なくとも1種類以上のシランカップリング剤と、ア
ミノ基を含有する少なくとも1種類以上のシランカップ
リング剤との混合物により形成された膜である、請求項
1に記載の表面プラズモン共鳴バイオセンサー用測定チ
ップ。 - 【請求項7】 有機ケイ素膜にさらに二官能性試薬が結
合していることを特徴とする、請求項1から6の何れか
に記載の表面プラズモン共鳴バイオセンサー用測定チッ
プ。 - 【請求項8】 二官能性試薬が、下記式: X1−SO2−L2−SO2−X2 [上記の式において、X1およびX2は互いに独立に、−
CR1=CR2R3、または−CHR1−CR2R3Yを表わ
し;R1、R2及びR3は、互いに独立に、水素原子、炭
素原子数が1乃至6のアルキル基、炭素原子数が6乃至
20のアリール基、及び炭素原子数が1乃至6のアルキ
ル鎖を有する合計炭素原子数が7乃至26のアラルキル
基からなる群より選ばれる原子もしくは基を表わし;Y
は、ハロゲン原子、−OSO2R11、−OCOR12、−
OSO3M、及び四級ピリジニウム基からなる群より選
ばれる原子もしくは基を表わし;R11は、炭素原子数が
1乃至6のアルキル基、炭素原子数が6乃至20のアリ
ール基、及び炭素原子数が1乃至6のアルキル鎖を有す
る合計炭素原子数が7乃至26のアラルキル基からなる
群より選ばれる基を表わし;R12は、炭素原子数が1乃
至6のアルキル基および炭素原子数が1乃至6のハロゲ
ン化アルキル基からなる群より選ばれる基を表わし;M
は、水素原子、アルカリ金属原子およびアンモニウム基
からなる群より選ばれる原子もしくは基を表わし;そし
て、L2は連結基を表わす]で表わされるジスルホン化
合物である、請求項7に記載の表面プラズモン共鳴バイ
オセンサー用測定チップ。 - 【請求項9】 有機ケイ素膜に直接または二官能性試薬
を介して生理活性物質が固定化されている、請求項1か
ら8の何れか1項に記載の表面プラズモン共鳴バイオセ
ンサー。 - 【請求項10】 透明基板上に配置された金属膜を、金
属表面の原子と結合しうる官能基を含有する少なくとも
1種類以上のシランカップリング剤と、生理活性物質と
結合することができる官能基を含有する少なくとも1種
類以上のシランカップリング剤との混合物で処理するこ
とにより、該金属膜上に有機ケイ素膜を形成する工程を
含む、請求項1から8のいずれかに記載の表面プラズモ
ン共鳴バイオセンサー用測定チップの製造方法。 - 【請求項11】 請求項9に記載の生理活性物質が固定
化されている表面プラズモン共鳴バイオセンサーと、目
的物質を含む試料とを接触させて、該バイオセンサー上
に固定化された生理活性物質と目的物質との相互作用を
検出および/または測定することを特徴とする、生理活
性物質と相互作用する物質の検出および/または測定す
る方法。
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