JP2003074481A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

Info

Publication number
JP2003074481A
JP2003074481A JP2001262830A JP2001262830A JP2003074481A JP 2003074481 A JP2003074481 A JP 2003074481A JP 2001262830 A JP2001262830 A JP 2001262830A JP 2001262830 A JP2001262830 A JP 2001262830A JP 2003074481 A JP2003074481 A JP 2003074481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scroll
valve
passage
scroll compressor
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001262830A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Koike
良明 小池
Kazuyoshi Sugimoto
和禧 杉本
Makoto Hazama
誠 間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001262830A priority Critical patent/JP2003074481A/ja
Publication of JP2003074481A publication Critical patent/JP2003074481A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプリングなどを用いることなく、パワーセ
ーブ用のバルブを安定して動作させることができるスク
ロール圧縮機を提供する。 【解決手段】 圧縮空間18内の冷媒を低圧湿10に逃
がすためのパワーセーブ通路と、このパワーセーブ通路
を開閉するための容量制御弁81と、この容量制御弁8
1に背圧を加えるための背圧通路86とを備えており、
容量制御弁81は、背圧によってシリンダ79内を移動
するピストン82と、このピストン82に取り付けら
れ、パワーセーブ通路を開閉するバルブ板83及びピス
トンバルブ84とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は固定スクロールと
揺動スクロールとをかみ合わせて圧縮を行うスクロール
圧縮機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のスクロール圧縮機は例えば特開平
4−121481号公報(F04C18/02)に示さ
れる如く、固定スクロールの鏡板には、圧縮空間の冷媒
を低圧側に逃がすパワーセーブ孔が設けられており、こ
のパワーセーブ孔は圧縮空間に連通する第1の孔と低圧
側に連通する第2の孔とで形成されていた。そして、固
定スクロールの鏡板の反ラップ側の面にはカバーを設
け、このカバーには第1の孔と第2の孔を開閉する板状
のバルブを収納していた。 【0003】このバルブは常にはスプリングによって押
し上げられ、第1の孔と第2の孔を開く方向に付勢され
ている。そして、全負荷運転時には、高圧冷媒をバルブ
に背圧として加え、固定スクロール側に押圧して第1の
孔と第2の孔との連通を遮断し、圧縮空間内に流入した
冷媒が低圧側に戻らないようにする。一方、軽負荷運転
時には高圧冷媒がバルブに加わらないようにして、スプ
リングによりバルブを押し上げ、圧縮空間内に流入した
冷媒が第1の孔から第2の孔を通って低圧側にリークす
るようにし、冷凍能力が負荷に見合った能力になるよう
にパワーセーブすることで、容量制御を行う構成とされ
ていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記スプリングは板状
のバルブを保持して、その移動を確実に行うために設け
られるものであるが、バルブの開閉により繰り返し応力
が加わると、スプリングが疲労破壊を起こしてしまう問
題があった。 【0005】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、スプリングなどを用いる
ことなく、パワーセーブ用のバルブを安定して動作させ
ることができるスクロール圧縮機を提供することを目的
とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明のスクロール圧縮
機は、密閉容器内にスクロール圧縮要素と駆動手段を収
納すると共に、スクロール圧縮要素を、鏡板の表面に渦
巻き状のラップが立設された固定スクロールと、この固
定スクロールと噛み合う鏡板の表面に渦巻き状のラップ
が立設された揺動スクロールとから構成し、駆動手段に
より揺動スクロールを固定スクロールに対して公転さ
せ、揺動スクロールと固定スクロールとで形成された複
数の圧縮空間を外側から内側に向かって次第に縮小させ
ることにより圧縮を行うものであって、圧縮空間内の冷
媒を低圧側に逃がすためのパワーセーブ通路と、このパ
ワーセーブ通路を開閉するための容量制御弁と、この容
量制御弁に背圧を加えるための背圧通路とを備えてお
り、容量制御弁は、背圧によってシリンダ内を移動する
ピストンと、このピストンに取り付けられ、パワーセー
ブ通路を開閉するバルブとから構成されていることを特
徴とする。 【0007】本発明によれば、密閉容器内にスクロール
圧縮要素と駆動手段を収納すると共に、スクロール圧縮
要素を、鏡板の表面に渦巻き状のラップが立設された固
定スクロールと、この固定スクロールと噛み合う鏡板の
表面に渦巻き状のラップが立設された揺動スクロールと
から構成し、駆動手段により揺動スクロールを固定スク
ロールに対して公転させ、揺動スクロールと固定スクロ
ールとで形成された複数の圧縮空間を外側から内側に向
かって次第に縮小させることにより圧縮を行うスクロー
ル圧縮機において、圧縮空間内の冷媒を低圧側に逃がす
ためのパワーセーブ通路と、このパワーセーブ通路を開
閉するための容量制御弁と、この容量制御弁に背圧を加
えるための背圧通路とを設け、容量制御弁を、背圧によ
ってシリンダ内を移動するピストンと、このピストンに
取り付けられ、パワーセーブ通路を開閉するバルブとか
ら構成しているので、シリンダ内を移動するピストンに
よってバルブの動作が安定化する。 【0008】これにより、スプリングなどを用いること
なくスクロール圧縮機の容量制御を円滑に行えるように
なり、信頼性の高いスクロール圧縮機を提供することが
できるようになるものである。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を詳述する。図1は本発明を適用したスクロ
ール圧縮機Sの縦断側面図、図2はエンドキャップ1B
を外した状態の図1のスクロール圧縮機Sの一部切欠上
面図、図3は図1のスクロール圧縮機Sのスクロール圧
縮要素2部分の拡大断面図、図4は図1のスクロール圧
縮機Sの容量制御弁81部分の拡大断面図、図5は図1
のスクロール圧縮機Sのリキッドインジェクション用の
接続管87部分の拡大断面図、図6は図1のスクロール
圧縮機Sのカバー63の下面図、図7は図1のスクロー
ル圧縮機Sを適用した冷凍サイクルの冷媒回路図であ
る。 【0010】各図において、1は密閉容器であり、この
密閉容器1は円筒状の本体1Aと、この本体1Aの上下
両端にそれぞれ溶接固定された椀状のエンドキャップ1
B及びボトムキャップ1Cとから構成されている。そし
て、係る密閉容器1内には上側にスクロール圧縮要素2
が、下側にこのスクロール圧縮要素2を駆動するための
駆動手段としての電動要素3がそれぞれ収納されてい
る。このスクロール圧縮要素2と電動要素3間の密閉容
器1内には支持フレーム4が収納されており、この支持
フレーム4には中央に回転軸5を軸支する軸受部6が下
方に突出して形成されている。 【0011】前記スクロール圧縮要素2は、固定スクロ
ール7と揺動スクロール8とで構成されている。固定ス
クロール7は、周囲を密閉容器1のエンドキャップ1B
の内面に焼嵌めされ、この密閉容器1内を高圧室9(高
圧側)と低圧室10(低圧側)とに区画する円板状の鏡
板11と、この鏡板11の一方の面(下側の表面)に立
設されたインボリュート状、又は、これに近似した曲線
からなる渦巻き状のラップ13とで構成されている。固
定スクロール7の鏡板11の中央部には密閉容器1内の
高圧室9に連通する吐出孔14が形成されている。そし
て、固定スクロール7はラップ13の突出方向を下方と
される。 【0012】揺動スクロール8は円板状の鏡板15と、
この鏡板15の一方の面(上側の表面)に立設されたイ
ンボリュート状、又は、これに近似した曲線からなる渦
巻き状のラップ16と、鏡板15の他方の面(下側の
面)の中央に突出形成されたボス孔部17とで構成され
ている。そして、揺動スクロール8はラップ16の突出
方向を上方として、このラップ16が固定スクロール7
のラップ13に180度回し、向かい合って噛み合うよ
うに配置され、内部のラップ13、16間に複数の圧縮
空間18を形成するようにしている。 【0013】19は回転軸5の先端(上端)に設けられ
て揺動スクロール8のボス孔部17内に挿入されるピン
部で、このピン部19の中心は回転軸5の軸心と偏心し
て設けられている。20はオルダムリングであり、揺動
スクロール8下側の支持フレーム4との間に位置してい
る。このオルダムリング20には相対向する位置に上側
に突出して形成された一対のキー21、21と、これら
キー21、21と90度ずれた位置に相対向して形成さ
れた一対のキー溝22、22を有している(図1の断面
の切断線はスクロール圧縮機Sの中心から90度折曲し
ているものとする)。 【0014】一方、揺動スクロール8の他方の面(下側
の面)周縁部には一対のキー溝23、23が形成されて
おり、このキー溝23、23内にオルダムリング20の
キー21、21が摺動自在に係合する。また、固定スク
ロール7の周縁部には断面略L字状の一対のキー部材2
4、24が下方に突出してネジ止めされており、このキ
ー部材24、24がオルダムリング20のキー溝22、
22に摺動自在に係合する。このとき、キー部材24、
24は支持フレーム4のスラスト軸受面26より下方ま
で突出する。そして、このような係合関係によりオルダ
ムリング20は揺動スクロール8を固定スクロール7に
対して自転しないように円軌道上を公転させるものであ
る。 【0015】前記支持フレーム4の中央部には前記揺動
スクロール8を支持する前記スラスト軸受面26が形成
されており、このスラスト軸受面26の外側は90度ず
れた位置で周縁部から内方に向かって4カ所切り欠か
れ、これら4カ所の切欠部によってスラスト軸受面26
から外方及び下方に突出する取付腕部28・・・が90
度位置がずれた状態でそれぞれ形成されている。そし
て、これら取付腕部28・・・の周縁部の上面にはネジ
孔29がそれぞれ形成されている。 【0016】尚、この支持フレーム4の取付腕部28・
・・の外径、即ち、支持フレーム4の外径は密閉容器1
の本体1Aの内径よりも小さく設定されている。 【0017】一方、固定スクロール7の鏡板11の周縁
部にも前記支持フレーム4のネジ孔29に対応する位置
にネジ孔33が貫通形成されている。そして、ネジ36
をネジ孔33に挿入し、支持フレーム4のネジ孔29に
螺合させることにより、固定スクロール7は支持フレー
ム4に固定される。これにより、支持フレーム4は固定
スクロール7を介して密閉容器1のエンドキャップ1B
に固定されることになる。 【0018】他方、前記電動要素3は固定子(ステー
タ)38と、この固定子38内で回転する回転子39と
から構成されており、この回転子39の中心に前記回転
軸5が嵌合され、回転子39の一部を構成する。回転軸
5先端のピン部19下側には、支持フレーム4の軸受部
6に軸支されるクランク部41が形成されており、この
回転軸5の下部(回転子39の下方)は副軸受42に軸
支されている。この副軸受42は密閉容器1の本体1A
内面に圧入されている。 【0019】この副軸受42にはネジ孔43が複数箇所
貫通形成されており、電動要素3の固定子38にもネジ
孔43に対応する位置に貫通孔44が形成されている。
更に、支持フレーム4の取付腕部28・・・の下面にも
貫通孔44に対応する位置にネジ孔46が形成されてい
る。そして、ネジ47を副軸受42のネジ孔43に挿入
し、固定子38の貫通孔44を貫通させて支持フレーム
4のネジ孔46に螺合させることにより、副軸受42と
電動要素3及び支持フレーム4とは一体化され、電動要
素3及び支持フレーム4は副軸受42を介して密閉容器
1の本体1Aに固定されることになる。 【0020】密閉容器1の本体1Aの側面には平坦な座
押部49が形成されている。この座押部49は本体1A
を外側から内方に向けて座押することによって構成され
ており、この座押部49には電動要素3に結線されたタ
ーミナルTが取り付けられる。 【0021】51は密閉容器1の本体1A下部に取り付
けられた吸込管であり、この吸込管51は電動要素3の
下方で密閉容器1内の低圧室10に連通している。52
は密閉容器1のエンドキャップ1Bに取り付けられた吐
出管であり、この吐出管52は密閉容器1内の高圧室9
に連通している。そして、前記支持フレーム4の切欠部
が低圧室10からスクロール圧縮要素2の外側に冷媒を
導く通路となる。 【0022】54、56は電動要素3の回転子39の回
転軸5に焼嵌め若しくは圧入によって取り付けられたバ
ランサ(バランスウエイト)であり、上側のバランサ5
4は回転軸5の軸心に対してピン部19と対称の位置の
回転子39上端のコイルエンドより上側の回転軸5に取
り付けられ、下側のバランサ56はピン部19と同じ側
の回転子39下端のコイルエンドと副軸受42間の回転
軸5に取り付けられている。 【0023】ここで、固定スクロール7の鏡板11に
は、圧縮空間18の冷媒を低圧室10に逃がすパワーセ
ーブ通路を構成するセーブ孔66と戻し孔67とが貫通
形成されており、セーブ孔66のラップ13側の開口は
圧縮空間18に連通し、戻し孔67のラップ13側の開
口は低圧室10に連通している。尚、これらセーブ孔6
6と戻し孔67はそれぞれ一対ずつ形成されている。ま
た、鏡板10にはインジェクション孔68(図5)が貫
通形成されており、このインジェクション孔68のラッ
プ13側の開口は、中間圧となる圧縮空間18に連通し
ている。尚、このインジェクション孔68も二カ所形成
されている。 【0024】また、固定スクロール7の鏡板11の他方
の面(ラップ13とは反対側の上面)には、バッカーバ
ルブ70と板バネから成る吐出弁71が取り付けられて
いる。このバッカーバルブ70と吐出弁71は固定スク
ロール7の吐出孔14に対応してネジ止めされており、
吐出弁71は常にはその弾性力で吐出孔14を閉塞す
る。そして、吐出孔14の圧力上昇に伴って上側に弾性
変形し、吐出孔14を開放する。 【0025】一方、63は固定スクロール7の鏡板11
の他方の面にネジ止めされたカバーである。このカバー
63の下面中央には、図6に示すように所定容積の吐出
マフラー室72が切削して凹陥形成されており、この吐
出マフラー室72が前記吐出孔14及び吐出弁71の上
側に対応する。カバー63には吐出マフラー室72から
カバー63の上面まで貫通して吐出マフラー室72と高
圧室9とを連通する吐出通路73が形成されている。こ
の吐出通路73には、図示しない温度検出装置の一部と
なるパイプ74が間隔を存して差し込まれており、その
下端は固定スクロール7にネジ止めされた取付板76に
より保持され、上部はエンドキャップ1Bの貫通孔77
を通過して外部に引き出されている。このパイプ74内
には温度検出装置の感温部が内蔵される。 【0026】更に、カバー63下面には前記セーブ孔6
6と戻し孔67の上端開口を連通する連通路78(パワ
ーセーブ通路を構成)が切削形成され、この連通路78
のセーブ孔66上方に対応する位置のカバー63内に
は、上下に延在するシリンダ79が形成されている。そ
して、この連通路78内に容量制御弁81が内蔵されて
いる。この容量制御弁81は、図4に拡大して示される
ように、シリンダ79内で上下移動自在とされたピスト
ン82と、このピストン82に取り付けられたバルブ板
83及びピストンバルブ84(両者でバルブを構成す
る)から構成されている。前記バルブ板83はステンレ
ス製であり、ピストンバルブ84は表面に窒化処理が施
された鉄製である。この容量制御弁81は、図4の如く
ピストン82が降下した状態でピストンバルブ84はセ
ーブ孔66を閉塞し、バルブ板83は戻し孔67を閉塞
すると共に、図8の如くピストン82が上昇した状態で
ピストンバルブ84はセーブ孔66を開放し、バルブ板
83は戻し孔67を開放する構成とされている。 【0027】また、カバー63内には、ピストン82上
側のシリンダ79上端部と、密閉容器1のエンドキャッ
プ1Bに取り付けられたパワーセーブ用の接続管85と
を連通する背圧通路86が形成されている。この背圧通
路86はピストン82に背圧を加えるものであり、スク
ロール圧縮機Sの全負荷運転時にピストン82に高圧を
背圧として加え、ピストン82を押し下げると共に、軽
負荷運転時にはピストン82に低圧を背圧として加える
ことになる。 【0028】更にまた、カバー63内には前記インジェ
クション孔68と密閉容器1のエンドキャップ1Bに取
り付けられたリキッドインジェクション用の接続管87
とを連通するリキッドインジェクション通路88が形成
されている。前記接続管87は図5に示すような内部中
空のチューブであり、その一端にはスリーブ89が取り
付けられ、他端にはコネクタ91が取り付けられてい
る。更に、接続管87の内側のスリーブ89とコネクタ
91間には、容積縮小部材としての詰物90が挿設され
ており、内部の空洞容積をスリーブ89とコネクタ91
内の通路と同等まで縮小している。 【0029】そして、この接続管87はスリーブ89を
カバー63のリキッドインジェクション通路88の開口
内に圧入し、コネクタ91及び接続管87をエンドキャ
ップ1Bに溶接固定することによってエンドキャップ1
Bとカバー63間に渡り取り付けられる。この状態で接
続管87のコネクタ91は密閉容器1外に突出する(図
5)。 【0030】次に、図7は例えば空気調和機や冷却貯蔵
庫の冷凍サイクルを示しており、Sは上述したスクロー
ル圧縮機、92は凝縮器、93は受液器、94は減圧装
置としての膨張弁、95は蒸発器であり、これらは配管
H1、H2、H3、H4により順次環状に接続されて、
冷媒回路を構成している。即ち、配管H1がスクロール
圧縮機Sの前記吐出管52に接続され、配管H2が吸込
管51に接続されている。 【0031】前記受液器934内下部には配管H3と配
管H5が引き入れられており、配管H3は膨張弁94に
接続され、膨張弁94は蒸発器95の入口側に接続され
ている。また、配管H5はスクロール圧縮機Sのリキッ
ドインジェクション用の接続管87のコネクタ91に接
続されると共に、更にこの配管H5には電磁弁SV1と
膨張弁から成る流量制御弁Vが介設され、全体としてリ
キッドインジェクション回路K1を構成している。 【0032】この流量制御弁Vの図示しない圧力室に
は、キャピラリチューブ96を介して感温筒97が接続
され、感温筒97はスクロール圧縮機Sの吐出側の配管
H1に添設されている。そして、この感温筒97内には
所定量の冷媒が封入され、流量制御弁Vは感温筒97が
検出したスクロール圧縮機Sの吐出側の温度が上昇する
に従ってその弁開度を拡大するよう構成されている。 【0033】98は凝縮器92の入口側、及び、蒸発器
95の出口側とスクロール圧縮機Sとに設けられた背圧
案内管であり、凝縮器92の入口側に連通する配管H6
と、蒸発器95の出口側に連通する配管H7とが合流し
てスクロール圧縮機Sに取り付けられたパワーセーブ用
の前記接続管85に接続されるかたちに構成され、各配
管H6及びH7にはそれぞれ電磁弁SV2及びSV3が
介設されている。 【0034】次に、以上の構成において本発明のスクロ
ール圧縮機Sの動作を説明する。ターミナルTからの給
電によってスクロール圧縮機Sが運転を開始し、電動要
素3の回転子39が回転すると、その回転力が回転軸5
を介して揺動スクロール8に伝えられる。 【0035】即ち、揺動スクロール8は回転軸5のピン
部19にこの回転軸5の軸心に対して偏心して挿入され
たボス孔部17で駆動され、オルダムリング20で固定
スクロール7に対して自転しないように円軌道上を公転
させられる。そして、固定スクロール7と揺動スクロー
ル8とはこれらのラップ13、16間に形成された圧縮
空間18を外方から内方へ向かって次第に縮小させ、吸
込管51から密閉容器1内の低圧室10に流入して電動
要素3を通り、支持フレーム4の切欠部を流れる冷媒を
外側から吸引して内側に向けて次第に圧縮していく。 【0036】この圧縮された冷媒は固定スクロール7の
吐出孔14からカバー63の吐出マフラー室72に吐出
された後、吐出通路73を通って高圧室9内に吐出され
るものであるが、吐出弁71は下側の吐出孔14から吐
出される高圧の冷媒によって持ち上げられ、吐出孔14
を開く。そして、高圧室9内に吐出された冷媒は、吐出
管52から密閉容器1外の配管H1に吐出される。 【0037】吐出された高温高圧のガス冷媒は配管H1
を通って凝縮器92に入り、そこで凝縮液化された後、
配管H2から受液器93に入って液冷媒は受液器93下
部に一旦貯溜される。そして、受液器93の一方の液冷
媒出口から配管H3に入り、膨張弁94で減圧されてか
ら蒸発器95に流入して蒸発する。このときに生ずる吸
熱作用により空気調和機などにおいて冷却能力を発揮す
る。この蒸発器95で蒸発したガス冷媒は、配管H4を
通ってスクロール圧縮機Sの吸込管51から低圧室10
に帰還する。 【0038】一方、スクロール圧縮機Sの運転開始と同
時にリキッドインジェクション回路K1の電磁弁SV1
は開放する。そして、スクロール圧縮機Sから高温高圧
のガス冷媒が吐出されると、吐出側の配管H1の温度が
上昇し、感温筒97内の冷媒圧力が上昇するので、流量
制御弁Vにおける図示しない圧力室の圧力が上昇し、圧
力室の圧力により流量制御弁Vは弁開する。これによっ
て、受液器93内の液冷媒は他方の液冷媒出口よりリキ
ッドインジェクション回路K1の配管H5に流入し、流
量制御弁Vにて減圧された後、接続管87内に入り、そ
の後カバー63内のリキッドインジェクション通路88
を経てインジェクション孔68からスクロール圧縮要素
2における中間圧力の圧縮空間18に供給され、そこで
蒸発してスクロール圧縮機Sを冷却する。 【0039】スクロール圧縮機Sの温度が上昇してその
吐出ガス温度が上昇すると、配管H1の温度も上昇する
ので、感温筒97がそれを感知して流量制御弁Vは弁開
度を拡大する。それによって、中間圧力の圧縮空間18
に供給される冷媒量が増大するので、スクロール圧縮機
Sはより強力に冷却されるようになる。係る流量制御弁
Vの動作によりスクロール圧縮機Sは的確に冷却される
ようになる。 【0040】ここで、リキッドインジェクション用の接
続管87には流量制御弁Vにて減圧された後の液冷媒が
流入するので、内部の空洞容積が大きい場合には、流入
した液冷媒が接続管87内で膨張してガス化し易くな
る。そのため、リキッドインジェクション通路88への
液冷媒の流れが阻害される問題が発生するが、前述の如
く接続管87の内側のスリーブ89とコネクタ91間に
は、容積縮小部材としての詰物90が挿設されており、
内部の空洞容積をスリーブ89とコネクタ91内の通路
と同等まで縮小しているので、係る液冷媒のガス化が抑
制され、円滑なリキッドインジェクションを行えるよう
になる。 【0041】次に、スクロール圧縮機Sの容量制御につ
いて説明する。スクロール圧縮機Sを全負荷運転する際
には、電磁弁SV2を開放し、電磁弁SV3を閉じて、
凝縮器92に流入する前の高圧冷媒を背圧案内管98か
ら接続管85を経て背圧通路86に導き、容量制御弁8
1のピストン82に高圧を背圧として加える。この高圧
によってピストン82はシリンダ79内を降下し、バル
ブ板83及びピストンバルブ84を固定スクロール7側
に押圧するので、セーブ孔66及び戻し孔67は閉塞さ
れる。これによって、圧縮空間18内に流入した冷媒が
低圧室10に戻らないようにする(図4)。 【0042】一方、軽負荷運転時には電磁弁SV2を閉
じ、電磁弁SV3を開放して、蒸発器95の出口側の低
圧が容量制御弁81のピストン82に背圧として加えら
れるようにする。これによって、吐出孔14からの高圧
により容量制御弁81は押し上げられ、ピストン82は
シリンダ79内を上昇する。そして、バルブ板83及び
ピストンバルブ84はセーブ孔66及び戻し孔67から
離間するので、圧縮空間18内に流入した冷媒は図8に
矢印で示す如くセーブ孔66から出て連通路78を通
り、戻し孔67から低圧室10にリークするので、冷凍
能力が負荷に見合った能力になる(図8)。 【0043】このような構成により容量制御弁81は、
シリンダ79内を移動するピストン82によってバルブ
板83及びピストンバルブ84の動作が安定化するの
で、従来の如くスプリングなどを用いることなく、スク
ロール圧縮機Sの容量制御を円滑に行えるようになり、
信頼性の向上が図れる。 【0044】尚、パイプ74内には温度検出装置の感温
部が内蔵されており、この感温部が検出する吐出温度
(吐出冷媒温度)が所定の異常高温となった場合に、図
示しない制御装置は電動要素3を停止する保護動作を実
行する。このとき温度検出装置は、吐出冷媒温度を吐出
孔14の直後の吐出マフラー室72にて感知することが
できるので、スクロール圧縮機Sの吐出温度を正確に感
知して、異常高温によりスクロール圧縮機Sに損傷が生
じる不都合を的確に回避することができるようになる。 【0045】 【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、密閉
容器内にスクロール圧縮要素と駆動手段を収納すると共
に、スクロール圧縮要素を、鏡板の表面に渦巻き状のラ
ップが立設された固定スクロールと、この固定スクロー
ルと噛み合う鏡板の表面に渦巻き状のラップが立設され
た揺動スクロールとから構成し、駆動手段により揺動ス
クロールを固定スクロールに対して公転させ、揺動スク
ロールと固定スクロールとで形成された複数の圧縮空間
を外側から内側に向かって次第に縮小させることにより
圧縮を行うスクロール圧縮機において、圧縮空間内の冷
媒を低圧側に逃がすためのパワーセーブ通路と、このパ
ワーセーブ通路を開閉するための容量制御弁と、この容
量制御弁に背圧を加えるための背圧通路とを設け、容量
制御弁を、背圧によってシリンダ内を移動するピストン
と、このピストンに取り付けられ、パワーセーブ通路を
開閉するバルブとから構成しているので、シリンダ内を
移動するピストンによってバルブの動作が安定化する。 【0046】これにより、スプリングなどを用いること
なく容量制御弁によってスクロール圧縮機の容量制御を
円滑且つ安定的に行えるようになり、信頼性の高いスク
ロール圧縮機を提供することができるようになるもので
ある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を適用したスクロール圧縮機の縦断側面
図である。 【図2】エンドキャップを外した状態の図1のスクロー
ル圧縮機の一部切欠上面図である。 【図3】図1のスクロール圧縮機のスクロール圧縮要素
部分の拡大断面図である。 【図4】図1のスクロール圧縮機の容量制御弁部分の拡
大断面図である。 【図5】図1のスクロール圧縮機のリキッドインジェク
ション用の接続管部分の拡大断面図である。 【図6】図1のスクロール圧縮機のカバーの下面図であ
る。 【図7】図1のスクロール圧縮機を適用した冷凍サイク
ルの冷媒回路図である。 【図8】図1のスクロール圧縮機の容量制御弁部分のも
う一つの拡大断面図である。 【符号の説明】 1 密閉容器 1A 本体 1B エンドキャップ 1C ボトムキャップ 2 スクロール圧縮要素 3 電動要素 4 支持フレーム 5 回転軸 6 軸受部 7 固定スクロール 8 揺動スクロール 9 高圧室 10 低圧室 11、15 鏡板 14 吐出孔 13、16 ラップ 17 ボス孔部 18 圧縮空間 19 ピン部 20 オルダムリング 42 副軸受 63 カバー 66 セーブ孔 67 戻し孔 68 インジェクション孔 72 吐出マフラー室 74 パイプ 79 シリンダ 81 容量制御弁 82 ピストン 83 バルブ板 84 ピストンバルブ 85、87 接続管 86 背圧通路 88 リキッドインジェクション通路 90 詰物 92 凝縮器 93 受液器 95 蒸発器 98 背圧案内管 K1 リキッドインジェクション回路 S スクロール圧縮機 S1〜S3 電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 間 誠 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3H029 AA02 AA14 AB03 BB52 CC13 CC23 CC52 CC87 3H039 AA03 AA04 AA12 BB22 CC26 CC30 CC40

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 密閉容器内にスクロール圧縮要素と駆動
    手段を収納すると共に、前記スクロール圧縮要素を、鏡
    板の表面に渦巻き状のラップが立設された固定スクロー
    ルと、該固定スクロールと噛み合う鏡板の表面に渦巻き
    状のラップが立設された揺動スクロールとから構成し、
    前記駆動手段により前記揺動スクロールを前記固定スク
    ロールに対して公転させ、前記揺動スクロールと固定ス
    クロールとで形成された複数の圧縮空間を外側から内側
    に向かって次第に縮小させることにより圧縮を行うスク
    ロール圧縮機において、 前記圧縮空間内の冷媒を低圧側に逃がすためのパワーセ
    ーブ通路と、該パワーセーブ通路を開閉するための容量
    制御弁と、該容量制御弁に背圧を加えるための背圧通路
    とを備え、 前記容量制御弁は、背圧によってシリンダ内を移動する
    ピストンと、該ピストンに取り付けられ、前記パワーセ
    ーブ通路を開閉するバルブとから構成されていることを
    特徴とするスクロール圧縮機。
JP2001262830A 2001-08-31 2001-08-31 スクロール圧縮機 Pending JP2003074481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001262830A JP2003074481A (ja) 2001-08-31 2001-08-31 スクロール圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001262830A JP2003074481A (ja) 2001-08-31 2001-08-31 スクロール圧縮機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006092693A Division JP2006177374A (ja) 2006-03-30 2006-03-30 スクロール圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003074481A true JP2003074481A (ja) 2003-03-12

Family

ID=19089667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001262830A Pending JP2003074481A (ja) 2001-08-31 2001-08-31 スクロール圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003074481A (ja)

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2085617A2 (en) * 2008-01-31 2009-08-05 Lg Electronics Inc. Mode changing apparatus for a scroll compressor
WO2014085158A1 (en) * 2012-11-30 2014-06-05 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor with capacity modulation and variable volume ratio
US9249802B2 (en) 2012-11-15 2016-02-02 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor
US9303642B2 (en) 2009-04-07 2016-04-05 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor having capacity modulation assembly
US9435340B2 (en) 2012-11-30 2016-09-06 Emerson Climate Technologies, Inc. Scroll compressor with variable volume ratio port in orbiting scroll
CN106286292A (zh) * 2015-05-27 2017-01-04 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 压缩组件、变容量涡旋压缩机及空调器
CN106286293A (zh) * 2015-05-27 2017-01-04 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 涡旋压缩机和空调系统
CN106468263A (zh) * 2015-08-18 2017-03-01 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 活塞阀、变容量涡旋压缩机及空调器
US9651043B2 (en) 2012-11-15 2017-05-16 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor valve system and assembly
US9739277B2 (en) 2014-05-15 2017-08-22 Emerson Climate Technologies, Inc. Capacity-modulated scroll compressor
US9790940B2 (en) 2015-03-19 2017-10-17 Emerson Climate Technologies, Inc. Variable volume ratio compressor
US9989057B2 (en) 2014-06-03 2018-06-05 Emerson Climate Technologies, Inc. Variable volume ratio scroll compressor
US10066622B2 (en) 2015-10-29 2018-09-04 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor having capacity modulation system
US10378540B2 (en) 2015-07-01 2019-08-13 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor with thermally-responsive modulation system
US10753352B2 (en) 2017-02-07 2020-08-25 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor discharge valve assembly
US10801495B2 (en) 2016-09-08 2020-10-13 Emerson Climate Technologies, Inc. Oil flow through the bearings of a scroll compressor
US10890186B2 (en) 2016-09-08 2021-01-12 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor
US10962008B2 (en) 2017-12-15 2021-03-30 Emerson Climate Technologies, Inc. Variable volume ratio compressor
US10995753B2 (en) 2018-05-17 2021-05-04 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor having capacity modulation assembly
US11022119B2 (en) 2017-10-03 2021-06-01 Emerson Climate Technologies, Inc. Variable volume ratio compressor
US11655813B2 (en) 2021-07-29 2023-05-23 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor modulation system with multi-way valve
CN116816669A (zh) * 2023-08-30 2023-09-29 沈阳海龟医疗科技有限公司 浮动式无油真空涡旋压缩机
US11846287B1 (en) 2022-08-11 2023-12-19 Copeland Lp Scroll compressor with center hub
US11965507B1 (en) 2022-12-15 2024-04-23 Copeland Lp Compressor and valve assembly

Cited By (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2085617A3 (en) * 2008-01-31 2011-04-27 LG Electronics Inc. Mode changing apparatus for a scroll compressor
US8177522B2 (en) 2008-01-31 2012-05-15 Lg Electronics Inc. Mode changing apparatus for a scroll compressor
EP2085617A2 (en) * 2008-01-31 2009-08-05 Lg Electronics Inc. Mode changing apparatus for a scroll compressor
US11635078B2 (en) 2009-04-07 2023-04-25 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor having capacity modulation assembly
US10954940B2 (en) 2009-04-07 2021-03-23 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor having capacity modulation assembly
US9879674B2 (en) 2009-04-07 2018-01-30 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor having capacity modulation assembly
US9303642B2 (en) 2009-04-07 2016-04-05 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor having capacity modulation assembly
US9249802B2 (en) 2012-11-15 2016-02-02 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor
US10907633B2 (en) 2012-11-15 2021-02-02 Emerson Climate Technologies, Inc. Scroll compressor having hub plate
US10094380B2 (en) 2012-11-15 2018-10-09 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor
US10495086B2 (en) 2012-11-15 2019-12-03 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor valve system and assembly
US11434910B2 (en) 2012-11-15 2022-09-06 Emerson Climate Technologies, Inc. Scroll compressor having hub plate
US9651043B2 (en) 2012-11-15 2017-05-16 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor valve system and assembly
US9777730B2 (en) 2012-11-30 2017-10-03 Emerson Climate Technologies, Inc. Scroll compressor with variable volume ratio port in orbiting scroll
US9494157B2 (en) 2012-11-30 2016-11-15 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor with capacity modulation and variable volume ratio
US9127677B2 (en) 2012-11-30 2015-09-08 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor with capacity modulation and variable volume ratio
WO2014085158A1 (en) * 2012-11-30 2014-06-05 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor with capacity modulation and variable volume ratio
US9435340B2 (en) 2012-11-30 2016-09-06 Emerson Climate Technologies, Inc. Scroll compressor with variable volume ratio port in orbiting scroll
US9739277B2 (en) 2014-05-15 2017-08-22 Emerson Climate Technologies, Inc. Capacity-modulated scroll compressor
US9989057B2 (en) 2014-06-03 2018-06-05 Emerson Climate Technologies, Inc. Variable volume ratio scroll compressor
US9790940B2 (en) 2015-03-19 2017-10-17 Emerson Climate Technologies, Inc. Variable volume ratio compressor
US10323638B2 (en) 2015-03-19 2019-06-18 Emerson Climate Technologies, Inc. Variable volume ratio compressor
US10323639B2 (en) 2015-03-19 2019-06-18 Emerson Climate Technologies, Inc. Variable volume ratio compressor
CN106286293A (zh) * 2015-05-27 2017-01-04 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 涡旋压缩机和空调系统
CN106286292A (zh) * 2015-05-27 2017-01-04 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 压缩组件、变容量涡旋压缩机及空调器
US10378540B2 (en) 2015-07-01 2019-08-13 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor with thermally-responsive modulation system
CN106468263A (zh) * 2015-08-18 2017-03-01 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 活塞阀、变容量涡旋压缩机及空调器
US10087936B2 (en) 2015-10-29 2018-10-02 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor having capacity modulation system
US10066622B2 (en) 2015-10-29 2018-09-04 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor having capacity modulation system
US10801495B2 (en) 2016-09-08 2020-10-13 Emerson Climate Technologies, Inc. Oil flow through the bearings of a scroll compressor
US10890186B2 (en) 2016-09-08 2021-01-12 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor
US10753352B2 (en) 2017-02-07 2020-08-25 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor discharge valve assembly
US11022119B2 (en) 2017-10-03 2021-06-01 Emerson Climate Technologies, Inc. Variable volume ratio compressor
US10962008B2 (en) 2017-12-15 2021-03-30 Emerson Climate Technologies, Inc. Variable volume ratio compressor
US10995753B2 (en) 2018-05-17 2021-05-04 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor having capacity modulation assembly
US11754072B2 (en) 2018-05-17 2023-09-12 Copeland Lp Compressor having capacity modulation assembly
US11655813B2 (en) 2021-07-29 2023-05-23 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor modulation system with multi-way valve
US11879460B2 (en) 2021-07-29 2024-01-23 Copeland Lp Compressor modulation system with multi-way valve
US11846287B1 (en) 2022-08-11 2023-12-19 Copeland Lp Scroll compressor with center hub
US11965507B1 (en) 2022-12-15 2024-04-23 Copeland Lp Compressor and valve assembly
CN116816669A (zh) * 2023-08-30 2023-09-29 沈阳海龟医疗科技有限公司 浮动式无油真空涡旋压缩机
CN116816669B (zh) * 2023-08-30 2023-11-21 沈阳海龟医疗科技有限公司 浮动式无油真空涡旋压缩机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003074481A (ja) スクロール圧縮機
JP2003074482A (ja) スクロール圧縮機
KR880000550B1 (ko) 스크로울 유체기계
WO1991006765A1 (en) Scroll compressor
WO2006014081A1 (en) Capacity variable device for rotary compressor and driving method of air conditioner having the same
JP5436978B2 (ja) スクロール圧縮機
WO2021035945A1 (zh) 回转式压缩机及冷冻循环装置
JP2006220143A (ja) 容積形流体機械及びそれを用いた冷凍サイクル
JP2006207594A (ja) スクロール圧縮機
JP2010043627A (ja) 圧縮機
JP2003074483A (ja) スクロール圧縮機
JP4651567B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2012172581A (ja) スクロール圧縮機及びヒートポンプ装置
JP2006207593A (ja) スクロール圧縮機
JPH05133368A (ja) 逆止弁装置を備えた2段圧縮冷凍装置
JP4222857B2 (ja) 冷凍装置
JPH11107949A (ja) スクロール圧縮機
JP2005264931A (ja) スクロール圧縮機
JP2006177374A (ja) スクロール圧縮機
JP3549376B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2785806B2 (ja) スクロール気体圧縮機
JP3252495B2 (ja) スクロール圧縮機
JP4007780B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2000130380A (ja) 密閉型回転式圧縮機
JPH0979152A (ja) スクロール圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070306