JP2010043627A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸入管における断熱効果を高めて高効率な圧縮作動を可能とする圧縮機を提供する。
【解決手段】固定部材27と可動部材24との間に冷媒吸入用の吸入室9と、吸入室9と連通する冷媒圧縮用の圧縮室26とが形成た圧縮機構20と、可動部材24を駆動するモータ部14と、圧縮機構20およびモータ部14を収容する容器33とを備える圧縮機において、固定部材27に、該固定部材27の外側から吸入室9に至る窪み部27aを形成し、窪み部27a内に、窪み部27aよりも小径に設定されて、冷媒を吸入室9に吸入させる吸入管6を配設し、吸入管6の吸入室9側の端部6a近傍を除く吸入管6外周面と窪み部27a内周面との間に、空間部36を形成し、空間部36は、容器33内のうち、モータ部14の収容されるモータ室15に連通させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷媒(冷媒を含む圧縮性流体)を圧縮機構にダイレクトに吸入して作動する圧縮機に関するものであり、例えば、給湯装置、あるいは冷暖房などの冷却装置等に使用することができる。
従来の圧縮機として、例えば特許文献1に示すような高圧ドーム型の電動圧縮機が知られている。この圧縮機は、ケーシング内にモータによって駆動される圧縮機構が収容されており、圧縮機構のシリンダに形成された吸入通路に冷媒吸入用の吸入配管が連通するように接続されている。そして、吸入配管には、吸入通路に密嵌する嵌合筒部と、吸入通路の内径よりも小径とした小径筒部とが形成されて、小径筒部と吸入通路との間に空洞部が形成されるようになっている。
これにより、吸入配管から吸入される冷媒の一部が空洞部に滞留し、断熱層が形成されて、ケーシング内に圧縮吐出される高温の冷媒の熱が、圧縮機構のシリンダを介して吸入冷媒に伝達されるのを抑制するようにしている。よって、吸入冷媒の加熱が抑制されて、圧縮機構の運転効率が高められるようになっている。
実開平5−993号公報
しかしながら、上記の圧縮機においては、上記引用文献1の図1に開示されているように、吸入通路に密嵌する嵌合筒部は、吸入配管長さの略半分の領域を占めているので、この嵌合筒部においてシリンダからの熱伝導による吸入冷媒の加熱が起こり、充分な断熱効果が得られないという問題があった。
特に、COを冷媒とする場合には、加熱されることによるCO冷媒の体積変化が大きいため、上記のような構成では断熱を充分に行えず、性能低下が顕著になる。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、吸入管における断熱効果を高めて高効率な圧縮作動を可能とする圧縮機を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、固定部材(27)と可動部材(24)との間に冷媒吸入用の吸入室(9)と、吸入室(9)と連通する冷媒圧縮用の圧縮室(26)とが形成されており、可動部材(24)が動くことによって吸入室(9)から流入した冷媒を圧縮室(26)で圧縮し吐出する圧縮機構(20)と、
可動部材(24)を駆動するモータ部(14)と、
圧縮機構(20)およびモータ部(14)を収容する容器(33)とを備える圧縮機であって、
固定部材(27)には、該固定部材(27)の外側から吸入室(9)に至る窪み部(27a)が形成されており、
窪み部(27a)内には、窪み部(27a)よりも小径に設定されて、冷媒を吸入室(9)に吸入させる吸入管(6)が配設されており、
吸入管(6)の吸入室(9)側の端部(6a)近傍を除く吸入管(6)外周面と窪み部(27a)内周面との間には、空間部(36)が形成され、
空間部(36)は、容器(33)内のうち、モータ部(14)の収容されるモータ室(15)に連通していることを特徴としている。
これにより、吸入管(6)は、圧縮室(26)で圧縮された冷媒により高温となる固定部材(27)からの熱伝導を空間部(36)の断熱効果によって、直接受けないようにする、あるいはほとんど受けないようにすることができるので、吸入管(6)を流通する吸入冷媒が加熱されるのを効果的に防止することができ、圧縮機(1)の高効率化を図ることができる。
また、空間部(36)がモータ室(15)に連通するようにしているので、空間部(36)を圧縮機(1)内の低い温度の雰囲気とすることができ、吸入管(6)を流通する吸入冷媒が加熱されるのを更に効果的に防止することができ、圧縮機(1)の高効率化を図ることができる。
請求項2に記載の発明では、吸入管(6)の吸入室(9)側の端部(6a)近傍の外周面と窪み部(27a)内周面との間には、空間部(36)よりも小さく設定された隙間部(37)が形成されたことを特徴としている。
これにより、吸入冷媒が空間部(36)側へ漏れるのを抑制できるので、圧縮機(1)の効率低下を防止できる。
請求項3に記載の発明では、容器(33)は、吸入管(6)を挿通可能として容器(33)の外側に突出する突出開口部(35)を備え、
吸入管(6)の反吸入室側の端部(6b)は、突出開口部(35)の吐出端部内周面に対して接触状態となっていることを特徴としている。
これにより、吸入管(6)と容器(33)との接触位置が、容器(33)から離れた位置とすることができるので、容器(33)からの熱伝導の影響を小さくすることができる。
請求項4に記載の発明では、吸入管(6)は、吸入室(9)側の端部(6a)のみが、固定部材(27)に対して接触状態となっており、且つ、容器(33)に対して非接触状態となっていることを特徴としている。
これにより、吸入管(6)における固定部材(27)からの熱伝導の影響を最小限に抑えつつ、吸入管(6)の固定を可能とし、更には、容器(33)からの熱伝導の影響をなくすことができる。
請求項5に記載の発明では、モータ室(15)は、低圧雰囲気であることを特徴としている。
これにより、圧縮機(1)におけるモータ室(15)の雰囲気温度を下げることができるので、吸入管(6)に対する断熱効果を高めることができる。
請求項6に記載の発明では、固定部材(27)は、固定渦巻き部を備える固定スクロール(27)であり、
可動部材(24)は、固定渦巻き部と噛み合って圧縮室(26)を形成する可動渦巻き部を備える可動スクロール(24)であり、
圧縮機構(20)は、固定スクロール(27)と、可動スクロール(24)とを備えるスクロール式の圧縮機構(20)であることを特徴としている。
これにより、スクロール式圧縮機構(20)の吸入加熱がもたらす性能低下を抑制することができる。特に、スクロール式圧縮機構(20)は他の型式と比較してスラスト荷重がかかる分、発熱が多いので、より大きな効果が得られる。
請求項7に記載の発明のように、吸入室(9)に吸入される冷媒はCOを主成分とすることが好ましい。
これにより、CO冷媒は熱による体積変化が大きいので、体積膨張による体積効率の低下を抑制する効果が大きく、圧縮機(1)の性能低下を防止する顕著な効果が期待できる。また、CO冷媒は吐出温度が高いので、冷媒に対する固定部材(27)からの熱伝導を防止することの効果がより期待できる。
請求項8に記載の発明では、固定部材(27)と可動部材(24)との間に冷媒吸入用の吸入室(9)と、吸入室(9)と連通する冷媒圧縮用の圧縮室(26)とが形成されており、可動部材(24)が動くことによって吸入室(9)から流入した冷媒を圧縮室(26)で圧縮し吐出する圧縮機構(20)と、
可動部材(24)を駆動するモータ部(14)と、
圧縮機構(20)およびモータ部(14)を収容する容器(33)とを備える圧縮機であって、
固定部材(27)には、該固定部材(27)の外側から吸入室(9)に至る窪み部(27a)が形成されており、
窪み部(27a)内には、窪み部(27a)よりも小径に設定されて、冷媒を吸入室(9)に吸入させる吸入管(6)が配設されており、
吸入管(6)外周面と窪み部(27a)内周面との間には、空間部(36)が形成され、
空間部(36)は、容器(33)内のうち、モータ部(14)の収容されるモータ室(15)に連通しており、
容器(33)は、吸入管(6)を挿通可能として容器(33)の外側に突出する突出開口部(35)を備え、
吸入管(6)の反吸入室側の端部(6b)は、突出開口部(35)の吐出端部内周面に対して接触状態となっていることを特徴としている。
これにより、吸入管(6)は、圧縮室(26)で圧縮された冷媒により高温となる固定部材(27)からの熱伝導を空間部(36)の断熱効果によって、直接受けないようにする、あるいはほとんど受けないようにすることができるので、吸入管(6)を流通する吸入冷媒が加熱されるのを効果的に防止することができ、圧縮機(1)の高効率化を図ることができる。
また、空間部(36)がモータ室(15)に連通するようにしているので、空間部(36)を圧縮機(1)内の低い温度の雰囲気とすることができ、吸入管(6)を流通する吸入冷媒が加熱されるのを更に効果的に防止することができ、圧縮機(1)の高効率化を図ることができる。
更に、吸入管(6)の反吸入室側の端部(6b)が、突出開口部(35)の吐出端部内周面に対して接触状態となるようにしているので、吸入管(6)と容器(33)との接触位置が、容器(33)から離れた位置とすることができるので、容器(33)からの熱伝導の影響を小さくすることができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
第1実施形態では、圧縮機構20内で可動部材を回転させて吸入した冷媒を圧縮する圧縮機の一例として、スクロール式の圧縮機を図面に従って説明する。さらに本実施形態は、給湯水を沸き上げるヒートポンプ式給湯装置に圧縮機1を適用したものとしている。本実施形態について図1〜図4を用いて説明する。図1は圧縮機1を含むヒートポンプ式給湯装置を示す模式図、図2は圧縮機1の内部構成を示す断面図、図3は図2における吸入室9の近傍を示す拡大断面図、図4は隙間部寸法Aに対する圧縮機効率を示すグラフである。
図1に示すように、ヒートポンプ式給湯装置は、冷媒を吸入して圧縮する圧縮機1と、貯湯タンク内の給湯水と圧縮機1により吐出された冷媒との間で熱交換を行う水冷媒熱交換器60と、水冷媒熱交換器60から流出した冷媒を減圧する減圧器70と、送風機75により送風される外気から吸熱して減圧器70から流出した冷媒を蒸発させる蒸発器80と、蒸発器80から流出した冷媒を液相冷媒と気相冷媒とに分離して余剰冷媒を蓄え、気相冷媒を圧縮機1に供給する気液分離器90とを備え、これら機器が配管により順次接続されて環状の回路として構成されている。ヒートポンプ式給湯装置は、外気からの吸熱量および圧縮機1の圧縮仕事量に相当する熱量を給湯水に与えることで給湯水を沸き上げるものである。本実施形態で使用する冷媒は、その一例としてCOを主成分とする冷媒であり、圧縮機1により吸入、吐出されて回路内を循環している。
図2に示すように、圧縮機1は、内部に組み込まれた縦置きのモータ部14によって圧縮機構20が作動される縦型の圧縮機である。モータ部14および圧縮機構20は、圧縮機本体を構成するケーシング33内に収容されている。ケーシング33は、圧縮機構20によって吐出された冷媒ガスの高圧圧力に耐え得る耐圧性の高い密閉容器(容器)である。圧縮機1は、後述する固定スクロール27によって、ケーシング33内の空間が吐出室30側とモータ室15側に区画され、吐出室30側が高圧圧力雰囲気となり、モータ室15側が低圧圧力雰囲気となる低圧シェルタイプの圧縮機を構成している。
圧縮機構20は、ケーシング33内に固定され、固定渦巻き部(圧縮空間)を備える固定スクロール(固定部材)27と、この固定渦巻き部と噛み合って圧縮室26を形成する可動渦巻き部を備える可動スクロールとしての旋回スクロール(可動部材)24とを有するスクロール式圧縮機構である。固定スクロール27は、ケーシング33内の上側に固定されおり、この固定スクロール27に摺接面29において噛み合うように旋回スクロール24が設けられている。
固定スクロール27と旋回スクロール24との間には、圧縮室26が形成されている。圧縮室26は、気液分離器90から吸入された冷媒を圧縮する作動室であり、固定スクロール27の渦巻き状の歯部間に形成される圧縮空間に、旋回スクロール24の渦巻き状の歯部が噛み合うことで、固定スクロール27の歯部と旋回スクロール24の歯部との間に形成されている。旋回スクロール24が固定スクロール27に対して旋回することにより、圧縮室26の体積が拡大、縮小されて冷媒を吸入、圧縮できるようになっている。
更に、気液分離器90から吸入された冷媒が圧縮室26で圧縮されようとする直前には、圧縮開始部を構成する吸入室9が設けられている。換言すれば、吸入室9は、旋回スクロール24が固定スクロール27に対して旋回して冷媒の吸入が完了し、そこから圧縮しようとする場所に設けられている。この吸入室9は両スクロール27、24の中心部と外周面との中間部に位置して形成される狭小な空間となっている。
そして、ケーシング33の外部からケーシング33を貫通して、吸入室9に接続される吸入管6が設けられている。この吸入管9の詳細については後述する。
固定スクロール27には、圧縮室26で圧縮された冷媒が吐出される吐出ポート28が設けられ、吐出ポート28よりも下流には吐出室30が形成されている。吐出ポート28は固定スクロール27の中心部に設けられた貫通孔である。吐出室30は、吐出ポート28の出口側で、固定スクロール27とケーシング33の上端部との間に形成された空間である。固定スクロール27は、吐出ポート28の吐出室30側に吐出弁31を備えている。吐出弁31は、圧縮室26内の冷媒が所定圧力以上で吐出ポート28を開く開弁機能と、吐出室30へ吐出された高圧の冷媒が吐出ポート28を通って逆流しないようにする逆流防止機能とを有している。ケーシング33の上端部には、吐出室30から外部へ連通する吐出管34が接続されており、この吐出管34は水冷媒熱交換器60と連絡する配管(図示しない)と接続されている。
そして、旋回スクロール24の反固定スクロール側には、後述するモータ部14のシャフト21を回転可能に支持する軸受(図示しない)が固定されているフレーム25が設けられている。このフレーム25と旋回スクロール24との間には、背圧室25aが形成されている。
モータ部14は、ケーシング33の内の下側に設けられるモータ室15に収容されているロータ11と、ロータ11の周囲を囲むステータ12と、コイル13と、ロータ11と一体化して回転するシャフト21とを備えており、圧縮機構20よりも下方に位置している。ステータ12はロータ11の外周側でケーシング33の内周面に圧入されることによって固定されている。
モータ室15は、固定スクロール27およびフレーム25に形成された連通路27bによって、後述する吸入管6の空間部36と連通するように設けられている。モータ室15よりも下方であってケーシング33内の最下部には、潤滑油が貯められる貯油室32が設けられている。
シャフト21の旋回スクロール24側の先端部には、偏心部22が設けられており、この偏心部22は、軸受(図示しない)を介して旋回スクロール24の反固定スクロール側に挿入されている。そして、旋回スクロール24は、自転防止機構(図示しない)によりシャフト21の回転駆動にともなって固定スクロール27に対して公転するようになっている。
シャフト21の内部には潤滑油流路23が設けられている。そして、貯油室32内に溜まっている潤滑油は、例えば回転駆動するシャフト21のポンプ作用によって潤滑油流路23を通過してシャフト21の各軸受や、圧縮機構20へ吸い上げられる構造となっている。
次に、吸入管6の詳細について説明する。吸入管6はケーシング33を貫通して吸入室9に接続されて、流路7を形成する管部材として設けられている。よって、吸入管6は、固定スクロール27に近接する位置に設けられている。
ここで、圧縮機構20、特に固定スクロール27は、この内部の圧縮室26で冷媒を高温高圧(例えば、90℃程度)に圧縮することから、その表面は高温(例えば、80℃程度)になる。また、固定スクロール27、吐出室30、モータ室15等と接するケーシング33の表面は、固定スクロール27に次いで高温になる。
従って、気液分離器90からの冷媒を吸入室9にダイレクトに吸入する流路、つまり吸入管6内の流路7は、加熱されやすい環境にあり、この流路を流れる吸入冷媒(例えば、20℃程度)が加熱されることによる圧縮機1の効率低下(性能低下)を防止する必要がある。
上記効率低下を防止するための構造を以下に説明する。固定スクロール27には、円形穴を成して、外周面側(外側)から吸入室9に連通する窪み部27aが形成されている。窪み部27aの吸入室9の直前部は、内径が一段小さくなる小径部として形成されている。
また、ケーシング33の吸入室9および窪み部27aに対向する位置には、外側に突出して外部と内部とを連通させる突出開口部35が形成されている。吸入管6は、窪み部27aと突出開口部35との内部に挿通されるように配設されている。つまり、吸入管6の吸入室9側となる端部6aは吸入室9の直前に至り、また吸入管6の反吸入室側となる端部6bは突出開口部35の突出側の端部に至るようになっている。
そして、吸入管6は、吸入室9側となる端部6aが固定スクロール27に対して接触して接合、固定されており、また、反吸入室側となる端部6bが突出開口部35の内周面に接触して接合、固定されており、吸入管6の他の部位は窪み部27aの内周面、および突出開口部35の内周面とは非接触状態となっている。つまり、図3に示すように、端部6a近傍(窪み部27aの小径部)を除く吸入管6の外周面と窪み部27aの内周面との間には、空間部36が形成されている。吸入管6の径方向における空間部36の隙間寸法は、例えば1mm程度に形成されている。更に、吸入管6の端部6a近傍の外周面と窪み部27aの小径部の内周面との間には、上記空間部36の隙間寸法よりも小さく設定された隙間部37(隙間寸法A)が形成されている。隙間部37における隙間寸法Aは、図4に示すように、圧縮機1の効率を見た時に、冷媒が連通路27bを介してモータ室15側に漏れるのを抑制する目的で、例えば、0.3mm以下とするのが好ましい。尚、吸入管6の端部6bは吸入口5を形成しており、この吸入口5には気液分離器90に接続される配管16が設けられている。
上記のように構成される圧縮機1の作動について、以下説明する。圧縮機1は、モータ部14を駆動することによってシャフト21が回転し、旋回スクロール24が公転作動すると、気液分離器90側から流れてきたガス状の冷媒(以下、冷媒ガスとする)が配管16を通り、吸入口5から吸入管6の流路7を通って吸入室9に到達する。
吸入室9に到達した冷媒ガスは、圧縮室26に取り込まれて旋回スクロール24の公転作動によって圧縮される。そして、圧縮室26で圧縮された冷媒ガスが所定の吐出圧力に達すると、吐出弁31が開かれて冷媒ガスは吐出ポート28から吐出室30に吐出される。更に、冷媒ガスは吐出室30から吐出管34内を通過して外部回路(水冷媒熱交換器60)に向けて高圧冷媒として吐出される。
また、貯油室32内の潤滑油は、シャフト21の回転に伴って潤滑油流路23を上昇してシャフト21の各軸受や、圧縮機構20の摺接面29などへ吸い上げられ、可動部を潤滑する。
本実施形態においては、吸入管6は、端部6aが固定スクロール27に接触状態となり、また端部6bがケ突出開口部35側に接触状態となって固定支持されるようにして、固定スクロール27(窪み部27a)に対しては非接触状態となるようにしているので、空間部36の断熱効果によって吸入管6は、圧縮室26で圧縮された冷媒によって高温となる固定スクロール27からの熱伝導を直接受けないようにすることができ、吸入管6を流通する吸入冷媒が加熱されるのを効果的に防止することができ、圧縮機1の高効率化を図ることができる。
また、固定スクロール27に、窪み部27aを形成して、吸入管6を窪み部27aに挿入させて吸入室9に接続するようにしており、これにより、具体的且つ容易な吸入管6の接続対応が可能となる。
また、空間部36は、モータ室15に連通するようにしているので、空間部36を圧縮機1内の低い温度の雰囲気とすることができ、吸入管6を流通する吸入冷媒が加熱されるのを更に効果的に防止することができ、圧縮機1の高効率化を図ることができる。
また、吸入管6は、固定スクロール27(窪み部27a)に対して非接触状態としつつ、端部6a側近傍において隙間部37を形成し、この隙間部37の隙間寸法Aを0.3mm以下となるようにしているので、吸入管6における冷媒のモータ室15側への漏れを極力抑えて、圧縮機1の効率低下を抑制して、吸入冷媒が加熱されるのを防止することができる。
また、吸入管6の端部6bをケーシング33(突出開口部35)に接触させることで、吸入管6をケーシング33に支持固定可能としている。ケーシング33からの吸入管6への熱伝導は、固定スクロール27からの熱伝導と比べると小さく、吸入管6内の冷媒への加熱の影響を小さくすることができる。
更に、ケーシング33に突出開口部35を設けて、吸入管6の端部6bを突出開口部35の突出端部内周面に接触させるようにしているので、吸入管6とケーシング33との接触位置が、ケーシング33から離れた位置とすることができ、ケーシング33からの熱伝導の影響をより小さくすることができる。
また、本実施形態の圧縮機構20は、固定スクロール27と旋回スクロール24とを備えるスクロール式圧縮機構20としており、スクロール式圧縮機構20の吸入加熱がもたらす性能低下を抑制することができる。特に、スクロール式圧縮機構20は、他の型式と比較してスラスト荷重がかかる分、発熱が多いので、より大きな効果が得られる。
また、本実施形態では、吸入室9に吸入される冷媒はCOを主成分としている。CO冷媒は熱による体積変化が大きいので、本実施形態を用いることで、体積膨張による体積効率の低下を抑制する効果が大きく得られ、圧縮機1の性能低下を防止する顕著な効果が期待できる。また、CO冷媒は吐出温度が高いので、冷媒に対する固定スクロール27からの熱伝導を防止することの効果がより期待できる。
(第2実施形態)
第2実施形態における圧縮機1を図5に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、吸入管6を変更したものである。
吸入管6は、ほぼ窪み部27a内に収容される長さを有して、吸入管6の吸入室9側となる端部6aのみが、窪み部27aの小径部(吸入室9直前部)の内周壁に接触して接合されている。また、吸入管6の端部6bは、ケーシング33に接触することなく、ケーシング33の内壁に近接した位置で、吸入口5を形成している。
そして、突出開口部35の突出端部に配管16が直接接続されており、吸入管6と配管16とは、互いが繋がることなく離れた状態となっている。
これにより、吸入管6における固定スクロール27からの熱伝導の影響を最小限に抑えつつ、吸入管6の固定を可能とし、更には、ケーシング33からの熱伝導の影響をなくすことができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
例えば、ケーシング33に突出開口部35を設けるようにしたが、ケーシング33からの吸入冷媒への加熱の影響が小さいようであれば、突出開口部35を廃止しても良い。具体的には、第1実施形態に対しては、ケーシング33に単純な開口孔を穿設して、この開口孔に吸入管6の端部6bを接触接合させて、更に、吸入管6の吸入口5に配管16を接続すれば良い。また、第2実施形態に対しては、ケーシング33の開口孔に配管16を直接接続すれば良い。
また、吸入管6の端部6aと窪み部27aの小径部内壁との隙間寸法Aは、0.3mm以下に限らず、冷媒の漏れ量との兼ね合いから、適宜設定可能である。
また、圧縮機構20は、スクロール式に限らず、他のベーン式、ロタスコ式、斜板式等、他の型式のものとしても良い。
また、本発明にかかる圧縮機は、上記実施形態において、ヒートポンプ式給湯装置に適用されるものとして説明したが、これに限定されず冷暖房などに使用される冷凍サイクル装置に適用しても良い。
また、上記実施形態における圧縮機1は、電動機(モータ部)により駆動する電動圧縮機として説明したが、これに限定されるものではなく、エンジンによる駆動力を利用する機械式の圧縮機(開放式の圧縮機)、または電動機およびエンジン駆動を併用するハイブリッドタイプの圧縮機であっても良い。
また、上記実施形態における圧縮機1は、モータ部14のロータ11の回転軸が略鉛直方向に配された縦置き構造であるが、これに限定されるものではなく、当該回転軸が略水平方向に配された横置き構造であっても良い。
また、上記実施形態における圧縮機1に対して冷媒が外部回路から流入する方向は、水平方向であるが、これに限定されるものではなく、鉛直方向下向きまたは上向きでもよい。また、上記実施形態では、吸入管は、圧縮機本体の側部に配置されているが、これに限定するものではなく、上部または下部に配置することとしても良い。
第1、第2実施形態のいずれかにおける圧縮機を含むヒートポンプ式給湯装置を示す模式図である。 第1実施形態における圧縮機の内部構成を示す断面図である。 図2における吸入室の近傍を示す拡大断面図である。 隙間部寸法に対する圧縮機効率を示すグラフである。 第2実施形態における圧縮機の内部構成を示す断面図である。
符号の説明
1 圧縮機
6 吸入管
6a、6b 端部
9 吸入室
14 モータ部
15 モータ室
20 圧縮機構(スクロール式圧縮機構)
24 旋回スクロール(可動部材)
26 圧縮室
27 固定スクロール(固定部材)
27a 窪み部
33 ケーシング(容器)
36 空間部
37 隙間部

Claims (8)

  1. 固定部材(27)と可動部材(24)との間に冷媒吸入用の吸入室(9)と、前記吸入室(9)と連通する冷媒圧縮用の圧縮室(26)とが形成されており、前記可動部材(24)が動くことによって前記吸入室(9)から流入した冷媒を前記圧縮室(26)で圧縮し吐出する圧縮機構(20)と、
    前記可動部材(24)を駆動するモータ部(14)と、
    前記圧縮機構(20)および前記モータ部(14)を収容する容器(33)とを備える圧縮機であって、
    前記固定部材(27)には、該固定部材(27)の外側から前記吸入室(9)に至る窪み部(27a)が形成されており、
    前記窪み部(27a)内には、前記窪み部(27a)よりも小径に設定されて、前記冷媒を前記吸入室(9)に吸入させる吸入管(6)が配設されており、
    前記吸入管(6)の前記吸入室(9)側の端部(6a)近傍を除く前記吸入管(6)外周面と前記窪み部(27a)内周面との間には、空間部(36)が形成され、
    前記空間部(36)は、前記容器(33)内のうち、前記モータ部(14)の収容されるモータ室(15)に連通していることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記吸入管(6)の前記吸入室(9)側の端部(6a)近傍の外周面と前記窪み部(27a)内周面との間には、前記空間部(36)よりも小さく設定された隙間部(37)が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記容器(33)は、前記吸入管(6)を挿通可能として前記容器(33)の外側に突出する突出開口部(35)を備え、
    前記吸入管(6)の反吸入室側の端部(6b)は、前記突出開口部(35)の吐出端部内周面に対して接触状態となっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧縮機。
  4. 前記吸入管(6)は、前記吸入室(9)側の端部(6a)のみが、前記固定部材(27)に対して接触状態となっており、且つ、前記容器(33)に対して非接触状態となっていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の圧縮機。
  5. 前記モータ室(15)は、低圧雰囲気であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の圧縮機。
  6. 前記固定部材(27)は、固定渦巻き部を備える固定スクロール(27)であり、
    前記可動部材(24)は、前記固定渦巻き部と噛み合って前記圧縮室(26)を形成する可動渦巻き部を備える可動スクロール(24)であり、
    前記圧縮機構(20)は、前記固定スクロール(27)と、前記可動スクロール(24)とを備えるスクロール式の圧縮機構(20)であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の圧縮機。
  7. 前記冷媒は、COを主成分とすることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の圧縮機。
  8. 固定部材(27)と可動部材(24)との間に冷媒吸入用の吸入室(9)と、前記吸入室(9)と連通する冷媒圧縮用の圧縮室(26)とが形成されており、前記可動部材(24)が動くことによって前記吸入室(9)から流入した冷媒を前記圧縮室(26)で圧縮し吐出する圧縮機構(20)と、
    前記可動部材(24)を駆動するモータ部(14)と、
    前記圧縮機構(20)および前記モータ部(14)を収容する容器(33)とを備える圧縮機であって、
    前記固定部材(27)には、該固定部材(27)の外側から前記吸入室(9)に至る窪み部(27a)が形成されており、
    前記窪み部(27a)内には、前記窪み部(27a)よりも小径に設定されて、前記冷媒を前記吸入室(9)に吸入させる吸入管(6)が配設されており、
    前記吸入管(6)外周面と前記窪み部(27a)内周面との間には、空間部(36)が形成され、
    前記空間部(36)は、前記容器(33)内のうち、前記モータ部(14)の収容されるモータ室(15)に連通しており、
    前記容器(33)は、前記吸入管(6)を挿通可能として前記容器(33)の外側に突出する突出開口部(35)を備え、
    前記吸入管(6)の反吸入室側の端部(6b)は、前記突出開口部(35)の吐出端部内周面に対して接触状態となっていることを特徴とする圧縮機。
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