JP2003074106A - 男子小便用補助具 - Google Patents
男子小便用補助具Info
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- JP2003074106A JP2003074106A JP2001271799A JP2001271799A JP2003074106A JP 2003074106 A JP2003074106 A JP 2003074106A JP 2001271799 A JP2001271799 A JP 2001271799A JP 2001271799 A JP2001271799 A JP 2001271799A JP 2003074106 A JP2003074106 A JP 2003074106A
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- JP
- Japan
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- urine
- frame
- toilet
- men
- receiving membrane
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E03—WATER SUPPLY; SEWERAGE
- E03D—WATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
- E03D9/00—Sanitary or other accessories for lavatories ; Devices for cleaning or disinfecting the toilet room or the toilet bowl; Devices for eliminating smells
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47K—SANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
- A47K13/00—Seats or covers for all kinds of closets
- A47K13/24—Parts or details not covered in, or of interest apart from, groups A47K13/02 - A47K13/22, e.g. devices imparting a swinging or vibrating motion to the seats
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Hydrology & Water Resources (AREA)
- Water Supply & Treatment (AREA)
- Toilet Supplies (AREA)
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小便を受ける部分を柔軟性のある膜体で構成
して、飛沫の発生を確実に防止するようにした男子小便
用の補助具を提供する。 【解決手段】 U字状に曲成した上部フレームの両先端
にそれぞれ中間フレームを折曲自在に接合し、さらに各
中間フレームの両先端にそれぞれ下部フレームを折曲自
在に接合して折り畳み可能な大略逆U字状の枠体を構成
し、この枠体間の全面にわたってふくらみを持たせて柔
軟性を有する尿受け膜を張り渡し、上部フレームの両側
中間部を便座裏面に固定可能とした所定高さの支持脚に
回動自在に接続し、下部フレームの先端を便器に固定可
能とした固定具に回動自在に接続する。尿受け膜の略中
央に透孔を設けると共に、この透孔を保護膜で覆う。各
フレームはピン接合によって接合して折曲自在とする。
支持脚、固定具は吸盤によって固定する。
して、飛沫の発生を確実に防止するようにした男子小便
用の補助具を提供する。 【解決手段】 U字状に曲成した上部フレームの両先端
にそれぞれ中間フレームを折曲自在に接合し、さらに各
中間フレームの両先端にそれぞれ下部フレームを折曲自
在に接合して折り畳み可能な大略逆U字状の枠体を構成
し、この枠体間の全面にわたってふくらみを持たせて柔
軟性を有する尿受け膜を張り渡し、上部フレームの両側
中間部を便座裏面に固定可能とした所定高さの支持脚に
回動自在に接続し、下部フレームの先端を便器に固定可
能とした固定具に回動自在に接続する。尿受け膜の略中
央に透孔を設けると共に、この透孔を保護膜で覆う。各
フレームはピン接合によって接合して折曲自在とする。
支持脚、固定具は吸盤によって固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大小便兼用トイ
レ(いわゆる洋式トイレ)に取り付ける男子小便用の補
助具に関するもので、便座をはね上げた状態で便座裏面
に取り付けて、男性が小便をするときに小便が飛び散る
のを防止すると共に、楽な姿勢で気持ちよく小便ができ
るようにした男子小便用補助具に関する。
レ(いわゆる洋式トイレ)に取り付ける男子小便用の補
助具に関するもので、便座をはね上げた状態で便座裏面
に取り付けて、男性が小便をするときに小便が飛び散る
のを防止すると共に、楽な姿勢で気持ちよく小便ができ
るようにした男子小便用補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の住宅事情では居住面積のうちトイ
レのために使用できるスペースは極めて狭く、大便用ト
イレとは別に男子用小便器を設置することが困難であ
り、狭いスペースに大小便兼用トイレ(洋式トイレ)だ
けを設置することが一般的となっている。
レのために使用できるスペースは極めて狭く、大便用ト
イレとは別に男子用小便器を設置することが困難であ
り、狭いスペースに大小便兼用トイレ(洋式トイレ)だ
けを設置することが一般的となっている。
【0003】通常の男子用小便器は壁面の比較的高い位
置に前方向に開口して設置されているので、男性が立っ
て小便をするときに特に意識する必要はないが、洋式ト
イレの場合には、便器が床面に近い比較的低い位置に設
置され上方向に開口しているので、男性が立って小便を
するときには小便をこぼさないように、下を向き便器の
狭い開口部にねらいを定めて、またわずかに腰を折り、
前屈みの姿勢を保持して用を足すことが少なくない。そ
して、このような姿勢を意識しないと、小便が前方に飛
び散ったりして、便器や床を汚してしまうことになる。
置に前方向に開口して設置されているので、男性が立っ
て小便をするときに特に意識する必要はないが、洋式ト
イレの場合には、便器が床面に近い比較的低い位置に設
置され上方向に開口しているので、男性が立って小便を
するときには小便をこぼさないように、下を向き便器の
狭い開口部にねらいを定めて、またわずかに腰を折り、
前屈みの姿勢を保持して用を足すことが少なくない。そ
して、このような姿勢を意識しないと、小便が前方に飛
び散ったりして、便器や床を汚してしまうことになる。
【0004】このため、本願出願人は先に、特開200
1−140328号において、大小便兼用トイレのはね
上げた便座裏面の上部位置に取付具を介して補助板を回
動自在に取り付けると共に、該補助板の下端に先端が便
器内に達する案内板をヒンジ部を介して回動自在に取り
付けた洋式トイレを開示している。
1−140328号において、大小便兼用トイレのはね
上げた便座裏面の上部位置に取付具を介して補助板を回
動自在に取り付けると共に、該補助板の下端に先端が便
器内に達する案内板をヒンジ部を介して回動自在に取り
付けた洋式トイレを開示している。
【0005】かかる洋式トイレによれば、男性が立つ位
置と対向して補助板が立設しているので、小便が不用意
に飛び散るおそれが無く、床面を汚すことがない。ま
た、小便を受ける面積が広いので、従来のように意識す
ることなく楽な姿勢で小便をすることできるものであ
る。
置と対向して補助板が立設しているので、小便が不用意
に飛び散るおそれが無く、床面を汚すことがない。ま
た、小便を受ける面積が広いので、従来のように意識す
ることなく楽な姿勢で小便をすることできるものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の洋式トイレの場合、補助板が硬質の板体で構成され
ているから、勢いよく放尿した場合、補助板に当たった
小便によって生じる飛沫を完全に防止することができ
ず、便器や床を汚すおそれが残るものであった。
成の洋式トイレの場合、補助板が硬質の板体で構成され
ているから、勢いよく放尿した場合、補助板に当たった
小便によって生じる飛沫を完全に防止することができ
ず、便器や床を汚すおそれが残るものであった。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、小便を受ける部分を柔軟性のある膜体で構成
して、飛沫の発生を確実に防止するようにした男子小便
用の補助具を提供することを目的としたものである。
のであり、小便を受ける部分を柔軟性のある膜体で構成
して、飛沫の発生を確実に防止するようにした男子小便
用の補助具を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、逆U字状に曲成した上部フレームの両先
端にそれぞれ中間フレームを折曲自在に接合し、さらに
各中間フレームの両先端にそれぞれ下部フレームを折曲
自在に接合して折り畳み可能な大略逆U字状の枠体を構
成し、この枠体間の全面にわたってふくらみを持たせて
柔軟性を有する尿受け膜を張り渡し、上部フレームの両
側中間部を便座裏面に固定可能とした所定高さの支持脚
に回動自在に接続し、下部フレームの先端を便器に固定
可能とした固定具に回動自在に接続するという手段を採
用した。
決するために、逆U字状に曲成した上部フレームの両先
端にそれぞれ中間フレームを折曲自在に接合し、さらに
各中間フレームの両先端にそれぞれ下部フレームを折曲
自在に接合して折り畳み可能な大略逆U字状の枠体を構
成し、この枠体間の全面にわたってふくらみを持たせて
柔軟性を有する尿受け膜を張り渡し、上部フレームの両
側中間部を便座裏面に固定可能とした所定高さの支持脚
に回動自在に接続し、下部フレームの先端を便器に固定
可能とした固定具に回動自在に接続するという手段を採
用した。
【0009】かかる構成によって、男性が立つ位置と対
向して尿受け膜が袋状に大きく膨らんだ状態で立設した
状態になるから、男性が小用をする場合、尿受け膜に向
かって放尿すれば良く、無理な姿勢を意識することな
く、楽な姿勢で放尿することが可能となる。また、勢い
よく放尿した場合であっても、柔軟性を有する尿受け膜
が尿を弾力的に受け、飛沫を周囲に飛び散らせることが
無く、便器や床面を汚すことが無くなるものである。ま
た、便座を下ろすと自動的に補助具が便器の手前斜面側
に折り畳まれ、洗浄水によって洗浄可能となると共に、
便器の後側半分が開放されて大便に支障がないようにな
る。
向して尿受け膜が袋状に大きく膨らんだ状態で立設した
状態になるから、男性が小用をする場合、尿受け膜に向
かって放尿すれば良く、無理な姿勢を意識することな
く、楽な姿勢で放尿することが可能となる。また、勢い
よく放尿した場合であっても、柔軟性を有する尿受け膜
が尿を弾力的に受け、飛沫を周囲に飛び散らせることが
無く、便器や床面を汚すことが無くなるものである。ま
た、便座を下ろすと自動的に補助具が便器の手前斜面側
に折り畳まれ、洗浄水によって洗浄可能となると共に、
便器の後側半分が開放されて大便に支障がないようにな
る。
【0010】また、この場合、尿受け膜の略中央に透孔
を設けると共に、この透孔を保護膜で覆うという手段を
採用した。
を設けると共に、この透孔を保護膜で覆うという手段を
採用した。
【0011】これによって、補助具を折り畳んだ状態で
洗浄水を流した場合、透孔が洗浄水の通過水路となって
袋状になった尿受け膜に洗浄水が滞留することが無くな
るものである。また、透孔を覆う保護膜は立設時に尿が
透孔を通って直接便蓋の裏面を汚すことを防止するもの
である。
洗浄水を流した場合、透孔が洗浄水の通過水路となって
袋状になった尿受け膜に洗浄水が滞留することが無くな
るものである。また、透孔を覆う保護膜は立設時に尿が
透孔を通って直接便蓋の裏面を汚すことを防止するもの
である。
【0012】そして具体的に、各フレームはピン接合に
よって接合して折曲自在とするという手段を採用した。
よって接合して折曲自在とするという手段を採用した。
【0013】各フレームをピンを介して折曲自在に接続
することによって、便座を下ろすと自動的に補助具が便
器の手前斜面側に折り畳まれる。
することによって、便座を下ろすと自動的に補助具が便
器の手前斜面側に折り畳まれる。
【0014】また、支持脚は吸盤によって便座裏面に固
定し、固定具は吸盤によって便器に固定するという手段
を採用した。
定し、固定具は吸盤によって便器に固定するという手段
を採用した。
【0015】これによって、誰にでも簡単に、所定の位
置に支持脚や固定具を取り付け可能となる。
置に支持脚や固定具を取り付け可能となる。
【0016】さらに、固定具が、下部フレームの下方へ
の回動時に便器内側方向に案内する半月状に突出した案
内板を有するとともに、上方への回動を垂直位置で係
止、固定する係止舌片を有するものであるという手段を
採用した。
の回動時に便器内側方向に案内する半月状に突出した案
内板を有するとともに、上方への回動を垂直位置で係
止、固定する係止舌片を有するものであるという手段を
採用した。
【0017】下部フレームが下方への回動時に便器内側
に案内されるので、先細り状となった便器内側縁部に接
触しなくなって、補助具がスムーズに折り畳まれる。ま
た、上方への回動時には下部フレームを係止舌片が係止
固定して、尿受け膜の立設が安定的に行える。
に案内されるので、先細り状となった便器内側縁部に接
触しなくなって、補助具がスムーズに折り畳まれる。ま
た、上方への回動時には下部フレームを係止舌片が係止
固定して、尿受け膜の立設が安定的に行える。
【0018】一方、他の実施形態として、便座裏面に取
付け可能な所定高さの一対の支持脚と、便器に取付け可
能な所定高さの一対の支持脚の各先端間に伸縮性を有す
る尿受け膜を弾力的に張り渡しすという手段を採用し
た。
付け可能な所定高さの一対の支持脚と、便器に取付け可
能な所定高さの一対の支持脚の各先端間に伸縮性を有す
る尿受け膜を弾力的に張り渡しすという手段を採用し
た。
【0019】かかる構成の補助具は、便座をあげた状態
では伸縮性を有する尿受け膜が尿を弾力的に受けて飛沫
を生じないようにすると共に、便座を下ろしたときに
は、伸縮性によって縮んで折り畳まれる。
では伸縮性を有する尿受け膜が尿を弾力的に受けて飛沫
を生じないようにすると共に、便座を下ろしたときに
は、伸縮性によって縮んで折り畳まれる。
【0020】このとき、各支持脚が吸盤によって便座裏
面または便器に取り付け可能であるという手段を採用し
た。
面または便器に取り付け可能であるという手段を採用し
た。
【0021】これによって、誰にでも簡単に、所定の位
置に支持脚を取り付けることができる。
置に支持脚を取り付けることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る男子小便用補
助具の好ましい実施形態を図面に従って説明する。図1
は本補助具を洋式トイレに取り付けた状態を示す斜視
図、図2は同じく側面図である。各図において、1は便
器、2は便器の後に設置された洗浄水タンクで、配水パ
イプ3によって洗浄水は供給されている。また、4は開
閉自在な便座、5は便蓋であり、図ではいずれもはね上
げて上記洗浄水タンク2側に立て掛けた状態を示してい
る。かかる構造は従来の洋式トイレの一般的な構造を示
すものである。そして、6が本発明に係る男子小便用補
助具である。
助具の好ましい実施形態を図面に従って説明する。図1
は本補助具を洋式トイレに取り付けた状態を示す斜視
図、図2は同じく側面図である。各図において、1は便
器、2は便器の後に設置された洗浄水タンクで、配水パ
イプ3によって洗浄水は供給されている。また、4は開
閉自在な便座、5は便蓋であり、図ではいずれもはね上
げて上記洗浄水タンク2側に立て掛けた状態を示してい
る。かかる構造は従来の洋式トイレの一般的な構造を示
すものである。そして、6が本発明に係る男子小便用補
助具である。
【0023】図3はこの補助具6のみを、設置した態様
で示す斜視図である。これらの図において、7は可撓性
の棒状資材からなる上部フレームで逆U字状に曲成した
ものである。8、8はこの上部フレーム7を便座裏面か
ら所定の高さで、かつ回動自在に支持する支持脚で、一
端は上記上部フレーム7の両側中間部にピン9、9を介
して回動自在に接続し、他端は便座の裏面に吸着固定で
きるように吸盤10、10を取り付けたものである。こ
れは、便座裏面からこの補助具6を所定距離離れた状態
で支持すると共に、後述するように、補助具6を折り畳
んだときに便器1の手前斜面1aに接するようにするた
めである。
で示す斜視図である。これらの図において、7は可撓性
の棒状資材からなる上部フレームで逆U字状に曲成した
ものである。8、8はこの上部フレーム7を便座裏面か
ら所定の高さで、かつ回動自在に支持する支持脚で、一
端は上記上部フレーム7の両側中間部にピン9、9を介
して回動自在に接続し、他端は便座の裏面に吸着固定で
きるように吸盤10、10を取り付けたものである。こ
れは、便座裏面からこの補助具6を所定距離離れた状態
で支持すると共に、後述するように、補助具6を折り畳
んだときに便器1の手前斜面1aに接するようにするた
めである。
【0024】次に、11、11は上部フレーム7の両先
端にピン12、12で折曲(回動)自在にピン接合した
一対の中間フレームである。さらに13、13はこの中
間フレーム11の先端にピン14、14で折曲(回動)
自在にピン接合した下部フレームである。下部フレーム
13の他端は便器1に取り付ける固定具15、15にピ
ン16、16を介して回動自在に取り付けられている。
なお、下部フレーム13は先端側を便器の内側方向に曲
成している。これは下述するように、各フレーム7、1
1、13を折り畳んだときに前端部分が先細り形状とな
っている便器の内側縁部1bと干渉しないようにするた
めである。
端にピン12、12で折曲(回動)自在にピン接合した
一対の中間フレームである。さらに13、13はこの中
間フレーム11の先端にピン14、14で折曲(回動)
自在にピン接合した下部フレームである。下部フレーム
13の他端は便器1に取り付ける固定具15、15にピ
ン16、16を介して回動自在に取り付けられている。
なお、下部フレーム13は先端側を便器の内側方向に曲
成している。これは下述するように、各フレーム7、1
1、13を折り畳んだときに前端部分が先細り形状とな
っている便器の内側縁部1bと干渉しないようにするた
めである。
【0025】上記上部フレーム7、中間フレーム11、
下部フレーム13によって大略逆U字状の枠体を構成
し、この枠体間の全面に渡って袋状にふくらみを持たせ
て柔軟性を有する尿受け膜17を張り渡している。従っ
てこの枠体は接合部で各フレーム毎に折曲して三つ折り
に折り重ね可能であって、このとき尿受け膜17も同時
に折り畳まれる。
下部フレーム13によって大略逆U字状の枠体を構成
し、この枠体間の全面に渡って袋状にふくらみを持たせ
て柔軟性を有する尿受け膜17を張り渡している。従っ
てこの枠体は接合部で各フレーム毎に折曲して三つ折り
に折り重ね可能であって、このとき尿受け膜17も同時
に折り畳まれる。
【0026】なお、上記各フレームはピン接合によって
折曲自在に接合して枠体を構成しているが、各フレーム
が互いに折曲自在で折り畳み可能な構成であればその接
合構造を特に限定するものではない。
折曲自在に接合して枠体を構成しているが、各フレーム
が互いに折曲自在で折り畳み可能な構成であればその接
合構造を特に限定するものではない。
【0027】また、18は尿受け膜17の略中央に設け
た透孔で、さらにこの透孔18を内側から保護膜19で
覆っている。この透孔18は、下述するように、折り畳
んだ状態で洗浄水を流して尿受け膜17を洗浄する際
に、洗浄水の通過水路となるものであるが、通常の使用
時に尿が便蓋裏面にかからないように保護膜19で透孔
18を覆っているものである。
た透孔で、さらにこの透孔18を内側から保護膜19で
覆っている。この透孔18は、下述するように、折り畳
んだ状態で洗浄水を流して尿受け膜17を洗浄する際
に、洗浄水の通過水路となるものであるが、通常の使用
時に尿が便蓋裏面にかからないように保護膜19で透孔
18を覆っているものである。
【0028】図4は上記固定具15の一例を示す拡大図
で、図において、20は所定幅の板片を側面逆L字状に
折曲した基体、21は基体20の水平部に切り込みを設
けて下向きに取り付けた吸盤で、便器1の周縁の上面に
吸着させるものである。22は基体20の垂直面から半
月状に突出させた案内板で、下部フレーム13がピン1
6を介して下方に回動する際に下部フレーム13を便器
内側方向に案内して便器内側縁部1bと接触しないよう
にしたものである。また、23は基体20の垂直面の下
端をさらに水平方向に折曲したストッパーで、下部フレ
ーム13の下方への回動を係止するものである。一方2
4は下部フレーム13の上方への回動を垂直位置で係
止、固定する係止舌片である。なお、この固定具15は
基本的には吸盤21等で便器に固定可能とすると共に、
ピン16を介して下部フレーム13を回動可能に支持す
るものであればよい。
で、図において、20は所定幅の板片を側面逆L字状に
折曲した基体、21は基体20の水平部に切り込みを設
けて下向きに取り付けた吸盤で、便器1の周縁の上面に
吸着させるものである。22は基体20の垂直面から半
月状に突出させた案内板で、下部フレーム13がピン1
6を介して下方に回動する際に下部フレーム13を便器
内側方向に案内して便器内側縁部1bと接触しないよう
にしたものである。また、23は基体20の垂直面の下
端をさらに水平方向に折曲したストッパーで、下部フレ
ーム13の下方への回動を係止するものである。一方2
4は下部フレーム13の上方への回動を垂直位置で係
止、固定する係止舌片である。なお、この固定具15は
基本的には吸盤21等で便器に固定可能とすると共に、
ピン16を介して下部フレーム13を回動可能に支持す
るものであればよい。
【0029】次に、この男子小便用補助具の具体的な使
用方法について説明する。先ず取り付け方法について説
明すると、固定具15をその吸盤21を介して便器1の
周縁上面の適当位置に固定する。次に枠体を展開しなが
ら支持脚8の吸盤10をはね上げた便座4の裏面に吸着
固定する。これによって尿受け膜17が袋状に膨らんだ
状態で大きく広がり、図1に示すような使用状態にな
る。なお、一度取り付ければ下述するように取り外す必
要はない。
用方法について説明する。先ず取り付け方法について説
明すると、固定具15をその吸盤21を介して便器1の
周縁上面の適当位置に固定する。次に枠体を展開しなが
ら支持脚8の吸盤10をはね上げた便座4の裏面に吸着
固定する。これによって尿受け膜17が袋状に膨らんだ
状態で大きく広がり、図1に示すような使用状態にな
る。なお、一度取り付ければ下述するように取り外す必
要はない。
【0030】この状態で男性が小用をする場合、広がっ
た尿受け膜17に対して放尿する。尿受け膜17は男性
の立つ位置と対向して立設しているので、従来のように
無理な姿勢をとる必要が無く、楽な体勢で放尿すること
ができる。また、勢いよく放尿しても、尿は大きく広が
った尿受け膜17で受けることができ、このとき尿受け
膜17は柔軟性に富むから尿を柔らかく受け、従来の硬
板のように飛沫を飛び散らせることが無い。従って、便
器や床面を汚損することがなくなる。
た尿受け膜17に対して放尿する。尿受け膜17は男性
の立つ位置と対向して立設しているので、従来のように
無理な姿勢をとる必要が無く、楽な体勢で放尿すること
ができる。また、勢いよく放尿しても、尿は大きく広が
った尿受け膜17で受けることができ、このとき尿受け
膜17は柔軟性に富むから尿を柔らかく受け、従来の硬
板のように飛沫を飛び散らせることが無い。従って、便
器や床面を汚損することがなくなる。
【0031】使用後、便座4を下ろすと、各フレーム
7、11、13は図5で示すようにピン接合部分で三つ
折りに折り畳まれ、尿受け膜17も同様に折り畳まれ
る。このとき便器の手前斜面側に折り畳まれるので、便
器の少なくとも後側半分は開放され、大便に支障が無い
ようになっている。また、折り畳まれた尿受け膜17
は、上部フレーム7が高さのある支持脚8で支持されて
いるから、ちょうど便器の手前斜面とほぼ接する位置に
なり、この状態で洗浄水を流すと、それによってその都
度洗浄され、衛生的である。このとき、尿受け膜17に
透孔18を設けているので、尿受け膜17が折り畳まれ
袋状になっていても、洗浄水はこの透孔18を通過して
流れるため、尿受け膜17内に洗浄水が滞留するような
ことはない。
7、11、13は図5で示すようにピン接合部分で三つ
折りに折り畳まれ、尿受け膜17も同様に折り畳まれ
る。このとき便器の手前斜面側に折り畳まれるので、便
器の少なくとも後側半分は開放され、大便に支障が無い
ようになっている。また、折り畳まれた尿受け膜17
は、上部フレーム7が高さのある支持脚8で支持されて
いるから、ちょうど便器の手前斜面とほぼ接する位置に
なり、この状態で洗浄水を流すと、それによってその都
度洗浄され、衛生的である。このとき、尿受け膜17に
透孔18を設けているので、尿受け膜17が折り畳まれ
袋状になっていても、洗浄水はこの透孔18を通過して
流れるため、尿受け膜17内に洗浄水が滞留するような
ことはない。
【0032】よって、便座4の上げ下げに伴って当該補
助具は自動的に展開、または折り畳まれるので、一度適
正位置に取り付ければ、小便、大便いずれの場合にも、
全く支障無く便器を使用できる。
助具は自動的に展開、または折り畳まれるので、一度適
正位置に取り付ければ、小便、大便いずれの場合にも、
全く支障無く便器を使用できる。
【0033】次に、図6は本願男子小便用補助具の他の
実施形態を示すものである。図において25、25は所
定高さの一対の支持脚であって、吸盤26、26によっ
て便座4の裏面に取り付けたものである。27は便器1
の周縁内側に所定長さで取り付けた一対の支持脚であっ
て、吸盤28によって取り付けている。各支持脚25、
27の先端間には伸縮性を有する例えばゴム膜等からな
る尿受け膜29を弾力的に張設したものである。
実施形態を示すものである。図において25、25は所
定高さの一対の支持脚であって、吸盤26、26によっ
て便座4の裏面に取り付けたものである。27は便器1
の周縁内側に所定長さで取り付けた一対の支持脚であっ
て、吸盤28によって取り付けている。各支持脚25、
27の先端間には伸縮性を有する例えばゴム膜等からな
る尿受け膜29を弾力的に張設したものである。
【0034】かかる構成の補助具は、小便をする場合、
男性の立つ位置と対向して伸縮性を有する尿受け膜29
が立設しているので、これに向かって放尿することがで
き、無理なく楽な姿勢で放尿することができる。また、
伸縮性を有する尿受け膜29で尿を受けるので、尿を柔
らかく受け、飛沫が周囲に飛び散ることが無く、便器の
周辺を汚すことがない。
男性の立つ位置と対向して伸縮性を有する尿受け膜29
が立設しているので、これに向かって放尿することがで
き、無理なく楽な姿勢で放尿することができる。また、
伸縮性を有する尿受け膜29で尿を受けるので、尿を柔
らかく受け、飛沫が周囲に飛び散ることが無く、便器の
周辺を汚すことがない。
【0035】また、便座4を下ろせば、尿受け膜29が
縮んで自然に折り畳まれ、さらに支持脚25の高さによ
って便器の手前斜面に接するような位置に届くので、洗
浄水を流すことによって洗浄され、衛生的である。
縮んで自然に折り畳まれ、さらに支持脚25の高さによ
って便器の手前斜面に接するような位置に届くので、洗
浄水を流すことによって洗浄され、衛生的である。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る男子小
便用補助具は、支持脚を介して便座裏面に尿受け膜を立
設するようにしたものであるから、男性が小用をする場
合、この尿受け膜に向かって放尿すれば良く、従来と異
なり無理な姿勢をとる必要が無く、楽な姿勢で放尿する
ことができる。
便用補助具は、支持脚を介して便座裏面に尿受け膜を立
設するようにしたものであるから、男性が小用をする場
合、この尿受け膜に向かって放尿すれば良く、従来と異
なり無理な姿勢をとる必要が無く、楽な姿勢で放尿する
ことができる。
【0037】また、尿受け膜では尿を柔軟に受けるの
で、勢いよく放尿しても尿の飛沫が周囲に飛び散るおそ
れが無く、便器や床面を汚すことがないものである。
で、勢いよく放尿しても尿の飛沫が周囲に飛び散るおそ
れが無く、便器や床面を汚すことがないものである。
【0038】さらに、便座を下ろせば尿受け膜が自動的
に折り畳まれ、便器の手前斜面に接するので、洗浄水を
流すことによってその都度洗浄され、極めて衛生的であ
る。
に折り畳まれ、便器の手前斜面に接するので、洗浄水を
流すことによってその都度洗浄され、極めて衛生的であ
る。
【0039】また、構成が比較的簡単で安価に提供でき
ると共に、支持脚や固定具の吸盤を介して便器に吸着固
定させるだけであるから、誰にでも簡単に取り付けるこ
とが可能である。
ると共に、支持脚や固定具の吸盤を介して便器に吸着固
定させるだけであるから、誰にでも簡単に取り付けるこ
とが可能である。
【図1】本発明に係る男子小便用補助具を洋式トイレに
取り付けた状態を示す全体斜視図である。
取り付けた状態を示す全体斜視図である。
【図2】図1の側面図である
【図3】本発明に係る男子小便用補助具の全体斜視図で
ある。
ある。
【図4】固定具の例を示す拡大斜視図である。
【図5】本発明に係る男子小便用補助具を折り畳んだ状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図6】本発明に係る男子小便用補助具の他の実施形態
を示す全体斜視図である。
を示す全体斜視図である。
7 上部フレーム
8 支持脚
9 ピン
10 吸盤
11 中間フレーム
12 ピン
13 下部フレーム
14 ピン
15 固定具
16 ピン
17 尿受け膜
18 透孔
19 保護膜
25 支持脚
27 支持脚
29 尿受け膜
Claims (7)
- 【請求項1】逆U字状に曲成した上部フレームの両先端
にそれぞれ中間フレームを折曲自在に接合し、さらに各
中間フレームの両先端にそれぞれ下部フレームを折曲自
在に接合して折り畳み可能な大略逆U字状の枠体を構成
し、この枠体間の全面にわたってふくらみを持たせて柔
軟性を有する尿受け膜を張り渡し、上部フレームの両側
中間部を便座裏面に固定可能とした所定高さの支持脚に
回動自在に接続し、下部フレームの先端を便器に固定可
能とした固定具に回動自在に接続したことを特徴とする
男子小便用補助具。 - 【請求項2】尿受け膜の略中央に透孔を設けると共に、
この透孔を保護膜で覆った請求項1に記載の男子小便用
補助具。 - 【請求項3】各フレームはピン接合によって接合して折
曲自在とした請求項1または請求項2に記載の男子小便
用補助具。 - 【請求項4】支持脚は吸盤によって便座裏面に固定し、
固定具は吸盤によって便器に固定するものである請求項
1から請求項3のいずれか1項に記載の男子小便用補助
具。 - 【請求項5】固定具が、下部フレームの下方への回動時
に便器内側方向に案内する半月状に突出した案内板を有
するとともに、上方への回動を垂直位置で係止、固定す
る係止舌片を有するものである請求項1から請求項4の
いずれか1項に記載の男子小便用補助具。 - 【請求項6】便座裏面に取付け可能な所定高さの一対の
支持脚と、便器に取付け可能な所定高さの一対の支持脚
の各先端間に伸縮性を有する尿受け膜を弾力的に張り渡
したことを特徴とする男子小便用補助具。 - 【請求項7】各支持脚が吸盤によって便座裏面または便
器に取り付け可能である請求項6に記載の男子小便用補
助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001271799A JP2003074106A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 男子小便用補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001271799A JP2003074106A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 男子小便用補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003074106A true JP2003074106A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=19097259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001271799A Pending JP2003074106A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 男子小便用補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003074106A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005093177A1 (ja) * | 2004-03-25 | 2005-10-06 | Kengo Ikemizu | 飛沫飛散防止装置 |
JP2010035999A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Yoshihiko Ikeda | 便器用尿飛散防止具 |
CN105587026A (zh) * | 2014-10-21 | 2016-05-18 | 侯兰忠 | 马桶 |
KR101848816B1 (ko) * | 2016-08-02 | 2018-05-31 | 황옥한 | 남자 소변용 기구를 포함하는 좌변기 |
CN109056957A (zh) * | 2018-08-02 | 2018-12-21 | 上海氪励铵勤科技发展有限公司 | 站立式小便结构 |
JP7137866B2 (ja) | 2020-12-15 | 2022-09-15 | フォーキャスト合同会社 | 飛散防止カバー及び飛散防止カバーの使用方法 |
-
2001
- 2001-09-07 JP JP2001271799A patent/JP2003074106A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2005093177A1 (ja) * | 2004-03-25 | 2005-10-06 | Kengo Ikemizu | 飛沫飛散防止装置 |
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JP4620767B2 (ja) * | 2008-08-01 | 2011-01-26 | 池田 儀彦 | 便器用尿飛散防止具 |
CN105587026A (zh) * | 2014-10-21 | 2016-05-18 | 侯兰忠 | 马桶 |
CN105587026B (zh) * | 2014-10-21 | 2017-12-29 | 侯兰忠 | 马桶 |
KR101848816B1 (ko) * | 2016-08-02 | 2018-05-31 | 황옥한 | 남자 소변용 기구를 포함하는 좌변기 |
CN109056957A (zh) * | 2018-08-02 | 2018-12-21 | 上海氪励铵勤科技发展有限公司 | 站立式小便结构 |
CN109056957B (zh) * | 2018-08-02 | 2024-09-03 | 磻溪(南京)科技有限公司 | 站立式小便结构 |
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