JP2003072605A - 作業機の走行装置 - Google Patents

作業機の走行装置

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JP2003072605A
JP2003072605A JP2001262305A JP2001262305A JP2003072605A JP 2003072605 A JP2003072605 A JP 2003072605A JP 2001262305 A JP2001262305 A JP 2001262305A JP 2001262305 A JP2001262305 A JP 2001262305A JP 2003072605 A JP2003072605 A JP 2003072605A
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horizontal
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JP2001262305A
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English (en)
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Masaji Nakai
正司 中井
Shoichi Yamamoto
昌一 山本
Hisayuki Satoji
久幸 里路
Isao Kobayashi
功 小林
Shigeyoshi Tateya
重好 建矢
Kazuo Yagi
和雄 八木
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 快適な乗り心地の提供、走行安定性の向上、
操作性の向上。 【構成】 上方に脱穀装置3を有する機体フレーム1の
下方に、左右一対のクローラ24を有する走行装置2
を、車体水平機構10を介して前記機体フレーム1の傾
斜を修正可能に設け、前記車体水平機構10は水平制御
入切スイッチ11がオンのときで一定車体走行速度以下
の走行のとき車体水平制御するように構成した作業機の
走行装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン等の作
業機の走行装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来、上方に脱穀装置を有する機体フレー
ムの下方に、左右一対のクローラを有する走行装置を、
車体水平機構を介して前記機体フレームの傾斜を修正可
能に設けた構成は、公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例の車体水平
機構は、水平制御入切スイッチがオンであっても脱穀装
置の作動中でなければ車体水平制御しないので、通常、
脱穀作業を休止した状態では車体水平制御されずに乗り
心地および走行が安定しないという課題がある。また、
常時脱穀装置を駆動させていると、塵埃や藁屑が飛散す
るという別の問題も発生する。本発明は、脱穀装置を駆
動させていないときでも車体水平制御を行って、走行を
安定させようとするものである。
【0004】
【発明の目的】快適な乗り心地の提供、走行安定性の向
上、操作性の向上。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上方に脱穀装
置3を有する機体フレーム1の下方に、左右一対のクロ
ーラ24を有する走行装置2を、車体水平機構10を介
して前記機体フレーム1の傾斜を修正可能に設け、前記
車体水平機構10は水平制御入切スイッチ11がオンの
ときで一定車体走行速度以下の走行のとき車体水平制御
するように構成した作業機の走行装置としたものであ
り、水平制御入切スイッチ11をオンにすると、機体が
一定車体走行速度以下の走行中に車体水平機構10が作
動して機体姿勢を略水平状態に安定させる。本発明は、
前記車体水平機構10は水平制御入切スイッチ11がオ
ンであれば前記脱穀装置3が非作動状態でも車体水平制
御するように構成した作業機の走行装置としたものであ
り、水平制御入切スイッチ11をオンにすると、機体が
一定車体走行速度以下の走行中であれば脱穀装置3の作
動とは無関係に車体水平機構10が作動して機体姿勢を
略水平状態に安定させる。本発明は、前記車体水平機構
10は水平制御入切スイッチ11がオンのとき前記脱穀
装置3が作業中のとき車体水平制御するように構成した
作業機の走行装置としたものであり、水平制御入切スイ
ッチ11をオンにすると、脱穀装置3が作業中であれば
車体水平機構10が作動して機体姿勢を略水平状態に安
定させる。本発明は、上方に脱穀装置3を有する機体フ
レーム1の下方に、左右一対のクローラ24を有する走
行装置2を、車体水平機構10を介して前記機体フレー
ム1の傾斜を修正可能に設け、前記車体水平機構10は
水平制御入切スイッチ11がオフのときでも前記脱穀装
置3が作業中のとき車体水平制御するように構成した作
業機の走行装置としたものであり、脱穀装置3が作業中
であれば車体水平機構10が作動して機体姿勢を略水平
状態に安定させる。
【0006】
【発明の効果】請求項1の場合、機体が一定車体走行速
度以下の走行中、車体水平機構10により機体姿勢を略
水平状態に安定させ、快適な乗り心地を提供し、走行安
定性を向上させつつ、不要な操作を排除して操作性を向
上させる。請求項2の場合、前記効果に加えて、脱穀装
置3の作動とは無関係に車体水平機構10を作動させて
機体姿勢を安定させることができる。請求項3の場合、
前記効果に加えて、脱穀装置3が作業中であれば車体水
平機構10が作動して機体姿勢を略水平状態に安定さ
せ、不要な操作を排除して操作性を向上させる。請求項
4の場合、特段の操作をすることなく機体姿勢を安定さ
せ、脱穀精度を向上させる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面により説
明すると、1はコンバインの機体フレームで2は機体フ
レーム1の下方に設けた走行装置、3は機体フレーム1
の上方に設けた脱穀装置、4は脱穀装置3の前側に設け
た刈取部、5は脱穀装置3の側部に設けたグレンタン
ク、6はグレンタンク5の前側に設けた操縦部である。
前記走行装置2と機体フレーム1との間には、機体フレ
ーム1の傾斜(左右、前後傾斜の一方または両方)を修
正する車体水平機構(ローリング機構、ピッチング機構
等)10を設ける。車体水平機構10は前記脱穀装置3
が脱穀作業中は車体水平制御すると共に、脱穀作業中で
ないときでも、所定条件のときは車体水平制御するよう
に構成する。即ち、車体水平制御は、機体傾斜を水平に
修正することにより脱穀作業精度の低下を抑制すると共
に、機体姿勢を安定させることにより乗り心地を良好に
する。
【0008】そのため、11は水平制御入切スイッチで
あり、水平制御入切スイッチ11がオンのときで車速セ
ンサ12により一定以下の車体走行速度のときは車体水
平制御するように構成し(図5)、また、水平制御入切
スイッチ11がオフのときでも脱穀作業をしているとき
も車体水平制御するように構成している(図6)。13
は前記脱穀装置3へ伝達する回転を入り切りさせる脱穀
クラッチ(図示省略)の入り切りを検出する脱穀クラッ
チ入切検出スイッチ、14は機体傾斜検出センサ、15
は制御部、16は車体水平機構10を作動させるローリ
ングシリンダ、17はピッチングシリンダであるが、ロ
ーリングシリンダ16とピッチングシリンダ17のうち
何れかを設けない場合でもよく、車体水平機構10は機
体の傾斜を修正するものであればよい。前記の場合、脱
穀クラッチ入切検出スイッチ13により脱穀クラッチの
「切」を検出していても、水平制御入切スイッチ11が
オンのときで車速センサ12により車体走行速度が一定
以下のときは車体水平制御し、水平制御入切スイッチ1
1がオフのときでも脱穀クラッチ入切検出スイッチ13
により脱穀クラッチの「入」を検出したときも車体水平
制御するように構成している。なお、水平制御入切スイ
ッチ11がオンのときでも脱穀クラッチ入切検出スイッ
チ13により脱穀クラッチの「入」を検出したときは車
体水平制御する。
【0009】車体水平機構10の構成は任意でよく、そ
の一例を示すと、20は前記走行装置2の左右一対の走
行フレーム、21は走行フレーム20に前後に所定の間
隔を置いて複数設けた転輪、22は駆動輪、23はアイ
ドルローラであり、前記転輪21と駆動輪22とアイド
ルローラ23の外周にクローラ24を掛け回している。
25は左右一対の後側リンク機構、26は後側リンク機
構25の下部アーム、27は後側リンク機構25の上部
アーム、28は左右一対の前側リンク機構、29は前側
リンク機構28の下部アーム、30は前側リンク機構2
8の上部アーム、31は左右の上部アーム27と上部ア
ーム30とを同時に回動させる連結ロッドである。32
は左右の下部アーム26の基部を回動自在にそれぞれ取
付けたピッチング用リンク、33はピッチング用リンク
32の左右一対の支持アームであり、前記ピッチングシ
リンダ17を取付ける。
【0010】しかして、前記転輪21のうち前後中間の
前後に隣接する一対の転輪21aは、夫々アーム35の
下端に取付け、各アーム35はその中間部を軸36によ
り回動自在に取付け、前記各アーム35の上端に昇降シ
リンダ37の前後端を夫々取付け、昇降シリンダ37の
伸縮によりアーム35が回動して走行フレーム20に対
して転輪21aが上下するようにする。即ち、転輪21
aが下降すると、クローラ24の前後中間部分が下がっ
て、この部分が主に圃場に接地して接地面(接地圧力)
を前後中央にして、機体の旋回抵抗を減少させるように
し、特に、旋回内側のクローラ24の転輪21aを下降
させると、好適である。この場合、昇降シリンダ37は
ミッションのサイドクラッチの方向制御用シリンダ38
と連動し、旋回操作の後に転輪21aが下降するように
して、作業者の意図しない転輪21aの下降を防止す
る。
【0011】即ち、サイドクラッチが切りまたはブレー
キが作動する状態まで方向制御用シリンダ38が伸長し
たとき、昇降シリンダ37が伸長して転輪21aを下降
させるように構成し、図9では方向制御用シリンダ38
の下手側の流路に昇降シリンダ37を設け、図10では
方向制御用シリンダ38に昇降シリンダ37への流路を
接続している。また、前記アーム35の上端に上側のク
ローラ24裏面に当接する遊動ローラ39を設けると、
限られたクローラ24の上下空間内に適正な取付寸法を
確保しつつ昇降シリンダ37と遊動ローラ39を設けら
れ、クローラ24の垂れ下がりを防止する。しかして、
図11は、ミッション40の実施例であり、41は走行
用油圧式無段変速装置42の走行用HSTポンプ、43
は走行用HSTモータ、44は旋回用油圧式無段変速装
置45の旋回用HSTポンプ、46は旋回用HSTモー
タ、47は前記方向制御用シリンダ38により継脱する
サイドクラッチであり、該方向制御用シリンダ38を走
行方向自動制御する油圧回路に設けた切替えバルブ48
のソレノイド49は、操縦部に設けた丸型ハンドル50
の操作によりオンオフ可能にすると共に、前記走行用油
圧式無段変速装置42を操作するHSTレバーグリップ
51に設けた十字スイッチレバー52によっても左右の
走行方向操作可能に構成する。
【0012】即ち、丸型ハンドル50と十字スイッチレ
バー52の二系統の操作経路を設けているから、何れか
一方により操作可能となって、操作性を向上させる。特
に、HSTレバーグリップ51に設けた十字スイッチレ
バー52により方向操作可能にしているので、HSTレ
バーグリップ51による変速操作に併せて方向操作がで
きて操作性を向上させる。この場合、十字スイッチレバ
ー52は前後に操作すると、刈取部4の上下操作とな
る。53は自動方向制御用の方向センサ、54は丸型ハ
ンドル50の位置を検出する丸型ハンドル位置検出セン
サである。しかして、図12は、前記丸型ハンドル50
またはパワステレバー60により走行方向操作するよう
にしたものにおいて、前記ミッション40には左右車軸
を所定割合で駆動させて行う緩旋回と、左右車軸の一方
に制動を与えて旋回するブレーキターンと、左右車軸を
所定割合で逆駆動させて行うスピンターンを可能にする
無段旋回回転機構59を設け、該無段旋回回転機構59
は遊星歯車等により緩旋回からブレーキターンを経てス
ピンターンへと無段階に旋回半径を変更調節しうるよう
に構成し、この無段旋回回転機構59を操作する旋回モ
ード調節体61を設け、圃場作業状態にあった旋回操作
を行う。
【0013】また、パワステレバー60の上部に手動旋
回スイッチ62を設け、該手動旋回スイッチ62を操作
したときの旋回角度を所望角度に設定し、旋回操作の操
作性を向上させる。即ち、手動旋回スイッチ62による
所謂操舵切れ角を25〜50度の所定角に設定してお
き、この手動旋回スイッチ62操作をすると、自動的に
所定の操舵切れ角で機体の走行方向を変えるようにし、
操作性を向上させたものである。即ち、パワステレバー
60の傾倒操作では、機体の旋回状態を認識しながら、
更に旋回半径を小さくするか大きくするか、その都度操
作するので、ある程度熟練を要するが、手動旋回スイッ
チ62の操作では当初から旋回角度が決まっているの
で、操作回数が決まればよく、操作性を向上させる。こ
の場合、手動旋回スイッチ62による操舵切れ角を45
度に設定すると、略直角に方向変換する頻度が多い圃場
における作業において、手動旋回スイッチ62を2回の
操作すればよいので、操作性を向上させて、好適であ
る。
【0014】(実施例の作用)次に作用を述べる。機体
を前進させ、穀稈を刈取り、脱穀するが、圃場の凹凸に
より機体フレーム1が左右傾斜すると、これを機体所望
位置に設けた傾斜検知センサ14が検知し、車体水平機
構10を構成する左右のローリングシリンダ16の一方
を伸縮させ(または双方を相互反対に伸縮させ)、一方
の後側リンク機構25の上部アーム27を回動させ、上
部アーム27は下部アーム26を回動させ、また、前記
上部アーム27の回動が連結ロッド31により伝達され
て前側リンク機構28の上部アーム30を回動させ、上
部アーム30は下部アーム29を回動させ、走行フレー
ム20を機体フレーム1に対して上下動させ、無端クロ
ーラ24を上下動させ、相対的には、機体フレーム1を
上下動させ、機体フレーム1の左右傾斜を修正するよう
にローリングさせる。
【0015】また、機体が前後に傾斜すると、これを機
体所望位置に設けた前後傾斜検知センサ14が検知し、
車体水平機構10を構成するピッチングシリンダ17を
伸縮させ、ピッチングシリンダ17の伸縮により支持ア
ーム32の先端を上下させ、機体フレーム1の後部を上
下させてピッチングさせ、機体を水平にさせる。この場
合、車体水平機構10は脱穀装置3が脱穀作業中のとき
車体水平制御すると共に、脱穀作業中でないときでも、
所定条件のときは車体水平制御するように構成している
から、機体傾斜を水平に修正することにより脱穀作業精
度の低下を抑制すると共に、脱穀作業していなくとも機
体姿勢を安定させることにより乗り心地を良好にさせ
る。
【0016】即ち、水平制御入切スイッチ11がオフの
ときでも脱穀作業をしているときは自動的に車体水平制
御するから、作業者が水平制御入切スイッチ11のオン
操作を忘れた場合でも、機体傾斜を水平に修正すること
により脱穀作業精度の低下を抑制し、また、水平制御入
切スイッチ11がオンにしておけば車速センサ12によ
り一定以下の車体走行速度のときは車体水平制御するの
で、脱穀作業をしていないときでも機体姿勢を安定させ
ることにより乗り心地を良好にさせる。この場合、所定
速度以下で走行中であれば、トラックへの積み降ろしや
圃場への乗り入れ、あるいは圃場内における移動の場合
でも、脱穀装置3を作動させずに、車体水平制御され
て、安定して走行し、脱穀装置3を作動させないので藁
屑塵埃等を飛散させずに走行可能となって、安定走行が
確保され、操作性を向上させる。
【0017】即ち、脱穀クラッチ入切検出スイッチ13
により脱穀クラッチの「切」を検出していても、水平制
御入切スイッチ11がオンのときで車速センサ12によ
り車体走行速度が一定以下のときは車体水平制御するの
で、一々手動操作により機体を水平にしなくてよく、操
作性を向上させる。また、所定速度より高速走行である
と、車速センサ12が検出すると、水平制御入切スイッ
チ11がオンのときでも車体水平制御しないので、安全
性が損なわれない。しかして、走行装置2の左右の走行
フレーム20に夫々設けた転輪21のうち前後中間の前
後に隣接する一対の転輪21aは、夫々アーム35の下
端に取付け、各アーム35はその中間部を軸36により
回動自在に取付け、前記アーム35の上端に昇降シリン
ダ37の前後端を夫々取付け、昇降シリンダ37の伸縮
によりアーム35が回動して走行フレーム20に対して
転輪21aが上下するようにしているから、転輪21a
を走行フレーム20に対して下降させると、クローラ2
4の前後中間部分が下がって、この部分が主に圃場に接
地して接地面(接地圧力)を前後中央にする。
【0018】したがって、クローラ24の走行抵抗を減
少させるから、機体の旋回抵抗を減少させ、円滑に旋回
し、また、圃場面を傷めない。この場合、昇降シリンダ
37はミッションのサイドクラッチの方向制御用シリン
ダ38と連動し、旋回操作を昇降シリンダ37の伸縮に
優先させているから、通常走行中に転輪21aが下降す
るのを防止し、走行姿勢を安定させる。また、サイドク
ラッチの「切り」に転輪21aの下降を影響させない。
また、前後のアーム35の上端の一方には上側のクロー
ラ24の裏面に当接する遊動ローラ39を設けているか
ら、限られたクローラ24の上下空間内に適正な取付寸
法を確保しつつ昇降シリンダ37と遊動ローラ39を設
けられ、クローラ24の垂れ下がりを防止する。
【0019】しかして、図11の走行装置2の操作系統
の油圧回路実施例では、方向制御用シリンダ38の切替
えバルブ48のソレノイド49は、操縦部に設けた丸型
ハンドル50の操作によりオンオフ可能にすると共に、
前記走行用油圧式無段変速装置42を操作するHSTレ
バーグリップ51に設けた十字スイッチレバー52によ
っても左右の走行方向操作可能に構成しているから、丸
型ハンドル50と十字スイッチレバー52の二系統の操
作経路のうち何れか一方により操作可能となって、操作
性を向上させる。特に、HSTレバーグリップ51に設
けた十字スイッチレバー52により方向操作可能にして
いるので、HSTレバーグリップ51による変速操作に
併せて方向操作ができて操作性を向上させる。
【0020】即ち、従来、単に丸型ハンドル50とHS
Tレバーグリップ51とを設けた構成は存在するが、変
速操作と方向操作とを同時にする必要があるとき、丸型
ハンドル50とHSTレバーグリップ51とを夫々操作
しなければならず、操作性が低かったが、これを解決す
る。この場合、十字スイッチレバー52は前後に操作す
ると、刈取部4を上下させて高さ調節ができるので、十
字スイッチレバー52により条合せと刈高さ操作が可能
となり、操作性を向上させる。しかして、図12の実施
例では、ミッション40に設けた無段旋回回転機構59
による緩旋回とブレーキターンとスピンターンの夫々の
旋回モードを無段階に切替える旋回モード調節体61を
設けているから、従来のように、各旋回モードごとの旋
回限界を選択することなく、旋回モード調節体61によ
り丸型ハンドル50またはパワステレバー60の最大操
作量における最小旋回量を無段階に設定し、操作性を向
上させる。
【0021】特に、パワステレバー60の場合、単に一
方側に最大角度傾倒させると、機体はそのときの旋回モ
ードにおける急旋回となるので、この最大操作量におけ
る最小旋回量を旋回モード調節体61により無段階に設
定でき、操作性を向上させられる。また、パワステレバ
ー60の上部に手動旋回スイッチ62を設け、該手動旋
回スイッチ62を操作したときの旋回角度を所望角度に
予め設定してあるから、作業者は方向変換するときに、
数回手動旋回スイッチ62を操作するだけで旋回でき、
操作の操作性を向上させる。この場合、手動旋回スイッ
チ62による操舵切れ角を45度に設定すると、略直角
に方向変換する頻度が多い圃場における作業において、
手動旋回スイッチ62を2回の操作すればよいので、操
作性を向上させて、好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの側面図。
【図2】 走行装置の側面図。
【図3】 同平面図。
【図4】 ブロック図。
【図5】 フロー図。
【図6】 別実施例のフロー図。
【図7】 他の実施例の走行装置の側面図。
【図8】 同縦断正面図。
【図9】 同油圧回路図。
【図10】 別実施例の油圧回路図。
【図11】 ミッションの実施例図。
【図12】 旋回制御の操作機構の実施例図。
【図13】 同回路図。
【図14】 旋回制御の他の実施例の前進状態説明図。
【図15】 同後進状態説明図。
【符号の説明】
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…
刈取部、5…グレンタンク、6…操縦部、10…車体水
平機構、11…水平制御入切スイッチ、12…車速セン
サ、13…脱穀クラッチ入切検出スイッチ、14…機体
傾斜検出センサ、15…制御部、16…ローリングシリ
ンダ、17…ピッチングシリンダ、20…走行フレー
ム、21、21a…転輪、22…駆動輪、23…アイド
ルローラ、24…クローラ、25…後側リンク機構、2
6…下部アーム、27…上部アーム、28…前側リンク
機構、29…下部アーム、30…上部アーム、31…連
結ロッド、32…ピッチング用リンク、33…支持アー
ム、35…アーム、37…昇降シリンダ、36…軸、3
8…方向制御用シリンダ、39…遊動ローラ、40…ミ
ッション、41…走行用HSTポンプ、42…走行用油
圧式無段変速装置、43…走行用HSTモータ、44…
旋回用HSTポンプ、45…旋回用油圧式無段変速装
置、46…旋回用HSTモータ、47…サイドクラッ
チ、48…切替えバルブ、49…ソレノイド、50…丸
型ハンドル、51…HSTレバーグリップ、52…十字
スイッチレバー、53…方向センサ、54…検出セン
サ、60…パワステレバー、61…旋回モード調節体、
62…手動旋回スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 里路 久幸 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 小林 功 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 建矢 重好 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 八木 和雄 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B076 AA03 BA07 CC02 CC13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に脱穀装置3を有する機体フレーム
    1の下方に、左右一対のクローラ24を有する走行装置
    2を、車体水平機構10を介して前記機体フレーム1の
    傾斜を修正可能に設け、前記車体水平機構10は水平制
    御入切スイッチ11がオンのときで一定車体走行速度以
    下の走行のとき車体水平制御するように構成した作業機
    の走行装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記車体水平機構1
    0は水平制御入切スイッチ11がオンであれば前記脱穀
    装置3が非作動状態でも車体水平制御するように構成し
    た作業機の走行装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    車体水平機構10は水平制御入切スイッチ11がオンの
    とき前記脱穀装置3が作業中のとき車体水平制御するよ
    うに構成した作業機の走行装置。
  4. 【請求項4】 上方に脱穀装置3を有する機体フレーム
    1の下方に、左右一対のクローラ24を有する走行装置
    2を、車体水平機構10を介して前記機体フレーム1の
    傾斜を修正可能に設け、前記車体水平機構10は水平制
    御入切スイッチ11がオフのときでも前記脱穀装置3が
    作業中のとき車体水平制御するように構成した作業機の
    走行装置。
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