JP2003072585A - 車体前部構造 - Google Patents

車体前部構造

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JP2003072585A JP2001263799A JP2001263799A JP2003072585A JP 2003072585 A JP2003072585 A JP 2003072585A JP 2001263799 A JP2001263799 A JP 2001263799A JP 2001263799 A JP2001263799 A JP 2001263799A JP 2003072585 A JP2003072585 A JP 2003072585A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前面衝突時における車体前部からの衝突荷重
を車体前部骨格を成す各構成部材に効果的に分散させ
て、衝突エネルギーの吸収効果を高められる車体前部構
造の提供を図る。 【解決手段】 前面衝突時の衝突荷重は車体前部骨格部
材を成すフロントサイドメンバ10、フードリッジメン
バ30およびサブフレーム40等の変形によって吸収さ
れるが、このとき、第1の変形開始時期調整手段110
によって、フロントサイドメンバ10の変形開始時期が
サブフレーム40の変形開始後に遅延され、第2の変形
開始時期調整手段120によって、前記フードリッジメ
ンバ30の変形開始時期が前記フロントサイドメンバ1
0の変形開始後に遅延されて、サブフレーム40、フロ
ントサイドメンバ10、フードリッジメンバ30の順に
変形開始タイミングがずれることによって、これら各メ
ンバの圧壊挙動を安定化できると共に、車体反力特性を
初期の高荷重発生に伴う局所ピークの少ない連続的な波
形にでき、これによって衝撃荷重を抑制し、かつ、高エ
ネルギー吸収効果を発揮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前面衝突時のエネ
ルギー吸収を効果的に行わせるようにした車体前部構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体前部構造として、例えば特
開2000−16327号公報に開示されるように、サ
ブフレーム前端部をフロントサイドメンバの前後方向中
間部に結合し、これらサブフレームとフロントサイドメ
ンバの変形モードコントロールによって前面衝突時にお
ける車体前部の潰れストロークを確保するようにしたも
のが知られており、前面衝突により車両前方から大きな
荷重が入力された際には、フロントサイドメンバが、そ
の軸方向(長さ方向)に潰れ変形するとともに、パワー
ユニットを搭載したサブフレームが、その中間部が下方
に屈曲変形するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の車体前部構造にあっては、前述のようにサブフレー
ムの前端部を、フロントサイドメンバの前後方向中間部
に結合してあるため、フロントサイドメンバおよびサブ
フレームは、それぞれがお互いの変形挙動に影響を及ぼ
し合って変形初期の圧潰挙動が不安定となる可能性があ
る。
【0004】そこで、本発明は、前面衝突時における衝
突荷重を車体前部骨格を成す各構成部材に効果的に分散
させて、衝突エネルギーの吸収効率をより高めることが
できる車体前部構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、フロントコンパートメントの車幅方向両側部に車体
前後方向に配設したフロントサイドメンバと、これらフ
ロントサイドメンバの前端を車幅方向に連結するファー
ストクロスメンバと、前記フロントサイドメンバの上方
で車幅方向両側部に車体前後方向に配設したフードリッ
ジメンバと、前記フロントサイドメンバの下側で車体前
後方向に配設されてパワーユニットを搭載するサブフレ
ーム等の車体前部骨格部材を備え、前面衝突入力に対し
て前記フロントサイドメンバ、フードリッジメンバおよ
びサブフレーム等の変形によってエネルギーを吸収する
ようにした車体前部構造において、前記フロントサイド
メンバの変形開始時期をサブフレームの変形開始後に遅
延させる第1の変形開始時期調整手段と、前記フードリ
ッジメンバの変形開始時期を前記フロントサイドメンバ
の変形開始後に遅延させる第2の変形開始時期調整手段
と、を設けたことを特徴としている。
【0006】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載の車体前部構造において、第1の変形開始時期調整手
段は、前記サブフレームの前端部に前記フロントサイド
メンバの前端よりも車両前方に突出するように設けた延
設部と、該延設部を前記フロントサイドメンバ以外の車
体前部骨格部材に連結するサブフレーム支持手段と、を
備えたことを特徴としている。
【0007】請求項3の発明にあっては、請求項2に記
載の車体前部構造において、サブフレーム前端部の延設
部を前記ファーストクロスメンバに連結するとともに、
このファーストクロスメンバと前記フロントサイドメン
バの前端との間に、該フロントサイドメンバと同軸線上
にフロントサイドメンバよりも剛性の低いエネルギー吸
収部材を配設したことを特徴としている。
【0008】請求項4の発明にあっては、請求項2,3
に記載の車体前部構造において、サブフレーム前端部の
延設部を前記ファーストクロスメンバの前端よりも車両
前方に突出させ、該延設部と前記ファーストクロスメン
バとを、ファーストクロスメンバから前記延設部に向か
って車両前方に傾斜し、かつ、前記フロントサイドメン
バよりも剛性の低い取付部材を介して連結したことを特
徴としている。
【0009】請求項5の発明にあっては、請求項2に記
載の車体前部構造において、サブフレームの前端部を前
記フロントサイドメンバの前端部よりも車幅方向内側に
配設して、該サブフレームの前端部を前記ファーストク
ロスメンバに連結し、このファーストクロスメンバのサ
ブフレーム結合部分とフロントサイドメンバ結合部分と
の間に、易変形部を設けたことを特徴としている。
【0010】請求項6の発明にあっては、請求項1〜5
に記載の車体前部構造において、第2の変形開始時期調
整手段は、前面衝突入力に対して前記パワーユニットを
車両後方かつ下方に落下させるパワーユニット落下手段
と、パワーユニットの落下開始後、このパワーユニット
の落下時の慣性力が存在する間に前記フードリッジメン
バの変形を開始させるフードリッジメンバ変形手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0011】請求項7の発明にあっては、請求項1〜6
に記載の車体前部構造において、サブフレーム、フロン
トサイドメンバ、フードリッジメンバの各前端位置を、
車体前後方向においてサブフレーム前端を最前として、
フロントサイドメンバ前端、フードリッジメンバ前端の
順に設定したことを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、前面衝
突による車体前部からの衝突荷重は、車体前部骨格部材
を成すフロントサイドメンバ、フードリッジメンバおよ
びサブフレーム等の変形によって吸収されるが、このと
き、第1の変形開始時期調整手段によって、フロントサ
イドメンバの変形開始時期がサブフレームの変形開始後
に遅延され、第2の変形開始時期調整手段によって、前
記フードリッジメンバの変形開始時期が前記フロントサ
イドメンバの変形開始後に遅延されてサブフレーム、フ
ロントサイドメンバ、フードリッジメンバの順に変形
し、このようにサブフレーム、フロントサイドメンバ、
フードリッジメンバの変形開始タイミングがずれること
によって、これら各メンバの圧壊挙動を安定化できると
ともに、車体反力特性を初期の高荷重発生に伴う局所ピ
ークの少ない連続的な波形にでき、これによって衝撃荷
重を抑制し、かつ、高いエネルギー吸収効果を発揮でき
る。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、前面衝突時の衝突荷重は、ま
ず、サブフレームの前端部にフロントサイドメンバの前
端よりも車両前方に突出するように設けた延設部に入力
し、次いでこの延設部の変形に伴ってフロントサイドメ
ンバに入力して、荷重分散することができる。
【0014】このとき、延設部を設けたサブフレーム
は、サブフレーム支持手段によってフロントサイドメン
バ以外の車体前部骨格部材に連結されているので、サブ
フレームとフロントサイドメンバの相互で変形挙動が影
響しない分離構造となり、これらサブフレームとフロン
トサイドメンバの変形挙動をより確実に安定化させるこ
とができる。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
の発明の効果に加えて、前面衝突時の衝突荷重が延設部
に入力されると、この延設部を設けたサブフレームを変
形しつつ荷重がファーストクロスメンバからエネルギー
吸収部材に入力され、該エネルギー吸収部材でエネルギ
ー吸収されてフロントサイドメンバに荷重を除々に入力
することができるので、サブフレームの変形開始後にフ
ロントサイドメンバの変形をスムーズに開始でき、ひい
ては車体反力特性を連続的に行って滑らかな衝撃吸収を
行うことができる。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、請求項
2,3の発明の効果に加えて、延設部を前記ファースト
クロスメンバの前端よりも車両前方に突出させたので、
前面衝突時の衝突荷重をサブフレームの前端部により確
実に入力させることができる。
【0017】また、サブフレームの前端部が衝突荷重に
よって車両後方に変形することに伴って、前傾した取付
部材の延設部側の連結部分はファーストクロスメンバ側
の連結部分を中心として車両後方に回動して、該取付部
材が鉛直状態となってサブフレームの前端部を押し下
げ、サブフレームに搭載したパワーユニットを車両後方
かつ下方へと落下させてキャビン前部との干渉を回避さ
せ、フロントサイドメンバの潰れストロークを拡大して
衝突エネルギー吸収量を増大することができる。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、請求項2
の発明の効果に加えて、前面衝突時の荷重が、まず、フ
ロントサイドメンバ前端部よりも車幅方向内側に配設し
たサブフレームの前端部に入力すると、このサブフレー
ムの前端部を連結したファーストクロスメンバが、サブ
フレーム結合部分とフロントサイドメンバ結合部分との
間の易変形部から容易に変形して前記サブフレームが後
方移動し、そして、サブフレームの前端部が所定量後退
した後にフロントサイドメンバに前記荷重が入力され
る。
【0019】従って、サブフレームとフロントサイドメ
ンバとの変形開始時期の遅延機能を、ファーストクロス
メンバによって達成できるため、車両全長を短くするこ
とができる。
【0020】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜5の発明の効果に加えて、前面衝突時にパワーユニッ
ト落下手段が機能してパワーユニットが車両後方かつ下
方に落下する際に、このパワーユニットには車両後方へ
の慣性力が働き、このパワーユニット落下時の慣性力が
存在する間にフードリッジメンバ変形手段によってフー
ドリッジメンバの変形が開始されるため、このフードリ
ッジメンバの変形開始時期で車両の高い有効マスを活用
でき、フードリッジメンバ変形時の反力発生に伴う衝撃
を緩和することができる。
【0021】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
〜6の発明の効果に加えて、サブフレーム、フロントサ
イドメンバ、フードリッジメンバの各前端位置の設定に
よって、前面衝突時の荷重は、まず、最下方にあるサブ
フレームに入力されるため、車両重心との兼ね合いで車
体には前下がりのピッチング挙動が生じ、次いで、フロ
ントサイドメンバに前記荷重が入力されるが、この時点
では前記サブフレームへの荷重入力により車体にピッチ
ング挙動が生じて重心が上方に持ち上がった状態にある
ため、車体のピッチング挙動は継続されて、車体のピッ
チング挙動をより確実に発生させることができ、このピ
ッチング挙動により車両の運動エネルギーを吸収する際
に、車両重心位置よりも上方に位置する乗員位置に発生
する衝撃力を低減することができる。
【0022】また、フロントサイドメンバおよびフード
リッジメンバへの荷重入力が、車体がピッチングした状
態で入力されるため、これら両メンバには前記荷重が軸
方向に作用すると同時に下方向の分力が発生し、この分
力によって各メンバの変形時にメンバ全体が上方に持ち
上がるを防止して、メンバの変形、つまり、衝突エネル
ギーの吸収をより確実に行わせることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
ともに詳細する。尚、各実施形態を以下説明するにあた
って、前方とは車体前方、後方とは車体後方を意味し、
前端部とは車体前方端部、後端部とは車体後方端部のこ
とである。
【0024】(第1実施形態)図1から図4は本発明に
かかる車体前部構造の第1実施形態を示し、図1は車体
前部の骨格構造の分解斜視図、図2は車体前部の骨格構
造の側面図、図3は前面衝突時の車体前部の変形過程を
(a)〜(c)によって順を追って示す説明図、図4は
前面衝突時の車体の反力特性および車両有効マスの変化
特性を示すグラフである。
【0025】この第1実施形態の車体前部構造は、図
1、2に示すようにフロントコンパートメントF・Cの
車幅方向両側部に、車体前後方向(図中左右方向)に配
設した1対のフロントサイドメンバ10と、これらフロ
ントサイドメンバ10の前端10aを車幅方向に連結す
るファーストクロスメンバ20と、前記フロントサイド
メンバ10の上方で車幅方向両側部に車体前後方向に配
設した1対のフードリッジメンバ30と、前記フロント
サイドメンバ10の下側で車体前後方向に配設されて、
パワーユニットとしての駆動用モータUを搭載するサブ
フレーム40と、を備えている。
【0026】前記フロントサイドメンバ10はフロント
コンパートメントF・Cの前面衝突時における主要なエ
ネルギー吸収部材を成すもので、L字状断面のアウタパ
ネル11とインナパネル12とを突合わせてフランジ接
合して4角形の閉断面に形成してあると共に、前端から
後端に至るに従って径大となるテーパ状としてある。
【0027】また、フロントサイドメンバ10は、前記
フロントコンパートメントF・CとキャビンCとを隔成
するダッシュパネル1の部分で傾斜部分13をもって下
面側に廻り込んで接合固定してエクステンションサイド
メンバ14としてある。
【0028】前記ファーストクロスメンバ20は、L字
状断面のフロントパネル21とリヤパネル22とを突合
わせてフランジ接合して4角形の閉断面に形成してあ
る。
【0029】また、前記ファーストクロスメンバ20の
リヤパネル22の両端部寄りには、前記サブフレーム4
0の取付け部23を設けてある。
【0030】フードリッジメンバ30は、コ字状断面の
アウタパネル31と平板帯状のインナパネル32とを接
合して4角形の閉断面に形成している。
【0031】また、前記フードリッジメンバ30の後端
部30aはフロントピラー2に結合するとともに、この
フードリッジメンバ30の中間部と前記フロントサイド
メンバ10とをストラットハウジング3により連結して
ある。
【0032】サブフレーム40は、フロントサイドメン
バ10に沿って前後方向に延在する左右1対の側部フレ
ーム41と、これら側部フレーム41、41を車幅方向
に連結する前、後側フレーム42、42とによって略井
桁状に形成してある。
【0033】側部フレーム41の前端部41aは、中央
部分41bに向かって下方に傾斜する前端傾斜部分43
となり、また、側部フレーム41の後端部41cは、中
央部分41bから後端に向かって上方に傾斜する後方傾
斜部分44となっており、略水平の中央部分41bに
は、マウント部材45により前記駆動用モータUを支持
してある。
【0034】前記前端傾斜部分43は、図3(a)に示
すように前面衝突時の荷重が入力された際に上端部(前
端部41a)が車両後方に移動して起立方向に変形す
る。このとき、前端傾斜部分43の上端位置はフロント
サイドメンバ10によって上下位置が拘束されているた
め、駆動用モータUを支持する中央部分41bを下方に
押し下げる機能を有し、前記前端傾斜部分43がパワー
ユニット落下手段100を構成する。
【0035】ここで、第1実施形態では前記サブフレー
ム40の前端部41aに設けた前方傾斜部分43を、前
記フロントサイドメンバ10の前端よりも車両前方に突
出させて延設部46とし、この延設部46を、ボルト4
を介して前記ファーストクロスメンバ20の取付け部2
3の下面に結合することによりサブフレーム支持手段1
01を構成する。
【0036】前記フロントサイドメンバ10はその前端
を前記ファーストクロスメンバ20の後面に連結する
が、フロントサイドメンバ10の前端部とファーストク
ロスメンバ20の後面との間に、軸方向(車両前後方
向)に蛇腹状に形成したエネルギー吸収部材15を該フ
ロントサイドメンバ10と同軸上に介装し、このエネル
ギー吸収部材15を介してファーストクロスメンバ20
とフロントサイドメンバ10とを結合してある。
【0037】前記エネルギー吸収部材15は、蛇腹状部
分によってフロントサイドメンバ10よりも剛性が低く
設定される。
【0038】このように延設部46とエネルギー吸収部
材15とを設けることにより、サブフレーム40の前
端、つまり延設部46の前端とエネルギー吸収部材15
の前端との間に、車両前後方向に第1の距離L1を設定
して、この第1の距離L1によってフロントサイドメン
バ10の変形開始時期をサブフレーム40の変形開始後
に遅延させる第1の変形開始時期調整手段110を構成
し、エネルギー吸収部材15の前端とフードリッジメン
バ30の前端との間に、車両前後方向に第2の距離L2
を設定して、この第2の距離L2によってフードリッジ
メンバ30の変形開始時期を、フロントサイドメンバ1
0の変形開始後に遅延させる第2の変形開始時期調整手
段120を構成している。
【0039】従って、この第1実施形態では前記第1の
変形開始時期調整手段110および前記第2の変形開始
時期調整手段120により、サブフレーム40の前端位
置K1が最前方に、フロントサイドメンバ10の前端位
置K2が中間に、フードリッジメンバ30の前端位置K
3が最後方となる関係をもって配置される。
【0040】また、前記第2の変形開始時期調整手段1
20は、前記パワーユニット落下手段100によって駆
動用モータUが落下する際、この駆動用モータUに落下
時の慣性力が存在する間に前記フードリッジメンバ30
の変形を開始させるような距離設定になっている。
【0041】以上の構成により第1実施形態の車体前部
構造にあっては、図3(a)に示すように車両前端部が
壁面Wなどに前面衝突した場合に、まず、ファーストク
ロスメンバ20に衝突荷重Fが入力する。
【0042】すると、フロントサイドメンバ10の前端
部に設けたエネルギー吸収部材15が、ファーストクロ
スメンバ20の潰れ変形に伴って変形する。このとき、
エネルギー吸収部材15はフロントサイドメンバ10よ
りも剛性・強度が低いため、フロントサイドメンバ10
は変形することがなくエネルギー吸収部材15のみが潰
れ変形する。
【0043】また、前記ファーストクロスメンバ20の
変形に伴ってサブフレーム40の前端部41aに前記荷
重Fが入力し、前端傾斜部分43および後端傾斜部分4
4を起立方向に変形しつつ中央部分41bを押し下げ
(以下、この状態を下折れ変形と称する。)、この中央
部分41bにマウントした駆動用モータUを落下する。
【0044】そして、前記エネルギー吸収部材15の変
形が終了した後、図3(b)に示すようにサブフレーム
40が更に変形しつつフロントサイドメンバ10が潰れ
変形する。
【0045】このとき、サブフレーム40の下折れ変形
により駆動用モータUとともに中央部分41bが下方に
落下することにより、サブフレーム40の後端部41c
を連結したエクステンションサイドメンバ14の前端、
即ち、キャビンCの前端部との干渉タイミングを遅らせ
又は回避することができるため、駆動用モータUが前記
フロントサイドメンバ10の変形を阻害することがな
く、このフロントサイドメンバ10の潰れストロークを
拡大することができる。
【0046】次に、前記フロントサイドメンバ10の潰
れ変形が所定量に達すると、図3(c)に示すように、
サブフレーム40の下折れ変形による駆動用モータUの
落下挙動とフロントサイドメンバ10の潰れ変形とを伴
いつつ、フードリッジメンバ30の前端部に前記衝突荷
重Fが作用して、このフードリッジメンバ30が潰れ変
形する。
【0047】従って、サブフレーム40、フロントサイ
ドメンバ10およびフードリッジメンバ30のそれぞれ
の変形により前記衝突荷重Fのエネルギーを吸収するこ
とができるため、衝突荷重を効果的に分散して衝撃を緩
和し、キャビンCの変形を防止若しくは抑制することが
できる。
【0048】また、サブフレーム40、フロントサイド
メンバ10およびフードリッジメンバ30の各車体骨格
部材は、それぞれの前端位置K1,K2,K3を異なら
せて第1の変形開始時期調整手段110および第2の変
形開始時期調整手段120を構成し、各メンバ40,1
0,30の変形開始時期に時間差を設定したので、それ
ぞれのメンバ40,10,30の相互がそれぞれの変形
挙動に影響を及ぼすことがなく良好なモードで変形を開
始させることができる。
【0049】従って、サブフレーム40、フロントサイ
ドメンバ10およびフードリッジメンバ30は、それぞ
れの変形開始時に発生する初期ピーク荷重のタイミング
をずらすことができるため、図4に示すように車体反力
特性Sをピーク荷重の少ない連続的な波形にして衝撃荷
重を抑制でき、かつ、前面衝突時の衝撃を緩和しつつ各
メンバ40,10,30の変形により高いエネルギー吸
収効果を発揮できる。
【0050】尚、同図のグラフは縦軸に車体反力、横軸
に時間をとって示し、前記車体反力特性Sに現れる第1
ピークP1はサブフレーム40の下折れ変形の開始時
点、第2ピークP2はフロントサイドメンバ10の圧壊
開始時点、第3ピークP3はフードリッジメンバ30の
圧壊開始時点のそれぞれの反力ピークであり、また、時
間T1は駆動用モータUの落下開始時点、T2はモータ
Uの落下終了時点である。
【0051】また、前記第2の変形開始時期調整手段1
20では、駆動用モータUに降下時の慣性力が存在する
間にフードリッジメンバ30の変形を開始させるように
なっているが、このとき、駆動用モータUは一定の重量
を有しており、図4中の特性Dに示すように、この駆動
用モータUの慣性力がある間は車体の有効マスMが高く
なる。
【0052】従って、本実施形態では前記有効マスMが
高い間に、フードリッジメンバ30に衝突エネルギーを
吸収するための圧壊(変形)荷重Fを発生させることが
できるため、車体に加速度として入力される衝撃G(=
F/M)を緩和できる。
【0053】因に、駆動用モータUの降下が終了した後
にフードリッジメンバ30が圧壊開始した場合では、車
体の有効マスM′は前記降下途中の有効マスMよりも小
さく(M′<M)なり、停止時の衝撃G′(=F/
M′)は必然的に大きくなってしまう。
【0054】(第2実施形態)図5〜図9は本発明の第
2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に
同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0055】図5はフロントコンパートメントF・Cの
骨格構造の側面図、図6は同骨格構造の衝突荷重が入力
された状態を示す側面図、図7は衝突荷重の入力時に車
体に生ずるピッチング挙動を(a)〜(c)によって順
を追って示す説明図、図8はピッチング挙動時の車体の
反力特性および車両有効マスの変化特性を示すグラフ、
図9は図7(b)中A部の拡大図、図10は図7(c)
中B部の拡大図である。
【0056】この第2実施形態では、サブフレーム40
の前端部41aに設けた延設部46を、ファーストクロ
スメンバ20の前端よりも車両前方に突出させ、その延
設部46とファーストクロスメンバ20とを、そのファ
ーストクロスメンバ20から前記延設部46に向かって
車両前方に傾斜し、かつ、フロントサイドメンバ10よ
りも剛性の低い取付部材47を介して連結してある。
【0057】従って、この第2実施形態では、前面衝突
時の衝突荷重Fをサブフレーム40の前端部41aによ
り確実に入力させることができる。
【0058】また、延設部46とファーストクロスメン
バ20とを連結する取付部材47は、ファーストクロス
メンバ20から延設部46に向かって車両前方に傾斜
し、かつ、フロントサイドメンバ10よりも剛性を低く
設定してあるので、サブフレーム40の下折れ変形に伴
って、前傾した取付部材47の延設部46側の連結部分
R1は、ファーストクロスメンバ20側の連結部分R2
を中心として車両後方に回動する。
【0059】すると、前記取付部材47は鉛直方向(起
立方向)に変形してサブフレーム40の前端部41aを
押し下げ、ひいては、このサブフレーム40に搭載した
駆動用モータUを車両後方かつ下方へと落下させる。
【0060】これによって、前記駆動用モータUがキャ
ビンCの前端部下方に潜り込んで該キャビンCとの干渉
を確実に回避できるため、フロントサイドメンバ10の
潰れストロークをより一層拡大できて衝突エネルギー吸
収量を増大することができる。
【0061】ところで、この第2実施形態では図7に示
すように、車両重量をM、重力をg、車両重心位置G2
の車体前端からの距離をA、前面衝突時の入力荷重を
F、入力の作用点の重心G2からの上下方向距離をhと
すると、小型車両の場合は全長が短く、かつ、車両重量
が軽いので、車両重量Mおよび距離Aが小さく設定され
る。
【0062】このため、サブフレーム40の衝突荷重の
入力点周りの回転モーメントは、 M・g・A<F・h… の条件を満たすことができ、この条件下では車体は前方
に回転、つまりピッチング挙動(ノーズダイブ現象)が
生ずることになる。
【0063】一方、このように車体がピッチング挙動す
る際に、サブフレーム40、フロントサイドメンバ10
およびフードリッジメンバ30のそれぞれの車体前端位
置を異ならせてあるので、衝突荷重の入力点は、図7
(a)〜(c)に示すようにサブフレーム40からフロ
ントサイドメンバ10そしてフードリッジメンバ30へ
と移行する。
【0064】このため、同図(a)に示す衝突荷重Fが
サブフレーム40に入力する第1段階では、車両重心位
置G2からの上下方向距離はh1となり、前記式は M・g・A<F・h1 となって、車体は前方へのピッチング挙動が生ずる。
【0065】次に、同図(c)に示す衝突荷重がフロン
トサイドメンバ10に入力する第二段階では、前記第1
段階のピッチング挙動により車両重心位置G2が上方に
移動しているので、車両重心位置G2からの上下方向距
離はh2となり、前記式は M・g・A<F・h2 となって、ピッチング挙動が継続される。
【0066】このように車体のピッチング挙動が連続し
て起こることにより、図8の車体反力特性に示すよう
に、車両重心位置G2よりも上方に位置する乗員位置G
1の衝撃力S1は、車両重心位置G2の衝撃力S2に比
較して低減され、ひいては、衝突時の運動エネルギーを
吸収する際に発生する乗員の衝撃力を低減することがで
きる。
【0067】また、この第2実施形態では図7(b),
(c)に示すように、フロントサイドメンバ10および
フードリッジメンバ30に衝突荷重Fが入力される際、
車体がピッチングした状態で入力されるため、図9,図
10に示すように前記衝突荷重Fの分力F1、F2が発
生する。
【0068】この下方向の分力F2により、フロントサ
イドメンバ10およびフードリッジメンバ30の各メン
バの軸圧壊時に、それぞれの前端部が変形することによ
り生ずるメンバ全体の持ち上がりを防止し、各メンバ1
0,30の変形を確実に行わせて効率良く衝突エネルギ
ーを吸収することができる。
【0069】(第3実施形態)図11,図12は本発明
の第3実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部
分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0070】図11はフロントコンパートメントF・C
の骨格構造の車幅方向片側を示す略示的平面図、図12
は同骨格構造の衝突荷重が入力された状態を示す略示的
平面図である。
【0071】この第3実施形態では、第1の変形開始時
期調整手段110に加えて、図11に示すようにサブフ
レーム40の前端部をフロントサイドメンバ10の前端
部よりも車幅方向内側に配設して、該サブフレーム40
の前端部41aをファーストクロスメンバ20に連結
し、このファーストクロスメンバ20のサブフレーム結
合部分Q1とフロントサイドメンバ結合部分Q2との間
に易変形部24を設けてある。
【0072】本実施形態では、前記易変形部24を、フ
ァーストクロスメンバ20の後側面に上下方向に形成し
た凸条24aと凹条24bとで構成してある。
【0073】勿論、この第3実施形態にあっても、サブ
フレーム40の前端位置K1をフロントサイドメンバ1
0の前端位置K2よりも車両前方に配置してある。
【0074】従って、この第3実施形態では前面衝突時
の衝突荷重は、まず、サブフレーム40に入力して、こ
のサブフレーム40が下折れ変形し、図12に示すよう
にサブフレーム40の前端部41aが、ファーストクロ
スメンバ20の前記易変形部24での車幅方向の伸び変
形に伴って車両後方に後退する。
【0075】そして、サブフレーム40の前端部41a
が所定量後退した時点で、フロントサイドメンバ10に
衝突荷重が入力して、このフロントサイドメンバ10が
軸圧壊変形する。
【0076】従って、サブフレーム40とフロントサイ
ドメンバ10との変形開始時期の遅延機能を、前記易変
形部24を設けたファーストクロスメンバ20の変形に
よって達成できるため、車両全長を短くすることができ
る。
【0077】ところで、本発明の車体前部構造は前記第
1,第2,第3実施形態に限ることなく本発明の要旨を
逸脱しない範囲でその他の各種実施形態を採用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる車体前部の骨格
構造の分解斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる車体前部の骨格
構造の側面図。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる前面衝突時の車
体前部の変形過程を(a)〜(c)によって順を追って
示す説明図。
【図4】本発明の第1実施形態にかかる前面衝突時の車
体の反力特性および車両有効マスの変化特性を示すグラ
フ。
【図5】本発明の第2実施形態にかかる車体前部の骨格
構造の側面図。
【図6】本発明の第2実施形態にかかる衝突荷重が入力
された状態の車体前部の骨格構造の側面図。
【図7】本発明の第2実施形態にかかる衝突荷重の入力
時に車体に生ずるピッチング挙動を(a)〜(c)によ
って順を追って示す説明図。
【図8】本発明の第2実施形態にかかるピッチング挙動
時の車体の反力特性および車両有効マスの変化特性を示
すグラフ。
【図9】本発明の第2実施形態にかかる図7(b)中A
部の拡大図。
【図10】本発明の第2実施形態にかかる図7(c)中
B部の拡大図。
【図11】本発明の第3実施形態にかかる車体前部の骨
格構造の車幅方向片側を示す平面図。
【図12】本発明の第3実施形態にかかる衝突荷重が入
力された状態の車体前部の骨格構造の車幅方向片側を示
す平面図。
【符号の説明】
10 フロントサイドメンバ 15 エネルギー吸収部材 20 ファーストクロスメンバ 24 易変形部 30 フードリッジメンバ 40 サブフレーム 47 取付部材 46 延設部 100 パワーユニット落下手段 101 サブフレーム支持手段 110 第1の変形開始時期調整手段 120 第2の変形開始時期調整手段 U 駆動用モータ(パワーユニット)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントコンパートメントの車幅方向両
    側部に車体前後方向に配設したフロントサイドメンバ
    と、これらフロントサイドメンバの前端を車幅方向に連
    結するファーストクロスメンバと、前記フロントサイド
    メンバの上方で車幅方向両側部に車体前後方向に配設し
    たフードリッジメンバと、前記フロントサイドメンバの
    下側で車体前後方向に配設されてパワーユニットを搭載
    するサブフレーム等の車体前部骨格部材を備え、前面衝
    突入力に対して前記フロントサイドメンバ、フードリッ
    ジメンバおよびサブフレーム等の変形によってエネルギ
    ーを吸収するようにした車体前部構造において、 前記フロントサイドメンバの変形開始時期をサブフレー
    ムの変形開始後に遅延させる第1の変形開始時期調整手
    段と、 前記フードリッジメンバの変形開始時期を前記フロント
    サイドメンバの変形開始後に遅延させる第2の変形開始
    時期調整手段と、を設けたことを特徴とする車体前部構
    造。
  2. 【請求項2】 第1の変形開始時期調整手段は、前記サ
    ブフレームの前端部に前記フロントサイドメンバの前端
    よりも車両前方に突出するように設けた延設部と、 該延設部を前記フロントサイドメンバ以外の車体前部骨
    格部材に連結するサブフレーム支持手段と、を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  3. 【請求項3】 サブフレーム前端部の延設部を前記ファ
    ーストクロスメンバに連結するとともに、このファース
    トクロスメンバと前記フロントサイドメンバの前端との
    間に、該フロントサイドメンバと同軸線上にフロントサ
    イドメンバよりも剛性の低いエネルギー吸収部材を配設
    したことを特徴とする請求項2に記載の車体前部構造。
  4. 【請求項4】 サブフレーム前端部の延設部を前記ファ
    ーストクロスメンバの前端よりも車両前方に突出させ、
    該延設部と前記ファーストクロスメンバとを、ファース
    トクロスメンバから前記延設部に向かって車両前方に傾
    斜し、かつ、前記フロントサイドメンバよりも剛性の低
    い取付部材を介して連結したことを特徴とする請求項
    2,3に記載の車体前部構造。
  5. 【請求項5】 サブフレームの前端部を前記フロントサ
    イドメンバの前端部よりも車幅方向内側に配設して、該
    サブフレームの前端部を前記ファーストクロスメンバに
    連結し、このファーストクロスメンバのサブフレーム結
    合部分とフロントサイドメンバ結合部分との間に、易変
    形部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の車体前
    部構造。
  6. 【請求項6】 第2の変形開始時期調整手段は、前面衝
    突入力に対して前記パワーユニットを車両後方かつ下方
    に落下させるパワーユニット落下手段と、 パワーユニットの落下開始後、このパワーユニットの落
    下時の慣性力が存在する間に前記フードリッジメンバの
    変形を開始させるフードリッジメンバ変形手段と、を備
    えたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の車
    体前部構造。
  7. 【請求項7】 サブフレーム、フロントサイドメンバ、
    フードリッジメンバの各前端位置を、車体前後方向にお
    いてサブフレーム前端を最前として、フロントサイドメ
    ンバ前端、フードリッジメンバ前端の順に設定したこと
    を特徴とする請求項1〜6に記載の車体前部構造。
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