JP2003072211A - 印字装置 - Google Patents
印字装置Info
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- JP2003072211A JP2003072211A JP2001265997A JP2001265997A JP2003072211A JP 2003072211 A JP2003072211 A JP 2003072211A JP 2001265997 A JP2001265997 A JP 2001265997A JP 2001265997 A JP2001265997 A JP 2001265997A JP 2003072211 A JP2003072211 A JP 2003072211A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】インクリボン1にテンションを与えるため、従
来は弾性材料からなるパッド32をばね板33で常時イ
ンクリボン1に押し付けていた。そのためパッド32や
ばね板33が塑性変形し、長時間放置しておくと所定の
テンションをインクリボン1に与えられなくなる場合が
生じた。テンションが低いとインクリボン1がしわにな
り印字がうまくいかない。 【解決手段】印字ヘッド6がプラテンローラ5に向かっ
て移動し印字する際に、ピン31でばね板33を押して
テンションを発生させるようにし、印字しない状態では
パッド32やばね板33が変形しないようにした。
来は弾性材料からなるパッド32をばね板33で常時イ
ンクリボン1に押し付けていた。そのためパッド32や
ばね板33が塑性変形し、長時間放置しておくと所定の
テンションをインクリボン1に与えられなくなる場合が
生じた。テンションが低いとインクリボン1がしわにな
り印字がうまくいかない。 【解決手段】印字ヘッド6がプラテンローラ5に向かっ
て移動し印字する際に、ピン31でばね板33を押して
テンションを発生させるようにし、印字しない状態では
パッド32やばね板33が変形しないようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクリボンを使用
する印字装置に関する。
する印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】チューブやラベル等の被印字物に印字を
行う印字装置として、インクリボンを用いて印字ヘッド
によって被印字物に文字等を転写する方式のものが知ら
れている。この印字方式ではインクリボンの走行を安定
させるために、インクリボンにテンションをかける必要
がある。
行う印字装置として、インクリボンを用いて印字ヘッド
によって被印字物に文字等を転写する方式のものが知ら
れている。この印字方式ではインクリボンの走行を安定
させるために、インクリボンにテンションをかける必要
がある。
【0003】塩化ビニルを素材とするチューブやPET
を表面コート材として用いるラベル等の被印字物は、紙
等に比べて、ワックスを含有するインクを用いるインク
リボンとの密着性が高く、印字後にインクリボンを被印
字物から引き剥がす力を必要とする。そのため、特にイ
ンクリボンにかけるテンションは高めに設定する必要が
ある。
を表面コート材として用いるラベル等の被印字物は、紙
等に比べて、ワックスを含有するインクを用いるインク
リボンとの密着性が高く、印字後にインクリボンを被印
字物から引き剥がす力を必要とする。そのため、特にイ
ンクリボンにかけるテンションは高めに設定する必要が
ある。
【0004】インクリボンにテンションをかける方法と
して、搬送途中のインクリボンに弾性体からなる制動部
材を弾性変形させてインクリボンに所定の圧力で押接さ
せる機構が特許第2624179号公報に記載されてい
る。
して、搬送途中のインクリボンに弾性体からなる制動部
材を弾性変形させてインクリボンに所定の圧力で押接さ
せる機構が特許第2624179号公報に記載されてい
る。
【0005】上記公報により知られる機構を簡単に簡略
化して示すと図5に示す機構になる。本図を参照して、
被印字物50は、第1搬送ローラ51、ピンチローラ5
2、プラテンローラ53、第2搬送ローラ54によって
一定の搬送速度で搬送される。インクリボン57は図示
しない印字装置に対して着脱可能なリボンカセット55
内に収納されており、初期状態では供給コア56に巻か
れた状態で存在し、巻き取りコア58に順次巻き取られ
る。
化して示すと図5に示す機構になる。本図を参照して、
被印字物50は、第1搬送ローラ51、ピンチローラ5
2、プラテンローラ53、第2搬送ローラ54によって
一定の搬送速度で搬送される。インクリボン57は図示
しない印字装置に対して着脱可能なリボンカセット55
内に収納されており、初期状態では供給コア56に巻か
れた状態で存在し、巻き取りコア58に順次巻き取られ
る。
【0006】巻き取られる途中でインクリボン57と被
印字物50が印字ヘッド6とプラテンローラ53とで所
定の印字圧で挟まれる。そして、印字ヘッド6により印
加される熱によってインクリボン57のインクが溶融
し、被印字物50に転写されることによって印字が行わ
れる。
印字物50が印字ヘッド6とプラテンローラ53とで所
定の印字圧で挟まれる。そして、印字ヘッド6により印
加される熱によってインクリボン57のインクが溶融
し、被印字物50に転写されることによって印字が行わ
れる。
【0007】インクリボン57に一定のテンションを付
加する手段として、印字ヘッド6の上流側に、板ばね6
0に接着されたスポンジ59が設けられている。そし
て、板ばね60の弾性変形による付勢力でスポンジ59
がインクリボン57に押接され、インクリボンが57が
制動させることによりテンションが発生する。
加する手段として、印字ヘッド6の上流側に、板ばね6
0に接着されたスポンジ59が設けられている。そし
て、板ばね60の弾性変形による付勢力でスポンジ59
がインクリボン57に押接され、インクリボンが57が
制動させることによりテンションが発生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記図5示した従来の
機構では、常に板ばね及びスポンジが変形しているた
め、時間がたつにつれて板ばねやスポンジが塑性変形
し、スポンジのインクリボンに対する押し付け力が低下
し、印字に際して必要なテンションを得られないことが
あった。
機構では、常に板ばね及びスポンジが変形しているた
め、時間がたつにつれて板ばねやスポンジが塑性変形
し、スポンジのインクリボンに対する押し付け力が低下
し、印字に際して必要なテンションを得られないことが
あった。
【0009】このようにインクリボンに対するテンショ
ンが低下すると、印字中に印字ヘッドと供給コアとの間
でインクリボンが弛み、インクリボンにしわが発生す
る。しわが大きいと、インクリボンは折り重なった状態
で印宇部を通過し、インクリボンの折れ目や重なり部付
近で、印字抜けや印字ずれ等の不具合が発生する。
ンが低下すると、印字中に印字ヘッドと供給コアとの間
でインクリボンが弛み、インクリボンにしわが発生す
る。しわが大きいと、インクリボンは折り重なった状態
で印宇部を通過し、インクリボンの折れ目や重なり部付
近で、印字抜けや印字ずれ等の不具合が発生する。
【0010】なお、特許第2930745号公報には、
インクリボンとスポンジとの間の動摩擦係数を所定の値
にすると、板ばねやスポンジが塑性変形してインクリボ
ンに対する押圧力が減少してもテンションの低下を抑え
る旨が記載されている。しかし、板ばねやスポンジは塑
性変形し、テンションは低下するのであるから上記課題
を根本的に解決するには至らない。
インクリボンとスポンジとの間の動摩擦係数を所定の値
にすると、板ばねやスポンジが塑性変形してインクリボ
ンに対する押圧力が減少してもテンションの低下を抑え
る旨が記載されている。しかし、板ばねやスポンジは塑
性変形し、テンションは低下するのであるから上記課題
を根本的に解決するには至らない。
【0011】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、イ
ンクリボンに安定してテンションを生じさせることので
きる機構を備えた印字装置を提供することを課題とす
る。
ンクリボンに安定してテンションを生じさせることので
きる機構を備えた印字装置を提供することを課題とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による印字装置は、互いに対向する印字ヘッド
とプラテンとの間に被印字物を搬送する搬送手段を備え
ると共に、搬送手段による搬送に連動して印字ヘッドと
被印字物との間に挟まれたインクリボンを巻き取る巻き
取り機構を有する印字装置において、上記印字ヘッドと
プラテンの少なくとも一方は被印字物に印字する印字位
置から印字しない退避位置へ移動することができ、印字
ヘッドより上流側でインクリボンの巻き取り方向への移
動を制動しインクリボンに所定のテンションを、印字ヘ
ッドもしくはプラテンが印字位置にある場合のみ発生さ
せるテンション機構を設けたことを特徴とする。
に本発明による印字装置は、互いに対向する印字ヘッド
とプラテンとの間に被印字物を搬送する搬送手段を備え
ると共に、搬送手段による搬送に連動して印字ヘッドと
被印字物との間に挟まれたインクリボンを巻き取る巻き
取り機構を有する印字装置において、上記印字ヘッドと
プラテンの少なくとも一方は被印字物に印字する印字位
置から印字しない退避位置へ移動することができ、印字
ヘッドより上流側でインクリボンの巻き取り方向への移
動を制動しインクリボンに所定のテンションを、印字ヘ
ッドもしくはプラテンが印字位置にある場合のみ発生さ
せるテンション機構を設けたことを特徴とする。
【0013】テンション機構は印字ヘッドもしくはプラ
テンが印字位置にある場合のみインクリボンにテンショ
ンを発生させるので、印字する際にはインクリボンにテ
ンションが発生し良好な印字をすることができ、印字し
ない状態ではテンションが発生せず、テンション機構の
劣化がない。
テンが印字位置にある場合のみインクリボンにテンショ
ンを発生させるので、印字する際にはインクリボンにテ
ンションが発生し良好な印字をすることができ、印字し
ない状態ではテンションが発生せず、テンション機構の
劣化がない。
【0014】なお、上記テンション機構は、インクリボ
ンの搬送経路近傍に取り付けられた弾性体からなる制動
部材と、印字ヘッドもしくはプラテンの印字位置への移
動に連動して制動部材を弾性変形させ、制動部材をイン
クリボンに所定の応力で押接させる変形手段としてもよ
い。
ンの搬送経路近傍に取り付けられた弾性体からなる制動
部材と、印字ヘッドもしくはプラテンの印字位置への移
動に連動して制動部材を弾性変形させ、制動部材をイン
クリボンに所定の応力で押接させる変形手段としてもよ
い。
【0015】また、上記インクリボンは印字装置に着脱
自在のリボンカセット内に収納すると共に、上記制動部
材をインクリボンと共にリボンカセット内に取り付けて
もよい。
自在のリボンカセット内に収納すると共に、上記制動部
材をインクリボンと共にリボンカセット内に取り付けて
もよい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態である
チューブ及びラベルシート兼用サーマルプリンタの非印
字時における印字部抽出図を図1に示す。
チューブ及びラベルシート兼用サーマルプリンタの非印
字時における印字部抽出図を図1に示す。
【0017】被印字物20は、非図示の駆動モータによ
り回転する第1搬送ローラ12と、従動するピンチロー
ラ13によって搬送され、同駆動モータにより回転する
プラテンローラ5と第2搬送ローラ14によって送り量
が確実に制御される。このプリンタで使用されている印
字ヘッド6は、セラミック基板の表面に発熱体を設けた
タイプの平面へッドである。
り回転する第1搬送ローラ12と、従動するピンチロー
ラ13によって搬送され、同駆動モータにより回転する
プラテンローラ5と第2搬送ローラ14によって送り量
が確実に制御される。このプリンタで使用されている印
字ヘッド6は、セラミック基板の表面に発熱体を設けた
タイプの平面へッドである。
【0018】この印字ヘッド6はヘッドアングル30に
取り付けられている。ヘツドアングル30は非図示のモ
ータもしくはソレノイドによって、印字ヘッド6を印字
開始時にはプラテンローラ5との加圧方向F1に、印字
終了時には逆にプラテンローラ5から離れる方向F2
に、移動させるために回動する。
取り付けられている。ヘツドアングル30は非図示のモ
ータもしくはソレノイドによって、印字ヘッド6を印字
開始時にはプラテンローラ5との加圧方向F1に、印字
終了時には逆にプラテンローラ5から離れる方向F2
に、移動させるために回動する。
【0019】また、インクリボン1はプリンタ本体に対
して着脱可能なインクリボンカセット4内に収納され、
供給リボンコア10に巻かれた状態から、非図示のモー
タにより駆動する巻き取り軸8の回転によって搬送され
る。
して着脱可能なインクリボンカセット4内に収納され、
供給リボンコア10に巻かれた状態から、非図示のモー
タにより駆動する巻き取り軸8の回転によって搬送され
る。
【0020】インクリボン1は搬送の途中において印字
ヘッド6と重なる位置において、印字ヘッド6により熱
と圧力を付加されることによって、インク部分を被印字
物20に溶融転写する。転写後のインクリボン1は、巻
き取り軸8に従動して回転する巻き取りコア9に引張ら
れて被印字物20から引き剥がされ、巻き取られる。
ヘッド6と重なる位置において、印字ヘッド6により熱
と圧力を付加されることによって、インク部分を被印字
物20に溶融転写する。転写後のインクリボン1は、巻
き取り軸8に従動して回転する巻き取りコア9に引張ら
れて被印字物20から引き剥がされ、巻き取られる。
【0021】本発明の第1の実施の形態において印字時
におけるインクリボン加圧部詳細を図2に示す。
におけるインクリボン加圧部詳細を図2に示す。
【0022】ヘッドアングル30に設けられたピン31
はリボンカセット4の底面に開けられた穴4aから、リ
ボンカセット4が装着された状態でリボンカセット4内
に突出する。
はリボンカセット4の底面に開けられた穴4aから、リ
ボンカセット4が装着された状態でリボンカセット4内
に突出する。
【0023】リボンカセット4内には板ばね33が配設
されている。板ばね33の根元部33aはリボンカセッ
ト4に形成された一対の固定軸35の間に嵌み込んで固
定され、先端部33bには弾性を備え、かつインクリボ
ン1を傷つけない部材として兎毛32が接着されてい
る。
されている。板ばね33の根元部33aはリボンカセッ
ト4に形成された一対の固定軸35の間に嵌み込んで固
定され、先端部33bには弾性を備え、かつインクリボ
ン1を傷つけない部材として兎毛32が接着されてい
る。
【0024】兎毛32はインクリボン1の近傍でインク
リボン1を挟んでコロ37と対向し、図1に示す非印字
状態においてはインクリボン1に対して接触しないよう
に構成されている。ピン31は、印字ヘッド6の印字位
置への移動に伴って矢印H1の方向に移動する際に、先
端部33bを矢印11の方向に押すように、板ばね33
の長手方向中央部付近に位置するように設定されてい
る。
リボン1を挟んでコロ37と対向し、図1に示す非印字
状態においてはインクリボン1に対して接触しないよう
に構成されている。ピン31は、印字ヘッド6の印字位
置への移動に伴って矢印H1の方向に移動する際に、先
端部33bを矢印11の方向に押すように、板ばね33
の長手方向中央部付近に位置するように設定されてい
る。
【0025】印字開始時、印字準備動作であるヘッドア
ングル30の矢印F1方向への移動と共に、矢印H1の
方向へ動くビン31によって板ばね33が押されて弾性
変形し、先端部33bは矢印I1の方向へ移動して、イ
ンクリボン1をコロ37と先端部33bにある兎毛32
とで挟み込む。そして、インクリボン1へ適度な制動力
を発生させてインクリボン1のテンションを適切な量に
する。
ングル30の矢印F1方向への移動と共に、矢印H1の
方向へ動くビン31によって板ばね33が押されて弾性
変形し、先端部33bは矢印I1の方向へ移動して、イ
ンクリボン1をコロ37と先端部33bにある兎毛32
とで挟み込む。そして、インクリボン1へ適度な制動力
を発生させてインクリボン1のテンションを適切な量に
する。
【0026】印字が終了すると印字ヘッド6が矢印F2
の方向に移動し、その移動に伴いピン33が矢印H2の
方向に移動する。そのため、板ばね33が通常状態に戻
り、兎毛32がインクリボン1に接触しない位置まで戻
り、インクリボンへの加圧は解除される。
の方向に移動し、その移動に伴いピン33が矢印H2の
方向に移動する。そのため、板ばね33が通常状態に戻
り、兎毛32がインクリボン1に接触しない位置まで戻
り、インクリボンへの加圧は解除される。
【0027】本発明の第2の実施の形態であるチューブ
及びラベルシート兼用サーマルプリンタの非印字時にお
ける印宇部抽出図を図3に示す。
及びラベルシート兼用サーマルプリンタの非印字時にお
ける印宇部抽出図を図3に示す。
【0028】第2の実施の形態は構成要素ならびに動作
のほとんどが第1の実施の形態と同一だが、印字ヘッド
6が固定されており、プラテンローラ5が移動する点が
第1の実施の形態と異なる。
のほとんどが第1の実施の形態と同一だが、印字ヘッド
6が固定されており、プラテンローラ5が移動する点が
第1の実施の形態と異なる。
【0029】プラテンローラ5と第1搬送ローラ12と
が接続されている加圧ロックアーム40は、被印字物2
0がプリンタ本体にセットされた後に、印字準備動作と
して、プラテンローラ5と第1搬送ローラ12を印字位
置に移動させるためのJ1の方向への移動と、非図示の
ロック機構による固定とが、手動によって行われる。ま
た、加圧ロックアーム40には、リボンカセット4の底
面にあいた穴4bから、リボンカセット4装着時にリボ
ンカセット4内に突出するピン41が設けられている。
が接続されている加圧ロックアーム40は、被印字物2
0がプリンタ本体にセットされた後に、印字準備動作と
して、プラテンローラ5と第1搬送ローラ12を印字位
置に移動させるためのJ1の方向への移動と、非図示の
ロック機構による固定とが、手動によって行われる。ま
た、加圧ロックアーム40には、リボンカセット4の底
面にあいた穴4bから、リボンカセット4装着時にリボ
ンカセット4内に突出するピン41が設けられている。
【0030】本発明の第2の実施の形態において印字時
におけるインクリボン加圧部詳細を図4に示す。
におけるインクリボン加圧部詳細を図4に示す。
【0031】リボンカセット4内には板ばね43が配設
されている。板ばね43の根元部43aはリボンカセッ
ト4に形成された固定部材45の溝部に嵌み込んで固定
され、先端部43bには弾性を備え、かつインクリボン
1を傷つけない部材としてフェルト42が接着されてい
る。フェルト42はインクリボン1を挟んでコロ47と
対向し、図3に示す非印字状態においては、インクリボ
ン1に軽く接触しているだけの軽微加圧状態にある。
されている。板ばね43の根元部43aはリボンカセッ
ト4に形成された固定部材45の溝部に嵌み込んで固定
され、先端部43bには弾性を備え、かつインクリボン
1を傷つけない部材としてフェルト42が接着されてい
る。フェルト42はインクリボン1を挟んでコロ47と
対向し、図3に示す非印字状態においては、インクリボ
ン1に軽く接触しているだけの軽微加圧状態にある。
【0032】加圧ロックアーム40に設置されているピ
ン41は、矢印K1の方向に移動する際に、先端部43
bを同方向に押すように、板ばね43の長手方向中央部
付近に突出位置が設定されている。
ン41は、矢印K1の方向に移動する際に、先端部43
bを同方向に押すように、板ばね43の長手方向中央部
付近に突出位置が設定されている。
【0033】プラテンローラ5を印字位置に移動するた
めに加圧ロックアーム40が矢印J1の方向に移動され
る際、ピン41が連動して矢印K1の方向に移動して板
ばね43を押して弾性変形させる。すると、先端部43
bにあるフェルト42がインクリボン1をコロ47に押
し付けてインクリボン1にテンションを発生させる。
めに加圧ロックアーム40が矢印J1の方向に移動され
る際、ピン41が連動して矢印K1の方向に移動して板
ばね43を押して弾性変形させる。すると、先端部43
bにあるフェルト42がインクリボン1をコロ47に押
し付けてインクリボン1にテンションを発生させる。
【0034】なお、コロ47が回転しない構造の場合で
はコロ47とインクリボン1との摩擦によってインクリ
ボン1にかかるテンションが増大する。また、本実施の
形態では、インクリボン1の搬送経路の一部をM字型に
することにより、テンションを増大させている。
はコロ47とインクリボン1との摩擦によってインクリ
ボン1にかかるテンションが増大する。また、本実施の
形態では、インクリボン1の搬送経路の一部をM字型に
することにより、テンションを増大させている。
【0035】印字が終了すると、プラテンローラ5と第
1搬送ローラ12が矢印J2の方向に手動で移動され
る。そして、ピン31が矢印K2の方向に移動し、その
ために板ばね43が通常状態に戻りフェルト42がイン
クリボン1に対して軽微加圧の状態に戻り、インクリボ
ン1への加圧が軽減される。
1搬送ローラ12が矢印J2の方向に手動で移動され
る。そして、ピン31が矢印K2の方向に移動し、その
ために板ばね43が通常状態に戻りフェルト42がイン
クリボン1に対して軽微加圧の状態に戻り、インクリボ
ン1への加圧が軽減される。
【0036】なお、本発明は本実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の骨子を逸脱しない限り様々な形
態をとりうる。例えば、本実施の形態ではプラテンロー
ラの移動は手動にて行われるが、モータなどを用いて移
動させてもよい。また、本実施の形態ではリボンカセッ
トを使用しているが、インクリボンならびに板ばねがプ
リンタ本体に直接装着されるオープンリール方式でもよ
い。さらに、弾性体は兎毛やフェルトといった本実施の
形態に限定されるものではなく、適度な弾性とすべり抵
抗を兼ね揃えた他の部材であってもよい。
ものではなく、本発明の骨子を逸脱しない限り様々な形
態をとりうる。例えば、本実施の形態ではプラテンロー
ラの移動は手動にて行われるが、モータなどを用いて移
動させてもよい。また、本実施の形態ではリボンカセッ
トを使用しているが、インクリボンならびに板ばねがプ
リンタ本体に直接装着されるオープンリール方式でもよ
い。さらに、弾性体は兎毛やフェルトといった本実施の
形態に限定されるものではなく、適度な弾性とすべり抵
抗を兼ね揃えた他の部材であってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、弾性体は印字装置が印字動作状態にある時のみイン
クリボンに必要な加圧を行うことになり、それ以外の時
には非接触状態あるいは軽微加圧状態となるために、弾
性体・板ばね共に長期加圧による塑性変形を防止でき
る。そのため、印字時には常にインクリボンに必要なテ
ンションをかけることが可能となる上に、インクリボン
及び弾性体がリボンカセットに収納される場合は、長期
保管されたリボンカセットであってもインクリボンに新
品同様のテンションをかけることが可能となる。
は、弾性体は印字装置が印字動作状態にある時のみイン
クリボンに必要な加圧を行うことになり、それ以外の時
には非接触状態あるいは軽微加圧状態となるために、弾
性体・板ばね共に長期加圧による塑性変形を防止でき
る。そのため、印字時には常にインクリボンに必要なテ
ンションをかけることが可能となる上に、インクリボン
及び弾性体がリボンカセットに収納される場合は、長期
保管されたリボンカセットであってもインクリボンに新
品同様のテンションをかけることが可能となる。
【0038】また、弾性体が非印字時にインクリボンに
対して非接触であることにより、印字装置へのインクリ
ボン装着もしくはインクリボンカセットの組み立てが容
易となる。
対して非接触であることにより、印字装置へのインクリ
ボン装着もしくはインクリボンカセットの組み立てが容
易となる。
【0039】さらに、印字ヘッドやプラテンローラの移
動と連動させてテンションを発生させるために、従来の
構成に対してヘッドアングルまたは加圧ロックアームに
ピンを設けるだけでよい。なお、上記各実施の形態では
印字ヘッドにプラテンローラを対向させたが、プラテン
ローラではなく回転しないプラテンを対向した印字装置
にも適用できる。
動と連動させてテンションを発生させるために、従来の
構成に対してヘッドアングルまたは加圧ロックアームに
ピンを設けるだけでよい。なお、上記各実施の形態では
印字ヘッドにプラテンローラを対向させたが、プラテン
ローラではなく回転しないプラテンを対向した印字装置
にも適用できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示す図
【図2】その要部を示す拡大図
【図3】本発明の第2の実施の形態の構成を示す図
【図4】その要部を示す拡大図
【図5】従来の構成を示す図
1 インクリボン
4 リボンカセット
5 プラテンローラ
6 印字ヘッド
20 被印字物
50 被印字物
57 インクリボン
Claims (3)
- 【請求項1】 互いに対向する印字ヘッドとプラテン
との間に被印字物を搬送する搬送手段を備えると共に、
搬送手段による搬送に連動して印字ヘッドと被印字物と
の間に挟まれたインクリボンを巻き取る巻き取り機構を
有する印字装置において、上記印字ヘッドとプラテンの
少なくとも一方は被印字物に印字する印字位置から印字
しない退避位置へ移動することができ、印字ヘッドより
上流側でインクリボンの巻き取り方向への移動を制動し
インクリボンに所定のテンションを、印字ヘッドもしく
はプラテンが印字位置にある場合のみ発生させるテンシ
ョン機構を設けたことを特徴とする印字装置。 - 【請求項2】 上記テンション機構は、インクリボン
の搬送経路近傍に取り付けられた弾性体からなる制動部
材と、印字ヘッドもしくはプラテンの印字位置への移動
に連動して制動部材を弾性変形させ、制動部材をインク
リボンに所定の応力で押接させる変形手段であることを
特徴とする請求項1記載の印字装置。 - 【請求項3】 上記インクリボンは印字装置に着脱自
在のリボンカセット内に収納すると共に、上記制動部材
をインクリボンと共にリボンカセット内に取り付けたこ
とを特徴とする請求項2記載の印字装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001265997A JP2003072211A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | 印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001265997A JP2003072211A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | 印字装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003072211A true JP2003072211A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=19092378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001265997A Withdrawn JP2003072211A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | 印字装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003072211A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017064935A (ja) * | 2015-09-28 | 2017-04-06 | ブラザー工業株式会社 | リボンカセット |
-
2001
- 2001-09-03 JP JP2001265997A patent/JP2003072211A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017064935A (ja) * | 2015-09-28 | 2017-04-06 | ブラザー工業株式会社 | リボンカセット |
CN106976326A (zh) * | 2015-09-28 | 2017-07-25 | 兄弟工业株式会社 | 色带盒 |
CN106976326B (zh) * | 2015-09-28 | 2020-07-28 | 兄弟工业株式会社 | 色带盒 |
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A711 | Notification of change in applicant |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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