JP2003072026A - スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法 - Google Patents
スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法Info
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Abstract
でペーストを供給できるスクリーン印刷装置およびスク
リーン印刷方法を提供すること。 【解決手段】 マスクプレート12上で密閉型のスキー
ジヘッド13を移動させることによりパターン孔を介し
て基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置におい
て、貯溜部31に可撓性の膜状材を袋状容器に成形した
貯溜膜部材33を設け、この貯溜膜部材33の下方にク
リーム半田5を収容する。印刷時にはシリンダ16によ
って加圧板32を押し下げてクリーム半田5を加圧し印
刷空間35内にクリーム半田5を充填する。クリーム半
田5の補給時には、本体部30を反転して充填部材の間
の開口部からクリーム半田5を貯溜部31内に押し込
む。これにより、専用容器を用いることなく、低コスト
で無駄なくクリーム半田5を供給することができる。
Description
田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリー
ン印刷装置及びスクリーン印刷方法に関するものであ
る。
リーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷する
方法としてスクリーン印刷が用いられている。この方法
は、印刷対象部位に応じてパターン孔が開孔されたマス
クプレートを基板上にセットし、スキージングによりマ
スクプレートのパターン孔を介して基板上にペーストを
印刷するものである。
して、密閉型のスキージヘッドを用いる方法が知られて
いる。この方法は、通常のスクリーン印刷と異なりマス
クプレート上にペーストを直接供給するのではなく、内
部にペーストを貯溜したスキージヘッドを用いるもので
ある。この方法では、スキージヘッドの下面に設けられ
たペースト接触面をマスクプレートに当接させた状態
で、スキージヘッドを移動させることにより、マスクプ
レートのパターン孔にペースト接触面を介してペースト
を順次充填させる。この密閉型のスキージヘッドにおい
ては、一般にペーストの供給は予めペーストが充填され
た専用容器によって行われ、ペーストを補給する際には
新たな専用容器と交換するようにしていた。
来の密閉型スキージヘッドにおいては、ペーストの供給
形態として専用容器を用いることに起因して、ランニン
グコストの上昇を招くとともに、使用済みの専用容器内
に残留して使用されないまま廃棄される廃棄半田が発生
して資源の無駄を生じるなどの不都合があった。このた
め、低コストで無駄のないペースト供給が可能なスキー
ジヘッドを備えたスクリーン印刷装置が求められてい
た。
約を排し、低コストでペーストを供給できるスクリーン
印刷装置及びスクリーン印刷方法を提供することを目的
とする。
ン印刷装置は、マスクプレート上でスキージヘッドを移
動させることにより、マスクプレートのパターン孔を介
して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置であ
って、前記スキージヘッドをマスクプレートに対してそ
れぞれ水平方向に移動させ、昇降させる水平移動手段、
昇降手段と、スキージヘッドをマスクプレートに対して
押圧する押圧手段と、前記スキージヘッドに設けられ内
部にペーストを収容するペースト貯溜部と、このペース
ト貯溜部内のペーストを加圧することによりペーストを
ペースト貯溜部から下方に移動させる加圧手段と、下方
に移動したペーストを収容し下面に形成された開口部を
介してマスクプレートの表面に接触させる印刷空間と、
前記印刷空間のスキージング方向の前後壁を形成し前記
マスクプレートの上面に摺接する相対向した2つの摺接
部とを備え、前記開口部が、前記ペースト貯溜部内にペ
ーストを補給するための補給用開口となっている。
求項1記載のスクリーン印刷装置であって、前記ペース
ト貯溜部は、可撓性の膜状材によって形成された袋状容
器を備えている。
キージヘッドをマスクプレートに対してそれぞれ水平方
向に移動させ、昇降させる水平移動手段、昇降手段と、
スキージヘッドをマスクプレートに対して押圧する押圧
手段と、前記スキージヘッドに設けられ内部にペースト
を収容するペースト貯溜部と、このペースト貯溜部内の
ペーストを加圧することによりペーストを下方に押し出
す加圧手段と、押し出されたペーストを収容し下面に形
成された開口部を介してマスクプレートの表面に接触さ
せる印刷空間と、前記印刷空間のスキージング方向の前
後壁を形成し前記マスクプレートの上面に摺接する相対
向した2つの摺接部とを備えたスクリーン印刷装置によ
るスクリーン印刷方法であって、マスクプレート上で前
記スキージヘッドを移動させることにより、マスクプレ
ートのパターン孔を介して基板にペーストを印刷する印
刷工程と、前記開口部から前記ペースト貯溜部内にペー
ストを補給するペースト補給工程とを含む。
ストを加圧することによりペーストを下方に押し出して
印刷空間の下面に形成された開口部を介してマスクプレ
ートの表面に接触させて印刷を行い、ペーストの補給時
には、スキージヘッドを反転して印刷用の開口部からペ
ースト貯溜部内にペーストを押し込んで補給することに
より、専用容器を用いることなくペーストの供給形態の
制約を排し、低コストで無駄なくペーストを供給するこ
とができる。
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のスク
リーン印刷装置の正面図、図2は本発明の一実施の形態
のスクリーン印刷装置の側面図、図3、図4、図6は本
発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスキージヘ
ッドの部分断面図、図5は本発明の一実施の形態のスク
リーン印刷におけるスキージヘッドの動作説明図であ
る。
装置の構造を説明する。図1、図2において、基板の位
置決め部1は、図示しない移動テーブル上に基板保持部
2を配設して構成されている。スクリーン印刷対象の基
板3は基板保持部2のクランパ4によって保持されてお
り、移動テーブルを駆動することにより、基板保持部2
に保持された基板3は水平方向および上下方向に位置決
めされる。
ク10が配設されている。スクリーンマスク10はホル
ダ11にマスクプレート12を装着して構成されてお
り、マスクプレート12には印刷対象の基板3の印刷部
位に対応したパターン孔12aが開孔されている。
ド13がヘッド昇降部20によって昇降自在に配設され
ている。ヘッド昇降部20はプレート部材21上に立設
されたシリンダ22を備えている。シリンダ22のロッ
ド22aの下端部には、結合部材15を介してスキージ
ヘッド13が結合されている。
ージヘッド13はマスクプレート12に対して昇降する
とともに、スキージヘッド13をマスクプレート12に
対して押圧する。ヘッド昇降部20はスキージヘッド1
3をスクリーンマスク10に対して昇降させる昇降手段
となっている。またシリンダ22は、スキージヘッド1
3をマスクプレート12に対して押圧する押圧手段とな
っている。
面には、両端部にスライダ23が固着されており、スラ
イダ23はフレーム25の上面に配設されたガイドレー
ル24にスライド自在に嵌着されている。またプレート
部材21の下面にはナット26が結合されており、ナッ
ト26に螺合した送りねじ27は、モータ28によって
回転駆動される。
ト部材21は水平移動し、したがってヘッド昇降部20
に結合されたスキージヘッド13も水平移動する。スキ
ージヘッド13を下降させた状態で、モータ28を駆動
することにより、スキージヘッド13はマスクプレート
12上で水平移動する。すなわち、モータ28、送りね
じ27およびナット26は、スキージヘッド13をマス
クプレート12上で水平移動させる水平移動手段となっ
ている。
レート12の表面に当接してペーストであるクリーム半
田5をパターン孔12aに充填する印刷部14が設けら
れている。図3を参照して印刷部14の構造を説明す
る。図3において、30は本体部であり、マスクプレー
ト12の幅方向に細長形状のブロック状部材である。本
体部30の長さ寸法は図2に示すように印刷対象の基板
3の幅寸法をカバーするように設定される。
貯溜する貯溜部31(ペースト貯溜部)が着脱自在に装
着される凹部30aが形成されている。貯溜部31は上
下が開口した方形の枠形状となっており、内部にクリー
ム半田5を収容する貯溜膜部材33を備えている。貯溜
膜部材33は、エラストマなどの可撓性・伸縮性に富む
膜状材を下面側が開口した袋状容器に成形したものであ
り、貯溜部31の下端の内周に沿って設けられた固定部
31a(図4(a)参照)によって貯溜部31と結合さ
れている。貯溜膜部材33は、内部に収容するクリーム
半田5の体積に応じて貯溜部31内で伸縮する。
ム半田5を加圧する加圧板32が嵌入している。加圧板
32は上方に配置されたシリンダ16のロッド16aと
結合されており、シリンダ16を駆動することにより、
加圧板32は貯溜部31内で上下動する。加圧板32を
下降させることにより、内部にクリーム半田5を収容し
た貯溜膜部材33は上方から押圧され、クリーム半田5
は加圧される。
Rを介してエア源18と接続されている。レギュレータ
Rは、制御部19からの圧力設定信号に従ってシリンダ
16に供給されるエアの圧力を設定できるようになって
おり、貯溜部31内のクリーム半田5を所定の圧力で押
し下げるようになっている。シリンダ16および加圧板
32はペーストであるクリーム半田5を加圧する加圧手
段となっている。シリンダ16によって加圧されたクリ
ーム半田5は、貯溜部31内で下方に移動し下面の開口
から下方に押し出される。そして押し出されたクリーム
半田は、本体部30の下面に配設されたスキージング部
36によって囲まれた印刷空間35に到達する。
よび印刷空間35について説明する。スキージング部3
6は、本体部30の下部において周囲を閉囲する4方向
の壁面より構成され、これらの壁面の内側に印刷空間3
5が形成される。図4(a)に示すように、スキージン
グ部36のスキージング方向(矢印a方向)の両端に
は、印刷空間35の前後壁面を形成する2つの摺接部3
7が設けられている。印刷動作時には、印刷空間35は
加圧されたクリーム半田5を収容し、印刷空間35の下
面、すなわち2つの摺接部37の間に形成された開口部
を介してクリーム半田5をマスクプレート12の表面に
接触させる。摺接部37は、板状の掻き取り部材39
と、ブロック形状の充填部材38とを組み合わせて一体
的に結合した構成となっている。掻き取り部材39は、
印刷空間35内に位置するマスクプレート12の上面に
対して、鈍角αの接触角で摺接している。
9は下端部39aがマスクプレート12の上面に摺接す
る可撓性の板部材であり、スキージングにおいてマスク
プレート12上面のクリーム半田5を掻き取る。充填部
材38は、掻き取り部材39が装着される装着面38a
と、この装着面38aに対して所定の角度βをなし印刷
空間35内に位置するマスクプレート12の上面に対し
て鋭角γをなす充填面38bを有し、エラストマなどの
可撓性の材質によって略方形断面のブロック形状に形成
されている。充填部材38は、スキージングにおいて充
填面38bによってクリーム半田5をローリング(矢印
b参照)させパターン孔12a内に充填する。
印刷におけるクリーム半田5の補給作業について図5を
参照して説明する。図5(a)において、スキージヘッ
ド13は下降状態にあり、スキージング部36はマスク
プレート12の上面に当接している。貯溜部31の貯溜
膜部材33内にはクリーム半田5が収容されており、ス
キージング開始に際しては、クリーム半田5の押し込む
動作を行う。すなわちシリンダ16を駆動して、加圧板
32によって貯溜膜部材33を介して内部のクリーム半
田5を加圧する。これにより、貯溜部31、印刷空間3
5内のクリーム半田5は下方に移動し、印刷空間35内
はクリーム半田5で隙間なく充填される。
(b)に示すように、スキージヘッド13をマスクプレ
ート12上で水平移動させることにより、印刷空間35
内のクリーム半田5のうち、摺接部37の前面付近に位
置するクリーム半田5には充填面38b(図4(b)参
照)によってローリング流動が与えられる。これによ
り、スキージヘッド13の移動過程において、クリーム
半田5はマスクプレート12のパターン孔12a内に進
入し内部を良好に充填する。
いて、貯溜部31内のクリーム半田5は徐々に消費さ
れ、やがて図5(b)に示すようにクリーム半田5の押
し込み時に加圧板32が貯溜部31の下端部まで下降す
るようになる。この状態を図示しないセンサによって検
知することにより半田切れ報知が行われ、この半田切れ
報知を承けて半田補給作業が行われる。
り外し、図5(c)に示すように上下を反転した姿勢
で、作業台(図示せず)上に載置する。これにより2つ
の摺接部37の間の開口部が上面に露呈される。そして
この開口部から、ペースト状のクリーム半田5を直接補
給する。すなわち、本実施の形態においては、印刷用の
開口部が、貯溜部31内にクリーム半田5を補給するた
めの補給用開口となっている。この補給作業には、クリ
ーム半田5を吐出する供給ガンを用いて貯溜部31の内
部に押し込む方法や、ヘラなどの手工具によってクリー
ム半田5を少量づつ順次押し込む方法など、各種の方法
を用いることができる。
置にセットされた受け部材40に当接するまでクリーム
半田5の押し込みを継続する。これにより、図5(d)
に示すように、貯溜部31の貯溜膜部材33内には所定
量のクリーム半田5が充填される。この補給作業の際
に、貯溜膜部材33内を工具によって上下方向に撹拌し
ながらクリーム半田5の補給を行うことにより、特定部
分のクリーム半田5が貯溜部31内に長期間残留するこ
とによる品質劣化を防止できる。
スキージヘッド13は、従来の専用容器に予め充填され
たクリーム半田を用いることなくクリーム半田の補給が
行えることから、ポットによって供給されるクリーム半
田をそのまま使用することができ、クリーム半田の供給
形態の制約を排し、ランニングコストを大幅に低減する
ことができる。しかも使用されないまま廃棄される残留
半田の発生がなく、資源の無駄のないスクリーン印刷を
実現することができる。
袋状の貯溜膜部材33を備えた例を示したが、図6に示
すように、貯溜部31の内側面に直接摺接する平板形状
の閉塞部材33’を設け、加圧板32によってこの閉塞
部材33’を押し下げるようにしてもよい。
ーストを加圧することによりペーストを下方に押し出し
て印刷空間の下面に形成された開口部を介してマスクプ
レートの表面に接触させて印刷を行い、ペーストの補給
時には、スキージヘッドを反転して印刷用の開口部から
ペースト貯溜部内にペーストを押し込んで補給するよう
にしたので、専用容器を用いることなくペーストの供給
形態の制約を排し、低コストで無駄なくペーストを供給
することができる。
正面図
側面図
スキージヘッドの部分断面図
スキージヘッドの部分断面図
るスキージヘッドの動作説明図
スキージヘッドの部分断面図
Claims (3)
- 【請求項1】マスクプレート上でスキージヘッドを移動
させることにより、マスクプレートのパターン孔を介し
て基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置であっ
て、前記スキージヘッドをマスクプレートに対してそれ
ぞれ水平方向に移動させ、昇降させる水平移動手段、昇
降手段と、スキージヘッドをマスクプレートに対して押
圧する押圧手段と、前記スキージヘッドに設けられ内部
にペーストを収容するペースト貯溜部と、このペースト
貯溜部内のペーストを加圧することによりペーストをペ
ースト貯溜部から下方に移動させる加圧手段と、下方に
移動したペーストを収容し下面に形成された開口部を介
してマスクプレートの表面に接触させる印刷空間と、前
記印刷空間のスキージング方向の前後壁を形成し前記マ
スクプレートの上面に摺接する相対向した2つの摺接部
とを備え、前記開口部が、前記ペースト貯溜部内にペー
ストを補給するための補給用開口となっていることを特
徴とするスクリーン印刷装置。 - 【請求項2】前記ペースト貯溜部は、可撓性の膜状材に
よって形成された袋状容器を備えていることを特徴とす
る請求項1記載のスクリーン印刷装置。 - 【請求項3】スキージヘッドをマスクプレートに対して
それぞれ水平方向に移動させ、昇降させる水平移動手
段、昇降手段と、スキージヘッドをマスクプレートに対
して押圧する押圧手段と、前記スキージヘッドに設けら
れ内部にペーストを収容するペースト貯溜部と、このペ
ースト貯溜部内のペーストを加圧することによりペース
トを下方に押し出す加圧手段と、押し出されたペースト
を収容し下面に形成された開口部を介してマスクプレー
トの表面に接触させる印刷空間と、前記印刷空間のスキ
ージング方向の前後壁を形成し前記マスクプレートの上
面に摺接する相対向した2つの摺接部とを備えたスクリ
ーン印刷装置によるスクリーン印刷方法であって、マス
クプレート上で前記スキージヘッドを移動させることに
より、マスクプレートのパターン孔を介して基板にペー
ストを印刷する印刷工程と、前記開口部から前記ペース
ト貯溜部内にペーストを補給するペースト補給工程とを
含むことを特徴とするスクリーン印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001265531A JP3622708B2 (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | スクリーン印刷装置におけるペースト補給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001265531A JP3622708B2 (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | スクリーン印刷装置におけるペースト補給方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP3622708B2 JP3622708B2 (ja) | 2005-02-23 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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-
2001
- 2001-09-03 JP JP2001265531A patent/JP3622708B2/ja not_active Expired - Fee Related
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