JP2003071745A - ハンマドリル - Google Patents

ハンマドリル

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JP2003071745A
JP2003071745A JP2001390697A JP2001390697A JP2003071745A JP 2003071745 A JP2003071745 A JP 2003071745A JP 2001390697 A JP2001390697 A JP 2001390697A JP 2001390697 A JP2001390697 A JP 2001390697A JP 2003071745 A JP2003071745 A JP 2003071745A
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rotation
hammer drill
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敏博 一條
Yukio Terunuma
由喜夫 照沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性に優れ、且つ小型化することのできる
ハンマドリルを提供することである。 【解決手段】 モータの回転により回転する中間軸14
aと、中間軸14a上に軸方向移動可能に設けられ、中
間軸14a上での移動位置に応じて中間軸14aと一体
回転可能なセカンドピニオン10と、中間軸14a上に
回動不能且つ軸方向移動可能に設けられ、中間軸14a
上での移動位置に応じて運動変換部材4と係合可能なス
リーブ6と、軸方向に移動可能で、移動位置に応じてセ
カンドピニオン10と係合可能な回転係止部材9と、操
作位置に応じてセカンドピニオン10、スリーブ6、回
転係止部材9の移動位置を切換える切換部材8とを設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、打撃機構部及び回
転伝達機構部を備えたハンマドリルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のハンマドリルは、「回転力及び打
撃力」或いは「回転力のみ」といった動力を使用目的に
応じて先端工具に伝達することのできる動作モード切換
装置を備えていた。上記動作モード切換装置は、モータ
の回転力をピニオン、ファーストギヤを介して中間軸に
伝達させ、中間軸上のセカンドピニオンと噛み合うセカ
ンドギヤに常時その回転力を伝達することで、シリンダ
等を介して先端工具に回転力を伝達していた。また、そ
の一方、中間軸と常時スプライン係合しているスリーブ
と中間軸上に回転可能に遊嵌されている運動変換部材と
の爪による係合によって、中間軸に伝達されたモータの
回転力を運動変換部材に伝達しピストンを往復運動さ
せ、空気バネを利用することにより打撃子及び中間子を
介して先端工具に打撃力を伝達していた。
【0003】上記した従来のハンマドリルは、外枠部材
に回動可能に連結されている切換部材を操作することに
よって、スリーブを軸方向に移動し、スリーブと運動変
換部材とにおける爪の係合状態により、先端工具に「回
転力及び打撃力」或いは「回転力のみ」を伝達する構成
となっていた。
【0004】また、上記した従来のハンマドリルとは異
なる動作モード切換装置として、特表平3−50469
7号公報に記載されているように「回転力及び打撃
力」、「回転力のみ」、「打撃力のみ」といった動力を
使用目的に応じて先端工具に伝達することのできるハン
マドリルも提供されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のハンマドリル
は、「回転力及び打撃力」或いは「回転力のみ」を先端
工具に伝達する2つの動作モードを有する切換装置が主
流であったため、先端工具に「打撃力のみ」を伝達する
動作モードを有していなかった。このため、先端工具に
「打撃力のみ」を伝達して行う、はつり作業等には、上
記動作モード切換装置を有するハンマドリルを使用する
ことができなかったという問題を有していた。
【0006】また、先端工具に「回転力及び打撃力」、
「回転力のみ」、「打撃力のみ」を選択的に伝達する3
つの動作モードを有する切換装置を備えたハンマドリル
は、先端工具に「打撃力のみ」を伝達することができる
ため、はつり作業等を行うことができるものであるが、
中間軸の軸方向移動によって先端工具に回転力や打撃力
を伝達するよう構成されているため、中間軸が軸方向に
移動するためのスペースを必要とし、動作モード切換装
置が中間軸の軸方向に長くなってしまうことから、結果
的にハンマドリルの小形化を図ることができないという
問題を有していた。
【0007】本発明の目的は、上記問題を解消し、操作
性に優れ、且つ小形化を図れるハンマドリルを提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、モータと、
モータの回転力を打撃力に変換する運動変換部材と、運
動変換部材によって変換された打撃力を伝達する打撃機
構部と、打撃機構部から打撃力の伝達される先端工具
と、先端工具に回転力を伝達する回転伝達機構部とを備
えたハンマドリルであって、モータの回転により回転す
る中間軸と、中間軸上に軸方向移動可能に設けられ、中
間軸上での移動位置に応じて中間軸と一体回転可能なセ
カンドピニオンと、中間軸上に回動不能且つ軸方向移動
可能に設けられ、中間軸上での移動位置に応じて運動変
換部材と係合可能なスリーブと、軸方向に移動可能で、
移動位置に応じてセカンドピニオンと係合可能な回転係
止部材と、操作位置に応じてセカンドピニオン、スリー
ブ、回転係止部材の移動位置を切換える切換部材とを設
けることにより達成することができる。また、上記構成
に加えて、セカンドピニオンを中間軸と一体回転可能と
なる位置側に付勢するバネを設けると共に、切換部材に
偏心する凸部を設け、切換部材の回転に応じて凸部がセ
カンドピニオンをバネ側に移動させる構成とすることに
より達成される。また、上記構成に加えて、スリーブを
運動変換部材と係合する位置側に付勢するバネを設ける
と共に、回転係止部材に切換部材の操作位置に応じてス
リーブをバネ側に移動させるつば部を設けることにより
達成される。また、上記構成に加えて、セカンドピニオ
ンを中間軸と一体回転可能となる位置側に付勢するバネ
と、スリーブを運動変換部材と係合する位置側に付勢す
るバネとを、セカンドピニオンとスリーブとの間に位置
する1つのバネとすることにより達成される。。また、
上記構成に加えて、回転係止部材をセカンドピニオンと
係合する方向に付勢する第2のバネを設け、切換部材は
操作位置に応じて回転係止部材を第2のバネ側に移動さ
せることにより達成される。また、上記構成に加えて、
切換部材に設けられた偏心する凸部により回転係止部材
を第2のバネ側に移動させることにより達成される。ま
た、上記構成に加えて、セカンドピニオンは中間軸と一
体回転するピニオンスリーブに係合することにより中間
軸と一体回転可能となる構成とすることにより達成され
る。また、上記構成に加えて、切換部材は、セカンドピ
ニオンを中間軸と一体回転可能とし、スリーブと運動変
換部材とを係合させると共に回転係止部材とセカンドピ
ニオンとを非係合とする回転及び打撃モードと、セカン
ドピニオンを中間軸と一体回転可能とし、スリーブと運
動変換部材とを非係合とすると共に回転係止部材とセカ
ンドピニオンとを非係合とする回転のみモードと、セカ
ンドピニオンを中間軸と一体回転不能とし、スリーブと
運動変換部材とを係合させると共に回転係止部材とセカ
ンドピニオンとを非係合とする打撃のみモードと、セカ
ンドピニオンと中間軸と一体回転不能とし、スリーブと
運動変換部材とを係合させると共に回転係止部材とセカ
ンドピニオンとを係合させるニュートラルモードとに切
換える構成とすることにより達成される。また、上記構
成に加えて、切換部材は、回転のみモード、回転及び打
撃モード、ニュートラルモード、打撃のみモードの順で
動作モードを切換える構成とすることにより達成され
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明になるハンマドリルの動作
モード切換装置を図1乃至図12を用いて説明する。本
発明ハンマドリルは図に示すように、駆動源であるモー
タ1と、モータ1の回転力を打撃力に変換する運動変換
部材4と、運動変換部材4によって変換された打撃力を
先端工具20に伝達する打撃機構部と、先端工具20に
回転力を伝達する回転伝達機構部とを備えた構成をして
おり、先端工具20を保持するシリンダ19にセカンド
ギヤ15を介して回転を伝達するセカンドピニオン10
を中間軸14a上に回転可能及び中間軸14の軸方向に
移動可能に設けている。セカンドピニオン10の先端工
具20側にはセカンドピニオン10のピニオン部10a
と係合可能な歯車12aを有したピニオンスリーブ12
が中間軸14aと一体に回転するよう中間軸14aに圧
入して設けられている。なお、中間軸14は図示左側に
位置する中間軸14aと図示左側に位置する中間軸14
bとに2分割構成されており、中間軸14aは中間軸1
4bに圧入され一体に回転するようになっている。セカ
ンドピニオン10のピニオン部10aとピニオンスリー
ブ12の歯車12aが係合すると、中間軸14aの回転
運動がピニオンスリーブ12を介してセカンドピニオン
10に伝わり、更にセカンドギヤ15を介してシリンダ
19に伝わり先端工具20が回転する。一方、セカンド
ピニオン10をモータ1側へ移動させピニオンスリーブ
12との係合がはずれると、セカンドピニオン10内径
部で中間軸14が空転し、シリンダ19への回転伝達が
中断される。上記したようにセカンドピニオン10とピ
ニオンスリーブ12とによって先端工具20への回転伝
達を制御する第1クラッチ機構が構成されている。
【0010】また、中間軸14b上には中間軸14bの
軸方向に移動可能に設けられ、中間軸14bとスプライ
ン係合し中間軸14bに対して回転不能となっているス
リーブ6と、中間軸14bに対して回転可能に遊嵌さ
れ、中間軸14bの軸方向に移動不能に設けられた運動
変換部材4とを有している。スリーブ6と運動変換部材
4とには互いに係合可能な爪が設けられており、爪が係
合している際には中間軸14bの回転運動がスリーブ6
を介して運動変換部材4に伝わり打撃運動に変換され、
先端工具20に打撃力が伝達される。スリーブ6を先端
工具20側へ移動させ、スリーブ6と運動変換部材4と
の爪の係合をはずすと先端工具20への打撃運動伝達が
中断される。上記したようにスリーブ6と運動変換部材
4とによって先端工具20への打撃伝達を制御する第2
クラッチ機構が構成されている。
【0011】図に示すように中間軸14上のセカンドピ
ニオン10とスリーブ6との間には、第1クラッチ機構
及び第2クラッチ機構が連結する方向にセカンドピニオ
ン10とスリーブ6を常に付勢する付勢手段である第1
のバネ7が設けられている。
【0012】また、外枠部材21には図8に示すように
中心軸から偏心した位置に凸部8aを有する構成をした
切換部材8が回転可能でかつ外部より操作可能に設けら
れている。この凸部8aは切換部材8が回転操作され、
モータ1側に移動する際にセカンドピニオン10をモー
タ1側に移動させる、すなわちセカンドピニオン10を
ピニオンスリーブ12と非係合とし第1クラッチ機構を
離脱させる方向に移動させる手段として働く。
【0013】また、図に示すようにセカンドピニオン1
0付近には回転係止部材9が設けられている。回転係止
部材9は図5に示すように外枠部材21内部に設けられ
た溝部21aに係合しており、これによって中間軸14
の軸方向に移動可能となっていると共に、図7に示すよ
うにセカンドピニオン10のつば部の歯車10bと係合
可能となっており、モータ1側に移動した際に歯車10
bと係合してセカンドピニオン10の回転を規制しシリ
ンダ19及び先端工具20の回転を規制する。なお、回
転係止部材9は付勢手段である第2のバネ23によって
常にセカンドピニオン10と係合する方向に付勢されて
いる。上記したように回転係止部材9とセカンドピニオ
ン10とによって先端工具20の回転を規制する第3ク
ラッチ機構が構成されている。
【0014】続いて、以下に各モードにおける動作につ
いて説明する。
【0015】(回転及び打撃モード)図1及び図9にお
いて、モータ1の回転は、ピニオン2からギヤ3を介し
て中間軸14bに伝達され、中間軸14bにスプライン
係合するスリーブ6に設けた爪と運動変換部材4に設け
た爪が係合し、ピストン16を往復運動させる。その結
果、発生される空気バネを利用し、打撃子17及び中間
子18を介して先端工具20に打撃力を伝達する。同時
にモータ1の回転は、第1クラッチ機構を介してセカン
ドピニオン10に伝達され、セカンドギヤ15を介して
先端工具20を保持するシリンダ19に回転を伝達して
いる。これにより先端工具20に回転力と打撃力を伝達
する「回転及び打撃モード」を得ることができる。
【0016】(ニュートラルモード)図2及び図10に
おいて、前述した「回転及び打撃モード」の状態から外
枠部材21の外部に連結された切換部材8を操作し、切
換部材8の凸部8aをモータ1側に移動させれば、凸部
8aによってセカンドピニオン10が第1のバネ7の付
勢力に抗してモータ1側へ移動し、第1クラッチ機構が
離脱する。
【0017】また、同時に第2のバネ23で付勢されて
いる回転係止部材9は、切換部材8の凸部8aに突き当
たっており、セカンドピニオン10のつば部の歯車10
bと係合しない位置にある。これにより、先端工具20
への回転伝達を中断すると共に、先端工具20は空転状
態となり先端工具20の刃先を任意の向きにすることが
できる「ニュートラルモード」を得ることができる。
【0018】(打撃のみモード)図3及び図11におい
て、前述した「ニュートラルモード」の状態から、先端
工具20の刃先を任意の向きに合わせたまま切換部材8
を操作し切換部材8の凸部8aをモータ1側へ移動させ
ると、第2のバネ23で付勢されている回転係止部材9
の突き当てとなっていた凸部8aが図7に示す回転係止
部材9の開口部9cに入り、回転係止部材9は第2のバ
ネ23の付勢力によりモータ1側へ移動し、回転係止部
材9とセカンドピニオン10のつば部の歯車10bが係
合し第3クラッチが連結する。これにより、先端工具2
0の空転が抑止できる。この時、スリーブ6は第1のバ
ネ7により付勢されているため、第2クラッチ機構は連
結したままであり先端工具20に打撃力のみを伝達する
「打撃のみモード」を得ることができる。なお、図5乃
至図7に示すように回転係止部材9の内径は、ピニオン
スリーブ12と係合するセカンドピニオン10の外径よ
り大きい径を有している。
【0019】(回転のみモード)図4及び図12におい
て、前述した「回転及び打撃モード」の状態から、切換
部材8を操作し切換部材の凸部8aを先端工具20側へ
移動させれば、凸部8aによって回転係止部材9が先端
工具20側へ移動する。この時、回転係止部材9に一体
に設けられたつば部9aがスリーブ6に突き当たり、つ
ば部9aによってスリーブ6も回転係止部材9と共に先
端工具20側へ移動し、第2クラッチ機構が離脱し先端
工具20への打撃伝達を中断する。セカンドピニオン1
0は第1のバネ7により付勢されているため、第1クラ
ッチ機構は連結した状態にあり先端工具20に回転力の
みを伝達する「回転のみモード」を得ることができる。
上記回転係止部材9に一体に設けられたつば部9aは、
スリーブ6を運動変換部材4と非係合とする方向に移動
させる手段であり、凸部8a及び回転係止部材9を介し
て切換部材8の回転動作に連動して中間軸14の軸方向
に移動し、回転係止部材9とセカンドピニオン10とが
非係合状態、すなわち第1クラッチ機構が離脱した状態
にある際にスリーブ6を運動変換部材4と非係合とする
方向に移動させることができる移動手段である。
【0020】なお、第1クラッチ機構が連結し、第2ク
ラッチ機構及び第3クラッチが離脱している「回転のみ
モード」から、切換部材8を操作し切換部材の凸部8a
をモータ1側へ移動させれば、回転係止部材9が第2の
バネ23の付勢力によりモータ1側に移動し、これによ
ってつば部9aがモータ1側に移動してスリーブ6が第
1のバネ7の付勢力によりモータ1側に移動することに
より運動変換部材4と係合して第2クラッチ機構が連結
し、第1クラッチ機構及び第2クラッチ機構が連結し、
第3クラッチが離脱している「回転及び打撃モード」を
得ることができる。この状態から、更に切換部材8を操
作し凸部8aをモータ1側に移動させれば、凸部8aに
よってセカンドピニオン10がモータ1側に移動して第
1クラッチ機構が離脱し、第1クラッチ機構及び第3ク
ラッチ機構が離脱し、第2クラッチが連結している「ニ
ュートラルモード」を得ることができ、更に凸部8aを
モータ1側に移動させれば、回転係止部材9がモータ1
側に移動することによりセカンドピニオン10と係合し
て第3クラッチ機構が連結し、第1クラッチ機構が離脱
し、第2クラッチ機構及び第3クラッチが連結している
「打撃のみモード」を得ることができる。また、上記し
た切換動作とは逆に「打撃のみモード」の状態から切換
部材8を操作し、凸部8aを先端工具20側に移動させ
た際には、動作モードを「ニュートラルモード」、「回
転及び打撃モード」、「回転のみモード」と切換えるこ
とができる。
【0021】なお、「打撃のみモード」の状態から「回
転及び打撃モード」へスムーズに切換ることができるよ
うに、図9乃至図12に示すように回転係止部材9の開
口部9cをテーパー形状としている。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、回転伝達機構部にモー
タの回転を受け回転する中間軸と、中間軸と一体回転す
るピニオンスリーブと、中間軸上において回転可能及び
軸方向移動可能で一方向側に移動することによりピニオ
ンスリーブと係合するセカンドピニオンとを設けると共
に、打撃機構部に中間軸上において回転不能及び軸方向
移動可能で一方向側に移動することにより中間軸上に回
転可能及び軸方向移動不能に設けられた運動変換部材と
係合するスリーブとを設け、更にセカンドピニオンを常
にピニオンスリーブと係合する方向に付勢する付勢手段
と、スリーブを常に運動変換部材と係合する方向に付勢
する付勢手段と、セカンドピニオンとピニオンスリーブ
とが非係合状態の際にセカンドピニオンと係合可能で係
合時にセカンドピニオンの回転を規制する回転係止部材
とを設けたことにより、中間軸を軸方向に移動させるた
めのスペースを設ける必要がなく、小型化を図ることが
できるハンマドリルを提供することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるハンマドリルの「回転及び打撃
モード」状態を示す要部拡大断面図。
【図2】 本発明になるハンマドリルの「ニュートラル
モード」状態を示す要部拡大断面図。
【図3】 本発明になるハンマドリルの「打撃のみモー
ド」状態を示す要部拡大断面図。
【図4】 本発明になるハンマドリルの「回転のみモー
ド」状態を示す要部拡大断面図。
【図5】 本発明になるハンマドリルを構成する回転係
止部材の一実施形態を示す斜視図。
【図6】 本発明になるハンマドリルの要部拡大斜視
図。
【図7】 本発明になるハンマドリルの要部拡大斜視
図。
【図8】 本発明になるハンマドリルを構成する切換部
材の一実施形態を示す斜視図。
【図9】 本発明になるハンマドリルの「回転及び打撃
モード」状態を示す要部拡大平面図。
【図10】本発明になるハンマドリルの「ニュートラル
モード」状態を示す要部拡大平面図。
【図11】本発明になるハンマドリルの「打撃のみモー
ド」状態を示す要部拡大平面図。
【図12】本発明になるハンマドリルの「回転のみモー
ド」状態を示す要部拡大平面図。
【符号の説明】
1はモータ、4は運動変換部材、6はスリーブ、7は第
1のバネ、8は切換部材、8aは凸部、9は回転係止部
材、9aはつば部、10はセカンドピニオン、12はピ
ニオンスリーブ、14は中間軸、19はシリンダ、20
は先端工具、21は外枠部材、23は第2のバネであ
る。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、該モータの回転力を打撃力に
    変換する運動変換部材と、該運動変換部材によって変換
    された打撃力を伝達する打撃機構部と、該打撃機構部か
    ら打撃力の伝達される先端工具と、該先端工具に回転力
    を伝達する回転伝達機構部とを備えたハンマドリルであ
    って、前記モータの回転により回転する中間軸と、該中
    間軸上に軸方向移動可能に設けられ、前記中間軸上での
    移動位置に応じて前記中間軸と一体回転可能なセカンド
    ピニオンと、前記中間軸上に回動不能且つ軸方向移動可
    能に設けられ、前記中間軸上での移動位置に応じて運動
    変換部材と係合可能なスリーブと、軸方向に移動可能
    で、移動位置に応じて前記セカンドピニオンと係合可能
    な回転係止部材と、操作位置に応じて前記セカンドピニ
    オン、前記スリーブ、前記回転係止部材の移動位置を切
    換える切換部材とを有することを特徴とするハンマドリ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記セカンドピニオンを前記中間軸と一
    体回転可能となる位置側に付勢するバネを設けると共
    に、前記切換部材に偏心する凸部を設け、前記切換部材
    の回転に応じて前記凸部が前記セカンドピニオンを前記
    バネ側に移動させることを特徴とする請求項1記載のハ
    ンマドリル。
  3. 【請求項3】 前記スリーブを前記運動変換部材と係合
    する位置側に付勢するバネを設けると共に、前記回転係
    止部材に前記切換部材の操作位置に応じて前記スリーブ
    を前記バネ側に移動させるつば部を設けたことを特徴と
    する請求項1あるいは請求項2記載のハンマドリル。
  4. 【請求項4】 前記セカンドピニオンを前記中間軸と一
    体回転可能となる位置側に付勢する前記バネと、前記ス
    リーブを前記運動変換部材と係合する位置側に付勢する
    前記バネとを、前記セカンドピニオンと前記スリーブと
    の間に位置する1つのバネとしたことを特徴とする請求
    項1〜請求項3のいずれか記載のハンマドリル。
  5. 【請求項5】 前記回転係止部材を前記セカンドピニオ
    ンと係合する方向に付勢する第2のバネを設け、前記切
    換部材は操作位置に応じて前記回転係止部材を前記第2
    のバネ側に移動させることを特徴とする請求項1〜請求
    項4のいずれか記載のハンマドリル。
  6. 【請求項6】 前記切換部材に設けられた偏心する凸部
    により前記回転係止部材を前記第2のバネ側に移動させ
    ることを特徴とする請求項5記載のハンマドリル。
  7. 【請求項7】 前記セカンドピニオンは前記中間軸と一
    体回転するピニオンスリーブに係合することにより前記
    中間軸と一体回転可能となることを特徴とする請求項1
    〜請求項7のいずれか記載のハンマドリル。
  8. 【請求項8】 前記切換部材は、前記セカンドピニオン
    を前記中間軸と一体回転可能とし、前記スリーブと前記
    運動変換部材とを係合させると共に前記回転係止部材と
    前記セカンドピニオンとを非係合とする回転及び打撃モ
    ードと、前記セカンドピニオンを前記中間軸と一体回転
    可能とし、前記スリーブと前記運動変換部材とを非係合
    とすると共に前記回転係止部材と前記セカンドピニオン
    とを非係合とする回転のみモードと、前記セカンドピニ
    オンを前記中間軸と一体回転不能とし、前記スリーブと
    前記運動変換部材とを係合させると共に前記回転係止部
    材と前記セカンドピニオンとを非係合とする打撃のみモ
    ードと、前記セカンドピニオンと前記中間軸と一体回転
    不能とし、前記スリーブと前記運動変換部材とを係合さ
    せると共に前記回転係止部材と前記セカンドピニオンと
    を係合させるニュートラルモードとに切換えることがで
    きることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか記
    載のハンマドリル。
  9. 【請求項9】 前記切換部材は、回転のみモード、回転
    及び打撃モード、ニュートラルモード、打撃のみモード
    の順で動作モードを切換えることを特徴とする請求項8
    記載のハンマドリル。
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