JP2003071673A - 工具交換装置 - Google Patents
工具交換装置Info
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Abstract
具を工具支持部材に対して軸線を中心とする回転方向の
所定位置に正確に位置決めして装着することができる工
具交換装置を提供する。 【解決手段】 工具交換台34を内部の工具受渡位置と
外部の工具交換位置との間で移動可能に配設する。工具
交換台34上には、工具15を工具ホルダ16とともに
着脱可能に支持する工具支持部材40を設ける。工具交
換台34上には、工具ホルダ16の外周のキー溝16b
と係合して、工具ホルダ16を工具支持部材40上の支
持状態にロックするロック部材44と、そのロック部材
44を係合及び離脱操作するための操作軸45とを設け
る。操作軸45の係合操作に際して、ロック部材44が
工具ホルダ16のキー溝16bに係合されないとき、工
具交換台34の移動を拘束して新工具15の装填を規制
する移動拘束機構51を設ける。
Description
収容された工具を外部に取り出して交換する工具交換装
置に関するものである。
特開2001−9659号公報に開示されるような構成
のものが知られている。この従来構成においては、工具
マガジンの保持部に収容保持された旧工具を新工具と交
換する場合に、旧工具が工具ホルダに保持された状態
で、工具ローダにより工具ポットとともに工具マガジン
から取り出されて、昇降機構の工具受け部材に引き渡さ
れる。この状態で、昇降機構の工具受け部材が下降され
て、旧工具が工具ポットとともに工具受渡位置に下降さ
れ、工具ホルダの外周の把持溝に工具交換機構の工具支
持部材が係合される。
の工具受渡位置から外部の工具交換位置に引き出すこと
により、旧工具が工具交換位置に配置される。この状態
で、工具支持部材上の旧工具を工具ホルダとともに新工
具と交換した後、工具交換台を工具交換位置から工具受
渡位置に押し込むと、新工具が内部の工具受渡位置に移
動されて、前記昇降機構の工具受け部材上の工具ポット
に差し込まれる。
新工具が工具ポットとともに上昇され、工具ホルダの把
持溝が工具交換機構の工具支持部材から離脱される。そ
の後、工具ローダにより新工具が工具ポットとともに工
具受け部材から受け取られて、工具マガジンの所定の保
持部に収容される。これにより、工具マガジンの保持部
に対する旧工具と新工具との交換動作が終了するように
なっている。
ては、工具交換機構の工具支持部材上に新工具を旧工具
と交換して装着する際に、新工具を装着した工具ホルダ
を工具支持部材に対して軸線を中心とする回転方向の所
定位置に位置決めする必要がある。この位置決め機構と
して、前記工具ホルダの外周に形成したノッチに対し工
具支持部材側に装着した係止爪を有する係止レバーを係
止位置に切り替え配置するようになっていた。
位置決め機構は、ノッチに係止爪が確実に係止されてい
ない状態でも新工具を工具マガジンへ搬入することがで
きるので、次のような問題が発生した。新工具が回転方
向の所定位置に位置決めされていない状態で、工具マガ
ジンの保持部に収容された後に、工具交換アーム等を介
して主軸に装着されると、主軸の取付溝に噛み合わず工
具ホルダが無理に嵌合されようとするので、エラー信号
が出力されて、主軸に対する工具交換をやり直す必要が
あった。又、エラー信号が出力されないまでも、不適切
に工具ホルダが主軸に装着されたままワークの加工が行
われると、加工精度の低下を招くという問題があった。
する問題点に着目してなされたものである。その目的
は、工具支持部材への工具の交換に際して、新工具を工
具支持部材に対して軸線を中心とする回転方向の所定位
置に正確に位置決めして装着することができる工具交換
装置を提供することにある。
めに、請求項1に記載の発明は、工具マガジンに収容さ
れた工具を外部に取り出して交換する工具交換装置にお
いて、内部の工具受渡位置と外部の工具交換位置との間
で移動可能に配設された工具交換台と、その工具交換台
上に設けられ、工具を工具ホルダとともに着脱可能に支
持する工具支持部材と、前記工具ホルダの外周のキー溝
と係合して、工具ホルダを工具支持部材上の支持状態に
ロックするロック部材と、そのロック部材を係合及び離
脱操作するための操作部材と、その操作部材の係合操作
に際して、ロック部材が工具ホルダのキー溝に係合され
ないとき、工具交換台の移動を拘束する移動拘束機構と
を備えたことを特徴とするものである。
ば、工具支持部材上に新工具を旧工具と交換して装着す
る際に、新工具が軸線を中心とする回転方向の所定位置
に配置されていれば、操作部材の係合操作に伴って、ロ
ック部材が工具ホルダのキー溝に係合される。そして、
この係合により工具ホルダが工具支持部材上の支持状態
にロックされるとともに、移動拘束機構による工具交換
台の移動拘束が解除されて、工具交換台の押し込み操作
による新工具の装填が許容される。
線を中心とする回転方向の所定位置に正確に位置決めし
て装着することができる。このため、新工具が回転方向
の所定位置に位置決めされない状態で、工具マガジンの
保持部に収容された後に、工具交換アーム等を介して主
軸に装着されることはなく、工具交換動作のやり直しが
不要となる。又、主軸のテーパ部に対する工具の取り付
けが適正になって、加工精度の低下を招くおそれを防止
することもできる。
の発明において、前記移動拘束機構は、操作部材の操作
に伴って回動される回動部材と、その回動部材に対応配
置された拘束板とよりなり、その拘束板には回動部材に
係合して工具交換台の移動を拘束する拘束溝を形成した
ことを特徴とするものである。
ば、移動拘束機構の構造が簡単であるとともに、新工具
が回転方向の所定位置に配置されていない場合に、工具
交換台の移動拘束を確実に行うことができる。
の発明において、前記拘束溝は、工具交換台の工具受渡
位置と工具交換位置とに対応して設けられていることを
特徴とするものである。
ば、工具交換台の工具交換位置において、工具交換台の
移動拘束を確実に行うことができるとともに、工具交換
台の工具受渡位置において、ロック部材による工具ホル
ダのロックを容易に解放することができる。
項3のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記
工具交換台を引き出すためにケースに形成された開口部
には開閉カバーを設け、その開閉カバーと工具交換台と
の間には工具交換台の移動に伴って開閉カバーを開閉さ
せるための連動機構を設けたことを特徴とするものであ
る。
ば、工具交換台を開口部から出し入れして、工具支持部
材上の工具を交換する際に、工具交換台の引き出し及び
押し込み動作に伴い、連動機構を介して開閉カバーによ
り開口部が適切に閉ざされる。よって、工具の交換中に
ケースの開口部を、内部に作業者の手等が入らないよう
に閉状態に保持することができて、作業者の安全を確保
することができる。
の発明において、前記連動機構は、工具交換台の工具受
渡位置から工具交換位置への引き出し移動途中で開閉カ
バーの動作をさせるようにしたことを特徴とするもので
ある。
ば、工具交換台の引き出し移動に伴う開閉カバーの開閉
動作時に、開閉カバーが引き出し途中の工具交換台や工
具支持部材に衝突するおそれを防止することができる。
を、図面に基づいて説明する。図1に示すように、工作
機械のベース11上にはコラム12が図示しない駆動装
置によって前後方向及び左右方向へ移動可能に配設さ
れ、そのコラム12には主軸ヘッド13が上下方向へ移
動可能に支持されている。主軸ヘッド13には主軸14
が回転可能に支持され、その先端にはドリル等の工具1
5が工具ホルダ16に保持された状態で着脱可能に装着
されている。
され、その上面にはワーク18が着脱可能に載置されて
いる。そして、主軸ヘッド13が図1に鎖線で示す下方
の加工位置に移動配置された状態で、主軸14が回転さ
れながら、コラム12がテーブル17上のワーク18に
向かって移動されて、工具15によりワーク18に穿孔
等の所定の加工が施されるようになっている。
上にはフレーム19が立設されている。主軸14の上方
において、フレーム19の上部前面側には工具交換アー
ム20が主軸14の回転軸線と平行な軸線の周りで回動
可能及びその軸線方向へ移動可能に支持され、その両端
には工具15を工具ホルダ16とともに把持するための
工具把持部20aが形成されている。
す上方の工具交換位置に移動配置された状態で、工具交
換アーム20が軸線の周りで回動及び軸線方向へ移動さ
れる。これにより、主軸14に装着された工具15と、
後述する工具ローダ23に保持された工具15とが、工
具ホルダ16とともに工具交換アーム20の工具把持部
20aに把持されて、同時に脱着交換されるようになっ
ている。
うに、ベース11上にはリニア形式の工具マガジン21
が配設されている。工具マガジン21の上端縁には複数
の工具保持凹部21aが上方に向かって開口した状態で
所定ピッチにて配列形成されている。そして、これらの
工具保持凹部21aには、種類や外径寸法の異なった工
具15が工具ホルダ16とともに工具ポット22に装着
された状態で着脱可能に収容保持されている。
ーダ23が工具保持凹部21aの配列方向に沿って移動
可能に配設されている。工具ローダ23の移動方向に延
びるように、工具マガジン21の上方には送りねじ24
が回転可能に配設され、この送りねじ24が移動用モー
タ25にて回転されることにより、工具ローダ23が図
1の左右方向に移動されるようになっている。
マガジン21の所定の工具保持凹部21aから、工具ホ
ルダ16に保持された工具15が工具ポット22ととも
に取り出されて、工具交換アーム20と対応する位置ま
で移送される。図1の右端の所定位置で、工具交換アー
ム20により工具ポット22から工具15が抜き取られ
て、主軸14との間で工具15の交換が行われる。その
後、交換済みの工具15が工具ローダ23上の工具ポッ
ト22に差し込まれ、その工具ローダ23により、工具
マガジン21の所定の工具保持凹部21aと対応する位
置まで移送されて、その工具保持凹部21aに収容保持
されるようになっている。
の背面側において、ベース11上には昇降機構26が配
設されている。昇降機構26のフレーム27には、上方
に向かって開口した工具受け部材28がガイドレール2
9に沿って昇降可能に支持され、シリンダ30によりス
プロケット31及びチェーン32等を介して昇降される
ようになっている。
21aに収容保持された工具15を交換する場合には、
その旧工具15が工具ホルダ16とともに工具ポット2
2に嵌挿された状態で、工具ローダ23により工具保持
凹部21aから取り出されて、昇降機構26と対応する
位置まで移送される。この状態で、昇降機構26の工具
受け部材28が図1に鎖線で示す上方位置に上昇され
て、工具ポット22の外周の係合溝22a(図3参照)
に係合され、旧工具15が工具ポット22とともに工具
受け部材28に引き渡される。その後、工具受け部材2
8が図1に実線で示す下方位置まで下降されて、旧工具
15が工具ポット22とともに工具受渡位置に移動配置
されるようになっている。
6の下方において、ベース11上には工具交換機構33
が配設され、工具受渡位置に移動された旧工具15を外
部に引き出して、新工具15と交換するようになってい
る。すなわち、ベース11上には工具交換台34がガイ
ドレール35に沿って、図3に示す内部の工具受渡位置
と、図5に示す外部の工具交換位置との間で移動可能に
配設されている。工具交換台34の前端には蓋体36及
び把手37が取り付けられ、把手37にて工具交換台3
4を内部の工具受渡位置に押し込み移動させたとき、工
作機械のケース38に形成された引き出し用の開口部3
9が蓋体36により閉ざされるようになっている。
に向かって開口した工具支持部材40がブラケット41
を介して取り付けられている。そして、図2及び図3に
示すように、工具交換台34が内部の工具受渡し位置に
移動された状態で、昇降機構26の工具受け部材28に
支持された旧工具15が下降されたとき、この工具支持
部材40が工具ホルダ16の外周の把持溝16aに係合
されるようになっている。
に、ベース11上には工具交換機構33に問題が生じた
時に、工具ポット22から工具ホルダ16を仮に取り出
し可能なように、工具ホルダ16の係止解除機構42が
配設されている。ベース11の前部には操作レバー43
が回動可能に配設され、この操作レバー43を図2に実
線で示す位置から鎖線で示す位置に回動操作することに
より、係止解除機構42が作動される。これにより、工
具ポット22に対する工具ホルダ16の係止が解除され
て、旧工具15が工具ホルダ16とともに工具ポット2
2から容易に抜き取りできる状態が形成されるようにな
っている。
ト41にはロック部材44が支軸44aを介して回動可
能に取り付けられ、その先端には係合爪部44bが形成
されている。ロック部材44の係合爪部44bと対応す
るように、工具15を保持する工具ホルダ16の外周に
は、第1キー溝16b、第2キー溝16c及びノッチ1
6dが形成され、第1キー溝16bの溝幅が第2キー溝
16cの溝幅よりも大きくなっている。
軸線を中心とする回転方向の所定位置に支持された状態
で、ロック部材44が図2の時計方向に回動されたと
き、係合爪部44bが工具ホルダ16の第1キー溝16
bに係合される。これにより、工具15が工具ホルダ1
6とともに工具支持部材40上の支持状態にロックされ
るようになっている。なお、係合爪部44bは第2キー
溝16cには入らない寸法になっている。
材としての操作軸45が回動可能に支持され、その前端
には操作ノブ46が取り付けられている。操作軸45の
後端には回動部材47が取り付けられ、その一端にはロ
ック部材44に係合可能な係合ボルト48が取り付けら
れるとともに、他端には係合突起47aが形成されてい
る。操作軸45の後端にはバネ49が設けられ、このバ
ネ49により、操作軸45が図2の時計方向に回動付勢
されている。
5を図2に鎖線で示す位置と実線で示す位置とに回動さ
せることにより、回動部材47を介してロック部材44
が同図に鎖線で示す位置と実線で示す位置とに回動配置
される。これにより、ロック部材44の係合爪部44b
が工具ホルダ16の第1キー溝16bに係合または離脱
されて、工具ホルダ16が工具支持部材40に対してロ
ックされ、またはそのロックが解放されるようになって
いる。
上には拘束板50が工具交換台34の移動方向に沿って
延長配置され、この拘束板50と前記回動部材47とに
より移動拘束機構51が構成されている。工具交換台3
4の工具受渡位置と工具交換位置とにおいて、回動部材
47の係合突起47aに係脱可能に対応するように、拘
束板50の上縁両端には一対の拘束溝50a,50bが
形成されている。
にロックされた状態で、操作ノブ46を左へ回転するこ
とにより、回動部材47が左回転して係合爪部44bが
第1キー溝16bに係合されるとともに、係合突起47
aが拘束溝50aのロック位置から外れる。係合爪部4
4bが第1キー溝16bに入らなければ係合突起47a
もロック解除されることはない。
図3に示す工具受渡位置から、図5に示す工具交換位置
に引き出すことによって、旧工具15をケース38の開
口部39から外方に取り出すことができる。この状態で
は、操作ノブ46がバネ49の蓄勢力により図2に実線
で示す位置に復帰され、回動部材47の係合突起47a
が拘束溝50bに係合される。ロック部材44の係合爪
部44bは非係合位置に保持されたままである。
し工具ホルダ16とともに新工具15を装着する。この
とき、工具ホルダ16の第1キー溝16bが係合爪部4
4bと正確に対向するように工具ホルダ16を回動して
位置調整する。
により、係合爪部44bが第1キー溝16bに係合され
るとともに、回動部材47が左回転して係合突起47a
が拘束溝50bのロック位置から外れる。このため、工
具交換台34を図5に示す工具交換位置から図3に示す
工具受渡位置に移動することができる。
おいて、工具支持部材40上に新工具15が装着された
後、操作軸45がロック部材44のロック方向に回動操
作されたとき、新工具15が軸線を中心とする回転方向
の所定位置に位置決めされていなければ、ロック部材4
4のロック回動が許容されることはない。このため、回
動部材47の係合突起47aが拘束板50の拘束溝50
bから離脱されることはなく、工具交換位置から工具受
渡位置への工具交換台34の押し込み移動が不能にな
る。
8の開口部39の内側には開閉カバー52がヒンジ53
を介して開閉回動可能に取り付けられ、ヒンジ53に設
けられた図示しないバネにより開放方向に回動付勢され
ている。開閉カバー52と工具交換台34との間には連
動機構54が設けられ、工具交換台34の移動に伴い、
連動機構54を介して開閉カバー52が開閉されるよう
になっている。
面形ほぼL字状の連動レバー55が支軸56を介して回
動可能に取り付けられている。連動レバー55の先端に
はピン57が設けられ、開閉カバー52の側面に形成さ
れた長孔52aに摺動可能に係合されている。そして、
工具交換台34を図3に示す工具受渡位置から図5に示
す工具交換位置に引き出し移動させたとき、開閉カバー
52が開放された状態のまま、連動レバー55上のピン
57が長孔52aに沿ってその後端部から前端部まで摺
動される。その後、連動レバー55を介して、開閉カバ
ー52が工具交換台34の移動開始から遅れて閉成させ
るようになっている。
置の動作を説明する。さて、工具マガジン21の工具保
持凹部21aに収容保持された旧工具15を新しい工具
15と交換する場合には、図示しない操作パネルから交
換対象の工具15の番号を指定する。すると、工具ロー
ダ23により、旧工具15が工具ホルダ16に保持され
た状態で工具ポット22とともに、工具保持凹部21a
から取り出されて、昇降機構26の工具受け部材28に
引き渡される。
28が下降され、旧工具15が工具ポット22とともに
工具受渡位置に下降されて、図3に示すように、工具ホ
ルダ16の外周の把持溝16aに工具交換機構33の工
具支持部材40が係合される。その後、操作レバー43
を図2及び図3に実線で示す位置から鎖線で示す位置に
回動操作すると、係止解除機構42が作動され、工具ポ
ット22に対する工具ホルダ16の係止が解除されて、
旧工具15が工具ホルダ16とともに工具ポット22か
ら容易に抜き取りできる状態が形成される。
図2に実線で示す位置から鎖線で示す位置に回動させる
と、回動部材47を介してロック部材44が同図に実線
で示す位置から時計方向に回動される。これにより、ロ
ック部材44の係合爪部44bが工具ホルダ16の第1
キー溝16bに係合されて、旧工具15が工具支持部材
40に対して支持状態にロックされる。それとともに、
前記回動部材47の係合突起47aが拘束板50の拘束
溝50aから離脱されて、工具交換台34の工具交換位
置からの引き出し移動が許容される。
図3に示す工具受渡位置から、図5に示す工具交換位置
に引き出すと、旧工具15が工具受け部材28上の工具
ポット22より抜き取られて、ケース38の開口部39
から外方に取り出される。このとき、工具交換台34の
引き出し移動に伴い、連動機構54の連動レバー55の
先端に設けられたピン57がカバー52の一端部に設け
られた長孔52aをスライドしてA位置からB位置に達
する。このときに開閉カバー52が時計方向に回動され
て、図5に示すように、ケース38の開口部39が閉じ
られる。よって、工具15の交換作業に際して、作業者
が誤って開口部39から内部に手等を入るおそれはな
い。
すると、ロック部材44の係合爪部44bが工具ホルダ
16の第1キー溝16bから離脱されて、旧工具15が
ロック状態から解放される。これとともに、回動部材4
7の係合突起47aが拘束板50の拘束溝50bに係合
されて、工具交換台34が工具交換位置に移動拘束され
る。
より操作軸45を図2に実線で示す位置から反時計方向
に回動操作すると、回動部材47を介してロック部材4
4が同図に実線で示す位置から時計方向に回動されよう
とする。この場合、新工具15が軸線を中心とする回転
方向の所定位置に位置決めされていれば、ロック部材4
4が回動されて、その係合爪部44bが工具ホルダ16
の第1キー溝16bに係合され、新工具15が工具支持
部材40にロックされる。それとともに、回動部材47
の係合突起47aが拘束板50の拘束溝50bから離脱
されて、工具交換位置に対する工具交換台34の移動拘
束が解放されて、工具受渡位置への押し込み移動が可能
になる。
新工具15が軸線を中心とする回転方向の所定位置に位
置決めされていない場合には、ロック部材44のロック
回動が阻止される。これにより、回動部材47の係合突
起47aが拘束板50の拘束溝50bから離脱されるこ
となく係合状態に維持され、工具交換台34の工具交換
位置から工具受渡位置への押し込み移動が拘束され、作
業者は正規位置に工具ホルダ16を回転して位置合わせ
することになる。よって、新工具15を回転方向の所定
位置に位置決めされていない状態で、工具交換台34を
図5から図2に示す工具受渡位置へ押し込むことはな
く、この新工具15の位置を直ちに直すことができる。
び工具交換台34の拘束解放状態で、工具交換台34を
図5に示す工具交換位置から、図3に示す工具受渡位置
に押し込み移動させると、新工具15がケース38の開
口部39から内部に挿入され、工具受け部材28上の工
具ポット22に差し込まれる。このとき、工具交換台3
4の押し込み移動に伴い、連動機構54の連動レバー5
5を介して開閉カバー52が開放回動されて、図3に示
すように、ケース38の開口部39が開かれる。
に移動された状態で、操作ノブ46による操作軸45の
回動操作が解放されると、バネ49の作用で係合突起4
7aが拘束溝50aに入りロックされ、工具交換台34
が工具受渡位置に移動拘束される。又、ロック部材44
の係合爪部44bが工具ホルダ16の第1キー溝16b
から離脱されて、新工具15がロック状態から解放され
る。
が上昇されて、新工具15が工具ポット22とともに上
昇され、工具ホルダ16の把持溝16aが工具交換機構
33の工具支持部材40から離脱される。続いて、工具
ローダ23により新工具15が工具ポット22とともに
工具受け部材28から受け取られて、工具マガジン21
の所定の工具保持凹部21aに収容される。これによ
り、工具マガジン21の工具保持凹部21aに対する旧
工具15と新工具15との交換動作が終了する。
うな効果を得ることができる。 (1) この工具交換装置においては、工具交換台34
が内部の工具受渡位置と外部の工具交換位置との間で移
動可能に配設されている。工具交換台34上には工具支
持部材40が設けられ、工具15を工具ホルダ16とと
もに着脱可能に支持するようになっている。工具交換台
34上にはロック部材及び操作軸45が設けられ、操作
軸45の操作により、ロック部材44が工具ホルダ16
の外周のキー溝16bと係合して、工具ホルダ16が工
具支持部材40上の支持状態にロックされるようになっ
ている。そして、操作軸45の係合操作に際して、ロッ
ク部材44が工具ホルダ16のキー溝16bに係合され
ないとき、移動拘束機構51により工具交換台34の移
動が拘束されて、新工具15を装填できないようになっ
ている。
5を旧工具15と交換して装着する際に、新工具15を
工具支持部材40に対して軸線を中心とする回転方向の
所定位置に正確に位置決めされていることが確認でき
る。よって、新工具15が回転方向の所定位置に位置決
めされない状態で、工具マガジン21の工具保持凹部2
1aに収容された後に、工具交換アーム20等を介して
主軸14に装着されることはなく、工具交換のやり直し
を回避することができる。又、主軸14のテーパ部に対
する工具15の取り付けを適正に行うことができ、加工
精度の低下を防止することができる。
記移動拘束機構51が、操作軸45の操作に伴って回動
される回動部材47と、その回動部材47に対応配置さ
れた拘束板50とから構成されている。そして、拘束板
50には回動部材47に係合して工具交換台34の移動
を拘束する拘束溝50a,50bが形成されている。こ
のため、移動拘束機構51の構造が簡単であるととも
に、新工具15が回転方向の所定位置に配置されていな
い場合に、工具交換台34の移動拘束を確実に行うこと
ができる。
記拘束溝50a,50bが、工具交換台34の工具受渡
位置と工具交換位置とに対応して設けられている。この
ため、工具交換台34の工具交換位置においては、工具
交換台34の移動拘束を確実に行うことができるととも
に、工具交換台34の工具受渡位置においては、ロック
部材44による工具ホルダ16のロックを容易に解放す
ることができる。
作機械のケース38に工具交換台34を引き出すための
開口部39が形成され、その開口部39には開閉カバー
52が設けられている。開閉カバー52と工具交換台3
4との間には、工具交換台34の移動に伴って開閉カバ
ー52を開閉させるための連動機構54が設けられてい
る。このため、工具交換台34を開口部39から出し入
れして、工具支持部材40上の工具15を交換する際
に、工具交換台34の引き出し及び押し込み動作に連動
して、開閉カバー52が閉成及び開放される。よって、
工具15の交換中にケースの開口部39を、内部に作業
者の手等が入らないように閉状態に保持することができ
て、作業者の安全を確保することができる。
記連動機構54が、工具交換台34の工具受渡位置から
工具交換位置への引き出し移動途中に、開閉カバー52
の閉成動作を開始するようになっている。このため、工
具交換台34の引き出し移動に伴う開閉カバー52の閉
成時に、開閉カバー52が引き出し途中の工具交換台3
4や工具支持部材40に衝突するおそれを防止すること
ができる。
うに変更して具体化することも可能である。 ・ 前記実施形態では、大きさの異なる第1キー溝16
b及び第2キー溝16cを有する日本工業規格HSKの
工具ホルダ16に適用したが、対称に形成された一対の
キー溝を有する日本工業規格KMの工具ホルダに適用し
てもよい。
4による工具ホルダ16のロック構成を任意に変更して
構成してもよい。 ・ 前記実施形態において、工具交換台34の移動を拘
束するための移動拘束機構51を任意に変更して構成し
てもよい。
4の移動に伴って開閉カバー52を開閉させるための連
動機構54を任意に変更して構成してもよい。このよう
に構成した場合でも、前記実施形態とほぼ同様の効果を
得ることができる。
を示す正面図。
図。
面図。
具ホルダ、16a…把持溝、16b…第1キー溝、18
…ワーク、20…工具交換アーム、21…工具マガジ
ン、21a…工具保持凹部、22…工具ポット、23…
工具ローダ、26…昇降機構、28…工具受け部材、3
3…工具交換機構、34…工具交換台、37…把手、3
8…ケース、39…開口部、40…工具支持部材、44
…ロック部材、44b…係合爪部、45…操作部材とし
ての操作軸、46…操作ノブ、47…回動部材、47a
…係合突起、50…拘束板、50a,50b…拘束溝、
51…移動拘束機構、52…開閉カバー、52a…長
孔、54…連動機構、55…連動レバー、57…ピン。
Claims (5)
- 【請求項1】 工具マガジンに収容された工具を外部に
取り出して交換する工具交換装置において、 内部の工具受渡位置と外部の工具交換位置との間で移動
可能に配設された工具交換台と、 その工具交換台上に設けられ、工具を工具ホルダととも
に着脱可能に支持する工具支持部材と、 前記工具ホルダの外周のキー溝と係合して、工具ホルダ
を工具支持部材上の支持状態にロックするロック部材
と、 そのロック部材を係合及び離脱操作するための操作部材
と、 その操作部材の係合操作に際して、ロック部材が工具ホ
ルダのキー溝に係合されないとき、工具交換台の移動を
拘束する移動拘束機構とを備えたことを特徴とする工具
交換装置。 - 【請求項2】 前記移動拘束機構は、操作部材の操作に
伴って回動される回動部材と、その回動部材に対応配置
された拘束板とよりなり、その拘束板には回動部材に係
合して工具交換台の移動を拘束する拘束溝を形成したこ
とを特徴とする請求項1に記載の工具交換装置。 - 【請求項3】 前記拘束溝は、工具交換台の工具受渡位
置と工具交換位置とに対応して設けられていることを特
徴とする請求項2に記載の工具交換装置。 - 【請求項4】 前記工具交換台を引き出すためにケース
に形成された開口部には開閉カバーを設け、その開閉カ
バーと工具交換台との間には工具交換台の移動に伴って
開閉カバーを開閉させるための連動機構を設けたことを
特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項に
記載の工具交換装置。 - 【請求項5】 前記連動機構は、工具交換台の工具受渡
位置から工具交換位置への引き出し移動途中で開閉カバ
ーの動作をさせるようにしたことを特徴とする請求項4
に記載の工具交換装置。
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-
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