JP2003071544A - 鋳造用金型、鋳造方法および複合材料の製造方法 - Google Patents

鋳造用金型、鋳造方法および複合材料の製造方法

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JP2003071544A
JP2003071544A JP2001266326A JP2001266326A JP2003071544A JP 2003071544 A JP2003071544 A JP 2003071544A JP 2001266326 A JP2001266326 A JP 2001266326A JP 2001266326 A JP2001266326 A JP 2001266326A JP 2003071544 A JP2003071544 A JP 2003071544A
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Katsuaki Tanaka
勝章 田中
Kyoichi Kinoshita
恭一 木下
Tomohei Sugiyama
知平 杉山
Takashi Yoshida
貴司 吉田
Eiji Kono
栄次 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鋳物や複合材料の生産性向上を図れる、型ばら
しの容易な鋳造用金型を提供する。 【解決手段】凹部(113)を有する第1型部材(1
1)と、その凹部の少なくとも一方の開口側面(11
1、112)を閉塞可能な壁面部(121、122)を
有する第2型部材(12)とからなり、第1型部材と第
2型部材とを密着積層して凹部と壁面部とで構成される
分割式のキャビティ(30)を有することを特徴とする
鋳造用金型。鋳造用金型を複数の型部材で構成し、キャ
ビティを分割式としたので、型ばらしが容易で、鋳造後
に鋳物を取出し易い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳造後の型ばらし
が容易な鋳造用金型、その鋳造用金型を用いた鋳造方法
および複合材料の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋳型には、砂型やダイキャスト用金型等
の種々のものがあり、いずれの鋳型を用いるかは、鋳造
材質、形状、生産量、鋳造方法等により決定される。ま
た、単に金属溶湯を凝固させて鋳物を製造する場合に限
らず、セラミックス等の補強材に金属マトリックスの溶
湯を含浸させた複合材料を製造する際にも鋳型が用いら
れる。
【0003】例えば、特開平9−153666号公報に
は、図5に示すように、鋳型を用いた複合材料の製造方
法が開示されている。具体的には、先ず、グラファイト
製鋳型を用意し、そこにセラミックス(SiC等)製の
粒子または繊維からなる成形体(プリフォームや織布)
を載置する。次に、その鋳型に金属マトリックス(A
l、Cu等)の溶湯を加圧注入して、成形体にその溶湯
を含浸させる。そして、その溶湯を冷却凝固させること
で複合材料を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これまでの
鋳型は、所望形状のキャビティが一つのブロック状素材
に形成されていることが多かった。前記公報の鋳型も、
一体化した容器状の鋳型を使用している。本発明者は、
このような従来の鋳型形状に拘泥せず、適用範囲の広
く、型ばらし等が容易で、生産性に優れた鋳型の開発を
検討した。本発明はこのような事情に鑑みてなされたも
のであり、鋳造後の型ばらしが容易な鋳造用金型、その
鋳造用金型を用いた鋳造方法および複合材料の製造方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題を
解決すべく鋭意研究し、試行錯誤を重ねた結果、型部材
を積層してキャビティを分割式とすることを思いつき、
本発明を完成させるに至った。 (鋳造用金型)すなわち、本発明の鋳造用金型は、凹部
を有する第1型部材と、該凹部の少なくとも一方の開口
側面を閉塞可能な壁面部を有する第2型部材とからな
り、該第1型部材と該第2型部材とを密着積層して該凹
部と該壁面部とで構成される分割式のキャビティを有す
ることを特徴とする。本発明の鋳造用金型は、型部材を
組合わせてキャビティを分割式としたので、鋳造後に型
をばらして鋳物を取出すことが容易に行える。従って、
それは、鋳物の量産性等を向上させ得る。
【0006】(鋳造方法)本発明は、上記鋳造用金型自
体に限らず、それを用いた鋳造方法としても把握でき
る。すなわち、本発明は、凹部を有する第1型部材と該
凹部の少なくとも一方の開口側面を閉塞可能な壁面部を
有する第2型部材とを密着積層してなる鋳造用金型の、
該凹部と該壁面部とで構成された分割式のキャビティに
金属溶湯を注湯する注湯工程と、該注湯工程後の該金属
溶湯を冷却し凝固させる凝固工程と、該凝固工程後に該
第1型部材と該第2型部材とを分解して鋳物を取出す取
出工程と、からなることを特徴とする鋳造方法としても
良い。
【0007】(複合材料の製造方法)さらに、本発明
は、その鋳造用金型を用いた複合材料の製造方法として
も把握できる。すなわち、本発明は、マトリックス金属
中に補強材が分散している複合材料の製造方法におい
て、凹部を有する第1型部材と該凹部の少なくとも一方
の開口側面を閉塞可能な壁面部を有する第2型部材とを
密着積層してなる鋳造用金型の、該凹部と該壁面部とで
構成された分割式のキャビティに補強材を充填する充填
工程と、該充填工程後の該補強材に前記マトリックス金
属の溶湯を加圧注湯して含浸させる含浸工程と、該含浸
工程後の該金属マトリックスの溶湯を冷却し凝固させる
凝固工程と、該凝固工程後に該第1型部材と該第2型部
材とを分解して前記複合材料を取出す取出工程と、から
なることを特徴とする複合材料の製造方法としても良
い。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、実施形態を挙げ、本発明を
より詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態
は、本発明の鋳造用金型のみならず、上述の鋳造方法お
よび複合材料の製造方法にも適宜当てはまるものであ
る。 (1)鋳造用金型 第1型部材または第2型部材の大きさ、形状、厚み、積
層数等は、所望する鋳物形状、その製作数等に応じて決
定される。本発明に係る鋳造用金型は、薄い板状の鋳物
を製造する場合は勿論、肉厚鋳物や複雑な鋳物等を製作
する場合にも使用できる。
【0009】もっとも、板状の型部材に凹部を形成する
と、本発明の鋳造用金型は、板状の鋳物を製作する場合
に特に有効となる。具体的にいうと、例えば、第1型部
材の凹部を、両側面間を貫通した貫通凹部とし、第2型
部材の壁面部を、その貫通凹部の開口側面を閉塞する平
面状とすると、板状のキャビティを容易に形成すること
ができる。しかも、貫通凹部は、板材を打抜いたり、簡
単な加工を施すことで形成でき、第1型部材を容易に製
作できる。また、その平面状の壁面部は、例えば、第2
型部材として平板を使用するだけで良く、同様に製作が
容易である。
【0010】キャビティの増加は、第1型部材と第2型
部材との積層数の増加により対応できる。例えば、鋳物
の量産性向上を図るべく、第1型部材と第2型部材との
積層方向に複数のキャビティを形成する場合、所望する
キャビティ数分だけ、第1型部材と第2型部材とを組合
わせて積層すれば良い。但し、第1型部材と第2型部材
とが同数とは限らない。例えば、第1型部材の凹部が前
述の貫通凹部である場合、その開口側面を両側で閉塞す
ることが必要となるため、第2型部材は第1型部材より
少なくとも1枚多くなる。
【0011】本明細書では、第1型部材と第2型部材と
を便宜上区別して説明しているが、両者は同形状をして
いても良い。例えば、一方の側面に凹部が形成され他方
の側面に壁面部が形成された型部材を使用する場合も考
えられる。この場合なら、同形状の型部材を積層するこ
とで分割式のキャビティを複数形成できる。
【0012】各型部材は、溶湯の漏出を防止すべく、密
着させて積層することが必要となる。その方法として、
例えば、プレス、バイス等による押圧保持、ボルト締
結、溶接等による密着固定等を採用し得る。そして、各
型部材を密着積層することにより、積層間の隙間に浸入
する溶湯が殆どなくなるから、溶湯を無駄にしないです
む。また、型部材間で溶湯が凝固することも殆どないか
ら、型ばらしの際に、溶湯の凝固した金属を除去するよ
うな面倒な作業等も不要とできる。従って、鋳物の取出
しも容易に行い得る。なお、前記積層方法として、プレ
スによる押圧方法を用いた場合、溶湯の凝固後に除力す
るだけで各型部材を容易にばらすことが可能となり、型
ばらし、鋳物の取出し等を非常に効率的に行える。キャ
ビティの開口側を液密に包囲して溶湯溜りを形成する包
囲型を設けると、溶湯のキャビティへの注湯性を改善で
きる。特に、キャビティが複数ある場合、それぞれのキ
ャビティに溶湯を注湯する必要がなくなる。
【0013】この包囲型は、例えば、第1型部材と第2
型部材とを4方から押圧保持可能な4つの当接部材で構
成することができる。ここで、当接部材にプレスの当て
金(治具、台座等)を用いた場合、型部材の積層と溶湯
溜りの形成とを同時に行うことができて好都合である。
特に、プレスの当て金を型部材に確実に密着すれば、包
囲型と型部材との間に溶湯が回り込むこともない。その
ため、溶湯を無駄にすることもない。また、型部材の周
囲に溶湯が凝固することもないから、溶湯の凝固した不
要な金属塊を取除く作業を削減でき、効率的に型ばらし
を行える。
【0014】(2)複合材料の製造方法 複合材料の製造方法には種々あるが、本発明の対象とす
る複合材料は、上述したように充填工程、含浸工程、凝
固工程、取出工程を経て製造されるものである。
【0015】充填工程は、キャビティに補強材の粒子粉
末や繊維を直接充填する工程でも、それらの成形体(プ
リフォームや織布等)を充填する工程でも良い。但し、
プリフォームの製作はコスト高となるため、キャビティ
に補強材の粒子粉末や繊維を直接充填する方が好まし
い。また、充填方法は、自然充填でも加圧充填でも良
い。さらに、その充填の際に、キャビティに振動を加え
て嵩密度を高めても良い。使用する補強材の粒子、繊維
等は、粒径や繊維長の異なるものを種々組合わせ充填率
を向上させると良い。含浸工程は、加圧された金属マト
リックスの溶湯を、キャビティに充填された補強材の隙
間に浸入させる工程である。例えば、上述したキャビテ
ィの上面開口側に設けた溶湯溜りに溶湯を注湯して、5
0〜150MPa程度の加圧を行えば良い。
【0016】凝固工程は、自然冷却または強制冷却によ
り為されるが、金属マトリックスの結晶粒を微細化する
観点から、急冷するとより好ましい。取出工程では、鋳
造用金型を構成する第1型部材と第2型部材とを分解す
ることが必要となる。本発明の場合、鋳造用金型が型部
材を積層してなるため、型ばらしも容易である。また、
それと同時にキャビティが分割されるため、複合材料の
取出しも容易である。
【0017】ここで、鋳造用金型が、第1型部材と第2
型部材との積層方向にキャビティを複数有すると共にこ
れらのキャビティの開口側を液密に包囲して溶湯溜りを
形成する包囲型を備える場合を考えると、凝固工程後、
金属マトリックスが複数のキャビティの開口側を架橋し
た状態となる。つまり、複数のキャビティに溶湯溜りか
ら一度に溶湯を加圧注湯した場合、得られる複合材料は
根本で連結した櫛歯状となる。そこで、その連結してい
る凝固部分を切削除去すれば、一度に各複合材料を容易
にばらばらにできる。この切離工程は、前記取出工程に
含めて考え得る。
【0018】さらに、各型部材をキャビティの開口側で
溶接固定して積層した場合、その切離工程に、その溶接
の切除を含めると良い。型ばらしと複合材料の切離とを
一度に行えるからである。なお、この場合、型部材は一
回の鋳造毎に廃棄する捨て型となる。なお、ここで述べ
た凝固工程、取出工程、切離工程の内容は、複合材料の
製造方法以外に、上記鋳造方法にも当てはまる。
【0019】(3)電子機器用放熱部材 上記製造方法により得られた複合材料は、電子機器用放
熱部材に用いられるものであると、好適である。この電
子機器用放熱部材は、電子機器の放熱のために、そこか
ら生じた熱を外部に伝達するものである。もっとも、い
わゆるヒートシンクに限られず、例えば、Al合金等の
金属製ヒートシンクとセラミックス基板との間に介在し
て熱伝達を行う熱膨張整合用部材や電子機器の収納ケー
ス等であっても良い。
【0020】複合材料を放熱部材として使用する場合、
特に、その金属マトリックスがアルミニウム(Al)を
主成分とし、補強材が炭化ケイ素(SiC)を主成分と
した粒子または繊維からなるものであると、好適であ
る。SiCは、高熱伝導性、低熱膨張性であり、半導体
チップ等の放熱部材の材質として好ましい。但し、Si
Cのみでは、靱性、強度等が十分ではないため、熱伝導
率に優れるAlをSiC間に介在させることで、性能、
取扱い性に優れた放熱部材が得られる。さらに、前述し
たように、キャビティにSiCの粒子等を直接充填して
複合材料を製作した場合、低熱伝導性、高熱膨張性のバ
インダー等が不要となるため、より高性能の放熱部材が
得られる。
【0021】
【実施例】次に、実施例を挙げて、本発明をより具体的
に説明する。 (第1実施例)図1に、電子機器用放熱部材板状に使用
する複合材料(Al−SiC)の製造に用いた鋳造用金
型100の全体斜視図を示した。鋳造用金型100は、
第1型部材11と、第2型部材12と、それらを四方か
ら包囲するプレス台座21〜24で構成される。
【0022】1セットの第1型部材11と第2型部材1
2とを、図2に拡大して示した。第1型部材11も第2
型部材12も鋼製の方形状板材からなる。但し、第1型
部材11には、開口側面111、112を貫通する上向
きコの字型の貫通凹部113が中央部に形成されてい
る。また、第2型部材12は、その開口側面111、1
12を閉塞する平面状の壁面部121、122を有す
る。このように、1枚の第1型部材11の両側を2枚の
第2型部材12が挟持するように、それらが積層され
る。これにより、貫通凹部113に対応した形状のキャ
ビティ30が形成される。図1に示した鋳造用金型10
0では、5枚の第1型部材11と6枚の第2型部材12
とを交互に配列して積層することで、5つのキャビティ
30を形成した。
【0023】ところで、全ての第1型部材11と第2型
部材12とは外形状が同形としてある。その結果、それ
らを整然と積層した積層型10は、全体としては直方体
となり、外周面は面一になる。そこで、本実施例では、
平面状の当接面をもつプレス台座21〜24で、各型部
材11、12を押圧保持することが可能なる。プレス台
座21〜24は、図示しない油圧シリンダーで矢印方向
Pに押圧され得る。逆に、その油圧を減圧すれば、積層
型10は保持力を失って、各型部材11、12は容易に
分解される。
【0024】ここで、各型部材11、12を密着させて
積層するだけなら、それらの積層方向の両端側からプレ
ス台座21、22で押圧するだけで足りるが、本実施例
では、積層型10の側方からもプレス台座23、24で
押圧している。これは、プレス台座21〜24によっ
て、マトリックス金属(Al)の溶湯を注湯する溶湯溜
り40を積層型10の上方に形成するためである。言換
えるなら、4つのプレス台座21〜24の各形状、配置
を適切に選択して、キャビティ30の開口周囲に液密な
溶湯溜り40を形成した。このプレス台座21〜24
が、本発明でいう包囲型に相当する。なお、溶湯溜り4
0に注湯された金属溶湯は、上面から高圧ガスまたはプ
レスにより加圧され、キャビティ30に充填された補強
材(SiC)に含浸される。
【0025】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
である鋳造用金型200の要部を図3に示す。本実施例
は、上記の第1型部材11を第1型部材51に変更した
ものである。第1型部材51は、一方の側面に開口した
凹部513と他方の側面にある壁面部512とからな
る。これを図3に示すように積層することにより、キャ
ビティ32が形成される。なお、この第1型部材51
を、前述した第1型部材11と第2型部材12とを一体
化したものと考えても良い。但し、この第1型部材51
を積層した終端部は、上記第2型部材12と同様の第2
型部材52で閉塞する必要がある。
【0026】(第3実施例)次に、本発明の第3実施例
である鋳造用金型300の要部を図4に示す。本実施例
は、上記の第1型部材51と同様の第1型部材61と、
第1型部材61の壁面部612と凹部613との配置を
前後逆にした第2型部材62とを積層したものである。
キャビティ33は、凹部613と凹部623とで構成さ
れ、中央縦方向に分割可能となっている。この鋳造用金
型300は、比較的大きな肉厚の複合材料等を製造する
場合に好適である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、型ばらしの容易な鋳造
用金型を用いて、鋳物や複合材料の生産性向上を図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る鋳造用金型の全体斜
視図である。
【図2】その鋳造用金型を構成する第1型部材と第2型
部材とを示す拡大斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る鋳造用金型を構成す
る第1型部材と第2型部材とを示す拡大斜視図である。
【図4】本発明の第3実施例に係る鋳造用金型を構成す
る第1型部材と第2型部材とを示す拡大斜視図である。
【図5】従来の鋳型を用いた複合材料の製造方法を示す
工程図である。
【符号の説明】
11 第1型部材 113 貫通凹部 12 第2型部材 121、122 壁面部 30 キャビティ 100 鋳造用金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22D 21/04 B22D 21/04 A 31/00 31/00 C H01L 23/373 H01L 23/36 M (72)発明者 杉山 知平 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内 (72)発明者 吉田 貴司 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内 (72)発明者 河野 栄次 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 4E093 NA02 NB10 SA02 TA03 5F036 AA01 BB01 BD03 BD14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹部を有する第1型部材と、 該凹部の少なくとも一方の開口側面を閉塞可能な壁面部
    を有する第2型部材とからなり、 該第1型部材と該第2型部材とを密着積層して該凹部と
    該壁面部とで構成される分割式のキャビティを有するこ
    とを特徴とする鋳造用金型。
  2. 【請求項2】前記第1型部材の凹部は、両側面間を貫通
    した貫通凹部であり、 前記第2型部材の壁面部は、該貫通凹部の開口側面を閉
    塞する平面状である請求項1記載の鋳造用金型。
  3. 【請求項3】前記キャビティは、前記第1型部材と前記
    第2型部材との積層方向に複数形成されている請求項1
    に記載の鋳造用金型。
  4. 【請求項4】さらに、前記キャビティの開口側を液密に
    包囲して溶湯溜りを形成する包囲型を有する請求項1ま
    たは3に記載の鋳造用金型。
  5. 【請求項5】前記包囲型は、前記第1型部材と前記第2
    型部材とを4方から押圧保持可能な4つの当接部材から
    なる請求項4記載の鋳造用金型。
  6. 【請求項6】凹部を有する第1型部材と該凹部の少なく
    とも一方の開口側面を閉塞可能な壁面部を有する第2型
    部材とを密着積層してなる鋳造用金型の、該凹部と該壁
    面部とで構成された分割式のキャビティに金属溶湯を注
    湯する注湯工程と、 該注湯工程後の該金属溶湯を冷却し凝固させる凝固工程
    と、 該凝固工程後に該第1型部材と該第2型部材とを分解し
    て鋳物を取出す取出工程と、 からなることを特徴とする鋳造方法。
  7. 【請求項7】マトリックス金属中に補強材が分散してい
    る複合材料の製造方法において、 凹部を有する第1型部材と該凹部の少なくとも一方の開
    口側面を閉塞可能な壁面部を有する第2型部材とを密着
    積層してなる鋳造用金型の、該凹部と該壁面部とで構成
    された分割式のキャビティに補強材を充填する充填工程
    と、 該充填工程後の該補強材に前記マトリックス金属の溶湯
    を加圧注湯して含浸させる含浸工程と、 該含浸工程後の該金属マトリックスの溶湯を冷却し凝固
    させる凝固工程と、 該凝固工程後に該第1型部材と該第2型部材とを分解し
    て前記複合材料を取出す取出工程と、 からなることを特徴とする複合材料の製造方法。
  8. 【請求項8】前記鋳造用金型は、前記第1型部材と前記
    第2型部材との積層方向に前記キャビティを複数有する
    と共に該キャビティの開口側を液密に包囲して溶湯溜り
    を形成する包囲型を備え、 前記取出工程は、さらに、該複数のキャビティの開口側
    で架橋状に凝固した前記金属マトリックスを切削除去し
    て得られた複数の前記複合材料を切離す切離工程を含む
    請求項7記載の複合材料の製造方法。
  9. 【請求項9】前記複合材料は、電子機器用放熱部材に用
    いられるものである請求項7記載の複合材料の製造方
    法。
  10. 【請求項10】前記金属マトリックスは、アルミニウム
    (Al)を主成分とし、 前記補強材は、炭化ケイ素(SiC)を主成分とした粒
    子または繊維からなる請求項7または9に記載の複合材
    料の製造方法。
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Cited By (6)

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