JP2003071524A - トランスファプレス機の抜き絞り装置 - Google Patents

トランスファプレス機の抜き絞り装置

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JP2003071524A JP2001261180A JP2001261180A JP2003071524A JP 2003071524 A JP2003071524 A JP 2003071524A JP 2001261180 A JP2001261180 A JP 2001261180A JP 2001261180 A JP2001261180 A JP 2001261180A JP 2003071524 A JP2003071524 A JP 2003071524A
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幸太朗 堀
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Satoru Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抜き絞り工程において、スライドの下降によ
り抜きパンチが板材から抜いたブランクをそのまま押圧
保持した状態で別駆動手段による初絞りパンチで初絞り
をおこなうとき、スライドの下死点での停留が必要なた
め高速化できないという問題の解決。 【解決手段】 スライド5の動作とは別構成の抜きパン
チ駆動手段で抜きパンチ34を駆動するようにし、抜き
パンチ34が前進してブランクを抜いた後停留しこのブ
ランクを押圧保持した状態で、スライド5の下降により
初絞りパンチ36Aが前進して初絞りを行うようにした
ので、スライド5の下死点でのしわ押さえのための停留
が不要になる。その結果、スライド5のストローク数を
早くすることができプレスを高速で運転できるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抜き絞り工程で板
材からブランクを抜き次いで初絞り加工をしカップ状に
成型した後複数工程のプレス加工を順次連続的に行うト
ランスファプレス機における、ブランクの抜きと初絞り
とを同一工程内で加工する抜き絞り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トランスファプレス機において例
えば図11に示すような抜き絞り装置が知られている。
以下図11をもとに従来技術を説明する。立設したフレ
ーム101の上部に取り着けられた図示しない駆動モー
タにより回転駆動される主軸104には、カム面に停留
部を有するカム103Aおよび図示しないカム103B
とが形成されており、これらのカムの回転に従動して上
下動するカムローラ106A,106Aおよび図示しな
いカムローラ106B,106Bを軸着したスライド1
05がフレーム101内に設けた図示しない摺動案内手
段に沿って上下動可能に設けられている。
【0003】フレームの左側面には一対のベベルギヤ1
22で連繋され主軸104と同期して回転駆動されるサ
イド軸107が軸支され、このサイド軸107には円筒
溝カム117が取着されている。そして、この円筒溝カ
ム117に設けられた溝に係合する1個のカムフォロア
121が一方端に軸着され中央部がフレーム101に取
着の支点軸に揺動可能に軸支された揺動レバー113の
他方端には凸部が設けられ、この凸部には抜き絞り工程
加工軸線上に中心を一致させた初絞りパンチ136の上
端部に設けられた凹部が係合されている。この初絞りパ
ンチ136はスライド105の下部に固着の上台131
の中で後述の抜きパンチ134の中心に穿孔された案内
穴に鉛直線上を上下動するように案内されており、円筒
溝カム117の回転に基づく揺動レバー113の揺動運
動に従って、初絞りパンチ136はスライド105の動
きとは別のタイミングで鉛直線上を上下動する。
【0004】上台131には抜き絞り工程加工軸線上に
中心を一致させて抜きパンチ134が挿着され、該抜き
パンチ134の中心に穿孔された案内穴に前記初絞りパ
ンチ136を摺動可能に案内する。一方、フレーム10
1下部に設けたボルスタ101a上に固着の下台132
に定着されたダイホルダ133に、抜きパンチ134と
初絞りパンチ136のそれぞれに対向した同芯位置に重
ねて設けた抜きダイ135および初絞りダイ137が挿
着される。図示しない材料は抜きダイ135の上面をフ
レーム101の前後方向に挿通される。
【0005】機械が運転され主軸104が回転すると、
スライド105の下降と共に抜きパンチ134が下降
し、抜きダイ135との協働で材料から所定の大きさの
ブランクを抜いた後下死点に達し、カム103Aおよび
図示しないカム103Bに設けられた停留部分の作用
で、スライド105と共に抜きパンチ134は60°の
範囲停留する。このとき材料から抜かれた前記ブランク
は抜きパンチ134の下端面で初絞りダイ137の上面
に押圧保持され、初絞りの時のしわ押さえとして機能す
る。
【0006】主軸104と同期して回転するサイド軸1
07に取着の円筒溝カム117の回転に従い既に下降領
域に入っている初絞りパンチ136の下降により、抜き
パンチ134の下端面で初絞りダイ137の上面に保持
されているブランクは、初絞りパンチ136と初絞りダ
イ137との協働により、初絞りが行われカップ状のワ
ークに成形される。初絞りによって成形されたワークは
搬送ラインまで下降し順次次工程へ搬送され連続した一
連のプレス加工が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術によるトラ
ンスファプレス機は、最初の工程において抜き絞りを行
うときに、主軸104に形成されたカム103Aおよび
図示しないカム103Bの停留部を利用して、直列する
複数の加工工程を収容する質量の大きなスライド105
を上死点および下死点において60゜停留させていた。
そのためスライド105は上死点から下死点に至る距離
を120゜という短い割付角度で往復せねばならず、従
って回転速度が同じならばクランクプレスと比較して必
然的にスライド105の速度を速めなければならなかっ
た。
【0008】さらに詳しくは、クランク機構の割付角度
は180゜であるから抜き絞りを行うためのスライド1
05の速度増加は1.5(180/120=1.5)倍
となる。質量のある物体が往復運動するときの物理量は
速度の他に速度の変化率である加速度、加速度の変化率
である躍動の3者が存在する。前記割付角度の縮小率の
逆数は速度を1次比例で増加させ、加速度を前記逆数の
自乗に比例して増大させ、躍動を前記逆数の3乗に比例
して肥大させる。
【0009】その結果として、速度の増加はスライド1
05の摺動面の磨耗を促進させ、加速度の増大はスライ
ド105と他の運動部品の慣性力を支える主軸104の
支持部の負担を増大させ、躍動の肥大は機体の振動の増
加を惹起する。機械の速度を次第に上げていくとき、ス
ライド摺動部材の摩擦運動は激しくなり、主軸104に
代表される運動部品の支持部の負担は増大し、機体の振
動と騒音はますます激しくなって行き、あるレベルで許
容限度に達する。
【0010】また、抜き絞り工程における抜きパンチ1
34は、スライド105と一体的に取り着けられている
のでスライド105に取り着けられた直列する複数の加
工工程の上型の動きと同一の動きである。加工されるワ
ークが深絞り製品の場合、抜き絞り工程を除くスライド
105に取り着けられた複数の加工工程ではスライド1
05の下降行程のほぼ後半で再絞り仕事が終了する。換
言すればスライド105が下死点に達したときには再絞
り仕事はすでに終了している。
【0011】ところが、抜き絞り工程ではスライド10
5が下死点に到達し、しわ押さえのため前記ブランクが
抜きパンチ134の下端面で初絞りダイ137の上面に
押圧保持された状態で初絞りパンチ136が下降し初絞
りが行なわれる。その後次工程へ複数の加工工程のワー
クを含め全ワークが同時に搬送される。即ちワーク搬送
の開始時点が抜き絞り工程に起因して遅れており、その
結果ワーク搬送期間は狭められていて搬送速度は必然的
に高速度にならざるを得なかった。
【0012】そのため、ワークが搬送手段によって確実
に搬送される条件は、保持されるワークが所定の位置に
正常な姿勢で存在し、かつワークを把持する部材が所定
の位置にあって所定の把持動作をし、正常な把持状態を
保ったままワークを次工程へ運搬することであるが、生
産速度を次第に上げていくとワーク搬送速度が増加する
結果搬送途中でワークの把持が破綻したり、機体の振動
が激しくなる結果前記ワーク把持部材の位置精度の狂い
によりワーク把持不能に陥ったりする不具合が発生する
という問題があった。
【0013】また、一般にトランスファプレス機の生産
速度を次第に上げていくと、種々の機能のうち例えばワ
ークの精度不良の発生あるいはワーク搬送のトラブルな
どが高速生産を阻害する主要因となり生産能率に限界を
与える。従ってプレスの生産現場では生産効率を上げる
ために機械の回転速度を次第に上げていって、トラブル
が発生するぎりぎり直前の最高限界安定生産速度を見出
している。
【0014】前記従来技術のトランスファプレス機は、
このようにプレスの運転速度をあるレベル以上に上げて
使用すると、増大した機体の振動がスライド105に取
り着けられた直列する複数の加工工程を有する主として
上台131と下台132からなるダイセットの加工工程
の同芯性を狂わせワークの精度不良を発生させたりある
いは金型を損傷させたり、また連続的にプレス加工され
次工程へ順次搬送されるワーク搬送途中でワークの把持
が破綻したり把持部材の位置精度の狂いによりワーク把
持不能に陥ったりするといった問題があった。そのた
め、この方式の抜き絞り装置がプレスの最高限界安定生
産速度を必要より低いレベルに限定していた。
【0015】本発明は、従来技術が有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、スライドの運動の物理
量に着目し、これらの速度、加速度および躍動の各物理
量を小さくして最高限界安定生産速度を上げることによ
って高速化を図るものである。すなわち、前記の速度、
加速度および躍動の各物理量を小さくすることによっ
て、従来の最高限界安定生産速度を超えて運転しても機
体の振動が少ない、その結果、スライド105に取り着
けられ複数の加工工程を有し主として上台131と下台
132からなる前記ダイセットの加工工程の同芯性を狂
わせることなく、また、ワーク搬送途中でワークの把持
が破綻したり把持部材の位置精度が狂ったりしてワーク
把持不能に陥ったりすることのない、高精度で高速運転
が可能な生産性の高いトランスファプレス機を提供しよ
うとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本請求項1の発明は、抜き絞り工程で機外より供給さ
れた板材からブランクを抜き次いで初絞りしたワーク
を、フレームに軸支された主軸に設けたスライド駆動手
段で駆動され前記フレームに設けた摺動案内部に沿って
往復動可能なスライドの前進により、該スライドの前進
側端部に止着され複数の加工工程が設けられた上台と該
上台と対向してボルスタ面に止着された下台との協働で
再絞りし順次次工程へ搬送するトランスファプレス機に
おいて、前記スライド駆動手段とは別構成の抜きパンチ
駆動手段によって前記抜き絞り工程の加工軸線上を往復
動する抜きスライドの前進側端部に前記加工軸線に中心
軸を一致させて取着の抜きパンチと、前記スライド駆動
手段によって前記スライドと一体的に駆動され前記抜き
パンチの中心軸を貫通して穿孔された案内孔に沿って前
記加工軸線上を往復動する初絞りパンチと、前記抜きパ
ンチと前記初絞りパンチのそれぞれと対向してかつ同芯
上に前記下台に重ねて止着の抜きダイおよび初絞りダイ
とで構成し、前記スライドのタイミング動作とは独立し
たタイミング動作で、前記抜きパンチが前進し抜きダイ
との協働で抜いたブランクを前記初絞りダイ面とで押圧
保持しつつ続いて前進してきた前記初絞りパンチが前記
初絞りダイとの協働で初絞りを行いカップ状に成形する
ようにしたものである。
【0017】上記課題を解決するための本請求項2の発
明は、前記抜きパンチ駆動手段は、前記スライド駆動手
段を固着の前記主軸に取着され所定の角度範囲の下死点
停留域をカム面に形成した抜きパンチ駆動カムと、該抜
きパンチ駆動カムを往復動方向で挟んで対向して当接し
前記抜きスライドの後退側端部に軸着された一対のカム
フォロアとで構成し、前記抜きパンチ駆動カムの回転駆
動により前記一対のカムフォロアを介して前記抜きスラ
イドの前進側端部に取着した前記抜きパンチが前進後前
記下死点停留域の範囲で停留するようにしたものであ
る。
【0018】上記課題を解決するための本請求項3の発
明は、一対のかさ歯車により前記主軸と連繋し同期して
回転する前記フレーム側面に軸支されたサイド軸に取着
され所定の角度範囲の下死点停留域をカム面に形成した
抜きパンチ駆動カムと、中央部を前記フレームに設けら
れた支点軸に揺動可能に軸支され前記抜きパンチ駆動カ
ムに従動するカムフォロアを一方端に軸支し他方端に前
記抜きスライドと係合する連繋部を有する揺動レバーと
で抜きパンチ駆動手段を構成し、前記抜きパンチ駆動カ
ムの回転駆動により前記揺動レバーを介して前記抜きス
ライドの前進側端部に取着した前記抜きパンチが前進後
前記下死点停留域の範囲で停留するようにしたものであ
る。
【0019】上記課題を解決するための本請求項4の発
明は、前記抜き絞り工程領域の主軸に主軸の回転中心に
対して偏心して設けたクランク軸部と、該クランク軸部
に一方端が軸着され他方端が前記抜きスライドと連接軸
により回動可能に連繋される前記主軸の回転を直線運動
に変換するコネクティングロッドとで前記抜きパンチ駆
動手段を構成し、主軸の回転をコネクティングロッドを
介して抜きスライドの往復動に変換するようにしたもの
である。
【0020】
【実施例】以下請求項1、2に係わる本発明の実施例1
の形態を図1ないし図5及び図10に基づいて説明す
る。図1は、本発明の実施例1におけるトランスファプ
レス機のダイセット、金型を含む機械上部の外観を示
す。図2は、本発明に係わる抜き絞り装置金型部を示し
図3におけるA−A断面図である。図3は、図2におけ
るB−B断面図である。図4は、図1において抜き絞り
装置の駆動部分の詳細図である。図5は、図4における
C−C断面図である。図10は、実施例1に係わるタイ
ミング線図である。
【0021】図1において、立設したフレーム1にはス
ライド5の駆動手段であるカム3A,3Bを一体形成し
た主軸4が軸支され、図示しない駆動モータにより図示
しないベルト、プーリ、ギアを介して図1の右方端から
回転駆動される。この主軸4に形成されたカム3A,3
Bの回転に従動して往復動するカムローラ6A,6B,
6C,6Dを軸着したスライド5は、主軸4の回転によ
り図示しない案内手段で案内され往復動する。
【0022】図2および図3に示すように、スライド5
の抜き絞り工程領域の裏側部分に設けた平面5aに固着
の摺動板41と該摺動板41に定着されたギブ42A,
42Bで構成される案内部材40に抜きスライド45A
が往復動すべく摺動可能に案内されている。このように
スライド5に案内されスライド5の駆動手段とは別の独
立した駆動手段によって往復動される抜きスライド45
Aの下方端には、上台31とは別に分離されたサブ上台
46が抜き絞り工程加工軸線上に中心を一致させて固着
される。
【0023】抜きパンチ34がサブ上台46に挿入され
固着されるとその中心は抜き絞り工程加工軸線に一致す
る。抜きパンチ34の中心に貫通して穿孔された案内穴
34aと調整ネジ20に貫通して穿孔された案内穴20
aに沿って初絞りパンチ36Aが摺動可能に貫通してい
る。初絞りパンチ36Aは抜きスライド45Aと干渉す
ることなく上方に伸び先端部がジョイントブロック15
Aに一体的に取り着けられスライド5に固着されてい
る。
【0024】下台32の上面にはダイホルダ33が位置
決めして固着され、ダイホルダ33に、抜きパンチ34
と初絞りパンチ36Aのそれぞれに対向し同芯上の位置
に重ねて設けた抜きダイ35および初絞りダイ37が挿
着されている。抜きダイ35の上面に接して材料Wが挿
通され、スライド5の往復動に同期して間欠的に紙面に
対して直角方向へ定量送り出される。
【0025】図4に示すように、主軸4の抜き絞り工程
領域にはスライド5の駆動手段であるカム3A,3Bと
は別の抜きパンチ駆動手段10を構成する抜きパンチ駆
動カム48が締着される。この抜きパンチ駆動カム48
により駆動される抜きスライド45Aは前記案内部材4
0に往復動すべく摺動可能に案内されている。抜きスラ
イド45Aの下方端にはサブ上台46が取着され上方端
には抜きパンチ駆動カム48の下方に当接する押しカム
フォロア47Aが軸着される。
【0026】抜きパンチ駆動カム48を挟んで押しカム
フォロア47Aと相対する位置に抜きパンチ駆動カム4
8上方に当接して戻しカムフォロア47Bがカムフォロ
ア支持体50に軸着されている。さらに抜きパンチ駆動
カム48の両側面近傍には図5に示すように主軸4を挟
んで前後対称に配設され、抜きスライド45Aの上方端
とカムフォロア支持体50とを連結し、抜きスライド4
5Aと一体で動くように連結架設体51A,51Bが配
設されている。カムフォロア支持体50の上方端に穿孔
された2箇所の穴にガイドバー52A,52Bが挿入さ
れ係止板53A,53Bにて固着されている。
【0027】スライド5に設けた抜きスライド45Aの
前記案内部材40の抜きパンチ駆動カム48を挟んで反
対側の上方端には、支持ブラケット54が前記スライド
5に固着され前記ガイドバー52A,52Bを摺動案内
するボールブッシュ55A,55Bがこの支持ブラケッ
ト54に締着されている。このように抜きスライド45
Aはこれらの案内部材40とボールブッシュ55A,5
5Bとにより上下摺動可能に案内されている。抜きスラ
イド45Aの案内手段はこの方式に限るものではなく、
カムフォロア支持体50を抜きスライド45A本体と一
体としフレーム1に案内手段を設けてもよい。抜きスラ
イド45Aの下方端には上台31とは別に分離されたサ
ブ上台46が固着されている。抜きパンチ34はサブ上
台46に挿入固着され、抜きパンチ34の中心を初絞り
パンチ36Aが摺動可能に貫通している。初絞りパンチ
36Aは抜きスライド45と干渉することなく上方に伸
び先端部がスライド5に固定されたジョイントブロック
15Aに挿入固定されている。
【0028】以下請求項1および2に係わる実施例1の
動作について図10に基づいて説明する。機械が運転さ
れ主軸4が回転すると、抜きパンチ駆動カム48により
スライド5の下降と同期しつつ独立して下降する抜きス
ライド45Aと共に抜きスライド45A下面にサブ上台
46を介して取着の抜きパンチ34が下降し、抜きダイ
35との協働で材料から所定の大きさのブランクを抜い
た後下死点に達し、抜きパンチ駆動カム48に設けられ
た停留部分の作用で、抜きスライド45Aと共に抜きパ
ンチ34は60°の範囲停留する。この間、材料から抜
かれた前記ブランクは抜きパンチ34の下端面で初絞り
ダイ37の上面に押圧保持され、初絞りの時のしわ押さ
えとして機能する。
【0029】抜きパンチ34が停留している間に、以下
に述べるようにスライド5の下降によって初絞りが行な
われる。即ち、抜きスライド45Aの下部に取着の抜き
パンチ34が下死点に達した時、主軸4がさらに回転を
続け主軸4に形成されたカム3A,3Bの回転に従動す
るカムローラ6A,6B,6C,6Dを軸着したスライ
ド5はさらに下降を続け、スライド5と一体的に固着さ
れた初絞りパンチ36Aにより、抜きパンチ34の下端
面で初絞りダイ37の上面に押圧され保持されていたブ
ランクは、初絞りパンチ36Aと初絞りダイ37との協
働により初絞りが行なわれカップ状のワークwに成形さ
れる。初絞りによって成形されたワークwは搬送ライン
まで下降し図示しないワーク搬送手段により順次次工程
へ搬送される。次工程以降では前工程から搬送されてき
たワークの再絞りがスライド5の下降により前記初絞り
と同時に行われ連続した一連のプレス加工が行われる。
このときのワーク搬送タイミングは、次工程以降の全て
の再絞りパンチがワークから完全に抜けきった後であ
る。
【0030】ここで、スライド5は従来技術のような抜
き加工を行 わないので、抜き絞り工程での初絞りおよ
び以後に続く主として再絞り仕事に特化した動きでよい
ので、下死点における停留はゼロにすることができる。
またはきめ押し用に例えば20°と小さくすることがで
きる。その結果、プレスストローク数が同じ場合には、
停留角度がなくなった分または減少した分の時間をスラ
イドの上下動に費やすことができるため、スライドの速
度を下げることができるようになり、質量の大きなスラ
イドの運動特性が向上する。
【0031】以下請求項1、3に係わる本発明の実施例
2の形態を図2、図3、図6、図7、図8及び図10に
基づいて説明する。図2は、実施例1と同様、本発明に
係わる抜き絞り装置金型部を示し図3におけるA−A断
面図である。図3も、実施例1と同様、図2におけるB
−B断面図である。図6は、本発明の実施例2における
トランスファプレス機のダイセット、金型を含む機械上
部の外観を示す。図7は実施例2における抜き絞り装置
の駆動部分の詳細図である。図8は、図7におけるD−
D断面図である。図10は、実施例1と同じく実施例2
に係わるタイミング線図である。
【0032】実施例1と同様、図2および図3に示すよ
うに、スライド5の抜き絞り工程領域の裏側部分に設け
た平面5aに固着の摺動板41と該摺動板41に定着さ
れたギブ42A,42Bで構成される案内部材40に抜
きスライド45Bが往復動すべく摺動可能に案内されて
いる。スライド5に案内されスライド5の駆動手段とは
別の独立した駆動手段によって往復動される抜きスライ
ド45Bの下方端には、上台31とは別に分離されたサ
ブ上台46が抜き絞り工程加工軸線上に中心を一致させ
て固着される。
【0033】抜きパンチ34がサブ上台46に挿入され
固着されるとその中心は抜き絞り工程加工軸線に一致す
る。抜きパンチ34の中心に貫通して穿孔された案内穴
34aと調整ネジ20に貫通して穿孔された案内穴20
aに沿って初絞りパンチ36Bが摺動可能に貫通してい
る。初絞りパンチ36Bは抜きスライド45Bと干渉す
ることなく上方に伸び先端部がジョイントブロック15
Bに一体的に取り着けられスライド5に固着されてい
る。
【0034】下台32の上面にはダイホルダ33が位置
決めして固着され、ダイホルダ33に、抜きパンチ34
と初絞りパンチ36Bのそれぞれに対向した同芯位置に
重ねて設けた抜きダイ35および初絞りダイ37が挿着
されている。抜きダイ35の上面に接して材料Wが挿通
され、スライド5の往復動に同期して間欠的に紙面に対
して直角方向へ定量送り出される。
【0035】図6、図7および図8に示すように、フレ
ーム1の左側面に軸支され主軸4に同期して回転駆動さ
れるサイド軸7には抜きパンチ駆動手段10を構成する
円筒リブカム17が取着されスライド5の往復動に同期
して回転駆動される。回転する円筒リブカム17のカム
面に係合してカム面変位に従動する1対のカムフォロア
21A,21Bが、フレーム1に固着のブラケット19
に担持された支点軸18によって軸支された揺動レバー
13の一方端の二股部にそれぞれ取着されている。揺動
レバー13の他方端には、抜きスライド45Bに定着さ
れたジョイント板43A,43Bの凹部と係合する凸部
を有する連接爪16が取着されている。抜きスライド4
5Bの下方端にはスライド5に取り着けられた上台31
とは別に分離されたサブ上台46が取着されている。サ
ブ上台46には抜きパンチ34が挿入固着されている。
従って、主軸4に同期して円筒リブカム17が回転駆動
することにより、揺動レバー13を介して抜きスライド
45Bと一体的に取着された抜きパンチ34はスライド
5に案内されて上下動する。
【0036】前記抜きパンチ34には、その中心を初絞
りパンチ36Bが摺動可能に貫通している。初絞りパン
チ36Bは抜きスライド45Bと干渉することなく上方
に伸びこの先端部はジョイントブロック15Bを介して
スライド5に一体的に固着されている。スライド5の上
下動に伴いこの初絞りパンチ36Bは、抜きパンチ34
の中心に貫通して穿孔された案内穴34aと調整ネジ2
0に貫通して穿孔された案内穴20aに沿って摺動し上
下動する。
【0037】ここで、サイド軸7に取着の円筒リブカム
17は円筒リブカムに限定されるものではなく、円筒溝
カムであってもよい。また、円板状溝カムと水平スライ
ドとレバーとを組み合わせた本実施例とは別の形態構造
をとることも可能である。
【0038】以下請求項1および3に係わる実施例2の
動作について図10に基づいて説明する。機械が運転さ
れ主軸4が回転すると、サイド軸7に取着の円筒リブカ
ム17によりスライド5の下降と同期しつつ独立して下
降する抜きスライド45Bと共に抜きスライド45B下
面にサブ上台46を介して取着の抜きパンチ34が下降
し、抜きダイ35との協働で材料から所定の大きさのブ
ランクを抜いた後下死点に達し、円筒リブカム17に設
けられた停留部分の作用で抜きスライド45Bと共に抜
きパンチ34は60°の範囲停留する。この間、材料か
ら抜かれた前記ブランクは抜きパンチ34の下端面で初
絞りダイ37の上面に押圧保持され、初絞りの時のしわ
押さえとして機能する。抜きパンチ34が停留している
間に、スライド5の下降によって初絞りが行なわれる。
【0039】実施例1と同様に、抜きパンチ34が停留
している間に、以下に述べるようにスライド5の下降に
よって初絞りが行なわれる。即ち、抜きスライド45B
の下部に取着の抜きパンチ34が下死点に達した時、主
軸4がさらに回転を続け主軸4に形成されたカム3A,
3Bの回転に従動するカムローラ6A,6B,6C,6
Dを軸着したスライド5はさらに下降を続け、スライド
5と一体的に固着された初絞りパンチ36Bにより、抜
きパンチ34の下端面で初絞りダイ37の上面に押圧さ
れ保持されていたブランクは、初絞りパンチ36Bと初
絞りダイ37との協働により初絞りが行なわれカップ状
のワークwに成形される。初絞りによって成形されたワ
ークwは搬送ラインまで下降し図示しないワーク搬送手
段により順次次工程へ搬送される。次工程以降では前工
程から搬送されてきたワークの再絞りがスライド5の下
降により前記初絞りと同時に行われ連続した一連のプレ
ス加工が行われる。このときのワーク搬送タイミング
は、次工程以降の全ての再絞りパンチがワークから完全
に抜けきった後である。
【0040】ここで、スライド5は従来技術のような抜
き加工を行なわないので、抜き絞り工程での初絞りおよ
び以後に続く主として再絞り仕事に特化した動きでよい
ので、下死点における停留はゼロにすることができる。
またはきめ押し用に例えば20°と小さくすることがで
きる。その結果、プレスストローク数が同じ場合には、
停留角度がなくなった分または減少した分の時間をスラ
イドの上下動に費やすことができるため、スライドの速
度を下げることができるようになり、質量の大きなスラ
イドの運動特性が向上する。
【0041】次に請求項4に記載の抜きパンチ駆動手段
としてクランク機構を採用した実施例3を図2、図3、
図9及び図10に示す。図9は実施例3に係わる抜き絞
り装置の駆動部分を示す。図2、図3および図10は実
施例1と同様である。図3に示すように、スライド5の
抜き絞り工程領域の裏側部分に設けた平面5aに固着の
摺動板41と該摺動板41に定着されたギブ42A,4
2Bで構成される案内部材40に抜きスライド45Cが
往復動すべく摺動可能に案内されている。図2に示すよ
うに、抜きスライド45Cの下方端にはサブ上台46が
抜き絞り工程加工軸線上に中心を一致させて固着され
る。図9に示すように、主軸4の抜き絞り領域には抜き
パンチ駆動手段10Cを構成するクランク軸71が形成
され、このクランク軸71にはコネクティングロッド7
2が取着される。コネクティングロッド72は上下2体
に分割されており、キャップ73と共にボルト74によ
ってクランク軸71に締着される。コネクティングロッ
ド72の下部は連接軸75によって抜きスライド45C
に連結される。
【0042】このように構成されるので、抜きスライド
45Cは主軸4の回転によってクランク運動を行い、抜
きスライド45Cは下死点において停留しない。しか
し、初絞り深さが浅いワークを初絞りする場合には、初
絞りに要する割付角が小さくて済むので、この間抜きパ
ンチ34はほぼ下死点に位置することができ、しわ押さ
えの役目を果たすことができる。この間にスライド5の
下降によって実施例1と同様に初絞りが行なわれる。こ
のように、ワークのしわ押さえに抜きパンチ34の下死
点における停留が不要な高さの低い製品を対象とする場
合に、この実施例3の抜きパンチ駆動手段は有効であ
る。また、この実施例ではクランク機構を用いたが、ク
ランク機構に限定するものでなくトッグルリンク機構を
用いてもよい。
【0043】以上の実施例1、2および3では、スライ
ド駆動手段はカム3A,3Bによるカム駆動式の場合を
記載したが、スライド駆動手段はなんらカム駆動式に限
るものではなく、クランク機構やトグル機構によるスラ
イド駆動手段であってもよい。また、各スライドおよび
各パンチの移動方向は垂直線上に動作する場合を記載し
たが、各スライドおよび各パンチの移動方向は垂直線上
に動作する場合のみに限定する必要はなく、水平方向に
移動する動作であっても何ら差し支えない。
【0044】
【作用】請求項1、2、3、または4によれば、抜き絞
り工程において、前記スライド5のタイミング動作とは
異なる独立したタイミング動作で前記抜きパンチ34を
前進させ抜きダイ35との協働でブランクを抜き、この
抜きパンチ34が前記初絞りダイ37にブランクを押圧
保持した状態でスライド5と一体的に前記初絞りパンチ
36A,36Bまたは36Cを前進させ該ブランクを前
記初絞りダイ37との協働で初絞りを行うようにしたの
で、スライド5の下死点でのしわ押さえのための停留が
不要になった。そのため、スライド5に設けた複数の工
程は絞り工程専用に特化でき、もし下死点でのきめ押し
が必要であればきめ押し用として例えば20゜の小さい
停留角度を設けるだけでよくなった。
【0045】その結果、プレスストローク数を同じくし
た場合には、停留角度がなくなった分または小さくなっ
た分の時間をスライド5の上下動に費やすことができる
ため、スライド5の速度を下げることができるようにな
った。そうすることによって、複数の加工工程が設けら
れ質量が大きいスライド5の速度、加速度、躍動に支配
される運動特性は飛躍的に向上し、スライド5の摺動面
の磨耗も小さくなり、スライド5とその他の運動部品の
慣性力を支える主軸支持部の負担も小さくなり、機体の
振動も少なくなるという効果を生じる。
【0046】逆に、スライド5の上下速度を同じくした
場合には、停留が不要になった分プレスストローク数を
大きくすることができる。よって、スライド5の上下速
度は同じでプレスストローク数を大きくすることができ
るから、スライドに取り着けられた複数の加工工程を有
し主として上台と下台からなるダイセットの加工工程の
同芯性を狂わせることなく、また、ワーク搬送途中でワ
ークの把持が破綻したり把持部材の位置精度が狂ったり
してワーク把持不能に陥ったりすることなく、機体の振
動が少ない高精度で高速運転が可能になるという効果が
生じる。抜きスライド45A,45Bおよび45Cは複
数の工程を設けたスライド5に比して質量がはるかに小
さいことが明らかであるから、抜き絞り時のしわ押さえ
のために抜きスライド45A,45Bおよび45Cの下
死点で60゜の停留を設けても高速運転には何ら差しつ
かえない。
【0047】また、本発明においては、スライド5が下
降することにより初絞りおよび再絞りが同時に行われた
後下死点停留を不要にし初絞りパンチおよび絞りパンチ
はすぐに上昇できるので、ワークの搬送開始時期を早
め、その結果トランスファプレス機の回転速度を高める
ことが可能である。
【0048】
【発明の効果】本発明は上述したとおり構成したので、
以下に記載する効果を奏する。スライド5の動作から独
立した抜きパンチ34による抜き動作後抜きパンチで抜
いたブランクを押圧保持したままで下降途中にあるスラ
イド5の下降で他の工程と同時に絞りを行うことが可能
になったので、スライド5の下死点でのしわ押さえのた
めの停留が不要になった。その結果、複数の加工工程を
収容する質量の大きなスライド5の下死点における停留
をゼロにすることができ、速度、加速度、躍動に代表さ
れる物理量の数値が小さくなり質量の大きなスライド5
の運動特性を向上させることができた。
【0049】そのため、スライド5の摺動面の磨耗も小
さくなり、スライド5とその他の運動部品の慣性力を支
える主軸支持部の負担も小さく、機体の振動も少なくな
る結果、最高限界安定生産速度のレベルを上げることに
よって高速化を図ることができ、ダイセットの加工工程
の同芯性が狂うこともなくより高速度での運転が可能と
なった。また、停留をゼロにすることができることによ
り抜き並びに初絞りおよび再絞りの完了時期を早めるこ
とができ、その分ワーク搬送の時間を長くとることによ
りワークの搬送が安定する結果も加味するとさらなる高
速生産が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係わるトランスファプレ
ス機のダイセット、金型を含む機械上部の外観正面図
【図2】 本発明に係わる抜き絞り装置の金型部の断面
を示し、図3におけるA−A断面図
【図3】 図2のB−B断面図
【図4】 実施例1に係わる抜き絞り装置の駆動部分の
詳細図
【図5】 図4におけるC−C断面図
【図6】 本発明の実施例2に係わるトランスファプレ
ス機のダイセット、金型を含む機械上部の外観正面図
【図7】 実施例2に係わる抜き絞り装置の駆動部分の
詳細図
【図8】 図7におけるD−D断面図
【図9】 実施例3に係わる抜き絞り装置の駆動部分の
詳細図
【図10】 実施例1、2および3に係わるタイミング
線図
【図11】 従来技術に係わるトランスファプレス機の
抜き絞り装置
【符号の説明】
1 フレーム 3A,3B カム 4 主軸 5 スライド 6A,6B,6C,6D カムローラ 7 サイド軸 8A,8B ベベルギヤ 13 揺動レバー 15 ジョイントブロック 16 連接爪 17 円筒リブカム 18 支点軸 21A,21B カムフォロア 31 上台 32 下台 33 ダイホルダ 34 抜きパンチ 35 抜きダイ 36A,36B,36C 初絞りパンチ 37 初絞りダイ 41 摺動板 42A,42B ギブ 45A,45B,45C 抜きスライド 47A 押しカムフォロア 47B 戻しカムフォロア 48 抜きパンチ駆動カム 50 カムフォロア支持体 51A,51B 連結架設体 52A,52B ガイドバー 71 クランク軸 72 コネクティングロッド 75 連接棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 知 愛知県尾張旭市旭前町新田洞5050番地の1 旭精機工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抜き絞り工程で機外より供給された板材
    からブランクを抜き次いで初絞りしたワークを、フレー
    ムに軸支された主軸に設けたスライド駆動手段で駆動さ
    れ前記フレームに設けた摺動案内部に沿って往復動可能
    なスライドの前進により、該スライドの前進側端部に止
    着され複数の加工工程が設けられた上台と該上台と対向
    してボルスタ面に止着された下台との協働で再絞りし順
    次次工程へ搬送するトランスファプレス機において、前
    記スライド駆動手段とは別構成の抜きパンチ駆動手段に
    よって前記抜き絞り工程の加工軸線上を往復動する抜き
    スライドの前進側端部に前記加工軸線に中心軸を一致さ
    せて取着の抜きパンチと、前記スライド駆動手段によっ
    て前記スライドと一体的に駆動され前記抜きパンチの中
    心軸を貫通して穿孔された案内孔に沿って前記加工軸線
    上を往復動する初絞りパンチと、前記抜きパンチと前記
    初絞りパンチのそれぞれと対向してかつ同芯上に前記下
    台に重ねて止着の抜きダイおよび初絞りダイとで構成
    し、前記スライドのタイミング動作とは独立したタイミ
    ング動作で、前記抜きパンチが前進し抜きダイとの協働
    で抜いたブランクを前記初絞りダイ面とで押圧保持しつ
    つ続いて前進してきた前記初絞りパンチが前記初絞りダ
    イとの協働で初絞りを行いカップ状に成形することを特
    徴とするトランスファプレス機の抜き絞り装置。
  2. 【請求項2】 前記抜きパンチ駆動手段は、前記スライ
    ド駆動手段を固着の前記主軸に取着され所定の角度範囲
    の下死点停留域をカム面に形成した抜きパンチ駆動カム
    と、該抜きパンチ駆動カムを往復動方向で挟んで対向し
    て当接し前記抜きスライドの後退側端部に軸着された一
    対のカムフォロアとで構成し、前記抜きパンチ駆動カム
    の回転駆動により前記一対のカムフォロアを介して前記
    抜きスライドの前進側端部に取着した前記抜きパンチが
    前進後前記下死点停留域の範囲で停留することを特徴と
    する請求項1に記載のトランスファプレス機の抜き絞り
    装置。
  3. 【請求項3】 一対のかさ歯車により前記主軸と連繋し
    同期して回転する前記フレーム側面に軸支されたサイド
    軸に取着され所定の角度範囲の下死点停留域をカム面に
    形成した抜きパンチ駆動カムと、中央部を前記フレーム
    に設けられた支点軸に揺動可能に軸支され前記抜きパン
    チ駆動カムに従動するカムフォロアを一方端に軸支し他
    方端に前記抜きスライドと係合する連繋部を有する揺動
    レバーとで抜きパンチ駆動手段を構成し、前記抜きパン
    チ駆動カムの回転駆動により前記揺動レバーを介して前
    記抜きスライドの前進側端部に取着した前記抜きパンチ
    が前進後前記下死点停留域の範囲で停留することを特徴
    とする請求項1に記載のトランスファプレス機の抜き絞
    り装置。
  4. 【請求項4】前記抜き絞り工程領域の主軸に主軸の回転
    中心に対して偏心して設けたクランク軸部と、該クラン
    ク軸部に一方端が軸着され他方端が前記抜きスライドと
    連接軸により回動可能に連繋される前記主軸の回転を直
    線運動に変換するコネクティングロッドとで前記抜きパ
    ンチ駆動手段を構成し、主軸の回転をコネクティングロ
    ッドを介して抜きスライドの往復動に変換するようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載のトランスファプレ
    ス機の独立式抜き絞り装置。
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