JP2003071306A - 堅型粉砕機 - Google Patents

堅型粉砕機

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JP2003071306A JP2001260884A JP2001260884A JP2003071306A JP 2003071306 A JP2003071306 A JP 2003071306A JP 2001260884 A JP2001260884 A JP 2001260884A JP 2001260884 A JP2001260884 A JP 2001260884A JP 2003071306 A JP2003071306 A JP 2003071306A
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crushed
table liner
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治 畑中
Haruo Kayano
治男 萱野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 竪型粉砕機では微紛がローラとテーブルライ
ナ凹面間に滞留して過粉砕となり粉砕効率も低下させ
る。 【解決手段】 テーブルライナ11の外周面に立設した
ダムリング13にほぼ水平に貫通する複数の開口部14
を円周方向の放射状に設け、該開口部14のダムリング
13内周面積に対する割合と形状やサイズを調整自在と
すると共に、ダムリング13の全高も調整可能、かつ着
脱自在の構成とする。粉砕物中の微粒子が順次選択的に
粉砕機外に排出されて過粉砕の防止と粉砕効率の向上を
実現すると共に、原料の物性の変化に即応して最適の粉
砕条件となるように調整を可能として課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テーブルライナ
ーの凹面と油圧力により押圧されたローラの側周面との
間で、岩石などの鉱物を粉砕するのに好適な堅型粉砕機
の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】岩石などの鉱物を粉砕し、コンクリート
やアスファルトなどの原料である砕砂を生産する粉砕機
の一種として、近時、図6に示すように、回転するテー
ブルとローラを具備した堅型粉砕機が使用されている。
図7にこの粉砕機を使用して砕砂を生産する代表的なフ
ローチャートを示す。は原料を貯留する原料槽で、原
料の大きさはほぼ20mm以下である。原料Mは供給機
により原料槽から定量的に引き出され、堅型粉砕機
に供給され、テーブルライナと油圧力により押圧され
たローラ側周面との間で粉砕され、粉砕物Aはベルトコ
ンベアなどの輸送機による振動ふるいに供給され、5
mm程度のふるい網でふるい分けられ、ふるい上物Bは
ベルトコンベアなどの輸送機によって原料槽に戻さ
れ、再び粉砕される。ふるい通過物Cはベルトコンベア
などの輸送機により乾式または湿式の分級機に供給さ
れ、砕砂としては不要な0.15mm以下の微粉Eと製
品砕砂Dに分級される。この流れの内、振動ふるいを
必要とする理由は、堅型粉砕機から排出された粉砕物
Aの粒度分布のままでは10mm以上の粉砕物の質量百
分率がJIS規格値を超えるとともに、2.5〜0.1
5mmの粉砕物の質量百分率もJIS規格値に対して不
足するので、振動ふるいを設けて砕砂として過大な粉
砕物を選別して再粉砕する必要があるからである。
【0003】図6のように、この粉砕機の典型的な粉砕
機本体3の構造は、下部フレーム31に設けた電動機
(図示せず)により減速機36を介して低速回転するテ
ーブル台17およびテーブルライナー11とテーブルラ
イナーの凹面12に油圧により押圧されて従動回転する
複数個の回転自在なローラ2を具備している。
【0004】ローラ2の押圧機構4は上部フレーム32
にトラニオン軸41により揺動自在に軸支されたトラニ
オン42が、油圧力可変の油圧シリンダー43のピスト
ンロッド44の先端と接続しており、トラニオン42に
内装されたローラ軸(図示せず)の先端に回転自在に取
り付けられた複数のローラ2は、油圧シリンダー43の
作動力によって回転するテーブルライナ11の凹面12
に押圧されて原料に粉砕力を与えている。その他、33
は原料供給シュート、13はテーブルライナ11の外周
に設けた原料層厚を調整するためのダムリング、34は
下部フレームに個設した円環状のポケット、35は粉砕
物を取り出す排出シュートである。
【0005】このような堅型粉砕機において、原料供給
シュート33を介してテーブル中心部に供給された原料
は、テーブルの中心部に設けた円錐形分散装置18によ
りテーブル上に均等に供給され、テーブル1の回転によ
り生ずるテーブル半径方向の遠心力を受けてテーブル1
上を滑動すると共に、テーブル1による回転方向の力を
も受けて原料はテーブル1上を渦巻上の軌跡を描きなが
ら外周方向に移動してテーブルライナ11の凹部内周部
に達し、更にローラ2とテーブルライナの凹面12との
間に噛み込まれて粉砕される。
【0006】このようにテーブルライナの凹面12とロ
ーラ2の側周面21との間に形成された粉砕面で粉砕さ
れた粉砕物は、ローラ2の外周側へ押し出されると、テ
ーブルライナ11外周面に堰状に立設したダムリング1
3によって堰き止められ、一部は粉砕面へ還流され再粉
砕を繰り返しつつ滞留量が増加し、粉砕作用が進むと遂
に滞留が還流を上回ってダムリング13の頂端を超えて
溢流を始め、下方に周設した円環状のポケット34に流
れ込み、さらにスクレーパ37によって掻き集められて
排出シュート35から機外へ運び去られる。その後、前
記図7のフローチャートの経過を辿ってコンクリート骨
材など用途に応じた粒度分布に調整して製品化されるの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】表1はJIS規格 A
5005「コンクリート用砕石および砕砂」のうち、砕
砂の規格を抜粋したものである。
【表1】
【0008】この規格に対し、従来の堅型粉砕機による
粉砕物のふるい通過物Cは、ふるいの呼び寸法0.15
mmを通るものの質量分布率が原料の岩質により多少の
差異はあるものの、20〜30%の範囲に達することが
多く、JIS規格の2〜15%に比べると、かなり過粉
砕となっていることが指摘される。このような過粉砕が
あるため、分級機によって0.15mm以下の微紛を除
去してJISの範囲に入れる工程を余儀なく強いられ、
このことは原料の一部を捨てることにも通じるから、歩
留り率を落とすだけに留まらず、粉砕エネルギーの浪費
とコストアップの要因を形成する重大な障害に繋がって
いる。
【0009】従来の堅型粉砕機における粉砕粒度の調整
要素としては、ローラのテーブルライナへの押圧力の増
減、ローラとテーブルライナ凹面との間隙の増減、テー
ブル回転数の増減、ダムリングの高さの増減などが主要
素であるが、これら調節要素と粉砕操作上の問題点は次
の通りである。
【0010】すなわち、試験ふるい0.15mmを通る
微粉の質量百分率を極力規格値に近づけるために、ロー
ラのテーブルライナへの押圧力を低くすると、前記JI
S規格の試験ふるい10mmを通るふるい下が質量百分
率で100%であるべき規格を満たさず、70〜80%
に留まる。同様にローラとテーブルライナ凹面との間隙
は、原料寸法との関連から決定されるものであり、原料
寸法に対する最適の間隙以上に間隙を大きくすること
は、いたずらに粉砕効率の低下を招く。またテーブル回
転数を最適回転数以上に大きくして原料の粉砕機内滞留
時間を短くし、不必要に過粉砕することを避けることも
可能ではあるが、テーブル回転数の増加に伴う原料に与
える遠心力の増加により試験ふるい10mmを通るもの
の質量百分率が100%以下となる。更にダムリングの
高さの増減と粉砕粒度の関係は高くすれば過粉砕化する
し、低くすれば粗粉砕化する。このように従来の堅型粉
砕機では、所定粒度に達したものは速やかに粉砕機外に
排出し、所定粒度に達しないもののみ繰り返し粉砕する
という、所謂、選択粉砕ができないという問題があっ
た。
【0011】特開平5−253505号の従来技術で
は、図8のように回転テーブル101への粉砕ローラ1
02の押圧領域以外の領域に、同心円状の切欠き段差1
03を設け、該切欠き段差103にほぼ水平向きの透孔
104を円周複数個配設し、透孔104を通過した粉砕
物を集めるポケット105及びポケット105を掃過す
るスクレーパと排出シュートを設けた構成を示した。こ
の構成によって所定の粒度以下の微粒子は、切欠き段差
103にある透孔104の何れかを通過してポケット1
05に入り排出シュートから機外へ回収される一方、粗
粒は切欠き段差103を素通りしつつ回転テーブル10
1の斜面を往復運動するうち、粉砕を受けて次第に微紛
となる。
【0012】この従来技術は粉砕機の頂部に具えたセパ
レータや下から吹き上げる上昇気流が不要になったと謳
っているが、その明細書にも断っている通り、その使用
目的はセメントクリンカやスラグ、セラミックなど化学
品を微粉砕する予備粉砕機としての改善であって、本発
明のように比較的粗いとはいえ、最終製品としてJIS
規格に対応する粒度分布を厳密に求められているわけで
はない。また、この従来技術ではテーブルに水平方向の
比較的長い透孔を穿孔して微粒子または微紛を優先的に
排出するが、耐摩耗性の良い硬度の高いテーブルに内径
数mmまでの多数の透孔を貫通することは、鋳放しにし
ろ、機械加工にしろ、容易に施工できる仕事とは考え難
い。さらに、使用中に透孔が目詰まりを起こして閉塞
し、微紛排出の機能を失うことも予想されるが、その修
復のための清掃、開口も極めて困難で煩瑣な作業である
ことは否定できない。
【0013】一般に粉砕装置の設備は供給される原料の
性状が常に変わらないという前提で緒元の設定を行う
が、現実的には温度や湿度の変化、天候、季節の影響な
どによっても、厳密に言えば日々変動を繰り返すのに対
し、一旦、透孔の数や位置、サイズ、外周を堰き止める
ダムリングの高さを設定し据え付けて終えば、最早、こ
の条件を変更することができず、原料の物性が変動して
も、この変動に即応して最適の粉砕条件で追随すること
など不可能である。また、供給原料の種類が替れば当然
最適の粉砕条件も変わるし、目的の製品仕様(粒度分
布)が変わっても直ちに変わらなければならない筈であ
るが、納入先毎に最適の初期条件を設定することができ
ず、一旦設定すれば、最早変更し難いという点は需要側
にとって不満の残るところである。
【0014】本発明は以上の課題を解決するために、原
料が粉砕された後、ふるい分けした粒度分布が目的と一
致するような最適の粉砕条件を設定し、過粉砕の回避と
同時に、微紛がローラとテーブルライナ凹面間に滞留し
て粉砕作用の緩衝層となり、いたずらにエネルギーの空
費を招いて粉砕効果の低下を呼ぶことを未然に防止する
堅型粉砕機の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る堅型粉砕機
は、回転するテーブル1の外周寄りに設けたテーブルラ
イナ11の湾曲した凹面12を押圧して回転自在に複数
個のローラ2を配設し、該テーブル1の中心に供給され
た原料を前記テーブルライナの凹面12とローラの側周
面21との間に噛み込んで粉砕し、該テーブルライナ1
1の外周面に立設したダムリング13を溢流した粉砕物
を回収する基本構成であって、ダムリング13をほぼ水
平に貫通する複数の開口部14を円周方向の放射状に設
け、該開口部14のダムリング13内周面積に対する割
合と形状およびそのサイズを調整自在とするとともに、
ダムリング13の全高も調整可能、かつ着脱自在とした
ことによって前記の課題を解決した。
【0016】また、さらに具体的には、ダムリング13
はテーブルライナ11の外周面に添着する環板13a、
該環板13aの上へ相互に任意の隙間を隔てて載置する
同じ曲率の内外面よりなる複数の円弧板13b、および
該円弧板13bの上へ共通して載置して前記隙間で開口
部14を形成する環板13cで形成するか、またはダム
リング13が任意のサイズと形状の貫通孔15を穿孔し
た環状板16で形成してもよいこと、さらに、ダムリン
グ13の内周面形状を内周円に内接する複数個の鋸歯形
状した形態とすること、ダムリング13を貫通する開口
部14の外周面開口面積を内周面開口面積より大きくす
ることなとが望ましい実施形態である。
【0017】この構成によって粉砕された粉砕物はダム
リング内周側に到達するが、このうち、ダムリングに設
けられた内周面から外周面に貫通するほぼ水平で外向き
の複数の開口部を通過し得る粉砕物中の微粒子は、テー
ブルの回転により生じる遠心力によってダムリングの外
周面から落下し、排出シュートを介して粉砕機外に排出
される。一方、該開口部を通過できない粉砕物中の粗粒
は、テーブルライナの凹面外周の傾斜面を中心方向に向
かって転動・滑動し、ローラとテーブルライナ凹面との
間に導入され、再び押圧されて粉砕される。
【0018】開口部がダムリング全内周に占める割合
や、その形状、サイズなどは調整自在に構成されている
から、粉砕物が乗り越えるべきダムリングの全高をはじ
め、すべての変動要素を組み合わせて対象である原料の
物性に最適の粉砕条件を設定し、物性が変わればこれに
対応して初期条件も変更する。
【0019】着脱自在としたことによって、一旦、粉砕
物による目詰まり、閉塞が生じても、ダムリングの該当
する部分だけを取り外せば自ら容易に修復できる。特に
請求項2の形態であれば取外しただけで直ちに分解開放
されるから、瞬時に目詰まりが解消する。
【0020】また、請求項4の形態のようにダムリング
の内周面の形状を内周円に内接する複数の鋸歯状とすれ
ば、粉砕物中の粗粒がダムリングの内周面に衝突し、そ
の反撥力により粉砕機の中心方向に向けて移転・滑動を
一層容易ならしめる作用が加わる。更に請求項5の形態
のように開口部の外周面側の面積を内周面側より大きく
すれば、粉砕物中の微粒子や微粉がテーブルの回転によ
って生じる遠心力のためダムリングを貫通する開口部を
より容易に通過させ、目詰まりの懸念を軽減させる特有
の作用が加わる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第一実施例、図2
は要部であるダムリングを拡大展開した側周面図であっ
て図1のX−X矢視図に相当する。図において竪型粉砕
機としての構造とそれぞれの機能は従来技術と基本的に
変わらないから詳細は繰り返さない。中央から供給され
た原料は、テーブルライナ11の湾曲した凹面12とロ
ーラ2の側周面21の間に噛み込まれて粉砕され、ロー
ラ2の外周側に達する。ダムリング13には開口部14
が貫通するが、コンクリート骨材としての砕砂の生産用
に使用する場合、粉砕物の最大粒度は10mm程度が望
ましく、ダムリング13に設ける開口部14の大きさは
目詰まりを生じない条件として従来から定説化している
最大粒度の2.5〜3倍の大きさ、即ち25〜30mm
とする。
【0022】この実施例では、ダムリング13がテーブ
ルライナ11の外周に添着するようにテーブル台17上
へ載置する環板13a、開口部14を形成するように相
互の間隔を置いて該環板13a上へ載置する同一曲率の
円弧板13b、該円弧板13bの上へ共通して載置する
環板13cの3部材を積み重ねて形成し、各円弧板13
bは開口部を形成するスペーサの役割となるから、その
板厚を変え、または相互の間隔を変更すれば、開口部の
高さと幅を決定し、形状、サイズを任意に調整するとと
もに、ダムリング13の全高を調整して溢流する粉砕物
の量と粒度の調整を可能とする。3部材の組み合わせを
調整すれば原料の物性の変動に対応して直ちに最適の条
件に修正することができる。
【0023】図3は本発明の別の実施例であって円弧板
の代わりに貫通孔15を具えた環状板16を適用した形
態であり、着脱自在として貫通孔16の孔径や形状など
適宜変更できるように複数種類の環状板を常備しておく
ことが望ましい。
【0024】他の実施例としては、図4に示すようにダ
ムリング13の内周面の形状を内周面に内接する複数個
の鋸歯状とし、確認試験の結果から鋸歯の高さhは25
〜35mm、鋸歯のピッチpは160〜200mm程度
が最も効果が大きいことを確認した。
【0025】他の実施例として図5(A)〜(C)に示
すように、ダムリングに設けた開口部14を微粒子が通
過し易いように、外周面開口面積を内周開口面積より大
きくしたもので、確認試験の結果から外周面開口面積を
内周開口面積の1.3〜1.4倍程度とした場合が最も
効果が大きいことを確認した。
【0026】以上のような実施形態を採用した結果、ロ
ーラ2とテーブルライナ11の凹面間で粉砕された粉砕
物は、試験ふるい0.15mmを通るふるい下の質量百
分率が最小となるように3mm以下の微粒子を選択的に
粉砕機外に排出することにより、0.15mmより細か
い微紛の生成率が下がるとともに、JIS規格砕砂の粒
度範囲のうち、最も必要量の大きい3〜0.15mmの
生成率を上げることが容易となり、粉砕エネルギーや原
料の節減により運転経費が著しく低下し、砕砂粉砕機と
して好適であることが立証された。
【0027】
【発明の効果】以上述べたごとく、この発明の堅型粉砕
機は、従来の堅型粉砕機に見られたように微紛がローラ
とテーブルライナ凹面と間で滞留し不必要に過粉砕する
現象に陥ることなく、粉砕物中の微粒子が順次選択的に
粉砕機外に排出されるので消耗部品の寿命の延命化、粉
砕効率の向上による動力費の大幅な低減化などと共に、
原料の節減による天然資材の保全に貢献できるという極
めて優れた効果がある。
【0028】さらに、季節的要因や天候などよって変化
する外部の環境変化、採掘現場の変更による原料の物性
の変化に即応して最適の粉砕条件となるように調整を可
能としたから、高い粉砕効率と低いエネルギーコストの
安定した操業に大きな貢献を果たす。微紛の目詰まりよ
る閉塞に費やすメンテナンス作業の負担も従来技術に比
べると大幅に軽減され、常に高能率の操業を保証する原
動力となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す一部断面正面図である。
【図2】同じ実施例の要部を拡大展開した側周面図であ
る。
【図3】別の実施例の要部を拡大展開した側周面図であ
る。
【図4】さらに別の実施例の要部を示す一部断面平面図
である。
【図5】さらに別の実施例の要部の一部断面平面図
(A)、同拡大図(B)および図(A)におけるV−V
矢視図(C)である。
【図6】本発明が適用される堅型粉砕機の一般構造を示
す一部断面正面図である。
【図7】本発明が適用されるふい工程のフローチャート
である。
【図8】従来技術の要部を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 テーブル 2 ローラ 3 粉砕機本体 4 押圧機構 11 テーブルライナ 12 凹面 13 ダムリング 13a 環板 13b 円弧板 13c 環板 14 開口部 15 貫通孔 16 環状板 21 側周面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するテーブル1の外周寄りに設けた
    テーブルライナ11の湾曲した凹面12を押圧して回転
    自在に複数個のローラ2を配設し、該テーブル1の中心
    に供給された原料を前記テーブルライナの凹面12とロ
    ーラの側周面21との間に噛み込んで粉砕し、該テーブ
    ルライナ11の外周面に立設したダムリング13を溢流
    した粉砕物を回収する堅型粉砕機において、ダムリング
    13をほぼ水平に貫通する複数の開口部14を円周方向
    の放射状に設け、該開口部14のダムリング13内周面
    積に対する割合と形状およびそのサイズを調整自在とす
    るとともに、ダムリング13の全高も調整可能、かつ着
    脱自在としたことを特徴とする堅型粉砕機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ダムリング13はテ
    ーブルライナ11の外周面に添着する環板13a、該環
    板13aの上へ相互に任意の隙間を隔てて載置する同じ
    曲率の内外面よりなる複数の円弧板13b、および該円
    弧板13bの上へ共通して載置して前記隙間によって開
    口部14を形成する環板13cよりなることを特徴とす
    る堅型粉砕機。
  3. 【請求項3】 請求項2において、ダムリング13が任
    意のサイズと形状の貫通孔15を穿孔した環状板16で
    形成していることを特徴とする堅型粉砕機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかにおいて、ダム
    リング13の内周面形状を内周円に内接する複数個の鋸
    歯形状としたことを特徴とする竪型粉砕機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3の何れかにおいて、ダム
    リング13を貫通する開口部14の外周面開口面積を内
    周面開口面積より大きくしたことを特徴とする堅型粉砕
    機。
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