JP2003071160A - 車両用シートの表皮材端末固定構造 - Google Patents

車両用シートの表皮材端末固定構造

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JP2003071160A
JP2003071160A JP2001262324A JP2001262324A JP2003071160A JP 2003071160 A JP2003071160 A JP 2003071160A JP 2001262324 A JP2001262324 A JP 2001262324A JP 2001262324 A JP2001262324 A JP 2001262324A JP 2003071160 A JP2003071160 A JP 2003071160A
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JP
Japan
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skin material
vehicle seat
bag
pad
terminal
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JP2001262324A
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Tadao Kobayashi
忠雄 小林
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TS Tech Co Ltd
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TS Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用シート・鉄道車両用シートなどの車
両用シートの表皮材端末固定方法において、使用済み後
の車両用シートのリサイクル上、分別作業が容易な表皮
材端末固定構造を提供する。 【解決手段】 パッド11に一体成形された袋状部材1
3と、パッド11を被覆する表皮材10と、表皮材10
に固着された端末プレート12から成り、袋状部材13
と端末プレート12とを係合させて表皮材10をパッド
11に固定する車両用シートにおいて、袋状部材13
は、袋の底部が拡幅形状を成し、表皮材10の外表面に
対し略90度の角度をなす直角方向に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用シート・
鉄道車両用シートなどの車両用シートの表皮材端末固定
構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、車両用シートの表皮材固定構造と
して、ワイヤーフレームに表皮材端末のJ字状端末トリ
ムコードを引っ掛けた固定構造となっているものがあ
る。 【0003】例えば実公平7−27920号公報には、
「シートバックパッドの表側、裏側、及び下側をそれぞ
れ覆って互いに縫着された表側表皮、裏側表皮、及び下
側表皮とから成る表皮と、該表皮の幅とほぼ同じ長さを
有していて、板状の固定部と合せ部とがU字状に結合さ
れて、該固定部の幅方向の両端部に表皮縫着部が延設さ
れた樹脂製の第1トリムと、前記表皮の幅とほぼ同じ長
さを有していて、板状のセンター部の幅方向の一端部に
U字状をしたフレームバー固定部と同形状の合せ部とが
背中合せとなって設けられて、該センター部の幅方向の
他端部に表皮縫着部が延設された樹脂製の第2トリムと
から成り、前記第1トリムの表皮縫着部と、前記裏側表
皮の端末部と、シートバックパッドの背面に取り付けら
れるポケットの下端部とを一体に縫着すると共に、前記
第2トリムの表皮縫着部と前記下側表皮の端末部とを縫
着して、第2トリムのフレームバー固定部、及び合せ部
を、シートバックパッドの背面下部に横方向に設けられ
たフレームバー、及び前記第2トリムの合せ部にそれぞ
れ係合させることにより、前記表皮を構成する裏側表皮
と下側表皮の各端末部を互いに結合させる構成の車両用
シートバックカバー」が開示されている。 【0004】その他、パッドに予め一体発泡成形により
埋設されたワイヤーに、吊りワイヤが挿通された表皮端
末をホグリングで固定するものが知られている。 【0005】例えば前記実開平7−23500号公報に
おいて、車両用シート等シートを構成するシ−トクッシ
ョンは、一般にクッション成形体をクッションカバー等
カバーにて被覆して形成されているもので、同カバーの
端末はクッション成形体の側部下端部にて張り込まれた
状態で固定されている。 【0006】前記実開平7−23500号公報の図8
(a),(b)には、当該シ−トクッションの端末処理
部分が示されており、「当該シ−トクッションにおいて
は、クッション成形体1の側部下端部にフレームワイヤ
3aが埋設されているとともに、クッション成形体1を
被覆したカバー2の側部端末に縫合した吊り綿布3bに
吊りワイヤ3cが挿通されていて、これら両ワイヤ3
a,3cをホグリング4を介して互いに連結することに
より、カバー2の端末がクッション成形体1の側部下端
部に固定されている。」と記載されている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な表皮材端末固定方法では、鉄鋼から成るワイヤとウレ
タンフォーム・ポリプロピレン等の合成樹脂とを組み合
わせた構造となっているから、使用済み後リサイクルす
る場合、異材料であるワイヤとパッド等を分離する手間
がかかるという問題がある。 【0008】そこで、本発明の目的は、自動車用シート
・鉄道車両用シートなどの車両用シートの表皮材端末固
定方法において、使用済み後の車両用シートのリサイク
ル上、分別作業が容易な表皮材端末固定構造を提供する
ことにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、例えば図1から図4に示すよう
に、パッド11に一体成形された袋状部材13と、前記
パッド11を被覆する表皮材10と、この表皮材10に
固着された端末プレート12から成り、前記袋状部材1
3と前記端末プレート12とを係合させて前記表皮材1
0を前記パッド11に固定する車両用シートにおいて、
前記袋状部材13は、袋の底部が拡幅形状を成し、前記
表皮材10の外表面に対し略90度の角度をなす直角方
向に設けたことを特徴としている。 【0010】尚、袋状部材としては、ポリプロピレン成
形品が挙げられるが、ポリエチレンその他の汎用合成樹
脂製でも良い。ポリプロピレン製のものでは、例えば、
押出し成形したものが用いられる。端末プレートとして
は、同様にポリプロピレン成形品が挙げられるが、ポリ
エチレンその他の汎用合成樹脂製でも良い。ポリプロピ
レン製のものでは、例えば、押出し成形したものが用い
られる。 【0011】請求項1記載の発明によれば、パッド内部
に一体成形された袋状部材を設けた構造としたから、使
用済み後リサイクルする場合、異種材料であるワイヤと
パッド等を分離する手間がかからない。従ってリサイク
ル作業効率が向上する。しかも、パッドには、表皮材の
外表面に対し略90度の角度をなす直角方向に袋状部材
を設けた構造としたことによって、乗員の着座により表
皮材が引っ張られても容易に外れることがなく、きわめ
て耐久力に優れる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る車両用シー
トの表皮材端末固定構造の実施形態例を図面に基づいて
説明する。先ず、図1は本発明を適用した車両用リヤシ
ートの概略斜視図で、この車両用リヤシートの背もたれ
1は中央部に回動収納式アームレスト(図示せず)が挿
入される凹部2を有している。 【0013】〔第1の実施の形態〕図2は図1の矢印A
−Aに沿って凹部2を含む背もたれ1中央部を示した概
略断面図である。 【0014】図1・図2に示すように、車両用リヤシー
トの背もたれ1は、表皮材10とパッド11及び端末プ
レート12等からなり、パッド11には、内部に袋状部
材13を備えている。 【0015】図3に示すように、表皮材10端部には、
端末プレート12が縫製糸14による縫製により設けら
れている。 【0016】袋状部材13は、図4に示すように、袋の
底部が拡幅形状を成し、端末プレート12先端が拡幅部
に嵌合できる断面形状(図示例では円形)としてある。
しかも、袋状部材13は、表皮材10の表面に対し直角
方向に設けてあるから、抜き方向に力が作用せず、一旦
嵌合した後は、離脱することがない。 【0017】次に、固定作業は、図2に示すように、端
末プレート12を、袋状部材13に嵌め合わせるだけで
組み付けが完了する。以上により、きわめて簡単な工程
で組付け作業が終了する。 【0018】このような構造としたので、リサイクルの
ための、金属などの異材料解体分離作業が不要となり、
分別作業効率が向上する。 【0019】また以上の通り、車両用シートの表皮材端
末固定部の耐久商品性が向上する。 【0020】〔第2の実施の形態〕図5・図6は第2実
施形態を示したもので、端末プレート12と袋状部材1
3の嵌合部形状が三角形となっている。 【0021】なお、以上の実施の形態例においては、リ
ヤシートのアームレスト収納凹部における、表皮材固定
構造としたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、外周の固定構造として適用しても良い。 【0022】また、実施の形態例では、袋状部材13の
拡幅部を、円形・三角形としたが、四角形その他の多角
形であっても良い。さらに、端末プレートの形状等も任
意であり、袋状部材の拡幅部に嵌合わせる事が出来れば
同一形状である必要はない。その他、具体的な細部構造
等についても適宜に変更可能であることは勿論である。 【0023】 【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る車両用シートの表皮材端末固定構造によれば、パッド
に一体成形された袋状部材と、パッドを被覆する表皮材
と、表皮に固着された端末プレートから成り、袋状部材
と端末プレートとを係合させて表皮材をパッドに固定す
る車両用シートにおいて、袋状部材は、袋の底部が拡幅
形状を成し、表皮材の外表面に対し直角方向に設けた構
造としたから、次の効果が得られる。 (1)パッドに表皮材固定用のワイヤ等を設けないた
め、リサイクルに際して異種材料である金属製(鋼製)
ワイヤをパッドから分離する必要がない、リサイクル容
易な車両用シート構造とすることができる。 (2)しかも乗員の着座により表皮材が引っ張られても
容易に外れることがない、きわめて耐久力ある商品性の
高い車両用シート構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を適用した一例としての車両用リヤシー
トを示す概略斜視図である。 【図2】図1の矢印A−Aに沿った概略断面図で、第1
実施形態を示す図である。 【図3】図2の表皮材を示した断面図である。 【図4】図2のパッド部分を示した断面図である。 【図5】第2実施形態の表皮材を示した斜視図である。 【図6】図5の第2実施形態に対応したパッドの部分断
面図である。 【符号の説明】 1 車両用リヤシート 2 凹部 10 表皮材 11 パッド 12 端末プレート 13 袋状部材 14 縫製糸

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】パッドに一体成形された袋状部材と、前記
    パッドを被覆する表皮材と、この表皮材に固着された端
    末プレートから成り、前記袋状部材と前記端末プレート
    とを係合させて前記表皮材を前記パッドに固定する車両
    用シートにおいて、前記袋状部材は、袋の底部が拡幅形
    状を成し、前記表皮材の外表面に対し略90度の角度を
    なす直角方向に設けたことを特徴とする車両用シートの
    表皮材端末固定構造。
JP2001262324A 2001-08-30 2001-08-30 車両用シートの表皮材端末固定構造 Pending JP2003071160A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014129087A1 (ja) 2013-02-22 2014-08-28 株式会社タチエス 車両用シートのトリムカバーの固定構造及び車両用シート

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014129087A1 (ja) 2013-02-22 2014-08-28 株式会社タチエス 車両用シートのトリムカバーの固定構造及び車両用シート
US9902304B2 (en) 2013-02-22 2018-02-27 Tachi-S Co., Ltd. Vehicle seat trim cover fixing structure and vehicle seat

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