JP2003070608A - 寝 具 - Google Patents

寝 具

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JP2003070608A
JP2003070608A JP2001266479A JP2001266479A JP2003070608A JP 2003070608 A JP2003070608 A JP 2003070608A JP 2001266479 A JP2001266479 A JP 2001266479A JP 2001266479 A JP2001266479 A JP 2001266479A JP 2003070608 A JP2003070608 A JP 2003070608A
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hook
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female
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JP2001266479A
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Minoru Iwasaki
実 岩崎
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OSAKA NISHIKAWA KK
Osaka Nishikawa Co Ltd
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OSAKA NISHIKAWA KK
Osaka Nishikawa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の寝具から選択して組み合わせた寝具
を、上下に簡単に結束して季節に応じた保温性を確保
し、使用中の上下の寝具のずれを防止することができ
る、また寝具カバーの交換が簡単にできる寝具を提供す
る。 【解決手段】 上下に重ね合わせて結束することができ
る寝具1であって、前記寝具1の片面の周辺部3におい
て、着脱自在の雄型連結具4と雌型連結具5とを、寝具
の中心6に対して点対称の位置に配する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掛け布団、敷き布
団などの寝具に関し、さらに詳しくは寝具を重ねて使用
する際に、季節に応じた組み合わせが自由にでき、使用
時の上下の寝具のずれが防止できる寝具であり、また寝
具カバーの交換が簡単にできる寝具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】就寝時に使用する寝具は季節の寒暖に応
じて、薄手あるいは厚手のものを使い分けて使用されて
いる。例えば、掛け布団では肌掛け、合掛け、羽毛掛け
などの布団を単独で、あるいはその複数を組み合わせて
重ね合わせて使用し、快適な保温性を確保している。
【0003】ところが、掛け布団を2枚重ねて使用する
場合、就寝中の寝返りなどにより重ね合わせた布団がず
れてしまうことがあり、就寝中に掛け直す必要がある。
そこで、従来より、重ね合わせた布団のずれを防止する
ため、多くの結束方法が工夫され、種々の方法が行われ
ている。
【0004】例えば、チー紐と言われるナイロン紐で2
枚の寝具を寝具カバーにくくり付ける方法、寝具の表面
部にマジックテープやホックを設けて寝具同士を結束す
る方法、あるいはクリップ等で結束する方法、などが実
用化されている。
【0005】しかし、上記のチー紐による結束方法では
着脱作業が面倒であり、寝具の表面部にマジックテープ
(登録商標)やホックを多数設けると外観やデザイン性
が損なわれるだけでなく使用時に肌に触れて違和感を感
じることがある。また、寝具の4隅のみにホック等を設
けたものは、ずれの防止が充分でないという問題があ
る。
【0006】また、2枚に重ね合わせて使用する寝具に
おいて、図8に示すように、一方の寝具100の重ね合
わせ面102周辺部103に沿って雄型ホック105を
所定間隔を置いて配し、他方の寝具の重ね合わせ面周辺
部の対応する位置には、前記雄型ホック105と着脱自
在の雌型ホックを配し、相対する上下の雄型と雌型のホ
ックを連結して2枚の寝具を結束し、使用中のずれを防
止するものがある。
【0007】しかし、上記の結束方法では、上下の寝具
のずれは防止できるものの、上下2枚がセットになった
寝具しか使用することができず、複数の寝具を自由に組
み合わせて用いることができないため、寒暖に応じた寝
具の選択が困難であった。
【0008】また、従来の寝具カバーは、図8に示すよ
うな寝具の周辺部103に設けられたループ106、1
07あるいは4隅104の裏側に設けられたループ10
8に、寝具カバーの紐を通して結び付けるもので、寝具
カバーの付け外し時に紐を結びまた解く作業を繰り返す
必要があり容易ではなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、複数の寝具
から選択して組み合わせた寝具を、上下に簡単に結束し
て季節に応じた保温性を確保し、使用中の上下の寝具の
ずれを防止することができる、また寝具カバーの交換が
簡単にできる寝具を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上下
に重ね合わせて結束することができる寝具であって、前
記寝具の片面の周辺部において、着脱自在の雄型連結具
と雌型連結具とを、寝具の中心に対して点対称の位置に
配したことを特徴とする寝具である。
【0011】請求項2の発明は、寝具の中心を通る中心
線により2分割される寝具の周辺部の一方に前記雄型連
結具を配し、他方の周辺部に前記雌型連結具を配したこ
とを特徴とする請求項1に記載の寝具である。
【0012】上記のように構成された寝具によれば、相
互に結束され重ね合わされる2枚の各々の寝具におい
て、上下の寝具周辺部の対応する位置に着脱自在の雄型
連結具と雌型連結具が向かい合うように配され、その雄
型連結具と雌型連結具が寝具の中心に対して点対称の位
置に配されているので、上下の寝具に配された連結具を
連結するだけで寝具同士を全周にわたり結束し、重ね合
わせて使用することが簡単にでき、使用中の寝具のずれ
を確実に防止することができる。
【0013】また、連結具が寝具周辺部の所定の位置に
配されているので、寝具同士の結束に互換性があり、複
数の寝具から2枚の寝具の組み合せを選択して結束し、
重ね合わせて使用できるようになり、季節の寒暖に応じ
た寝具の選択自由度が大幅に広がる。
【0014】さらに、請求項2に記載のように、寝具の
中心を通る中心線により2分割される周辺部の一方に雄
型連結具が配され、他方に雌型連結具とが配されている
と、雄型と雌型の配置が単純なものとなり、連結具を連
結する操作性が向上して寝具同士の結束が行いやすくな
り、また寝具製造時のホック取り付け作業も簡略化され
る。
【0015】また、1枚の寝具を2つ折りにして、両サ
イド部の連結具を連結することができるので、寝具を半
サイズで使用することができ、折り畳んで収納する時に
は、さらに小さく結束することもでき収納性が向上す
る。
【0016】請求項3の発明は、寝具周辺部の所定位置
に雄型連結具または雌型連結具を配し、前記連結具と着
脱自在な雄型連結具または雌型連結具を端部に備えた紐
状体を前記寝具周辺部の所定位置に取り付け、前記紐状
体を折返して前記雄型連結具と前記雌型連結具を連結す
ることによりループが形成されることを特徴とする寝具
である。
【0017】上記発明の寝具によれば、寝具周辺部に配
された連結具と着脱自在な連結具を端部に備えた紐状体
によって簡単にループを形成することができるので、寝
具カバーに備えられた紐をループに着脱することで寝具
カバーの取り付け、取り外しが容易にでき、寝具カバー
の着脱性が向上する。
【0018】請求項4の発明は、前記雄型連結具及び前
記雌型連結具が、ホックであることを特徴とする請求項
1〜3のいずれか1項に記載の寝具である。
【0019】この発明の寝具によれば、連結具同士の着
脱がより容易となり、かつ確実に連結できるので、取り
扱い性、寝具のずれ防止性が向上する。また、外観、デ
ザイン性が損なわれず、さらに肌に接触した時の違和感
を低減することもできる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0021】(第1の実施形態)図1は第1の実施形態
の掛け布団1を示す斜視図であり、図に表れている上面
を掛け布団の「表側」とし、図に表れていない下面を
「裏側」とする。第2の実施形態においても同様に扱
う。
【0022】掛け布団1は長方形の本体部2と本体部2
の周囲に設けられた所定幅の「縁」で構成された周辺部
3とからなり、本体部2は袋状に形成された布団布の内
部に所定量の羽毛が均一に収納され、3×5マスにキル
ティング加工が施されている。
【0023】掛け布団1の周辺部3の4辺には、互いに
脱着自在の連結具であるホックが所定位置に配されてい
る。
【0024】図に示すように、雄型ホック4(図中、雄
型ホックは黒塗りで示す)と雌型ホック5(図中、雌型
ホックは白抜きで示す)が所定間隔を置いて、それぞれ
ホックの連結部が全て表側に向かい配され、掛け布団1
の短辺3aには3個の雄型ホック4、長辺3bには3個
の雄型ホック4と2個の雌型ホック5が、他方の短辺3
cには3個の雌型ホック5、長辺3dには3個の雌型ホ
ック5と2個の雄型ホック5が取り付けられている。な
お、その取り付け状態を拡大図により示している。
【0025】すなわち、雄型ホック4と雌型ホック5
は、掛け布団1の中心6に対して点対称の位置に配され
たものであり、さらには雄型ホック4と雌型ホック5と
が、掛け布団1の中心6を通る中心線により2分割され
る周辺部の一方に雄型ホック4が配され、他方に雌型ホ
ック5とが配された形態である。
【0026】上記の雄型ホック4と雌型ホック5は、樹
脂製または金属製の凸部あるいは凹部を有する「ホッ
ク」(「スナップ」ともいう)が、雄雌の着脱が容易で
あり、かつ着用時には外れ難く、また使用時に肌に接触
した時の違和感が少なく、さらに外観を損なわず好まし
い。
【0027】また、上記雄型ホック4と雌型ホック5
は、掛け布団1の本体部2を縫製する際に布団布を利用
して設けられた周辺部3に、本体部2の縫製の後にその
所定位置にホック4及び5を取り付けることができる。
また、テープ状体の所定位置に予めホック4及び5を取
り付けておいたものを、掛け布団1の本体部2の周囲に
沿って取り付ける方法でもよく、ホックの取り付け方法
は特に限定されるものではない。
【0028】また、掛け布団1では羽毛布団を例示した
が、本発明で使用される寝具の内部収納物は羽毛以外に
綿、ポリエステルなどの化学繊維などの保温性のあるも
のであれば使用でき、また寝具の形状も長方形に限定さ
れるものではない。
【0029】図2〜図4は3種類の掛け布団のいずれも
「表側」から見たの平面図であり、図2は、図1に示し
た掛け布団1の平面図である。
【0030】掛け布団1は本体部2に約1.2Kgの羽
毛を収納した厚手の羽毛掛け布団であり、主として冬期
に使用される。その表側周辺部3に配された雄型ホック
4と雌型ホック5の配置は、上記で説明したものと同様
であるので省略する。
【0031】なお、雄型ホック4及び雌型ホック5に
は、配置順にA〜Hの符号を付している。
【0032】図3に示す掛け布団は、本体部12に約
0.8Kgの羽毛を収納した合掛け布団11であり、主
として春秋期に使用されるものである。
【0033】この合掛け布団11は前記羽毛掛け布団1
と同一形状を有し、長方形の本体部12と本体部12の
周囲に設けられた所定幅の周辺部13とで構成され、4
×5マスにキルティング加工が施されている。
【0034】合掛け布団11の周辺部13の4辺には、
雄型ホック4と雌型ホック5が前記羽毛掛け布団1と同
一の位置に、それぞれの連結部が全て表側に向かい配さ
れている。すなわち、図に示すように、合掛け布団11
の短辺13aには3個の雄型ホック4、長辺13bには
3個の雄型ホック4と2個の雌型ホック5が、他方の短
辺13cには3個の雌型ホック5、長辺13dには3個
の雌型ホック5と2個の雄型ホック5が取り付けられて
いる。
【0035】この場合も、雄型ホック4と雌型ホック5
は、合掛け布団11の中心16に対して点対称の位置に
配されたものであり、さらには雄型ホック4と雌型ホッ
ク5とが、合掛け布団11の中心16を通る中心線によ
り2分割される周辺部の一方に雄型ホック4が配され、
他方に雌型ホック5とが配された形態である。
【0036】図4に示す掛け布団は、本体部22に約
0.3Kgの羽毛を収納した肌掛け布団21であり、主
として夏期に使用される。
【0037】この肌掛け布団21は前記羽毛掛け布団1
及び合掛け布団11と同一形状を有し、長方形の本体部
22と本体部22の周囲に設けられた周辺部23とで構
成され、5×6マスにキルティング加工が施されてい
る。
【0038】この肌掛け布団21の周辺部23の4辺に
は、雄型ホック4と雌型ホック5とが、前記羽毛掛け布
団1及び肌掛け布団11の場合と布団の中心26に対し
て180°回転した位置に、それぞれの連結部が全て裏
側に向かって配されている。
【0039】すなわち、図4に示すように、肌掛け布団
21の短辺23aには3個の雌型ホック5、長辺23b
には3個の雌型ホック5と2個の雄型ホック4が、他方
の短辺23cには3個の雄型ホック4、長辺23dには
3個の雄型ホック4と2個の雌型ホック5が、前記羽毛
掛け布団1及び肌掛け布団11の雄型及び雌型ホックの
配置に対応して取り付けられている。
【0040】なお、雄型ホック4及び雌型ホック5に
は、配置順にa〜hの符号を付している。
【0041】この場合も、雄型ホックと雌型ホックが肌
掛け布団21の中心26を通る中心線により2分割され
た周辺部に、雄型ホックまたは雌型ホックが配された形
態である。
【0042】従って、上記3種類の掛け布団1、11、
21は同一形状を有し、その周辺部に配された雄型ホッ
ク4群と雌型ホック5群とが、同一位置あるいは180
°回転した位置に、その連結部が全て表側または裏側の
同一方向に向かって取り付けられている。
【0043】これにより、上記3種類の掛け布団の内の
2種類を用いて、ホックの連結部側を互いに向き合わせ
た場合、それぞれの雄型ホック4と雌型ホック5とが対
応する位置、あるいは180°逆向きの位置になり(こ
の場合は180°回転させることにより)、いずれの場
合も全ての雄型ホック4と雌型ホック5とを連結するこ
とができ、2種類の布団を重ね合わせて一体に結束する
ことが簡単にできるものである。
【0044】図5は、2種類の掛け布団の使用例を説明
する斜視図であり、図5では羽毛掛け布団1と肌掛け布
団21の場合である。
【0045】図において、上側は羽毛掛け布団1であ
り、「表側」を下向きにして雄型ホック4を右側に配置
し、下側は肌掛け布団21であって「裏側」を上向きに
して雌型ホック5を右側に配置したもので、両者のホッ
ク連結部は対向している。
【0046】図に示す通り、羽毛掛け布団1の雄型ホッ
ク4A〜4Hは、肌掛け布団21の雌型ホック5a〜5
hに対応し、羽毛掛け布団1の雌型ホック5A〜5H
は、肌掛け布団21の雄型ホック4a〜4hに対応す
る。
【0047】従って、2枚の布団を重ね合わせて、その
周辺部に配された全てのホックを連結して結束すること
ができるので、使用中のずれを確実に防止することがで
きる。もちろん、上下の布団を逆にしても使用すること
もできる。
【0048】合掛け布団11と肌掛け布団21を組み合
わせる場合も、上記図5の場合と同様に結束することが
できる。
【0049】また、羽毛掛け布団1と合掛け布団11の
場合は、両者の「表側」同士を対向させ、いずれか一方
を180°回転されることにより、雄型ホックと雌型ホ
ックが対向するようになり、図5の場合と同様に全ての
ホックを連結することができる。
【0050】以上説明したように、3種類の掛け布団を
自由に組み合わせ、使用中のずれを防止し2枚を重ね合
わせ使用することができる。また、上記3種類に限ら
ず、同一仕様のホックを備えた布団であれば組み合わせ
て使用することができるので、その選択の自由度はさら
に広範なものとなる。
【0051】また、この掛け布団は2つ折りにして両側
の雄型ホック4と雌型ホック5を連結すれば、簡単に半
サイズの布団として使用することができ、特に肌掛け布
団のような薄物は、夏期のハーフケットとしての利用価
値が向上する。
【0052】さらに、不用時に運搬したり、押し入れ等
に収納する際にも、上記と同様に布団を2つ折りにして
両側の雄型ホック4と雌型ホック5を連結し結束してお
けば、運搬時の取り扱い性や収納中に折り畳みが崩れる
ことなく収納性が向上する。
【0053】なお、上記の掛け布団は単独で使用できる
のはもちろんであり、また上記実施形態の掛け布団に限
らず、敷き布団、毛布やタオルケットなどの寝具に適用
することができる。
【0054】(第2の実施形態)図6は第2の実施形態
の掛け布団31を示す斜視図である。
【0055】掛け布団31は、上記掛け布団1と同様
に、長方形の本体部32と本体部32の周囲に設けられ
た所定幅の周辺部33とで構成され、本体部32は袋状
に形成された布団布の内部に所定量の羽毛が均一に収納
され、3×5マスにキルティング加工が施されている。
【0056】図に示すように、掛け布団31の周辺部3
3には、雄型ホック41〜44と雌型ホック51〜54
が所定間隔を置いて、それぞれホックの連結部が表側に
向かい配されている。このホックの配置は各々の短辺3
3a、33c、長辺33b,33dに均等に配されるこ
とが好ましい。
【0057】この実施形態に使用されるホックも、第1
の実施形態と同様の理由によりホックが好ましい。
【0058】前記雄型ホック41〜44及び雌型ホック
51〜54が配された近傍の周辺部33の所定位置に
は、先端部に前記雄型ホック41〜44及び雌型ホック
51〜54と対応する着脱自在なホックを備えたテープ
状の紐状体(以下、ホックを備えたテープをテープホッ
クという)が各々取り付けられている。
【0059】雄型ホック41〜44の近傍の所定位置に
は、雌型ホック56〜59を備えたテープホック61〜
64が取り付けられ、また雌型ホック51〜54の近傍
の所定位置には、雄型ホック46〜49を備えたテープ
ホック65〜68が取り付けられている。
【0060】前記テープホックは、図7に示すように、
テープを折り返しそれぞれの雄型ホックと雌型ホックを
連結してループ7を形成することができる。
【0061】そして、前記ループ7に寝具カバーの紐を
通して結び付けることにより、寝具カバーを寝具に取り
付けることができる。
【0062】従って、一度寝具カバーの紐を結んでおけ
ば、テープホックのホックを着脱するだけで簡単に寝具
カバーの付け外しができ、カバーの交換作業が簡便とな
る。
【0063】また、寝具カバーの紐を予めループ状に形
成しておいてもよく、このカバーのループにテープホッ
クを通してホックを着脱することで、上記と同様に簡単
な操作で寝具カバーの交換ができるようになる。
【0064】なお、テープホックのテープの長さは、布
団周辺部に設けられたホックの位置により決められる
が、ループ7を形成した時に寝具カバーの紐が無理なく
通り、紐を結ぶことができ、かつループ7にたるみが生
じない長さであり、例えば図7に示す、布団の端部に設
けられるテープホックでは、周辺部端部からの突出長さ
が4cm程度、周辺部の中間部に設けられるテープホッ
クでは、その突出長さが6cm程度が好ましい形態であ
る。
【0065】さらに、このループホックを利用して布団
を小さく畳み結束することもできるので、運搬性や収納
性が向上する。
【0066】また、掛け布団31は、周辺部33の4辺
に第1の実施形態で説明した、重ね合わせて結束する機
能を有する雄型ホック及び雌型ホックが所定位置に配さ
れたものを用いてもよい。
【0067】なお、上記実施形態で説明した雄型、雌型
ホックやテープホックは、寝具の結束や寝具カバーの取
り付けなどの用途に限定されるものではなく、広範に利
用することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の寝具によ
れば、複数の寝具から選択した2枚の寝具を組み合わ
せ、重ね合わせて簡単に結束することができ、使用中の
寝具のずれを確実に防止することができ、また、テープ
ホックを寝具に設けることにより、寝具カバーの交換が
容易となる、優れた効果を有する。
【0069】さらに、寝具を2つ折りや、さらに小さく
折り畳み結束することができるので、利用方法が広が
り、運搬等の取り扱い性や収納性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の掛け布団の斜視図
である。
【図2】 第1の実施形態の羽毛掛け布団の平面図であ
る。
【図3】 第1の実施形態の合掛け布団の平面図であ
る。
【図4】 第1の実施形態の肌掛け布団の平面図であ
る。
【図5】 第1の実施形態の掛け布団の重ね合わせを説
明する斜視図である。
【図6】 本発明の第2の実施形態の掛け布団の斜視図
である。
【図7】 第2の実施形態のテープホックの説明図であ
る。
【図8】 従来例の掛け布団の平面図である。
【符号の説明】
1,11,21,31……掛け布団 3,13,23,33……布団周辺部 4,41〜49……雄型ホック 5,51〜59……雌型ホック 6,16,26……布団の中心 7……ループ 61〜68……テープホック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に重ね合わせて結束することができ
    る寝具であって、 前記寝具の片面の周辺部において、 着脱自在の雄型連結具と雌型連結具とを、寝具の中心に
    対して点対称の位置に配したことを特徴とする寝具。
  2. 【請求項2】 寝具の中心を通る中心線により2分割さ
    れる寝具の周辺部の一方に前記雄型連結具を配し、 他方の周辺部に前記雌型連結具を配したことを特徴とす
    る請求項1に記載の寝具。
  3. 【請求項3】 寝具周辺部の所定位置に雄型連結具また
    は雌型連結具を配し、 前記連結具と着脱自在な雄型連結具または雌型連結具を
    端部に備えた紐状体を前記寝具周辺部の所定位置に取り
    付け、 前記紐状体を折返して前記雄型連結具と前記雌型連結具
    を連結することによりループが形成されることを特徴と
    する寝具。
  4. 【請求項4】 前記雄型連結具及び前記雌型連結具が、
    ホックであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の寝具。
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