JP2003069354A - 色相により利得設定値を表示するための表示制御装置 - Google Patents

色相により利得設定値を表示するための表示制御装置

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JP2003069354A JP2001255965A JP2001255965A JP2003069354A JP 2003069354 A JP2003069354 A JP 2003069354A JP 2001255965 A JP2001255965 A JP 2001255965A JP 2001255965 A JP2001255965 A JP 2001255965A JP 2003069354 A JP2003069354 A JP 2003069354A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利得設定値を表示色によって一見するだけで
識別でき、かつ、色相可変表示器の色相を変化させる利
得設定値の範囲を任意に設定できる。 【解決手段】 電子ボリューム1は音楽信号を入力し、
音量設定レベルによって利得を調節して増幅器2に出力
する。CPU4aは、ロータリーエンコーダ5の出力に
応じて音量設定レベルを電子ボリューム1に出力する。
同時に、この音量設定レベルに応じて3色発光ダイオー
ド10の色相を変化させるための色相制御信号を、RO
Mテーブル4bを参照して作成する。CPU4aは、上
限値設定スイッチ8が操作されたときの音量設定レベル
を取り込んで、色相を「紫」と「赤」との間で変化させ
る音量設定レベルの上限値xhighとして保持する。音量
設定レベルが0からxhighまでにおいて、色相が階段状
に変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオアンプ
等の増幅回路において、色相により音量設定レベル等の
利得設定値を表示するための表示制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオアンプ等の音声増幅回
路においては、電子ボリュームを用い、電圧制御で音量
設定レベルを調節する場合が多くなっている。電子ボリ
ュームは、機械的な摺動部分がないために、経年変化が
なく遠隔制御が容易であるなどの利点を有している。し
かし、電子ボリュームでは、設定操作子として、例え
ば、回転量と回転方向とを与えるロータリーエンコーダ
を用いる。そのため、回転角そのものからは音量設定レ
ベルがわからない。操作子として、アップボタン、ダウ
ンボタンを用いる場合も押し操作回数だけからは音量設
定レベルがわからない。そこで、音量設定レベルは、数
字表示器があればこれを見るか、あるいは、実際に音を
聞いて判断しなければ、音量設定レベルがわからなかっ
た。
【0003】例えば、オーディオアンプの電源を投入し
たとき、電子ボリュームでは、最後に電源を切ったとき
の音量設定レベルを保持しておく。ところが、音量設定
レベルを最小に絞ってから電源を切る使用者もいるが、
大音量設定レベルで聞いたそのままで電源を切る使用者
もいる。これは各使用者の癖や習慣によるものであるの
で、一概にはいえない。したがって、電源投入後、音楽
信号が再生される前に、現在の音量設定レベルを知って
おかないと、不用意に大音量で再生が開始されるおそれ
がある。
【0004】音量設定レベルを表示するために、オーデ
ィオアンプのパネル面には、発光ダイオード(LED:
Light Emitting Diode)、蛍光表示管、あるいは、液晶
表示装置(LCD :Liquid Crystal Display )など
で、減衰量を数字表示する場合がある。この場合、近く
にいれば視認可能であるが、表示スペースが狭いので、
少し離れたところからでは判別しずらい。一方、機械式
ボリュームは、ボリュームつまみに設けられた、小さな
標識の回転角によって設定レベルがわかるものの、離れ
たところからは、標識が判別しずらいし、パネルの数字
表示も判別しずらい。このように、最近では、音量設定
レベルが使用者にわかりづらくなっている点を改善し、
一瞥して音量設定レベルがわかるような表示形態が望ま
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、音量設定レベル等の利得設
定値を、色相可変表示器の表示色相によって一見するだ
けで識別でき、かつ、色相可変表示器の色相を変化させ
る利得設定値の範囲を任意に設定することができる、色
相により利得設定値を表示するための表示制御装置を提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、色相により利得設定値を表示する
ための表示制御装置において、表示色相制御手段と、入
力上限値設定手段を有し、前記表示色相制御手段は、可
変利得制御装置から利得設定値を入力し、前記利得設定
値が所定の上限値以下の範囲にあるときは、前記利得設
定値の大きさに応じて色相可変表示器の色相を所定の第
1の色相と所定の第2の色相との間で変化させるととも
に、前記利得設定値が前記所定の上限値を超えるとき
は、前記色相可変表示器の色相を前記所定の第2の色相
にする、色相制御信号を出力するものであり、前記入力
上限値設定手段は、前記利得設定値の前記所定の上限値
を任意に設定するものである。したがって、使用者は、
色相可変表示器の色相を所定の第1の色相と所定の第2
の色相との間で変化させる利得設定値の上限値を任意に
設定することができる。実使用上、可変利得制御装置
は、最大利得設定値よりも小さい利得設定値で使用され
ることが多い。このような場合でも、使用者は、入力上
限値設定手段を用いて、利得設定値の実使用上の上限値
を所定の上限値として設定すれば、現在の利得設定値が
実使用上の上限値となるまでの範囲を、色相可変表示器
の色相が所定の第1の色相と所定の第2の色相との間で
変化することによって、一見するだけで知ることができ
る。また、現在の利得設定値を上げていったとき、実使
用上の上限値を、色相可変表示器の色相が所定の第2の
色相になることによって知ることができる。上述した入
力上限値設定手段は、例えば、入力上限設定操作子が操
作されたことを検出したときに、可変利得制御装置の利
得設定値を入力して、これを所定の上限値として保持す
るようにすれば、簡単に実現することができる。
【0007】請求項2に記載の発明においては、色相に
より利得設定値を表示するための表示制装置において、
表示色相制御手段と、入力範囲設定手段を有し、前記表
示色相制御手段は、可変利得制御装置から利得設定値を
入力し、前記利得設定値が所定の下限値以上所定の上限
値以下の範囲にあるときは、前記利得設定値の大きさに
応じて色相可変表示器の色相を所定の第1の色相と所定
の第2の色相との間で変化させるとともに、前記利得設
定値が前記所定の下限値未満のときは、前記色相可変表
示器の色相を前記所定の第1の色相にし、前記利得設定
値が前記所定の上限値を超えるときは、前記色相可変表
示器の色相を前記所定の第2の色相にする、色相制御信
号を出力するものであり、前記入力範囲設定手段は、前
記利得設定値の前記所定の下限値と前記所定の上限値を
任意に設定するものである。したがって、使用者は、色
相可変表示器の色相を所定の第1の色相と所定の第2の
色相との間で変化させる利得設定値の下限値と上限値と
を任意に設定することができる。使用者は、入力範囲設
定手段を用いて、利得設定値の実使用上の上限値を所定
の上限値として設定し、利得設定値の実使用上の下限値
を所定の下限値として設定すれば、現在の利得設定値
が、実使用上の下限値から実使用上の上限値となるまで
の範囲を、色相可変表示器の色相が所定の第1の色相と
所定の第2の色相との間で変化することによって、一見
するだけで知ることができる。また、現在の利得設定値
を下げていったとき、実使用上の下限値を、色相可変表
示器の色相が所定の第1の色相になることによって知る
ことができる。現在の利得設定値を上げていったとき、
実使用上の上限値を、色相可変表示器の色相が所定の第
2の色相になることによって知ることができる。上述し
た、前記入力範囲設定手段は、例えば、入力下限設定操
作子が操作されたことを検出したときに、前記可変利得
制御装置の利得設定値を入力して、前記入力範囲の所定
の下限値として保持するとともに、入力上限設定操作子
が操作されたことを検出したときに、前記可変利得制御
装置の利得設定値を入力して、前記入力範囲の所定の上
限値として保持するようにすれば、簡単に実現すること
ができる。
【0008】請求項3に記載の発明においては、請求項
1または2に記載の色相により利得設定値を表示するた
めの表示制御装置において、前記所定の第1の色相は紫
または青であり、前記所定の第2の色相は赤である。し
たがって、人間の安全性、危険性に対する感性と合致し
た色相変化となるので、直感的に利得設定値を認識でき
る。特に、前記所定の第1の色相を紫にすれば、色相可
変表示器の色相表示能力を最大限に利用することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の色相により利得
設定値を表示するための表示制御装置を、電子ボリュー
ムを用いたオーディオアンプに適用した場合のブロック
構成図である。図中、1は電子ボリュームであって、音
楽信号などの音声信号を入力し、音量設定レベル、言い
換えれば、電子ボリュームの減衰量を可変調節して、増
幅器2に出力する。増幅器2は、電子ボリュームの出力
信号を増幅してスピーカを鳴らす。減衰量の調節は、一
般的に言えば、利得調節であり、図示の例では、増幅器
2を含めたオーディオアンプの全体の利得を調節する。
【0010】4はワンチップマイクロコンピュータであ
る。その具体的な内部構成は示さず、単にCPU(Cent
ral Processing Unit)4aとROM(Read Only Memor
y)テーブル4bのみを示す。5はロータリーエンコー
ダであって、ボリュームつまみ5aによって回転され
て、回転方向と回転量をCPU4aに出力する。CPU
4aは音量設定レベルの現在値を保持しており、この現
在値を、回転量に応じて増減して更新する。増減の方向
は、ロータリーエンコーダ5の回転方向によって決ま
る。
【0011】6はリモートコントローラ、7は受光ユニ
ットである。リモートコントローラ6は、使用者が複数
あるボタンを、適宜、押圧操作することによって出力す
る制御信号を、赤外線で受光ユニット7に送信する。受
光ユニット7は、この制御信号をCPU4aに出力す
る。リモートコントローラ6によっても、上述したロー
タリーエンコーダ5と同様の機能をボタンの押圧操作に
よって実行できる。また、後述する上限値設定スイッチ
8の機能も実行できる。8は上限値設定スイッチ、9は
PWM(パルス幅変調)制御LEDドライバ回路であ
る。10は3色発光ダイオードであって、赤,緑,青の
3個のLEDチップが1パッケージに封入されている。
11R,11G,11Bは、3色発光ダイオードの各LE
Dチップの負荷電流制限抵抗器である。
【0012】CPU4aは、ロータリーエンコーダ5の
出力に応じて音量設定レベルを保持して、電子ボリュー
ム1に出力する。同時に、この音量設定レベルに応じ
て、3色発光ダイオード10の色相を変化させるための
色相制御信号を、ROMテーブル4bを参照して作成
し、PWM制御LEDドライバ回路9に出力する。PW
M制御LEDドライバ回路9は、3色発光ダイオード1
0の赤,緑,青の各LEDチップに対する駆動電流をP
WM制御信号とし、上述した色相制御信号に応じて、P
WM制御信号の1周期に対するオン期間の比を制御する
ことによって、各LEDチップの輝度比を制御して、混
合色の色相を制御する。
【0013】したがって、CPU4aは、電子ボリュー
ム1の音量設定レベルを制御するとともに、この音量設
定レベルに応じて3色発光ダイオードの色相を制御す
る。色相を変化させる範囲を所定の第1の色相と所定の
第2の色相との間に決めた場合、第1,第2の色相は任
意に決めることができる。しかし、人間の感覚に適合し
て直感的に認識しやすいように、音量設定レベルが小さ
いときは第1の色相として「紫」または「青」を選定
し、音量レベルが大きいときは大音量で鳴る危険がある
ので、第2の色相として「赤」を選定し、普通の音量レ
ベルは「緑」、少し注意を要する音量設定レベルは
「黄」に選定するとよい。このように色相の選定は、人
間の安全性、危険性に対する感性と合致しているので、
直感的に音量設定レベルを認識できる。以下の説明で
は、第1の色相を「紫」、第2の色相を「赤」にした場
合について説明する。
【0014】ここで、色相表示には、実使用上の問題が
ある。ある電子ボリュームを例に取ると、減衰量0dB
〜−79dB,−∞dB(ミュート)を66ステップで
変化させている。減衰量が大きい範囲においては、部分
的に、1ステップで数dB以上変化させるが、その他の
ほとんどの領域では1ステップで1dB変化させてい
る。「紫」から「赤」までの色相を、最大ステップ数に
対応させて、−∞dBからのステップ数に比例させて色
相を割り振るものとする。ところが、電子ボリューム1
を減衰量0dB(オーディオアンプ利得の最大値)まで
使用するのであれば、色相が「赤」になって、危険であ
ることがわかる。しかし、このような使用形態は、ほと
んどない。したがって、現在の音量設定レベルが実使用
上で危険な上限値になっていることを、そのときの色相
からは、正確に知ることができない。
【0015】これとは別の問題として、色相表示能力を
最大限に利用できない。すなわち、オーディオアンプに
おいて、実用的に使用している範囲(実用使用範囲)
は、−32dBから−18dB程度までであって、音量
を絞るときには−∞dBにする。例示した電子ボリュー
ムにおいて、実用使用範囲は、−∞からのステップ数と
して全ステップ数の50%〜70%程度になる。したが
って、図2を参照して後述する0〜12段階の色テーブ
ル番号yを用いるものとすると、実用使用範囲では、
「緑」〜「黄橙」であり、音量を絞るときに限り、
「青」、「紫」まで使用されることになる。一方、アナ
ログボリューム(機械式ボリューム)において、抵抗値
変化がAカーブ特性のものを用いた場合、上述した実用
使用範囲は、最大回転角の20%〜40%となる。した
がって、「紫」から「赤」までの色相を、最大回転角に
対応させ、回転角に比例して色相を割り振るとすれば、
実使用範囲では、「青」の近辺だけが使用されることに
なる。
【0016】そこで、音量設定レベルが実使用上の上限
値に至ったことを、3色発光ダイオード10が所定の第
2の色相になることによって知ることができるように、
音量設定レベルの入力上限値を設定する。使用者は、ボ
リュームつまみ5aを回転させることによって、音量設
定レベルの現在値を、実使用上の上限値となる音量設定
レベルにして、このとき、上限値設定スイッチ8を操作
する。CPU4aは、上限値設定スイッチ8が操作され
たときの音量設定レベルの現在値を取り込んで、色相を
「紫」と「赤」との間で変化させるときの、音量設定レ
ベルの上限値として保持する。
【0017】図2は、音量設定レベルと3色発光ダイオ
ード10の色相との関係を示す第1の例の説明図であ
る。図中、横軸は音量設定レベルxであり、最小音量設
定レベルを0とし、最大音量設定レベルをxmax、色相
を変化させる音量設定レベルの上限値をxhighとする。
音量設定レベルとして、利得をリニアスケールで示す。
これに代えて、利得(減衰量)を対数スケールとして、
dB値で示してもよい。このとき、最小音量設定レベル
0は、例示した電子ボリュームにおいては、−∞dBに
対応し、その隣の減衰量は−79dBである。縦軸は、
3色発光ダイオード10の色相を、色テーブル番号y
(0≦y≦n)で示している。図示の例では、n=12
の場合を示している。
【0018】図示の例では、y=12のとき「赤」と
し、色相を単色光で仮に実現する場合の、単色光の波長
の大きさに従って、徐々に色相を短波長側に変えて、y
=0のときを「紫」としている。この図では、ハッチン
グを用いて擬似的に色相を表現している。また、yに対
応して、R(赤),G(緑),B(青)の出力値を表す
数値を示している。これらの数値は、図1に示したRO
Mテーブル4bに記憶され、CPU4aによって、現在
の音量設定レベルと、色相を変化させる上限値xhigh
応じて読み出され、PWM制御LEDドライバ回路9に
出力する。なお、音量設定レベルをリニアスケールで表
す場合と対数スケールで表す場合とで、ROMテーブル
4bに記憶された、各色テーブル番号yにおけるR,
G,Bの出力値を異ならせてもよい。
【0019】図中、音量設定レベルxを0から徐々に大
きくすると、xhighまでの、で示す音量設定レベルの
範囲において、色テーブル番号yがy=0「紫」から階
段状に変化してy=12「赤」になる。なお、図中、黒
丸はこのときのxの数値を含み、白丸はこのときのxの
数値を含まないことを示す。音量設定レベルxがxhigh
からxmaxまでの、で示す音量設定レベルの範囲にお
いては、y=12「赤」に固定されて色相は変化しな
い。
【0020】使用者は、音量設定レベルの上限値xhigh
を、上限値設定スイッチ8を使用して予め設定してお
く。使用者が音量設定レベルを上げてゆくと、色相が
「紫」から変化して、通常使用する音量設定レベルの上
限値になると「赤」になる。その結果、音量設定レベル
が上限値xhigh以下の範囲にあることを、3色発光ダイ
オード10の色相が、第1の色相「紫」と第2の色相
「赤」との間で変化することにより知ることができる。
また、使用者が通常使用する音量設定レベルの上限値x
highになったことを、第2の色相「赤」になることによ
って知ることができる。
【0021】上述した、音量設定レベルxと色テーブル
番号yとの関係を、数式で表現すると次のとおりであ
る。CPU4aがプログラムを実行することにより演算
を行う場合にこの式を使用すればよい。 y=floor{(n/xhigh)・x} (0≦x≦xhigh) y=n (xhigh<x≦xmax) ここで、「floor」は、{ }内の数値の小数点以下を
切り捨てる関数である。なお、xhighの値によってRG
Bの出力値を直接的に制御する方法もある。しかし、上
述したように、音量設定レベルxによって、色テーブル
番号yを決定することにより、個々の色テーブル番号y
におけるR,G,Bの出力値を変更することなく、上限
値xhighの値に応じて音量設定レベルxと色相の関係を
変化させることができる。
【0022】色相の変化が連続的でなく階段状であるこ
とから、色相を変化させる音量設定レベルの上限値x
highまでの、ステップの設け方は一義的ではなく、図示
の場合に限らない。図2においては、の範囲におい
て、音量設定レベルをn=12個の等間隔の区間に分け
て、第1区間はy=0とし、第12区間はy=11と
し、上限値xhi ghでy=12に変化するようにしてい
る。これに代えて、の範囲において、音量設定レベル
をn+1=13個の区間に分けるが、第1区間と第13
区間とは、音量設定レベルの幅を、他の半分とし、第1
区間はy=0とし、第13区間はy=12としてもよ
い。あるいは、の範囲において、音量設定レベルをn
+1=13個の等間隔の区間に分けて、第1区間はy=
0とし、第13区間はy=12としてもよい。
【0023】上述した説明では、色相を変化させる音量
設定レベルの上限値xhighのみを使用者によって任意に
設定可能とした。これに対し、3色発光ダイオードの色
相を変化させる音量設定レベルの下限値xlowも任意に
設定できるようにしてもよい。図3は、音量設定レベル
と3色発光ダイオードの色相との関係を示す第2の例の
説明図である。図中、横軸は図2と同様の音量設定レベ
ルxであり、最小音量設定レベルを0、最大音量設定レ
ベルをxmax、色相を変化させる音量設定レベルの下限
値をxl ow、色相を変化させる音量設定レベルの上限値
をxhighとする。縦軸は、図2と同様であり、3色発光
ダイオード10の色相を、色テーブル番号y(0≦y≦
n)で示す。このyに対応する色相R,G,Bの出力値
は図示を省略しているが、表示する色の総数に応じて決
めればよく、n=12の場合は、図2に示した数値をそ
のまま用いればよい。
【0024】図中、音量設定レベルxが下限値xlow
満である、で示す音量設定レベルの範囲において、色
テーブル番号はy=0「紫」に固定されて色相は変化し
ない。音量設定レベルxが下限値xlow以上になり、
で示す音量設定レベルの範囲に入ると、色テーブル番号
yが、下限値xlow未満でのy=0「紫」から階段状に
変化し、上限値xhighでy=n「赤」となるまで、階段
状に変化する。音量設定レベルxが上限値xhighを超え
最大値xmax以下の、で示す音量設定レベルの範囲に
おいては、y=12「赤」に固定されて色相は変化しな
い。
【0025】使用者は、図1に示した上限値設定スイッ
チ8を用いて上限値xhighを取り込んで保持するととも
に、同様にして、図示しない下限値設定スイッチを用い
て、音量設定レベルの下限値xlowを取り込んで保持す
る。使用者が通常使用する範囲において、音量設定レベ
ルを下げてゆくと、通常使用する音量設定レベルの下限
値を超えると色相が「紫」になり、音量設定レベルを上
げてゆくと、通常使用する音量設定レベルの上限値にな
ると、色相が「赤」になる。その結果、音量設定レベル
が下限値xlow以上、上限値xhigh以下の範囲にあるこ
とを、3色発光ダイオード10の色相が、第1の色相
「紫」と第2の色相「赤」との間で変化することにより
知ることができる。また、使用者が通常使用する音量設
定レベルの下限値xlowになったことを、第1の色相
「紫」になることによって知ることができ、音量設定レ
ベルの上限値xhighになったことを、第2の色相「赤」
になることによって知ることができる。
【0026】上述した、音量設定レベルxと色テーブル
番号yとの関係を、数式で表現すると次のとおりであ
り、CPU4aがプログラムを実行する場合にこの式が
使用される。 y=0 (0≦x<xlow) y=floor{(n−1)/(xhigh−xlow)・(x−xlow)}+1 (xlow≦x≦xhigh) y=n (xhigh<x≦xmax
【0027】この第2の例においても、色相の変化が連
続的でなく階段状であることから、色相を変化させる音
量設定レベルの下限値xlowから上限値xhighまでの、
ステップの設け方は一義的ではなく、図示の場合に限ら
ない。図3においては、の範囲において、音量設定レ
ベルをn個の等間隔の区間に分けて、第1区間はy=1
とし、第n区間はy=(n−1)とし、上限値xhigh
y=nに変化するようにしている。これに代えて、の
範囲において、音量設定レベルを(n+1)個の区間に
分けるが、第1区間と第(n+1)区間とは、音量設定
レベルの幅を、他の半分とし、第1区間はy=0とし、
第(n+1)区間はy=nとしてもよい。あるいは、
の範囲において、音量設定レベルを(n+1)個の等間
隔の区間に分けて、第1区間はy=0とし、第(n+
1)区間はy=nとしてもよい。
【0028】図4は、本発明の色相により利得設定値を
表示するための表示制御装置を機械式ボリュームを用い
たオーディオアンプに適用した場合のブロック構成図で
ある。図中、図1と同様な部分には同じ符号を付して説
明を省略する。21は機械式ボリュームであって、摺動
接点を有した可変抵抗器である。22も、機械式ボリュ
ームであって、機械式ボリューム21と機械式ボリュー
ム22とは、連動して回転する2連ボリュームである。
ワンチップマイクロコンピュータ23は、CPU23
a,ROMテーブル23bの他、PWM制御信号発生部
23cを有する。これは、図1に示したPWM制御LE
Dドライバ回路9の機能をワンチップマイクロコンピュ
ータ23がプログラムを実行することによって実現す
る。25R,25G,25Bは、3色発光ダイオード10
の各LEDチップに駆動電力を供給するための駆動トラ
ンジスタである。各ベース電極は、ベース電流制限抵抗
器24R,24G,24Bを介して、PWM制御信号発生
部23cからR,G,Bの出力値が制御された駆動信号
を入力し、各コレクタ電極に3色発光ダイオード10の
各LEDチップを接続する。
【0029】機械式ボリューム21の音量設定レベル
は、そのままではワンチップマイクロコンピュータ4に
出力できない。そのため、機械式ボリューム21に連動
する機械式ボリューム22に電源電圧VCCを印加し、そ
の摺動接点から、回転角に応じた分圧電圧を得る。この
分圧電圧は、音量設定レベルに比例した電圧値となり、
ワンチップマイクロコンピュータ23のA/D変換入力
端子に出力する。CPU23aは、この電圧値をA/D
変換して、例えばリニアスケールの音量設定レベルとし
て処理する。上限値の設定方法は、図1に示した場合と
同様であるので説明を省略する。
【0030】なお、機械式ボリューム21,22は、抵
抗値カーブによって、回転角と抵抗値との間に種々の関
係がある。したがって、例えば、抵抗値がAカーブ特性
の機械式ボリューム21,22を用いながらも、その回
転角に対応して色相を変化させたいときには、ROMテ
ーブル4bに記憶された、各色テーブル番号yにおける
R,G,Bの出力値を変更する必要がある。あるいは、
機械式ボリューム21はAカーブ特性、機械式ボリュー
ム22はBカーブ特性(リニア特性)とすれば、回転角
に比例した分圧電圧が得られるので、特にROMテーブ
ル4bを変更しなくても、回転角に対応した色テーブル
番号yを得ることができる。
【0031】なお、上述した説明では、ワンチップマイ
クロコンピュータ4,23を用いたが、汎用のCPUを
用いてもよい。この場合、バスラインにCPU、RO
M、RAMを接続し、ROMに記憶されたプログラムを
CPUがRAMをワーキングエリアとして実行する。色
テーブル番号yに対応して、色相R,G,Bの出力値を
記憶するテーブルは、書き換え不可能なROMに記憶さ
せてもよいが、フラッシュメモリに記憶させるようにす
れば、色テーブルを書き換え可能になる。
【0032】次に、図5〜図7を参照して、オーディオ
アンプの前面パネルに、ボリュームつまみ5aと3色発
光ダイオード10とを配置する具体例を説明する。電子
ボリュームを前提として説明するが、機械式ボリューム
であってもよい。図5は、1個の3色発光ダイオード1
0を用いた第1の具体例のパネル配置図である。3色発
光ダイオード10のパッケージ形状は様々であり、ま
た、化粧カバーやレンズが設けられて実装される場合が
多い。しかし、ここでは、これらを省略するとともに、
3色発光ダイオード10のパッケージ形状も円形として
示している。
【0033】図5(a)においては、ボリュームつまみ
5aに隣接して3色発光ダイオード10を設けている。
図5(b)においては、ボリュームつまみ5aに3色発
光ダイオード10を埋め込んで、中央部で光るように設
けている。いずれも、ボリュームつまみ5aを回転させ
ると、色相が変化する音量設定レベルの入力範囲におい
て、「紫」と「赤」との間で変化する。入力範囲の下限
未満であったり、上限を超えたりすると、それらが音量
設定レベル自体の変化可能範囲であっても、色相は、そ
れぞれ、「紫」あるいは「赤」に固定されている。
【0034】図6は、3個の3色発光ダイオード10を
用いた第2の具体例のパネル配置図である。この具体例
は、ボリュームつまみ5aの回転方向と音量設定レベル
の増減方向との対応関係もわかるようにしたものであ
る。図中、10Lは左下の3色発光ダイオード、10C
中央上の3色発光ダイオード、10Rは右下の3色発光
ダイオードであり、ボリュームつまみ4aの周囲に配置
される。
【0035】さらに、3色発光ダイオード10L,1
C,10Rの上を覆って環状インジケータカバー31が
設けられている。環状インジケータカバー31は、半透
明の乳白色をしており、透過する光を散乱させて、隣接
する発光色を混色する作用を有している。現在の音量設
定レベルは、中央上の3色発光ダイオード10Cの色相
で表示される。さらに、左下の3色発光ダイオード10
L、右下の3色発光ダイオード10Rの色相を、音量設定
レベルが大きくなる回転方向に対応して異なるようにす
る。また、3色発光ダイオード10R,10C,10R
全体で、現在の音量設定レベルが大まかに示される。
【0036】図6(a)において、現在の音量設定レベ
ルに対応して、中央上の3色発光ダイオード10cはy
=9「黄」である。音量設定レベルが大きくなる回転方
向は時計回りであるので、左下の3色発光ダイオード1
Lはy=7「緑」であり、右下の3色発光ダイオード
10Rは、y=11「橙」である。図6(b)において
は、現在の音量設定レベルに対応して、中央上の3色発
光ダイオード10cはy=7「緑」である。音量設定レ
ベルが大きくなる回転方向に応じて、左下の3色発光ダ
イオード10Lはy=5「緑青」、右下の3色発光ダイ
オード10Rは、y=9「黄」である。環状インジケー
タカバー31は、必ずしも必要ではない。しかし、隣接
する3色発光ダイオードの中間では、発光色が混色され
るから、環状インジケータカバー31の全体が、音量設
定レベルが大きくなる回転方向に沿って、徐々に色相が
変化して見える。
【0037】図6(c)に、3色発光ダイオードに対す
る色テーブル番号の割り当ての第1の例を示す。yL
C,yRは、3色発光ダイオード10L,10C,10R
に設定する色テーブル番号である。音量設定レベルxと
Cとの関係は、図2,図3の音量設定レベルxとyと
の関係と同様であるので、音量設定レベルxとの関係は
図示を省略する。図6(c)では、図6(a),図6
(b)に示したように、各3色発光ダイオード10L
10C,10Rに設定する色テーブル番号に2の差を設け
ている。
【0038】図6(d)に、3色発光ダイオードに対す
る色テーブル番号の割り当ての第2の例を示す。3色発
光ダイオード10L,10C,10Rに設定する色テーブ
ル番号に1の差を設けている。ただし、図6(c),図
6(d)のいずれの場合も、中央上の3色発光ダイオー
ド10cがy=0「紫」あるいはy=12「赤」である
ときは、色テーブル番号yL,yC,yRに差をつけられ
ない場合がある。しかし、3個が全部、紫あるいは赤に
なるのではないので、音量設定レベルの増減の方向性は
わかる。なお、図6(c)の場合は、中央上の3色発光
ダイオード10cがyC=11,yC=1のときに、色テ
ーブル番号の差は1または2となる。
【0039】ところで、図6に示した環状インジケータ
カバー31では、環状インジケータカバー41の、左下
の3色発光ダイオード10Lと右下の3色発光ダイオー
ド10Rとの間の下部が中間色になってしまい、音量設
定レベルの増減方向がわかりにくくなり、見た目にも奇
妙なものになってしまう。図7は、3個の3色発光ダイ
オードを用いた第3,第4の具体例、および、5個の3
色発光ダイオードを用いた、第5の具体例のパネル配置
図である。図7(a)に示すインジケータカバー41
は、環状インジケータカバー41の下の部分を除去し
て、視力表の「ランドルト環」のようにしたものであ
る。これに対し、図7(b)に示すインジケータカバー
42は、環状インジケータカバー41材料の内部におい
て、下部の左右に遮光隔壁42a,42bを形成したも
のである。この遮光隔壁42a,42bにより、インジ
ケータカバー42の下部から光が放射されないようにし
ている。
【0040】図7(c)は、図7(a)に示した第3の
具体例において、3色発光ダイオードを5個にして、中
間色の表現力を高めたものである。10CLは左上の3色
発光ダイオードであり、図示の例では、色テーブル番号
y=8「黄緑」、10CRは右上の3色発光ダイオードで
あり、色テーブル番号y=10「黄橙」で発光する。図
6に示した第2の具体例、図7(b)に示した第4の具
体例を前提として、3色発光ダイオードを5個にするこ
ともできる。
【0041】最後に、マイクロコンピュータによって色
相により音量設定レベルを表示する処理を説明する。図
8は、色相により音量設定レベルを表示する処理の一例
を示すフローチャートである。このフローチャートは、
色相による表示処理を、システムの全体の処理ループに
組み込んだものである。しかし、色相による表示処理
を、割り込み処理によって行ってもよいし、マルチタス
ク処理によって個々に独立に行ってもよい。S51にお
いて、上限値設定スイッチが押されたか否かを判定し、
押されたときには、S52に処理を進め、そうでないと
きにはS53に処理を進める。S52において、現在の
音量設定レベルを上限値設定データとして保存して、S
53に処理を進める。
【0042】S53において、その他の操作子が操作さ
れたか否かを判定し、操作されたときにはS54に処理
を進め、そうでなければS55に処理を進める。S54
においては、その他の操作子に応じた処理をしてS55
に処理を進める。このステップS53において、ロータ
リーエンコーダの回転方向、および、回転角の検出、上
限値設定スイッチ8の操作検出などを行う。リモコン操
作により音量設定レベルが入力される場合には、アップ
ダウンボタンの押圧検出、上限値設定ボタンの押圧検出
を行う。操作子としては、この他にもテンキーなどがあ
るが説明を省略する。S55において、パネル表示処理
を行い、S56においてその他の処理を行う。
【0043】S61〜S66は、パネル表示処理S55
の詳細なフローチャートである。S61において、電源
オンを表示する電源発光ダイオードを点灯処理する。S
62において、現在の音量設定レベルを取得する。S6
3において、現在の音量設定レベルと上限値設定データ
に基づいて、色テーブル番号yを算出し、この色テーブ
ル番号yに応じてROMテーブル4b,23bを参照し
て、R,G,Bデータを取り込む。S64において、R
データに応じて、赤色のPWM制御で赤色LEDチップ
を駆動し、S65において、Gデータに応じて、緑色の
PWM制御で緑色LEDチップを駆動し、S66におい
て、Bデータに応じて、青色のPWM制御で青色LED
チップを駆動して、S56に処理を戻す。
【0044】上述したフローチャートは、電源がオンと
なると処理を開始し、電源をオフにするまで、ループを
繰り返す。この他、使用者がオーディオアンプを購入し
て初めて電源を入れたときに、特別な登録モードの処理
フローを開始させて、上限値設定などの範囲設定の操作
をさせるようにしてもよい。すなわち、ファクトリ・セ
ットされた上限値データを表示して、使用者がこの上限
値を変更したいときには、ボリュームつまみを回転させ
てファクトリ・セットされた音量設定レベルを変更させ
て、上限値設定スイッチ8をオンにさせる。また、使用
者の感性に応じて、ファクトリ・セットを複数設けてお
いて選択させてもよい。このようなファクトリ・セット
の選択は、図8のシステム定常処理フロー中に行えるよ
うにしてもよい。
【0045】上述した説明では、音楽信号等を入力する
オーディオアンプにおいて、音量設定レベルの表示に用
いる場合を説明した。しかし、プリアンプ、プリメイン
アンプ、ミニコンポーネントアンプに限らず、AV(au
diovisual)アンプ、ラジオ受信機、テレビジョン受信
機等の音声増幅回路の利得設定値の表示に用いることが
できる。その他、任意の入力信号を増幅する際の利得設
定値の表示一般に用いることができる。減衰はデシベル
表現では負の利得として表現されているように、任意の
入力信号を減衰させる場合も含む。
【0046】また、色相可変表示器として、3色発光ダ
ーオードを用いたが、緑と赤の2色発光ダイオードを用
いて、赤〜橙〜緑の可変色相で表示してもよい。また、
発光色の異なる複数のLEDチップを1パッケージ化し
たものに限らず、個々の発光色の発光ダイオードパッケ
ージからの光を外部で混色して色相を変化させてもよ
い。さらには、カラー蛍光表示管、カラー液晶表示器、
CRT(Cathode Ray Tube)などカラー表示装置におい
て、音量設定レベルを色相で表示する場合に本発明を適
用してもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明は、上述した説明から明らかなよ
うに、使用者は、音量設定レベル等の利得設定値を、色
相可変表示器の表示色によって一見するだけで識別する
ことができる。かつ、使用者は、色相可変表示器の色相
を変化させる利得設定値の範囲を任意に設定できるとい
う効果がある。その結果、使用者は、現在の利得設定値
が実使用上の範囲にあることを、色相可変表示器の色相
によって知ることもできる。色相可変表示器の色表示面
積は小さくてよいので、表示スペースが比較的小さくて
すむという効果がある。利得設定値の大きさに応じて色
相可変表示器の色相を「紫」または「青」から、「赤」
まで変化させれば、人間の安全性、危険性に対する感性
と合致した色相変化となるので、使用者は、直感的に利
得設定値を認識することができる。特に、「紫」から変
化させれば、色相可変表示器の色相表示能力を最大限に
利用することができる。カラー蛍光表示管、カラー液晶
表示装置等で利得設定値を数値表示する場合にも、色相
可変表示器および本発明の表示制御装置を併用すること
によって、使用者は、離れたところからも利得設定値を
視認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の表示制御装置を電子ボリュームを用
いたオーディオアンプに適用した場合のブロック構成図
である。
【図2】 音量設定レベルと3色発光ダイオードの色相
との関係を示す第1の例の説明図である。
【図3】 音量設定レベルと3色発光ダイオードの色相
との関係を示す第2の例の説明図である。
【図4】 本発明の表示制御装置を機械式ボリュームを
用いたオーディオアンプに適用した場合のブロック構成
図である。
【図5】 1個の3色発光ダイオードを用いた第1の具
体例のパネル配置図である。
【図6】 3個の3色発光ダイオードを用いた第2の具
体例のパネル配置図である。
【図7】 3個の3色発光ダイオードを用いた第2,第
3の具体例、および、5個の3色発光ダイオードを用い
た第4の具体例のパネル配置図である。
【図8】 色相により音量設定レベルを表示する処理の
一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…電子ボリューム、2…増幅器、3…スピーカ、4,
23…ワンチップマイクロコンピュータ、4a,23a
…CPU、4b,23b…ROMテーブル、5…ロータ
リーエンコーダ、5a…ボリュームつまみ、6…リモー
トコントローラ、7…受光ユニット、8…上限値設定ス
イッチ、10、10L、10C、10R、10CL,10CR
…3色発光ダイオード、21,22…機械式ボリュー
ム、31…環状インジケータカバー、41,42…イン
ジケータカバー、42a,42b…遮光隔壁。
フロントページの続き (72)発明者 牧野 友昭 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 (72)発明者 藤田 博之 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 Fターム(参考) 5D020 AC01 5J100 AA00 BA10 BB08 BC07 CA00 CA30 EA02 FA00 GA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示色相制御手段と、入力上限値設定手
    段を有し、 前記表示色相制御手段は、可変利得制御装置から利得設
    定値を入力し、前記利得設定値が所定の上限値以下の範
    囲にあるときは、前記利得設定値の大きさに応じて色相
    可変表示器の色相を所定の第1の色相と所定の第2の色
    相との間で変化させるとともに、前記利得設定値が前記
    所定の上限値を超えるときは、前記色相可変表示器の色
    相を前記所定の第2の色相にする、色相制御信号を出力
    するものであり、 前記入力上限値設定手段は、前記利得設定値の前記所定
    の上限値を任意に設定するものである、 ことを特徴とする色相により利得設定値を表示するため
    の表示制御装置。
  2. 【請求項2】 表示色相制御手段と、入力範囲設定手段
    を有し、 前記表示色相制御手段は、可変利得制御装置から利得設
    定値を入力し、前記利得設定値が所定の下限値以上所定
    の上限値以下の範囲にあるときは、前記利得設定値の大
    きさに応じて色相可変表示器の色相を所定の第1の色相
    と所定の第2の色相との間で変化させるとともに、前記
    利得設定値が前記所定の下限値未満のときは、前記色相
    可変表示器の色相を前記所定の第1の色相にし、前記利
    得設定値が前記所定の上限値を超えるときは、前記色相
    可変表示器の色相を前記所定の第2の色相にする、色相
    制御信号を出力するものであり、 前記入力範囲設定手段は、前記利得設定値の前記所定の
    下限値と前記所定の上限値を任意に設定するものであ
    る、 ことを特徴とする色相により利得設定値を表示するため
    の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の第1の色相は紫または青であ
    り、前記所定の第2の色相は赤である、 ことを特徴とする請求項1または2に記載の色相により
    利得設定値を表示するための表示制御装置。
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