JP2597413B2 - オーディオ装置 - Google Patents

オーディオ装置

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JP2597413B2
JP2597413B2 JP8720990A JP8720990A JP2597413B2 JP 2597413 B2 JP2597413 B2 JP 2597413B2 JP 8720990 A JP8720990 A JP 8720990A JP 8720990 A JP8720990 A JP 8720990A JP 2597413 B2 JP2597413 B2 JP 2597413B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はオーディオ装置に係り、とくにスペクトラ
ムアナライザ付グラフィックイコライザとグラフィック
イコライザ以外の周波数特性変更装置を一体または別体
で含むオーディオ装置に関する。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕
スペクトラムアナライザ付グラフィックイコライザ
(以下、単に「スペアナ付グライコ」と言う)では、オ
ーディオ帯域を7や9などの多数の帯域に分割して好み
の周波数特性の設定を行うことができる。
このスペアナ付グライコとコントロールアンプなどグ
ライコ以外の周波数特性変更機能を持つ機器をシステム
化したとき、グライコによる帯域別周波数特性の調整に
加え、コントロールアンプでのトーンコントロールやラ
ウドネスコントロールなどによっても別個に周波数特性
を変更することができる。
この場合グラフィックイコライザ特性(以下、単に
「グライコ特性」という)は、スペアナ付グライコのFL
管表示器などの周波数特性表示手段に表示されるのでよ
いが、コントロールアンプのトーンコントロールやラウ
ドネスコントロールに関しては従来、その周波数特性が
特に表示されていなかったため、ユーザはこれらの周波
数特性の変更がどの帯域でなされたか、また、その変更
量がどの程度かを知ることができず、スペアナ付グライ
コとコントロールアンプの総合的な周波数特性を好みの
特性に合わせることが難しかった。
この発明は上記した従来の問題に鑑みなされたもの
で、グライコ以外の周波数特性変更操作がなされている
とき、どの帯域が変更されたか容易に視認できるように
して、オーディオ装置の総合的な周波数特性を簡単に好
みの特性に調整できるようにしたオーディオ装置を提供
することを、その目的とする。
また、この発明の他のオーディオ装置は、より正確に
オーディオ装置の総合的な周波数特性を好みの特性に調
整できるようにしたオーディオ装置を提供することを、
その目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明はオーディオ装置は、オーディオ信号の周波
数スペクトラムを検出するスペクトラムアナライザと、
オーディオ帯域を多数に分割した各帯域別に周波数特性
の変更を行う第1の周波数特性変更手段としてのグラフ
ィックイコライザと、前記スペクトラムアナライザで検
出した周波数スペクトラムと前記グラフィックイコライ
ザで変更された分割帯域別周波数特性を切り換え表示す
る周波数特性表示手段とを備えたオーディオ装置におい
て、前記グラフィックイコライザとは別に周波数特性の
変更を行う第2の周波数特性変更手段と、前記周波数特
性表示手段で表示される周波数スペクトラムまたは分割
帯域別周波数特性の内、前記第2の周波数特性変更手段
で周波数特性の変更された帯域を他の帯域とは異なる表
示モードで表示させる表示モード部分変更手段を設けた
ことを特徴としている。
また、この発明の他のオーディオ装置は、前記周波数
特性表示手段を、同時に複数の周波数特性を表示可能に
構成し、前記表示モード部分変更手段に代えて、前記周
波数特性表示手段に表示される周波数スペクトラムまた
は分割帯域別周波数特性に重ねて、前記周波数特性表示
手段の内、前記第2の周波数特性変更手段で周波数特性
の変更された帯域に、前記第2の周波数特性変更手段で
の周波数特性の変更量を表示させる変更量表示制御手段
を備えたことを特徴としている。
〔作用〕
この発明のオーディオ装置によれば、スペクトラムア
ナライザで検出した周波数スペクトラムまたはグラフィ
ックイコライザで変更した分割帯域別周波数特性を周波
数特性表示手段が表示するとき、グラフィックイコライ
ザ以外の第2の周波数特性変更手段で周波数特性の変更
された帯域を他の帯域とは異なる表示モードで表示させ
るようにしたので、ユーザは周波数特性表示手段の表示
を見るだけで、周波数スペクトラム表示または分割帯域
別周波数特性表示(グラフィックイコライザ特性表示)
に加えて、例えばラウドネスコントロールやトーンコン
トロール等のグラフィックイコライザとは別の第2の周
波数特性変更手段で変更された周波数帯域を同時に知る
ことができ、グラフィックイコライザで周波数特性を変
更する際、或いは、第2の周波数特性変更手段で周波数
特性を変更する際、第2の周波数特性変更手段での周波
数特性の変更帯域を目視確認しながら周波数特性の変更
を行えるので、簡単にオーディオ装置全体の総合周波数
特性を希望特性に一致させることが可能となる。
また、この発明の他のオーディオ装置によれば、周波
数特性表示手段に表示される周波数スペクトラムまたは
分割帯域別周波数特性に重ねて、周波数特性表示手段の
内、グラフィックイコライザ以外の第2の周波数特性変
更手段で周波数特性の変更された帯域に変更量を表示さ
せるようにしたので、ユーザは周波数特性表示手段の表
示を見るだけで、周波数スペクトラムまたは分割帯域別
周波数特性(グラフィックイコライザ特性)に加えて、
ラウドネスコントロールやトーンコントロール等のグラ
フィックイコライザとは別の第2の周波数特性変更手段
で変更された周波数帯域及び変更量を同時に知ることが
でき、グラフィックイコライザで周波数特性を変更する
際、或いは、第2の周波数特性変更手段で周波数特性を
変更する際、第2の周波数特性変更手段での周波数特性
の変更帯域と変更量を目視確認しながら周波数特性の変
更を行えるので、簡単かつ正確にオーディオ装置全体の
総合周波数特性を希望特性に一致させることが可能とな
る。
〔実施例〕
次にこの発明の第1の実施例を第1図を参照して説明
する。
第1図はこの発明に係るオーディオ装置の構成を示す
ブロック図である。
オーディオ信号は周波数特性変更装置の一例としての
コントロールアンプ10でラウドネスとトーンコントロー
ルを受けたあと、スペアナ付グライコ20に入力されて帯
域別の周波数特性の調整がなされ、パワーアンプ40へ出
力されて電力増幅されたあとスピーカSPで音響変換され
る。
コントロールアンプ10は、オーディオ信号入力端子A
−INに周波数特性変更手段の一例としてのラウドネスコ
ントロール回路12が接続されており、このラウドネスコ
ントロール回路12の出力側に周波数特性変更手段の他の
一例としてのトーンコントロール回路14が接続されてい
る。
トーンコントロール回路14の出力側はオーディオ信号
出力端子A−OUTを介してスペアナ付グライコ20のオー
ディオ信号入力端子A−IN′と接続されている。
ラウドネスコントロール回路12とトーンコントロール
回路14の制御入力側にはマイクロコンピュータ16が接続
されており、各々別個に周波数特性の変更制御がなされ
る。
ラウドネスコントロール回路12はラウドネスオン制御
がなされたとき、オーディオ帯域を中心周波数がf1=6
4、f2=125、f3=250、f4=500、f5=1k、f6=2k、f7
4k、f8=8k、f9=16kHzの第1〜第9帯域の9つの帯域
に分割したと仮定したとき、第1と第2帯域を+6dB持
ち上げ、第8と第9帯域を+4dB持ち上げる。
トーンコントロール回路14は、バスブースト制御がな
されたとき第1と第2帯域を+8dBだけ持ち上げ、逆に
バスカット制御がなされたとき第1と第2帯域を−8dB
だけ下げるものとし、またトレブルブースト制御がなさ
れたとき第8と第9帯域を+8dBだけ持ち上げ、逆にト
レブルカット制御がなされたとき第8と第9帯域を−8d
B下げるものとする。
マイクロコンピュータ16には周波数特性変更操作手段
としてのキー操作部18が接続されている。キー操作部18
にはラウドネスのオン・オフを行うラウドネスキー、バ
スブーストのオン・オフを行うバスブーストキー、バス
カットのオン・オフを行うバウカットキー、トレブルブ
ーストのオン・オフを行うトレブルブーストキー、トレ
ブルカットのオン・オフを行うトレブルカットキーが設
けられている。
スペアナ付グライコ20のA−IN′端子には分割帯域別
周波数特性変更手段としてのグラフィックイコライザ回
路(以下、単に「グライコ回路」という)22が接続され
ており、この出力側がA−OUT′端子と周波数スペクト
ラム検出手段としてのスペクトラムアナライザ回路(以
下、単に「スペアナ回路」という)24と接続されてい
る。
グライコ回路22の制御入力側にはマイクロコンピュー
タ26が接続されており、分割帯域別周波数特性の可変制
御がなされる。
グライコ回路22は、オーディオ帯域を前述した9つの
帯域に分割し、各帯域毎に±12dBの範囲で2dBステップ
で周波数特性の可変を行う。
スペアナ回路24はグライコ回路22から出力されるオー
ディオ信号の各帯域別の信号レベルを検出し、A/D変換
して帯域別信号レベルデータとして出力する。
スペアナ回路24の出力側はマイクロコンピュータ26と
接続されており、帯域別信号レベルデータに基づく周波
数スペクトラム表示(以下、単に「スペアナ表示」とい
う)の表示制御がなされる。
マイクロコンピュータ26にはキー操作部28と周波数特
性表示手段としてのFL管表示器30が接続されている。
キー操作部28には第1〜第9帯域の別に各々設けられ
たアップキー及びダウンキーと、G/Sキーが備えられて
おり、キーオン操作に応じたキーオン信号がマイクロコ
ンピュータ26へ出力される。
FL管表示器30は第2図に示すように構成されており、
第1〜第9帯域の別に横に並設された9つのグリッドG1
〜G9を有しており、各グリッドには、赤,緑,黄の3つ
の蛍光色のセグメント32A,32B,32Cを一組として下から
上まで13組のセグメントが上下方向に一列を配設されて
いる。
13組のセグメントはグライコ特性に関し、下から−1
2、−10、−8、−6、−4、−2、0、+2、+4、
+6、+8、+10、+12(dB)のレベルに対応してい
る。
グリッドG1〜G9は9本の走査線g1〜g9によりマイクロ
コンピュータ26の出力側と接続されている。
同一のレベルで同一の色のセグメントは全帯域に渡り
共通接続されており、赤,緑,黄の各色13本ずつのセグ
メント駆動線x1〜x13、y1〜y13、z1〜z13は、1系統入
力3系統出力の表示モード切り換えスイッチ(以下、単
に「スイッチ」という)SWの出力側のa端子、b端子、
c端子と接続されている。
スイッチSWの入力側は、13本のセグメント駆動線s1
s13でマイクロコンピュータ26の出力側と接続されてい
る。
スイッチSWがa側に切り換えられたとき、セグメント
駆動線s1〜s13は各々セグメント駆動線x1〜x13と個別に
接続されてFL管表示器30が赤色の表示モードとなり、b
側に切り換えられたときセグメント駆動線y1〜y13と個
別に接続されて緑色の表示モードとなり、c側に切り換
えられたときz1〜z13と個別に接続されて黄色の表示モ
ードとなる。
走査線g1〜g3,g8,g9はスペアナ付グライコ20の走査信
号出力端子S−OUT、コントロールアンプ10の走査信号
入力端子S−INを介してマイクロコンピュータ16と接続
されており、スイッチSWの切り換え制御信号線は切り換
え制御信号入力端子C−INと切り換え制御信号出力端子
C−OUTを介してマイクロコンピュータ16と接続されて
いる。
またマイクロコンピュータ16とマイクロコンピュータ
26は、データ出力端子D−OUTとデータ入力端子D−IN
を介してデータ線により接続されている。
マイクロコンピュータ16はバス接続されたCPU、ROM、
RAMを含み、ROMに格納された所定のプログラムに基づき
キー操作部18での操作に応じたラウドネスやトーンの周
波数特性変更制御を行ったり、スイッチSWに対する切り
換え制御を行ったり、マイクロコンピュータ26へラウド
ネスのオン・オフを示すフラグデータ出力を行ったりす
る。
マイクロコンピュータ16とスイッチSWにより、トーン
コントロール操作に従いFL管表示器30での表示モードを
トーンコントロールされた帯域と他の帯域とで変えさせ
るための表示モード部分変更手段が構成されており、具
体的にはこの実施例では、トーンコントロールでブース
トされた帯域は赤、カットされた帯域は黄、ブーストと
カットのいずれもされない帯域は緑の表示モードとされ
る。
マイクロコンピュータ16のRAMには、バスブーストフ
ラグBB(0:オフ、1:オン。以下同様)、バスカットフラ
グBC、トレブルブーストフラグTB、トレブルカットフラ
グTC、ラウドネスフラグLDを格納するエリアが設けられ
ている。
マイクロコンピュータ26はバス接続されたCPU、ROM、
RAMを含み、ROMに格納された所定のプログラムに基づき
キー操作部28での操作に応じたグライコ特性の可変制
御、グライコ特性の表示制御、スペアナ表示制御を行
う。
またマイクロコンピュータ26は、コントロールアンプ
側でのラウドネスコントロール操作に従いFL管表示器30
での表示モードをラウドネスコントロールされた帯域と
他の帯域とで変えさせるための表示モード部分変更制御
を行う表示モード部分変更手段としての機能を有してお
り、具体的にはこの実施例では、ラウドネスの掛かった
帯域は点灯セグメントと消灯セグメントの反転表示制御
を行う。
マイクロコンピュータ26のRAMには、FL管表示器30の
表示状態がグライコ特性かスペアナ表示かを示すG/Sフ
ラグ(0:スペアナ、1:グライコ)、ラウドネスフラグL
D′、帯域別のグライコ特性データgd1〜gd9を格納する
エリアが設けられている。
またマイクロコンピュータ26のROMには、スペアナ回
路24から入力した帯域別信号レベルデータfdi(i=1
〜9、第1帯域〜第9帯域に対応)を対数尺度で最低レ
ベル(或る色に係る13組のセグメントが全て消灯)から
最高レベル(13組のセグメントが全て点灯)まで14段階
に分けるための基準レベルデータ群が格納されている。
次にこの実施例の動作を第3図乃至第7図のフローチ
ャートと、第8図,第9図の表示状態説明図を参照して
説明する。
第3図と第4図はマイクロコンピュータ16の動作を示
し、第5図乃至第7図はマイクロコンピュータ26の動作
を示す。
なお、予めマイクロコンピュータ16のRAMに格納され
たフラグBB、BC、TB、TC、LDは全て0になっているもの
とし、マイクロコンピュータ26のRAMに格納された帯域
別のグライコ特性データgd1〜gd9も全て0(dB)になっ
ており、フラグLD′は0になっているものとする。
コントロールアンプ10の電源スイッチがオンされる
と、マイクロコンピュータ16はフラグBB、BC、TB、TC、
LDを参照して所定の初期設定処理を行い、ラウドネスコ
ントロール回路12に対しラウドネスオフ制御を行ってフ
ラットな特性とさせ、トーンコントロール回路14に対し
てもバスとトレブルをいずれもフラットな特性とさせ
る。
これにより、外部からコントロールアンプ10に入力し
たオーディオ信号はフラットな特性のままスペアナ付グ
ライコ20へ出力される。
またマイクロコンピュータ16は初期設定処理でスイッ
チSWをb側に切り換える(第3図のステップ50)。
一方、スペアナ付グライコ20の電源スイッチがオンさ
れるとマイクロコンピュータ26は所定の初期設定処理を
行いフラグG/Sをクリアしてスペアナモードとするとと
もにi=1とし、また、gd1〜gd9を参照してグライコ回
路22に対しフラットな周波数特性の設定制御を行う(第
5図のステップ150)。
グライコ回路22がフラットな特性とされることからコ
ントロールアンプ10から入力されたオーディオ信号はフ
ラットな特性のままパワーアンプ40へ出力されることに
なり、ここで電力増幅されたあと、スピーカSPへ出力さ
れて音響変換される。
マイクロコンピュータ26はフラグG/Sが0なので、ス
ペアナ24から第1帯域に係る帯域別信号レベルデータfd
1を入力し(ステップ152、154)、基準レベルデータ群
を用いて対数尺度に換算した帯域別表示レベルデータFD
1を求める(ステップ156)。
FDiはこの実施例の場合、0〜13の値を取るものと
し、1〜13は一つの帯域の1組から13組までのセグメン
ト位置に対応しているものとする。
ここではFD1=5とする。
i=1なのでLD′が1か否か判定し(ステップ158、1
60)、今の場合NOなので1組からFD1=5組までに対応
するセグメント駆動線s1〜s5を駆動する(ステップ16
2)。
続いて走査線g1を走査してグリッドG1を駆動する(ス
テップ164)。
走査線g1が走査されると、マイクロコンピュータ16は
第3図のステップ52でYESと判断するが、フラグBBとBC
がともに0なのでスイッチSWはb側のままとする(ステ
ップ54〜58)。
スイッチSWがb側となっていることから、グリッドG1
が駆動されると第1帯域の−4dB以下の緑のセグメント3
2Bが点灯する。
ステップ164のあとマイクロコンピュータ26は一定時
間待ち、iを2としてステップ152側に戻り(ステップ1
66〜170)、今度は第2帯域に係る帯域別信号レベルデ
ータfd2を入力して対数尺度に換算したFD2を求める(ス
テップ154、156)。
ここではFD2=8とする。
LD′が0なので1組から8組までのセグメント駆動線
号s1〜s8を駆動する(ステップ158、160、162)。
続いて走査線g2を走査してグリッドG2を駆動すると
(ステップ164)、第2帯域の+2dB以下の緑のセグメン
ト32Bが点灯する。
以下、第3帯域から第7帯域まで同様にしてスペアナ
表示制御を行う。
第8帯域についても同様に走査線g8の走査がなされた
とき、マイクロコンピュータ16は第3図のステップ60で
YESと判断するが、フラグTBとTCがともに0なのでスイ
ッチSWはb側のままとするので(ステップ62、64でNOの
判断)、緑色のスペアナ表示が継続する。
マイクロコンピュータ26は第9帯域の処理が終わった
あと第1帯域側に戻る(第5図のステップ168でYESの判
断、ステップ172)。
このように、コントロールアンプ10側でバスブースト
やバスカットなどの周波数特性変更操作がなされないと
き、スイッチSWがb側の切り換えられた状態となるので
全帯域が緑色表示モードでスペアナ表示がなされる(第
8図(1)参照)。
この状態でコントロールアンプ10とスペアナ付グライ
コ20を含めた全体で第1帯域を+2dB程度持ち上げたい
場合、第1帯域が緑で表示されていることから、スペア
ナ付グライコ20側で単純に+2dBだけ持ち上げればよい
ことが判る。
この場合、まずキー操作部28のG/Sキーをオンすると
マイクロコンピュータ26にキー割り込みが生じ、第6図
のキー割り込みフローへ移ってステップ200でYESと判断
し、フラグG/Sを反転して1としグライコモードとする
(ステップ202)。
すると第5図のフローに戻ったとき、ステップ152の
判断でNOとなり、i=1であればLD′=0なのでgd1
0のレベルに対応する7組目のセグメント駆動線s7を駆
動する(ステップ174〜178)。そして走査線g1を走査す
る(ステップ164)。
この際マイクロコンピュータ16はスイッチSWをb側と
しているので、第1帯域の0dBの緑のセグメント32Bが点
灯する。
マイクロコンピュータ26は一定時間待ったあと、i=
2とし(ステップ166〜170)、ステップ152側へ戻る。g
d2も0なのでセグメント駆動線s7を駆動し(ステップ17
4〜178)、走査線g2を走査する(ステップ164)。
走査線g2が走査されたときもマイクロコンピュータ16
はスイッチSWをb側としたままなので、第2帯域の0dB
の緑のセグメント32Bが点灯する。
以下、第9帯域まで順に0dBの緑のセグメント32Bが点
灯し、第9帯域の走査が終わると第1帯域側に戻る。
この結果、FL管表示器30にフラットなグライコ特性が
全帯域とも緑色表示モードで表示され、ユーザはスペア
ナ表示を見るだけでコントロールアンプ10側でバスとト
レブルがブーストまたはカットのいずれもされていない
ことが判る。
この状態でユーザがキー操作部28の第1帯域(f1)に
係るアップキーを1回オン操作すると、マイクロコンピ
ュータ26はキー割り込みを生じ、第6図のステップ204
でYESと判断しフラグG/Sが1なのでgd1を+2とし(ス
テップ206、208)、gd1〜gd9に基づきグライコ回路22に
対する周波数特性可変制御を行い、第1帯域を+2dBに
持ち上げさせる(ステップ210)。
キー割り込み処理を終え、第5図のフローに戻ると、
i=1のときのステップ178の処理ではgd1=+2に基づ
きセグメント駆動線s8を駆動するので第1帯域は+2dB
の緑のセグメント32Bが点灯する。
この結果、コントロールアンプ10とスペアナ付グライ
コ20を含めた総合周波数特性は第1帯域が+2dB持ち上
げた状態となり、ユーザ所望の特性が得られる(第8図
(2)参照)。
グライコ特性の可変操作が終わったあと、G/Sキーを
オンすると、マイクロコンピュータ26はフラグG/Sをク
リアしてスペアナモードに戻す(第6図のステップ20
0、202)。
これにより、マイクロコンピュータ26は第5図のステ
ップ152でYESと判断することになり、元のスペアナ表示
制御がなされる。
グライコ特性を元のフラットな特性に戻したいとき、
G/Sキーをオンしてグライコモードとしたあと(第6図
のステップ200,202)、第1帯域(f1)に係るダウンキ
ーを1回オン操作し(ステップ212〜216、210)、再びG
/Sキーをオンしてスペアナモードとする(ステップ200,
202)。
この状態で、低減を持ち上げるためユーザがキー操作
部18のバスブーストキーをオンすると、マイクロコンピ
ュータ16はキー割り込みを生じて第4図のフローに移行
し、フラグBBを立て(ステップ100〜104)、トーンコン
トロール回路14を制御してバスブーストさせる(ステッ
プ106)。
これにより、オーディオ信号は第1帯域と第2帯域が
+8dBだけレベルが持ち上げられる。
キー割り込み処理が終わり第3図のフローに戻ると、
スプアナ付グライコ20側で第1帯域に係る走査線g1が走
査されてステップ52でYESと判断したとき、フラグBBが
立っていることからスイッチSWをa側に切り換えさせる
(ステップ54、66)。
よって、第1帯域は赤色表示モードとされ、例えばセ
グメント駆動線s1〜s6が駆動されているとき2−dB以下
の赤色がセグメント32Aが点灯する。
続いて、第2帯域の走査線g2が走査されたときも、ス
イッチSWがa側のままなので赤色のセグメント32Aが点
灯される。
第3帯域の走査線g3が走査されたとき、マイクロコン
ピュータ16は第3図のステップ68でYESと判断し、スイ
ッチSWをb側に切り換えさせる(ステップ58)。
よって、第3帯域から第9帯域までは緑色表示モード
でのスペアナ表示となり、第1帯域に戻ったとき再度赤
色表示モードとなる。
このように、バスブースト操作を行うと、バスブース
トされた第1帯域と第2帯域につきマイクロコンピュー
タ16が表示モードを緑から赤に変更させるため、ユーザ
はスペアナ表示を見るだけでコントロールアンプ10側で
第1帯域と第2帯域でバスブーストが掛かっていること
が判る(第8図(3)参照)。
このため、グライコ特性を可変してコントロールアン
プ10とスペアナ付グライコ20の総合周波数特性の第3帯
域以下の低域を+10dB程度持ち上げようとする場合、第
1帯域と第2帯域については少しだけ持ち上げ、第3帯
域を大きく持ち上げることで、希望特性にほぼ一致させ
ることができる。
例えば、グライコ回路22で第1帯域と第2帯域を+2d
B、第3帯域を+10dB持ち上げる場合、まずキー操作部2
8のG/Sキーをオンしてグライコモードとする。すると、
第5図のフローではステップ152でNOと判断する。現在
i=1であるとするとLD′=0なのでgd1=0に対応す
る7組目のセグメント駆動線s7を駆動し(ステップ174
〜178)、走査線g1を走査したとき(ステップ164)、マ
イクロコンピュータ16はスイッチSWをa側とするので
(第3図のステップ52、54、66)、第1帯域の0dBの赤
のセグメント32Aが点灯する。
一定時間待ったあとマイクロコンピュータ26がi=2
とし(ステップ166〜170)、ステップ152側へ戻り、gd2
も0なのでセグメント駆動線s7を駆動し(ステップ174
〜178)、走査線g2を走査したとき(ステップ164)、マ
イクロコンピュータ16はスイッチSWをa側としたままな
ので、第2帯域の0dBの赤のセグメント32Aが点灯する。
次にマイクロコンピュータ26がi=3とし、gd3が0
なので再度セグメント駆動線s7を駆動し、走査線g3を走
査したとき、マイクロコンピュータ16はスイッチSWをb
側とするので第3帯域の0dBの緑のセグメント32Bが点灯
する(第3図のステップ68、58)。
以下、第9帯域まで順に0dBの緑のセグメント32Aが点
灯し、第9帯域の走査が終わると第1帯域側に戻る。
この結果、FL管表示器30にフラットなグライコ特性が
表示され、かつ、第1帯域と第2帯域につきマイクロコ
ンピュータ16が表示モードを緑から赤に変更させるた
め、ユーザはグライコ特性表示を見るだけでコントロー
ルアンプ10側で第1帯域と第2帯域でバスブーストが掛
かっていることが判る(第8図(4)参照)。
この状態でユーザがキー操作部28の第1帯域(f1)に
係るアップキーを1回オン操作すると、マイクロコンピ
ュータ26はグライコ回路22を制御して第1帯域を+2dB
に持ち上げさせる(第6図のステップ204〜210)。
第5図のフローに戻ると、i=1におけるステップ17
8の処理でgd1=+2に基づきセグメント駆動線s8を駆動
するので第1帯域は+2dBの赤のセグメント32Aが点灯す
る。
同様に、キー操作部28の第2帯域(f2)に係るアップ
キーを1回オン操作すると、マイクロコンピュータ26は
第2帯域も+2dBに持ち上げさせる(第6図のステップ2
04〜210)。
FL管表示器30の第2帯域は+2dBの赤のセグメント32A
が点灯する。
キー操作部28の第3帯域(f3)に係るアップキーを5
回オン操作すると、マイクロコンピュータ26は第3帯域
を+10dBに持ち上げさせ、これにともない第3帯域は+
10dBの緑のセグメントが点灯する。
この結果、コントロールアンプ10とスペアナ付グライ
コ20を含めた総合周波数特性は第1帯域から第3帯域ま
で+10dB持ち上げた状態となり、ユーザ所望の特性が得
られる(第8図(5)参照)。
グライコ特性の可変操作を終わったあと、G/Sキーを
オンするとスペアナモードに戻る。
その後バスブーストを解除したとき、キー操作部18の
バスブーストキーをオンするとマイクロコンピュータ16
は第4図のステップ100でYESと判断し、BBが1なのでク
リアし、トーンコントロール回路14に対しバスブースト
解除制御を行って第1帯域と第2帯域をフラットにさせ
る(ステップ102、108、110)。
この結果、走査線g1が走査されて第3図のステップ52
でYESと判断したとき、BB=0、BC=0なのでスイッチS
Wをb側とするため第1帯域と第2帯域は緑色表示モー
ドに戻る(ステップ54〜58)。
バスブースト状態、またはバスブースト解除状態で低
減を下げるためユーザがバスカットキーをオンすると、
マイクロコンピュータ16は第4図のステップ112でYESと
判断し、BC=0なのでBC=1、BB=0とし(ステップ11
4、116)、トーンコントロール回路14に対しバスカット
制御を行い第1帯域と第2帯域を−8dBに下げる(ステ
ップ118)。
この結果、走査線g1とg2が走査されるとき、BB=0、
BC=1なのでマイクロコンピュータ16はスイッチSWをc
側とし、第1帯域と第2帯域を黄色表示モードに変更す
る(第3図のステップ52〜56、70)。第3帯域以降は緑
のままとする(ステップ68、58)。
よってスペアナ表示の第1帯域と第2帯域は黄色のセ
グメント32Cの点灯でなされるためユーザはバスカット
されていることが判る。
加えて、高域を持ち上げるためキー操作部18のトレブ
ルブーストキーをオン操作すると、マイクロコンピュー
タ16は第4図のステップ120でYESと判断し、TB=0なの
でTB=1、TC=0とし、トーンコントロール回路14に対
しトレブルブースト制御を行い第8帯域と第9帯域を+
8dBだけ持ち上げる(ステップ122〜126)。
この結果、走査線g8とg9が走査されるとき、TB=1な
のでマイクロコンピュータ16はスイッチSWをa側とし、
第8帯域と第9帯域を赤色表示モードに変更する(第3
図のステップ60、62、72)。
よってスペアナ表示の第8帯域と第9帯域は赤色のセ
グメント32Aの点灯でなされるためユーザはこれらの帯
域がトーンコントロールでブーストされていることが判
る(第8図(6)参照)。
この状態より、逆に高域を下げるためユーザがキー操
作部18のトレブルカットキーをオンすると、マイクロコ
ンピュータ16は第4図のステップ128でYESと判断し、TC
=0なのでTC=1、TB=0とし、トーンコントロール回
路14に対しトレブルカット制御を行い第8帯域と第9帯
域を−8dBに下げる(ステップ130〜134)。
この結果、走査線g8とg9が走査されるとき、TB=0、
TC=1なのでマイクロコンピュータ16はスイッチSWをc
側とし、第8帯域と第9帯域を黄色表示モードに変更す
る(ステップ60〜64、74)。よってスペアナ表示の第8
帯域と第9帯域は黄色のセグメント32Cの点灯でなされ
るためユーザはこれらの帯域がトーンコントロールでカ
ットされていることが判る。
ここでラウドネスを掛けるためキー操作部18のラウド
ネスキーをオンすると、マイクロコンピュータ16はキー
割り込みを生じて第4図のステップ136でYESと判断し、
ラウドネスコントロール回路12に対しラウドネスオン制
御を行い、第1帯域と第2帯域を各々+6dBだけ持ち上
げさせ、第8帯域と第9帯域を+4dBだけ持ち上げさせ
る(ステップ138、140)。
そしてLDを反転して1とし、スペアナ付グライコ20の
マイクロコンピュータ26にデータ線を介してフラグデー
タLDを出力する(ステップ142、144)。
コントロールアンプ10側からLDを入力したマイクロコ
ンピュータ26は、第7図のデータ入力割り込みフローに
移り、マイクロコンピュータ16から入力したLDでRAMのL
D′を書き換える(ステップ250)。ここではLD′は1と
される。
すると、第5図のフローに戻りi=1の状態でステッ
プ158でYESと判断すると、続いてステップ160でYESとな
るので、マイクロコンピュータ26は例えばFD1=4のと
き、5組から13組までのセグメント駆動線s5〜s13の駆
動を行い(ステップ180)、走査線g1を走査する(ステ
ップ164)。
走査線g1が走査されたとき、BB=0、BC=1なのでマ
イクロコンピュータ16はスイッチSWをcに切り換える
(第3図のステップ52、54、66)。
このため、第1帯域は−12から−6dBまで消灯状態と
なり、−4dB以上が黄色のセグメント32Cの点灯状態とな
る。
即ち、第1帯域のスペアナ表示は消灯セグメントと点
灯セグメントが反転される。但し、第1帯域の信号レベ
ルは消灯セグメントの高さで判る。
マイクロコンピュータ26がiを2にして第2帯域に関
するスペアナ表示処理を行うときもステップ158、160で
YESとなるので、例えばFD2=8のとき、9組から13組ま
でのセグメント駆動線s9〜s13の駆動を行い(ステップ1
80)、走査線g2を走査する(ステップ164)。
走査線g2が走査されたときもマイクロコンピュータ16
はスイッチSWをcに切り換えたままとする。
このため、第2帯域は−12から+2dBまで消灯状態と
なり、+4dB以上が黄色のセグメント32Cの点灯状態とな
る。
マイクロコンピュータ26がiを3〜7にして第3帯域
から第7帯域に関するスペアナ表示処理を行うとき、ス
テップ158でNOとなるので点灯セグメントと消灯セグメ
ントは反転されず、この場合、マイクロコンピュータ16
側がスイッチSWをb側に切り換えるので第3帯域から第
7帯域は緑色表示モードのままとなる(第3図のステッ
プ68、58)。
マイクロコンピュータ26がiを8にして第8帯域に関
するスペアナ表示処理を行うときステップ158、160でYE
Sとなるので、例えばFD8=7のとき、8組から13組まで
のセグメント駆動線s8〜s13の駆動を行い(ステップ18
0)、走査線g8を走査する(ステップ164)。
走査線g8が走査されたときTB=0、TC=1なのでマイ
クロコンピュータ16はスイッチSWをc側に切り換える
(第3図のステップ60〜64、74)。
このため、第8帯域は1組からFD8=7組まで消灯状
態となり、+2dB以上が黄色のセグメント32Cの点灯状態
となる。
第9帯域についても同様に、1組からFD9の組まで消
灯状態となり、FD9+1組以上が黄色のセグメント32Cの
点灯状態となる。
このように、ラウドネスの掛かった帯域が消灯と点灯
が反転されてスペアナ表示されるので、ユーザは第1帯
域,第2帯域,第8帯域,第9帯域がラウドネスにより
持ち上げられていることが判り、また黄色の表示色によ
りバスカットとトレブルカットされていることも判るの
で、コントロールアンプ10側での周波数特性変更状態を
容易に把握することができ、スペアナ付グライコ20側で
周波数特性の可変操作を行う場合、コントロールアンプ
10とスペアナ付グライコ20の総合周波数特性を容易に希
望特性とすることができる(第9図(1))。
若し、グライコモードにするためG/Sキーをオンした
とき、マイクロコンピュータ26はフラグG/Sを1とした
あと(第6図のステップ200、202)、第5図のステップ
152でNOと判断し、i=1であればステップ174、176でY
ESと判断したあと、gd1=+2なので+2dB以外のレベル
に対応するセグメント駆動線s1〜s7とs9〜s13を駆動し
(ステップ182)、走査線g1を駆動する(ステップ16
4)。
走査線g1が駆動されるとマイクロコンピュータ16はス
イッチSWをc側に切り換えるので、第1帯域は+2dB以
外の黄色のセグメント32Cが点灯される。
同様に、第2帯域、第8帯域、第9帯域もgd2,gd8,gd
9が示すレベル以外の黄色のセグメント32Cが点灯され、
第3帯域〜第7帯域はgd3〜gd7の緑色のセグメント32B
が点灯される。
このため、ラウドネスの掛かった帯域が消灯と点灯が
反転されてグライコ特性表示されるので、ユーザは第1
帯域,第2帯域,第8帯域,第9帯域がラウドネスによ
り持ち上げられていることが判り、また黄色の表示色に
よりバスカットとトレブルカットされていることも判る
(第9図(2))。
ラウドネスをオフするため、キー操作部18のラウドネ
スキーをオンしたとき、マイクロコンピュータ16は第4
図のステップ136でYESと判断し、LDが1であることから
ラウドネスコントロール回路12に対しラウドネスオフ制
御を行いフラットな特性に戻させ(ステップ138、14
6)、LDを0としマイクロコンピュータ26側にLDを出力
する(ステップ142、144)。
マイクロコンピュータ26はフラグデータLDを入力する
と割り込みを生じて第7図のステップ250でLD′の書き
換えを行うので、第5図のフローの処理中にi=1,2,8,
9となったときステップ174でYESとなるが、ステップ176
でNOとなるので第1,第2帯域は+2dBだけ点灯され、第
8,第9帯域は0dBだけ点灯されることになる(ステップ1
82)。
この実施例によれば、FL管表示器30の各帯域の各レベ
ルを赤,緑,黄の3つのセグメント32A,32B,32Cで構成
し、スイッチSWの切り換えで各帯域独立していずれか1
つの色で表示できるようにし、コントロールアンプ10で
のトーンコントロール操作に応じてマイクロコンピュー
タ16がスイッチSWに対する切り換え制御を行い、トーン
コントロール操作で周波数特性がフラットな特性から変
更されたときFL管表示器30に表示されるスペアナ表示や
グライコ特性表示の内、トーンコントロールで変更され
た帯域と他の帯域との表示モード(ここでは表示色)を
変えさせるようにしたことにより、ユーザはスペアナ表
示やグライコ特性表示を見るだけで容易に現在のトーン
コントロールの有無とトーンコントロールにより変更さ
れた帯域を把握することができ、グライコ特性の可変操
作を行う場合、簡単にコントロールアンプ10とスペアナ
付グライコ20の総合周波数特性を希望特性に一致させる
ことができるようになる。
また、コントロールアンプ10でのラウドネス操作に応
じてマイクロコンピュータ16から出力されるフラグデー
タLDに従い、マイクロコンピュータ26がラウドネスコン
トロール操作で周波数特性がフラットな特性から変更さ
れたときFL管表示器30に表示されるスペアナ表示やグラ
イコ表示の内、ラウドネスコントロールで変更された帯
域と他の帯域との表示モード(ここでは点灯セグメント
と消灯セグメントの反転)を変えさせるようにしたこと
により、ユーザはスペアナ表示やグライコ特性表示を見
るだけで容易に現在のラウドネスコントロールの有無と
ラウドネスコントロールにより変更された帯域を把握す
ることができ、グライコ特性の可変操作を行う場合、簡
単にコントロールアンプ10とスペアナ付グライコ20の総
合周波数特性を希望特性に一致させることができるよう
になる。
次にこの発明の第2の実施例を第10図に基づいて説明
する。
第10図はこの発明に係るオーディオ装置を示すブロッ
ク図である。
なお第1図と同一の構成部分は同一の符号が付してあ
る。
コントロールアンプ10Aのトーンコントロール回路14A
は、マイクロコンピュータ16Aの制御により第1帯域,
第2帯域,第8帯域,第9帯域に関し+8dBの範囲で2dB
ステップでゲインを可変させる。
キー操作部18のバスブーストキーが1回オンされる毎
に第1帯域,第2帯域が2dBずつステップアップされ、
バスカットキーが1回オンされる毎に2dBずつステップ
ダウンされる。
また、トレブルブーストキーが1回オンされる毎に第
8帯域,第9帯域が2dBずつステップアップされ、トレ
ブルカットキーが1回オンされる毎に2dBずつステップ
ダウンされる。
マイクロコンピュータ16Aは、バス接続されたCPU、RO
M、RAMを含み、ROMに格納された所定のプログラムに基
づき、キー操作に応じたトーンコントロール回路14Aに
対する周波数特性可変制御を行ったり、キー操作に応動
してトーンコントロールデータ(バスコントロールデー
タまたはトレブルコントロールデータ)をデータ出力端
子D−OUT′からデータ線を介してスペアナ付グライコ2
0Aのデータ入力端子D−IN′へ出力する機能を有してい
る。
マイクロコンピュータ16AのRAMにはバスコントロール
データBDとトレブルコントロールデータTDを格納するエ
リアが設けられている。
スペアナ付グライコ20Aに設けられたFL管表示器30Aは
第11図に示すように、同時に複数種の周波数特性情報を
表示できるように、各帯域の各レベルが赤と緑の2つの
セグメント32Aと32Bを1組として構成されており、緑の
セグメント32Bはセグメント駆動線s1〜s13を介してマイ
クロコンピュータ26と接続されている。
FL管表示器30Aの各帯域のグリッドG1〜G9は走査線g1
〜g9を介してマイクロコンピュータ26と接続されてい
る。
FL管表示器30Aの赤色のセグメント32Aはセグメント駆
動線m1〜m13を介して変更量表示制御手段としての変更
量表示制御回路40と接続されている。
この変更量表示制御回路40には、グリッド信号線g1
g3,g8,g9も接続されている。
変更量表示制御回路40はこの実施例の場合、ワンチッ
プマイコンで構成されているものとしデータ入力端子D
−IN′を介してマイクロコンピュータ16Aのトーンコン
トロールデータの出力側と接続されている。
変更量表示制御回路40は、ROMに格納された所定のプ
ログラムに基づきコントロールアンプ10A側でのトーン
コントロール操作に応じて、トーンコントロール回路14
Aでの周波数特性変更量をFL管表示器30Aの対応する帯域
に、スペアナ表示またはグライコ特性表示と同時に表示
制御を行う機能を有している。
変更量表示制御回路40のRAMには、バスコントロール
データBD′とトレブルコントロールデータTD′を格納す
るエリアが設けられている。
その他の構成部分は第1図と同様に構成されている。
次に第2の実施例の動作を第12図乃至第14図のフロー
チャートと、第15図の表示状態説明図を参照して説明す
る。
第12図はマイクロコンピュータ16Aの動作を示し、第1
3図と第14図は変更量表示制御回路40の動作を示す。
マイクロコンピュータ26の動作は第5図〜第7図と同
じである。
なお、マイクロコンピュータ16AのRAMに格納されたL
D、変更量表示制御回路40のRAMに格納されたBD′とT
D′、マイクロコンピュータ26のRAMに格納されたLD′,g
d1〜gd9は全て0になっているものとする。
コントロールアンプ10Aの電源スイッチがオンされる
と、マイクロコンピュータ16Aは所定の初期設定処理を
行いBDとTDを0とし、これらのトーンコントロールデー
タを参照してトーンコントロール回路14Aの制御を行
い、バス,トレブルともフラットな特性とさせ、またLD
を参照してラウドネスコントロール回路12に対しラウド
ネスオフ制御を行いフラットな特性とさせる(第12図の
ステップ300)。
そしてキー操作部18でのキー操作を待つ(ステップ30
2〜310)。
一方、スペアナ付グライコ20Aの電源スイッチがオン
されるとマイクロコンピュータ26は、所定の初期設定処
理を行いG/S=0、i=1とし、gd1〜gd9に基づきグラ
イコ回路22の初期設定制御を行ったあと(第5図のステ
ップ150)、G/S=0なので、スペアナ回路24からfd1
入力してFD1に変換し(ステップ152〜156)、LD′=0
なので例えばFD1=5のときセグメント駆動線s1〜s5
駆動し(ステップ158〜162)、走査線g1を駆動する(ス
テップ164)。
セグメント駆動線s1〜s13は直接FL管表示器30Aの緑色
のセグメント32Bと接続されているので、第1帯域の−1
2〜−4dBの緑色のセグメント32Bが点灯する。
一定時間待ったあと、マイクロコンピュータ26はi=
2とし(ステップ166〜170)、第2帯域につき同様のス
ペアナ表示処理を行い(ステップ152〜164)、第3帯域
以降についても同様の処理を行う。
走査線g1が走査されると、変更量表示制御回路40は第
13図のステップ350でYESと判断し、BD′が0でないか否
か判定する(ステップ352)。
今の場合NOなので、セグメント駆動線m1〜m13を全て
駆動しない(ステップ354)。
この状態は走査線g7の走査が終わるまで続き、走査線
g8が走査されるとステップ356でYESと判断し、TD′が0
でないか否か判定する(ステップ362)。今の場合NOな
ので、セグメント駆動線m1〜m13を全て駆動しないまま
とする。
この状態は走査線g9の走査が終わるまで続き、走査線
g1が走査されると、再びステップ350でYESと判断する。
以下同様の処理を繰り返し、コントロールアンプ10A
側でトーンコントロールに関しフラットな特性からの周
波数特性の変更がされないとき、FL管表示器30Aのどの
帯域の赤色のセグメント32Aも点灯されない(第15図
(1)参照)。
仮にユーザがG/Sキーをオンしてグライコモードに変
えた場合も、BD′,TD′が0のとき同様にして赤色のセ
グメント32Aの点灯はされない。
よってFL管表示器30Aに緑色のスペアナ表示またはグ
ライコ特性表示だけされることから、ユーザはコントロ
ールアンプ10A側でトーンコントロールされていないこ
とを知ることができ、総合周波数特性を希望特性にした
い場合、グライコ特性だけ希望特性とすればよいことが
判る。
スペアナ付グライコ20Aがスペアナモードになってい
る状態で、コントロールアンプ10A側で低減を少し持ち
上げるためバスブーストキーを1回オンすると、マイク
ロコンピュータ16Aは第12図のステップ302でYESと判断
し、BDを+2とし(ステップ312)、このBDに基づきト
ーンコントロール回路14Aに対するバス可変制御を行
い、第1帯域と第2帯域をともに+2dBとさせる(ステ
ップ314)。
そしてデータ線を介してBDをスペアナ付グライコ20A
の変更量表示制御回路40へ出力する(ステップ316)。
BDを入力した変更量表示制御回路40は、データ入力割
り込みを生じ、第14図のステップ400でYESと判断し、入
力したBDでRAMのBD′を書き換える(ステップ402)。
このため、走査線g1が駆動され、第13図のステップ35
0でYESと判断したとき、続いてBD′≠0かの判定でYES
となるので、0からBD′=+2dBのレベルに対応するセ
グメント駆動線m7とm8を駆動する(ステップ352、35
8)。
この状態は、走査線g2の走査が終了するまで継続し、
走査線g3の駆動が開始したとき変更量表示制御回路40は
ステップ360でYESと判断し、全セグメント駆動線m1〜m
13の駆動を止める(ステップ354)。
よって、第1帯域と第2帯域にはスペアナ表示と同時
に0と+2dBの赤色セグメント32Aが点灯する。
ユーザがキー操作部18のバスブーストキーを再度オン
操作したとき、同様にしてマイクロコンピュータ16Aの
制御でトーンコントロール回路14Aでの第1帯域と第2
帯域のゲインが+4dBとされ、+4に変更されたBDがス
ペアナ付グライコ20A側へ出力される。
このBDを入力した変更量表示制御回路40は割り込みを
生じてBD′を4に書き換えるので(第14図のステップ40
0、402)、第13図のフローに戻り走査線g1が走査された
かの判定でYESと判断したとき(ステップ350)、0〜+
4dBのレベルに対応するセグメント駆動線m7〜m9を駆動
する(ステップ352、358)。
よって、第1帯域と第2帯域にはスペアナ表示と同時
に0〜+4dBの赤色のセグメント32Aが点灯する(第15図
(2)参照)。
逆に、この状態からコントロールアンプ10A側で低減
を少し下げるためキー操作部18のバスカットキーを1回
オンしたとき、トーンコントロール回路14Aでの第1帯
域と第2帯域のゲインが+2dBに戻り(第12図のステッ
プ304、318、314、316)、FL管表示器30Aの第1帯域と
第2帯域の赤色のセグメント32Aの点灯は0と+2dBだけ
となり(第14図のステップ400、402、第13図のステップ
350、325、358)、更に、バスカットキーを1回オンし
たとき、トーンコントロール回路14Aでの第1帯域と第
2帯域がフラットとなり、FL管表示器30Aの赤色のセグ
メント32Aは全て消灯する。
バスカットキーを更に1回オンすると、トーンコント
ロール回路14Aでの第1帯域と第2帯域のゲインは−2dB
となり、FL管表示器30Aの第1帯域と第2帯域の赤色の
セグメント32Aの点灯は0と−2dBとなる。
このようにコントロールアンプ10A側のバスコントロ
ール操作で周波数特性がフラットから変更されると、FL
管表示器30Aの対応する帯域に緑色のスペアナ表示と同
時にスペアナ表示とは異なる赤色で変更量が表示される
ので、ユーザはFL管表示器30Aでの赤色表示からバスコ
ントロールにより第1帯域と第2帯域が−2dBに下げら
れていることを知ることができ、例えば第1帯域が−4d
B程度に下げられた総合周波数特性にしたい場合、キー
操作部28の第1帯域(f1)に係るダウンキーを1回オン
すればよいことが判り、総合周波数特性を正確に希望特
性とできることになる。
同様に、コントロールアンプ10A側で高域を持ち上げ
るためトレブルブーストキーを1回オンしたとき、トー
ンコントロール回路14Aでの第8帯域と第9帯域のゲイ
ンが+2dBに上がり(第12図のステップ306、320〜32
4)、FL管表示器30Aの第8帯域と第9帯域の0と+2dB
の赤色セグメント32Aが点灯し(第14図のステップ404、
406、第13図のステップ356、362、364。第15図(3)参
照)、逆にトレブルカットキーを1回オンしたとき、ト
ーンコントロール回路14Aでの第8帯域と第9帯域のゲ
インが0dBとなり(第12図のステップ308、326、322、32
4)、FL管表示器30Aの赤色のセグメント32Aは全て消灯
する(第14図のステップ404、406、第13図のステップ35
0〜354、356、362)。
トレブルカットキーを更に1回オンすると、トーンコ
ントロール回路14Aでの第8帯域と第9帯域のゲインは
−2dBとなり、FL管表示器30Aの第8帯域と第9帯域の赤
色セグメント32Aの点灯は0と−2dBとなる(第15図
(4)参照)。
よってコントロールアンプ10A側のトレブルコントロ
ール操作で変更された変更量がFL管表示器30Aの対応な
る帯域にスペアナ表示と同時にスペアナ表示とは異なる
赤色で表示されるので、ユーザはFL管表示器30Aでの赤
色表示からトレブルコントロールによりどの帯域がどの
程度変更されているか知ることができ、総合周波数特性
の正確な希望特性化が容易となる。
赤色のセグメント32Aの点灯によるコントロールアン
プ10A側での周波数特性変更量の表示はグライコモード
でのグライコ特性表示中にも同様になされる。
この実施例によれば、FL管表示器30Aの各帯域の各レ
ベルを赤,緑の2つのセグメント32A,32Bで構成し、緑
色のセグメント32Bはマイクロコンピュータ26の制御で
スペアナ表示またはグライコ特性表示に用いる一方、コ
ントロールアンプ10Aでのトーンコントロール操作に応
じてマイクロコンピュータ16Aから現在のトーンコント
ロールデータをスペアナ付グライコ20A側の変更量表示
制御回路40へ出力し、変更量表示制御回路40により、ト
ーンコントロール操作で周波数特性がフラットな特性か
ら変更されたときFL管表示器30Aの対応する帯域の赤色
のセグメント32Aを駆動し、トーンコントロールで変更
された変更量をスペアナ表示またはグライコ特性表示と
同時表示制御させるようにしたことにより、ユーザはFL
管表示器30Aを見るだけで容易に現在のトーンコントロ
ールの有無とトーンコントロールにより変更された帯域
及びその変更量を把握することができ、グライコ特性の
可変操作で総合周波数特性を希望特性化しようとする場
合、簡単かつ正確に行えるようになる。
なお、上記した第2の実施例ではバスコントロール
(トレブルコントロール)は第1帯域と第2帯域(第8
帯域と第9帯域)が常に同一ゲインでなされる場合につ
き説明したが、互いに独立したゲインでなされる場合に
も、帯域別にバスコントロールデータ(トレブルコント
ロールデータ)をスペアナ付グライコ側へ出力し、変更
量表示制御回路で帯域別に変更量の表示制御を行い、FL
管表示器の第1帯域と第2帯域(第8帯域と第9帯域)
に異なる変更量を表示するようにすればよい。
また、第1の実施例と第2の実施例では、コントロー
ルアンプが前段、スペアナ付グライコが後段に接続され
る構成としたが逆にしてもよく、またコントロールアン
プとスペアナ付グライコを別体としたが一体としてもよ
い。
更に、周波数特性変更手段はコントロールアンプの外
に、プリ・メインアンプやトーンコントロール機能,ラ
ウドネス機能などのグライコ以外の周波数特性変更機能
を持ったチューナ、テープデッキ、CDプレーヤなどであ
ってもよい。
また周波数特性表示手段としてFL管表示器を用いた
が、LCD表示器、LED表示器やモニタテレビなどの他のデ
ィスプレイデバイスであってもよい。
〔発明の効果〕
この発明のオーディオ装置によれば、スペクトラムア
ナライザで検出した周波数スペクトラムまたはグラフィ
ックイコライザで変更した分割帯域別周波数特性を周波
数特性表示手段が表示するとき、グラフィックイコライ
ザ以外の第2の周波数特性変更手段で周波数特性の変更
された帯域を他の帯域とは異なる表示モードで表示させ
るようにしたので、ユーザは周波数特性表示手段の表示
を見るだけで、周波数スペクトラム表示または分割帯域
別周波数特性表示(グラフィックイコライザ特性表示)
に加えて、例えばラウドネスコントロールやトーンコン
トロール等のグラフィックイコライザとは別の第2の周
波数特性変更手段で変更された周波数帯域を同時に知る
ことができ、グラフィックイコライザで周波数特性を変
更する際、或いは、第2の周波数特性変更手段で周波数
特性を変更する際、第2の周波数特性変更手段での周波
数特性の変更帯域を目視確認しながら周波数特性の変更
を行えるので、簡単にオーディオ装置全体の総合周波数
特性を希望特性に一致させることが可能となる。
また、この発明の他のオーディオ装置によれば、周波
数特性表示手段に表示される周波数スペクトラムまたは
分割帯域別周波数特性に重ねて、周波数特性表示手段の
内、グラフィックイコライザ以外の第2の周波数特性変
更手段で周波数特性の変更された帯域に変更量を表示さ
せるようにしたので、ユーザは周波数特性表示手段の表
示を見るだけで、周波数スペクトラムまたは分割帯域別
周波数特性(グラフィックイコライザ特性)に加えて、
ラウドネスコントロールやトーンコントロール等のグラ
フィックイコライザとは別の第2の周波数特性変更手段
で変更された周波数帯域及び変更量を同時に知ることが
でき、グラフィックイコライザで周波数特性を変更する
際、或いは、第2の周波数特性変更手段で周波数特性を
変更する際、第2の周波数特性変更手段での周波数特性
の変更帯域と変更量を目視確認しながら周波数特性の変
更を行えるので、簡単かつ正確にオーディオ装置全体の
総合周波数特性を希望特性に一致させることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例に係るオーディオ装置
のブロック図、第2図は第1図中のFL管表示器の具体的
な構成を示す構成図、第3図と第4図は第1図中のコン
トロールアンプのマイクロコンピュータの動作を示すフ
ローチャート、第5図乃至第7図は第1図中のスペクト
ラムアナライザ付グラフィックイコライザのマイクロコ
ンピュータの動作を示すフローチャート、第8図と第9
図は表示状態説明図、第10図はこの発明の第2の実施例
に係るオーディオ装置のブロック図、第11図は第10図中
のFL管表示器の具体的な構成を示す構成図、第12図は第
10図中のコントロールアンプのマイクロコンピュータの
動作を示すフローチャート、第13図と第14図は第10図中
のスペクトラムアナライザ付グラフィックイコライザの
変更量表示制御回路の動作を示すフローチャート、第15
図は表示状態説明図である。 主な符号の説明 10,10A:コントロールアンプ、 12:ラウドネスコントロール回路、 14,14A:トーンコントロール回路、 16,16A,26:マイクロコンピュータ、 18,28:キー操作部、 20,20A:スペクトラムアナライザ付グラフィックイコラ
イザ、 30,30A:FL管表示器、 40:変更量表示制御回路、 SW:表示モード切り換えスイッチ。
フロントページの続き (72)発明者 岡本 一元 東京都渋谷区渋谷2丁目17番5号 株式 会社ケンウッド内 (72)発明者 細矢 清司 東京都渋谷区渋谷2丁目17番5号 株式 会社ケンウッド内 (72)発明者 小橋 豊 東京都渋谷区渋谷2丁目17番5号 株式 会社ケンウッド内 (72)発明者 下平 斉 東京都渋谷区渋谷2丁目17番5号 株式 会社ケンウッド内 (72)発明者 本間 康幸 東京都渋谷区渋谷2丁目17番5号 株式 会社ケンウッド内 (72)発明者 小林 孝道 東京都渋谷区渋谷2丁目17番5号 株式 会社ケンウッド内 (72)発明者 高木 武雄 東京都渋谷区渋谷2丁目17番5号 株式 会社ケンウッド内 (72)発明者 下前 勝朗 東京都渋谷区渋谷2丁目17番5号 株式 会社ケンウッド内 (56)参考文献 特開 平1−64409(JP,A) 特開 昭61−111012(JP,A) 実開 昭62−93810(JP,U) 実開 昭62−8719(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーディオ信号の周波数スペクトラムを検
    出するスペクトラムアナライザと、オーディオ帯域を多
    数に分割した各帯域別に周波数特性の変更を行う第1の
    周波数特性変更手段としてのグラフィックイコライザ
    と、前記スペクトラムアナライザで検出した周波数スペ
    クトラムと前記グラフィックイコライザで変更された分
    割帯域別周波数特性を切り換え表示する周波数特性表示
    手段とを備えたオーディオ装置において、 前記グラフィックイコライザとは別に周波数特性の変更
    を行う第2の周波数特性変更手段と、 前記周波数特性表示手段で表示される周波数スペクトラ
    ムまたは分割帯域別周波数特性の内、前記第2の周波数
    特性変更手段で周波数特性の変更された帯域を他の帯域
    とは異なる表示モードで表示させる表示モード部分変更
    手段と、 を備えたことを特徴とするオーディオ装置。
  2. 【請求項2】前記周波数特性表示手段を、同時に複数の
    周波数特性を表示可能に構成し、 前記表示モード部分変更手段に代えて、前記周波数特性
    表示手段に表示される周波数スペクトラムまたは分割帯
    域別周波数特性に重ねて、前記周波数特性表示手段の
    内、前記第2の周波数特性変更手段で周波数特性の変更
    された帯域に、前記第2の周波数特性変更手段での周波
    数特性の変更量を表示させる変更量表示制御手段を備え
    たこと、 を特徴とする請求項1記載のオーディオ装置。
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