JP2003069114A - 光増幅器 - Google Patents

光増幅器

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JP2003069114A
JP2003069114A JP2001256832A JP2001256832A JP2003069114A JP 2003069114 A JP2003069114 A JP 2003069114A JP 2001256832 A JP2001256832 A JP 2001256832A JP 2001256832 A JP2001256832 A JP 2001256832A JP 2003069114 A JP2003069114 A JP 2003069114A
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linearly polarized
polarized light
optical
pumping
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JP2001256832A
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Takeshi Seki
武 瀬木
Kazuhiro Kitabayashi
和大 北林
Tetsuya Sakai
哲弥 酒井
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出力信号光に不要な偏光成分の光が含まれるこ
とを抑制することができる光増幅器を提供する。 【解決手段】偏光子3a、3bがEDF6の入力側と出
力側とに接続され、合波カプラ4を介して励起光源5が
接続されている。光伝送路1から送られる信号光のう
ち、スロー軸方向またはファスト軸方向のいずれか一方
の軸方向の直線偏光のみが第1の偏光子3aを透過する
ことができる。このようにして、直線偏波状態が保持さ
れた信号光は、EDF6で光増幅されて第2の偏光子3
bに出力される。第2の偏光子3bでは、第1の偏光子
3aを透過した偏光のみが透過するため、増幅された偏
波方向の偏光のみが第2の偏光子3bを透過し、光伝送
路1に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、希土類添加光ファ
イバを増幅媒体とした光増幅器に関し、特に、優れた直
線偏光状態を有する増幅光を出力することができる光増
幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを用いた光増幅器としては、
エルビウムをコアに添加した光ファイバ(以下「ED
F」と略記する)を増幅媒体とした光ファイバ増幅器が
広く用いられている。この光増幅器を光変調器などの偏
波依存性が大きい光部品と組み合わせて使用する場合に
は、光増幅器の入出力光の偏波状態が重要となる。この
ような光増幅器では、入出力光に直線偏光が用いられる
ので、信号光の偏波状態を保持するために偏波保持型の
光増幅器が用いられている。この偏波保持型の光増幅器
について、特開平7−142798号公報や特開平11
−112065号公報において報告されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような光
増幅器において、入力信号光の偏波状態が理想的な直線
偏光であれば問題ないが、この偏光方向に対して垂直な
方向の偏光成分が含まれている場合には、この不要な垂
直成分の光も増幅されてしまい、出力信号光に不要な偏
光成分の光が含まれることとなる。これは、直線偏光を
入射した時に、直線偏光からこれに垂直な成分に光が漏
れる割合(以下「クロストーク」と略記する)が増加す
ることを意味し、偏波保持型光増幅器の性能の劣化を引
き起こす。本発明は、このような問題点を解決するため
になされたもので、出力信号光に不要な偏光成分の光が
含まれることを抑制することができる光増幅器を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、希土類元素をコアに添加
した偏波保持型光ファイバを増幅媒体とし、この偏波保
持型光ファイバを励起するための励起光源を備えた光増
幅器において、偏波保持型光ファイバの入力側に、偏波
保持型光ファイバを伝搬する際の伝搬速度が遅い偏光成
分であるスロー軸方向成分と、このスロー軸に直交し伝
搬速度が速い偏光成分であるファスト軸方向成分のいず
れか一方の直線偏光のみを透過させる第1の直線偏光透
過部品が接続され、偏波保持型光ファイバの出力側に、
第1の直線偏光透過部品と略同一の光学特性を持ち、第
1の直線偏光透過部品を透過した直線偏光のみが透過で
きるように設定された第2の直線偏光透過部品が接続さ
れていることを特徴とする光増幅器である。このような
手段により、信号光の直線偏光状態を保持して光増幅を
行い、不要な偏光成分の光を増幅することを防止するこ
とができる。請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
増幅器において、偏波保持型光ファイバにエルビウムが
添加されていることを特徴とする。請求項3記載の発明
は、請求項1又は2記載の光増幅器において、増幅媒
体、励起光源、直線偏光透過部品等の光部品が偏波保持
型光ファイバによって接続されていることを特徴とす
る。
【0005】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3記載の光増幅器において、第1の直線偏光透過部品、
第2の直線偏光透過部品の少なくとも一方は、偏光子で
あることを特徴とする。請求項5記載の発明は、請求項
1、2、3又は4記載の光増幅器において、第1の直線
偏光透過部品、第2の直線偏光透過部品の少なくとも一
方は、一方の直線偏光のみを透過し、これに垂直な偏光
成分から成る直線偏光は透過させない偏波依存型光アイ
ソレータであることを特徴とする。請求項6記載の発明
は、請求項1、2、3、4又は5記載の光増幅器におい
て、 励起光源による励起方法は、励起光を信号光の進
行方向と同じ方向に入射して励起する前方向励起、励起
光を信号光の進行方向と逆の方向に入射して励起する後
方向励起、または励起光を信号光の進行方向に対して同
じ方向と逆の方向の双方向から入射して励起する双方向
励起のいずれかによるものであることを特徴とする。請
求項7記載の発明は、請求項1、2、3、4、5又は6
記載の光増幅器において、入力光又は出力光の一部をモ
ニタ光として分岐するための偏波保持型光分岐カプラ
を、第1の直線偏光透過部品の入力側又は第2の直線偏
光透過部品の出力側に、少なくとも1つ設けたことを特
徴とする。このような手段により、入出力光の偏波状態
をモニタしつつ光増幅を行い、光パワーを安定に保ちな
がら、直線偏光状態が維持された増幅光を出力すること
ができる。請求項8記載の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6又は7記載の光増幅器において、エルビウム
が添加されている偏波保持型光ファイバの長さが320
m以下であることを特徴とする。請求項9記載の発明
は、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の光
増幅器において、エルビウムが添加されている偏波保持
型光ファイバが、コアの外方のクラッド内に該コアに対
して対称的に配された応力付与部を有することを特徴と
する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、光増幅器の入力側と出力側とに、偏波保持型
光ファイバを伝搬する2つの偏波方向、すなわち、光の
伝搬速度が遅い軸(以下「スロー軸」と略記する)方向
と、このスロー軸に直交し、光の伝搬速度が速い軸(以
下「ファスト軸」と略記する)方向のいずれか一方の軸
方向の直線偏光のみを透過させるための直線偏光透過部
品を接続して、入力信号光の直線偏光に対して垂直な偏
光成分を除去し、この不要な偏光成分の光が増幅される
ことを防止するものである。ここで用いられる、直線偏
光透過部品として、偏光子、偏光依存型光アイソレータ
等を用いることができる。
【0007】まず、本発明の光増幅器の第1の例とし
て、直線偏光透過部品として偏光子を用いた光増幅器に
ついて説明する。図1に、この例の光増幅器の構成を示
す。図1中、符号1は光伝送路であり、この光伝送路1
は、第1の光アイソレータ2aの入力ポートに接続され
ている。この第1の光アイソレータ2aの出力ポートに
は第1の偏光子3aが接続され、この第1の偏光子3a
は合波カプラ4の一方の入力ポートに接続されている。
この合波カプラ4の他方の入力ポートには、レーザダイ
オードなどの励起光源5が接続され、合波カプラ4の出
力ポートは、増幅媒体であるEDF6の一端に接続され
ている。このEDF6の他端は第2の光アイソレータ2
bの入力ポートに接続され、第2の光アイソレータ2b
の出力ポートには第2の偏光子3bが接続されている。
この第2の偏光子3bは光伝送路1に接続されている。
この例においては、各光部品間の接続は融着接続によっ
て行われている。
【0008】この例の光増幅器においては、光伝送路1
から送られる信号光のうち、スロー軸方向またはファス
ト軸方向のいずれか一方の軸方向の直線偏光のみが第1
の偏光子3aを透過することができる。この偏光子3a
は、偏光プリズムや、偏光角での反射を利用したガラス
板等からなり、1つの偏光軸方向の直線偏光のみを透過
させる機能を有するものである。このようにして、直線
偏光状態が保持された信号光は、合波カプラ4において
励起光源5から送られる励起光と合波されてEDF6に
入力され、ここで光増幅されてEDF6の他端から第2
の偏光子3bに出力される。第2の偏光子3bでは、第
1の偏光子3aを透過した直線偏光のみが透過するた
め、増幅された偏波方向の偏光のみが第2の偏光子3b
を透過し、光伝送路1に出力される。この例の光ファイ
バ増幅器によると、偏光子を用いて信号光の直線偏光状
態を保持して光増幅を行うため、不要な偏光成分の光が
増幅されることを防止して、直線偏光状態が維持された
増幅光を出力することができる光増幅器を実現すること
ができる。
【0009】次に、本発明の光増幅器の第2の例とし
て、直線偏光透過部品として偏波依存型光アイソレータ
を用いた光増幅器について説明する。この偏波依存型光
アイソレータとは、ある偏光軸方向の直線偏光は透過す
るが、この偏光軸に対して垂直な方向の偏光成分からな
る直線偏光は透過しない特性を持つ光アイソレータをい
う。図2に、この例の光増幅器の構成を示す。図2中、
符号1は光伝送路であり、この光伝送路1は、第1の偏
波依存型光アイソレータ7aの入力ポートに接続されて
いる。この第1の光アイソレータ7aの出力ポートは、
合波カプラ4の一方の入力ポートに接続されている。こ
の合波カプラ4の他の入力ポートには、励起光源5が接
続され、合波カプラ4の出力ポートは、増幅媒体である
EDF6の一端に接続されている。このEDF6の他端
は第2の偏波依存型光アイソレータ7bの入力ポートに
接続され、第2の偏波依存型光アイソレータ7bの出力
ポートは光伝送路1に接続されている。この例において
も、各光部品間の接続は融着接続によって行われてい
る。
【0010】この例の光増幅器においても、光伝送路1
から送られる信号光のうち、スロー軸方向またはファス
ト軸方向のいずれか一方の軸方向の直線偏光のみが第1
の偏波依存型アイソレータ7aを透過することができ
る。このようにして、直線偏光状態が保持された信号光
は、合波カプラ4において励起光源5から送られる励起
光と合波されてEDF6に入力され、ここで光増幅され
てEDF6の他端から第2の偏波依存型アイソレータ7
bに出力される。第2の偏波依存型アイソレータ7bで
は、第1の偏波依存型アイソレータ7aを透過した直線
偏光のみが透過するため、増幅された偏波方向の偏光の
みが第2の偏波依存型アイソレータ7bを透過し、光伝
送路1に出力される。この例の光ファイバ増幅器による
と、偏波依存型光アイソレータを用いて信号光の直線偏
光状態を保持して光増幅を行うため、不要な偏光成分の
光が増幅されることを防止して、直線偏光状態が維持さ
れた増幅光を出力することができる光増幅器を実現する
ことができる。
【0011】次に、本発明の光増幅器の第3の例とし
て、分岐カプラを用いて入出力光のパワーをモニタして
光増幅を行う光増幅器について説明する。図3に、この
例の光増幅器の構成を示す。図3中、符号1は光伝送路
であり、この光伝送路1は、第1の偏波保持型光分岐カ
プラ8aの入力ポートに接続され、この第1の偏波保持
型光分岐カプラ8aの一方の出力ポートには第1の光検
出器9aが接続されている。第1の偏波保持型光分岐カ
プラ8aの他の出力ポートには第1の偏波依存型光アイ
ソレータ7aの入力ポートが接続され、この第1の光ア
イソレータ7aの出力ポートは、合波カプラ4の一方の
入力ポートに接続されている。この合波カプラ4の他の
入力ポートには、励起光源5が接続され、合波カプラ4
の出力ポートは、増幅媒体であるEDF6の一端に接続
されている。
【0012】このEDF6の他端は第2の偏波依存型光
アイソレータ7bの入力ポートに接続され、第2の偏波
依存型光アイソレータ7bの出力ポートは第2の偏波保
持型光分岐カプラ8bの入力ポートに接続されている。
この第2の偏波保持型光分岐カプラ8bの一方の出力ポ
ートには第2の光検出器9bが接続され、他の出力ポー
トは光伝送路1に接続されている。この例においても、
各光部品間の接続は融着接続によって行われている。こ
の例の光増幅器においては、偏波依存型光アイソレータ
7a、7bによって、直線偏光状態が保持されて増幅信
号光が出力されることは第2の例と同様であるが、偏波
保持型光分岐カプラ8a、8bを介して第1、第2の光
検出器9a、9bにより入出力光のパワーがモニタされ
る。この例においては、光分岐カプラが偏波保持型であ
るため、モニタされる入出力光の偏波も保持されてい
る。偏波保持型ではない光分岐カプラを用いた場合に
は、偏波に依存する損失が原因で、光検出器に入射され
るモニタ光のパワーが変化する、あるいは、光検出器の
感度が偏波によって異なるため、光パワーの安定したモ
ニタが不可能であるが、この例の光増幅器においては、
偏波保持型の光分岐カプラを介してモニタを行うことに
よって、偏波に依存する損失や検出器の感度の影響を除
去することができ、光パワーが安定なモニタが可能とな
る。この例の光ファイバ増幅器によると、偏波保持型光
分岐カプラを介して入出力光のパワーをモニタしつつ光
増幅を行うことにより、光パワーを安定に保ちながら、
直線偏光状態が維持された増幅光を出力することができ
る光増幅器を実現することができる。
【0013】エルビウムが添加されている偏波保持型光
ファイバの長さは320m以下であることが好ましい。
また、エルビウムが添加されている偏波保持型光ファイ
バは、コアの外方のクラッド内にコアに対して対称的に
配された応力付与部を有するファイバ(以下「PAND
Aファイバ」と略記する)であることが好ましい。PA
NDAファイバの実用的なクロストークは−25dB/
100m以下程度とされている。一方、偏波保持型の光
部品のクロストークは一般的に−20dB以下とされて
いる。−20dBのクロストークに相当するファイバ長
は約320mである。よって、PANDAファイバを1
つの光部品として扱う場合、320mより短くすること
が好ましい。また、偏波保持型光ファイバには、Bow-ti
eファイバや楕円コアファイバ等があるが、PANDA
ファイバが一般的に広く用いられている。PANDAフ
ァイバの融着接続の際には、偏光軸の調心を、ファイバ
を光学的に側面視する方法によって行うため、PAND
A型の希土類添加光ファイバを用いることで、各種光部
品のリードファイバであるPANDAファイバとの融着
接続を容易にかつ低損失で行うことができる。
【0014】上述した光増幅器の第1、第2、第3の例
において、各光部品を接続している光ファイバは偏波保
持型光ファイバであることが好ましい。光増幅媒体につ
いては、その一例として、EDFを用いる場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、光増幅機
能を有する他の希土類添加光ファイバを用いてもよい。
また、励起方法は、図1、2、3においては、励起光を
信号光の進行方向と同じ方向に入射して励起する前方向
励起について示しているが、これに限定されるものでは
なく、励起光を信号光の進行方向と逆の方向に入射して
励起する後方向励起であってもよく、または励起光を信
号光の進行方向に対して同じ方向と逆の方向の双方向か
ら入射して励起する双方向励起であってもよい。また、
アイソレータ、偏光子、合波カプラを個別の光部品とし
て組み込むことに限定されず、これらの光部品を一体化
した光複合モジュールとし、この光複合モジュールを組
み込むことも可能である。
【0015】
【実施例】以下に、具体例を示す。偏波依存型光アイソ
レータを用いて、図2に示した構成の光増幅器を作製し
た。励起光源には、波長が1480nmの励起光を発するレ
ーザダイオードを用いた。信号光の波長は1550nm、入
力パワーは−13dBm、出力パワーは+4.5dBmであ
る。偏波保持型光ファイバのスロー軸方向の入力信号光
のパワーPsは−13.5dBm、ファスト軸方向の入力信
号光のパワーPfは−23.0dBmである。
【0016】このようにして作製した光増幅器につい
て、偏波無依存型光アイソレータを用いた場合と比較し
て、出力信号光に含まれる不要な偏光成分の抑制効果に
ついて評価を行った。この評価において使用した光部品
の光学特性を表1に示す。
【表1】 偏波無依存型の光アイソレータを用いた場合、出力信号
光に含まれる不要な偏光成分のパワーは−24.7dBmで
あるのに対し、本発明の、偏波依存型光アイソレータを
用いた光増幅器においては、出力信号光に含まれる不要
な偏光成分のパワーは−36.8dBmであった。以上の結
果から、偏波依存型光アイソレータを用いた光増幅器に
よって、出力信号光に含まれる不要な偏光成分のパワー
が12.1dB以上抑制されていることが明らかとなり、偏
波依存型光アイソレータを用いることが、直線偏光状態
を保持した増幅光を得るために有効であることが確認さ
れた。このような結果は、偏光子を用いた場合について
も確認されている。なお、この具体例においては、励起
光の波長を1480nmとしているが、他の波長、例えば98
0nmの励起光を用いてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
偏光子または偏波依存型光アイソレータを用いて信号光
の直線偏光状態を保持して光増幅を行うため、不要な偏
光成分の光が増幅されることを防止して、直線偏光状態
が維持された増幅光を出力することができる光増幅器を
実現することができる。また、偏波保持型光分岐カプラ
を介して入出力光のパワーをモニタしつつ光増幅を行う
ことにより、光パワーを安定に保ちながら、直線偏光状
態が維持された増幅光を出力することができる光増幅器
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】直線偏光透過部品として偏光子を用いた光増幅
器の例を示す図である。
【図2】直線偏光透過部品として偏波依存型光アイソレ
ータを用いた光増幅器の例を示す図である。
【図3】分岐カプラを用いて入出力光をモニタして光増
幅を行う光増幅器の例を示す図である。
【符号の説明】
3…偏光子、4…合波カプラ、5…励起光源、6…ED
F、7…偏波依存型光アイソレータ、8…偏波保持型光
分岐カプラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 哲弥 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 5F072 AB09 AK06 KK30 MM07 PP07 YY17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希土類元素をコアに添加した偏波保持型
    光ファイバを増幅媒体とし、この偏波保持型光ファイバ
    を励起するための励起光源を備えた光増幅器において、 前記偏波保持型光ファイバの入力側に、前記偏波保持型
    光ファイバを伝搬する際の伝搬速度が遅い偏光成分であ
    るスロー軸方向成分と、このスロー軸に直交し伝搬速度
    が速い偏光成分であるファスト軸方向成分のいずれか一
    方の直線偏光のみを透過させる第1の直線偏光透過部品
    が接続され、 前記偏波保持型光ファイバの出力側に、前記第1の直線
    偏光透過部品と略同一の光学特性を持ち、前記第1の直
    線偏光透過部品を透過した直線偏光のみが透過できるよ
    うに設定された第2の直線偏光透過部品が接続されてい
    ることを特徴とする光増幅器。
  2. 【請求項2】 前記偏波保持型光ファイバにエルビウム
    が添加されていることを特徴とする請求項1記載の光増
    幅器。
  3. 【請求項3】 前記増幅媒体、前記励起光源、前記直線
    偏光透過部品等の光部品が偏波保持型光ファイバによっ
    て接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載
    の光増幅器。
  4. 【請求項4】 前記第1の直線偏光透過部品、前記第2
    の直線偏光透過部品の少なくとも一方は、偏光子である
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の光増幅器。
  5. 【請求項5】 前記第1の直線偏光透過部品、前記第2
    の直線偏光透過部品の少なくとも一方は、一方の直線偏
    光のみを透過し、これに垂直な偏光成分から成る直線偏
    光は透過させない偏波依存型光アイソレータであること
    を特徴とする請求項1、2、3又は4記載の光増幅器。
  6. 【請求項6】 前記励起光源による励起方法は、励起光
    を信号光の進行方向と同じ方向に入射して励起する前方
    向励起、励起光を信号光の進行方向と逆の方向に入射し
    て励起する後方向励起、または励起光を信号光の進行方
    向に対して同じ方向と逆の方向の双方向から入射して励
    起する双方向励起のいずれかによるものであることを特
    徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の光増幅器。
  7. 【請求項7】 入力光又は出力光の一部をモニタ光とし
    て分岐するための偏波保持型光分岐カプラを、前記第1
    の直線偏光透過部品の入力側又は前記第2の直線偏光透
    過部品の出力側に、少なくとも1つ設けたことを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5又は6記載の光増幅器。
  8. 【請求項8】 エルビウムが添加されている前記偏波保
    持型光ファイバの長さが320m以下であることを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の光増
    幅器。
  9. 【請求項9】 エルビウムが添加されている前記偏波保
    持型光ファイバが、コアの外方のクラッド内に該コアに
    対して対称的に配された応力付与部を有することを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の
    光増幅器。
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