JP2000208853A - 光ファイバ増幅装置用導波路装置及び光ファイバ増幅装置 - Google Patents

光ファイバ増幅装置用導波路装置及び光ファイバ増幅装置

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JP2000208853A
JP2000208853A JP11005214A JP521499A JP2000208853A JP 2000208853 A JP2000208853 A JP 2000208853A JP 11005214 A JP11005214 A JP 11005214A JP 521499 A JP521499 A JP 521499A JP 2000208853 A JP2000208853 A JP 2000208853A
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optical fiber
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fiber amplifier
light
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Shigeru Shikii
滋 式井
Akira Sasaki
亮 佐々木
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化及び組立工数の削減に寄与でき、光増
幅特性の劣化が少ない光ファイバ増幅装置用導波路装置
及び光ファイバ増幅装置を提供する。 【解決手段】 第1の本発明の光ファイバ増幅装置用導
波路装置は、(1)1又は複数の光入力ポートを有する
光入力ポート群と、(2)1又は複数の光出力ポートを
有する光出力ポート群と、(3)光入力ポート群のいず
れか1以上のポートに与えられた光を、光出力ポート群
のいずれか1以上のポートに導く導波路網と、(4)導
波路網の所定箇所に設けられた、光ファイバ増幅装置の
構成要素である1以上の光学部品とを一体化して有する
ことを特徴とする。また、第2の本発明の光ファイバ増
幅装置は、増幅用光ファイバと、第1の本発明の光ファ
イバ増幅装置用導波路装置とを有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ増幅装
置用導波路装置及び光ファイバ増幅装置に関し、例え
ば、光ファイバ通信に適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】文献1:石尾秀樹監修,オーム社,『光
増幅器とその応用』,「5章 エルビウム添加光ファイ
バ増幅器(EDFA)」,pp.110-111 従来の光ファイバ増幅装置の構成を図2に示す(上記文
献1にも示されている)。ここで、図2を参照しなが
ら、従来の光ファイバ増幅装置について簡単に説明す
る。
【0003】図2において、入力された信号光は、その
一部が光カプラ131によって分離されて光検波器(Ph
oto Detecter;以下、「PD」と略記する)132に与
えられる。一方、残りの信号光は、光アイソレータ13
3を介して波長分割多重合分波器( Wavelength Divisi
on Multiplexer;以下、「WDM」と略記する)134
に与えられる。
【0004】WDM134では、光アイソレータ133
から与えられた信号光と、励起光源としてのレーザダイ
オード( Laser Diode;以下、「LD」と略記する)1
35から与えられた前方励起光とが合波され、この合波
されたものが増幅用光ファイバ136に与えられる。ま
た、WDM138でも、LD138から与えられた後方
励起光が信号光と合波されて増幅用光ファイバ136に
与えられる。
【0005】増幅用光ファイバ136では、WDM13
4から信号光と前方励起光が、WDM137から後方励
起光が与えられ、信号光が増幅されることになる。増幅
された信号光は、WDM137によって励起光が取り除
かれ、光アイソレータ139を介して光りカプラ140
に与えられる。
【0006】光カプラ140に与えられた信号光は、そ
の大部分の信号光が出力端子に出力され、一方、残りの
信号光は、PD142に与えられる。また、出力端子か
ら入力される反射光は、その一部が光カプラ140によ
って分離されてPD141に与えられる。
【0007】上述のように、従来の光ファイバ増幅装置
には、光カプラ、WDM、光アイソレータ、PD及びL
Dが用いられているが、これら各部品の入出力部には、
光を導くために、光ファイバ(以下、この光ファイバを
「ピグテール」と称する)が一般的に使用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ファイバ増幅装置には、装置を構成する各部品の入出
力部にピグテールを使用し、このピグテールによって各
部品間を接続するため、各部品、各部品の接続部、各ピ
グテールファイバを収容する必要があり、装置のサイズ
が大きくなるという課題があった。また、各部品、各部
品の接続部、各ピグテールファイバの実装作業が必要と
なり、製造工数が多くかかるという課題があった。
【0009】一方、このようなピグテールを使用せず、
ある部品の出射面と他の部品の入射面とを直接接続し、
各部品の一部または全部を一体化した複合光部品を用い
ることもある。この複合光部品は、上述した課題に対し
ては好ましいものである。
【0010】しかしながら、この複合光部品は、光を導
くピグテールを使用しないので、1本の光コリメート
(平行ビーム)系に対して、複数の光部品を適切な位置
に固定しなければならない。そのため、微調整や高精度
部品が必要であり、したがって、製造工数が多くかか
り、価格が高くなるという課題があった。
【0011】文献2:T.Kitagawa,"Rare-Earth Doped P
lanar Waveguide Amplifiers",Proc. of Topical meeti
ng Optical Amplifiers and their Applications,MC1,p
p.136-139(1993) また、上記文献2に示されているように、光増幅用ファ
イバであるエルビウムドープファイバを導波路にて構成
することが検討されている。この構成は小型化に適して
いる。しかしながら、この構成では、エルビウムを濃く
するために、濃度消光と呼ばれる現象により、光増幅特
性が劣化するという課題がある。
【0012】そのため、小型化及び製造工数の削減に寄
与でき、光増幅特性が劣化しない光ファイバ増幅装置が
求められていた。また、このような光ファイバ増幅装置
に適用して好適な光ファイバ増幅装置用導波路装置が求
められていた。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の本発明の光ファイ
バ増幅装置用導波路装置は、(1)1又は複数の光入力
ポートを有する光入力ポート群と、(2)1又は複数の
光出力ポートを有する光出力ポート群と、(3)光入力
ポート群のいずれか1以上のポートに与えられた光を、
光出力ポート群のいずれか1以上のポートに導く導波路
網と、(4)導波路網の所定箇所に設けられた、光ファ
イバ増幅装置の構成要素である1以上の光学部品とを一
体化して有することを特徴とする。
【0014】第2の本発明の光ファイバ増幅装置は、
(1)増幅用光ファイバと、(2)第1の本発明の光フ
ァイバ増幅装置用導波路装置とを有することを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】(A) 第1の実施形態 以下、本発明による光ファイバ増幅装置用導波路装置及
び光ファイバ増幅装置を適用した第1の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳述する。
【0016】(A−1) 構成の説明 図3は、第1の実施形態の光ファイバ増幅装置の構成を
示したブロック図である。なお、図3において、図2に
示した従来構成と対応する構成部分は、同一の符号を付
して示している。
【0017】図3において、第1の実施形態の光ファイ
バ増幅装置は、光カプラ131及び140と、入力パワ
ーモニタ用PD132と、光アイソレータ133及び1
39と、WDM134及び137と、前方励起用LD1
35と、増幅用ファイバ136と、後方励起用LD13
8と、反射光モニタ用PD141と、出力モニタ用PD
142とを有している。
【0018】この第1の実施形態の光ファイバ増幅装置
は、各構成要素の接続関係においては、上述した従来の
光ファイバ増幅装置と同様である。
【0019】しかしながら、この第1の実施形態の光フ
ァイバ増幅装置では、光カプラ131及び140とWD
M134及び137とが光導波路化され、さらに、これ
ら光カプラ131及び140とWDM134及び137
とが1つの光導波路装置に一体化されて、構成されてい
る。なお、図3において、この光導波路装置に対応する
構成部分は、破線で囲んで示している。以下、この光導
波路装置について詳細に説明する。
【0020】図1は、第1の実施形態の光導波路装置の
詳細構成を示したイメージ図である。なお、図1におい
て、図3に示した構成ブロック図と対応する構成部分
は、同一の符号を付して示している。
【0021】図1において、この第1の実施形態の光導
波路装置は、入出力光を分岐するための光カブラ131
及び140と、信号光と励起光を合波するためのWDM
134及び137とを有している。また、この光導波路
装置は、16本の光ファイバにつながるポートP1〜P
16を有している。
【0022】ここで、各ポートには以下のものがつなが
る。
【0023】P1:ダミー光ファイバ P2:信号光入力 P3:前方励起用LD(Laser Diode) P4:第1の光アイソレータ出力 P5:増幅用光ファイバ出力(例えば、希土類金属を添
加した光ファイバ:エルビウムドープ光ファイバ[ED
F]、プラセオジムドープ光ファイバ[PDF]ネオジ
ウムドープ光ファイバ。誘導ラマン散乱や誘導ブリルア
ン散乱といった光ファイバの非線形現象を用いる場合
は、通常のシングルモード光ファイバをつなぐことがあ
る) P6:ダミー光ファイバ P7:第2の光アイソレータ出力 P8:反射光モニタ用PD(Photo Detector) P9:出力パワーモニタ用PD P10:信号光出力 P11:後方励起用LD P12:第2の光アイソレータ入力 P13:増幅用光ファイバ入力 P14:ダミー光ファイバ P15:第1の光アイソレータ入力 P16:入力パワーモニタ用PD なお、この第1の実施形態では、図1に示した光導波路
装置の左側面に有するポートP1〜P8が全て入力ポー
ト、右側面に有するポートP9〜P16が全て出力ポー
トで構成されている。
【0024】さらに、図4は、図1に示した光導波路装
置に、図3に示した他の構成要素を接続した場合の接続
イメージを示したものである。
【0025】なお、光導波路としては、メモリ等のLS
Iと同様にシリコン(Si)基板を用いるタイプ、石英
(SiO2)基板を用いイオン交換により導波路を形成する
タイプ等でも良い。
【0026】また、構成としては、ここに示した部品の
中で、一部が無いものであっても良い。例えば、励起光
源としては、前方励起のみの構成でも良い。この場合、
後方励起用のWDM137は不要になる。逆に、後方励
起のみでも良い。また、モニタについてもいずれかのモ
ニタが無い構成でも良い。
【0027】さらに、図1に示した光導波路装置の構成
では、ダミーファイバのポートが3カ所あるが、ダミー
ファイバを削除した構成でも良い。(図示は省略する) (A−2) 動作の説明 上述したように、第1の実施形態の光導波路装置は、2
個の光カプラ131及び140と2個のWDM134及
び137とを有している。そこで次に、第1の実施形態
の光導波路装置、および、第1の実施形態の光導波路装
置を用いた光ファイバ増幅装置の動作について、図1及
び図3を参照しながら説明する。
【0028】ポートP2から入力した信号光は、その一
部が光カプラ131により分離されてポートP16に出
力される。一方、残りの大部分の信号光はポートP15
側に出力される。ポートP16より出力された入力信号
光の一部は、ポートP16に接続された入力パワーモニ
タ用PD132に与えられる。
【0029】光カプラ131によりポートP15側に出
力された信号光は、ポートP3から入力される前方励起
用LD135からの励起光とWDM134により合波さ
れる。この合波された信号光と励起光はポートP15に
出力される。
【0030】ポートP15より出力された信号光と励起
光は、光アイソレータ133を通り、導波路装置のポー
トP4に入力される。なお、反射光が増幅用光ファイバ
に入力すると、反射光の増幅のために励起光が使用され
たり、また、増幅した反射光が雑音になる。このよう
に、反射光が増幅用光ファイバに入力することを防ぐた
めに、一般に、光アイソレータを用いている。光アイソ
レータ139も同様の理由により用いている。
【0031】ポートP4より入力された信号光と励起光
は、そのまま、ポートP13に出力され、増幅用ファイ
バ136に与えられる。一方、後方励起用LD138か
ら出力された励起光は、ポートP11に入力され、WD
M137により信号光と合波され、増幅用光ファイバ1
36にポートP5より与えられる。
【0032】増幅用光ファイバ136では、ポートP1
3から信号光と前方励起光が、また、ポートP5から後
方励起光が与えられ、信号光が増幅されることになる。
増幅された信号光は、導波路装置のポートP5に入力さ
れ、WDM137により励起光と分離され、信号光のみ
がポートP12に出力される。
【0033】ポートP12より出力された信号光は光ア
イソレータ139を通り、ポートP7に入力される。ポ
ートP7に入力した信号光は、光カプラ140により一
部の光が取り出されてポートP9に出力される。ポート
P9より出力された光は、ポートP9に接続された出力
パワーモニタ用PD142に与えられる。
【0034】ポートP7に入力された信号光の大部分
は、ポートP10より増幅された信号光として出力され
る。すなわち、ポートP10が光ファイバ増幅装置の出
力となる。
【0035】ポートP10、または、ポートP10に接
続した光コネクタ、光部品、若しくは、機器等からの反
射光は、ポートP10より入力される。ポートP10よ
り入力した反射光は、光カプラ140により一部の光が
分離され、ポートP8に出力される。ポートP8には反
射光モニタ用PD141が接続されている。
【0036】ここで、反射光モニタ用PD141は、ポ
ートP10の出力光コネクタが外れたことを検出し、出
力光コネクタ外れを検出したら、直ちに、励起光源の出
力パワーを低下させる制御をするために用いるものであ
る。このような機能は、増幅された信号光は高出力光で
あるため、特に、人の目に損傷を与えることから防ぐた
めのものである。
【0037】なお、図4では、具体的な光ファイバ増幅
装置の構成図を示したが、ここでは、光導波路やLD、
PD、光アイソレータ等の外付け光部品の接続に多芯融
着(8芯)を用いた例を示した。多心融着を用いれば、
光導波路の両側をそれぞれ一カ所ずつ融着すれば光増幅
器が完成する。また、当然ながら、単芯融着により、そ
れぞれの光部品を一カ所ずつ融着しても光増幅器を作成
することができる。
【0038】(A−3) 効果の説明 以上のように、この第1の実施形態によれば、光カプラ
及びWDMを光導波路化し、これら光カプラ及びWDM
を一体化した光導波路装置を設けたので、部品数が削減
され、小型化及び組立工数の削減に寄与できる。また、
導波路により形成しているので、各構成要素の位置を精
密に固定する必要がなく、組立工数の削減に寄与でき
る。さらに、入出力部(ポート)が位置固定されている
ので、多心融着することができ、組立工数の削減に寄与
できる。
【0039】また、この第1の実施形態によれば、増幅
用光ファイバを導波路にしていないので、濃度消光とい
った光増幅特性の劣化がない。
【0040】(B) 第2の実施形態 以下、本発明による光ファイバ増幅装置用導波路装置及
び光ファイバ増幅装置を適用した第2の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳述する。
【0041】(B−1) 構成の説明 図5は、第2の実施形態の光ファイバ増幅装置の構成を
示したブロック図である。なお、図5において、図3に
示した第1の実施形態の構成と対応する構成部分は、同
一の符号を付して示している。
【0042】図5において、第2の実施形態の光ファイ
バ増幅装置は、光カプラ131及び140と、入力パワ
ーモニタ用PD132と、光アイソレータ133及び1
39と、WDM134及び137と、前方励起用LD1
35と、増幅用ファイバ136と、後方励起用LD13
8と、反射光モニタ用PD141と、出力モニタ用PD
142とを有している。
【0043】この第2の実施形態の光ファイバ増幅装置
も、上述した第1の実施形態と同様な構成要素を有する
ものであり、また、光カプラ131及び140とWDM
134及び137とが光導波路化され、これら光カプラ
とWDMとが1つの光導波路装置に一体化されて、構成
されたものである。なお、図5において、この光導波路
装置に対応する構成部分は、破線で囲んで示している。
【0044】しかしながら、この第2の実施形態の光フ
ァイバ増幅装置は、第1の実施形態と比較して、光アイ
ソレータ133とWDM134との接続位置が逆になっ
ている。そのため、第1の実施形態の光導波路装置と
は、各構成要素の接続関係が若干異なっている。
【0045】図6は、第2の実施形態の光導波路装置の
詳細構成を示したイメージ図である。なお、図6におい
て、図5に示した構成ブロック図に対応する構成部分
は、同一の符号を付して示している。
【0046】図6において、第2の実施形態の光導波路
装置は、光カブラ131及び140と、WDM134及
び137とを有している。また、この光導波路装置は、
14本の光ファイバにつながるポートP1〜P14を有
している。
【0047】ここで、各ポートには以下のものがつなが
る。
【0048】P1:ダミー光ファイバ P2:信号光入力 P3:第1の光アイソレータ出力 P4:前方励起用LD P5:増幅用光ファイバ出力 P6:第2の光アイソレータ出力 P7:反射光モニタ用PD P8:出力パワーモニタ用PD P9:信号光出力 P10:第2の光アイソレータ入力 P11:後方励起用LD P12:増幅用光ファイバ入力 P13:第1の光アイソレータ入力 P14:入力パワーモニタ用PD なお、この第2の実施形態では、図6に示した光導波路
装置の左側面に有するポートP1〜P7が全て入力ポー
ト、右側面に有するポートP8〜P14が全て出力ポー
トで構成されている。
【0049】(B−2) 動作の説明 上述したように、第2の実施形態の光導波路装置は、第
1の実施形態と比較して、光アイソレータ133とWD
M134との接続位置が逆になっている。しかしなが
ら、基本的な動作については、第1の実施形態と同様で
ある。
【0050】したがって、次に、第2の実施形態の光導
波路装置、および、第2の実施形態の光導波路装置を用
いた光ファイバ増幅装置の動作について、第1の実施形
態と異なる点のみを、図5及び図6を参照しながら簡単
に説明する。
【0051】ポートP2から入力した信号光は、その一
部が光カプラ131により分離されてポートP14に出
力される。一方、残りの大部分の信号光はポートP13
に出力され、光アイソレータ133に与えられる。ポー
トP14より出力された入力信号光の一部は、ポートP
14に接続された入力パワーモニタ用PD132に与え
られる。
【0052】光アイソレータ133の出力はポートP3
に接続される。ポートP3より入力した光アイソレータ
133からの信号光は、ポートP4から入力される前方
励起光とWDM134により合波される。この合波され
た信号光と励起光はポートP12に出力されることにな
る。
【0053】以降の動作については、第1の実施形態と
同様であり、説明を省略する(但し、ポート番号は異な
っている) (B−3) 効果の説明 以上のように、第2の実施形態によれば、光アイソレー
タとWDMの接続関係が逆になっているが、効果として
は第1の実施形態と同様である。
【0054】なお、第1及び第2の実施形態の光ファイ
バ増幅装置は、双方とも、問題なく光増幅できる構成で
あり、ともによく用いられるものである。それぞれの特
徴を以下に示す。
【0055】第1の実施形態:前方励起光も光アイソレ
ータ133を通るため、前方励起用LD135に光アイ
ソレータが不要であるという利点がある。しかし、前方
励起光が光アイソレータ133の損失を受けるため、増
幅用光ファイバ136に入力される励起光が少なくなる
という欠点がある。
【0056】第2の実施形態:上記第1の実施形態の場
合と逆である。前方励起用LD135に光アイソレータ
133が必要であるが、増幅用光ファイバ136に入力
される励起光は、光アイソレータ133の損失を受けな
いため、第1の実施形態の場合よりも強いパワーの励起
光が入力される。
【0057】(C) 第3の実施形態 以下、本発明による光ファイバ増幅装置用導波路装置及
び光ファイバ増幅装置を適用した第3の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳述する。
【0058】図7は、第3の実施形態の光ファイバ増幅
装置の構成を示したブロック図である。なお、図7にお
いて、図3に示した第1の実施形態の構成と対応する構
成部分は、同一の符号を付して示している。
【0059】図7において、第3の実施形態の光ファイ
バ増幅装置は、光カプラ131及び140と、入力パワ
ーモニタ用PD132と、光アイソレータ133及び1
39と、WDM134及び137と、前方励起用LD1
35と、増幅用ファイバ136と、後方励起用LD13
8と、反射光モニタ用PD141と、出力モニタ用PD
142とを有している。
【0060】この第3の実施形態の光ファイバ増幅装置
も、上述した第1の実施形態と同様な構成要素を有する
ものであり、また、光カプラ131及び140とWDM
134及び137とが光導波路化され、これら光カプラ
とWDMとが1つの光導波路装置に一体化されて、構成
されたものである。
【0061】しかしながら、この第3の実施形態の光フ
ァイバ増幅装置は、構成部品がさらに光導波路化され、
すなわち、第1の実施形態において外付けであった光ア
イソレータ133及び139と受光素子PD132、1
41及び142がさらに導波路化され、これら光アイソ
レータと受光素子PDも光導波路装置に一体化されて、
構成されたものである。また、図7において、この光導
波路装置に対応する構成部分は、破線で囲んで示してい
る。以下、この光導波路装置について説明する。
【0062】図8は、第3の実施形態の光導波路装置の
詳細構成を示したイメージ図である。なお、図8におい
て、図7に示した構成ブロック図に対応する構成部分
は、同一の符号を付して示している。
【0063】図8において、第3の実施形態の光導波路
装置は、光カブラ131及び140と、WDM134及
び137と、入力パワーモニタ用PD132と、光アイ
ソレータ133及び139と、反射光モニタ用PD14
1と、出力モニタ用PD142とを有している。また、
この光導波路装置は、6本の光ファイバにつながるポー
トP1〜P6を有している。
【0064】ここで、各ポートには以下のものがつなが
る。
【0065】P1:信号光入力 P2:前方励起用LD P3:増幅用光ファイバ出力 P4:信号光出力 P5:後方励起用LD P6:増幅用光ファイバ入力 なお、この第3の実施形態では、図8に示した光導波路
装置の左側面に有するポートP1〜P3が全て入力ポー
ト、右側面に有するポートP4〜P6が全て出力ポート
で構成されている。
【0066】上述したように、第3の実施形態の光導波
路装置は、第1の実施形態と比べて、光アイソレータ及
び受光素子PDがさらに導波路化され、これら光アイソ
レータと受光素子PDも光導波路装置に一体化されたも
のである。しかしながら、基本的な動作については、第
1の実施形態と同様である。
【0067】したがって、第3の実施形態の光導波路装
置、および、第3の実施形態の光導波路装置を用いた光
ファイバ増幅装置の動作については、説明を省略する。
【0068】以上のように、この第3の実施形態によれ
ば、第1の実施形態と同様な効果が得られる。
【0069】また、この第3の実施形態によれば、光ア
イソレータと受光素子PDも光導波路装置に一体化し、
外付け部品を削減できるので、第1の実施形態よりも、
さらに、小型化及び組立工数の削減に寄与できる。
【0070】(D) 第4の実施形態 以下、本発明による光ファイバ増幅装置用導波路装置及
び光ファイバ増幅装置を適用した第4の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳述する。
【0071】図9は、第4の実施形態の光ファイバ増幅
装置の構成を示したブロック図である。なお、図9にお
いて、図5に示した第2の実施形態の構成と対応する構
成部分は、同一の符号を付して示している。
【0072】図9において、第4の実施形態の光ファイ
バ増幅装置は、光カプラ131及び140と、入力パワ
ーモニタ用PD132と、光アイソレータ133及び1
39と、WDM134及び137と、前方励起用LD1
35と、増幅用ファイバ136と、後方励起用LD13
8と、反射光モニタ用PD141と、出力モニタ用PD
142とを有している。
【0073】この第4の実施形態の光ファイバ増幅装置
も、上述した第2の実施形態と同様な構成要素を有する
ものであり、また、光カプラ131及び140とWDM
134及び137とが光導波路化され、これら光カプラ
とWDMとが1つの光導波路装置に一体化されて、構成
されたものである。
【0074】しかしながら、この第4の実施形態の光フ
ァイバ増幅装置は、構成部品がさらに光導波路化され、
すなわち、第2の実施形態において外付けであった光ア
イソレータ133及び139と受光素子PD132、1
41及び142がさらに導波路化され、これら光アイソ
レータと受光素子PDも光導波路装置に一体化されて、
構成されたものである。また、図9において、この光導
波路装置に対応する構成部分は、破線で囲んで示してい
る。以下、この光導波路装置について説明する。
【0075】図10は、第4の実施形態の光導波路装置
の詳細構成を示したイメージ図である。なお、図10に
おいて、図9に示した構成ブロック図に対応する構成部
分は、同一の符号を付して示している。
【0076】図10において、第4の実施形態の光導波
路装置は、光カブラ131及び140と、WDM134
及び137と、入力パワーモニタ用PD132と、光ア
イソレータ133及び139と、反射光モニタ用PD1
41と、出力モニタ用PD142とを有している。ま
た、この光導波路装置は、6本の光ファイバにつながる
ポートP1〜P6を有している。
【0077】ここで、各ポートには以下のものがつなが
る。
【0078】P1:信号光入力 P2:前方励起用LD P3:増幅用光ファイバ出力 P4:信号光出力 P5:後方励起用LD P6:増幅用光ファイバ入力 なお、この第4の実施形態では、図10に示した光導波
路装置の左側面に有するポートP1〜P3が全て入力ポ
ート、右側面に有するポートP4〜P6が全て出力ポー
トで構成されている。
【0079】上述したように、第4の実施形態の光導波
路装置は、第2の実施形態と比べて、光アイソレータ及
び受光素子PDがさらに導波路化され、これら光アイソ
レータと受光素子PDも光導波路装置に一体化されたも
のである。しかしながら、基本的な動作については、第
2の実施形態と同様である。
【0080】したがって、第4の実施形態の光導波路装
置、および、第4の実施形態の光導波路装置を用いた光
ファイバ増幅装置の動作については、説明を省略する。
【0081】以上のように、この第4の実施形態によれ
ば、第2の実施形態と同様な効果が得られる。
【0082】また、この第4の実施形態によれば、光ア
イソレータと受光素子PDも光導波路装置に一体化し、
外付け部品を削減できるので、第2の実施形態よりも、
さらに、小型化及び組立工数の削減に寄与できる。
【0083】(E) 第5の実施形態 以下、本発明による光ファイバ増幅装置用導波路装置及
び光ファイバ増幅装置を適用した第5の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳述する。
【0084】図11は、第5の実施形態の光ファイバ増
幅装置の構成を示したブロック図である。なお、図11
において、図7に示した第3の実施形態の構成と対応す
る構成部分は、同一の符号を付して示している。
【0085】図11において、第5の実施形態の光ファ
イバ増幅装置は、光カプラ131及び140と、入力パ
ワーモニタ用PD132と、光アイソレータ133及び
139と、WDM134及び137と、前方励起用LD
135と、増幅用ファイバ136と、後方励起用LD1
38と、反射光モニタ用PD141と、出力モニタ用P
D142とを有している。
【0086】この第5の実施形態の光ファイバ増幅装置
も、上述した第3の実施形態と同様な構成要素を有する
ものであり、また、光カプラ131及び140とWDM
134及び137と光アイソレータ133及び139と
受光素子PD132、141及び142とが光導波路化
され、これら光カプラとWDMと光アイソレータと受光
素子PDとが1つの光導波路装置に一体化されて、構成
されたものである。
【0087】しかしながら、この第5の実施形態の光フ
ァイバ増幅装置は、構成部品がさらに光導波路化され、
すなわち、第3の実施形態において外付けであった励起
用LD135及び138がさらに導波路化され、この励
起用LDも光導波路装置に一体化されて、構成されたも
のである。また、図11において、この光導波路装置に
対応する構成部分は、破線で囲んで示している。以下、
この光導波路装置について説明する。
【0088】図12は、第5の実施形態の光導波路装置
の詳細構成を示したイメージ図である。なお、図12に
おいて、図11に示した構成ブロック図に対応する構成
部分は、同一の符号を付して示している。
【0089】図12において、第5の実施形態の光導波
路装置は、光カブラ131及び140と、WDM134
及び137と、入力パワーモニタ用PD132と、光ア
イソレータ133及び139と、反射光モニタ用PD1
41と、出力モニタ用PD142と、前方励起用LD1
35と、後方励起用LD138とを有している。また、
この光導波路装置は、4本の光ファイバにつながるポー
トP1〜P4を有している。
【0090】ここで、各ポートには以下のものがつなが
る。
【0091】P1:信号光入力 P2:増幅用光ファイバ出力 P3:信号光出力 P4:増幅用光ファイバ入力 なお、この第5の実施形態では、図12に示した光導波
路装置の左側面に有するポートP1及びP2が全て入力
ポート、右側面に有するポートP3及びP4が全て出力
ポートで構成されている。
【0092】上述したように、第5の実施形態の光導波
路装置は、第3の実施形態と比べて、励起用LDがさら
に導波路化され、この励起用LDも光導波路装置に一体
化されたものである。しかしながら、基本的な動作につ
いては、第3の実施形態と同様である。
【0093】したがって、第5の実施形態の光導波路装
置、および、第5の実施形態の光導波路装置を用いた光
ファイバ増幅装置の動作については、説明を省略する。
【0094】以上のように、この第5の実施形態によれ
ば、第3の実施形態と同様な効果が得られる。
【0095】また、この第5の実施形態によれば、励起
用LDも光導波路装置に一体化し、外付け部品を削減で
きるので、第3の実施形態よりも、さらに、小型化及び
組立工数の削減に寄与できる。
【0096】(F) 第6の実施形態 以下、本発明による光ファイバ増幅装置用導波路装置及
び光ファイバ増幅装置を適用した第6の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳述する。
【0097】図13は、第6の実施形態の光ファイバ増
幅装置の構成を示したブロック図である。なお、図13
において、図9に示した第4の実施形態の構成と対応す
る構成部分は、同一の符号を付して示している。
【0098】図13において、第6の実施形態の光ファ
イバ増幅装置は、光カプラ131及び140と、入力パ
ワーモニタ用PD132と、光アイソレータ133及び
139と、WDM134及び137と、前方励起用LD
135と、増幅用ファイバ136と、後方励起用LD1
38と、反射光モニタ用PD141と、出力モニタ用P
D142とを有している。
【0099】この第6の実施形態の光ファイバ増幅装置
も、上述した第4の実施形態と同様な構成要素を有する
ものであり、また、光カプラ131及び140とWDM
134及び137と光アイソレータ133及び139と
受光素子PD132、141及び142とが光導波路化
され、これら光カプラとWDMと光アイソレータと受光
素子PDとが1つの光導波路装置に一体化されて、構成
されたものである。
【0100】しかしながら、この第6の実施形態の光フ
ァイバ増幅装置は、構成部品がさらに光導波路化され、
すなわち、第4の実施形態において外付けであった励起
用LD135及び138がさらに導波路化され、この励
起用LDも光導波路装置に一体化されて、構成されたも
のである。また、図13において、この光導波路装置に
対応する構成部分は、破線で囲んで示している。以下、
この光導波路装置について説明する。
【0101】図14は、第6の実施形態の光導波路装置
の詳細構成を示したイメージ図である。なお、図14に
おいて、図13に示した構成ブロック図に対応する構成
部分は、同一の符号を付して示している。
【0102】図14において、第6の実施形態の光導波
路装置は、光カブラ131及び140と、WDM134
及び137と、入力パワーモニタ用PD132と、光ア
イソレータ133及び139と、反射光モニタ用PD1
41と、出力モニタ用PD142と、前方励起用LD1
35と、後方励起用LD138とを有している。また、
この光導波路装置は、4本の光ファイバにつながるポー
トP1〜P4を有している。
【0103】ここで、各ポートには以下のものがつなが
る。
【0104】P1:信号光入力 P2:増幅用光ファイバ出力 P3:信号光出力 P4:増幅用光ファイバ入力 なお、この第6の実施形態では、図14に示した光導波
路装置の左側面に有するポートP1及びP2が全て入力
ポート、右側面に有するポートP3及びP4が全て出力
ポートで構成されている。
【0105】上述したように、第6の実施形態の光導波
路装置は、第4の実施形態と比べて、励起用LDがさら
に導波路化され、この励起用LDも光導波路装置に一体
化されたものである。しかしながら、基本的な動作につ
いては、第4の実施形態と同様である。
【0106】したがって、第6の実施形態の光導波路装
置、および、第6の実施形態の光導波路装置を用いた光
ファイバ増幅装置の動作については、説明を省略する。
【0107】以上のように、この第6の実施形態によれ
ば、第4の実施形態と同様な効果が得られる。
【0108】また、この第6の実施形態によれば、励起
用LDも光導波路装置に一体化し、外付け部品を削減で
きるので、第4の実施形態よりも、さらに、小型化及び
組立工数の削減に寄与できる。
【0109】(G) 第7の実施形態 以下、本発明による光ファイバ増幅装置用導波路装置及
び光ファイバ増幅装置を適用した第7の実施形態につい
て、図面を参照しながら簡単に説明する。
【0110】図15は、第7の実施形態の光ファイバ増
幅装置の構成を示したブロック図である。また、図16
は、第7の実施形態の光導波路装置の詳細構成を示した
イメージ図である。なお、図15及び合う16におい
て、図3及び図1に示した第1の実施形態の構成と対応
する構成部分は、同一の符号を付して示している。
【0111】しかしながら、WDMとして、第1の実施
形態では、導波路により構成される方向性結合を用いた
ものであるが、第7の実施形態では、誘電体多層膜によ
る光フィルタを用いたものである。
【0112】第7の実施形態の光導波路装置は、上述し
た第1の実施形態のWDMに、誘電体多層膜の光フィル
タを用いたものを適用している。なお、第1の実施形態
では、WDMに方向性結合を用いたものを適用してい
る。しかしながら、基本的な構成及び動作については、
第1の実施形態と同様である。
【0113】したがって、第7の実施形態の光導波路装
置、及び、第7の実施形態の光導波路装置を用いた光フ
ァイバ増幅装置の構成及び動作については、説明を省略
する。
【0114】以上のように、第7の実施形態によれば、
第1の実施形態と同様な効果が得られる。
【0115】また、第7の実施形態によれば、誘電体多
層膜によるWDMを用いているので、方向性結合による
WDMを用いた第1の実施形態よりも、漏話光が少なく
(クロストークが大きい)、また、信号光波長帯域、お
よび、励起光波長帯域も広いという利点がある。
【0116】(H)他の実施形態 なお、第1の実施形態のWDMを、方向性結合によるも
のから誘電体多層膜によるものに変更した実施形態とし
て、第7の実施形態を示したが、第2〜第6の実施形態
についても、同様に、方向性結合によるものから誘電体
多層膜によるものに変更した実施形態があっても良い。
これらの実施形態の構成(上述したWDMについては除
く)、動作及び効果については、対応する各実施形態と
同様であり、さらに、効果については、上記第7に実施
形態の効果で説明したWDMの利点が追加される。した
がって、各実施形態の説明は省略するが、その構成図は
図17〜図22に示す(各図の対応については図面の説
明を参照)。
【0117】また、上記各実施形態に示した本発明は、
光ファイバ通信に適用できることは勿論であるが、信号
光増幅が必要な他のシステムにも同様に適用できる。
【0118】さらに、上記各実施形態では、増幅用光フ
ァイバとして、希土類金属を添加したものを示したが、
同様な増幅作用があれば、他のものであっても良い。
【0119】さらにまた、上記各実施形態では、WDM
として、方向性結合を用いたもの又は誘電体多層膜フィ
ルタを用いたものを示したが、同様な作用があれば、他
のものであっても良い。
【0120】また、上記各実施形態では、光導波路装置
の左側面に入力ポートを、右側面に出力ポートを有する
構成を示したが、同一面に、入力ポートの一部又は全部
と出力ポートの一部又は全部とが存在するようにしても
良い。例えば、図23は、図22に示した光導波路装置
の左側面の入力ポートの全部を右側面に構成したものを
示している。図23に示した光導波路装置を用いれば、
さらに、一カ所の多芯融着で接続することができ、さら
に、組立工数の削減に寄与できる。
【0121】
【発明の効果】以上のように、本発明の光ファイバ増幅
装置によれば、(1)1又は複数の光入力ポートを有す
る光入力ポート群と、(2)1又は複数の光出力ポート
を有する光出力ポート群と、(3)光入力ポート群のい
ずれか1以上のポートに与えられた光を、光出力ポート
群のいずれか1以上のポートに導く導波路網と、(4)
導波路網の所定箇所に設けられた、光ファイバ増幅装置
の構成要素である1以上の光学部品とを一体化して有す
る光ファイバ増幅装置用導波路装置を設けたので、部品
数が削減され、小型化及び組立工数の削減に寄与でき
る。また、導波路により形成しているので、各構成要素
の位置を精密に固定する必要がなく、組立工数の削減に
寄与できる。さらに、入出力ポートが位置固定されてい
るので、多心融着することができ、組立工数の削減に寄
与できる。
【0122】また、本発明の光ファイバ増幅装置によれ
ば、増幅用光ファイバを導波路にしていないので、濃度
消光といった光増幅特性の劣化がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の光導波路装置の詳細構成を示
すイメージ図である。
【図2】従来の光ファイバ増幅装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】第1の実施形態の光ファイバ増幅装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】第1の実施形態の光ファイバ増幅装置の接続イ
メージ図である。
【図5】第2の実施形態の光ファイバ増幅装置の構成を
示すブロック図である。
【図6】第2の実施形態の光導波路装置の詳細構成を示
すイメージ図である。
【図7】第3の実施形態の光ファイバ増幅装置の構成を
示すブロック図である。
【図8】第3の実施形態の光導波路装置の詳細構成を示
すイメージ図である。
【図9】第4の実施形態の光ファイバ増幅装置の構成を
示すブロック図である。
【図10】第4の実施形態の光導波路装置の詳細構成を
示すイメージ図である。
【図11】第5の実施形態の光ファイバ増幅装置の構成
を示すブロック図である。
【図12】第5の実施形態の光導波路装置の詳細構成を
示すイメージ図である。
【図13】第6の実施形態の光ファイバ増幅装置の構成
を示すブロック図である。
【図14】第6の実施形態の光導波路装置の詳細構成を
示すイメージ図である。
【図15】第7の実施形態の光ファイバ増幅装置の構成
を示すブロック図である。
【図16】第7の実施形態の光導波路装置の詳細構成を
示すイメージ図である。
【図17】第2の実施形態において、誘電体多層膜によ
るWDMを用いた光ファイバ増幅装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図18】第2の実施形態において、誘電体多層膜によ
るWDMを用いた光導波路装置の詳細構成を示すイメー
ジ図である。
【図19】第3の実施形態において、誘電体多層膜によ
るWDMを用いた光導波路装置の詳細構成を示すイメー
ジ図である。
【図20】第4の実施形態において、誘電体多層膜によ
るWDMを用いた光導波路装置の詳細構成を示すイメー
ジ図である。
【図21】第5の実施形態において、誘電体多層膜によ
るWDMを用いた光導波路装置の詳細構成を示すイメー
ジ図である。
【図22】第6の実施形態において、誘電体多層膜によ
るWDMを用いた光導波路装置の詳細構成を示すイメー
ジ図である。
【図23】図22に示した光導波路装置の右側面の入力
ポートの全部を左側面に構成した場合のイメージ図であ
る。
【符号の説明】
131、140…光カプラ、134、137…WDM、
P1〜P16…ポート。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1又は複数の光入力ポートを有する光入
    力ポート群と、 1又は複数の光出力ポートを有する光出力ポート群と、 上記光入力ポート群のいずれか1以上のポートに与えら
    れた光を、上記光出力ポート群のいずれか1以上のポー
    トに導く導波路網と、 上記導波路網の所定箇所に設けられた、光ファイバ増幅
    装置の構成要素である1以上の光学部品とを一体化して
    有することを特徴とする光ファイバ増幅装置用導波路装
    置。
  2. 【請求項2】 上記光学部品が、光カプラ、波長分割多
    重合分波器、光アイソレータ、光検波器及び励起光源の
    いずれか1種類以上であることを特徴とする請求項1に
    記載の光ファイバ増幅装置用導波路装置。
  3. 【請求項3】 上記波長分割多重合分波器として、方向
    性結合を用いたものを適用することを特徴とする請求項
    2に記載の光ファイバ増幅装置用導波路装置。
  4. 【請求項4】 上記波長分割多重合分波器として、誘電
    体多層膜フィルタを用いたものを適用することを特徴と
    する請求項2に記載の光ファイバ増幅装置用導波路装
    置。
  5. 【請求項5】 増幅用光ファイバと、請求項1〜4のい
    ずれかに記載の光ファイバ増幅装置用導波路装置とを有
    することを特徴とする光ファイバ増幅装置。
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