JP3778641B2 - 光増幅器 - Google Patents

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    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4246Bidirectionally operating package structures

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光デバイス及び光増幅器に関し、特に光増幅器を構成する各部品を一体形成した光増幅器用の光デバイス及びそれを用いた光増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、光ファイバにおける非線形効果の解消とその大容量化のために、光通信方式として波長多重方式(WDM:Wavelength Division Multiplexing) が重要視されている。波長多重方式では4波〜16波が多重され、それぞれ十分な光出力を得るために1波長毎に光増幅が行われる。
【0003】
図1は、エルビウムドープファイバ(EDF)を用いた従来の光増幅器デバイスの構成例を示したものである。
図1に示すように、従来の光増幅器デバイスはエルビウムドープファイバ30をはさんで前段モジュール10と後段モジュール20の2つのデバイスに分かれている。前段モジュール10には光入力信号が与えられ、レンズアセンブリ11では図1で○印で表すレンズを介してファイバからの光出力を平行光線として出力する。
【0004】
レンズアセンブリ11からの光出力は、光カプラ(CPL)12によってその主信号光は次段の光アイソレータ(ISO)13に与えられ、残りの一部は入力モニタ用フォトダイオード(PD)15に与えられる。入力モニタ用フォトダイオード15は入力光断等の検出を行う。光アイソレータ13は、出力側からの光の進入を防ぎ、そこからの出力は出力側のレンズアセンブリ14を介してモジュール外部へと出力される。
【0005】
前記レンズアセンブリ14にはその長さが10〜50m程の光増幅用エルビウムドープファイバ(EDF)30の一端が接続され、その他端は後段モジュール20のレンズアセンブリ21に接続される。エルビウムドープファイバ(EDF)30は、光ファイバのコア部分にエルビウムイオン(Er)が添加されたもので、それに波長1.55μmの光信号と共に波長1.48μm又は0.98μmの励起光を与えることによって10〜40dBm程度に増幅された波長1.55μmの光信号が得られる。
【0006】
なお、波長1.48μmの励起光を用いると高出力が得られ、また波長0.98μmの励起光を用いると低雑音出力が得られるという特徴がある。また励起の仕方にも光信号と同じ入力側から励起光を与える前方励起と、逆に出力側から励起光を与える後方励起の2通りがあり、前者は低雑音出力、そして後者は高出力が得られるという特徴がある。本例では後者の後方励起の例を示している。
【0007】
前記後段モジュール20のレンズアセンブリ21は、光信号と励起レーザダイオード(LD)29からの励起光とが与えられる2芯フェルール(ferrule)構造を有しており、光信号よりも波長の短い励起光は長波長通過フィルタ(LWPF: Long Wave Pass Filter )22によって反射され、光信号とは逆の進行方向から後方励起を行う。
【0008】
前記レンズアセンブリ21及び長波長通過フィルタ(LWPF)22を通過した増幅後の光信号は、さらに光アイソレータ(ISO)23を介して帯域通過フィルタ(BPF)24に与えられる。帯域通過フィルタ24は、エルビウムドープファイバ30を用いた光増幅の際に必ず発生する自然放出光(ASE)による雑音成分を除去し、光信号成分だけを通過させる。
【0009】
通過後の光信号は光カプラ(CPL)25でその一部が出力モニタフォトダイード(PD)28や障害モニタフォトダイオード(PD)27側に分岐され、他の主光信号はレンズアセンブリ26を介してモジュール外部へ出力される。前記出力モニタフォトダイード28や障害モニタフォトダイオード27は、出力側光信号のレベル監視や障害検出を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、波長多重方式では使用する波長の数だけ光増幅器が必要となる。そのため、光増幅器を小型化・低コスト化しないと光増幅器を備えた装置全体が大型化・高コスト化するという問題があった。
【0011】
また、一般に光増幅器は、エルビウムドープファイバ、励起レーザ、そして合波器等の光部品から成り、特に後者の光部品は光増幅器で最も多くの部品点数とスペースを取っていた。そのため、図1に示すように光部品の小型化・低コスト化のために従来EDFの前段側と後段側の光部品をそれぞれ個別の筐体に集積一体化した光モジュールを使用していたが、2個の光デバイスが必要となって集積度が不十分であるという問題があった。
【0012】
そこで本発明の目的は、上記種々の問題点に鑑み、前段モジュール及び後段モジュールの各光デバイスの入出力端を2芯フェルール構造及びそれに伴う簡易な光回路を用いて結合し、それによって1個の光デバイスとして一体形成した光増幅器用の光デバイスを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、後述の図2〜図5に示すように、第1及び第2のファイバ(42、41)が接続された2芯フェルールである第1のフェルール(43)と、該第1のフェルール(43)の出力側に配置され、該第1のフェルールの出力光をそれぞれコリメートさせ、互いに所定の角度により交差させる第1のコリメートレンズ(45)と、第3及び第4のファイバ(66、67)が接続された2芯フェルールである第2のフェルール(63)と、該第2のフェルール(63)の出力側に配置された第2のコリメートレンズ(65)と、該第3のファイバ(66)に接続され、第1の励起光を出力する第1の励起光源(29)と、該第1の励起光源(29)の波長を反射するとともに該第1のファイバ(42)からの光の波長を透過する特性を有し、該第2のコリメートレンズ(65)でコリメートされた該第1の励起光及び該第1のコリメートレンズ(45)でコリメートされた該第1のファイバ(42)からの光を、それぞれ相対する面に入力する位置に配置された第1のフィルタ(61)と、該第4のファイバ(67)及び該第2のファイバ(41)の間に接続されたエルビュームドープファイバ(30)と、第5のファイバ(71)が接続された第3のフェルール(68)と、該第3のフェルール(68)の出力側に配置され、該第1のコリメートレンズ(45)でコリメートされた該第2のファイバ(41)からの光を該第5のファイバ(71)に入力する第3のコリメートレンズ(70)とを備え、該第1のフィルタ(61)を透過した該第1のファイバ(42)からの光の該第1のフィルタ(61)による透過光、及び、該第1のフィルタ(61)を反射した該第3のファイバ(66)からの該第1の励起光の該第1のフィルタ(61)による反射光が、該第4のファイバ(67)に入力される位置に該第1のフィルタ(61)は配置され、該エルビュームドープファイバ(30)は、該第1の励起光源(29)により励起されて該第1のファイバ(42)からの光を増幅する光増幅器が提供される。
【0014】
また本発明によれば、前記第3のフェルール(68)は、さらに第6のファイバ(72)が接続される2芯フェルールからなり、
該第6のファイバ(72)に接続され、障害監視信号光を出力する障害監視信号光源と、
該障害監視信号光源の波長を反射するとともに該第2のファイバ(41)からの光の波長を透過する特性を有し、該第3のコリメートレンズ(70)でコリメートされた該障害監視信号光及び該第1のコリメートレンズ(45)でコリメートされた該第2のファイバ(41)からの光を、それぞれ相対する面に入力する位置に配置された第2のフィルタ(62)とを備え、
該第2のフィルタ(62)を透過した該第2のファイバ(41)からの光の該第2のフィルタ(62)による透過光、及び、該第2のフィルタ(62)を反射した該第6のファイバ(72)からの該障害監視信号光の該第2のフィルタ(62)による反射光が、該第5のファイバ(71)に入力される位置に該第2のフィルタ(62)は配置される光増幅器が提供される。
【0015】
さらに本発明によれば、前記第1及び第2のファイバ(42、41)、第1のフェルール(43)、及び第1のコリメートレンズ(45)から成る第1の光ファイバレンズアセンブリの後に、そこから出射される2本のビームが共に通過するアイソレータ(81)を配置する。また、前記第1の光ファイバレンズアセンブリと前記第3及び第4のファイバ(66、67)、第2のフェルール(63)、及び第2のコリメートレンズ(65)から成る第2の光ファイバレンズアセンブリ、又は少なくとも第5のファイバ(66)を含み、第3のフェルール(68)、及び第3のコリメートレンズ(70)から成る第3の光ファイバレンズアセンブリの少なくとも一方との間のビーム通過経路にカプラ膜(46又は47)と、前記カプラ膜の反射光路上にフォトダイオード(15又は28)を配置する。そして、前記第1の光ファイバレンズアセンブリと前記第2又は第3の光ファイバレンズアセンブリの少なくとも一方との間のビーム通過経路に帯域通過フィルタ(82)を配置する。
【0016】
【発明の実施の形態】
図2及び図3は、本発明の基本的な構成(1),(2)を説明するためのものである。
図2では本願発明による増幅器用の光デバイス40の第1の基本構成を示している。本構成では2本の光ファイバ41,42が2芯フェルール43に装着され、レンズホルダ44に保持されたコリメートレンズ45によって各光ファイバ41,42からの光出力は平行光線による空間ビームとなり、且つそれぞれの光路が所定の角度をもって交差することによって受信側では互いに干渉しない独立した空間ビームとして扱うことが可能となる。
【0017】
図1の従来例と対応させた場合、光ファイバ42を前段モジュール10の光入力に、そして光ファイバ41を後段モジュール20の光入力にそれぞれ割り当てると、前段モジュール10の光出力は光ファイバ51へそして後段モジュール20の光出力は光ファイバ55へ与えられる。光カプラ46及び47は、それぞれ図1の入力モニタフォトダイオード15と出力モニタフォトダイオード28への分岐光を与えるものである。
【0018】
以下、本発明の光デバイスを用いた光増幅器の動作を具体的に説明する。
第1の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ42には光増幅を行うための光信号が入力される。そして、その入力された光信号がコリメートレンズ45を介して第2の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ51にレンズ50を介して入射されるように第2の光ファイバレンズアセンブリを配置する。光ファイバ51は、図示していないエルビウムドープファイバ光増幅器(EDFA)の一方の端子に接続され、その他方の端子は第1の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ41に接続される。なお、前記エルビウムドープファイバ光増幅器は第1の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ41及び第2の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ51そのものであってもよい。
【0019】
第1の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ41からの出力光が第1の光ファイバレンズアセンブリのレンズ45を介して第3の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ55に入射されるように第3の光ファイバレンズアセンブリを配置する。また、第1の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ42と第2の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ51との間に光カプラ46を配置し、それによって入力された光信号の有無を検出することができる。さらに、第1の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ41と第3の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ55との間に光カプラ47を配置し、それによって増幅された光信号をモニタすることができる。
【0020】
なお、本構成においては光ファイバ42又は光ファイバ55から励起光を入力しておく必要がある。このように本発明の第1の原理構成によれば、1)入力段の2芯ファイバフェルール化による前後段入力部の一体化、2)前記2芯アセンブリによって分離した各空間ビーム中における各種光学膜等の光学エレメントの独立配置、そして3)出力側ファイバの分離による各前後段光路毎の独立調整、等が可能となる。
【0021】
次に、図3は本願発明による増幅器用の光デバイス40の第2の基本構成を示している。
前述した図2の構成によれば、図1に示すエルビウムドープファイバ(EDF)30は光ファイバ51と41との間に接続されるが、このままでは図1の励起レーザダイオード29から励起光を与えることができない。そこで、本第2の原理構成では図2の出力段側をさらに2芯ファイバフェルール化することで前後段光モジュールの完全な一体化を実現している。
【0022】
図3の各出力側レンズアセンブリは2芯ファイバフェルール化されており、光ファイバ67は図2の前段側出力ファイバ51に、また光ファイバ71は図2の後段側出力ファイバ55とそれぞれ対応している。さらに、図3では出力側の各レンズアセンブリに対向して長波長通過フィルタ(LWPF)61及び62が設けられている。前記長波長通過フィルタ61は、光ファイバ66から入力される外部励起レーザダイオード(図2の29参照)からの励起光だけを反射し、それをエルビウムドープファイバに接続される前記光ファイバ67に与える。
【0023】
以下、本発明の光デバイスを用いた光増幅器の動作を具体的に説明する。
第1の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ42には光増幅を行うための光信号が入力される。そして、その入力された光信号がコリメートレンズ45を介して第2の光ファイバレンズアセンブリに設けられた2つの光ファイバ66,67の中の光ファイバ67にレンズ65を介して入射されるように第2の光ファイバレンズアセンブリを配置する。光ファイバ67は、図示していないエルビウムドープファイバ光増幅器(EDFA)の一方の端子に接続され、その他方の端子は第1の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ41に接続される。
【0024】
なお、前記エルビウムドープファイバ光増幅器は第1の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ41及び第2の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ51そのものであってもよい。第1の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ41からの出力光が第1の光ファイバレンズアセンブリのレンズ45を介して第3の光ファイバレンズアセンブリに設けられた2つの光ファイバ71,72の中のの光ファイバ71に入射されるように第3の光ファイバレンズアセンブリを配置する。
【0025】
以上の説明は図2と同様であるが、本構成では第1の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ42と第2の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ67との間に長波長通過フィルタ(LWPF)61が設けられる。前記長波長通過フィルタ61は、第1の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ42からの波長の長い光信号は透過するが第2の光ファイバレンズアセンブリの一方の光ファイバ66から入力される外部励起レーザダイオードからの波長の短い励起光を反射し、その反射光が同じ第2の光ファイバレンズアセンブリの他方の光ファイバ67に入力するように配置される。その結果、光ファイバ67には光信号と励起光との合波光が入力され、光ファイバ67に接続された前記エルビウムドープファイバ光増幅器(EDFA)においてその励起光による光信号増幅が行われる。従って、本構成の場合には図1の例とは異なり前方励起が行われる。
【0026】
さらに、本例では第1の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ41と第3の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ71との間に長波長通過フィルタ(LWPF)62が設けられている。前記長波長通過フィルタ62は、第1の光ファイバレンズアセンブリの光ファイバ41からの増幅された光信号は透過するが第3の光ファイバレンズアセンブリの一方の光ファイバ72から入力される波長の短い障害監視信号光を反射し、その反射光が同じ第3の光ファイバレンズアセンブリの他方の光ファイバ71に入射するように配置される。その結果、本構成による光増幅器からは光出力信号と共に障害監視信号等が外部装置に出力される。外部装置は前記障害監視信号をシステムの保守・運用管理等の様々な用途に利用することができる。
【0027】
以上、本発明の構成によれば、共通のコリメートレンズで交差した空間ビームを作ることによって2つの互いに独立したレンズ系を構成し、さらに前段と後段の各入出力ファイバを2芯ファイバフェルール化し、そして前記空間ビーム中に必要な光機能エレメントを挿入することによって、前段と後段の各光回路を一体化した1個の光デバイス数を実現することができる。
【0028】
図4及び図5は、本発明による光デバイスのより具体的な一実施例を示したものである。図4は本発明により実現される光増幅器の構成例を示したものであり、そして図5は図4の各ブロックを光回路で置き換えたものである。以下、図4に示す各ブロック間の接続を考慮しながら図5について説明する。なお、図4においてエルビウムドープファイバ(EDF)30を境にその左側を前段そして右側を後段として説明する。
【0029】
図5において、前段側と後段側の入力ファイバ42及び41は1本のセラミックキャピラリ入りフェルール43に接着固定されている。セラミックキャピラリ43にはファイバ孔が2本あいており、各ファイバは1本ずつ挿入され接着固定される。レンズ45を圧入したレンズホルダ44がフェルール43に被せられ、フェルール43は前記入力ファイバ41及び42から出射される光信号がコリメートビームになるようファイバとレンズの間隔(焦点距離)が調整された後にレンズホルダ44へ溶接固定される。
【0030】
レンズ45は、その中心が2本の光ファイバ41,42の中心と一致するように構成されており、その結果レンズ45を通過した光はファイバ軸に対し所定の角度をもって出射される。レンズ44の直後には長波長通過フィルタ膜83とアイソレータ81が配置されている。前者については後述するが、後者については図4に示すように前段及び後段の両方の光路がアイソレータ81を通過する構成となるため、本構成によれば最も高額な光部品であるアイソレータを2個から1個に削減可能となる。
【0031】
アイソレータ81を通過して2本のビームは離れていき、前段及び後段のそれぞれの出力ファイバ67及び71へコリメートレンズ65及び70を介して集光される。アイソレータ81とコリメートレンズ65との間の前段光路中にはカプラ膜46が配置され、本光デバイスパッケージ内に設けられたフォトダイオード15によって入力光のレベルがモニタされる。前記カプラ膜46は光デバイスパッケージ内に接着固定され、そして前記フォトダイオード15は光軸調整後にパッケージ内に溶接固定される。
【0032】
また、アイソレータ81とコリメートレンズ70との間の後段光路中には帯域通過フィルタ82とカプラ膜47が配置され、本光デバイスパッケージ内に設けられたフォトダイオード28によって出力光のレベルがモニタされる。前記帯域通過フィルタ82は回転台84の上に固着され、前記回転台84の角度調整によってその中心波長のチューニングが行われる。その後、回転台84は光デバイスパッケージ内に溶接固定される。
【0033】
前段出力ポート及び後段出力ポートの両者とも、入力ポートと同じ構造の2芯ファイバフェルール構造を有しており、さらに各コリメートレンズ65及び70の各々に対向するフィルタ膜61及び62を配置している。前段側出力ポートの一方の光ファイバ66からは波長1.48μm の励起光が与えられ、また後段側出力ポートの一方の光ファイバ72からは波長1.52μm の監視(SV)信号光が与えられる。
【0034】
各励起光及び監視信号光は、対向する前記フィルタ膜61及び62で反射され、各同一ポートの他方の光ファイバ67及び71に入力される。前記フィルタ膜61及び62は、反射後の励起光と監視信号光が他方の光ファイバ67及び71にそれぞれ結合するよう調整されたのち溶接固定される。その結果、励起光は入力信号光との、そして監視信号光は出力信号光との各合波信号となる。
【0035】
前記励起光と入力信号光との合波信号は光ファイバ67からエルビウムドープファイバ(EDF)30に与えられ、そこで増幅された後再び入力側の光ファイバ41から本光デバイス80内へと入力される。また、前記監視信号光と出力信号光との合波信号は出力側の光ファイバ71から次段の光受信機等の外部装置へ出力される。
【0036】
ところで、以降では前述したようにレンズ44の直後に配置された長波長通過フィルタ膜83の機能について図6を使って説明する。図6には、本発明による光デバイスを複数用いたWDMシステムの一構成例を示している。
図6のWDMシステムでは16波長の多重が行われている。信号数が16からなる各電気信号は、それぞれの電気−光変換器(E/O)91〜93で光信号に変換され、光送信機(λ1-16) 94〜96から対応する波長の光信号として出力される。これらの信号は光カプラ97〜99を介して本発明による各光デバイスを用いた光増幅器101〜103の入力側光ファイバ42(図5参照)に入力される。
【0037】
前記光カプラ97〜99の残りの入力ポートには、システム共有の励起レーザ105からの励起光が光スイッチ106を介して与えられる。ここで、各光増幅器101〜103に個別に設けられた励起レーザ(図5の29)の1つがダウンした時、対応する光カプラには前記光スイッチ106を介して励起レーザ105から励起光が与えられる。その結果、障害が発生した光増幅器には信号光と励起光の合波信号が入力される。
【0038】
図4に戻って、前記入力された合波信号の中の励起光については長波長通過フィルタ83で反射され、レンズ45及び光ファイバ41を介してエルビウムドープファイバ(EDF)30に与えられる。従って、この場合には障害が発生した光増幅器に関してだけ後方励起が行われる。このように長波長通過フィルタ83を設けることによって、高価な励起レーザを各光増幅器毎に二重化することなくシステムの高信頼性化が達成可能となる。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば光増幅器の光回路を前後段一体化することが可能となり、光増幅器の小型化・低コスト化が実現される。その場合、アイソレータ・レンズ・パッケージを共通部品にすることができ、より一層の小型化・低コスト化が達成される。さらに、複数の光増幅器を用いたシステムにおいて、各光増幅器の励起レーザ障害に対するシステムの高信頼化のために共通の励起レーザを容易に備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エルビウムドープファイバ(EDF)を用いた従来の光増幅器デバイスの構成例を示した図である。
【図2】本発明による増幅器用の光デバイスの第1の基本構成を示した図である。
【図3】本発明による増幅器用の光デバイスの第2の基本構成を示した図である。
【図4】本発明による光デバイスの一実施例におけるブロック構成図である。
【図5】図4の各ブロックを光回路で置き換えた図である。
【図6】本発明による光デバイスを複数用いたWDMシステムの一構成例を示した図である。
【符号の説明】
15,28…光モニタフォトダイオード
27…監視信号レーザダイオード
29,105…励起レーザダイオード
30…エルビュームドープファイバ(EDF)
40,80…光モジュール
41,42,66,67,71,72…光ファイバ
43,63,68…2芯フェルール
44,64,69…レンズホルダ
45,65,70…レンズ
46,47,97〜99…光カプラ
61,62,83…長波長通過フィルタ(LWPF)
81…アイソレータ
82…帯域通過フィルタ(BPF)
106…光スイッチ
101〜103…光増幅器
104…WDM多重化部

Claims (5)

  1. 第1及び第2のファイバが接続された2芯フェルールである第1のフェルールと、
    該第1のフェルールの出力側に配置され、該第1のフェルールの出力光をそれぞれコリメートさせ、互いに所定の角度により交差させる第1のコリメートレンズと、
    第3及び第4のファイバが接続された2芯フェルールである第2のフェルールと、
    該第2のフェルールの出力側に配置された第2のコリメートレンズと、
    該第3のファイバに接続され、第1の励起光を出力する第1の励起光源と、
    該第1の励起光源の波長を反射するとともに該第1のファイバからの光の波長を透過する特性を有し、該第2のコリメートレンズでコリメートされた該第1の励起光及び該第1のコリメートレンズでコリメートされた該第1のファイバからの光を、それぞれ相対する面に入力する位置に配置された第1のフィルタと、
    該第4のファイバ及び該第2のファイバの間に接続されたエルビュームドープファイバと、
    第5のファイバが接続された第3のフェルールと、
    該第3のフェルールの出力側に配置され、該第1のコリメートレンズでコリメートされた該第2のファイバからの光を該第5のファイバに入力する第3のコリメートレンズとを備え、
    該第1のフィルタを透過した該第1のファイバからの光の該第1のフィルタによる透過光、及び、該第1のフィルタを反射した該第3のファイバからの該第1の励起光の該第1のフィルタによる反射光が、該第4のファイバに入力される位置に該第1のフィルタは配置され、
    該エルビュームドープファイバは、該第1の励起光源により励起されて該第1のファイバからの光を増幅することを特徴とする光増幅器。
  2. 前記第3のフェルールは、さらに第6のファイバが接続される2芯フェルールからなり、
    該第6のファイバに接続され、障害監視信号光を出力する障害監視信号光源と、
    該障害監視信号光源の波長を反射するとともに該第2のファイバからの光の波長を透過する特性を有し、該第3のコリメートレンズでコリメートされた該障害監視信号光及び該第1のコリメートレンズでコリメートされた該第2のファイバからの光を、それぞれ相対する面に入力する位置に配置された第2のフィルタとを備え、
    該第2のフィルタを透過した該第2のファイバからの光の該第2のフィルタによる透過光、及び、該第2のフィルタを反射した該第6のファイバからの該障害監視信号光の該第2のフィルタによる反射光が、該第5のファイバに入力される位置に該第2のフィルタは配置されることを特徴とする請求項1記載の光増幅器。
  3. 前記第1及び第2のファイバ、第1のフェルール、及び第1のコリメートレンズから成る第1の光ファイバレンズアセンブリの後に、そこから出射される2本のビームが共に通過するアイソレータを配置した請求項1又は2記載の光増幅器
  4. 前記第1の光ファイバレンズアセンブリと前記第3及び第4のファイバ、第2のフェルール、及び第2のコリメートレンズから成る第2の光ファイバレンズアセンブリ、又は少なくとも第5のファイバを含み、第3のフェルール、及び第3のコリメートレンズから成る第3の光ファイバレンズアセンブリの少なくとも一方との間のビーム通過経路にカプラ膜と、前記カプラ膜の反射光路上にフォトダイオードを配置した請求項3記載の光増幅器
  5. 前記第1の光ファイバレンズアセンブリと前記第2又は第3の光ファイバレンズアセンブリの少なくとも一方との間のビーム通過経路に帯域通過フィルタを配置した請求項4記載の光増幅器
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