JP2003068809A - 半導体ウェーハ検査用プローブの検査装置及び検査方法。 - Google Patents

半導体ウェーハ検査用プローブの検査装置及び検査方法。

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JP2003068809A JP2001260098A JP2001260098A JP2003068809A JP 2003068809 A JP2003068809 A JP 2003068809A JP 2001260098 A JP2001260098 A JP 2001260098A JP 2001260098 A JP2001260098 A JP 2001260098A JP 2003068809 A JP2003068809 A JP 2003068809A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウェーハ検査用プローブの電気的接続
及び動作を、短時間で確実に検査する。 【解決手段】 まず、半導体ウェーハ検査用プローブ9
の未接続状態における静電容量値を測定する。次に、半
導体ウェーハ検査用プローブと、半導体ウェーハ検査用
プローブの基板側電極部6に対向する電極(GNDパッ
ド3及び信号線パッド4)を有する検査用擬似ウェーハ
(検査用基板)1との位置合わせを行って、半導体ウェ
ーハ検査用プローブの基板側電極部と検査用擬似ウェー
ハとを接続する。そして、半導体ウェーハ検査用プロー
ブの基板側電極部における静電容量値を測定し、未接続
状態の静電容量値と、検査用擬似ウェーハとの接続時の
静電容量値との比較を行い、半導体ウェーハ検査用プロ
ーブの電気的接続の良否を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハ検
査用プローブの検査装置及び検査方法に関し、特に、半
導体ウェーハの接触部分と電気的接続をして、半導体ウ
ェーハ上の回路の断線検査又は電気的な短絡検査を行う
半導体ウェーハ検査用プローブの検査を行う半導体ウェ
ーハ検査用プローブの検査装置及び検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体ウェーハ上の回路の電気的
特性を検査する場合、半導体ウェーハ上に形成された複
数の半導体集積回路素子の電極パッドとの電気的接続を
行う基板側電極部を有する半導体ウェーハ検査用プロー
ブを用いて、半導体ウェーハ状態で一括又は部分的な電
気的接続を行って、半導体ウェーハの電気的特性の検査
を行う方法が知られている。
【0003】また、従来の回路基板の検査装置及び方法
として、特開平5−26943号公報に回路パターンの
検査装置及び検査方法が開示されている。図5は、従来
の回路パターンの検査装置の一例を示す構成図である。
図5に示す検査装置は、主に、GND電源接続機構51
と、信号パッド52の検査用プローブ(半導体ウェーハ
検査用プローブ)53と静電容量測定器54により構成
されており、多層配線の回路基板55の信号パッド52
を、検査用プローブ53で1つずつ接触することによっ
て、静電容量測定器54で回路基板55上の回路パター
ンの静電容量を測定し、断線及びショートの検査を行う
ものである。
【0004】また、半導体ウェーハ検査用プローブ53
を全ての電極に対して個別に配線するのではなく、半導
体ウェーハ検査用プローブ53に共通の電源線又は共通
の信号線を設けて、半導体回路素子の各電極パッドとの
接続を行うこともある。そして、半導体ウェーハの検査
を行う場合、半導体ウェーハ全体で数万にも上る電極パ
ッドが存在する半導体ウェーハ上の全ての電極パッドに
ついて、電気的接続を十分に行う必要がある。また、一
部の電極パッドとの部分接続を行って検査を行う場合で
も、数百の電極パッドと接続を行う必要がある。
【0005】半導体ウェーハ検査用プローブは、半導体
ウェーハと電気的接続を行う基板側電極部と、基板側電
極部から信号を外部に引き出す信号線が配置された多層
配線基板によって構成されている。これらの半導体ウェ
ーハ検査用プローブの構成部品は、それぞれ単体での製
品の良否の検査は可能であるが、これらを組み合わせて
半導体ウェーハ検査用プローブの完成品となった場合、
半導体ウェーハとの電気的接続まで含めた半導体ウェー
ハ検査用プローブそのものの検査を行うためには、実際
に検査を行う半導体ウェーハを用いて、半導体ウェーハ
検査用プローブ全体での動作確認を行う必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
検査を行う半導体ウェーハを用いて半導体ウェーハ検査
用プローブの動作を検査する場合、動作歩留まり100
%の半導体ウェーハを用いて検査を行うか、動作歩留ま
りが比較的高い複数枚の半導体ウェーハを用い、その測
定結果を重ね合わせて半導体ウェーハ検査用プローブ全
体の検査を行うことが必要である。このような動作歩留
まり100%の半導体ウェーハは、現実的には入手及び
利用が困難である。
【0007】また、動作歩留まりが100%には及ばな
いものの、動作歩留まりが比較的高い半導体ウェーハに
関しても、プロセスが確立されていない場合には何枚も
の半導体ウェーハを用いる必要があり、一部分に関して
は良品チップが得られない場合もあって、半導体ウェー
ハ検査用プローブ側における電気的接続が完全に保証さ
れるわけではない。
【0008】また、半導体ウェーハの電極パッドはアル
ミパッドであることがほとんどであり、その表面は電気
絶縁性の酸化膜で覆われている。したがって、こうした
アルミパッドと半導体ウェーハ検査用プローブとの間で
確実に電気的接続が行われるようにするためには、半導
体ウェーハ検査用プローブの基板側電極部の先端が、ア
ルミパッドの酸化膜を破る必要がある。このため、従来
は半導体ウェーハ検査用プローブの先端の微小部分を粗
面化するなどして、アルミパッドの酸化膜を破る工夫が
施されている。しかしながら、従来の検査装置及び検査
方法では、半導体ウェーハ検査用プローブの先端の微小
部分に安定した荷重を掛ける方法がなく、半導体ウェー
ハ検査用プローブの基板側電極部の電気的接続が十分に
保証されるわけではない。
【0009】さらに、半導体ウェーハ検査用プローブの
基板側電極部の1つ1つに対して、半導体ウェーハ検査
用プローブを接続して測定及び検査を行う場合には、基
板側電極部の個数が数万にも上るため、非常に時間がか
かってしまうという問題がある。
【0010】上記問題に鑑み、本発明は、半導体ウェー
ハ検査用プローブの電気的接続及び動作を、短時間で確
実に検査できる半導体ウェーハ検査用プローブの検査装
置及び検査方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体ウェーハ検査用プローブの検査装置
は、半導体ウェーハ検査用プローブの基板側電極部に対
向する電極を有する検査用基板と、半導体ウェーハ検査
用プローブの出力信号の切り替え手段と、切り替え手段
からの出力信号から基板側電極部の静電容量値を測定す
る静電容量測定手段と、静電容量測定手段により測定さ
れる半導体ウェーハ検査用プローブと検査用基板との接
続前の静電容量値及び接続後の静電容量値から、半導体
ウェーハ検査用プローブの電気的接続の良否を判定する
判定手段とを有する構成となっている。この構成によ
り、半導体ウェーハ検査用プローブの電気的接続及び動
作を、短時間で確実に検査することが可能となる。
【0012】また、上記本発明に加えて、検査用基板に
電位の基準となるGND層を設け、静電容量測定手段に
よって、GND層と検査用基板の電極とにより形成され
るコンデンサの静電容量値を測定する構成となってい
る。この構成により、半導体ウェーハ検査用プローブの
電気的接続及び動作を、短時間で確実に検査することが
可能となる。
【0013】また、上記本発明に加えて、半導体ウェー
ハ検査用プローブの基板側電極部の先端と検査用基板の
前記電極との電気的接続及び基板側電極部からの信号を
外部に引き出す信号線の電気的接続の少なくとも一方を
確認することができる構成となっている。この構成によ
り、半導体ウェーハ検査用プローブ全体の電気的接続を
確認することが可能となる。
【0014】また、上記目的を達成するため、本発明の
半導体ウェーハ検査用プローブの検査方法は、半導体ウ
ェーハ検査用プローブの未接続状態における静電容量値
を測定する第1の静電容量値測定ステップと、半導体ウ
ェーハ検査用プローブと、半導体ウェーハ検査用プロー
ブの基板側電極部に対向する電極を有する検査用基板と
の位置合わせを行い、半導体ウェーハ検査用プローブの
基板側電極部と検査用基板の電極とを接続する位置合わ
せステップと、半導体ウェーハ検査用プローブの基板側
電極部における静電容量値を測定する第2の静電容量値
測定ステップと、第1の静電容量値測定ステップで測定
された静電容量値と、第2の静電容量値測定ステップで
測定された静電容量値との比較を行い、半導体ウェーハ
検査用プローブの電気的接続の良否を判定する電気的接
続判定ステップとを有する構成となっている。この構成
により、半導体ウェーハ検査用プローブの電気的接続及
び動作を、短時間で確実に検査することが可能となる。
【0015】また、上記本発明に加えて、検査用基板に
電位の基準となるGND層が設けられており、第2の静
電容量測定ステップで、GND層と検査用基板の電極と
により形成されるコンデンサの静電容量値を測定する構
成となっている。この構成により、半導体ウェーハ検査
用プローブの電気的接続及び動作を、短時間で確実に検
査することが可能となる。
【0016】また、上記本発明に加えて、半導体ウェー
ハ検査用プローブの基板側電極部の先端と検査用基板の
電極との電気的接続及び基板側電極部からの信号を外部
に引き出す信号線の電気的接続の少なくとも一方を確認
することができる構成となっている。この構成により、
半導体ウェーハ検査用プローブ全体の電気的接続を確認
することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の半導体ウェーハ検査用プローブの検査装置及び検査
方法に係る第1及び第2の実施の形態について説明す
る。
【0018】<第1の実施の形態>まず、本発明に係る
第1の実施の形態について説明する。図1は、本発明の
半導体ウェーハ検査用プローブの検査装置に係る第1の
実施の形態を示す構成図である。図1に示す半導体ウェ
ーハ検査用プローブ9の検査装置は、検査用擬似ウェー
ハ1、信号切り替え器10、静電容量測定器11、パー
ソナルコンピュータ12により構成されており、この構
成によって、電気的接触などの検査対象となる半導体ウ
ェーハ検査用プローブ9の検査を行う。
【0019】検査対象となる半導体ウェーハ検査用プロ
ーブ9は、半導体ウェーハと電気的接続を行う基板側の
接触部(基板側電極部)6と、基板側電極部6からの信
号を外部に引き出す多層配線基板5により構成されてい
る。複数の基板側電極部6のそれぞれは、後述の検査用
擬似ウェーハ1上のGND(基準:Ground)パッド3及
び信号線パッド4に対向した位置に配置され、所定の各
信号線(信号線8)を介して、各基板側電極部6からの
信号を多層配線基板5の外部に引き出すことが可能とな
っている。
【0020】なお、半導体ウェーハ上に配列されるTE
G(TEGに関しては後述する)は、例えば、1つのG
NDパッド3及び2つの信号線パッド4を有しており、
図1に示す半導体ウェーハ検査用プローブ9の構成とし
て、各TEGの2つの信号線パッド4に対向する基板側
電極部6のそれぞれが2本の信号線に接続し、さらに、
GNDパッド3に対向する基板側電極部6がGND線7
に接続する一例が図示されている。
【0021】また、2本の信号線8からの信号は、信号
切り替え器10に供給される。信号切り替え器10は、
2本の信号線8から供給される信号のいずれか一方を静
電容量測定器11に対して出力し、静電容量測定器11
は、信号切り替え器10に信号を供給する信号線(すな
わち、各信号線8)とGND線7との間の静電容量値を
測定する。
【0022】また、検査用疑似ウェーハ(検査用基板)
1は、半導体ウェーハ検査用プローブ9の基板側電極部
6に対向する位置に配列するGNDパッド3及び信号線
パッド4と、GNDパッド3に接続するGND層2によ
り構成されている。ここで、各信号線パッド4とGND
層2との間には、微小コンデンサが形成される。
【0023】また、不図示ではあるが、半導体ウェーハ
検査用プローブ9の基板側電極部6と検査用擬似ウェー
ハ1の電極パッド(以下、GNDパッド3及び信号線パ
ッド4とをまとめて電極パッドと呼ぶことがある。)と
の位置合わせを行って、検査用疑似ウェーハ1の電極パ
ッドと多層配線基板5の基板側電極部6とを接続する不
図示のアライメント装置(位置合わせ装置)も存在す
る。
【0024】次に、図1に示す半導体ウェーハ検査用プ
ローブ9の検査装置及び検査方法を用いた具体的な検査
方法を示す。図2(a)は、本発明に係る半導体ウェー
ハ検査用プローブからの信号線の接続態様を示す部分的
な平面図、図2(b)は、本発明に係る検査用疑似ウェ
ーハを示す部分的な平面図、図2(c)は、図2(a)
に示す半導体ウェーハ検査用プローブの基板側電極部
と、図2(b)に示す検査用擬似ウェーハの電極パッド
との位置合わせを行って接続し、さらに、信号切り替え
器及び静電容量測定器と接続した状態を示す平面模式図
である。また、図3は、本発明の半導体ウェーハ検査用
プローブの検査方法に係る一実施の形態を説明するため
のフローチャートである 。
【0025】まず、ステップS101において、半導体
ウェーハ検査用プローブ9単体の静電容量値(半導体ウ
ェーハ検査用プローブ9の未接続状態における静電容量
値)の測定を行う。すなわち、例えば、図2(a)に示
すように、各信号線8との接続を信号切り替え器10で
切り替えて、各GND線7と各信号線8との間(GND
線7Aと信号線8Aa及び信号線8Abとの間、GND
線7Bと信号線8Ba及び信号線8Bbとの間、GND
線7Cと信号線8Ca及び信号線8Cbとの間)の静電
容量値の測定を行う。なお、それぞれの静電容量値の測
定結果はパーソナルコンピュータ12に供給されて、パ
ーソナルコンピュータ12内の記憶手段(不図示)に記
憶される。
【0026】一方、図2(b)に示すように、検査用擬
似ウェーハ1には複数の被測定試験素子TEG(Test E
lement Group:テストエレメントグループ)13が配列
されている。そして、図2(a)に示す多層配線基板5
上の基板側電極部6のうち、信号線8Aa及び信号線8
Abに接続する基板側電極部6は検査用擬似ウェーハ1
上の2個のTEG13、信号線8Ba及び信号線8Bb
に接続する基板側電極部6は検査用擬似ウェーハ1上の
4個のTEG13、信号線8Ca及び信号線8Cbに接
続する基板側電極部6は、検査用擬似ウェーハ1上の3
個のTEG13に、それぞれ対向して接続するものとす
る。
【0027】次に、ステップS102において、図2
(a)に示す半導体ウェーハ検査用プローブ9と図2
(b)に示す複数のTEG13が配列されている検査用
疑似ウェーハ1とを対向させて、不図示のアライメント
装置を用いて位置合わせを行い、各基板側電極部6と各
TEG13のGNDパッド3及び信号線パッドとが接続
するようにする。この接続状態は、図2(c)に示され
る状態であり、これによって、各信号線は複数のTEG
13と接続している状態となる。
【0028】そして、位置合わせを行った後、ステップ
S103において、検査用擬似ウェーハ1と接続した半
導体ウェーハ検査用プローブ9の静電容量値の測定を行
う。なお、この静電容量値の測定は、ステップS101
で行った静電容量値の測定と同一の方法で行う。すなわ
ち、検査用擬似ウェーハ1と半導体ウェーハ検査用プロ
ーブ9との位置合わせを行い、検査用擬似ウェーハ9の
電極パッド(GNDパッド3及び信号線パッド4)と半
導体ウェーハ検査用プローブ9の基板側電極部6とが接
触した状態で、各信号線8との接続を信号切り替え器1
0で切り替えて、各GND線7と各信号線8との間の静
電容量値の測定を行う。なお、ステップS101と同
様、それぞれの静電容量値の測定結果はパーソナルコン
ピュータ12に供給されて、パーソナルコンピュータ1
2内の記憶手段(不図示)に記憶される。
【0029】また、1パッド(1つの電極パッド)当た
りの静電容量値は下記の式(1)によって示されるもの
となる。 C=ε0・εr(S/d) … (1) なお、上記の式(1)で、Cは静電容量[F]、ε0
真空中の誘電率、εrは検査用擬似ウェーハ1材料の比
誘電率、Sは電極パッドの面積[m2]、dはGNDパ
ッド3と電極パッドの間の距離[m]である。
【0030】ここで、検査用疑似ウェーハ1を位置合わ
せする前に測定されるGND線7と各信号線8との間の
静電容量値(ステップS101で測定された静電容量
値)を下記の通りとする。 信号線8Aaに係る静電容量値:C0(Aa) 信号線8Abに係る静電容量値:C0(Ab) 信号線8Baに係る静電容量値:C0(Ba) 信号線8Bbに係る静電容量値:C0(Bb) 信号線8Caに係る静電容量値:C0(Ca) 信号線8Cbに係る静電容量値:C0(Cb)
【0031】また、検査用疑似ウェーハ1を位置合わせ
した後に測定されるGND線7と各信号線8との間の静
電容量値(ステップS103で測定された静電容量値)
を下記の通りとする。 信号線8Aaに係る静電容量値:C1(Aa) 信号線8Abに係る静電容量値:C1(Ab) 信号線8Baに係る静電容量値:C1(Ba) 信号線8Bbに係る静電容量値:C1(Bb) 信号線8Caに係る静電容量値:C1(Ca) 信号線8Cbに係る静電容量値:C1(Cb)
【0032】ステップS104において、パーソナルコ
ンピュータ12を用いて、位置合わせ前後に測定された
静電容量値を比較して、対応する静電容量値の差(ステ
ップS101で測定された静電容量値とステップS10
3で測定された静電容量値との差)を求める。
【0033】例えば、上記の静電容量値より、位置合わ
せ前後に測定された静電容量値の差は、下記の通りとな
る。 ΔC(Aa)≡C1(Aa)−C0(Aa) ΔC(Ab)≡C1(Aa)−C0(Ab) ΔC(Ba)≡C1(Ba)−C0(Ba) ΔC(Bb)≡C1(Bb)−C0(Bb) ΔC(Ca)≡C1(Ca)−C0(Ca) ΔC(Cb)≡C1(Cb)−C0(Cb) なお、ここでは、ΔC(Xy)を信号線8Xyに係る静
電容量値の差と定義する。
【0034】ここで、1パッド当たりの微小コンデンサ
の静電容量値をCpとすると、半導体ウェーハ検査用プ
ローブ9と検査用疑似ウェーハ1との電気的接続が確実
に行われている場合には、位置合わせ前後に測定される
静電容量値の差は、下記の通りとなるはずである。 ΔC(Aa)≒2Cp ΔC(Ab)≒2Cp ΔC(Ba)≒4Cp ΔC(Bb)≒4Cp ΔC(Ca)≒3Cp ΔC(Cb)≒3Cp
【0035】また、同様にして、検査用疑似ウェーハ1
を位置合わせする前に測定されるGND線7と各信号線
8との間の静電容量値をCa、検査用疑似ウェーハ1を
位置合わせした後に測定される静電容量値をCbとした
場合には、対象の信号線8における位置合わせ前後の静
電容量値の差ΔCは、 ΔC=(Cb−Ca) となる。
【0036】一方、全ての基板側電極部6において電気
的接続が確実に行われている場合における信号線8の静
電容量値の期待値Ceは、1つの信号線8に接続される
TEG数をNとすると、 Ce=Cp×N となる。
【0037】ここで、ステップS105において、パー
ソナルコンピュータによってΔC≒Ceとなるか否かを
判定し、電気的接触の良否の判定を行う。ΔC≒Ce
なる場合には、ステップS106において、信号線8で
の電気的接続が確実に行われている(電気的接続が良)
と判定される。なお、1パッド当たりの静電容量値Cp
があまりに微小である場合には、静電容量値の測定の分
解能が低下するため、C pは数10[pF]以上である
ことが好ましい。
【0038】一方、ΔC≠Ceとなる場合には、ステッ
プS107において、多層配線基板5内部の信号線8や
基板側電極部6の先端などにおける電気的接続の不良
や、基板側電極部6の先端と検査用疑似ウェーハ1との
接触面での電気的接続の不良などが存在する(電気的接
続が不良)と判定される。
【0039】また、電気的不良が存在する場合、 k≡N−(ΔC/Cp) を求めることにより、電気的不良によってk個の基板側
電極部6における測定が不可能となっていることがわか
る。
【0040】以上により、全ての基板側電極部6で電気
的接続が確立している場合には、各信号線8に接続され
る電極パッド数に比例した静電容量値が測定されること
になり、このようにして、検査用疑似ウェーハ1を位置
合わせする前に半導体ウェーハ検査用プローブ9の各信
号線8が有する静電容量値と、検査用疑似ウェーハ1を
位置合わせした後に測定される静電容量値との差を求
め、各信号線8に接続されている電極パッド数を判別す
ることによって、半導体ウェーハ検査用プローブ9の電
気的接続の良否の判定を行うことが可能となる。
【0041】<第2の実施の形態>次に、本発明に係る
第2の実施の形態について説明する。図4は本発明の半
導体ウェーハ検査用プローブの検査装置に係る第2の実
施の形態を示す構成図である。図4に示す半導体ウェー
ハ検査用プローブ9の検査装置では、検査用擬似ウェー
ハ1の裏面(電極パッドが存在する面と対になっている
電極パッドが存在しないもう一方の面)全域を覆う電極
として、図1に示すGND層2に対応するGND面21
を配置している。
【0042】そして、このGND面21に擬似ウェーハ
GND線22を接続して、半導体ウェーハ検査用プロー
ブ9のGND線7を含む各信号線8の共通GNDとし、
この共通GNDの電位を基準にして、静電容量測定器1
1で静電容量値の測定を行うようにしている。この図4
に示す装置を用いて、図3に示すフローチャートと同一
の処理を行って、半導体ウェーハ検査用プローブ9の電
気的接続の良否判定を行う。
【0043】上記のように本発明の第2の実施形態によ
れば、図1で示したGND層2に対応するGND面21
を検査用擬似ウェーハ1の裏面全面に配置することによ
って、GND(基準)の測定が容易になり、安価で検査
用擬似ウェーハ1を製作することが可能となる。
【0044】また、上記第1及び第2の実施形態では、
静電容量測定器11を用いて静電容量値の測定を行うよ
うにしているが、例えば、直流の定電圧を印加した際の
過渡電流を測定する電流測定回路を用いることも可能で
ある。
【0045】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、半導体ウェーハ検査用プローブの未接続状態におけ
る静電容量値を測定し(第1の静電容量値測定ステッ
プ)、半導体ウェーハ検査用プローブと、半導体ウェー
ハ検査用プローブの基板側電極部に対向する電極を有す
る検査用基板との位置合わせを行って半導体ウェーハ検
査用プローブの基板側電極部と検査用基板の電極とを接
続し、半導体ウェーハ検査用プローブの基板側電極部に
おける静電容量値を測定し(第2の静電容量値測定ステ
ップ)、第1の静電容量値測定ステップで測定された静
電容量値と、第2の静電容量値測定ステップで測定され
た静電容量値との比較を行い、半導体ウェーハ検査用プ
ローブの電気的接続の良否を判定するので、半導体ウェ
ーハ検査用プローブの電気的接続及び動作を、短時間で
確実に検査することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体ウェーハ検査用プローブの検査
装置に係る第1の実施の形態を示す構成図
【図2】(a) 本発明に係る半導体ウェーハ検査用プ
ローブからの信号線の接続態様を示す平面図 (b) 本発明に係る検査用疑似ウェーハを示す平面図 (c) 図2(a)に示す半導体ウェーハ検査用プロー
ブの基板側電極部と、図2(b)に示す検査用擬似ウェ
ーハの電極パッドとの位置合わせを行って接続し、さら
に、信号切り替え器及び静電容量測定器と接続した状態
を示す平面模式図
【図3】本発明の半導体ウェーハ検査用プローブの検査
方法に係る一実施の形態を説明するためのフローチャー
【図4】本発明の半導体ウェーハ検査用プローブの検査
装置に係る第2の実施の形態を示す構成図
【図5】従来の回路パターンの検査装置の一例を示す構
成図
【符号の説明】
1 検査用疑似ウェーハ(検査用基板) 2 GND層 3 GNDパッド(電極) 4 信号線パッド(電極) 5 多層配線基板 6 基板側電極部 7、7A、7B、7C GND線 8、8Aa、8Ab、8Ba、8Bb、8Ca、8Cb
信号線 9、53 半導体ウェーハ検査用プローブ(検査用プロ
ーブ) 10 信号切り替え器(切り替え手段) 11、54 静電容量測定器(静電容量測定手段) 12 パーソナルコンピュータ(判定手段) 13 TEG(被測定用試験素子:Test Element Grou
p) 21 GND面 22 擬似ウェーハGND線 51 GND電源接続機構 52 信号パッド 55 回路基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェーハ検査用プローブの電気的
    接続を検査する半導体ウェーハ検査用プローブの検査装
    置であって、 前記半導体ウェーハ検査用プローブの基板側電極部に対
    向する電極を有する検査用基板と、 前記半導体ウェーハ検査用プローブの出力信号の切り替
    え手段と、 前記切り替え手段からの出力信号から前記基板側電極部
    の静電容量値を測定する静電容量測定手段と、 前記静電容量測定手段により測定される前記半導体ウェ
    ーハ検査用プローブと前記検査用基板との接続前の静電
    容量値及び接続後の静電容量値から、前記半導体ウェー
    ハ検査用プローブの前記電気的接続の良否を判定する判
    定手段とを、有する半導体ウェーハ検査用プローブの検
    査装置。
  2. 【請求項2】 前記検査用基板に電位の基準となるGN
    D層を設け、前記静電容量測定手段によって、前記GN
    D層と前記検査用基板の前記電極とにより形成されるコ
    ンデンサの静電容量値を測定する請求項1に記載の半導
    体ウェーハ検査用プローブの検査装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体ウェーハ検査用プローブの前
    記基板側電極部の先端と前記検査用基板の前記電極との
    電気的接続及び前記基板側電極部からの信号を外部に引
    き出す信号線の電気的接続の少なくとも一方を確認する
    ことができる請求項1又は2に記載の半導体ウェーハ検
    査用プローブの検査装置。
  4. 【請求項4】 半導体ウェーハ検査用プローブの電気的
    接続を検査する半導体ウェーハ検査用プローブの検査方
    法であって、 前記半導体ウェーハ検査用プローブの未接続状態におけ
    る静電容量値を測定する第1の静電容量値測定ステップ
    と、 前記半導体ウェーハ検査用プローブと、前記半導体ウェ
    ーハ検査用プローブの基板側電極部に対向する電極を有
    する検査用基板との位置合わせを行い、前記半導体ウェ
    ーハ検査用プローブの前記基板側電極部と前記検査用基
    板の前記電極とを接続する位置合わせステップと、 前記半導体ウェーハ検査用プローブの前記基板側電極部
    における静電容量値を測定する第2の静電容量値測定ス
    テップと、 前記第1の静電容量値測定ステップで測定された前記静
    電容量値と、前記第2の静電容量値測定ステップで測定
    された前記静電容量値との比較を行い、前記半導体ウェ
    ーハ検査用プローブの電気的接続の良否を判定する電気
    的接続判定ステップとを有する半導体ウェーハ検査用プ
    ローブの検査方法。
  5. 【請求項5】 前記検査用基板に電位の基準となるGN
    D層が設けられており、前記第2の静電容量測定ステッ
    プで、前記GND層と前記検査用基板の前記電極とによ
    り形成されるコンデンサの静電容量値を測定する請求項
    4に記載の半導体ウェーハ検査用プローブの検査方法。
  6. 【請求項6】 前記半導体ウェーハ検査用プローブの前
    記基板側電極部の先端と前記検査用基板の前記電極との
    電気的接続及び前記基板側電極部からの信号を外部に引
    き出す信号線の電気的接続の少なくとも一方を確認する
    ことができる請求項4又は5に記載の半導体ウェーハ検
    査用プローブの検査方法。
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