JP2000292811A - マトリクスアレイ基板の製造方法 - Google Patents

マトリクスアレイ基板の製造方法

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JP2000292811A
JP2000292811A JP10164599A JP10164599A JP2000292811A JP 2000292811 A JP2000292811 A JP 2000292811A JP 10164599 A JP10164599 A JP 10164599A JP 10164599 A JP10164599 A JP 10164599A JP 2000292811 A JP2000292811 A JP 2000292811A
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pixel electrode
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matrix array
electrode pattern
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Shigeki Terada
田 茂 樹 寺
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査時間及び検査コストを低減し、且つ歩留
まりの向上が可能なマトリクスアレイ基板の製造方法を
提供する。 【解決手段】 全ての画素電極が繋がったべた画素電極
パターン15を形成し、このべた画素電極パターン15
に設けた検査端子15P及び信号線端子3Pの一方に電
圧源又は信号源を接続し、他方に計測器を接続して電圧
等を観測することで、全ての画素に対して一括した検査
が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マトリクスアレイ
基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マトリクスアレイ基板は、撮像素子とし
て直接用いることができる他に、対向電極を有する対向
基板と間隙を開けて対向配置し、間に液晶組成物を封入
して液晶表示装置としても用いることができる。
【0003】従来のマトリクスアレイ基板の製造方法に
ついて、その平面構成を斜視図として示した図4及び回
路図として示した図5を用いて説明する。このマトリク
スアレイ基板は、ガラス基板等の絶縁基板1上に、複数
行のゲート線2と、これと直交する複数列の信号線3
と、補助容量線7とが、導電膜の堆積、パターニング等
の工程を経て形成される。そして、ゲート線2と信号線
3とが直交する箇所の近辺に、アレイ電極パターンに相
当しスイッチ素子として機能するTFT(Thin Film Tr
ansistor)4と、補助容量Csとが形成される。また、
ゲート線2の端部にはゲート線端子2P、信号線3の端
部には信号線端子3P、補助容量線7の端部には補助容
量線端子7Pがそれぞれ形成されている。
【0004】さらに、ゲート線2と信号線3とが直交す
る箇所の近辺には、画素電極5が配置される。この画素
電極5は、他の回路と短絡しないようにTFT4とは絶
縁膜を介して形成されており、TFT4の一方の端子
(ソース又はドレイン)とは絶縁膜に開孔されたスルー
ホール6を介して接続される。
【0005】このスルーホール6の縦断面構造を図6に
示す。絶縁基板1上に、TFT4が形成されている。こ
のTFT4は、多結晶シリコン等の半導体層を用いて形
成され、半導体層の両端の領域には拡散層が形成されて
いる。
【0006】絶縁基板1及びTFT4上には絶縁膜11
が形成され、この絶縁膜11上に画素電極5が形成され
ている。そして、画素電極5とTFT4の拡散層とは、
スルーホール6を介して電気的に接続されている。
【0007】しかし、図7に示されたように、スルーホ
ール6aの加工が不十分で、電気的に画素電極5とTF
T4とが接続されない不良が発生することがある。
【0008】従来は、このようなスルーホール6aの加
工不良を検出するため、次のような方法で検査を行って
いた。
【0009】第1の方法として、各画素電極5に直接検
査プローブ8を立てて、電圧計9等の測定器を接続し、
ゲート線端子2PにTFT4を導通させるような電圧を
印加し、信号線端子3Pに電圧源あるいは信号源を接続
する。そして、画素電極5において観測される電圧又は
信号を測定して、スルーホール6の加工の良否の判定を
行う。
【0010】あるいは第2の方法として、非接触型電界
センサをマトリクスアレイ基板から約30μmの距離に
正確に設定し、マトリクスアレイ基板の表面から外部へ
向けて出力されている電気力線を検出する。これによ
り、画素電極5に所定の電圧が印加されているか否かに
より、良品か否かの判断を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
は次のような問題があった。第1の方法では、複数の画
素電極5のそれぞれに検査プローブ8を接触させる必要
があるため、検査プローブの本数が画素数に等しい数、
例えば数万本も必要である。検査プローブの数を減らす
と検査時間が増加するので、いずれにしてもコストの増
大は避けられない。さらには、画素電極5に直接検査プ
ローブ8を立てるため、画素電極5が損傷する場合もあ
った。
【0012】第2の方法では、電界センサとマトリクス
アレイ基板との距離を正確に調整する機構が必要にな
り、検査に要する装置が高価なものになるという問題が
あった。
【0013】そこで、本発明は上記事情に鑑み、アレイ
電極パターン、スルーホールを有する絶縁膜、信号線、
画素電極を形成していく工程の最中において、各々の画
素電極に直接検査プローブを立てる必要性を排除し、か
つ非接触型電界センサを用いる場合のような専用の設備
も必要とせずに、画素電極とTFTとがスルーホールを
介して電気的に接続していることを検査することが可能
なマトリクスアレイ基板の製造方法を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のマトリクスアレ
イ基板の製造方法は、絶縁基板上に、アレイ電極パター
ンと画素電極とが絶縁膜を介してマトリクス状に配置さ
れ、前記絶縁膜に設けられたスルーホールを介して前記
アレイ電極パターンと前記画素電極とが接続されてお
り、前記アレイ電極パターンには信号線が接続されたマ
トリクスアレイ基板の製造方法であって、前記スルーホ
ールが形成された絶縁膜上にべた画素電極を形成する工
程と、前記べた画素電極と前記信号線とのいずれか一方
に、所定の信号を印加し、他方から前記信号を測定する
検査工程と、前記べた画素電極を各画素毎に分離して前
記画素電極を形成する工程とを備えることを特徴とす
る。
【0015】ここで、前記べた画素電極は、前記各画素
電極に対応しない領域を検査端子とすることもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0017】本発明の一実施の形態によるマトリクスア
レイ基板の製造方法を、図1を用いて述べる。ガラス基
板等の絶縁基板1上に、複数行のゲート線2と、これと
直交する複数列の信号線3と、補助容量線7とを、従来
の場合と同様に導電膜の堆積、パターニング等の工程を
経て形成する。ゲート線2と信号線3とが直交する箇所
の近辺に、半導体層を用いてTFT4と補助容量Csと
を形成する。
【0018】この後、絶縁膜11を堆積し、スルーホー
ル6を形成した後に、画素電極を形成するために必要な
電極材料層としてITO(Indium Tin Oxide)を、例え
ばスパッタリングを行って堆積し、パターニングを行っ
てべた画素電極パターン15を形成する。このパターニ
ングを省略するためにマスクパッタリング等も有効であ
る。ここで、べた画素電極パターン15の形状は、最終
的な画素電極パターンのように画素1つずつに分離され
てはおらず、全ての画素が繋がったべたパターン形状と
する。尚、1枚の絶縁基板1上に複数のマトリクスアレ
イ基板(1枚のマトリクスアレイ基板を1チップとす
る)を形成する場合は、チップを単位としてべた画素電
極パターン15を形成する。このようなべた画素電極パ
ターン15を用いて、スルーホール6の検査を以下のよ
うにして行なう。
【0019】べた画素電極パターン15に接続された検
査端子15Pに電圧計9を接続し、ゲート線端子2Pに
TFT4をオンさせるために必要な電圧源PWを接続
し、信号線端子3Pに信号源SSを接続する。
【0020】このとき、スルーホール6が正常に加工さ
れていて、べた画素電極パターン15と選択されるTF
T4とが電気的に接続されている場合は、信号線端子3
Pに接続された信号源SSから出力された信号が、信号
線3、スルーホール6、べた画素電極パターン15を経
由し、検査端子15Pにおいて電圧計9等の計測器によ
り測定される。
【0021】検査しているスルーホール6の加工が不良
で、べた画素電極パターン15と選択されるTFT4と
が電気的に接続されていない場合は、信号線端子3Pに
入力された信号が、TFT4、スルーホール6、べた画
素電極パターン15を経て検査端子15Pまで十分に伝
わらないので、電圧計9において信号が観測されない。
このようにして、スルーホール6の加工の不良を検出す
ることができる。
【0022】スルーホール6の検査を終了した後、リソ
グラフィ技術を用いてべた画素電極パターン15を画素
毎に分離する加工を行い、最終的なマトリクスアレイ基
板とする。
【0023】以上のように本実施の形態によれば、各々
の画素毎に電圧計等の検査プローブを直接接触させるの
でなく、1チップを単位として全画素が繋がったべたパ
ターン形状を有し、検査端子15Pを有するべた画素電
極パターン15を形成する。そして、このべた画素電極
パターン15の検査端子15Pに電圧計9等の計測器を
一括して接続して検査を行う。これにより、1つずつ画
素電極に検査プローブを接触させる必要があった従来と
比較し、1本の検査端子15Pに電圧計9を接続すれば
よいのでコストが低減され、また検査時間が短縮され
る。
【0024】さらに、べた画素電極パターン15の端部
に設けた検査端子15Pは、べた画素電極パターン15
を画素毎に分離した後は除去される。よって、電圧計9
等の計測器が検査端子15Pに接触して表面に損傷を与
えたとしても、マトリクスアレイ基板を動作させる上で
全く影響がない。よって、1つ1つの画素電極に検査プ
ローブを立てていた従来と異なり、歩留まりを向上させ
ることができる。
【0025】上述した実施の形態はー例であって、本発
明を限定するものではない。例えば、上記実施の形態で
は、べた画素電極パターン15を観測側としてその検査
端子15Pに電圧計9等の測定器を接続し、信号線端子
3Pを信号入力側として信号源SSを接続する。しか
し、観測側と、信号入力側とを入れ替えて検査を行うこ
ともできる。
【0026】図3に示されたように、検査端子15Pに
信号源SSを接続し、信号線端子3Pに電圧計9等の計
測器を接続する。そして、検査端子15Pから入力した
信号が、スルーホール6が正常に加工された場合は、べ
た画素電極パターン15、スルーホール6、TFT4を
介し、信号線端子3Pにおいて電圧計9等の計測器によ
り観測される。スルーホール6の加工が不十分である場
合は信号が十分に観測されず、不良であることが検出さ
れる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマトリク
スアレイ基板の製造方法によれば、複数の画素を繋げた
べた形状のパターンを有するべた画素電極パターンを作
成し、このべた画素電極パターン及び信号線の一方に信
号を印加し、他方において出力を観測することにより、
スルーホールの加工の良否を判断するので、各々の画素
電極毎に測定を行う従来の場合と異なり、検査時間及び
検査コストの低減が可能であり、また画素電極への損傷
を防止することができるので、歩留まりの向上に寄与す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のー実施の形態によるマトリクスアレイ
基板の製造方法における検査工程を示した斜視図。
【図2】同マトリクスアレイ基板の製造方法において用
いられるべた画素電極パターンを含む基板上の回路構成
を示した回路図。
【図3】本発明の他の実施の形態によるマトリクスアレ
イ基板の製造方法において用いられるべた画素電極パタ
ーンを含む基板上の回路構成を示した回路図。
【図4】従来のマトリクスアレイ基板の製造方法におけ
る検査工程を示した斜視図。
【図5】同マトリクスアレイ基板の製造方法において検
査の対象となる基板上の回路構成を示した回路図。
【図6】スルーホールが正常に加工されたマトリクスア
レイ基板の断面構造を示した縦断面図。
【図7】スルーホールが正常に加工されなかった場合の
マトリクスアレイ基板の断面構造を示した縦断面図。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 ゲート線 2P ゲート線電極 3 信号線 3P 信号線電極 4 画素電極TFTパターン 5 画素電極 6 スルーホール 7 補助容量線 7P 補助容量線端子 8 検査プローブ 9 電圧計 15 べた画素電極パターン 15P 検査端子 SS 信号源 PW 電圧源 Cs 補助容量

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板上に、アレイ電極パターンと画素
    電極とが絶縁膜を介してマトリクス状に配置され、前記
    絶縁膜に設けられたスルーホールを介して前記アレイ電
    極パターンと前記画素電極とが接続されており、前記ア
    レイ電極パターンには信号線が接続されたマトリクスア
    レイ基板の製造方法において、 前記スルーホールが形成された絶縁膜上にべた画素電極
    を形成する工程と、 前記べた画素電極と前記信号線とのいずれか一方に、所
    定の信号を印加し、他方から前記信号を測定する検査工
    程と、 前記べた画素電極を各画素毎に分離して前記画素電極を
    形成する工程と、 を備えることを特徴とするマトリクスアレイ基板の製造
    方法。
  2. 【請求項2】前記べた画素電極は、前記各画素電極に対
    応しない領域を検査端子とすることを特徴とする請求項
    1記載のマトリクスアレイ基板の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006267416A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Victor Co Of Japan Ltd アクティブマトリクス基板の検査方法
US7663395B2 (en) 2003-08-19 2010-02-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Display device, display panel therefor, and inspection method thereof

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7663395B2 (en) 2003-08-19 2010-02-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Display device, display panel therefor, and inspection method thereof
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