JP2003068795A - 表示装置およびその製造方法 - Google Patents

表示装置およびその製造方法

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JP2003068795A
JP2003068795A JP2001255354A JP2001255354A JP2003068795A JP 2003068795 A JP2003068795 A JP 2003068795A JP 2001255354 A JP2001255354 A JP 2001255354A JP 2001255354 A JP2001255354 A JP 2001255354A JP 2003068795 A JP2003068795 A JP 2003068795A
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liquid crystal
driving
bonding pad
input
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JP2001255354A
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English (en)
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Motoji Shioda
素二 塩田
Keigo Aoki
桂吾 青木
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
    • H01L2224/73203Bump and layer connectors
    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストにて種々の駆動用ICを実装するこ
とが可能な表示装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 入出力配線5・6を被覆するように形成
された保護膜12を備えている。これにより、入出力配
線5・6の腐食を防止する。さらに、バンプ電極13よ
りも大きな面積を有する開口部15を、バンプ電極13
と入出力ボンディングパッド9・10との接続部分を囲
むように形成する。これにより、バンプ電極13の間隔
が異なる駆動用IC7を、低コストにて実装することも
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルや有機
EL(electroluminecence: エレクトロルミネッセン
ス)のような表示パネルと、表示パネルを駆動するため
の駆動用IC(Integrated Circuit)とが電気的に接続
されている表示装置、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表示装置の一例である液晶表示装
置においては、一対の基板の間に液晶層が挟持された液
晶パネルに、液晶駆動用ICが実装されていた。そし
て、この実装構造として、TCP(Tape Carrier Packa
ge)を用いた構造が一般に知られている。
【0003】そして、近年では、低コスト、高信頼性、
薄型化等の観点から、液晶駆動用ICを液晶パネルにベ
アチップ実装したCOG(Chip On Glass )方式の液晶
表示装置も見られるようになってきている。そのような
近年の液晶表示装置においては、液晶駆動用ICの電極
に突起状のバンプ電極を形成し、液晶パネルと液晶駆動
用ICとをフェイスダウンボンディング接続する接続方
法が一般的に用いられている。なお、フェイスダウンボ
ンディング接続とは、液晶駆動用ICの電極を基板方向
に向けた状態で、液晶駆動用ICを直接基板上へ実装す
ることを指す。
【0004】そのようなフェイスダウンボンディング接
続として、主に以下の2つの方法が用いられている。
【0005】その1つの方法は、液晶駆動用ICにバン
プ電極として形成されたハンダを溶融して、液晶パネル
と液晶駆動用ICとを接続する方法である。もう1つの
方法は、Au等の金属によりバンプ電極を形成し、導電
性ペーストまたは絶縁性接着剤中に導電粒子を拡散させ
て混在させた異方性導電接着剤により液晶パネルと液晶
駆動用ICとを接続する方法である。
【0006】後者の異方性導電接着剤を用いる接続方法
では、異方性導電接着剤中の導電粒子を、液晶駆動用I
C上におけるバンプ電極と液晶パネルの表示基板上にお
ける入力及び出力ボンディングパッドとの間に挟み込
む。これにより、液晶駆動用ICと液晶パネルの表示基
板とを電気的に接続する。
【0007】そして、異方性導電接着剤を用いる接続方
法は、バンプ電極の大きさのみを考慮すれば接続ピッチ
を決定できるので回路設計を容易に行うことができると
いう点や、各電極の間に異方性導電接着剤中の絶縁性接
着剤が充填されるので各電極同士を容易に絶縁すること
ができるという点等の利点がある。このような利点か
ら、異方性導電接着剤を用いる接続方法は、COG方式
における主流となっている。
【0008】以下に、異方性導電接着剤中でも特にAC
F(Anisotoropic Conductive Film)と呼ばれる異方性
導電膜を用いて、液晶パネルと液晶駆動用ICとをフェ
イスダウンボンディング接続した従来の液晶表示装置に
ついて説明する。
【0009】図17に示すように、従来の液晶表示装置
100は、液晶パネル200と、表示部400と、出力
配線500…と、入力配線600…と、液晶駆動用IC
700…と、FPC(Flexible Printed Circuit)80
0とを備えている。
【0010】また、図18に示すように、液晶パネル2
00における液晶駆動用IC700…の接続領域300
(図中破線で囲む領域)には、出力ボンディングパッド
900…と、入力ボンディングパッド1000…と、F
PC入力端子1100…とが形成されている。なお、図
18においては、液晶パネル200における構成を明瞭
なものとするため、液晶駆動用IC700…を液晶パネ
ル200から取り外した状態で示している。
【0011】液晶パネル200は、上記した各部材を実
装するための板状体である。表示部400は、液晶駆動
用IC700…からのデータ信号および走査信号に基づ
き、所望の画像を表示する。
【0012】出力配線500…は、表示部400…へデ
ータ信号および走査信号を供給するものであり、表示部
400と液晶駆動用IC700…とを接続している。入
力配線600…は、液晶駆動用IC700…へデータ信
号および電源を入力するものであり、後述のFPC80
0と液晶駆動用IC700…とを接続している。
【0013】液晶駆動用IC700…は、表示部400
にて画像を表示するためのデータ信号および走査信号を
生成するものである。また、液晶駆動用IC700…
は、上記したように、出力ボンディングパッド900…
を介して出力配線500…に接続されるとともに、入力
ボンディングパッド1000…を介して入力配線600
…に接続されている。その詳細な接続状態については後
述する。
【0014】FPC800は、入力配線600…にデー
タ信号および電源を供給するものであり、FPC入力端
子1100…を介して外部回路(図示せず)に接続され
る。
【0015】出力ボンディングパッド900…は、出力
配線500…と液晶駆動用IC700…とを電気的に接
続するものであり、出力配線500…に短絡されてい
る。また、入力ボンディングパッド1000…は、入力
配線600…と液晶駆動用IC700…とを電気的に接
続するものであり、入力配線600…に短絡されてい
る。
【0016】FPC入力端子1100…は、FPC80
0…と入力配線600…とを接続するものであり、入力
配線600…に短絡されている。
【0017】なお、出力配線500…と、入力配線60
0…と、出力ボンディングパッド900…と、入力ボン
ディングパッド1000…と、FPC入力端子1100
…とは、表示部400を形成するパネル電極配線(図示
せず)と同じ導電体により形成されている。
【0018】上記の構成により、液晶表示装置100
は、外部回路からの画像情報に基づき液晶駆動用IC7
00…にてデータ信号および走査信号を生成し、表示部
400にて画像を表示する。
【0019】次に、液晶駆動用IC700と液晶パネル
200との接続状態について、より詳細に説明する。
【0020】図19に示すように、液晶駆動用IC70
0は、液晶駆動用IC700の下部(紙面向こう側)に
形成されたバンプ電極1300…と、同じく液晶駆動用
IC700の下部に形成されたACF1400とを介し
て、出力配線500…と入力配線600…とに接続され
ている。
【0021】なお、図19においては、液晶駆動用IC
700の接続状態を明瞭なものとするため、出力配線5
00…と出力ボンディングパッド900…とが連続成型
され、入力配線600…と入力ボンディングパッド10
00…とが連続成型されているように記載している。し
かし、実際は、図18に示すように、出力ボンディング
パッド900…は出力配線500…の先端部分におい
て、たとえば八角形状に形成され、入力ボンディングパ
ッド1000…は入力配線600…の先端部分におい
て、たとえば八角形状に形成されている。
【0022】すなわち、図20に示すように、ACF1
400は、液晶駆動用IC700と、出力配線500、
入力配線600、および液晶パネル200との間に挟持
されている。これにより、液晶駆動用IC700は液晶
パネル200に固定されている。
【0023】また、出力ボンディングパッド900およ
び入力ボンディングパッド1000の上に形成された金
属膜1500…と、液晶駆動用IC700の裏面に形成
されたバンプ電極1300…とは、ACF1400内の
導電粒子により電気的に接続されている。これにより、
液晶駆動用IC700と、出力配線500および入力配
線600とが電気的に接続されている。
【0024】また、ACF1400は、バンプ電極13
00…と金属膜1500…との接続部分を遮蔽してい
る。これにより、ACF1400は、液晶パネル200
(図17)で発生する光起電力により液晶駆動用IC7
00が誤作動することを防止する遮光膜の役割を果たし
ている。
【0025】さらに、樹脂モールド1700は、出力配
線500および入力配線600の上方と、ACF140
0および液晶駆動用IC700の側面とを被覆するよう
に設けられている。
【0026】これにより、樹脂モールド1700は、出
力配線500…と入力配線600…とが露出して腐食す
ることを防止している。
【0027】次に、液晶パネル200と液晶駆動用IC
700との電気的接続プロセスについて説明する。
【0028】先ず、出力配線500および入力配線60
0の上に、ACF1400を圧着する。そして、ACF
1400を加熱しつつ、ACF1400の上に液晶駆動
用IC700をツールヘッドを用いて圧着する。
【0029】これにより、ACF1400は、出力ボン
ディングパッド900および入力ボンディングパッド1
000と、液晶駆動用IC700に形成されたバンプ電
極1300…との間に挟持される。ここで、ACF14
00には導電粒子が含まれているので、出力ボンディン
グパッド900および入力ボンディングパッド1000
と、バンプ電極1300…とが電気的に接続される。
【0030】その後、液晶駆動用IC700の側面に樹
脂モールド1700を設ける。これにより、出力配線5
00および入力配線600の腐食を防止する。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、液晶
駆動用IC等の駆動用ICは様々なサイズのものが市販
されている。したがって、駆動用ICにおけるバンプ電
極の配置も製品毎に異なる場合が多く、規格が異なる駆
動用ICを用いて表示装置を生産する必要性が高まって
いる。
【0032】しかしながら、上記したCOG方式の駆動
用ICのバンプ電極と、駆動用ICの接続領域に設けら
れた複数のボンディングパッドとは、1対1の位置関係
にあり、搭載される個々の駆動用ICに専用化されたパ
ターン設計となっている。
【0033】したがって、このようにバンプ電極の配置
が異なる駆動用ICを実装するためには、ボンディング
パッドの位置等の設計変更を行う必要がある。そのため
に製造コストが増加してしまうという問題が生じる。
【0034】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、低コストにて種々の駆動
用ICを実装することが可能な表示装置およびその製造
方法を提供することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、上
記課題を解決するため、基板上に接着剤層を介して実装
される駆動用ICと、該駆動用ICの基板側に形成され
るバンプ電極と、該バンプ電極に対向するボンディング
パッドを先端部分に有する配線とを備えている表示装置
において、上記配線を被覆するように形成された保護膜
を備え、上記保護膜には、上記バンプ電極よりも大きな
面積を有する開口部が、上記バンプ電極と上記ボンディ
ングパッドとの接続部分を囲むように形成されているこ
とを特徴としている。
【0036】すなわち、近年、駆動用ICは様々なサイ
ズのものが市販されている。したがって、駆動用ICに
おけるバンプ電極の配置も製品毎に異なる場合が多い。
【0037】このようにバンプ電極の配置が異なる駆動
用ICを実装するために、ボンディングパッドの位置等
の設計変更を行うと、製造コストの増加につながる場合
がある。
【0038】そこで、本発明では、特に、配線を被覆す
る保護膜に、バンプ電極よりも大きな面積を有する開口
部を、バンプ電極とボンディングパッドとの接続部分を
囲むように形成している。
【0039】上記の構成によれば、バンプ電極と開口部
との間に間隙が形成される。すなわち、バンプ電極の配
置が異なる駆動用ICを実装する場合でも、ボンディン
グパッドの位置や、開口部の形状を変更することなく、
バンプ電極とボンディングパッドとを電気的に接続する
ことができる。
【0040】それゆえ、種々の駆動用ICを実装するこ
とができ、製造コストの低減を実現することができる。
【0041】また、本発明の表示装置は、上記課題を解
決するため、上記構成において、上記開口部は、上記駆
動用ICの短手方向または長手方向の辺が長い長方形状
であることを特徴としている。
【0042】すなわち、駆動用ICのバンプ電極は、駆
動用ICの短手方向および長手方向に沿って並設される
ことが多い。したがって、種類が異なる駆動用ICにお
いては、駆動用ICの短手方向または長手方向における
バンプ電極の間隔が異なる場合が多い。
【0043】そこで、本発明では、特に、開口部を、駆
動用ICの短手方向または長手方向の辺が長い長方形状
に形成している。
【0044】これにより、駆動用ICの短手方向または
長手方向におけるバンプ電極の間隔に的確に対応して、
種類の異なる駆動用ICを実装することができる。
【0045】それゆえ、上記構成の表示装置による効果
に加えて、種類の異なる駆動用ICを実装するために行
う設計変更の機会を低減し、確実に製造コストの低減を
実現することができる。
【0046】また、本発明の表示装置は、上記課題を解
決するため、上記構成において、上記開口部は、上記配
線に沿って複数形成されていることを特徴としている。
【0047】すなわち、本発明では、配線を被覆する保
護膜に、該配線に沿って開口部を複数形成している。
【0048】上記の構成によれば、複数形成されている
開口部のうちいずれかの開口部を用いて、バンプ電極と
ボンディングパッドとを電気的に接続することができ
る。したがって、実装可能なバンプ電極間隔の許容範囲
を広げることが可能となる。
【0049】それゆえ、上記構成の表示装置による効果
に加えて、より多くの駆動用ICを、製造コストを増加
させることなく実装することが可能となる。
【0050】また、本発明の表示装置は、上記課題を解
決するため、上記構成において、上記ボンディングパッ
ドは、千鳥状に配設されているとともに、上記開口部
は、上記ボンディングパッドに対応して、千鳥状に配設
されていることを特徴としている。
【0051】上記の構成によれば、ボンディングパッド
は基板上において千鳥状に配設されている。したがっ
て、基板上のスペースを有効利用し、ボンディングパッ
ド1つあたりの面積を大きくすることが可能となる。
【0052】それゆえ、ボンディングパッドとバンプ電
極との接続抵抗が小さくなり、表示装置の消費電力を低
減することができる。
【0053】さらに、開口部とボンディングパッドとが
千鳥状に配設されているので、バンプ電極が千鳥状に配
置された駆動用ICを基板上に実装することが可能とな
る。
【0054】それゆえ、上記構成の表示装置による効果
に加えて、さらに多くの種類の表示装置を、製造コスト
の増加を伴わずに実装することが可能となる。
【0055】また、本発明の表示装置は、上記課題を解
決するため、上記構成において、上記ボンディングパッ
ドと電気的に接続された検査パッドを、上記基板上に備
えていることを特徴としている。
【0056】上記構成によれば、検査パッドは、ボンデ
ィングパッドと電気的に接続されている。
【0057】したがって、検査パッドに検査プロ−ブを
接触させることにより、ボンディングパッドを介して表
示パネルの検査をすることが可能となる。
【0058】それゆえ、上記構成の表示装置による効果
に加えて、表示装置の検査を簡易に行うことができる。
【0059】また、本発明の表示装置は、上記課題を解
決するため、上記構成において、上記接着剤層は、上記
バンプ電極と上記ボンディングパッドとの接続部分にお
ける全領域を覆うように設けられていることを特徴とし
ている。
【0060】上記構成によれば、バンプ電極とボンディ
ングパッドとの接続部分の全領域は、接着剤層に覆われ
ている。
【0061】これにより、バンプ電極とボンディングパ
ッドとの接続部分における腐食を防止することができ
る。
【0062】また、本発明の表示装置の製造方法は、上
記課題を解決するため、上記構成のいずれかの表示装置
の製造方法であって、上記バンプ電極と上記ボンディン
グパッドとを接続した後に、上記接着剤層全体を加熱硬
化することを特徴としている。
【0063】すなわち、表示装置は、乗用車等に搭載さ
れる場合など、使用環境が高温・高湿であって、バンプ
電極とボンディングパッドとの接続部分が腐食しやすい
状況において用いられる場合がある。
【0064】そこで、本発明では、特に、バンプ電極と
ボンディングパッドとを接続した後、接着剤層全体を加
熱硬化する。これにより、接着剤層全体を完全に硬化
し、バンプ電極とボンディングパッドとの接続部分にお
ける耐腐食性を高めることができる。
【0065】したがって、上記の接続部分が腐食しやす
い環境でも、安定して作動する表示装置を提供すること
ができる。
【0066】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の一実施
形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通り
である。
【0067】図2に示すように、本実施の形態の液晶表
示装置(表示装置)1は、液晶パネル2(基板)と、表
示部4と、出力配線(配線)5…と、入力配線(配線)
6…と、液晶駆動用IC(駆動用IC)7…と、FPC
8とを備えている。
【0068】また、図3に示すように、液晶駆動用IC
7…の接続領域3には、出力ボンディングパッド(ボン
ディングパッド)9…と、入力ボンディングパッド(ボ
ンディングパッド)10…と、FPC入力端子11…と
が形成されている。各部材の構成は、本発明の特徴点で
ある液晶駆動用IC7…と液晶パネル2との接続状態を
除いて、図17および図18に基づいて説明した従来の
液晶表示装置100の構成と同じであるので、その説明
を省略する。
【0069】次に、液晶駆動用IC7と液晶パネル2と
の接続状態をより具体的に説明する。
【0070】図4に示すように、液晶駆動用IC7は長
方形状であり、液晶駆動用IC7の下部(紙面向こう
側)に形成されたAu等の金属からなるバンプ電極13
…と、同じく液晶駆動用IC7の下部に形成されたAC
F(接着剤層)14とを介して、出力配線5…と入力配
線6…とに接続されている。
【0071】なお、図4においては、液晶駆動用IC7
の接続状態を明瞭なものとするため、出力配線5…と出
力ボンディングパッド9…とが連続成型され、入力配線
6…と入力ボンディングパッド10…とが連続成型され
ているように記載している。しかし、実際は、図3に示
すように、出力ボンディングパッド9…は出力配線5…
の先端部分において、たとえば八角形状に形成され、入
力ボンディングパッド10…は入力配線6…の先端部分
において、たとえば八角形状に形成されている。このこ
とは、後述する図8〜図14の説明においても同様であ
る。
【0072】また、出力配線5…および入力配線6…
(紙面手前側)は、窒化シリコン等からなる保護膜12
により被覆されている。
【0073】また、保護膜12…には、長方形状の開口
部15…が、出力ボンディングパッド9…および入力ボ
ンディングパッド10…の上においてバンプ電極13を
囲むように形成されている。
【0074】開口部15…のうち、出力ボンディングパ
ッド9…上に形成されているものは、バンプ電極13よ
りもやや大きな長方形状に形成されている。
【0075】また、入力ボンディングパッド10…の上
に形成された開口部15…は、液晶駆動用IC7の短手
方向に長い長方形に形成されている。たとえば、約50
×100(μm)のバンプ電極13に対して、約70×
310(μm)の大きさの開口部15が形成される。
【0076】なお、実際は、バンプ電極13…と出力ボ
ンディングパッド9…および入力ボンディングパッド1
0…との間には、後述する金属膜16が挟持されている
が、図4においては開口部15…の構成を明瞭なものと
するため、金属膜16の図示を省略している。このこと
は、後述する図8〜図14の説明においても同様であ
る。
【0077】さらに、液晶駆動用IC7と液晶パネル2
との接続状態について、図1に基づいて説明する。
【0078】図1に示すように、ACF14は、液晶駆
動用IC7と、出力配線5、入力配線6、および液晶パ
ネル2との間に挟持されている。これにより、液晶駆動
用IC7は液晶パネル2に固定されている。
【0079】また、出力ボンディングパッド9および入
力ボンディングパッド10の上には、開口部15を塞ぐ
ように金属膜16…が形成されている。このように形成
された金属膜16…と、液晶駆動用IC7の裏面に形成
されたバンプ電極13…とは、ACF14内の導電粒子
により電気的に接続されている。これにより、液晶駆動
用IC7と、出力配線5および入力配線6とが電気的に
接続されている。
【0080】金属膜16は、ITO(Indium Tin Oxid
e: インジウム酸化すず)膜、もしくはAl(アルミニ
ウム)膜である。
【0081】なお、出力ボンディングパッド9、および
入力ボンディングパッド10は、金属膜16を備えない
ものでも可能である。すなわち、図5に示すように、バ
ンプ電極13…と出力ボンディングパッド9および入力
ボンディングパッド10とを直接接触させて電気的に接
続することも可能である。
【0082】ACF14は、図1に示すように、バンプ
電極13…と金属膜16…との接続部分を覆っている。
これにより、バンプ電極13…と金属膜16…との接続
部分が、腐食することを防止している。また、ACF1
4は、液晶パネル2(図2)で発生する光起電力により
液晶駆動用IC7が誤作動することを防止する遮光膜の
役割も果たしている。
【0083】保護膜12は、出力配線5および入力配線
6の上面を被覆するように設けられている。これによ
り、保護膜12は、出力配線5と入力配線6とが露出し
て腐食することを防止している。
【0084】なお、図6に示すように、保護膜12の下
側に第2の保護膜12aを設けることも可能である。こ
の構成においては、入力ボンディングパッド10上の金
属膜16は、第2の保護膜12a上に形成される。これ
により、バンプ電極13と入力ボンディングパッド10
とを電気的に接続することも可能である。
【0085】また、同図に示すように、保護膜12と第
2の保護膜12aとの間に出力配線5を設けることも可
能である。この場合、金属膜16そのものが出力配線5
となっていると言うこともできる。これにより、バンプ
電極13と出力配線5とが直接接触し、電気的な接続が
行われる。
【0086】なお、本実施の形態においては、出力ボン
ディングパッド9および入力ボンディングパッド10の
上にのみ開口部15を設ける構成としたが、必ずしもこ
の構成に限定されるものではない。すなわち、バンプ電
極13と金属膜16との接続面積を確保できる限り、出
力配線5あるいは入力配線6の上に開口部15が設けら
れる構成であってもよい。
【0087】次に、液晶駆動用IC7の接続方法につい
て説明する。
【0088】先ず、図1に示すように、出力配線5およ
び入力配線6の上に、保護膜12を設けるとともに、開
口部15…を塞ぐように金属膜16…を形成する。
【0089】その後、保護膜12上にACF14を熱圧
着する。そして、図示しない位置合わせ装置を用いて、
バンプ電極13と、出力ボンディングパッド9および入
力ボンディングパッド10との位置合わせを行う。
【0090】位置合わせ完了後、ACF14を加熱しつ
つ、ACF14の上に液晶駆動用IC7をツールヘッド
を用いて圧着する。この際、加熱温度は180℃程度で
あり、70MPa程度の圧力で圧着することが好まし
い。
【0091】上記のプロセスにより、本実施の形態の液
晶駆動用IC7と液晶パネル2とを接続することができ
る。
【0092】次に、上記構成のように液晶駆動用IC7
を接続することによる効果について説明する。
【0093】たとえば、図7に示すように、バンプ電極
13…間の液晶駆動用IC7の短手方向における間隔
が、図1に示したような液晶駆動用IC7と異なる液晶
駆動用IC7を、液晶パネル2に接続する場合について
説明する。
【0094】このような場合、上記したように、入力ボ
ンディングパッド10上の開口部15は、液晶駆動用I
C7の短手方向に長い長方形に形成されているので、入
力ボンディングパッド10上の開口部15を塞ぐ金属膜
16も、液晶駆動用IC7の短手方向に長くなるように
形成されている。
【0095】すなわち、バンプ電極13…間の間隔が異
なる場合でも、入力ボンディングパッド10上のバンプ
電極13と、金属膜16とを電気的に接続することがで
きる。これにより、ボンディングパッドの位置を変更す
ることなく、バンプ電極間隔が異なる液晶駆動用IC7
を入出力配線5・6に接続することができ、製造コスト
の低減を図ることができるのである。
【0096】なお、本実施の形態では、図4に示したよ
うに、入力ボンディングパッド10上に形成されている
開口部15を、液晶駆動用IC7の短手方向に長くなる
ように形成する構成としたが、必ずしもこれに限定され
るものではない。
【0097】すなわち、図8に示すように、出力ボンデ
ィングパッド9…上に形成されている開口部15…を、
液晶駆動用IC7の短手方向に長くなるように形成する
構成としてもよい。これにより、バンプ電極13…間の
間隔が異なる場合であっても、ボンディングパッドの位
置を変更することなく、液晶駆動用IC7を入出力配線
5・6に接続することができるとともに、製造コストの
低減を図ることができる。
【0098】あるいは、図9に示すように、出力ボンデ
ィングパッド9…上に形成されている開口部15…と、
入力ボンディングパッド10…上に形成されている開口
部15…との両方を、液晶駆動用IC7の短手方向に長
くなるように形成する構成としてもよい。これにより、
液晶パネル2に接続可能なバンプ電極13…間の間隔の
許容範囲をより大きくすることが可能となり、より多く
の液晶駆動用IC7を液晶パネル2に接続することが可
能となる。
【0099】あるいは、図10に示すように、入力ボン
ディングパッド10…上に形成されている開口部15…
を、バンプ電極13の2倍程度の面積を有する長方形状
に形成してもよい。これによっても、液晶パネル2に接
続可能なバンプ電極13…間の間隔の許容範囲をより大
きくすることが可能となり、より多くの液晶駆動用IC
7を液晶パネル2に接続することが可能となる。
【0100】また、本実施の形態では、図4に示したよ
うに、出力ボンディングパッド9…と入力ボンディング
パッド10…とを、それぞれ液晶駆動用IC7の長手方
向に並設する構成としたが、必ずしもこの構成に限定さ
れるものではない。
【0101】すなわち、図11に示すように、入力ボン
ディングパッド10の一部、およびその上に形成される
開口部15を、液晶駆動用IC7の短手方向に配設して
もよい。
【0102】これにより、バンプ電極13の一部が短手
方向に配設された液晶駆動用IC7を液晶パネル2(図
2)に接続することができるとともに、各入力ボンディ
ングパッド10の面積を大きくすることが可能となる。
それゆえ、入力ボンディングパッド10とバンプ電極1
3との接続抵抗が小さくなり、消費電力を低減すること
ができる。
【0103】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について、図面に基づいて説明すれば、以下のとおりで
ある。なお、説明の便宜上、実施の形態1と同一の構成
には同一の部材番号を付記し、その説明を省略する。
【0104】また、本実施の形態においては、後述する
ように、1つの保護膜12に対して開口部15を複数設
けること以外は、上記した実施の形態1における構成と
同じである。したがって以下では、その部分についての
み説明する。
【0105】図12に示すように、出力ボンディングパ
ッド9…上の保護膜12…には、それぞれ2つの開口部
15…が出力配線5…に沿うように並設されている。
【0106】上記の構成とすることにより、液晶駆動用
IC7の短手方向におけるバンプ電極13…間の間隔が
異なる場合でも、複数形成されたもののうちいずれかの
開口部15を用いて、出力ボンディングパッド9…上の
バンプ電極13…と、金属膜(図示せず)とを電気的に
接続することができる。これにより、ボンディングパッ
ドの位置を変更することなく、バンプ電極間隔が異なる
液晶駆動用IC7を入出力配線5・6に接続することが
でき、製造コストの低減を図ることができるのである。
【0107】なお、本実施の形態においては、開口部1
5を2箇所設ける構成に限定されず、3箇所以上開口部
15を設ける構成であってもよい。また、出力ボンディ
ングパッド9上に開口部15を複数設ける構成に限定さ
れず、入力ボンディングパッド10上に開口部15を複
数設ける構成であってもよい。
【0108】〔実施の形態3〕本発明のさらに他の実施
の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下のと
おりである。なお、説明の便宜上、上記した実施の形態
と同一の構成には同一の部材番号を付記し、その説明を
省略する。
【0109】また、本実施の形態においては、後述する
ように出力ボンディングパッド9およびその上に形成さ
れる開口部15を、千鳥状に配設する以外は上記した実
施の形態1と同一の構成である。したがって、以下では
その部分について説明する。
【0110】図13に示すように、出力ボンディングパ
ッド9…およびその上に形成される開口部15…は、2
段の千鳥状に配設されている。さらに、開口部15…
は、液晶駆動用IC7の短手方向が長くなるような長方
形状に形成されている。
【0111】上記構成とすることにより、バンプ電極1
3…が千鳥状に複数配設された液晶駆動用IC7を液晶
パネルに実装する際、バンプ電極13…間の間隔が異な
る場合でも、出力ボンディングパッド9…上のバンプ電
極13…と、金属膜(図示せず)とを電気的に接続する
ことができる。これにより、ボンディングパッドの位置
を変更することなく、バンプ電極間隔が異なる液晶駆動
用IC7を入出力配線5・6に接続することができ、製
造コストの低減を図ることが可能となる。
【0112】さらに、各出力ボンディングパッド9の面
積を大きくすることが可能となる。それゆえ、出力ボン
ディングパッド9とバンプ電極13との接続抵抗が小さ
くなり、消費電力を低減することができる。
【0113】なお、必ずしも上記の構成に限定されるも
のではなく、入力ボンディングパッド10を千鳥状に配
設してもよい。また、ボンディングパッドは、必ずしも
2段の千鳥状に配置することに限定されるものでなく、
3段以上の千鳥状に配置してもよい。
【0114】さらに、実施の形態2において説明したよ
うに、開口部15を入出力配線5・6に沿って複数並設
することも可能である。
【0115】〔実施の形態4〕本発明のさらに他の実施
の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下のと
おりである。なお、説明の便宜上、上記した実施の形態
と同一の構成には同一の部材番号を付記し、その説明を
省略する。
【0116】また、本実施の形態においては、後述する
構成以外は上記した実施の形態1と同一の構成である。
したがって、以下ではその部分について説明する。
【0117】すなわち、本実施の形態においては、図1
4に示すように、液晶パネル2(図2)上に検査パッド
17…が液晶駆動用IC7の長手方向に並設されるとと
もに、検査パッド17…は、出力配線5…により出力ボ
ンディングパッド9…と電気的に接続されている。さら
に、出力配線5…上の保護膜12…において、検査パッ
ド17…上には、検査用開口部18…が形成されてい
る。
【0118】上記の構成により、検査用開口部18…か
ら検査プローブ(図示せず)を進入させて、検査プロー
ブと検査パッド17…とを電気的に接続し、表示パネル
2の検査をすることが可能となる。
【0119】なお、本実施の形態において、出力ボンデ
ィングパッド9…は、実施の形態3と同様に、2段の千
鳥状に配設されている。また、開口部15…は、液晶駆
動用IC7の短手方向が長い長方形状に形成されてい
る。
【0120】これにより、上記した実施の形態3におけ
る構成と同様の効果、すなわち、ボンディングパッドの
位置を変更することなく、バンプ電極間隔が異なる液晶
駆動用IC7を入出力配線5・6に接続し、製造コスト
の低減を図ることができる。さらに、各出力ボンディン
グパッド9とバンプ電極13との接続抵抗を小さくして
消費電力を低減することができる。
【0121】なお、検査パッド17…が狭いピッチで配
設され、検査プローブと検査パッド17…とを電気的に
接続することが困難な場合は、開口部15…から出力ボ
ンディングパッド9…に検査プローブを接触させて、表
示パネルの検査を行うことも可能である。
【0122】〔実施の形態5〕本発明のさらに他の実施
の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下のと
おりである。なお、説明の便宜上、上記した実施の形態
と同一の構成には同一の部材番号を付記し、その説明を
省略する。
【0123】ところで、図7に基づいて説明した実施の
形態1における液晶駆動用IC7の幅は、出力ボンディ
ングパッド9上を覆ってはいるものの、入力ボンディン
グパッド10上を覆うには至らない程度の長さである。
そのため、入力ボンディングパッド10上に形成される
ACF14は、入力ボンディングパッド10上に形成さ
れた開口部15を塞ぐ金属膜16を全て被覆することが
できない場合がある。
【0124】このような場合、樹脂モールド(図示せ
ず)を、金属膜16の上面と液晶駆動用IC7の側面と
を被覆するように配設する。これにより、金属膜16の
腐食を防止することができるとともに、金属膜16と入
力ボンディングパッド10との接続部分を完全に遮光す
ることができる。したがって、液晶表示装置1の作動信
頼性を確保することが可能である。
【0125】あるいは、以下に説明する本実施の形態の
構成により、液晶表示装置1の作動信頼性を確保するこ
とも可能である。
【0126】すなわち、図15に示すように、入力ボン
ディングパッド10上における金属膜16の全てを塞ぐ
ようにACF14を配設する。これにより、モールド樹
脂を設けることなく、金属膜16の腐食を防止すること
ができるとともに、金属膜16と入力ボンディングパッ
ド10との接続部分を完全に遮光することができる。し
たがって、液晶表示装置1の作動信頼性を確保すること
が可能である。
【0127】なお、液晶駆動用IC7は、ツールヘッド
を用いてACF14に加熱圧着される。そのため、AC
F14において液晶駆動用IC7から離れた部位、すな
わちACF14の周縁部14aにおいて、ACF14が
十分に加熱されず、未硬化状態となる場合がある。
【0128】このように未硬化状態であると、乗用車等
に搭載された場合、使用環境が高温・多湿であるために
バンプ電極13と入出力ボンディングパッド9・10と
の接続部分が腐食するおそれが高い。
【0129】そこで、図16に示すように、入力ボンデ
ィングパッド10上における金属膜16の全てを塞ぐよ
うにACF14を配設するとともに、バンプ電極13…
と出力ボンディングパッド9および入力ボンディングパ
ッド10とを接続した後に、ACF14全体をIR(in
frared radiation: 赤外線)等によりスポット加熱す
る。
【0130】これにより、ACF14の周縁部14aを
完全に硬化することができる。したがって、バンプ電極
13と入出力ボンディングパッド9・10との接続部分
が腐食するおそれが高い環境下でも腐食を確実に防止
し、液晶表示装置1を安定して作動させることが可能と
なる。
【0131】なお、上記のスポット加熱は、バンプ電極
13…と出力ボンディングパッド9および入力ボンディ
ングパッド10とを接続する際に同時に行うことも可能
である。また、スポット加熱に代えて、アフターキュア
を用いる雰囲気加熱によりACF14を加熱することも
可能である。なお、アフターキュアとは、プリント基板
上の部品実装に用いるはんだを溶接するリフロー炉、あ
るいはオーブン等を指す。
【0132】また、上記した各実施形態においては、本
発明を表示装置としての液晶表示装置について適用する
場合に説明したが、必ずしもこれに限定されるものでは
ない。すなわち、有機ELのような表示パネルと、該表
示パネルを駆動する駆動用IC(集積回路)とを備えて
いる表示装置について本発明を適用することも可能であ
る。
【0133】なお、本発明の表示装置は、一対の基板間
に光変調層が挟持される表示パネルと、該表示パネルと
接着剤層を介して電気的に接続される駆動用ICとを備
えている表示装置において、上記駆動用ICに設けられ
る複数のバンプ電極と、該バンプ電極と相対するよう配
置される上記表示パネルの一方の基板上に設けられるボ
ンディングパッドと、該ボンディングパッド上に設けら
れる最上層保護膜と、該最上層保護膜に設けられる開口
部とからなり、上記開口部は、上記ボンディングパッド
上に配置されるとともに、上記駆動用ICの短手方向に
拡張される構成であってもよい。
【0134】上記の構成によれば、互いに、入力用、出
力用のバンプ電極の間隔が異なる駆動用ICと表示パネ
ルとの電気的な接続を行う場合において、駆動用ICの
出力、入力ボンディングパッドの位置変更等、表示パネ
ルの駆動用ICの接続領域の設計変更を伴わずに行うこ
とができる。このため、駆動用ICの共通化を図ること
ができ、部材コストを削減することが可能となる。
【0135】また、本発明の表示装置は、上記構成の表
示装置において、上記開口部は、上記駆動用ICの長手
方向にも拡張される構成であってもよい。
【0136】上記の構成によれば、駆動用ICのバンプ
電極の間隔が、駆動用ICの短手方向および長手方向の
両方で、互いに異なる駆動用ICを、表示パネルの設計
変更を伴わずに、同一の表示パネルに接続することがで
きる。
【0137】また、本発明の表示装置は、上記構成の表
示装置において、上記ボンディングパッドおよび上記ボ
ンディングパッド上に配置される上記開口部は、千鳥状
に配置される構成であってもよい。
【0138】上記の構成によれば、隣接する出力ボンデ
ィングパッド上および開口部同士の間隔を充分確保する
ことができるため、出力ボンディングパッドおよび開口
部を狭ピッチに配置することができる。このため、より
入力、若しくは出力側に配列される各バンプ電極の間隔
が、より狭ピッチになる小型の駆動用ICを接続するこ
とが可能となる。また、よりバンプ電極の数が多い駆動
用ICを接続することも可能になる。
【0139】また、本発明の表示装置は、上記構成の表
示装置において、上記ボンディングパッドと電気的に接
続される検査パッドを備えている構成であってもよい。
【0140】上記の構成によれば、一列に配置された開
口部を介して、検査パッドに検査プローブを接触させて
表示パネルの検査を行うことができる。さらに、千鳥配
置される開口部を使って駆動用ICとの電気的な接続を
図ることができる。
【0141】また、検査パッドが狭ピッチで配置され、
検査プローブと検査パッドとのコンタクトが困難な場
合、千鳥配置される開口部を介して、出力ボンディング
パッドに検査プローブを接触させてパネル検査を行うこ
とができる。
【0142】また、本発明の表示装置は、上記構成の表
示装置において、上記開口部が、上記接着剤層によって
覆われている構成であってもよい。
【0143】上記の構成によれば、ボンディングパッド
が露出する領域が存在しないため、ボンディングパッド
の腐食を防止することができる。
【0144】
【発明の効果】本発明の表示装置は、以上のように、上
記保護膜に、上記バンプ電極よりも大きな面積を有する
開口部が、上記バンプ電極とボンディングパッドとの接
続部分を囲むように形成されているものである。
【0145】上記の構成によれば、バンプ電極の配置が
異なる駆動用ICを実装する場合でも、ボンディングパ
ッドの位置や、開口部の形状を変更することなく、バン
プ電極とボンディングパッドとを電気的に接続すること
ができる。
【0146】それゆえ、種々の駆動用ICを実装するこ
とができ、製造コストの低減を実現することができると
いう効果を奏する。
【0147】また、本発明の表示装置は、以上のよう
に、上記構成において、上記開口部は、上記駆動用IC
の短手方向または長手方向の辺が長い長方形状であるも
のである。
【0148】上記の構成によれば、駆動用ICの短手方
向または長手方向におけるバンプ電極の間隔に的確に対
応して、種類の異なる駆動用ICを実装することができ
る。
【0149】それゆえ、上記構成の表示装置による効果
に加えて、種類の異なる駆動用ICを実装するために行
う設計変更の機会を低減し、確実に製造コストの低減を
実現することができるという効果を奏する。
【0150】また、本発明の表示装置は、以上のよう
に、上記構成において、上記開口部は、上記配線に沿っ
て複数形成されているものである。
【0151】すなわち、本発明では、配線を被覆する保
護膜に、該配線に沿って開口部を複数形成している。
【0152】上記の構成によれば、実装可能なバンプ電
極間隔の許容範囲を広げることが可能となる。
【0153】それゆえ、上記構成の表示装置による効果
に加えて、より多くの駆動用ICを、製造コストを増加
させることなく実装することができるという効果を奏す
る。
【0154】また、本発明の表示装置は、以上のよう
に、上記構成において、上記ボンディングパッドは、千
鳥状に配設されているとともに、上記開口部は、上記ボ
ンディングパッドに対応して、千鳥状に配設されている
ものである。
【0155】上記の構成によれば、基板上のスペースを
有効利用し、ボンディングパッド1つあたりの面積を大
きくすることが可能となる。
【0156】それゆえ、上記構成の表示装置による効果
に加えて、ボンディングパッドとバンプ電極との接続抵
抗が小さくなり、表示装置の消費電力を低減することが
できるという効果を奏する。
【0157】さらに、開口部が千鳥状に配設されている
ので、バンプ電極が千鳥状に配置された駆動用ICを基
板上に実装することが可能となる。
【0158】それゆえ、上記構成の表示装置による効果
に加えて、さらに多くの種類の表示装置を、製造コスト
の増加を伴わずに実装することが可能となるという効果
を奏する。
【0159】また、本発明の表示装置は、以上のよう
に、上記構成において、上記ボンディングパッドと電気
的に接続された検査パッドを、上記基板上に備えている
ものである。
【0160】上記構成によれば、検査パッドに検査プロ
−ブを接触させることにより、ボンディングパッドを介
して表示パネルを検査することが可能となる。
【0161】それゆえ、上記構成の表示装置による効果
に加えて、表示装置の検査を簡易に行うことができると
いう効果を奏する。
【0162】また、本発明の表示装置は、以上のよう
に、上記構成において、上記接着剤層は、上記バンプ電
極と上記ボンディングパッドとの接続部分における全領
域を覆うように設けられているものである。
【0163】上記の構成によれば、バンプ電極とボンデ
ィングパッドとの接続部分の全領域は、接着剤層に覆わ
れている。
【0164】これにより、上記構成の表示装置による効
果に加えて、バンプ電極とボンディングパッドとの接続
部分における腐食を確実に防止することができる。
【0165】また、本発明の表示装置の製造方法は、以
上のように、上記構成のいずれかの表示装置の製造方法
であって、上記バンプ電極と上記ボンディングパッドと
を接続した後に、上記接着剤層全体を加熱硬化する方法
である。
【0166】上記の方法によれば、バンプ電極とボンデ
ィングパッドとの接続部分における耐腐食性を高めるこ
とができる。
【0167】それゆえ、接続部分が腐食しやすい環境で
も安定して作動する表示装置を提供することができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における表示装置の一実施形態の断面図
であり、図4の表示装置のB−B’線矢視断面図であ
る。
【図2】本発明における表示装置の一実施形態の概略構
成を示す平面図である。
【図3】図2の表示装置を、駆動用ICを取り外した状
態で示す平面図である。
【図4】図2の表示装置のA部分を拡大して示す平面図
である。
【図5】本発明における表示装置のさらに他の実施形態
を示す断面図である。
【図6】本発明における表示装置のさらに他の実施形態
を示す断面図である。
【図7】図1の表示装置における駆動用ICを、バンプ
電極間隔が異なる駆動用ICに交換した状態を示す断面
図である。
【図8】本発明における表示装置のさらに他の実施形態
を示す平面図である。
【図9】本発明における表示装置のさらに他の実施形態
を示す平面図である。
【図10】本発明における表示装置のさらに他の実施形
態を示す平面図である。
【図11】本発明における表示装置のさらに他の実施形
態を示す平面図である。
【図12】本発明における表示装置のさらに他の実施形
態を示す平面図である。
【図13】本発明における表示装置のさらに他の実施形
態を示す平面図である。
【図14】本発明における表示装置のさらに他の実施形
態を示す平面図である。
【図15】本発明における表示装置のさらに他の実施形
態を示す断面図である。
【図16】図15の表示装置において、ACFの周縁部
を硬化させた状態を示す断面図である。
【図17】従来の表示装置の概略構成を示す平面図であ
る。
【図18】図17の表示装置を、駆動用ICを取り外し
た状態で示す平面図である。
【図19】図17の表示装置のA1部分を拡大して示す
平面図である。
【図20】図19の表示装置のC−C’線矢視断面図で
ある。
【符号の説明】
1 液晶表示装置(表示装置) 2 液晶パネル(基板) 5 出力配線(配線) 6 入力配線(配線) 7 液晶駆動用IC(駆動用IC) 9 出力ボンディングパッド(ボンディングパッド) 10 入力ボンディングパッド(ボンディングパッド) 12 保護膜 13 バンプ電極 14 ACF(接着剤層) 15 開口部 17 検査パッド
フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 GA50 GA59 GA60 JB56 JB77 NA17 NA27 5F044 KK06 KK12 LL09 QQ01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に接着剤層を介して実装される駆動
    用ICと、該駆動用ICの基板側に形成されるバンプ電
    極と、該バンプ電極に対向するボンディングパッドを先
    端部分に有する配線とを備えている表示装置において、 上記配線を被覆するように形成された保護膜を備え、 上記保護膜には、上記バンプ電極よりも大きな面積を有
    する開口部が、上記バンプ電極と上記ボンディングパッ
    ドとの接続部分を囲むように形成されていることを特徴
    とする表示装置。
  2. 【請求項2】上記開口部は、上記駆動用ICの短手方向
    または長手方向の辺が長い長方形状であることを特徴と
    する請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】上記開口部は、上記配線に沿って複数形成
    されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    表示装置。
  4. 【請求項4】上記ボンディングパッドは、千鳥状に配設
    されているとともに、 上記開口部は、上記ボンディングパッドに対応して、千
    鳥状に配設されていることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】上記ボンディングパッドと電気的に接続さ
    れた検査パッドを、上記基板上に備えていることを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の表示装
    置。
  6. 【請求項6】上記接着剤層は、上記バンプ電極と上記ボ
    ンディングパッドとの接続部分における全領域を覆うよ
    うに設けられていることを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6のいずれか1項に記載の
    表示装置の製造方法であって、 上記バンプ電極と上記ボンディングパッドとを接続した
    後に、上記接着剤層全体を加熱硬化することを特徴とす
    る表示装置の製造方法。
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