JP2003068497A - 直流除電器の制御方法及び制御装置 - Google Patents

直流除電器の制御方法及び制御装置

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JP2003068497A
JP2003068497A JP2001259811A JP2001259811A JP2003068497A JP 2003068497 A JP2003068497 A JP 2003068497A JP 2001259811 A JP2001259811 A JP 2001259811A JP 2001259811 A JP2001259811 A JP 2001259811A JP 2003068497 A JP2003068497 A JP 2003068497A
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Nobuo Nomura
信雄 野村
Zenji Okamura
善次 岡村
Kenji Horikiri
賢治 堀切
Kazuro Nakajima
和朗 中島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度の高いイオンバランスが図れることに加
えて、除電性能の低下を抑制できるようにする。 【解決手段】 正負それぞれの放電電極10・11に正
負それぞれの高電圧発生回路16・17から直流高電圧
を印加して正負それぞれのイオンを発生させる直流除電
器において、正の放電電極側については、放電電流検出
用抵抗23にて放電電流を検出して正の高電圧発生回路
16を放電電流が一定となるようにフィードバック制御
し、負の放電電極側については、イオン検出子12でイ
オン電流を検出して、負の高電圧発生回路17を正負の
イオン電流がバランスするようにフィードバック制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正負それぞれの放
電電極に正負それぞれの高電圧発生回路から直流高電圧
を印加し、正負それぞれのイオンを発生させて帯電物体
を除電する直流除電器において、除電性能の維持やイオ
ンバランス等のために、放電電極への印加電圧を制御す
る制御方法及び制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年における電気・電子機器の発展、特
にデジタル化に伴い、それに用いるデバイスも静電気に
弱いものが多くなり、静電気障害対策に用いる静電気除
去装置の仕様も高度な要求が増えてきている。
【0003】その中で特にイオンバランスの精度(オフ
セット電圧)についての要求が最も多く、それに対して
は例えば特開平11−135293号公報、特開平3−
266398号公報、特開平2−267880号公報に
開示された方法が知られている。これらの方法は、直流
式静電気除去装置(直流除電器)にてイオンバランスを
自動制御している。
【0004】その制御方法として、特開平11−135
293号公報では、正負の放電電極に印加する高電圧を
それぞれオン・オフしてイオンバランスを図り、特開平
3−266398号公報や特開平2−267880号公
報では、イオン検出電極を設けてイオン量を検出し、正
負の放電電極の片側への高電圧は一定にして、もう片側
への高電圧を加減することによって、イオンバランスを
図っており、イオンバランスの面では市場の要求を満た
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、静電気除去装
置を長期間使用した場合、特開平2−267880号公
報でも述べているように、正負のイオンを生成する正負
の放電電極に塵や汚れ等が付着し、生成される正負のイ
オンがアンバランスになるばかりでなく、生成されるイ
オン量も減少して除電性能が低下する。
【0006】このような現象は、従来から指摘されてい
るにもかかわらず、現在の技術はイオンバランスに重点
がおかれ、除電性能の低下については、正負の放電電極
の定期的な清掃実施を指導しているのが現状である。
【0007】そこで、本発明は、精度の高いイオンバラ
ンスが図れることに加えて、除電性能の低下を抑制でき
るようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の制御方法は、正
負それぞれの放電電極に正負それぞれの高電圧発生回路
から直流高電圧を印加して正負それぞれのイオンを発生
させる直流除電器において、正負いずれか一方の極の放
電電極側については、放電電流を検出して一方の極の高
電圧発生回路を放電電流が一定となるようにフィードバ
ック制御し、他方の極の放電電極側については、イオン
検出子でイオン電流を検出して、他方の極の高電圧発生
回路を正負のイオン電流がバランスするようにフィード
バック制御する。
【0009】更に、次のような具体的方法を採ることが
できる。他方の極の高電圧発生回路を、イオン検出子に
よる正負のイオン電流の差分が零になるように初期可変
手段で制御して初期設定する。
【0010】他方の極の高電圧発生回路をイオン検出子
によるイオン電流とは別に外部可変手段で制御して、イ
オンバランスのオフセット値を調整する。
【0011】イオン検出子を正負の放電電極の中間に設
置して、イオン検出子より正負のイオン電流の差分を取
り出し、その差分に従って他方の極の高電圧発生回路を
制御する。
【0012】イオン検出子を正負の放電電極のそれぞれ
に対して設置して、正のイオン電流と負のイオン電流を
別々に取り出し、その差分を演算して他方の極の高電圧
発生回路を制御する。
【0013】本発明の制御装置は、正負それぞれの放電
電極に正負それぞれの高電圧発生回路から直流高電圧を
印加して正負それぞれのイオンを発生させる直流除電器
において、正負いずれか一方の極の放電電極側について
は、放電電流を検出して一方の極の高電圧発生回路を放
電電流が一定となるようにフィードバック制御する放電
電流/電圧制御手段を設け、他方の極の放電電極側につ
いては、イオン検出子でイオン電流を検出して、他方の
極の高電圧発生回路を正負のイオン電流がバランスする
ようにフィードバック制御するイオン電流/電圧制御手
段を設けたことを特徴とする。
【0014】更に、次のような具体的構成を採ることが
できる。放電電流/電圧制御手段は、一方の極の高電圧
発生回路とアースとの間に設けられた放電電流検出用抵
抗にて放電電流を検出する。
【0015】イオン電流/電圧制御手段は、他方の極の
高電圧発生回路を、イオン検出子による正負のイオン電
流の差分が零になるように制御して初期設定する初期可
変手段を備えている。
【0016】イオン電流/電圧制御手段は、他方の極の
高電圧発生回路をイオン検出子によるイオン電流とは別
に制御してイオンバランスのオフセット値を調整する外
部可変手段を備えている。
【0017】イオン電流/電圧制御手段は、イオン検出
子を正負の放電電極の中間に設置して、イオン検出子よ
り正負のイオン電流の差分を取り出し、その差分に従っ
て他方の極の高電圧発生回路を制御する。
【0018】イオン電流/電圧制御手段は、イオン検出
子を正負の放電電極のそれぞれに対して設置して、正の
イオン電流と負のイオン電流を別々に取り出し、その差
分を演算して他方の極の高電圧発生回路を制御する。
【0019】イオン検出子がコ字形で正負の放電電極の
中間に設置され、その中間の中央にエアーを噴射するノ
ズルが設けられている。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0021】先ず、直流除電器の一例の機械的構成につ
いて図1〜図5を参照して説明する。図1及び図2に示
すように、除電ヘッド1に対し、その後面において正負
の高電圧給電線2・3、センサ線4及びエアーホース5
が接続されているとともに、外周面においてアース線6
が接続され、これらは、その末端接続部近くまで軟質樹
脂の保護管7により束ねて保護されている。
【0022】除電ヘッド1は、図2〜図4に示すよう
に、電気絶縁材である円形の電極支持ブロック8の前面
に円形の凹部8aを形成し、この凹部8aの中央に、エ
アーノズルとなるエアー噴射口9を設けるとともに、凹
部8a内において正負の針状放電電極10・11とイオ
ン検出子(イオン電流を検出するアンテナ)12を植設
し、また電極支持ブロック8の外周にアースカバー13
を被せたものである。
【0023】エアー噴射口9は、電極支持ブロック8内
でエアーホース5と接続されている。正負の放電電極1
0・11は、電極支持ブロック8に埋設された細い袋状
の正負の電極端子10a・11aにそれぞれ抜き差し可
能に挿着され、エアー噴射口9を中心として同一線上で
所定の間隔で対向している。正負の電極端子10a・1
1aは、電極支持ブロック8内でそれぞれ正負の高電圧
給電線2・3と接続されている。
【0024】イオン検出子12は、ステンレス等の金属
棒をコ字形に折曲したもので、図5に示すように2本の
脚部12a・12bの長さが異なり、長い方の脚部12
aを電極支持ブロック8に設けられた支持孔14に挿入
するとともに、短い方の脚部12bを電極支持ブロック
8に埋設された細い袋状のセンサ端子15に挿入するこ
とにより、電極支持ブロック8に抜き差し自在に植設さ
れている。このように植設されたイオン検出子12は、
正負の放電電極10・11の中間においてこれらが対向
する線上とは直交する線上において交差する向きとなっ
ている。
【0025】アースカバー13は、ステンレス等の金属
で電極支持ブロック8よりも長い円筒形に作られ、その
内周面の先端部に段部13aを形成している。そして、
このの段部13aに電極支持ブロック8の先端が係合す
るところまで、電極支持ブロック8をアースカバー13
内に嵌合してビス止めすることにより、アースカバー1
3は、電極支持ブロック8の外周面の全域を覆っている
とともに、アースカバー13の先端部は電極支持ブロッ
ク8の先端よりも突出している。図2に示すように、ア
ース線6の先端は、アースカバー13の外周面にビス止
めされ、そのビスは、アースカバー13も電極支持ブロ
ック8に固定している。
【0026】図3に示すように、正負の放電電極10・
11は、電極支持ブロック8の凹部8aから突出するこ
となく凹部8a内に収まっているが、イオン検出子12
は、一部が凹部8aから突出しているものの、アースカ
バー13内には収まっている。
【0027】このような構造において、正負の放電電極
10・11に正負の高電圧給電線2・3を通じて正負の
直流高電圧をそれぞれ印加すると同時に、エアーホース
5を通じてエアー噴射口9からエアーを噴射すると、正
負の放電電極10・11からの放電により生じた正負の
イオンが、エアー噴射口9から噴射されるエアーによっ
て遠方まで吹き飛ばされる。また、発生したイオンによ
る正負のイオン電流が、正負の放電電極10・11の間
の中間に設置したイオン検出子12により正負の差分と
して検出される。
【0028】次に、正負の放電電極10・11に正負そ
れぞれの直流高電圧を印加する正負の高電圧発生回路、
及びこれを制御する本発明の制御装置(制御回路)につ
いて図6のブロック図を参照して説明する。
【0029】正負の高電圧発生回路16・17は、いず
れも発振回路18、昇圧トランス19、コンデンサとダ
イオードを多段に積み重ねた倍電圧整流回路20で構成
され、その段数は正負同じになっている。これら正負の
高電圧発生回路16・17は、それぞれ結合用抵抗21
・22を介して正負の放電電極10・11に接続され
る。
【0030】正の高電圧発生回路16は、昇圧トランス
19の二次側と倍電圧整流回路20との間でアースに接
続する放電電流検出用抵抗23にて放電電流を検出さ
れ、その検出された放電電流は、高周波分除去用コンデ
ンサ24を介して定電流制御回路25にフィードバック
される。この定電流制御回路25は、放電電流が一定に
なるように正側の一次電圧制御回路26を制御し、その
一次電圧が制御されることにより正の高電圧発生回路1
6から出力される正の直流高電圧が変化する。
【0031】一方、負の高電圧発生回路17側では、イ
オン検出子12で検出された正負のイオン電流の差分
が、電流/電圧変換増幅回路27にて電圧に変換して取
り出され、負側の一次電圧演算制御回路28に入力され
ることにより、負の高電圧発生回路17から出力される
負の直流高電圧が自動的にフィードバック制御される。
また、この一次電圧演算制御回路28は、初期イオンバ
ランス調整用可変抵抗29にて調整することにより、負
の高電圧発生回路17から出力される負の直流高電圧を
手動にて変化させることができる。すなわち、高電圧発
生回路17から負の放電電極11に印加される負の直流
高電圧を可変抵抗29にて調整することにより、正負の
放電電極10・11の放電による正負のイオンがバラン
スするように初期設定される。
【0032】また、負の高電圧発生回路17側では、電
流/電圧変換増幅回路27とは別にイオンバランス制御
電圧発生回路30からの電圧が入力される。このイオン
バランス制御電圧発生回路30は、イオンバランスのオ
フセット値を正側又は負側に調整(シフト)するため、
外部イオンバランス調整用可変抵抗31にて出力電圧を
手動で可変できるようになっている。初期イオンバラン
ス調整用可変抵抗29によるイオンバランスの初期設定
時には、外部イオンバランス調整用可変抵抗31は零点
(中心点)に設定しておく。
【0033】次に、図6に示した回路構成の動作につい
て説明する。正負の放電電極10・11に正負の高電圧
発生回路16・17から正負の直流高電圧が印加されて
これらが放電すると、正の高電圧発生回路16側では、
放電電流検出用抵抗23にて検出された放電電流が定電
流制御回路25にフィードバックされ、放電電流が一定
になるように正の高電圧発生回路16が自動的にフィー
ドバック制御される。すなわち、図7に正の高電圧発生
回路16の特性を示すように、初期にはAで示すような
特性であったのが、放電電極10・11が汚れるとBに
示すような特性に変化するが、その変化分を補償するよ
うに、正の高電圧発生回路16から出力される正の直流
高電圧が上昇される。
【0034】一方、負の高電圧発生回路17側では、一
次電圧演算制御回路28が、負の高電圧発生回路17の
ための一次電圧を、イオン検出子12で検出された正負
のイオン電流の差分に従い制御することにより、正負の
イオンがバランスするように負の高電圧発生回路17か
ら出力される負の直流高電圧が自動的に可変される。す
なわち、図8に負の高電圧発生回路17の特性を示すよ
うに、初期にはCで示すような特性であったのが、放電
電極10・11が汚れるとDに示すような特性が変化し
てイオンバランスが崩れるが、その変化分を補償するよ
うに、負の高電圧発生回路17から出力される負の直流
高電圧が上昇される。
【0035】外部イオンバランス調整用可変抵抗31に
てイオンバランス制御電圧発生回路30の出力電圧を正
側又は負側にシフトすると、一次電圧演算制御回路29
がそれを加算又は減算して高電圧発生回路17への一次
電圧をシフトする。このため、図8に示すようにイオン
バランスレベルが正側又は負側にシフト、つまりイオン
バランスのオフセット値が正側又は負側にシフトするの
で、そのオフセット値を現場の状況に合わせて可変抵抗
31により任意に手動調整できる。
【0036】上記の実施例では、イオン検出子12を正
負の放電電極10・11の中間に1個だけ設置して、イ
オン検出子12自体から正負のイオン電流の差分を検出
するようにしたが、イオン検出子を正負の放電電極10
・11のそれぞれに対して設置して、正のイオン電流と
負のイオン電流を別々に検出し、その検出した正負のイ
オン電流の差分を例えば差動増幅回路にて取り出すよう
にしてもよい。
【0037】また、正の高電圧発生回路16側について
は、放電電流を検出して定電流になるようにフィードバ
ック制御し、負側の高電圧発生回路17側については、
イオン電流を検出してイオンバランスするようにフィー
ドバック制御したが、正負を逆にしてもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、正負いずれか一方の極
の放電電極側については、放電電流を検出して一方の極
の高電圧発生回路を放電電流が一定となるようにフィー
ドバック制御し、他方の極の放電電極側については、イ
オン検出子でイオン電流を検出して、他方の極の高電圧
発生回路を正負のイオン電流がバランスするようにフィ
ードバック制御するので、精度の高いイオンバランスが
図れることに加えて、除電性能の低下を抑制できる。交
流の除電器では除電能力を一定にすることは至難で、ま
た従来の直流除電器において、パルス幅を変化させて制
御する方法もあるが、これでも除電能力を一定に保つこ
とは難しかった。しかし、本発明によればそれを簡単に
実現できる。
【0039】イオンバランスのオフセット値を外部から
調整できるようにすれば、イオンバランス調整を現場の
状況に応じて任意に行える。例えば、近くに接地体があ
ると、負のイオンは接地体に流れやすいため、除電面が
正の方向に帯電する傾向となるが、このようなときに、
除電面の正負の極性バランスを図るのに有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する直流除電器の一例の斜視図で
ある。
【図2】同上の一部の拡大斜視図である。
【図3】同部分の一部破断側面図である。
【図4】正面図である。
【図5】分解断面図である。
【図6】本発明による制御装置の一例のブロック図であ
る。
【図7】正の高電圧発生回路の特性図である。
【図8】負の高電圧発生回路の特性図である。
【符号の説明】
1 除電ヘッド 2・3 正負の高電圧給電線 4 センサ線 5 エアーホース 6 アース線 7 保護管 8 電極支持ブロック 8a 凹部 9 エアー噴射口 10・11 正負の放電電極 10a・11a 電極端子 12 イオン検出子 12a・12b 脚部 13 アースカバー 13a 段部 14 支持孔 16・17 正負の高電圧発生回路 18 発振回路 19 昇圧トランス 20 倍電圧整流回路 21・22 結合用抵抗 23 放電電流検出用抵抗 24 高周波分除去用コンデンサ 25 定電流制御回路 26 一次電圧制御回路 27 電流/電圧変換増幅回路 28 一次電圧演算制御回路 29 初期イオンバランス調整用可変抵抗 30 イオンバランス制御電圧発生回路 31 外部イオンバランス調整用可変抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 和朗 神奈川県津久井郡津久井町太井821−25 Fターム(参考) 5G067 AA41 DA01 DA18 DA21

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正負それぞれの放電電極に正負それぞれの
    高電圧発生回路から直流高電圧を印加して正負それぞれ
    のイオンを発生させる直流除電器において、正負いずれ
    か一方の極の放電電極側については、放電電流を検出し
    て一方の極の高電圧発生回路を放電電流が一定となるよ
    うにフィードバック制御し、他方の極の放電電極側につ
    いては、イオン検出子でイオン電流を検出して、他方の
    極の高電圧発生回路を正負のイオン電流がバランスする
    ようにフィードバック制御することを特徴とする直流除
    電器の制御方法。
  2. 【請求項2】他方の極の高電圧発生回路を、イオン検出
    子による正負のイオン電流の差分が零になるように初期
    可変手段で制御して初期設定することを特徴とする請求
    項1記載の直流除電器の制御方法。
  3. 【請求項3】他方の極の高電圧発生回路をイオン検出子
    によるイオン電流とは別に外部可変手段で制御して、イ
    オンバランスのオフセット値を調整することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の直流除電器の制御方法。
  4. 【請求項4】イオン検出子を正負の放電電極の中間に設
    置して、イオン検出子より正負のイオン電流の差分を取
    り出し、その差分に従って他方の極の高電圧発生回路を
    制御することを特徴とする請求項1、2又は3記載の直
    流除電器の制御方法。
  5. 【請求項5】イオン検出子を正負の放電電極のそれぞれ
    に対して設置して、正のイオン電流と負のイオン電流を
    別々に取り出し、その差分を演算して他方の極の高電圧
    発生回路を制御することを特徴とする請求項1、2又は
    3記載の直流除電器の制御方法。
  6. 【請求項6】正負それぞれの放電電極に正負それぞれの
    高電圧発生回路から直流高電圧を印加して正負それぞれ
    のイオンを発生させる直流除電器において、正負いずれ
    か一方の極の放電電極側については、放電電流を検出し
    て一方の極の高電圧発生回路を放電電流が一定となるよ
    うにフィードバック制御する放電電流/電圧制御手段を
    設け、他方の極の放電電極側については、イオン検出子
    でイオン電流を検出して、他方の極の高電圧発生回路を
    正負のイオン電流がバランスするようにフィードバック
    制御するイオン電流/電圧制御手段を設けたことを特徴
    とする直流除電器の制御装置。
  7. 【請求項7】放電電流/電圧制御手段は、一方の極の高
    電圧発生回路とアースとの間に設けられた放電電流検出
    用抵抗にて放電電流を検出することを特徴とする請求項
    6記載の直流除電器の制御装置。
  8. 【請求項8】イオン電流/電圧制御手段は、他方の極の
    高電圧発生回路を、イオン検出子による正負のイオン電
    流の差分が零になるように制御して初期設定する初期可
    変手段を備えていることを特徴とする請求項6又は7記
    載の直流除電器の制御装置。
  9. 【請求項9】イオン電流/電圧制御手段は、他方の極の
    高電圧発生回路をイオン検出子によるイオン電流とは別
    に制御してイオンバランスのオフセット値を調整する外
    部可変手段を備えていることを特徴とする請求項6、7
    又は8記載の直流除電器の制御装置。
  10. 【請求項10】イオン電流/電圧制御手段は、イオン検
    出子を正負の放電電極の中間に設置して、イオン検出子
    より正負のイオン電流の差分を取り出し、その差分に従
    って他方の極の高電圧発生回路を制御することを特徴と
    する請求項6、7、8又は9記載の直流除電器の制御装
    置。
  11. 【請求項11】イオン電流/電圧制御手段は、イオン検
    出子を正負の放電電極のそれぞれに対して設置して、正
    のイオン電流と負のイオン電流を別々に取り出し、その
    差分を演算して他方の極の高電圧発生回路を制御するこ
    とを特徴とする請求項6、7、8又は9記載の直流除電
    器の制御装置。
  12. 【請求項12】イオン検出子がコ字形で正負の放電電極
    の中間に設置され、その中間の中央にエアーを噴射する
    ノズルが設けられていることを特徴とする請求項10記
    載の直流除電器の制御装置。
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Cited By (11)

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