JP2012089327A - 高電圧発生回路、イオン発生装置及び静電霧化装置 - Google Patents

高電圧発生回路、イオン発生装置及び静電霧化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012089327A
JP2012089327A JP2010234479A JP2010234479A JP2012089327A JP 2012089327 A JP2012089327 A JP 2012089327A JP 2010234479 A JP2010234479 A JP 2010234479A JP 2010234479 A JP2010234479 A JP 2010234479A JP 2012089327 A JP2012089327 A JP 2012089327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
high voltage
unit
resonance
voltage control
control signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010234479A
Other languages
English (en)
Inventor
Bungo Imai
文吾 今井
Tomohiro Izumi
智博 泉
Hiroyasu Kitamura
浩康 北村
Shinji Suematsu
真二 末松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010234479A priority Critical patent/JP2012089327A/ja
Priority to PCT/JP2011/071715 priority patent/WO2012053314A1/ja
Publication of JP2012089327A publication Critical patent/JP2012089327A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
    • H02M3/325Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/335Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B5/00Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
    • B05B5/08Plant for applying liquids or other fluent materials to objects
    • B05B5/10Arrangements for supplying power, e.g. charging power
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B5/00Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
    • B05B5/025Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
    • B05B5/0255Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns spraying and depositing by electrostatic forces only
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/12Arrangements for reducing harmonics from ac input or output
    • H02M1/126Arrangements for reducing harmonics from ac input or output using passive filters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

【課題】簡素な構成で高電圧出力のばらつきを抑制することができる高電圧発生回路、イオン発生装置及び静電霧化装置を提供する。
【解決手段】スイッチング部14の並列位置に、共振の影響を抑制する共振抑制部21を接続する。共振抑制部21は、高電圧制御信号から設定される1次電圧の発振周波数を、昇圧部15が持つ共振周波数以下とすることにより共振に影響を受けないようにし、かつ昇圧部15により所定高電圧で昇圧可能な周波数に設定する。共振抑制部21は、高電圧発生部9の昇圧部15におけるインダクタンスにより発生した高周波のリンギングに対し、コンデンサ23により高周波成分をショートし、抵抗22で減衰させることにより、高電圧制御信号の発振周波数から共振成分を消去する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電極等に高電圧を印加する高電圧発生回路、イオン発生装置及び静電霧化装置に関する。
近年、家電製品の分野では、イオン粒子を空気中に放出可能なイオン発生装置や、ナノメータサイズの帯電微粒子水を空気中に放出可能な静電霧化装置等が広く普及してきている。これら装置は、放電電極に高電圧を印加することにより、イオン発生装置の場合はイオン粒子を、静電霧化装置の場合は帯電微粒子水を、それぞれ空気中に放出する。
この種のイオン発生装置や静電霧化装置には、図9に示すような高電圧発生回路81(例えば特許文献1〜3等参照)が設けられている。高電圧発生回路81には、電源部82から出力される直流の電源電圧V1を基に高電圧発生回路81の動作を制御する高電圧制御部83と、高電圧制御部83から出力される高電圧制御信号84を基に直流高電圧V2を発生する高電圧発生部85と、放電により微粒子を発生する放電電極86とが設けられている。
高電圧制御部83は、パルス状(矩形波)の高電圧制御信号84を高電圧発生部85に出力し、この高電圧制御信号84にて高電圧発生部85のスイッチング素子をスイッチングする。高電圧発生部85は、このスイッチングにより発生したパルス状の電圧を昇圧し、昇圧後の2次電圧を整流部にて直流の高電圧V2に変換する。よって、高電圧発生部85からは、高電圧制御信号84に準じた直流高電圧V2が出力され、この直流高電圧V2が放電電極86に印加される。
図9の高電圧発生回路81には、高電圧V2のばらつきを低く抑えるために、高電圧発生部85に高電圧検出部87が接続されている。高電圧検出部87は、高電圧発生部85が出力した直流高電圧V2の値を検出し、その高電圧信号88を高電圧制御部83に出力する。高電圧制御部83は、この高電圧信号88を基に高電圧制御信号84を調整し、調整後の高電圧制御信号84にて高電圧発生部85を動作させる。このように、直流高電圧V2をフィードバック制御すれば、直流高電圧のばらつきが抑制されるので、高電圧V2を所望範囲内の値に設定することが可能となる。
特開2010−64053号公報 特開2007−234461号公報 特開2007−294285号公報
しかし、図9の高電圧発生回路81では、高電圧V2の出力効率を確保するために、高電圧制御信号84からの発振周波数を共振周波数として駆動させている。しかし、この場合、図10に示すように、高電圧発生部85における昇圧部の1次電圧は、大きく脈動した電圧波形をとるので、これが高電圧V2のばらつきの要因となる問題がある。よって、個別に共振周波数を監視しなければならないので、高電圧制御部83に用いるマイクロコンピュータのプログラムが複雑となる。従って、安価なマイクロコンピュータを使用することができず、部品が高価になる問題があった。
また、仮に共振周波数の監視を簡易なものとし、安価なマイクロコンピュータを用いたとすると、共振周波数は急峻な波形をとるため、安価なマイクロコンピュータでは正しく波形を監視することができず、これが精度悪化の問題に繋がる。具体的には、高電圧制御部83の高電圧制御信号84から設定される周波数が共振周波数からずれてしまうと、この周波数が急峻であることに起因してゲイン(利得)が下がり、高電圧発生部85の高電圧V2が大きく変動してしまう問題があった。
さらに、図9の高電圧発生回路81では、高電圧発生部85の場合、高電圧V2のばらつきを抑制するために、高電圧発生部85の出力側、つまり昇圧の2次側に、高電圧検出部87を配置しなければならない。このように、昇圧の2次側に高電圧検出部87を配置すると、高電圧検出部87は高電圧V2を検出できる回路を使用しなければならず、部品として構造が複雑になり、また部品コストも高くなってしまう。特に、この種の高電圧発生回路81では、数1000kVの高電圧V2が出力されるので、上記問題が顕著となってしまう現状があった。
本発明の目的は、簡素な構成で高電圧出力のばらつきを抑制することができる高電圧発生回路、イオン発生装置及び静電霧化装置を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、電源部から入力した電源電圧を基に高電圧制御部がパルス状の高電圧制御信号を生成し、前記高電圧制御部が前記高電圧制御信号により高電圧発生部のスイッチング部をスイッチングし、該スイッチングにより生成されたパルス状の電圧を昇圧部にて昇圧して出力する高電圧発生回路において、前記高電圧制御信号から設定される発振周波数を、前記昇圧部が持つ共振周波数以下とすることで共振の影響を受けず、かつ高電圧まで昇圧可能な周波数に調整する共振抑制部を備えたことを要旨とする。
本発明では、前記共振抑制部は、前記昇圧部を境とした場合、当該昇圧部を境とした1次回路側に配置されていることを要旨とする。
本発明では、前記共振抑制部は、少なくとも抵抗及びコンデンサを備えた回路からなることを要旨とする。
本発明では、前記共振抑制部は、前記スイッチング部に並列接続された回路からなることを要旨とする。
本発明では、前記共振抑制部は、前記昇圧部の1次側に並列接続された回路からなることを要旨とする。
本発明では、電源部から入力した電源電圧を基に高電圧制御部がパルス状の高電圧制御信号を生成し、前記高電圧制御部が前記高電圧制御信号により高電圧発生部のスイッチング部をスイッチングし、該スイッチングにより生成されたパルス状の電圧を昇圧部にて昇圧し、昇圧後の高電圧を放電電極に印加して、当該放電電極からイオン粒子を放出するイオン発生装置において、前記高電圧制御信号から設定される発振周波数を、前記昇圧部が持つ共振周波数以下とすることで共振の影響を受けず、かつ高電圧まで昇圧可能な周波数に調整する共振抑制部を備えたことを要旨とする。
本発明では、電源部から入力した電源電圧を基に高電圧制御部がパルス状の高電圧制御信号を生成し、前記高電圧制御部が前記高電圧制御信号により高電圧発生部のスイッチング部をスイッチングし、該スイッチングにより生成されたパルス状の電圧を昇圧部にて昇圧し、昇圧後の高電圧を放電電極及び対向電極の間に印加して、当該放電電極に発生した帯電微粒子水を前記対向電極から放出する静電霧化装置において、前記高電圧制御信号から設定される発振周波数を、前記昇圧部が持つ共振周波数以下とすることで共振の影響を受けず、かつ高電圧まで昇圧可能な周波数に調整する共振抑制部を備えたことを要旨とする。
本発明によれば、簡素な構成で高電圧出力のばらつきを抑制することができる。
第1実施形態の静電霧化装置のブロック図。 高電圧発生回路の回路図。 高電圧制御信号及び1次電圧の波形図。 発振周波数と高電圧出力との関係を示す波形図。 第2実施形態の静電霧化装置のブロック図。 高電圧発生回路の回路図。 別例の静電霧化装置のブロック図。 別例のイオン発生装置の概略を示す構成図。 従来の高電圧発生回路の構成図。 高電圧制御信号及び1次電圧の波形図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した高電圧発生回路、イオン発生装置及び静電霧化装置の第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、静電霧化装置1には、電源2から電源電力を入力する電源回路3が設けられている。電源回路3には、電源回路3から出力される直流の電源電圧Vccを基に静電霧化装置1を動作させる高電圧制御部4が接続されている。高電圧制御部4は、ペルチェ用電源回路5を介してペルチェユニット6の放電電極7に接続されている。ペルチェユニット6には、放電電極7の向かい側に対向電極8が設けられている。
高電圧制御部4には、放電電極7に高電圧Voutを出力する高電圧発生部9が接続されている。高電圧制御部4は、電源回路3から入力した電源電圧Vccを基に高電圧制御信号Skを生成し、この高電圧制御信号Skを高電圧発生部9に出力して、高電圧発生部9から直流の高電圧Vout(例えば数1000kV)を発生させる。
放電電極7が高電圧制御部4によってペルチェ方式により冷却されると、放電電極7の表面に水分が付着する。この状態で高電圧発生部9から放電電極7に高電圧Voutが印加されると、放電電極7にはマイナスに帯電した水が付着するとともに、放電電極7と対向電極8との間に、放電電極7に付着した水を吸引する力が発生する。そして、放電電極7に付着した水の吸引力と重力とのバランスが臨界点に達すると、放電電極7に付着した水が分裂をし始め、最終的にミスト状の帯電微粒子水となって外部に放出される。
図2に示すように、高電圧制御部4に直流の電源電圧Vccを出力する電源部10は、電源2及び電源回路3によって構成される電源部分であって、例えば交流電源11及び整流回路12から構成されている。交流電源11から出力された交流電源は、整流回路12にて直流に変換され、これが直流の電源電圧Vccとして高電圧制御部4に出力される。なお、電源部10は、単なる直流電源でもよい。
高電圧制御部4には、静電霧化装置1のコントロールユニットとしてマイクロコンピュータ13が設けられている。マイクロコンピュータ13は、高電圧Voutが所定値をとるようなパルス状(矩形波)の高電圧制御信号Skを生成し、これを高電圧発生部9に出力する。
高電圧発生部9には、高電圧制御信号Skによりスイッチングされるスイッチング部14と、スイッチング部14のオンにより生じた電圧(1次電圧)を昇圧する昇圧部15と、昇圧後の交流の2次電圧を直流に変換する整流部16とが設けられている。
スイッチング部14は、例えばFET(Field Effect Transistor)17が使用されている。スイッチング部14は、ゲート端子が抵抗18を介してマイクロコンピュータ13に接続され、ソース端子が昇圧部15の1次側に接続され、ドレイン端子がグランドに接地されている。スイッチング部14は、高電圧制御信号SkのH/Lの信号レベルにより、オンオフが切り換えられる。
昇圧部15は、例えば昇圧トランスが使用されている。スイッチング部14に高電圧制御信号Skが入力されると、高電圧制御信号SkのH/Lの繰り返しによってスイッチング部14がオンオフを繰り返し、パルス状の電圧が昇圧部15の1次側に発生する。昇圧部15は、1次側に発生したパルス状の電圧を昇圧し、これを2次側から交流電圧として出力する。
整流部16は、ダイオード19及びコンデンサ20がT字接続された回路からなる。整流部16は、昇圧部15の2次側から出力された交流の高電圧を整流し、これを正の直流高電圧Voutとして放電電極7に印加する。
高電圧制御部4には、高電圧発生部9に共振周波数以下の周波数にて高電圧Voutの出力を実行させる共振抑制部21が接続されている。本例の共振抑制部21は、抵抗22及びコンデンサ23の直列回路から構成されるとともに、FET17に並列接続されている。抵抗22及びコンデンサ23の直列回路は、抵抗22の一端がFET17のソース端子に接続され、コンデンサ23の一端がグランドに接地されている。本例の共振抑制部21は、昇圧部15の1次回路24側に配置されている。なお、1次回路24は、電源部10、マイクロコンピュータ13、スイッチング部14、及び昇圧部15の1次側から構成される回路を言う。
共振抑制部21は、高電圧制御信号Skから設定される図3に示す1次電圧の発振周波数f0を、昇圧部15(昇圧トランス)が持つ共振周波数以下とすることにより共振に影響を受けないようにし、かつ昇圧部15により所定高電圧で昇圧可能な周波数に設定する。換言すると、共振抑制部21は、高電圧発生部9の昇圧部15におけるインダクタンスにより発生した高周波のリンギングに対し、コンデンサ23により高周波成分をショートし、抵抗22で減衰させることにより、高電圧制御信号Skの発振周波数f0から共振成分を消去する。
次に、本例の高電圧発生回路の動作を、図2を用いて説明する。
静電霧化装置1に電源が投入されると、電源部10から直流の電源電圧Vccが高電圧制御部4に供給される。高電圧制御部4は、電源がオンすると、パルス状の高電圧制御信号Skを高電圧発生部9のスイッチング部14に出力して、スイッチング部14をスイッチングする。このため、スイッチング部14がオンするタイミングで昇圧部15の1次側に電圧が誘起され、昇圧部15の1次側に交流波形の電圧が誘起される。
このとき、昇圧部15には、昇圧部15(昇圧トランス)のインダクタンスによって、高周波のリンギングが発生する。しかし、本例の場合は、スイッチング部14に共振抑制部21が並列接続されているので、リンギングの高周波成分がコンデンサ23によりショートさせられ、かつリンギングが抵抗22により減衰される。
このため、図3に示すように、高電圧制御信号Skから設定される昇圧部15の1次電圧の発振周波数f0は、昇圧部15が持つ共振周波数以下となるため、共振の影響を受けず、かつ昇圧部15にて所定高電圧まで昇圧可能な周波数となる。つまり、1次電圧の電圧波形は、最初に大きなピークをとり、振幅変動が直ぐに安定する波形となる。よって、1次電圧はリンギングが抑制された波形となるので、昇圧部15の2次側からは、出力が安定した2次電圧が出力される。
また、図3に示すように、発振周期をT0、共振影響収束周期をT1、共振周期をT2とすると、発振周波数f0は1/T0で決まり、共振影響収束周波数f1は1/T1で決まり、共振周波数f2は1/T2で決まる。ここでは、T0及びT1はT0>T1の関係を有するので、周期はf0<f1の関係をとり、T0及びT2はT0>T2の関係を有するので、周波数はf0<f2の関係をとる。よって、図4に示すように、昇圧部15で昇圧可能な周波数をf3とすると、目標とする発振周波数f0は、f1からf3の間の値に設定される。つまり、発振周波数f0は、f3≦f0<f1を満たす値に設定される。
昇圧部15の1次側に矩形波のパルス電圧がかかると、昇圧部15の2次側からは、パルス状の高電圧が出力される。整流部16は、昇圧部15の2次側から出力されたパルス状の高電圧を、ダイオード19及びコンデンサ20により順電圧の期間のみ整流し、正の直流高電圧Voutを放電電極7に出力する。正の直流高電圧Voutが放電電極7に印加されると、放電電極7においてコロナ放電が発生し、これにより放電電極7から帯電微粒子水が発生する。
以上により、本例の場合は、高電圧制御部4に対し並列位置に、抵抗22及びコンデンサ23の直列回路からなる共振抑制部21を接続した。従って、この共振抑制部21によって、高電圧制御信号Skから設定される発振周波数f0は、高電圧発生部9の昇圧部15が持つ共振周波数以下で、共振の影響を受けず、かつ所定高電圧まで昇圧可能な周波数となる。よって、高電圧制御信号Skから設定される電圧波形にリンギングを生じ難くすることが可能となるので、抵抗22及びコンデンサ23という簡素な構成によって、高電圧発生部9から出力される直流高電圧Voutの出力ばらつきを抑制することが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)高電圧制御部4(スイッチング部14のFET17)に、共振の影響を抑制するための共振抑制部21を接続したので、高電圧制御部4に共振抑制部21を単に接続するという簡素な構成によって、高電圧Voutの出力ばらつきを抑制することができる。
(2)本例の発振周波数f0は、昇圧部15の共振周波数となってはいないが、昇圧部15にて昇圧可能な値に設定されている。よって、効率は別として電源電圧Vccを問題なく高電圧まで昇圧することができる。
(3)共振抑制部21を昇圧の1次回路24側に配置したので、昇圧前の低い電圧の周波数にて共振の影響を取り除くことが可能となる。よって、より簡素な構成で高電圧Voutの出力ばらつきを抑制することができ、さらには部品コストも安価に済ませることができる。
(4)共振抑制部21を抵抗22及びコンデンサ23の直列回路としたので、共振抑制部21を抵抗22及びコンデンサ23という簡素な構成で済ますことができ、さらに部品コストも安価に済ませることができる。
(5)共振抑制部21を高電圧制御部4に接続したので、共振抑制部21を昇圧部15とは別の独立した部品とすることが可能となる。よって、共振抑制部21を静電霧化装置1に搭載する場合であっても、共振抑制部21は機能的に昇圧部15とは別の部品となるので、昇圧部15に共振抑制部21の影響を及ぼし難くすることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図5及び図6に従って説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態に対して共振抑制部21の配置位置を変更しているのみで、基本的な構成については第1実施形態と同一である。よって、第1実施形態と同一箇所は同じ符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図5及び図6に示すように、高電圧発生部9には、第1実施形態に記載の共振抑制部21が接続されている。図6に示すように、共振抑制部21は、昇圧部15の1次側に対して並列接続されている。本例の共振抑制部21は、第1実施形態のように高電圧制御部4側ではなく、高電圧発生部9側において、1次側の高調波リンギングに対しコンデンサ23にて高調波成分をショートさせるとともに抵抗22にて減衰させることで、発振周波数f0の共振を抑制する。
従って、本例においては、高電圧発生部9に共振抑制部21を接続したので、例えば共振抑制部21を昇圧部15に一体に組み込むことが可能となる。よって、共振抑制部21を昇圧部15の一体型とすることが可能となるので、合計の部品点数低減や、部品管理の煩雑さ解消などの利点が得られる。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態に記載の(1)〜(4)に加え、以下の効果を得ることができる。
(6)共振抑制部21を昇圧部15に一体に組み込むことが可能となるので、昇圧部15及び共振抑制部21を1部品としてユニット化することが可能となる。よって、静電霧化装置1の全体にかかる部品点数を少なく押さえることができ、部品の組み立て作業を簡素化することができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・第1及び第2実施形態において、図7に示すように、本例の高電圧発生回路をイオン発生装置61に採用してもよい。イオン発生装置61は、高電圧発生部9から高電圧Voutを放電電極7に印加することにより、放電電極7からイオン粒子を発生するものである。
・第1及び第2実施形態において、図8に示すように、高電圧発生部9から出力される高電圧を対向電極8に印加して、2極間に電位差を持たせるものでもよい。
・第1及び第2実施形態において、放電電極7(対向電極8)は複数設けられていてもよい。
・第1及び第2実施形態において、スイッチング部14は、FET17から構成されることに限定されず、例えばトランジスタを使用した回路でもよい。
・第1及び第2実施形態において、昇圧部15は、トランス以外の部材を使用してもよい。
・第1及び第2実施形態において、高電圧発生部9から整流部16を省略して、パルス状の高電圧を出力する回路としてもよい。
・第1及び第2実施形態において、高電圧発生部9から出力される電圧は、正又は負のどちらでもよい。
・第1及び第2実施形態において、共振抑制部21を1次回路24側に配置する場合、その配置位置は1次側よりも回路上流側であれば、どこでもよい。
・第1及び第2実施形態において、共振抑制部21は1次回路24側に配置されることに限定されず、2次回路側に配置されてもよい。
・第1及び第2実施形態において、共振抑制部21は、抵抗22及びコンデンサ23から構成されることに限定されず、共振による影響を抑制できるものであれば、何でもよい。
・第1及び第2実施形態において、高電圧発生回路は、静電霧化装置1やイオン発生装置61に使用されることに限らず、その他の機器や装置に使用してもよい。
1…静電霧化装置、4…高電圧制御部、7…放電電極、8…対向電極、9…高電圧発生部、10…電源部、14…スイッチング部、15…昇圧部、21…共振抑制部、22…抵抗、23…コンデンサ、24…1次回路、61…イオン発生装置、Vcc…電源電圧、Sk…高電圧制御信号、Vout…高電圧(直流高電圧)、f0…発振周波数。

Claims (7)

  1. 電源部から入力した電源電圧を基に高電圧制御部がパルス状の高電圧制御信号を生成し、前記高電圧制御部が前記高電圧制御信号により高電圧発生部のスイッチング部をスイッチングし、該スイッチングにより生成されたパルス状の電圧を昇圧部にて昇圧して出力する高電圧発生回路において、
    前記高電圧制御信号から設定される発振周波数を、前記昇圧部が持つ共振周波数以下とすることで共振の影響を受けず、かつ高電圧まで昇圧可能な周波数に調整する共振抑制部を備えた
    ことを特徴とする高電圧発生回路。
  2. 前記共振抑制部は、前記昇圧部を境とした場合、当該昇圧部を境とした1次回路側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の高電圧発生回路。
  3. 前記共振抑制部は、少なくとも抵抗及びコンデンサを備えた回路からなる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の高電圧発生回路。
  4. 前記共振抑制部は、前記スイッチング部に並列接続された回路からなる
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の高電圧発生回路。
  5. 前記共振抑制部は、前記昇圧部の1次側に並列接続された回路からなる
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の高電圧発生回路。
  6. 電源部から入力した電源電圧を基に高電圧制御部がパルス状の高電圧制御信号を生成し、前記高電圧制御部が前記高電圧制御信号により高電圧発生部のスイッチング部をスイッチングし、該スイッチングにより生成されたパルス状の電圧を昇圧部にて昇圧し、昇圧後の高電圧を放電電極に印加して、当該放電電極からイオン粒子を放出するイオン発生装置において、
    前記高電圧制御信号から設定される発振周波数を、前記昇圧部が持つ共振周波数以下とすることで共振の影響を受けず、かつ高電圧まで昇圧可能な周波数に調整する共振抑制部を備えた
    ことを特徴とするイオン発生装置。
  7. 電源部から入力した電源電圧を基に高電圧制御部がパルス状の高電圧制御信号を生成し、前記高電圧制御部が前記高電圧制御信号により高電圧発生部のスイッチング部をスイッチングし、該スイッチングにより生成されたパルス状の電圧を昇圧部にて昇圧し、昇圧後の高電圧を放電電極及び対向電極の間に印加して、当該放電電極に発生した帯電微粒子水を前記対向電極から放出する静電霧化装置において、
    前記高電圧制御信号から設定される発振周波数を、前記昇圧部が持つ共振周波数以下とすることで共振の影響を受けず、かつ高電圧まで昇圧可能な周波数に調整する共振抑制部を備えた
    ことを特徴とする静電霧化装置。
JP2010234479A 2010-10-19 2010-10-19 高電圧発生回路、イオン発生装置及び静電霧化装置 Withdrawn JP2012089327A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010234479A JP2012089327A (ja) 2010-10-19 2010-10-19 高電圧発生回路、イオン発生装置及び静電霧化装置
PCT/JP2011/071715 WO2012053314A1 (ja) 2010-10-19 2011-09-22 高電圧発生回路、イオン発生装置及び静電霧化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010234479A JP2012089327A (ja) 2010-10-19 2010-10-19 高電圧発生回路、イオン発生装置及び静電霧化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012089327A true JP2012089327A (ja) 2012-05-10

Family

ID=45975034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010234479A Withdrawn JP2012089327A (ja) 2010-10-19 2010-10-19 高電圧発生回路、イオン発生装置及び静電霧化装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2012089327A (ja)
WO (1) WO2012053314A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021128941A (ja) * 2019-09-19 2021-09-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 放電装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2928159B2 (ja) * 1996-04-12 1999-08-03 日本原子力研究所 高速半導体スイッチ回路
JP2002171754A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Sony Corp 高電圧安定化回路
JP4762759B2 (ja) * 2006-03-02 2011-08-31 シャープ株式会社 インパルス状電圧発生回路、イオン発生装置、及び電気機器
JP2007294285A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Sharp Corp イオン発生装置及びこれを備えた電気機器
JP5314368B2 (ja) * 2008-09-12 2013-10-16 パナソニック株式会社 静電霧化装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021128941A (ja) * 2019-09-19 2021-09-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 放電装置
JP7108942B2 (ja) 2019-09-19 2022-07-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 放電装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012053314A1 (ja) 2012-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101625780B1 (ko) 임펄스 전압 발생 장치
US11623230B2 (en) Voltage application device and discharge device
TWI519208B (zh) In addition to electrical appliances
JP2008312399A (ja) スイッチング電源装置
WO2011037074A3 (en) Electrostatic atomization device
JP2008193818A (ja) 力率改善回路
US10545426B2 (en) Power supply apparatus and image forming apparatus
EP3292915B1 (en) Voltage application device and discharge device
US11424673B2 (en) Power supply circuit, start-up circuit, power generating device, and electronic apparatus
US20130083445A1 (en) Ion generator
JP5834596B2 (ja) 高電圧インバータ装置
JP2012089327A (ja) 高電圧発生回路、イオン発生装置及び静電霧化装置
JP4762759B2 (ja) インパルス状電圧発生回路、イオン発生装置、及び電気機器
JP2012090418A (ja) 高電圧発生回路、イオン発生装置及び静電霧化装置
JP5350097B2 (ja) 除電器用パルスコントロール電源装置
JP2009193847A (ja) 電圧印加回路と、それを用いたイオン発生装置および電気機器
WO2012053317A1 (ja) 高電圧発生回路、イオン発生装置及び静電霧化装置
KR102236487B1 (ko) 이오나이저 모듈
JP6275182B2 (ja) 電源装置及び除電装置
US20210249893A1 (en) Regulated Storage Capacitor Charging Device and Method
JP2004055442A (ja) 除電装置
JP2015146686A (ja) 電流制御装置及び有効成分発生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130902

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20140602