JP2003068189A - 蛍光表示管の製造方法及び蛍光表示管 - Google Patents
蛍光表示管の製造方法及び蛍光表示管Info
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Abstract
蛍光表示管及びフルカラーアノード多重マトリクス蛍光
表示管を得る。 【解決手段】アノード配線、及び絶縁を薄膜化すること
によりパターンの微細化、積層化を容易にした。特に、
絶縁層として、SiO2を基板を加熱した状態でCVD
法により成膜する事で表面が平坦で積層可能な絶縁層と
した。さらに、アノード配線と陽極の接続部であるスル
ーホール形状を、配線部を短辺とし、陽極部を長辺とし
た断面略台形状であるテーパー状とすることで、アノー
ド配線と陽極の接続を容易にした。また、陽極を薄膜と
することで、フォトリソ法・スラリー法等により微細な
蛍光体パターンの形成を容易にした。
Description
ものである。特に、R(赤)、G(緑)、B(青)三色
一組からなる高密度フルカラーグラフィック蛍光表示
管、及び、高密度単色グラフィックディスプレイに使用
される多重アノードマトリクス蛍光表示管に使用される
アノード基板に関するものである。
粒子を主要構成物とする混合物を、陽極基板上に所定パ
ターンにスクリーン印刷法によって形成した後、鉛ガラ
スの成分比によって決定される温度で焼成して完成させ
ていた。しかし、この様に形成された絶縁層は、基本的
にスクリーン印刷版メッシュ孔から押し出された部分の
みが絶縁性物質であり、スクリーン印刷版メッシュ孔を
形成する金属網もしくは繊維のある部分には、絶縁性物
質が押し出されないことと、鉛ガラスの粒子が10μm
程度である事を主因として、焼成後にピンホールが存在
し、加えて、絶縁層表面が凹凸に富むことが避けられ
ず、また、パターニングできる最小寸法の限界も数10
μmとかなり大きく、絶縁層の端部におけるだれの長さ
は100μmのオーダーになってしまう。更に、絶縁層
の厚みも10〜50μmのオーダーとなる厚膜であっ
た。このため、絶縁層に設けられるスルーホールの大き
さは最小直径350μm(0.35mm)程度が限界で
あり、前記絶縁層のだれの部分はピンホール等も多いこ
と、スルーホールの直径を含めると直径550μm
(0.55mm)の領域は配線を設けることが出来ず、
配線の高密度形成が極めて困難であるという欠点を有し
ていた。
交互に積層した多層配線の場合、従来のスクリーン印刷
法により形成された絶縁層を使用した場合には、ピンホ
ールにより、上層と下層の配線が短絡してしまう。しか
も、これは配線が高密度になるに従い、発生する確率が
増加する(配線がピンホールと重なる確率が増す)。ま
た、絶縁層の上層に配線を配設すると、絶縁層表面の凹
凸により配線幅が細い程、断線し易くなるとうい欠点を
有していた。
基板として、ガラス基板上に一層目に厚さ1μmのアル
ミニウム配線層、上層の2層目配線とのコンタクトの1
層目を取るための直径0.35mmのスルーホールを設
けた厚さ約10μmのガラス質の絶縁層を設け、更に厚
さ1μmの配線層を設け、更に上層の2層目配線とのコ
ンタクトの1層目を取るための直径0.35mmのスル
ーホールを設けた厚さ約10μmのガラス質の絶縁層を
設けた薄膜二層構造の蛍光表示管の技術も開示されてい
る。(例えば実開昭61−7855) 前記多層配線蛍光表示管の場合、1層目の配線層と2層
目の配線層、配線層をアノード電極のコンタクトを取る
為の導体パターンが必要であった。前記コンタクトを取
る為の導体パターンを使用しないでコンタクトを取るた
めには、従来のスルーホールでは絶縁の厚み以上に導電
性薄膜を成膜しなければ配線と陽極を電気的に接続出来
ない等の問題があった。
層の欠点の対策として、前記絶縁層を、高耐熱性を有す
るポリイミドレジンを主成分とする合成樹脂から凹凸が
少な絶縁層とて、前期配線とポリイミドレジンを主成分
とする厚さ1μm以下の絶縁層とをそれぞれ交互に積層
した多層配線構造の技術が開示されている(例えば、特
開平3−176950)。しかし、前記高耐熱性ポリイ
ミドレジンは高価であり、高真空状態を必要とする蛍光
表示管用材料としては、工程条件により、不要なガスを
発生して寿命等に悪影響を及ぼすという欠点があった。
極が配設された高密度配線が必要なグラフィックディス
プレイ蛍光表示管に於いて、外部からの電気信号を印加
するための配線部と同一材料で同一面に連続した同一パ
ターン上で形成する方法も提案されている。(例えば実
開昭57−54187) 前記一層配線により陽極導体を配線と同一材料で同一面
に連続した同一パターン上に形成する事で、従来の黒鉛
を主成分とした陽極電極を使用した場合には困難であっ
た蛍光体パターン形成方法であるフォトリソグラフィー
法等により高精細に形成方法が適応できる様になった。
しかし、他の配線を設けるためには、前記電極の周囲に
一定間隔を設ける必要があり、アノード電極の高精細化
には限界があった。
アノード電極に取り囲まれているグラフィック蛍光表示
管の場合は、アノード電極のスルーホールの大きさを少
なくともアノード電極より小さくすることが望ましい。
アノード多重マトリクス駆動蛍光表示管及びフルカラー
蛍光表示管の実現のためには、アノード配線を微細化
し、または、多層化をすることが必要である。
る熱電子の衝突により発光する蛍光体をパターン形成す
る為に使用する有機材料からなる溶剤等を400〜55
0℃の温度での大気焼成する工程と、400〜550℃
温度でCO2雰囲気中で真空気密容器を形成する工程
と、前記気密容器を300〜400℃の温度で真空排気
する工程の後に蛍光表示管容器内部を外気と遮蔽する封
止工程等の高温工程が必要である。前期蛍光表示管陽絶
縁層は、前記高温工程の後に於いても、絶縁層の表面が
均一であること、微細配線の表面が亀裂を生じないこと
が必要である。さらに、前記絶縁層材料として、安価
で、工程条件により、寿命等に悪影響を及ぼすことがあ
る不要なガスを発生しない材料であることも必要であ
る。
ンタクトを、別の工程及び部材を使用せずに接続するこ
とも必要である。
を解決する為以下の手段で課題を解決した。請求項1の
発明は、箱状の真空外囲器内に、熱電子を放出するカソ
ード電極、前記カソード電極から放出される熱電子を加
速制御するグリッド電極、及び、配線を有する配線層と
前記配線層上に積層されたスルーホールを有する絶縁層
と前記絶縁層上に積層された陽極導体と前記陽極導体上
に前記カソード電極から放出される熱電子の衝突により
発光する蛍光体を被着したアノード電極が絶縁性基板に
配設されたアノード基板を有する蛍光表示管の製造方法
において、前記アノード基板に形成される絶縁層は、前
記絶縁性基板を所定温度に保った状態で成膜された絶縁
性薄膜から成ることを特徴とし、請求項2の発明は、絶
縁性薄膜が250℃〜500℃に加熱された絶縁性基板
にCVD法により成膜されることを特徴とすることを特
徴とする。
に、熱電子を放出するカソード電極、前記カソード電極
から放出される熱電子を加速制御するグリッド電極、及
び、配線を有する配線層と前記配線層上に積層されたス
ルーホールを有する絶縁層と前記絶縁層上に積層された
陽極導体と前記陽極導体上に前記カソード電極から放出
される熱電子の衝突により発光する蛍光体を被着したア
ノード電極が絶縁性基板に配設されたアノード基板を有
する蛍光表示管において、前記アノード基板に配設され
た絶縁層が、請求項1又は請求項2に記載の製造方法で
形成された絶縁性薄膜から成ることを特徴とする。
線層と、前記配線層を覆うように積層された絶縁性薄膜
から成る絶縁層が交互に複数層積層され、所定の配線と
陽極導体が前記絶縁層に設けられたスルーホールを介し
て接続されていることを特徴とする。
の断面がスルーホール中央部側を先端としたテーパー状
であり、絶縁性基板側の面積がアノード電極側の面積よ
り小さい断面略台形形状であることを特徴とする。請求
項6の発明は、前記絶縁層を構成する絶縁性薄膜の厚さ
が0.2μm〜2.0μmであることを特徴とし請求項7
の発明は、前記絶縁層を構成する絶縁性薄膜がSiO2
から成ることを特徴とし、請求項8の発明は、前記配線
層を構成する導電性薄膜がアルミニウム、ITO又はZ
nOから成ることを特徴とする。
性薄膜及び陽極導体が透光性であることを特徴とし、請
求項10の発明は、蛍光体層が被着された陽極導体から
なるアノード電極上方に金属薄板を加工して成るメッシ
ュ状グリッドを有するアノード基板であることを特徴と
し、請求項11の発明は、ソーダライムガラスからなる
前記絶縁性基板と、前期絶縁性基板の表面に絶縁性薄膜
からなる遮蔽層が配設され、前記絶縁性薄膜上面に配線
層、絶縁層、陽極導体、蛍光体が積層形成されているこ
とを特徴とする。
アノード基板1と、蛍光体発光させるための熱電子を放
出するカソード電極3、前記カソード電極3から放出さ
れる熱電子を加速制御するグリッド電極2を前記アノー
ド基板1上に配設して、真空容器を構成するアノード基
板1上に前記電極を覆うように配設された箱型容器部4
から構成される。前記アノード基板1を更に詳しく説明
すると、図1(b)、図1(c)に示すように、絶縁性
基板10上に、前記絶縁性基板をソーダライムガラス基
板とした場合には前記ソーダライムガラス中のアルカリ
イオンの拡散を遮蔽する絶縁性薄膜から成る遮蔽層14
が成膜される(前記絶縁層が無アルカリガラス等の場合
は前記遮蔽層としての遮蔽層14は不要であることはい
うまでもない)。更に、前記遮蔽層14の上面に配線1
21、前記配線121と連結して陽極電極112と接続
するための接続部122(該接続部122は配線121
部上にスルーホール132を設けることで省略すること
もある)が同一平面上に配設され、前記配線121と陽
極電極112のコンタクトを取るためのスルーホール1
32を有する薄膜絶縁層131が、前記配線121を覆
うように配設される。前記配線121にはスルーホール
132を介して前記陽極電極112が接続するように配
設される。前記陽極電極112の上面にはカソード電極
3から放出される熱電子の衝突により発光する蛍光体を
有する蛍光層111が配設されてアノード電極11を構
成している。
より発光する蛍光体をパターン形成する為に使用する蛍
光体粉末と有機材料等からなる蛍光体ペーストを400
〜550℃の温度での大気焼成する工程と、400〜5
50℃温度でCO2雰囲気中で真空気密容器を形成する
封着工程と、前記気密容器を300〜400℃の温度で
真空排気する工程の後に蛍光表示管容器内部を外気と遮
蔽する封止工程等の高温工程が必要である。前期蛍光表
示管用絶縁層は、前記高温工程の後に於いても、絶縁層
の表面が滑らかであり、前記絶縁層表面に形成される微
細配線等の薄膜導電層の表面が亀裂を生じないことが必
要である。さらに、前記絶縁層材料として、安価で、工
程条件により、寿命等に悪影響を及ぼすことがある不要
なガスを発生しない材料であることも必要である。
ガラスを主成分とする厚膜絶縁層では形成する事の出来
ない微細なパターンを形成でき、且つ、積層配線が可能
である種々の絶縁層用の絶縁薄膜材料および導電性薄膜
材料について鋭意検討した。上記検討した材料であるS
iO2から成る絶縁性薄膜の絶縁性、SiO2上面に積
層したアルミニウム薄膜の導電性及び表面状態を評価す
るために以下に示す確認実験を行った。
したソーダライムガラス表面にアルミニウムをスパッタ
法で厚さ0.2μmに成膜した。前記アルミニウム薄膜
を形成した基板を常温の状態でその上面にSiO2をス
パッタ法で厚さ0.2μm成膜した。更に、前記SiO
2薄膜の上面にアルミニウムをスパッタ法で厚さ0.2
μm積層してサンプルを完成させた。前記サンプルを5
00℃15分間大気焼成して表面を600倍に拡大して
観察したところ、スパッタ法によるSiO2上面のアル
ミニウム薄膜は数μmのひぶくれ(ヒロイック)が一面
に発生していた。前記ひぶくれ(ヒロイック)部分はエ
ッチング後に剥離してしまい、蛍光表示管用の配線及び
陽極電極として使用することが出来ないことがわかっ
た。このことから、スパッタ法で成膜したSiO2は蛍
光表示管用絶縁層としては使用できないことが解った。
00℃基板としてソーダライムガラス表面にアルミニウ
ムをスパッタ法で厚さ2μmに成膜した。前記アルミニ
ウム薄膜の上面に基板温度を250℃〜500℃に保っ
た状態でSiO2をCVD法で厚さ0.2μmに成膜し
た。前記SiO2薄膜の上面にアルミニウムをスパッタ
法で厚さ0.2μmに積層してサンプルを完成させた。
前記サンプルを500℃15分間大気焼成して、表面を
600倍に拡大して確認したところ、CVD法によるS
iO2上面のアルミニウム薄膜はひぶくれ(ヒロイッ
ク)は発生せず均一な蛍光表示管用アノード基板用の絶
縁層として使用することが出来ることが解った。上述か
ら、薄膜絶縁としては、アルミニウム薄膜上面に基板温
度を250℃〜500℃の範囲に保った状態でSiO2
をCVD法で厚さ0.2μmに成膜した場合に、蛍光表
示管用絶縁層として使用できることが解った。
の状態でスパッタ法により成膜された薄膜、アルミニウ
ムをソーダライムガラス基板が150℃〜200℃に加
熱され状態でスパッタ法により成膜された薄膜、SiO
2をソーダライムガラス基板が常温の状態でスパッタ法
により成膜された薄膜、及び、SiO2をソーダライム
ガラスが250℃〜500℃に加熱された状態でCVD
法により成膜された薄膜を積層成膜したサンプルを表1
に示す組み合わせによる積層されたサンプルを500℃
15分間大気焼成した後に600倍に拡大して表面観察
をした結果である。
もに、常温のままスパッタ法で成膜したサンプルを、5
00℃15分間大気焼成したところ、全数ひぶくれ(ヒ
ロイック)が発生して良品は無かった。アルミニウム薄
膜を常温のままスパッタ法で成膜し、SiO2を250
℃〜450℃に基板を加熱した状態で、CVD法で成膜
したサンプルを積層後に観察したところ48.3%のサ
ンプルが均一に成膜できたが、前記均一なサンプルも5
00℃15分間大気焼成したところ、56.2%はひぶ
くれ(ヒロイック)は発生していなかった。アルミニウ
ム薄膜を250℃〜500℃に基板を加熱した状態で、
スパッタ法で成膜し、SiO2を常温のままスパッタ法
で成膜したサンプルを観察したところ96.7%のサン
プルが均一に成膜できたが、前記均一なサンプルも50
0℃15分間大気焼成したところ、全てひぶくれ(ヒロ
イック)が発生して不良と成った。アルミニウム薄膜を
250℃〜450℃に基板を加熱した状態で、スパッタ
法で成膜し、SiO2を250℃〜450℃に基板を加
熱した状態で、CVD法で成膜したサンプルを積層後に
観察したところ95.0%のサンプルが均一に成膜で
き、前記均一なサンプルを500℃15分間大気焼成し
たところ、96.2%はひぶくれ(ヒロイック)は発生
していなかった。この結果、絶縁性基板を250℃〜5
00℃の範囲に加熱しつつCVD法で成膜した、SiO
2薄膜は成膜時に内部応力による歪が少なく、成膜後の
加熱処理にも耐える薄膜が形成できた為と推慮される。
導通性及び絶縁性を評価するために以下の確認実験を行
った。図2示す様に、表面を洗浄したソーダライムガラ
ス基板51を150℃〜200℃に加熱しつつスパッタ
法で一辺10mmの正方形で厚さ0.2μmになるよう
に、アルミニウム薄膜を成膜して下層Alパターン52
を、前記基板を250℃〜500℃の範囲に加熱しつつ
導電性薄膜上面に10mm角の大きさで厚さ0.1μm
〜2μmにSiO2をCVD法で積層成膜してSiO2
薄膜52を積層し、更に150℃〜200℃に加熱しつ
つ10mm角の上層Alパターンを厚さ0.2μmに積
膜して上層アルミニウム薄膜54を積層して評価用サン
プルを作成した。前記サンプルの、下層Alパターンと
上層Alパターン間を(ADVANTEST社製)RE
SISTANCE MRTERを用いて絶縁破壊電圧を
測定した結果をグラフ1に示す。
5μmの場合絶縁破壊電圧が50V未満であり蛍光表示
管用絶縁層として使用に耐えないが、0.10μmの厚
さでは絶縁破壊電圧も50Vを超えることから、駆動電
圧30V以下の蛍光表示管の絶縁層として十分に使用で
きる。0.2μmを越えると200V以上の破壊電圧で
あり、厚みが厚くなるほど破壊電圧が高くなることを確
認した。以上から、SiO2の厚さは0.2μm以上あ
れば、蛍光表示管の絶縁層に要求される破壊電圧である
100V以上の要件を満たし蛍光表示管の絶縁と使用で
きる。
薄膜のSiO2薄膜の厚みを変化させて、絶縁不良率に
ついて確認を行った結果をグラフ2に示す。グラフ2か
ら、絶縁性薄膜のSiO2の厚さが0.05μm及び
0.1μmの場合は絶縁不良率が約26%及び約13%
と効率であり、蛍光表示管用絶縁層として使用した場合
に検査によっては不良品を除去しきれないが、0.2μ
m以上の場合は不良率が3%以下となることから検査工
程工程中で不良品を除去可能な数値である。従って、S
iO2の厚さは0.2μm以上あれば蛍光表示管用の絶
縁膜と使用できることが解った。
と以下の不具合が発生する。 絶縁層の膜厚が0.2μmで破壊電圧が50V以下
となり、アノード電圧が50V以上で駆動する蛍光表示
管の絶縁層としては十分ではない。 絶縁層の膜厚は、0.2μmより薄くなるとごみ等
の影響でピンホール発生し易くなり絶縁不良個所が増加
してしまう。導電性薄膜が薄くなると、微小な外力でパ
ターンが破損して傷が発生しやすくなる。
ると以下の不具合が発生する。 絶縁層のと、絶縁層の下面の配線と絶縁の上面の配
線又は陽極導体を積層する場合スルホールを介して接続
する場合に、スルーホール上面に導電性材料を成膜のみ
によって接続する場合は、導電性薄膜の厚さを絶縁層の
厚さより厚くする必要がある。 また、スルーホール部に下層の配線層部材又は上層
の導電層部材以外の導通用部材で接続取る場合でも、導
通用部材のスルーホール周辺の絶縁層との密着性が悪く
なる。 成膜に時間がかかり、時間当たりの生産数量が少な
くなる。 エッチング時間が長くなる。
ラスを150℃〜200℃に加熱しつつスパッタ法でア
ルミニウム、ITO(Indium Tin Oxide),ZnO,
等の透明導電膜使用して蛍光表を厚さ0.2μmに成膜
した導電性薄膜が好適であり、SiO2をCVD法で2
50℃〜500℃の範囲に加熱しつつ0.2〜2μmに
成膜したSiO2絶縁層が薄膜絶縁層として使用できる
事が解った。特に、膜厚が0.2μmであるSiO2絶
縁層は、成膜時間が短時間であり、成膜された絶縁層も
蛍光表示管用絶縁層として十分な絶縁破壊電圧を有し、
スルーホール段差も小さいことから最適であることが解
った。更に、0.2μmであるSiO2絶縁層の場合、
例えば積層を10回繰り返しても2μmであり、従来の
低融点ガラスを使用した絶縁層の厚みが10μm〜50
μmであるのに対し、本願発明の絶縁の厚みは5分の1
の厚さに出来る事から多層化に有利である。
の配線と導電性薄膜からなる陽極の接続部であるスルー
ホール形状について検討した。図3に示す様に絶縁性基
板10上面に成膜形成されたアルミニウム薄膜から成る
配線12及び接続部122の上面にSiO2から成る絶
縁性薄膜を積層成膜し、さらに、前記絶縁薄膜上面に前
記薄膜配線と陽極を電気的に接続するためのスルーホー
ルとなる部分を開口とするマスクを密着させて、CHF
3とO2の混合ガス雰囲気中でRIE(Reactive Ion
Etching)法(以下RIE法という)によるエッチングを
行うことにより、図3に示す様に断面形状が、配線側を
短辺として陽極側を長辺とする略45°のテーパー状接
続部であるスルーホールを132形成した。
示管を具体的に以下の手順で作成した。 (実施例1)アルミ1層配線による微細パターン蛍光表
示管の実施例 熱電子の衝突によりR(赤)、G(緑)、B(青)に発
光する蛍光体を塗布した横0.12mm、縦0.52m
mの陽極電極を蛍光体間隔0.08mmに配設して、前
記R、G、B一組のアノード電極を縦横に0.6mmピ
ッチ複数配設し、このアノード電極をアルミ配線幅0.
02mm、配線間隔0.02mm、アルミ配線側のスル
ーホール直径0.05mm、としたアノード4重マトリ
クス1層配線のフルカラーグラフィック蛍光表示管を以
下の工程で製造した。
スの構成を示し、図5に4重アノードマトリクス駆動の
配線図を示す。図4の(1G,1B,1R)、(2G,
2B,2R)、(3G,3B,3R)及び(4G,4
B,4R)は熱電子の衝突によりR(赤)、G(緑)、
B(青)に発光する蛍光体か配設されたアノード電極を
示し、1Grid、2Grid、3Grid及び4Gr
idは前記アノード電極上方に設けられ、カソード電極
から放出される熱電子を加速制御するグリッド電極であ
る。図5は、前記アノード電極(1G,1B,1R)、
(2G,2B,2R)、(3G,3B,3R)及び(4
G,4B,4R)にG、B、R3アノード電極で1トリ
オとした、1〜4まで4組(12アノード電極)毎に組
み合わせて配線を構成して、外部からの電気信号を前記
アノード電極に印加するための配線概略図である。
示管の駆動方法を図4の斜線部のアノード電極を点灯す
る事として説明する。真空容器内のカソード電極から熱
電子を放出させた状態で、例えば2Gridによってカ
バーされる(4G,4B,4R)セグメントを発光させ
る場合は、(4G,4B,4R)に所定の電圧を印加し
た時に、2Grid及び3Gridを同時に所定の電圧
を印加することで、カソード電極に対してマイナスの電
位が与えられた隣接グリッドである1Grid及び4G
ridの影響を受ける事無く点灯させる事が出来る。こ
の時、4Gridにカソード電極に対してマイナスの電
位が与えられているので、4Gridによってカバーさ
れる(4G,4B,4R)は発光することはない。次に
例えば2Gridによってカバーされる(3G,3B,
3R)セグメントを発光させる場合は、(3G,3B,
3R)所定の電圧を印加したときに、1Grid及び2
Gridを同時に所定の電圧を印加することにより、隣
接グリッドである不図示の1Gridの隣接グリッド及
び3Gridの影響を受ける事無く点灯させる事が出来
る。このとき、3Gridにカソード電極に対してマイ
ナスの電位を与えておけば、3Gridによってカバー
される(4G,4B,4R)は発光することはない。前
記の様に、順次隣接するグリッド電極に所定の電圧を印
加させ、前記2つのグリッドの、各隣接グリッド側に配
設されたアノード電極に所定の電圧を印加することで本
願のフルカラーグラフィック蛍光表時間を駆動する事が
出来る。前記の場合は、RGB3色1組で使用するが、
単色蛍光体で構成した場合12重アノードマトリクス駆
動蛍光表示管の構成となる。
ついて説明する。 (工程1)遮蔽層の形成 表面を洗浄した透明絶縁性を有するソーダライムガラス
をCVD装置に装着し、ガラス温度を250℃〜500
℃に過熱した状態を維持しつつ、SiO2をCVD法に
より厚さ0.1〜0.5μmに成膜してソーダライムガ
ラス基板の拡散を遮蔽する薄膜絶縁層から成る遮蔽層を
形成した。 (工程2)配線層の形成 スパッタ法にてアルミニウムを膜厚0.2μmに成膜
し、前記アルミニウム薄膜をフォトリソ法により、線幅
0.02mm、スルーホール部直径0.05mmで、所
望のパターンに形成して薄膜配線を形成した。 (工程3)SiO2膜の成膜 配線層を形成し清浄化した基板を枚葉式プラズマCVD
装置にセットする。使用装置は東京ハイテック社製、枚
葉式プラズマCVD装置(PEC−3811−SO−S
N)を使用した。チャンバー設定温度を250℃〜50
0℃として、基板温度を一定に保った状態で、チャンバ
ー内圧力は106Paとして成膜時の導入ガスSiH4
を1分間に20ml、N2Oを1分間に200ml、N2
を1分間に700ml導入しつ成膜した。プラズマを起
こすための高周波電力は13.56MHzで60Wに設
定した。成膜スピードは、上記の条件によると1.8分
で0.2μmであった。
スト(OFPR5000:東京応化製)をスピンナーに
より回転塗布し、ベークした後、フォトマスク像を露
光、現像してスルーホールパターンを形成した。前記パ
ターンをマスクとしRIE法にてエッチングを行う。こ
こで、RIE装置はANELVA製DEA−50STを
使用した。チャンバー内圧力は6Paの状態で、CHF
3を1分に40ml、O2を1分間に10mlで流入し
つつエッチングした。SiO2のエッチングでO2を導
入することにより、スルーホール中央側を先端とした略
45°のテーパー状の断面形状が基板側を短辺としアノ
ード電極側を長辺とする略台形のすり鉢状となる様なス
ルーホールが形成された。プラズマを起こすための高周
波電力は13.56MHzで600Wに設定した。上記
の条件下、8分で0.2μmエッチングしてスルーホー
ルを有する絶縁層が形成できた。
0.2μmに成膜して、前記アルミニウム薄膜をフォト
リソ法により、所望のアノードパターンを前記各々のス
ルーホール部を覆って配線パターンに接続するように形
成して薄膜電極を形成した。蛍光体はフォトリソ法によ
り、R、G、B毎にの3回繰り返し行なわれる。
を構成する熱電子の衝突により発光する蛍光体をパター
ン形成したアノード基板に、メッシュ状のグリッドメッ
シュを前記アノード基板上に成形固定した後、前記蛍光
体パターン形成用に使用した蛍光体ペーストを構成する
有機材料からなる溶剤等を400〜550℃の温度での
大気焼成する工程と、前記アノード基板、前面板、枠状
の側面板から箱状の真空容器を製造する製造工程である
400〜550℃温度でCO2雰囲気中で真空機密容器
を形成する工程と、前記機密容器を300〜400℃の
温度で真空にする工程の後に、蛍光表示管容器内を外気
と遮蔽する封止工程を経て蛍光表示管が完成する。
縁層を薄膜化することで実施例1のパターンから成る蛍
光表示管を製造する事ができた。更に、スルーホール断
面形状形状をテーパー状として、陽極電極と配線との接
続をコンタクトのための新たな部材を設けることなく接
続が取れた。(尚、テーパーの角度は配線の接続部と陽
極導体の接続を容易にするためであるので、テーパー状
であれば45°に限らないのはいうまでもない。)
ターン蛍光表示管の実施例 熱電子の衝突によりR(赤)、G(緑)、B(青)に発
光する蛍光体を塗布した横0.06mm、縦0.3m
m、間隔0.06mm1組として、0.36mmピッチ
で配設し、アルミ配線幅0.02mm(アノード4重マ
トリクス、配線はR(赤)用配線/(緑)用配線/B
(青)用配線の3層配線)、スルーホール直径0.02
mm絶縁層のアノード基板からなる蛍光表示管の実施例
駆動方法はRGB各色毎に実施例1の4重アノードマト
リクス方式と同じであり、構成は実施例1の1層配線に
よる場合と同じである。本実施例は、発光セグメントを
更に微細化する為に図7に示す様に薄膜配線を3層にし
て対応したものである。
4重アノードマトリクスの構成を示し、図6に3層配線
による4重アノードマトリクス駆動の配線図を示す。図
6は、アノード電極が微細化することにより、配線が高
密度に成ったため1層配線でパターニングできなきなっ
た対応として、(a)がG(緑)のアノード配線、
(b)がB(青)のアノード配線、(c)がR(赤)の
アノード配線という様に、色毎に配線を分割した3層配
線構成の場合の配線である。実線部が該当の配線パター
ンを示し、破線部が他の配線パターンを示している。図
6では破線と実線が重ならないように描いているが、積
層配線された実際の基板では各層の配線が絶縁層を介し
て重なることが可能であることは言うまでもない。
面を洗浄した透明絶縁性を有するソーダライムガラスか
ら成る絶縁性基板10をCVD装置に装着し、ガラス温
度を250℃〜500℃に過熱した状態を維持しつつ、
SiO2をCVD法により厚さ0.2μmに成膜して拡
散を遮蔽する拡散を遮蔽する薄膜絶縁層から成る遮蔽層
14を形成した。
00℃でアルミニウムを膜厚0.2μmに成膜し、前記
アルミニウム薄膜をフォトリソ法により線幅0.02m
m、スルホール部直径0.02mmで、所望のパターン
に形成して配線層12を形成した。次に、SiO2薄
膜、アルミニウム薄膜を成膜したソーダライムガラスを
CVD装置に装着し、ガラス温度を300℃〜450℃
に過熱した状態を維持しつつ、SiO2をCVD法によ
り厚さ0.2μmに成膜した。前記SiO2薄膜をRI
E法により、直径0.02mmスルーホール部132の
配線部を上面として略45度の傾斜の斜面を有するテー
パー状のスルーホール部132を形成して第一の絶縁層
13を形成した。更に、前記薄膜配線形成及び薄膜絶縁
の形成工程を2回繰り返す事により3層配線基板を完成
させる。次に、スパッタ法にて基板温度150〜200
℃でアルミニウムを膜厚0.2μmに成膜して、前記ア
ルミニウム薄膜をフォトリソ法により、所望のアノード
パターンを前記各々のスルーホール部を覆い、配線パタ
ーンに接続するように形成して薄膜電極を形成して陽極
電極112を配設した。
蛍光体を形成した。前記パターン形成はR、G、Bの3
回繰り返し行ないアノード電極を配設した。更に、メッ
シュ状のグリッドメッシュからなるグリッド電極を成形
固定した後、前記蛍光体パターン形成用に使用した蛍光
体ペーストを構成する有機材料からなる溶剤等を400
〜550℃の温度での大気焼成する工程と、前記アノー
ド基板、前面板、枠状の側面板から箱状の真空気密容器
を製造する製造工程である400〜550℃温度でCO
2雰囲気中で真空気密容器を形成する封着工程と、前記
気密容器を300〜400℃の温度で真空排気する排気
工程の後に、蛍光表示管容器内を外気と遮蔽する封止工
程を経て蛍光表示管が完成する。
に、RGB各セグメントサイズが横0.06mm、縦
0.3mm(RGBの3セグメントから成るピクセルピ
ッチが0.36mm)の場合は、通常の1層配線から蛍
光表示管用陽極基板は形成できないが、配線パターン及
び絶縁層を薄膜化し、且つ、3層配線にすることにで前
記パターンから成る蛍光表示管を製造する事ができた。
なお、実施例2に示す、図6のR(赤)G(緑)B
(青)3色を例えば、G(緑)一色のドットとした場合
は、一層配線12重アノードマトリクス蛍光表示管の構
成となるのは実施例1と同様である。
ターン蛍光表示管の実施例 熱電子の衝突によりG(緑)に発光する蛍光体を塗布し
た横0.14mm、縦0.14mm、間隔0.06mm
として、0.20mmピッチで配設し、アルミ配線幅
0.02mm(8重アノードマトリクス、配線は8層配
線、スルーホール直径0.02mmのアノード基板から
なる蛍光表示管の実施例。 図8(a)に8重アノードマトリクスの構成を示し、図
8(a)に8層配線8重アノードマトリクス駆動の配線
部の略断面図を示す。図8(b)は、(a)のアノード
電極1、2、3、4,5、6、7、8毎に配線層を異な
る層とすることで、高密度配線を可能とした例である
を示す。表面を洗浄した透明絶縁性を有するソーダライ
ムガラスをCVD装置の基板取り付け治具に装着し、ガ
ラス温度を400℃〜500℃に過熱した状態を維持し
つつ、ソーダライムガラス基板のアルカリイオンの拡散
を遮蔽する為のSiO2薄膜絶縁層からなる遮蔽層であ
るCVD法により厚さ0.1〜2.0μmに成膜した。
0.1〜0.5μmに成膜し、前記アルミニウム薄膜を
フォトリソ法により、線幅0.02mm、スルーホール
部直径0.02mmで、所望のパターンに形成する。前
記アルミニウム薄膜を成膜したソーダライムガラスをC
VD装置に装着しガラス温度を400℃〜500℃に過
熱した状態を維持しつつ、SiO2をCVD法により厚
さ0.2μmに成膜した。前記厚さ0.2μmのSiO
2を成膜RIE法により、直径0.05mmのスルーホ
ール部に前記スルーホール部中央側を先端として基板か
ら略45度の傾斜の斜面を有するテーパー状のスルーホ
ール部を形成する。前記薄配線層及び絶縁層の形成工程
を8回繰り返す事により8層配線基板を完成させる。前
記配線層と絶縁層を交互に積層した基板の上面にスパッ
タ法にてアルミニウムを膜厚0.2μmに成膜して、前
記アルミニウム薄膜をフォトリソ法で所望のスルーホー
ル部を覆うように配線パターンに接続して陽極電極を形
成した。
蛍光体をパターン形成した。前記蛍光体パターン形成用
に使用した蛍光体ペーストを構成する有機材料からなる
溶剤等を400〜550℃の温度での大気焼成する工程
と、前記アノード基板、前面板、枠状の側面板から箱状
の真空容器を製造する製造工程である400〜550℃
温度でCO2雰囲気中で真空機密容器を形成する工程
と、前記機密容器を300〜400℃の温度で真空にす
る工程の後に、蛍光表示管容器内を外気と遮蔽する封止
工程を経て蛍光表示管が完成する。
に、セグメントサイズが縦、横0.12mmとした8重
アノード配線の場合は、通常の1層配線から蛍光表示管
用陽極基板は形成できないが、配線パターン及び絶縁層
を薄膜化し、且つ、8層配線等の多層配線にすることに
で前記パターンから成る蛍光表示管を製造する事ができ
た。
ンを、図8(斜線部がアルミニウム薄膜部である)の様
にストライプ状、格子状、又は枠状等として、アルミニ
ウム部分で電気的導通を取り、アルミニウムの無い部分
を透光性として透光性とした以外は、実施例2〜3と同
じである。 (実施例5)陽極パターンをITO等の透明導電膜と
し、配線パターンをAl又はITO等の透明導電膜とし
とした以外は実施例2〜3と同じである。
り、陽極基板側から発光を観察できる微細パターンから
成る高輝度蛍光表示管を得られる。
表示管に使用する絶縁層を0.2μm〜2.0μmと薄
膜化することで、微細なスルーホールを形成することが
可能となり、特に同一形状陽極を連続配置するドットパ
ターンが連続する高精細グラフィック用蛍光表示管が可
能となった。
一な絶縁層を形成できる事から、多層配線化が可能とな
り、微細なR、G、Bセグメントからなるフルカラー表
示可能な蛍光表示管が可能となった。
示管が可能となったことから、駆動電圧の低い低コスト
のグラフィック蛍光表示管が得られた。また、微細パタ
ーンからなるアノード多重蛍光表示管が可能となったこ
とから、アノード・グリッド電圧を同一駆動電出で駆動
した場合には、より高輝度のグラフィック蛍光表示管が
得られた。
すグラフ。
示すグラフ。
図、並びに部分拡大図及び前期部分拡大図の略断面図
を示す図。
ラー4重アノードマトリクスグラフィックの構成図。
フルカラー4重アノードマトリクスグラフィックの配線
パターンの説明図。
フルカラー4重アノードマトリクスグラフィックの3層
配線パターンの説明図。
フルカラー4重アノードマトリクスグラフィックの陽極
部の略断面図。
図、及び8層配線による8重アノードマトリクスグラフ
ィックのアノード基板の略断面図。
Claims (11)
- 【請求項1】箱状の真空外囲器内に、熱電子を放出する
カソード電極、前記カソード電極から放出される熱電子
を加速制御するグリッド電極、及び、配線を有する配線
層と前記配線層上に積層されたスルーホールを有する絶
縁層と前記絶縁層上に積層された陽極導体と前記陽極導
体上に前記カソード電極から放出される熱電子の衝突に
より発光する蛍光体を被着したアノード電極が絶縁性基
板に配設されたアノード基板を有する蛍光表示管の製造
方法において、前記アノード基板に形成される絶縁層
は、前記絶縁性基板を所定温度に保った状態で成膜され
た絶縁性薄膜から成ることを特徴とする蛍光表示管の製
造方法。 - 【請求項2】前記絶縁性薄膜は、250℃〜500℃に
加熱された絶縁性基板にCVD法により成膜されること
を特徴とする請求項1に記載の蛍光表示管の製造方法。 - 【請求項3】箱状の真空外囲器内に、熱電子を放出する
カソード電極、前記カソード電極から放出される熱電子
を加速制御するグリッド電極、及び、配線を有する配線
層と前記配線層上に積層されたスルーホールを有する絶
縁層と前記絶縁層上に積層された陽極導体と前記陽極導
体上に前記カソード電極から放出される熱電子の衝突に
より発光する蛍光体を被着したアノード電極が絶縁性基
板に配設されたアノード基板を有する蛍光表示管におい
て、前記アノード基板に配設された絶縁層が、請求項1
又は請求項2に記載の製造方法で形成された絶縁性薄膜
から成ることを特徴とする蛍光表示管。 - 【請求項4】導電性薄膜から成る配線層と、前記配線層
を覆うように積層された絶縁性薄膜から成る絶縁層が交
互に複数層積層され、所定の配線と陽極導体が前記絶縁
層に設けられたスルーホールを介して接続されているこ
とを特徴とする請求項3に記載の蛍光表示管。 - 【請求項5】前記絶縁層のスルーホールは、断面がスル
ーホール中央部側を先端としたテーパー状であり、絶縁
性基板側の面積がアノード電極側の面積より小さい断面
略台形形状であることを特徴とする請求項3又は請求項
4に記載の蛍光表示管。 - 【請求項6】前記絶縁層を構成する絶縁性薄膜の厚さが
0.2μm〜2.0μmであることを特徴とする請求項3
から請求項5に記載の蛍光表示管。 - 【請求項7】前記絶縁層を構成する絶縁性薄膜がSiO
2から成ることを特徴とする請求項3から請求項6に記
載の蛍光表示管。 - 【請求項8】前記配線層を構成する導電性薄膜がアルミ
ニウム、ITO又はZnOから成ることを特徴とする請
求項3〜請求項7に記載の蛍光表示管。 - 【請求項9】絶縁性基板、絶縁性薄膜及び陽極導体が透
光性であることを特徴とする請求項3から請求項8に記
載の蛍光表示管。 - 【請求項10】蛍光体層が被着された陽極導体からなる
アノード電極上方に金属薄板を加工して成るメッシュ状
グリッドを有するアノード基板であることを特徴とす
る、請求項3から請求項9に記載の蛍光表示管。 - 【請求項11】ソーダライムガラスからなる前記絶縁性
基板と、前期絶縁性基板の表面に絶縁性薄膜から成る遮
蔽層が配設され、前記絶縁性薄膜上面に配線層、絶縁
層、陽極導体、蛍光体が積層形成されていることを特徴
とする請求項3〜請求項10に記載の蛍光表示管。
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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