JP2003068009A - 再生装置、データ読み取り装置 - Google Patents

再生装置、データ読み取り装置

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JP2003068009A
JP2003068009A JP2001256248A JP2001256248A JP2003068009A JP 2003068009 A JP2003068009 A JP 2003068009A JP 2001256248 A JP2001256248 A JP 2001256248A JP 2001256248 A JP2001256248 A JP 2001256248A JP 2003068009 A JP2003068009 A JP 2003068009A
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Hitoshi Onishi
整 大西
Kimihisa Komurasaki
公久 小紫
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の記録媒体に多数のトラックが含まれて
いる場合における再生装置の操作性および応答性の確
保。 【解決手段】 ジョグダイヤル11の押し込み・引き出
し操作に基づいて、システムコントローラ8が、ディス
ク2においてアクセスすべきトラックのトラックナンバ
に対応する変数の増減単位を、単数または複数に決定す
る、そして、この操作に基づいて決定された増減単位を
もって、システムコントローラ8が、ジョグダイヤル1
1の回動操作に基づき、トラックナンバに対応する変数
を増減させる。そして、これらの操作に基づいて決定さ
れた変数に対応したトラックナンバのトラックデータに
ヘッド部4がアクセスするようにする。これによりジョ
グダイヤル11で、トラックジャンプと、この場合の飛
び越しトラック数の変更とが実現できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック単位で例
えば音声データ等が記録された記録媒体からデータを読
み取り再生する再生装置、および記録媒体からデータを
読み取るためのデータ読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】こうした再生装置等としては、CD(Co
mpact Disk)プレーヤやMD(MiniDisk)プレーヤが知
られている。CDプレーヤ等では、再生させたいトラッ
ク(あるいはそれと同様に再生にあたり最も細かい単
位、以下、便宜的にトラックと記す)を選択するにあた
ってAMSという機能が一般的に採用されている。これ
は、所定のボタンを一度押すごとに一つ先(あるいは
前)のトラックの先頭から再生を開始する。あるいは、
このボタンを押し続けることにより連続的に先へ(ある
いは前へ)進んでいき、ボタンから手を離したところの
トラックから再生を開始するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MP3(MP
EG-1 Audio Layer-III)に代表されるような圧縮オーデ
ィオでは、例えば全く同じ曲であっても非圧縮のCDに
比較して圧縮されている分データ量が小さくて済むこと
から、一つのメディアに記録可能なトラックの数は非常
に大きなものとなる。このため、今までと同じように1
トラック送りで操作を行うと、所望のトラックを選択す
るまでに非常に手間がかかり、操作性および応答性の面
から問題がある。
【0004】本発明は、このような技術的課題に基づい
てなされたもので、単一の記録媒体に多数のトラックが
含まれている場合であっても、所望のトラックにアクセ
スする際の操作性およびこれに対する応答性に優れた再
生装置等を提供することを主たる目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的のもと、本発
明の再生装置は、一単位のデータとしてトラックごとに
データが記録された記録媒体から所定のトラックナンバ
に対応する当該トラックのデータを読み取って再生する
装置であって、トラックナンバに対応する変数の増減単
位を決定する増減単位決定部と、決定された増減単位を
もって変数を増減させる変数増減部と、増減単位の決定
および変数の増減についての入力操作を行う操作要素と
を備えたことを特徴としている。このような構成によ
り、トラックナンバの増減単位を1より大きい数(1
0,100等)に設定することによって、一度の操作
で、複数トラックの飛び越しを実現することができる。
しかも、増減単位の切り替えを単一の操作要素で実現す
ることができるために、多数のボタン等が必要とならな
い。なお、ここで、トラックとは、CDやMD等におけ
る通常のトラックに含まれる、データ再生にあたっての
より細かい単位も含むものとする。
【0006】この場合、操作要素が、段階的な押し込み
・引き出し操作が可能に構成されたものであれば、増減
単位決定部が、押し込み・引き出し操作の各段階に対応
して増減単位を決定することができる。また、操作要素
が、段階的な回動操作が可能に構成されたものであれ
ば、変数増減部が、回動操作の各段階に対応して、増減
単位をもって変数を増減させることが可能となる。
【0007】また、本発明はデータ読み取り装置の発明
としても捉えることができる。この場合、本発明が適用
されたデータ読み取り装置は、記録媒体上の指定された
所定のトラックにアクセスしてこのトラックに記録され
たデータを読み取るヘッド部と、アクセス対象のトラッ
クを指定するための変数を入力する操作部と、この変数
に基づいて記録媒体の所定のトラックにアクセスする読
み取り部とを備え、操作部は、第一の操作により飛び越
しトラック数を決定し、第二の操作によりこの飛び越し
トラック数ずつ変数を変更するものであり、かつ、操作
部は、第一および第二の操作を共通の操作部材を介して
実行可能となっていることを特徴としている。
【0008】この場合、第一の操作が、操作部材を段階
的に押し込みまたは引き出す操作であり、第二の操作
が、操作部材を回動する操作であればよい。これによっ
て、第一および第二の操作を共通の操作部材において実
現できる。また、操作部材が、段階的に押し込み・引き
出し操作が可能に形成されるものであり、かつ、操作部
が、押し込み・引き出し操作の各段階に応じて電気的特
性が相違する回路部を有していれば、操作部材が、押し
込み・引き出し操作された際の回路部からの出力に応じ
て、飛び越しトラック数を複数種に決定することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。図1は、本実施
の形態における再生装置(データ読み取り装置)1の全
体構成を説明するためのブロック図、図2は、再生装置
1の外観の要部を示す図である。図中に示すように、こ
の再生装置1は、トラックごとに一単位のデータが記録
されたディスク(記録媒体)2から、所定のトラックナ
ンバに対応するトラックのデータを読み取って再生する
装置であり、ディスク2が装着される装着部3と、ディ
スク2に記録された所定のトラックのデータを読み取る
ヘッド部4と、ヘッド部4からの出力信号を変換して、
音声発生部5に送信する出力信号変換部6と、ユーザが
操作を行うための操作パネル(操作部)7と、操作パネ
ル7の各部およびヘッド部4、出力信号変換部6を制御
するシステムコントローラ(操作部、増減単位決定部、
変数増減部)8とを備えた構成となっている。
【0010】ディスク2は、例えば、光磁気ディスクか
らなり、MP3などの圧縮オーディオ形式(あるいは通
常の形式)で複数のトラックにデータとしての各曲が記
録されたものとなっている。また、図1および図2に示
すように、操作パネル7は、ジョグダイヤル(操作要
素、操作部材)11を有しており、後述するように、こ
のジョグダイヤル11を操作することにより、入力値と
しての変数がシステムコントローラ8において決定され
る。そして、システムコントローラ8は、決定された変
数に対応した所定のトラックからデータを読み取るよう
にヘッド部4を制御するようになっている。なお、図2
において、符号13は、再生/一時停止(PLAY/P
AUSE)を行うための再生/一時停止ボタン、14
は、停止ボタン、15は、ディスク2の取り出しボタ
ン、16は、トラックナンバあるいは再生中のトラック
の分秒等の表示を行うためのディスプレイである。
【0011】ジョグダイヤル11は、段階的に回動操作
および押し込み・引き出し操作を行うことが可能に形成
されている。すなわち、トラックを送る場合には右に、
戻す場合に左に、ジョグダイヤル11を1ステップまた
は複数ステップ(1ステップは、ジョグダイヤル11の
回転角の単位で、例えば1゜)段階的に回動させること
により、トラックを飛び越して所望のトラックにアクセ
スすることが可能となっている。さらに、図3(a)の
ように、ジョグダイヤル11を最も押し込んだ場合に
は、ジョグダイヤル11を1ステップ回転させるごと
に、飛び越しトラック数として1トラックを、(a)の
状態から一段引き出した(b)の状態では、ジョグダイ
ヤル11を1ステップ回転させるごとに10トラック
を、さらに最も引き出した(c)の状態では、ジョグダ
イヤル11を1ステップ回転させるごとに100トラッ
クを飛び越しトラックとして、それぞれ設定することが
できるようになっている。
【0012】ジョグダイヤル11の構造の詳細を図4に
示す。ジョグダイヤル11には図4中に示すような回路
部18とメカロック部19とが付随的に設けられてい
る。これらのうち、メカロック部19は、ジョグダイヤ
ル11の基端部11aの側面に設けられた溝部11bと
係合して、ジョグダイヤル11の押し込み・引き出し操
作を段階的に規制するように機能するものである。
【0013】また、回路部18は、ジョグダイヤル11
の基端部11aに取り付けられた電極部21を備えてい
る。この電極部21は、接点部T1,T2,T3と接触
可能に形成されている。接点部T1,T2,T3は、ジ
ョグダイヤル11を最も奥に押し込んだ際に、電極部2
1がすべての接点部T1,T2,T3に接触するよう
に、ジョグダイヤル11を一段引き出した状態では、電
極部21が接点部T1,T2のみに接触するように、ジ
ョグダイヤル11を最も引き出した状態では、電極部2
1が接点部T1のみに接触するように配置されている。
また、接点部T1,T2,T3は、それぞれ抵抗R1,
R2,R3を介して接地GNDに接続されており、また
接点部T1は所定電圧の電源VCCに対して抵抗R4を
介して接続されている、さらに、抵抗R4と接点部T
1,T2,T3との間は電圧を検出可能な電圧検出部2
2に接続されており、電圧検出部22は、システムコン
トローラ8に対して検出した電圧の値を出力するように
なっている。
【0014】ここで、例えば、R1=R2=R3=R4
=10KΩであるとすると、ジョグダイヤル11が最も奥
に押し込まれた状態では、電圧検出部22において検出
される電圧は、0.25VCCとなる。次に、ジョグダイヤ
ル11を一段引き出した状態とすると、接点部T3が電
極部21と離間するから、電圧検出部22において検出
される電圧は、0.33VCCに変化する。同様に、ジョグ
ダイヤル11をもう一段引き出すと、さらに接点部T2
が電極部21からはずれ、電圧検出部22において検出
される電圧は、0.5VCCとなる。したがって、電圧検
出部22において検出される電圧の変化に基づき、シス
テムコントローラ8が、ジョグダイヤル11の位置を検
出することが可能となる。さらに、システムコントロー
ラ8が、検出された電圧が、0.25VCCである場合に
「1」、0.33VCCである場合に「10」、0.5VCC
である場合に「100」となるような変数Mを設定する
ことにより、この変数Mに基づいて、ジョグダイヤル1
1を1ステップ回動させた際の飛び越しトラック数を設
定することができる。
【0015】なお、ジョグダイヤル11において上記の
ような押し込み・引き出し操作や回動操作が行われた場
合、その結果に基づいて、システムコントローラ8は、
さらにあらかじめ設定しておいた変数Nの値を、ジョグ
ダイヤル11の回動の程度に基づき変化させ、変数Nを
入力値としてディスプレイ16に表示するようになって
いる。そして、システムコントローラ8は、この変数N
に基づいて、変数Nと同一のトラックナンバとされたト
ラックにヘッド部4がアクセスを行うよう、ヘッド部4
を制御するようになっている。
【0016】具体的には、例えば、ユーザがNトラック
から84トラック先にトラックをジャンプさせたい場合
を考えると、まず、ユーザは、ジョグダイヤル11を二
段引き出し、飛び越しトラック数(変数M)として10
0トラックを選択し、ジョグダイヤル11を1度右に回
すことによって、トラックナンバに対応した変数Nとし
て「N+100」を新たに設定する。この場合、ディス
プレイ16には、「N+100」が表示される。次に、
ユーザは、ジョグダイヤル11を一段押し込む操作を行
い、飛び越しトラック数として10トラックを選択し、
さらにジョグダイヤル11を2度左に回すことによっ
て、トラックナンバに対応した変数NとしてN+100
―20、すなわち「N+80」を設定する。この場合、
ディスプレイ16には、「N+80」が表示される。さ
らに、ユーザはジョグダイヤル11をもう一段押し込
み、飛び越しトラック数として1トラックを選択し、さ
らにジョグダイヤル11を右へ4度回す。これにより、
ユーザは、Nトラックより84トラック先に容易に到達
することができる。そして、システムコントローラ8
は、ヘッド部4を制御し、ディスク2から、N+84ト
ラック目のデータを読み込むようにする。
【0017】こうした手順を、再生装置1の全体の動作
としてフローチャートに表したのが、図5から図7であ
る。図5に示すように、再生装置1においては、待機状
態(Start)から、まず再生/一時停止ボタン13
が押されているか否かをシステムコントローラ8が判断
し(ステップS1)、再生/一時停止ボタン13が押さ
れていれば、Nトラックに移動する(ステップS3)。
上述のように、Nは、アクセス対象のトラックナンバを
表す変数であり、ここでは、例えば、ディスク2が装着
部3に装着された直後のものである場合には「1」とさ
れ、ディスク2が前回の起動時から交換されていなけれ
ば、前回の再生時において最後に停止動作が行われたト
ラックのトラックナンバが設定される。
【0018】次に、システムコントローラ8は、ヘッド
部4がディスク2のNトラック目にアクセス可能な状態
に到達したか否かを判断し(ステップS5)、到達して
いればディスク2に記録されたNトラックのデータの再
生動作を行うよう出力信号変換部6等を制御し(ステッ
プS7)、次のステップS9に進む。また、ステップS
5でNトラック目にアクセス可能な状態とならないと判
断される場合には、ステップS7の処理を行わずに、次
のステップS9に進む。ステップS9では、停止ボタン
14が押されたか否かについての判断を行い、停止ボタ
ン14が押されたと判断される場合には、再生を停止し
(ステップS11)、ステップS1以前の状態に戻る
(A)。また、ステップS9で、停止ボタン14が押さ
れていないとの判断がなされた場合には、取り出しボタ
ン15が押されたか否かの判断を行う(ステップS1
3)。ステップS13において、取り出しボタン15が
押されているとの判断がなされた場合には、再生を停止
する(ステップS15)とともに、ディスク2の装着部
3からの排出処理を行って(ステップS17)、動作を
終了する(END)。
【0019】一方、ステップS13において、取り出し
ボタン15が押されていないとの判断がなされた場合に
は、再生/一時停止ボタン13が押されたか否かを判断
する(ステップS19)。再生/一時停止ボタン13が
押されているとの判断がなされた場合には、一時停止中
の状態にあるかどうかを判断し(ステップS21)、一
時停止中であれば、一時停止を解除する(ステップS2
3)とともに、ステップS3以前の状態に戻る(B)。
すなわち、再生/一時停止ボタン13が二回押されたと
判断して、再生状態に戻るための処理が行われるように
する。一方、ステップS21において、一時停止中の状
態にないと判断される場合には、一時停止を行い(ステ
ップS25)、ステップS9以前の状態に戻って
(C)、それ以下の処理を再び行う。
【0020】また、ステップS19において、再生/一
時停止ボタン13が押されていないと判断される場合に
は、(D)(図5,図6参照)に進み、処理Pを行う
(ステップS27)。図7に処理Pの詳細な手順を示
す。図7中に示すように、処理Pでは、まずジョグダイ
ヤル11が一段目、すなわち、最も押し込んだ状態にあ
るか否かを判断する(ステップS101)。そして、ジ
ョグダイヤル11が一段目にあると判断される場合に
は、変数MとしてM=1を設定し(ステップS10
3)、再び、図6のフローチャートに戻る(retur
n)。ここで、変数Mは、上述のように、ジョグダイヤ
ル11を1ステップ回動させた場合における飛び越しト
ラック数の一単位となる数である。
【0021】また、ステップS101においてジョグダ
イヤル11が一段目にないと判断された場合には、ジョ
グダイヤル11が二段目にあるか否かを判断する(ステ
ップS105)。ステップS105において、ジョグダ
イヤル11が二段目にあると判断された場合には、変数
MとしてM=10を設定し、図6のフローチャートに戻
る(return)。さらに、ステップS105におい
てジョグダイヤル11が二段目にないと判断される場合
には、ジョグダイヤル11は三段目、すなわち、最も引
き出した状態にあると判断されるから、この場合には変
数MとしてM=100を設定し(ステップS109)、
図6のフローチャートに戻る(return)。
【0022】このようにして、図6において処理Pを行
ったら、次に、ジョグダイヤル11がユーザによって回
転された否かを調べる。すなわち、まず、ジョグダイヤ
ル11が右へ1ステップ回転されたか否かを判断する
(ステップS29)。ジョグダイヤル11が右に1ステ
ップ回転されたと判断された場合には、トラックナンバ
を表す変数NとしてN=N+Mを設定し(ステップS3
1)、設定された変数Nが、ディスク2に記録されたト
ラック総数Nmax以上である場合には、変数Nとして
N=Nmaxを設定する(ステップS33)。そして、
さらにステップS3以前の状態に戻る(B)。
【0023】また、ステップS29においてジョグダイ
ヤル11が右に1ステップ回転されたと判断されない場
合には、ステップS35においてジョグダイヤル11が
左へ1ステップ回されたか否かを判断する。そして、ジ
ョグダイヤル11が左に1ステップ回転されたと判断さ
れた場合には、変数NとしてN=N−Mを設定し(ステ
ップS37)、設定された変数Nが、ディスク2の最小
トラック数Nmin(例えば1)以下である場合には、
変数NとしてN=Nminを設定し(ステップS3
9)、さらにステップS3以前の状態に戻る(B)。ま
た、ステップS35において、ジョグダイヤル11が左
に1ステップ回転されたと判断されない場合には、ステ
ップS9以前の状態に戻る(C)。
【0024】以上述べた再生装置1においては、ジョグ
ダイヤル11の操作に基づいて、トラックナンバに対応
した変数Nの増減単位の変数である変数Mを「1」、
「10」、または「100」に決定し、この変数Mをも
って、ジョグダイヤル11が1ステップ回転された場合
に、Mずつ、変数Nを増減させるようになっている。し
たがって、ジョグダイヤル11を引き出し操作等するこ
とにより、変数Mを「10」または「100」とし、さ
らに、ジョグダイヤル11を回動させることによって、
一度の操作で複数トラックの飛び越しを実現することが
できる。したがって、所望のトラックナンバが50,1
00以上などの比較的大きい数である場合においても、
迅速に所望のトラックナンバに到達することができ、従
来の機器に比較して、その操作性および応答性を大幅に
向上させることが可能となる。しかも、増減単位の切り
替えを単一のジョグダイヤル11によって実現すること
ができるために、操作パネル7に、複数の飛び越しトラ
ック数を指定するための多数のボタン等が必要となら
ず、再生装置1にスペースメリットを付与することがで
き、なおかつ、多数のボタンが不要であることからその
操作性をさらに向上させることができる。
【0025】また、ジョグダイヤル11が、段階的な押
し込み・引き出し操作が可能に構成されており、システ
ムコントローラ8がジョグダイヤル11の押し込み・引
き出し操作の各段階に対応して増減単位となる変数Mを
決定するようになっているために、容易に飛び越しトラ
ック数を調整することができる。さらに、ジョグダイヤ
ル11を段階的に回動させることによって、トラック数
に対応した変数Nの増減が可能となっているため、ワン
タッチでトラックナンバの増減単位の切り替え操作と実
際のトラックナンバの増減操作とを行うことができる。
また、操作パネル7のジョグダイヤル11には、ジョグ
ダイヤル11の押し込み・引き出し操作の各段階に応じ
て出力電圧(電気的特性)が相違する回路部18が設け
られていることから、簡易な構成により、飛び越しトラ
ック数を表す変数Mを決定することができる。
【0026】以上において、本発明の一実施の形態を説
明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるもの
でなく、必要に応じて、他の構成を採用するようにして
も良い。例えば、上記実施の形態においては、飛び越し
トラック数の単位として、「1」、「10」、「10
0」が設定されているが、これに限定されず、50トラ
ックや100トラック以上の飛び越しトラック数を設定
するようにしても良い。一般には、想定される圧縮オー
ディオに応じて、また、機器の応答性に応じて最適とな
る設定をすることが望ましいと考えられる。
【0027】また、上記実施の形態のようなジョグダイ
ヤル11等をワイヤレスコマンダに対して設け、ワイヤ
レスコマンダにおける操作でも同様の機能を実現するこ
とが考えられる。また、ジョグダイヤル11は、押し込
み・引き出し操作によって、飛び越しトラック数を変化
する操作が行われる構成となっていたが、これに限定さ
れず、ジョグダイヤル11を押圧することによって、サ
イクリックに飛び越しトラック数が変化するような構成
を採用するようにしてもよい。また、上記実施の形態に
おけるジョグダイヤル11に代えて、回動および押圧操
作が可能なスライドキーあるいはダイヤルキーを用いる
ようにしても良い。この場合、スライドキーやダイヤル
キーは、押し込み・引き出し操作が可能なものであって
もよいし、押圧することによって、サイクリックに飛び
越しトラック数が変化するような構成であってもよい。
また、上記実施の形態におけるトラックを、CDやMD
等における通常のトラックに含まれる、データ再生にあ
たってのより細かい単位とすることも考えられる。
【0028】また、上記実施の形態において電圧検出部
22を各抵抗R1,R2,R3に接続し、それぞれ抵抗
R1,R2,R3における電圧値の変化を調べるように
しても良い。また、本発明の適用対象は、再生装置1の
ようなオーディオ再生装置に限らず、例えば、多数のチ
ャンネルを有するテレビ装置等であってもよく、この場
合には、チャンネル選択をジョグダイヤル等で容易に行
うことができる。これ以外にも、本発明の趣旨を逸脱し
ない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択した
り、他の構成に適宜変更することが可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
単一の記録媒体に多数のトラックが含まれている場合で
あっても、所望のトラックにアクセスする際の操作性お
よびこれに対する応答性に優れた装置を実現することが
できる。しかも、共通の操作要素(操作部材)によっ
て、飛び越しトラック数の切り替えと、トラックナンバ
を決定すべき変数の増減とを行うことができるために、
限られたスペース内に多数のボタンを配置する必要が無
く、スペースメリットが生じるとともに、操作性を確保
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である再生装置の全体
構成を説明するためブロック図である。
【図2】 同、再生装置の外観の要部を示す正面図であ
る。
【図3】 図1,2に示した再生装置のジョグダイヤル
を押し込み・引き出し操作した際の状態を示す側面図で
ある。
【図4】 ジョグダイヤルおよびそれに付随する回路部
の構成を示すブロック図である。
【図5】 再生装置の動作手順を示すフローチャートで
ある。
【図6】 図5に連続するフローチャートである。
【図7】 図6中の処理Pの手順を詳細に示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1…再生装置(データ読み取り装置)、2…ディスク
(記録媒体)、4…ヘッド部、7…操作パネル(操作
部)、8…システムコントローラ(操作部、増減単位決
定部、変数増減部)、11…ジョグダイヤル(操作要
素、操作部材)、18…回路部、22…電圧検出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一単位のデータとしてトラックごとにデ
    ータが記録された記録媒体から所定のトラックナンバに
    対応する当該トラックのデータを読み取って再生する装
    置であって、 前記トラックナンバに対応する変数の増減単位を決定す
    る増減単位決定部と、 決定された前記増減単位をもって前記変数を増減させる
    変数増減部と、 前記増減単位の決定および前記変数の増減についての入
    力操作を行う操作要素とを備えたことを特徴とする再生
    装置。
  2. 【請求項2】 前記操作要素は、段階的な押し込み・引
    き出し操作が可能に構成され、 前記増減単位決定部は、前記押し込み・引き出し操作の
    各段階に対応して前記増減単位を決定することを特徴と
    する請求項1記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 前記操作要素は、段階的な回動操作が可
    能に構成され、 前記変数増減部は、前記回動操作の各段階に対応して、
    前記増減単位をもって前記変数を増減させることを特徴
    とする請求項1記載の再生装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体上の指定された所定のトラック
    にアクセスして当該トラックに記録されたデータを読み
    取るヘッド部と、 アクセス対象の前記トラックを指定するための変数を入
    力する操作部と、 前記変数に基づいて前記記録媒体の所定の前記トラック
    にアクセスする読み取り部とを備え、 前記操作部は、第一の操作により飛び越しトラック数を
    決定し、第二の操作により当該飛び越しトラック数ずつ
    変数を変更し、かつ、前記操作部は、前記第一および第
    二の操作を共通の操作部材を介して実行可能となってい
    ることを特徴とするデータ読み取り装置。
  5. 【請求項5】 前記第一の操作は、前記操作部材を段階
    的に押し込みまたは引き出す操作であり、前記第二の操
    作は、前記操作部材を回動する操作であることを特徴と
    する請求項4記載のデータ読み取り装置。
  6. 【請求項6】 前記操作部材は、段階的に押し込み・引
    き出し操作が可能に形成され、前記操作部は、当該押し
    込み・引き出し操作の各段階に応じて電気的特性が相違
    する回路部を有していることを特徴とする請求項4記載
    のデータ読み取り装置。
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