JP4257575B2 - 映像再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)プレーヤのような映像再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
DVDプレーヤにおいては、メニュー画面の切り替えをリモコンのボタン操作により行うのが一般的である。この場合、メニュー画面には複数のボタンがあり、これらをカーソルの移動により選択するために、上下左右キーからなるカーソルボタンがリモコンに設けられている(例えば、下記の特許文献1参照)。そして、1つ前のメニュー画面に戻る場合、従来は、リモコンのカーソルボタンを操作して画面の下にある「戻る」ボタンへカーソルを移動させ、リモコンの決定ボタンを押すという操作を行っていた。また、1つ先のメニュー画面に進む場合は、カーソルボタンを操作して画面の下にある「次へ」ボタンにカーソルを移動させ、リモコンの決定ボタンを押すという操作を行っていた。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−164557号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のものにおいては、他のメニュー画面へ飛ぶ際に、カーソルの移動操作が必要であり、特に、画面をいくつも飛ばして表示する場合は、各画面ごとに、「戻る」ボタンや「次へ」ボタンにカーソルを移動して決定ボタンを押すという手順を反復しなければならず、操作が非常に煩雑となっていた。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するものであって、その目的とするところは、簡単な操作によってメニュー画面の切り替えが可能な映像再生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では、メニュー画面に含まれる各ボタンに対応するコマンドを分析して、先のメニュー画面に進むコマンドを持つボタンの有無、および前のメニュー画面に戻るコマンドを持つボタンの有無をそれぞれ判定し、先のメニュー画面に進むコマンドを持つボタンがある場合には、そのボタンを進みボタンとして割り当て、前のメニュー画面に戻るコマンドを持つボタンがある場合には、そのボタンを戻りボタンとして割り当てる。そして、メニュー画面が表示された状態で、操作部の第1のボタンが押された場合に、当該画面中に進みボタンに割り当てられたボタンがあるときは、そのボタンに対応する移動先のメニュー画面を再生して表示する。また、メニュー画面が表示された状態で、操作部の第2のボタンが押された場合に、当該画面中に戻りボタンに割り当てられたボタンがあるときは、そのボタンに対応する移動先のメニュー画面を再生して表示する。
【0007】
このようにすることで、カーソルボタンでカーソルを移動させてから決定ボタンを押すという手順を経なくても、迅速に画面を送ったり戻したりすることができ、操作性が大幅に向上してユーザにとって非常に使い勝手の良いものとなる。
【0008】
本発明の好ましい実施形態においては、操作部の第1のボタンは、リモコンにおける送り用のボタン(例えば、送り用のスキップボタン)であり、第2のボタンは、リモコンにおける戻し用のボタン(例えば、戻し用のスキップボタン)である。このように、メニュー画面を先に進めたり前に戻したりするためのボタンとして、再生時に操作する送り用や戻し用のボタンを利用することで、メニュー画面を操作する場合に、類似機能をもったボタンにより操作を行うことができ、操作が一層やり易くなる。
【0009】
また、本発明では、メニュー画面に含まれる各ボタンに対応するコマンドを分析して、先のメニュー画面に進むコマンドを持つボタンが複数ある場合に、それぞれのボタンに対応する移動先のメニュー情報を先読みし、そのメニューにおいてタイトルまたはチャプタの再生コマンドが割り当てられたボタンの数が、言語等の設定を行うための設定コマンドが割り当てられたボタンの数に比べていくつ多いかを計算し、その計算結果で一番大きい値であるボタンを進みボタンに割り当てる。これにより、再生コマンドが割り当てられたボタンの多い画面に移行するボタンが優先して進みボタンに割り当てられることになり、画面の切り替えを効率良く行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係る映像再生装置の電気的構成を示したブロック図である。ここでは、映像再生装置としてDVDプレーヤ50を例に挙げている。図1において、51はDVD、DVD−RAM、DVD−RW等の記録媒体からなる光ディスク、52は光ディスク51へ光ビームを照射するとともにその反射光を受光する光ピックアップ、53は光ピックアップ52の動作を制御するピックアップ制御部、54は光ディスク51を回転させるディスクモータ、55はディスクモータ54を制御するディスクモータ制御部である。56は光ピックアップ52が光ディスク51から読み取った信号を再生したり、外部から入力される信号を光ディスク51に書き込む信号に変換したりする記録再生部である。57は記録再生動作の制御やサーボ制御等を行う制御手段としてのコントローラ、58は各種情報を表示する表示部、59はプレーヤ本体に設けられたキースイッチ等から構成される操作部、60はROMやRAM等から構成されるメモリ、61はリモコン70からの信号を受信するリモコン受信部、62はDVDプレーヤ50に接続されるテレビモニタである。
【0011】
図2は、リモコン70の操作部を示した図である。71は電源を入切する電源ボタン、72はテレビモニタ62の画面にメニューを表示するメニューボタン、73は光ディスク51の再生動作を開始する再生ボタン、74は再生を停止する停止ボタン、75は早送りボタン、76は早戻しボタン、77は送り方向のスキップボタン、78は戻し方向のスキップボタン、79は録画を開始する録画ボタンである。80はテレビモニタ62の画面上でカーソルを移動させるカーソルボタン、81はカーソルで選択した項目を決定する決定ボタン、82は音量を調節する音量ボタン、83はチャンネルを選局する選局ボタン、84は数字を入力するためのテンキーである。リモコン70には、上記以外にも各種のボタンが設けられているが、本発明の要部ではないので説明は省略する。
【0012】
上記構成において、録画を行う場合は、リモコン70の録画ボタン79を操作すると、リモコン受信部61が録画指令の信号を受信してコントローラ57に送り、コントローラ57は記録再生部56に録画動作を行わせる。これにより、光ディスク51に情報が記録される。また、光ディスク51を再生する場合は、メニューボタン72を押して、テレビモニタのメニュー画面にディスクから読み取ったタイトルを表示し、カーソルボタン80により所望のタイトルを選択した後、再生ボタン73を操作すると、リモコン受信部61が再生指令の信号を受信してコントローラ57に送り、コントローラ57は記録再生部56に再生動作を行わせる。これにより、光ディスク51の情報が再生され、テレビモニタ62に再生映像が表示される。
【0013】
図3および図4は、光ディスク51を再生する場合のテレビモニタ62上の画面遷移を説明する模式図であって、図3はタイトルを表示したタイトルメニュー画面の遷移を表した図、図4はタイトルメニュー画面でタイトルを選択することにより表示されるルートメニュー画面の遷移を表した図である。図3のタイトルメニュー画面は、ビデオマネージャメニュー(VMGM)というドメインに属しており、図4のルートメニュー画面は、ビデオタイトルセットメニュー(VTSM)というドメインに属している。また、各図の(a)は画面上に表示されるボタンのレイアウト、(b)はそれぞれのボタンに対応するコマンド(ボタンが選択された場合に実行されるコマンド)を示している。
【0014】
図3(a)において、ページ0.1〜ページ0.4はタイトルメニュー画面であって、ページ0.1の11および12はタイトルボタン、13は「次へ」ボタンである。ページ0.2の14および15はタイトルボタン、16は「戻る」ボタン、17は「次へ」ボタンである。ページ0.3の18および19はタイトルボタン、20は「戻る」ボタン、21は「次へ」ボタンである。ページ0.4の22および23はタイトルボタン、24は「戻る」ボタンである。
【0015】
ページ0.1〜0.4は、光ディスク51に記録されているVOBU(Video Object Unit)の1つ1つに対応しており、それぞれのVOBUのデータに基づいて各ページが表示される。光ディスク51には、各ページに表示されるボタンのボタン情報、すなわち画面上のボタンの位置、サイズ、ボタン番号、コマンド等が1VOBUごとに記録されている。VOBUを単位としてセル(Cell)が構成される。ここでは1つのセルが1つのVOBUのみを含んでいるが、複数のVOBUを含んでいてもよい。また、セルを単位としてプログラム(PG)が構成される。ここでは1つのプログラム(PG#1)が4つのセル(Cell#1〜#4)を含んでいる。さらに、プログラムを単位としてプログラムチェーン(PGC)が構成される。ここでは1つのプログラムチェーン(PGC#1)が1つのプログラム(PG#1)のみを含んでいるが、複数のプログラムを含んでいてもよい。
【0016】
図3(b)は、各ボタン11〜24に割り当てられたコマンドを示している。「JumpSS」はタイトルのルートメニュー(図4(a))を再生するコマンドであって、例えばタイトルボタン11の「JumpSS1」は、タイトル1のルートメニューの再生コマンドを表している。「Link Next C」は、次のセルを再生するコマンドであって、例えばページ0.2の「次へ」ボタン17の「Link Next C」が実行されると、ページ0.3のメニュー画面が再生されて表示される。「Link Prev C」は、前のセルを再生するコマンドであって、例えばページ0.2の「戻る」ボタン16の「Link Prev C」が実行されると、ページ0.1のメニュー画面が再生されて表示される。
【0017】
図4(a)において、ページ1.1〜ページ1.4はタイトルのルートメニュー画面であって、ページ1.1の31は言語設定ボタン、32は本編ボタン、33は終了ボタンである。ページ1.2の34は日本語設定ボタン、35は英語設定ボタン、36はメニューボタンである。ページ1.3の37および38はチャプタボタン、39はメニューボタン、40は「次へ」ボタンである。ページ1.4の41および42はチャプタボタン、43は「戻る」ボタンである。
【0018】
ページ1.1〜1.4は、光ディスク51に記録されているVOBU(Video Object Unit)の1つ1つに対応しており、それぞれのVOBUのデータに基づいて各ページが表示される。光ディスク51には、各ページに表示されるボタンのボタン情報、すなわち画面上のボタンの位置、サイズ、ボタン番号、コマンド等が1VOBUごとに記録されている。セル(Cell)、プログラム(PG)、プログラムチェーン(PGC)は、図3で説明したとおりであるが、図4では、1つのプログラムが1つのセルのみを含んでおり、1つのプログラムチェーン(PGC#1)は4つのプログラム(PG#1〜#4)を含んでいる。
【0019】
図4(b)は、各ボタン31〜43に割り当てられたコマンドを示している。ページ1.1の「Link PG」は、プログラム再生のコマンドである。例えば本編ボタン32の「Link PG3」は、プログラム#3を再生するコマンドであって、このコマンドの実行により、ページ1.3が再生されて表示される。ページ1.1の「Exit」は終了コマンドであって、このコマンドの実行により、画面は終了する。ページ1.2の「SetSTN」は、音声や字幕を変更するコマンドであって、例えばストリーム番号(STN)が1の場合は日本語、2の場合は英語となる。ページ1.2の「Link Top PG」は、先頭のプログラム(PG#1)を再生するコマンドであって、このコマンドの実行により、画面はページ1.1へ戻る。ページ1.3および1.4の「JumpVTS_PTT」は、チャプタを再生するコマンドであって、例えばチャプタボタン38の「JumpVTS_PTT2」の実行により、チャプタ2の画面から再生が行われる。ページ1.3の「Link Next C」は、前述のように次のセルを再生するコマンドであり、このコマンドの実行により、画面はページ1.4へ移行する。ページ1.4の「Link Prev C」は、前述のように前のセルを再生するコマンドであり、このコマンドの実行により、画面はページ1.3へ戻る。
【0020】
次に、図3および図4を参照して、本発明による画面切り替えの例を説明する。例えば、図3(a)において、ページ0.1の画面からページ0.4の画面へ飛ぶ場合を考える。なお、各画面では、常時、カーソルは一番上のボタンにあるものとする。従来だと、ページ0.1の画面において、まずリモコン70のカーソルボタン80を操作して、カーソルを「次へ」ボタン13まで移動させ、決定ボタン81を押すと、ページ0.2の画面に切り替わるので、このページ0.2の画面で再びカーソルボタン80を操作して、カーソルを「次へ」ボタン17へ移動させて決定ボタン81を押す、という操作を繰り返して、ページ0.4の画面に到達する。一方、本発明の場合は、ページ0.1の画面が表示されている状態において、リモコン70の例えば送り方向のスキップボタン77を押す。すると、画面はただちにページ0.2に切り替わる。そして、ページ0.2の画面が表示されている状態において、スキップボタン77を再び押すと、画面はただちにページ0.3に切り替わる。そして、ページ0.3の画面が表示されている状態において、スキップボタン77をもう1回押すと、画面はただちにページ0.4に切り替わる。こうして、本発明の場合は、スキップボタン77を3回押すだけでページ0.1からページ0.4へ飛ぶことができ、従来のようにカーソルボタン80を何回も操作する必要がなくなる。
【0021】
また、上記の例は、画面を先へ飛ばす場合の例であるが、前の画面へ戻す場合は、例えば戻し方向のスキップボタン78を操作することで同様の動作が行なわれる。すなわち、ページ0.4からページ0.1へ戻る場合は、ページ0.4の画面が表示されている状態において、リモコン70の戻し方向のスキップボタン78を押す。すると、画面はページ0.3へ戻る。そして、このページ0.3の画面が表示されている状態において、スキップボタン78を再度押すと、画面はページ0.2へ戻る。さらに、ページ0.2が表示されている状態において、スキップボタン78をもう1回押すと、画面はページ0.1へ戻る。こうして、戻し方向のスキップボタン78を3回押すだけで、ページ0.4からページ0.1へ戻すことができる。
【0022】
また、図4(a)において、例えばページ1.1からページ1.4の画面へ飛ぶ場合は、ページ1.1の画面が表示されている状態において、リモコン70の送り方向のスキップボタン77を押す。すると、画面はページ1.3へ飛ぶ。そして、ページ1.3が表示されている状態において、スキップボタン77を再び押すと、画面はただちにページ1.4に切り替わる。こうして、送り方向のスキップボタン77を2回押すだけで、ページ1.1からページ1.4へ飛ぶことができる。また、ページ1.4からページ1.1へ戻る場合は、ページ1.4の画面が表示されている状態において、リモコン70の戻し方向のスキップボタン78を押す。すると、画面はページ1.3へ戻る。そして、このページ1.3の画面が表示されている状態において、スキップボタン78を再度押すと、画面はページ1.1へ飛んで戻る。こうして、戻し方向のスキップボタン78を2回押すだけで、ページ1.4からページ1.1へ戻すことができる。
【0023】
以上のような動作ができるのは、後で詳述するように、各ページのボタンのうち、先の画面に進むコマンドを持つボタン(「次へ」ボタンや「本編」ボタン)が「進みボタン」として割り当てられ、「進みボタン」のある画面でリモコン70の特定のボタン(ここではスキップボタン77)が操作されたときに、「進みボタン」のコマンドが実行され、そのコマンドに応じた画面へ飛ぶためである。また、各ページのボタンのうち、前の画面に戻るコマンドを持つボタン(「戻る」ボタンや「メニュー」ボタン)が「戻りボタン」として割り当てられ、「戻りボタン」のある画面でリモコン70の特定のボタン(ここではスキップボタン78)が操作されたときに、「戻りボタン」のコマンドが実行され、そのコマンドに応じた画面へ戻るためである。
【0024】
次に、本発明における画面切替の動作をフローチャートに従ってより詳細に説明する。図5は、リモコン70のメニューボタン72が押されたときの処理を示している。メニューボタン72が押されると、再生中のメニューの位置情報(ドメイン、PGC番号、PG番号、Cell番号)を初期化する(ステップS1)。続いて、メニューを再生(表示)するための情報、すなわちVOBUに記録されている画面表示用のデータを光ディスク51から読み込む(ステップS2)。次に、戻りボタンの決定処理を行い(ステップS3)、それに続いて進みボタンの決定処理を行う(ステップS4)。これらの処理によって、メニュー画面上のボタンが戻りボタンおよび進みボタンへ割り当てられる。この決定処理の詳細については、図6および図7で説明する。ボタンの割り当てを行った後、メニューを再生して表示するとともに、そのメニューの位置情報を記憶する(ステップS5)。これらの一連の処理により、画面には例えば図3(a)のページ0.1のメニューが表示され、待機状態となる。
【0025】
図6は、戻りボタンを割り当てる場合の手順を示したフローチャートである。まず、現在のメニュー画面の中に、前の画面に戻るコマンドをもつボタンがあるかどうかを判定する(ステップS11)。そして、前の画面に戻るコマンドをもつボタンがある場合は(ステップS11:YES)、そのボタンを戻りボタンに割り当てる(ステップS12)。一方、前の画面に戻るコマンドをもつボタンがない場合は(ステップS11:NO)、戻りボタンの番号として0を割り当てる(ステップS13)。例えば、ページ0.1には前の画面に戻るコマンドをもつボタンがないので、戻りボタンのボタン番号を0とする。また、ページ0.2には前の画面に戻るコマンドをもつボタンとして「戻る」ボタン16があるので、これを戻りボタンとして割り当てる。ここで、画面のボタンはそのページにおけるボタン番号が予め付与されており、例えばページ0.2において、タイトルボタン14はボタン番号1、タイトルボタン15はボタン番号2、「戻る」ボタン16はボタン番号3、「次へ」ボタン17はボタン番号4が付与されている。他のページにおいても同様である。その結果、前の画面に戻るコマンドをもつボタンがない場合は、ボタン番号を0とし、前の画面に戻るコマンドをもつボタンがある場合は、そのボタンのボタン番号を戻りボタンのボタン番号とする(上記の例では、「戻る」ボタン16のボタン番号3を、戻りボタンのボタン番号とする)。
【0026】
図7は、進みボタンを割り当てる場合の手順を示したフローチャートである。まず、現在のメニュー画面の中に、先の画面に進むコマンドをもつボタンがあるかどうかを判定する(ステップS21)。先の画面に進むコマンドをもつボタンがなければ(ステップS21:NO)、進みボタンのボタン番号に0を割り当て終了する(ステップS36)。一方、先の画面に進むコマンドをもつボタンがある場合は(ステップS21:YES)、そのボタンが1個か否かを判定する(ステップS22)。先の画面に進むコマンドをもつボタンが1個だけの場合は(ステップS22:YES)、そのボタンを進みボタンに割り当てる(ステップS23)。例えば、ページ0.1には先の画面に進むコマンドをもつボタンとして「次へ」ボタン13があるので、進みボタンの番号として「次へ」ボタン13のボタン番号(例えば番号3)が割り当てられる。
【0027】
一方、先の画面に進むコマンドをもつボタンが複数ある場合は(ステップS22:NO)、次に、そのボタンの中にセル移動コマンド、つまり前述した「Link Next C」や「Link Prev C」をもつものがあるか否かを判定する(ステップS24)。セル移動コマンドをもつボタンがある場合は(ステップS24:YES)、さらに、そのボタンが1個か否かを判定する(ステップS25)。ボタンが1個であれば(ステップS25:YES)、そのボタンを進みボタンに割り当てる(ステップS26)。また、ボタンが複数の場合(ステップS25:NO)は、後述するステップS32へ移行する。
【0028】
ステップS24において、セル移動コマンドをもつボタンがない場合は(ステップS24:NO)、次に、プログラム移動コマンド、つまり前述した「Link PG」等をもつボタンがあるか否かを判定する(ステップS27)。プログラム移動コマンドをもつボタンがある場合は(ステップS27:YES)、さらに、そのボタンが1個か否かを判定する(ステップS28)。ボタンが1個であれば(ステップS28:YES)、そのボタンを進みボタンに割り当てる(ステップS29)。また、ボタンが複数の場合(ステップS28:NO)は、後述するステップS32へ移行する。例えば、ページ1.1においては、プログラム移動コマンドをもつボタンとして、言語設定ボタン31と本編ボタン32とがあるので、ステップS28の判定はNOとなり、ステップS32へ移行する。
【0029】
ステップS27において、プログラム移動コマンドをもつボタンがない場合は(ステップS27:NO)、ボタンのコマンドはプログラムチェーン移動コマンド(例えば、「Link PGC」)であり、このコマンドをもつボタンが1個か否かを判定する(ステップS30)。ボタンが1個であれば(ステップS30:YES)、そのボタンを進みボタンに割り当てる(ステップS31)。また、ボタンが複数の場合(ステップS30:NO)は、後述するステップS32へ移行する。
【0030】
ステップS32においては、ボタンが複数の場合に、それぞれのボタンに対応する移動先のメニュー情報を先読みし、そのメニューにおいてタイトルまたはチャプタの再生コマンドが割り当てられたボタンの数が、言語等の設定を行うための設定コマンドが割り当てられたボタンの数に比べていくつ多いかを計算する。そして、その計算結果で一番大きい値が1つか否かを判定し(ステップS33)、1つであれば(ステップS33:YES)、そのボタンを進みボタンに割り当てる(ステップS34)。例えば、ページ1.1では、言語設定ボタン31の移動先であるページ1.2には、設定コマンドが割り当てられたボタン34、35が2個存在するが、タイトルやチャプタの再生コマンドが割り当てられたボタンは存在しない。一方、本編ボタン32の移動先であるページ1.3には、設定コマンドが割り当てられたボタンが存在せず、チャプタの再生コマンドが割り当てられたボタン37、38が2個存在する。したがって、ステップS34においては、本編ボタン32が進みボタンとして割り当てられる。一方、計算結果で一番大きい値が1つでなければ、つまり同じ値が複数存在する場合は(ステップS33:NO)、現在の画面から一番近い画面へリンクするボタンを進みボタンに割り当てる(ステップS35)。
【0031】
図8は、メニュー表示中のボタン処理の手順を示したフローチャートである。図5の処理が終了した後の待機状態において、リモコン70のボタンが押されると、まず、押されたボタンが戻し方向のスキップボタン(以下、「戻し用ボタン」という)78か否かを判定する(ステップS41)。押されたボタンが戻し用ボタン78であれば(ステップS41:YES)、そのメニュー画面における戻りボタンの番号が0以外かどうかを判定する(ステップS42)。戻りボタンの番号が0であれば(ステップS42:NO)、その画面には戻りボタンが割り当てられていないので、処理を終了する。
【0032】
一方、戻りボタンの番号が0以外であれば(ステップS42:YES)、その画面には戻りボタンが割り当てられているので、画面上で、当該戻りボタン番号に相当するボタンにハイライトを移した後(ステップS43)、そのボタンのコマンドを実行し、メニューを再生するための情報を読み込む(ステップS49)。このコマンドの実行後、移動先の新たなメニュー画面での戻りボタンと進みボタンを割り当てるために、ステップS50、ステップS51を実行する。このステップS50、S51の手順は、それぞれ図6、図7で示した手順と同じである。ステップS50、S51で戻りボタンと進みボタンが割り当てられた後、移動先のメニューを再生して表示するとともに、そのメニューの位置情報を記憶し(ステップS52)、ステップS41へ戻る。
【0033】
ステップS41において、押されたボタンが戻し用ボタン78でなければ(ステップS41:NO)、次に、そのボタンが送り方向のスキップボタン(以下、「送り用ボタン」という)77か否かを判定する(ステップS44)。押されたボタンが送り用ボタン77であれば(ステップS44:YES)、そのメニュー画面における進みボタンの番号が0以外かどうかを判定する(ステップS45)。進みボタンの番号が0であれば(ステップS45:NO)、その画面には進みボタンが割り当てられていないので、処理を終了する。
【0034】
一方、進みボタンの番号が0以外であれば(ステップS45:YES)、その画面には進みボタンが割り当てられているので、画面上で、当該進みボタン番号に相当するボタンにハイライトを移した後(ステップS46)、そのボタンのコマンドを実行し、メニューを再生するための情報を読み込む(ステップS49)。このコマンドの実行後、移動先の新たなメニュー画面での戻りボタンと進みボタンを割り当てるために、ステップS50、ステップS51を実行する。戻りボタンと進みボタンが割り当てられた後、移動先のメニューを再生して表示するとともに、そのメニューの位置情報を記憶し(ステップS52)、ステップS41へ戻る。
【0035】
ステップS44において、押されたボタンが送り用ボタン77でなければ(ステップS44:NO)、次に、そのボタンが決定ボタン81か否かを判定する(ステップS47)。決定ボタン81である場合は(ステップS47:Yes)、次に、決定ボタン81の決定により画面が別のメニューへ飛ぶか否かを判定する(ステップS48)。別メニューへ飛ぶ場合は(ステップS48:YES)、ステップS49へ移行して、上述したステップS49〜S52の手順を実行する。例えば、ページ1.1の画面で、言語設定ボタン31や本編ボタン32が選択されて決定ボタン81が押されると、これらのボタンは別メニューへ飛ぶためのものであるから、ステップS48での判定はYESとなり、ステップS49〜S52が実行されて新たな画面が表示される。一方、決定ボタン81の決定により画面が別のメニューへ飛ばない場合、例えばページ1.1の画面で終了ボタン33が選択されて決定ボタン81が押された場合は(ステップS48:NO)、終了ボタン33のコマンド「Exit」を実行して処理を終了する(ステップS53)。
【0036】
また、ステップS47において、押されたボタンが決定ボタン81でもなければ(ステップS47:NO)、そのボタンに対応する処理を行って処理を終了する(ステップS54)。例えば、カーソルボタン80が押された場合は、画面上でカーソルを移動させる処理を行う。
【0037】
図9は、図6および図7のフローチャートに従って戻りボタン、進みボタンに割り当てられた各ページのボタンを一覧にしたものである。
【0038】
以上のようにして、上記実施形態によれば、各ページのボタンのうち、先の画面に進むコマンドを持つボタンを進みボタンに割り当て、前の画面に戻るコマンドを持つボタンを戻りボタンに割り当てることによって、リモコン70の送り用ボタン77や戻し用ボタン78を操作するだけで、迅速に画面を送ったり戻したりすることができ、従来のようにカーソルボタンでカーソルを移動させてから決定ボタンを押すという手順が不要となる。このため、操作性が大幅に向上してユーザにとって非常に使い勝手の良いものとなる。
【0039】
なお、以上述べた実施形態では、リモコン70の送り用ボタンおよび戻し用ボタンとして、スキップボタン77、78を用いた例を示したが、送り用ボタンと戻し用ボタンは、リモコン70の特定のキーであればよく、スキップボタンだけには限定されない。例えば、図2における早送りボタン75を送り用ボタンとし、早戻しボタン76を戻し用ボタンとしてもよい。あるいは、音量ボタン82のアップダウンキーや、選曲ボタン83のアップダウンキーを送り用ボタンおよび戻し用ボタンとして利用してもよい。
【0040】
また、上記実施形態では、操作部としてリモコン70を用いて操作する場合を例に挙げたが、本発明は、装置本体に設けられている操作部59(図1)において操作を行う場合にも、同様に適用することができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、煩雑なボタン操作を省略して、簡単な操作によってメニュー画面の切り替えを迅速に行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る映像再生装置の電気的構成を示したブロック図である。
【図2】リモコンの操作部を示した図である。
【図3】タイトルメニュー画面の遷移を表した図である。
【図4】ルートメニュー画面の遷移を表した図である。
【図5】メニューボタンが押されたときの処理を示すフローチャートである。
【図6】戻りボタンを割り当てる場合の手順を示したフローチャートである。
【図7】進みボタンを割り当てる場合の手順を示したフローチャートである。
【図8】メニュー表示中のボタン処理の手順を示したフローチャートである。
【図9】戻りボタンと進みボタンに割り当てられた各ページのボタンの一覧である。
【符号の説明】
11〜24 ボタン
31〜43 ボタン
50 DVDプレーヤ
51 光ディスク
56 記録再生部
59 操作部
57 コントローラ
61 リモコン受信部
62 テレビモニタ
70 リモコン
72 メニューボタン
77、78 スキップボタン
Claims (3)
- 記録媒体に記録された映像を再生する装置であって、複数のボタンを含むメニュー画面を表示するとともに、操作部の所定のボタン操作によりメニュー画面が切り替わる映像再生装置において、
メニュー画面に含まれる各ボタンに対応するコマンドを分析して、先のメニュー画面に進むコマンドを持つボタンの有無、および前のメニュー画面に戻るコマンドを持つボタンの有無をそれぞれ判定し、先のメニュー画面に進むコマンドを持つボタンがある場合には、そのボタンを進みボタンとして割り当て、前のメニュー画面に戻るコマンドを持つボタンがある場合には、そのボタンを戻りボタンとして割り当て、
前記メニュー画面が表示された状態で、操作部の第1のボタンが押された場合に、当該画面中に進みボタンに割り当てられたボタンがあるときは、そのボタンに対応する移動先のメニュー画面を再生して表示し、
前記メニュー画面が表示された状態で、操作部の第2のボタンが押された場合に、当該画面中に戻りボタンに割り当てられたボタンがあるときは、そのボタンに対応する移動先のメニュー画面を再生して表示することを特徴とする映像再生装置。 - 請求項1に記載の映像再生装置において、
前記操作部の第1のボタンは、リモコンにおける送り用のボタンであり、前記操作部の第2のボタンは、リモコンにおける戻し用のボタンであることを特徴とする映像再生装置。 - 請求項1または請求項2に記載の映像再生装置において、
メニュー画面に含まれる各ボタンに対応するコマンドを分析して、先のメニュー画面に進むコマンドを持つボタンが複数ある場合に、それぞれのボタンに対応する移動先のメニュー情報を先読みし、そのメニューにおいてタイトルまたはチャプタの再生コマンドが割り当てられたボタンの数が、言語等の設定を行うための設定コマンドが割り当てられたボタンの数に比べていくつ多いかを計算し、その計算結果で一番大きい値であるボタンを進みボタンに割り当てることを特徴とする映像再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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