JP2003066627A - 画像形成方法および画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法および画像形成装置

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JP2003066627A
JP2003066627A JP2001257595A JP2001257595A JP2003066627A JP 2003066627 A JP2003066627 A JP 2003066627A JP 2001257595 A JP2001257595 A JP 2001257595A JP 2001257595 A JP2001257595 A JP 2001257595A JP 2003066627 A JP2003066627 A JP 2003066627A
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Masanori Matsumoto
雅則 松本
Hiroshi Sugimura
博 杉村
幹男 ▲角▼井
Mikio Kadoi
Masaki Hashimoto
昌樹 橋本
Satoshi Katayama
聡 片山
Yuji Tanaka
裕二 田中
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実用上充分な電気的および機械的な性能を有
するとともに、これらの性能における耐久性の高い画像
形成装置および画像形成方法を提供する。 【解決手段】 表面の感光層に、バインダ樹脂として一
般式(1)の構造単位を有する重合体化合物を含有させ
た電子写真感光体を、少なくとも、感光層に帯電部材を
当接して電子写真感光体表面を帯電する工程、感光層に
転写部材を当接して電子写真感光体上に現像された現像
剤を転写する工程および感光層にクリーニング部材を当
接して電子写真感光体上に転写されないで残存する現像
剤を除去する工程のうちの1つの工程を含む画像形成方
法において用いる。 【化11】 (式中、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7およびR8
は、各々水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してもよ
い炭素数1〜6のアルキル基、置換基を有してもよい炭
素数4〜10の環状炭化水素基または置換基を有しても
よいアリール基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高感度な電子写真
感光体による高解像度を得る画像形成方法および画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真感光体(以下、単に
「感光体」とも称す)の光導電性素材としては、Se、
CdSおよびZnOなどの無機材料が用いられていた
が、耐刷性が低く、毒性や温度特性などに問題を有して
いることから、近年では無公害で成膜性に優れ、かつ材
料の選択範囲の広い有機光導電性材料が用いられるよう
になり、これを用いた電子写真感光体の開発が盛んに行
われている。該有機光導電性材料を用いた有機感光体と
しては、機能分離型および単層型などの様々な感光層構
成の感光体が提案されている。
【0003】機能分離型感光体は、支持体上に、電荷発
生材料をバインダ樹脂中に分散させた電荷発生層と、光
導電性材料である電荷輸送材料をバインダ樹脂中に分散
させた電荷輸送層とを積み重ねた積層構造の感光層を有
する構成である。この積層構造は、電荷発生層上に電荷
輸送層を積層させた構造、電荷輸送層上に電荷発生層を
積層させた逆二層型構造などの構成がある。単層型感光
体は、支持体上の感光層が、バインダ樹脂中に電荷発生
材料および電荷輸送材料を分散させた単層構造の構成で
ある。特に、感光層として電荷発生層上に電荷輸送層を
積層させた機能分離型感光体は、電子写真特性や耐久性
に優れ、材料選択の自由度も高く、様々な感光体特性を
持たせることができることから広く実用化されている。
【0004】これらの実用化されている有機感光体にお
いて、主な課題は耐久性であり、特に、繰返し使用時の
膜削れ、ならびに、膜の電気的変化や化学的変化に起因
する帯電電位の低下および残留電位の上昇などの特性変
化を起こしやすいという問題がある。これらの問題は、
帯電および露光による潜像作成、トナー像の転写紙への
転写、ならびに感光体表面の残留トナーをブレードなど
で除去するなどの過程が幾度ともなく繰返される画像形
成プロセスにおいて、感光層の耐刷性が充分でないこ
と、画像形成プロセス中で暴露される光またはオゾンや
窒素酸化物などによって膜中の有機光導電性化合物の変
性や分解が引起こされることが主要因である。したがっ
て、有機感光体において、実用上充分な耐久性は確保さ
れていない。
【0005】前記問題を解決するために、複写機内部で
コロナ放電により発生するオゾン量を低減する手段とし
て、感光体表面に当接する帯電部材を用いる方法が提案
され、発生するオゾン量の低減に効果を発揮している。
しかし、この手法では、感光体を擦過する部材が増加す
るので、繰返し使用時の膜削れが大きくなるという欠点
を有している。
【0006】画像形成プロセスの中で電子写真感光体に
要求される性能は、たとえば、帯電されたときの表面電
位が高く、キャリア保持率が大きく、光感度が高く、し
かもあらゆる環境下においてこれらの電気特性の変動が
少ないことである。また、膜強度が高く、繰返し使用に
おける耐摩耗性に優れ、ライフを通じて電気特性の安定
性が高いことも要求される。さらに、電子写真感光体
は、その生産効率を向上させるために、物理的にも化学
的にもより安定した感光体塗布液によって作製されるこ
とが要求される。これらの要求に対し、感光体の表面層
ともなる電荷輸送層に含有されるバインダ樹脂の役割は
非常に重要である。
【0007】このような感光体に使用されるバインダ樹
脂としては、ビスフェノールA型のポリカーボネート樹
脂が用いられている。しかし、ビスフェノールA型ポリ
カーボネート樹脂は結晶性が高いので、その溶液はゲル
化を起こしやすく、短期間で感光体塗布液が使用不可能
となるという欠点を有している。また、塗布により膜形
成を行った場合、膜表面に結晶性ポリカーボネート樹脂
が析出して生産効率が低下したり、作製した感光体を複
写機中で使用したときに、結晶性ポリカーボネート樹脂
が析出して生じた凸部にトナーが付着し、その部分のト
ナーがクリーニングによって除去されずに残り、クリー
ニング不良による画像欠陥を生じるという欠点を有して
いる。さらに、このビスフェノールA型ポリカーボネー
ト樹脂をバインダ樹脂として用いた電子写真感光体を電
子写真複写機に用いた場合には、現像工程やクリーニン
グ工程で擦られることによって感光層表面に傷が付きや
すく、感光層が摩耗しやすいという欠点を有している。
【0008】また、ビスフェノールAと他の分子とのコ
ポリマーをバインダ樹脂として用いることが検討されて
いるが、まだ充分な成果は得られていない。また、特開
平3−20768号公報には、感光層表面にバインダ樹
脂としてビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂を用
いることにより、耐久性を改良する技術が提案されてい
る。このビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂をバ
インダ樹脂として用いた感光体は、耐刷性や耐摩耗性は
良好であるが、初期感度が悪く、高温高湿下で繰返し使
用すると残留電位が上昇するという欠点を有している。
また、特許番号第2531852号明細書には、新規な
特定構造のポリカーボネート樹脂が提案されている。
【0009】さらに、用いる樹脂の欠点を補うために、
2種以上の樹脂を混合することが検討されている。たと
えば、特許番号第1735655号明細書には、ビスフ
ェノールA型ポリカーボネート樹脂とビスフェノールZ
型ポリカーボネート樹脂とを混合することが開示され、
特開平6−317917号公報には、対称性ジオールよ
り合成されたポリカーボネート樹脂と非対称性ジオール
より合成されたポリカーボネート樹脂とを混合すること
が開示されている。しかし、近年のドラムの小径化およ
びプロセスの高速化に伴って、電子写真感光体の電気
的、化学的および機械的な耐久性のさらなる向上が必要
である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、実用
上充分な電気的および機械的な性能を有するとともに、
これらの性能における耐久性の高い画像形成装置および
画像形成方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子写真感光
体表面を帯電し、該電子写真感光体上に現像された現像
剤を転写して画像を形成する画像形成方法において、前
記電子写真感光体表面の感光層が、バインダ樹脂として
下記一般式(1)で表される構造単位を有する重合体化
合物を含有し、感光層に帯電部材を当接して電子写真感
光体表面を帯電する工程、感光層に転写部材を当接して
電子写真感光体上に現像された現像剤を転写する工程お
よび感光層にクリーニング部材を当接して電子写真感光
体上に転写されないで残存する現像剤を除去する工程の
うち、少なくとも1つの工程を含むことを特徴とする画
像形成方法である。
【0012】
【化3】
【0013】(式中、R1,R2,R3,R4,R5,R6
7およびR8は、各々水素原子、ハロゲン原子、置換基
を有してもよい炭素数1〜6のアルキル基、置換基を有
してもよい炭素数4〜10の環状炭化水素基または置換
基を有してもよいアリール基を表す。)
【0014】本発明に従えば、感光層中に、前記一般式
(1)で示される構造単位を有する重合体化合物を含有
させることによって、構造が非対称であるので、結晶化
しにくくて生産効率がよく、嵩張る基がないので、溶液
から乾固させる際には密に充填して強固に成膜すること
ができ、耐摩耗性に優れ、電荷輸送材料との相溶性に優
れているので、電気特性を悪化させることがなく、当接
する部材を用いる画像形成方法においても電気的および
機械的に耐久性を高くすることができる。
【0015】また本発明は、前記重合体化合物が、粘度
平均分子量30,000以上70,000以下であるこ
とを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、前記重合体化合物の粘度
平均分子量を30,000〜70,000にすることに
よって、粘度平均分子量30,000未満で耐刷性が著
しく低下したり、粘度平均分子量70,000より大き
くて塗布液の粘度が上昇して、電荷輸送材料との混合に
長時間を要したり、塗布膜のムラが発生しやすくなって
生産性が低下することを回避できる。
【0017】また本発明は、前記感光層が、電荷発生材
料を含有する電荷発生層上に前記バインダ樹脂および電
荷輸送材料を含有する電荷輸送層を積層してなることを
特徴とする。
【0018】本発明に従えば、電荷発生層上に積層した
電荷輸送層に、前記重合体化合物を含有させることによ
って、電気的および機械的に耐久性の高い層を感光体表
面に形成して、実用上充分な性能とすることができる。
【0019】また本発明は、電子写真感光体表面を帯電
し、該電子写真感光体上に現像された現像剤を転写して
画像を形成する画像形成装置において、表面層を構成す
る感光層にバインダ樹脂として下記一般式(1)で表さ
れる構造単位を有する重合体化合物を含有する電子写真
感光体を搭載し、感光層に当接して電子写真感光体表面
を帯電する帯電手段、感光層に当接して電子写真感光体
上に現像された現像剤を転写する転写手段および感光層
に当接して電子写真感光体上に転写されないで残存する
現像剤を除去するクリーニング手段のうち、少なくとも
1つの手段を含むことを特徴とする画像形成装置であ
る。
【0020】
【化4】
【0021】(式中、R1,R2,R3,R4,R5,R6
7およびR8は、各々水素原子、ハロゲン原子、置換基
を有してもよい炭素数1〜6のアルキル基、置換基を有
してもよい炭素数4〜10の環状炭化水素基または置換
基を有してもよいアリール基を表す。)
【0022】本発明に従えば、感光層中に、前記一般式
(1)で示される構造単位を有する重合体化合物を含有
させることによって、構造が非対称であるので、結晶化
しにくくて生産効率がよく、嵩張る基がないので、溶液
から乾固させる際には密に充填して強固に成膜すること
ができ、耐摩耗性に優れ、電荷輸送材料との相溶性に優
れているので、電気特性を悪化させることがなく、当接
する手段を用いる画像形成装置においても電気的および
機械的に耐久性を高くすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明による画像形成方法におい
ては、導電性支持体の上に感光層を設けた種々の構成の
電子写真感光体を用いることができる。以下、図を参照
して詳細に説明する。
【0024】図1は、電荷発生層5の上に電荷輸送層6
を積層した積層型感光層を有する電子写真感光体の一例
を模式的に示す断面図である。導電性支持体1の上に、
電荷発生材料2を含有する電荷発生層5と、バインダ樹
脂7および電荷輸送材料3を含有する電荷輸送層6との
積層からなる感光層4が設けられた積層型感光体であ
る。
【0025】図2は、同一層中に電荷発生材料2および
電荷輸送材料3を含有する単層型感光層を有する電子写
真感光体の一例を模式的に示す断面図である。導電性支
持体1の上に、バインダ樹脂7、電荷発生材料2および
電荷輸送材料3を含有する感光層14が設けられた単層
型感光体である。
【0026】図3は、図1の電子写真感光体において中
間層8を有する例を模式的に示す断面図である。導電性
支持体1と図1と同様の感光層4との間に中間層8を設
けた積層型感光体である。
【0027】図4は、図2の電子写真感光体において中
間層8を有する例を模式的に示す断面図である。導電性
支持体1と図2と同様の感光層14との間に中間層8を
設けた単層型感光体である。
【0028】本発明における電子写真感光体は、図1〜
4を代表的な構成として、種々の層構成を採ることがで
きる。
【0029】導電性支持体1の材料としては、たとえ
ば、アルミニウム、銅、真鍮、亜鉛、ニッケル、ステン
レス鋼、クロム、モリブデン、バナジウム、インジウ
ム、チタン、金および白金などの金属ならびに合金材料
を用いることができる。その他、表面にアルミニウム、
アルミニウム合金、酸化錫、金および酸化インジウムな
どを蒸着または塗布したポリエステルフィルム、紙およ
び金属フィルム、導電性粒子を含有したプラスチックお
よび紙、ならびに導電性ポリマーを含有するプラスチッ
クなどを用いることができる。これらの材料は、円筒
状、円柱状、または薄膜シート状に加工して用いられ
る。
【0030】導電性支持体1と感光層4または14との
間には、中間層8を導入してもよい。中間層8は、無機
層または有機層として形成される。無機層の材料として
は、たとえば、アルミニウム陽極酸化被膜、酸化アルミ
ニウムおよび水酸化アルミニウムなどが用いられる。有
機層の材料としては、ポリビニルアルコール、カゼイ
ン、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、セルロー
ス類、ゼラチン、デンプン、ポリウレタン、ポリイミド
およびポリアミドなどを用いることができる。この有機
層には、無機顔料として、アルミニウム、銅、錫、亜鉛
およびチタンなどの金属、ならびに酸化亜鉛、酸化アル
ミニウムおよび酸化チタンなどの金属酸化物などの導電
性または半導電性微粒子を含有させてもよい。有機層に
含有させる酸化チタンの結晶形としては、アナターゼ
型、ルチル型およびアモルファスなどがあり、いずれを
用いてもよく、2種以上混合して用いてもよい。また、
酸化チタン粒子は、表面をAl23やZrO2などの金
属酸化物およびその混合物などで被覆させて用いること
が好ましい。
【0031】中間層8に含有されるバインダ樹脂として
は、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリビニルピロ
リドン、ポリアクリル酸、セルロース類、ゼラチン、デ
ンプン、ポリウレタン、ポリイミドおよびポリアミドな
どの樹脂を用いることができ、好ましくはポリアミド樹
脂が用いられる。これは、ポリアミド樹脂が、中間層8
の上に感光層4または14を形成するための感光層用塗
布液に用いられる溶剤に対して溶解や膨潤などを起こさ
ず、導電性支持体1との接着性に優れ、可撓性を有する
など、バインダ樹脂の特性として必要とされる性質を有
するからである。ポリアミド樹脂のうち、より好ましく
はアルコール可溶性ナイロン樹脂を用いることができ
る。たとえば、6−ナイロン、66−ナイロン、610
−ナイロン、11−ナイロンおよび12−ナイロンなど
を共重合させた、いわゆる共重合ナイロン、ならびに、
N−アルコキシメチル変性ナイロンおよびN−アルコキ
シエチル変性ナイロンのように、ナイロンを化学的に変
性させたタイプなどがある。
【0032】中間層8を形成するための中間層用塗布液
に使用される有機溶剤としては、一般的な有機溶剤を使
用することができる。ただし、バインダ樹脂として、よ
り好ましいポリアミド樹脂であるアルコール可溶性ナイ
ロン樹脂を用いる場合には、炭素数1〜4の低級アルコ
ール群から選ばれた単独系もしくは混合系の有機溶剤、
または、前述の低級アルコール群から選ばれた有機溶剤
に、たとえば、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2
−ジクロロエタン、1,2−ジクロロプロパン、トルエ
ン、テトラヒドロフランおよび1,3−ジオキソランな
どの低級アルコール以外の有機溶剤からなる群から選ば
れた有機溶剤を混合した混合系の有機溶剤を使用するこ
とが好ましい。低級アルコール群から選ばれた有機溶剤
に低級アルコール以外の有機溶剤を混合することによ
り、低級アルコール群の有機溶剤のみを使用するよりも
酸化チタンの分散性が改善され、塗布液の保存安定性の
長期化や塗布液の再生が可能となる。また、中間層用塗
布液中に導電性支持体1を浸漬して塗布により中間層8
を形成する際には、中間層8の塗布欠陥やムラが防止さ
れ、その上に形成される感光層4または14が均一に塗
布できるので、膜欠陥のない非常に優れた画像特性を有
する電子写真感光体を作製することができる。
【0033】中間層8は、前述の無機顔料に溶剤とバイ
ンダ樹脂とを加え、ボールミル、ダイノーミル、超音波
発振機などの分散機を用いて分散して調製した中間層用
塗布液を導電性支持体1の上に塗布することにより形成
される。塗布方法としては、導電性支持体1がシートの
場合にはベーカーアプリケータ、バーコータ、キャステ
ィングおよびスピンコートなどが、ドラムの場合にはス
プレイ法、垂直リング法および浸漬塗布法などが用いら
れる。
【0034】電荷発生層5は、光照射により電荷を発生
する電荷発生材料2を主成分として含有する。電荷発生
材料2としては、ペリレンイミドおよびペリレン酸無水
物などのペリレン系顔料、キナクリドンおよびアントラ
キノンなどの多環キノン系顔料、金属フタロシアニン、
無金属フタロシアニンおよびハロゲン化無金属フタロシ
アニンなどのフタロシアニン系顔料、スクエアリウム色
素、アズレニウム色素、チアピリリウム色素、ならび
に、カルバゾール骨格、スチリルスチルベン骨格、トリ
フェニルアミン骨格、ジベンゾチオフェン骨格、オキサ
ジアゾール骨格、フルオレノン骨格、ビススチルベン骨
格、ジスチリルオキサジアゾール骨格またはジスチリル
カルバゾール骨格を有するアゾ系顔料などが挙げられ
る。
【0035】このうち、特に高い電荷発生能を有する顔
料としては、無金属フタロシアニン顔料、オキソチタニ
ルフタロシアニン顔料、フローレン環またはフルオレノ
ン環を含有するビスアゾ顔料、ならびに、芳香族アミン
からなるビスアゾ顔料およびトリスアゾ顔料が挙げられ
る。これらの顔料を用いることで、高い感度を有する感
光体を提供することができる。さらに、オキソチタニル
フタロシアニン顔料のうち、CuKα特性X線によるX
線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2
°)で27.3°に回折ピークを示す結晶型のものは、
さらに高感度であるのでより好ましい。
【0036】電荷発生層5には、結着性を増すためのバ
インダ樹脂として、たとえば、ポリエステル樹脂、ポリ
ビニルアセテート樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリビニ
ルアセトアセタール樹脂、ポリビニルプロピオナール樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、フェノキシ樹脂、エポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹
脂、アクリル樹脂、セルロースエステル、セルロースエ
ーテルおよび塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂など
の各種樹脂を加えてもよい。
【0037】また、電荷発生層5には、必要に応じて、
塗布性を改善するためのレベリング剤、可塑剤、酸化防
止剤および増感剤などの従来公知の各種添加剤を含有し
てもよい。
【0038】電荷発生層5は、前述の電荷発生材料2の
微粒子または必要な場合にはこれにバインダ樹脂などを
添加したものを適当な有機溶剤に加え、ボールミル、サ
ンドグラインダ、ペイントシェーカおよび超音波分散機
などによって粉砕、分散して調製した塗布液を、導電性
支持体1または中間層8の上に塗布することにより形成
される。塗布方法としては、導電性支持体1がシートの
場合にはベーカーアプリケータ、バーコータ、キャステ
ィングおよびスピンコートなどが、ドラムの場合にはス
プレイ法、垂直リング法および浸漬塗布法などが用いら
れる。
【0039】電荷発生層5の膜厚は、0.05〜5μm
が好ましく、より好ましくは0.1〜1μmである。
【0040】電荷輸送層6は、電荷発生層5の上に設け
られ、電荷発生材料2で発生した電荷を受け入れ、これ
を輸送する能力を有する電荷輸送材料3および特定のバ
インダ樹脂7を必須成分として含有する。
【0041】特定のバインダ樹脂7は、下記一般式
(1)で示される構造単位を有する重合体化合物である
ポリカーボネート樹脂Aである。
【0042】
【化5】
【0043】(式中、R1,R2,R3,R4,R5,R6
7およびR8は、各々水素原子、ハロゲン原子、置換基
を有してもよい炭素数1〜6のアルキル基、置換基を有
してもよい炭素数4〜10の環状炭化水素基または置換
基を有してもよいアリール基を表す。) 前記一般式(1)で示される構造単位の具体例を表1に
示す。
【0044】
【表1】
【0045】ポリカーボネート樹脂Aは、構造が非対称
であるので、結晶化しにくく、生産効率がよい。また、
嵩張る基がないので、溶液から乾固させる際には密に充
填して強固に成膜することができ、耐摩耗性に優れてい
る。さらに、電荷輸送材料3との相溶性に優れているの
で、電気特性を悪化させることがない。ポリカーボネー
ト樹脂Aを用いることによって、電気的および機械的に
耐久性の高い電子写真感光体を得ることができる。
【0046】ポリカーボネート樹脂Aの分子量として
は、感光体の電気特性、繰返し安定性および耐刷性の面
から、粘度平均分子量が30,000〜70,000で
あることが好ましい。粘度平均分子量が30,000未
満の場合、電荷輸送材料3との相溶性が高く、電気特性
の繰返し安定性に優れるが、耐刷性の低下が著しくな
る。70,000より大きい場合、耐刷性は向上する
が、電荷輸送層用塗布液の粘度が上昇し、電荷輸送材料
3との混合に長時間を要したり、塗布膜のムラが発生し
やすくなり、生産性が低下する。
【0047】また、ポリカーボネート樹脂Aは、下記一
般式(2)で示される構造単位を有する重合体化合物で
あるポリカーボネート樹脂Bと混合して用いてもよい。
【0048】
【化6】
【0049】(式中、R9,R10,R11,R12,R13
14,R15およびR16は、各々水素原子、ハロゲン原
子、置換基を有してもよい炭素数1〜6のアルキル基、
置換基を有してもよい炭素数4〜10の環状炭化水素基
または置換基を有してもよいアリール基を表す。Zは、
置換基を有してもよい炭素環または置換基を有してもよ
い複素環を形成するために必要な原子群である。) 前記一般式(2)で示される構造単位の具体例を表2に
示す。
【0050】
【表2】
【0051】ポリカーボネート樹脂Bは、ガス透過率が
小さいので、オゾンおよびNOxなどの感光体特性を劣
化させるガスの浸透を防ぐことができる。また、電荷輸
送材料3との相溶性に優れ、耐久性にも優れている。
【0052】ポリカーボネート樹脂Bの分子量として
は、粘度平均分子量が15,000〜35,000であ
ることが好ましい。粘度平均分子量が15,000未満
の場合、帯電プロセスにて発生されるオゾンやNOx
どによるハーフトーン(HT)白抜けや黒帯が抑えられ
て画像安定性は向上するが、耐刷性の低下が著しくな
り、35,000より大きい場合、耐刷性は向上する
が、初期感度の低下、繰返し使用時の残留電位の上昇お
よび画像安定性の低下が大きくなる。
【0053】ポリカーボネート樹脂AおよびBを混合し
たものは電荷輸送材料3との相溶性に優れ、耐久性にも
優れている。ポリカーボネート樹脂Bを加えることによ
って、帯電プロセスにて発生されるオゾンおよびNOx
などの活性種による画像不良の発生が抑えられる。
【0054】ポリカーボネート樹脂Aとポリカーボネー
ト樹脂Bとの混合比率としては、重量比でA/Bが2/
8〜8/2の範囲であることが好ましい。A/Bが2/
8より小さい、すなわちポリカーボネート樹脂Aの比率
が低い場合には、所望の機械的強度が得られず、感光体
表面に傷が発生しやすくなる。逆に、A/Bが8/2よ
り大きい、すなわちポリカーボネート樹脂Bの比率が低
い場合には、オゾンやNOxなどによって感光体特性が
劣化し、画像にHT白抜けや黒帯が発生しやすくなる。
【0055】電荷輸送材料3としては、電子供与性物質
または電子受容性物質が用いられる。電子供与性物質と
しては、ポリ−N−ビニルカルバゾールおよびその誘導
体、ポリ−γ−カルバゾリルエチルグルタメートおよび
その誘導体、ピレン−ホルムアルデヒド縮合物およびそ
の誘導体、ポリビニルピレン、ポリビニルフェナントレ
ン、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イ
ミダゾール誘導体、9−(p−ジエチルアミノスチリ
ル)アントラセン、1,1−ビス(4−ジベンジルアミ
ノフェニル)プロパン、スチリルアントラセン、スチリ
ルピラゾリン、ピラゾリン誘導体、フェニルヒドラゾン
類、ヒドラゾン誘導体、トリフェニルアミン系化合物、
テトラフェニルジアミン系化合物、トリフェニルメタン
系化合物、スチルベン系化合物および3−メチル−2−
ベンゾチアゾリン環を有するアジン化合物などが挙げら
れる。電子受容性物質としては、フルオレノン誘導体、
ジベンゾチオフェン誘導体、インデノチオフェン誘導
体、フェナンスレンキノン誘導体、インデノピリジン誘
導体、チオキサントン誘導体、ベンゾ[c]シンノリン
誘導体、フェナジンオキサイド誘導体、テトラシアノエ
チレン、テトラシアノキノジメタン、ブロマニル、クロ
ラニルおよびベンゾキノンなどが挙げられる。特に、下
記一般式(3)で示されるブタジエン系化合物、下記一
般式(4)で示されるスチリル系化合物および下記一般
式(5)で示されるアミン系化合物は、電荷輸送能力が
高いので、バインダ樹脂7の比率が高い状態でも高感度
を維持でき、より好適である。
【0056】
【化7】
【0057】(式中、Ar1,Ar2,Ar3およびAr4
は、各々置換基を有してもよいアリール基を表し、Ar
1〜Ar4のうちの少なくとも1つは置換基として置換ア
ミノ基を有するアリール基である。nは0または1を表
す。)
【0058】
【化8】
【0059】(式中、Ar5は、置換基を有してもよい
アリール基、Ar6は、置換基を有してもよいフェニレ
ン基、ナフチレン基、ビフェニレン基またはアントリレ
ン基を表す。R17は、水素原子、低級アルキル基または
低級アルコキシ基を表す。Xは、水素原子、置換基を有
してもよいアルキル基または置換基を有してもよいアリ
ール基を表す。Yは、置換基を有してもよいアリール基
を表す。)
【0060】
【化9】
【0061】(式中、R18,R19,R20,R21,R22
よびR23は、各々水素原子、ハロゲン原子、アルキル基
またはアルコキシ基を表し、p,q,tおよびuは各々
1〜5の整数、rおよびsは各々1〜4の整数を表
す。)
【0062】前記一般式(3)で示されるブタジエン系
化合物の具体例を表3および4に示す。
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】前記一般式(4)で示されるスチリル系化
合物の具体例を表5〜8に示す。
【表5】
【0066】
【表6】
【0067】
【表7】
【0068】
【表8】
【0069】前記一般式(5)で示されるアミン系化合
物の具体例を表9および10に示す。
【0070】
【表9】
【0071】
【表10】
【0072】電荷輸送層6は、これらの電荷輸送材料3
が、前記バインダ樹脂7に結着した形で形成される。
【0073】電荷輸送層6において、前記電荷輸送材料
3(C)と前記バインダ樹脂7(D)との比率C/D
は、重量比で、一般的に用いられる10/5〜10/2
5程度とするが、耐摩耗性向上の観点からは10/15
〜10/24が好適である。C/Dが10/15より大
きい、すなわち電荷輸送材料3の比率が高い場合には、
光感度特性は良好であるが、帯電特性および膜の機械的
強度が低下したり、帯電プロセスにて発生されるオゾン
やNOxなどによってHT白抜けや黒帯が発生し、画像
安定性が低下する。C/Dが10/24より小さい、す
なわちバインダ樹脂7の比率が高い場合には、逆に、帯
電特性、機械的強度および画像安定性は良好であるが、
光感度特性の低下が著しくなる。
【0074】電荷輸送層6には、成膜性、可撓性および
塗布性などを向上させるために、可塑剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤およびレベリング剤などの添加剤を含有さ
せてもよい。前記酸化防止剤としては、一般に樹脂など
に添加して利用される酸化防止剤をそのまま使用するこ
とができる。たとえば、ビタミンE、ハイドロキノン、
ヒンダードアミン、ヒンダードフェノール、パラフェニ
レンジアミン、アリールアルカンおよびそれらの誘導
体、有機硫黄化合物ならびに有機燐化合物などを用いる
ことができる。前記レベリング剤としては、シリコンオ
イル類または側鎖にパーフルオロアルキル基を有するポ
リマーもしくはオリゴマーが使用でき、使用量はバイン
ダ樹脂7の100重量部に対し、1重量部以下が好まし
い。
【0075】電荷輸送層6は、前述の電荷輸送材料3、
バインダ樹脂7および添加剤を適当な溶剤に溶解または
分散させて塗布液を調製し、該塗布液を前述の中間層8
および電荷発生層5と同様の方法を用いて、電荷発生層
5の上に塗布することにより形成される。溶剤として
は、電荷発生材料2を分散させる溶剤として列挙した前
述の溶剤の中から選択できる。たとえば、メタノールお
よびエタノールなどのアルコール類、アセトン、メチル
エチルケトンおよびシクロヘキサノンなどのケトン類、
エチルエーテルおよびテトラヒドロフランなどのエーテ
ル類、クロロホルム、ジクロロエタンおよびジクロロメ
タンなどの脂肪族ハロゲン化炭化水素、ベンゼン、クロ
ロベンゼンおよびトルエンなどの芳香族炭化水素類など
が用いられる。特に好ましい溶剤は、テトラヒドロフラ
ンである。
【0076】電荷輸送層用の塗布液は、電荷輸送材料
3、バインダ樹脂7および添加剤を計量し、所定量の前
記溶剤に同時に溶解させる一般的な方法によって調製し
てもよいが、バインダ樹脂7を溶剤中に溶解させた後に
電荷輸送材料3および添加剤を投入して溶解させる方法
が特に好ましい。この方法によれば、バインダ樹脂7へ
の電荷輸送材料3の分子分散性が向上し、膜中での潜在
的かつ局所的な電荷輸送材料3の結晶化が抑制されるこ
とにより、初期感度の向上、繰返し使用時の電位安定
性、良好な画像特性などが付与される。
【0077】電荷輸送層6の膜厚は、約10〜50μm
が好ましく、より好ましくは約10〜35μmである。
【0078】単層型感光体の場合には、前述の電荷発生
材料2、電荷輸送材料3およびバインダ樹脂7を、前述
の適当な溶剤に溶解または分散させて塗布液を調製し、
該塗布液を前述の中間層8などと同様の方法を用いて塗
布することにより単層型の感光層14を形成する。前記
電荷輸送材料3とバインダ樹脂7との比率、および感光
層14の膜厚は、前述の積層型感光体の場合と同様であ
る。なお、感光層14にも感光層4と同様の添加剤を加
えることができる。
【0079】次に、以上のように構成された電子写真感
光体を備える画像形成装置について、図を参照して詳細
に説明する。なお、本発明にかかる画像形成装置は、以
下に記載の内容に限定されるものではない。
【0080】図5は、本発明による画像形成装置である
レーザプリンタ30の概略構成を示す構成図である。レ
ーザプリンタ30は、電子写真感光体11、半導体レー
ザ31、接触帯電器32、現像器33、接触転写帯電器
34、定着器35、クリーナ36および分離爪37を含
んで構成される。
【0081】感光体11は、図示しない駆動手段によっ
て矢符41の方向に回転可能にレーザプリンタ30に搭
載される。
【0082】接触帯電器32は、半導体レーザ31の結
像点よりも感光体11の回転方向上流側に設けられ、感
光体11の表面を均一に帯電させる。接触帯電器32の
導電性ブラシまたは導電性ローラには、正または負の直
流電圧が印加されている。接触帯電器32に印加する直
流電圧は−2000V〜+2000Vが好ましい。前記直
流電圧にさらに交流電圧を重畳して、脈流電圧を印加す
るようにしてもよい。直流電圧に重畳する交流電圧はピ
−ク間電圧4000V以下のものが好ましい。接触帯電
器32に電圧を印加する際には、瞬時に所望の電圧を印
加してもよいが、感光体11を保護するために、徐々に
印加電圧を上げていって所望の電圧を印加するようにし
てもよい。接触帯電器32は感光体11と同方向および
逆方向のいずれかに回転するようにしてもよく、回転さ
せずに感光体11の外周面を摺動するようにしてもよ
い。また、接触帯電器32に感光体11表面の残留トナ
−をクリ−ニングする機能を持たせ、クリーナ36を設
けないようにすることもできる。
【0083】半導体レーザ31は、レーザビームを、感
光体11の表面に対してその長手方向(主走査方向)に
繰返し走査する。感光体11を回転させ、レーザビーム
を前述のように走査して結像させることによって、感光
体11の表面に静電潜像を形成する。
【0084】現像器33は、前記結像点よりも回転方向
下流側に設けられ、感光体11にトナーを供給し、静電
潜像をトナー像として現像する。現像器33としては、
接触式および非接触式のいずれを用いてもかまわない。
【0085】接触転写帯電器34は、現像器33のさら
に回転方向下流側に設けられ、感光体11への露光と同
期して該接触転写帯電器34に与えられる転写紙38に
トナー像を転写する。
【0086】定着器35は、図示しない搬送ベルトによ
って該定着器35に搬送される転写紙38にトナー像を
定着させる。このようにして画像が形成された転写紙3
8は排紙される。
【0087】分離爪37は、接触転写帯電器34の回転
方向下流側に、感光体11に接触して設けられ、転写紙
が感光体11から分離されずに残る分離ミスを防ぐ。
【0088】クリーナ36は、分離爪37の回転方向下
流側であって接触帯電器32の回転方向上流側に、図示
しない除電ランプとともに設けられ、感光体11表面に
残留するトナーを清掃する。クリーナ36としては、ブ
レードクリーナおよびブラシクリーナなどの接触式クリ
ーナのいずれを用いてもかまわない。
【0089】感光体11を回転させることによって画像
形成が繰返される。また、感光体11を、接触帯電器3
2、現像器33およびクリーナ36のうちの少なくとも
いずれか1つと一体的に構成して、プロセスカートリッ
ジとしてもかまわない。たとえば、感光体11、接触帯
電器32、現像器33およびクリーナ36のすべてを組
込んだプロセスカートリッジ、感光体11、接触帯電器
32および現像器33を組込んだプロセスカートリッ
ジ、感光体11およびクリーナ36を組込んだプロセス
カートリッジ、感光体11および現像器33を組込んだ
プロセスカートリッジが構成可能である。このようなプ
ロセスカートリッジを用いると、プリンタなどにおける
交換が容易となる。
【0090】該画像形成装置では、感光体11の表面
は、接触帯電器32、接触転写帯電器34およびクリー
ナ36などの当接部材によって擦過される。特にクリー
ナ36のクリーニングブレードは、感光体11表面に残
ったトナーを除去するために、強い圧力で感光体11に
接する。
【0091】このような画像形成装置において、感光体
の表面層となる感光層に、バインダ樹脂として前述の特
定のポリカーボネート樹脂を含有するので、耐摩耗性に
優れ、前述のようにクリーニングブレードによって圧接
される構成であっても、感光層の摩耗量を従来に比べて
小さくすることができ、電子写真特性の変化を小さく
し、感光体の寿命を長く保つことが可能である。
【0092】なお、接触帯電器32、接触転写帯電器3
4およびクリーナ36などの当接部材との摩擦抵抗を低
減するために、シリコンオイルなどを用いることも有効
である。
【0093】(実施例) (実施例1)酸化チタン(石原産業社製TTO55A)
7重量部と共重合ナイロン樹脂(東レ社製CM800
0)13重量部とを、メチルアルコール159重量部と
1,3−ジオキソラン106重量部との混合溶剤に加
え、ペイントシェーカにて8時間分散処理し、中間層用
塗布液を調製した。調製した中間層用塗布液を塗布槽に
満たし、導電性支持体として直径30mm、全長32
2.3mmのアルミニウム製のドラム状支持体を浸漬
し、引き上げて自然乾燥して膜厚1μmの中間層を形成
した。
【0094】次いで、チタニルフタロシアニン1重量部
とブチラール樹脂(電気化学工業社製#6000−C)
1重量部とを、メチルエチルケトン98重量部に混合
し、ペイントシェーカにて分散処理して電荷発生層用塗
布液を調製した。調製した電荷発生層用塗布液を前述の
中間層と同様の方法で先に設けた中間層上に塗布し、自
然乾燥して膜厚0.4μmの電荷発生層を形成した。
【0095】次いで、表3に示した構造式(3−2)で
示されるブタジエン化合物100重量部と、表1に示し
た構造式(1−1)で示される構造単位を有する粘度平
均分子量50,000のポリカーボネート樹脂80重量
部と、表2に示した構造式(2−1)で示される構造単
位を有する粘度平均分子量21,500のポリカーボネ
ート樹脂(三菱ガス化学社製PCZ200)80重量部
と、2,6−ビス−tert−ブチル−4−メチルフェ
ノール(住友化学社製スミライザーBHT)5重量部と
を混合し、テトラヒドロフランを溶剤として固形分21
重量%の電荷輸送層用塗布液を調製した。調製した電荷
輸送層用塗布液を前述の中間層と同様の方法で先に設け
た電荷発生層上に塗布した後、110℃で1時間乾燥し
て膜厚21μmの電荷輸送層を形成した。
【0096】このようにして図3に示した層構成を有す
る積層型の電子写真感光体を作製した。
【0097】(実施例2)電荷輸送層用のバインダ樹脂
として、構造式(1−1)で示される構造単位を有する
ポリカーボネート樹脂を120重量部とし、構造式(2
−1)で示される構造単位を有するポリカーボネート樹
脂を30重量部として用いた以外は、実施例1と同様に
して電子写真感光体を作製した。
【0098】(実施例3)電荷輸送層用のバインダ樹脂
として、構造式(1−1)で示される構造単位を有する
ポリカーボネート樹脂を30重量部とし、構造式(2−
1)で示される構造単位を有するポリカーボネート樹脂
を120重量部として用いた以外は、実施例1と同様に
して電子写真感光体を作製した。
【0099】(実施例4)電荷輸送層用のバインダ樹脂
において、構造式(1−1)で示される構造単位を有す
るポリカーボネート樹脂として、粘度平均分子量50,
000のものに代えて、粘度平均分子量25,000の
ものを用いた以外は、実施例1と同様にして電子写真感
光体を作製した。
【0100】(実施例5)電荷輸送層用のバインダ樹脂
において、構造式(1−1)で示される構造単位を有す
るポリカーボネート樹脂として、粘度平均分子量50,
000のものに代えて、粘度平均分子量75,000の
ものを用いた以外は、実施例1と同様にして電子写真感
光体を作製した。
【0101】しかし、電荷輸送層用塗布液が高粘度にな
り、膜厚ムラが発生したので、導電性支持体として、ア
ルミニウム製のドラム状支持体に代えて、アルミニウム
を蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ
100μm)を用い、この上に、中間層、電荷発生層、
電荷輸送層をアプリケータにて塗布した後、乾燥して電
子写真感光体を作製した。膜厚および乾燥条件は実施例
1と同様にした。作製した電子写真感光体を実施例1で
用いたものと同じ形状および大きさのドラム状支持体に
貼り付け、評価用電子写真感光体とした。
【0102】(実施例6)電荷輸送層用のバインダ樹脂
において、構造式(1−1)で示される構造単位を有す
るポリカーボネート樹脂として、粘度平均分子量50,
000のものに代えて、粘度平均分子量30,000の
ものを用いた以外は、実施例1と同様にして電子写真感
光体を作製した。
【0103】(実施例7)電荷輸送層用のバインダ樹脂
において、構造式(2−1)で示される構造単位を有す
るポリカーボネート樹脂として、粘度平均分子量21,
500のものに代えて、粘度平均分子量10,000の
ものを用いた以外は、実施例1と同様にして電子写真感
光体を作製した。
【0104】(実施例8)電荷輸送層用のバインダ樹脂
において、構造式(2−1)で示される構造単位を有す
るポリカーボネート樹脂として、粘度平均分子量21,
500のものに代えて、粘度平均分子量39,000の
もの(三菱ガス化学社製PCZ400)を用いた以外
は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
【0105】しかし、電荷輸送層用塗布液が高粘度にな
り、膜厚ムラが発生したので、導電性支持体として、ア
ルミニウム製のドラム状支持体に代えて、アルミニウム
を蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ
100μm)を用い、この上に、中間層、電荷発生層、
電荷輸送層をアプリケータにて塗布した後、乾燥して電
子写真感光体を作製した。膜厚および乾燥条件は実施例
1と同様にした。作製した電子写真感光体を実施例1で
用いたものと同じ形状および大きさのドラム状支持体に
貼り付け、評価用電子写真感光体とした。
【0106】(実施例9)電荷輸送層用のバインダ樹脂
において、構造式(2−1)で示される構造単位を有す
るポリカーボネート樹脂として、粘度平均分子量21,
500のものに代えて、粘度平均分子量32,200の
もの(三菱ガス化学社製PCZ300)を用いた以外
は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
【0107】(実施例10)電荷輸送層用の電荷輸送材
料として、構造式(3−2)で示されるブタジエン化合
物に代えて、表6に示した構造式(4−8)で示される
スチリル系化合物を用いた以外は、実施例1と同様にし
て電子写真感光体を作製した。
【0108】(実施例11)電荷輸送層用の電荷輸送材
料として、構造式(3−2)で示されるブタジエン化合
物に代えて、表9に示した構造式(5−1)で示される
アミン系化合物を用いた以外は、実施例1と同様にして
電子写真感光体を作製した。
【0109】(実施例12)電荷輸送層用の電荷輸送材
料として、構造式(3−2)で示されるブタジエン化合
物に代えて、4−ジベンジルアミノ−2−メチルベンズ
アルデヒド−1,1−ジフェニルヒドラゾンを用いた以
外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し
た。
【0110】(実施例13)電荷輸送層用のバインダ樹
脂として、構造式(1−1)で示される構造単位を有す
る粘度平均分子量50,000のポリカーボネート樹脂
160重量部のみを用いた以外は、実施例1と同様にし
て電子写真感光体を作製した。
【0111】(実施例14)酸化チタン(石原産業社製
TTO55A)7重量部と共重合ナイロン樹脂(東レ社
製CM8000)13重量部とを、メチルアルコール1
59重量部と1,3−ジオキソラン106重量部との混
合溶剤に加え、ペイントシェーカにて8時間分散処理
し、中間層用塗布液を調製した。調製した中間層用塗布
液を塗布槽に満たし、導電性支持体として直径30m
m、全長322.3mmアルミニウム製のドラム状支持
体を浸漬し、引き上げて自然乾燥して膜厚1μmの中間
層を形成した。
【0112】次いで、電荷発生材料としてオキソチタニ
ルフタロシアニン8重量部をテトラヒドロフラン100
重量部に混合し、ペイントシェーカにて分散処理した
後、表3に示した構造式(3−2)で示されるブタジエ
ン化合物(アナン社製T405)100重量部と、表1
に示した構造式(1−1)で示される構造単位を有する
粘度平均分子量50,000のポリカーボネート樹脂8
0重量部と、表2に示した構造式(2−1)で示される
構造単位を有する粘度平均分子量21,500のポリカ
ーボネート樹脂(三菱ガス化学社製PCZ200)80
重量部と、2,6−ビス−tert−ブチル−4−メチ
ルフェノール(住友化学社製スミライザーBHT)5重
量部と、テトラヒドロフラン1170重量部とを混合
し、攪拌して感光層用塗布液を調製した。調製した感光
層用塗布液を前述の中間層と同様の方法で先に設けた中
間層上に塗布した後、110℃で1時間乾燥して膜厚2
0μmの感光層を形成した。
【0113】このようにして図4に示した層構成を有す
る単層型の電子写真感光体を作製した。
【0114】(比較例1)電荷輸送層用のバインダ樹脂
として、下記構造式(6)で示される構造単位を有する
変性ポリカーボネート樹脂160重量部のみを用いた以
外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し
た。
【0115】
【化10】
【0116】(比較例2)電荷輸送層用のバインダ樹脂
として、構造式(2−1)で示される構造単位を有する
粘度平均分子量21,500のポリカーボネート樹脂
(三菱ガス化学社製PCZ200)160重量部のみを
用いた以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を
作製した。
【0117】(評価)以上の実施例1〜14ならびに比
較例1および2で作製した電子写真感光体を、評価用複
写機として市販の複写機(シャープ社製AR−255F
P)に搭載し、ハーフトーン画像を確認して、初期の画
像特性を評価した。
【0118】また、評価用複写機の現像部位から現像槽
を取出し、代わりに表面電位計(Trek社製Mode
l344)をセットし、白ベタ原稿複写時の表面電位V
0、ハーフトーン原稿複写時の表面電位VH、黒ベタ原
稿複写時の表面電位VLを測定し、電気特性を評価し
た。なお、実施例14の電子写真感光体については、帯
電および転写の極性を正帯電に改造して測定した。
【0119】さらに、A4用紙3万枚のコピーを行った
後、初期と同様にハーフトーン画像の確認および表面電
位の測定を行い、繰返し使用による変化から耐久性を評
価した。また、繰返し使用後の感光層の膜厚を測定して
摩耗量を求めた。これらの結果を表11に示す。
【0120】
【表11】
【0121】実施例1〜14と比較例1,2とから、実
施例の電子写真感光体は、感光層に、前記一般式(1)
で示される構造単位を有するポリカーボネート樹脂Aを
含有するので、比較例に比べ、画像特性および電気特性
が良好であることが判った。具体的には、ポリカーボネ
ート樹脂Aを用いていない比較例1の感光体では、ブレ
ードや紙などとの摩擦によって感光体表面に傷が多発
し、繰返し使用すると、画像特性が悪化することが判っ
た。また、前記一般式(2)で示される構造単位を有す
るポリカーボネート樹脂Bのみを用い、ポリカーボネー
ト樹脂Aを用いていない比較例2の感光体は、低感度
で、画像を調整しても良好な画像を得ることができなか
った。
【0122】実施例4では、ポリカーボネート樹脂Aの
粘度平均分子量が小さいので、摩耗量が若干多くなっ
た。なお、ポリカーボネート樹脂Bの粘度平均分子量が
小さかった実施例7でも同様に摩耗量が若干多くなっ
た。また、実施例5では、ポリカーボネート樹脂Aの粘
度平均分子量が大きいので、感光体を作製する際に浸漬
塗布が困難であった。なお、ポリカーボネート樹脂Bの
粘度平均分子量が大きかった実施例8でも同様に浸漬塗
布が困難であった。このような場合には、生産効率のよ
い浸漬塗布に代えて、アプリケータ塗布およびスプレイ
塗布などでの作製が必要である。
【0123】実施例12では、電荷輸送材料として、前
記一般式(3)で示されるブタジエン系化合物、前記一
般式(4)で示されるスチリル系化合物または前記一般
式(5)で示されるアミン系化合物を用いていないの
で、感度が若干低く、露光調整が必要であった。
【0124】実施例13では、ポリカーボネート樹脂B
を混合していないので、3万枚のコピーによる繰返し使
用によって、オゾンやNOxなどに暴露された部分が劣
化し、若干の画像ムラが発生したが、感光層表面に傷は
発生せず、電気特性も安定していた。
【0125】実施例1などの積層型感光体は、実施例1
4の単層型感光体に比べ、感度が良好であることが判っ
た。
【0126】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、感光層中
に、一般式(1)で示される構造単位を有する重合体化
合物を含有させることによって、構造が非対称であるの
で、結晶化しにくくて生産効率がよく、嵩張る基がない
ので、溶液から乾固させる際には密に充填して強固に成
膜することができ、耐摩耗性に優れ、電荷輸送材料との
相溶性に優れているので、電気特性を悪化させることが
なく、当接する手段を用いる構成においても電気的およ
び機械的に耐久性の高い画像形成装置および画像形成方
法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電荷発生層5の上に電荷輸送層6を積層した積
層型感光層を有する電子写真感光体の一例を模式的に示
す断面図である。
【図2】同一層中に電荷発生材料2および電荷輸送材料
3を含有する単層型感光層を有する電子写真感光体の一
例を模式的に示す断面図である。
【図3】図1の電子写真感光体において中間層8を有す
る例を模式的に示す断面図である。
【図4】図2の電子写真感光体において中間層8を有す
る例を模式的に示す断面図である。
【図5】本発明による画像形成装置であるレーザプリン
タ30の概略構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 導電性支持体 2 電荷発生材料 3 電荷輸送材料 4,14 感光層 5 電荷発生層 6 電荷輸送層 7 バインダ樹脂 8 中間層 11 電子写真感光体 30 レーザプリンタ 31 半導体レーザ 32 接触帯電器 33 現像器 34 接触転写帯電器 35 定着器 36 クリーナ 37 分離爪 38 転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲角▼井 幹男 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 橋本 昌樹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 片山 聡 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 田中 裕二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H068 AA13 AA37 BB26 BB52 FC01 FC11 FC15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体表面を帯電し、該電子写
    真感光体上に現像された現像剤を転写して画像を形成す
    る画像形成方法において、 前記電子写真感光体表面の感光層が、バインダ樹脂とし
    て下記一般式(1)で表される構造単位を有する重合体
    化合物を含有し、 感光層に帯電部材を当接して電子写真感光体表面を帯電
    する工程、感光層に転写部材を当接して電子写真感光体
    上に現像された現像剤を転写する工程および感光層にク
    リーニング部材を当接して電子写真感光体上に転写され
    ないで残存する現像剤を除去する工程のうち、少なくと
    も1つの工程を含むことを特徴とする画像形成方法。 【化1】 (式中、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7およびR8
    は、各々水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してもよ
    い炭素数1〜6のアルキル基、置換基を有してもよい炭
    素数4〜10の環状炭化水素基または置換基を有しても
    よいアリール基を表す。)
  2. 【請求項2】 前記重合体化合物が、粘度平均分子量3
    0,000以上70,000以下であることを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 前記感光層が、電荷発生材料を含有する
    電荷発生層上に前記バインダ樹脂および電荷輸送材料を
    含有する電荷輸送層を積層してなることを特徴とする請
    求項1または2記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 電子写真感光体表面を帯電し、該電子写
    真感光体上に現像された現像剤を転写して画像を形成す
    る画像形成装置において、 表面層を構成する感光層にバインダ樹脂として下記一般
    式(1)で表される構造単位を有する重合体化合物を含
    有する電子写真感光体を搭載し、 感光層に当接して電子写真感光体表面を帯電する帯電手
    段、感光層に当接して電子写真感光体上に現像された現
    像剤を転写する転写手段および感光層に当接して電子写
    真感光体上に転写されないで残存する現像剤を除去する
    クリーニング手段のうち、少なくとも1つの手段を含む
    ことを特徴とする画像形成装置。 【化2】 (式中、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7およびR8
    は、各々水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してもよ
    い炭素数1〜6のアルキル基、置換基を有してもよい炭
    素数4〜10の環状炭化水素基または置換基を有しても
    よいアリール基を表す。)
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