JP2003065867A - 半導体センサ装置 - Google Patents

半導体センサ装置

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JP2003065867A
JP2003065867A JP2001256309A JP2001256309A JP2003065867A JP 2003065867 A JP2003065867 A JP 2003065867A JP 2001256309 A JP2001256309 A JP 2001256309A JP 2001256309 A JP2001256309 A JP 2001256309A JP 2003065867 A JP2003065867 A JP 2003065867A
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Shuji Sato
修治 佐藤
Takeshi Nakahara
剛 中原
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造を複雑にすることなく簡単な構成で圧力
と温度とを検出することができ、且つ、温度と出力電圧
との関係を示す温度−電圧特性を略線形にすることで温
度の検出精度を向上させた半導体センサ装置を提供す
る。 【解決手段】 半導体基板上にピエゾ抵抗効果を有する
感圧素子Ra,Rb,Rc,Rdを形成する。感圧素子
Ra,Rb,Rc,Rdを用いてブリッジ回路21を構
成する。回路基板は、ブリッジ回路21に所定の定電流
を供給する定電流源回路20を有する。定電流源回路2
0は、第二の検出信号の温度特性が略線形となるように
第二の検出信号の温度特性を調整する正温度係数抵抗2
0bを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板上にピ
エゾ抵抗効果を有する感圧素子を形成し、前記感圧素子
を用いてブリッジ回路を構成する半導体センサを用いた
半導体センサ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体センサ装置としては、シリコン等
の半導体基板に薄肉のダイアフラム部を形成し、前記ダ
イアフラム部にピエゾ抵抗効果を有する圧力検出用の圧
感素子をブリッジ状に構成してなる半導体式圧力センサ
(半導体センサ)を、下ケースに備えられる圧力導入ポ
ートの上端部にベース板を介し配設するとともに、前記
圧力センサと回路基板とをワイヤボンディングによって
電気的に接続し、前記回路基板を介して前記圧力センサ
への電源供給及び前記圧力センサからの信号出力を行う
ためのリードピンを備えた上ケースによって前記圧力セ
ンサ及び前記回路基板を覆ってなる圧力検出装置があ
る。
【0003】このような圧力検出装置は、例えば車両エ
ンジンのエンジンオイルを被測定物とすることがある。
エンジンオイルを被測定物とすると、エンジンオイルの
圧力(以下、油圧という)のみならず前記エンジンオイ
ルの温度(以下、油温という)を検出することが可能な
圧力検出装置が望まれており、このような圧力検出装置
としては、特開平11−72402号公報に開示される
ものがある。
【0004】かかる圧力検出装置は、サーミスタ等の温
度検出手段を前記油温が検出できるように圧力センサを
配設するケース内に配設し、前記圧力センサ及び前記温
度検出手段を単一のケース内に配設することで、異なる
被測定対象(油圧及び油温)を検出することが可能とな
る。
【0005】しかしながら、単一の被測定物から異なる
被測定対象を検出する前記圧力検出装置において、前記
装置の前記エンジンへの取付は簡素化されるものの、前
記圧力センサと前記温度検出手段とをそれぞれ前記ケー
ス内に配設することから、圧力検出装置としての構造が
複雑になるばかりでなく、構成部品が多くなることから
装置が大型化してしまうといった問題点を有していた。
【0006】そこで、本願出願人は、構造を複雑にする
ことなく簡単な構成で圧力と温度とを検出することが可
能な半導体センサ装置を特願2001−185737号
として提案した。斯かる半導体センサ装置は、半導体基
板上にピエゾ抵抗効果を有する感圧素子を形成し、前記
感圧素子を用いてブリッジ回路を構成するとともに、薄
肉のダイアフラム部を有する半導体センサと、前記半導
体センサと電気的に接続する回路基板とを備え、前記回
路基板に、単一の前記半導体センサからの出力に基づい
て圧力に関する第一の検出信号と温度に関する第二の検
出信号とを出力する第一,第二の出力部を備えてなるも
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記半
導体センサ装置は、温度と出力電圧との関係を示す温度
−電圧特性である第二の出力特性T1に、図9の実線で
示すような、検出温度範囲(−40℃〜125℃)の低
温域で傾きが小さく、高温域で傾きが大きくなる非線形
性があり、検出される温度に若干の誤差が生じる虞があ
るため、第二の出力特性には図9の点線で示すような線
形の特性T0が望まれており、本願出願人は、第二の検
出信号の温度特性が略線形となるように第二の検出信号
の温度特性を調整する温度特性調整手段を定電流源回路
に設けることにより、温度と出力電圧との関係を示す温
度−電圧特性を略線形にすることで温度の検出精度を向
上させた半導体センサ装置を特願2001−22155
6号として提案した。
【0008】しかし、半導体センサの温度と温度特性手
段の温度は常に一致していることが理想なのであるが、
温度特性調整手段が回路基板に設けられているため、被
測定物の熱が温度特性調整手段に伝わり難く、半導体セ
ンサと温度特性調整手段に温度差が生じる虞があり、必
ずしも温度特性の調整が適正に行われない虞があった。
本発明は、上記半導体センサ装置を改良し、温度の検出
精度を更に向上させた半導体センサ装置を提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、半導体基板上にピエゾ抵抗効果を有する感
圧素子Ra,Rb,Rc,Rdを形成し、前記感圧素子
Ra,Rb,Rc,Rdを用いてブリッジ回路21を構
成するとともに、薄肉のダイアフラム部を有する半導体
センサ4と、前記半導体センサ4と電気的に接続する回
路基板5とを備え、前記回路基板5に単一の前記半導体
センサ4からの出力に基づいて圧力に関する第一の検出
信号と温度に関する第二の検出信号とを出力する第一,
第二の出力部22,23を備えてなる半導体センサ装置
Aにおいて、前記ブリッジ回路21に所定の定電流を供
給する定電流源回路20を設け、前記定電流源回路20
は、前記半導体基板上に形成され前記第二の検出信号の
温度特性が略線形となるように前記第二の検出信号の温
度特性を調整する正温度係数抵抗20bを有するもので
ある。
【0010】また、本発明は、前記第一の出力部22
は、前記ブリッジ回路21の中間電圧に基づいて前記第
一の検出信号を出力してなるものである。
【0011】また、本発明は、前記第二の出力部23
は、前記ブリッジ回路21の両端電圧に基づいて前記第
二の検出信号を出力してなるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき本発明を説明する。
【0013】図1において、半導体センサ装置としての
圧力検出装置Aは、下ケース1と、上ケース2と、ベー
ス板3と、半導体式圧力センサ(半導体センサ)4と、
回路基板5と、シールド板6と、グロメット7とから主
に構成されている。
【0014】下ケース1は、SUM等の金属材料からな
る取付ねじ部を有する六角部材である圧力導入部1aに
PBT等の樹脂材料からなるフランジ部1bがアウトサ
ート成形されてなるものである。また圧力導入部1aの
略中央には、圧力導入穴1cが形成されている。
【0015】上ケース2は、PBT等の樹脂材料から形
成され、上ケース2の開口端部を下ケース1のフランジ
部1bに対して熱加締めすることによって配設固定さ
れ、ベース板3,半導体式圧力センサ4,回路基板5等
を収納する。また、上ケース2は、後述する電極リード
を介して電源供給及び信号出力を行うためのコネクタ部
2aを備えている。
【0016】ベース板3は、コバール等の金属材料から
構成され、下ケース1における圧力導入部1aの上端部
に抵抗溶接によって配設固定するためのフランジ部3a
が設けられ、このフランジ部3aから一段高くなった位
置には、圧力センサ4を配設するための載置部3bが設
けられている。また載置部3bの略中央には、圧力セン
サ4に圧力を伝達するための穴部3cが設けられてい
る。
【0017】圧力センサ4は、シリコン等の半導体基板
に薄肉部となるダイアフラム部を形成する半導体チップ
4aをガラス基板4b上に配設し、半導体チップ4aと
ガラス台座4cとを陽極接合法によって接合してなるも
のである。圧力センサ4は、前記ダイアフラム部に対応
する部位にボロン等の不純物を拡散処理することによっ
て、ピエゾ抵抗効果を有する4つの感圧素子となるゲー
ジ抵抗Ra〜Rdを形成し、この各ゲージ抵抗Ra〜R
dをアルミ等の導電性材料を用いた配線パターンによっ
て接続することでブリッジ回路が構成される。
【0018】尚、圧力センサ4は、ガラス基板4bの裏
面側にメタライズ層を形成するとともに、半田を介して
ベース板3と接合する。
【0019】回路基板5は、紙フェノール,ガラス繊維
入り樹脂及びセラミック等の絶縁材料を支持材とし、後
述する回路構成を得るための所定の配線パターン(図示
しない)が形成されてなるもので、下ケース1のフラン
ジ部1bの上方に設けられる載置部1dに配設される。
回路基板5には、圧力センサ4の出力電圧を増幅するた
めの増幅回路やノイズを除去するためのコンデンサ等の
電子部品が実装される。
【0020】また、回路基板5は、回路基板5の周縁部
が下ケース1の載置部1dに支持される配設構造であっ
て、回路基板5の略中央には、ベース板3に配設される
圧力センサ4の上方から回路基板5を下ケース1の載置
部1dに配設した際に、回路基板5が圧力センサ4を取
り巻くように配設するための収納用穴部5aが形成され
ている。
【0021】また、回路基板5には、収納用穴部5aの
周辺に複数の電極部が形成され、この電極部と圧力セン
サ4に形成される電極とは金等の導電材料からなるワイ
ヤ8によって電気的に接続される。
【0022】また、回路基板5には、上ケース2のコネ
クタ部2aにグロメット7を介して配設される電極リー
ド9とリードピン付き貫通コンデンサ10を介し電気的
に接続するリードピン11が実装されている。
【0023】シールド板6は、SPTE等の金属材料か
らなり、ホルダ部6aと、下ケース1と上ケース2との
間に狭持状態にて配設するためのフランジ部6bとが設
けられている。
【0024】ホルダ部6aは、グロメット7の載置面よ
りも一段高くなる位置に設けられ、貫通コンデンサ10
を配設するための配設部6cが形成されるとともに、こ
の配設部6cには、複数の孔部が形成され、この各孔部
に各貫通コンデンサ10が半田を介し配設固定される。
【0025】グロメット7は、ニトリルゴム等の弾性部
材によって構成され、電極リード9がインサート形成さ
れてなる。グロメット7は、上ケース2のコネクタ部2
aに設けられる凹部2bに設けられた穴部2cに電極リ
ード9を挿通させるとともに、グロメット7を凹部2b
に嵌め込むことで、シールド板6のホルダ部6aから一
段低くなった前記載置面に配設される。
【0026】グロメット7にインサート成形される電極
リード9は、圧力センサ4への電源供給と圧力センサ4
からの後述する圧力及び温度に関する検出信号を外部に
伝達するものである。
【0027】次に図2を用いて、圧力検出装置Aの回路
構成について説明する。圧力検出装置Aの回路構成は、
定電流源回路20と、ブリッジ回路21と、圧力検出増
幅回路(第一の出力部)22と、温度検出増幅回路(第
二の出力部)23とを有するもので、ブリッジ回路21
及び後述する正温度係数抵抗20b以外は回路基板5上
で構成される。
【0028】定電流源回路20は、定電流源調整用抵抗
20aと、正温度係数抵抗20bと、演算増幅器20c
とで構成され、ブリッジ回路21へ所定の定電流を供給
する。正温度係数抵抗20bは、温度が高くなるに従っ
て抵抗値が大きくなる特性T2を有するものであり(図
3参照)、半導体基板上に形成される。定電流源回路2
0の基準電圧vdは、上に凸の特性T3となる(図4参
照)。
【0029】ブリッジ回路21は、圧力センサ4のダイ
アフラム部上に形成される4つの感圧素子であるゲージ
抵抗Ra,Rb,Rc,Rdから形成される。ブリッジ
回路21において、直列接続される第一抵抗群Ra,R
b及び第二抵抗群Rc,Rdからそれぞれ引き出された
中間電圧va,vbは、圧力検出増幅回路22へ供給さ
れる。
【0030】圧力センサ4には、ゲージ抵抗Ra〜R
d,電極25〜31が形成されている(図5及び図6参
照)。電極25は、ゲージ抵抗Raとゲージ抵抗Rdと
に導通され、演算増幅器22dに接続される。電極26
は、ゲージ抵抗Raとゲージ抵抗Rbとの導通され、演
算増幅器22dに接続される。電極27は、ゲージ抵抗
Rdとゲージ抵抗Rcとに導通され、演算増幅器22c
に接続される。電極28,29は、夫々、ゲージ抵抗R
b,Rcに導通され、オフセット電圧調整抵抗32,3
3に接続される。なお、オフセット電圧調整抵抗32,
33は、第一抵抗群Ra,Rb及びオフセット電圧調整
抵抗32の合成抵抗と、第二抵抗群Rc,Rd及びオフ
セット電圧調整抵抗33の合成抵抗が一致するように調
整するものである。電極30,31は正温度係数抵抗2
0bの両端に設けられている。
【0031】圧力検出増幅回路22は、入力インピーダ
ンスの影響の少ない増幅回路によって構成されるもの
で、ゲイン調整用抵抗22a、オフセット電圧調整用抵
抗22b、第一,第二の演算増幅器22c,22d等か
ら構成される。圧力検出増幅回路22は、中間電圧v
a,vbを入力すると中間電圧va,vbの差分を増幅
して出力電圧V1として出力し圧力検出するものであ
る。図7で示すように、圧力と出力電圧V1との関係を
示す圧力−電圧特性である第一の出力特性T4は、線形
となる。
【0032】温度検出増幅回路23は、ブリッジ回路2
1の両端電圧vcを増幅して出力電圧V2として取り出
すものであって、ゲイン調整用抵抗23a、オフセット
電圧調整用抵抗23b、演算増幅器23c等から構成さ
れる。演算増幅器23cは、ブリッジ回路21における
両端電圧vcを入力すると共に、その両端電圧vcを所
定の倍率で増幅し、出力電圧V2として出力する。
【0033】かかる圧力検出装置Aは、温度に対して単
一の圧力センサ4からブリッジ回路21の中間電圧v
a,vbと、ブリッジ回路21の両端電圧vcとをそれ
ぞれ圧力検出増幅回路22及び温度検出増幅回路23に
入力することで、圧力に関する第一の検出信号である出
力電圧V1と、温度に関する第二の検出信号である出力
電圧V2とを得ることができる。従って、単一の圧力セ
ンサ4のみで圧力及び温度を検出することが可能である
ことから、簡単な構成で温度検出機能を有する圧力検出
装置を提供することが可能となる。
【0034】また、圧力センサ4におけるブリッジ回路
21の中間電圧va,vbと両端電圧vcとの異なる二
つの出力形態から圧力及び温度を検出することが可能で
あることから、従来の圧力のみを検出する圧力検出装置
と略同等な構成によって温度検出機能を有する圧力検出
装置を得ることができることから、多機能を有する圧力
検出装置を低コストで提供することが可能となる。
【0035】また、温度と出力電圧V2との関係を示す
温度−電圧特性である第二の出力特性T5は、正温度係
数抵抗20bにより温度補償され、図8に示すように、
略線形になる。つまり、定電流源回路20から供給され
る定電流が、仮に一定電圧であれば、第二の出力特性は
図9で示される特性T1で示すように検出温度範囲の低
温域で出力電圧の傾きが小さく、高温域で出力電圧の傾
きが大きくなるが、定電流源回路20から供給される定
電流は、検出温度範囲の低温域で傾きが大きく、高温域
で傾きが小さくなる特性を有するため、第二の出力特性
T3は温度補償され、第二の出力特性T5が略線形にな
り、温度の検出精度が向上する。
【0036】即ち、圧力センサ4を構成するブリッジ回
路21の両端電圧vcが図9で示すような高温域で傾き
が大きくなる非線形的な特性T1を有するものであるこ
とから、図4で示すような特性T1と逆の関係をなす非
線形的な特性T3からなる定電流源回路20の基準電圧
Vdを圧力センサ4のブリッジ回路21に印加すること
で、図8で示される線形的な出力電圧特性T5である出
力電圧V2が得られるものである。そして、正温度係数
抵抗20bを圧力センサ4の半導体基板に形成したこと
により、ブリッジ回路21と正温度係数抵抗20bの温
度は常に一致しているため、温度特性の調整が適正に行
われる。
【0037】なお、本発明の第一,第二の出力部となる
圧力検出増幅回路22と温度検出増幅回路23の回路構
成にあっては、本発明の実施の形態で説明した回路構成
に限定されるものではなく、図7及び図8で示すような
圧力及び温度に関する第一,第二の出力特性が得られる
回路構成であれば良い。
【0038】
【発明の効果】本発明は、半導体基板上にピエゾ抵抗効
果を有する感圧素子を形成し、前記感圧素子を用いてブ
リッジ回路を構成するとともに、薄肉のダイアフラム部
を有する半導体センサと、前記半導体センサと電気的に
接続する回路基板とを備え、前記回路基板に単一の前記
半導体センサからの出力に基づいて圧力に関する第一の
検出信号と温度に関する第二の検出信号とを出力する第
一,第二の出力部を備えてなる半導体センサ装置におい
て、前記ブリッジ回路に所定の定電流を供給する定電流
源回路を設け、前記定電流源回路は、前記半導体基板上
に形成され前記第二の検出信号の温度特性が略線形とな
るように前記第二の検出信号の温度特性を調整する正温
度係数抵抗を有するものであり、第二の検出信号の温度
特性が略線形となるように第二の検出信号の温度特性を
調整する正温度係数抵抗を定電流源回路に設けることに
より、温度と出力電圧との関係を示す温度−電圧特性を
略線形にすることで温度の検出精度を向上させることが
でき、且つ、正温度係数抵抗を半導体基板に形成するこ
とにより、半導体センサと温度特性調整手段に温度差が
生じることを防ぎ、温度特性の調整を適正に行ない、温
度の検出精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の圧力検出装置を示す要部
断面図。
【図2】同上実施の形態の回路構成を示す図。
【図3】同上実施の形態の温度と、正温度係数調整用抵
抗の抵抗値との関係を示す図。
【図4】同上実施の形態の温度と、定電流源回路の基準
電圧との関係を示す図。
【図5】同上実施の形態の圧力センサを示す正面図。
【図6】同上実施の形態の圧力センサの回路構成を示す
図。
【図7】同上実施の形態の圧力と出力電圧との関係を示
す図。
【図8】
【図9】従来の温度と出力電圧との関係を示す図。
【符号の説明】
4 半導体圧力センサ(半導体センサ) 5 回路基板 20 定電流源回路 20b 正温度係数調整用抵抗 21 ブリッジ回路 22 圧力検出増幅回路(第一の出力部) 23 温度検出増幅回路(第二の出力部) Ra〜Rd ゲージ抵抗(感圧素子) va,vb 中間電圧 vc 両端電圧 A 圧力検出装置(半導体センサ装置)
フロントページの続き Fターム(参考) 2F055 AA40 BB20 CC02 DD04 EE14 FF02 FF43 GG12 GG25 GG32 2F056 JT01 JT08 4M112 AA01 BA01 CA03 CA04 CA13 CA15 DA12 EA02 EA10 EA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にピエゾ抵抗効果を有する
    感圧素子を形成し、前記感圧素子を用いてブリッジ回路
    を構成するとともに、薄肉のダイアフラム部を有する半
    導体センサと、前記半導体センサと電気的に接続する回
    路基板とを備え、前記回路基板に単一の前記半導体セン
    サからの出力に基づいて圧力に関する第一の検出信号と
    温度に関する第二の検出信号とを出力する第一,第二の
    出力部を備えてなる半導体センサ装置において、 前記ブリッジ回路に所定の定電流を供給する定電流源回
    路を設け、 前記定電流源回路は、前記半導体基板上に形成され前記
    第二の検出信号の温度特性が略線形となるように前記第
    二の検出信号の温度特性を調整する正温度係数抵抗を有
    することを特徴とする半導体センサ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体センサ装置にお
    いて、前記第一の出力部は、前記ブリッジ回路の中間電
    圧に基づいて前記第一の検出信号を出力してなることを
    特徴とする半導体センサ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の半導体
    センサ装置において、前記第二の出力部は、前記ブリッ
    ジ回路の両端電圧に基づいて前記第二の検出信号を出力
    してなることを特徴とする半導体センサ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012152172A1 (zh) * 2011-05-06 2012-11-15 湖南三一智能控制设备有限公司 一种压力变送器

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WO2012152172A1 (zh) * 2011-05-06 2012-11-15 湖南三一智能控制设备有限公司 一种压力变送器

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