JP2003065071A - ガスタービン燃焼器 - Google Patents

ガスタービン燃焼器

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JP2003065071A JP2001256965A JP2001256965A JP2003065071A JP 2003065071 A JP2003065071 A JP 2003065071A JP 2001256965 A JP2001256965 A JP 2001256965A JP 2001256965 A JP2001256965 A JP 2001256965A JP 2003065071 A JP2003065071 A JP 2003065071A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスタービンの燃焼器出口を簡易かつ効果的
に冷却し、その焼損や熱変形を有効に抑止することがで
きるガスタービン燃焼器を提供すること。 【解決手段】 燃焼器出口122の外周に、複数のイン
ピンジ孔6を有するインピンジ冷却手段を設ける。そし
て、このインピンジ孔6から圧縮機で圧縮された冷却空
気400を燃焼器出口122の外周壁面に噴出して衝突
させて、インピンジ冷却する。さらに、燃焼器出口12
2の壁7に複数のフィルム冷却孔8を設け、インピンジ
冷却後の冷却空気400をこのフィルム冷却孔8から燃
焼器出口122の内部に取り込んで吹き出させ、燃焼器
出口122の内周壁面フィルム冷却手段する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガスタービンの
燃焼器出口を簡易かつ効果的に冷却し、その焼損や熱変
形を有効に抑止することができるガスタービン燃焼器に
関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービン燃焼器の壁面は、タービン
の燃焼通路に至る高温の燃焼ガスの流路となるため、燃
焼器の壁面は、燃焼ガスにより焼損したり或いは熱変形
したりすることが知られている。図10は、従来のガス
タービン燃焼器を示す全体構成図である。同図におい
て、ガスタービン燃焼器100は、金属部材から成る円
筒形状の内筒110と、この内筒110の開口部111
に嵌め合わされる尾筒120とを含み構成されている。
この尾筒120は、円筒形状を有する金属部材から成
り、その入口部121には、内筒110の開口部111
を挿入して嵌め込む。尾筒120は、その入口部121
から徐々にその断面積を狭め、その出口部122は、扇
形に湾曲した長方形状を有する(図11参照)。この尾
筒120の出口部122は、その外周に凹型断面形状を
有する環状のシール支持部123を有している。このシ
ール支持部123は、金属部材から成り、尾筒120の
出口部122に嵌め込まれて溶接によって固定設置され
ている。なお、ここにいう尾筒120の出口部122
は、尾筒120の開口部124のみを指すものではな
く、その上流側近辺の焼損や熱変形が生じる部分をも含
むものとする。
【0003】図12は、ガスタービン燃焼器100の出
口付近を示す拡大断面図である。同図において、ガスタ
ービン燃焼器100は、その尾筒120の出口部122
を、タービン200の燃焼通路210に接続して設置さ
れている。この燃焼通路210の入口は、タービン1段
静翼220をその両端から支持する内側シュラウド23
0と外側シュラウド240とによって形成されている。
尾筒120は、この燃焼通路210の入口にその出口部
122を位置しつつ車室(図示省略)に固定されてい
る。この尾筒120の出口部122とタービン200の
燃焼通路210との隙間は、金属材料から成ると共に、
y字型断面形状を有する環状のシール部材125によっ
て封止されている。このシール部材125は、そのカギ
状の先端部126を尾筒120の出口部122が備える
シール支持部123の凹部に差し込み、その二股部12
7をタービン1段静翼220のシュラウド230、24
0に嵌め合わせて設置されている。このガスタービン燃
焼器100において、内筒110にて生成されて点火さ
れた予混合気は、尾筒120の燃焼室128に噴出され
て燃焼し、高温の燃焼ガス300となる。この燃焼ガス
300は、尾筒120内を進み、その出口部122か
ら、タービン200の燃焼通路210に吹き出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、ガスター
ビン燃焼器100の尾筒120は、高温の燃焼ガス30
0の流路となっており、その出口部122に至るにつれ
徐々にその断面積を狭めるので、燃焼ガス300は、こ
の出口部122において流速を最も速める。したがっ
て、尾筒120の出口部122は、この燃焼ガス300
によって特に焼損を受け易く、また熱変形し易いという
特徴がある。図13は、その熱変形の様子を示した尾筒
120の出口部122の正面図である。同図において、
尾筒120の出口部122は、もとの状態では、扇形に
湾曲した長方形状を有している(図(a)参照)。しか
し、長期間に渡り使用され、燃焼ガス300にさらされ
ると、尾筒120の出口部122はその高熱によって変
形する(図(b)参照)。かかる出口部122の熱変形
は、例えば、1250度クラスのガスタービンでは約1
年ほどの使用により徐々にその兆候が現れ、その後加速
的に熱変形が進む。その結果、尾筒120全体を定期的
に交換しなければならないという問題点があった。しか
しながら、従来のガスタービン燃焼器100では、上記
のような尾筒120に生ずる焼損や熱変形を抑止する手
段を何ら有しなかったため、かかる問題を解決する有効
な手段の開発が強く望まれていた。
【0005】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、ガスタービンの燃焼器出口を簡易かつ
効果的に冷却し、その焼損や熱変形を有効に抑止するこ
とができるガスタービン燃焼器を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明であるガスタービン燃焼器は、タービン
の燃焼通路に燃焼ガスを吹き出す燃焼器出口の外周に設
けられると共に、圧縮機で圧縮された冷却空気を前記燃
焼器出口の外周壁面に噴出して衝突させる複数のインピ
ンジ孔を有するインピンジ冷却手段と、前記燃焼器出口
の壁に設けられると共に、前記インピンジ冷却後の冷却
空気を前記燃焼器出口の内部に取り込んで吹き出し、前
記燃焼器出口の内周壁面上に冷却空気の膜を形成する複
数のフィルム冷却孔を有するフィルム冷却手段とを含む
ことを特徴とする。
【0007】この発明において、冷却空気は、燃焼器外
周に設けられたインピンジ冷却手段により、燃焼器出口
の外周壁面に噴出されて衝突し、燃焼器出口をインピン
ジ冷却する。そして、インピンジ冷却後の冷却空気は、
燃焼器出口の壁に設けられたフィルム冷却手段により、
燃焼器出口の内周面に吹き出されてそこに冷却空気の膜
を形成し、燃焼器出口の内周面をフィルム冷却する。こ
れにより、ガスタービンの燃焼器出口は冷却され、その
焼損や熱変形が抑止される。なお、燃焼器出口は、尾筒
その他の燃焼器が備える部品によって形成される。
【0008】また、この発明であるガスタービン燃焼器
は、タービンの燃焼通路に燃焼ガスを吹き出す燃焼器出
口の外周に設けられると共に、圧縮機で圧縮された冷却
空気を前記燃焼器出口の外周壁面に噴出して衝突させる
複数のインピンジ孔を有するインピンジ冷却手段と、前
記燃焼器出口の外周に形成されると共に、前記インピン
ジ冷却後の冷却空気を前記燃焼器出口の外周壁面に沿っ
て流して対流冷却を行う対流冷却手段とを含むことを特
徴とする。
【0009】この発明において、冷却空気は、燃焼器外
周に設けられたインピンジ冷却手段により、燃焼器出口
の外周壁面に噴出されて衝突し、燃焼器出口をインピン
ジ冷却する。そして、インピンジ冷却後の冷却空気は、
燃焼器出口の外周に形成された対流冷却手段により、燃
焼器出口の外周壁面に沿って流れ、燃焼器出口を対流冷
却する。これにより、ガスタービンの燃焼器出口は冷却
され、その焼損や熱変形が抑止される。
【0010】また、この発明であるガスタービン燃焼器
は、タービンの燃焼通路に燃焼ガスを吹き出す燃焼器出
口の外周に形成されると共に、圧縮機で圧縮された冷却
空気を前記燃焼器出口の外周壁面に沿って流して対流冷
却を行う対流冷却手段と、前記燃焼器出口の壁に設けら
れると共に、前記燃焼器出口の外周壁面に沿って流れる
冷却空気を前記燃焼器出口の内部に取り込んで吹き出
し、前記燃焼器出口の内周壁面上に冷却空気の膜を形成
する複数のフィルム冷却孔を有するフィルム冷却手段と
を含むことを特徴とする。
【0011】この発明において、冷却空気は、燃焼器出
口の外周に形成された対流冷却手段により、燃焼器出口
の外周壁面に沿って流れ、燃焼器出口を対流冷却する。
また、この外周壁面に沿って流れる冷却空気の一部は、
燃焼器出口の壁に設けられたフィルム冷却孔から燃焼器
内部に取り込まれ、その内壁面上に吹き出して冷却空気
の膜を形成し、燃焼器出口をフィルム冷却する。これに
より、ガスタービンの燃焼器出口は冷却され、その焼損
や熱変形が抑止される。
【0012】また、この発明であるガスタービン燃焼器
は、請求項1に記載のガスタービン燃焼器において、さ
らに、前記燃焼器出口の外周に形成されると共に、前記
インピンジ冷却後の冷却空気を前記燃焼器出口の外周壁
面に沿って流して対流冷却を行う対流冷却手段を含むこ
とを特徴とする。
【0013】この発明において、インピンジ冷却後の冷
却空気は、燃焼器出口の外周に形成された対流冷却手段
により、燃焼器出口の外周壁面に沿って流れ、燃焼器出
口を対流冷却する。これにより、インピンジ冷却手段お
よびフィルム冷却手段のみによって冷却する場合と比較
して、より効果的に燃焼器出口を冷却することができ
る。
【0014】また、この発明であるガスタービン燃焼器
は、請求項1〜4のいずれか一つに記載のガスタービン
燃焼器において、前記インピンジ冷却手段は、前記燃焼
器出口の外周に設置されると共に、前記インピンジ孔を
有するインピンジ部材であることを特徴とする。この発
明において、インピンジ部材は、燃焼器出口の外周に設
置されるので、そのインピンジ孔から噴出した冷却空気
は、燃焼器出口の外周壁面に衝突し、燃焼器出口をイン
ピンジ冷却する。なお、インピンジ部材には、環状、板
状その他のインピンジ孔を有する部材が含まれる。
【0015】また、この発明であるガスタービン燃焼器
は、請求項1〜5のいずれか一つに記載のガスタービン
燃焼器において、さらに、前記インピンジ冷却後の空気
または前記対流冷却後の空気を、前記燃焼器出口の開口
部外縁に形成した隙間から前記燃焼通路の内壁に沿って
吹き出し、この内壁の表面に冷却空気の膜を形成し得る
空気膜形成手段を有することを特徴とする。この発明に
おいて、対流冷却後の冷却空気は、開口部外縁の隙間か
ら燃焼通路の内壁に沿って吹き出し、この内壁の表面に
冷却空気の膜を形成する。これにより、燃焼通路の内壁
を冷却することができる。
【0016】また、この発明であるガスタービン燃焼器
は、請求項1〜6のいずれか一つに記載のガスタービン
燃焼器において、前記燃焼器出口の外周には、前記イン
ピンジ孔から噴出して前記外周壁面に衝突した冷却空気
を溜めると共に、この溜めた冷却空気を前記フィルム冷
却孔もしくは前記冷却空気流路に供給する空気室を設け
たことを特徴とする。この発明において、燃焼器出口の
外周壁面に衝突した冷却空気は空気室に溜まり、ここか
らフィルム冷却もしくは対流冷却の冷媒として供給され
る。これにより、冷却空気を効率的に利用することがで
きる。
【0017】また、この発明であるガスタービン燃焼器
は、請求項1〜7のいずれか一つに記載のガスタービン
燃焼器において、前記対流冷却手段は、前記燃焼器出口
の外周を覆って設置されると共に、前記燃焼器出口の開
口部外縁に隙間を形成しつつ前記燃焼器出口の外周面上
に前記冷却空気の通路を形成する被覆部材であることを
特徴とする。この発明において、冷却空気は、燃焼器出
口の外周面を対流冷却し、さらに、燃焼器出口の開口部
外縁の隙間から、燃焼通路に吹き出される。これによ
り、冷却空気は、開口部外縁に生じる燃焼ガスの巻き込
みを抑止すると共に、フィルム冷却空気としてタービン
1段静翼を冷却する。
【0018】また、この発明であるガスタービン燃焼器
は、請求項1〜8のいずれか一つに記載のガスタービン
燃焼器において、さらに、前記冷却空気を前記燃焼器出
口の開口部付近の外周壁面に噴出して衝突させる複数の
インピンジ孔を有し、且つ、前記燃焼器出口の外周を覆
いつつ前記燃焼器出口から前記燃焼通路の入口に渡して
設置されると共に前記燃焼通路と前記燃焼器出口との隙
間を封止するシール部材を、含むことを特徴とする。こ
の発明において、冷却空気は、シール部材のインピンジ
孔から噴出して燃焼器出口の外周壁面に衝突し、ここを
インピンジ冷却する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態1により
この発明が限定されるものではない。また、以下に示す
実施の形態1の構成要素には、当業者が通常設計変更で
きるものが含まれるものとする。
【0020】(実施の形態1)図1は、この発明にかか
る第1の実施の形態であるガスタービン燃焼器の要部を
示す側面断面図である。同図において、上記従来のガス
タービン燃焼器100と同一の構成要素には同一の符号
を付し、その説明を省略する。ガスタービン燃焼器10
0は、その尾筒120出口部122の開口部124をタ
ービンの燃焼通路210の入口に位置している。この燃
焼通路210の入口は、タービン1段静翼220を支持
する内側シュラウド230と外側シュラウド240とを
略平行に配置して形成されている。尾筒120の出口部
122は、これらシュラウド230、240の間にその
開口部124の縁を挿入して設置されている。尾筒12
0の出口部122には、凹型断面形状を有する環状のシ
ール支持部123が嵌め込まれ、出口部122の外周面
上に溶接によって固定設置されている。尾筒120の出
口部122と燃焼通路210とは、シール支持部123
とシュラウド230、240とに渡して設置されたy字
型断面形状を有する環状のシール部材125によってそ
の隙間を封止されている。
【0021】また、尾筒120は、シール支持部123
の上流側に、尾筒120の外周を一回りして形成された
長方形断面の空気室1を有する。空気室1は、尾筒12
0出口部122の外周面と、シール支持部123の尾筒
120上流側の側面2と、シール支持部123の上流側
にその側面2と平行して設置された壁3と、シール支持
部123と壁3とに渡して設置されたインピンジ環4と
によって仕切られている。空気室1の壁3は、金属部材
から成り、尾筒120の出口部122と嵌まり合う環状
形状を有する。この壁3は、尾筒120の出口部122
から嵌め込まれて尾筒120の外周面上に溶接により固
定設置される。また、インピンジ環4は、薄型の金属部
材から成り、尾筒120出口部122の外周と略相似形
状を有する略筒型の環状形状を有する。インピンジ環4
は、その内周面5を尾筒120の外周面に対して並行に
向けつつシール支持部123の上流側側面2と環状の壁
3とに支持され、これらに溶接によって固定されてい
る。また、インピンジ環4には、尾筒120の外周面に
噴出口を向けた多数のインピンジ孔6が形成されている
(図2参照)。
【0022】また、尾筒120出口部122の壁7に
は、空気室1から尾筒120内部に貫通する多数のフィ
ルム冷却孔8が、その全周に渡って形成されている。フ
ィルム冷却孔8は、冷却空気400の通路となる微細孔
であり(図3参照)、近年はレーザーによって形成され
る。また、尾筒120は、シール支持部123の下流側
に尾筒120出口部122の外周面に沿って形成された
空気通路9を有する(図4(a)参照)。空気通路9
は、薄型の金属部材から成り尾筒120の出口部122
と略相似形状を有する筒型の被覆部材15によって形成
されている。被覆部材15は、尾筒120の出口部12
2の外周に嵌め合わされ、その端部をシール支持部12
3の下流側側面10に溶接して固定されている。また、
被覆部材15の出口側の縁11は、尾筒120出口部1
22の開口部124と同位置に位置し、開口部124の
外縁全周に一様な空気通路9の吹き出し口を形成してい
る。また、シール支持部123は、尾筒120との溶接
部に複数のスリットを有する(図4(b)参照)。この
スリット12は、空気室1と空気通路9とを連通させて
おり、空気室1からの冷却空気400の流路となる。
【0023】この実施の形態1において、圧縮機(図示
省略)により圧縮された冷却空気400は、尾筒120
外部と燃焼通路210との圧力差によって、インピンジ
環4のインピンジ孔6から空気室1内に噴出する。そし
て、冷却空気400は、尾筒120出口部122の外周
面に衝突し、この出口部122をインピンジ冷却する。
インピンジ冷却後の冷却空気400は空気室1内に溜ま
り、その一部は尾筒120のフィルム冷却孔8から尾筒
120内側に吹き出して、尾筒120の内壁面に薄い冷
却空気400の膜を形成する。これにより、尾筒120
の内壁は、尾筒120内部を流れる高温の燃焼ガス30
0から保護され、その焼損が抑止される。また、冷却空
気400の他の一部は、空気室1からシール支持部12
3のスリット12を通り、出口部124外周の空気通路
9に流入する。この冷却空気400は、空気通路9内を
出口部124外周に沿って流れ、尾筒120出口部12
2を対流冷却する。さらに、対流冷却後の冷却空気40
0は、空気通路9の吹き出し口から燃焼通路210に吹
き出され、タービン1段静翼220をフィルム冷却す
る。
【0024】この実施の形態1によれば、尾筒120の
出口部122は上記のように冷却空気400によって冷
却されるので、その焼損や熱変形が抑止される。また、
インピンジ冷却後の冷却空気400は、空気室1によっ
て次の冷却にあたり再利用されるので、冷却空気400
を効率的に利用することができ、少ない流量で効果的に
冷却を行うことができる。さらに、空気通路9から吹き
出された冷却空気400は、タービン1段静翼220の
冷却にも用いることができるので、冷却空気400をよ
り効率的に利用することができる。
【0025】なお、この実施の形態1において、ガスタ
ービン燃焼器100は、尾筒120出口部122をイン
ピンジ冷却と、フィルム冷却と、対流冷却とによって冷
却するが、フィルム冷却と対流冷却とは、択一的であっ
てもよい。すなわち、尾筒120出口部122の冷却構
造は、スリット12および空気通路9を設けずに、イン
ピンジ冷却後の冷却空気をフィルム冷却のみに用いるこ
ととしてもよいし、フィルム冷却孔8を設けずにインピ
ンジ冷却後の空気を対流冷却にのみ用いることとしても
よい(図示省略)。これにより、より少ない冷却空気4
00で効果的に冷却することができると共に、ガスター
ビン燃焼器100の焼損や熱変形の程度に応じた簡易な
冷却構造とすることができる。また、上記冷却構造は、
インピンジ冷却手段を設けずに、フィルム冷却孔8およ
び空気通路9のみによって構成してもよい(図5参
照)。これにより、より簡易な構成で尾筒120の焼損
を抑止することができる。
【0026】(実施の形態2)図6は、この発明にかか
る第2の実施の形態であるガスタービン燃焼器の要部を
示す側面断面図である。同図において、上記従来ならび
に実施の形態1にかかるガスタービン燃焼器100と同
一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。ガスタービン燃焼器100は、その尾筒120の出
口部122をタービンの燃焼通路210に位置してい
る。タービン燃焼通路210は、タービン1段静翼22
0を支持する内側シュラウド230と外側シュラウド2
40とによって形成されている。尾筒120の出口部1
22は、その開口部124の縁をこられのシュラウド2
30、240の間に挿入して設置されている。開口部1
24の外縁とシュラウド230,240の表面231と
の間には、冷却空気400が吹き出される隙間13が確
保されている。この隙間13は、開口部124外縁の外
周に一様に形成されている。
【0027】また、尾筒120出口部122の外周に
は、シール支持部123が設置されている。尾筒120
出口部122と燃焼通路210とは、このシール支持部
123とシュラウド230、240とに渡して設置され
たシール部材125により封止されている。このシール
部材125は、尾筒120出口部122の外周と略相似
形状を有する筒状部14を有する。シール部材125
は、この筒状部14の内周面を尾筒120出口部122
の外周面に対向させつつ、尾筒120の出口部122に
嵌め合わされている。筒状部14の内周面と尾筒120
の外周面とが対向して形成する空間9は、冷却空気40
0が尾筒120出口部122の外周面において対流冷却
を行う空気通路9となる。
【0028】シール支持部123の上流側には、空気室
1が形成されている。この空気室1は、尾筒120の外
周面と、シール支持部123の上流側側面2と、壁3
と、インピンジ環4とによって形成されている。空気室
1と空気通路9とは、シール支持部123が尾筒120
との溶接面に有するスリット12によって、相互に連通
している。また、インピンジ環4は、冷却空気400を
噴出する多数のインピンジ孔6を有しており、その面を
尾筒120の外周面と対向させて設置されている。
【0029】この実施の形態2において、圧縮機で圧縮
された冷却空気400は、尾筒120外部と燃焼通路2
10との圧力差によって、インピンジ孔6から空気室1
内に噴出し、尾筒120出口部122の外周面に衝突す
る。これにより、出口部122はインピンジ冷却され
る。また、インピンジ冷却後の冷却空気400は、空気
室1内に溜まり、シール支持部123のスリット12を
通って、空気通路9に流入する。そして、冷却空気40
0は、空気通路9を尾筒120出口部122の外周面に
沿って流れ、この出口部122を対流冷却する。このと
きシール部材125は、この冷却空気400を導く空気
通路9の壁面として作用する。さらに、対流冷却後の冷
却空気400は、尾筒120開口部124の外縁とシュ
ラウド230、240との隙間13から、シュラウド2
30、240の表面に沿って吹き出される(図7参
照)。これにより、シュラウド230、240表面に
は、冷却空気400の膜が形成され、尾筒120開口部
124から吹き出される高温の燃焼ガス300からシュ
ラウド230、240を保護する。
【0030】この実施の形態2によれば、尾筒120の
出口部122は、上記のインピンジ冷却および対流冷却
によって冷却されるので、その焼損や熱変形が抑制され
る。また、タービン1段静翼220の内側シュラウド2
30および外側シュラウド240は、隙間13から吹き
出される冷却空気400によってフィルム冷却されるの
で、その焼損が抑制される。また、インピンジ冷却後の
冷却空気400は、空気室1を経て対流冷却に用いられ
るので、少量の冷却空気400によって効率的に尾筒1
20出口部122を冷却することができる。また、出口
部124を冷却した冷却空気400は、さらに内側シュ
ラウド230および外側シュラウド240の冷却に用い
られるので、冷却空気400が効率的に活用され、少な
い流量で効果的に冷却を行うことができる。
【0031】(変形例)図8は、実施の形態2に記載し
たガスタービン燃焼器100の変形例を示す側面断面図
である。同図において、上記実施の形態2に記載したガ
スタービン燃焼器100と同一の構成要素には同一の符
号を付し、その説明を省略する。この構成では、実施の
形態2のガスタービン燃焼器100が有するインピンジ
環4、空気室1、スリット12は、設けられていない。
また、この構成において、尾筒120出口部122とタ
ービン燃焼通路210とを封止するシール部材125
は、その筒状部14に、多数のインピンジ孔6を有する
(図9参照)。インピンジ孔6は、シール部材125の
筒状部14全周に一様に形成されており、その噴出方向
を尾筒120出口部122の外周面に向けている。
【0032】この構成において、圧縮機で圧縮された冷
却空気400は、シール部材125のインピンジ孔6か
ら尾筒120出口部122の外周面に噴出して衝突し、
出口部122をインピンジ冷却する。そして、シール部
材125と尾筒120出口部122の外周面によって形
成される空気通路9を通って出口部122の外周面を対
流冷却する。さらに、対流冷却後の冷却空気400は、
尾筒120開口部124の外縁とシュラウド230、2
40との隙間から、シュラウド230、240の壁面に
沿って吹き出し、この壁面上に冷却空気400の膜を形
成する。これにより、タービンの内側シュラウド230
および外側シュラウド240は、フィルム冷却される。
【0033】この構成によれば、上記インピンジ冷却お
よび対流冷却によって尾筒120出口部122は冷却さ
れるので、その焼損や熱変形が抑止される。また、シー
ル部材125にインピンジ孔6を形成したので、尾筒1
20出口部122の中でもより熱変形が著しい開口部1
24付近を特に効果的に冷却することができる。また、
この構成において、インピンジ冷却後の冷却空気400
は、尾筒120出口部122の対流冷却に用いられ、さ
らにタービンのシュラウド230、240のフィルム冷
却に用いられるので、冷却空気400が効率的に活用さ
れ、少ない流量で効果的に冷却を行うことができる。ま
た、上記実施の形態1および2に記載した空気室1の形
成を要しないので、より簡素な構成で出口部122の冷
却を行うことができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明であるガ
スタービン燃焼器(請求項1)によれば、冷却空気は、
燃焼器出口の冷却にあたり、インピンジ冷却とフィルム
冷却の両方に用いられるので、少量の冷却空気であって
も効果的に冷却を行うことができ、燃焼器出口の焼損や
熱変形が有効に抑止することができる。
【0035】また、この発明であるガスタービン燃焼器
(請求項2)によれば、冷却空気は、燃焼器出口の冷却
にあたり、インピンジ冷却と対流冷却の両方に用いられ
るので、少量の冷却空気であっても効果的に冷却を行う
ことができ、燃焼器出口の焼損や熱変形が有効に抑止す
ることができる。
【0036】また、この発明であるガスタービン燃焼器
(請求項3)によれば、冷却空気は、フィルム冷却と対
流冷却とにより燃焼器出口の壁を両面から冷却するの
で、燃焼器出口は効果的に冷却され、その焼損や熱変形
が有効に抑止される。
【0037】また、この発明であるガスタービン燃焼器
(請求項4)によれば、燃焼器出口は、インピンジ冷却
とフィルム冷却と対流冷却とによって冷却されるので、
インピンジ冷却およびフィルム冷却のみによって冷却す
る場合と比較して、より効果的に燃焼器出口を冷却する
ことができる。また、この発明であるガスタービン燃焼
器(請求項5)によれば、燃焼器出口は、インピンジ冷
却されその焼損や熱変形が抑止される。
【0038】また、この発明であるガスタービン燃焼器
(請求項6)によれば、さらに対流冷却後の冷却空気
は、燃焼通路のフィルム冷却に用いられるので、少量の
冷却空気であっても効果的に冷却を行うことができ、燃
焼器出口の焼損や熱変形が有効に抑止することができ
る。
【0039】また、この発明であるガスタービン燃焼器
(請求項7)によれば、空気室は、インピンジ冷却後の
冷却空気を溜めて、次の冷却ステップに用いる冷媒とし
て供給するので、少量の冷却空気を有効に活用すること
ができ、冷却効率を向上させることができる。
【0040】また、この発明であるガスタービン燃焼器
(請求項8)によれば、冷却空気は、燃焼器出口を対流
冷却した後、その開口部外縁から燃焼通路に吹き出す。
したがって、冷却空気は、燃焼器出口の冷却と併せて、
開口部外縁付近の焼損やタービン1段静翼の冷却にも用
いることができ、冷媒の効率的な利用が可能となる。
【0041】また、この発明であるガスタービン燃焼器
(請求項9)によれば、インピンジ孔は、燃焼器出口と
タービン燃焼通路とを封止するシール部材に形成されて
いるので、燃焼器出口の開口部付近の外周壁面に対して
インピンジ冷却することが可能となり、焼損の著しい開
口部付近を効果的に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる第1の実施の形態であるガス
タービン燃焼器を示す側面断面図である。
【図2】インピンジ環のインピンジ孔である。
【図3】尾筒のフィルム冷却孔である。
【図4】尾筒の開口部である。
【図5】図1に示したガスタービン燃焼器の変形例であ
る。
【図6】この発明にかかる第2の実施の形態であるガス
タービン燃焼器を示す側面断面図である。
【図7】図2に示した燃焼器開口部付近の拡大断面図で
ある。
【図8】図2に示したガスタービン燃焼器の変形例を示
す側面断面図である。
【図9】シール部材である。
【図10】従来のガスタービン燃焼器の全体構成図であ
る。
【図11】尾筒の斜視図である。
【図12】尾筒の出口部付近の拡大断面図である。
【図13】尾筒の開口部である。
【符号の説明】
1 空気室 4 インピンジ環 6 インピンジ孔 8 フィルム冷却孔 9 空気通路 12 スリット 13 隙間 14 シール部材の筒状部 15 被覆部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 洋一 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービンの燃焼通路に燃焼ガスを吹き出
    す燃焼器出口の外周に設けられると共に、圧縮機で圧縮
    された冷却空気を前記燃焼器出口の外周壁面に噴出して
    衝突させる複数のインピンジ孔を有するインピンジ冷却
    手段と、 前記燃焼器出口の壁に設けられると共に、前記インピン
    ジ冷却後の冷却空気を前記燃焼器出口の内部に取り込ん
    で吹き出し、前記燃焼器出口の内周壁面上に冷却空気の
    膜を形成する複数のフィルム冷却孔を有するフィルム冷
    却手段と、を含むことを特徴とするガスタービン燃焼
    器。
  2. 【請求項2】 タービンの燃焼通路に燃焼ガスを吹き出
    す燃焼器出口の外周に設けられると共に、圧縮機で圧縮
    された冷却空気を前記燃焼器出口の外周壁面に噴出して
    衝突させる複数のインピンジ孔を有するインピンジ冷却
    手段と、 前記燃焼器出口の外周に形成されると共に、前記インピ
    ンジ冷却後の冷却空気を前記燃焼器出口の外周壁面に沿
    って流して対流冷却を行う対流冷却手段と、を含むこと
    を特徴とするガスタービン燃焼器。
  3. 【請求項3】 タービンの燃焼通路に燃焼ガスを吹き出
    す燃焼器出口の外周に形成されると共に、圧縮機で圧縮
    された冷却空気を前記燃焼器出口の外周壁面に沿って流
    して対流冷却を行う対流冷却手段と、 前記燃焼器出口の壁に設けられると共に、前記燃焼器出
    口の外周壁面に沿って流れる冷却空気を前記燃焼器出口
    の内部に取り込んで吹き出し、前記燃焼器出口の内周壁
    面上に冷却空気の膜を形成する複数のフィルム冷却孔を
    有するフィルム冷却手段と、を含むことを特徴とするガ
    スタービン燃焼器。
  4. 【請求項4】 さらに、前記燃焼器出口の外周に形成さ
    れると共に、前記インピンジ冷却後の冷却空気を前記燃
    焼器出口の外周壁面に沿って流して対流冷却を行う対流
    冷却手段を含むことを特徴とする請求項1に記載のガス
    タービン燃焼器。
  5. 【請求項5】 前記インピンジ冷却手段は、前記燃焼器
    出口の外周に設置されると共に、前記インピンジ孔を有
    するインピンジ部材であることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか一つに記載のガスタービン燃焼器。
  6. 【請求項6】 さらに、前記インピンジ冷却後の空気ま
    たは前記対流冷却後の空気を、前記燃焼器出口の開口部
    外縁に形成した隙間から前記燃焼通路の内壁に沿って吹
    き出し、この内壁の表面に冷却空気の膜を形成し得る空
    気膜形成手段を有することを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか一つに記載のガスタービン燃焼器。
  7. 【請求項7】 前記燃焼器出口の外周には、前記インピ
    ンジ孔から噴出して前記外周壁面に衝突した冷却空気を
    溜めると共に、この溜めた冷却空気を前記フィルム冷却
    孔もしくは前記冷却空気流路に供給する空気室を設けた
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の
    ガスタービン燃焼器。
  8. 【請求項8】 前記対流冷却手段は、前記燃焼器出口の
    外周を覆って設置されると共に、前記燃焼器出口の開口
    部外縁に隙間を形成しつつ前記燃焼器出口の外周面上に
    前記冷却空気の通路を形成する被覆部材であることを特
    徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のガスター
    ビン燃焼器。
  9. 【請求項9】 さらに、前記冷却空気を前記燃焼器出口
    の開口部付近の外周壁面に噴出して衝突させる複数のイ
    ンピンジ孔を有し、且つ、前記燃焼器出口の外周を覆い
    つつ前記燃焼器出口から前記燃焼通路の入口に渡して設
    置されると共に前記燃焼通路と前記燃焼器出口との隙間
    を封止するシール部材を、含むことを特徴とする請求項
    1〜8のいずれか一つに記載のガスタービン燃焼器。
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