JP2003064562A - パイル布帛 - Google Patents

パイル布帛

Info

Publication number
JP2003064562A
JP2003064562A JP2001254353A JP2001254353A JP2003064562A JP 2003064562 A JP2003064562 A JP 2003064562A JP 2001254353 A JP2001254353 A JP 2001254353A JP 2001254353 A JP2001254353 A JP 2001254353A JP 2003064562 A JP2003064562 A JP 2003064562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
pile fabric
short fibers
softness
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001254353A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Takehara
勝己 竹原
Masao Yokoyama
正雄 横山
Shigeyoshi Kamata
繁儀 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2001254353A priority Critical patent/JP2003064562A/ja
Publication of JP2003064562A publication Critical patent/JP2003064562A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Knitting Of Fabric (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ソフト性向上、カード通過性、更には発色性、
耐光性に優れたパイル布帛特に、車両用パイル布帛とし
て好ましく用いられ得るパイル布帛を提供すること。 【解決手段】主としてプロピレンテレフタレート単位よ
りなるポリエステル成分が繊維表面の少なくとも一部に
露出してなる短繊維を少なくともパイル糸に用いてなる
パイル布帛。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイル布帛に関す
る。更に詳しくは、ソフト性触感、カード通過性などに
優れ、かつ発色性、耐光性に優れたパイル布帛に関する
ものであり、特に車両用パイル布帛として好適に用いら
れるパイル布帛に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、輸送用車両のカーシート表皮
材、ドア内装材などの車両内装材にはトリコットの起毛
によるもの、ダブルラッセル編やモケット織によるパイ
ルが広く用いられているが、これらの多くはナイロンや
ポリエステルといった合成繊維が用いられてきた。特
に、ポリエチレンテレフタレートを中心とするポリエス
テルは、その優れた機械的特性や耐光性が認められてお
り、その使用量が増加してきた。
【0003】また、近年は、消費者の高級化志向によ
り、さらにソフト性触感に優れた車両用内装材が好まれ
るようになってきた。ソフト性触感を得るために、ヤン
グ率の低いナイロンやポリブチレンテレフタレートを用
い検討されたが、これらは耐光性が悪く、黄変や退色と
いった問題が生じ実用されることはなかった。
【0004】一方、ポリエチレンテレフタレートを用い
た車両内装用パイル布帛は触感が硬く、そのため細繊度
化や扁平化などの方法でソフト化を図ってきた。しかし
ながら、細繊度化するとカード通過性が悪化する傾向に
あり、扁平異形化すると反射光が増加し白っぽい光がギ
ラついて見える、いわゆる「イヤビカリ」が発生する。
【0005】従って、従来技術では、ポリエチレンテレ
フタレートを用いた細繊度化と扁平化による車両内装用
パイル布帛は得られていたが、よりソフト性向上し、発
色性、耐光性いずれも満足したパイル布帛を提供するこ
とはできなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術では達成できなかった、ソフト性向上、カード
通過性、更には発色性、耐光性に優れたパイル布帛を提
供するものである。特に、車両用パイル布帛として好ま
しく用いられ得るパイル布帛を提供せんとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意検討した結果、主としてプロピレン
テレフタレート単位よりなるポリエステル成分が繊維表
面の少なくとも一部に露出してなる短繊維を用いたこと
を特徴とするパイル布帛により解決できることを見出し
た。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明でいうパイル布帛は、主としてプロ
ピレンテレフタレート単位よりなるポリエステル成分が
繊維表面の少なくとも一部に露出してなる短繊維を少な
くともパイル糸に用いることが必要である。該繊維を用
いて作製されたパイル布帛はソフト性を有し、かつ発色
性と耐光性に優れている。
【0010】通常、パイル布帛はパイル糸と地糸から構
成されているが、本発明のパイル布帛には該繊維をパイ
ル糸だけでなく地糸に用いても構わない。ただし、少な
くともパイル糸として構成されてなることで、所期の目
的が達成される。
【0011】また、パイル糸として紡績する際に本発明
の短繊維と他の合成繊維や天然繊維を混繊させて紡績糸
とし用いても構わない。
【0012】本発明の短繊維は、主としてプロピレンテ
レフタレート単位よりなるポリエステル成分が繊維表面
の少なくとも一部に露出してなることが必要である。
【0013】ここで、主としてプロピレンテレフタレー
ト単位よりなるポリエステル成分とは、テレフタル酸を
主たる酸成分とし、1,3−プロパンジオールを主たる
グリコール成分として得られるポリエステルである。た
だし、20モル%、より好ましくは10モル%以下の割
合でエステル結合の形成が可能な共重合成分を含むもの
であってもよい。共重合可能な成分として、例えば、イ
ソフタル酸、コハク酸、シクロヘキサンジカルボン酸、
アジピン酸、ダイマ酸、セバシン酸、5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸などのジカルボン酸類、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、ブタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、ポ
リエチレングリコールなどのジオール類を挙げることが
できるが、これらに限定されるものではない。また、必
要に応じて、艶消し剤となる二酸化チタン、滑剤として
のシリカやアルミナの微粒子、抗酸化剤としてヒンダー
ドフェノール誘導体、着色顔料などを添加してもよい。
【0014】更に、主としてプロピレンテレフタレート
単位よりなるポリエステル成分が繊維表面の一部に露出
することで、該繊維を用いて作製したパイル布帛にソフ
ト性を付与でき、かつ良好な発色性、耐光性を保持する
ことが可能となる。
【0015】このときの繊維表面に対して上記ポリマー
が露出している割合は10〜100%が好ましく、その
中でも繊維表面に40〜100%露出していることがよ
り好ましい。露出の割合が40%未満では、60%を超
える割合で露出した他の成分の影響で、ソフト性、発色
性、耐光性を良好に付与し難い傾向となるが、全く露出
していない場合を除き、これらの特性が向上する傾向に
ある。
【0016】本発明のパイル布帛に用いられる短繊維の
形態としては、ブレンド型、バイメタル型、芯鞘型(同
芯、偏芯、多芯など)等が用いられる。
【0017】パイル布帛を形成する繊維は、ポリプロピ
レンテレフタレート(以下、PPTと略記する)とポリ
エチレンテレフタレート(以下、PETと略記する)を
含有しブレンドされてなることが好ましい。
【0018】パイル布帛を形成する繊維はPPT単独で
も問題はない。しかし、PPT単独繊維は、伸長回復性
が極めて優れており、容易に伸長・回復するという利点
がある一方で、延伸後、けん縮付与、カット後、カード
で開繊しウエッブを得る際、けん縮が伸長しやすいた
め、通過性に劣る傾向にある。そのため、PETをブレ
ンドすることでけん縮の伸長が抑制され、容易にカード
を通過することが可能となり、より良好な特徴を発揮で
きる。
【0019】PPTとブレンドされてなる成分は、PP
Tと接着性が良好で製糸性が安定している繊維形成性ポ
リエステルであれば、特に限定されるものではないが、
力学的特性、化学的特性および原料価格を考慮すると、
PETが好ましい。その際、第3成分として他の繊維形
成性ポリマーをブレンドさせても問題ない。
【0020】PETのブレンド比率は、10〜90%が
好ましく、その中でも30〜70%がより好ましい。
【0021】2種以上のポリエステルを混合する方法と
しては、2種以上のポリマを別々に溶融し、ミキサーで
混練する方法、2種以上のポリマをチップの状態で混合
し、溶融する方法、2種以上のポリマを別々に溶融し、
ミキサーで混練していったんマスターチップとした後で
紡糸する方法などが挙げられる。
【0022】パイル布帛を形成する繊維は、ポリプロピ
レンテレフタレートとポリブチレンテレフタレート(以
下、PBTと略記する)を含有しブレンドされてなるこ
とが好ましい。
【0023】パイル布帛を形成する繊維は、PPT単独
でも問題はないが、上記した通り、PPT単独繊維は、
伸長回復性が極めて優れており、容易に伸長・回復する
という利点がある。しかし、その一方でPPT単独繊維
を延伸後、けん縮付与、カット後、カードで開繊しウエ
ッブを得る際、けん縮が伸長しやすいため、通過性に劣
る傾向にある。そのため、PBTをブレンドすることで
けん縮の伸長が抑制され、容易にカードを通過すること
が可能となる。
【0024】PPTとブレンドされてなる成分は、PP
Tと接着性が良好で製糸性が安定している繊維形成性ポ
リエステルであれば、特に限定されるものではないが、
力学的特性、化学的特性および原料価格を考慮すると、
PBTが好ましい。その際、第3成分として他の繊維形
成性ポリマーをブレンドさせても問題ない。
【0025】PBTの複合比率は、10〜90%が好ま
しく、その中でも30〜70%がより好ましい。
【0026】本発明のパイル布帛に用いられる短繊維
は、主としてプロピレンテレフタレート単位よりなるポ
リエステル成分が繊維一部に露出してなる鞘成分と主と
してエチレンテレフタレート単位よりなるポリエステル
成分からなる芯成分による芯鞘型の複合短繊維であるこ
とが好ましい。
【0027】主としてプロピレンテレフタレート単位よ
りなるポリエステル成分が繊維表面の一部に露出するこ
とで、該繊維を用いて作製したパイル布帛にソフト性を
付与でき、かつ良好な発色性、耐光性を保持することが
可能となる。
【0028】本発明における短繊維の複合形態として
は、芯鞘型(同芯、偏芯、多芯など)等が用いられる。
【0029】芯成分として、主としてエチレンテレフタ
レート単位よりなるポリエステル成分を用いることで、
PPT単独繊維に比べ、カード通過時のけん縮の伸長に
よる工程通過性不良が抑制され、容易にカードを通過す
ることが可能となる。
【0030】また、そのときの芯成分の複合比率は10
〜90%が好ましく、更に好ましくは30〜70%であ
る。
【0031】本発明のパイル布帛に用いられる短繊維
は、主としてプロピレンテレフタレート単位よりなるポ
リエステル成分が繊維表面の少なくとも一部に露出して
なる鞘成分と主としてブチレンテレフタレート単位より
なるポリエステル成分からなる芯成分による芯鞘型の複
合短繊維であることが好ましい。
【0032】主としてプロピレンテレフタレート単位よ
りなるポリエステル成分が繊維表面の一部に露出するこ
とで、該繊維を用いて作製したパイル布帛にソフト性を
付与でき、かつ良好な発色性、耐光性を保持することが
可能となる。
【0033】本発明における短繊維の形態としては、芯
鞘型(同芯、偏芯、多芯など)が用いられる。
【0034】芯成分として、主としてブチレンテレフタ
レート単位よりなるポリエステル成分を用いることで、
PPT単独繊維に比べ、カード通過時のけん縮の伸長に
よる工程通過性不良が抑制され、容易にカードを通過す
ることが可能となる。
【0035】また、そのときの芯成分の複合比率は10
〜90%が好ましく、更に好ましくは30〜70%であ
る。
【0036】本発明のパイル布帛に用いる短繊維は紡糸
後、次いで延伸、捲縮を付与して、更に所望の繊維長に
切断し原綿として得ることができる。
【0037】該原綿を紡績糸とした後、カットパイル布
帛を次のような工程を得て形成するに至る。紡績糸をソ
フト巻き返し、染色後、単糸もしくは合撚糸となしパイ
ル糸とする。該パイル糸をダブルラッセル編成、あるい
はモケット製織後センターカットしてパイル布帛にとせ
しめる。この状態におけるパイル布帛は無地生機と称
す。更に、パイル無地生機にプリント捺染することも容
易に展開できるものである。
【0038】また、染色工程をパイル布帛形成後に、分
散染料などで染色して得ることもできる。
【0039】更に、カットせずループパイル布帛として
得ることもできる。
【0040】本発明のパイル布帛は、特にソフト性、発
色性、耐光堅牢性を要求される車両用パイル布帛として
用いられることが好ましい。
【0041】本発明のパイル布帛に用いる短繊維の単繊
維繊度は1.5〜6.0dtexであることが好まし
い。通常、パイル布帛に用いられる短繊維の単繊維繊度
はソフト性保持の観点から細繊度化傾向にあり、単繊維
繊度が1.5〜3.5dtex程度が一般的である。し
かし、本発明の短繊維を用いれば、単繊維繊度が3.5
dtexを超え6.0dtexレベルまで太繊度化して
も通常レベルのソフト性が保持される。また、通常の単
繊維繊度が1.5〜3.5dtexの範囲内において
は、これまでのパイル布帛を遙かに凌ぐソフト性を有し
た布帛が得られる。更に繊維長は30〜100mmであ
ればよい。
【0042】短繊維の断面形状は、特に限定されず、
丸、三角、四角〜八葉などの多葉断面、Y、H、扁平型
などの異形断面、多葉扁平断面などいずれの断面形状も
用いることができ特に限定されない。その中でも特に丸
断面であることが好ましい。
【0043】通常、パイル布帛はソフト性向上を目的と
して、扁平断面とすることが多い。
【0044】しかし、単に扁平化するだけでは反射光が
増加し白っぽい光がギラついて見える、いわゆる「イヤ
ビカリ」が発生する。「イヤビカリ」を抑制するため、
扁平の表面を異形化させたり、粒子を多量添加する方法
が検討されてきた。
【0045】しかしながら、扁平異形断面を得るために
は用いる口金が高価であり、更に使用年数により口金吐
出形状にダレが生じ、所期の異形度を保持できなくなる
といったトラブルが生じる。粒子を多量に添加すると、
紡糸・延伸時にガイドでの擦過が生じ糸切れトラブルが
多発する傾向にある。
【0046】一方、本発明の短繊維を用いた場合、扁平
もしくは扁平異形断面とすれば従来のパイル布帛を超え
る高レベルのソフト性を付与でき好適である。また、丸
断面においても従来の扁平断面繊維のパイル布帛と同等
レベルのソフト性が保持でき、上記のようなトラブルを
回避することが可能である。
【0047】これまでも、丸断面の短繊維でパイル布帛
を作製してきた経緯はあるが、それらは単繊維繊度が
2.0dtex以下の細繊度化が必須であった。しか
し、本発明のパイル布帛では丸断面においても2.0d
texを超える単繊維繊度で用いても十分なソフト性を
保持することができる。
【0048】本発明のパイル布帛は、カーペット・カー
テンなどの室内インテリア用途をはじめ、乗用車、トラ
ック、バス、鉄道、船舶、航空機等の輸送用車両・室内
等の内装に用いる部材の少なくとも一部に効果的に用い
ることができ、特に、カーシート表皮材、ドア内装材等
に好ましく用いられるものである。
【0049】
【実施例】なお、本発明で定義する各特性値は、以下の
方法で求めた。 (1)固有粘度[η]:オルソクロロフェノールを溶媒
として用い、25℃で測定した溶液粘度から求めた。 (2)カード通過性の評価:室内温度30℃、相対湿度
60%とし、カード機に2g/m〜10g/mの原綿を
投入しつつ、ローラー通過時のシリンダーローラーの巻
き付き、ネップの発生を観察し、以下のように評価し
た。
【0050】 ◎:非常に良好、 ○:良好、 △:やや悪い、
×:非常に悪い (3)ソフト性:10人のパネラーが手で押したときの
風合い(ソフト性)をランクづけで、非常に良好(10
点)、良好(8点)、普通(5点)、不良(0点)とし
て評価し、その平均点が8点を越える場合をクッション
材の風合いとして非常に良好◎とし、7点以上8点以下
を良好○、4点以上〜7点未満を普通△、4点未満を不
良×として評価した。 (4)耐光堅牢度:JASO(日本自動車技術会)M3
46−93規定のキセノンウェザーメーター(SC75
0−WAP(スガ試験器(株)社製))を用い、厚み1
0mm、比重0.02±0.005のウレタンフォーム
裏打ちを行い、以下の(A)+(B)の処理を1サイク
ルとし、38サイクルの光照射をした後、JIS L0
804規定の変褪色用グレースケールで等級を判定し、
3級以上を合格とした。 (A)放射照度150W/m2 、ブラックパネル73
℃、湿度50%RH、3.8時間照射。 (B)放射照度0W/m2 、ブラックパネル38℃、湿
度95%RH、1時間照射。 実施例1 固有粘度[η]が0.89のPPTを用い、通常の紡糸
機により紡糸温度260℃で扁平断面形状の紡糸口金を
用いて、1500m/minの速度で紡糸を行った。こ
の未延伸糸を液浴で延伸後、押し込み方式による機械け
ん縮を付与、切断し、単繊維繊度3.3dtex、繊維
長51mm、扁平度2.0、捲縮度15%の扁平断面形
状を有する短繊維を得た。該短繊維を紡績糸とした後、
ダブルラッセル編し、カットした後、分散染料で染色
し、車両内装用パイル布帛を得た。
【0051】得られた短繊維のカード通過性および車両
用パイル布帛のソフト性評価、耐光堅牢度結果を表1に
示した。
【0052】得られたパイル布帛は、ソフト性に非常に
優れておりこれまでにないレベルを有していた。さらに
耐光堅牢度も問題ないレベルであった。 実施例2 固有粘度[η]が0.89のPPTと固有粘度[η]が
0.65のPETを90/10の重量比率で溶融混合し
たポリマ流を通常の紡糸機により紡糸温度290℃で扁
平断面形状の紡糸口金を用いて、1500m/minの
速度で紡糸を行った。この未延伸糸を液浴で延伸後、押
し込み方式による機械けん縮を付与、切断し、単繊維繊
度3.3dtex、繊維長51mm、扁平度2.0、捲
縮度15%の扁平断面形状を有する短繊維を得た。該短
繊維を紡績糸とした後、ダブルラッセル編し、カットし
た後、分散染料で染色し、車両内装用パイル布帛を得
た。
【0053】得られた短繊維のカード通過性および車両
内装用パイル布帛のソフト性評価、耐光堅牢度結果を表
1に示した。
【0054】得られた短繊維はカード通過性に優れてい
た。また、パイル布帛はソフト性に非常に優れており、
耐光堅牢度も問題ないレベルであった。 実施例3〜6 PPTとPETとのブレンド比率を表1のように変更し
た以外は実施例2の方法で紡糸、延伸、けん縮付与、カ
ットを行い短繊維を得、車両内装用パイル布帛を作製し
た。得られた短繊維のカード通過性および車両内装用パ
イル布帛のソフト性評価、耐光堅牢度結果を表1に示し
た。
【0055】得られた短繊維はカード通過性に優れてお
り、PETのブレンド比率を増すことで、カード通過性
が改善された。また、パイル布帛はソフト性に非常に優
れており、耐光堅牢度も問題ないレベルであった。 比較例1 固有粘度[η]が0.65のPETを用い、通常の紡糸
機により紡糸温度290℃で扁平断面形状の紡糸口金を
用いて、1500m/minの速度で紡糸を行った。こ
の未延伸糸を液浴で延伸後、押し込み方式による機械け
ん縮を付与、切断し、単繊維繊度3.3dtex、繊維
長51mm、扁平度2.0、捲縮度15%の扁平断面形
状を有する短繊維を得た。該短繊維を紡績糸とした後、
ダブルラッセル編し、カットした後、分散染料で染色
し、車両内装用パイル布帛を得た。
【0056】得られた短繊維のカード通過性および車両
内装用パイル布帛のソフト性評価、耐光堅牢度結果を表
1に示した。
【0057】得られた短繊維はカード通過性に優れてお
り、耐光堅牢度も問題ないレベルであった。しかし、パ
イル布帛のソフト性がやや低いレベルにあり硬く感じ
た。 実施例7 固有粘度[η]が0.89のPPTと固有粘度[η]が
0.70のPBTを90/10の重量比率で溶融混合し
たポリマ流を通常の紡糸機により紡糸温度260℃で扁
平断面形状の紡糸口金を用いて、1500m/minの
速度で紡糸を行った。この未延伸糸を液浴で延伸後、押
し込み方式による機械けん縮を付与、切断し、単繊維繊
度3.3dtex、繊維長51mm、扁平度2.0、捲
縮度15%の扁平断面形状を有する短繊維を得た。
【0058】該短繊維を紡績糸とした後、ダブルラッセ
ル編し、カットした後、分散染料で染色し、車両内装用
パイル布帛を得た。
【0059】得られた短繊維のカード通過性および車両
内装用パイル布帛のソフト性評価、耐光堅牢度の評価結
果を表1に示した。
【0060】得られた短繊維はカード通過性に優れてお
り、パイル布帛はソフト性に非常に優れており、耐光堅
牢度も問題ないレベルであった。 実施例8〜11 PPTとPBTとのブレンド比率を表1のように変更し
た以外は実施例7の方法で紡糸、延伸、けん縮付与、カ
ットを行い短繊維を得、車両内装用パイル布帛を作製し
た。得られた短繊維のカード通過性および車両内装用パ
イル布帛のソフト性の評価結果を表1、2に示した。
【0061】得られた短繊維はカード通過性に優れてお
り、PBTのブレンド比率を増すことで、カード通過性
が改善されが、耐光堅牢度はやや低下する傾向にあっ
た。また、パイル布帛はソフト性に非常に優れていた。 実施例12〜16 PPTとPETのブレンド比率を50/50とし、表2
のように単繊維繊度を変更した以外は実施例2の方法で
紡糸、延伸、けん縮付与、カットを行い短繊維を得、車
両内装用パイル布帛を作製した。得られた短繊維のカー
ド通過性および車両内装用パイル布帛のソフト性の評価
結果を表2に示した。
【0062】単繊維繊度が1.2dtexではカード通
過性がやや劣ったが、得られたパイル布帛のソフト性は
非常に優れていた。単繊維繊度が6.5dtexではソ
フト性がやや低下する傾向にあった。単繊維繊度が1.
7〜6.0dtexでは、カード通過性およびソフト性
ともに非常に優れていた。耐光堅牢度はどの範囲でも問
題のないレベルであった。 実施例17〜21 PPTとPBTのブレンド比率を50/50とし、単繊
維繊度を表2のように変更した以外は実施例7の方法で
紡糸、延伸、けん縮付与、カットを行い短繊維を得、車
両内装用パイル布帛を作製した。得られた短繊維のカー
ド通過性および車両内装用パイル布帛のソフト性の評価
結果を表2に示した。単繊維繊度が1.2dtexでは
カード通過性がやや劣ったが、得られたパイル布帛のソ
フト性は非常に優れていた。単繊維繊度が6.5dte
xではソフト性がやや低下する傾向にあった。
【0063】単繊維繊度が1.7〜6.0dtexで
は、カード通過性およびソフト性ともに非常に優れてい
た。耐光堅牢度はどの範囲でも問題のないレベルであっ
た。 実施例22〜25 PPTとPETのブレンド比率を50/50とし、単繊
維繊度を表3のように変更し、断面形状を丸断面とした
以外は実施例2の方法で紡糸、延伸、けん縮付与、カッ
トを行い短繊維を得、車両内装用パイル布帛を作製し
た。得られた短繊維のカード通過性および車両内装用パ
イル布帛のソフト性の評価結果を表3に示した。
【0064】いずれの範囲内においてもカード通過性お
よびソフト性ともに非常に優れており、耐光堅牢度もど
の範囲でも問題のないレベルであった。 実施例26〜29 PPTとPBTのブレンド比率を50/50とし、単繊
維繊度を表3のように変更し、断面形状を丸断面とした
以外は実施例7の方法で紡糸、延伸、けん縮付与、カッ
トを行い短繊維を得、車両内装用パイル布帛を作製し
た。得られた短繊維のカード通過性および車両内装用パ
イル布帛のソフト性の評価結果を表3に示した。
【0065】いずれの範囲内においてもカード通過性お
よびソフト性ともに非常に優れており、耐光堅牢度もど
の範囲でも問題のないレベルであった。 比較例2〜4 PET比率を100とし、単繊維繊度を表3のように変
更し、断面形状を丸断面とした以外は比較例1の方法で
紡糸、延伸、けん縮付与、カットを行い短繊維を得、車
両内装用パイル布帛を作製した。得られた短繊維のカー
ド通過性および車両内装用パイル布帛のソフト性の評価
結果を表3に示した。
【0066】カード通過性および耐光堅牢度は問題ない
が、得られたパイル布帛は非常に硬く、ソフト性が感じ
られないレベルであった。 実施例30 通常の紡糸機により、固有粘度[η]が0.89のPP
Tを鞘成分として用い、固有粘度[η]が0.65のP
ETを芯成分として用い、紡糸温度290℃で芯鞘タイ
プの紡糸口金を用いて、芯鞘比率50/50で吐出して
1500m/minの速度で紡糸を行った。この未延伸
糸を液浴で延伸後、押し込み方式による機械けん縮を付
与、切断し、単繊維繊度3.3dtex、繊維長51m
m、捲縮度15%の丸断面形状を有する短繊維を得た。
該短繊維を紡績糸とした後、ダブルラッセル編し、カッ
トした後、分散染料で染色し、車両内装用パイル布帛を
得た。
【0067】得られた短繊維のカード通過性および車両
内装用パイル布帛のソフト性評価結果を表4に示した。
カード通過性およびソフト性ともに非常に優れており、
耐光堅牢度も問題のないレベルであった。 実施例31 通常の紡糸機により、固有粘度[η]が0.89のPP
Tと固有粘度[η]が0.65のPETを70/30の
重量比率で溶融混合したポリマを鞘成分として用い、固
有粘度[η]が0.65のPETを芯成分として用い、
紡糸温度290℃で芯鞘タイプの紡糸口金を用いて、芯
鞘比率50/50で吐出して1500m/minの速度
で紡糸を行った。この未延伸糸を液浴で延伸後、押し込
み方式による機械けん縮を付与、切断し、単繊維繊度
3.3dtex、繊維長51mm、捲縮度15%の丸断
面形状を有する短繊維を得た。該短繊維を紡績糸とした
後、ダブルラッセル編し、カットした後、分散染料で染
色し、車両内装用パイル布帛を得た。
【0068】得られた短繊維のカード通過性および車両
内装用パイル布帛のソフト性の評価結果を表4に示し
た。カード通過性およびソフト性ともに非常に優れてお
り、耐光堅牢度も問題のないレベルであった。 実施例32、33 PPTとPETのブレンド比率を表4のように変更した
以外は実施例31の方法で紡糸、延伸、けん縮付与、カ
ットを行い短繊維を得、車両内装用パイル布帛を作製し
た。得られた短繊維のカード通過性および車両内装用パ
イル布帛のソフト性の評価結果を表4に示した。いずれ
の範囲内においてもカード通過性およびソフト性ともに
非常に優れており、耐光堅牢度もどちらの範囲でも問題
のないレベルであった。 実施例34 通常の紡糸機により、固有粘度[η]が0.89のPP
Tを鞘成分として用い、固有粘度[η]が0.70のP
BTを芯成分として用い、紡糸温度260℃で芯鞘タイ
プの紡糸口金を用いて、芯鞘比率50/50で吐出して
1500m/minの速度で紡糸を行った。
【0069】この未延伸糸を液浴で延伸後、押し込み方
式による機械けん縮を付与、切断し、単繊維繊度3.3
dtex、繊維長51mm、捲縮度15%の丸断面形状
を有する短繊維を得た。該短繊維を紡績糸とした後、ダ
ブルラッセル編し、カットした後、分散染料で染色し、
車両内装用パイル布帛を得た。
【0070】得られた短繊維のカード通過性および車両
内装用パイル布帛のソフト性の評価結果を表4に示し
た。カード通過性およびソフト性ともに非常に優れてお
り、耐光堅牢度も問題のないレベルであった。 実施例35 通常の紡糸機により、固有粘度[η]が0.89のPP
Tと固有粘度[η]が0.65のPETを70/30の
重量比率で溶融混合したポリマを鞘成分として用い、固
有粘度[η]が0.70のPBTを芯成分として用い、
紡糸温度290℃で芯鞘タイプの紡糸口金を用いて、芯
鞘比率50/50で吐出して1500m/minの速度
で紡糸を行った。この未延伸糸を液浴で延伸後、押し込
み方式による機械けん縮を付与、切断し、単繊維繊度
3.3dtex、繊維長51mm、捲縮度15%の丸断
面形状を有する短繊維を得た。該短繊維を紡績糸とした
後、ダブルラッセル編し、カットした後、分散染料で染
色し、車両内装用パイル布帛を得た。
【0071】得られた短繊維のカード通過性および車両
内装用パイル布帛のソフト性の評価結果を表4に示し
た。カード通過性およびソフト性ともに非常に優れてお
り、耐光堅牢度も問題のないレベルであった。 実施例36、37 PPTとPETのブレンド比率を表4のように変更した
以外は実施例35の方法で紡糸、延伸、けん縮付与、カ
ットを行い短繊維を得、車両内装用パイル布帛を作製し
た。得られた短繊維のカード通過性および車両内装用パ
イル布帛のソフト性の評価結果を表4に示した。いずれ
の範囲内においてもカード通過性およびソフト性ともに
非常に優れており、耐光堅牢度もどちらの範囲において
も問題のないレベルであった。 実施例38 通常の紡糸機により、固有粘度[η]が0.89のPP
Tと固有粘度[η]が0.70のPBTを90/10の
重量比率で溶融混合したポリマを鞘成分として用い、固
有粘度[η]が0.65のPETを芯成分として用い、
紡糸温度290℃で芯鞘タイプの紡糸口金を用いて、芯
鞘比率50/50で吐出して1500m/minの速度
で紡糸を行った。
【0072】この未延伸糸を液浴で延伸後、押し込み方
式による機械けん縮を付与、切断し、単繊維繊度3.3
dtex、繊維長51mm、捲縮度15%の丸断面形状
を有する短繊維を得た。該短繊維を紡績糸とした後、ダ
ブルラッセル編し、カットした後、分散染料で染色し、
車両内装用パイル布帛を得た。
【0073】得られた短繊維のカード通過性および車両
内装用パイル布帛のソフト性の評価結果を表4に示し
た。カード通過性およびソフト性ともに非常に優れてお
り、耐光堅牢度も問題のないレベルであった。 実施例39〜41 PPTとPBTのブレンド比率を表4、5のように変更
した以外は実施例38の方法で紡糸、延伸、けん縮付
与、カットを行い短繊維を得、車両内装用パイル布帛を
作製した。得られた短繊維のカード通過性および車両内
装用パイル布帛のソフト性の評価結果を表4、5に示し
た。いずれの範囲内においてもカード通過性およびソフ
ト性ともに非常に優れており、耐光堅牢度もどの範囲で
も問題のないレベルであった。 実施例42 通常の紡糸機により、固有粘度[η]が0.89のPP
Tと固有粘度[η]が0.70のPBTを90/10の
重量比率で溶融混合したポリマを鞘成分として用い、固
有粘度[η]が0.70のPBTを芯成分として用い、
紡糸温度260℃で芯鞘タイプの紡糸口金を用いて、芯
鞘比率50/50で吐出して1500m/minの速度
で紡糸を行った。この未延伸糸を液浴で延伸後、押し込
み方式による機械けん縮を付与、切断し、単繊維繊度
3.3dtex、繊維長51mm、捲縮度15%の丸断
面形状を有する短繊維を得た。該短繊維を紡績糸とした
後、ダブルラッセル編し、カットした後、分散染料で染
色し、車両内装用パイル布帛を得た。
【0074】得られた短繊維のカード通過性および車両
内装用パイル布帛のソフト性の評価結果を表5に示し
た。カード通過性およびソフト性ともに非常に優れてお
り、耐光堅牢度も問題のないレベルであった。 実施例43〜45 PPTとPBTのブレンド比率を表5のように変更した
以外は実施例42の方法で紡糸、延伸、けん縮付与、カ
ットを行い短繊維を得、車両内装用パイル布帛を作製し
た。
【0075】得られた短繊維のカード通過性および車両
内装用パイル布帛のソフト性の評価結果を表5に示し
た。いずれの範囲内においてもカード通過性およびソフ
ト性ともに非常に優れており、耐光堅牢度もどの範囲で
も問題のないレベルであった。 実施例46、47 芯鞘比率を表5のように変更した以外は実施例32と同
様にして紡糸、延伸、けん縮付与、カットを行い短繊維
を得、車両内装用パイル布帛を作製した。得られた短繊
維のカード通過性および車両内装用パイル布帛のソフト
性の評価結果を表5に示した。いずれの範囲内において
もカード通過性およびソフト性ともに非常に優れてお
り、耐光堅牢度もどちらの範囲でも問題のないレベルで
あった。 実施例48、49 芯鞘比率を表5のように変更した以外は実施例36と同
様にして紡糸、延伸、けん縮付与、カットを行い短繊維
を得、車両内装用パイル布帛を作製した。得られた短繊
維のカード通過性および車両内装用パイル布帛のソフト
性の評価結果を表5に示した。いずれの範囲内において
もカード通過性およびソフト性ともに非常に優れてお
り、耐光堅牢度もどちらの範囲でも問題のないレベルで
あった。 実施例50〜52 単繊維繊度を表5、6のように変更した以外は実施例3
2と同様にして紡糸、延伸、けん縮付与、カットを行い
短繊維を得て車両内装用パイル布帛を作製した。得られ
た短繊維のカード通過性および車両内装用パイル布帛の
ソフト性の評価結果を表5、6に示した。いずれの範囲
内においてもカード通過性およびソフト性ともに非常に
優れており、耐光堅牢度もどちらの範囲でも問題のない
レベルであった。 実施例53〜55 単繊維繊度を表6のように変更した以外は実施例36と
同様にして紡糸、延伸、けん縮付与、カットを行い短繊
維を得、車両内装用パイル布帛を作製した。得られた短
繊維のカード通過性および車両内装用パイル布帛のソフ
ト性の評価結果を表6に示した。いずれの範囲内におい
てもカード通過性およびソフト性ともに非常に優れてお
り、耐光堅牢度もどちらの範囲でも問題のないレベルで
あった。
【0076】以上の結果から、本発明で規定する短繊維
を用いた車両内装用パイル布帛は、ソフト性、耐光堅牢
度ともに優れていることがわかる。
【0077】一方、本発明で特定した以外の短繊維を用
いた車両内装用パイル布帛はソフト性、耐光堅牢度の双
方を満足できていないことがわかる。
【0078】
【表1】
【0079】
【表2】
【0080】
【表3】
【0081】
【表4】
【0082】
【表5】
【0083】
【表6】
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、ソフト性向上とカード
通過性、更に発色性、耐光性に優れたパイル布帛を提供
できる。特に車両用パイル布帛として用いることが好ま
しい。
フロントページの続き Fターム(参考) 4L002 AA07 AB01 AB02 AB05 CB01 CB03 DA01 DA02 EA00 FA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主としてプロピレンテレフタレート単位よ
    りなるポリエステル成分が繊維表面の一部に露出してな
    る短繊維を少なくともパイル糸に用いたことを特徴とす
    るパイル布帛。
  2. 【請求項2】ポリプロピレンテレフタレートとポリエチ
    レンテレフタレートを含有しブレンドされてなる短繊維
    を少なくともパイル糸に用いたことを特徴とする請求項
    1記載のパイル布帛。
  3. 【請求項3】ポリプロピレンテレフタレートとポリブチ
    レンテレフタレートを含有しブレンドされてなる短繊維
    を少なくともパイル糸に用いたことを特徴とする請求項
    1記載のパイル布帛。
  4. 【請求項4】主としてプロピレンテレフタレート単位よ
    りなるポリエステル成分が繊維表面の少なくとも一部に
    露出してなる鞘成分と主としてエチレンテレフタレート
    単位よりなるポリエステル成分からなる芯成分による芯
    鞘型の複合短繊維を少なくともパイル糸に用いたことを
    特徴とするパイル布帛。
  5. 【請求項5】主としてプロピレンテレフタレート単位よ
    りなるポリエステル成分が繊維表面の少なくとも一部に
    露出してなる鞘成分と主としてブチレンテレフタレート
    単位よりなるポリエステル成分からなる芯成分による芯
    鞘型の複合短繊維を少なくともパイル糸に用いたことを
    特徴とするパイル布帛。
  6. 【請求項6】パイルがカットパイルである請求項1〜5
    のいずれかに記載のパイル布帛。
  7. 【請求項7】パイルがループパイルである請求項1〜5
    のいずれかに記載のパイル布帛。
  8. 【請求項8】車両用に用いられることを特徴とする請求
    項1〜7のいずれかに記載のパイル布帛。
  9. 【請求項9】短繊維の単糸繊度が1.5〜6.0dte
    xであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
    載のパイル布帛。
  10. 【請求項10】短繊維の断面形状が、実質的に丸断面で
    あることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の
    パイル布帛。
JP2001254353A 2001-08-24 2001-08-24 パイル布帛 Pending JP2003064562A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001254353A JP2003064562A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 パイル布帛

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001254353A JP2003064562A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 パイル布帛

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003064562A true JP2003064562A (ja) 2003-03-05

Family

ID=19082528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001254353A Pending JP2003064562A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 パイル布帛

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003064562A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100453722C (zh) * 2006-10-29 2009-01-21 常熟市锦绣经纬编有限公司 涤纶纤维毯子的加工工艺
CN104372512A (zh) * 2014-11-04 2015-02-25 常熟神花针织有限公司 经编水貂绒织物的加工方法
CN106222871A (zh) * 2016-08-28 2016-12-14 浙江真爱毯业科技有限公司 一种Lyocell阻燃纤维拉舍尔毛毯的生产工艺

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100453722C (zh) * 2006-10-29 2009-01-21 常熟市锦绣经纬编有限公司 涤纶纤维毯子的加工工艺
CN104372512A (zh) * 2014-11-04 2015-02-25 常熟神花针织有限公司 经编水貂绒织物的加工方法
CN106222871A (zh) * 2016-08-28 2016-12-14 浙江真爱毯业科技有限公司 一种Lyocell阻燃纤维拉舍尔毛毯的生产工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1043428A1 (en) Fibers for electric flocking and electrically flocked article
TWI531694B (zh) 陽離子可染聚酯纖維及複合纖維
KR100510766B1 (ko) 해도형극세사
JP2003064562A (ja) パイル布帛
JP2000234217A (ja) 原着ポリエステル繊維
JP2004084119A (ja) ポリエステル短繊維およびそれを用いたパイル布帛
JP2005113279A (ja) パイル繊維およびパイル布帛
JP2009133053A (ja) 皮革様シート状物、それを用いた内装材、衣料用資材および工業用資材ならびに皮革様シート状物の製造方法
JPH05263316A (ja) 複合糸
JPH09291472A (ja) 太細を有するポリエステル繊維および織編物
JP2002129433A (ja) 高伸縮性ポリエステル系複合繊維
JP3742213B2 (ja) 皮革様シート状物
JP2009133052A (ja) 皮革様シート状物、それを用いた内装材、衣料用資材および工業用資材ならびに皮革様シート状物の製造方法
JP2007107152A (ja) 電気植毛繊維製品
JP2010018913A (ja) 植毛用パイルおよび植毛製品
JP3564861B2 (ja) ポリエステル繊維および異収縮混繊糸
JPH11222726A (ja) ポリエステル制電性繊維およびその織編物
JPH10266029A (ja) ポリエステル収縮差混繊糸
JPH11189971A (ja) 高発色性ポリエステル繊維
JP2001081640A (ja) 複合捲縮糸およびその製造方法ならびに布帛
JPH10158953A (ja) 立毛布帛
JPS63105143A (ja) 内装用パイル布帛
JP2001248019A (ja) ポリエステル繊維
JPH11181628A (ja) ポリエステル系制電性複合繊維
JPH07150468A (ja) ポリエステル繊維及びその製造方法