JP2003064454A - 耐食性希土類磁石及びその製造方法 - Google Patents

耐食性希土類磁石及びその製造方法

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JP2003064454A JP2002170855A JP2002170855A JP2003064454A JP 2003064454 A JP2003064454 A JP 2003064454A JP 2002170855 A JP2002170855 A JP 2002170855A JP 2002170855 A JP2002170855 A JP 2002170855A JP 2003064454 A JP2003064454 A JP 2003064454A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 R−T−M−B(RはYを含む希土類元
素の少なくとも一種、TはFe又はFe及びCo、Mは
Ti、Nb、Al、V、Mn、Sn、Ca、Mg、P
b、Sb、Zn、Si、Zr、Cr、Ni、Cu、G
a、Mo、W、Taから選ばれ、5重量%≦R≦40重
量%、50重量%≦T≦90重量%、0重量%≦M≦8
重量%、0.2重量%≦B≦8重量%)の希土類永久磁
石の表面に、Al、Mg、Ca、Zn、Si、Mn及び
これらの合金の中から選ばれるフレーク状微粉末とシリ
コーン樹脂とを含む処理液による処理膜を加熱すること
によって得られる複合皮膜を形成してなる耐食性希土類
磁石。 【効果】 本発明によれば、耐食性永久磁石を安価に提
供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、R−T−M−B
(RはYを含む希土類元素の少なくとも一種、TはFe
又はFe及びCo、MはTi、Nb、Al、V、Mn、
Sn、Ca、Mg、Pb、Sb、Zn、Si、Zr、C
r、Ni、Cu、Ga、Mo、W、Taから選ばれる少
なくとも一種の元素であって、各元素の含有量がそれぞ
れ5重量%≦R≦40重量%、50重量%≦T≦90重
量%、0重量%≦M≦8重量%、0.2重量%≦B≦8
重量%)で表記される希土類永久磁石の耐食性を向上さ
せた耐食性希土類磁石及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】希土類
永久磁石は、その優れた磁気特性のため、各種電気製品
やコンピュータの周辺機器等、幅広い分野で多用されて
おり、重要な電気、電子材料である。特に、Nd−Fe
−B系永久磁石は、Sm−Co系永久磁石に比べて主要
元素であるNdがSmより豊富に存在すること、Coを
多量に使用しないことから原材料費が安価であり、磁気
特性もSm−Co系永久磁石をはるかにしのぐ極めて優
れた永久磁石である。このため、近年ますますNd−F
e−B系永久磁石の使用量は増大し、用途も広がりつつ
ある。
【0003】しかし、Nd−Fe−B系永久磁石は、主
成分として希土類元素及び鉄を含有するため、湿度をお
びた空気中で短時間の内に容易に酸化するという欠点を
持っている。このため、磁気回路に組み込んだ場合に
は、これらの酸化により磁気回路の出力が低下したり、
錆が機器周辺を汚染する問題がある。
【0004】特に最近は、自動車用モータやエレベータ
用モータなどのモータ類にもNd−Fe−B系永久磁石
が使われはじめているが、これらは高温かつ湿潤な環境
での使用を余儀なくされる。また、塩分を含んだ湿気に
曝されることも想定しなくてはならず、より高い耐食性
を低コストで実現することが要求されている。更に、こ
れらのモータ類は、その製造工程において短時間ではあ
るが磁石が300℃以上に加熱されることがあり、この
ような場合には耐熱性も併せて要求される。
【0005】Nd−Fe−B系永久磁石の耐食性を改善
するため、多くの場合、樹脂塗装、Alイオンプレーテ
ィング、Niメッキ等の各種表面処理が施されるが、上
記のような厳しい条件にこれらの表面処理で対応するこ
とは現段階の技術では難しい。例えば、樹脂塗装は耐食
性が不足する上、耐熱性がない。Niメッキにはピンホ
ールがわずかながら存在するため、塩分を含んだ湿気中
では錆が発生する。イオンプレーティングは耐熱性、耐
食性が概ね良好であるが、大掛かりな装置を必要とし、
低コストを実現するのは困難である。
【0006】本発明は、上記のような過酷な条件での使
用に耐えるNd磁石等のR−T−M−B希土類永久磁石
を提供するためになされたもので、該磁石に耐食性、耐
熱性を有する皮膜を付与した、耐食性希土類磁石及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、R−T−M−B(RはYを含む希土類元素の少なく
とも一種、TはFe又はFe及びCo、MはTi、N
b、Al、V、Mn、Sn、Ca、Mg、Pb、Sb、
Zn、Si、Zr、Cr、Ni、Cu、Ga、Mo、
W、Taから選ばれる少なくとも一種の元素であって、
各元素の含有量がそれぞれ5重量%≦R≦40重量%、
50重量%≦T≦90重量%、0重量%≦M≦8重量
%、0.2重量%≦B≦8重量%)で表記される希土類
永久磁石をAl、Mg、Ca、Zn、Si、Mn及びこ
れらの合金の中から選ばれる少なくとも一種のフレーク
状微粉末とシリコーン樹脂とを含む処理液に浸漬、又は
該磁石に該処理液を塗布した後、加熱することにより、
該フレーク状微粉末とシリカ等の上記シリコーン樹脂酸
化物とが複合した皮膜を該磁石表面に形成することによ
り、高耐食性希土類磁石を提供できることを知見し、諸
条件を確立して本発明を完成させた。
【0008】従って、本発明は、(1)R−T−M−B
(RはYを含む希土類元素の少なくとも一種、TはFe
又はFe及びCo、MはTi、Nb、Al、V、Mn、
Sn、Ca、Mg、Pb、Sb、Zn、Si、Zr、C
r、Ni、Cu、Ga、Mo、W、Taから選ばれる少
なくとも一種の元素であって、各元素の含有量がそれぞ
れ5重量%≦R≦40重量%、50重量%≦T≦90重
量%、0重量%≦M≦8重量%、0.2重量%≦B≦8
重量%)で表記される希土類永久磁石の表面に、Al、
Mg、Ca、Zn、Si、Mn及びこれらの合金の中か
ら選ばれる少なくとも一種のフレーク状微粉末とシリコ
ーン樹脂とを含む処理液による処理膜を加熱することに
よって得られる複合皮膜を形成してなることを特徴とす
る耐食性希土類磁石、及び、(2)R−T−M−B(R
はYを含む希土類元素の少なくとも一種、TはFe又は
Fe及びCo、MはTi、Nb、Al、V、Mn、S
n、Ca、Mg、Pb、Sb、Zn、Si、Zr、C
r、Ni、Cu、Ga、Mo、W、Taから選ばれる少
なくとも一種の元素であって、各元素の含有量がそれぞ
れ5重量%≦R≦40重量%、50重量%≦T≦90重
量%、0重量%≦M≦8重量%、0.2重量%≦B≦8
重量%)で表記される希土類永久磁石をAl、Mg、C
a、Zn、Si、Mn及びこれらの合金の中から選ばれ
る少なくとも一種のフレーク状微粉末とシリコーン樹脂
とを含む処理液で処理した後、加熱して複合皮膜を形成
することを特徴とする耐食性希土類磁石の製造方法を提
供する。
【0009】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明において、希土類永久磁石としては、Ne−Fe
−B系永久磁石等のR−T−M−B(RはYを含む希土
類元素の少なくとも一種、好ましくはNd又は主成分と
してのNdと他の希土類元素の組み合わせ、TはFe又
はFe及びCo、MはTi、Nb、Al、V、Mn、S
n、Ca、Mg、Pb、Sb、Zn、Si、Zr、C
r、Ni、Cu、Ga、Mo、W、Taから選ばれる少
なくとも一種の元素であって、各元素の含有量がそれぞ
れ5重量%≦R≦40重量%、50重量%≦T≦90重
量%、0重量%≦M≦8重量%、0.2重量%≦B≦8
重量%)で表記される希土類永久磁石を使用する。
【0010】ここで、RはYを含む希土類元素、具体的
にはY、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、
Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luのうちから
選ばれる少なくとも一種の希土類元素であり、特にNd
を含むものが好適に用いられ、その含有量は5重量%≦
R≦40重量%、好ましくは10重量%≦R≦35重量
%である。
【0011】また、TはFe又はFe及びCoであり、
その含有量は50重量%≦T≦90重量%、好ましくは
55重量%≦T≦80重量%である。
【0012】一方、MはTi、Nb、Al、V、Mn、
Sn、Ca、Mg、Pb、Sb、Zn、Si、Zr、C
r、Ni、Cu、Ga、Mo、W、Taから選ばれる少
なくとも一種の元素であり、その含有量は0重量%≦M
≦8重量%、好ましくは0重量%≦M≦5重量%であ
る。
【0013】更に、上記焼結磁石は、Bを0.2重量%
≦B≦8重量%、好ましくは0.5重量%≦B≦5重量
%含有する。
【0014】本発明に用いられるNd−Fe−B系永久
磁石等のR−T−M−B系永久磁石を製造するにあたっ
ては、まず原料金属を真空又は不活性ガス、好ましくは
Ar雰囲気中で溶解して作製する。原料金属は純希土類
元素、希土類合金、純鉄、フェロボロン、更にはこれら
の合金等を使用するが、工業生産において不可避な各種
不純物、代表的にはC、N、O、H、P、S等は含まれ
るものとする。得られた合金はR2Fe14B相の他にα
Fe、Rリッチ相、Bリッチ相などが残る場合があり、
必要に応じて溶体化処理を行う。その時の条件は真空又
はAr等の不活性雰囲気下700〜1,200℃の温度
で1時間以上熱処理すればよい。
【0015】次に、作製された原料金属は粗粉砕、微粉
砕と段階的に粉砕される。平均粒径は0.5〜20μm
の範囲がよい。0.5μm未満では酸化され易く、磁気
特性が低下してしまう場合がある。また、20μmを超
えると焼結性が悪くなる場合がある。
【0016】微粉は磁場中成形プレスによって所定の形
状に成形され、続いて焼結を行う。焼結は900〜1,
200℃の温度範囲で真空又はAr等の不活性雰囲気下
にて30分以上行う。焼結後、更に焼結温度以下の低温
で30分以上時効熱処理する。
【0017】磁石を製造する方法としては、上記の方法
だけでなく、2種類の組成の異なる合金粉末を混合、焼
結して高性能Nd磁石を製造する、いわゆる2合金法を
用いてもよい。特許第2853838号、特許第285
3839号公報、特開平5−21218号、特開平5−
21219号、特開平5−74618号、特開平5−1
82814号公報には、磁性体構成相の種類、特性等を
考慮して2種類の合金の組成を決定し、これらを組み合
わせることにより、高残留磁束密度と高保磁力、更に高
エネルギー積を有するバランスのとれた高性能Nd磁石
を製造する方法が提案されており、本発明はこれらの製
造法を採用することができる。
【0018】本発明における前記永久磁石には、工業生
産において不可避な不純物元素、代表的にはC、N、
O、H、P、S等が含まれるが、その総和は2重量%以
下であることが望ましい。2重量%を超えると永久磁石
中の非磁性成分が多くなって、残留磁束密度が小さくな
るおそれがある。また、希土類元素がこれら不純物に消
費されてしまい、焼結不良になり、保磁力が低くなるお
それがある。不純物の総和は低ければ低いほど残留磁束
密度、保磁力ともに高くなり、好ましい。
【0019】本発明においては、前記永久磁石の表面に
フレーク状微粉末とシリコーン樹脂とを含む処理液の処
理膜を加熱することによって得られる複合皮膜を形成す
る。
【0020】ここで、フレーク状微粉末としては、A
l、Mg、Ca、Zn、Si、Mnから選ばれる少なく
とも一種の金属又は二種以上の元素からなる合金、又は
これらの混合物が使用できる。更に好ましくは、Al、
Zn、Si、Mnから選ばれる金属を用いるとよい。ま
た、本発明にて使用するフレーク状微粉末の形状は、平
均長径が0.1〜15μm、平均厚さが0.01〜5μ
mであって、かつアスペクト比(平均長径/平均厚さ)
が2以上のものが好ましい。より好ましくは平均長径が
1〜10μm、平均厚さが0.1〜0.3μmであっ
て、かつアスペクト比(平均長径/平均厚さ)が10以
上のものである。平均長径が0.1μm未満では、フレ
ーク状微粉末が素地に平行に積層せず、密着力が不足す
るおそれがある。平均長径が15μmを超えると、加熱
焼付けの時、蒸発した処理液の溶媒によりフレークが持
ち上げられ、素地に平行に積層せず、その結果密着の悪
い皮膜になってしまうおそれがある。また、皮膜の寸法
精度上、平均長径は15μm以下が望ましい。平均厚さ
が0.01μm未満のものは、フレークの製造段階でフ
レーク表面が酸化してしまい、膜が脆くなって耐食性が
悪化する場合がある。平均厚さが5μmを超えると、前
記処理液中でのフレークの分散が悪くなって沈降し易く
なり、処理液が不安定になって、その結果耐食性が悪く
なる場合がある。アスペクト比が2未満だとフレークが
素地に平行に積層しにくく密着不良になるおそれがあ
る。アスペクト比の上限はないが、あまり大きいものは
コスト的に好ましくない。通常、アスペクト比の上限
は、100である。
【0021】一方、シリコーン樹脂としては、メチルシ
リコーンレジン、メチルフェニルシリコーンレジンなど
のシリコーンレジンや、シリコーンを様々な有機樹脂で
変性した変性シリコーンレジン、例えばシリコーンポリ
エステルやシリコーンエポキシ、シリコーンアルキッ
ド、シリコーンアクリル等の各種シリコーンレジンを用
いることができ、これらはシリコーンワニス等の形態で
用いることができる。なお、これらのシリコーン樹脂乃
至シリコーンワニスは、市販品を使用することができ
る。
【0022】前記処理液の溶媒としては、水や有機溶剤
が使用し得、処理液中のフレーク状微粉末及びシリコー
ン樹脂の配合量は後述する複合皮膜中のフレーク状微粉
末含有量が達成されるように選定される。
【0023】この処理液を作製するにあたっては、その
性能改善のため、分散剤、沈降防止剤、増粘剤、消泡
剤、皮張り防止剤、乾燥剤、硬化剤、たれ防止剤などの
各種添加剤を最大10重量%添加してもよい。
【0024】本発明においては、前記処理液に磁石を浸
漬又は該磁石に該処理液を塗布後、加熱処理を行って硬
化させる。浸漬及び塗布方法については、特に限定する
ものではなく、公知な方法で上記処理溶液により皮膜を
形成させればよい。また、加熱温度は200℃以上35
0℃未満にて30分以上、真空、大気、不活性ガス雰囲
気等で維持することが望ましい。200℃未満では硬化
が不十分で、密着力も耐食性も悪くなるおそれがある。
また、350℃以上にすると、下地の磁石がダメージを
受け、磁気特性劣化の原因になる場合がある。なお、加
熱時間の上限は特に制限されないが、通常1時間であ
る。
【0025】本発明における皮膜の形成にあたっては、
繰り返して重ね塗りと加熱処理を行ってもよい。
【0026】上記処理液による処理膜は、フレーク状微
粉末がシリコーン樹脂により結合された構造となる。本
発明の複合皮膜が高い耐食性を示す理由は定かではない
が、微粉末がフレーク状であるため、これが素地に概ね
平行にそろい、よく磁石を被覆し、遮蔽効果を持つもの
と考えられる。また、フレーク状微粉末として永久磁石
より卑な電位を持つ金属あるいは合金を用いたときは、
これらが先に酸化され、下地の磁石の酸化を抑制する効
果があると考えられる。更に、生成された皮膜は無機物
を多く含み、有機皮膜に比べて耐熱性が高いという特徴
も有する。
【0027】なお、シリコーン樹脂は、前記加熱処理に
より徐々に分解、蒸発してシリカに変化していくものと
考えられる。従って、複合皮膜は、前記フレーク状微粉
末とシリコーン樹脂の酸化に由来するシリコーン樹脂酸
化物及び/又は残存シリコーン樹脂から本質的になる複
合皮膜と考えられる。なお、上記シリコーン樹脂酸化物
はシリカ乃至はシリカ前駆物質(シリコーン樹脂の部分
酸化物)である。
【0028】本発明で形成される複合皮膜において、フ
レーク状微粉末の含有量は好ましくは30重量%以上、
より好ましくは35重量%以上であり、更に好ましくは
40重量%以上である。その上限は適宜選定されるが、
95重量%以下であることが好ましい。30重量%未満
では微粉末が少なすぎて磁石素地を十分に被覆しきれな
いので耐食性が低下するおそれがある。
【0029】本発明における皮膜の平均厚さは1〜40
μm、好ましくは5〜25μmの範囲にあることが望ま
しい。1μm未満では耐食性が不足し、40μmを超え
ると、密着力低下や層間剥離を起こし易くなる場合があ
り、更に、皮膜を厚くすると外観形状が同一であって
も、使用できるR−Fe−B系永久磁石の体積が小さく
なるため、磁石使用上不利が生じる場合がある。
【0030】また、本発明では磁石の表面に前処理を施
してもよい。前処理としては酸洗浄、アルカリ脱脂、シ
ョットブラストの中から選ばれる少なくとも一種類の方
法を挙げることができ、具体的には酸洗浄、水洗、超
音波洗浄、アルカリ洗浄、水洗、ショットブラスト
等から選ばれる少なくとも一種類の処理を行う。で使
用する洗浄液としては、硝酸、塩酸、酢酸、クエン酸、
蟻酸、硫酸、フッ化水素酸、過マンガン酸、蓚酸、ヒド
ロキシ酢酸、燐酸の中から選ばれる少なくとも一種以上
を合計で1〜20重量%含む水溶液を用い、これを常温
以上80℃以下の温度にして希土類磁石を浸漬する。酸
洗浄を行うことにより、表面の酸化皮膜を除去すること
ができ、前記皮膜の密着力を向上させる効果がある。
で用いることができるアルカリ洗浄液は、水酸化ナトリ
ウム、炭酸ナトリウム、オルソケイ酸ナトリウム、メタ
ケイ酸ナトリウム、燐酸三ナトリウム、シアン化ナトリ
ウム、キレート剤などの少なくとも一種以上を合計で5
〜200g/L含む水溶液であり、これを常温以上90
℃以下の温度にして希土類磁石を浸漬すればよい。アル
カリ洗浄は磁石表面に付着した油脂類の汚れを除去する
効果があり、前記皮膜と磁石の間の密着力を向上させ
る。のブラスト材としては、通常のセラミックス、ガ
ラス、プラスチック等を用いることができ、吐出圧力2
〜3kgf/cm2にて処理すればよい。ショットブラ
ストは磁石表面の酸化皮膜を乾式で除去でき、やはり密
着性を上げる効果がある。
【0031】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
【0032】[実施例、比較例]Ar雰囲気の高周波溶
解により重量比で32Nd−1.2B−59.8Fe−
7Coなる組成の鋳塊を作製した。この鋳塊をジョウク
ラッシャーで粗粉砕し、更に窒素ガスによるジェットミ
ルで微粉砕を行って平均粒径が3.5μmの微粉末を得
た。次に、この微粉末を10kOe磁界が印加された金
型内に充填し、1.0t/cm2の圧力で成形した。次
いで真空中1,100℃で2時間焼結し、更に550℃
で1時間時効処理を施して永久磁石とした。得られた永
久磁石から径21mm×厚み5mm寸法の磁石片を切り
出し、バレル研磨処理を行った後、超音波水洗を行い、
これを試験片とした。
【0033】一方、皮膜形成のための処理液として、ア
ルミニウムフレークと亜鉛フレークをシリコーンワニス
に分散させたものを準備した。この場合、処理液は、硬
化した複合皮膜中のアルミニウムフレーク(平均長径3
μm、平均厚さ0.2μm)が8重量%、亜鉛フレーク
(平均長径3μm、平均厚さ0.2μm)が80重量%
で、硬化皮膜中のアルミニウム、亜鉛の合計量が88重
量%になるように調整した。この処理液を所定の膜厚に
なるようにスプレーガンにて前記試験片に吹き付けた
後、熱風乾燥炉で300℃にて大気中で30分加熱して
皮膜を形成した。硬化した複合皮膜中のアルミニウム、
亜鉛の含有量は上記の通りであり、また残部は、上記シ
リコーンワニスが完全に酸化されることにより生成され
るシリカ及びシリコーンワニスの部分酸化物であった。
このようにして作成した試験片を以下のような性能試験
に供した。性能試験法は以下の通りである。 (1)碁盤目密着性試験 JIS−K−5400碁盤目試験に準ずる。カッターナ
イフで皮膜に1mmのマス100個ができるように碁盤
目状の切り傷を入れた後、セロファンテープを強く押し
つけ、45度の角度に強く引いて剥がし、残った碁盤目
の数で密着性を評価する。 (2)塩水噴霧試験 JIS−Z−2371中性塩水噴霧試験法による。5%
食塩水を35℃にて連続噴霧し、茶錆が発生するまでの
時間で評価した。
【0034】実施例1,2、比較例1〜4 ここで、複合皮膜の膜厚は10μmになるようにスプレ
ーガンにて吹付けを行った。実施例1では、信越化学工
業(株)製ストレートシリコーンワニスKR−271
を、実施例2では信越化学工業(株)製ポリエステルシ
リコーンワニスKR−5230を用いた。
【0035】比較のため、前記試験片に膜厚を10μm
に調整したAlイオンプレーティング、Niメッキ、エ
ポキシ樹脂塗装を施したサンプルも作製し、塩水噴霧試
験を行った。また、350℃にて4時間加熱した後の皮
膜の外観変化を目視にて調べた。これらの結果を併せて
表1に示す。本発明に記載の永久磁石は、他の表面処理
を施した永久磁石と比べて、耐食性と耐熱性を併せ持っ
ていることがわかる。
【0036】
【表1】
【0037】実施例3〜7 ここでは膜厚を変えたサンプルを作製し、碁盤目密着性
試験と塩水噴霧試験を行った。処理液には実施例1で使
用したものと同じものを使用した。結果を表2に示す。
これより、膜厚が薄すぎると耐食性が不足し、厚すぎる
と密着性が劣る場合がある。
【0038】
【表2】
【0039】実施例8〜10 ここでは複合皮膜中におけるフレーク状微粉末の含有割
合を変えた以外は実施例1と同様のサンプルを作製し、
塩水噴霧試験を行った。処理液に含まれるフレーク状微
粉末には、フレーク状アルミニウム粉末、フレーク状亜
鉛粉末(ともに平均長径3μm、平均厚さ0.2μm)
を重量比で1:10の割合で混合した混合粉末を用い
た。処理液中に占める混合粉末の重量比は、複合皮膜中
のフレーク状微粉末の含有割合が表3に記載した値にな
るように調整して決定した。なお、複合皮膜中のフレー
ク状微粉末以外の残部はシリカ及びシリコーンワニス部
分酸化物であった。また、膜厚は10μmになるように
調整した。結果を表3に示す。これより、皮膜中のフレ
ーク状微粉末の含有割合が少なすぎると、耐食性が悪く
なる場合がある。
【0040】
【表3】
【0041】実施例11〜23 ここでは使用するフレーク状微粉末の形状を変えた以外
は実施例1と同様のサンプルを作製し、碁盤目密着性試
験と塩水噴霧試験を行った。膜厚は10μmになるよう
にした。結果を表4に示す。実施例11〜15より、平
均長径が短すぎても長すぎても密着が悪い場合があるこ
とがわかる。また、実施例16〜20より平均厚さが薄
すぎても厚すぎても耐食性が悪くなる場合がある。実施
例21〜23より、アスペクト比が小さすぎると密着不
良になる場合がある。
【0042】
【表4】
【0043】実施例24〜27 実施例1において、下記の前処理を施した後、アルミニ
ウムフレークと亜鉛フレークを分散させたシリコーンワ
ニスによる被覆を行い、350℃にて30分加熱した以
外は、実施例1と同様に永久磁石を得た。 [酸洗浄] 組成:硝酸10%(v/v)、硫酸5%(v/v) 50℃にて30秒間浸漬 [アルカリ洗浄] 組成:水酸化ナトリウム10g/L、メタケイ酸ナトリ
ウム3g/L、燐酸三ナトリウム10g/L、炭酸ナト
リウム8g/L、界面活性剤2g/L40℃にて2分間
浸漬 [ショットブラスト] #220の酸化アルミニウムを用い、吐出圧力2kgf
/cm2にて処理
【0044】前記皮膜を形成した磁石に120℃,2気
圧,200時間のプレッシャークッカー試験を施し、こ
の試験後磁石に対して碁盤目密着性試験を行った。試験
内容はJIS−K−5400碁盤目試験に準じ、カッタ
ーナイフで皮膜に1mmのマス100個ができるように
碁盤目状の切り傷を入れた後、セロファンテープを強く
押しつけ、45度の角度に強く引いて剥がし、残った碁
盤目の数で密着性を評価した。結果を表5に示す。前処
理を行うことにより、密着力が向上していることがわか
る。
【0045】
【表5】
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、希土類永久磁石の表面
にAl、Mg、Ca、Zn、Si、Mn及びこれらの合
金の中から選ばれる少なくとも一種のフレーク状微粉末
とシリコーン樹脂由来の酸化物の複合した密着性の高い
皮膜を付与することにより、耐食性永久磁石を安価に提
供することができ、産業上その利用価値は極めて高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E040 AA04 BC01 BC05 CA01 HB14 NN01 NN05 NN17 5E062 CD04 CG07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 R−T−M−B(RはYを含む希土類元
    素の少なくとも一種、TはFe又はFe及びCo、Mは
    Ti、Nb、Al、V、Mn、Sn、Ca、Mg、P
    b、Sb、Zn、Si、Zr、Cr、Ni、Cu、G
    a、Mo、W、Taから選ばれる少なくとも一種の元素
    であって、各元素の含有量がそれぞれ5重量%≦R≦4
    0重量%、50重量%≦T≦90重量%、0重量%≦M
    ≦8重量%、0.2重量%≦B≦8重量%)で表記され
    る希土類永久磁石の表面に、Al、Mg、Ca、Zn、
    Si、Mn及びこれらの合金の中から選ばれる少なくと
    も一種のフレーク状微粉末とシリコーン樹脂とを含む処
    理液による処理膜を加熱することによって得られる複合
    皮膜を形成してなることを特徴とする耐食性希土類磁
    石。
  2. 【請求項2】 複合皮膜の平均厚みが1〜40μmであ
    る請求項1記載の耐食性希土類磁石。
  3. 【請求項3】 複合皮膜を構成するフレーク状微粉末の
    形状が、平均長径で0.1〜15μm、平均厚さ0.0
    1〜5μm、アスペクト比(平均長径/平均厚さ)が2
    以上であるものであって、皮膜内におけるフレーク状微
    粉末の含有割合が30重量%以上であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の耐食性希土類磁石。
  4. 【請求項4】 R−T−M−B(RはYを含む希土類元
    素の少なくとも一種、TはFe又はFe及びCo、Mは
    Ti、Nb、Al、V、Mn、Sn、Ca、Mg、P
    b、Sb、Zn、Si、Zr、Cr、Ni、Cu、G
    a、Mo、W、Taから選ばれる少なくとも一種の元素
    であって、各元素の含有量がそれぞれ5重量%≦R≦4
    0重量%、50重量%≦T≦90重量%、0重量%≦M
    ≦8重量%、0.2重量%≦B≦8重量%)で表記され
    る希土類永久磁石をAl、Mg、Ca、Zn、Si、M
    n及びこれらの合金の中から選ばれる少なくとも一種の
    フレーク状微粉末とシリコーン樹脂とを含む処理液で処
    理した後、加熱して複合皮膜を形成することを特徴とす
    る耐食性希土類磁石の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記希土類永久磁石の表面を酸洗浄、ア
    ルカリ脱脂、ショットブラストの中から選ばれる少なく
    とも一種の前処理を施した後、前記処理液による処理を
    行うようにした請求項4記載の耐食性希土類磁石の製造
    方法。
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