JP2003063589A - ホッパへの粒状造粒体搬入方法及び粒状造粒体貯留用ホッパ - Google Patents
ホッパへの粒状造粒体搬入方法及び粒状造粒体貯留用ホッパInfo
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- JP2003063589A JP2003063589A JP2001254427A JP2001254427A JP2003063589A JP 2003063589 A JP2003063589 A JP 2003063589A JP 2001254427 A JP2001254427 A JP 2001254427A JP 2001254427 A JP2001254427 A JP 2001254427A JP 2003063589 A JP2003063589 A JP 2003063589A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 下部が内方傾斜壁部で構成されるホッパにお
いて、ホッパ内に投入された粒状造粒体に落下衝撃によ
る潰れが生じ難いようにすること。 【解決手段】 下部が内方傾斜壁部13で構成される粒
状造粒体貯留用ホッパ10において、ホッパ投入口13
aより落下投入された粒状造粒体を、ホッパ投入口13
aの下方において受けて内方傾斜壁部13の対向する内
側傾斜壁面13b,13bに向け分散させて落下させる
分散板14〜16からなる粒状造粒品分散機構を有して
いることを特徴とする。
いて、ホッパ内に投入された粒状造粒体に落下衝撃によ
る潰れが生じ難いようにすること。 【解決手段】 下部が内方傾斜壁部13で構成される粒
状造粒体貯留用ホッパ10において、ホッパ投入口13
aより落下投入された粒状造粒体を、ホッパ投入口13
aの下方において受けて内方傾斜壁部13の対向する内
側傾斜壁面13b,13bに向け分散させて落下させる
分散板14〜16からなる粒状造粒品分散機構を有して
いることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホッパ内に投入さ
れた粒状造粒体に落下衝撃による潰れが生じ難いように
した、ホッパへの粒状造粒体搬入方法及び粒状造粒体貯
留用ホッパに関するものである。
れた粒状造粒体に落下衝撃による潰れが生じ難いように
した、ホッパへの粒状造粒体搬入方法及び粒状造粒体貯
留用ホッパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】砕石プラントの製砂設備では、コンクリ
ート用細骨材の生産の際には微細石粒子を除去するなど
のために粒度5mmアンダーの破砕品の水洗が行われ
る。この水洗を行う湿式の設備での使用後の洗浄水は、
75μm以下の微細な石粒子又は/及び泥分を重量で5
〜10%程度含む泥水であり、「濁水」と呼ばれてい
る。この濁水は、シックナーとフィルタプレス等の濃縮
・脱水用の機械設備、あるいは沈殿池式設備により、水
と分離された泥分が濃縮・脱水されて、水分を含む脱水
ケーキにされる。このような濁水の処理による脱水ケー
キは「濁水ケーキ」と呼ばれており、例えばコンクリー
ト用細骨材を生産する場合、重量で砂生産量の約10%
程度発生する。
ート用細骨材の生産の際には微細石粒子を除去するなど
のために粒度5mmアンダーの破砕品の水洗が行われ
る。この水洗を行う湿式の設備での使用後の洗浄水は、
75μm以下の微細な石粒子又は/及び泥分を重量で5
〜10%程度含む泥水であり、「濁水」と呼ばれてい
る。この濁水は、シックナーとフィルタプレス等の濃縮
・脱水用の機械設備、あるいは沈殿池式設備により、水
と分離された泥分が濃縮・脱水されて、水分を含む脱水
ケーキにされる。このような濁水の処理による脱水ケー
キは「濁水ケーキ」と呼ばれており、例えばコンクリー
ト用細骨材を生産する場合、重量で砂生産量の約10%
程度発生する。
【0003】先に、本出願人は、砕石プラントの製砂設
備で発生する砕石副産物である前記濁水ケーキを原料と
し、路盤材や埋戻し材などとして利用しうる安定化処理
品(安定化処理土)と、コンクリート用細骨材(砕砂)
などとして利用しうる水熱処理された固化品(水熱養生
品)とを製造する砕石副産物処理設備について提案して
いる(特願2000−327171号)。
備で発生する砕石副産物である前記濁水ケーキを原料と
し、路盤材や埋戻し材などとして利用しうる安定化処理
品(安定化処理土)と、コンクリート用細骨材(砕砂)
などとして利用しうる水熱処理された固化品(水熱養生
品)とを製造する砕石副産物処理設備について提案して
いる(特願2000−327171号)。
【0004】本発明が対象とする粒状造粒体貯留用ホッ
パが備えられる前記砕石副産物処理設備について説明す
る。図6は砕石副産物処理設備における前半工程設備を
示す正面図、図7は図6に示す前半工程設備の一部省略
平面図である。図8は砕石副産物処理設備における後半
工程設備を示す平面図、図9は図8に示す後半工程設備
の要部を示す正面図である。なおここで、図7では図6
における保護屋根74は図示省略し、図8では図9にお
ける保護屋根75は図示省略してある。
パが備えられる前記砕石副産物処理設備について説明す
る。図6は砕石副産物処理設備における前半工程設備を
示す正面図、図7は図6に示す前半工程設備の一部省略
平面図である。図8は砕石副産物処理設備における後半
工程設備を示す平面図、図9は図8に示す後半工程設備
の要部を示す正面図である。なおここで、図7では図6
における保護屋根74は図示省略し、図8では図9にお
ける保護屋根75は図示省略してある。
【0005】砕石副産物処理設備は、製砂設備に近接し
て設けられており、図6及び図7に示すように、濁水ケ
ーキを受け入れる原料受入れホッパ51と、原料受入れ
ホッパ51からコンベヤ搬送可能な程度に解砕されて送
り出された濁水ケーキを搬送する原料搬送コンベヤ52
と、この原料搬送コンベヤ52によって搬送された濁水
ケーキと添加剤サイロ53から送り出されたカルシウム
化合物(生石灰など)とを混合して造粒を行う混合造粒
機54と、混合造粒機54から排出された粒状造粒体
(造粒品)を搬送する第1の造粒品搬送コンベヤ55
と、この第1の造粒品搬送コンベヤ55によって搬送さ
れた粒状造粒体を一時的に貯留する大型の粒状造粒体貯
留用ホッパ56と、この粒状造粒体貯留用ホッパ56の
入側位置において第1の造粒品搬送コンベヤ55にて搬
送されてきた粒状造粒体を、水熱処理することなくその
ままで安定化処理品として安定化処理品集積場60に搬
送する抜出しコンベヤ59とを備え、これらを連続的に
配置している。
て設けられており、図6及び図7に示すように、濁水ケ
ーキを受け入れる原料受入れホッパ51と、原料受入れ
ホッパ51からコンベヤ搬送可能な程度に解砕されて送
り出された濁水ケーキを搬送する原料搬送コンベヤ52
と、この原料搬送コンベヤ52によって搬送された濁水
ケーキと添加剤サイロ53から送り出されたカルシウム
化合物(生石灰など)とを混合して造粒を行う混合造粒
機54と、混合造粒機54から排出された粒状造粒体
(造粒品)を搬送する第1の造粒品搬送コンベヤ55
と、この第1の造粒品搬送コンベヤ55によって搬送さ
れた粒状造粒体を一時的に貯留する大型の粒状造粒体貯
留用ホッパ56と、この粒状造粒体貯留用ホッパ56の
入側位置において第1の造粒品搬送コンベヤ55にて搬
送されてきた粒状造粒体を、水熱処理することなくその
ままで安定化処理品として安定化処理品集積場60に搬
送する抜出しコンベヤ59とを備え、これらを連続的に
配置している。
【0006】さらに、この砕石副産物処理設備は、図8
及び図9に示すように、粒状造粒体を収容し、その各々
が1台の走行台車62aごとに搭載されている複数個の
養生容器64と、各養生容器64を搭載した走行台車6
2aを連結してレール65上を往復移動する連結走行台
車62と、外部から連結走行台車62を収容し、各養生
容器64内の粒状造粒体を水熱処理により固化するオー
トクレーブ(缶体容器)66と、粒状造粒体貯留用ホッ
パ56から排出された粒状造粒体を搬送し、養生容器上
部開口より該養生容器64内に投入する第2の造粒品搬
送コンベヤ58と、水熱処理後、走行台車62a上の養
生容器64の底蓋を開けて水熱養生品(固化品)を排出
するための容器底蓋開閉装置67と、養生容器64から
排出された水熱養生品を固化品集積場71に搬送する固
化品搬送コンベヤ69,70とを備えている。前記複数
個の養生容器64、容器底蓋開閉装置67、連結走行台
車62及びオートクレーブ66は、オートクレーブ養生
装置61を構成しており、前記第2の造粒品搬送コンベ
ヤ58と、オートクレーブ養生装置61と、固化品搬送
コンベヤ69,70とを連続的に配置している。なお、
72〜75は保護屋根、63は駆動車、68はピットで
ある。
及び図9に示すように、粒状造粒体を収容し、その各々
が1台の走行台車62aごとに搭載されている複数個の
養生容器64と、各養生容器64を搭載した走行台車6
2aを連結してレール65上を往復移動する連結走行台
車62と、外部から連結走行台車62を収容し、各養生
容器64内の粒状造粒体を水熱処理により固化するオー
トクレーブ(缶体容器)66と、粒状造粒体貯留用ホッ
パ56から排出された粒状造粒体を搬送し、養生容器上
部開口より該養生容器64内に投入する第2の造粒品搬
送コンベヤ58と、水熱処理後、走行台車62a上の養
生容器64の底蓋を開けて水熱養生品(固化品)を排出
するための容器底蓋開閉装置67と、養生容器64から
排出された水熱養生品を固化品集積場71に搬送する固
化品搬送コンベヤ69,70とを備えている。前記複数
個の養生容器64、容器底蓋開閉装置67、連結走行台
車62及びオートクレーブ66は、オートクレーブ養生
装置61を構成しており、前記第2の造粒品搬送コンベ
ヤ58と、オートクレーブ養生装置61と、固化品搬送
コンベヤ69,70とを連続的に配置している。なお、
72〜75は保護屋根、63は駆動車、68はピットで
ある。
【0007】次に、この砕石副産物処理設備に備えられ
ている前記粒状造粒体貯留用ホッパ56について説明す
る。図10は従来の粒状造粒体貯留用ホッパの正面図で
ある。
ている前記粒状造粒体貯留用ホッパ56について説明す
る。図10は従来の粒状造粒体貯留用ホッパの正面図で
ある。
【0008】大型の粒状造粒体貯留用ホッパ56は、図
10に示すように、上端に断面矩形のホッパ投入口56
1aを持ち、四角錐形状をなし、下方に行くに従って外
側に広がる外方傾斜壁部561と、これの下側に連接さ
れ、四角筒状の鉛直壁部562と、これの下側に連接さ
れ、下端に断面矩形のホッパ排出口563aを持ち、逆
四角錐形状をなし、下方に行くに従って先細りで内側に
向かう内方傾斜壁部563とを有している。
10に示すように、上端に断面矩形のホッパ投入口56
1aを持ち、四角錐形状をなし、下方に行くに従って外
側に広がる外方傾斜壁部561と、これの下側に連接さ
れ、四角筒状の鉛直壁部562と、これの下側に連接さ
れ、下端に断面矩形のホッパ排出口563aを持ち、逆
四角錐形状をなし、下方に行くに従って先細りで内側に
向かう内方傾斜壁部563とを有している。
【0009】そして、第1の造粒品搬送コンベヤ55に
よって搬送されてきた粒径が1〜10mm程度の粒状造
粒体は、出側シュート55aを介して抜出しコンベヤ5
9に移載され、しかる後、抜出しコンベヤ59によって
搬送方向Aの方向に短距離搬送され、その抜出しコンベ
ヤ59の基端部のホッパ投入用シュート59aを介して
ホッパ投入口561aより粒状造粒体貯留用ホッパ56
内に投入され自然落下されるようになされている。ホッ
パ排出口563aの直下には、ホッパ56内から重力排
出による粒状造粒体を定められた量引き出して第2の造
粒品搬送コンベヤ58に送り出すベルトフィーダ57が
配設されている。なお、第1の造粒品搬送コンベヤ55
にて搬送されてきた粒状造粒体は、水熱処理することな
くそのままで安定化処理品として安定化処理品集積場6
0に搬送する場合、抜出しコンベヤ59によって搬送方
向Bの方向に搬送されるようになっている。
よって搬送されてきた粒径が1〜10mm程度の粒状造
粒体は、出側シュート55aを介して抜出しコンベヤ5
9に移載され、しかる後、抜出しコンベヤ59によって
搬送方向Aの方向に短距離搬送され、その抜出しコンベ
ヤ59の基端部のホッパ投入用シュート59aを介して
ホッパ投入口561aより粒状造粒体貯留用ホッパ56
内に投入され自然落下されるようになされている。ホッ
パ排出口563aの直下には、ホッパ56内から重力排
出による粒状造粒体を定められた量引き出して第2の造
粒品搬送コンベヤ58に送り出すベルトフィーダ57が
配設されている。なお、第1の造粒品搬送コンベヤ55
にて搬送されてきた粒状造粒体は、水熱処理することな
くそのままで安定化処理品として安定化処理品集積場6
0に搬送する場合、抜出しコンベヤ59によって搬送方
向Bの方向に搬送されるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来の粒状造粒体貯留用ホッパ56では、ホッパ内の貯留
量が少ない状態における粒状造粒体のコンベヤ59から
の落下高さについて考慮されておらず、ホッパ56内の
貯留量が少ない場合、コンベヤ59からの落下高さが高
くなり、ホッパ56内に収容された粒状造粒体には落下
衝撃による潰れが発生した。このため、ホッパ56内に
おいて潰れが生じた粒状造粒体同士が付着しあって、ベ
ルトフィーダ57によるホッパ排出口563aからの粒
状造粒体の引き出しがスムーズに行えないことがあっ
た。また、後工程において水熱養生品をつくるに際し、
潰れが発生した粒状造粒体を水熱処理すると「おこし
状」になりやすく、水熱養生品の歩留まりが悪くなると
いう不具合があった。
来の粒状造粒体貯留用ホッパ56では、ホッパ内の貯留
量が少ない状態における粒状造粒体のコンベヤ59から
の落下高さについて考慮されておらず、ホッパ56内の
貯留量が少ない場合、コンベヤ59からの落下高さが高
くなり、ホッパ56内に収容された粒状造粒体には落下
衝撃による潰れが発生した。このため、ホッパ56内に
おいて潰れが生じた粒状造粒体同士が付着しあって、ベ
ルトフィーダ57によるホッパ排出口563aからの粒
状造粒体の引き出しがスムーズに行えないことがあっ
た。また、後工程において水熱養生品をつくるに際し、
潰れが発生した粒状造粒体を水熱処理すると「おこし
状」になりやすく、水熱養生品の歩留まりが悪くなると
いう不具合があった。
【0011】そこで、本発明の目的は、ホッパ内に投入
された粒状造粒体に落下衝撃による潰れが生じ難いよう
にした、ホッパへの粒状造粒体搬入方法及び粒状造粒体
貯留用ホッパを提供することにある。
された粒状造粒体に落下衝撃による潰れが生じ難いよう
にした、ホッパへの粒状造粒体搬入方法及び粒状造粒体
貯留用ホッパを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、下部が内方傾斜壁部で構成され
るホッパに粒状造粒体を搬入する方法であって、ホッパ
投入口より粒状造粒体を落下投入し、前記ホッパ投入口
の下方において前記投入された粒状造粒体を受けて前記
内方傾斜壁部の内側傾斜壁面に向け分散させて落下させ
ることを特徴とするホッパへの粒状造粒体搬入方法であ
る。
に、請求項1の発明は、下部が内方傾斜壁部で構成され
るホッパに粒状造粒体を搬入する方法であって、ホッパ
投入口より粒状造粒体を落下投入し、前記ホッパ投入口
の下方において前記投入された粒状造粒体を受けて前記
内方傾斜壁部の内側傾斜壁面に向け分散させて落下させ
ることを特徴とするホッパへの粒状造粒体搬入方法であ
る。
【0013】請求項2の発明は、下部が内方傾斜壁部で
構成される粒状造粒体貯留用ホッパにおいて、ホッパ投
入口より落下投入された粒状造粒体を、前記ホッパ投入
口の下方において受けて前記内方傾斜壁部の内側傾斜壁
面に向け分散させて落下させる粒状造粒体分散機構を有
していることを特徴とする粒状造粒体貯留用ホッパであ
る。
構成される粒状造粒体貯留用ホッパにおいて、ホッパ投
入口より落下投入された粒状造粒体を、前記ホッパ投入
口の下方において受けて前記内方傾斜壁部の内側傾斜壁
面に向け分散させて落下させる粒状造粒体分散機構を有
していることを特徴とする粒状造粒体貯留用ホッパであ
る。
【0014】本発明によるホッパへの粒状造粒体搬入方
法及び粒状造粒体貯留用ホッパによれば、下部が内方傾
斜壁部で構成されるホッパにおいて、内部の貯留量が少
ない場合でも、ホッパ投入口よりホッパ内に落下投入さ
れた粒状造粒体を、ホッパ投入口の下方において受けて
内方傾斜壁部の対向する内側傾斜壁面に向け少なくとも
2方向に分散させて落下させ、前記各内側傾斜壁面に沿
って落下させるようにしたので、ホッパ内に投入された
粒状造粒体には、ホッパ底部へ自然落下させる従来に比
べて落下衝撃が弱められて、落下衝撃による潰れが生じ
難い。
法及び粒状造粒体貯留用ホッパによれば、下部が内方傾
斜壁部で構成されるホッパにおいて、内部の貯留量が少
ない場合でも、ホッパ投入口よりホッパ内に落下投入さ
れた粒状造粒体を、ホッパ投入口の下方において受けて
内方傾斜壁部の対向する内側傾斜壁面に向け少なくとも
2方向に分散させて落下させ、前記各内側傾斜壁面に沿
って落下させるようにしたので、ホッパ内に投入された
粒状造粒体には、ホッパ底部へ自然落下させる従来に比
べて落下衝撃が弱められて、落下衝撃による潰れが生じ
難い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施
形態による粒状造粒体貯留用ホッパを示す図で、ホッパ
内部を説明するためホッパ左側面壁を取外した状態での
側面図、図2はその粒状造粒体貯留用ホッパを示す図
で、ホッパ内部を説明するためホッパ正面壁を取外した
状態での正面図である。
の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施
形態による粒状造粒体貯留用ホッパを示す図で、ホッパ
内部を説明するためホッパ左側面壁を取外した状態での
側面図、図2はその粒状造粒体貯留用ホッパを示す図
で、ホッパ内部を説明するためホッパ正面壁を取外した
状態での正面図である。
【0016】この実施形態による粒状造粒体貯留用ホッ
パ10は、図1と図2に示すように、上端に断面矩形の
ホッパ投入口11aを持ち、四角錐形状をなし、下方に
行くに従って外側に広がる外方傾斜壁部11と、これの
下側に連接され、四角筒状の鉛直壁部12と、これの下
側に連接され、下端に断面矩形のホッパ排出口13aを
持ち、逆四角錐形状をなし、下方に行くに従って先細り
状態にて内側に向かう内方傾斜壁部13とを有してい
る。内方傾斜壁部13における鋼製の各内側傾斜壁面1
3bの表面には、粒状造粒体が付着しないようにするた
めに、例えばテフロン(登録商標)材からなり、滑らか
で非粘着性を有する高分子ライナ13cが張られてい
る。59aは砕石副産物処理設備の抜出しコンベヤ59
のホッパ投入用シュートであり、ホッパ投入用シュート
59aの先端部がホッパ投入口11a内に挿入されてい
る。57はベルトフィーダである。
パ10は、図1と図2に示すように、上端に断面矩形の
ホッパ投入口11aを持ち、四角錐形状をなし、下方に
行くに従って外側に広がる外方傾斜壁部11と、これの
下側に連接され、四角筒状の鉛直壁部12と、これの下
側に連接され、下端に断面矩形のホッパ排出口13aを
持ち、逆四角錐形状をなし、下方に行くに従って先細り
状態にて内側に向かう内方傾斜壁部13とを有してい
る。内方傾斜壁部13における鋼製の各内側傾斜壁面1
3bの表面には、粒状造粒体が付着しないようにするた
めに、例えばテフロン(登録商標)材からなり、滑らか
で非粘着性を有する高分子ライナ13cが張られてい
る。59aは砕石副産物処理設備の抜出しコンベヤ59
のホッパ投入用シュートであり、ホッパ投入用シュート
59aの先端部がホッパ投入口11a内に挿入されてい
る。57はベルトフィーダである。
【0017】また、この実施形態によるホッパ10は、
貯留量が少ない場合において投入された粒状造粒体を内
方傾斜壁部13の対向する内側傾斜壁面13b,13b
に沿って落下させるべく、粒状造粒体分散機構を有して
いる。すなわち、ホッパ内においてホッパ投入口11a
の直下の位置に、断面逆Y字形の第1分散板14がその
下面側から支持用円形パイプ17により支持された状態
で配設され、ホッパ投入用シュート59a先端部に固着
されている。さらに、第1分散板14の下方であって高
さ方向において鉛直壁部12における内方傾斜壁部13
に近い同じ高さ位置に、断面逆Y字形の第2分散板15
と第3分散板16が、それぞれ、その下面側から長尺の
支持用円形パイプ18,19により支持された状態で配
設されている。
貯留量が少ない場合において投入された粒状造粒体を内
方傾斜壁部13の対向する内側傾斜壁面13b,13b
に沿って落下させるべく、粒状造粒体分散機構を有して
いる。すなわち、ホッパ内においてホッパ投入口11a
の直下の位置に、断面逆Y字形の第1分散板14がその
下面側から支持用円形パイプ17により支持された状態
で配設され、ホッパ投入用シュート59a先端部に固着
されている。さらに、第1分散板14の下方であって高
さ方向において鉛直壁部12における内方傾斜壁部13
に近い同じ高さ位置に、断面逆Y字形の第2分散板15
と第3分散板16が、それぞれ、その下面側から長尺の
支持用円形パイプ18,19により支持された状態で配
設されている。
【0018】前記分散板14〜16の長手方向の長さ
は、ホッパ投入口11aの開口長さとほぼ同じ長さにし
ている。この実施形態では、分散板14〜16における
両傾斜面同士のなす角度(開き角度)は50°である。
また、各分散板14〜16の粒状造粒品があたる側の面
には、粒状造粒品に対する衝突時の衝撃を吸収するため
に高分子ライナ(図示せず)が張られている。支持用円
形パイプ18,19の断面を円形にしている理由は、貯
留量が増加して支持用円形パイプ18,19が粒状造粒
体の中に一旦埋没し、しかる後にホッパ排出口13aか
らの粒状造粒体の引き出しがなされたときに、支持用円
形パイプ18,19上に粒状造粒体が残留しないように
するためである。分散板14〜16と支持用円形パイプ
17〜19は、貯留量が少ない場合において、ホッパ投
入口11aよりホッパ内に落下投入された粒状造粒体
を、ホッパ投入口11aの下方において受けて内方傾斜
壁部13の対向する内側傾斜壁面13b,13bに向け
2方向に分散させて落下させる粒状造粒体分散機構を構
成している。
は、ホッパ投入口11aの開口長さとほぼ同じ長さにし
ている。この実施形態では、分散板14〜16における
両傾斜面同士のなす角度(開き角度)は50°である。
また、各分散板14〜16の粒状造粒品があたる側の面
には、粒状造粒品に対する衝突時の衝撃を吸収するため
に高分子ライナ(図示せず)が張られている。支持用円
形パイプ18,19の断面を円形にしている理由は、貯
留量が増加して支持用円形パイプ18,19が粒状造粒
体の中に一旦埋没し、しかる後にホッパ排出口13aか
らの粒状造粒体の引き出しがなされたときに、支持用円
形パイプ18,19上に粒状造粒体が残留しないように
するためである。分散板14〜16と支持用円形パイプ
17〜19は、貯留量が少ない場合において、ホッパ投
入口11aよりホッパ内に落下投入された粒状造粒体
を、ホッパ投入口11aの下方において受けて内方傾斜
壁部13の対向する内側傾斜壁面13b,13bに向け
2方向に分散させて落下させる粒状造粒体分散機構を構
成している。
【0019】このように本実施形態の粒状造粒体貯留用
ホッパ10では、内部の貯留量が少ない場合でも、ホッ
パ投入口11aよりホッパ内に落下投入された粒状造粒
体を、2段階に配設された分散板14及び15,16に
より、ホッパ投入口11aの下方において受けて内方傾
斜壁部13の対向する内側傾斜壁面13b,13bに向
け2方向に分散させて落下させ、各内側傾斜壁面13
b,13bに沿って落下させるようにしたので、ホッパ
内に投入された粒状造粒体には、ホッパ底部へ自然落下
させる従来に比べて落下衝撃が弱められて、落下衝撃に
よる潰れが生じ難い。図1に粒状造粒体の流れを矢印で
示している。なお、2段目に配設された分散板15,1
6により分散されてホッパ中心部に落下する粒状造粒体
には、該分散板15,16によって落下の勢いが弱めら
れることから、潰れが生じ難い。
ホッパ10では、内部の貯留量が少ない場合でも、ホッ
パ投入口11aよりホッパ内に落下投入された粒状造粒
体を、2段階に配設された分散板14及び15,16に
より、ホッパ投入口11aの下方において受けて内方傾
斜壁部13の対向する内側傾斜壁面13b,13bに向
け2方向に分散させて落下させ、各内側傾斜壁面13
b,13bに沿って落下させるようにしたので、ホッパ
内に投入された粒状造粒体には、ホッパ底部へ自然落下
させる従来に比べて落下衝撃が弱められて、落下衝撃に
よる潰れが生じ難い。図1に粒状造粒体の流れを矢印で
示している。なお、2段目に配設された分散板15,1
6により分散されてホッパ中心部に落下する粒状造粒体
には、該分散板15,16によって落下の勢いが弱めら
れることから、潰れが生じ難い。
【0020】なお、分散板については、本実施形態では
高さ方向において2段階にわけて合計3個配設したが、
投入される粒状造粒体の強度に対応して、高さ方向にお
けるピッチや、分散板個数を適宜選定するようにすれば
よい。
高さ方向において2段階にわけて合計3個配設したが、
投入される粒状造粒体の強度に対応して、高さ方向にお
けるピッチや、分散板個数を適宜選定するようにすれば
よい。
【0021】図3は本発明の別の実施形態による粒状造
粒体貯留用ホッパを示す図で、ホッパ内部を説明するた
めホッパ正面壁を取外した状態での正面図である。
粒体貯留用ホッパを示す図で、ホッパ内部を説明するた
めホッパ正面壁を取外した状態での正面図である。
【0022】この実施形態による粒状造粒体貯留用ホッ
パ20は、図3に示すように、外方傾斜壁部21、鉛直
壁部22及び内方傾斜壁部23については前記図1,図
2のものと同一構造であって、上端に断面矩形のホッパ
投入口21aを持ち、四角錐形状の外方傾斜壁部21
と、これの下側に連接された四角筒状の鉛直壁部22
と、これの下側に連接され、下端に断面矩形のホッパ排
出口23aを持ち、逆四角錐形状の内方傾斜壁部23と
を有している。内方傾斜壁部23の各内側傾斜壁面23
bの表面には、粒状造粒体が付着しないようにするため
に、例えばテフロン(登録商標)材からなり、滑らかで
非粘着性を有する高分子ライナ23cが張られている。
ホッパ投入用シュート59aの先端部がホッパ投入口2
1a内に挿入されている。
パ20は、図3に示すように、外方傾斜壁部21、鉛直
壁部22及び内方傾斜壁部23については前記図1,図
2のものと同一構造であって、上端に断面矩形のホッパ
投入口21aを持ち、四角錐形状の外方傾斜壁部21
と、これの下側に連接された四角筒状の鉛直壁部22
と、これの下側に連接され、下端に断面矩形のホッパ排
出口23aを持ち、逆四角錐形状の内方傾斜壁部23と
を有している。内方傾斜壁部23の各内側傾斜壁面23
bの表面には、粒状造粒体が付着しないようにするため
に、例えばテフロン(登録商標)材からなり、滑らかで
非粘着性を有する高分子ライナ23cが張られている。
ホッパ投入用シュート59aの先端部がホッパ投入口2
1a内に挿入されている。
【0023】また、この実施形態によるホッパ20は、
内部の貯留量が少ない場合において投入された粒状造粒
体を内方傾斜壁部23の対向する4つ全部の内側傾斜壁
面23bに沿って落下させるべく、粒状造粒体分散機構
を有している。すなわち、垂直上下方向に延びる複数本
の支柱部材25の各上端がホッパ投入用シュート59a
の先端部に固定されている。そして、ホッパ内において
ホッパ投入口21aの下方であって高さ方向において鉛
直壁部22と内方傾斜壁部23の境界付近の位置に、断
面円形の逆漏斗状分散部材24が前記複数本の支柱部材
25の下端に固定された状態で配設されている。
内部の貯留量が少ない場合において投入された粒状造粒
体を内方傾斜壁部23の対向する4つ全部の内側傾斜壁
面23bに沿って落下させるべく、粒状造粒体分散機構
を有している。すなわち、垂直上下方向に延びる複数本
の支柱部材25の各上端がホッパ投入用シュート59a
の先端部に固定されている。そして、ホッパ内において
ホッパ投入口21aの下方であって高さ方向において鉛
直壁部22と内方傾斜壁部23の境界付近の位置に、断
面円形の逆漏斗状分散部材24が前記複数本の支柱部材
25の下端に固定された状態で配設されている。
【0024】前記逆漏斗状分散部材24の最大直径は、
図3に示すように、ホッパ投入口21aの開口長さとほ
ぼ同じ長さにしている。この実施形態では、逆漏斗状分
散部材24の頂角の角度(開き角度)は50°である。
また、逆漏斗状分散部材24の粒状造粒品があたる傾斜
周面には、粒状造粒品に対する衝突時の衝撃を吸収する
ために高分子ライナ(図示せず)が張られている。逆漏
斗状分散部材24と複数本の支柱部材25は、貯留量が
少ない場合において、ホッパ投入口21aよりホッパ内
に落下投入された粒状造粒体を、ホッパ投入口21aの
下方において受けて内方傾斜壁部23の対向する4つの
内側傾斜壁面23bに向け円周方向に分散させて落下さ
せる粒状造粒体分散機構を構成している。
図3に示すように、ホッパ投入口21aの開口長さとほ
ぼ同じ長さにしている。この実施形態では、逆漏斗状分
散部材24の頂角の角度(開き角度)は50°である。
また、逆漏斗状分散部材24の粒状造粒品があたる傾斜
周面には、粒状造粒品に対する衝突時の衝撃を吸収する
ために高分子ライナ(図示せず)が張られている。逆漏
斗状分散部材24と複数本の支柱部材25は、貯留量が
少ない場合において、ホッパ投入口21aよりホッパ内
に落下投入された粒状造粒体を、ホッパ投入口21aの
下方において受けて内方傾斜壁部23の対向する4つの
内側傾斜壁面23bに向け円周方向に分散させて落下さ
せる粒状造粒体分散機構を構成している。
【0025】このように本実施形態の粒状造粒体貯留用
ホッパ20では、内部の貯留量が少ない場合でも、ホッ
パ投入口21aよりホッパ内に落下投入された粒状造粒
体を、逆漏斗状分散部材24により、ホッパ投入口21
aの下方において受けて内方傾斜壁部23の対向する4
つ全部の内側傾斜壁面23bに向け円周方向に分散させ
て落下させ、4つ全部の内側傾斜壁面23bに沿って落
下させるようにしたので、ホッパ内に投入された粒状造
粒体には、ホッパ底部へ自然落下させる従来に比べて落
下衝撃が弱められて、落下衝撃による潰れが生じ難い。
ホッパ20では、内部の貯留量が少ない場合でも、ホッ
パ投入口21aよりホッパ内に落下投入された粒状造粒
体を、逆漏斗状分散部材24により、ホッパ投入口21
aの下方において受けて内方傾斜壁部23の対向する4
つ全部の内側傾斜壁面23bに向け円周方向に分散させ
て落下させ、4つ全部の内側傾斜壁面23bに沿って落
下させるようにしたので、ホッパ内に投入された粒状造
粒体には、ホッパ底部へ自然落下させる従来に比べて落
下衝撃が弱められて、落下衝撃による潰れが生じ難い。
【0026】図4は本発明のさらに別の実施形態による
粒状造粒体貯留用ホッパを示す図で、ホッパ内部を説明
するためホッパ正面壁を取外した状態での正面図であ
る。
粒状造粒体貯留用ホッパを示す図で、ホッパ内部を説明
するためホッパ正面壁を取外した状態での正面図であ
る。
【0027】この実施形態による粒状造粒体貯留用ホッ
パ30は、図4に示すように、外方傾斜壁部31、鉛直
壁部32及び内方傾斜壁部33については前記図1,図
2のものと同一構造であって、上端に断面矩形のホッパ
投入口31aを持ち、四角錐形状の外方傾斜壁部31
と、これの下側に連接された四角筒状の鉛直壁部32
と、これの下側に連接され、下端に断面矩形のホッパ排
出口33aを持ち、逆四角錐形状の内方傾斜壁部33と
を有している。内方傾斜壁部33の各内側傾斜壁面33
bの表面には、粒状造粒体が付着しないようにするため
に、例えばテフロン(登録商標)材からなり、滑らかで
非粘着性を有する高分子ライナ33cが張られている。
ホッパ投入用シュート59aの先端部がホッパ投入口3
1a内に挿入されている。
パ30は、図4に示すように、外方傾斜壁部31、鉛直
壁部32及び内方傾斜壁部33については前記図1,図
2のものと同一構造であって、上端に断面矩形のホッパ
投入口31aを持ち、四角錐形状の外方傾斜壁部31
と、これの下側に連接された四角筒状の鉛直壁部32
と、これの下側に連接され、下端に断面矩形のホッパ排
出口33aを持ち、逆四角錐形状の内方傾斜壁部33と
を有している。内方傾斜壁部33の各内側傾斜壁面33
bの表面には、粒状造粒体が付着しないようにするため
に、例えばテフロン(登録商標)材からなり、滑らかで
非粘着性を有する高分子ライナ33cが張られている。
ホッパ投入用シュート59aの先端部がホッパ投入口3
1a内に挿入されている。
【0028】また、この実施形態によるホッパ30は、
内部の貯留量が少ない場合において粒状造粒体を内方傾
斜壁部33の対向する内側傾斜壁面33b,33bに沿
って落下させるべく、粒状造粒体分散機構を有してい
る。すなわち、ホッパ内においてホッパ投入口31aの
下方であって高さ方向において鉛直壁部32におけるほ
ぼ中央の高さ位置に、平面視矩形の揺動式分散板34が
可回転に支持された揺動中心回転軸35に取り付けられ
た状態で配設されている。
内部の貯留量が少ない場合において粒状造粒体を内方傾
斜壁部33の対向する内側傾斜壁面33b,33bに沿
って落下させるべく、粒状造粒体分散機構を有してい
る。すなわち、ホッパ内においてホッパ投入口31aの
下方であって高さ方向において鉛直壁部32におけるほ
ぼ中央の高さ位置に、平面視矩形の揺動式分散板34が
可回転に支持された揺動中心回転軸35に取り付けられ
た状態で配設されている。
【0029】揺動式分散板34の正面視における長さと
図4における奥行き方向の長さとは、図4に示すよう
に、ホッパ投入口31aの開口長さとほぼ同じ長さにし
ている。また、揺動式分散板34の粒状造粒品があたっ
て堆積する上面には、粒状造粒品に対する衝突時の衝撃
を吸収するために高分子ライナ(図示せず)が張られて
いる。揺動式分散板34と揺動中心回転軸35は、内部
の貯留量が少ない場合、ホッパ投入口31aよりホッパ
内に落下投入された粒状造粒体を、ホッパ投入口31a
の下方において受けて内方傾斜壁部33の対向する内側
傾斜壁面33b,33bに向け2方向に分散させて落下
させる粒状造粒体分散機構を構成している。
図4における奥行き方向の長さとは、図4に示すよう
に、ホッパ投入口31aの開口長さとほぼ同じ長さにし
ている。また、揺動式分散板34の粒状造粒品があたっ
て堆積する上面には、粒状造粒品に対する衝突時の衝撃
を吸収するために高分子ライナ(図示せず)が張られて
いる。揺動式分散板34と揺動中心回転軸35は、内部
の貯留量が少ない場合、ホッパ投入口31aよりホッパ
内に落下投入された粒状造粒体を、ホッパ投入口31a
の下方において受けて内方傾斜壁部33の対向する内側
傾斜壁面33b,33bに向け2方向に分散させて落下
させる粒状造粒体分散機構を構成している。
【0030】このように本実施形態の粒状造粒体貯留用
ホッパ30では、内部の貯留量が少ない場合でも、揺動
中心回転軸35に取り付けられた揺動式分散板34が水
平姿勢を基準として、時計回り方向と反時計回り方向と
に所定回転角度にて間欠的に揺動することにより、ホッ
パ投入口31aよりホッパ内に落下投入された粒状造粒
体を、ホッパ投入口31aの下方において受けて内方傾
斜壁部33の対向する内側傾斜壁面33b,33bに向
け間欠的に2方向に分散させて落下させ、各内側傾斜壁
面33b,33bに沿って落下させるようにしたので、
ホッパ内に投入された粒状造粒体には、ホッパ底部へ自
然落下させる従来に比べて落下衝撃が弱められて、落下
衝撃による潰れが生じ難い。
ホッパ30では、内部の貯留量が少ない場合でも、揺動
中心回転軸35に取り付けられた揺動式分散板34が水
平姿勢を基準として、時計回り方向と反時計回り方向と
に所定回転角度にて間欠的に揺動することにより、ホッ
パ投入口31aよりホッパ内に落下投入された粒状造粒
体を、ホッパ投入口31aの下方において受けて内方傾
斜壁部33の対向する内側傾斜壁面33b,33bに向
け間欠的に2方向に分散させて落下させ、各内側傾斜壁
面33b,33bに沿って落下させるようにしたので、
ホッパ内に投入された粒状造粒体には、ホッパ底部へ自
然落下させる従来に比べて落下衝撃が弱められて、落下
衝撃による潰れが生じ難い。
【0031】図5は本発明のさらに別の実施形態による
粒状造粒体貯留用ホッパを示す図で、ホッパ内部を説明
するためホッパ正面壁を取外した状態での正面図であ
る。
粒状造粒体貯留用ホッパを示す図で、ホッパ内部を説明
するためホッパ正面壁を取外した状態での正面図であ
る。
【0032】この実施形態による粒状造粒体貯留用ホッ
パ40は、図5に示すように、外方傾斜壁部41、鉛直
壁部42及び内方傾斜壁部43については前記図1,図
2のものと同一構造であって、上端に断面矩形のホッパ
投入口41aを持ち、四角錐形状の外方傾斜壁部41
と、これの下側に連接された四角筒状の鉛直壁部42
と、これの下側に連接され、下端に断面矩形のホッパ排
出口43aを持ち、逆四角錐形状の内方傾斜壁部43と
を有している。内方傾斜壁部43の各内側傾斜壁面43
bの表面には、粒状造粒体が付着しないようにするため
に、例えばテフロン(登録商標)材からなり、滑らかで
非粘着性を有する高分子ライナ43cが張られている。
ホッパ投入用シュート59aの先端部がホッパ投入口4
1a内に挿入されている。
パ40は、図5に示すように、外方傾斜壁部41、鉛直
壁部42及び内方傾斜壁部43については前記図1,図
2のものと同一構造であって、上端に断面矩形のホッパ
投入口41aを持ち、四角錐形状の外方傾斜壁部41
と、これの下側に連接された四角筒状の鉛直壁部42
と、これの下側に連接され、下端に断面矩形のホッパ排
出口43aを持ち、逆四角錐形状の内方傾斜壁部43と
を有している。内方傾斜壁部43の各内側傾斜壁面43
bの表面には、粒状造粒体が付着しないようにするため
に、例えばテフロン(登録商標)材からなり、滑らかで
非粘着性を有する高分子ライナ43cが張られている。
ホッパ投入用シュート59aの先端部がホッパ投入口4
1a内に挿入されている。
【0033】また、この実施形態によるホッパ40は、
投入された粒状造粒体を内方傾斜壁部43の対向する内
側傾斜壁面43b,43bに沿って落下させるべく、粒
状造粒体分散機構を有している。すなわち、ホッパ内に
おいてホッパ投入口41aの直下の位置に、正面視逆V
字形をなして二股に分岐した断面矩形の二股分散シュー
ト44がホッパ投入用シュート59a先端部に固着され
ている。
投入された粒状造粒体を内方傾斜壁部43の対向する内
側傾斜壁面43b,43bに沿って落下させるべく、粒
状造粒体分散機構を有している。すなわち、ホッパ内に
おいてホッパ投入口41aの直下の位置に、正面視逆V
字形をなして二股に分岐した断面矩形の二股分散シュー
ト44がホッパ投入用シュート59a先端部に固着され
ている。
【0034】二股分散シュート44の図5における奥行
き方向の長さは、ホッパ投入口41aの開口長さとほぼ
同じ長さにしている。また、二股分散シュート44の内
周面には、粒状造粒品に対する衝突時の衝撃を吸収する
ために高分子ライナ(図示せず)が張られている。二股
分散シュート44は、ホッパ投入口41aよりホッパ内
に落下投入された粒状造粒体を、ホッパ投入口41aの
下方において受けて内方傾斜壁部43の対向する内側傾
斜壁面43b,43bに向け2方向に分散させて落下さ
せる粒状造粒体分散機構を構成している。
き方向の長さは、ホッパ投入口41aの開口長さとほぼ
同じ長さにしている。また、二股分散シュート44の内
周面には、粒状造粒品に対する衝突時の衝撃を吸収する
ために高分子ライナ(図示せず)が張られている。二股
分散シュート44は、ホッパ投入口41aよりホッパ内
に落下投入された粒状造粒体を、ホッパ投入口41aの
下方において受けて内方傾斜壁部43の対向する内側傾
斜壁面43b,43bに向け2方向に分散させて落下さ
せる粒状造粒体分散機構を構成している。
【0035】このように本実施形態の粒状造粒体貯留用
ホッパ40では、ホッパ投入口41aよりホッパ内に落
下投入された粒状造粒体を、二股分散シュート44によ
り、ホッパ投入口41aの下方において受けて内方傾斜
壁部43の対向する内側傾斜壁面43b,43bに向け
2方向に分散させて落下させ、各内側傾斜壁面43b,
43bに沿って落下させるようにしたので、ホッパ内に
投入された粒状造粒体は、ホッパ底部へ自然落下させる
従来に比べて落下衝撃が弱められて、落下衝撃による潰
れが生じ難い。
ホッパ40では、ホッパ投入口41aよりホッパ内に落
下投入された粒状造粒体を、二股分散シュート44によ
り、ホッパ投入口41aの下方において受けて内方傾斜
壁部43の対向する内側傾斜壁面43b,43bに向け
2方向に分散させて落下させ、各内側傾斜壁面43b,
43bに沿って落下させるようにしたので、ホッパ内に
投入された粒状造粒体は、ホッパ底部へ自然落下させる
従来に比べて落下衝撃が弱められて、落下衝撃による潰
れが生じ難い。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるホッパ
への粒状造粒体搬入方法及び粒状造粒体貯留用ホッパに
よれば、下部が内方傾斜壁部で構成されるホッパにおい
て、内部の貯留量が少ない場合でも、ホッパ投入口より
ホッパ内に落下投入された粒状造粒体を、ホッパ投入口
の下方において受けて内方傾斜壁部の内側傾斜壁面に向
け分散させて落下させ、前記内側傾斜壁面に沿って落下
させるようにしたので、ホッパ内に投入された粒状造粒
体には、ホッパ底部へ自然落下させる従来に比べて落下
衝撃が弱められて、落下衝撃による潰れが生じ難い。こ
れにより、ホッパ排出口から粒状造粒体をスムーズに引
き出すことができ、また、後工程において得られる粒状
造粒体加工製品の歩留まりを従来に比べ向上させること
ができる。
への粒状造粒体搬入方法及び粒状造粒体貯留用ホッパに
よれば、下部が内方傾斜壁部で構成されるホッパにおい
て、内部の貯留量が少ない場合でも、ホッパ投入口より
ホッパ内に落下投入された粒状造粒体を、ホッパ投入口
の下方において受けて内方傾斜壁部の内側傾斜壁面に向
け分散させて落下させ、前記内側傾斜壁面に沿って落下
させるようにしたので、ホッパ内に投入された粒状造粒
体には、ホッパ底部へ自然落下させる従来に比べて落下
衝撃が弱められて、落下衝撃による潰れが生じ難い。こ
れにより、ホッパ排出口から粒状造粒体をスムーズに引
き出すことができ、また、後工程において得られる粒状
造粒体加工製品の歩留まりを従来に比べ向上させること
ができる。
【図1】本発明の一実施形態による粒状造粒体貯留用ホ
ッパを示す図で、ホッパ内部を説明するためホッパ左側
面壁を取外した状態での側面図である。
ッパを示す図で、ホッパ内部を説明するためホッパ左側
面壁を取外した状態での側面図である。
【図2】その粒状造粒体貯留用ホッパを示す図で、ホッ
パ内部を説明するためホッパ正面壁を取外した状態での
正面図である。
パ内部を説明するためホッパ正面壁を取外した状態での
正面図である。
【図3】本発明の別の実施形態による粒状造粒体貯留用
ホッパを示す図で、ホッパ内部を説明するためホッパ正
面壁を取外した状態での正面図である。
ホッパを示す図で、ホッパ内部を説明するためホッパ正
面壁を取外した状態での正面図である。
【図4】本発明のさらに別の実施形態による粒状造粒体
貯留用ホッパを示す図で、ホッパ内部を説明するためホ
ッパ正面壁を取外した状態での正面図である。
貯留用ホッパを示す図で、ホッパ内部を説明するためホ
ッパ正面壁を取外した状態での正面図である。
【図5】本発明のさらに別の実施形態による粒状造粒体
貯留用ホッパを示す図で、ホッパ内部を説明するためホ
ッパ正面壁を取外した状態での正面図である。
貯留用ホッパを示す図で、ホッパ内部を説明するためホ
ッパ正面壁を取外した状態での正面図である。
【図6】砕石副産物処理設備における前半工程設備を示
す正面図である。
す正面図である。
【図7】図6に示す前半工程設備の一部省略平面図であ
る。
る。
【図8】砕石副産物処理設備における後半工程設備を示
す平面図である。
す平面図である。
【図9】図8に示す後半工程設備の要部を示す正面図で
ある。
ある。
【図10】従来の粒状造粒体貯留用ホッパの正面図であ
る。
る。
10…粒状造粒体貯留用ホッパ 11…外方傾斜壁部
11a…ホッパ投入口12…鉛直壁部 13…内方傾斜
壁部 13a…ホッパ排出口 13b…内側傾斜壁面
13c…高分子ライナ 14〜16…分散板 17〜1
9…支持用円形パイプ 20…粒状造粒体貯留用ホッパ
21…外方傾斜壁部 21a…ホッパ投入口 22…
鉛直壁部 23…内方傾斜壁部 23a…ホッパ排出口
23b…内側傾斜壁面 23c…高分子ライナ 24
…逆漏斗状分散部材 25…支柱部材 30…粒状造粒
体貯留用ホッパ 31…外方傾斜壁部 31a…ホッパ
投入口 32…鉛直壁部 33…内方傾斜壁部 33a
…ホッパ排出口 33b…内側傾斜壁面 33c…高分
子ライナ 34…揺動式分散板 35…揺動中心回転軸
40…粒状造粒体貯留用ホッパ 41…外方傾斜壁部
41a…ホッパ投入口 42…鉛直壁部 43…内方
傾斜壁部 43a…ホッパ排出口 43b…内側傾斜壁
面 43c…高分子ライナ 44…二股分散シュート
11a…ホッパ投入口12…鉛直壁部 13…内方傾斜
壁部 13a…ホッパ排出口 13b…内側傾斜壁面
13c…高分子ライナ 14〜16…分散板 17〜1
9…支持用円形パイプ 20…粒状造粒体貯留用ホッパ
21…外方傾斜壁部 21a…ホッパ投入口 22…
鉛直壁部 23…内方傾斜壁部 23a…ホッパ排出口
23b…内側傾斜壁面 23c…高分子ライナ 24
…逆漏斗状分散部材 25…支柱部材 30…粒状造粒
体貯留用ホッパ 31…外方傾斜壁部 31a…ホッパ
投入口 32…鉛直壁部 33…内方傾斜壁部 33a
…ホッパ排出口 33b…内側傾斜壁面 33c…高分
子ライナ 34…揺動式分散板 35…揺動中心回転軸
40…粒状造粒体貯留用ホッパ 41…外方傾斜壁部
41a…ホッパ投入口 42…鉛直壁部 43…内方
傾斜壁部 43a…ホッパ排出口 43b…内側傾斜壁
面 43c…高分子ライナ 44…二股分散シュート
Claims (2)
- 【請求項1】 下部が内方傾斜壁部で構成されるホッパ
に粒状造粒体を搬入する方法であって、ホッパ投入口よ
り粒状造粒体を落下投入し、前記ホッパ投入口の下方に
おいて前記投入された粒状造粒体を受けて前記内方傾斜
壁部の内側傾斜壁面に向け分散させて落下させることを
特徴とするホッパへの粒状造粒体搬入方法。 - 【請求項2】 下部が内方傾斜壁部で構成される粒状造
粒体貯留用ホッパにおいて、ホッパ投入口より落下投入
された粒状造粒体を、前記ホッパ投入口の下方において
受けて前記内方傾斜壁部の内側傾斜壁面に向け分散させ
て落下させる粒状造粒体分散機構を有していることを特
徴とする粒状造粒体貯留用ホッパ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001254427A JP2003063589A (ja) | 2001-08-24 | 2001-08-24 | ホッパへの粒状造粒体搬入方法及び粒状造粒体貯留用ホッパ |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013010576A (ja) * | 2011-06-28 | 2013-01-17 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | ボトルストッカー |
JP2015067423A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | Jx日鉱日石金属株式会社 | 原料投入時の荷重分散方法及び構造 |
CN110397938A (zh) * | 2019-08-22 | 2019-11-01 | 普霖环境科技有限公司 | 一种用于固体废物处理设备的进料设备 |
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2001
- 2001-08-24 JP JP2001254427A patent/JP2003063589A/ja active Pending
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JP2013010576A (ja) * | 2011-06-28 | 2013-01-17 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | ボトルストッカー |
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CN110397938B (zh) * | 2019-08-22 | 2024-10-25 | 普霖环境科技有限公司 | 一种用于固体废物处理设备的进料设备 |
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