JP2003063081A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

Info

Publication number
JP2003063081A
JP2003063081A JP2001259487A JP2001259487A JP2003063081A JP 2003063081 A JP2003063081 A JP 2003063081A JP 2001259487 A JP2001259487 A JP 2001259487A JP 2001259487 A JP2001259487 A JP 2001259487A JP 2003063081 A JP2003063081 A JP 2003063081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording material
shaft
platen
main frame
drive unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001259487A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Samoto
賢治 佐本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2001259487A priority Critical patent/JP2003063081A/ja
Priority to US10/230,157 priority patent/US6979080B2/en
Publication of JP2003063081A publication Critical patent/JP2003063081A/ja
Priority to US11/230,527 priority patent/US7618139B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、プラテンと被記録材排出軸と被記
録材搬送軸の相互の位置精度を確保しつつ、駆動ユニッ
トをメインフレーム体から離間した位置に配置でき、必
要に応じてプラテンの傾き調整ができるインクジェット
記録装置を提供する。 【解決手段】 本発明のインクジェット記録装置1は、
メインフレーム体33と、前記メインフレーム体33に
支持されるプラテン30と、前記プラテン30に回転可
能に支持される被記録材排出軸と、前記メインフレーム
体に回転可能に支持される被記録材搬送軸と、前記被記
録材搬送軸と前記被記録材排出軸とを連動して回転させ
るための駆動ユニット50と、から構成され、前記被記
録材排出軸と前記駆動ユニット50とが自在継手60を
介して連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置の搬送装置に関し、特に排出ローラの駆動機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の被記録材搬送機構においては、印
字領域に被記録材を送り込む搬送ローラと印字後の被記
録材を搬出する排出ローラが、印字中に被記録材と記録
ヘッドとの隙間を適正にするためにプラテンの前後に配
置されており、それらのローラは同一の駆動源によって
駆動される。
【0003】そのため、搬送ローラ及び排出ローラの一
端には、駆動のためのギヤ、或いはプーリが設けられて
駆動源を含む共通のフレームに回転自在に保持され、他
端は別の共通フレームによって回転自在に保持される。
【0004】またプラテンは、排出ローラ及び/又は搬
送ローラにぶら下がるように組み立てられたり、この排
出ローラ及び/又は搬送ローラを保持する共通フレーム
に固定されたりしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、駆動源を含む
共通フレームにより排出ローラ及び/又は搬送ローラを
保持しているため、駆動機構が邪魔となって、印字領域
の端部近傍に共通フレームを配置することができず、印
字領域の端部からかなり離れた位置に配置されていた。
【0006】そのため、排出ローラは、搬送ローラと平
行に配置されれば十分であるにもかかわらず搬送ローラ
と駆動源を共通にしていたり、プラテンを支えたりする
ため、軸ずれやたわみをおこさないように十分な強度を
持つ長い金属軸が用いられており、軸を短くしたり樹脂
軸に変更する等のコストダウンを困難としていた。
【0007】また、これらのローラ及びプラテンは、フ
レームに対して一義的に固定されてしまうので部品のば
らつきによって、記録ヘッドとプラテンとの間隔が変化
しないように、各々の部品精度が要求され、高価な部品
となっているという問題もあった。
【0008】そこで本発明は、プラテンと被記録材排出
軸と被記録材搬送軸の相互の位置精度を確保しつつ、駆
動ユニットをメインフレーム体から離間した位置に配置
でき、必要に応じてプラテンの傾き調整ができるインク
ジェット記録装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0010】請求項1の発明は、メインフレーム体(3
3)と、前記メインフレーム体に支持されるプラテン
(30)と、前記プラテンに回転可能に支持される被記
録材排出軸と、前記メインフレーム体に回転可能に支持
される被記録材搬送軸と、前記被記録材搬送軸と前記被
記録材排出軸とを連動して回転させるための駆動ユニッ
ト(50)と、から構成され、前記被記録材排出軸と前
記駆動ユニットとが継手を介して連結されることを特徴
とする。
【0011】この発明によれば、被記録材排出軸と駆動
ユニットとが継手を介して連結されので、プラテンの位
置決めが容易にできる。具体的には、被記録材排出軸と
しての排紙ローラ(9)と駆動ユニット中の第2ギヤ
(56)とを連結する軸心がずれても継手の調整機能に
より良好に連結することができる。また、部品の加工等
において寸法精度を気にする必要がほとんどなくなる。
【0012】請求項2の発明は、前記メインフレーム体
は、メインフレーム(80)と支持手段(33a、33
b)とから構成され、その支持手段に前記プラテンが支
持されることを特徴とする。また、請求項3の発明は、
前記メインフレームに対する支持手段の傾斜角が調整可
能であることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、メインフレームに直に
支持手段を介してプラテンを設けることができる。ま
た、支持手段の傾斜角を調整することにより、記録ヘッ
ド(7)とプラテンとの隙間を最適な距離に調整するこ
とができる。
【0014】請求項4の発明は、前記継手が自在継手
(60)であることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、自在継手とすることに
より、その自在継手と連動する軸の自由度が広がる。ま
た、自在継手により、自在継手と連動する軸を一定の範
囲で偏角できるので、排紙ローラを支点としてプラテン
の傾きを調整することもでき、プラテンの位置決めが容
易になる。
【0016】請求項5の発明は、前記駆動ユニットは、
モータ(51)と、そのモータの駆動力を被記録材排出
軸に伝達するための伝達部とから構成され、前記伝達部
の先端に形成された軸受部(56c)と、前記被記録材
排出軸の先端に形成された回転軸部(9a)と、前記軸
受部と回転軸部との間に挿入されるジョイント部材(7
0)から前記自在継手が構成されていることを特徴とす
る。
【0017】この発明によれば、モータから発生する駆
動力(トルク)を簡単な構成で搬送ローラ(8)及び排
紙ローラに確実に伝達することができる。
【0018】請求項6の発明は、前記被記録材排出軸が
樹脂製であることを特徴とする。
【0019】この発明によれば、樹脂製の部品を使用す
ることができるため部品コストを下げられる。また、金
属製と比較して樹脂成型品は加工も容易である。
【0020】請求項7の発明は、前記駆動ユニットは、
前記被記録材の搬送方向と直交する方向について、前記
被記録材の搬送領域、及び前記支持手段から離れて設け
られていることを特徴とする。
【0021】この発明によれば、駆動ユニットを独立し
て配置できるため、装置内の空き部分を上手く利用する
ことにより小型化できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明であるインクジェッ
ト記録装置に係る実施の形態について詳細に説明する。
【0023】図1はインクジェット記録装置の構成図、
図2はインクジェット記録装置の印字部の斜視図であ
る、図3はインクジェット記録装置の斜視図である。
【0024】最初に通信機能付きインクジェット記録装
置1の全体構成について説明する。
【0025】このインクジェット記録装置1は、操作部
2と、給紙部3と、印刷部4と、排紙部5と、読取部6
とを備える。
【0026】被記録材P(用紙やOHPシート等)を給
紙部3の給紙トレイ3aに挿入し、操作部2の操作パネ
ル2aに設けられているボタン2b、2b・・・2bまた
は接続されたPC等により印刷指示を行うと、給紙部3
の給紙ローラ3bにより、被記録材Pの最上部の一枚
が、分離される。分離された被記録材Pは搬送ローラ8
により印刷部4へ案内される。印刷部4へ案内された被
記録材Pに対して記録ヘッド7が往復移動して、画像信
号に応じて記録ヘッド7から所定のインクが吐出され印
刷される。そして印刷された被記録材Pは排紙部5の排
紙ローラ9により、排出トレイ5a(排紙部5)から排
紙される。
【0027】一方、読取部6に設けられた原稿挿入部6
aから原稿を挿入すると、原稿読取部6bにおいて原稿
を読み取るとともに、読み取られた原稿がデータとして
電話回線を介して送信される。原稿は、原稿排紙部6c
より排出される。また、インクジェット記録装置1は、
電話回線を介して送信されてきたデータを画像信号に変
換する機能をも有している。この画像信号は印刷部4に
おいて使用され、印刷された被記録材Pが排紙される。
このように、インクジェット記録装置1はファクシミリ
装置としての機能を併せ持つ。また、このインクジェッ
ト記録装置1は複写機能をも有している。原稿挿入部6
aから複写したい原稿を挿入すると、原稿読取部6bに
おいて原稿が読み取られ、読み取られた原稿データが印
刷部4を介して、印刷された被記録材Pが排紙部5から
排紙される。その際、読み取りに使用された原稿は原稿
排紙部6cより排紙される。
【0028】印刷部4は、シアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラックの4色のカラーインクがそれぞれ充填され
るインクカートリッジ10と、被記録材Pに印刷するた
めの記録ヘッド7を備えるヘッドユニット11と、イン
クカートリッジ10及びヘッドユニット11が搭載され
るキャリッジ12と、このキャリッジ12を直線方向に
移動させる駆動ユニット13と、キャリッジ12の往復
移動方向に延び、記録ヘッド7と対向して配置される搬
送ローラ8と、パージ装置15と、インクセンサ16
と、を備えている。
【0029】ヘッドユニット11の載置部11a上には
3つの仕切板が立接されており、載置部の両側に形成さ
れた一対のサイドカバー11bとの間で、載置部11a
は各仕切板を介して4つのインクカートリッジの装着部
に区画されている。この装着部にシアンインク、マゼン
タインク、イエローインク、ブラックインクが充填され
た4つのインクカートリッジ10が装着される。なお、
ブラックインクのカートリッジが、他の3色のインクが
充填された各インクカートリッジに対して大きな容積を
有しているのは、ブラックインクの使用頻度が他の色に
比べて高いことを考慮したものである。
【0030】駆動ユニット13は、キャリッジ12の下
端部に配置され搬送ローラ8と平行に延びるキャリッジ
軸17と、キャリッジ12の上端部に配置されキャリッ
ジ軸17に平行に延びるガイド板18と、そのキャリッ
ジ軸17とガイド板18との間であって、キャリッジ軸
17の両端部に配置される2つのプーリ19及び20
と、これらのプーリ19及び20の間に掛け渡されるエ
ンドレスベルト21とからなる。
【0031】そして、一方のプーリ20が、キャリッジ
モータ(CRモータ)22の駆動により正逆回転される
と、そのプーリ20の正逆回転に伴って、エンドレスベ
ルト21に接合されているキャリッジ12が、キャリッ
ジ軸17及びガイド板18に沿って、直線方向に往復移
動される。
【0032】パージ装置15は、搬送ローラ8の側方に
設けられ、ヘッドユニット11がリセット位置にある時
に、記録ヘッド7に対向するように配置されている。こ
のパージ装置15は、記録ヘッド7の複数のノズル(図
示せず)を覆うように当該ノズルの開口面に対し当接す
るパージキャップ23と、ポンプ24およびカム25
と、インク貯留部26とを備えており、ヘッドユニット
11が、リセット位置にある時に、記録ヘッド7のノズ
ルをパージキャップ23で覆い、記録ヘッド7の内部に
溜まる気泡などを含んだ不良インクを、カム25の駆動
によりポンプ24によって吸引することにより、記録ヘ
ッド7の回復を図るようにしている。なお、吸引された
不良インクは、インク貯留部26に貯められる。
【0033】パージ装置15における搬送ローラ8側の
位置には、パージ装置15に隣接してワイパ部材28が
配設されている。このワイパ部材28は、へら状に形成
されており、キャリッジ12の移動に伴って、記録ヘッ
ド7のノズル形成面を拭うものである。キャップ27
は、インクの乾燥を防止するため、印刷が終了するとリ
セット位置に戻される記録ヘッド7の複数のノズルを覆
うものである。
【0034】インクセンサ16は、インクカートリッジ
の有無やインクカートリッジ内のインクの有無を検出す
るためのセンサである。駆動ユニットの端部付近(図1
の左側)に設けられ、赤外光発光素子と赤外光受光素子
とを備えている(図示なし)。赤外光発光素子の光照射
面と赤外光受光素子の光受光面とは、インクカートリッ
ジの略20度で傾斜する傾斜部と同様な角度で傾斜し、
且つ、インクカートリッジの傾斜部に対して、水平方向
に略10度の角度で斜めに配置されている。赤外光発光
素子からインクカートリッジに対して照射された光は、
反射光として赤外光受光素子により受光され。その受光
した反射光の多少により、インクカートリッジ内のイン
クの有無が検出されるのである。
【0035】次に図4、図5を参照して、被記録材の搬
送機構及び駆動機構について説明する。図4は、被記録
材の搬送機構の構造図であり、図5は駆動機構を示し、
図5(a)は平面図、図5(b)は横断面と拍車ローラ
との関係を示す図、図5(c)はAから見たギヤの配置
図である。
【0036】図示のように、記録ヘッド7の下方にはプ
ラテン30が対向して配設される。このプラテン30の
被記録材搬送方向上流側(図中右側)には、給紙トレイ
3aに供給された被記録材Pを印刷部4に搬送するため
の搬送ローラ8が配設される。また、プラテン30の被
記録材搬送方向下流側(図中左側)には、印刷部4によ
り印刷された被記録材Pを排紙するための排紙ローラ対
36が配置される。排紙ローラ対36は、排紙される被
記録材Pの下方に配置される排紙ローラ9と、被記録材
Pの上方に配置され上記排紙ローラ9に接して転動する
拍車ローラ32とを備える。また、記録ヘッド7と拍車
ローラ32との間には、被記録材Pの浮き上がりを防止
するための中間拍車ローラ31が配置される。また、プ
ラテン30の被記録材搬送方向下流側の上部には拍車支
持部材35が設けられ、中間拍車ローラ31と拍車ロー
ラ32と排紙ローラ9が所定位置に配設される。更に、
プラテン30の被記録材搬送方向上流側の一方の隅部に
は、搬送ローラ8と嵌合するための嵌合部34が設けら
れている。
【0037】上記プラテン30の被記録材搬送方向(短
手方向)の幅は、記録ヘッド7の大きさにより決定され
る。記録ヘッド7が大きければ大きいほど(被記録材搬
送方向に長ければ長いほど)、プラテン30の幅は広く
なる。それにともない、記録ヘッド7の下面とプラテン
30の上面とにおける水平度を保つためのプラテン30
の位置決め精度を高くする必要がある。
【0038】インクジェット記録装置1のメインフレー
ム体33は、メインフレーム80と、プラテン30、排
紙ローラ9及び搬送ローラ8の一端を保持する支持部材
33a、33bとを備える。支持部材33a、33bと
メインフレーム80とは固定部材80aで固定されてい
る。また、メインフレーム80には、支持部材の傾斜角
度を調整するための溝80b、80b、80bが設けら
れている。支持部材33a、33bは、この溝80bに
より傾斜角度を調整したうえで、メインフレーム80に
固定される。固定部材には、ネジ等が使用される。
【0039】また、メインフレーム80はキャリッジモ
ータ22等を保持するとともに、搬送ローラ8、及び排
紙ローラ9を駆動するモータ51を組み付けた駆動部5
0を調整不用に固定している。
【0040】プラテン30の被記録材搬送方向下流側に
は、排紙ローラ9が回転自在に設けられ、拍車支持部材
35、支持部材33、支持部材33aとの位置決めに用
いられる。
【0041】プラテン30の嵌合部34は、搬送ローラ
8と嵌合され、この一点でのみ直接搬送ローラ8と位置
決め係合する。
【0042】排紙ローラ対36は、排紙ローラ9の軸心
と拍車ローラ32の軸心とを結ぶ線が記録ヘッド7側に
わずかに傾いた状態で配置される。また排紙ローラ9
は、外周に弾性体を設けて形成される。弾性体の好適な
例としては、ゴムである。また、排紙ローラ9は樹脂成
型品である。
【0043】拍車ローラ32は、外周面に放射状に凸部
37aを有する回転体37を隣接して配置し、弾性を有
する軸38に回転自在に軸支されている。この軸38の
好適な例としては、バネを使用する。この凸部37a
は、排紙ローラ対36の間を通過する被記録材Pに対
し、軸38の弾性力により適度に被記録材Pを押圧す
る。また、拍車ローラ32は、プラテン30の被記録材
搬送方向に直交する方向について、一定の間隔を設けて
複数備えられる。
【0044】中間拍車ローラ31は、外周面に放射状に
凸部40aを有する円板部40が、軸部41に一体的に
形成されて拍車支持部材35に回転自在に軸支されてい
る。また、この中間拍車ローラ31は、拍車ローラ32
の間に設けられる。
【0045】また、被記録材Pを印刷部4に搬送し、印
刷した被記録材Pを排紙するための搬送ローラ8と排紙
ローラ9が駆動ユニット50を介して回転駆動される。
【0046】駆動ユニット50は、トルクを発生するた
めのモータ51と、このモータ51から発生したトルク
を伝達する伝達手段とを備える。伝達手段としては、各
種ギヤを備える。図5(c)に示すように、モータ51
から発生したトルクはモータピニオンギヤ51aに伝達
され、このモータピニオンギヤ51aに伝達されたトル
クは第1ギヤ55に伝達され、この第1ギヤ55に伝達
されたトルクは、アイドルギヤ57を介して第2ギヤ5
6に伝達される。また、アイドルギヤ57は、第2ギヤ
56の回転方向が第1ギヤ55と同一方向に回転するよ
うに伝達する。また、これらのギヤはプーリやベルトを
利用してもよい。
【0047】また、第2ギヤ56は、ギヤ本体56aの
軸心からプラテン側のギヤ本体56aと直交する方向に
円筒56bの一端を一体的に形成することで構成されて
いる。円筒56bの他端は、排紙ローラ9の一端と自在
継手60を介して連結される。
【0048】これにより、モータ51から発生したトル
クは、ピニオンギヤ51aを介して第1ギヤ55に伝達
され、搬送ローラ8に伝達されるとともに、アイドルギ
ヤ57を介して、第2ギヤ56に伝達され、自在継手6
0を介して排紙ローラ9に伝達できる。また、第1ギヤ
55は搬送ローラ8と連結されており、第1ギヤに伝達
されたトルクは搬送ローラ8に伝達されている。
【0049】以上により、本発明のインクジェット記録
装置1は、記録ヘッド7と、記録ヘッド7の下方に設け
られるプラテン30と、メインフレーム80と、プラテ
ン30を支持するための支持手段としての支持部材33
a、33bと、プラテン30の被記録材搬送方向上流側
に設けられる被記録材搬送軸としての搬送ローラ8と、
プラテン30の被記録材搬送方向下流側に設けられる被
記録材排出軸としての排紙ローラ9と、搬送ローラ8と
排紙ローラ9とを連動して回転させるための駆動ユニッ
ト50と、を備え、排紙ローラ9と駆動ユニット50と
が自在継手60を介して連結されている。
【0050】このように、メインフレーム80に固定さ
れる支持部材33a、33bにプラテン30が固定され
て、更にそのプラテン30に支持される排紙ローラ9
と、メインフレーム80に固定されている駆動ユニット
50との間に自在継手60を介することにより、排紙ロ
ーラ9と第2ギヤ56とを連結する軸心がずれても自在
継手60の調整機能を利用して連結することができる。
そのため、排紙ローラ9は比較的安価で重量が軽い樹脂
成型品を使用することができる。また、駆動ユニット5
0をプラテン30や排紙ローラ9を含む搬送ユニットと
独立して配置できるため、搬送ユニットを小型化するこ
とができる。一方、被記録材Pをプラテン30上に案内
するための搬送ローラ8は第1ギヤ55と直接連結され
る。
【0051】図6は自在継手を示し、図6(a)は自在
継手近傍の全体構造図、図6(b)は自在継手の構造を
表す平面断面図、図6(c)はB−B断面図、図7は排
紙ローラを示し、図7(a)は先端拡大図、図7(b)
はC−C断面図、図8はジョイント部材の拡大図であ
る。
【0052】駆動ユニットから排出ローラにトルクを伝
達するためのフック自在継手について説明する。
【0053】排紙ローラ9の先端には回転軸部9aとス
リット部9bが形成され、第2ギヤ本体56aに形成さ
れた円筒部56bの先端部には軸受部56cが形成さ
れ、その両者がジョイント部材70を介して連結されて
いる。
【0054】具体的には、排紙ローラ9の回転軸部9a
及びスリット部9bに対してジョイント部材70の孔部
70dが係合され、孔部70dと回転軸部9aとで決ま
る軸心Xに対して互いに回動可能に構成されている。ま
た、前記ジョイント部材70の軸部70a及び70bに
対して前記軸受部56cに形成された位置決め部56d
及びフック形状部56eが係合され、軸部70a及び7
0bと位置決め部56d及びフック形状部56eとで決
まる軸心Yに対して互いに回動可能に構成されている。
【0055】前記軸心X及び軸心Yは互いに直交する回
転軸を構成してフック自在継手として作用し、第2ギヤ
本体56aに対して排紙ローラ9が軸心X及びYの交点
を支点として一定の偏角α内において回動することがで
きる。
【0056】上記構成により、第2ギヤ56と排紙ロー
ラ9とが、一定の偏角αを保った状態でも、自在継手6
0によりモータ51から発生するトルクを排紙ローラ9
に適切に伝達することができる。また、駆動ユニット5
0と排紙ローラ9との間に自在継手60を介して、連結
することにより、排紙ローラ9の軸心と第2ギヤ本体5
6の軸心とがずれてもプラテン30の位置を偏角α内
で、メインフレーム80と支持部材33a、33bとの
間で傾斜や位置を調整して組付けできるため、記録ヘッ
ド7とプラテン30との平行度を最適に調整することが
できる。また、記録ヘッド7が大きくなりプラテン30
の被記録材搬送方向の幅が記録ヘッド7に対応して広く
なっても、傾き角の調整により、記録ヘッド7の下面と
被記録材Pとの平行度を最適に調整することができるの
で、被記録材Pの印刷レベルを高くできる。また、搬送
ローラ8を基準にしてプラテン30を回転させ、このプ
ラテン30の傾き角を調整することもできる。
【0057】
【発明の効果】以上に説明したように本発明に係るイン
クジェット記録装置によれば、駆動ユニットを被記録材
の搬送領域の外側に配置しても高精度に被記録材搬出軸
を駆動することができる。また、支持手段の傾斜角の調
整を行うことにより、記録ヘッドに対するプラテンの位
置精度を良くできる。更に、駆動ユニットと被記録材搬
出軸とのずれを許容できるので、記録ヘッドとプラテン
の平行度を最適にでき、搬送方向に長い記録ヘッドユニ
ットであっても、高い印刷性能を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の構造図
である。
【図2】インクカートリッジがヘッドユニットに装着さ
れた状態を示す側面図である。
【図3】本発明に係るインクジェット記録装置の斜視図
である。
【図4】本発明に係るインクジェット記録装置の被記録
材の搬送機構構造図である。
【図5】駆動機構の(a)平面図、(b)横断面と拍車
ローラとの関係を示す図、(c)Aから見たギヤの配置
図である。
【図6】自在継手の(a)自在継手近傍の全体構造図、
(b)自在継手の構造を表す平面断面図、(c)B−B
断面図である。
【図7】排紙ローラの(a)先端拡大図、(b)C−C
断面図である。
【図8】ジョイント部材の拡大図である。
【符号の説明】
7 記録ヘッド 8 搬送ローラ 9 排紙ローラ 9a 回転軸部 30 プラテン 33 メインフレーム体 33a、33b 支持手段 50 駆動ユニット 51 モータ 56 第2ギヤ 56c 軸受部 60 自在継手 70 ジョイント部材 80 メインフレーム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年9月26日(2001.9.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】
【発明の効果】以上に説明したように本発明に係るイン
クジェット記録装置によれば、駆動ユニットを被記録材
の搬送領域の外側に配置しても高精度に被記録材排出軸
を駆動することができる。また、支持手段の傾斜角の調
整を行うことにより、記録ヘッドに対するプラテンの位
置精度を良くできる。更に、駆動ユニットと被記録材
出軸とのずれを許容できるので、記録ヘッドとプラテン
の平行度を最適にでき、搬送方向に長い記録ヘッドユニ
ットであっても、高い印刷性能を実現することができ
る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインフレーム体と、前記メインフレー
    ム体に支持されるプラテンと、前記プラテンに回転可能
    に支持される被記録材排出軸と、前記メインフレーム体
    に回転可能に支持される被記録材搬送軸と、前記被記録
    材搬送軸と前記被記録材排出軸とを連動して回転させる
    ための駆動ユニットと、から構成され、 前記被記録材排出軸と前記駆動ユニットとが継手を介し
    て連結されることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記メインフレーム体は、メインフレー
    ムと支持手段とから構成され、その支持手段に前記プラ
    テンが支持されることを特徴とする請求項1に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記メインフレームに対する支持手段の
    傾斜角が調整可能であることを特徴とする請求項2に記
    載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記継手が自在継手であることを特徴と
    する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動ユニットは、モータと、そのモ
    ータの駆動力を被記録材排出軸に伝達するための伝達部
    とから構成され、前記伝達部の先端に形成された軸受部
    と、前記被記録材排出軸の先端に形成された回転軸部
    と、前記軸受部と回転軸部との間に挿入されるジョイン
    ト部材から前記自在継手が構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記被記録材排出軸が樹脂製であること
    を特徴とする請求項1、又は請求項5に記載のインクジ
    ェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動ユニットは、前記被記録材の搬
    送方向と直交する方向について、前記被記録材の搬送領
    域、及び前記支持手段から離れて設けられていることを
    特徴とする請求項1、又は請求項5に記載のインクジェ
    ット記録装置。
JP2001259487A 2001-08-29 2001-08-29 インクジェット記録装置 Pending JP2003063081A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001259487A JP2003063081A (ja) 2001-08-29 2001-08-29 インクジェット記録装置
US10/230,157 US6979080B2 (en) 2001-08-29 2002-08-29 Printer having improved recording medium feeding mechanism
US11/230,527 US7618139B2 (en) 2001-08-29 2005-09-21 Printer having improved recording medium feeding mechanism

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001259487A JP2003063081A (ja) 2001-08-29 2001-08-29 インクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003063081A true JP2003063081A (ja) 2003-03-05

Family

ID=19086850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001259487A Pending JP2003063081A (ja) 2001-08-29 2001-08-29 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003063081A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5353755B2 (ja) 画像形成装置
US6154232A (en) Drum-based printers using multiple pens per color
US20050253920A1 (en) Recording paper conveying apparatus, inkjet recording apparatus, and method for controlling conveyance of recording paper conveying apparatus
US7753480B2 (en) Image forming apparatus and image scanner
JPH0538856A (ja) 記録装置
JP3970097B2 (ja) 記録装置
US6939064B2 (en) Printing apparatus and method
JP2007090592A (ja) 画像記録装置
JP4560336B2 (ja) 記録装置
JP2001129983A (ja) インクジェット記録装置およびその調整方法
JP4873084B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2003063081A (ja) インクジェット記録装置
JP4483149B2 (ja) インクジェット記録装置
US7097272B2 (en) Printing apparatus, print head performance recovery device and method, and piston pump
JP4888635B2 (ja) 画像形成装置の位置検出
JP2004268338A (ja) 液体噴射装置
JP2011189609A (ja) 画像形成装置
JP4600465B2 (ja) キャリッジ及び画像形成装置
JP4035691B2 (ja) ばね取付装置及び該ばね取付装置を備えた記録装置
JP5333729B2 (ja) 記録装置
JP4151589B2 (ja) インクジェットプリンタ
JPH1086386A (ja) 記録装置および記録方法および記憶媒体
JP2006224357A (ja) 画像形成装置
JP2004268337A (ja) 液体噴射装置
JPH05155011A (ja) 記録装置